JP4349714B2 - ビルトイン式調理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カウンタトップに形成した矩形状の組付用開口に、その開口に挿入される本体部を備える調理器を組付けたビルトイン式調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記ビルトイン調理装置においては、ガスコンロ等の調理器をカウンタトップに組付けるにあたり、本体部の前面部を前後方向の適正位置に位置させる必要がある。つまり、システムキッチンには、ビルトイン式で組み込まれる調理器の他に、種々のキャビネット類や機器類が備えられるものであり、それらのキャビネット類や機器類が、前面視における外観が美麗になるように、その前面部を面一あるいはそれに近い状態で配備されるから、調理器の前面部も他のキャビネット類や機器類の前面部と面一又はそれに近い状態となる、前後方向の適正位置に位置させて組付ける必要がある。
【0003】
ところで、カウンタトップは、種々の製作メーカにて提供されるが、本体部の前面部を前後方向の適正組付位置に位置させたときに、組付用開口の前縁部の位置が前後方向に異なる複数種がある。
説明を加えると、カウンタトップに形成される組付用開口は、その前後幅や横幅については各製作メーカとも略同じになるように形成されるものであるが、その形成位置が前後方向に異なることがある。具体的には、本体部の前面部を位置させる適正組付位置と組付用開口の前縁部との間隔として、59mmと37mmとが存在する。ちなみに、45mmのものも一部存在するが、以下の説明においては、59mmと37mmとが存在するものであるとして記載する。
【0004】
上記のような間隔の違いに拘わらず、前面部を適正組付位置に組付けることができるようにする構成として、例えば特開平6−147499号公報に開示されている手段を用いることができる。
第1の手段は、前記本体部の組付用開口内での組付け位置を前後方向に変更させることによって、本体部の前面部を適正位置に位置させるようにすべく、本体部のうちで組付用開口に対応する部分の前後幅を、組付用開口の前後幅よりも小さく形成し、組付用開口の周縁部に位置するカウンタトップ上面に載置支持される鍔部を、本体部の全周に亘って形成する。この場合、本体部の前後に位置する鍔部を、本体部の前後位置変更に拘わらずカウンタトップ上面に載置支持させるには、本体部の前後移動量を見込んで長めに形成する。
【0005】
第2の手段は、本体部における組付用開口内に位置する上方部分と、組付用開口よりも下方に位置して前面部を備える下方部分とに、本体部を上下に分割する。そして、上方部分の前後幅を組付用開口の前後幅に対応させ、且つ、上方部分には、組付用開口の周縁部に位置するカウンタトップ上面に載置支持される鍔部を、本体部の全周に亘って形成する。
そして、下方部分を、上方部分に対して、前後方向の2箇所、つまり、上記の間隔が59mmのカウンタトップに対応する箇所と37mmのカウンタトップに対応する箇所とに位置変更させて付け替えることができるように、ビスにて連結する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の第1や第2の手段を用いることによって、本体部前面部を位置させる適正組付位置と組付用開口の前縁部との間隔が異なっても、本体部の前面部を適正組付位置に組付けることができるものであるが、下記の不利があり、改善が望まれていた。
第1の手段の場合には、本体部を組付用開口内に組み込むときに、鍔部がカウンタトップ上面に載置支持された状態で、本体部をその前面部が適正組付位置となるように前後移動させて位置調整を行う必要が有り、その際に、鍔部がカウンタトップ上面を傷つける虞があった。
ちなみに、上記公開公報にも開示されているように、本体部の鍔部の周縁部にはシールパッキンが嵌め込み装着されており、上記の傷付けを回避できるが、本体部を前後移動させるときにシールパッキンが外れ易いものであり、そして、外れると、カウンタトップ上面を傷付ける虞があった。また、シールパッキンが外れた場合には、鍔部の周縁部にそれを再び嵌め込む必要があるが、その作業のために、本体部を一旦組付用開口から本体部を外す必要があり、面倒な作業となるものであった。
【0007】
