JP4338548B2 - パワーオンリセット回路および半導体集積回路 - Google Patents

パワーオンリセット回路および半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、半導体記憶装置等の半導体集積回路に関し、特に半導体集積回路の内部回路ブロックを半導体集積回路の電源投入時(パワーオン時)にリセットするためのパワーオンリセット信号を生成するパワーオンリセット回路に関する。
図19は従来の半導体記憶装置の構成図である。図19において、従来の半導体記憶装置は、パワーオンリセット回路100と、内部電源回路2と、制御回路3と、入力回路4とを備えている。パワーオンリセット回路100,内部電源回路2,制御回路3,入力回路4には、外部から電源VCCが供給され、入力回路4には、外部からクロックECLKが入力される。
図19において、パワーオンリセット回路100は、電源VCCを入力とし、電源VCCの投入時(パワーオン時)の電源VCCの立上がりを受けて、パワーオン時のリセット(パワーオンリセット)のためのパワーオンリセット信号PWROKを生成し、このパワーオンリセット信号PWROKを内部電源回路2および制御回路3等の内部回路ブロックに供給する。このパワーオンリセット回路100は、例えば図2の回路11と同様の構成であり、出力信号PWROK1の出力端子からパワーオンリセット信号PWROKを出力する。
内部電源回路2は、電源VCCを入力とし、内部電源回路2内および制御回路3内等で使用される内部電源を生成し、制御回路3等に供給する内部回路ブロックであり、パワーオンリセット信号PWROKによりパワーオンリセットされる。また、制御回路3は、電源VCCと、内部電源回路2からの内部電源と、入力回路4からの内部クロックICLKとを入力とし、記憶回路ブロックを制御する内部回路ブロックであり、内部電源回路2と同じ上記パワーオンリセット信号PWROKによってパワーオンリセットされる。また、入力回路4は、電源VCCと外部入力クロックECLKとを入力とし、制御回路3等で使用される内部クロックICLKを生成し、制御回路3等に供給するPLL回路等を含む内部回路ブロックであり、パワーオンリセットは必要としない。この入力回路4のPLL回路は、外部入力クロックECLKと内部クロックICLKとを位相合せして、内部クロックICLKを確定させる。
図20は上記従来の半導体記憶装置のパワーオンリセット動作を説明するタイミングチャートであり、(a)は電源VCCの電圧波形、(b)はパワーオンリセット信号PWROKの波形、(c)は内部電源回路2および制御回路3の内部信号の波形、(d)は外部入力クロックECLKの波形、(e)は入力回路4の内部信号である内部クロックICLKの波形である。
電源投入されて電源VCCの電圧が立上がると(図20(a)参照)、この電源VCCの立上がりに追従してパワーオンリセット信号PWROKが“L”(Lowレベル)から“H”(Highレベル)となり(図20(b)参照)、このパワーオンリセット信号PWROKによって内部電源回路2内の各種直流内部電源および制御回路3内の各種内部信号のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって不定であった上記直流内部電源および制御回路3内の内部信号が確定する(図20(c)参照)。また、電源投入されると、入力回路4のPLL回路では、外部入力クロックECLK(図20(d)参照)に対する内部クロックICLKの位相合せがなされ、やがて不定であった内部クロックICLKが確定する(図20(e)参照)。
入力回路4内のPLL回路は、例えば図3のPLL回路70のような構成であり、電源VCCが投入されると、分周クロックBLCKの位相を外部入力クロックECLKの位相に同期(ロック)させるように位相引き込み動作をし、分周クロックBCLKの位相が外部入力クロックECLKの位相に同期する(ロックされる)ことにより、位相引き込みが完了し、電圧制御発振器74の出力クロックである内部クロックICLKが確定する。
また、内部電源回路2内および制御回路3内においてパワーオンリセット信号PWROKによってリセットされる入力セット回路は、リセット信号が“L”の期間にリセット、リセット信号が“H”の期間にセットとなるフリップフロップ回路等である。
制御回路3の入力セット回路は、例えば図4の入力セット回路81において、入力信号PWROK2をパワーオンリセット回路100からのパワーオンリセット信号PWROKとしたものである。このような制御回路3の入力セット回路81において、初期設定でノードnd81を“H”とする必要がある場合には、内部クロックICLKの確定後の内部クロックICLK=“H”であるタイミングでパワーオンリセット信号PWROKが“L”から“H”になる必要がある。
なお、従来の他の半導体装置としては、例えば、内部回路ブロックの入力および出力にリセット可能なラッチ回路を設け、パワーオン時にこれらのラッチ回路をリセットする半導体装置がある(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2000−299436号公報 特開2002−50200号公報
