JP4345163B2 - 情報配信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報配信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来例は、特開平11−65434号公報に開示されている。この従来例を図14に基づいて説明する。
【0003】
図14において、車両100には、当該車両100の現在位置を検出可能な車載装置101が搭載されている。この車載装置101には記憶手段102が内蔵されている。また、車載装置101は、外部のサーバ装置103と無線通信を行う通信手段を備えている。サーバ装置103には、広告データベース104が併設されている。この広告データベース104には、広告の発信主の所在地と、具体的な広告の内容(広告情報)とが対応付けられて格納されている。広告情報は、例えば情報発信主が飲食店であれば、「今日のランチ エビフライ定食850円」のように具体的な広告情報である。
【0004】
車載装置101は、車両100の現在位置を検出し、この現在位置の情報をサーバ装置103に送信する。車両100の現在位置を取得したサーバ装置103は、広告データベース104にアクセスし、車両100の現在位置と広告データベース104に登録されている広告の発信主の所在地とを比較する。そして、車両の現在位置の周辺に存在する広告発信主のレコードだけを選択し、選択した各レコードの広告情報を車載装置101に一括送信する。車載装置101は、サーバ装置103から一括受信した広告情報を記憶手段102に蓄積する。そして、ユーザーが、記憶手段102に蓄積された広告情報から興味のあるものを選択操作すると、車載装置101は、選択された広告情報を表示又は音声出力するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例にあっては、サーバ装置から車載装置に対し、具体的な広告情報を一括送信しているため、送受されるデータ量が多く、通信に時間を要し、通信コストの増加に繋がる不都合があった。また、ユーザーが実際にアクセスするか否かに関わらず、車両周辺の広告主の情報を一括送信しているため、例えば車両の後方に位置する広告主の情報など、ユーザーの必要としない無駄な広告情報が含まれている確率も高かった。また、具体的な広告情報を複数読み込むための記憶容量を車載装置の記憶手段に確保しなければならない不都合があった。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、情報配信装置(サーバ)と情報表示装置との間で送受するデータ量を削減すると共に、ユーザーが必要とする確率が高い情報だけを情報表示装置に読み込むことができる情報配信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、移動体に搭載又は携帯された情報表示装置と通信を行う通信手段と、広告ごとに、広告主の所在地、広告の識別子及び広告の実体を対応させて格納した情報データベースと、地図データを格納した地図データベースと、前記通信手段を介して前記情報表示装置から移動体の現在位置及び目的地を取得し、前記現在位置から目的地までの移動経路を前記地図データベースを参照して選択し、選択した移動経路を前記通信手段を介して前記情報表示装置に送信する経路探索手段と、該経路探索手段によって選択された移動経路と前記情報データベースに格納された前記広告主の所在地とを比較し、移動経路から一定の範囲内に存在する広告主を選択し、選択された広告主に対応した識別子を、前記情報データベースから読み出し、前記通信手段を介して前記情報表示装置に送信する情報選択手段とを有する。
【0014】
これらにより、前述した目的を達成しようとするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形熊〕
【0016】
以下、本発明の第1実施形態を図1乃至図9に基づいて説明する。
【0017】
図1は、本実施形態に係る情報提供システムの構成図である。この図1において、情報配信装置としての広告配信装置1は、基地局3に設置され、専用線4を介してインターネット5に通信可能に接続されている。また、インターネット5には、図示しないプロバイダサーバを介して複数の広告主端末6が接続されている。
【0018】
一方、符号7は、情報表示装置としての広告表示装置であって、移動体としての車両Cに搭載されている。この広告表示装置7は、車両の現在地から目的地までの経路を表示し案内する従来一般的なナビゲーション機能8と、電話業者センター2及びインターネット5を介して広告配信装置1と通信する機能を備えている。電話業者センター2は、インターネット5を介して広告表示装置7と広告配信装置1との間のパケット交換を実現するパケット交換サービスを提供している。ここで、インターネット5はイントラネットやエクストラネットとして利用されていてもよい。
【0019】
