JP4343770B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は情報処理装置に関し、特にインターネットに接続されているサーバから端末装置に提供される情報を、ユーザの個人情報に対応して制御するようにした、情報処理装置に関する。
図20は、従来の情報処理装置におけるネットワークシステムの構成例を表している。加入者(ユーザ)は、端末装置1−1乃至1−12を有し、それぞれ所定のアクセスプロバイダ(AP)2−1乃至2−3を介して、インターネット3に接続されている。このインターネット3にはまた、情報提供者(インフォメーションプロバイダ:IP)4−1乃至4−3も接続されている。インターネット3においては、Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)により規定されているプロトコルに従って、コンピュータ相互で通信を行うことができるようになされている。
また、このインターネット3上には、World Wide Web(WWW)と呼ばれる情報検索システムが構築されている。このWWWにおいては、Hyper Text Transfer Protcol(HTTP)と称されるプロトコルにより、データ転送を行い、HTML(HyperText Markup Language)により画面を記述することにより、情報の検索や表示が簡単にできるようになされている。このWWWのための端末装置側のアプリケーションソフト(WWWブラウザ)として、Netscape社(商号)のNetscape Navigator(商標)や、NCSAのMosaic(商標)が、また情報提供者側のアプリケーションソフト(WWWサーバ)として、Netscape Commerce Server(商標)が、それぞれ知られている。各ユーザは、このWWWブラウザを用いてWWWサーバに対してアクセスし、情報やサービスの提供を受けることができる。また、各インフォメーションプロバイダは、このWWWサーバを用いて、WWWブラウザに情報やサービスを提供することができる。
最近、このインターネット3の加入者の増加にともない、インターネット3を商業的に利用しようとする動きが盛んである。従来行われているエレクトリックコマースの利用方法は、WWWサーバ(以下、適宜、サーバと称する)から伝送されてきたメニュー画面をWWWブラウザ(以下、適宜、単にブラウザと称する)で表示し、そのメニュー画面から所定の商品やサービスの選択を行い、その説明を受け、その商品やサービスの購入の申し込みは、別にファクシミリや電話で行うというものである。すなわち、この例の場合、インターネット3は、商品やサービスの説明ために利用されている。
これらサーバの情報のアクセスを制限する方法としては、WWWサーバにおいてURL毎に利用できるIPアドレスを設定するなどして行うことができるが、ダイヤルアップ接続のアクセスプロバイダの場合、IPアドレスはダイナミックに割り当てられるので、この方法は利用できない。
他の方法として、HTTP認証機能を利用することもできるが、この場合、ユーザは、利用するサービス毎に自己の会員としての個人情報などを入力して各サーバに登録する必要があるし、WWWサーバでも、多くの会員情報を管理するデータベースを運用する必要がある。また、利用者も、サービスを受けるたびに各サービス毎のユーザIDとパスワードを入力する必要があり、それを覚えるのも大変であるし、入力も面倒である。
特開平2−5624号公報 特開昭59−185483号公報
従来のネットワークシステムにおいては、このように、各ユーザが各サーバから提供を受けることができる情報は、各ユーザにおいて同一であり、画一的な情報やサービスの提供しかできない課題があった。
また、情報サーバでユーザ毎のアクセスを制限するには、各ユーザを情報サービス毎にユーザ登録を行う必要がある。さらに、各情報サーバも、多くのユーザを管理するには、大規模なユーザの管理データベースを構築する必要があるし、ショッピングなどの課金のためにクレジットカードの与信チェックを行うには、情報サーバの大きな負担になる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より変化に富んだ情報やサービスを提供することができるようにするとともに、サーバの負担を軽減するものである。
本発明の情報処理装置は、インターネットを介して端末装置と接続され、所定の情報を記憶する記憶手段、所定のデータを通信する通信手段、および記憶手段と通信手段を制御する制御手段とを少なくとも備えた情報処理装置であって、制御手段は、端末装置に対して割り当てたインターネットを介して変更しうる固有情報と、固有情報に対応する会員情報とを記憶手段に予め記憶させ、インターネットを介してアクセスを受けたとき、通信手段に、アクセスしてきた装置に対して割り当てられている固有情報を、インターネットを介してアクセスしてきた装置から取得させ、通信手段に取得させた固有情報が、記憶手段に予め記憶させている固有情報と一致するか否かを判定することを特徴とする。
前記会員情報は、クレジットカードの種類、クレジットカードの番号、クレジットカードの有効期間のいずれか1つの情報を少なくとも含むようにすることができる。
前記会員情報は、氏名、住所、電話番号のいずれか1つを少なくとも含むようにすることができる。
本発明の情報処理装置においては、端末装置に対して割り当てたインターネットを介して変更しうる固有情報と、固有情報に対応する会員情報とが記憶され、インターネットを介して端末装置からアクセスを受けたとき、アクセスしてきた端末装置に対して割り当てられている固有情報を、インターネットを介してアクセスしてきた端末装置から取得させ、取得された固有情報が、予め記憶させられた固有情報と一致するか否かが判定される。
本発明によれば、ユーザ毎に変化に富んだ情報やサービスを提供することが可能になる。
また本発明によれば、サーバにおいて多くの会員情報を管理してアクセス制限する必要がなくなるので、サーバシステムの負担が低減する。
図1は、本発明の情報処理装置を適用したネットワークシステムの構成例を表しており、図20における場合と対応する部分には、同一の符号を付してある。このシステムにおいても、インターネット3に対して、複数のインフォメーションプロバイダ(IP)(情報提供者)4−1乃至4−4が接続されている。そして、各端末装置1−1乃至1−4は、通常の電話回線を介して課金プロクシ11に接続され、課金プロクシ11がさらにインターネット3に接続されている。インフォメーションプロバイダ4−3は、さらに外部の在庫管理システム12に接続されている。
