JP4346412B2 - タービン翼列装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タービン翼列装置に係り、特に翼体の根元部(翼ルート部)および翼頂部(翼チップ部)のうち、少なくともいずれか一方に改良を加えて二次流れに基づく二次流れ損失の低減化を図るタービン翼列装置に関する。
最近の蒸気タービンやガスタービン等の軸流流体機械では、翼列性能の強化が見直されており、その一つに二次流れに基づく二次流れ損失がある。
この二次流れに基づく二次流れ損失は、翼型の形状によって定まるプロファィル損失に匹敵するほど大きな損失になっている。
ここに、二次流れは、以下に示すメカニズムに基づいて発生するものと考えられている。
図27は、例えば、文献「ガスタービンの基礎と実際」(三輪著、平成元年3月18日発行、(株)成文堂書店、119ページ)から引用した二次流れの発生メカニズムを説明する概念図である。
なお、図27は、タービンノズルを例示とするものであり、翼体の後縁側から見た概念図である。
図27で示した一方の翼体1aと隣接する他方の翼体1bとで形成する翼列2と、翼体1a,1bの頂部と根元部とを支持する壁面3a,3bとの間に設けられた流路4に流入する作動流体、例えば蒸気は、流路4を通過するとき、円弧状に曲げられて次の翼列に流入する。
このとき、隣接する他方の翼体1bの背側5から一方の翼体1aの腹側6に向って遠心力が発生する。この遠心力とバランスさせるために、一方の翼体1aの腹側6の静圧は高くなっている。反面、隣接する他方の翼体1bの背側5は、作動流体の流速が大きいため、静圧が低くなっている。
このため、流路4には、一方の翼体1aの腹側6から隣接する他方の翼体1bの背側5に向って圧力勾配が生じる。この圧力勾配は、翼体1a,1bの根元部側および頂部側のそれぞれに生成される境界層にも生じている。
しかし、境界層は、流速が遅く、遠心力も小さいため、一方の翼体1aの腹側6から隣接する他方の翼体1bの背側5への圧力勾配に抗しきれず、腹側6から背側5に向って流れる、いわゆる二次流れが生じる。この二次流れには、作動流体が翼体1a,1bの前縁7a,7bに衝突したときに生成される、いわゆる馬蹄渦8a,8bの一部が含まれている。
馬蹄渦8a,8bは、流路4を横切って隣接する翼体1bの背側5に向ってパッセージ渦9となって流れ、隣接する他方の翼体1bの背側5に至るとき、コーナ渦10と干渉しながら境界層を巻き上げる。これが、いわゆる二次流れ渦である。
この二次流れ渦は、主流(駆動流体)の流れを乱し、翼列効率低下の要因になっていた。
図28は、二次流れが翼列効率低下にどのような影響を与えているかを3次元数値流体解析から得た損失線図である。なお、図中、縦軸は翼体の高さを、また、横軸は全圧をそれぞれ示している。
3次元数値流体解析から、翼根元部および翼頂部のそれぞれの側には、一方の翼体1aの腹側6から隣接する他方の翼体1bの背側5に向って流れるねいわゆる二次流れの発生していることが認められた。
また、3次元数値流体解析を仔細に観察してみると、上述のパッセージ渦9a,9bが隣接する他方の翼1bで巻き上がることによって生じる二次流れ渦と、もともと翼体1a,1bの前縁7a,7bで衝突して生成され、背側5に沿って流れる馬蹄渦8a,8bとが合流する領域(図28中のA領域、B領域)で著しく全圧損失が大きくなっていることもわかった。
このように、二次流れのメカニズムが究明され、二次流れのメカニズムの究明に伴って二次流れに基づく翼列の効率低下を抑制する技術として、例えば、特開平1−106903号公報、特開平4−124406号公報、特開平9−112203号公報、特開2000−230403号公報等、数多くの技術が開示されている。
特開平1−106903号公報 特開平4−124406号公報 特開平9−112203号公報 特開2000−230403号公報
最近、翼体1a,1bの前縁7a,7bと壁面3a,3bとの接続部分の周囲の淀み領域に嘴(cusp)状の突出し片を設けてパッセージ渦9a,9bの強さを抑制して二次流れ損失の低減化を図った技術が米国特許第6,419,446号明細書に開示されている。
翼体1a,1bの前縁7a,7bと壁面3a,3bとの接続部分の周囲の淀み領域に嘴状の突出し片を設けると、この部分で作動流体が加速され、加速された作動流体の流れにより馬蹄渦8a,8bが打ち消され、パッセージ渦9a,9bの強さが弱まることが文献「Controlling Secondary-Flow Structure by Leading-Edge Airfoil Fillet and Inlet Swirl to Reduce Aerc-dynamic Loss and Surface Heat Transfers (Proceedings of ASME TURBO EXPO 2002, June 3-6, 2002 Amsterdam the Notheilands, GT-2002-30529)で報告されている。
また、この文献によれば、丸みを帯びた(ラウンド型)カスプ状の突出し片の効果にも言及しており、カスプ状の突出し片は、馬蹄渦8a,8bを翼体1a,1bの前縁7a,7bから遠ざける作用を備えているので、パッセージ渦9a,9bの強さを弱め、翼列損失の低減化を図ることができるが、この条件としてラウンド型カスプ状の突出し片の稜線(分離線)と作動流体の淀み点(作動流体の翼体の前縁への衝突部分)とが一致していることが必要である、と報告されている。
