JP6489975B2 - 要素部材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、機器のケーシングに対する操作ボタンや表示装置等の要素部材の取付構造に関する。
従来、操作ボタンや表示装置等、機器のケーシングに配設される要素部材の取付構造として、操作子や表示部等の主部をケーシングの外装パネルに開設された窓孔から外部へ露出させ、この状態で要素部材本体を外装パネルの内側面に直接ねじ留め固定するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1から3参照)。
特開2011−146343号公報 特開2011−77114号公報 実開平4−46332号公報
しかしながら、上記従来の要素部材の取付構造では、窓孔とねじ留め用孔との開設位置の製造誤差が大きいと、要素部材本体を外装パネルにねじ留め固定した際に、主部が窓孔の中心からずれて配置され、機器の外観を損なう可能性があるし、窓孔と主部との間に形成される不要な隙間にごみや埃等が溜まる可能性もある。さらに、操作ボタンにおいては、窓孔の周縁に主部である操作子が引っ掛かり、円滑な操作が阻害される可能性もある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、窓孔に対する主部の位置ずれに起因して機器の外観が損なわれる問題や操作性が損なわれる問題を解消することにある。
本発明は、機器のケーシングに、主部を外部へ露出させた状態で設けられる要素部材の取付構造であって、ケーシングを構成し、主部を外部へ露出させるための窓孔を有する外装パネルと、外装パネルの内側に固定され、要素部材本体を外装パネルの内側面に押接支持する押さえ部材とを備え、外装パネルにおける窓孔の周縁部に、位置決め用の嵌合部が設けられ、前記嵌合部と要素部材本体における主部の外周に設けられた被嵌合部とが嵌合することで、外装パネルに対する要素部材本体の前記窓孔の開口面方向への移動が阻止され、押さえ部材は、要素部材本体の後面に対して面方向へのずれが所定範囲内で許容された遊間状態で押接するように構成されたものである。
このものでは、外装パネルの内側に押さえ部材を固定し、要素部材本体を外装パネルの内側面に押接支持させれば、嵌合部および被嵌合部によって要素部材本体の窓孔開口面方向への移動が阻止されるから、外装パネルに対する押さえ部材の固定位置に多少のずれが生じても、主部は窓孔の中心からずれて配置され難い。即ち、窓孔に対して主部を精度良く配置できる。しかも、要素部材本体の後面に対する押さえ部材の面方向へのずれが所定範囲内で許容されていることで、押さえ部材を外装パネルの内側に固定するとき、押さえ部材が要素部材本体の後面に対して面方向へ多少のずれが生じても、要素部材は、外装パネルの内側面の適切な位置に固定される。これにより、窓孔に対して主部をより精度良く配置できる。
上記要素部材の取付構造において、嵌合部は、外装パネルの内側面における窓孔周縁に沿って立設されるフランジであり、被嵌合部は、要素部材本体における主部の外周に沿って形成される通孔であるのが好ましい。
このものでは、外装パネルの窓孔周縁に立設されたフランジが、要素部材本体における主部の外周に形成された通孔に嵌入することで、要素部材本体の窓孔開口面方向への移動が阻止されるから、窓孔に対して主部をより精度良く配置できる。また、窓孔周縁のフランジをバーリング加工により形成すれば、外装パネルに余分な凹凸を形成することなく、或いは、固定ねじなどの別部材を固設させることなく、外装パネルの内側面に位置決め用の突起を設けることができる。
好ましくは、上記要素部材の取付構造において、通孔の外装パネル側の周端縁が、要素部材本体の外装パネル側の面から縮幅するテーパ状に形成される。
このものでは、要素部材を外装パネルに組み付ける際、フランジがテーパ状に形成された凹部周端縁に沿って通孔の内側へ円滑に嵌入されるから、窓孔に対して主部をより精度良く配置できる。
好ましくは、上記要素部材の取付構造において、要素部材本体と押さえ部材との間に、要素部材本体が窓孔周方向へ回動するのを阻止する回動阻止部が設けられる。
このものでは、外装パネルの内側に押さえ部材を固定し、要素部材本体を外装パネルの内側面に押接支持させたとき、回動阻止部によって要素部材本体の窓孔周方向への回動が阻止されるから、窓孔に対して主部をより精度良く配置できる。
好ましくは、上記要素部材の取付構造において、押さえ部材は、外装パネルに設けられた被係合部に対して着脱自在に係合する係合部を有する。
