JP4349191B2 - 車両用電子キーシステム - Google Patents

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Description

本発明は、車載発信機および電子キーの間の無線通信を介して車両ドアのロック装置を制御する車両用電子キーシステムに関する。
従来より、ユーザが電子キーを携帯して車両に接近/離間するに際して、電子キー及び車載発信機の間の無線通信を介して、ドアの施錠/開錠を行う車両用電子キーシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、これに対して、より利便性を高めるため、車載発信機を複数個を採用して、運転席側ドア、助手席側ドア、後席右側ドア、後席左側ドアなどの周辺に通信可能性エリアをそれぞれ生成し、各ドアのうちいずれのドアに対してユーザが接近/離間する際に、電子キー及び車載発信機の間の無線通信を介して、ドアの施錠/開錠を遠隔制御するものが提案されている。
特許第3003668号
ところで、本発明者らは、上述のように車載発信機を備える車両用電子キーシステムについて鋭意検討したところ、次のような問題点があることが分かった。
すなわち、運転者は、通常、運転席側ドアを開けて乗車することが多いため、運転席側ドア周辺に通信可能性エリアを生成する車載発信機が故障すると、運転席側ドア周辺に通信可能性エリアが生成されなくなる。
これに伴い、運転席側の車載発信機および電子キーの間の無線通信が不能になり、その故障した運転席側の車載発信機に対応する運転席側ドアの開錠が行われなくなる。このため、運転者にとっては、当該対応する運転席側ドアを開けることができなくなるといった問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、複数の車載発信機のうちいずれの車載発信機が故障したときでも、その故障した車載発信機に対応するドアを開錠できるようにする車両用電子キーシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両の各ドア周辺に通信可能エリアをそれぞれ生成する複数の車載発信機(4〜7、11)と、
前記複数の車載発信機との間で無線通信を行う電子キー(13)と、
前記複数の車載発信機および前記電子キーの間の無線通信を介して、前記各ドアの開錠、施錠を制御する第1の制御手段(S130、S180)と、を備え、
前記複数の車載発信機は、呼出信号をそれぞれ送信するものであり、
前記電子キーは、前記呼出信号を受信した場合に前記受信された呼出信号に含まれるIDコードと、予め記憶されたIDコードとが一致するか否かを判定する第1の判定手段(S200)と、前記呼出信号に含まれるIDコードと前記予め記憶されたIDコードとが一致すると第1の判定手段(S200)が判定したとき、IDコードを含む返信信号を送信する送信手段(S210)と、を備え、
前記電子キーからの返信信号を受信する車載受信機(12)と、
前記車載受信機で受信された返信信号に含まれるIDコードと、予め記憶されたIDコードとが一致するか否かを判定する第2の判定手段(S110)と、を備え、
前記返信信号に含まれるIDコードと前記予め記憶されたIDコードとが一致すると前記第2の判定手段(S110)が判定したとき、前記第1の制御手段(S130)は、前記各ドアの開錠を制御する車両用電子キーシステムであって、
前記複数の車載発信機について個々に故障しているか否かを判定する故障判定手段(S310、S320…S370)と、
前記複数の車載発信機のうち、ある車載発信機が故障していると前記故障判定手段が判定したときには、前記ある車載発信機が正常であると前記故障判定手段が判定したときに比べて、前記ある車載発信機に隣接する車載発信機の通信可能エリアを拡大させる第2の制御手段(S312、S322、…S374)と、を備え、
前記第2の制御手段は、前記隣接する車載発信機の通信可能エリアを拡大させることにより、この拡大された通信可能エリアによって前記ある車載発信機の通信可能エリアをカバーすることを特徴とする車両用電子キーシステム。
請求項1に記載の発明によれば、ある車載発信機が故障するとその故障した車載発信機に隣接する車載発信機を制御して、ある車載発信機の正常時に比べて、その通信可能エリアを拡大させる。このため、“故障した車載発信機の通信可能エリア”を“隣接する車載発信機の通信可能エリア”によってカバーすることができる。よって、複数の車載発信機のうち、いずれかの車載発信機が故障したときでも、“隣接する車載発信機”および電子キーの間の無線通信が可能になるため、“故障した車載発信機”に対応するドアの開錠を行うことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1に本発明に係る車両用電子キーシステムの一実施形態を示す。図1は、車両用電子キーシステムの概略構成を示すブロック図である。
