JP4349035B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは、記録媒体をその搬送方向に移動させる際の送り精度を向上させたインクジェット記録装置に関する。
記録媒体上にインク滴を吐出して所望の画像を記録するインクジェット記録装置では、インク滴を吐出する記録ヘッドを記録媒体上で主走査方向に移動させ、1ライン記録する毎に記録媒体を主走査方向と直交する副走査方向に移動させる動作を繰り返す。
従来、記録媒体の副走査方向への移動は、ステッピングモータによる間歇的な送り動作により行われるものや、ロータリーエンコーダを備えたDCモータを使用するものが一般的である。前者の場合、記録ヘッドが主走査方向に沿って1ライン記録する毎に、予め決定されたパルス数をステッピングモータに加え、そのときのステップ数を送り距離として、記録媒体を副走査方向に所定量移動させるようにしている(特許文献1)。また、後者の場合、記録媒体を副走査方向に送り移動する際の移動量をロータリーエンコーダのパルス数として読み取り、所定の送り量が得られるパルス数をカウントして制御するようにしている(特許文献2)。
更に、記録媒体を副走査方向に移動させるための送りローラの回転軸上にロータリーエンコーダを配置し、このパルス数をカウントすることにより送り量を制御するものもある(特許文献3)。
近年、高画質の画像を高速で記録するため、記録ヘッドのノズル数が増え、記録ヘッドのノズル列に沿う長さが長くなるに従い、記録媒体の副走査方向の送り量も長くなり、これに伴って、送り精度の改善が必須となってきている。例えば、ノズル間隔をn回のパスで画像を埋めてゆく従来の画像の記録方法として、n−1回を微小距離移動、残り1回を大距離移動とするいわゆるブロック印画を行うことにより、バンディングの発生のない高品質の画像を得る方法が研究されているが、このような記録方法は記録媒体を副走査方向に一度に大距離の送り距離で移動させなくてはならず、飛躍的に送り精度の向上が求められるため、実際的にはこのような方法での印画は行われていないのが実情である。
これは、インクジェット記録装置では、上記したように、記録媒体の送り量を、記録媒体の送りローラを回転駆動させるステッピングモータのパルス数や、ロータリーエンコーダのパルス数をカウントすることにより間接的に把握しているにすぎないため、実際の記録媒体の送り量との間に誤差が生じ、この誤差が原因で、特にブロック間に白スジが発生すること等によって画像品質を劣化させるためである。即ち、パルス数のカウントにより把握される記録媒体の送り量は、ステッピングモータにしろ、ロータリーエンコーダを使用したDCサーボモータにしろ、送りローラの径や、送りローラの軸心位置の誤差、また、記録媒体の厚みの差、送りローラと記録媒体との間の滑り等の多くの要因により、真の記録媒体の送り量を表しておらず、これが実際の記録媒体の送り量との間に誤差を生じ、白スジ等を発生させる原因となる。このような問題は、送りローラの回転軸上にロータリーエンコーダを装着した場合、改善傾向にはあるが、送り量の増大に対して十分な改善効果は得られていない。
このため、記録媒体に所定のマークを記録し、このマークを検出した位置を基準として記録媒体の移動量を決定することにより、記録媒体の送り精度の向上を図るようにした技術が提案されている(特許文献4、5)。
特開平11−334160号公報 特開昭59−171664号公報 特開平4−19149号公報 特開平3−42264号公報 特開2000−218891号公報
記録媒体に記録されたマークを検出するためには、マークをセンサリングしてその検出出力を一定電位と比較することにより行う。かかるセンサには一般に反射型フォトセンサが使用されるため、その検出出力は記録媒体との距離に依存する。しかるに、記録媒体の表面高さは、コックリングによる影響や、プラテンへの吸着状態の変動により常に一定というわけではない。また、外乱光や素子のばらつき、温度特性等の影響から、回路的にも出力変動を生じる要因は多い。特に、マークを細線からなるライン状とした場合は、その検出時に受光信号を大きく増幅するため、多少の影響が基準レベルに大きく影響を与えることとなる。
しかし、従来のように一定電位で出力値を比較した場合は、基準電位が異なると誤差が大きくなったり、マークでない部分を検出したりする等、信頼性に欠ける問題があった。
そこで、本発明は、記録媒体に記録されたマークを検出することにより記録媒体を精度良く移動させるようにしたインクジェット記録装置において、そのマーク検出の信頼性を向上させることを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
請求項1記載の発明は、記録媒体をその搬送方向に沿って移動させる記録媒体移動手段と、前記記録媒体移動手段の移動に同期して前記記録媒体移動手段の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記記録媒体に所定のマークを記録するマーク記録手段と、前記記録媒体に対して一定の距離を持って配置されると共に前記マーク記録手段により記録されたマークを検出するマーク検出手段と、前記マーク検出手段により前記マークを検出した際の出力信号と前記位置情報検出手段からの位置情報とに基づいて前記マークの位置を検出すると共に、前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を前記マークの位置を基準として決定する制御手段とを有するインクジェット記録装置であって、前記マーク検出手段からの出力信号をA/D変換するA/D変換手段を有し、前記制御手段は、前記位置情報検出手段による位置情報出力のタイミングで前記マーク検出手段の出力信号のA/D変換を行うと共に、そのサンプリングデータから前記マークの基準検出位置を算出することを特徴とするインクジェット記録装置である。
請求項2記載の発明は、前記A/D変換手段は、前記制御手段が前記マーク検出手段による検出出力のピークの位置を算出するに足る十分なサンプリング値を取得した時点で、前記マーク検出手段からの出力信号のA/D変換を停止することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置である。
請求項3記載の発明は、前記A/D変換手段は、前記制御手段が前記マーク検出手段により前記マークを検出すると予測される直前からA/D変換を開始することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置である。
請求項4記載の発明は、前記A/D変換手段からの出力値をフィルタリングするフィルタリング手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録装置である。
請求項5記載の発明は、前記マーク記録手段により同時に複数のマークを記録することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のインクジェット記録装置である。
本発明によれば、記録媒体に記録されたマークを検出することにより精度良く記録媒体を移動させることができると共に、そのマーク検出の信頼性を向上させることのできるインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の概要を示す構成図、図2はその構成ブロック図である。図中、Hは記録ヘッドであり、ここでは例えばYMCK4色の各色に対応した4つのヘッドh1〜h4からなるものを示しているが、記録ヘッドHを構成するヘッドの数は特に限定されない。
各ヘッドh1〜h4の下面には、多数のノズル(図示せず)が記録ヘッドHの主走査方向と直交する方向に沿って一列に配列されており、各ヘッドh1〜h4の各ノズルからそれぞれ所定のタイミングでインクを微小液滴状のインク滴として、図1における下方向に吐出制御することで、このノズル面に対向配置される記録媒体P上に画像データに基づく所望の画像を記録する。
画像データは、外部のPC(パーソナルコンピュータ)からI/F部11及び画像展開部12を介して画像メモリ13に一旦格納されており、制御部10が画像展開部12を制御することで画像メモリ13から読み出され、画像展開部12において所定の並び順に展開し直された後、ヘッド駆動部14に送られる。ヘッド駆動部14は、各ヘッドh1〜h4から上記画像展開部12によって展開された画像データに応じてインク滴を吐出することにより、画像を記録する。
記録ヘッドHは、図示しないキャリッジに搭載されており、各ヘッドh1〜h4が一体となって、制御部10によって駆動制御される主走査駆動部15によって主走査モータ16が駆動され、図1に示す主走査方向に沿って往復移動可能とされている。本実施形態では、これら制御部10、主走査駆動部15、主走査モータ16によって記録ヘッド移動手段を構成している。
記録媒体Pは、副走査モータ18によって回転駆動される駆動ローラと該駆動ローラに対向配置された従動ローラとからなる一対の送りローラR1、R2の間に挟持されており、制御部10によって駆動制御される副走査駆動部17によって副走査モータ18が駆動されることで、記録ヘッドHの走査方向と直交する副走査方向(図1の左方向)に沿って所定量ずつ間歇的に搬送されるようになっている。本実施形態では、これら制御部10、副走査駆動部17、副走査モータ18、送りローラR1、R2によって本発明の記録媒体移動手段を構成している。
ここで、本実施形態に係るインクジェット記録装置では、記録ヘッドHを、上記記録ヘッド移動手段によって主走査方向に沿って移動させる過程で、上記制御部10によりヘッド駆動部14が駆動制御されることによって、少なくともいずれか一つのノズルからインク滴を吐出させて、記録媒体P上に所定のマークMを記録するように制御している。本実施形態では、これら制御部10、ヘッド駆動部14、記録ヘッドHによって本発明のマーク記録手段を構成している。
記録媒体Pに記録されるマークMは、上記マーク記録手段によって記録可能であり、また、後述するマーク検出手段によって検出可能なものであればどのような形態のものであってもよいが、ここでは、主走査方向に沿って一定長さ(例えば1.0mm)を有する直線状のライン(線)として記録されるようにしている。マークMをこのようなライン状のマークとすれば、記録ヘッドHを主走査方向に沿って1走査する過程で容易に記録することができ、また、後述するマーク検出手段による検出が正確に行え、これにより記録媒体Pの移動をより精度良く行うことができる。
また、記録媒体P上においてマークMを記録する領域は、画像に影響を与えないようにするために、図3に示すように、記録媒体Pの副走査方向に沿う両側部にそれぞれ印画を行わない非印画領域を有する「縁あり画像」を記録する場合には、この記録媒体Pの印画領域から外れた非印画領域にマークMを記録することが好ましい。この場合、両側部の各非印画領域のそれぞれにマークMを記録してもよいが、いずれか一方の非印画領域のみ、具体的には後述するマーク検出手段が設けられる側のみに記録すればよい。
本実施形態に示すように複数のヘッドh1〜h4からなる記録ヘッドHを用いてマークを記録する場合、マークMを記録するヘッドは、いずれか一つのヘッド(例えばヘッドh4)であればよく、また、インク滴を吐出するノズルは、一つのヘッドの複数のノズルのうちの少なくともいずれか一つのノズルからであればよい。
このマークMの記録態様は種々考えられるが、例えば、図4の(a)に示すように、一つのヘッドの一つのノズルから一つのマークMのみを記録する態様、(b)に示すように、一つのヘッドにおける隣接する複数のノズルのうちの一つおきのノズル(ここでは2つのノズル)から一度にマークMを記録する態様、(c)に示すように、一つのヘッドにおける隣接する複数のノズル(ここでは4つのノズル)から一度に複数のマークMを記録する態様が挙げられる。なお、図中の黒丸はマーク検出器19から記録媒体P上に出射された検出光である。また、これらは縁あり画像を記録する場合のマークMの記録態様を示している。
マークMを記録する際の色は、複数色のインクを複数ヘッドを用いて画像記録するものにあっては、Y(イエロー)のインクを用いて記録すると、記録媒体P上においてマークMが目立ちにくくなるために好ましい。また、複数のヘッドから濃淡それぞれのインクを吐出可能としたものでは、淡色のYインクを用いると、より目立ちにくくなるために好ましい。
図1、図2に示すように、記録ヘッドHの主走査方向に沿ういずれか一方の端部には、本発明のマーク検出手段としてのマーク検出器19が設けられている。このマーク検出器19は、図5(a)に示すように、筐体191内に、開口192を通して記録媒体P表面に向けて略垂直に検出光を照射する発光素子193と、該検出光を記録媒体Pの表面に集光収束する集光レンズ194と、開口195を介して上記検出光が記録媒体P表面で反射した反射光を集光収束する集光レンズ196と、該集光レンズ196により集光された検出光を受光する受光素子197とを備えた反射型の光学式センサからなり、記録媒体P上に照射された検出光が、移動している記録媒体P上のマークMを通過した時の光量変化を検出することで、このマークMを検出するようになっている。マーク検出器19からの出力信号は、後述する増幅部21及びA/D変換部22を経て制御部10に入力される。
マークMがYインクにより記録されている場合には、このマーク検出器19に使用される発光素子193としては、マークMの検出を良好に行えるように青色LED(波長460nm〜500nm)を用いることが好ましく、また、受光素子197には青色、即ち上記青色LEDが発する波長の光に感度を有する受光素子であることが好ましい。このような受光素子197には一般にフォトセンサが用いられる。
このマーク検出器19は、記録媒体Pの有無、即ち記録媒体Pが記録ヘッドHによる記録位置まで搬送されているか否かを検出するための記録媒体検出手段としてのセンサを兼用していることは好ましい態様であり、この記録媒体検出手段としてのセンサを兼用することで、部品点数が削減され、コストの低減化を図ることができる。
また、本実施形態に示すように、記録ヘッドHと共に主走査方向に沿って往復移動するように構成されるマーク検出器19の場合、記録媒体Pに対する記録ヘッドHの双方向の位置合わせを行うための双方向位置検出手段としてのセンサを兼用していることも好ましい態様である。即ち、記録ヘッドHは主走査方向に沿って移動する際に、このマーク検出器19によって記録媒体Pの両側縁の位置を検出することで、記録ヘッドHの双方向の位置合わせを行うことができ、マーク検出器19をこのためのセンサとして兼用することで、上記同様、部品点数が削減され、コストの低減化を図ることができる。
もちろん、マーク検出器19は、上記記録媒体検出手段としてのセンサと上記双方向位置検出手段としてのセンサの両方を兼用していると、更に部品点数の削減を図り得るために好ましい。
なお、図5(a)に示すマーク検出器19は、発光素子193から出射されて受光素子197において受光される検出光の光軸L1、L2が、副走査方向に沿って角度θを持って対向するように配置されているが、これに限らず、図5(b)に示すように、記録媒体Pの表面に対して主走査方向に沿って斜めとなるように配置されるようにしてもよい。すなわち、発光素子193と受光素子197は、光軸L1とL2が角度θを持って主走査方向に沿って対向するように配置される。このように検出光の光軸L1、L2が記録媒体Pの搬送方向(副走査方向)と直交する主走査方向に沿って斜めとなることで、マークMが主走査方向に長いライン状である場合に、その主走査方向に長いマークMの副走査方向のライン幅の影響を受けにくくなり、受光素子197によって誤差の少ない検出が可能となる。
マーク検出器19によって記録媒体P上のマークMが検出されることによって出力された出力信号は、図2に示す増幅部21において所定の信号レベルに増幅され、次いでA/D変換部22に送られる。A/D変換部22は、増幅部21によって増幅されたアナログの出力信号をデジタル変換処理し、制御部10に出力する。
一方、本実施形態では、記録媒体Pの位置情報を検出する位置情報検出手段としてのロータリーエンコーダ(図示せず)が設けられており、図2に示すように、エンコーダセンサ20によって、副走査モータ18の駆動によって回転駆動される一対の送りローラR1、R2の移動に同期して出力されるロータリーエンコーダのパルス数が検出される。エンコーダセンサ20によって検出されたパルス数は、一対の送りローラR1、R2の移動量に対応した記録媒体Pの位置情報20aとして制御部10に出力される。このロータリーエンコーダは、送りローラR1、R2、副走査モータ18のいずれかの回転に同期するように設けられていればよい。
ここで制御部10は、上記エンコーダセンサ20から出力される位置情報20aの出力のタイミングで、上記A/D変換器22にA/D変換を行う指令を出力することで、上記アナログの出力信号を上記A/D変換部22でA/D変換し、デジタルの出力値をサンプリング入力値として入力するように制御を行う。
図6は、このサンプリングの様子を示すタイムチャートである。図中、aは、図2において増幅部21からA/D変換部22に出力されるマーク検出器19からのアナログの出力信号であり、bは、制御部10からA/D変換器22に出力されるサンプリングタイミングであり、cは、エンコーダセンサ20から制御部10に出力される位置情報20aのパルス信号である。ここでは、図4(c)に示すように、一つのヘッドにおける隣接する4つのノズルから一度に4つのマークMを記録した場合の各マークMをそれぞれ検出する場合を示している。特に、この図4(c)に示すように、複数のノズルから一度に複数のマークMを記録するようにすると、マークMの検出精度の確度をより増すことができるため、本発明においては好ましい態様である。
マークMが特定のノズルから特定のタイミングで記録されるようにすれば、そのおおよその位置は予め判っているため、上記エンコーダセンサ20によって記録媒体Pを移動する際のロータリーエンコーダのパルス数をカウントすることにより、マークMがマーク検出器19によって検出される近傍まで近づいたかどうかを検知することができる。上記制御部10によるA/D変換部22の出力値のサンプリングは、上記エンコーダセンサ20によってロータリーエンコーダのパルス数をカウントすることにより、マーク検出器19によってマークMが検出されると予測される位置の直前から開始する。
この位置情報20aとサンプリングされた出力値のデータ(以下、サンプリングデータともいう。)は、制御部10内の所定の記憶領域に格納される。
そして、制御部10は、そのサンプリングデータから、マーク検出器19からの出力信号のピークの位置を探し出すことによってマークMの基準検出位置を算出する。このサンプリングデータは、エンコーダセンサ20からの位置情報20aに同期しているため、そのピークの位置に対応する位置情報20aから、マーク検出器19の検出光が一つのマークMを通過した際の中心位置、すなわちマークMの副走査方向に沿う中心位置を検出することができる。この算出された位置情報は、制御部10内の所定の記憶領域に格納される。
本発明では、マーク検出器19によりマークMを検出した際の出力信号と位置情報20aとに基づいてマークMの位置を検出すると共に、このようにして算出されたマークMの位置を基準として、前記記録媒体移動手段による記録媒体Pの移動量を決定する。このマーク検出器19によるマークMの位置は、A/D変換部22においてA/D変換されたサンプリングデータのピーク位置によって検出されるため、記録媒体Pのコックリングによる影響や、プラテンへの吸着状態の変動による影響を受けることがなく、検出の信頼性を向上させることができる。
次に、画像記録方式の一例である図7に示すブロック印画方式の説明図を用いて、本発明における記録媒体Pの具体的な動作について説明する。ここでは説明の便宜上、複数のヘッドh1〜h4を備えた記録ヘッドHのうちの一つのヘッド(図7中ではこれを符号hとする)の動作のみに着目し、記録媒体は図示省略して説明する。
図7に示すブロック印画方式は、No.1ノズルからNo.mノズルまでのノズル数mのヘッドhを用いて、各ノズル間の隙間を4パスで埋めていくことで1ブロックを印画する場合の印画方式を例示している。ここではヘッドhを主走査方向に沿う図示右方向への移動(スキャン)時にインク滴を吐出して印画を行うものとして説明しており、図中、特にNo.1ノズルを●(黒丸)で示し、その他のノズルを○(白丸)で表現している。
ヘッドhのn回目のスキャン(これをnスキャンと表現する)において、各ノズルからインク滴を吐出してm本のラインを印画した後、続いて同一ヘッドhによりn+1スキャンを行うべく、記録媒体移動手段の動作によって記録媒体を副走査方向に所定量移動させる。図7では説明の便宜上、この記録媒体の移動をヘッドhのnスキャン目の位置からn+1スキャン目の位置への図示右下方向への移動によって表現している。
この印画方式では、n+1スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、nスキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動され、n+2スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、n+1スキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動され、n+3スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、n+2スキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動され、n+4スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、n+3スキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動される。ここで、例えばnスキャンからn+1スキャンへの移動時に、No.1ノズルにより印画されるラインをnスキャン時のNo.2ノズルにより印画されたラインに隣接するようにしているのは、4パスによって印画される隣接する4本のラインが、同一のノズルから吐出されるインク滴によって印画されないようにし、ヘッドhのノズルから吐出されるインク滴の着弾ずれによる誤差等にばらつきを持たせるためである。
以上4回の動作(4パス)によって、nスキャン目に印画されたライン間の隙間はすべて埋められ、これにより1ブロックの印画が終了する。この4パス動作時の記録媒体の移動は、比較的短い小距離の移動であるが、4パスによって1ブロックの印画が終了すると、次に2ブロック目の印画を上記同様の動作によって行うために、記録媒体を、図示するようにヘッドhによるn+4スキャン目の位置まで移動させる。このときの移動は比較的長い大距離の移動となる。
例えば、ヘッドhのノズル数を128個、ノズル間隔を140μmとすると、上記のように4パス動作を行う場合、そのうちの3回の記録媒体の移動は、140+140/4=175μmとなる小距離の移動となり、4回目毎に、(128−4)×140+140/4=17395μmとなる大距離の移動となる。
従来ではこの大距離移動時に、送り誤差によってブロック間に白スジが発生する等の画像品質の劣化が見られたが、ここでは、印画中に、少なくともいずれか一つのノズルから上記した通りマークMを記録媒体上に記録しておき、以下の動作によって記録媒体を精度良く移動させるようにしている。なお、マークMの記録は、大距離移動の前、例えば上記ブロック印画の場合には1ブロック印画中に、少なくとも1つ記録されればよく、また、特定のノズルから特定のタイミングで記録されるようにすれば、印画中のいずれのタイミングで行うようにしてもよい。図7では、1ブロック印画中の最初のスキャン時に、ヘッドhにおける副走査方向に沿う最も後端側に位置するNo.mノズルから主走査方向に沿って一定長さを有する一つのライン状のマークMを非印画領域に記録した場合を示している。
図8、図9は、記録媒体の大距離移動時、例えばヘッドhによる1ブロック印画時の最終のn+3スキャン目から次のブロック印画時の最初のn+4スキャン目への制御動作を示すフローチャートである。このフローチャート及び図1、図2及び図7を参照しつつ更に制御動作を説明する。
4パスによる1ブロックの印画が終了すると、制御部10は副走査駆動部17を駆動制御して副走査モータ18を高速で駆動させ、マークMが記録された位置が記録ヘッドHに設けられているマーク検出器19の近傍まで来るように、記録媒体Pを副走査方向に沿って高速で移動させる(S1)。
記録媒体Pを移動する際のロータリーエンコーダのパルス数をエンコーダセンサ20によってカウントすることにより、マークMがマーク検出器19によって検出される近傍まで近づいたかどうかを検知することができる。従って、制御部10は、ロータリーエンコーダのパルス数のカウントにより、マークMがマーク検出器19によって検出される近傍まで記録媒体Pが移動したことを検知すると(S2)、マーク検出器19によってマークMを正確に検出するために、今度は副走査モータ18の駆動を低速に切り替え、記録媒体Pを低速で移動させる(S3)と共に、記録媒体Pの位置情報の割り込みを許可し、図9に示す割り込み処理を行う(S4)。
このようにマークMが検出される近傍までは記録媒体Pを高速で移動させ、検出近傍まで来たときに低速で移動させるようにすることは、マークMを正確に検出可能としながらも移動時間を短縮でき、これにより記録時間の短縮化を図ることができるために好ましい態様である。
記録媒体Pの移動時は、記録ヘッドHはマーク検出器19から出射される検出光が記録媒体P(ここでは記録媒体Pの非印画領域)に記録されたマークMの上を通過する位置に待機しており、マーク検出器19により検出されたアナログの検出信号は、まず、増幅部21によって増幅された後、A/D変換部22へ送られ、デジタル信号に変換される(S41)。
ここで、制御部10は、マークMが検出されると予測される位置の直前から、上記位置情報20aの出力のタイミングで、マーク検出器19からのアナログの出力信号をA/D変換部22でA/D変換し、各出力値のサンプリングデータに対応するエンコーダセンサ20からの位置情報20aを入力していき(S42)、この位置情報20aとA/D変換でサンプリングされた出力値とを記憶する(S43)。この記憶データは、制御部10内の所定の記憶領域に格納される。
図8のフローに戻って、記録媒体Pが副走査方向に搬送されることにより、マーク検出器19がマークMの通過を終了すると(S5)、上記位置情報20aの割り込み処理を不許可として位置情報20aの割り込みを終了する(S6)。次いで、制御部10は、各位置情報20aに対するA/D変換値(サンプリングデータ)から、ピークのA/D変換値に対応する位置情報を算出する(S7)。この算出された位置情報は、制御部10内の所定の記憶領域に格納される。
算出された位置情報はマークMの中心位置であることから、制御部10は、この位置情報を、記録媒体Pを大距離移動させる際の基準位置とする。即ち、制御部10は、更に副走査駆動部17を駆動制御して副走査モータ18を駆動させることにより記録媒体Pを副走査方向に移動させ、上記位置情報の示す位置から新たにエンコーダセンサ20によってロータリーエンコーダのパルス数のカウントを開始する。マークMは特定のノズルから特定のタイミング(図7ではヘッドhのNo.mノズルから1ブロックの最初のスキャン時)で記録されるため、このマークMのピークを検出した位置情報の示す位置から記録媒体Pを何カウント移動させれば、次のブロックを印画する際の最初のスキャン(図7のn+4スキャン目)を行うべき適正な位置まで移動するかが判る。
制御部10には、この適正位置までのカウント数(指定カウント数)が記憶されており、ここで制御部10は、エンコーダセンサ20によってロータリーエンコーダのパルス数をカウントすることにより、上記マークMのピークを示す位置から記録媒体Pを指定カウント数移動させ(S8)、マークMの検出による正常移動動作を終了する。
マーク検出器19から実際に記録媒体P上に記録されたマークMを検出した位置までの距離は、一度調整されてしまえば、マーク検出器19とマークMの記録位置で固定されているため、周囲の環境や送りローラR1、R2等の機構的誤差によらず一定である。従って、記録媒体Pを副走査方向に、ヘッド長に近い大距離移動させる場合でも、少量の移動誤差しか生じないことになり、大距離の移動に対し、飛躍的に送り誤差を低減することができるようになる。これにより記録ヘッドHにより次のブロックの印画を開始しても、先に印画されたブロックとの間に白スジ等の発生なく印画を行うことができる。
一方、S5のステップにおいて、位置情報の割り込み処理を開始した後、記録媒体Pを所定距離(マーク検出器19の検出光がマークMを通過するであろうと予測される距離)移動して、マークMを検出すべき位置まで記録媒体Pを移動させたにもかかわらず、何らかの理由により記録媒体P上にマークMが記録されていなかったり、記録されたマークMが消えてしまったりしたこと等によって、マーク検出器19によりマークMが正常に検出されなかった場合(S9)、上記S4のステップにおいて開始した位置情報割り込み処理を不許可とし(S10)、前回までの移動量に基づいて記録媒体Pを移動させる。
即ち、制御部10には、前述したように、マークMのピーク位置を検出した位置情報が記憶されるため、その記憶された前回のマークMのピーク位置を検出した位置情報と上記指定カウント数とから前回の記録媒体Pの大距離移動時の移動量が判る。従って、制御部10は、マークMが正常に検出されなかった場合でも、前回までの移動量に基づいて副走査駆動部17及び副走査モータ18を駆動制御することにより、大きな誤差を生じることなく記録媒体Pを移動させることができる。
制御部10は、かかる移動の後、駆動を停止させ(S11)、マークMを非検出した場合の移動を終了する。
本発明において、A/D変換部22は、制御部10がマーク検出器19による検出出力のピークの位置を算出するに足る十分なサンプリング値を取得した時点で、マーク検出器19からの出力信号のA/D変換を停止することが好ましい。これによりデータ処理の時間的な無駄を省くことができると共に、サンプリングデータを記憶する記憶容量を低減することもできる。
また、本発明においては、A/D変換部22からの出力値をフィルタリングするフィルタリング手段を有することも好ましい。このフィルタリング手段は、A/D変換処理されるデータの予測される正規分布の波形に則してフィルタリングすることで、スパイクノイズ等による不確定要素による誤動作を解除することができ、信頼性及び精度の一層の向上を図ることができるようになる。このようなフィルタリング手段としては、ソフトウェアでのローパスフィルタを制御部10に設けることで実現可能である。
以上の説明では、マークMは、図2に示したように、記録媒体P上の印画領域から外れた非印画領域に記録されるようにしたが、記録媒体Pの幅一杯にまで画像記録が行われる「縁なし画像」を形成する場合には、記録媒体Pの全面が印画領域となるため、非印画領域にマークMを記録してこれを検出する上記態様は利用できない。このため、「縁なし画像」を形成する場合には、このマークMは、記録ヘッドHの主走査によって記録される領域よりも、記録媒体Pの搬送方向上流側に記録されることが好ましい。
記録ヘッドHの主走査によって記録される領域よりも記録媒体Pの搬送方向上流側は、記録ヘッドHによって未だ記録が行われていない領域であり、この領域にマークMが記録されれば、その後、記録媒体Pが副走査方向に搬送されることによって、マーク検出器19がマークM上を通過する際に、このマークMを検出することが可能である。しかも、その後、記録ヘッドHの主走査によって画像が記録されることにより、上記マークMを画像中に埋めてしまい、画像中において視認しづらくすることができる。
マークMを記録ヘッドHの主走査によって記録される領域よりも記録媒体Pの搬送方向上流側に記録する場合に好ましい記録ヘッドHの構成について、図10を用いて説明する。なお、図1と同一符号は同一構成を示し、ここでの説明は省略する。
図10に示すように、4つのヘッドh1〜h4からなる記録ヘッドHのうち、インク滴を吐出することにより記録媒体PにマークMを記録するためのノズルを有するヘッド(ここではヘッドh4とするが、特に問わない。)は、他のヘッドh1〜h3に対して、記録媒体Pの搬送方向(副走査方向)の上流側に所定量(D)ずれて設けられている。このずれ量Dは、多くなると書き出し書き終わりでのオーバーヘッドが多くなり、印画時間に悪影響を与えるため、マークMを記録するためのヘッドh1の1ノズル間隔分以上であり、好ましくは1ノズル間隔分以上N/5ノズル間隔分以下とすることである。但し、Nは1ヘッド当たりのノズル数とする。
このように記録ヘッドHのうちのマークMを記録するためのノズルを有するヘッドh4が、他のヘッドh1〜h3に対して記録媒体Pの搬送方向上流側に1ノズル間隔分以上ずれて設けられていることにより、このヘッドh4によって、記録媒体Pの搬送方向上流側に、そのずれ量D分だけ先行的にマークMが記録される。このように先行的にマークMが記録される領域は、記録媒体P上において未だ記録が行われていない領域であるため、記録媒体Pが副走査方向に搬送されることで、マーク検出器19によって検出が可能となる。そして、その後、記録ヘッドHが主走査されることによって、記録媒体P上に記録されたマークMは画像中に埋められることになる。
このようにしてマークMが記録される領域は、「縁なし画像」の印画領域内であるため、その後の記録ヘッドHの主走査によって画像中に埋められるとはいえ、画像への影響を極力少なくする意味でも、マークMはマーク検出器19によって検出するに足る十分小さなエリアに記録されるべきである。このように十分小さなエリアにマークMを記録するには、マークMを記録するためのノズルに対応するデータを、主走査方向に沿ってマークMを記録するに必要な距離だけ吐出にすることが好ましい。
なお、縁なし画像を記録する場合のマークMの記録態様を図11に示す。この縁なし画像を記録する場合のマークMの記録態様も、(a)に示すように、一つのヘッドの一つのノズルから一つのマークMのみを記録する態様、(b)に示すように、一つのヘッドにおける隣接する複数のノズルのうちの一つおきのノズル(ここでは2つのノズル)から一度にマークMを記録する態様、(c)に示すように、一つのヘッドにおける隣接する複数のノズル(ここでは4つのノズル)から一度に複数のマークMを記録する態様が挙げられる。