このものでは、押さえ部材の係合部を外装パネルの被係合部に係合させることで、要素部材が外装パネルに仮止め状態で保持され、その上で、押さえ部材を外装パネルに固定すれば、要素部材が外装パネルの内側面に押接支持された状態で固定されるから、窓孔に対して主部を精度良く且つ容易に配置できる。
以上のように、本発明によれば、外装パネルの窓孔に対して要素部材の主部が精度良く配置されるから、機器の外観低下を防止できるし、窓孔と主部との隙間にごみや埃等も溜まり難い。さらに、要素部材が操作ボタンである場合において、主部である操作子が窓孔の内周縁に引っ掛かり難いから、操作性の低下も防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る要素部材の取付構造を備えたコンロの前方斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る要素部材の取付構造を備えたコンロの操作ボタン周辺の概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る要素部材の取付構造を備えたコンロの操作ボタン周辺の一部分解前方斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る要素部材の取付構造を備えたコンロの操作ボタン周辺の一部分解後方斜視図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る要素部材の取付構造を示す概略構成図(1)である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る要素部材の取付構造を示す概略構成図(2)である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る要素部材の取付構造を示す概略構成図(3)である。 図8は、本発明の他の実施形態に係る要素部材の取付構造を備えたコンロの表示装置周辺の一部分解斜視図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る要素部材の取付構造を有するコンロ1は、キッチンのテーブルに載置して使用される所謂ガステーブルコンロであり、略矩形箱状のケーシング10の上壁を構成する天板11に、単数或いは複数(ここでは、2口)のコンロバーナ2が配設されている。また、天板11の上面におけるコンロバーナ2の配設部には、鍋やフライパン等の調理容器を支持する五徳20が載置されている。
コンロバーナ2の中央部には、五徳20上に載置される調理容器の温度を検出する鍋底温度センサ21が立設されている。また、図示しないが、ケーシング10内には、鍋底温度センサ21の検出温度が所定温度に達した場合に、コンロバーナ2を強制的に消火させるハイカット機能を備えた制御回路が組み込まれている。
ケーシング10の前壁を構成する前パネル12には、コンロバーナ2の点火や消火、火力の調整を行うためのコンロ操作つまみ22と、本実施の形態に係る要素部材として、上記ハイカット機能を解除するための解除操作ボタン23とが設けられている。また、解除操作ボタン23には、操作子31に並設して、上記ハイカット機能が解除された状態であることを点灯により表示する解除表示ランプ32が設けられている。尚、本明細書では、ケーシング10を前パネル12側から見たときの奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
図1および図2に示すように、前パネル12は、天板11の前縁11Fより後方位置から前方下向きに傾斜した状態で設けられている。前パネル12における上下間の略中央位置には、操作子31を臨ませる円形の操作子用窓孔131と、解除表示ランプ32を臨ませる円形の表示用窓孔132とが開設されており、解除操作ボタン23は、操作子31を操作子用窓孔131からケーシング10の外部へ露出させた状態で、前パネル12の内側に支持固定されている。尚、本実施の形態において、操作子31は、前端の操作面31Fが前パネル12の前面12Fより前方へ突出した位置となるように構成されているが、前端の操作面31Fが前パネル12の前面12Fと略面一致するように構成されたものとしてもよい。
図2から図4に示すように、操作子用窓孔131は、バーリング加工により形成され、前パネル12の内側面12Bに、操作子用窓孔131の周縁に沿って円環状のフランジ(以下、「位置決めフランジ」という)41が立設されている。
解除操作ボタン23は、主部としての短円筒状の操作子31と、解除表示ランプ32と、操作子31を押す操作に連動してオンオフするスイッチ素子33と、解除表示ランプ32やスイッチ素子33を支持するスイッチ基板34と、操作子31およびスイッチ基板34を支持する要素部材本体としてのスイッチケース35とで構成された操作ボタンユニットであり、押さえ板14によってスイッチケース35を前パネル12の内側面12Bに押接させた状態で、前パネル12に支持固定されている。尚、解除表示ランプ32は、解除操作ボタン23と別体で構成されたものとしてもよい。