しかし、作動流体の翼体1a,1bへの流入は、負荷(出力)の変動に伴って流量が増減するので、その入射角を制御することが難しい。特に、起動運転時や部分負荷運転時では、作動流体の入射角の制御が難しい。
このため、上述米国特許第6,419,466号明細書に記載された技術よりも適用範囲をより一層広くし、作動流体の流量変動があり、ラウンド型カスプ状の突出し片の稜線と作動流体の淀み点とが一致しない場合であっても二次流れ損失の低減が図れるタービン翼列の実現が望まれていた。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、作動流体の流量が変動し、これに伴って作動流体の翼体の前縁への入射角が変動しても二次流れに基づく二次流れ損失の低減化が図れるタービン翼列装置を提供することを目的とする。
本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、根元部側および頂部側のうち少なくともいずれか一方を壁面に支持され、周方向に沿って列状に配置された翼体と、前記翼体の前縁と前記壁面との間の角部に、上流側に向って延びるように覆設され、上流側から前記翼体の前記前縁の高さ方向に向うとともに、前記翼体の前記前縁に衝突する作動流体の淀み点を基準に前記翼体の腹側および背側のそれぞれに向って扇状に延びる凹曲面状の***部として形成された被覆部と、を備え、前記被覆部は、上流側の据部分から前記翼体の前記前縁に向う距離をLo、前記壁面から前記前縁の高さ方向に向う距離をHo、作動流体の定常運転状態での境界層の厚さをTとするとき、Lo=(2〜5)Hoの範囲に設定するとともに、Ho=(0.5〜2.0)Tの範囲に設定し、かつ、前記翼体の前記前縁に衝突する作動流体の定常運転状態での淀み点を基準とした角度θ=±15°〜±60°の範囲で扇状に延びるものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、前記被覆部は、前記翼体の前記根元部側および前記頂部側のうち、少なくともいずれか一方に備えたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、前記被覆部は、前記***部を予め別体として作製しておいた被覆接続片で構成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、前記被覆部は、前記翼体との一体削り出し片および溶接施工による肉盛部で構成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、前記被覆部は、溶接施工による肉盛部で構成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、前記翼体の前記根元部側を支持する壁面は、前記翼体の前縁から上流側に向って拡開された直線状の傾斜面に形成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、前記翼体の前記根元部側を支持する壁面は、前記翼体の中間部分から上流の前縁側に向って拡開された傾斜曲面に形成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、前記翼体の前記根元部側および頂部側のそれぞれを支持する壁面、前記翼体の前縁から上流側に向って拡開された直線状の傾斜面に形成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項に記載したように、前記翼体の前記根元部側および頂部側のそれぞれを支持する壁面は、前記翼体の中間部分から上流の前縁側に向って拡開された傾斜曲面に形成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項10に記載したように、記翼体の前記根元部側を支持する壁面は、前記翼体の中間部分から上流の前縁側に向って拡開された傾斜曲面に形成されるとともに、前記翼体の頂部側を支持する壁面は、前記翼体の前縁から上流側に向って拡開された直線状の傾斜面に形成されたものである。
また、本発明に係るタービン翼列装置は、上述の目的を達成するために、請求項11に記載したように、前記翼体を支持する壁面は、平坦に形成されたものである。
本発明に係るタービン翼列装置は、翼体と壁面との角部に覆設した被覆部を断面が曲面状の***部に形成し、この***部の据部分を上流側に向って延ばして表面積を広くし、表面積を広くした前記曲面状の***部で作動流体の流れを加速させて前記翼体の前縁からの馬蹄渦の生成を抑制する構成にしたので、パッセージ渦の強さを弱めて二次流れ損失をより一層低減させることができる。
以下、本発明に係るタービン翼列装置の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