このうち、広告表示装置7は図2に示すように構成されている。図2において、制御手段11には、ユーザーが当該制御手段11に指示を入力する操作リモコン12と、車両Cの現在位置検出手段13とが接続されている。また、制御手段11には、広告情報の表示装置14と、音声出力用のスピーカ15とが接続されている。更に、制御手段11には、当該制御手段11で処理するデータを格納する記憶手段16と、電話業者センター2を介して広告配信装置1と通信するための通信手段17とが接続されている。
【0020】
このうち、制御手段11は、CPU11aと、各要素12〜17と信号の送受を行うための適切なインターフェース及びデータバスを備えている。
【0021】
操作リモコン12は、ユーザーがデータ入力を行うための入力キーを備え、ユーザーが当該キー与えた指示を赤外線通信で制御手段11に伝送するようになっている。
【0022】
現在位置検出手段13は、GPS受信機13aと、ビーコン受信機13bと、自立航法のためのジャイロ13c及び車速センサ13dを備え、制御手段11が車両Cの位置を算出するために必要な信号を該制御装置11に入力する。
【0023】
表示手段14及びスピーカ15は、従来一般的なカーナビゲーション装置に搭載されているカラー液晶ディスプレイ及び小型スピーカである。
【0024】
通信手段17は、携帯電話又はこれに準ずる無線通信機能を内蔵した手段である。
【0025】
記憶手段16は、ROM16aと、RAM16bと、DVD16とを含んでいる。ROM16aには、CPU11a用のオペレーティングシステム(ファームウェア)が格納されている。RAM16bには、CPU11aの処理に必要なデータが逐次格納される。また、本実施形態において、DVD16cには、カーナビゲーションシステムに使用する道路地図の描画データ及び案内データが予め格納されている。案内データとは、交差点などの道路上の特徴的な部分を拡大してユーザーに分かりやすく表示するためのデータである。また、DVD16cには、CPU11aが各種の処理を実行するためのプログラムが格納されている。本実施形態において、DVD16cに格納されているプログラムは、次の通りである。ここで、広告表示装置に格納されたプログラムは、広告配信装置からダウンロードにより格納されたプログラムであってもよい。
【0026】
(1)カーナビゲーションプログラム
【0027】
従来一般的なカーナビゲーションシステムをCPU11aの処理によって実現するプログラムである。該プログラムは、例えば、現在位置検出手段13の出力に基づいて車両Cの現在位置を算出する処理と、車両Cの現在位置に対応した道路地図の描画データをDVD16cから読み出して車両Cの現在位置と共に表示装置14上に表示する処理と、操作リモコン12からユーザーの目的地入力を受け付け、車両Cの現在位置から目的地までの適切な経路を探索し、この経路を表示装置14上に地図画像に重ねて表示する処理と、車両Cの現在位置が経路から外れた場合に、その事実を警告し又は新たな経路を探索し直す処理とをCPU11aに実行させる。これにより、ナビゲーション機能8が実現する。
【0028】
(2)広告ID取得プログラム
【0029】
広告IDは、特許請求の範囲に記載した「情報の識別子」に相当する。該プログラムは、所定のタイミングで車両Cの現在位置を広告配信装置1に送信する処理と、送信した車両Cの現在位置に応じて広告配信装置1が送り返してくる複数の広告ID及び当該IDに対応する広告主の所在地を受信しRAM16bに蓄積する処理とをCPU11aに実行させる。
【0030】
(3)広告情報取得プログラム
【0031】
該プログラムは、車両Cの現在位置とRAM16bに格納された広告主の所在地とを比較し所在地が車両の現在位置から一定範囲内に進入した広告主を選択する処理と、選択した広告主に対応付けられた広告IDをRAM16bから読み出し広告配信装置1に送信する処理と、送信した広告IDに対応して広告配信装置1が送り返してきた広告情報をRAM16bに格納すると共に、該広告情報の表示装置14への表示及びスピーカ15への発音を行う処理とをCPU11aに実行させる。
【0032】
続いて、情報配信装置1の構成を図3に基づいて説明する。
【0033】
図3において、制御手段21には、専用線4を介してインターネット5に接続するための通信手段23と、制御手段21で処理するデータを格納する記憶手段24とが接続されている。
【0034】
このうち、制御手段21は、CPU21aと、各要素23〜24と信号の送受を行うための適切なインターフェース及びデータバスとを内蔵している。ここで、制御手段21は、広告表示装置7のナビゲーション処理に有用なリアルタイム情報(工事情報、事故情報、渋滞情報等)を定期的に外部から受信し記憶手段24に蓄積する機能を備えていてもよい。
【0035】
通信手段23は、例えばTAとISDNルータ等によって構成される。
【0036】
記憶手段24は、ROM24aと、RAM24bと、HDD(Hard−Disk−Drive)24cとを含んでいる。ROM24aには、装置の起動用ファームウェア等が格納されている。RAM24bには、CPU21aが処理に必要なデータを出し入れする。HDD24cには、装置のオペレーティングシステム、各種アプリケーションプログラム及び各種データベース等が格納されている。本実施形態において、HDD24cには、少なくとも次のものが格納されている。
