JP4342109B2 - 基地局と移動局との同期化方法、基地局および移動局 - Google Patents

基地局と移動局との同期化方法、基地局および移動局 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、基地局と移動局との同期化方法、および基地局と移動局に関する。
【0002】
例えば移動無線システムのような信号伝送システムでは、通話パートナーの一方(第1の伝送ユニット)が、他方の通話パートナー(第2の伝送ユニット)から送信された所定の設定された信号を識別することが必要である。ここでは例えば、2つの同期パートナー、例えば無線局を同期化するためにいわゆる同期バースト(同期無線ブロック)またはいわゆるアクセスバーストを取り扱うことができる。
【0003】
この種の受信信号を環境ノイズに対して確実に検出ないし同定できるようにするため、受信信号を連続的に所定の持続時間にわたって、所定の信号シーケンスと相関させ、相関和を所定の信号シーケンスの持続時間にわたって形成することが公知である。最大の相関和を生じる受信信号の領域が求める信号に相応する。デジタル移動無線システムの基地局からの同期信号には、例えばいわゆるトレーニングシーケンスとしての信号シーケンスが前置されている。このトレーニングシーケンスは、上記のようにして移動局で記憶された信号シーケンスとの相関により検出される。このようにして移動局は基地局と同期することができる。
【0004】
基地局でもこの種の相関計算が、例えばランダムアクセスチャネル(RACH)検知の際に必要である。さらに相関計算が、チャネルパルス応答の検出および受信された信号バーストの信号伝搬時間の検出のために実行される。
【0005】
ここで相関和は次のように計算される:
【0006】
【数7】
Figure 0004342109
【0007】
ここでE(i)は、受信信号から導出された受信信号シーケンス、K(i)は所定の信号シーケンスであり、iは0からn−1である。相関和Smは順次連続して、時間的にずれた、受信信号から得られる複数の信号シーケンスE(i)に対して計算され、次にSmの最大値zが検出される。k個の順次連続する相関和を計算すべき場合、計算コストはk*nの演算となり、ここで乗算と加算は共に1つの演算として計数される。
【0008】
従って相関和の計算は非常に面倒で、とりわけリアルタイム適用、例えば音声通信または画像電話、またはCDMAシステムにおいては計算能力を必要とし、従って計算の際に大きな電流を消費する高価なプロセッサを必要とする。例えば規格化されたUMTS移動無線システムを同期化するために、長さ256Chips(CDMAでは伝送されるビットをチップ(Chip)とも称する)の既知の信号シーケンスが検出される。このシーケンスは2560Chipsごとに繰り返される。移動局は最初、チップクロックに対して非同期で動作するから、受信信号をオーバサンプリングして、走査状態が不利な場合でも十分な信号が得られるようにしなければならない。このことは、I成分とQ成分のサンプリングに基づき、256*2560*2*2=2621440演算になる。
【0009】
WO9639749Aから、同期化シーケンスを伝送することが公知である。ここではシーケンスのチップ自体がシーケンスである。
【0010】
“Srdjan Budisin: Golay Complementary Sequences are Superior to PN Sequences, Proceedings of the International Conference on Systems Engineering, US, New York, IEEE, Bd.-,1992, pp. 101-104, XP 000319401 ISBN: 0-7803-0734-8”から、PNシーケンスに対して択一的にゴレイシーケンスを使用することが公知である。
【0011】
本発明の課題は、確実に、かつコスト的に有利に基地局を移動局と同期化することのできる、基地局を移動局に同期化する方法、および基地局および移動局を提供することである。
【0012】
この課題は、独立請求項の構成によって解決される。さらなる改善形態は従属請求項に記載されている。
【0013】
本発明は、同期化のために形成可能である信号シーケンスを使用し、この信号シーケンスは長さn2の第2の信号部分シーケンスをn1回繰り返し、その際に第1の信号部分シーケンス(長さn1)により変調し、信号部分シーケンスの少なくとも1つはゴレイシーケンス(しばしばゴレイ相補シーケンスとも称される)であることに基づく。このことにより、信号シーケンスを形成することができ、これらが受信信号シーケンスに含まれている場合には、容易に検出することができる。とりわけゴレイシーケンスの使用は有利である。なぜなら相関の計算のために非常に効率的にアルゴリズムが公知だからである。
【0014】
さらに本発明は、同じ長さの2つの信号部分シーケンスを使用することにより、高速でコスト的に有利な相関和の計算が可能であることに基づくものである。
【0015】
従って例えば長さ16の2つの基本ゴレイシーケンスから構成される長さ256の階層的相関シーケンスを、UMTSシステムのPSC(一次同期化チャネル)に対する同期化シーケンスとして使用すれば、計算コストは従来の長さ256のゴレイシーケンスによる実現例に対して、計算される相関出力値当たりの加算が15から14に低減される。
【0016】
2つの信号部分シーケンスにより形成された信号シーケンスK(i)の自動相関関数は、とりわけ従来の方法で使用される直交ゴールドコードに対して一般的に劣化した自動相関特性を有する。この関数は例えば比較的に高いサブマキシマムとサブマキシマムの比較的に高い二乗平均値を有する。さらにUMTSリンクレベルシミュレーションは、この種の信号シーケンス(K(i)をPSCで、送信器と受信器との間の周波数ずれ(周波数エラー)の際にスロット同期化のために使用すれば、同期化エラーが直交ゴールドコードを使用する場合よりも比較的に高いことを示した。
【0017】
しかしこの目的のために形成された面倒で専用のシミュレーションツールによって、少なくとも1つのゴレイシーケンスからなる信号部分シーケンスペア(K1(j);K2(k))を検出することができる。これらに基づき、信号シーケンスを形成することができる。これらの信号シーケンスは送信器と受信器との間の周波数ずれが比較的に大きい場合であっても確実に検出することができ、同期エラーに至る割合が少ない。ここでUMTSシステムに対するシミュレーションの際には10kHzの周波数ずれを前提とした。このようにして形成可能な信号シーケンスK(i)ないしは同期化コードcpを使用することによって、相関和を計算するための計算コスト、すなわち受信側移動局MSにおいて同期化のために信号シーケンスK(i)を検出するための計算コストが格段に低減され、しかも同期化エラーが同時に高まることもない。さらに比較的に高価な水晶子を受信器で周波数安定化のために使用する必要もない。
【0018】