図1は、タービン動翼を例示とする本発明に係るタービン翼列装置の第1実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係るタービン翼列装置は、例えば、タービンディスク等の平坦に形成された壁面13に植設するとともに、周方向に沿って列状に配置された一方の翼体11aと隣接する他方の翼体11bとのそれぞれの前縁12a,12bと、壁面13との角部(根元部)に前縁12a,12bから上流側に向って長く延びる被覆部(フィレット)14a,14bを備えたものである。
そして、被覆部(フィレット)14a,14bは、翼体11a,11bの前縁12a,12bを囲うように覆設される。
被覆部14a,14bは、図2に示すように、壁面13における上流側の据部分15a,15bから翼体11a,11bの前縁12a,12bの高さ方向に向って断面が、例えば、凹曲面状に***された***部16a,16bに形成され、***部16a,16bを予め別体で作製しておいた被覆接続片、翼体11a,11bとの一体削り出し片、溶接施工による肉盛部のうち、いずれかで構成される。
また、断面が凹曲面状の***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bは、据部分15a,15bから翼体11a,11bの前縁12a,12bに向う距離をLoとし、壁面13から前縁12a,12bの高さ方向に向う距離をHoとするとき、距離Loを、Lo=(2〜5)Hoとするとともに、壁面13から高さ方向に向う距離Hoを境界層を勘案して定常運転状態での境界層厚さTのHo=(0.5〜2.0)T程度の範囲に設定される。
このように、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bから上流側に向って延び、断面が、前縁12a,12bの高さ方向に向って例えば凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備え、被覆部14a,14bで作動流体の流れを加速させ、馬蹄渦の生成を抑制する構成したので、パッセージ渦の強さを弱めて二次流れ損失をより一層低減させることができる。
図3および図4は、タービン動翼を例示とする本発明に係るタービン翼列装置の第2実施形態を示す概念図である。
なお、第1実施形態の構成要素と同一構成要素には同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼列装置は、第1実施形態と同様に、例えば、タービンディスク等の平坦に形成された壁面13に植設するとともに、周方向に沿って列状に配置された一方の翼体11aと隣接する他方の翼体11bとのそれぞれの前縁12a,12bと壁面13との角部に前縁12a,12bから上流側に向って長く延びる被覆部(フィレット)14a,14bを備えるとともに、被覆部14a,14bを前縁12a,12bに対し、翼体11a,11bの腹側17a,17bおよび背側18a,18bのそれぞれに向って延びる扇状に形成したものである。
扇状に形成した被覆部14a,14bは、定常運転状態での淀み点(作動流体が前縁に衝突する位置)を基点に翼体11a,11bのそれぞれの腹側17a,17bおよび背側18a,18bに向って角度θを振り分けるとき、その角度θを、±15°≦θ≦±60°の範囲に設定したのである。
また、扇状に形成した被覆部14a,14bは、第1実施形態と同様に、図4に示すように、壁面13における上流側の据部分15a,15bから翼体11a,11bの前縁12a,12bの高さ方向に向って断面が、例えば凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成され、***部16a,16bを予め別体で作製しておいた被覆接続片、翼体11a,11bとの一体削り出し片、溶接施工による肉盛部のうち、いずれかで構成される。
また、断面が凹曲面状の***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bは、第1実施形態と同様に、据部分15a,15bから翼体11a,11bの前縁12a,12bに向う距離をLoとし、壁面13からの高さ方向に向う距離をHoとするとき、距離をLo=(2〜5)Hoとするとともに、壁面13から高さ方向に向う距離Hoを境界層を勘案して境界層厚さTのHo=(0.5〜2.0)T程度の範囲に設定される。
このように、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bから上流側に向って延び、断面が、前縁12a,12bの高さ方向に向って例えば凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備えるとともに、被覆部14a,14bを作動流体の前縁12a,12bへの入射角の広い変動に対処させて扇状に形成し、被覆部14a,14bで作動流体の流れを加速させる一方、馬蹄渦を前縁12a,12bから遠からしめ、馬蹄渦の生成を抑制し、境界層を薄くする構成にしたので、パッセージ渦の強さを弱めて二次流れ損失をより一層低減させることができる。
なお、本実施形態に係るタービン翼列装置は、タービン動翼に適用したが、この例に限らず、例えば、図5および図6に示すように、タービンノズルに適用してもよい。