車両用電子キーシステムは、電子制御装置2、発信機4〜11、RF受信機12、および電子キー13を備えており、電子制御装置2は、ROM、フラッシュメモリ、およびCPU(中央演算装置)3から構成される周知の制御装置である。この電子制御装置2は、後述するように、LF発信機4〜11およびRF受信機12を介して電子キー13との間で無線通信して、各ドアの施錠、開錠を遠隔制御するための制御処理を実行する。
LF発信機4〜11は、それぞれ電子キー13に呼出信号を送信アンテナ4a〜11aから送信するものである。例えば、D席車室外LF発信機4は、車室外にて前席運転席側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機であり、P席車室外LF発信機5は、車室外にて前席助手席側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機である。
DR席車室外LF発信機6は、車室外にて後席右側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機であり、PR席車室外LF発信機7は、車室外にて後席左側ドアの周辺に通信可能エリアを生成する発信機である。
車室内前席LF発信機8は、車室内にて前席側に通信可能エリアを生成する発信機であり、車室内後席LF発信機9は、車室内にて後席側に通信可能エリアを生成する発信機である。
トランク内LF発信機10は、トランク内にて通信可能エリアを生成する発信機であり、トランク外LF発信機11は、車室外にてトランク周辺に通信可能エリアを生成する発信機である。なお、LF発信機4〜11によりそれぞれ生成される通信可能エリアは、例えば、約1m程度の略円形のエリアである。また、LF発信機4〜11の具体的構成については後述する。
RF受信機12は、電子キー13からの信号を受信アンテナ12aで受信するものであり、LF発信機4〜11により生成される各通信可能エリアをカバーする通信可能エリアを生成する。
電子キー13は、LF受信部14およびRF発信部15を備えており、LF受信部14は、LF発信機4〜11から送信される信号を受信アンテナ14aにて受信する。RF発信部15は、LF発信機4〜11に信号を送信アンテナ15aから送信する。
また、車両用電子キーシステムには、ドア開錠スイッチ4b〜7b、ドア施錠スイッチ4c〜7c、およびドアロックモータ4d〜7dが設けられている。
D席側ドア開錠スイッチ4bは、前席運転席側ドアのドアハンドルに設けられ、前席運転席側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチである。P側ドア開錠スイッチ5bは、前席助手席側のドアハンドルに設けられ、前席助手席側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチである。
DR側ドア開錠スイッチ6bは、後席左側ドアのドアハンドルに設けられ、後席左側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチであり、PR側ドア開錠スイッチ7bは、後席右側ドアのドアハンドルに設けられ、後席右側ドアを開錠するための操作を受けるスイッチである。
D席側ドア施錠スイッチ4cは、前席運転席側ドアのドアハンドル付近に設けられ、前席運転席側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチである。P側ドア施錠スイッチ5cは、前席助手席側のドアハンドル付近に設けられ、前席助手席側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチである。
DR側ドア施錠スイッチ6cは、後席左側ドアのドアハンドル付近に設けられ、後席左側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチであり、PR側ドア施錠スイッチ7cは、後席右側ドアのドアハンドル付近に設けられ、後席右側ドアを施錠するための操作を受けるスイッチである。
ドアロックモータ4dは、前席運転席側ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータであり、ドアロックモータ5dは、前席助手席ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータである。
ドアロックモータ6dは、後席右側ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータであり、ドアロックモータ7dは、後席左側ドアのロック装置を施錠、開錠するための駆動するモータである。
さらに、車両用電子キーシステムには、トランク開錠スイッチ11b、およびトランクロックモータ11cが設けられており、トランク開錠スイッチ11bは、トランクのロック装置を開錠するための操作を受けるスイッチであり、トランクロックモータ11cは、トランクのロック装置を開錠するために駆動するモータである。
次に、LF発信機4〜11の具体的構成について図2を用いて説明する。LF発信機4〜11はそれぞれ実質的同様に構成されており、LF発信機4についてのみその構成を説明して発信機5〜11の構成の説明は省略する。