この実施例の場合、課金プロクシ11はまた、アクセスプロバイダ(AP)として機能するとともに、インフォメーションプロバイダとしての機能も有するようになされている。また、課金プロクシ11は、CAFIS5を介して、複数のクレジットカード会社のコンピュータシステム(決済システム)6−1乃至6−3と接続されている。従って、この課金プロクシ11も、WWWシステムにおいて利用可能なアプリケーションソフトウエア(例えば、Netscape Commerce Server)を有している。
図2は、課金プロクシ11の具体的構成例を表している。CPU21は、ROM22に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するようになされている。また、RAM23は、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なプログラム、データなどを適宜記憶するようになされている。インタフェース24には、ハードディスク(HD)25、光磁気ディスク26、通信部27、入力部28、ディスプレイ29などが接続されている。
ハードディスク25は、比較的高速にアクセスする必要のあるデータ、プログラムなどを適宜記憶するようになされている。光磁気ディスク26は、ハードディスク25よりアクセスの速度が遅くても差し支えのないデータ、プログラムなどを適宜記憶する。通信部27は、インターネット、専用回線、公衆電話回線などとの間における通信を行う。入力部28は、キーボード、マウスなどにより構成され、各種の指令を入力するとき操作される。ディスプレイ29は、CRT,LCDなどにより構成され、所定の文字、画像などを表示するようになされている。
図3は、端末装置1−iの内部の構成例を表している。この端末装置1−iは、CPU41乃至ディスプレイ49を有し、CPU21乃至ディスプレイ29を有する課金プロクシ11と基本的に同様に構成されている。但し、端末装置1−iより課金プロクシ11の方が、より大容量で高速のものが用いられるようになされている。図示は省略するが、インフォメーションプロバイダ4−jも、課金プロクシ11と基本的に同様に構成されている。
この実施例においては、各ユーザ(加入者)は、その端末装置1−iから所定のインフォメーションプロバイダ(以下、適宜、サーバと称する)4−jにアクセスし、そこから商品、サービスなどの提供を受け、クレジットカード、銀行口座などからの自動的引き落としにより、その料金の支払いを行う。この場合、ユーザは、所定の課金プロクシ11の会員となるための入会手続きを事前に行っておく必要がある。この手続きは、所定の申し込み用紙に所定の事項を記入し、それを郵送するなどして行うようにすることも可能であるが、各端末装置1−iから電話回線を介して、あるいは必要に応じてインターネット3を介して課金プロクシ11にアクセスし、オンラインで、この入会手続きを行うようにすることもできる。図4と図5は、この場合におけるオンラインサインアップ処理を表している。
端末装置1−iは、最初にステップS1において、通常の電話回線を介して課金プロクシ11に対してアクセスする。このとき課金プロクシ11のCPU21は、ステップS2において、オンラインサービス名称、挨拶文、このサービス(エレクトリックコマースサービス)の概要を簡単に説明する文章などを光磁気ディスク26から読み出し、通信部27から端末装置1−iに伝送する。これらの名称、挨拶文などは、電話回線を介して端末装置1−iの通信部47で受信され、ディスプレイ49に表示される。
さらに、課金プロクシ11は、ステップS3において、「個人会員はクレジットカードをお持ちでないと受付できません。」、あるいは、「20才未満の方、会社組織、団体での入会の方は、別途入会申込所を郵送にてお送りいたしますので、申し訳ございませんが、郵送でのお申し込みをお願いいたします。」のような注意事項も伝送し、表示させる。
ユーザは、ステップS4において、ステップS3で表示された注意事項に該当するか否かを判定し、該当すると判定した場合、入力部48を操作して、その旨を入力する。CPU41は、この入力を、通信部47を介して、課金プロクシ11の通信部27に伝送させる。課金プロクシ11のCPU21は、通信部27を介して、この入力を受信したとき、ステップS5に進み、例えば「下記の窓口まで、お電話か電子メールで入会申込書をご請求願います。すぐに入会申込書をお送りいたします。」のようなメッセージを、通信部27を介して、端末装置1−iの通信部47に伝送し、そのディスプレイ49に表示させる。このとき、さらに受付のための時間、電話番号、Eメールアドレスなどを伝送表示させる。ユーザは、このメッセージに従って、電話あるいは電子メールにて、入会手続きを行うことになる。
そして、次にステップS6に進み、回線を切断し、オンラインによる入会手続きの処理を終了する。
あるいはまた、ステップS4において、20才未満のユーザからの申し込み、会社組織、団体などの申し込みであると判定された場合、ステップS7に進み、氏名、住所、郵便番号、電話番号、などを端末装置1−iの入力部48を操作して入力させ、課金プロクシ11のCPU21は、この入力を受けたとき、受付日付、受付番号を端末装置1−iに伝送し、そのディスプレイ49に表示させる。
そして、ステップS9において、ステップS7の入力を、例えば課金プロクシ11の光磁気ディスク26に形成されている問い合わせ専用データベースに登録するとともに、ステップS10において、ステップS7で入力された住所、氏名の宛先に申込書を発送する処理を行う。使用者は、この申込書の郵送を受けたとき、所定の事項を記載し、返送することで、入会手続きを行う。
なお、この図4と図5に示す各処理において、各ユーザは、基本的に、図6に示すような手順で入力を行う。
すなわち、端末装置1−iのディスプレイ49には、「**を入力してください」と表示される。さらにまた、一覧表や入力形式などが存在するときは、これらも表示される。ユーザは、この表示に対応して入力部48を操作し、所定の入力を行う。課金プロクシ11のCPU21は、入力内容をチェックし、もし間違っているようであれば、再度入力を行わせる。
そして、正しい入力が行われたとき、その入力内容をディスプレイ49に表示させ、さらに、確認のための表示(1:OK 2:NG)を行い、この表示に対する入力をユーザに行わせる。そして、その入力が行われたとき、次の項目の処理に移る。