すなわち、タービンノズルは、周方向に沿って列状に配置する翼体11a,11bを、頂部側に設けたダイアフラム外輪等の平坦に形成された壁面13bと根元部側に設けたダイアフラム内輪等の平坦に形成された壁面13aとで支持している。
このような構成を備えたタービンノズルに対し、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bの根元部側と壁面13aとの角部に扇状に形成する被覆部14a,14bを設けるとともに、翼体11a,11bの頂部側と壁面13bとの角部を扇状の被覆部14a,14bをそれぞれ設けたものである。なお、他の構成要素およびそれに対応する部分は、第2実施形態と同一になっているので、重複説明を省略する。
このように本実施形態は、タービンノズルの翼体11a,11bの前縁12a,12bにおける根元部側および頂部側のそれぞれから上流側に向って延び、断面が前縁12a,12bの高さ方向に向って例えば凹曲面状に***させた***部16a,16a,16b,16bに形成する被覆部14a,14a,14b,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備えるとともに、被覆部14a,14a,14b,14bを作動流体の前縁12a,12bへの入射角の広い変動に対処させて扇状に形成し、被覆部14a,14a,14b,14bで作動流体を加速させる一方、馬蹄渦を前縁12a,12bから遠からしめ、馬蹄渦の生成を抑制し、境界層を薄くする構成としたので、パッセージ渦の強さを弱め二次流れ損失をより一層低減させることができる。
図7および図8は、タービン動翼を例示とする本発明に係るタービン翼列装置の第4実施形態を示す概念図である。
なお、第1実施形態の構成要素と同一構成要素には同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼列装置は、第1実施形態と同様に、タービンディスク等の壁面13に植設された一方の翼体11aと隣接する他方の翼体11bとのそれぞれの前縁12a,12bと壁面13との角部(根元部)に前縁12a,12bから上流側に向って長く延び、断面が、前縁12a,12bの高さ方向に向って例えば、凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁部12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19に形成したものである。
なお、他の構成要素およびそれに対応する部分は、第1実施形態と同一になっているので重複説明を省略する。
このように、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bから上流側に向って延び、断面が、前縁12a,12bの高さ方向に向って例えば、凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁部12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19に形成し、被覆部14a,14bおよび傾斜面19で作動流体の流れを加速させ、馬蹄渦の生成を抑制する構成にしたので、パッセージ渦の強さを弱めて二次流れ損失をより一層低減させることができる。
図9および図10は、タービン動翼を例示とする本発明に係るタービン翼列装置の第5実施形態を示す概念図である。
なお、第1実施形態の構成要素と同一構成要素には同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼列装置は、第1実施形態と同様に、タービンディスク等の壁面13に植設された一方の翼体11aと隣接する他方の翼体11bとのそれぞれの前縁12a,12bと壁面13との角部(根元部)に前縁12a,12bから上流側に向って長く延び、断面が前縁12a,12bの長さ方向に向って、例えば、凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を翼体11a,11bの中間部分から上流の前縁12a,12b側に向って、拡開された傾斜曲面20に形成したものである。
なお、他の構成要素およびそれに対応する部分は、第1実施形態と同一になっているので、重複説明を省略する。
このように、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bから上流側に向って延び、断面が前縁12a,12bの高さ方向に向って、例えば、凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を翼体11a,11bの中間部分から上流の前縁12a,12b側に向って、拡開された傾斜曲面20に形成し、被覆部14a,14bおよび傾斜曲面20で作動流体の流れを加速させ、馬蹄渦の生成を抑制する構成にしたので、パッセージ渦の強さを弱めて二次流れ損失をより一層低減させることができる。
図11および図12は、タービン動翼を例示とする本発明に係るタービン翼列装置の第6実施形態を示す概念図である。