図2において、LF発信機4は、電力増幅アンプ41および検波器42を備えており、電力増幅アンプ41は、電子制御装置2から送信される送信信号を可変利得で電力増幅して送信アンテナ4aに出力するアンプである。また、このアンプ41の可変利得は、電子制御装置2からの制御信号により制御される。検波器42は、電力増幅アンプ41により電力増幅される送信信号を半波整流してその整流信号を電子制御装置2に出力する。
次に、本実施形態の車両用電子キーシステムの作動について図3〜図7を用いて説明する。
先ず、電子制御装置2は、車両の各ドアが全てロックされているときに、ドア開錠処理およびLF発信機応急制御処理を交互に実施して、施錠スイッチ4c〜7cのいずれかが操作されたときドア施錠処理およびLF発信機応急制御処理を交互に実施する。以下、ドア開錠処理について図3(a)、(b)を用いて説明する。
電子制御装置2は、図3(a)に示すフローチャートにしたがって、ドア開錠処理を実施する。また、電子キー13は、図3(b)に示すフローチャートにしたがって、開錠返信処理を実施する。
具体的には、電子制御装置2がLF発信機4〜11からそれぞれ呼出信号を送信させる(ステップS100)。
例えば、電子制御装置2から呼出信号が出力されるとその呼出信号が、LF発信機4〜11の各電力増幅アンプより可変利得を用いて電力増幅されて、その電力増幅された呼出信号が送信アンテナ4aから送信される。ここで、電力増幅アンプの電力増幅に用いられる可変利得としては、後述するLF発信機応急制御処理によって決定されて、第1利得、第2利得(>第1利得)のうち一方が用いられる。
このとき、運転者が電子キー13を携帯してD席車室外LF発信機4の通信可能アリア内に入ると、D席車室外LF発信機4からの呼出信号が電子キー13のLF受信部14で受信され、このLF受信部14において、呼出信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS200)。
ここで、呼出信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するときにはYESと判定してRF発信部15から返信信号を送信させる(ステップS210)。
この返信信号にはIDコードが含まれており、この返信信号がRF受信機12により電子キー13から受信されると、この返信信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS110)。ここで、返信信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するときにはYESと判定する。
そして、運転者が運転席側ドアのドアハンドルにタッチすると、DR側ドア開錠スイッチ6bがオンする。これに伴い、DR側ドア開錠スイッチ6bがドアを開錠するために操作されたとして、ステップ120でYESと判定して、運転席側ドア、助手席側ドア、後席右側ドア、後席左側ドアのそれぞれのドアロックモータ4d、5d、6d、7dを制御して各ドアをアンロックさせる(ステップS130)。
次に、電子制御装置2によるドア施錠処理について図4(a)、(b)を用いて説明する。
電子制御装置2は、図4(a)に示すフローチャートにしたがって、ドア施錠処理を実施する。また、電子キー13は、図4(b)に示すフローチャートにしたがって、施錠返信処理を実施する。
先ず、運転者が車両から降りて運転席側ドアを閉めた際に、D席側ドア施錠スイッチ4cを押下すると、電子制御装置2は、ドア施錠処理の実施を開始する。
最初に、電子キー13が車室外に在るか否かを判定する(ステップS150)。具体的には、車室内前席LF発信機8、車室内後席LF発信機9、および、トランク内LF発信機10のそれぞれから呼出信号を一定期間、送信させる。
例えば、電子制御装置2から呼出信号が出力されるとその呼出信号が、発信機8〜10の各電力増幅アンプより利得を用いて電力増幅されて、その電力増幅された呼出信号がそれぞれ送信アンテナ8a、9a、10aから送信される。
ここで、車室内発信機8、9の各電力増幅アンプの電力増幅に用いられる可変利得としては、後述するLF発信機応急制御処理によって決定されて、第1利得、第2利得(>第1利得)のうち一方が用いられる。但し、トランク内発信機10の電力増幅アンプの電力増幅に用いられる可変利得としては、予め決められた一定値が用いられる。
その後、電子制御装置2により一定期間の間にて電子キー13から返信信号が受信されないときには、電子キー13が車室内に存在せず、電子キー13が車室外に在るとしてYESと判定する。
次に、電子制御装置2は、D席車室外LF発信機4から呼出信号を送信させる(ステップS160)。このD席車室外LF発信機4からの呼出信号に送信に際して、電力増幅アンプの電力増幅に用いられる可変利得としては、後述するLF発信機応急制御処理によって決定される。