(1)情報データベースとしての広告データベース
【0037】
広告データベースは、広告インデックス・データと、広告データとで構成されている。図4は、広告データベースの構成図である。広告インデックス・データ31は、複数のフィールドを持ったレコードが複数登録されて構成されている。ここで、複数のフィールドとは、広告主名称、中心座標、エリア、表示サイズ、時間、広告ID、広告データ先頭アドレス、ジャンル、及びサブジャンルである。「広告主名称」としては、広告主の店名等が登録される。「中心座標」は、広告主の所在地の座標を意味する。「エリア」には、広告主の所在地を中心とした広告エリアの半径が登録される。「表示サイズ」には、表示される広告の大きさが2点(Xn,Yn)を対角に持つ矩形範囲として登録される。「時間」には、広告の有効時間が登録される。有効時間内の広告だけを配信するためのパラメータであり、例えば、ランチの広告は昼時だけ配信するような設定が可能である。「広告ID」には、各レコード毎に重複しない識別子が登録される。「広告データ先頭アドレス」は、広告情報の実体を格納したHDD24cのアドレスが登録される。「ジャンル」には、広告主の種別が登録される。例えば、飲食店、ガソリンスタンド、病院等の種別である。「サブジャンル」には、ジャンルを細分化した種別が登録される。例えば、「ジャンル」飲食店に対し、「サブジャンル」喫茶店、麺、中華等の種別を登録することが可能である。これらの「ジャンル」「サブジャンル」は広告表示装置7のユーザーが広告情報の検索に絞り込みをかけたいときに利用される。また、広告データ32は、広告インデックス・データに登録された「広告データ先頭アドレス」毎に、対応する広告の実体が格納されている。
【0038】
これらの広告インデックス・データ31及び広告データ32の一部は、広告主がインターネット5を通じてアクセスし、登録及び更新することができるようになっている。図1に示した広告主端末6は、そのために用いられる。例えば「広告内容」は広告主が自由に更新できるようになっている。一方、「エリア」、「表示サイズ」、「時間」は、契約により広告料との関係で予め制限され、広告主が勝手に変更できないようにプロテクトが設定されている。
【0039】
次に、本実施形態に係る情報提供システムの動作を図5乃至図9に基づいて説明する。
【0040】
図5は、広告ID取得処理のフローチャートである。車両C側で広告表示装置を作動させると、CPU11aは、カーナビゲーションプログラムを実行し従来一般的なナビゲーションシステムのサービスを提供すると共に、広告ID取得プログラムを実行する。該プログラムを実行したCPU11aは、車両Cの現在地情報を広告配信装置1に送信し、現在地の周辺に存在する広告主の広告ID及び広告主の所在地情報を要求する(S1)。以下、広告ID及び広告主の所在地情報を含むデータを広告エリアデータと呼ぶ。
【0041】
広告エリアデータは、図7に示すように、エリア範囲と、広告数と、各広告ID及び広告主所在地の情報で構成される。「エリア範囲」とは、予め地図を矩形に区切った当該矩形範囲をいう。エリア範囲は、当該矩形範囲の対角をなす2点の座標によって特定される。広告配信装置は、最初は車両Cの現在地が含まれているエリア範囲を選択するようになっている。「広告数」は、選択されたエリア範囲に存在する広告主の広告総数である。広告インデックスデータ31の「中心座標」フィールドの座標がエリア範囲内に含まれているものを抽出することにより、抽出されたレコードの件数が広告数になる。各広告ID及び所在地は、エリア範囲内のものとして抽出されたレコードの「広告ID」フィールドの値と「中心座標」フィールドの値とを組にして、レコード毎に羅列したデータである。
【0042】
広告配信装置1のCPU21aは、上述の手順で広告エリアデータを作成し、広告表示装置7に送信する(S2,S3)。
【0043】
広告エリアデータを受信した広告表示装置7のCPU11aは、これをRAM16bに格納し、次回の広告エリアデータの要求が生じるまでは、RAM16b内に保持する(S4)。
【0044】
ここで、次回の広告エリアデータの要求は、以下に説明する条件で生じる。図8は、連続する3つのエリア範囲41〜43を示している。今、実線矢印の経路Kに沿って車両Cが進行すると、3つのエリア範囲を順に通過する。ここで、車両Cが真ん中のエリア範囲42に位置するとき、RAM16bには、当該真ん中のエリア範囲42の広告エリアデータが読み込まれている。次のエリア範囲41の広告エリアデータは、車両Cが当該次のエリア範囲41に進入する前にRAM16bに蓄積しておくことが好ましいから、真ん中のエリア範囲42に点線Sで示したように、当該エリア範囲よりも幾分小さい矩形(ここでは「井」の字状、「ロ」の字状でもよい)の閾値を設定しておく。縦線が示す閾値と横線が示す閾値の適用条件はOR条件である。そして、車両Cの現在地が、この閾値を超えた時に(P点)、その閾値を超えた方向に繋がるエリア範囲41の広告エリアデータを広告配信装置1に要求する(S5,S6)。この要求に対し、広告配信装置1は、上述と同様に広告エリアデータを作成し、広告表示装置7に返信する(S7,S8)。以降、S5からの処理を繰り返す(S9)。ここで、広告表示装置7のCPU11aは、次の広告エリアデータを受信しても、直前の広告エリアデータを削除せず、少なくとも2件分の広告エリアデータを蓄積する。車両が現在のエリア範囲を抜ける前に現在の広告エリアデータがクリアされてしまうのは好ましくないからである。