なお、第2実施形態の構成要素と同一構成要素には同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼列装置は、第2実施形態と同様に、例えば、タービンディスク等の壁面13に植設された一方の翼体11aと隣接する他方の翼体11bとのそれぞれの前縁12a,12bと壁面13との角部に前縁12a,12bから上流側に向って長く延び、断面が前縁12a,12bの高さ方向に向って、例えば、凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成し、かつ前縁12a,12bに対し、扇状に形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19に形成したものである。
なお、他の構成要素およびそれに対応する部分は、第2実施形態と同一になっているので、重複説明を省略する。
このように、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bから上流側に向って延び、断面が前縁12a,12bの高さ方向に向って、例えば、凹曲面状に***させた***部16a,16bを扇状に形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を前縁12a,12bから上流側に向って、拡開された直線状の傾斜面19に形成し被覆部14a,14bおよび傾斜面19で作動流体の流れを加速させ馬蹄渦を前縁12a,12bから遠からしめ、馬蹄渦の生成を抑制し、境界層を薄くする構成にしたので、パッセージ渦の強さを弱めて二次流れ損失をより一層低減させることができる。
図13および図14は、タービンノズルを例示とする本発明に係るタービン翼列装置の第7実施形態を示す概念図である。
なお、第1実施形態および第3実施形態の構成要素と同一構成要素には同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼列装置は、第3実施形態と同様に、タービンノズルの頂部側に設けたダイヤフラム外輪等の壁面13aとタービンノズルの根元部側に設けたダイアフラム内輪等の壁面13bとで支持させた翼体11a,11bの前縁12a,12bの頂部側および根元部側のそれぞれと壁面13a,13bのそれぞれとの角部に被覆部14a,14a,14b,14bを設けたものである。
被覆部14a,14a,14b,14bはタービンノズルの翼体11a,11bの前縁12a,12bにおける頂部側および根元部側のそれぞれから上流側に向って延び、断面が、前縁12a,12bの高さ方向に向って、例えば凹曲面状に***させた***部16a,16a,16b,16bに形成させるとともに、作動流体の前縁12a,12bへの入射角の広い変動に対処させて***部16a,16a,16b,16bを扇状に形成させている。
また、本実施形態は、翼体11a,11bを支持する壁面13a,13bのうち、根元部側の壁面13aを前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状に傾斜面19aに形成するとともに、頂部側の壁面13bも前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19bに形成されている。
なお、他の構成要素およびそれに対応する部分は、第1実施形態および第3実施形態と同一になっているので、重複説明を省略する。
このように、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bにおける頂部側および根元部側のそれぞれから上流側に向って延び、断面が、前縁12a,12bの高さ方向に向って、例えば凹曲面状に***させた、***部16a,16a,16b,16bを扇状に形成する被覆部14a,14a,14b,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備え、被覆部14a,14a,14b,14bを作動流体の前縁12a,12bへの入射角の広い変動に対処して扇状に形成させる。
一方、翼体11a,11bを支持する壁面13a,13bのうち、根元部側の壁面13aを前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19aに形成させるとともに、頂部側の壁面13bを前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19bに形成させ、根元部側および頂部側のそれぞれを被覆部14a1,14a2,14b1,14b2および傾斜面19a,19bで作動流体の流れを加速させ、馬蹄渦を前縁12a,12bから遠からしめ、馬蹄渦の生成を抑制し、境界層を薄くする構成にしたので、パッセージ渦の強さを弱め、翼体11a,11bの根元部側および頂部側のそれぞれの二次流れ損失をより一層低減させることができる。
なお、本実施形態は、翼体11a,11bを支持する壁面13a,13bのうち、根元部側の壁面13aを前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19aに形成せとるとともに、頂部側の壁面13bを前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19bに形成させたが、この例に限らず、図15および図16に示すように、翼体11a,11bを支持する壁面13a,13bのうち、根元部側の壁面13aを前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19aにしてもよく、また、図17および図18に示すように、翼体11a,11bを支持する壁面13a,13bのうち頂部側の壁面13bを前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19bにしてもよい。