このシミュレーションにおいて、次のゴレイシーケンスを信号部分シーケンスとして使用するととりわけ有利であることが判明した。
【0019】
長さnx=16のゴレイシーケンスXn(k)は次の式により形成可能である:
【0020】
【数8】
Figure 0004342109
【0021】
ここで信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4と単位量W1,W2,W3,W4は次の順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の集合から取り出される:
【0022】
【数9】
Figure 0004342109
【0023】
本発明の特別の改善形態では、信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4と単位量W1,W2,W3,W4は、順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の次の集合から取り出される:
3201, +1-1+1+1; 3201, -1-1-1+1; 3201, -1-1+1-1; 3201, +1-1-1-1; および/または第2の信号部分シーケンスを形成するために使用される順列(P1,P2,P3,P4)は同じ3201である。このことにより本発明の特に有利な実現変形実施例がASICで可能である。
【0024】
移動局における信号部分シーケンスについての知識により、移動局を基地局と同期化するために必要な、移動局における相関和の計算が従来技術に対して比較的に低いコストで実行可能である。
【0025】
本発明の改善形態では、一度計算された部分相関和が記憶され、さらなる相関和の計算のために使用される。したがってさらなる相関和の計算の際に、以前にすでに計算された部分相関和を使用し、計算コストを格段に低減することができる。
【0026】
「受信信号シーケンス」とは、例えば復調、フィルタリング、デロテーション、スケーリングまたはアナログ/デジタル変換により、受信された信号から導出された信号シーケンスであるとも理解されたい。
【0027】
「信号シーケンスの検出」とは、本発明の枠内ではもちろん信号シーケンスの時間的位置の検出であると理解されたい。
【0028】
以下、本発明を種々の実施例に基づき詳細に説明する。この実施例の説明には以下の図面を用いる。
【0029】
図1は、移動無線網の概略図である。
【0030】
図2は、無線局のブロック回路図である。
【0031】
図3は、相関和を計算するための従来の方法である。
【0032】
図4は、本発明の信号シーケンスと信号部分シーケンスの概略図である。
【0033】
図5は、本発明の信号シーケンスの形成を示す概略図である。
【0034】
図6,7,8は、相関和を計算する方法を示す概略図である。
【0035】
図9,10は、相関和を計算する方法の変形実施例を示す概略図である。
【0036】
図11は、効率的な階層ゴレイ相関器のブロック回路図である。
【0037】
図1にはセルラー移動無線網、例えばGSM(Global System for Mobule Communication)システムが示されている。このシステムは、相互にメッシュ化された、または固定網PSTN/ISDNへのアクセスを確立する多数の移動交換局MSCからなる。さらにこの移動交換局MSCはそれぞれ少なくとも1つの基地局コントローラBSCと接続されており、この基地局コントローラもデータ処理システムにより形成することができる。類似のアーキテクチャはUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)にも存在する。
【0038】
各基地局コントローラBSCはさらに少なくとも1つの基地局BSと接続されている。このような基地局BSは無線局であり、無線インタフェースを介して他の無線局、いわゆる移動局MSへの無線接続を形成することができる。移動局MSと、この移動局MSに配属された基地局BSとの間では、無線信号によって情報を無線チャネルf内で伝送することができる。この無線チャネルfは周波数バンドd内にある。基地局の無線信号の到達距離は実質的に無線セルFZを定める。
【0039】
基地局BSおよび基地局コントローラBSCは1つの基地局システムBSSにまとめることができる。基地局システムBSSはここで無線チャネル管理ないし割り当て、データ速度適合、無線伝送区間の監視、ハンドオーバプロシージャ、およびCDMAシステムの場合には使用すべき拡散コード集合の割り当てに対するものであり、これらに必要なシグナリング情報を移動局MSに通知する。
【0040】
デュプレックスシステムの場合、FDD(Frequency Division Duplex)システム、例えばGSMシステムでは、アップリンクu(移動局(送信ユニット)から基地局(受信ユニット))に対して、ダウンリンクd(基地局(送信ユニット)から移動局(受信ユニット))に対するのとは別の周波数バンドを設けることができる。異なる周波数バンドb内でFDMA(Frequency Division Multiple Access)方式により複数の周波数チャネルfを実現することができる。
【0041】
本願の枠内で、伝送ユニットとは通信ユニット、送信ユニット、受信ユニット、通信送信機器、無線局、移動局または基地局であると理解されたい。本願の枠内で使用される概念および実施例は、しばしばGSM移動無線システムに関連するものである。しかしこれらは決して限定ではなく、既述に基づいて当業者により容易に他の、場合により将来の移動無線システム、例えばCDMAシステム、とりわけワイドバンドCDMAシステムにマッピングすることができる。
【0042】
分割多重アクセス方式によって、データを無線インタフェースを介して効率的に伝送し、分離し、1つまたは複数の所定の接続ないしは相応の加入者に割り当てることができる。このために時分割多重アクセスTDMA、周波数分割多重アクセスFDMA、符号分割多重アクセスCDMAまたはこれらの分割多重アクセス方式の複数の組合せを使用することができる。
【0043】
FDMAでは周波数バンドbが複数の周波数チャネルfに分解される。これらの周波数チャネルは時分割多重アクセスTDMAによってタイムスロットtsに分割される。1つのタイムスロットtsと1つの周波数チャネルf内で伝送される信号は、重畳変調された拡散コードの接続個別のデータ、いわゆるCDMAコードccによて分離することができる。
【0044】
このようにして発生した物理的チャネルは、設定されたスキームにしたがって論理チャネルに割り当てられる。論理チャネルでは基本的に2つの形式が区別される:シグナリング情報(ないし制御情報)を伝送するためのシグナリングチャネル(ないし制御チャネル)と、有効データを伝送するためのトラフィックチャネル(TCH)である。
【0045】
シグナリングチャネルはさらに:
・ブロードキャストチャネル
・共通コントロールチャネル
・専用/アクセスコントロールチャネルDCCH/ACCH