【0045】
ここまでの説明では、広告表示装置7は、広告ID及び広告主の所在地の情報を取得しているが、具体的な広告内容のデータは受信蓄積していない。次に、広告データ取得処理を説明する。図6は、広告データ取得処理のフローチャートである。広告表示装置7のCPU11aは、車両Cの現在地を算出し、RAM16bに格納されている広告主の所在地と比較する(S11)。この結果、車両Cの現在地から一定範囲内に存在する広告主を見つけると、その広告主に対応付けられている広告IDをRAM16bから読み出して広告配信装置1に送信する(S12)。ここで、一定範囲内の判断は、車両の現在地座標と広告主の所在地座標との距離を演算し、その距離が予め設定された閾値以内であるか否かを判断することにより行う(S11)。
【0046】
一方、車両Cの現在地から一定範囲内に広告主を見つけることができない場合は、一定範囲内に広告主が出現するまで判断を繰り返す(S11)。このため、車両Cが徐々に進行して、車両の前方から広告主が一定範囲内に近づいてきた時にS11の判断を満たし、その広告主の広告IDのみが送信される。
【0047】
広告IDを受信した広告配信装置1のCPU21aは、広告データベースにアクセスし、受信した広告IDに対応する具体的な広告内容を検索して広告表示装置7に返信する(S13,S14)。
【0048】
送信した広告IDに対応する広告内容を取得した広告表示装置7のCPU11aは、該広告内容をRAM16bに蓄積し、所定のフォーマットで表示手段14に表示すると共に、スピーカ15から音声出力する(S15,16)。
【0049】
例えば、図9において、車両が位置C1に存在する時は広告の表示は為されないが、更に車両が進行し喫茶店Bが一定範囲内(実線の丸)に進入すると(つまり車両が喫茶店Bの近傍に到達すると)、この時点で初めて、その広告主の具体的な広告内容が広告表示装置7に受信され、例えばナビゲーション画面の右側に、図9のような具体的広告が表示される。広告の内容と広告主のナビゲーション画面上での位置との対応関係は、店舗の形を示したアイコンの一致により確認することができるようになっている。ユーザーは、車両の前方に近づいてきた店舗の広告に興味を持てば、そこに立ち寄る等の行動を起こすことができる。
【0050】
広告表示装置7のCPU11aは、S11の処理が次に成立するまで、現在表示中の広告の表示を維持する。又は、広告所在地を通過したことにより、その広告を消去してもよい。そして、次の広告主が一定範囲内に進入してくると、その広告主の広告内容を新たに読み込んで、古い広告内容の表示や音声出力を更新する。
【0051】
このような実施形態によると、車両の前方から近づいてくる広告主の広告データだけを蓄積し、表示又は音声出力するので、車両の周囲の広告を一括して蓄積する場合に比べ受信データ量を削減することができ、データトラフィックの緩和、実質通信速度の向上、通信コストの削減、サーバ装置の負荷軽減を図ることができる。また、車両の前方に近づいてくる広告主の広告を次々と更新することで、車両の周囲の広告を一括して蓄積する場合に比べ、記憶手段に広告用に確保する容量を削減することができ、メモリの有効活用を行うことができると共に、そもそもメモリ容量の少ない車載装置には好適である。
【0052】
更に、車両の前方から近づく広告主の情報だけを蓄積しユーザーに提供するから、ユーザーが興味を持ちやすい広告を提供することができ、車両の進行方向と逆方向の広告は、広告IDのみの読み込みに止め広告の実体を読み込まないから、無駄な広告データが蓄積される確率を下げることができる。
【0053】
〔第2実施形態〕
【0054】
次に、本発明の第2実施形態を図10乃至図12に基づいて説明する。また、構成図として図1乃至図4も参照する。本実施形態において、図1乃至図4の構成は第1実施形態と同一であるが、広告表示装置7と広告配信装置1の実行するプログラムが異なっている。また、本実施形態において、カーナビゲーションシステムに必要な道路地図データ及び案内データは、広告配信装置1のHDD24cに格納され、広告表示装置7側では持っていない。
【0055】
図2に示す広告表示装置7において、DVD16cには、次のプログラムが格納されている。
【0056】
(1)カーナビゲーションプログラム
【0057】
該プログラムは、例えば、現在位置検出手段13の出力に基づいて車両Cの現在位置を検出する処理と、車両Cの現在位置に対応した道路地図の描画データをDVD16cから読み出して車両Cの現在位置と共に表示装置14上に表示する処理と、操作リモコン12からユーザーの目的地入力を受け付け、車両Cの現在位置と目的地の情報を広告配信装置1に送信する処理と、当該広告配信装置1で設定された現在地から目的地までの適切な経路をRAM16bに受信し表示装置14上に地図画像に重ねて表示する処理と、車両Cの現在位置が経路から外れた場合に、その事実を警告し又は新たな経路を広告配信装置1に要求する処理とをCPU11aに実行させる。即ち、経路探索を広告配信装置1の側で行う点が異なっている。