図2および図3に示すように、操作子31は、スイッチケース35に開設された円形の操作子挿通孔40に貫挿され、さらにスイッチケース35の前面35Fより前方へ突出し、操作子用窓孔131に貫挿されている。また、操作子31は、図示しないばね機構により前方(スイッチケース35の後面35B側)へ押圧された状態でスイッチケース35に連結支持されている。尚、操作子31は、略矩形筒状に形成されたものであってもよい。この場合、操作子用窓孔131、操作子挿通孔40、および、位置決めフランジ41も操作子31の外周形状に合わせて略矩形状に形成される。
スイッチケース35の前面35Fにおける操作子挿通孔40の外周には、他の領域より前方へ一段高くなるよう円環状に凸部401が形成されており、スイッチケース35は、上記凸部401の前端を前パネル12の内側面12Bに当接させた状態で前パネル12に支持固定される。
操作子31の外径は、操作子挿通孔40の内径より小さく設定されており、操作子挿通孔40の内周と操作子31の外周との間には、全周に亘って一定幅の間隙が形成される。操作子用窓孔131の周縁の位置決めフランジ41は、操作子31の外周との間に一定幅の間隙を存した状態で上記間隙に嵌入される。
位置決めフランジ41の外径は、操作子挿通孔40の内径と略同一に設定されており、位置決めフランジ41が操作子挿通孔40の内周に沿って嵌入することで、スイッチケース35が前パネル12の内側面12Bに沿って操作子用窓孔131の開口面方向へ移動するのを阻止している。即ち、前パネル12の内側面12Bにおける操作子用窓孔131の周縁に沿って立設された位置決めフランジ41と、スイッチケース35における操作子31の外周に形成された操作子挿通孔40とが、スイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動を阻止するための位置決め用の嵌合部および被嵌合部となる。
操作子挿通孔40の前パネル12側の周端縁42は、スイッチケース35の前面(前パネル12側の面)35Fから操作子挿通孔40の中央側へ向かって縮幅するテーパ状に形成されている。従って、解除操作ボタン23を前パネル12に組み付ける際、位置決めフランジ41がテーパ状に形成された操作子挿通孔40の周端縁42に沿って操作子挿通孔40の内側へ円滑に導かれる。
図2から図4に示すように、スイッチケース35の後面35Bには、スイッチ基板34の外周端面を略矩形状に囲う枠部43が立設形成されている。また、スイッチケース35の後面35Bにおける枠部43の上下位置にはそれぞれ、後方へ突出する略錘状のガイド爪44が形成されている。
押さえ板14は、縦長略矩形状の板体であり、その上下間の略中央位置には、枠部43を挿通させる略矩形状の枠挿通孔45が開設されている。また、押さえ板14における枠挿通孔45の上下位置にはそれぞれ、ガイド爪44を挿通させる円形のガイド用孔46が開設されており、スイッチケース35は、枠部43およびガイド爪44によって操作子用窓孔131の周方向への回動が阻止されている。即ち、枠部43および枠挿通孔45と、ガイド爪44およびガイド用孔46とが、スイッチケース35の操作子用窓孔131の周方向への回動を阻止するための回動阻止部となる。尚、ガイド爪44およびガイド用孔46を備えておらず、枠部43および枠挿通孔45によってスイッチケース35の操作子用窓孔131の周方向への回動が阻止されるように構成されたものとしてもよいし、枠部43および枠挿通孔45を備えておらず、ガイド爪44およびガイド用孔46によってスイッチケース35の操作子用窓孔131の周方向への回動が阻止されるように構成されたものとしてもよい。
枠挿通孔45の内周は、枠部43の外周より大きい略相似形状に設定されており、枠部43は、枠挿通孔45に対して周方向へ所定の遊間を存して挿通されている。ガイド用孔46の内周も同様、ガイド爪44の外周より大きく設定されており、ガイド爪44は、ガイド用孔46に対して所定の遊間を存して挿通されている。即ち、押さえ板14は、スイッチケース35の後面35Bに対して面方向へのずれが所定範囲内で許容された状態で前パネル12に固定される。
前パネル12の上縁部および下縁部にはそれぞれ、押さえ板14を支持する支持フランジ121,122が後方へ向かって延設されている。一方、押さえ板14の上縁部には、前パネル12の上縁支持フランジ121に連結させる固定フランジ141が後方へ向かって延設されている。また、押さえ板14の下縁部には、前パネル12の下縁支持フランジ122に係合させる複数(ここでは、2つ)の引掛け爪142が形成されている。