しかしながら図19の従来の半導体記憶装置では、入力回路4の上記PLL回路において内部クロックICLKが確定するまでの時間が長くなり、図20(c),(e)のように、PLL回路の出力信号である内部クロックICLKの確定タイミングが、制御回路3のパワーオンリセットのタイミングとなるパワーオンリセット信号PWROKの立上がりタイミングよりも遅くなる場合には、制御回路3の上記入力セット回路において、内部クロックICLKの確定前の内部クロックICLK=“L”のときにパワーオンリセット信号PWROKが“L”から“H”になり、ノードnd81を“H”に初期設定できず、従って制御回路3のパワーオンリセット時に、不確定の内部クロックICLKが制御回路3に入力され、制御回路3のリセットができないという課題があった。
このように、パワーオンリセット回路と、パワーオンリセットが不要な内部回路ブロック(例えば入力回路4)と、上記パワーオンリセットが不要な内部回路ブロックの出力信号を使用して動作し、かつパワーオンリセットを必要とする内部回路ブロック(例えば制御回路3)と、上記出力信号を使用しないがパワーオンリセットを必要とする内部回路ブロック(例えば内部電源回路2)を備えた従来の半導体集積回路では、パワーオンリセットが必要な全ての内部回路ブロックを1つのパワーオンリセット信号によって電源の立上がりに追従した同じタイミングでリセットするので、パワーオンリセットを必要としない他の内部回路ブロックの出力信号を使用して動作し、かつパワーオンリセットを必要とする内部回路ブロックのリセットができない場合があるという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、パワーオンリセットが不要な第1の内部回路ブロックの出力信号を使用して動作し、かつパワーオンリセットを必要とする第2の内部回路ブロックを確実にパワーオンリセットができるパワーオンリセット回路を提供することを目的とする。
本発明のパワーオンリセット回路は、
半導体集積回路の内部回路ブロックを電源投入時にリセットするためのパワーオンリセット信号を、電源の立上がりに応じて生成して上記内部回路ブロックに出力するパワーオンリセット回路において、
上記内部回路ブロックが、上記リセットが不要な第1の内部回路ブロックと、
上記第1の内部回路ブロックの出力信号を使用して動作し、かつ上記リセットが必要な第2の内部回路ブロックとを含み、
上記電源の立上がりに追従するタイミングで立上がる第1のパワーオンリセット信号を生成する第1のパワーオンリセット回路と、
上記第2の内部回路ブロックに、上記第1のパワーオンリセット信号よりも遅れたタイミングで立上がる第2のパワーオンリセット信号を出力する第2のパワーオンリセット回路とを備え、
上記第2のパワーオンリセット回路は、上記第1のパワーオンリセット信号が立上がり、かつ上記第1の内部回路ブロックの出力信号が確定したことを通知する信号が入力されたら、上記第2のパワーオンリセット信号を出力し、
上記内部回路ブロックが、他の内部回路ブロックの出力信号を使用せず、かつ上記リセットが必要な第3の内部回路ブロックをさらに含み、
上記第3の内部回路ブロックは、上記第1のパワーオンリセット信号でリセットされる
ことを特徴とする。
本発明によれば、第1の内部回路ブロックの出力信号を使用して動作する第2の内部回路ブロックを確実にパワーオンリセットできるという効果がある。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1の半導体記憶装置の構成図である。図1において、実施の形態1の半導体記憶装置は、パワーオンリセット回路10と、電源回路2と、制御回路3と、入力回路4とを備えている。
[内部電源回路2]
内部電源回路2は、電源VCCを入力とし、内部電源回路2内および制御回路3内等で使用される複数の内部電源を生成し、それらの内部電源を制御回路3等に供給する内部回路ブロックであり、電源VCCの投入時(パワーオン時)に、パワーオンリセット回路10からの第1のパワーオンリセット信号PWROK1によってリセットされる。この内部電源回路2は、他の内部回路ブロックの出力信号を使用せず、かつパワーオンリセットを必要とする内部回路ブロックである。
[制御回路3]
制御回路3は、電源VCCと、内部電源回路2からの内部電源と、入力回路4内のPLL回路からの内部クロックICLKとを入力として、記憶回路ブロックを制御する内部回路ブロックであり、パワーオン時に、パワーオンリセット回路10からの第2のパワーオンリセット信号PWROK2によってリセットされる。この制御回路3は、他の内部回路ブロックの出力信号である内部クロックICLKを使用して動作し、かつパワーオンリセットを必要とする内部回路ブロックであって、内部クロックICLKが確定した後にパワーオンリセットされる必要がある。
[入力回路4]
入力回路4は、電源VCCと、外部入力クロックECLKとを入力として、制御回路3内等で使用される内部クロックICLKを生成し、制御回路3等に供給するPLL回路等を含む内部回路ブロックであり、パワーオン時にはリセットされない。この入力回路4は、パワーオンリセットが不要な内部回路ブロックである。入力回路4内のPLL回路は、外部入力クロックECLKと内部クロックICLKとを位相合せして、内部クロックICLKを確定させる。