【0058】
(2)経路データ取得兼広告ID取得プログラム
【0059】
本実施形態において、広告IDは広告配信装置1で探索された経路データと共に取得される。広告配信装置1への経路の要求が、広告IDの要求として機能する。広告配信装置1は、経路データと、当該経路上に広告毎に付与したCM案内点(広告案内点)のデータと、各CM案内点に対応付けられた広告IDとを広告表示装置7に送り返す。これらのデータはRAM16bに格納する。CM案内点の設定方法は後述する。
【0060】
(3)広告データ取得プログラム
【0061】
該プログラムは、車両Cの現在地が経路上に付与されたCM案内点(広告案内点)に一致するか(到達したか否か)逐次判断する処理と、現在地がCM案内点の場合は、そのCM案内点に対応する広告IDをRAM16bから読み出し広告配信装置1に送信する処理と、送信した広告IDに対応して広告配信装置1が送り返してきた広告データをRAM16bに格納すると共に、該広告データの表示装置14への表示及びスピーカへの発音を行う処理とをCPU11aに実行させる。
【0062】
広告表示装置7のその他の構成は、第1実施形態と同一である。
【0063】
また、図3に示す広告配信装置1において、HDD24cには、次のプログラムが格納されている。
【0064】
(1)経路探索・広告選択プログラム
【0065】
該プログラムは、例えば、広告表示装置7から車両Cの現在位置と目的地のデータを受信する処理と、当該現在位置から目的地までの適切な移動経路を、事故・工事・渋滞等のリアルタイム情報も考慮して設定する処理と、設定した経路上の所定位置に案内データの案内点を設定する処理と、設定した経路の周辺に存在する広告主の所在地及び広告IDを広告データベースから抽出する処理と、抽出した広告主の所在地よりも手前の経路上に当該広告主のCM案内点を設定する処理と、各広告主毎にCM案内点と広告IDとを対応付けたデータを作成する処理と、このデータ及び経路データを広告表示装置7に送信する処理とをCPU24cに実行させる。
【0066】
広告表示装置7のその他の構成は、第1実施形態と同一である。
【0067】
次に、本実施形態の動作を図10乃至図12に基づいて説明する。
【0068】
広告表示装置7を稼働状態に設定すると、CPU11aは、カーナビゲーションプログラムを起動し、ナビゲーションサービスを開始する。また、CPU11aは、車両Cの現在位置を検出すると共に、ユーザーからの目的地の入力を受け付け、これらの情報を広告配信装置1に送信して経路探索を要求する(S21)。この要求を受け付けた広告配信装置1のCPU21aは、HDD24cに格納された経路探索・広告選択プログラムを起動し、まず適切な経路データを設定する(S22)。続いて、設定した経路データと広告データベースの「中心座標」フィールド及び「エリア」フィールドを参照し、各広告主について、「中心座標」の値を中心とし、「エリア」に規定する半径を持つ円の範囲内に、設定した経路が含まれてくるか否かを判定する。この結果、円の範囲内に経路が含まれる広告主を広告対象とする。また、制御手段21の内蔵タイマの時刻と、広告データベースの「時間」フィールドの値とを比較し、現在の時刻が「時間」フィールドに登録された範囲内にあるものを広告対象とする。これら2つの条件をAND条件として両方の条件を満たすレコードだけを広告データベースから抽出する。ここで、判断の順序は、先に「時間」を判定し候補を絞った後で「中心座標」及び「エリア」を判定する方が、演算量を少なくすることができる。続いて、抽出したレコードの「中心座標」即ち、広告主の所在地の座標に基づいて、各レコード毎に、当該所在地よりも所定量手前の経路上にCM案内点(2次元座標データ)を設定する(S24)。そして、このCM案内点データとこれに対応する広告IDとを対応付けたデータを作成し、経路データと共に広告表示装置7に送信する(S26)。
【0069】
広告表示装置7のCPU11aは、受信した経路データ、CM案内点データ及び広告IDをRAM16bに格納する(S25)。
【0070】
ここで、経路データ、CM案内点データ及び広告IDデータは、車両の現在位置から目的地に至るまでのすべてのデータを送信する必要はなく、むしろ車両の現在位置から一定範囲内の経路データ、CM案内点データ及び広告IDデータに限って送信されることが好ましい。車両の現在位置から目的地までの経路は、途中で変更される場合があるため、目的地までのすべてのデータを広告表示装置7に蓄積してしまうと、経路変更後のデータが無駄になってしまうからである。
【0071】
続いて、広告データの取得処理を図11に基づいて説明する。広告表示装置7のCPU11aは、車両Cの現在地と、RAM16bに格納されているCM案内点とが一致したか否かを繰り返し判定する(S31)。車両Cが経路に沿って進行してゆくと、いずれCM案内点に到達する。この時、CPU11aは、当該CM案内点に対応付けられた広告IDをRAM16bから読み出し、広告配信装置1に送信することによって広告データを要求する(S32)。広告IDを受信した広告配信装置1のCPU21aは、広告データベースから広告IDに対応する広告データ(広告内容)を読み出し、広告表示装置7に返信する(S33)。広告表示装置7のCPU11aは、受信した広告データをRAM16bに格納すると共に、第1実施形態と同じように表示手段14への表示及びスピーカ15への音声出力を行う(S34,S35)。