図19および図20は、タービン動翼を例示とする本発明に係るタービン翼列装置の第10実施形態を示す概念図である。
なお、第2実施形態の構成要素と同一構成要素には同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼列装置は、第2実施形態と同様に、例えば、タービンディスク等の壁面13に植設された一方の翼体11aと隣接する他方の翼体11bとのそれぞれの前縁12a,12bと壁面13との角部に前縁12a,12bから上流側に向って長く延び、断面が前縁12a,12bの高さ方向に向って、例えば凹曲面状に***させた***部16a,16bに形成し、かつ前縁12a,12bに対し、扇状に形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁部12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を翼体11a,11bの前縁12a,12bの中間部分から上流の前縁12a,12b側に向って拡開された傾斜曲面20に形成したものである。
なお、他の構成要素およびそれに対応する部分は、第2実施形態と同一になっているので重複説明を省略する。
このように、本実施形態は、翼体11a,11bの前縁12a,12bから上流側に向って延び、断面が前縁12a,12bの高さ方向に向って、例えば、凹曲面状に***させた***部16a,16bを扇状に形成する被覆部14a,14bを翼体11a,11bの前縁12a,12bに備える一方、翼体11a,11bを支持する壁面13を翼体11a,11bの中間部分から上流の前縁12a,12b側に向って拡開された傾斜曲面20に形成し、被覆部14a,14bおよび傾斜曲面20で作動流体の流れを加速させ、馬蹄渦を前縁12a,12bから遠からしめ、馬蹄渦の生成を抑制し、境界層を薄くする構成にしたので、パッセージ渦の強さを弱めて二次流れ損失をより一層低減させることができる。
なお、本実施形態に係るタービン翼列装置は、タービン動翼に適用しているが、この例に限らず、タービンノズルに適用してもよい。この場合、タービンノズルは、図21および図22に示すように、翼体11a,11bの前縁12a,12bの根元部側と壁面13aとの角部に扇状に形成する被覆部14a,14bを備えるとともに、翼体11a,11bの頂部側と壁面13bとの角部にも、扇状の被覆部14a,14bをそれぞれ備える。
また、本実施形態に係るタービンノズルは、翼体11a,11bの両端を、壁面13a,13bで支持させるが、翼体11a,11bを支持させる壁面13a,13bのうち、根元部側および頂部側のそれぞれの壁面13a,13bを、例えば、図21および図22に示すように、翼体11a,11bの中間部分から上流の前縁12a,12b側に向って、拡開された傾斜曲面20a,20bに形成してもよく、また、図23および図24に示すように、翼体11a,11bを支持する壁面13a,13bのうち、根元部側の壁面13aを、翼体11a,11bの中間部分から上流の前縁12a,12b側に向って拡開された傾斜曲面20aに形成してもよく、また、図25および図26に示すように、翼体11a,11bを支持する壁面13a,13bのうち、根元部側の壁面13aを、翼体11a,11bの中間部分から上流の前縁12a,12b側に向って拡開された傾斜曲面20aに形成させ、頂部側の壁面13bを、前縁12a,12bから上流側に向って拡開された直線状の傾斜面19に形成させてもよい。
本発明に係るタービン翼列装置の第1実施形態を示す概念図。 図1のA−A矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第2実施形態を示す概念図。 図3のB−B矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第3実施形態を示す概念図。 図5のC−C矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第4実施形態を示す概念図。 図7のD−D矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第5実施形態を示す概念図。 図9のE−E矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第6実施形態を示す概念図。 図11のF−F矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第7実施形態を示す概念図。 図13のG−G矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第8実施形態を示す概念図。 