第2の手段は、本体部を上下に分割するものであるため、例えばガスコンロの場合において、下方側部分をコンロバーナやグリルを備えさせて調理器本体とするにしても、その下方側に備えさせたコンロバーナやグリルの排気口を、カウンタトップの上方側に突出させるようにするには、コンロバーナの支持構造や排気口の形成構造が複雑になる不都合があった。ちなみに、上方側部分にはコンロバーナを支持させ、下方側部分にはグリルを支持させるように構成することも考えられるが、この場合には、ガス供給配管構造を、上下の相対移動を許容する構造にしなければならないものとなって、この場合にも構造が複雑になる。すなわち、本体部を上下に分割して前後に位置変更させると、構造が複雑となるものであった。
又、組付用開口に前後方向に位置決めされた状態で装着される上方側部分に対して、下方側部分を、前後方向の2箇所のみで単に組付けるようにしているため、組付用開口の製作誤差等の吸収を目的として、下方部分を前後方向に微調整することができないものであった。
【0008】
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、本体部の前面部と組付用開口の前縁部との間隔が異なるカウンタトップに対して、本体部の前面部が適正組付位置に位置する状態に組付ることが行い易いものであり、しかも、カウンタトップの上面を傷つけることなく行え、さらには、前後方向の微調整をも良好に行えるビルトイン式調理装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、カウンタトップに形成した矩形状の組付用開口に、その開口に挿入される本体部を備える調理器を組付けたビルトイン式調理装置おいて、
前記カウンタトップとして、前記本体部の前面部を前後方向の適正組付位置に位置させたときに、その本体部の前面部に対して、前記組付用開口の前縁部の位置が前後方向に異なる複数種があり、
前記本体部の前記組付用開口内での組み付け位置を前後方向に変更させることによって、前記本体部の前面部を前記適正組付位置に位置させるようにすべく、前記本体部のうちで前記組付用開口に対応する部分の前後幅が、前記組付用開口の前後幅よりも小さく形成され、
前記組付用開口に前後方向に位置決めして装着自在な組付用補助枠に、前記本体部が前後方向に位置調節自在に支持されている。
【0010】
すなわち、本体部の組付用開口に対応する部分を組付用開口の前後幅よりも小さくして、本体部の組付用開口内での組付位置を前後方向に変更させることによって、本体部の前面部を適正組付位置に位置させることができるようにし、そして、そのような本体部を、カウンタトップの組付用開口に前後方向の位置決めをして装着自在な組付用補助枠に対して、位置変更調節自在に支持させるようにして、本体部の前面部を位置させる適正組付位置と組付用開口の前縁部との間隔が異なる、異なる種類のカウンタトップであっても、本体部の前面部を適正組付位置に位置させて組付けることができるようにしてある。
【0011】
従って、本体部の前後方向の位置変更調節は、組付用補助枠に対して行うものであるから、その調節のために、本体部がカウンタトップの上面を傷つける虞を回避することが可能となり、勿論、組付用開口に位置決めされる組付用補助枠に対して本体部を前後方向に微調節することにより、製作誤差等を吸収して、本体部の前面部を適正組付位置に位置させることができるのであり、さらには、本体部の全体を前後方向に位置変更させるものであるから、換言すれば、必要な機器を備える本体部を分割せずに、本体部の全体を前後方向に位置変更させる構成であるから、構成の煩雑化を回避できるのである。
もって、本体部の前面部と組付用開口の前縁部との間隔が異なるカウンタトップに対して、本体部の前面部が適正組付位置に位置する状態に組付ることが行い易いものであり、しかも、カウンタトップの上面を傷つけることなく行え、さらには、前後方向の微調整をも良好に行えるビルトイン式調理装置を提供できるに至った。
【0012】
請求項2の発明によれば、前記本体部と前記補助枠とを前後方向の位置変更を阻止した状態に仮固定する仮固定手段が設けられている。