【0072】
これによると、図12に示すように、中心座標E及びエリアE1を有する広告主は広告エリアE1に経路Kが含まれないので広告対象とならないが、中心座標D及びエリアD1を有する広告主は広告エリアに経路Kが含まれるので広告対象となり、当該広告主の所在地の所定量手前であって経路K上にCM案内点Nが設定される。広告表示装置1は、車両の位置がCM案内点Nに達すると、広告主Dの広告を情報配信装置21に要求し、第1実施形態と同様に広告情報の表示及び音声出力を行う。このため、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、広告表示装置7に蓄積する広告IDの数を第1実施形態よりも削減することができる。また、広告エリアも各広告主毎に設定できるという柔軟性を有する。
【0073】
〔他の広告データ取得方法〕
【0074】
次に、上記各実施形態と異なる広告データ取得方法を図13に基づいて説明する。また、図1乃至図4の構成を参照する。図13の広告データ取得方法は、上記各実施形態のような広告IDを用いない。広告表示装置7は、車両Cの現在位置を検出し、広告配信装置1に送信する(S41)。広告配信装置1のCPU21aは、広告データベースにアクセスし、車両Cの現在位置から一定範囲内に存在する広告主であって、かつ、広告の「時間」フィールドの値が現在時刻を含んでいるレコードを抽出する。そのような、レコードが見つかった場合、CPU21aは、そのレコードに対応付けられた広告内容を「広告データ先頭アドレス」に規定されたアドレスから読み出し、広告データを広告表示装置7に送信する(S44)。広告表示装置7は、受信した広告データを上記各実施形態と同様に表示装置14に表示する。このようにしても、広告配信装置1の側で配信する広告を制限するので、データ通信量を削減できる。
【0075】
〔変形例〕
【0076】
第2実施形態において、ナビゲーションシステムに使用する交差点等案内データを、広告表示装置7側で予め持たずに、広告配信装置1から経路データと一緒に受信してもよい。
【0077】
また、第2実施形態において、ナビゲーションシステムに使用する描画データも、広告表示装置7側で予め持たずに、広告配信装置1から経路データと一緒に受信してもよい。
【0078】
第1、第2実施形態において、ユーザーが欲しい広告情報のジャンルを指定できるようにし、広告データベースの「ジャンル」フィールドとジャンルが一致する広告だけをユーザーに提供するようにしてもよい。この場合、ジャンルの指定は操作リモコン12によって行えるようにしてもよい。広告毎のジャンルの判定は、ジャンル指定を広告配信装置1側に送信し当該広告配信装置1において行ってもよいし、広告配信装置1側から広告IDと広告ジャンルを広告表示装置7に送信し、広告表示装置7が広告の実体の送信を求める際に、広告配信装置1に送信する広告IDをジャンル情報によって制限してもよい。
【0079】
また、第1、第2実施形態において、ユーザーが欲しい広告を広告主の名称等を指定することによりピンポイント的に指定できるようにしてもよい。
【0080】
ここで、本発明は、上記実施形態に限られない。情報表示装置は車載用に限らず、歩行者が携帯する端末等でもよい。扱われる情報は広告情報に限られず、移動体の現在位置に対応した情報であればよい。第1実施形態において、広告データを読み込む際に用いられる閾値は、車両の速度に応じて変化してもよい。広告ID及び広告主の所在地は、広告表示装置1側のDVD等の記憶手段に予め格納されていてもよい。第2実施形態において、CM案内点の代わりに、第1実施形態と同様に広告主の所在地を広告表示装置7に蓄積し、第1実施形態と同様に広告主の所在地が車両の現在位置から一定範囲内に進入してきた時に、広告配信装置1に広告IDを送信してもよい。
次に、実施態様について説明する。
第1の実施態様においては、移動体の現在位置検出手段と、情報の識別子と当該情報の広告主の所在地を対応付けて格納した記憶手段とを備えている。また、情報をユーザーに表示する表示手段と、外部装置との通信手段と、この通信手段を介して外部の情報配信装置から情報を受信し表示手段に表示する制御手段とを有する。制御手段は、現在位置検出手段から随時入力される移動体の現在位置と記憶手段に格納された情報広告主の所在地とを繰り返し比較し、移動体の現在位置から一定の範囲内に進入した情報広告主を都度選択する。また、選択した情報広告主に対応付けられた情報の識別子を記憶手段から読み出し通信手段を介して外部の情報配信装置に送信する。そして、この情報配信装置が識別子に対応して返信してきた情報を受信し記憶手段に格納すると共に表示手段に表示する。ここで扱う情報には、広告情報が含まれる。情報表示装置には、車載用又は人の携帯用のものが含まれる。