に分割される。
【0046】
ブロードキャストチャネルのグループには、ブロードキャストコントロールチャネルBCCH、周波数補正チャネルFCCH、および同期化チャネルSCHが所属する。ブロードキャストコントロールチャネルによりMSは無線技術的情報を基地局システムBBSから受け取る。共通コントロールチャネルにはランダムアクセスチャネルRACHが所属する。この論理チャネルを実現するために伝送された無線ブロックまたは信号シーケンスはここで種々の目的のために、信号シーケンスK(i)、いわゆる相関シーケンスを含むことができる。ないしはこの論理チャネル上で種々の目的のために信号シーケンスH(i)を伝送することができる。
【0047】
以下に例として、移動無線局MSと基地局BSとの同期化方法について説明する。最初の基地局探査またはセル探査(所期セルサーチプロシージャ)の第1ステップの間に、移動局は一次同期化チャネルを使用して、もっとも強力な基地局とのタイムスロット同期を達成する。このことは適合されたフィルタ(マッチド・フィルタ)または相応の回路によって行うことができ、フィルタは全ての基地局から送信される一次同期化コードcpに適合されている。ここで全ての基地局BSからは同じ長さ256の一次同期化コードcpが送信される。
【0048】
移動局は相関を使用して、受信シーケンスから受信された信号シーケンK(i)を原理にしたがい検出する。この原理については図6から図11に基づき説明する。ここで適合されたフィルタ(マッチド・フィルタ)の出力端には、移動局の受信領域内にある各基地局の各受信された信号シーケンスに対してピークが出力される。もっとも強力なピークの位置の検出により、スロット長単位でもっとの強力な基地局のタイミングを検出することができる。もっとも大きな信頼性を保証するために、適合フィルタの出力をタイムスロットの数にわたって非コヒーレントに累積することができる。移動局はしたがって長さ256Chipsの信号シーケンスについての相関をマッチド・フィルタ演算として実行する。
【0049】
ここで同期以下コードcpは信号シーケンスH(i)に相応して、図5に基づいて説明する原理にしたがい形成されるか、またはそのように形成することができるか、またはそのようにして得られる。信号シーケンスK(i)ないし長さ256の同期化コードcpはここで、それぞれ16の長さを有する2つの信号部分シーケンスK1(j)、K2(k)から形成されるか、またはそのように形成することができる。これら信号部分シーケンスはここで信号部分シーケンスペア(K1(j);K2(k))を形成する。
【0050】
このようにして得られた信号シーケンスK(i)は「階層的信号シーケンス」または「階層的相関シーケンス」とも称される。信号部分シーケンスは「短い相関シーケンス」または「構造的シーケンス」とも称される。
【0051】
ここで少なくとも1つの信号部分シーケンスはゴレイシーケンス(ゴレイ相補シーケンスとも称される)であり、長さnxを有する。ここではX=XNX(k)により表される。Xは次の式により形成することができる:
【0052】
【数10】
Figure 0004342109
【0053】
ただし
nx=2NX
δ(k) クロネッカーのデルタ関数
Pn、n=1,2,...NX;数{0,1,2,...,NX−1}の任意の順列
Wn (+1,-1,+i または -1)からの信号部分シーケンスに対する重み付け
ゴレイシーケンスを発生するためのゴレイ方法およびSivaswamy方法は“Efficient Pulse Compressor for Golay Complementary Sequences”, Electronic Letters Vol. 27, No. 3, pp.219 から公知である。
【0054】
Wnは値+1.−1,+iまたは−1を取ることができ、または2進ゴレイシーケンスを形成するために値+1または−1を取ることができる。
【0055】
本願の枠内でWnはまた単位量としても表される。ゴレイシーケンスに対して使用されたパラメータDnの集合(これは順列Pnから計算することができる)はディレイマトリクスとも称される。選択された重み付けWnの集合は重み付けマトリクスとも称される。
【0056】
例えば単位量ないし重み付けに対して、重み付けマトリクスW=[1,−1,1,1]を選択することができる。これはW1=1;W2=−1;W3=1;W4=1を意味する。またディレイマトリクスに対してD=[8,4,1,2]を選択することができる。これは
【0057】
【数11】
Figure 0004342109
【0058】
を意味する。順列ないし順列マトリクスP=[3;2;0;1]によりシーケンスX4=(111−1−11−1−1111−11−111)が得られる。このシーケンスは、K1(j)のような信号部分シーケンスの1つとして使用することができる。
【0059】
2つの信号部分シーケンスにより形成される信号シーケンスK(i)の自動相関関数は、従来の方法において使用される直交ゴールドコードとは異なり、一般的に劣る自動相関特性を有する。この関数は例えば比較的に高いサブマキシマムとサブマキシマムの比較的に高い二乗平均値を有する。さらにUMTSリンクレベルシミュレーションは、この種の信号シーケンス(K(i)をPSCで、送信器と受信器との間の周波数ずれ(周波数エラー)の際にスロット同期化のために使用すれば、同期化エラーが直交ゴールドコードを使用する場合に対して比較的に高いことを示した。
【0060】
しかしこの目的のために形成された面倒で専用のシミュレーションツールによって、少なくとも1つのゴレイシーケンスからなる信号部分シーケンスペア(K1(j);K2(k))を検出することができる。これらに基づき上に述べたように、信号シーケンスを形成することができる。これらの信号シーケンスはとりわけ基地局と移動局との間の同期化のために、送信器と受信器との間の周波数ずれが比較的に大きい場合であっても確実に検出することができ、同期エラーに至る割合が少ない。ここでUMTSシステムに対するシミュレーションの際には10kHzの周波数ずれを前提とした。このようにして形成可能な信号シーケンスK(i)ないしは同期化コードを使用することによって、相関和を計算するための計算コスト、すなわち受信側移動局MSにおいて同期化のために信号シーケンスK(i)を検出するための計算コストが格段に低減され、しかも同期化エラーが同時に高まることもない。さらに比較的に高価な水晶子を受信器で周波数安定化のために使用する必要もない。
【0061】
自動相関関数を周波数エラーに依存して計算することは、シミュレーションの際に、順列/単位量ペアにより形成された信号シーケンスK(i)の同期化特性を判定するのに特に適することが判明した。
【0062】
自動相関関数を、送信ユニットと受信ユニットとの間の周波数ずれを考慮して計算することはここでは次式にしたがって実行することができる:
【0063】
【数12】
Figure 0004342109
【0064】
κ ずれ
n シーケンスの長さ
i インデクス
fd 周波数ずれ
ta サンプリング間隔
[] は共役複素数を意味する。
【0065】
ここで値a(κ)がκ=0..n−1に対して計算される。メインマキシマムと最大のサブマキシマムとの同じ良好な比を、結果として生じた信号シーケンスK(i)の自動相関関数において生じるような複数の信号部分シーケンスペアが得られれば、さらに、サブマキシマムの二乗平均値が小さくなる信号部分シーケンスペアを選択することができる。ここでメインマキシマムと最大のサブマキシマムとの比はできるだけ大であるべきであり、サブマキシマムの二乗平均値できるだけ小であるべきである。例えばUMTSシステムに対して引き続きリンク・レベルシミュレーションを行うことにより、信号部分シーケンスペアを検出することができる。この信号部分シーケンスペアは、周波数エラーが0kHz、5kHz、および10kHzの際に、同期化エラーに関して驚くほど類似に良好な特性を示す。これは非階層的に構成された従来の直交ゴールドコードと同等であり、同期化に対して公知のように非常に良好な特性を有している。
【0066】
信号部分シーケンスペア(K1(j);K2(k))を選択するために、自動相関関数の他に次の基準を使用することができる:
・検知失敗率:信号部分シーケンスを、完全なシミュレーションの実行時の検知失敗率の比較によって選択する。
【0067】
・所定の周波数エラーおよびAWGNチャネルにおける所定のSNRでの検知確率。
【0068】
面倒なシミュレーションによって、長さ16のゴレイシーケンスの集合(順列/単位量ペア(これは請求項1から4までのいずれか1項または複数の項に示されている)の集合により表される)を検出することができる。これらに基づいて信号シーケンスK(i)を形成することができる。この信号シーケンスは、送信器と受信器との間の周波数ずれがゼロある場合でも、周波数ずれが大きい場合でも同期化目的で使用する際に小さな同期化エラーを有する。そこから順列/単位量ペアの有利な選択が行われる。これらの順列/単位量ペアから信号部分シーケンスを、さらには信号シーケンスK(i)が得られるか、または形成される。
【0069】
本発明の実施例では少なくとも1つの信号部分シーケンスが、自動相関関数のサブマキシマムの点で、周波数エラーがあっても最適された、とりわけ長さ16のゴレイシーケンスである。
【0070】
上記に説明したシミュレーションの際に、信号部分シーケンスに基づく信号シーケンスK(i)を使用すると有利であることが判明した。ここで信号部分シーケンスを形成するのに使用される順列P1,P2,P3,P4および複素単位量W1,W2,W3,W4は、次の順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)から取り出される。
【0071】
【数13】
Figure 0004342109
【0072】
上記の説明したシミュレーションの際に、信号部分シーケンスに基づく信号シーケンスK(i)を使用すると特に有利であることが判明した。ここで信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4および2進単位量W1,W2,W3,W4は、次の順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の集合から取り出される。
【0073】
【数14】
Figure 0004342109
【0074】
上記に説明したシミュレーションの際に、信号部分シーケンスに基づく信号シーケンスK(i)を使用すると特に有利であることが判明した。ここで信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4および2進単位量W1,W2,W3,W4は、次の順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の集合から取り出される。
【0075】
3201, +1-1+1+1; 3201, -1-1-1+1; 3201, -1-1+1-1; 3201, +1-1-1-1; そして第2の信号部分シーケンスを形成するために使用される順列(P1,P2,P3,P4)は同じ3201である。
【0076】
順列/単位量表示の他に、ゴレイシーケンスをディレイマトリクスと重み付けマトリクスの記述により表すこともできる。上記最初に特に有利であると示された、リアル重み付け(パラメータ(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)により指示されるシーケンス(3201,+1−1+1+1)を備えるシーケンスはしたがってディレイマトリクスD=[8,4,1,2]と重み付けマトリクスW=[1,−1,1,1]により定義される。
【0077】
さらにゴレイシーケンスは明示的に個々のエレメントの記述により表すことができる。長さ16の上記のゴレイシーケンスに対しては次のようになる:
【0078】
【数15】
Figure 0004342109
【0079】
別の等価的表示は、文献でしばしば使用される+1から0、および−1から1へのマッピングの際に得られる。このシーケンスは次のように定義される:
<0,0,0,1,1,0,1,1,0,0,0,1,0,1,0,0>
したがってUMTSのPSCに対して信号シーケンス(構造的シーケンス)として長さ16のゴレイシーケンスを使用し、重み付けとしてWn=1,−1,i−iを使用し、遅延としてDn={1,2,4,8}からの任意の順列を使用すれば、212以上の異なる可能性が2つの構造的シーケンスの各々に対して得られる。すなわち全体で224の可能性である。請求項5,6,7,8または9によれば、約10から10^2の順列/単位量ペアが本発明の枠内にある。したがって選択された信号部分シーケンスは、16桁のゴレイシーケンスを形成するのに使用可能な順列/単位量ペアの基本的に可能な集合のうち、非常に小さな部分集合を形成するだけである。
【0080】
図2は、移動局MSとすることのできる無線局を示し、操作ユニットまたはインタフェースユニットMMI、制御装置STE、処理装置VE、電流供給装置SVE、受信装置EEおよび場合により送信装置SEからなる。
【0081】
制御装置STEは実質的にプログラム制御可能なマイクロコントローラMCからなり、このマイクロコントローラは記憶素子SPEに書き込みおよび読み出しアクセスすることができる。マイクロコントローラMCは主要素子全てと、無線局の機能を制御する。
【0082】
処理装置VEはまたデジタルシグナルプロセッサDSPにより構成することができ、これも同様に記憶素子SPEにアクセスすることができる。処理装置VEによって加算および乗算手段を実現することもできる。
【0083】