すなわち、調理器をカウンタトップに組付けるには、先ず補助枠を組付用開口に組付け、次に、その補助枠に対して本体部を組付ける手順を採ることができるが、仮固定手段が設けられているので、予め本体部を組付用補助枠に位置調節して状態で仮固定手段にて仮固定しておき、つまり、本体部と組付用補助枠とを仮止めしておき、その仮止めされた本体部と組付用補助枠とを、組付用開口に一挙に組付ける手順を用いても、組付けることができるのである。
したがって、本体部前面部と組付用開口の前縁部との間隔が未知の場合には、組付用補助枠を先に組付けて、その組付けた組付用補助枠に対して位置変更調節しながら本体部を組付けるようにし、又、前記間隔が既知のばあいには、予め組付用補助枠と本体部とを仮止めしておいて、それらを組付用開口に一挙に組付けるようにするなど、諸々の状況に合わせた組付手順を用いて、良好に組付けることができる。
【0013】
請求項3の発明によれば、前記組付用補助枠が、前記組付用開口の内部に挿入自在で、且つ、前記本体部を囲繞する筒状部を備えている。
すなわち、組付用補助枠に備えている筒状部が、本体部を囲繞するものとなるから、本体部の熱が外方に伝導されるのを防止する機能を発揮するものとなり、カウンタトップやそれに装備される他の機器類及びキャビネット類に熱により悪影響を与えることを回避するのに有効となる。
【0014】
請求項4の発明によれば、前記本体部に、左右に張り出す左右の鍔部が設けられ、この左右の鍔部が組付用補助枠に受け止め支持されるように構成されている。
すなわち、本体部は、その左右に張り出した鍔部にて組付用補助枠に受け止め支持されるものとなるのであり、そして、鍔部を用いた支持は、支持強度を向上させ易く、又、予め組付けた組付用補助枠に本体部を組付ける際にも組付け易いものであるから、本体部の組付強度及び組付け作業面のいずれにおいても便利となる。
【0015】
請求項5の発明によれば、前記組付用補助枠が、前記組付用開口の全周囲に位置するカウタトップ上面を覆う額縁状部を備えるように構成され、その額縁状部には、前記組付用開口の全周を囲繞するシールパッキンが設けられている。
すなわち、組付用補助枠の額縁状部に設けられて、組付用開口の全周を囲繞するシールパッキンが、カウンタトップ上面から組付用開口内に、煮汁などの液状物が流動するのを阻止できることになる。
そして、組付用補助枠は、組付用開口に対して前後位置変更調整されるものではないから、組付途中において、シールパッキンが組付用補助枠から外れる等のトラブル無く、シールパッキンを備えた組付用補助枠を組み付けることができるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わるビルトイン式調理装置について図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態について説明する。
図1に示すように、システムキッチンのカウンタトップTに、矩形状の組付用開口1が形成され、その組付用開口1に、調理器としてのガスコンロGが組付用補助枠Kを用いて組付けられている。
このガスコンロは、図2〜図5に示すように、上部に3つのコンロバ−ナ2を備えると共に下部にグリル3を備える本体部G1と、その本体部G1の上面を覆うトッププレ−トG2と、このトッププレ−トG2に載置される五徳4とを備えいる。
前記本体部G1の奥側には、前記グリル3における燃焼排ガスを排気する排気口5が設けられ、本体部G1の前面部Fには、コンロバ−ナ2やグリル3の点火及び消火操作や火力調節を行う複数種の操作具6や、グリル3の開閉扉7が配備されている。
【0017】
トッププレ−トG2には、前記3つのコンロバ−ナ2が挿通するバ−ナ用貫通孔8、及び、前記排気口5が挿通する排気用貫通孔9が開口されている。このトッププレ−トG2は、バ−ナ用貫通孔8がコンロバ−ナ2に外嵌されることにより、前後及び左右方向への移動が位置決めされ、そして、後述するように前記組付用の補助枠Kに保持させた環状のシ−ルパッキンSに受け止め支持されている。
尚、例示はしないが、グリル3の排気口5を形成する筒体に対してトッププレ−トG2を外嵌させることによって、トッププレ−トG2を位置決めさせても良い。
【0018】
図4〜図6に示すように、前記カウンタトップTとして、本体部G1の前面部Fを前後方向の適正組付位置に位置させたときに、その本体部G1の前面部Fに対して、組付用開口1の前縁部aの位置が前後方向に異なる複数種がある。