位置検出手段は、車両にあってはGPS(Global−Positioning−System)のアンテナ及び受信機、自立航法のためのジャイロ及び車速センサ、ビーコン受信機、人にあってはPHS(α−DATA32規格)や携帯GPS端末等が該当する。記憶手段には、RAM(Random−Access−Memory)及びROM(Read−Only−Memory)等の半導体メモリ、CD−ROMやDVD(Digital−Video−Disk)等のリムーバブル・ファイル装置等が該当する。制御手段には、コンピュータ(CPU)を主とした回路や処理プログラムがあらかじめ格納されたファームウェアROMを主とした回路等が該当する。通信手段は、無線通信手段を意味する。表示手段は、液晶ディスプレイ等が該当する。
本実施態様においては、初めに、情報表示装置の記憶手段に、情報の識別子と情報広告主の所在地が格納されており、情報の実体は格納されていない。情報の識別子と情報広告主の所在地のデータは、情報配信装置から予め受信し格納したものでもよいし、CD−ROMドライブやDVDドライブ等のリムーバブル媒体に予め格納されたデータであってもよい。制御手段は、移動体の現在位置検出手段によって検出される現在位置を逐次読み込み、記憶手段に格納された情報広告主の所在地と比較する処理を繰り返す。ここで、移動体が進行すると、今まで移動***置から一定範囲内に存在していなかった情報広告主(店舗等)が徐々に移動体に近づき一定範囲内に進入してくる(又は、車両が特定の情報広告主(広告提供主又は広告の所在地)に到達する)。この時点で、制御手段は、一定範囲内に進入した情報広告主に対応付けられている情報の識別子を記憶手段から読み出し、通信手段を介して情報配信装置に送信する。情報の識別子を受信した情報配信装置は、その識別子に対応付けられた情報の実体(情報の具体的内容)を情報表示装置に送り返す。制御手段は、情報配信装置から受信した情報の実体を表示装置に表示させ、ユーザーに店舗等が近づいたことを知らせるとともに、その店舗等に関する情報を知らせる。これによると、移動体の進行方向に近づいた情報主の情報だけを受信蓄積するので、受信データ量を削減できるメリットがある。また、情報蓄積用の記憶手段の容量も最低1件分に制限することが可能である。また、ユーザーに表示する情報だけを受信蓄積するので、データに無駄が無いことに加え、移動体の進行方向に近づいてきた情報主の情報だけを受信表示するからユーザーの必要とする可能性も高い。
そして、移動体の前方から近づいてくる情報主の情報だけを蓄積し、表示するので、移動体周囲の情報主の情報を一括して蓄積する場合に比べ受信データ量を削減することができ、データトラフィックの緩和、実質通信速度の向上、通信コストの削減、サーバ装置の負荷軽減を図ることができる。また、移動体の前方に近づいてくる情報主の情報を次々と更新することで、移動体の周囲の広告を一括して蓄積する場合に比べ、情報の実体用に確保する記憶手段の容量を削減することができ、メモリの有効活用を行うことができるとともに、そもそもメモリ容量の少ない車載装置や携帯装置には好適である。
さらに、移動体の前方から近づく情報主の情報だけを蓄積しユーザーに提供するから、ユーザーが興味を持ちやすい情報を提供することができ、移動体の進行方向と逆方向の情報は、情報識別子のみの読み込みに止め情報の実体を読み込まないから、無駄な情報が蓄積される確率を下げることができる。
第2の実施態様においては、移動体に搭載又は携帯された情報表示装置と通信する通信手段と、情報毎に当該情報の識別子と当該情報の広告主の所在地と当該情報の実体とを対応付けて格納した情報データベースとを備えている。また、地図データを格納した地図データベースと、これら各要素の入出力を制御する制御手段とを有する。制御手段は、(1)通信手段を介して情報表示装置から移動体の現在位置及び目的地の情報を取得し、当該現在位置から目的地までの移動経路を地図データベースを参照しつつ選択し、選択した移動経路を通信手段を介して情報表示装置に送信する経路探索手段を備えている。また、(2)経路探索手段によって選択された移動経路と情報データベースに格納されている情報広告主の所在地とを比較し、移動経路から一定の範囲内に存在する広告広告主を選択し、選択した情報広告主に対応付けられた情報の識別子を情報データベースから読み出し通信手段を介して情報配信装置に送信する情報選択手段を有する。ここで扱う情報には、広告情報が含まれる。
第3の実施態様においては、情報表示装置が車両等のナビゲーション機能を備えていることを意図している。また、ナビゲーション機能が経路探索を情報配信装置に任せた構成であることを意図している。ただし、移動体は車両に限らない。本実施態様では、情報配信装置が、移動体の経路探索を行うだけでなく、探索した経路の周辺に存在する情報広告主を情報データベースから選択し、選択した情報主の情報の識別子(情報の実体ではない)を情報表示装置に送信する。情報表示装置は、配信された情報の識別子に基づいて、例えば、請求項1記載の情報表示装置のように動作する。この結果、移動体の進行経路に沿って当該移動体から一定範囲内に近づいた情報広告主の情報がユーザーに提供される。ここで、探索経路のデータと情報識別子のデータは同時に情報表示装置に送信されてもよいし、別々のタイミングで送信されてもよい。前者の場合は、経路データの中に情報の識別子データが埋め込まれていてもよい。
