JP4347859B2 - オイルポンプ - Google Patents

オイルポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP4347859B2
JP4347859B2 JP2006084277A JP2006084277A JP4347859B2 JP 4347859 B2 JP4347859 B2 JP 4347859B2 JP 2006084277 A JP2006084277 A JP 2006084277A JP 2006084277 A JP2006084277 A JP 2006084277A JP 4347859 B2 JP4347859 B2 JP 4347859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
discharge
path
introduction
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006084277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007255391A (ja
Inventor
孝 近藤
和彦 磯
洋二郎 小岩
靖典 小野
敦 柳沢
敦史 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Yamada Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Yamada Manufacturing Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006084277A priority Critical patent/JP4347859B2/ja
Priority to EP07103711A priority patent/EP1840376A3/en
Priority to US11/723,169 priority patent/US7845920B2/en
Priority to CN2007100881771A priority patent/CN101042134B/zh
Publication of JP2007255391A publication Critical patent/JP2007255391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4347859B2 publication Critical patent/JP4347859B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/0042Systems for the equilibration of forces acting on the machines or pump
    • F04C15/0049Equalization of pressure pulses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2210/00Fluid
    • F04C2210/14Lubricant

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

本発明は、吐出ポート側における動圧による脈動の振動を減衰させることができるオイルポンプに関する。
ケーシング内にトロコイド歯形等のロータを備えたオイルポンプにおいて、その吐出ポート側の脈動による振動等を減少させるための発明が特許文献1に開示されている。この特許文献1の技術的内容は、断面積を小さくした絞りが吐出ポートの一部に設けられている。そして、吐出ポートの下流側近傍に前記絞りを介して、前記吐出ポートと連通するオイルチャンバが設けられている。
そのオイルチャンバは、吐出ポートの流路と垂直方向に連通する細い連通孔を介して吐出ポートと連通し、その吐出ポートの流路の直線の箇所と平行するように伸びる長方形状に形成され、且つ前記吐出ポートと平行となるように横並びに配置されている。このように吐出ポートの垂直方向に細い連通孔を設けて連通するオイルチャンバの構成が特許文献1に開示されている。
特開2005−146998号
特許文献1に開示されているように、オイルチャンバは、吐出ポートの直線状の流路と平行且つ並列状態に設けられている。そして、前記オイルチャンバと吐出ポートとを連通する連通孔(オイル流入口)は、吐出ポートの直線状の流路に対して垂直方向に形成されたものである。したがって、連通孔の方向は、吐出ポートの流路内のオイルの流れ方向に対して、直角の横向きとなっている。
一方、オイルポンプは、ケーシング内の複数のポンプ室の容積を連続的に増減変化させながらオイルを吸入ポートから吸い込み、吐出ポートに送り出すポンプ動作によって、吐出ポートに流れるオイルには圧力が生じており、送り出されるオイルは、脈打つようにして、吐出圧が振幅変化(脈動)をするものである。
吐出ポートにおけるオイルの脈動には、オイルの流れ方向の圧力(動圧)と共に吐出ポート内全方向の圧力(静圧)が生じている。その脈動の大きな要因である動圧は、オイルポンプからオイルが供給される機器や管路部材等に負担をかけ、また、それらの共振による騒音を増大させてしまう。
