JP4352434B1 - 配管のワンタッチ継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管のワンタッチ継手は、ワンタッチで接続できる利点があるが、接続した配管と継手本体との緩みが生じ易いという課題がある。
【解決手段】
開口側端部外周に被係合部9,23を有する継手本体2と、前記被係合部9,23と係合離脱自在な係合部20,21,24をその内側に形成した係合環部17を有するロックリングホルダー6と、前記ロックリングホルダー6の内側面に形成した凹部19と前記継手本体2の開口側端面10との間に介在させた、中心孔14に係止片53の刃先15を形成した平面状のロックリング5と、前記継手本体2の切欠部11に収納されるOリング4と、前記切欠部11より内側寄りのパッキン嵌入穴13に嵌入されるゴムパッキン3と、前記継手本体2の配管挿入孔7に突出した止突起71と、を具備する配管のワンタッチ継手1。
【選択図】図1

Description

この発明は、配管を簡単な操作で確実に継手に連結できる配管のワンタッチ継手に関する。
技術背景
屋内の各部屋の配置される水道管や配線管等の配管を継手に連結する作業は、建物の規模や部屋数によっては数多くあるので、手早く且つ確実に作業を進める必要がある。このような要請に応える継手の発明として、例えば、特許文献1に示されるワンタッチ継手がある。この従来発明は、パイプと継手本体とを接続する際に、継手本体に形成した雄ねじに、キャップ部材に形成した雌ねじを螺合させて、皿ばね形状のリングの内周面に規制片を形成したロックリング等を固定している構造である。そして、パイプをキャップ部材内から継手本体内に挿入すると共に、パイプの外周にロックリングの規制片を係合させて、パイプの抜け止めを図るものである。
しかしながら、この構造によると、継手本体とキャップ部材とをねじ結合するようにしているので、時間の経過と共にねじが緩んで漏れが発生したり、パイプを脱落したりするおそれがある問題点がある。
そこで、このような問題点を解決するために、例えば、特許文献2に開示されるワンタッチ継手が提案されている。この従来の発明は、パイプの外周面に喰い込んでパイプの抜けを防止する規制舌を内周側に形成した規制リングを継手本体の開口側端部においてリング部材と筒部材の間に挟んで固定し、且つ、この筒部材を保持部材で保持して継手本体にかしめて固定するように構成したものである。これによって、パイプを筒部材の内部へ押し込むと、前記した規制リングの規制舌がパイプの外周面に当接し、パイプに引き抜き方向の力が作用したときには、この規制舌が外周面に喰い込んでパイプの抜けを有効に防止する点において、前記従来技術と同様であるが、異なるところは、雄ねじと雌ねじの螺合の接続構造を採用せずに、継手本体と保持部材を継手本体の先端部分をかしめることによって接続する構成としたものである。
特開2000−249268号公報 特開2003−042369号公報
しかしながら、上記従来技術によると、長年の使用によって保持部材と継手の連結に緩みが生じることは防止できる利点はあるものの、かしめ作業をするための装置を作業現場に持ち込んで作業しなければならないという問題点がある。また、規制舌を内周側に形成した規制リングは、構造が複雑なために製作費が高くなるという問題点がある。さらに、規制リングをリング部材と筒部材に挟んでいるだけであるので、パイプの挿入によって規制舌が開いてパイプの外周を押圧した時であっても、その開くことによって生じた力は保持部材には伝達されることがなく、従って、保持部材と継手本体のかしめによる固定には何ら影響を与えることはないので、かしめによる保持力しか有効でないという問題点がある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その手段とするところは、
