JP4352563B2 - 小型ポンプ - Google Patents

小型ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP4352563B2
JP4352563B2 JP2000062280A JP2000062280A JP4352563B2 JP 4352563 B2 JP4352563 B2 JP 4352563B2 JP 2000062280 A JP2000062280 A JP 2000062280A JP 2000062280 A JP2000062280 A JP 2000062280A JP 4352563 B2 JP4352563 B2 JP 4352563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
intake valve
diaphragm
hole
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000062280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001248564A (ja
Inventor
宗春 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2000062280A priority Critical patent/JP4352563B2/ja
Publication of JP2001248564A publication Critical patent/JP2001248564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4352563B2 publication Critical patent/JP4352563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、小型ポンプに関するものであり、特に、血圧計等に用いられ、且つ、ダイヤフラムを使用する小型ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種小型ポンプを図4に従って説明する。図は120度の角度を有する2つの垂直切断面によって軸中心に切断された小型ポンプ1の縦断面図を示し、該小型ポンプ1はケース2内にポンプ室3,3,3を形成する3個のダイヤフラム4,4,4が設けられ、該ダイヤフラム4,4,4は互いに一体に連結されてダイヤフラム集合体5を形成している。そして該ダイヤフラム集合体5の中央部には円筒状の排気弁体6が形成され、該排気弁体6は前記ケース2の上板7中央部に開穿された排気孔8内壁に圧接されている。又、該上板7には前記ダイヤフラム4,4,4の上方に位置して夫々傘型の吸気弁体9,9,9が取り付けられている。該吸気弁体9,9,9は前記ダイヤフラム4,4,4側に傘部9a,9a,9aが形成され、そして、前記上板7に開穿された小孔10,10,10を貫通し、更に、前記上板7の上方に該小孔10,10,10より大径の止着部9b,9b,9bが形成されており、これによって前記吸気弁体9,9,9は前記上板7に圧着されている。又、前記小孔10,10,10の周縁部近傍には数個の吸気孔11,11・・・が形成され、前記吸気弁体9,9,9の前記傘部9a,9a,9aが該吸気孔11,11・・・を密閉している。
【0003】
更に、前記ダイヤフラム4,4,4の下端部に揺動板12が揺動自在に連結され、該揺動板12は回転する偏心軸13によって揺動するように構成されている。
【0004】
而して、該偏心軸13が回転すると前記揺動板12が揺動し、前記ダイヤフラム4,4,4の下端部を上下動させる。そして、該ダイヤフラム4の下端部が前記揺動板12により下動された時、該ダイヤフラム4内は負圧になり、前記排気弁体6は前記排気孔8を密閉し、一方、前記吸気弁体9の傘部9a,9a,9aが前記吸気孔11を密閉状態から開放して吸気が行われる。次に、前記ダイヤフラム4の下端部が上動された時、前記ダイヤフラム4内は高圧になり、前記吸気弁体9は前記吸気孔11,11・・・を密閉状態にすると共に前記排気弁体6と前記排気孔8間が開放されて排気が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の小型ポンプは、揺動板の揺動によりダイヤフラム下端部が上下動し、該ダイヤフラムの上下動に連動して吸気弁体及び排気弁体が動作し吸排気を行っていた。
【0006】
然しながら、前記ダイヤフラムに連動して動作する前記吸気弁体はケースの上板に固着されており、且つ、該吸気弁体の一部は該上板の外部に露出しているため、該吸気弁体の作動音が前記ケース外部に漏れて、該作動音が雑音となるという問題があった。
【0007】
そこで、ダイヤフラムを用いた小型ポンプに於いて、吸気弁体から発生する雑音を低減するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、ケース内にポンプ室を形成する複数のダイヤフラムを備え、偏心回転軸により揺動される揺動板によって前記ダイヤフラムが上下動されてポンプ動作を行う小型ポンプに於いて、前記ダイヤフラムの底部中心部に貫通孔を設けると共に、該貫通孔の上方周縁部に全周に及んで上方に突出する吸気弁体を形成し、更に、該貫通孔及び該吸気弁体内に前記ダイヤフラムと前記揺動板とを連結する連結軸を挿通し、且つ、該連結軸には下端から上端近傍まで長手方向に延びて切欠された通気部が形成されており、該連結軸と前記吸気弁体とにより吸気弁が構成されて成り、更に、前記ケース上板中央部に排気孔を開穿し、且つ、該ケース上板下面部の該排気孔外周に該排気孔と連通する環状凹溝を複数形成し、該環状凹溝を形成する内壁面に前記ダイヤフラムの上端部から成る排気弁体を圧接させて排気弁が構成されて成る小型ポンプを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図3に従って詳述する。図1は小型ポンプ21の平面図であり、図に於いて、22はケースを示し、23は該ケース22内に内蔵されるダイヤフラムであり、24は該ダイヤフラム23の下端部を上下動させる揺動板である。