図4に戻って、ステップS4において、20才未満のユーザからの申し込み、あるいは会社組織や団体からの申し込みでないと判定された場合、ステップS11に進み、オンラインサインアップの処理を開始する。ステップS12においては、「約款を見ますか」のメッセージが端末装置1−iのディスプレイ49に表示される。使用者から、約款を見る旨の入力が行われたとき、ステップS13に進み、CPU21は約款を端末装置1−iに伝送し、ディスプレイ49に表示させる。
次にステップS14に進み、「約款に同意しますか」のメッセージをディスプレイ49に表示させる。ユーザが、約款に同意しない旨を入力したとき、ステップS15に進み、さらにそれ(約款に同意しないこと)が確かであるか否かを入力させる。確かでないとの入力が行われたとき、ステップS14に戻り、再び「約款に同意しますか」のメッセージを表示させるが、再度、約款に同意しない旨が確認された場合においては、ステップS15からステップS16に進み、例えば「改めてのご入会をお待ち申し上げております。ありがとうございました。」のようなメッセージを表示し、ステップS6に進み、回線を切断し、処理を終了する。
ステップS14において、ユーザが約款に同意する旨を入力したとき、ステップS17に進み、氏名、そのふりがな、性別、生年月日、職業、現住所(都道府県)、現住所(都道府県以下の住所)、そのふりがな、郵便番号、電話番号、電話の種別(公衆回線またはISDN)、ファックス番号、使用通信環境などを入力させる。
次にステップS18に進み、緊急連絡先の有無をユーザに入力させ、緊急連絡先が存在する場合においてはステップS19に進み、その緊急連絡先の名称と電話番号をさらに入力させる。この入力が行われたとき、またはステップS18において緊急連絡先が存在しないと入力されたとき、図5のユーザID入力ルーチン処理に移行する。
ユーザID入力ルーチンにおいては、最初にステップS31において、ユーザに希望するユーザIDを入力させる。課金プロクシ11のCPU21は、この入力が行われたときステップS32に進み、光磁気ディスクに26に形成されている会員マスター(ユーザIDデータベース)にアクセスし、いま入力されたユーザIDが、すでに他の会員により使用されているものであるか否かを検索する。さらにまた、ステップS33において、光磁気ディスク26に形成されている仮会員マスター(入会申込後、入会審査が完了するまでの間の会員のマスター)にもアクセスし、いま入力されたユーザIDが、仮会員マスターにすでに登録されているか否かを検索する。
ステップS34においては、ステップS31で入力されたユーザIDが、会員マスターあるいは仮会員マスターに、すでに登録されているユーザIDと重複するか否かを判定し、重複すると判定された場合、ステップS31に戻り、ユーザに新たなユーザIDを入力させる。
ステップS34において、入力されたユーザIDが、会員マスターまたは仮会員マスターに登録されていないユーザIDであると判定された場合、ステップS35に進み、ユーザにパスワードを入力させる。ステップS36においては、さらにもう一度パスワードを入力させる。そして、ステップS37において、ステップS35とS36で入力された2つのパスワードが一致するか否かを確認する。2つのパスワードが一致していない場合においては、ステップS38に進み、「パスワードが違っています。」のメッセージを端末装置1−iのディスプレイ49に表示させ、ステップS35に戻り、パスワードを再度入力させる。
そして、ステップS37において、ステップS35とステップS36で入力した2つのパスワードが一致すると判定された場合、ステップS39に進み、「パスワード確認OK」のメッセージを表示させる。
次にステップS40に進み、課金プロクシ11は、端末装置1−iにA会員とB会員の利用価格一覧を表示させる。例えば、A会員になると、毎月所定の基本料金を請求されるが、個々の商品あるいはサービスの購入単価は、B会員より安くなる。これに対してB会員になると、基本料金は請求されないが、個々の商品あるいはサービスなどを購入するとき、その単価はA会員の単価より高くなる。その他、受けられるサービスの種類によって会員の種別は分類をされる。
ユーザは、ステップS41において、A会員とB会員のいずれになるかを選択入力する。さらにステップS42において、ユーザは、商品、サービスなどを購入した場合における決済を行うクレジットカードの種類、番号、有効期限を入力部48を操作して入力する。
さらにステップS43に進み、課金プロクシ11のCPU21は、例えば「本サービスを何でお知りになりましたか」のメッセージと、その回答を行うための一覧表示として、雑誌広告、雑誌記事、紹介、WWW、店頭キャンペーン、その他などの項目を表示させる。使用者は、いずれかの項目を選択して、回答することになる。
次に、ステップS44において、「入会登録コードをお持ちですか」のメッセージがディスプレイ49に表示される。入会登録コードをすでに所持している場合においては、ステップS45に進み、ユーザは、その入会登録コードを入力する。この入会登録コードとは、例えばキャンペーン暗号や紹介者IDなどである。
ステップS45の処理の次に、あるいはステップS44で入会登録コードを所持していないとの入力が行われたとき、ステップS46に進み、「現在興味をお持ちの事項を5つまで(各10字以内)お書きください。」のメッセージを表示させる。さらにステップS47に進み、ユーザは必要に応じて、ゴルフ、音楽、映画鑑賞などといった趣味などをここで入力する。
以上のようにして入力が行われると、ステップS48において、例えば「ご入会手続きありがとうございました。*日以内に入会審査の結果を郵送にてご連絡いたします。もし、お問い合わせ、ご質問等ございましたら、次の窓口までお願いいたします。」のようなメッセージを、端末装置1−iに表示させ、さらに、電話番号、電子メールアドレスなどを表示させる。そして、ステップS49において、回線切断処理を行い、ステップS50において、以上の処理により入力された事項を光磁気ディスク26に形成されている仮会員マスターに登録する。
そして、入会審査の結果、入会を承諾する場合においては、その旨をユーザに郵便で連絡するとともに、その登録情報を仮会員マスターから会員マスターに転送し、記憶させる。また、入会員審査の結果、何らかの理由により、入会を許可することができない場合においては、郵便で、その旨をユーザに連絡するとともに、仮会員マスターにおける登録を消去する。