請求項1の発明にあっては、 中心部に配管挿入穴を有し開口側端部外周に被係合部を有する継手本体と、該継手本体の被係合部と係合離脱自在な係合部をその内側に形成した係合環部と、該係合環部と中心部の挿通孔との間の側壁の内面に形成した凹部と、前記挿通孔の内周側から前記継手本体方向へ突出したロックリング押え片と、を有するロックリングホルダーと、前記ロックリングホルダーの側壁の内面の凹部と、前記継手本体の開口側端面との間に介在する、平板状の弾性金属部材を平板状態で一体成形加工してその中心孔から外周縁部に向かう放射状の長孔によって形成される複数の係止片の中心孔側に刃先を具備する平面状のロックリングと、 前記継手本体の開口側端面内周の配管挿入孔側から切り欠いて形成した切欠部に収納されるOリングと、 前記継手本体の切欠部より内側寄りに形成された配管挿入孔の内周面に開口するパッキン嵌入穴に嵌入されるゴムパッキンと、前記継手本体の配管挿入孔の内周面から突出して形成した配管の侵入を規制する止突起と、を具備し、前記継手本体の被係合部と前記ロックリングホルダーの係合部とを係合して連結した状態で、前記配管挿入孔に配管が挿通された時に、前記ロックリングの中心孔の複数の係止片の刃先が配管の外周面に引き抜き方向に抗するように喰い込み、且つ、前記刃先の前面が前記Oリングを切欠部方向へ押圧し、更に、該刃先と反対側の外周縁部が配管の挿通により生じる反力により前記ロックリングホルダーの側壁の内面に当接して継手本体と反対方向にロックリングホルダーを付勢する、ことを特徴とする配管のワンタッチ継手としたことにある。
請求項2の発明にあっては、前記被係合部が、継手の開口側端部に形成した拡径部の外周に設けた係合突起で、前記係合部が、ロックリングホルダーの係合環部の内側に形成した開口切欠部と該開口切欠部と連通して周方向に形成された係合穴であることにある。
請求項3の発明にあっては、前記被係合部が、継手の開口側端部に形成した縮径部の外部に形成した雄ねじで、前記係合部が、ロックリングホルダーの係合環部の内側に形成した雌ねじであることにある。
請求項4の発明にあっては、前記継手に形成した切欠部の開口側端面の角部を削って傾斜面を形成したことにある。
上記請求項1の手段によると、配管をロックリングホルダーの中心孔へその先端側から継手の配管挿入孔に形成した止突起に当たって止まるまで押し込むだけの1回の操作で、ロックリングの中心孔の刃先が配管の外周面に喰い込み、抜け方向への力の作用に対して有効に阻止できる配管と継手の接続ができるので、作業効率の向上と共に抜け防止の効果を得ることができる。又、ロックリングの中心孔に位置する係止片の刃先が配管の外周面との摩擦抵抗によって配管と共に継手本体の内側方向へ移動するのに伴い、その中央部分が継手本体の開口側端面の角に当接していることから、外周縁部はロックリングホルダーの側壁の内面の凹部に当接して継手本体と反対方向へ付勢する。これにより、ロックリングホルダー全体にも継手本体と反対方向への付勢力が生じるので、継手本体とロックリングホルダーとが互いに離れる方向への力が生じて、継手本体の被係合部とロックリングホルダーの係合部との係合部分に強い摩擦力が発生し、係合部と被係合部との接続が強固になって、緩みが生じ難くなる利点がある。また、ロックリングの中心孔に位置する係止片の刃先が継手本体の内側方向へ移動するのに伴いその前面がOリングを切欠部方向へ押圧するので、Oリングの体積を切欠部の上下方向へ膨張させ、その結果、配管の外周面とOリングとの密着度合いが強くなり、止水性がより向上する。さらに、ロックリングは、平板状の弾性金属部材を平板状態で一体成形加工してその中心孔から外周縁部に向かう放射状の長孔によって形成される複数の係止片の中心孔側に刃先を具備させるだけの加工でよいので、従来のように皿ばね形状のリングの内周面に規制片を形成するのと較べて製造が簡単で、且つ、原価を大幅に節約できる。また、弾力性のある平板からなるロックリングに歪を生じさせた反発力を利用しているので、強い力で継手本体とロックリングホルダーとが互いに離れる方向へ作用させることができことから、係合部と被係合部との摩擦抵抗が大きくなり、従ってこれら2つの部材に緩みが生じ難くなる。