【0010】
前記小型ポンプ21をA−A線で切断した縦断面図を図2に示す。図2に於いて前記小型ポンプ21はケース22内にポンプ室25,25,25を形成する3個のダイヤフラム23,23,23が備えられ、該ダイヤフラム23,23,23の下方には該ダイヤフラム23,23,23と連結軸26によって連結され、且つ、該ダイヤフラム23,23,23の下端部を上下動させる揺動板24が配設されている。該揺動板24は偏心回転軸27により支持され、該偏心回転軸27の偏心回転により揺動される。そして、該偏心回転軸27は回転駆動軸28によって回転される回転体29に偏心して固着されている。
【0011】
更に、前記ダイヤフラム23の底部中心部には貫通孔30が設けられ、該貫通孔30上方周縁部には全周に及んで上方に突出する吸気弁体31が設けられる。そして、該貫通孔30及び該吸気弁体31内には前記連結軸26が挿通され、且つ、該連結軸26には下端から上端近傍に及んで長手方向に切欠された通気部26aが形成されており、該通気部26aを有する前記連結軸26と前記吸気弁体31とにより吸気弁V1が構成されている。
【0012】
又、前記ケース22の上板32の中央部には排気孔32aが開穿され、且つ、該上板32下面部の該排気孔32a外周に該排気孔32aと連通する3個の環状凹溝33,33,33が形成されており、該環状凹溝33,33,33を形成する内壁面33aに前記ダイヤフラム23,23,23の上端部から成る排気弁体34,34,34を圧接させて排気弁V2が構成されている。
【0013】
而して、前記回転駆動軸28が回転して前記偏心回転軸27が回転すると前記揺動板24が揺動し、前記ダイヤフラム23,23,23の下端部を上下動させる。そして、該ダイヤフラム23の下端部が下動された時、該ダイヤフラム23内は負圧になり、前記排気弁体34は前記環状凹溝33の前記内壁面33aに密着し、即ち、前記排気弁V2は閉じ、且つ、前記吸気弁体31は前記連結軸26より拡径し、即ち、前記吸気弁V1は開状態となり吸気が行われる。次に、前記ダイヤフラム23の下端部が上動された時、前記ダイヤフラム23内は高圧になり、前記吸気弁体31が収縮して前記吸気弁V1を閉状態にすると共に前記排気弁体34が前記内壁面33aより拡径して前記排気弁V2による排気が行われる。このときの排気状態を図3(前記小型ポンプ21をB−B線で切断した断面図)によって説明すると、前記排気弁体34が拡径して該排気弁体34内より排出された空気は前記環状凹溝33を通り前記排気孔32aから前記ケース22外に排出される。
【0014】
斯くして、本発明は前記ダイヤフラム23の底部に設けられた前記吸気弁体31と該吸気弁体31内に挿通された前記連結軸26により前記吸気弁V1が構成されているので、従来例のように前記吸気弁体31が前記ケース22に直接固着されることなく、又、該吸気弁体31の一部が該ケース22の外部に露出することもなく、該吸気弁体31が該ケース22内に完全に収納されているため、該吸気弁体31の作動音は該ケース22内で消音されることにより、該ケース22外に漏れる雑音は少なくなる。
【0015】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、ケース内にポンプ室を形成する複数のダイヤフラムを備えた小型ポンプに於いて、前記ダイヤフラムの底部中心部に貫通孔を設けると共に、該貫通孔の上方周縁部に全周に及んで上方に突出する吸気弁体を形成し、該貫通孔及び該吸気弁体内に前記ダイヤフラムと前記揺動板とを連結し、且つ、通気部を有する連結軸を挿通し、該連結軸と前記吸気弁体とにより吸気弁が構成されているので、該吸気弁体は従来例のように該ケースに直接固着されることなく、又、該ケース外に露出していないため、該吸気弁体の作動音は該ケース内で消音され、該ケース外に漏れる雑音は少なくなる。
【0017】
斯くして、本発明はダイヤフラムを用いた小型ポンプの吸気弁から発生する雑音を低減する等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、小型ポンプの平面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、図1のA−A線で切断された小型ポンプの縦断面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、図2のB−B線で切断された小型ポンプの縦断面図。
【図4】従来例を示し、小型ポンプの縦断面図。
【符号の説明】
21 小型ポンプ
22 ケース
23 ダイヤフラム
24 揺動板
25 ポンプ室
26 連結軸
26a 通気部
27 偏心回転軸
30 貫通孔
31 吸気弁体
32 上板
32a 排気孔
33 環状凹溝
33a 内壁面
34 排気弁体
V1 吸気弁
V2 排気弁

Claims (1)