以上のようにして、課金プロクシ11の光磁気ディスク26の会員マスターには、例えば図7に示すような、ユーザIDデータベースが形成される。このユーザIDデータベースには、上述した図4および図5の各ステップにおいて入力された事項が、各ユーザID毎に登録される。なお、このユーザIDデータベースには、上記事項の他、各端末装置に割り当てられた割当IPアドレス、各端末装置がアクセスしたサーバ、アクセスしたファイルなどのアクセスの履歴も記憶される。
ここで、割当IPアドレスとは、各端末装置1−iに割り当てられたIPアドレスを意味する。すなわち、インターネット3に接続される1つの情報処理装置に対しては、Network Information Center(NIC)(我国においてはJapan Network Information Center(JPNIC))から1つのIP(Internet Protcol)アドレスが割り当てられるが、アクセスプロバイダとしても機能する課金プロクシ11は、自己が管理する会員の端末装置1−iに対して割り当てるため、NIC,JPNICなどから、予め所定の数のIPアドレスの割り当てを受けておく。そして課金プロクシ11は、常に全ての会員からアクセスを受けているわけではないので、電話回線を介してアクセスポイントに接続してきた端末装置を利用しているユーザに対して、IDとパスワードを入力させ、その端末装置のユーザが会員であるか否かを確認し、会員であることが確認されたとき、その端末装置に対して、その時点において空いているIPアドレスを割り当てる。
このため、課金プロクシ11のCPU21は、図8に示すように、その時点におけるIPアドレス割当テーブルを、例えばRAM23に記憶させる。そして、所定の端末装置からアクセスが行われたとき、この割当テーブルから未使用のIPアドレスを検索し、その端末装置に割り当てる。
従って、各端末装置が、インターネット3に対してダイヤルアップ接続によりアクセスするとき、IPアドレスは、その都度変化することになる。ユーザIDデータベースには、このようにして、各ユーザに割り当てられた割当IPアドレスもアクセス履歴の1つとして記憶される。
なお、IPアドレスの割り当ては、ASEND(商標)システムに代表されるような、PPTプロトコルをサポートするモデムを有するコンピュータシステムを課金プロクシ11に接続しておき、これに実行させるようにすることもできる。
課金プロクシ11は、この実施例の場合、アクセスプロバイダとしても機能するため、インターネット3に対するアクセスサービスだけを許容する会員も、同様に予め登録する。このアクセス会員は、インターネット3を介して所定のサーバにアクセスすることは許容されるが、オンラインショッピングのサービス(課金サービス)は受けることができない。オンラインショッピングサービスの会員は、自動的に、アクセス会員になる。
次に、図9乃至図11のフローチャートを参照して、所定のユーザの端末装置1−iが、課金プロクシ11を介して、所定のインフォメーションプロバイダ4−jにアクセスし、オンラインで商品を購入する場合の処理について説明する。なお、便宜上、これらの図においては、端末装置1−i(加入者)(WWWブラウザ)、課金プロクシ11(課金業者)およびインフォメーションプロバイダ4−j(オンラインショッピング事業者)(WWWサーバ)の行う各処理を、それぞれ異なる列に分けて示してある。
なお、上述したように、このシステムにおいても、WWWの検索システムを利用するため、各端末装置はWWWブラウザ(例えば、Netscape Navigator)を、インフォメーションプロバイダ4−jはWWWサーバを備え、課金プロクシ11も、WWW上で動作するアプリケーション(例えば、Netscape Commerce Server)を有している。
端末装置(WWWブラウザ)1−iは、最初にステップS71において、オンラインショッピング事業者(インフォメーションプロバイダ4−j)のメニュー画面(ホームページ)を指定する。WWWシステムにおいては、URL(Uniform Resource Locator)と呼ばれる一種のアドレスにより、インターネット3上におかれている所定の画面(ファイル)の指定を行う。URLでは通常、ドメイン名によって、WWWサーバの指定が行われる。例えばURLが、http://www.sony.co.jp/sonydrive/index/htmlであるとき、ドメイン名は、www.sony.co.jpである。実際のサーバへのアクセスは、IPアドレスによって行われるので、このドメイン名からIPアドレスを取得するシステムとして、DNS(Domain Name Server)があり、そこにWWWブラウザは問い合わせを行う。
この場合、URLを画面上に直接入力してもよいし、そのメニュー画面に対してHTML(Hyper Text Markup Language)によりリンクされている画面が、端末装置1−iのディスプレイ49に表示されている場合においては、その画面を入力部48のマウスなどでクリックすることで指定することができる。
端末装置1−iは、この指定が行われたとき、対応する要求をWWWサーバにむけて出力するが、実際には、予め端末装置に設定された課金プロクシ11を介して転送されるため、この要求は課金プロクシ11に入力される。この要求を受けたとき、課金プロクシ11は、ステップS72で、HTTPの認証機能に従って、ユーザIDとパスワードの入力を受け、予め登録されたアクセス会員からのアクセスであるか否かを判定し、登録されたアクセス会員でなければアクセスを拒絶する。この判定は、アクセスポイントへの接続時にユーザIDとパスワードにより認識が行われるため、端末に割り当てられたIPアドレスによっても行うことができる。登録されたアクセス会員からのアクセスであるとき、課金プロクシ11は、WWWブラウザからの要求を、そのままインターネット3を介してWWWサーバに転送する。
例えば、WWWブラウザにより、ディスプレイ49に、図12に示すようにショッピングとVOD(Video On Demand)のボタンが表示されている状態で、カーソル53が、例えばショッピングのボタン51上に移動表示されると、ディスプレイ49のURL表示部52には、このショッピングのボタン51に対応されているURLが表示される。そして、使用者が、このショッピングのボタン51上にカーソル53が位置する状態においてマウスをクリックすると、URL表示部52に表示されているURLに対するアクセス(オンラインショッピングのサーバに対するアクセス)が行われる。