そこで、前述した特許文献1におけるオイルチャンバによって、前記吐出ポート内の動圧による脈動を吸収しようとすると、前記オイルチャンバは、前記吐出ポートに対して横並びに並列状に設けられ、その吐出ポートとオイルチャンバとを連通する連通孔の方向は、吐出ポートの流路のオイルの流れ方向に対して直角であることから、吐出ポートのオイル流れ方向の動圧を直接的にオイルチャンバに導入することが困難である。
よって、吐出ポートにおけるオイルの脈動に係わる静圧は、前記連通路を介して、吐出ポートの流路の横方向(側方向)に設けられたオイルチャンバに導入して、低減することができる。しかし、動圧は、オイルの流れ方向に沿って発生するものであり、その流れ方向以外の方向にあるオイルチャンバに導入し難く、殆ど低減することができない。
したがって、吐出ポートにおける流路内のオイルの流れ方向に対して、直角に連通する前記オイルチャンバでは、脈動の動圧を吸収することが難しく、脈動を十分に低減させることが困難である。
よって、従来技術のオイルチャンバでは動圧による脈動低減効果は十分に果たしえず、他の機器への悪影響や騒音等を低減することが困難である。本発明の目的は、吐出流路におけるオイル流れの動圧による脈動を十分に吸収できるようにして、脈動を低減し、機器の影響や騒音等を低減させることを実現しようとするものである。
請求項1の発明は、ポンプケーシング内に装着されたロータの回転によって、吸入ポートから吐出ポートへ流体を移送するポンプにおいて、前記吐出ポートに連通する吐出流路の流れ方向と同一方向に導入路が形成され、且つ該導入路は、前記吐出流路よりも細く形成され、前記導入路の導入開口部は吐出流体の流れ方向に対して略正面に位置させると共に、前記導入路を介して前記吐出流路と連通するチャンバが前記吐出流路の流れ方向の延長線上に形成され、前記導入路付近に前記吐出流路の流れ方向と異なる方向の流路が連通形成されてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明は、ポンプケーシング内に装着されたロータの回転によって、吸入ポートから吐出ポートへ流体を移送するポンプにおいて、前記吐出ポートに連通する吐出流路と、該吐出流路に流れ方向と同一方向に形成されると共に前記吐出流路よりも細く形成され且つ流れ方向に対して略正面に位置するように形成された導入路と、該導入路に前記吐出流路の流れ方向の延長線上に連通するチャンバと、前記吐出流路と連通すると共に該吐出流路の端部箇所の流れ方向とは異なる方向の流路とからなり、該流路は前記導入路付近となるように前記吐出流路に連結されてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明は、前述の構成において、前記導入路はテーパ状に形成されてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明は、前述の構成において、前記チャンバは複数形成されると共に、直列状に連通されてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明は、前述の構成において、前記複数のチャンバは、相互に容積が異なるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明は、前述の構成において、前記流路と前記吐出流路とは、略直角に連通してなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明によって、流路を流れる流体(オイル)の油圧脈動を十分に低減することができる。また、静圧による圧力の大小の変化を低減するだけではなく、導入路は、吐出流路に直列して形成されており、且つ該導入路の導入開口部は流体(オイル)の流れ方向に対向している。さらに、吐出流路に連通する流路は、前記吐出流路の流れ方向と異なる方向となるようにして、前記導入路付近に連通形成されているので、吐出流路を流れるオイルは、流れ方向に対向する導入開口部に優先的に流れ込むことになる。
したがって、導入路は、前記吐出流路を流れるオイルの動圧による脈動を有効にチャンバに導入させて振動を吸収することができる。これによって、前記吐出流路に連通する流路に流入するオイルの油圧脈動を十分に低減し、オイル供給又は流通される機器の影響や騒音等を低減することができる。請求項2の発明においても、請求項1の発明と同等の効果を奏する。
また請求項1及び2の発明において、前記導入路は、前記吐出流路の流れ方向と同一方向としてなるオイルポンプとしたことにより、吐出流路内のオイルの動圧による脈動をより一層効率的にチャンバに導入させることができ、脈動を良好に吸収することができる。さらに、前記導入路は、前記吐出流路よりも細く形成されることにより、より一層脈動の吸収ができるものである。特に、導入路の大きさをオイルの脈動特性に合わせることにより、チャンバの吸収効率をさらに向上させることができ、脈動の特性に対してチャンバの機能を十分に発揮させることができる。
請求項3の発明によって、前記導入路はテーパ状に形成されることで、導入路に導入されるオイルは、乱流になりにくく、脈動の吸収を円滑に行うことができる。