上記請求項2の手段によると、被係合部が継手本体の拡径部の外周に設けた係合突起で、係合部がロックリングホルダーの係合環部の内側に形成した開口切欠き部と周方向に形成された係合穴であるので、係合突起を開口切欠部に合わせて押し込み回転させるだけの作業で容易に連結できる。又、この連結時においても、ロックリングの外周縁部の先端が側壁の内側の凹部を押圧するので、ロックリングホルダーと継手本体とは互いに反対方向へ弾性付勢されることとなり、係合突起と係合穴との係合面における摩擦力が大きくなって、外れ難くなる利点がある。
上記請求項3の手段によると、被係合部が継手本体の縮径部の外周に設けた雄ねじで、係合部がロックリングホルダーの係合環部の内側に形成した雌ねじであるので、これら雄ねじと雌ねじの螺合によって、すなわちロックリングホルダーの回転だけの作業で容易に連結できる。又、この連結時においても、前述と同様に、ロックリングの外周の先端が側壁の内面の凹部を押圧するので、ロックリングホルダーと継手本体とは互いに反対方向へ弾性付勢されることとなり、雄ねじと雌ねじとの係合面における摩擦力が大きくなって、外れ難くなる利点がある。
上記請求項4の手段によると、前記継手本体に形成した切欠部の開口側端面の角部を削って傾斜面を形成したので、削った角部の空間部分に傾いたロックリングの中央部分を収納でき、従って、継手本体の開口側端面とロックリングホルダーの内面との間隔距離が狭くても、ロックリングの傾きを大きくでき、その反発による弾性付勢力を増大させることができる利点がある。
この発明の最良の実施形態について以下図面を参照しつつ説明する。
この発明の配管のワンタッチ継手1の第1の実施の形態は、図1〜3に示すように、継手本体2、ゴムパッキン3、Oリング4、ロックリング5、及びロックリングホルダー6を主な構成要件としている。
前記継手本体2の中心の配管挿入孔7の開口側端部の外周は拡径された拡径部8を形成しており、その外周面には前記ロックリングホルダー6と係合する係合突起9が複数個所定間隔で突設されている。又、開口側端面10の内周には前記Oリング4が収納される切欠部11が配管挿入孔7及び開口側端面10に開口して形成されると共に、この切欠部11と開口側端面10にその両端が跨った傾斜面12が必要に応じて形成されている。この傾斜面12は、継手本体2の開口側端面10とロックリングホルダー6の内面に形成した凹部19との間に形成されるロックリングの収納スペースを、その間隔距離を出来るだけ小さい状態で有効に確保するためのものであるから、なくても差し支えは生じない。又、傾斜面に限らず、円弧状その他の形状であっても良い。更に、この切欠部11より内側、すなわち継手2の中心寄りには、配管挿入孔7の内周面に開口するようにパッキン嵌入穴13が形成されている。又、配管挿入孔7の中央部の内周面には、配管Aの侵入を阻止する止突起71が配管Aの肉厚相当分だけ突出して形成されている。
前記ロックリング5は、図2、図4に示すように、平板状の弾性金属部材を平板状態で一体成形加工してその中心孔14から外周縁部51に向かう放射状の長孔52によって形成される複数の係止片53の中心孔14側に刃先15を具備する平面状のものである。従って、ロックリング5は全体としては概略ドーナツ形状をなしており、その中心孔14の直径は配管Aの外径寸法より僅かに小さく、且つ、その内周には精鋭な係止片53の刃先15が面している。この刃先15は、中心孔14の内周側に向かって斜めにカットした滑り面を有するものであっても、その他の形状であっても良い。弾性を有する円形平板の材質としては、ステンレス鋼、鉄、バネ用材料などの金属板が使用される。また、その厚さは、材質や直径或いは使用目的によって異なるが、通常は0.5乃至2mmのものが使用されるが、これに限定されるものではない。
前記ロックリングホルダー6は、図1〜3、図5〜7に良く現れているように、ロックリング5を継手本体2の端面10に密着させ、且つ、ロックリング5の外周の外周縁部51の反力を受止める役割を有するもので、中心にはその内部に配管Aを挿通できる継手本体2の配管挿入孔7の内径とほぼ同じ内径の挿通孔16を形成し、外周には前記継手2の拡径部8の開口している先端側をその内側に挿通して係合する保持環部17を有している。又、前記挿通孔16と保持環部17の間の側壁18の内面には前記ロックリング5の外周の外周縁部51を収納し当接できる凹部19が形成されている。更に、保持環部17の内周面には、図3に良く現れているように、前記継手2の拡径部8の外周に形成されている係合突起9を導入する開口切欠部20と、この開口切欠部20と連続して周方向に形成された係合穴21が形成されている。また、前記挿通孔16の内周側には、継手本体2方向へ突出したロックリング押え片26を有している。
前記ゴムパッキン3、Oリング4の断面形状や材質は、とくに限定されるものではなく、通常用いられる公知の物が使用される。
上記構成からなるこの配管のワンタッチ継手1を使用する場合には、図1〜3に示すように、まず、継手本体2のパッキン嵌入穴13に配管挿入孔7側からゴムパッキン3を嵌め込み、次いで、Oリング4を切欠部11に嵌め込む。そして、ロックリングホルダー6の側壁18の内部にロックリング5の外周縁部51を収納してから、継手本体2と係合させる。この係合は、保持環部17の開口切欠部20へ係合突起9を導入して周方向に回転させ、係合突起9を係合穴21に引抜き方向に対して係止されるように係合させるだけでよい。これによって、図1の左側に示すようにロックリング5の刃先15の裏面すなわち継手本体2と反対側の面がロックリングホルダー6のロックリング押え片26に後方から押圧されて、その前面がOリング4を押圧しながら接する。この時、ロックリング5の係止片53の刃先15、Oリング4及びゴムパッキン3は、その構成上、継手本体2の配管挿入孔7内へ僅かに突出するようになっている。このような接続によると、ロックリング5の裏面がロックリング押え片26に押されることに伴い、その外周縁部51には当接している継手本体2を境にして継手本体2と反対方向の力が作用し、これによって、係合突起9と係合穴21との係合摩擦力が増して、継手本体2とロックリングホルダー6がこの段階でも容易に外れ難くなる。従って、予め工場等で組立てたものを作業現場へ運搬する場合でも、途中での外れを有効に防止できる利点がある。
このような準備が整ってから、図1の右側に示すように、配管Aの端部を矢符B方向にロックリングホルダー6の挿通孔16、ロックリング5に形成した中心孔14及び継手2の配管挿入孔7に差し込んで止突起71に当たって止まるまで押し込むだけでよい。これによって、継手本体2の配管挿入孔7の内周面から僅かに出ているロックリング5の中心孔14を形成している係止片53の刃先15は、配管Aの継手本体2の配管挿入孔7方向への押し込み移動時には、配管挿入孔7の内側へ僅かに突出していることにより配管Aの外周面を摺動しながら配管Aと共に同方向へ幾分移動して、ロックリング5に直径方向への歪を生じさせる。このため、その外周縁部51が前記ロックリングホルダー6の側壁18の凹部19を継手本体2と反対方向へ弾性付勢する。そして移動静止後は、この刃先15がロックリング5に生じている弾性力によって配管Aの外周に食い込んで固定されるので、ロックリングホルダー6の継手本体2と反対方向への弾性付勢力はそのままの状態を維持する。これによって、ロックリングホルダー6を継手本体2と離反する方向への作用も持続されるので、前記係合突起9と係合穴21との摩擦力は大きい状態を維持でき、従って、多少の振動や年月の経過によっても係合状態がずれることがなくなり、継手本体2とロックリングホルダー6の係合を長年月に亘って強固な状態を維持できる。
一方、ロックリング5の前面すなわち継手本体2方向の面はOリング4を切欠部11方向に押圧して、Oリング4と密着すると共にOリング4自身もその押し込みによって縮小した体積分を配管Aの外周面方向や切欠部11の内面方向へ膨張して密着するので止水性がより向上した状態となる。
又、ゴムパッキン3も僅かに配管挿入孔7の内周面側へ突出していた部分がパッキン嵌入穴13方向へ押し込まれるために生じた反力によって配管Aの外周面やパッキン嵌入穴13の内側面と密着して止水性をより向上させる。従って、これらOリング4及びゴムパッキン3によって、配管Aの外周面と継手本体2の配管挿入孔7との隙間からの漏水を有効に防止できる。
加えて、ロックリング5の係止片53の刃先15が配管Aの外周面の全周囲から喰い込むために配管Aの引き抜き方向の力の作用に対してはこのロックリング5によって阻止されて、継手2と確固に連結固定されることとなる。
配管Aを取り換える場合のように、継手本体2とロックリングホルダー6との係合を解除する際には、ロックリングホルダー6を係合時の回転と反対方向へ回転させて、係合突起9を係合穴21内で移動させて開口切欠部20の位置まで達した時点で引き抜くだけの作業でよい。これによって、ロックリングホルダー6の挿通孔16は配管Aの外周を滑りながら継手本体2から離反することができる。これによって、継手本体2とロックリングホルダー6の係合は解除できるので、ロックリング5は配管Aの外周面に喰い込んだままの状態で配管Aと共に継手本体2から引き抜かれる。そして、必要に応じて、Oリング4及びゴムパッキン3をそれぞれ切欠部11及びパッキン嵌入穴13から取り外して新品と交換して、又、ロックリング5も必要に応じて新品と交換してから、前述のように、継手本体2とロックリングホルダー6を連結し終えてから、新しい配管Aを前述と同じ作業によって連結するようにする。
この発明の第2の実施の形態を、図5〜7に基づいて説明する。前記第1の実施の形態と異なる主なところは、継手本体2とロックリングホルダー6の係合の箇所であるので、この箇所を中心に説明し、他の共通する箇所は同じ符号を付してその説明を省略する。
継手本体2の中心の配管挿入孔7の開口側端部の外周は縮径されて縮径部22が形成され、その外周には雄ねじ23が形成されている。又、前記縮径部22の開口している先端部を挿入するロックリングホルダー6の保持環部17の内周面には前記雄ねじ23と螺合する雌ねじ24が形成されている。又、前記パッキン嵌入穴13は中央部が深くなった横長状に形成されており、この内側に配管挿入孔7の内周面側に僅かに突出した大径Oリング25が収納されている。
上記構成からなる第2の実施の形態の配管のワンタッチ継手1を使用する際には、図の左側に示すように、前記第1の実施の形態と同様に、大径Oリング25、Oリング4の嵌め込みをして、ロックリング5の外周側の先端がロックリングホルダー6の側壁18の内面の凹部19に当接するようにして収納してから、継手本体2と係合させる。この係合は継手本体2の縮径部22の外周に形成した雄ねじ23と、ロックリングホルダー6の保持環部17の内周面に形成した雌ねじ24とを螺合固定することによって行う。この場合の作用効果は第1の実施形態で説明したのと同じである。この後、図の右側に示すように、配管Aの端部を矢符B方向にロックリングホルダー6の挿通孔16、ロックリング5に形成した中心孔14及び継手本体2の配管挿入孔7に差し込んで、継手本体2の止突起71に当たって止まるまで押し込むだけでよい。この場合においても第1の実施の形態と同様に、ロックリング5の外周縁部51に継手本体2と反対方向の付勢力が作用しているので、側壁18も同方向に押圧され、従って、ロックリングホルダー6も同方向に押圧されることによって、前記雄ねじ23と雌ねじ24の接触部分の摩擦力が大きくなることから、係合が緩み難くなる配管のワンタッチ継手1を得ることができる。又、継手本体2と配管Aの間に介在するOリング4及び大径Oリング25によって、十分な止水を行うことができる。
この発明の配管のワンタッチ継手1で使用する配管Aの材質としては、とくに制限されるものではないが、合成樹脂、柔らかい銅や真ちゅうの他に通常のステンレス鋼管のような硬い材質の配管Aであってもよい。この場合のロックリング5の材質としては、前記ステンレス鋼管よりも更に硬質のステンレスが好的に使用される。又、ロックリング5の係止片53の刃先15が喰い込み易いように配管Aの端部外周面に凹凸面を形成しておくとより効果的である。
産業上の利用分野
この発明の配管のワンタッチ継手は、比較的小径の各種配管、例えば、屋内水道配管、屋内電気配管などに好適に使用できるので、多大な需要が見込まれる。
この発明の第1の実施形態の縦断面図で、左半分が組立時、右半分が配管挿入後の状態を示す。 図1の分解断面図。 第1の実施形態のロックリングホルダーと継手本体の接続前の接近斜視図。 ロックリングの正面図。 この発明の第2の実施形態の縦断面図で、左半分が組立時、右半分が配管挿入後の状態を示す。 図5の分解断面図。 第2の実施形態のロックリングホルダーと継手本体の接続前の接近斜視図。
符号の説明
1 配管のワンタッチ継手
2 継手本体
3 ゴムパッキン
4 Oリング
5 ロックリング
6 ロックリングホルダー
7 配管挿入穴
71 止突起
8 拡径部
9 係合突起(被係合部)
10 開口側端面
11 切欠部
12 傾斜面
13 パッキン嵌入穴
14 中心孔
15 刃先
17 係合環部
16 挿通孔
18 側壁
19 凹部
20 開口切欠部(係合部)
21 係合穴(係合部)
22 縮径部
23 雄ねじ(被係合部)
24 雌ねじ(係合部)
25 大径Oリング
26 ロックリング押え片
51 外周縁部
52 長穴
53 係止片

Claims (4)

  1. 中心部に配管挿入穴を有し開口側端部外周に被係合部を有する継手本体と、
    該継手本体の被係合部と係合離脱自在な係合部をその内側に形成した係合環部と、該係合環部と中心部の挿通孔との間の側壁の内面に形成した凹部と、前記挿通孔の内周側から前記継手本体方向へ突出したロックリング押え片と、を有するロックリングホルダーと、
    前記ロックリングホルダーの側壁の内面の凹部と、前記継手本体の開口側端面との間に介在する、平板状の弾性金属部材を平板状態で一体成形加工してその中心孔から外周縁部に向かう放射状の長孔によって形成される複数の係止片の中心孔側に刃先を具備する平面状のロックリングと、
    前記継手本体の開口側端面内周の配管挿入孔側から切り欠いて形成した切欠部に収納されるOリングと、
    前記継手本体の切欠部より内側寄りに形成された配管挿入孔の内周面に開口するパッキン嵌入穴に嵌入されるゴムパッキンと、
    前記継手本体の配管挿入孔の内周面から突出して形成した配管の侵入を規制する止突起と、
    を具備し、
    前記継手本体の被係合部と前記ロックリングホルダーの係合部とを係合して連結した状態で、前記配管挿入孔に配管が挿通された時に、前記ロックリングの中心孔の複数の係止片の刃先が配管の外周面に引き抜き方向に抗するように喰い込み、且つ、前記刃先の前面が前記Oリングを切欠部方向へ押圧し、更に、該刃先と反対側の外周縁部が配管の挿通により生じる反力により前記ロックリングホルダーの側壁の内面に当接して継手本体と反対方向にロックリングホルダーを付勢する、ことを特徴とする配管のワンタッチ継手。
  2. 前記被係合部が、継手本体の開口側端部に形成した拡径部の外周に設けた係合突起で、前記係合部が、ロックリングホルダーの係合環部の内側に形成した開口切欠部と該開口切欠部と連通して周方向に形成された係合穴であることを特徴とする請求項1記載の配管のワンタッチ継手。
  3. 前記被係合部が、継手本体の開口側端部に形成した縮径部の外部に形成した雄ねじで、前記係合部が、ロックリングホルダーの係合環部の内周に形成した雌ねじであることを特徴とする請求項1記載の配管のワンタッチ継手。
  4. 前記継手本体に形成した切欠部の開口側端面の角部を削って傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の配管のワンタッチ継手。
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