図15のH−H矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第9実施形態を示す概念図。 図17のI−I矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第10実施形態を示す概念図。 図19のJ−J矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第11実施形態を示す概念図。 図21のK−K矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第12実施形態を示す概念図。 図23のL−L矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 本発明に係るタービン翼列装置の第13実施形態を示す概念図。 図25のM−M矢視方向から見たタービン翼列装置の側面図。 従来のタービン翼列装置を示す概念図。 従来のタービン翼列装置の二次流れ損失を示す線図。
符号の説明
1a,1b 翼体
2 翼列
3a,3b 壁面
4 流路
5 背側
6 腹側
7a,7b 前縁
8a,8b 馬蹄渦
9a,9b パッセージ渦
10 コーナ渦
11a,11b 翼体
12a,12b 前縁
13,13a,13b 壁面
14a,14a,14a,14b,14b,14b 被覆部
15a,15b 据部分
16a,16a,16a,16b,16b,16b ***部
17a,17b 腹側
18a,18b 背側
19,19a,19b 傾斜面
20,20a,20b 傾斜曲面

Claims (11)

  1. 根元部側および頂部側のうち少なくともいずれか一方を壁面に支持され、周方向に沿って列状に配置された翼体と、
    前記翼体の前縁と前記壁面との間の角部に、上流側に向って延びるように覆設され、上流側から前記翼体の前記前縁の高さ方向に向うとともに、前記翼体の前記前縁に衝突する作動流体の淀み点を基準に前記翼体の腹側および背側のそれぞれに向って扇状に延びる凹曲面状の***部として形成された被覆部と、を備え、
    前記被覆部は、
    上流側の据部分から前記翼体の前記前縁に向う距離をLo、前記壁面から前記前縁の高さ方向に向う距離をHo、作動流体の定常運転状態での境界層の厚さをTとするとき、Lo=(2〜5)Hoの範囲に設定するとともに、Ho=(0.5〜2.0)Tの範囲に設定し、
    かつ、前記翼体の前記前縁に衝突する作動流体の定常運転状態での淀み点を基準とした角度θ=±15°〜±60°の範囲で扇状に延びることを特徴とするタービン翼列装置。
  2. 前記被覆部は、前記翼体の前記根元部側および前記頂部側のうち、少なくともいずれか一方に備えたことを特徴とする請求項1記載のタービン翼列装置。
  3. 前記被覆部は、前記***部を予め別体として作製しておいた被覆接続片で構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のタービン翼列装置。
  4. 前記被覆部は、前記翼体との一体削り出し片で構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のタービン翼列装置。
  5. 前記被覆部は、溶接施工による肉盛部で構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のタービン翼列装置。
  6. 前記翼体の前記根元部側を支持する壁面は、前記翼体の前縁から上流側に向って拡開された直線状の傾斜面に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のタービン翼列装置。
  7. 前記翼体の前記根元部側を支持する壁面は、前記翼体の中間部分から上流の前縁側に向って拡開された傾斜曲面に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のタービン翼列装置。
  8. 前記翼体の前記根元部側および頂部側のそれぞれを支持する壁面は、前記翼体の前縁から上流側に向って拡開された直線状の傾斜面に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のタービン翼列装置。
  9. 前記翼体の前記根元部側および頂部側のそれぞれを支持する壁面は、前記翼体の中間部分から上流の前縁側に向って拡開された傾斜曲面に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のタービン翼列装置。
  10. 前記翼体の前記根元部側を支持する壁面は、前記翼体の中間部分から上流の前縁側に向って拡開された傾斜曲面に形成されるとともに、前記翼体の頂部側を支持する壁面は、前記翼体の前縁から上流側に向って拡開された直線状の傾斜面に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のタービン翼列装置。
  11. 前記翼体を支持する壁面は、平坦に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のタービン翼列装置。
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