説明を加えると、図1にも示すように、システムキッチンには、ガスコンロGの他に、種々のキャビネット類や機器類が備えられるものであり、ガスコンロGの下方にも、例示するようにキャビネットN設けられる。ちなみに、例示しないがキャビネットNの代わりにオ−ブンが設けられることもある。
そして、それらキャビネット類や機器類は、前面視における外観が美麗になるように、その前面部を面一あるいはそれに近い状態で配備されることになる。したがって、本体部G1は、そのの前面部Fを他のキャビネット類や機器類の前面部と面一あるいはそれに近い状態となる、前後方向の適正位置に位置させて組付ける必要がある。
【0019】
前記カウンタトップTは、製作メ−カ−の違い等により、本体部G1の前面部Fを前後方向の適正組付位置に位置させたときに、組付用開口1の前縁部aの位置が前後方向に異なる複数種がある。
説明を加えると、カウンタトップTに形成される組付用開口1は、前後幅が460mmで、横幅が560mmを標準として形成されるものであるが、本体部G1の前面部Fを位置させる適正組付位置と組付用開口1の前縁部aとの間の間隔Dは、例えば59mm、37mmのように異なることがある。
尚、間隔Dとしては45mmもあり、本実施形態ではその間隔のものにも組付け可能であるが、以下の説明では、前記2種の間隔を代表として説明する。
【0020】
そして、このようにカウンタトップTにおける前記間隔Dの違いに拘らず、本体部G1の前面部Fを前後方向の適正位置に位置させて、本体部G1を組付けることができるようにすべく、以下のように構成されている。
すなわち、本体部G1の組付用開口1内での組み付け位置を前後方向に変更させることによって、本体部G1の前面部Fを適正組付位置に位置させるようにすべく、本体部G1のうちで組付用開口1に対応する部分の前後幅Rが、組付用開口1の前後幅よりも小さく形成されている。具体的には、対応する部分の前後幅Rが、略430mmに形成されている。
【0021】
前記組付用補助枠Kが、組付用開口1に位置決めして装着自在に構成され、この組付用補助枠Kに、本体部G1が前後方向に位置調節自在に支持されている。説明を加えると、図6〜図9に示すように、前記組付用補助枠Kが、組付用開口1の全周囲に位置するカウタトップ上面を覆う額縁状部K1、及び、組付用開口1の内部に挿入自在で、且つ、前記本体部G1を囲繞する筒状部K2を備えて構成されている。その筒状部K2には、外方側に突出するように形成されて、組付用開口1の内面に接当する間隔保持用の外方側凸部V、及び、内方側に突出するように形成されて、本体部G1の外面に接当する外方側凸部Wが、周方向に分散して形成されている。
したがって、組付用補助枠Kは、額縁状部K1がカウンタトップTの上面に支持され、筒状部K2が組付用開口1の内面に支持されることによって、組付用開口1に前後方向並びに横方向に位置決めして装着できるようになっている。ちなみに、組付用補助枠Kは、図7及び図9に明示するように、4つの構成部材jをビスにて連結することにより形成される。
【0022】
前記本体部G1の左右の上縁部には、左右側方に張り出す左右の鍔部10が設けられ、これら鍔部10が、組付用補助枠Kの額縁状部KIに載置自在に構成されている。尚、前記本体部G1の前後の上縁部には、前後側方に張り出す鍔部11が設けられている。
図7及び図10に明示するように、前記本体部G1の左右壁部分夫々には、その本体部G1をカウンタトップTに固定する固定ビス12を挿通する挿通孔13が前後2箇所形成されると共に、その本体部G1と組付用補助枠Kとを前後方向の位置変更を阻止した状態に仮固定する仮固定手段としての仮止め用ビス14を螺合させるネジ孔15が前後2箇所形成されている。これに対応して、前記組付用補助枠Kの筒状部K2における左右壁部分夫々には、固定ビス12を挿通させる前後方向に沿った長孔16が前後2箇所形成されると共に、仮止め用ビス14を挿通させる前後方向に沿った長孔17が形成されている。
【0023】
従って、本体部G1は、組付用開口1に位置決めして装着された組付用補助枠Kに対して、左右の鍔部10が額縁状部K1に受け止め支持され、その周壁部分が筒状部K2に受け止め支持されることによって、組み付けられることになる。もちろん、図4及び図6(イ)に示す前記間隔Dが37mmの組付状態や、図5及び図6(ロ)に示す前記間隔Dが59mmの組付状態に示すように、その本体部G1の組付用補助枠Kに対する前後位置を調整して、その前面部Fを適正組付位置に位置させることになる。そして、固定ビス12を本体部G1の内方側から外方に向けて挿通させて、組付用開口1の内面に螺合させることによって、その適正組付状態を確実に固定することになる。