  1. ケース内にポンプ室を形成する複数のダイヤフラムを備え、偏心回転軸により揺動される揺動板によって前記ダイヤフラムが上下動されてポンプ動作を行う小型ポンプに於いて、前記ダイヤフラムの底部中心部に貫通孔を設けると共に、該貫通孔の上方周縁部に全周に及んで上方に突出する吸気弁体を形成し、更に、該貫通孔及び該吸気弁体内に前記ダイヤフラムと前記揺動板とを連結する連結軸を挿通し、且つ、該連結軸には下端から上端近傍まで長手方向に延びて切欠された通気部が形成されており、該連結軸と前記吸気弁体とにより吸気弁が構成されて成り、更に、前記ケース上板中央部に排気孔を開穿し、且つ、該ケース上板下面部の該排気孔外周に該排気孔と連通する環状凹溝を複数形成し、該環状凹溝を形成する内壁面に前記ダイヤフラムの上端部から成る排気弁体を圧接させて排気弁が構成されて成ることを特徴とする小型ポンプ。
JP2000062280A 2000-03-07 2000-03-07 小型ポンプ Expired - Fee Related JP4352563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062280A JP4352563B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 小型ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062280A JP4352563B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 小型ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001248564A JP2001248564A (ja) 2001-09-14
JP4352563B2 true JP4352563B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=18582310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062280A Expired - Fee Related JP4352563B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-07 小型ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4352563B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4617554B2 (ja) * 2000-09-28 2011-01-26 ミツミ電機株式会社 小型ポンプ
JP4085631B2 (ja) * 2001-12-26 2008-05-14 セイコーエプソン株式会社 複合型ポンプ
CN101100989B (zh) * 2007-07-30 2010-11-03 常州富林中电工贸有限公司 隔膜泵
US10600902B2 (en) 2008-02-13 2020-03-24 Vishay SIliconix, LLC Self-repairing field effect transisitor
CN109441786A (zh) * 2018-12-24 2019-03-08 佛山科学技术学院 一种手摇式压水泵

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001248564A (ja) 2001-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4670200B2 (ja) 小型ポンプ
JP3928398B2 (ja) 小型ポンプ
JP4306097B2 (ja) 小型ポンプ
JP4352563B2 (ja) 小型ポンプ
JP5820145B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP4617554B2 (ja) 小型ポンプ
JP4904946B2 (ja) ポンプ
CN100453808C (zh) 小型泵
JP7506613B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP4461598B2 (ja) 小型ポンプ
JP4207595B2 (ja) 小型ポンプ
JP4196715B2 (ja) 小型ポンプ
JP3713650B2 (ja) 小型ポンプ
JP4367056B2 (ja) ダイヤフラムポンプ装置
JP4670201B2 (ja) 小型ポンプ
JP7382165B2 (ja) ダイヤフラムポンプ用弁の取付構造
JP4092953B2 (ja) 小型ポンプ用弁およびこの弁を用いたポンプ
JPH0231590Y2 (ja)
JPS6345580Y2 (ja)
JP2008215232A (ja) 小型ポンプ
JP2008208774A (ja) 小型ポンプ
JP2022156939A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2004263597A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2010019224A (ja) ダイヤフラムポンプ
JPH03253784A (ja) 小型ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees