JP4343121B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、抽選により当選図柄を決定し、停止操作手段の操作により当選に係る図柄を所定の配列で停止させることができると入賞となり、遊技メダルの払い出しなど所定の利益付与がなされる遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、例えばスロットマシンは、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールを停止させて、所定の図柄が所定の有効入賞ラインに揃うと、メダルの払い出しなど遊技者に利益が付与されるように形成されている。そして、前記有効入賞ラインは、スロットマシンの図柄表示窓の上段、中段、下段の横ラインに、右上がり、右下がり2本の斜めラインを加えて5本設けられているものがよく知られている。これらの有効入賞ラインは、メダルの投入枚数により、一枚投入なら中段のライン、二枚投入なら上段、中段、下段の3つのライン、三枚投入で斜めラインをいれた5つのラインとなるよう設定されている。
さらに、特別な状況下においては、一枚投入の場合の有効入賞ライン数(例えば1本)が、最大枚数(例えば3枚)投入時における有効入賞ライン数(例えば5本)と同等になるよう設定されるスロットマシン(特許文献1参照)や、有効入賞ラインを抽選により決定可能なスロットマシン(特許文献2参照)が考案されている。
特開2004−801号公報 特開2004−8603号公報
しかし、上記したような有効入賞ラインの追加機能を備えたスロットマシンにおいても、当選確率が投入枚数により決定されることに変わりなく、一回の遊技で当選確率を変化させるには賭け枚数を変えるしかなかった。また、当選図柄の抽選は、投入枚数に応じて固定的に設定された当選判定テーブルを用いて、一回の遊技につき一回行われるようになっていたので、遊技者に期待感を持たせるのには物足りなかった。
そこで、請求項1乃至6記載の発明は、入賞ラインごとに図柄抽選が行われ、一回の遊技中に複数回の抽選を実行可能にするとともに、有効となる入賞ラインを所定条件に応じて変化させることにより抽選確率を変動させ、新たな遊技性を作り出し、より興趣を高められる遊技機を提供することを目的とする。
本願発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成した複数の図柄表示手段と、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を各々停止させるためのストップスイッチ(50)と、遊技機の作動を制御するための遊技制御装置(21)を少なくとも備えている。そして、前記遊技制御装置(21)は、当選判定テーブル(113)を用いて、複数の図柄の組み合わせからなる当選役の抽選を行うための当選抽選手段(110)と、前記ストップスイッチ(50)の操作及び前記当選抽選手段(110)の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄の停止表示を制御するための停止制御手段(130)と、複数の図柄の配列を規定した予め定められた複数の入賞ライン(L)の中から、いずれの入賞ライン(L)を、入賞するために有効な図柄配列となる入賞ライン(以下有効入賞ラインという)とするかを決定する有効入賞ライン決定手段(120)と、前記複数の図柄表示手段の当選に係る図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の配列となるよう停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に利益を付与するための入賞判定手段(160)とを有し、前記スタートスイッチ(30)の作動により遊技を開始し、前記入賞判定手段(160)の判定の終了により一回の遊技が終了する遊技機に係る。
本発明は、スロットマシンやパロット遊技機等に適している。
ここで、「図柄表示手段」は、表面に複数の図柄が表示された回転リール(40)や、図柄が表示されたベルトをローラに掛け渡したベルト式図柄表示手段とすることができる。あるいは、液晶表示装置やCRTを用いて図柄を表示するものであってもよい。
前記当選抽選手段(110)は、例えば乱数発生手段(111)の発生した乱数値を、当選判定テーブル(113)に規定された乱数領域と比較することにより、当選又はハズレの判定を行うためのものである。当選判定テーブル(113)としては、それぞれ当選確率が異なる複数のテーブルが設けられていてもよいし、当選確率が同じに設定されたテーブルが複数設けてあってもよい。
前記停止制御手段(130)は、前記図柄表示手段の停止制御を行うためのものである。停止制御とは、当選役の抽選の抽選結果に応じて、所定位置に停止させてはいけない図柄を停止させないように「蹴飛ばし」を行うと共に、所定位置に停止させてもよい図柄を極力その位置に停止させるように「引き込み」を行うことである。すなわち、前記ストップスイッチ(50)の操作時に、当選判定の抽選結果が「ハズレ」の場合にはいかなる当選図柄も有効入賞ライン上に揃わないように、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選(当たり)の場合には当該当選図柄が極力有効入賞ライン上に揃うように、図柄表示手段の表示が停止する時間を遅らせる制御を行うものである。
前記入賞判定手段(160)は、当選抽選手段(110)の抽選結果と図柄表示手段の停止図柄とに基づいて入賞の判定をし、遊技者に対して所定の利益を付与するためのものである。遊技者に付与する利益としては、賞品を払い出したり、メダルなどの遊技媒体を払い出したり、得点を加算したりすることができる他、遊技者に有利な遊技を開始させたりすることもできる。また、メダル等の投入なしに遊技を開始することができる「再遊技」も付与利益に含まれる。
そして、本発明においては、前記有効入賞ライン決定手段(120)は、遊技状態及び/又は遊技者の選択操作に応じて、複数の異なる有効入賞ラインを決定可能であり、前記当選抽選手段(110)は、前記入賞ライン(L)に対応させて設けた当選判定テーブル(113)を有し、前記有効入賞ライン決定手段(120)が有効入賞ラインとして決定した入賞ライン(L)に対応する当選判定テーブル(113)を選択し、選択した当選判定テーブル(113)を用いて、一回の遊技中において、少なくとも前記ストップスイッチ(50)の第一停止操作までに、選択された有効入賞ライン数の回数だけ当選役の抽選を実行可能の当選役の抽選を実行可能である。
ここで、「遊技者の選択操作」とは、遊技者が遊技に関して何らかの操作手段を操作すること、あるいは当該操作により遊技に関する何らかの事項を選択することであり、例えばメダルの投入や特定のスイッチ(例えばライン選択スイッチ(18))の操作などを含む。そして「遊技状態及び/又は遊技者の選択操作に応じて・・有効入賞ラインを決定可能」とは、具体的には、遊技状態が予め定められた状態になった場合に、又は遊技者が行った選択操作に基づいて、あるいは、予め定められた遊技状態になった場合における遊技者が行った選択操作に基づいて、有効入賞ラインを決定することができるということである。
またここで、「前記入賞ライン(L)に対応させて設けた当選判定テーブル(113)」とは、各入賞ライン(L)にそれぞれ対応するように当選判定テーブル(113)が設けられている場合と、一の当選判定テーブル(113)が複数の入賞ライン(L)について共通して使用するように設定されている場合の双方を含む。
なお、「ストップスイッチ(50)の第一停止操作」とは、図柄表示手段の変動表示を停止させるために、一番最初に操作したストップスイッチ(50)に係る操作のことである。
さらに、前記停止制御手段(130)は、前記有効入賞ライン決定手段(120)が複数の有効入賞ラインを決定し、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が、複数の有効入賞ラインについて当選となった場合には、引き込み制御の適用について優先される有効入賞ライン(以下優先有効入賞ラインという)上に、当該優先有効入賞ラインについて行った当選抽選に基づく当選図柄が入賞の態様に停止するように引き込み制御を行い、それ以外の有効入賞ライン上には、当該有効入賞ラインについて行った当選抽選に基づく当選図柄及びその他の当選役に係る図柄が入賞の態様に停止しないように蹴飛ばし制御を行うことを特徴とする。
「優先有効入賞ライン」は、予め設定されているものであっても、遊技ごとにあるいは遊技状態に応じて設定されるものであってもよい。例えば、各入賞ライン(L)について、それぞれ優先順位が決められていて、有効入賞ラインとして決定された複数の入賞ライン(L)のうち優先順位の高いものを優先有効入賞ラインとすることができる。また、遊技ごと、所定期間ごとに行われる抽選により、その優先順位を決定してもよい。あるいは、決定された有効入賞ラインのうちから、抽選により、又は遊技状況に応じて、一の優先有効入賞ラインを決定してもよい。
(作用)
本発明においては、有効入賞ライン決定手段(120)は、遊技開始後の所定時、例えば遊技媒体の投入時などに、遊技状態や遊技者の選択に基づいて、当該遊技において有効となる入賞ライン(L)を決定する。例えば、遊技媒体の投入数に応じて(例えばメダル1枚投入ならラインL1、2枚投入ならラインL2が決定される)、あるいは遊技状態が予め定められた特別状態か否かに応じて(例えば特別状態では5本の入賞ラインが有効となり、特別状態でない場合には3本の入賞ラインが有効となる)、有効入賞ラインを決定する。
そして、当選判定手段(110)は、決定された有効入賞ラインに対応する当選判定テーブル(113)を用いて、当選役の当選を行う。例えば、3本の有効入賞ラインが決定された場合には、各有効入賞ラインごとに、3回の抽選(テーブル比較)を行う。これは、単一の抽出乱数データを3個の異なる当選判定テーブル(113)と比較するのであっても、3個の乱数を抽出して当該データをそれぞれ単一の当選判定テーブル(113)と比較するのであってもよい。要は、抽選結果が3つ得られればよい。この抽選は、例えばスタートスイッチ(30)の操作信号受信を契機に行うことができる。
そして、図柄表示手段の図柄が変動表示中に、ストップスイッチ(50)が操作されたことを条件に、停止制御手段(130)が図柄表示手段の停止制御を行う。この際、有効入賞ラインごとの複数回の抽選において、抽選結果として一の当選を得ていた場合には、当該当選図柄を対応する有効入賞ライン上に極力停止させるように引き込み制御を行う。
一方、抽選結果として複数の当選を得ていた場合には、最初に停止表示される図柄表示手段について、予め定められた優先有効入賞ライン上に、当該入賞ラインに対応する当選図柄(有効入賞ラインごとの抽選結果に基づく当選図柄)を極力停止させるように引き込み制御を行うようにすることができる。あるいは、最初に停止表示される図柄表示手段について、ストップスイッチ(50)の操作により対応する有効入賞ライン上に当選図柄を停止させることができた場合には、当該有効入賞ラインを優先有効入賞ラインとして、二番目以降に停止表示される図柄表示手段について引き込み制御を行うようにしてもよい。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記当選抽選手段(110)は、前記当選判定テーブル(113)として、低確率テーブルと、低確率テーブルよりも特定の又はすべての当選役の当選領域が広く設定された高確率テーブルを有し、前記入賞ラインとして、当該入賞ラインが有効入賞ラインとして決定された場合に、その有効入賞ラインに対応する抽選として、前記低確率テーブルを用いて当選判定が行われる低確率入賞ラインと、前記高確率テーブルを用いて当選判定が行われる高確率入賞ラインとを備えていることを特徴とする。
ここで、「高確率テーブル」「低確率テーブル」とは、相対的なものであって、便宜上、ある特定の当選確率に設定された当選判定テーブル(113)よりも高い当選確率に設定された当選判定テーブル(113)を高確率テーブルというようにしたものである。また、それぞれ当選確率の異なる複数の「高確率テーブル」を設けてもよい。
(作用)
本発明では、有効入賞ライン決定手段(120)が低確率入賞ラインを有効入賞ラインとして決定した場合と、高確率入賞ラインを有効入賞ラインとして決定した場合とでは、同じ本数の入賞ラインを有効入賞ラインとした場合でも、一回の遊技における当選確率が変わってくる。従って、例えば特定状態のときに高確率入賞ラインが決定されるようにすることにより、入賞ライン数とは関係なく、当選役の抽選について当選確率を高くすることができる。具体的には、メダル投入枚数によって入賞ラインの本数が決定される場合であっても、有効入賞ライン決定手段(120)の決定によっては、RBゲームなどの特別遊技中以外でも、同じ投入枚数で当選確率の異なる遊技を行うことができ、新たな遊技性を作り出すことができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記有効入賞ライン決定手段(120)は、遊技状態が予め定められた特別状態になった場合には、前記高確率入賞ラインを有効入賞ラインとして決定可能であり、遊技状態が予め定められた特別状態でない場合には、前記低確率入賞ラインを有効入賞ラインとして決定することを特徴とする。
ここで、「特別状態」とは、例えば特定の当選役が入賞した場合や、特定の抽選に当選した場合など、遊技状態が予め定められた条件をクリアした場合に突入する、予め定められた又は抽選により決定される所定期間又は所定遊技回数(1回以上)の遊技区間のことである。
本発明では、「特別状態」は、高確率テーブルを用いて当選抽選が行われる有利遊技区間として位置づけられるが、当選図柄を当該当選に対応する有効入賞ライン上に揃えなければならないので(どの有効入賞ラインに揃えても入賞となるわけではないので)、単に高確率テーブルを用いて当選抽選が行われる遊技区間とは興趣を異にするものである。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、遊技者の操作により、有効入賞ラインとなる入賞ラインを選択決定可能なライン選択スイッチ(18)を設け、前記有効入賞ライン決定手段(120)は、前記ライン選択スイッチ(18)の操作信号に基づいて、有効入賞ラインを決定することを特徴とする。
ここで、ライン選択スイッチ(18)は、常時作動可能であってもよいし、遊技状態が特別状態となった場合にのみ作動可能となるものでもよい。また、例えば遊技媒体の投入数や遊技状態(特別状態か否か)に応じて、選択可能な有効入賞ラインの数や種類(低確率入賞ラインと高確率入賞ライン)が変化するように形成されていてもよい。
本発明によれば、遊技者の意思で有効入賞ラインを選択できるので、遊技を興味溢れるものとすることができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記優先有効入賞ラインは、少なくとも前記ストップスイッチ(50)の第一停止操作までに、予め定められていることを特徴とする。
なお、「予め定められている」は、各入賞ラインごとに予め優先順位が固定的に付けられている場合のみならず、ストップスイッチ(50)の第一停止操作までの間に行われる抽選により、有効入賞ラインとなった入賞ラインの中から優先有効入賞ラインを選択する場合などのように、優先順位が固定的でない場合も含まれる。
(作用)
本発明によれば、最初の停止操作では、優先有効入賞ラインに対応した当選図柄を当該ライン上に極力停止させるような引き込み制御が行われる。従って、第一停止操作時に複数の当選図柄が同時に引き込める位置にある場合には、優先有効入賞ラインに対応した当選図柄が当該有効入賞ラインに停止する。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、前記ストップスイッチ(50)の第一停止操作により、第一停止図柄表示手段の当選図柄を当該当選となった抽選に対応する有効入賞ライン上に停止表示させることができた場合には、その有効入賞ラインを前記優先有効入賞ラインとして、第二停止以降に係る図柄表示手段の停止制御を行うことを特徴とする。
ここで、「第一停止図柄表示手段」とは、最初のストップスイッチ(50)の操作により停止表示される図柄表示手段のことであり、「第二停止以降に係る図柄表示手段」とは、二番目、三番目・・・のストップスイッチ(50)の操作により停止表示される図柄表示手段のことである。
(作用)