揮発性または不揮発性記憶素子SPEには、無線局およびとりわけシグナリングプロシージャである通信フローを制御するために必要であるプログラムデータ、および信号の処理中に発生する情報が記憶される。さらにここには、相関目的に使用される信号シーケンスK(i)および相関和計算の中間結果が記憶される。本発明の枠内である信号シーケンスK(i)はしたがって移動局および/または基地局に記憶することができる。上記に示された順列/単位量ペアの1つまたは複数、またはそこから導出された信号部分シーケンスまたは信号部分シーケンスペア(K1(j);K2(k))を移動局および/または基地局に記憶しておくことも可能である。移動局および/または基地局で、信号部分シーケンスペア(K1(j);K2(k))から信号シーケンスK(i)を形成すること、および/または順列/単位量ペアから信号部分シーケンスを形成することも可能である。
【0084】
とりわけシステムの1つの基地局または全ての基地局に信号シーケンスK(i)を記憶することができ、この信号シーケンスは固定または可変の間隔で同期目的のために送信される。移動局MSには信号部分シーケンスペア(K1(j);K2(k))を記憶することができる。この信号部分シーケンスペアから基地局に記憶された信号シーケンスK(i)を形成することができ、これが移動局と基地局との同期化のために、計算負荷のかかる相関和計算に使用される。
【0085】
信号シーケンスまたは信号部分シーケンスの記憶は、相応の情報を任意の符号化形式で行うことができる。このことは、例えば揮発性および/または不揮発性記憶素子のような記憶手段または相応に構成された加算または乗算入力端または相応に作用するハードウエア構成によって実現することができる。
【0086】
高周波部HFは、場合により変調器および増幅器Vを備える送信装置SEと、変調器および同様に増幅器を備える受信装置EEとからなる。アナログ/デジタル変換によって、アナログオーディオ信号、および受信装置EEからアナログで発生する信号がデジタル信号に変換され、デジタルシグナルプロセッサDSPにより処理される。処理後にデジタル信号は場合によりデジタル/アナログ変換によってアナログオーディオ信号または他の出力信号および送信装置SEにアナログで供給される信号に変換される。このために場合により変調ないし復調が実行される。
【0087】
送信装置SEおよび受信装置EEには、シンセサイザSYNを介して電圧制御発振器VCOの周波数が供給される。電圧制御発振器VCOによって、無線局の処理装置をクロッキングするためのシステムクロックを形成することもできる。
【0088】
信号を移動無線システムのエアインタフェースを介して送受信するために、アンテナ装置ANTが設けられている。例えばGSM(Global System for Mobile Communication)のような公知の移動無線システムでは、信号が時間的にパルス化され、いわゆるバーストで受信および送信される。
【0089】
無線局はまた基地局BSとすることもできる。この場合、操作ユニットMMIスピーカおよびマイクロフォンが移動無線網への接続により、例えば基地局コントローラBSCないし交換装置MSCを介して置換される。同時にデータを複数の移動局MSと交換するために、基地局BSは相応に多数の送信ないし受信装置を有している。
【0090】
図3には受信信号シーケンスE(1)が示されている。このシーケンスは、受信信号から導出された、長さWの信号シーケンスとすることができる。第1の相関和S0を冒頭に述べた式に相応して計算するために、この受信信号シーケンスE(1)の第1の部分のエレメントがペアごとに、長さnの信号シーケンスK(i)の相応のエレメントと乗算され、結果として得られた部分結果の長さが相関和S0に加算される。
【0091】
別の相関和S1を計算するために、信号シーケンスK(i)が図に示すように1エレメントだけ右にシフトされ、信号シーケンスK(i)のエレメントが信号シーケンスE(1)の相応するエレメントと乗算され、発生した部分結果の加算によって再び相関和S1が形成される。
【0092】
信号シーケンスのエレメントと受信信号シーケンスの相応するエレメントとのペアごとに乗算および引き続く加算は、ベクトル記述法ではスカラー積の形成として表すことができる。ただし、信号シーケンスのエレメントと受信信号シーケンスのエレメントとがそれぞれデカルト座標系の1つのベクトルにまとめられる場合である:
【0093】
【数16】
Figure 0004342109
【0094】
このようにして検出された相関和Sにおいてマキシマムを求めることができる。この相関和Sのマキシマムは所定の閾値と比較され、受信信号E(1)に所定の信号シーケンスK(i)が含まれているか否かが求められる。受信信号E(1)に含まれている場合には、2つの無線局が相互に同期され、ないしは個別の拡散コードが信号シーケンスK(i)の形態で重畳変調されていたデータが検知される。
【0095】
図4には再び、受信信号シーケンスE(1)と相関シーケンスとしての信号シーケンスK(i)が示されている。この信号シーケンスK(i)は、信号部分シーケンスK1(j)、K2(k)に基づくものである。
【0096】
図5には、信号シーケンスK(i)の形成が示されている。この信号シーケンスは、長さn2の2つの信号部分シーケンスK2(k)と長さn1のK1(j)に基づくものである。このために信号部分シーケンスK2(k)がn1回繰り返され、このとき信号部分シーケンスK1(j)により変調される。信号シーケンスK(i)の形成は数学的に次の式によって表現することもできる:
K(i)=K2(i mod n2)*K1(i div n2), ただしi=0...n1*n2-1
ここでmodは割り算の整数余りを、divは割り算の整数結果を表す。
【0097】
このことはシーケンスf2とシーケンスf1によって図に示されている。シーケンスf2は繰り返し、順次マッピングされた信号部分シーケンスK2(k)から発生し、シーケンスf1は回転された信号部分シーケンスK1(j)によりシーケンスf2上にマッピングされる。
【0098】
シーケンスf2のエレメントを、シーケンスf2上にマッピングされたシーケンスf1の相応するエレメントと乗算することによって、長さnの新たな信号シーケンスK(i)が発生する。この信号シーケンスK(i)の形成を以下に再度、長さ4の2つの2進信号部分シーケンスの例に基づいて説明する。
【0099】
もちろん本発明は、長さ4の信号部分シーケンスないし長さ16の信号シーケンスに限定されるものではない。本発明はまた、上記で使用された数学的記述に限定されるものでもない。
【0100】
例えば内容的に、長さ16の信号部分シーケンスないし長さ256の信号シーケンスに対する以下の表現は、上に使用された数学的記述に相応し、したがって同様に本発明に含まれる:
K1に対して例えば上に特に有利であると示した、順列/単位量表示(3201,+1−1+1+1)または明示的表現<+1,+1,+1,-1,-1,+1,-1,-1,+1,+1,-1,+1,-1,+1,+1>を備えるゴレイシーケンスを使用し、K2に対して16エレメントからなるシーケンスaを使用すれば、繰り返し順次マッピングされる信号部分シーケンスK2ないしaを次のように表すことができる。これらはシーケンスK1のそれぞれのエレメントの値により変調される:
K=<a, a, a, -a, -a, a, -a, -a, a, a, a, -a, a, -a, a, a>
このように形成された信号シーケンスK(i)は、この信号シーケンスK(i)と受信信号シーケンスE(1)との相関和を簡素化して計算するために使用できる。長さ256のこのように形成された信号シーケンスは、例えば同期目的のために長さ256の一次同期化コードcpとして送信することができる。
【0101】
この種の簡素化され、したがって高速に計算される相関和Sが図6から図8に概略的に示されている。以下、これに基づき説明する。
【0102】
まず部分相関和TS(z)が形成される。このために例えば部分相関和シーケンスTS(0)の第1のエレメントに対して、第2の信号部分シーケンスK2(k)と受信信号シーケンスE(1)の相応する部分との相関和が形成される。
【0103】
【数17】
Figure 0004342109
【0104】
部分相関和シーケンスTS(1)の第2のエレメントに対して、第2の信号部分シーケンスK2(k)が図示のように1エレメントだけシフトされ、同様に受信信号シーケンスE(1)の相応するエレメントとの相関和が形成される。
【0105】
【数18】
Figure 0004342109
【0106】
部分相関和シーケンスTS(n1*n2−1)の第nエレメントを、第2の信号部分シーケンスK2(k)を受信信号シーケンスE(1)に対してn−1だけシフトした後に相応に計算する。
【0107】
【数19】
Figure 0004342109
【0108】
このようにして発生した部分相関和シーケンスTS(z)は図7の上部領域に示されている。この部分相関和シーケンスから次に各n2番目のエレメントが選択され、第1の信号部分シーケンスK1(j)の相応するエレメントとペアごとに乗算される。
【0109】
部分相関和シーケンスTS(z)の選択されたエレメントと第1の信号部分シーケンスK1(j)とをそれぞれベクトルにまとめると、第1の相関和S0がこの2つのベクトルのスカラー積によって形成される。
【0110】
【数20】
Figure 0004342109
【0111】
図7の中央領域には、さらなる相関和S1ないしS2を、最初に選択されたエレメントの1つないし2つ右にあるn2番目のエレメントを選択することにより相応に計算することが示されている:
【0112】
【数21】
Figure 0004342109
【0113】
一度計算した部分相関和TSを記憶することにより、さらなる相関和の後での計算の際にこれにアクセスすることができ、したがって相応する計算ステップを省略することができる。
【0114】
変形実施例に相応して、まず完全に部分相関和シーケンスTS(z)を受信信号シーケンスE(1)全体について計算し、それから個々の相関和を計算するか、または最初に新たな相関和の計算が必要な場合に、相応する付加的に必要な部分相関和を計算する。
【0115】
図8は再度、2つのステップからなる、相関和Sの計算方法を示す。ここでは、図5に例として示した長さ4の2つの2進信号部分シーケンスに基づいている。
【0116】
第1のステップで、第2の信号部分シーケンスK2(k)+−++と受信信号シーケンスE(1)の相応する部分との部分相関和TS(z)が計算され、次に第2のステップで、このようにして形成された部分相関和シーケンスTS(z)の各4番目のエレメントが選択され、第1の信号部分シーケンスK1(j)+++−の相応するエレメントと乗算され、相関和シーケンスS0に加算される。
【0117】
ここで太く示したラインは、残りの部分相関和TSがすでに前もって計算され、記憶されている場合に対して、さらなる相関和S1の計算のために新たに実施すべき計算ステップを表す。
【0118】
この変形実施例は、まず各n2番目の部分相関和を計算すると非常にメモリ効率よく実施することができる。そのためにサンプリング値が中間記憶される。
【0119】
図9と図10は、相関和Sを、すでに上で述べた、長さ4の2つの2進信号部分シーケンスに基づいて簡素化して計算する別の変形実施例を示す。
【0120】
ここではまず受信信号シーケンスE(1)の各第4エレメントが選択され、このようにして選択されたエレメントと信号部分シーケンスK1(j)との部分相関和シーケンスTS(z)が形成される。このようにして発生した部分相関和シーケンスTS(z)から、それぞれ4つの順次連続するエレメントが選択され、ペアごとに信号部分シーケンスK2(k)の相応するエレメントと乗算され、生じた部分結果が相関和Sに加算される。ここで再び太く示したラインは、他の部分相関和TSが以前にすでに計算され、記憶された場合に対して、さらなる相関和S1を計算するために付加的に必要なステップを示す。
【0121】
図10は再度、第1の相関和S0の計算を示す。この計算では、まず受信信号シーケンスE(1)の各第4エレメントが選択され、これらのエレメントが第1の信号部分シーケンスK1(j)+++−の相応するエレメントと乗算され、部分結果の加算によって部分相関和TS(0)が計算される。第2のステップでは、部分相関和シーケンスTS(z)の最初の順次連続する4つのエレメントが第2の信号部分シーケンスK2(k)+−++の相応するエレメントと乗算され、発生した部分結果が相関和S0に加算される。
【0122】
この変形実施例では、和を連続的に計算すれば、部分相関和を中間記憶するために必要なメモリが比較的に少ない。
【0123】
本発明の別の構成では、この信号シーケンスの非規則的自動相関関数の、信号シーケンスK(i)の規則的構造原理に起因する規則的(ほぼ周期的)構造が使用される。これの意味するのは、信号探査の際にメインマキシマムが生じるだけでなく、規則的間隔でサブマキシマムも発生するということである。受信信号シーケンスにおける信号シーケンスへの探査を促進するために、マキシマムの位置が規則的であることを利用することができる。サブマキシマムが発見されると直ちに周期性に基づいて、別のマキシマムの位置を予測することができる。すなわち相関和を単にこの個所でだけ計算する。このようにして高速にメインマキシマムを検知することができる。とりわけ間違ったサブマキシマムもランダムに(ノイズ成分のため)高められた値とすることができる。この場合、予測されるメインマキシマムの考え得る個所ではマキシマムを発見できない。したがってこの場合は仮説が破棄され、計算は従来のように継続される。
【0124】
信号シーケンスの構造原理に起因するサブマキシマムの規則性を、相関結果における障害サブマキシマムの除去および補正に使用することができる。マキシマムを検知した後、マキシマムからサブマキシマムを計算し、この値を相応の相関結果から減算することができる。このようにして、完全な自動相関関数を備える(仮説的)シーケンスの相関結果が得られる。このことによりサブマキシマムの規則性によって計算が格段に簡素化される。
【0125】
本発明の変形実施例では、スカラー積、相関和および/または部分相関和を計算するために効率的ゴレイ相関が使用される。
【0126】
図11は、信号シーケンスに対する効率的な階層的相関器を示す。ここでは構造的シーケンスK1,K2として長さnxないしnyのゴレイシーケンスX、Yが使用される。相関器は順次接続された2つのマッチド・フィルタ(図11a)からなり、これらはそれぞれ効率的ゴレイ相関器として構成されている。図11bはシーケンスXに対するマッチド・フィルタを、図11cはシーケンスYに対するマッチド・フィルタを示す。
【0127】
図11bでは次の関係が成り立つ:
n=1,2,...NX
ny シーケンスYの長さ
nx シーケンスXの長さ
NX nx=2NXに対して
DXn DXn=2PXn
PXn 信号部分シーケンスXに対する数{0,1,2,...,NX-1}の順列
WXn (+1,−1,+iまたは−i)からの信号シーケンスXに対する重み付け
図11cでは次の関係が成り立つ:
n=1,2,...NY
ny シーケンスYの長さ
NY ny=2NYに対して
PYn 信号シーケンスYに対する数{0,1,2,...,NY−1}の順列
WYn (+1,−1,+iまたは−i)からの信号シーケンスYに対する重み付け
さらにこの実施例では次の定義および関係が成り立つ:
an(k)とbn(k)は長さ2の2つの複素シーケンス、
δ(k)はクロネッカーのデルタ関数、
kは時間を表す整数、
nは反復数、
Dnは遅延、
Pn、n=1,2,...,N は数{0,1,2,...,N−1}の任意の順列、
Wnは、重み付けとして値+1,−1,+i,−iを取ることができ、単位量とも称される。
【0128】
長さ2のゴレイシーケンスの相関は、次のように効率的に実行することができる:
シーケンスR (0)とR (0)を、R (0)=R (0)=r(k)として定義し、r(k)を受信信号または他の相関段の出力とする。
【0129】
以下のステップをN回実行する;nは1からNまで経過する:
計算
(n)(k)=W * R (n - 1)(k) + R (n - 1)(k−D
そして
(n)(k)=W * R (n - 1)(k) − R (n - 1)(k−D
こここでW はWの共役複素数を表す。重み付けWが実数である場合、W はWに等しい。R (N)は計算すべき相関和である。
【0130】
長さ256(2)ChipsのPSCコードに対する効率的ゴレイ相関器は通常、2*8−1=15の複素加算器を有する。
【0131】
階層的相関と効率的ゴレイ相関器との組み合わせてによって、長さ256(2・2)の2つの構造的シーケンスXとYによる階層的コード記述に対しては、2・4−1+2・4−1=14の複素加算器が必要なだけである(たとえ4値の構造的シーケンスを使用する場合であっても)。
【0132】
これによりCDMA移動無線システムでの一次同期化に対しては非常に高い計算コストが7%低減される。
【0133】
次に、それぞれ区分線により示された本発明の変形実施例について説明する。それらの実現は、本発明の知識があれば当業者に容易な範囲内にある:
・長さ2NX+NYのコードシーケンスを形成するために、長さnx=2NXとny=2NYの2つの構造的ゴレイシーケンスが使用され、上に述べたように階層的に構成される。
【0134】
・構造的ゴレイシーケンスに対する重み付けとして+1と−1が使用され、これにより2進シーケンスが形成される。
【0135】
・実数ゴレイシーケンスが使用される。
【0136】
・複素ゴレイシーケンスが使用される。
【0137】
・同じ長さの2つの構造的ゴレイシーケンスが使用される。
【0138】
・2つの相補ゴレイシーケンスが使用される。
【0139】
・1つまたは複数の相補ゴレイシーケンスを選択的に計算するために、プログラム可能な遅延を備える1つの効率的ゴレイ相関器だけが使用される。
【0140】
・記述のシーケンスが使用される。しかしさらに付加的な値が挿入される;計算の際にはこれらの値を通常のように累積しなければならない。しかし計算の残り部分は記述のように効率的に実行することができる。これにより任意の長さのシーケンスを発生することができる。
【0141】
・2つの構造的部分シーケンスが使用される。
【0142】
・複数の構造的部分シーケンスが使用される。
【0143】
・部分シーケンスの一部に対してゴレイシーケンスが使用される。
【0144】
・これらのシーケンスは同期化チャネルに対してUMTSで使用される。
【0145】
・周波数エラーについて最適化された構造的ゴレイシーケンスが使用される。
【0146】
・相関の計算のために2つの順次接続されたフィルタが使用される。ここで一方はゴレイシーケンスXに対するマッチド・フィルタであり、他方は拡散遅延ny・DXを備えるゴレイシーケンスYに対するマッチド・フィルタである。
【0147】
・相関の計算のために2つの順次接続されたフィルタが使用される。ここで一方はゴレイシーケンスXに対するマッチド・フィルタであり、他方は拡散遅延ny・DXを備えるゴレイシーケンスYに対するマッチド・フィルタであり、フィルタの出力信号が効率的ゴレイ相関器アルゴリズムにしたがって計算される。
【0148】
・部分相関和の計算のために効率的ゴレイ相関アルゴリズムが、全体相関の検出のために階層的相関に対するアルゴリズムが使用される。
【0149】
本発明は無線伝送システムに限定されるものではなく、他の伝送方式、例えばソナーグラフのための音響的方法(超音波)でも、光学的方法、例えばレーダー原理による赤外線測定でも使用することができる。さらなる適用分野は、フィードバック制御された信号のスペクトル成分の変化を探査することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、移動無線網の概略図である。
【図2】 図2は、無線局のブロック回路図である。
【図3】 図3は、相関和を計算するための従来の方法である。
【図4】 図4は、本発明の信号シーケンスと信号部分シーケンスの概略図である。
【図5】 図5は、本発明の信号シーケンスの形成を示す概略図である。
【図6】 図6は、相関和を計算する方法を示す概略図である。
【図7】 図7は、相関和を計算する方法を示す概略図である。
【図8】 図8は、相関和を計算する方法を示す概略図である。
【図9】 図9は、相関和を計算する方法の変形実施例を示す概略図である。
【図10】 図10は、相関和を計算する方法の変形実施例を示す概略図である。
【図11】 図11は、効率的な階層ゴレイ相関器のブロック回路図である。

Claims (14)

  1. 基地局(BS)と移動局(BS)との同期化方法であって、
    長さ256の信号シーケンスK(i)を基地局(BS)から送信し、
    該信号シーケンスは、長さn2=16の第2の信号部分シーケンスK2(k)をn1=16回繰り返し、その際に長さn1=16の第1の信号部分シーケンスK1(j)により変調し、
    このとき第2の信号部分シーケンスK2(k)の変調を次の規則に従って行い:
    K(i) = K2(i mod n2) * K1(i div n2), i=0...n1*n2-1に対し