[パワーオンリセット回路10]
実施の形態1のパワーオンリセット回路10は、第1のパワーオンリセット回路11と、第2のパワーオンリセット回路12とを備えており、上記従来のパワーオンリセット回路100(図19参照)において、パワーオンリセット信号PWROKを第1のパワーオンリセット信号PWROK1とし、第2のパワーオンリセット信号PWROK2を生成する第2のパワーオンリセット回路12を設けたものであり、第1のパワーオンリセット回路11の構成は、上記従来のパワーオンリセット回路100と同様である。
[第1のパワーオンリセット回路11]
図2はパワーオンリセット回路10の回路図である。図2において、第1のパワーオンリセット回路11は、PMOSトランジスタP1,P2,P3,P4,P5と、NMOSトランジスタN1,N2,N3,N4,N5と、インバータIV1,IV2とによって構成されている。
第1のパワーオンリセット回路11において、PMOSトランジスタP1のソース電極およびバルクは電源VCCに接続され、ドレイン電極はノードnd1に接続され、ゲート電極は電源(グランド)VSSに接続されている。NMOSトランジスタN1のソース電極およびバルクは電源VSSに接続され、ドレイン電極およびゲート電極はノードnd1に接続されている。PMOSトランジスタP2のゲート電極は電源VCCに接続され、ソース電極およびドレイン電極ならびにバルクはノードnd1に接続されている。NMOSトランジスタN2のゲートはノードnd2に接続され、ソース電極およびドレイン電極ならびにバルクは電源VSSに接続されている。
PMOSトランジスタP3,P4,P5およびNMOSトランジスタN3,N4,N5のゲート電極はノードnd1に共通接続され、PMOSトランジスタP3,P4,P5のバルクは電源VCCに共通接続され、NMOSトランジスタN3,N4,N5のバルクは電源VSSに共通接続されている。PMOSトランジスタP3のソース電極は電源VCCに接続され、PMOSトランジスタP3のドレイン電極はPMOSトランジスタP4のソース電極に接続され、PMOSトランジスタP4のドレイン電極はPMOSトランジスタP5のソース電極に接続され、PMOSトランジスタP5のドレイン電極およびNMOSトランジスタN5のドレイン電極はノードnd2に接続され、NMOSトランジスタN5のソース電極はNMOSトランジスタN4のドレイン電極に接続され、NMOSトランジスタN4のソース電極はNMOSトランジスタN3のドレイン電極に接続され、NMOSトランジスタN3のソース電極は電源VSSに接続されている。
インバータIV1の入力端子はノードnd2に接続され、インバータIV1の出力端子はインバータIV2の入力端子に接続され、インバータIV2の出力端子はパワーオンリセット回路10の第1のパワーオンリセット信号PWROK1の出力端子に接続されている。
このように構成された第1のパワーオンリセット回路11は、電源VCCの立上がりに追従するタイミングで立上がる第1のパワーオンリセット信号PWROK1を生成する。この第1のパワーオンリセット信号PWROK1は、第2のパワーオンリセット回路12に入力されるとともに、内部電源回路2等の内部回路ブロックに供給される。内部電源回路2等の内部回路ブロックは、第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がりでパワーオンリセットされる。
[第2のパワーオンリセット回路12]
第2のパワーオンリセット回路12は、n段のCMOS回路によって構成されている。第k(kは1からnまでの任意の整数)段のCMOS回路は、PMOSトランジスタPDkと、NMOSトランジスタNDk,NSkと、抵抗Rkとによって構成されている。
第2のパワーオンリセット回路12の第k段のCMOS回路において、PMOSトランジスタPDkのソース電極は電源VCCに接続され、PMOSトランジスタPDkのゲート電極はNMOSトランジスタNDkのゲートに接続され、PMOSトランジスタPDkのドレイン電極は抵抗Rkを介してNMOSトランジスタNDkのドレイン電極に接続され、NMOSトランジスタNDkのソース電極は電源VSSに接続されている。NMOSトランジスタNSkのゲート電極はPMOSトランジスタPDkのドレイン電極に接続され、ソース電極およびドレイン電極は電源VSSに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPDkおよびNMOSトランジスタNDkのゲート電極は前段のPMOSトランジスタPD(k−1)のドレイン電極に接続され、PMOSトランジスタPDkのドレイン電極は後段のPMOSトランジスタPD(k+1)およびNMOSトランジスタND(k+1)のゲートに接続されており、第1段のPMOSトランジスタPD1およびNMOSトランジスタND1のゲートには、第1のパワーオンリセット信号PWROK1が入力され(これらのゲートは第1のパワーオンリセット回路11のインバータIV2の出力端子に接続され)、第n段のPMOSトランジスタPDnのドレイン電極はパワーオンリセット回路10の第2のパワーオンリセット信号PWROK2の出力端子に接続されている。
このように構成された実施の形態1の第2のパワーオンリセット回路12は、第1のパワーオンリセット信号PWROK1を遅延して、第1のパワーオンリセット信号PWROK1よりも遅いタイミングで立上がる第2のパワーオンリセット信号PWROK2を生成する遅延回路である。この第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、制御回路3等の内部回路ブロックに供給される。制御回路3等の内部回路ブロックは、第1のパワーオンリセット信号PWROK2の立上がりでパワーオンリセットされる。
[入力回路4内のPLL回路]
図3(a)は入力回路4内のPLL回路の構成図である。図3(a)において、PLL回路70は、位相比較器71と、電荷ポンプ72と、ループフィルタ73と、電圧制御発振器74と、分周器75とによって構成されている。
位相比較器71は、分周器75からの分周クロックBCLKの位相を外部入力クロックECLKの位相と比較して比較信号を電荷ポンプ72に出力し、電荷ポンプ72は、上記比較信号に応じた電流をループフィルタ73に出力し、ループフィルタ73は、電荷ポンプ72の出力電流に応じた制御電圧を電圧制御発振器74に出力し、電圧制御発振器74は、上記制御電圧に応じた周波数のクロックを分周器75に出力し、分周器75は、電圧制御発振器74の出力クロックを分周してその分周クロックBCLKを位相比較器71に出力する。
このように構成されたPLL回路では、電源VCCが投入されると、分周クロックBLCKの位相を外部入力クロックECLKの位相に同期(ロック)させるように位相引き込み動作をし、分周クロックBCLKの位相が外部入力クロックECLKの位相にロックされることにより、電圧制御発振器74の出力クロックである内部クロックICLKが確定する。
位相比較器71は、内部クロックICLKが確定すると、内部クロック確定信号LCKOKを出力する。図3(b)は内部クロック確定信号LCKOKの生成を説明するタイミングチャートである。位相比較器71において、内部信号である信号Aは、外部入力クロックECLKの立下がりで立上がるパルス幅T1のワンショットパルスである。この信号Aが“H”(Highレベル)の間に内部クロックICLKが“L”(Lowレベル)になると、内部信号である信号LCKOK1が“H”になり、さらにこの信号LCKOK1が“H”でかつ信号Aが“H”の間に内部クロックICLKが“L”になると、内部クロック確定信号LCKOKが“H”になる。このように、2回の位相比較において位相が合う(2回とも信号Aが“H”の間に内部クロックICLKが立下がる)ことにより、内部クロック確定信号LCKOKが立上がり、内部クロックICLKの確定を通知する。
[制御回路3の入力セット回路]
図4は制御回路3の入力セット回路の回路構成図である。図4において、制御回路3の入力セット回路81は、NANDゲートNA81,NA82と、インバータIV81,IV82とによって構成されている。NANDゲートNA81には、入力回路4のPLL回路(図3(a)参照)からの内部クロックICLKと、NANDゲートNA82の出力信号とが入力され、NANDゲートNA82には、パワーオンリセット回路10からの第2のパワーオンリセット信号PWROK2と、NANDゲートNA81の出力信号とが入力される。そして、NANDゲートNA81の出力信号はインバータIV81に入力され、インバータIV81の出力信号は、ノードnd81を介して制御回路3の内部回路82に入力される。
図5は本発明の実施の形態1の半導体記憶装置のパワーオンリセット動作を説明するタイミングチャートであり、(a)は電源VCCの電圧波形、(b)は第1のパワーオンリセット信号PWROK1の波形、(c)は第2のパワーオンリセット信号PWROK2の波形、(d)は内部電源回路2の内部信号である直流内部電源の電圧波形、(e)は制御回路3の内部信号の波形、(f)は外部入力クロックECLKの波形、(g)は入力回路4の内部信号である内部クロックICLKの波形である。
電源投入されて電源VCCの電圧が立上がると(図5(a)参照)、第1のパワーオンリセット回路11によって電源VCCの立上がりに追従して第1のパワーオンリセット信号PWROK1が“L”(Lowレベル)から“H”(Highレベル)となる(図5(b)参照)。この第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がり変化によって内部電源回路2内の各種直流内部電源のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった上記直流内部電源が確定する(図5(d)参照)。
また、電源VCCの電圧が立上がると(図5(a)参照)、入力回路4のPLL回路では、外部入力クロックECLK(図5(f)参照)に対する内部クロックICLKの位相合せがなされ、やがて不定であった内部クロックICLKが確定する(図5(g)参照)。
上記第1のパワーオンリセット信号PWROK1を第2のパワーオンリセット回路12で遅延させた第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、上記第1のパワーオンリセット信号PWROK1よりも遅れたタイミングで“L”から“H”となる(図5(c)参照)。この第2のパワーオンリセット信号PWROK2の立上がり変化によって制御回路3内の各種内部信号のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった制御回路3内の上記内部信号が確定する(図5(e)参照)。
図4の制御回路3の入力セット回路81において、初期設定でノードnd81を“H”とする必要がある場合には、内部クロックICLKの確定後の内部クロックICLK=“H”であるタイミングで第2のパワーオンリセット信号PWROK2が“L”から“H”になる必要がある。
この実施の形態1では、第2のパワーオンリセット回路12において、第1のパワーオンリセット信号PWROK1を遅延させて、第1のパワーオンリセット信号PWROK1よりもリセットタイミングが遅い第2のパワーオンリセット信号PWROK2を生成し、この第2のパワーオンリセット信号PWROK2によって制御回路3をパワーオンリセットするので、制御回路3のパワーオンリセット時には、内部クロックICLKは確定している。
このように、内部回路ブロック(内部電源回路2,制御回路3)に応じて異なったタイミングのリセット信号(第1のパワーオンリセット信号PWROK1,第2のパワーオンリセット信号PWROK2)を出力する。
以上のように実施の形態1によれば、出力確定までに時間を要するような入力回路4においての内部クロックICLKの確定後に立上がる第2のパワーオンリセット信号PWROK2を、第1のパワーオンリセット信号PWROK1を第2のパワーオンリセット回路12によって遅延させて生成し、この第2のパワーオンリセット信号PWROK2によって制御回路3をリセットすることにより、内部クロックICLKの確定後に制御回路3を確実にリセットすることが可能になる。
また、内部クロックICLKの確定を待つ必要がなく、内部電源の発生に時間のかかる電源回路2については、電源VCCの立上がりに追従するタイミングで立上がる第1のパワーオンリセット信号PWROK1によって制御回路3よりも前のタイミングでリセットするので、電源投入から動作開始可能となるまでの時間が長くなるのを防止できる。
実施の形態2
図6は本発明の実施の形態2の半導体記憶装置の構成図であり、図1と同様のものには同じ符号を付してある。図6において、実施の形態2の半導体記憶装置は、パワーオンリセット回路20と、電源回路2と、制御回路3と、入力回路4とを備えており、上記実施の形態1の半導体記憶装置(図1参照)において、パワーオンリセット回路10をパワーオンリセット回路20としたものである。
[パワーオンリセット回路20]
図7はパワーオンリセット回路20の構成図である。この実施の形態2のパワーオンリセット回路20は、第1のパワーオンリセット回路11と、第2のパワーオンリセット回路22とを備えており、上記実施の形態1のパワーオンリセット回路10(図1および図2参照)において、第2のパワーオンリセット回路12を第2のパワーオンリセット回路22としたものである。
[第2のパワーオンリセット回路22]
図7において、第2のパワーオンリセット回路22は、遅延回路221,222と、ヒューズトリミング回路223と、セレクト回路224とを備えている。
遅延回路221,222は、それぞれ上記実施の形態1の第2のパワーオンリセット回路(遅延回路)12(図2参照)と同様に、n段のCMOS回路によって構成されている。遅延回路221と222は縦続接続されており、遅延回路221での信号遅延時間および遅延回路222での信号遅延時間を同じTDとすると、遅延回路221は第1のパワーオンリセット回路11から入力された第1のパワーオンリセット信号PWROK1を時間TD遅延して出力信号DL1を出力する。遅延回路222は遅延回路221から入力された信号DL1をさらに時間TD遅延して出力信号DL2を出力する。従って、信号DL1は第1のパワーオンリセット信号PWROK1を時間TD遅延した信号であり、信号DL2は第1のパワーオンリセット信号PWROK1を時間2×TD遅延した信号である。
図8はヒューズトリミング回路223の回路図である。図8において、ヒューズトリミング回路223は、PMOSトランジスタP11,P12と、ヒューズFS1と、インバータIV11,IV12とによって構成されている。
ヒューズトリミング回路223において、PMOSトランジスタP11,P12のソース電極は電源VCCに共通接続され、PMOSトランジスタP11,P12のドレイン電極はノードnd11に共通接続されている。ヒューズFS1はノードnd11とグランド電源VSSの間に設けられている。PMOSトランジスタP11のゲート電極はヒューズトリミング回路の入力端子inに接続されており、PMOSトランジスタP12のゲート電極はヒューズトリミング回路の出力端子outに接続されている。インバータIV11の入力端子はノードnd11に接続されており、インバータIV11の出力端子およびインバータIV12の入力端子はヒューズトリミング回路の出力端子outに接続されており、インバータIV11の出力端子はヒューズトリミング回路の出力端子outbに接続されている。ヒューズトリミング回路223の入力端子inには第1のパワーオンリセット信号PWROK1が入力され、出力端子outからは信号F1が出力され、出力端子outbからは信号F1bが出力される。
図7において、セレクタ回路224は、ANDゲートAN1,AN2と、ORゲートOR1とによって構成されている。
セレクタ回路224において、ANDゲートAN1は、ヒューズトリミング回路223の出力信号F1と、遅延回路221の出力信号DL1とを入力とし、ANDゲートAN2は、ヒューズトリミング回路223の出力信号F1bと、遅延回路222の出力信号DL2とを入力としている。ORゲートOR1は、ANDゲートAN1の出力信号およびANDゲートAN2の出力信号を入力として、第2のパワーオンリセット信号PWROK2をパワーオンリセット回路20の出力端子に出力する。
このように構成された実施の形態2の第2のパワーオンリセット回路22は、第1のパワーオンリセット回路11からの第1のパワーオンリセット信号PWROK1をあらかじめ設定および調整された遅延時間で遅延して、第1のパワーオンリセット信号PWROK1よりも遅いタイミングで立上がる第2のパワーオンリセット信号PWROK2を生成する回路であって、上記実施の形態1の第2のパワーオンリセット回路12(図2参照)において、第2のパワーオンリセット信号PWROK2の遅延時間をヒューズトリミング回路223によって設定および調整可能にしたものである。この第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、制御回路3等の内部回路ブロックに供給される。制御回路3等の内部回路ブロックは、第1のパワーオンリセット信号PWROK2の立上がりでパワーオンリセットされる。
ヒューズトリミング回路223のヒューズFS1を切らない場合には、ノードnd11は“L”に固定されるので、電源VCCが立上がると、インバータIV11,IV12によって、信号F1=“H”,F1b=“L”となる。なお、この場合に、さらに第1のパワーオンリセット信号PWROK1が立上がると、PMOSトランジスタP11,P12はともにオフする。従って、セレクタ回路224において、遅延回路221の出力信号DL1はANDゲートAN1から出力されるが、遅延回路222の出力信号DL2はANDゲートAN2から出力されず、信号DL1が有効となり、この遅延回路221のみを通過した信号DL1が第2のパワーオンリセット信号PWROK2として出力される。この場合の第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がりから時間TD遅延して立上がる信号である。
また、ヒューズトリミング回路223のヒューズFS1を切った場合には、電源VCCが立上がると、PMOSトランジスタP11がオンして、ノードnd11が“H”になるので、インバータIV11,IV12によって、信号F1=“L”,F1b=“H”となる。なお、この場合には、第1のパワーオンリセット信号PWROK1が立上がると、PMOSトランジスタP11はオフするが、PMOSトランジスタP12はオンしたままであり、このPMOSトランジスタP12によってノードnd11は“H”に保持される。従って、セレクタ回路224において、遅延回路222の出力信号DL2はANDゲートAN2から出力されるが、遅延回路221の出力信号DL1はANDゲートAN1から出力されず、信号DL2が有効となり、この遅延回路221および222を通過した信号DL2が第2のパワーオンリセット信号PWROK2として出力される。この場合の第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がりから時間2×TD遅延して立上がる信号である。
以上のように実施の形態2によれば、ヒューズトリミング回路223のヒューズを切ることで第2のパワーオンリセット信号PWROK2の遅延時間を設定および調整可能としたことにより、PPL回路の安定時間のバラツキ等の調整が可能となる。
なお、上記実施の形態2では、同じ遅延幅を有する2つの遅延回路を設けたが、互いに異なる遅延幅を有する複数の遅延回路を設けることで、より調整幅が大きく、精度のある調整をすることができる。なお、3つ以上の遅延回路を設ける場合には、例えば遅延回路の数と同数のヒューズトリミング回路を設け、セレクタ回路を遅延回路の数と同数のMOSスイッチで構成する。
実施の形態3
図9は本発明の実施の形態3の半導体記憶装置の構成図であり、図1と同様のものには同じ符号を付してある。図9において、実施の形態3の半導体記憶装置は、パワーオンリセット回路30と、電源回路2と、制御回路3と、入力回路4とを備えており、上記実施の形態1の半導体記憶装置(図1参照)において、パワーオンリセット回路10をパワーオンリセット回路30としたものである。
[パワーオンリセット回路30]
図10はパワーオンリセット回路30の回路図である。この実施の形態3のパワーオンリセット回路30は、第1のパワーオンリセット回路11と、第2のパワーオンリセット回路32とを備えており、上記実施の形態1のパワーオンリセット回路10(図1および図2参照)において、第2のパワーオンリセット回路12を第2のパワーオンリセット回路32としたものである。
[第2のパワーオンリセット回路32]
図10において、第2のパワーオンリセット回路32は、分周回路321と、ヒューズトリミング回路322,323と、セレクタ回路324と、出力ラッチ回路328とを備えている。