【0024】
ところで、このような状態に組み付けるにあたり、次の2つの手順のいずれかを選択できる。
一つの手順は、図11の( イ) (ロ)(ハ)(ニ)に示すように、まず組付用補助枠Kを組付用開口1に装着し、次に、本体部G1を、組付用開口1つまり組付用補助枠Kに挿入しながら、組付用補助枠Kに組付るようにする。その組付状態において、本体部G1を前後調整して、その前面部Fを適正組付位置に位置させるようにした後、固定ビス12にてその適正組付状態を固定する。最後にトッププレートG2を装着する。
他の手順は、図12の( イ) (ロ)(ハ)に示すように、仮止め用ビス14を組付用補助枠Kの外方より本体部G1に螺合させて仮止めし、その仮止めされた本体部G1と組付用補助枠Kとを、組付用開口1に組付けるようにする。勿論、前記仮止めを行う際には、前記間隔Dに応じて、組付用補助枠Kに対する本体部G1の前後位置を調整しておく。
そして、本体部G1と組付用補助枠Kとを組付用開口1に組付けた状態において、固定ビス12にてその適正組付状態を固定する。最後にトッププレートG2を装着する。
この手順の場合には、本体部G1の前後方向での位置を微調節する必要が生じたときは、一旦本体部G1と組付用補助枠とを組付用開口1から外して、微調節したのち、再度組付けることになる。
【0025】
ちなみに、仮止め用ビス14を本体部G1の内方側や上方側から回動操作できるように設けておいてもよく、そのようにしておけば、本体部G1と組付用補助枠とを組付用開口1に組付けた状態で、仮止め用ビス12を少し緩めて微調節を行わせることも可能となる。図13の( イ) (ロ)(ハ)は、仮止め用ビス14を本体部G1の内方側から回動操作できるように設けて、後者の手順にて組付ける場合を例示している。
【0026】
ところで、上記手順で組み付けた状態においては、組付用補助枠Kが、本体部G1と組付用開口1との間に位置して、本体部G1の熱がカウンタ側に伝わるのを防止する防熱作用を発揮することになり、しかも、凸部Vや凸部Wにより、組付用補助枠Kと本体部G1との間や組付用枠KとカウンタトップTとの間に隙間を存在させるようにしているから、防熱作用を確実に発揮するようになっている。
又、本体部G1の前後の鍔11と組付用補助枠Kとの間に隙間を存在させることにより、その隙間を通してキャビネットNの扉を開閉させる際の空気流動を許容して、キャビネットNの扉を開閉させる際の空気流動がコンロバーナ2の燃焼に悪影響を与えることを回避するようになっている。
【0027】
前記シ−ルパッキンSは、その側面部が組付用補助枠Kにおける額縁状部K1の周縁部に外嵌することにより、組付用補助枠Kに保持されるものであって、組付用補助枠Kが組付用開口1に組付けられとカウンタトップTの上面に載せつけられる。そして、その上部には、トッププレートG2の受け面18が形成されている。
つまり、このシールパッキンSは、組付用補助枠KとカウンタトップTとの間と、組付用補助枠KとトッププレートG2との間を一挙にシールするものである。
【0028】
本実施形態を実施するにあたり、ガスコンロGを梱包して出荷する際において、組付用補助枠Kを本体部G1に組付けずに梱包してもよく、又、組付用補助枠Kを本体部G1に予め仮止めして梱包してもよい。尚、組付用補助枠Kを本体部G1に予め仮止めする場合においては、一般に間隔Dが59mmの方が多いので、その59mmの間隔Dに合わせて組付けておくと良い。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態について説明する。
図14及び図15に示すように、この実施形態では、本体部G1には、左右の鍔10に代えて、左右の突片19が設けられ、組付用補助枠Kにおける筒状部K2には、左右の突片19が係入する係入孔20が形成されている。又、組付用補助枠Kと本体部G1とを仮止めする仮止め用ビス14を本体部Gの内方側から操作できるように、仮止め用のネジ孔15が組付用補助枠K側に形成され、仮止め用長孔17が本体部G1側に形成されている。
【0029】
そして、図16の( イ) (ロ)(ハ)に示すように、まず組付用補助枠Kを組付用開口1に装着し、次に、本体部G1を組付用補助枠Kに組付け、その後で、固定ビス12にてその適正組付状態を固定する手順や、図17の( イ) (ロ) (ハ)に示すように、仮止め用ビス14にて仮止めした本体部G1と組付用補助枠Kとを、組付用開口1に組付け、次に、固定ビス12にてその適正組付状態を固定する手順にて組付けることができる。
ちなみに、後者の手順においても、仮止め用ビス14を本体部G1の内方側から回動操作できるから、本体部G1と組付用補助枠とを組付用開口1に組付けた状態で、仮止め用ビス12を少し緩めて、本体部G1の前前後方向の微調節を行わせることも可能となる。
【0030】
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態について説明する。
図18及び図19に示すように、補助枠Kが、カウンタトップTの上面に載せられる左右の板状体K3にて構成される。左右の板状体K3の夫々には、組付用開口1内に係入して、前後方向の位置決めを行うために下向きに折り曲げた折曲片21が設けられ、さらには、仮止め用ビス14が螺合するネジ孔15が上下方向に沿う状態で形成されている。これに対応して、仮止め用の長孔17が本体部G1側に形成されている。
又、この実施形態では、トッププレートG2の周縁部に、シールパッキンS1が嵌め込んで装着されている。
【0031】
この実施形態の場合にも、上記の実施形態と同様に、次の2つの手順のいずれか用いて、ガスコンロGを組付けることができる。
一つの手順は、図20の( イ) (ロ)(ハ)(ニ)に示すように、まず組付用補助枠Kを構成する左右の板状体K3を、両面接着テープ22を用いてカウンタトップTに貼り付けるようにしながら、組付用開口1に装着し、次に、本体部G1の左右の鍔10を組付用補助枠Kの左右の板状体K3に載せ付ける状態に、本体部G1を組付るようにする。その組付状態において、本体部G1を前後調整して、その前面部Fを適正組付位置に位置させるようにした後、固定ビス12にてその適正組付状態を固定する。最後にトッププレートG2を装着する。
他の手順は、図21の( イ) (ロ)(ハ)に示すように、仮止め用ビス14を本体部G1の上方より組付用補助枠Kのネジ孔15に螺合させて仮止めし、その仮止めされた本体部G1と組付用補助枠Kとを、組付用開口1に組付けるようにする。そして、本体部G1と組付用補助枠Kとを組付用開口1に組付けた状態において、固定ビス12にてその適正組付状態を固定する。最後にトッププレートG2を装着する。
この手順の場合には、本体部G1の前後方向での位置を微調節する必要が生じたときは、仮止め用ビス14を本体部G1の上方側から回動操作により少し緩めて行うことができる。
【0032】
〔第4実施形態〕
次に第4実施形態について説明する。
図22に示すように、この実施形態は、上記第3実施形態における左右の板状体K3が、前後の板状体K4にて接続されて、組付用補助枠Kが構成されている。
又、この実施形態では、上記第1及び第2実施形態と同様に、組付用補助枠Kの周縁部に、シールパッキンSが組付けられている。
【0033】
そして、この実施形態の場合にも、上記の第3実施形態と同様に、上記した2つの手順のいずれか用いて、ガスコンロGを組付けることができるものである。但し、組付用補助枠Kは、先に組付用開口1に組付ける場合においても、両面テープ22を用いることなく、装着できる。
【0034】
【別実施形態】
次に上記実施形態で述べた形態以外の形態について列挙する。
(1)調理器としては、ガスコンロがの他、電気式コンロや、ガスバーナと電気式加熱部とを備えたコンロ等、種々の調理器に適用できる。
【0035】
(2)第1実施形態や第4実施形態において、本体部の前後の鍔部11を、本体部G1の前後位置変更に拘わらず組付用補助枠Kの額縁状部K1に載置支持されるように、本体部G1の前後位置変更量を見込んで長く形成しておいても良い。
【0036】
(3)本体部G1と組付用補助枠Kとを前後方向の位置変更を阻止した状態に固定する固定手段としては、上記実施形態で述べた仮止め用のビス14を用いる他、ボルトナット式の締結機構等を使用できるものである。
【0037】