    ここで少なくとも1つの信号部分シーケンスは、長さnx=n1=16のゴレイシーケンスXn(k)であり、
    該ゴレイシーケンスは次式により形成され:
    Figure 0004342109
    信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4および単位量W1,W2,W3,W4は、順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の次の集合から取り出される:
    Figure 0004342109
    ことを特徴とする方法。
  2. 信号シーケンスK(i)を次の形成規則に従って、16個のエレメントからなる信号部分シーケンスaの変調繰り返しによって得る:
    K=<a, a, a, -a, -a, a, -a, -a, a, a, a, -a, a, -a, a, a>
    請求項1記載の方法。
  3. 信号シーケンスK1(j)はゴレイシーケンスであり、
    該ゴレイシーケンスはディレイマトリクスD=[8,4,1,2]と重み付けマトリクスW=[1,−1,1,1]により定義される、請求項1記載の方法。
  4. 第1の信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4と単位量W1,W2,W3,W4は、順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の次の集合から取り出される:
    3201, +1-1+1+1; 3201, -1-1-1+1; 3201, -1-1+1-1; 3201, +1-1-1-1;
    そして第2の信号部分シーケンスを形成するために使用される順列(P1,P2,P3,P4)は3201に等しい、請求項1記載の方法。
  5. 信号シーケンスK(i)は、受信信号シーケンスE(1)の位置部として移動局(MS)により受信され、同期化のためにさらに処理される、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 信号シーケンスK(i)を移動局(MS)により検出し、
    その際に移動局では、第1および第2の信号部分シーケンスK1(j)、K2(k)についての知識が利用される、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 移動局(MS)で、信号シーケンスK(i)と受信信号シーケンスE(1)の相応する部分との相関和Sを検出し、
    その際に、信号部分シーケンスK2(k)と受信信号シーケンスE(1)の相応する部分との部分相関和シーケンスTS(z)を計算し、
    相関和Sの計算のために、部分相関和シーケンスTS(z)のn1個のエレメントを選択し、スカラー積を形成するように信号部分シーケンスK1(j)と乗算する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 相関和Sを計算するために、部分相関和シーケンスTS(z)のそれぞれ第n2番目のエレメントをn1個選択する、請求項7記載の方法。
  9. 移動局(MS)で、信号シーケンスK(i)と受信信号シーケンスE(1)の相応する部分との相関和Sを検出し、
    その際に信号部分シーケンスK1(j)と、受信信号シーケンスE(1)の選択されたエレメントとの部分相関和シーケンスTS(z)を計算し、
    相関和Sを計算するために、部分相関和シーケンスTS(z)のn2個のエレメントをスカラー積を形成するように信号部分シーケンスK2(k)と乗算する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  10. 部分相関和TSを計算するために、受信信号シーケンスE(1)のそれぞれ第n2番目のエレメントをn1個選択する、請求項9記載の方法。
  11. 計算された部分相関和TSを記憶し、さらなる相関和Sの計算に使用する、請求項7から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 移動局(MS)で、少なくとも部分的に信号シーケンスを検出するために、とりわけ少なくとも1つの相関和を計算するために、効率的ゴレイ相関器(EGC)を使用する、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法
  13. 号シーケンスK(i)を記憶ないし形成するための手段(SPE)を有し、
    該信号シーケンスは、長さn2=16の第2の信号部分シーケンスK2(k)をn1=16回繰り返し、その際に長さn1=16の第1の信号部分シーケンスK1(j)により変調することにより得られ、
    ここで第2の信号部分シーケンスK2(k)の変調は次の規則に従って行われ:
    K(i) = K2(i mod n2) * K1(i div n2), i=0...n1*n2-1に対し
    信号部分シーケンスの少なくとも1つは長さnx=n1=16のゴレイシーケンスXn(k)であり、
    該ゴレイシーケンスは次式により形成され:
    Figure 0004342109
    信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4と単位量W1,W2,W3,W4は順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の次の集合から取り出され:
    Figure 0004342109
    さらに当該信号シーケンスK(i)を、受信ユニット(MS)との同期化のために送信するための手段を有する、
    ことを特徴とする基地局(BS)。
  14. 受信信号シーケンスから信号シーケンスK(i)を検出するための手段を有し、
    該信号シーケンスは、長さn2=16の第2の信号部分シーケンスK2(k)をn1=16回繰り返し、その際に長さn1=16の第1の信号部分シーケンスK1(j)により変調することにより得られ、
    ここで第2の信号部分シーケンスK2(k)の変調は次の規則に従って行われ:
    K(i) = K2(i mod n2) * K1(i div n2), i=0...n1*n2-1に対し
    信号部分シーケンスの少なくとも1つは、長さnx=n1=16のゴレイシーケンスXn(k)であり、
    該ゴレイシーケンスは次式により形成され:
    Figure 0004342109
    信号部分シーケンスを形成するために使用される順列P1,P2,P3,P4および単位量W1,W2,W3,W4は順列/単位量ペア(P1,P2,P3,P4;W1,W2,W3,W4)の次の集合から取り出され:
    Figure 0004342109
    第1と第2の信号部分シーケンスK1(j)、K2(k)についての知識が使用される、
    ことを特徴とする移動局(MS)。
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