本発明では、最初の停止操作では、ストップスイッチ(50)の操作タイミングにより引き込み可能な位置にあるいずれかの当選図柄を対応する入賞ライン上に極力停止させるような引き込み制御を行う。従って、第一停止操作時に複数の当選図柄が同時に引き込める位置にある場合には、どれでも任意の当選図柄が所定の有効入賞ライン上に停止する。そして、最初に停止した図柄表示手段の有効入賞ライン上に、当該入賞ラインに対応して行われた抽選結果に係る当選図柄が停止した場合には、その有効入賞ラインを優先有効入賞ラインとして、二番目以降に停止させる図柄表示手段について、当該優先有効入賞ライン上に対応する当選図柄を極力停止させるような引き込み制御を行う。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1乃至6記載の発明によれば、入賞ラインごとに図柄抽選が行われ、一回の遊技中に複数回の抽選を実行可能であるとともに、有効となる入賞ラインを所定条件に応じて変化させることにより抽選確率を変動させ、新たな遊技性を作り出し、より興趣を高められる遊技機を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図6は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3乃至図5はスロットマシンの動作の概略を示すフロー、図6は有効入賞ラインの概略を示す図である。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。この筐体11には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、三個の回転リール40の図柄を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン10の略中央端部には、メダル投入口14が設けられている。
スロットマシン10の内部には、前記回転リール40を備えるリールユニット60と、図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。演出制御装置22は、ランプ68やスピーカ69等の演出表示部66を制御するためのものである。
ここで、制御装置20を、主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置に配置することができる。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に形成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができると共に、演出のみを変更することもできる。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
(6)ライン選択スイッチ18
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(6)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図2に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図2に示すように、図柄表示窓13の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
ここで、スロットマシン10は、1回の遊技につき、最大3枚のメダルを投入する(賭ける)ことができるが、投入メダルは、所定枚数例えば50枚まで、あらかじめ遊技機内部に貯留しておくことができ、貯留メダル数は、クレジット表示部150に表示されるようになっている。そして、このクレジット表示部150にクレジット表示がされている場合には、メダル投入口14にメダルを投入する代わりに、ベットスイッチ16を操作することにより遊技を開始させる(スタートスイッチ30を有効化させる)ことができる。ベットスイッチ16を操作すると、クレジット表示部150の表示が「3」だけ減算され、メダルを3枚投入したものとして扱われる。なお、ベットスイッチ16として、1枚投入用、2枚投入用のスイッチを設けてもよい。あるいは、一個のベットスイッチ16で、1枚投入、2枚投入、3枚投入ができるように形成してもよい。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図2に示すように、メダル投入口14の対向側の端部に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図2に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(ライン選択スイッチ18)
ライン選択スイッチ18は、図2に示すように、メダル投入口14の下方に設けられた押圧スイッチであって、特定の条件下において、遊技者の操作により所定の入賞ラインLを有効入賞ラインとして選択するためのものである。ここで、入賞ラインLとは、図柄表示窓13を覆う透明なパネル面に印刷又は貼付された線であり、図柄表示窓13から視認可能な9個の図柄の配列を示すものである。
ライン選択スイッチ18は、具体的には、図2に示すように、5個のボタンスイッチからなり、図6に示す5本の入賞ラインL1〜L5にそれぞれ対応するようになっている。そして、メダル投入枚数に応じて、遊技者の意思により有効となる入賞ラインLを決定することができるものである。例えば、遊技状態が予め定められた特定状態になると、投入枚数に応じて設定される有効入賞ラインに加えて、あるいは設定されている有効入賞ラインを変更して、遊技者の指定する入賞ラインLを有効入賞ラインとして決定することができるように形成されている。
例えば、通常状態では、メダルを1枚投入した場合には、図6(A)に示す中段の入賞ラインL1が有効となり、メダルを2枚投入した場合には、入賞ラインL1に加えて、上段の入賞ラインL2が有効となり、メダルを3枚投入した場合には、入賞ラインL1、L2に加えて、下段の入賞ラインL3が有効となるよう設定されている。そして、特別状態となった場合には、メダルを1枚投入では、前記予め設定されている入賞ラインL1に加えて、1個のボタンの押圧により指定された入賞ラインL(具体的には、L2〜L5のうちいずれか)が有効入賞ラインとなる。同様に、メダル2枚投入では、前記予め設定されている入賞ラインL1、L2に加えて、1個のボタンの押圧により指定された入賞ラインL(具体的にはL4、L5のいずれか)が有効入賞ラインとなる。また、メダル3枚投入では、前記予め設定されている入賞ラインL1、L2、L3に加えて、2個のボタンの押圧により指定された入賞ラインL(具体的にはL4、L5)が有効入賞ラインとなる。
あるいは、特別状態となった場合には、メダル1枚投入で5個のライン選択スイッチ18のうちいずれか1個のボタン操作により1本の入賞ラインLを有効入賞ラインとして遊技者が任意に指定でき、メダル2枚投入では2本の入賞ラインLを有効入賞ラインとして指定でき、メダル3枚投入では3本の入賞ラインLを有効入賞ラインとして指定できるように形成してもよい。
なお、ライン選択スイッチ18の操作が有効となる所定条件については後述する。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)入賞ライン表示部140
(4)クレジット表示部150
(5)演出表示部66(画像表示部67及びランプ68及びスピーカ69)
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(入賞ライン表示部140)
入賞ライン表示部140は、有効入賞ライン決定手段120が決定した有効入賞ラインを、遊技者に向けて表示するためのものである。入賞ライン表示部140は、図6に示す上段のラインL2、中段のラインL1、下段のラインL3及び斜めのラインL4,L5の2本のうち、どのラインが入賞するのに有効なラインであるかを表示する。具体的には、各入賞ラインLの端部には、発光体を有する発光表示部が形成されており、メダル投入枚数に応じて、又はライン選択スイッチ18の操作により、有効入賞ラインとして選択決定された入賞ラインLに対応する発光体が点灯するようになっている。
なお、入賞ライン表示部140としては、上記構成に限られず、例えばエレクトロルミネッセンスを用いて、有効な入賞ラインLが発光して表示されるように形成してもよい。
(クレジット表示部150)
クレジット表示部150は、クレジットメダルの枚数を表示するための7セグメント表示装置であり、遊技メダルの投入又は入賞によるメダル払い出しがあると加算表示され、ベットスイッチ16の操作により減算表示されるようになっている。また、精算スイッチ17の操作により表示されている枚数のメダルが払い戻されて表示はゼロとなる。
(演出表示部66)
演出表示部66は、演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示部66は、画像表示部67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
画像表示部67は、回転リール40の上方に設けられた窓部であり、ドットマトリックス、液晶画面、CRT等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示部67としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
ランプ68及びスピーカ69は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(6)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)有効入賞ライン決定手段120
(5)停止制御手段130
(6)入賞判定手段160
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の所定の入賞ラインL上に、予め設定された当選図柄が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴う小役当選と、遊技メダルの払い出しは無いが遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行える再遊技当選と、小役当選及び再遊技当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選とを備えている。前記小役当選には、5枚役、10枚役、15枚役など、払い出しメダルの枚数が異なる複数の当選役が設けられている。
そして、当選判定の抽選結果がいずれかの当選役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、所定の当選フラグが成立中に、すべての回転リール40の停止時に、当選に係る図柄の組み合わせが所定の有効入賞ライン上に揃うことを条件に入賞し、メダルの払い出しや、遊技者に有利な特別遊技が行われるように形成されている。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、以下RBゲームという)
(3)特定当選遊技(ジャックゲーム、以下JACゲームという)
なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段90
(2)特定遊技制御手段100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に関する抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
(5)判定テーブル選択手段115
(6)当選フラグ成立手段116
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(6)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
ここで、当選判定テーブル113としては、図1に示すように、スロットマシン10の遊技仕様の設定毎に、通常遊技に用いる通常遊技用テーブル113Aと、特別遊技に用いる特別遊技用テーブル113B(BB用テーブル、RB用テーブル)が設けられている。さらに、通常遊技用テーブル113Aとして、それぞれボーナス当選確率の異なる複数の判定テーブルが設けられている。すなわち、小役当選及び再遊技当選の当選領域は同じで、BB当選、RB当選のいずれかもしくは双方の当選領域が異なる複数の判定テーブルが設けられている。あるいは、ハズレ領域は同じで、小役当選及び再遊技当選の当選領域、及びBB当選、RB当選のいずれかもしくは双方の当選領域が異なる複数の判定テーブルを設けてもよい。
通常遊技用テーブル113Aとしては、例えばボーナス当選確率が1/900に設定された低確率テーブルと、ボーナス当選確率が1/6に設定された高確率テーブルを設けることができる。なお、高確率テーブルとしては、ボーナス当選確率が1/900よりも高く設定されたテーブルを複数設けてもよい。
なお、同一のボーナス当選確率を有する通常遊技用テーブル113Aを入賞ラインLに対応させて複数設けた場合でも、各当選役の当選領域の配置を異なるものとすることにより、単一の乱数を用いて異なる抽選結果を得ることができる。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。この判定手段114の判定により、抽出乱数データが所定の当選役の当選領域に属している場合には抽選結果が「当選」となり、ハズレの領域に属している場合に抽選結果は「ハズレ」となる。
そして、本発明においては、判定手段114は、一回の遊技中に複数回の当選判定を行うことができるように形成されているものである。例えば、有効入賞ラインが3本設定されている場合には、各有効入賞ラインに対応した当選判定テーブル113(通常遊技用テーブル113A)を用いて、3回の当選判定を行う。この場合、有効となっている3本の入賞ラインLについて、同一の通常遊技用テーブル113Aが対応している場合には、乱数を複数回抽出することにより、3回の判定を行う。また、各入賞ラインLにそれぞれ対応して通常遊技用テーブル113Aが設けられている場合には、単一の抽出乱数を用いて、それぞれのテーブルにより3回の判定を行う。
(判定テーブル選択手段115)
判定テーブル選択手段115は、後述する有効入賞ライン決定手段120の決定に基づいて、決定に係る有効入賞ラインに応じて、通常遊技用の当選判定テーブル113を選択するためのものである。
具体的には、図2及び図6に示す5本の入賞ラインLのそれぞれに、対応する当選判定テーブル113(通常遊技用テーブル113A)が予め定められていて、有効入賞ライン決定手段120が当該遊技で用いられる所定の有効入賞ラインを決定した場合には、その有効となった入賞ラインLに対応する当選判定テーブル113を、前記判定手段114の判定に用いられる判定テーブルとして提供する。
なお、通常遊技用テーブル113Aは、5本の入賞ラインLに各々対応するように、それぞれ当選確率が異なるテーブルが5つ設けられていてもよいし、例えば図6(A)に示す中段のラインL1、上段のラインL2、下段のラインL3については共通の判定テーブル(例えばボーナス当選確率が1/900に設定されている低確率テーブル)を用い、図6(B)に示す右下がりのラインL4及び右上がりのラインL5については共通の判定テーブル(例えばボーナス当選確率が1/6に設定されている高確率テーブル)を用いることとして、2つの当選判定テーブル113を設けるようにしてもよい。また、各入賞ラインLごとに通常遊技用テーブル113Aを設けた場合においても、例えばL1、L2、L3に対応する通常遊技用テーブル113Aのボーナス当選確率がそれぞれ同等であってもよい。
なお、このように、入賞ラインごとに当選判定を行うことにより、例えば図6(A)に示すように、入賞ラインL1、L2、L3が有効入賞ラインとして決定された場合であって、各ラインに対応するボーナス確率がそれぞれ1/900だった場合には、すべての入賞ラインLについて抽選が行われることにより、当該遊技における最終的なボーナス確率は、1/900×3=1/300となる。また、例えば図6(B)に示すように、入賞ラインL1、L4、L5が有効入賞ラインとして設定された場合であって、各ラインに対応するボーナス確率がそれぞれ1/900、1/6、1/6だった場合には、当該遊技における最終的なボーナス確率は、1/900+1/6×2=301/900となる。すなわち、いずれの入賞ラインLが有効入賞ラインとなるかにより、ボーナス当選確率を変化させることができるようになっている。
(当選フラグ成立手段116)
当選フラグ成立手段116は、前記判定手段114の判定結果が当選の場合に、当選フラグを成立させるためのものである。
ここで、当選フラグとは、「当たり」「ハズレ」のデータを制御装置に記憶しておくメモリ部分のことである。そして、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別当選である場合に成立する特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがあり、原則として、当該当選役の入賞により消滅するものである。ただし、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別当選態様(例えば特別当選図柄である「7」が三つ揃う)と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
さらに、本実施の形態においては、当選フラグ成立手段116は、入賞ラインLごとに、当選フラグを成立させることができる。例えば、有効入賞ラインとして設定された入賞ラインL1、L2、L3についての当選判定の結果が、それぞれ「ハズレ」「BB当選」「小役A当選」だった場合には、入賞ラインL2に対応して設けられたメモリにBB当選を記憶するビットを立て、入賞ラインL3に対応して設けられたメモリには小役A当選を記憶するビットを立てる。そして、このようにして記憶された当選結果に基づき、停止制御手段130が回転リール40の停止制御を行うこととなる。
(有効入賞ライン決定手段120)
有効入賞ライン決定手段120は、所定条件に応じて有効入賞ラインを決定するためのものである。本実施の形態においては、有効入賞ライン決定手段120は、メダル投入枚数及びライン選択スイッチ18の操作により指定された有効入賞ラインを設定可能に形成されている。そして、有効入賞ライン決定手段120は、次の(1)及び(2)の手段を有している。
(1)条件判定手段121
(2)有効ラインフラグ成立手段122
(条件判定手段121)
条件判定手段121は、有効入賞ラインを決定するための諸条件を判定するためのものである。本実施の形態においては、遊技状態及び投入メダル数及びライン選択スイッチ18の操作信号が、有効入賞ラインを決定するための条件となる。
まず、有効入賞ラインの数は、投入メダル数に応じて決定される。すなわち、投入メダルが1枚の場合には、図6(A)に示す中段の入賞ラインL1が有効となる。また、投入メダルが2枚の場合には、中段及び上段の入賞ラインL1、L2が有効となる。そして、投入メダルが3枚の場合には、上段、中段、下段の入賞ラインL1〜L3が有効となる。
また、遊技状態が予め定められた特定の状態になった場合には、前記投入枚数に基づく有効入賞ラインに加えて、又は投入枚数に基づく有効入賞ラインに代えて、ライン選択スイッチ18の操作に基づく入賞ラインLが有効となるようになっている。
ここで、ライン選択スイッチ18の操作が可能となる「予め定められた特定の状態」は、以下のように設定することができる。
(1)特定の当選役が入賞した場合に、所定の遊技回数適用する。
これは、入賞の態様として、ライン選択スイッチ18の操作が可能となる一定の特別遊技区間を設けたものである。すなわち、当該特別遊技区間に移行するための特定の図柄の組み合わせを、所定の有効入賞ライン上に揃えることにより、ライン選択スイッチ18の操作信号が有効化する。
具体的には、例えば、通常の遊技状態においては、メダル投入枚数に応じて、低確率テーブルを用いて抽選が行われる低確率入賞ラインL(例えば図6(A)のL1〜L3)が選択され、特別遊技区間に突入したら、高確率テーブルを用いて抽選が行われる高確率入賞ラインL(例えば図6(B)のL4、L5)が選択可能となるように形成することができる。
あるいは、特別遊技区間に突入したら、メダル投入枚数に応じた有効入賞ラインの他に、遊技者が選択した有効入賞ライン(これは高確率入賞ライン、低確率入賞ラインのいずれでもよい)が追加設定されるようにしてもよい。
(2)遊技中に行われる「特定状態」を開始するか否かの抽選に当選した場合に、所定の遊技回数適用する。
この抽選は、遊技ごとに行ってもよいし、所定回数の遊技ごと、所定時間ごと、特定の遊技(例えばBBゲーム)終了後などを契機に行うようにしてもよい。そして、上記(1)と同様に、特定状態になったら、高確率入賞ラインが選択可能となったり、選択により有効入賞ラインを追加できるようにすることができる。
(3)BBゲーム、RBゲームの終了後に、おまけとして所定の遊技回数適用する。
この場合、例えば、BBゲームとして、ノーマルBBゲームとスーパーBBゲームを設け、スーパーBBゲームが終了した場合には、有効入賞ラインの選択可能遊技が行えるようにしてもよい。なおここで、ノーマルBBとは通常のBBゲームであり、スーパーBBとはノーマルBBよりもメダル純増枚数が多くなるように設定されたBBゲームである。そして、BB当選時などに抽選を行うことにより、あるいは二種類のBB図柄のうちどちらのBB図柄を揃えて入賞させたかにより、ノーマルBBに移行するかスーパーBBに移行するかが決定されるである。
(4)一定期間中の払い出しメダルと投入メダルの差枚数に応じて適用する。
「一定期間中」は、通常遊技、特別遊技を問わず、一定回数の遊技が行われる間としてもよいし、BBゲームなどの特定の遊技期間中としてもよい。そして、例えば、差枚数が一定以上(すなわち払い出しメダルよりも投入メダルの方が少ない)の場合には、低確率入賞ラインを選択可能であるが、差枚数が一定以下(すなわち払い出しメダルよりも投入メダルの方が多い)となった場合には、高確率入賞ラインを選択可能とするように形成することができる。
なお、ライン選択スイッチ18が操作可能となった場合には、例えばボタンの内部に内蔵したランプを点灯させるなど、何らかの手段でスイッチが操作可能状態になったことを遊技者に報知する。
(有効ラインフラグ成立手段122)
有効ラインフラグ成立手段122は、5本の入賞ラインL1〜L5のうち、有効入賞ラインとして決定されていることを示すフラグ(有効ラインフラグ)を成立させるためのものである。
例えば、図6(A)に示すように、上段、中段、下段のラインL2、L1、L3が有効入賞ラインとして決定している場合には、ラインL1、L2、L3に対応して設けられたメモリにビットを立てる。例えば「1」と記憶する。ちなみに、有効入賞ラインとして決定されていない場合には「0」と記憶する。
また、有効ラインフラグ成立手段122は、前記当選抽選手段110が、有効入賞ラインとして決定された入賞ラインLについての抽選を行った場合(入賞ラインLに対応して設けられた通常遊技用テーブル113Aを用いて当選判定がなされた場合)には、当該抽選に係る入賞ラインLの有効ラインフラグを消去する。そして、当選抽選手段110は、成立しているすべての有効ラインフラグが消滅するまで、入賞ラインLごとの抽選を実行する。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、当選抽選手段110の当選判定結果に基づいて、ストップスイッチ50の操作に基づく回転リール40の回転停止を制御するためのものである。すなわち、ストップスイッチ50を押した時点で所定位置に直ちに停止できる回転リール40の図柄を基準図柄として、基準図柄から回転方向に5コマ移動した時の図柄までの範囲で回転リール40を停止させるようになっており、この5コマの範囲内において、どこで停止させるかを当選判定結果に基づいて決定するのである。
具体的には、停止制御手段130は、特に図示しないが、停止制御データ記憶手段と、停止制御変更手段を少なくとも有しており、当選フラグが成立しているときには、その当選に対応した図柄(当選図柄)が極力入賞ライン上に停止するように、それ以外の図柄が停止しないように制御を行い、前記5コマの範囲内で停止図柄を決定する。すなわち、停止させるべき図柄を5コマの範囲内で極力停止するように制御(引き込み制御)し、停止させるべきでない図柄が停止しないように制御(蹴飛ばし制御)するものである。一方、当選フラグが成立していない場合には、停止図柄がいかなる入賞の態様にもならないように、蹴飛ばし制御を行う。
前記停止制御データとしては、停止テーブルを設けてもよい。停止テーブルとは、所定の図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、所定条件に応じ各図柄毎にテーブル上に規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
前記停止制御変更手段は、遊技毎に、当選判定の抽選結果に基づいて所定の設定データを決定するためのものである。すなわち、当選抽選手段110の当選判定の結果がハズレの場合には、いかなる当選図柄も有効入賞ライン上から蹴飛ばすように設定されたデータを選択し、当選抽選手段110の当選判定の結果が所定の当選役に当選した場合には、当該当選図柄を有効入賞ライン上に極力引き込み、当該当選図柄以外の図柄が入賞態様にならないよう蹴飛ばすように設定されたデータを選択する。なお、停止テーブルを設けた場合には、停止制御変更手段が停止テーブル変更手段として機能することは言うまでもない。
さらに、本実施の形態においては、停止制御手段130は、有効入賞ラインごとに行われた抽選結果が、複数の当選を有している場合、すなわち、複数の入賞ラインLに応じた当選フラグが成立している場合には、以下に述べるような制御を行うことができるように形成されている。
(1)予め定められた優先有効入賞ライン上に、当選図柄を停止させる
ここで、「優先有効入賞ライン」とは、複数の有効入賞ラインについて当選フラグが成立している場合に、優先的に当該当選図柄を引き込み可能とするよう設定された入賞ラインであって、例えば図6に示す中段のラインL1を最優先ラインとして、順次L2、L3・・と優先順位を定めたものとすることができる。
具体例を示すと、入賞ラインL1、L4、L5が有効入賞ラインに決定されており(図6(B)参照)、当選判定手段110による入賞ラインごとの抽選結果が、3本のライン全てについて所定の当選役に当選だった場合には、第一停止リール(回転リール40のうち最初に対応するストップスイッチ50が操作されるリール。例えば左リール)において、入賞ラインL1に対応する当選図柄を、入賞ラインL1上(すなわち左リールの中段)に停止させるような引き込み制御を行う。
ここで、入賞ラインL1上に、入賞ラインL1に対応する当選図柄を停止させることができた場合には、第二停止リール、第三停止リール(中リール、右リール)においては、各リールの中段に、入賞ラインL1に対応する当選図柄を停止させるような引き込み制御を行うと同時に、入賞ラインL4、L5上に入賞ラインL4、L5に対応する当選図柄が停止しないような蹴飛ばし制御を行う。この蹴飛ばし制御は、第一停止リールの入賞ラインL4、L5上に、入賞ラインL4、L5に対応する当選図柄が停止している場合でも行われる。
一方、第一停止リールにおいて、入賞ラインL1上に、入賞ラインL1に対応する当選図柄を停止させることができなかった場合には、第一停止リールの入賞ラインL4、L5のいずれかに、入賞ラインL4、L5に対応する当選図柄が停止していれば、第二停止リール、第三停止リールにおいて当該入賞ラインLに対応する当選図柄を停止させるような引き込み制御を行う。入賞ラインL4、L5の双方に、入賞ラインL4、L5に対応する当選図柄が停止した場合には、優先順位が上である入賞ラインL4について、当選図柄の引き込みを行う。
なお、優先有効入賞ラインの優先順位は、上述したものに限られない。また、この優先順位が、遊技状態(例えば一定期間中の払い出しメダル数など)により変化するようにしてもよい。例えば、一定期間中の払い出しメダル数と投入メダル数との差枚数が一定以下になった場合には、ボーナス当選確率の高く設定された当選判定テーブル113が対応している入賞ラインを優先有効入賞ラインとし、前記差枚数が一定以上になった場合には、ボーナス当選確率の低く設定された抽選が対応している入賞ラインを優先有効入賞ラインとすることができる。あるいは、優先有効入賞ラインの優先順位を抽選によりランダムに決定してもよい。要は、第一停止リールの引き込みを行うまで(換言すれば最初のストップスイッチ50の操作時まで)に、優先有効入賞ラインが決定されていればよい。
(2)第一停止リールにおいて、当選図柄を引き込めた有効入賞ラインに基づいて、第二、第三停止リールの停止制御を行う
これは、第一停止リールでは、有効入賞ラインとして決定された入賞ラインLに応じた抽選の結果、当選となった図柄すべてについて引き込み設定を行い、ストップスイッチ50の操作タイミングでいずれかの当選図柄を引き込むことができた場合には、第二停止、第三停止リールにおいて、当該当選図柄に対応する入賞ラインL上に当該当選図柄が停止するような引き込み制御を行うものである。
そして、例えば第一停止リールで複数の当選図柄が当該当選に対応する入賞ラインL上に停止した場合には、第二停止リールにおいて対応する当選図柄を停止させることができた入賞ラインL上に、第三停止リールで当該当選図柄が停止するような引き込み制御を行う。第二停止リールでも複数の当選図柄が対応する入賞ラインL上に停止した場合には、第三停止リールにおいては、ストップスイッチ50の操作タイミングでいずれか一つの当選図柄のみが対応する入賞ラインL上に停止し、他の当選図柄が対応する入賞ラインL上に停止しないような蹴飛ばし制御を行う。
なお、停止制御手段130は、上記(1)(2)の制御のうちいずれか一つを実行可能であってもよいし、双方を実行可能であり場合によって(例えば遊技中に行われる抽選や遊技状態に応じて)使い分けるようにしてもよい。
(入賞判定手段160)
入賞判定手段160は、当選抽選手段110の抽選結果及び回転リール40の停止図柄に基づいて、入賞処理を行わせるためのものである。すなわち、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選しており、当該当選に係る当選図柄が所定の有効入賞ライン上に揃って停止している場合には、入賞信号を出力するように形成されている。
入賞信号は、種々の手段に送出される。例えば、入賞信号を受信したホッパーユニット65は所定枚数のメダルを払い出し、演出制御装置21は入賞演出を実行する。また、再遊技入賞信号を受信した通常遊技制御手段70は再遊技を、特別入賞信号を受信した特別遊技制御手段80は特別遊技を、それぞれ開始する。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図3乃至図5に示したフローを用いて説明する。
先ず、図3に示すステップ100において、メダル投入又はベットスイッチ16の操作、遊技状態及びライン選択スイッチ18により、有効入賞ラインが決定される。このとき、有効ラインフラグ成立手段122が所定の有効ラインフラグを成立させる。決定された有効入賞ラインは、入賞ライン表示部140に表示され、遊技者はどのラインに図柄を揃えると入賞となるかを知ることができる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ104に戻る。一方、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合には、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、遊技が終了する。
次に、上述したステップ102の抽選処理について、図4のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定テーブル選択手段115が、有効入賞ラインとして決定された入賞ラインLに対応する当選判定テーブル113(通常遊技用テーブル113A)を取得する。具体的には、入賞ラインLについて有効ラインフラグが成立しているかどうかを順次(例えばL1から)検索し、有効ラインフラグが成立している入賞ラインLに対応して設けられた当選判定テーブル113を判定手段114に提供する。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数と、前記判定テーブル選択手段115が取得した当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。なお、有効ラインフラグ成立手段122は、当選判定テーブル113との比較が終了した有効ラインフラグを消去する。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、前記評価に基づいて当選フラグ成立手段116が所定の当選フラグを成立させ、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、有効ラインフラグ成立手段122により消去されていない有効ラインフラグがあるかどうかを判断する。すなわち、有効ラインフラグ成立に係る入賞ラインLすべてについて抽選判定が行われたかどうかを判断する。消去されていない有効ラインフラグがある場合には、ステップ202に戻る。このようにして、複数回の有効入賞ラインごとの抽選判定が行われるものとなる。一方、成立している有効ラインフラグが無い場合には、抽選処理が終了する。
なお、上記フローは、入賞ラインLごとに、それぞれ対応する当選判定テーブル113を設けた場合の例であり、複数の入賞ラインLに共通する一の当選判定テーブル113を設ける場合には、前記ステップ206において消去されていない有効ラインフラグがあると判断したときには、ステップ200に戻って、新たな乱数を取得し、当該乱数データに基づいてテーブル比較を行うものとする。
続いて、上述したステップ105の回転リール40の回転停止処理について、図5のフローを用いて説明する。ここで、図中「N」は自然数であって、図6(C)に示すどの入賞ラインLかを示すものであり、N=1の場合には入賞ラインL1、N=2の場合には入賞ラインL2・・・N=5の場合には入賞ラインL5を表すものである。
ステップ300において、入賞ラインNについて入賞可能かどうかを判断する。具体的には、まず、(1)入賞ラインNに対応する当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選か、換言すれば、入賞ラインNに対応する当選フラグが成立しているか、(2)対応する当選フラグが成立している場合であって、他の入賞阻害要件がないか、を判断する。「他の入賞阻害要件」とは、例えば、優先有効入賞ラインが設定されている場合であって当該入賞ラインNの優先順位が下位である場合や、当該入賞ラインNに当選図柄を停止させると重複入賞となる場合などである。入賞ラインNについて入賞可能な場合、すなわち、入賞ラインNについて当選しており、他の入賞阻害要件に該当しない場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、ストップスイッチ50の操作タイミングで、当該入賞ラインN上にある図柄の5コマの範囲内に当選図柄があるかどうかを判断する。すなわち、入賞ラインN上に入賞ラインNに対応する当選図柄を引き込むことができるかどうかを判断する。5コマの範囲内に当選図柄がある場合、すなわち、入賞ラインN上に対応する当選図柄を引き込むことができる場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、当選図柄を引き込んで回転リール40の回転を停止させる。そして回転リール40の停止制御を終了する。
前記ステップ301において、5コマの範囲内に当選図柄がない場合、すなわち、入賞ラインN上に対応する当選図柄を引き込むことができない場合には、次のステップ302に進む。
前記ステップ300において、入賞ラインNについて入賞可能でないと判断した場合には、ステップ301を飛び越してステップ302に進む。
ステップ302において、すべての入賞ラインLについて検索したかどうかを判断する。例えば、5本の入賞ラインLが設定されている場合に、N=5だったかどうかを判断する。すべての入賞ラインLについて検索した場合には、ステップ304に進む。
ステップ304において、当選図柄を引き込まないで回転リール40を停止させる。ここでいう「当選図柄を引き込まない」は、「当選図柄を入賞ラインN上に停止させない」意味であり、蹴飛ばし制御も、蹴飛ばし制御を行わないいわゆる即止めも含む。そして回転リール40の停止制御を終了する。
前記ステップ302において、すべての入賞ラインLについて検索していない場合には、ステップ305に進む。
ステップ305において、N=N+1とする。そしてステップ300に戻る。すなわち、例えば、前記ステップ300〜301の判断を入賞ラインL1について行っていた場合には、次の判断対象は入賞ラインL2となる。
このように、本実施の形態によれば、入賞ラインLごとに当選確率の異なる当選判定テーブル113を設け、入賞ラインLごとに図柄抽選を行うとともに、一回の遊技において複数の抽選結果を得られるようにように形成されていることから、単にメダル投入枚数に応じた抽選確率が変化するのに比べて期待感を高めることができる。また、特定の場合には、遊技者が有効となる入賞ラインLを選択することができるので、遊技に対する興味が増大するものである。
(有効入賞ラインの決定に関する他の例)
上記した実施の形態に係るスロットマシン10は、メダル投入枚数に応じて、特別状態では遊技者の選択に基づき、有効入賞ラインを決定可能に形成してあったが、ライン選択スイッチ18を設けずに、有効入賞ラインが遊技状態に応じて自動的に選択又は決定されるようにしてもよいものである。
例えば、通常状態では、メダル1〜3枚の投入により、図6(A)に示すボーナス当選確率1/900に設定された低確率テーブルを用いる当選抽選に対応する入賞ラインL1〜L3が有効となる。この場合の、最大枚数投入時の最終的なボーナス当選確率は、1/900×3=1/300となる。そして、特別状態になると、図6(B)に示すように、メダル1枚投入でボーナス当選確率1/900の入賞ラインL1、メダル2枚投入でボーナス当選確率1/6の入賞ラインL4、メダル3枚投入でボーナス当選確率1/6の入賞ラインL5が有効となる。すなわち、特別状態では、最大枚数投入時に、ボーナス当選確率1/900の低確率入賞ラインLが1本、ボーナス当選確率1/6の高確率入賞ラインLが2本有効となり、当該遊技における最終的なボーナス確率は、1/900+1/6×2=301/900となる。
さらに、特別状態よりも有利な遊技状況として、図6(C)に示すように、メダル1枚投入でボーナス当選確率1/900の入賞ラインL1、メダル2枚投入でボーナス当選確率1/900の入賞ラインL2、L3、メダル3枚投入でボーナス当選確率1/6の入賞ラインL4、L5が有効となるように設定することができる。この場合には、最大枚数投入時には、ボーナス当選確率1/900の低確率入賞ラインLが3本、ボーナス当選確率1/6の高確率入賞ラインLが2本有効となり、当該遊技における最終的なボーナス当選確率は、1/900×3+1/6×2=303/900となる。
また、3枚賭け専用機において、通常状態では上記入賞ラインL1〜L3が、特別状態では上記入賞ラインL1、L4、L5あるいは入賞ラインL1〜L5が有効となるように形成してもよい。
なお、上記例は、入賞ラインLに応じて、ボーナス当選確率が異なる当選判定テーブル113(通常遊技用テーブル113A)を用いて当選判定を行う場合のものであるが、入賞ラインLに対応して設けられる当選判定テーブル113としては、ボーナス当選確率は同じで、すべての又は特定の小役当選の確率が異なる複数のテーブルを設けてもよい。このように形成した場合の実施の一例としては、例えばBBゲームとしてノーマルBBとスーパーBBを設けた場合、スーパーBB中の通常遊技中に、小役当選確率が高く設定された当選判定テーブル113に対応する入賞ラインが成立可能とすることができる。これにより、スーパーBB中の通常遊技における小役当選確率を高くすることができる。
また、上記実施の形態においては、各入賞ラインに対応する当選判定テーブル113として、低確率テーブルと高確率テーブルを設けてあるが、すべての入賞ラインについて同一の当選確率に設定された当選判定テーブル113を用いて抽選を行うようにして、遊技状態が特別状態となった場合には、有効入賞ラインとして選択決定可能な入賞ラインが増加するように形成してもよい。このようにしても、一回の遊技につき行われる抽選回数が増えるので、特別状態時の当選確率を高くすることができる。