請求項4の発明は、前記チャンバは複数形成されると共に、複数のチャンバは直列状に形成されることにより、チャンバ容積を大きくとることが出来、より大きな効果を得ることができる。請求項5の発明は、前記複数のチャンバは、相互に容積が異なることにより、様々な周波数(振動)を含む脈動に対して、容積の異なるそれぞれのチャンバが異なる周波数に対応して吸収することができるものである。
次に、請求項6の発明は、前述の構成において、前記流路と前記吐出流路とは、略直角に連通させたことにより、オイルの流れ方向の正面位置に導入路及びチャンバを容易に配置することができ、ポンプの製造を簡単且つ効率的にすることができる。
また、吐出流路内を流れるオイルは、流れ方向に対向する導入路に優先的に流れ込み、該導入路に到達する前のオイルが流路に流れ込まないようになっている。そして、前記チャンバによって脈動が十分に低減されたオイルが流路に向かって流れるようにすることができる。したがって、流路には、オイルが安定した状態で流れることができる。
さらに、吐出流路とは直角方向とした流路が円形状孔で形成された場合、回転工具などで容易に形成することができ、その流路内が円周内側面とすることで、脈動が十分に低減されたオイルの流れをさらに均一に安定させることができ、流路抵抗を低減することもできる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。先ず本発明において、ポンプケーシング1は、2つのポンプボディー11,12とから構成され、ボルト・ナット等の固着具によって接合される。ポンプケーシング1は、図6に示すように、バランサフォルダ100のケーシングと一体成形されている。前記ポンプケーシング1の内部には、図1(A)に示すように、ロータ室2,吸入ポート3及び吐出ポート4が形成されている。
前記ロータ室2には、ロータが配置される。該ロータは、具体的には、二つの歯車状ロータからなり、内接タイプの歯車機構を構成している。以下、本発明では、ロータは、トロコイド歯形を有するアウターロータ8とインナーロータ9とから構成されるトロコイドポンプに基づいたものとする。
前記吐出ポート4には、図1(A)に示すように、吐出流路5が連通形成されている。前記吐出ポート4は、ポンプケーシング1内部を縦断するようにして形成されており、前記吐出流路5は、前記吐出ポート4に形成された面に対して略直角となるようにして、前記バランサフォルダ100のケーシング内に形成される〔図1(B),(C)参照〕。前記吐出流路5は、前記吐出ポート4から吐出されるオイルを後述する流路7に移送する役目をなすものである。前記吐出流路5は、その終端部5a付近では直線状の通路となっている。該終端部5aは、前記吐出ポート4と連通する端部とは反対側に位置する端部である。
前記吐出流路5の終端部5aに対して、直列となるようにレゾネータ6が形成されている。その直列とは、図2(B)に示すように、吐出流路5を流れるオイルの流れ方向L(流線La)の延長線上に位置するということである。該レゾネータ6は、図2に示すように、導入路61とチャンバ62とから構成されたものである。前記導入路61は、吐出流路5の終端部5aと、チャンバ62とを連通させる役目をなす部位である。該チャンバ62は、吐出ポート4から吐出流路5を流れるオイルの脈動Wを低減する役目をなすものである。
前記導入路61は、前記吐出流路5の終端部5aから内部を流れる吐出オイルの流れ方向と同一方向となるように管路状に形成されたものである。そして、前記吐出流路5の終端部5aと、前記導入路61との連通する部位が導入開口部61aである〔図2(A),(B)参照〕。該導入開口部61aは、導入路61の断面形状に一致する形状であるが、具体的には円形状である。
ここで、流れ方向とは、前記吐出流路5に設けられた屈曲部5bの上流側の外側壁5cに沿った方向に延びる流線La〔図1(C)参照〕を流れ方向とする。また、前記屈曲部5bから方向を変えて流路7に向かう流線Lは、下流側の流線Lbとなる。前記導入路61は、その導入開口部61aが、前記吐出流路5の終端部5aを流れる吐出オイルの流れ方向に対して略正面に位置している。すなわち、前記導入開口部61aを、塞がれた平坦面として仮想すると、その仮想平坦面Sと、前記終端部5aを流れる吐出オイルの流れ方向における流線Lとは、図2(B)に示すように、直角(略直角も含む)に交わるようになっている。
換言すると、前記吐出流路5の終端部5aを流れる吐出オイルの流れ方向の流線Lが前記導入開口部61aの仮想平坦面Sに直交するように、前記吐出流路5の終端部5aと、導入開口部61aとを設定したものである。また、前記導入開口部61aの仮想平坦面Sと、流線Lとを直角にすることに限らず前記仮想平坦面Sが、前記流線Lに対して曲面状や傾斜したものも適宜設定される。
このように、前記導入路61の導入開口部61aは、前記吐出流路5の終端部5aを流れる吐出オイルの流れ方向に対向するようにしたので、吐出オイルが導入路61に流れるように開口していれば良く、その開口形状は平坦状、傾斜状、円弧状、凹状などである。前記導入路61の導入開口部61aは、吐出流路5を流れる吐出オイルを真正面から受け入れるものであり、これによって、吐出オイルをチャンバ62に有効に導入することができる。
前記導入路61の通路方向は、前記吐出流路5の終端部5aにおける吐出オイルの流れ方向と同一方向となる直線状としている。これによって、吐出オイルは、前記吐出流路5の終端部5aから導入路61に円滑に導入される。或いは、前記導入路61の通路方向が緩やかな弧状となることもある〔図5(B)参照〕。このように導入路61を弧状とすることにより、特にポンプケーシング1のサイズ等により、成形領域に制約がある場合に好適である。