WWWサーバは、このメニュー画面(オンラインショッピングのメニュー画面)の転送の要求を受けたとき、ステップS73において、対応するメニュー画面のデータをWWWブラウザに向けて出力する。このデータは、インターネット3を介して課金プロクシ11に転送される。課金プロクシ11は、ステップS74において、このメニュー画面のデータの転送を受けると、これをWWWブラウザにさらに転送する。
なお、上述したように、WWWシステムにおいては、HTMLと呼ばれる文章形式のデータにより、画面が構成されているため、WWWブラウザ、課金プロクシ11、およびWWWサーバの間では、このHTMLの文章が授受されることになる。
ステップS74において、課金プロクシ11が、WWWサーバより転送を受けたメニュー画面のデータを端末装置1−iにさらに転送すると、端末装置1−iのディスプレイ49には、例えば図13に示すように、オンラインショッピングの所定の商品(図13においては商品W乃至Z)を購入するためのメニュー画面が表示される。
なお、このWWWシステムにおいては、ステップS71乃至S75に示す一連の処理(1つの要求に対して1つの回答)を単位(セッション)として、各種の処理が実行される。
ステップS75において、WWWブラウザのディスプレイ49に、図13に示すような商品購入のメニュー画面が表示された状態において、ユーザは、購入を希望する商品があるか否かを判定し、購入を希望する商品がない場合においては、例えば図13の終了のボタンをマウスでクリックする。これにより、オンラインショッピングの処理が終了される。
これに対して、メニュー画面上に購入を希望する商品が存在すると判定された場合、ステップS76に進み、そのメニュー画面から購入を希望する商品を選択する。すなわち、図13の例においては、商品W乃至Zのボタンのうち、所定のボタン上にカーソル53を移動し、マウスをクリックすることで、商品の選択を行う。
この選択が行われると、WWWブラウザは、その選択に対応する信号を課金プロクシ11に転送する。課金プロクシ11は、この選択データの供給を受けたとき、この選択データをさらにWWWサーバに転送する処理を、ステップS77において実行する。このステップS77の処理の詳細は、図14に示されている。
図14の処理では、最初にステップS121において、CPU21は、そのデータを伝送してきた端末装置1−iに割り当てられているIPアドレスを取得する。このIPアドレスは、図8を参照して説明したように、課金プロクシ11が、自ら端末装置1−iに割り当てたものであるから、図8に示すIPアドレス割当テーブルから知ることができる。次にステップS122に進み、IPアドレスに対応するユーザIDのデータベースから、会員情報(例えばクレジットカードの種類、番号、カード有効期間)を取得する。IPアドレスに対応するユーザIDも、図8に示すIPアドレス割当テーブルから取得することができる。そして、このユーザIDに対応する会員情報(カード有効期間など)は、図7に示すユーザIDデータベースから取得することができる。
なお、クレジットカードの有効期間のデータを取得するとき、ユーザIDデータベースから取得するだけでなく、必要に応じて、CAFIS5にアクセスし、変更がないか否かを判定する。CAFIS5は、対応するクレジットカード会社のコンピュータシステム6−1乃至6−3にアクセスし、そのカードの現時点における有効期間のデータを取得する。そして、これを課金プロクシ11に転送する。
このように、カードの有効期間のデータは、個々のインフォメーションプロバイダが行うのではなく、課金プロクシ11が行う。従って、インフォメーションプロバイダとしては、個々のクレジットカード会社と契約を締結する必要がなくなり、その分だけ簡単なシステム構成とすることができる。
次に、ステップS123に進み、CPU21は、ステップS122で取得した会員情報に対応して、カテゴリIDとパスワードを設定する。例えば、ステップS122で取得したカード有効期間から、そのカードが現在有効であると判定される場合、カテゴリIDとして、validを設定し、パスワードとして、okを設定する。また、そのカードが失効している場合においては、カテゴリIDとして、expiredを設定し、パスワードとして、okを設定する。
また、WWWサーバのサービスが特定の会員のみに対するものであり、現在アクセスしている会員がこのサービスを受けることができない場合は、IDとして、“denied”を、パスワードとして、“OK”を、それぞれ設定する。この判定は、WWWブラウザの要求するURLが、予め登録されたサービスのURLかどうかで行うことができる。
次にステップS124に進み、HTTPに従って、WWWブラウザから入力された選択データをWWWサーバに転送するとともに、課金プロクシ11のIPアドレス、ステップS123で設定したカテゴリID、およびパスワードを、そのサーバに転送する。
図9に戻って、ステップS77で課金プロクシ11が選択データを転送すると、ステップS78において、WWWサーバは、課金プロクシ11から転送されてきたデータを受信し、そのデータから、いまアクセスしてきたのが、そのオンラインショッピングを行う会員として、そのWWWサーバに予め登録されているか否かを判定する。この判定の詳細は、図15に示されている。
図15においては、最初にステップS141で、課金プロクシ11からのデータ、IPアドレス、カテゴリID、およびパスワードを取得する。課金業者は、多くのユーザと契約し、これを自らのオンラインショッピング会員とするだけでなく、多くのオンラインショッピング事業者(WWWサーバ)とも契約し、自ら(課金プロクシ11)が、そのWWWサーバにおけるオンラインショッピングの会員となる。WWWサーバは、課金プロクシ11(図2)と同様の構成を有しており、内蔵する光磁気ディスクやハードディスクに、その会員情報を予め登録しておく。そして、ステップS141で取得した課金業者のIPアドレスが、会員として予め登録されているIPアドレスであるか否かを、このステップS142で判定する。
ステップS141で取得したIPアドレスが、予め登録してあるIPアドレスと異なると判定された場合、ステップS143に進み、このアクセスは、非会員からのアクセスであると判定する。
これに対して、ステップS142において、ステップS141で取得したIPアドレスと予め登録されている課金業者のIPアドレスとが等しいと判定された場合、ステップS144に進み、ステップS141で取得したカテゴリIDが、アクセス可能なIDとして登録されているか否かを判定する。
WWWサーバは、課金プロクシ11と契約をなすとき、カードが有効であるユーザからのアクセスのときは、カテゴリIDとして、validを、またカードが失効しているユーザからのアクセスであるときは、カテゴリIDとして、expiredを、それぞれ伝送してくれるように、予め取り決めておく。そして、WWWサーバは、カテゴリIDが、validであると判定されたとき、ステップS145に進み、オンラインショッピングの会員からのアクセスと判定し、カテゴリIDが、expiredであると判定されたとき、ステップS143に進み、非会員からのアクセスであると判定する。
図9に戻って、ステップS78において、会員からのアクセスではないと判定されたとき、ステップS79に進み、WWWサーバは、利用不可の画面を読み出し、課金プロクシ11に転送する。課金プロクシ11は、この利用不可の画面のデータの転送を受けたとき、ステップS80において、これをさらにWWWブラウザに転送する。WWWブラウザにおいては、ステップS81で課金プロクシ11より利用不可の画面の転送を受けたとき、オンラインショッピングによる商品の購入をあきらめる。
図9のステップS78で会員のアクセス制限を行っているが、ステップS77において、直接、会員情報をもとに判断して、課金プロクシ11が利用不可の画面をステップS80において転送することも可能である。この場合は、WWWサーバでのアクセス制限の負担が軽減する。
一方、ステップS78において、会員からのアクセスであると判定した場合、ステップS82に進み、WWWサーバは、その商品の在庫があるか否かを判定する。この在庫確認の処理のために、WWWサーバは、Common Gateway Interface(CGI)の機構を利用して、外部プログラムとしての在庫管理システム12にアクセスし、リアルタイムで在庫の有無を問い合わせる。そして、ステップS82で指定された商品の在庫がないと判定された場合、ステップS83に進み、いま在庫がない旨を表す画面のデータを課金プロクシ11に転送する。課金プロクシ11は、在庫なしの画面のデータの供給を受けたとき、ステップS80で、これをWWWブラウザに転送する。WWWブラウザでは、ステップS81で、この在庫なしの画面のデータを受けたとき、これを表示し、この表示から、その商品の購入をあきらめる。
一方、ステップS82において、その商品の在庫があると判定された場合、ステップS84に進み、WWWサーバは、購入する商品として指定された商品およびその金額を表示した確認画面のデータを生成し、これを課金プロクシ11に転送する。なお、この処理も、必要に応じてCGIを利用して、外部プログラムに実行させることができる。課金プロクシ11は、ステップS85でこの画面データの転送を受けたとき、その商品とその金額を、例えばハードディスク25に、一旦記憶させる。このように、確認のための画面データを、ユーザに実際に転送する前に、予め課金プロクシ11で一時的に保存しておくことで、そのデータが端末装置1−iに転送された後、そこで改変されることを防止する。
そしてステップS86で、課金プロクシ11は、確認の画面データをWWWブラウザに転送する。WWWブラウザは、ステップS87で、その画面データを受信し、ディスプレイ49に出力し、表示する。これにより、例えば、図16に示すような商品購入確認画面が、ディスプレイ49に表示される。
この表示例においては、1200円の商品Wと3500円の商品Yが注文され、その合計金額が4700円になっていることが表示されている。また、その画面の右下には、その商品を購入することに同意するか否かを入力するためのYESの文字とNOの文字がそれぞれ表示されたボタンが表示されている。
このように、確認画面のデータには、購入商品の合計金額、明細金額などが、HTMLのコメントとして、あるいは、表示データとして記述される。いずれの表示形式にするかは、課金プロクシ11とWWWサーバとの間で、予め決定しておく。HTMLで記述する場合、例えば、SUM=4700 UNIT=YEN YES=“shoppig/ok” NO=“shopping/no”のように、キーワード(SUM,UNITなど)と値(4700,YENなど)の対にしておくことができる。“shoppig/ok”と“shopping/no”は、確認の同意が得られた場合と、得られなかった場合に、次に表示する画面のURLである。
課金プロクシ11は、この確認画面のデータを解析し、請求金額を算出し、保存する。また、これらの情報は、WWWブラウザから得られたIPアドレスや会員情報とともに保存されるので、課金プロクシ11において、複数のWWWブラウザの課金処理を行うことができる。
ユーザは、ステップS88において、図16に示すような確認画面を見て、その商品を購入することに同意するか否かを判定する。商品の購入を希望しない場合、ステップS89に進み、ユーザは、拒否ボタン(図16において文字NOが表示されているボタン)を選択する。端末装置1−iは、この操作が行われたとき、その操作されたボタンに対応するURLの画面(指定画面)の転送を要求する信号を課金プロクシ11を介してWWWサーバに出力する。
ステップS90において、この指定画面転送の要求を受信した課金プロクシ11は、この要求をWWWサーバに転送する。WWWサーバは、ステップS91で、この指定画面の転送の要求を受信したとき、この要求に対応して、拒否受諾の画面を読み出し、そのデータを課金プロクシ11に転送する。課金プロクシ11は、ステップS92で、この拒否受諾の画面のデータの供給を受けたとき、これをさらにWWWブラウザに転送する。WWWブラウザは、ステップS93で、この拒否受諾の画面のデータの供給を受けると、これをディスプレイ49に出力し、表示する。ユーザは、この表示を見て、商品購入の拒否が受諾されたことを確認することができる。
一方ステップS88において、ユーザは商品の購入に同意すると判定したとき、ステップS94に進み、同意ボタン(図16における文字YESが表示されているボタン)を選択する。このとき、WWWブラウザは、この同意ボタン選択に対応するURLの画面の転送を要求する。課金プロクシ11は、ステップS95でWWWブラウザから同意ボタン選択の指定画面の転送の要求の信号を受信したとき、そのユーザIDに対応する、氏名、住所、電話番号などのユーザ情報を、ユーザIDデータベースより取得する。そして、ステップS96に進み、ステップS95で取得したユーザ情報とともに、WWWブラウザより受信した指定画面の転送要求信号をWWWサーバに転送する。