その後、D席車室外LF発信機4からの呼出信号が電子キー13のLF受信部14で受信され、このLF受信部14において、呼出信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS220)。
ここで、呼出信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するときにはYESと判定してRF発信部15から返信信号を送信させる(ステップS230)。
この返信信号にはIDコードが含まれており、この返信信号がRF受信機12により電子キー13から受信されると、この返信信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するか否かを判定する(ステップS170)。
ここで、返信信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致するときにはYESと判定する。これに伴い、運転席側ドア、助手席側ドア、後席右側ドア、後席左側ドアのそれぞれのドアロックモータ4d、5d、6d、7dを制御して各ドアをロックさせる(ステップS180)。
次に、トランクの開錠について説明すると、トランク開錠スイッチ11bがユーザに押下されると、電子制御装置2が、トランク開錠スイッチ11bからの出力信号に基づいて、トランク外LF発信機11から呼出信号を送信させる。このトランク外LF発信機11からの呼出信号に送信に際して、電力増幅アンプの電力増幅に用いられる可変利得としては、後述するLF発信機応急制御処理によって決定される。
その後、この呼出信号が電子キー13のLF受信部14で受信され、このLF受信部14において、呼出信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致すると判定するとRF発信部15から返信信号を送信させる。そして、返信信号がRF受信機12により受信され、電子制御装置2が、この返信信号に含まれるIDコードと予め記憶されるIDコードとが一致すると判定すると、トランクロックモータ11cを制御してトランクをアンロックさせる。
以下に、電子制御装置2によるLF発信機応急制御処理について、図5を用いて説明する。電子制御装置2は、図5、図6に示すフローチャートにしたがって、LF発信機応急制御処理を実施する。
先ず、D席車室外LF発信機4に故障が発生したか否かについてその検波器42から出力される整流信号に基づいて、判定する(ステップS310)。
LF発信機4の検波器42から出力される整流信号が一定値以上であるときには、LF発信機4の出力が正常であると判定する一方、検波器42から出力される整流信号が一定値未満であるときには、LF発信機4の出力が異常、すなわち、LF発信機4に故障が発生する。
ここで、LF発信機4に故障が発生したと判定したときには、D席車室外LF発信機4に隣接するDR席車室外LF発信機6の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第2の利得(>第1利得)を採用することを決定する(ステップS312)。これにより、図に示すように、DR席車室外LF発信機6の通信可能エリアは、前席右側ドア周辺および後席右側ドア周辺を含むように生成されて、D席車室外LF発信機4の通常の通信可能エリアをカバーすることができる。
一方、LF発信機4が正常であると判定したときには、D席車室外LF発信機4に隣接するDR席車室外LF発信機6の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第1の利得(<第2利得)を採用することを決定する(ステップS311)。これにより、DR席車室外LF発信機6の通信可能エリアは、車室外にて後席右側ドアの周辺にのみに生成される。
次に、ステップS310の判定処理と同様、P席車室外LF発信機5に故障が発生したか否かについてその検波器から出力される整流信号に基づいて判定する(ステップS320)。
ここで、P席車室外LF発信機5に故障が発生したと判定したときには、P席車室外LF発信機5に隣接するPR席車室外LF発信機7の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第2の利得(>第1利得)を採用することを決定する(ステップS322)。これにより、PR席車室外LF発信機7の通信可能エリアは、前席左側ドア周辺および後席左側ドア周辺を含むように生成されて、P席車室外LF発信機5の通常の通信可能エリアをカバーすることができる。
一方、P席車室外LF発信機5が正常であると判定したときには、P席車室外LF発信機5に隣接するPR席車室外LF発信機7の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第1の利得(<第2利得)を採用することを決定する(ステップS321)。これにより、PR席車室外LF発信機7の通信可能エリアは、車室外にて後席右側ドアの周辺にのみに生成される。
次に、ステップS310の判定処理と同様、DR席車室外LF発信機6に故障が発生したか否かについてその検波器から出力される整流信号に基づいて判定する(ステップS330)。