前記導入路61は、前記吐出流路5の終端部5aと同一の断面積、又は終端部5aよりも小さくなるように形成され、好ましくは、前記導入路61は、前記終端部5a及びチャンバ62よりも細く又は狭く形成されている。さらに、前記導入路61の内径は、図4(A),(B)に示すように、段差状に異なるように形成され、断面積の大きな部分と、断面積の小さな部分とが形成される。導入路61の断面積の大きな部分は、前記吐出流路5の終端部5aと同じ断面積とするか、或いは小さく形成される。
さらに、前記導入路61は、図4(C),(D)に示すように、次第に断面積が大小に変化するようにテーパ状に形成されることもある。前記導入路61が段差状とした実施形態及びテーパ状とした実施形態のいずれも、前記吐出流路5の終端部5aからチャンバ62に向かって断面積が小さくなるように形成されるものであるが、その反対に断面積が大きくなるように形成されることもある。前記導入路61は、前記吐出ポート4の終端部5aの断面積以下の大きさとすることにより、チャンバ62に対して、吐出オイルの絞りとなる役目をする。
前記チャンバ62は、導入路61との連通する箇所以外は閉鎖された空隙室である。該導入路61の形状,容積などは、オイルポンプの動圧による脈動Wの振動を効果的に減衰するように適宜設定される。前記チャンバ62は、図5(A)に示すように、複数形成されると共に、複数のチャンバ62は直列状に形成されることもあり、チャンバ6の形状として立方体又は球体状等に形成される。さらに、前記複数のチャンバ62は、相互に容積が異なるようにすることもある。
次に、流路7は、前記吐出流路5に連通して、該吐出流路5を流れる吐出オイルをポンプケーシング1の外部に移送する役目をなすものである。前記流路7は、前記導入路61付近に位置するようにして、前記吐出流路5に連通形成されている。図2(C)は、図2(A)のXc−Xc矢視断面図であり、流路7の形成位置を示すものである。図2(D)は、図2(B)のXd−Xd矢視断面図であり、図2(A)とは異なる吐出流路5の壁面に流路7が形成された実施例であって、流路7が上方或いは水平方向に形成されたものである。
また、前記流路7は、前記吐出流路5に設けられた屈曲部5bの下流側の外壁5dに沿った方向に設けられる。さらに、前記流路7の通路方向(流れ方向)は、前記吐出流路5の終端部5aの流れ方向とは異なる方向となるように形成される。特に、流路7と前記吐出流路5とは、略直角に連通することが好ましい。この吐出流路5と流路7とのなす角度は適宜傾ける場合もある。また、前記流路7の形成位置は、前記吐出流路5の終端部5aと前記レゾネータ6の導入路61との間に位置したり、前記吐出流路5に形成される。
本発明において、吐出オイルの脈動Wを低減させる行程を図3に基づいて説明する。まず、吐出ポート4から吐き出された吐出オイルは、吐出流路5を流れ、該吐出流路5の終端部5aに直列に配置されたレゾネータ6に吐出オイルが到達する〔図3(A)参照〕。このとき、吐出オイルは、動圧と、周囲に圧力を及ぼす静圧とを有しており、その動圧によって吐出オイルの流れ方向に断続的な脈動Wを含んでいる。
前記レゾネータ6における導入路61の導入開口部61aは、前記終端部5aの吐出オイルの流れ方向に対向して設けられており、吐出オイルは前記導入開口部61aに流入して、導入路61を介してチャンバ62に導入される〔図3(B)参照〕。吐出オイルは、導入路61に流入し、チャンバ62に導入されることで脈動が低減する。
このようにして、前記吐出流路5の終端部5aとレゾネータ6により、吐出オイルの脈動が十分に低減された状態で、吐出オイルは流路7に流れ、該流路7の吐出オイルには脈動がほとんど存在しない安定した状態でポンプケーシング1の外部に移送させることができる〔図3(C)参照〕。
図7は、本発明の特性を示すグラフである。レゾネータが設けられないタイプのものが最も騒音が大きく、次に従来技術におけるレゾネータが並列に配列されたものが騒音が大きくなっている。本発明のオイルポンプが最も騒音が低いことが示されている。
(A)はポンプケーシングの平面図、(B)は(A)のXa−Xa矢視断面図、(C)は(A)のXb−Xb矢視断面図である。 (A)は吐出流路の終端部とレゾネータの一部切除した斜視図、(B)は吐出流路の終端部とレゾネータの一部切除した縦断側面図、(C)は、(A)のXc−Xc矢視断面図、(D)は(B)のXd−Xd矢視断面図である。 (A)乃至(C)はレゾネータによる脈動の吸収作用を示す状態図である。 (A)は導入路の内径を段差状にしてチャンバに向かって細くなるように形成した実施形態の断面図、(B)は導入路の内径を段差状にしてチャンバに向かって太くなるように形成した実施形態の断面図、(C)は導入路の内側面をテーパにしてチャンバに向かって次第に細くなるように形成した実施形態の断面図、(D)は導入路の内側面をテーパにしてチャンバに向かって次第に太くなるように形成した実施形態の断面図である。 (A)はレゾネータのチャンバを複数直列に構成した断面図、(B)は導入路を通路方向に弧状に形成した断面図である。 ポンプケーシングとバランサフォルダの側面図である。 本発明の特性を示すグラフである。
符号の説明