ところで、本発明に係るスロットマシン10は、遊技機を、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成された図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段、遊技状態及び/又は遊技者の選択操作に応じて、複数の異なる有効入賞ラインを決定可能な有効入賞ライン決定手段、複数の当選判定テーブルを有するとともに、前記有効入賞ライン決定手段の決定した有効入賞ラインに応じて当選判定テーブルを選択し、選択した当選判定テーブルを用いて、一回の遊技中に複数回の当選役の抽選を実行可能な当選抽選手段、前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選抽選手段の抽選結果に基づいて、優先有効入賞ライン上に、当該有効入賞ラインについて行った当選抽選に基づく当選図柄が入賞の態様に停止するように引き込み制御を行い、それ以外の有効入賞ライン上には、当該有効入賞ラインについて行った当選抽選に基づく当選図柄及びその他の当選役に係る図柄が入賞の態様に停止しないように蹴飛ばし制御を行って、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段、前記図柄表示手段の当選に係る図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与する入賞判定手段、として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
さらに、前記遊技用プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を用いて制御することができる。
ここで、前記図柄表示手段は、回転リール40やベルト式図柄表示手段を用いたものでもよいし、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにしたものでもよい。
また、入賞判定手段としては、前記遊技機用プログラムを用いてスロットマシンを制御する場合には、ホッパーユニット65を介して遊技者にメダルを払い出すように形成することができる。一方、前記遊技機用プログラムを用いて、業務用若しくは家庭用のテレビゲーム機を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しは行えないので、例えば液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に、獲得メダル数の枚数表示をしたり、メダルの増減がわかるような絵(動画でも静止画でもよい)を表示するように形成することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、入賞ラインを示す概略図である。
10 スロットマシン 11 筺体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 ライン選択スイッチ
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
42 リールテープ 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 65 ホッパーユニット
66 演出表示部 67 画像表示部
68 ランプ 69 スピーカ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 特定導入遊技制御手段 100 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 乱数発生手段
112 乱数抽出手段 113 当選判定テーブル
114 判定手段 115 判定テーブル選択手段
116 当選フラグ成立手段
120 有効入賞ライン決定手段 121 条件判定手段
122 有効ラインフラグ成立手段
130 停止制御手段 140 入賞ライン表示部
150 クレジット表示部 160 入賞判定手段

Claims (6)

  1. 複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成した複数の図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を各々停止させるためのストップスイッチと、
    遊技機の作動を制御するための遊技制御装置とを少なくとも備え、
    前記遊技制御装置は、
    当選判定テーブルを用いて、複数の図柄の組み合わせからなる当選役の抽選を行うための当選抽選手段と、
    前記ストップスイッチの操作及び前記当選抽選手段の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄の停止表示を制御するための停止制御手段と、
    複数の図柄の配列を規定した予め定められた複数の入賞ラインの中から、いずれの入賞ラインを入賞するために有効な図柄配列となる入賞ライン(以下有効入賞ラインという)とするかを決定する有効入賞ライン決定手段と、
    前記複数の図柄表示手段の当選に係る図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の配列となるよう停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に利益を付与するための入賞判定手段とを有し、
    前記スタートスイッチの作動により遊技を開始し、前記入賞判定手段の判定の終了により一回の遊技が終了する遊技機において、
    前記有効入賞ライン決定手段は、遊技状態及び/又は遊技者の選択操作に応じて、複数の異なる有効入賞ラインを決定可能であり、
    前記当選抽選手段は、前記入賞ラインに対応させて設けた当選判定テーブルを有し、前記有効入賞ライン決定手段が有効入賞ラインとして決定した入賞ラインに対応する当選判定テーブルを選択し、選択した当選判定テーブルを用いて、一回の遊技中において、少なくとも前記ストップスイッチの第一停止操作までに、選択された有効入賞ライン数の回数だけ当選役の抽選を実行可能であり、
    前記停止制御手段は、前記有効入賞ライン決定手段が複数の有効入賞ラインを決定し、前記当選抽選手段の抽選結果が、複数の有効入賞ラインについて当選となった場合には、引き込み制御の適用について優先される有効入賞ライン(以下優先有効入賞ラインという)上に、当該優先有効入賞ラインについて行った当選抽選に基づく当選図柄が入賞の態様に停止するように引き込み制御を行い、それ以外の有効入賞ライン上には、当該有効入賞ラインについて行った当選抽選に基づく当選図柄及びその他の当選役に係る図柄が入賞の態様に停止しないように蹴飛ばし制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記当選抽選手段は、前記当選判定テーブルとして、低確率テーブルと、低確率テーブルよりも特定の又はすべての当選役の当選領域が広く設定された高確率テーブルを有し、
    前記入賞ラインとして、当該入賞ラインが有効入賞ラインとして決定された場合に、その有効入賞ラインに対応する抽選として、前記低確率テーブルを用いて当選判定が行われる低確率入賞ラインと、前記高確率テーブルを用いて当選判定が行われる高確率入賞ラインとを備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記有効入賞ライン決定手段は、遊技状態が予め定められた特別状態になった場合には、前記高確率入賞ラインを有効入賞ラインとして決定可能であり、遊技状態が予め定められた特別状態でない場合には、前記低確率入賞ラインを有効入賞ラインとして決定することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 遊技者の操作により、有効入賞ラインとなる入賞ラインを選択決定可能なライン選択スイッチを設け、
    前記有効入賞ライン決定手段は、前記ライン選択スイッチの操作信号に基づいて、有効入賞ラインを決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記優先有効入賞ラインは、少なくとも前記ストップスイッチの第一停止操作までに、予め定められていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記ストップスイッチの第一停止操作により、第一停止図柄表示手段の当選図柄を当該当選となった抽選に対応する有効入賞ライン上に停止表示させることができた場合には、その有効入賞ラインを前記優先有効入賞ラインとして、第二停止以降に係る図柄表示手段の停止制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
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