前パネル12の上縁支持フランジ121には、下面側へ凸の複数(ここでは、2つ)の被係合部としての係合突起51と、押さえ板14をねじ留め固定するためのねじ孔52とが形成されている。一方、押さえ板14の固定フランジ141には、係合突起51に対して着脱自在に係合する複数(ここでは、2つ)の係合部としての係合孔53と、押さえ板14をねじ留め固定するためのねじ孔54とが形成されている。また、前パネル12の下縁支持フランジ122には、押さえ板14の引掛け爪142を係合させるための複数(ここでは、2つ)の引掛け用孔55が形成されている。
従って、引掛け爪142を引掛け用孔55に引掛けた状態で、係合突起51に係合孔53を係合させれば、押さえ板14が前パネル12に仮止め状態で保持される。また、この状態で前パネル12のねじ孔52と押さえ板14のねじ孔54とを固定ねじ15にて螺合接続させれば、押さえ板14が前パネル12に固定される。
このように、上記実施の形態に係る解除操作ボタン23の取付構造では、ケーシング10の前パネル12の内側に押さえ板14を固定し、スイッチケース35を前パネル12の内側面12Bに押接支持させれば、前パネル12の内側面12Bに設けられた位置決めフランジ41とスイッチケース35の操作子挿通孔40とにより、スイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動が阻止されるから、前パネル12に対する押さえ板14の固定位置に多少のずれが生じても、操作子31は操作子用窓孔131の中心からずれて配置され難い。即ち、操作子用窓孔131に対して操作子31が精度良く配置される。また、操作子用窓孔131と操作子31との間に不要な隙間が形成されないから、操作子31の周辺にごみや埃、煮こぼれ等も溜まり難い。よって、コンロ1の外観低下を防止できる。さらに、操作子31が操作子用窓孔131の内周縁に引っ掛かり難いから、操作性の低下も防止できる。
しかも、このものでは、押さえ板14を前パネル12の内側に固定するとき、押さえ板14がスイッチケース35の後面35Bに対して面方向へ多少のずれが生じても、解除操作ボタン23は、前パネル12の内側面12Bの適切な位置に固定されるから、操作子用窓孔131に対して操作子31がより精度良く配置される。よって、コンロ1の外観低下および操作性の低下をより確実に防止できる。
特に、このものでは、操作子用窓孔131の内周縁に形成された位置決めフランジ41が、スイッチケース35における操作子31の外周に形成された操作子挿通孔40の内周に沿って嵌入することで、スイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動が阻止されるから、操作子用窓孔131に対して操作子31がより精度良く配置される。よって、コンロ1の外観低下および操作性の低下をより確実に防止できる。また、操作子用窓孔131の内周縁の位置決めフランジ41をバーリング加工により形成したことで、前パネル12に余分な凹凸を形成することなく、或いは、固定ねじなどの別部材を固設させることなく、前パネル12の内側面12Bに位置決め用の突起を設けることができるから、コンロ1の外観低下をより確実に防止できるし、構造も複雑にならない。
さらに、このものでは、解除操作ボタン23を前パネル12に組み付ける際、位置決めフランジ41が、テーパ状に形成された操作子挿通孔40の周端縁42に沿って操作子挿通孔40の内側へ円滑に導かれるから、操作子用窓孔131に対して操作子31がより精度良く配置される。よって、コンロ1の外観低下および操作性の低下をより確実に防止できる。
また、このものでは、前パネル12の内側に押さえ板14を固定し、スイッチケース35を前パネル12の内側面12Bに押接支持させれば、枠部43および枠挿通孔45と、ガイド爪44およびガイド用孔46とによって、スイッチケース35の操作子用窓孔131の周方向への回動が阻止されるから、操作子用窓孔131に対して操作子31がより精度良く配置される。よって、コンロ1の外観低下および操作性の低下をより確実に防止できる。
さらに、このものでは、押さえ板14を前パネル12に係合させることで、解除操作ボタン23を前パネル12の内側面12Bに仮止め状態で保持させ、その上で、押さえ板14を前パネル12にねじ留め固定すれば、解除操作ボタン23が前パネル12の内側面12Bに押接支持された状態で固定されるから、操作子用窓孔131に対して操作子31を精度良く且つ容易に配置することができる。よって、コンロ1の外観低下および操作性の低下をより確実に防止できると共に、解除操作ボタン23の取付作業性も向上する。