ここで、DR席車室外LF発信機6に故障が発生したと判定したときには、DR席車室外LF発信機6に隣接するD席車室外LF発信機4の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第2の利得(>第1利得)を採用することを決定する(ステップS332)。これにより、D席車室外LF発信機4の通信可能エリアは、前席左側ドア周辺および後席左側ドア周辺を含むように生成されて、DR席車室外LF発信機6の通常の通信可能エリアをカバーすることができる。
一方、DR席車室外LF発信機6が正常であると判定したときには、DR席車室外LF発信機6に隣接するD席車室外LF発信機4の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第1の利得(<第2利得)を採用することを決定する(ステップS331)。これにより、D席車室外LF発信機4の通信可能エリアは、車室外にて前席右側ドアの周辺にのみに生成される。
次に、ステップS310の判定処理と同様、PR席車室外LF発信機7に故障が発生したか否かについてその検波器から出力される整流信号に基づいて判定する(ステップS340)。
ここで、PR席車室外LF発信機7に故障が発生したと判定したときには、PR席車室外LF発信機7に隣接するP席車室外LF発信機5の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第2の利得(>第1利得)を採用することを決定する(ステップS342)。これにより、P席車室外LF発信機5の通信可能エリアは、前席左側ドア周辺および後席左側ドア周辺を含むように生成されて、PR席車室外LF発信機7の通常の通信可能エリアをカバーすることができる。
一方、PR席車室外LF発信機7が正常であると判定したときには、PR席車室外LF発信機7に隣接するP席車室外LF発信機5の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第1の利得(<第2利得)を採用することを決定する(ステップS341)。これにより、P席車室外LF発信機5の通信可能エリアは、車室外にて前席左側ドア周辺にのみに生成される。
次に、図6中のステップS350に進んで、ステップS310の判定処理と同様、車室内前席LF発信機8に故障が発生したか否かについてその検波器から出力される整流信号に基づいて判定する。
ここで、車室内前席LF発信機8に故障が発生したと判定したときには、車室内前席LF発信機8に隣接する車室内後席LF発信機9の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第2の利得(>第1利得)を採用することを決定する(ステップS342)。これにより、車室内後席LF発信機9の通信可能エリアは、車室内の前席側および後席側を含むように生成されて、車室内前席LF発信機8の通常の通信可能エリアをカバーすることができる。
一方、車室内前席LF発信機8が正常であると判定したときには、車室内前席LF発信機8に隣接する車室内後席LF発信機9の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第1の利得(<第2利得)を採用することを決定する(ステップS351)。これにより、車室内後席LF発信機9の通信可能エリアは、車室外にて前席右側ドア周辺にのみに生成される。
次に、ステップS310の判定処理と同様、車室内後席LF発信機9に故障が発生したか否かについてその検波器から出力される整流信号に基づいて判定する(ステップS360)。
ここで、車室内後席LF発信機9に故障が発生したと判定したときには、車室内後席LF発信機9に隣接する車室内前席LF発信機8の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第2の利得(>第1利得)を採用することを決定する(ステップS362)。これにより、車室内前席LF発信機8の通信可能エリアは、車室内の前席側および後席側を含むように生成されて、車室内後席LF発信機9の通常の通信可能エリアをカバーすることができる。
一方、車室内後席LF発信機9が正常であると判定したときには、車室内後席LF発信機9に隣接する車室内前席LF発信機8の電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第1の利得(<第2利得)を採用することを決定する(ステップS361)。これにより、車室内前席LF発信機8の通信可能エリアは、車室内にて前席側にのみに生成される。
次に、ステップS310の判定処理と同様、トランク外LF発信機11に故障が発生したか否かについてその検波器から出力される整流信号に基づいて判定する
ここで、トランク外LF発信機11に故障が発生したと判定したときには、トランク外LF発信機11に隣接するDR席車室外LF発信機6およびPR席車室外LF発信機7の各電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第2の利得(>第1利得)を採用することを決定する(ステップS373、S374)。