(4)第1、第2及び第4の実施形態で述べたシールパッキンSや、第3実施形態で述べたシールパッキンS1の横断面形状は種々変更できるものであり、そして、組付用補助枠KやトッププレートG2への取付構造も種々変更できる。
(5)本体部G1に、左右や前後に張り出す鍔部10、11を備えさせれば、本体部G1の補強に有効となり、しかも、第1、第3、及び第4実施形態のように、左右の鍔部10を組付用補助枠Kに載置支持させるようにすることができるものとなるが、第2実施形態の形式を採用することにより、必ずしも鍔部10、11を備えさせる必要はないものである。
【0038】
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記
すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】システムキッチンの分解斜視図
【図2】第1実施形態でのガスコンロの平面図
【図3】第1実施形態でのガスコンロの正面図
【図4】第1実施形態でのガスコンロの側面図
【図5】第1実施形態でのガスコンロの側面図
【図6】第1実施形態におけるガスコンロの装着状態を示す概略側面図
【図7】第1実施形態における組付用補助枠の斜視図
【図8】第1実施形態における要部の縦断側面図
【図9】第1実施形態における組付用補助枠の分解斜視図
【図10】第1実施形態における要部の一部省略縦断正面図
【図11】第1実施形態における組付手順を示す概略正面図
【図12】第1実施形態における組付手順を示す概略正面図
【図13】第1実施形態における組付手順を示す概略正面図
【図14】第2実施形態における要部の一部省略縦断正面図
【図15】第2実施形態における分解斜視図
【図16】第2実施形態における組付手順を示す概略正面図
【図17】第2実施形態における組付手順を示す概略正面図
【図18】第3実施形態における要部の一部省略縦断正面図
【図19】第3実施形態における分解斜視図
【図20】第3実施形態における組付手順を示す概略正面図
【図21】第3実施形態における組付手順を示す概略正面図
【図22】第4実施形態における組付用補助枠の斜視図
【符号の説明】
1 組付用開口
10 鍔部
14 仮固定手段
a 前縁部
D 間隔
F 前面部
G 調理器
G1 本体部
K 組付用補助枠
K1 額縁状部
K2 筒状部
R 前後幅
S シールパッキン

Claims (5)

  1. カウンタトップに形成した矩形状の組付用開口に、その開 口に挿入される本体部を備える調理器を組付けたビルトイン式調理装置であって、
    前記カウンタトップとして、前記本体部の前面部を前後方向の適正組付位置に位置させたときに、その本体部の前面部に対して、前記組付用開口の前縁部の位置が前後方向に異なる複数種があり、
    前記本体部の前記組付用開口内での組み付け位置を前後方向に変更させることによって、前記本体部の前面部を前記適正組付位置に位置させるようにすべく、前記本体部のうちで前記組付用開口に対応する部分の前後幅が、前記組付用開口の前後幅よりも小さく形成され、
    前記組付用開口に前後方向に位置決めして装着自在な組付用補助枠に、前記本体部が前後方向に位置調節自在に支持されているビルトイン式調理装置。
  2. 前記本体部と前記補助枠とを前後方向の位置変更を阻止した状態に仮固定する仮固定手段が設けられている請求項1記載のビルトイン式調理器。
  3. 前記組付用補助枠が、前記組付用開口の内部に挿入自在で、且つ、前記本体部を囲繞する筒状部を備えている請求項1又は2記載のビルトイン式調理装置。
  4. 前記本体部に、左右に張り出す左右の鍔部が設けられ、この左右の鍔部が組付用補助枠に受け止め支持されるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項記載のビルトイン式調理装置。
  5. 前記補助枠体が、前記組付用開口の全周囲に位置するカウタトップ上面を覆う額縁状部を備えるように構成され、その額縁状部には、前記組付用開口の全周を囲繞するシールパッキンが設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のビルトイン式調理装置。
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