また、解除表示ランプ32が表示用窓孔132の中心からずれて配置されていると、解除表示ランプ32の点灯状態をコンロ1の正面側から確実に視認できず、コンロ1の外観を損なう可能性があるし、ハイカット機能が解除されているにもかかわらず、ハイカット機能が設定されていると誤認して使用される虞もある。しかしながら、このものでは、上記のように位置決めフランジ41および操作子挿通孔40によってスイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動が阻止され、且つ、枠部43および枠挿通孔45と、ガイド爪44およびガイド用孔46とによってスイッチケース35の操作子用窓孔131の周方向への回動が阻止されるから、解除表示ランプ32も表示用窓孔132の中心からずれて配置され難い。即ち、表示用窓孔132に対して解除表示ランプ32が精度良く配置される。よって、コンロ1の外観低下を防止できると共に、解除表示ランプ32の点灯状態の誤認も防止できる。
尚、上記実施の形態では、前パネル12の内側面12Bにおける操作子用窓孔131の内周縁に形成された位置決めフランジ41を、スイッチケース35における操作子31の外周に形成された操作子挿通孔40に嵌入させることで、スイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動を阻止するように構成されたものを説明したが、図5に示すように、前パネル12の内側面12Bにおける操作子用窓孔131の内周縁に沿って形成された凹部411に、スイッチケース35における操作子31の外周に形成された凸部401を嵌入させることで、スイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動を阻止するように構成されたものとしてもよい。或いは、図6に示すように、操作子用窓孔131の内側に、スイッチケース35における操作子31の外周に形成された凸部402を直接嵌入させることで、スイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動を阻止するように構成されたものとしてもよいし、図7に示すように、操作子用窓孔131の外側に開設された単数或いは複数の貫通孔413に、スイッチケース35における操作子31の外側に設けられた単数或いは複数の突起403を嵌入させることで、スイッチケース35の操作子用窓孔131の開口面方向への移動を阻止するように構成されたものとしてもよい。
また、上記実施の形態では、ハイカット機能を解除するための解除操作ボタン23の取付構造について説明したが、本発明は、コンロ1の電源をオンオフするための電源ボタンやコンロバーナ2の点火および消火を行うための点消火操作ボタン、調理タイマを設定するためのタイマ設定操作ボタン、調理モードの切り替えを行うためのモード選択操作ボタン等の取付構造にも適用できる。また、本発明は、主部として開閉蓋を備えた操作パネルユニットや電池ボックスの取付構造、主部として表示部を備えた表示装置の取付構造にも適用できる。
表示装置の取付構造について詳述すると、図8に示すように、前パネル12には、表示装置63の表示部71を臨ませる略矩形状の表示用窓孔133が開設されている。また、表示用窓孔133は、バーリング加工により形成され、前パネル12の内側面12Bに、表示用窓孔133の周縁に沿って略矩形環状の位置決めフランジ81が立設されている。
表示装置63は、主部としての略矩形状の表示部71と、表示部71内に組み込まれた図示しない発光素子や液晶パネル等の表示素子を支持する表示基板74と、表示部71および表示基板74を支持する要素部材本体としての表示ケース75とで構成された表示ユニットであり、押さえ板14によって表示ケース75を前パネル12の内側面12Bに押接させた状態で、前パネル12に支持固定される。
表示部71は、表示ケース75の前面75Fより前方へ突出し、前端の表示面71Fが前パネル12の前面12Fと略面一致するよう、表示用窓孔133に貫挿されている。
表示ケース75の前面75Fには、表示部71の外周に沿って略矩形環状の凹溝80が形成されている。凹溝80の外側内周の上下左右幅は、位置決めフランジ81の外周の上下左右幅と略同一に設定されており、位置決めフランジ81が凹溝80の内周に沿って嵌入することで、表示ケース75が前パネル12の内側面12Bに沿って表示用窓孔133の開口面方向へ移動するのを阻止していると共に、表示ケース75が表示用窓孔133の周方向へ回動するのを阻止している。即ち、前パネル12の内側面12Bにおける表示用窓孔133の周縁に沿って立設された位置決めフランジ81と、表示ケース75における表示部71の外周に形成された凹溝80とが、表示ケース75の表示用窓孔133の開口面方向への移動を阻止するための位置決め用の嵌合部および被嵌合部、および、表示ケース75の表示用窓孔133の周方向への回動を阻止するための回動阻止部となる。