1…ポンプケーシング、3…吸入ポート、4…吐出ポート、5…吐出流路、
6…レゾネータ、61…導入路、61a…導入開口部、62…チャンバ、
7…流路。

Claims (6)

  1. ポンプケーシング内に装着されたロータの回転によって、吸入ポートから吐出ポートへ流体を移送するポンプにおいて、前記吐出ポートに連通する吐出流路の流れ方向と同一方向に導入路が形成され、且つ該導入路は、前記吐出流路よりも細く形成され、前記導入路の導入開口部は吐出流体の流れ方向に対して略正面に位置させると共に、前記導入路を介して前記吐出流路と連通するチャンバが前記吐出流路の流れ方向の延長線上に形成され、前記導入路付近に前記吐出流路の流れ方向と異なる方向の流路が連通形成されてなることを特徴とするオイルポンプ。
  2. ポンプケーシング内に装着されたロータの回転によって、吸入ポートから吐出ポートへ流体を移送するポンプにおいて、前記吐出ポートに連通する吐出流路と、該吐出流路に流れ方向と同一方向に形成されると共に前記吐出流路よりも細く形成され且つ流れ方向に対して略正面に位置するように形成された導入路と、該導入路に前記吐出流路の流れ方向の延長線上に連通するチャンバと、前記吐出流路と連通すると共に該吐出流路の端部箇所の流れ方向とは異なる方向の流路とからなり、該流路は前記導入路付近となるように前記吐出流路に連結されてなることを特徴とするオイルポンプ。
  3. 請求項1又は2において、前記導入路はテーパ状に形成されてなることを特徴とするオイルポンプ。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記チャンバは複数形成されると共に、直列状に連通されてなることを特徴とするオイルポンプ。
  5. 請求項4において、前記複数のチャンバは、相互に容積が異なることを特徴とするオイルポンプ。
  6. 請求項1,2,3,4又は5のいずれか1項の記載において、前記流路と前記吐出流路とは、略直角に連通してなることを特徴とするオイルポンプ。
JP2006084277A 2006-03-24 2006-03-24 オイルポンプ Active JP4347859B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084277A JP4347859B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 オイルポンプ
EP07103711A EP1840376A3 (en) 2006-03-24 2007-03-07 Oil Pump
US11/723,169 US7845920B2 (en) 2006-03-24 2007-03-16 Oil pump
CN2007100881771A CN101042134B (zh) 2006-03-24 2007-03-20 油泵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084277A JP4347859B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 オイルポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007255391A JP2007255391A (ja) 2007-10-04
JP4347859B2 true JP4347859B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=38229703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006084277A Active JP4347859B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 オイルポンプ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7845920B2 (ja)
EP (1) EP1840376A3 (ja)
JP (1) JP4347859B2 (ja)
CN (1) CN101042134B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002230842A1 (en) 2000-10-30 2002-05-15 The General Hospital Corporation Optical methods and systems for tissue analysis
JP4593505B2 (ja) * 2006-03-29 2010-12-08 本田技研工業株式会社 オイル脈動圧低減構造が設けられた機械
CN102102663A (zh) * 2009-12-22 2011-06-22 沈阳申元气体压缩机厂 脉动衰减器
DE102010050928B4 (de) 2010-11-11 2016-01-07 Mann + Hummel Gmbh Flüssigkeitsfördersystem und Flüssigkeitspumpenmodul