第4の実施態様においては、情報表示装置に使用されるコンピュータ読み取り可能な媒体に適用される。すなわち、現在位置検出手段から随時入力される移動体の現在位置と記憶手段に格納された情報広告主の所在地とを繰り返し比較し、移動体の現在位置から一定の範囲内に進入した情報広告主を都度選択し、選択した情報広告主に対応付けられた情報の識別子を記憶手段から読み出し通信手段を介して外部の情報配信装置に送信し、この情報配信装置が識別子に対応して返信してきた情報を受信し記憶手段に格納するとともに表示手段に表示する処理を、コンピュータに実行させるための情報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体である。
【0081】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、経路探索処理手段によって選択された移動経路と広告主の所在地とが比較され、移動経路から一定の範囲内に存在する広告の識別子が選択されて情報表示装置に送信されるので、経路から外れた広告の識別子及び広告主の所在地の情報を蓄積することなく、情報表示装置に占有する記憶容量を識別子格納段階においても小さく抑えることができる。
また、経路に沿った、ユーザーが興味を持ちやすい広告の識別子を情報表示装置に格納することができる。
【0084】
また、請求項6記載のシステムによれば、上記すべての効果を奏することができるという、従来にない優れた情報配信装置、情報表示装置及びこれらを備えた情報提供システム並びに情報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報提供システムの構成図である。
【図2】図1に示す広告表示装置の構成図である。
【図3】図1に示す広告配信装置の構成図である。
【図4】図3に示すHDDに格納された広告データベースの構成図である。
【図5】第1実施形態における広告ID取得処理を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態における広告データ取得処理を示すフローチャートである。
【図7】図5の広告エリアデータの構成図である。
【図8】図5の広告ID取得処理を説明する説明図である。
【図9】図6の広告データ取得処理を説明する説明図である。
【図10】本発明の第2実施形態における経路データ及び広告ID取得処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態における広告データ取得処理を示すフローチャートである。
【図12】図10の経路データ及び広告ID取得処理を説明する説明図である。
【図13】他の広告データ取得処理を示すフローチャートである。
【図14】従来例に係る情報提供システムの構成図である。
【符号の説明】
1 広告配信装置(情報配信装置)
7 広告表示装置(情報表示装置)
11 広告表示装置の制御手段(コンピュータ)
13 現在位置検出手段
14 表示手段
16 広告表示装置の記憶手段
17 広告表示装置の通信手段
21 広告配信装置の制御手段
23 広告配信装置の通信手段
24 広告配信装置の記憶手段
31,32 広告データベース(情報データベース)
Claims (4)
- 移動体に搭載又は携帯された情報表示装置と通信を行う通信手段と、広告ごとに、広告主の所在地、広告の識別子及び広告の実体を対応させて格納した情報データベースと、地図データを格納した地図データベースと、前記通信手段を介して前記情報表示装置から移動体の現在位置及び目的地を取得し、前記現在位置から目的地までの移動経路を前記地図データベースを参照して選択し、選択した移動経路を前記通信手段を介して前記情報表示装置に送信する経路探索手段と、該経路探索手段によって選択された移動経路と前記情報データベースに格納された前記広告主の所在地とを比較し、移動経路から一定の範囲内に存在する広告主を選択し、選択された広告主に対応した識別子を、前記情報データベースから読み出し、前記通信手段を介して前記情報表示装置に送信する情報選択手段とを有することを特徴とする情報配信装置。
- 前記情報データベースには、広告インデックス・データ及び広告データが格納され、前記広告インデックス・データは、広告主の名称、広告主の所在地、広告主の所在地を中心とした広告エリア、及び広告の識別子を含み、前記広告データは、広告の実体を含む請求項1に記載の情報配信装置。
- 前記情報表示装置からの要求に応じて、移動経路上で広告ごとに付与された広告案内点のデータを、前記情報データベースから読み出し、広告の識別子と対応させて前記通信手段を介して情報表示装置に送信する制御手段を有する請求項1に記載の情報配信装置。
- 前記情報表示装置からの要求に応じて、広告の識別子に対応する広告の実体を前記情報データベースから読み出し、前記通信手段を介して情報表示装置に送信する制御手段を有する請求項1に記載の情報配信装置。
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