WWWサーバは、課金プロクシ11より同意ボタン選択による指定画面の転送の要求を受けたとき、同意受諾の画面をステップS97で生成し、これを課金プロクシ11に転送する。また、課金プロクシ11から伝送されてきたユーザ情報に対応して、商品の配送手続きを実行する。
なお、商品の発送先がユーザの登録された住所と異なる場合、ステップS94において、ユーザにより、配送先の住所が入力されることになる。
オンラインショッピング事業者は、WWWサーバが取得した情報を利用して、商品の配送、経理会計処理などを行うのであるが、これらの処理に手間がかかる場合は、課金業者に発注伝票作成の代行も行わせるようにことも可能である。発注伝票の発送は、郵便、電子メールなどにより行うようにすることもできるが、課金プロクシ11のシステムとオンラインショッピング事業者のシステムをオンラインで接続することにより、発注伝票の発送処理自体を自動化することも可能である。
次に、ステップS98において、課金プロクシ11は、ユーザIDに対応するクレジットカードの番号を、ユーザIDデータベースから取得する。そして、ステップS99において、ステップS85で算出、保存した金額を、ステップS98で取得したクレジットカードの会社に請求する処理を実行する。但し、実際には、クレジットカード会社と課金プロクシ11を所持する課金業者との間における契約に基づいて、課金業者は、商品の購入金額より低い所定の金額を、クレジットカード会社に請求する。そして、クレジットカード会社は、ユーザに対して商品購入金額の金額を請求する。
課金プロクシ11は、さらにステップS100において、WWWサーバより供給された同意受諾の画面のデータを、WWWブラウザに転送する。ステップS101で、WWWブラウザは、この画面のデータを受信し、ディスプレイ49に表示する。これにより、例えば図17に示すような、同意受諾の画面が表示される。ユーザは、この表示画面から、購入成立を確認することができる。
HTTPの場合、WWWブラウザからの要求と、それに対応するWWWサーバからの対応までが1つのセッションとなり、これらセッション毎に、回線の接続、切断が行われる。そこで、課金プロクシ11では、ユーザのIPアドレスを監視し、複数のWWWブラウザからの要求を処理することができる。上述の処理が何らかの理由で中止された場合、上記したステップS94における同意ボタンの選択信号の入力が得られなかったものと判断し、ショッピング処理を終了させる。
なお、上記実施例においては、ステップS76において、商品購入の選択が、WWWブラウザにおいて行われた場合、ステップS77で課金プロクシ11から選択データをWWWサーバに転送し、WWWサーバで会員からのアクセスか否かを判定し、非会員からのアクセスである場合においては、ステップS79で利用不可の画面をWWWサーバから課金プロクシ11に転送するようにしたが、このステップS78とS79の処理を課金プロクシ11において行わせるようにすることもできる。
また、ステップS82で、在庫確認をリアルタイムで行うように自動化されていない場合においては、在庫のない商品については、メニュー画面に表示しないようにするか、在庫確認の処理は後に行うようにすることもできる。この場合、在庫確認を行った結果、在庫がないと判定された場合、サーバは、課金業者に注文受諾取消の伝票を発行し、また、ユーザに対しても、電子メール、手紙、電話などにより、注文受諾取消の主旨を伝えるようにする。
なお、上記実施例においても、ショッピングの処理、さらには、クレジットカードの番号などの登録処理を暗号化して行うようにすることも可能である。
また、料金を決済する決済口座としては、クレジットカードのほか、銀行口座などを用いるようにすることも可能である。
以上の実施例においては、課金プロクシ11をアクセスプロバイダとインフォメーションプロバイダとしても機能させるようにしたが、この場合、課金プロクシ11に、インフォメーションプロバイダ4−1乃至4−3から供給されるデータを、端末装置1−1乃至1−4に供給するのに、キャッシング機能を実行させるようにすることもできる。このとき、端末装置が、過去に供給を受けたデータは、課金プロクシ11において記憶しておく。これにより、同一のデータの供給を所定の端末装置が受けるとき、対応するインフォメーションプロバイダ4−jまで実際にアクセスするのではなく、課金プロクシ11に記憶されているデータを転送するようにすれば、より迅速な情報の提供が可能となる。
勿論、課金プロクシ11には、アクセスプロバイダまたはインフォメーションプロバイダとしての機能を持たせないようにすることも可能である。
さらにまた、課金プロクシ11の会員情報データベース機能を、専用の会員情報サーバを設け、それに負担させるようにすることもできる。
なお、図1の実施例においては、課金プロクシ11をインターネット3に対して1つのみ設けるようにしたが、図18に示すように、インターネット3に対して課金プロクシ11−1乃至11−3を複数接続し、各課金プロクシ11−1乃至11−3を専用回線81で相互に接続するようにしてもよい。
このようにすれば、各ユーザは、最寄りの課金プロクシを選択し、その最寄りの課金プロクシから所望のインフォメーションプロバイダにアクセスすることが可能となる。
この場合、利用する課金プロクシは、WWWブラウザに課金プロクシのドメイン名を設定させる。そこで、このドメイン名をIPアドレスに変換するDNSにおいて、WWWブラウザの端末装置のIPアドレスに対応して、アクセス効率が有利な課金プロクシのIPアドレスをWWWブラウザに知らせることにより、課金プロクシを同一のドメイン名で指定することができるようになる。従って、仮想的には、1つの課金プロクシに見せることができる。また、この方法によれば、大多数のWWWブラウザからのアクセスを、複数の課金プロクシにより分散処理させることができる。
さらに、上記実施例においては、所定の商品を購入する場合を例としたが、本発明は、有料放送を受信するなど、その他のサービスの提供を受ける場合においても適用することが可能である。
なお、課金プロクシ11で記憶したアクセス履歴を統計処理し、商品、サービスの人気の順位、所定の商品、サービスを購入したユーザの構成などを分析し、これをマーケッティング情報として利用することもできる。
以上の実施例においては、クレジットカードの種類、番号、その所有者の住所、氏名などの情報は、課金プロクシ11に登録するとき、端末装置1−iから電話回線(またはインターネット3)を介して最初に伝送されるに過ぎず、その後の実際の商品あるいはサービスの購入段階では伝送されない。従って、これらの情報が、他人に漏洩し、悪用されるような恐れが少なくなる。