JP7286231B2 (ja) * 2018-09-30 2023-06-05 ダイハツ工業株式会社 オイルポンプ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3061039A (en) * 1957-11-14 1962-10-30 Joseph J Mascuch Fluid line sound-absorbing structures
JPS5520687U (ja) * 1978-07-28 1980-02-08
GB2036873B (en) * 1978-12-01 1983-02-09 South Western Ind Res Silencing fluid pumps and motors
JPH06165818A (ja) 1992-11-30 1994-06-14 Kokuritsu Jiyunkankibiyou Center Souchiyou 送液回路
FR2735534B1 (fr) 1995-06-15 1997-08-29 Hydroperfect Int Ensemble moteur electrique et pompe hydraulique a grande compacite
IT241428Y1 (it) 1996-11-22 2001-05-09 Casappa Spa Pompa idraulica a ridotte pulsazioni di pressione.
JP3392879B2 (ja) 1998-04-24 2003-03-31 日立建機株式会社 流体の脈動低減装置
US6558137B2 (en) * 2000-12-01 2003-05-06 Tecumseh Products Company Reciprocating piston compressor having improved noise attenuation
JP3960517B2 (ja) 2001-12-14 2007-08-15 本田技研工業株式会社 オイルポンプ構造
US6752604B2 (en) * 2002-04-30 2004-06-22 Gerald Donald Althouse Automatic wear indicator for sliding vane vacuum and gas pressure pumps
JP4328184B2 (ja) * 2003-11-17 2009-09-09 株式会社日立製作所 オイルポンプ
JP2005146998A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Hitachi Ltd オイルポンプ
JP4593505B2 (ja) * 2006-03-29 2010-12-08 本田技研工業株式会社 オイル脈動圧低減構造が設けられた機械

Also Published As

Publication number Publication date
EP1840376A2 (en) 2007-10-03
CN101042134B (zh) 2012-02-01
JP2007255391A (ja) 2007-10-04
CN101042134A (zh) 2007-09-26
EP1840376A3 (en) 2008-09-24
US7845920B2 (en) 2010-12-07
US20070224053A1 (en) 2007-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10525952B2 (en) Aspirators for producing vacuum using the venturi effect
JP4347859B2 (ja) オイルポンプ
JPH02191890A (ja) スクリュー圧縮機
TWI759548B (zh) 一種用於雙螺桿壓縮機的滑閥
JP2005042689A (ja) トロコイド型オイルポンプ
JP4224378B2 (ja) オイルポンプ
CN210345984U (zh) 压缩机的储液器和具有其的压缩机
JP2006283664A (ja) ルーツポンプ
JP2008163905A (ja) ポンプ装置
CN106285836B (zh) 用于汽车排气***的***
JP4332772B2 (ja) 燃料ポンプ
KR102453608B1 (ko) 기어펌프
JP3530664B2 (ja) 内接歯車式流体装置
JP4028777B2 (ja) トロコイドポンプ
WO2020056982A1 (zh) 具有气流脉动衰减功能的螺杆压缩机滑阀及螺杆压缩机
JP2989796B2 (ja) 歯車ポンプ
CN206092124U (zh) 用于汽车排气***的***
JP2009079519A (ja) 圧縮機
US20030202888A1 (en) Pump apparatus
JP4755456B2 (ja) オイルポンプ
JP4856907B2 (ja) オイルポンプ
JP2007270698A (ja) 可変容量型ベーンポンプ
KR20190075374A (ko) 자동변속기용 오일펌프
JP2006283665A (ja) ルーツポンプ
JP2012092687A (ja) ベーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4347859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250