ヒューズトリミング回路322,323の構成は、それぞれ上記実施の形態2のヒューズトリミング回路223(図7,図8参照)と同様である。ヒューズトリミング回路322の出力端子outからはヒューズ信号F1が出力され、出力端子outbからはヒューズ信号F1bが出力される。ヒューズトリミング回路323の出力端子outからはヒューズ信号F2が出力され、出力端子outbからはヒューズ信号F2bが出力される。
分周回路321は、発振(OSC)回路325と、フリッププロップ(FF)回路326,327と、第1のパワーオンリセット信号PWROK1の反転信号である第1のパワーオンリセット信号PWROK1bを出力するインバータIV61とを備えている。OSC回路325およびFF回路326,327は縦続接続されており、FF回路326はOSC回路325から入力された信号OSC1を2分周して信号FF1を出力し、FF回路327はFF回路326から入力された信号FF1をさらに2分周して信号FF2を出力する。
図11はOSC回路325の回路構成図である。図11において、OSC回路325は、PMOSトランジスタP21と、NMOSトランジスタN21,N22と、インバータIV21,IV22,IV23,IV24と、抵抗R21とによって構成されたリング発振回路である。
OSC回路325において、PMOSトランジスタP21のソース電極は電源VCCに接続され、ドレイン電極はノードnd21に接続され、ゲート電極はノードnd22に接続されている。NMOSトランジスタN21のソース電極はグランド電源VSSに接続され、ドレイン電極は抵抗R21を介してノードnd21に接続され、ゲート電極はノードnd22に接続されている。NMOSトランジスタN22のゲート電極はノードnd21に接続され、ソース電極およびドレイン電極はグランド電源VSSに接続されている。
インバータIV21の入力端子はノードnd21に接続され、インバータIV21の出力端子はノードnd23に接続されている。インバータIV24の入力端子はノードnd23に接続され、インバータIV24の出力端子はノードnd22に接続されている。インバータIV22の入力端子はノードnd23に接続され、インバータIV22の出力端子はインバータIV23の入力端子に接続され、インバータIV23の出力端子はOSC回路の出力端子outに接続されている。OSC回路の出力端子outからは信号OSC1が出力される。
このように構成されたOSC回路325は、電源VCCが投入されてからしばらくすると設定周波数で発振を開始し、その設定周波数の信号OSC1を出力する。なお、このOSC回路325の発振開始タイミングは、第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がりタイミング以降とすることが望ましく、PMOSトランジスタP21のソース電極に第1のパワーオンリセット信号PWROK1を供給する構成とすることも可能である。
FF回路326,327は同じ構成である。図12(a)はFF回路326(327)の回路図であり、図12(b)は図12(a)のFF回路のシンボルマークである。図12において、FF回路326(327)は、インバータIV31,IV32,IV33,IV34と、トライステイトインバータTIV31,TIV32,TIV33,TIV34と、NORゲートNR31,NR32とによって構成されたDフリップフロップ(D−FF)回路である。トライステイトインバータは、例えば、第1の制御端子が“L”,第2の制御端子が“H”のときには、入力信号の反転信号を出力し、第1の制御端子が“H”,第2の制御端子が“L”のときには、出力端子をハイインピーダンスにする。
図12(a)のFF回路において、インバータIV31の入力端子はFF回路の入力端子inに接続され、インバータIV31の出力端子はインバータIV32の入力端子ならびにトライステイトインバータTIV31,TIV34の第1の制御端子およびトライステイトインバータTIV32,TIV33の第2の制御端子に接続されている。インバータIV32の出力端子はトライステイトインバータTIV31,TIV34の第2の制御端子およびトライステイトインバータTIV32,TIV33の第1の制御端子に接続されている。
NORゲートNR31の第1の入力端子はFF回路のリセット入力端子resetに接続され、NORゲートNR31の第2の入力端子はトライステイトインバータTIV31,TIV32の出力端子に接続され、NORゲートNR31の出力端子はトライステイトインバータTIV32,TIV33の入力端子に接続されている。NORゲートNR32の第1の入力端子はFF回路のリセット入力端子resetに接続され、NORゲートNR32の第2の入力端子はトライステイトインバータTIV33,TIV34の出力端子に接続され、NORゲートNR32の出力端子はトライステイトインバータTIV32およびインバータIV33の入力端子に接続されている。
インバータIV33の出力端子はトライステイトインバータTIV31およびインバータIV34の入力端子に接続されており、インバータIV34の出力端子はFF回路の出力端子outに接続されている。FF回路326の入力端子inにはOSC回路325の出力信号OSC1が入力され、FF回路326の出力端子outからは信号OSC1の2分周信号FF1が出力される。また、FF回路327の入力端子inにはFF回路326の出力信号FF1が入力され、FF回路327の出力端子outからは信号FF1の2分周信号(信号OSC1の4分周信号)FF2が出力される。また、FF回路326,327のリセット入力端子resetには第1のパワーオンリセット信号PWROK1bがリセット信号として入力される。