送り精度を確保する目的でマークMを複数記録した場合には、マーク検出器19による検出光のスポット径は、各マークMの副走査方向に沿う間隔よりも小さくし、マークMを記録するノズルに対応するデータを、主走査方向に沿ってマークMを記録するに必要な距離だけ吐出にすることが好ましい。これにより、マークMは十分小さなエリアに記録されると共に、複数のマークMの各々を検出光によって確実に検出することが可能となる。これらノズルの制御は、制御部10(図1に示す)によって行われる。
以上説明した本発明に係るインクジェット記録装置における記録媒体Pの位置情報の検出には、ロータリーエンコーダのパルス数をカウントするものに限らず、副走査モータ18にステッピングモータを使用した場合には、そのステッピングモータに印加するステップパルス数をカウントすることによって行うようにしてよい。
また、マークMを記録するマーク記録手段は、画像記録を行うための記録ヘッドHを兼用するものに限らず、記録媒体Pの搬送方向に沿う方向において、マーク検出手段に対して一定の配置関係を維持できるように配設されるものであれば、記録ヘッドHとは別体の独立した構成であってもよい。この場合、マークMを記録する位置は、記録媒体Pの画像記録面に限らず、その裏面側であってもよい。このとき、マーク検出手段も記録媒体Pの画像記録面とは裏面側に配置されることはもちろんである。
本発明に係るインクジェット記録装置の概要を示す構成図 本発明に係るインクジェット記録装置の構成ブロック図 記録媒体上のマークの記録位置を示す図 (a)〜(c)は縁あり画像を記録する場合のマークの記録態様を説明する図 (a)(b)はマーク検出手段の構造を示す図 サンプリングの様子を示すタイムチャート ブロック印画の一例を説明する説明図 記録媒体の移動時の制御動作を示すフローチャート 記録媒体の移動時の制御動作を示すフローチャート 本発明に係るインクジェット記録装置の他の実施形態を示す構成図 (a)〜(c)は縁なし画像を記録する場合のマークの記録態様を説明する図
符号の説明
H:記録ヘッド
h1〜h4:ヘッド
P:記録媒体
M:マーク
R1、R2:送りローラ
10:制御部
11:I/F部
12:画像展開部
13:画像メモリ
14:ヘッド駆動部
15:主走査駆動部
16:主走査モータ
17:副走査駆動部
18:副走査モータ
19:マーク検出器
20:エンコーダセンサ
20a:位置情報
21:増幅部
22:A/D変換部

Claims (5)

  1. 記録媒体をその搬送方向に沿って移動させる記録媒体移動手段と、
    前記記録媒体移動手段の移動に同期して前記記録媒体移動手段の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
    前記記録媒体に所定のマークを記録するマーク記録手段と、
    前記記録媒体に対して一定の距離を持って配置されると共に前記マーク記録手段により記録されたマークを検出するマーク検出手段と、
    前記マーク検出手段により前記マークを検出した際の出力信号と前記位置情報検出手段からの位置情報とに基づいて前記マークの位置を検出すると共に、前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を前記マークの位置を基準として決定する制御手段とを有するインクジェット記録装置であって、
    前記マーク検出手段からの出力信号をA/D変換するA/D変換手段を有し、
    前記制御手段は、前記位置情報検出手段による位置情報出力のタイミングで前記マーク検出手段の出力信号のA/D変換を行うと共に、そのサンプリングデータから前記マークの基準検出位置を算出することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記A/D変換手段は、前記制御手段が前記マーク検出手段による検出出力のピークの位置を算出するに足る十分なサンプリング値を取得した時点で、前記マーク検出手段からの出力信号のA/D変換を停止することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記A/D変換手段は、前記制御手段が前記マーク検出手段により前記マークを検出すると予測される直前からA/D変換を開始することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記A/D変換手段からの出力値をフィルタリングするフィルタリング手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記マーク記録手段により同時に複数のマークを記録することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のインクジェット記録装置。
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