また、課金プロクシ11が、複数のクレジットカード会社のカードの信用状況を把握するようにしたので、インフォメーションプロバイダ4−jは、クレジットカード会社と個々に契約を行う必要がなくなり、システムが簡単となり、事業規模の比較的小さい企業や個人などが、インフォメーションプロバイダとなることが容易となる。
以上の実施例においては、ユーザの会員情報(個人情報)のうち、特にクレジットカードの有効期間に対応して、ユーザに対して異なるサービスを提供するようにした。すなわち、有効期間が満了しているユーザに対しては、オンラインショッピングを利用することができないようにし、有効なクレジットカードを所持しているユーザに対してのみ、オンラインショッピングのサービスを受けることができるようにした。これ以外に、例えばA会員とB会員とで、異なるメニュー画面を転送させるようにすることも可能である。
このようにするには、例えば、図9のステップS72における課金プロクシ11の指定画面の転送を要求する処理を、図19のフローチャートに示すように行うようにする。
すなわち、図19のステップS161において、課金プロクシ11のCPU21は、HTTPの認証機能に従って、WWWブラウザのユーザIDとパスワードを取得する。そして、ステップS162に進み、ステップS161で取得したユーザIDとパスワードが、図7を参照して説明したユーザIDデータベースに登録されているか否か、すなわちアクセス会員であるか否かを判定する。いま、アクセスしてきたユーザがアクセス会員でないと判定された場合においては、ステップS163に進み、アクセスを拒絶する処理を実行する。
これに対して、ステップS162において、いまアクセスしてきたユーザがアクセス会員であると判定された場合においては、ステップS164に進み、A会員であるかB会員であるかを判定する。この判定も、ユーザIDデータベースに登録されている会員種別から行うことができる。
ユーザがA会員であると判定された場合においては、ステップS165に進み、CPU21は、WWWブラウザからの指定画面の転送要求を、A会員用の指定画面の転送要求としてWWWサーバに出力する。これに対して、ユーザがB会員であると判定された場合、ステップS166において、B会員用の指定画面の転送を、WWWサーバに対して要求する。
その他の処理は、図9乃至図11に示す場合と同様である。従って、この場合ステップS73において、WWWサーバがWWWブラウザに向けて転送するメニュー画面は、アクセスしてきたユーザがA会員であれば、A会員用のメニュー画面となり、アクセスしてきたユーザがB会員であれば、B会員用のメニュー画面となる。これにより、WWWサーバは、会員の種別に対応して、異なる商品やサービスを提供したり、同一の商品やサービスであっても、異なる価格で提供したりすることが可能となる。
あるいはまた、ユーザの年齢、興味のあることなどに対応して、異なる商品やサービスを提供するようにすることも可能である。例えば、20才未満のユーザに対しては、アダルト向けの映画の提供を拒絶するようにし、20才以上のユーザに対してのみ、アダルト向けの映画を提供するようにすることもできる。
本発明の情報処理装置を応用したネットワークシステムの構成例を示す図である。 図1の課金プロクシ11の構成例を示すブロック図である。 図1の端末装置1−iの構成例を示すブロック図である。 図1の課金プロクシ11におけるオンラインサインアップ処理を説明するフローチャートである。 図4に続くフローチャートである。 図1のネットワークシステムにおける基本的なテキストベース入力を説明する図である。 ユーザIDデータベースの構成例を示す図である。 IPアドレス割当テーブルを説明する図である。 図1の実施例の動作を説明するフローチャートである。 図9に続くフローチャートである。 図10に続くフローチャートである。 図10のステップS71における表示例を示す図である。 図9のステップS75における表示例を示す図である。 図9のステップS77の選択データ転送の処理のより詳細を示すフローチャートである。 図9のステップS78における会員からのアクセス判定処理の詳細を示すフローチャートである。 図10のステップS87の表示例を示す図である。 図11のステップS101の表示例を示す図である。 本発明の情報処理装置が適用されるネットワークシステムの他の構成例を示す図である。 図9のステップS72における処理の詳細を説明するフローチャートである。 従来のネットワークシステムの構成例を示す図である。 従来のオンラインショッピングの表示例を示す図である。 従来のオンラインショッピングの他の表示例を示す図である。
符号の説明
1−1乃至1−12 端末装置, 2−1乃至2−3 アクセスプロバイダ, 3 インターネット, 4−1乃至4−5 インフォメーションプロバイダ, 5 CAFIS, 6−1乃至6−3 コンピュータシステム, 11,11−1乃至11−3 課金プロクシ, 81 専用回線

Claims (3)

  1. インターネットを介して端末装置と接続され、所定の情報を記憶する記憶手段、所定のデータを通信する通信手段、および前記記憶手段と前記通信手段を制御する制御手段とを少なくとも備えた情報処理装置において、
    前記制御手段は、
    前記端末装置に対して割り当てたインターネットを介して変更しうる固有情報と、固有情報に対応する会員情報とを前記記憶手段に予め記憶させ、
    前記インターネットを介してアクセスを受けたとき、前記通信手段に、アクセスしてきた装置に対して割り当てられている固有情報を、前記インターネットを介して前記アクセスしてきた装置から取得させ、
    前記通信手段に取得させた前記固有情報が、前記記憶手段に予め記憶させている前記固有情報と一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記会員情報は、クレジットカードの種類、クレジットカードの番号、クレジットカードの有効期間のいずれか1つの情報を少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記会員情報は、氏名、住所、電話番号のいずれか1つを少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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