これにより、DR席車室外LF発信機6の通信可能エリアは、車室外後席右側ドア周辺および車室外トランク周辺の右側を含むように生成される。また、PR席車室外LF発信機7の通信可能エリアは、車室外後席左側ドア周辺および車室外トランク周辺の左側を含むように生成される。このため、DR席車室外LF発信機6、PR席車室外LF発信機7の通信可能エリアによって、トランク外LF発信機11の通常の通信エリアがカバーされることになる。
一方、ステップS370にてトランク外LF発信機11が正常である判定したときには、
隣接するDR席車室外LF発信機6およびPR席車室外LF発信機7の各電力増幅アンプに用いられる可変利得として、第1の利得(>第2利得)を採用することを決定する(ステップS371、S372)。これにより、DR席車室外LF発信機6の通信可能エリアは、車室外後席右側ドア周辺のみ生成され、また、PR席車室外LF発信機7の通信可能エリアは、車室外後席左側ドア周辺のみに生成される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、発信機4〜9、11のうち、ある発信機4が故障するとその故障した発信機4に隣接する発信機6を制御してその通信可能エリアを、ある発信機4の正常時に比べて、拡大させる。このため、“故障した発信機4の通信可能エリア”を“隣接する発信機6の通信可能エリア”によってカバーすることができる。
例えば、D席車室外LF発信機4が故障したときでも、「その故障したD席車室外LF発信機4に隣接するDR席車室外LF発信機6」および、電子キー13の間の無線通信が
可能になるので、その故障したD席車室外LF発信機4に対応する前席運転席側ドアの開錠を行うことができる。
以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の構成との対応関係について説明すると、発信機4〜9、11が車載発信機に相当し、ステップS310、S320、S330、S340、S350、S360、S370の各処理が故障判定手段に相当し、ステップS312、S322、S332、S342、S352、S363、S373、S375の各処理が制御手段に相当する。
本発明の車両用電子キーシステムの一実施形態に係る構成を示す図である。 図1の発信機の詳細構成を示す回路図である。 図1の電子制御装置および発信機の制御処理の一部を示す図である。 図1の電子制御装置および発信機の制御処理の一部を示す図である。 図1の電子制御装置の制御処理の一部を示す図である。 図1の電子制御装置の制御処理の一部を示す図である。 図1の電子制御装置の作動を説明するための図である。
符号の説明
4〜11…発信機、13…電子キー

Claims (1)

  1. 車両の各ドア周辺に通信可能エリアをそれぞれ生成する複数の車載発信機(4〜、11)と、
    前記複数の車載発信機との間で無線通信を行う電子キー(13)と、
    前記複数の車載発信機および前記電子キーの間の無線通信を介して、前記各ドアの開錠、施錠を制御する第1の制御手段(S130、S180)と、を備え、
    前記複数の車載発信機は、呼出信号をそれぞれ送信するものであり、
    前記電子キーは、前記呼出信号を受信した場合に前記受信された呼出信号に含まれるIDコードと、予め記憶されたIDコードとが一致するか否かを判定する第1の判定手段(S200)と、前記呼出信号に含まれるIDコードと前記予め記憶されたIDコードとが一致すると第1の判定手段(S200)が判定したとき、IDコードを含む返信信号を送信する送信手段(S210)と、を備え、
    前記電子キーからの返信信号を受信する車載受信機(12)と、
    前記車載受信機で受信された返信信号に含まれるIDコードと、予め記憶されたIDコードとが一致するか否かを判定する第2の判定手段(S110)と、を備え、
    前記返信信号に含まれるIDコードと前記予め記憶されたIDコードとが一致すると前記第2の判定手段(S110)が判定したとき、前記第1の制御手段(S130)は、前記各ドアの開錠を制御する車両用電子キーシステムであって、
    前記複数の車載発信機について個々に故障しているか否かを判定する故障判定手段(S310、S320…S370)と、
    前記複数の車載発信機のうち、ある車載発信機が故障していると前記故障判定手段が判定したときには、前記ある車載発信機が正常であると前記故障判定手段が判定したときに比べて、前記ある車載発信機に隣接する車載発信機の通信可能エリアを拡大させる第2の制御手段(S312、S322、…S374)と、を備え
    前記第2の制御手段は、前記隣接する車載発信機の通信可能エリアを拡大させることにより、この拡大された通信可能エリアによって前記ある車載発信機の通信可能エリアをカバーすることを特徴とする車両用電子キーシステム。
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