凹溝80の前パネル12側の外側内周端縁82は、表示ケース75の前面(前パネル12側の面)75Fから凹溝80の中央側へ向かって縮幅するテーパ状に形成されている。従って、表示装置63を前パネル12に組み付ける際、位置決めフランジ81がテーパ状に形成された凹溝80の外側内周端縁82に沿って凹溝80の内側へ円滑に導かれる。
このように、上記実施の形態に係る表示装置63の取付構造では、ケーシング10の前パネル12の内側に押さえ板14を固定し、表示ケース75を前パネル12の内側面12Bに押接支持させれば、前パネル12の内側面12Bに設けられた位置決めフランジ81と表示ケース75の凹溝80とにより、表示ケース75の表示用窓孔133の開口面方向への移動および周方向への回動が阻止されるから、上記した解除操作ボタン23の操作子31と同様、表示部71は表示用窓孔133に対して精度良く配置されるし、表示用窓孔133と表示部71との間にごみや埃、煮こぼれ等も溜まり難い。よって、コンロ1の外観低下を防止できる。また、前パネル12に余分な凹凸を形成したり、固定ねじなどの別部材を固設させたりする必要がないから、コンロ1の外観低下をより確実に防止できるし、構造も複雑にならない。
さらに、このものでは、上記した解除操作ボタン23と同様、押さえ板14を前パネル12に係合させることで、表示装置63を前パネル12の内側面12Bに仮止め状態で保持させ、その上で、押さえ板14を前パネル12にねじ留め固定すれば、表示装置63が前パネル12の内側面12Bに押接支持された状態で固定されるから、表示用窓孔133に対して表示部71を精度良く且つ容易に配置することができる。よって、コンロ1の外観低下をより確実に防止できると共に、表示装置63の取付作業性も向上する。
本発明は、キッチンのカウンタトップに開設されたコンロ取付孔に落とし込み状態で装着される所謂ビルトインコンロにも適用できるし、加熱手段として電気ヒータやIHヒータを備えたコンロにも適用できる。また、本発明は、コンロに限らず、グリル調理器や炊飯器、温風暖房機、衣類乾燥機、給湯器、遠隔操作端末等の機器にも適用できる。
1 コンロ
10 ケーシング
12 前パネル(外装パネル)
12B 前パネルの内側面
131 操作子用窓孔
14 押さえ板(押さえ部材)
23 解除操作ボタン(要素部材)
31 操作子(主部)
35 スイッチケース(要素部材本体)
40 操作子挿通孔(被嵌合部)
41 位置決めフランジ(嵌合部)

Claims (5)

  1. 機器のケーシングに、主部を外部へ露出させた状態で設けられる要素部材の取付構造であって、
    ケーシングを構成し、主部を外部へ露出させるための窓孔を有する外装パネルと、
    外装パネルの内側に固定され、要素部材本体を外装パネルの内側面に押接支持する押さえ部材とを備え、
    外装パネルにおける窓孔の周縁部に、位置決め用の嵌合部が設けられ、
    前記嵌合部と要素部材本体における主部の外周に設けられた被嵌合部とが嵌合することで、外装パネルに対する要素部材本体の前記窓孔の開口面方向への移動が阻止され
    押さえ部材は、要素部材本体の後面に対して面方向へのずれが所定範囲内で許容された遊間状態で押接するように構成された、要素部材の取付構造。
  2. 請求項1に記載の要素部材の取付構造において、
    嵌合部は、外装パネルの内側面における窓孔周縁に沿って立設されるフランジであり、
    被嵌合部は、要素部材本体における主部の外周に沿って形成される通孔である、要素部材の取付構造。
  3. 請求項2に記載の要素部材の取付構造において、
    通孔の外装パネル側の周端縁が、要素部材本体の外装パネル側の面から縮幅するテーパ状に形成された、要素部材の取付構造。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の要素部材の取付構造において、
    要素部材本体と押さえ部材との間に、要素部材本体が窓孔周方向へ回動するのを阻止する回動阻止部が設けられた、要素部材の取付構造。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の要素部材の取付構造において、
    押さえ部材は、外装パネルに設けられた被係合部に対して着脱自在に係合する係合部を有する、要素部材の取付構造。
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