図10において、セレクタ回路324は、MOSスイッチM61,M62を備えている。MOSスイッチM61は、FF回路326から出力される信号FF1のノードと、ノードnd61との間に設けられており、NMOSゲートにはヒューズトリミング回路322からのヒューズ信号F1が入力され、PMOSゲートにはヒューズトリミング回路322からのヒューズ信号F1bが入力される。MOSスイッチM62は、FF回路327から出力される信号FF2のノードと、ノードnd61との間に設けられており、NMOSゲートにはヒューズトリミング回路323からのヒューズ信号F2が入力され、PMOSゲートにはヒューズトリミング回路323からのヒューズ信号F2bが入力される。
出力ラッチ回路328は、NANDゲートNA61,NA62と、インバータIV62,IV63とを備えている。NANDゲートNA61には、第1のパワーオンリセット回路11からの第1のパワーオンリセット信号PWROK1と、NANDゲートNA62の出力信号とが入力され、NANDゲートNA61の出力信号はインバータIV63に入力され、インバータIV63の出力信号は第2のパワーオンリセット信号PWROK2の出力端子から出力される。インバータIV62にはノードnd61の信号が入力され、NANDゲートNA62には、インバータIV62の出力信号と、NANDゲートNA61の出力信号とが入力される。
このように構成された実施の形態3の第2のパワーオンリセット回路32は、第1のパワーオンリセット回路11からの第1のパワーオンリセット信号PWROK1よりもあらかじめ設定および調整された期間遅いタイミングで立上がる第2のパワーオンリセット信号PWROK2を分周回路321および出力ラッチ回路328によって生成する回路であって、上記実施の形態2の第2のパワーオンリセット回路22(図7参照)において、第2のパワーオンリセット信号PWROK2の遅延タイミングを分周回路321によって生成するものである。この第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、制御回路3等の内部回路ブロックに供給される。制御回路3等の内部回路ブロックは、第1のパワーオンリセット信号PWROK2の立上がりでパワーオンリセットされる。
ヒューズトリミング回路322のヒューズFS1を切らず、ヒューズトリミング回路323のヒューズFS1を切る場合には、電源VCCが立上がると、信号F1=“H”,F1b=“L”,F2=“L”,F2b=“H”となるので、MOSスイッチM61=ON,M62=OFFとなり、FF回路326の出力信号FF1がノードnd61に出力される。
また、ヒューズトリミング回路323のヒューズFS1を切らず、ヒューズトリミング回路322のヒューズFS1を切る場合には、電源VCCが立上がると、信号F1=“L”,F1b=“H”,F2=“H”,F2b=“L”となるので、MOSスイッチM61=OFF,M62=ONとなり、FF回路327の出力信号FF2がノードnd61に出力される。
出力ラッチ回路328において、電源VCCの投入から信号FF1またはFF2が最初に立上がるまでの間は、ノードnd61は“L”であり、インバータIV62の出力信号は“L”であるので、電源VCCの投入から第1のパワーオンリセット信号PWROK1が立上がるまでの第1のパワーオンリセット信号PWROK1=“L”では、NANDゲート61の出力信号は“L”、NANDゲート62の出力信号は“H”であり、インバータIV63の出力信号である第2のパワーオンリセット信号PWROK2は“L”である。そして、第1のパワーオンリセット信号PWROK1が立上がっても、NANDゲート62の出力信号が“L”なので、NANDゲート62の出力信号は“H”のまま変化せず、従って第2のパワーオンリセット信号PWROK2は“L”のままである。
第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がり後、ノードnd61の信号FF1またはFF2が最初に立上がると、NANDゲート62の2つの入力信号がともに“H”となるので、NANDゲート62の出力信号は“H”から“L”になり、これによってNANDゲート61の出力信号は“L”から“H”になるので、第2のパワーオンリセット信号PWROK2は“L”から“H”に立上がる。この後、信号FF1またはFF2が立下がっても、NANDゲート62の出力信号は“H”、NANDゲート61の出力信号は“L”に保持され、第2のパワーオンリセット信号PWROK2は“H”のまま保持される。
図13は本発明の実施の形態3の半導体記憶装置のパワーオンリセット動作を説明するタイミングチャートであり、(a)は電源VCCの電圧波形、(b)は第1のパワーオンリセット信号PWROK1の波形、(c)は内部電源回路2の内部信号である直流内部電源の電圧波形、(d)はOSC回路325の出力信号OSC1の波形、(e)はFF回路326の出力信号FF1(信号OSC1の2分周信号)の波形、(f)はFF回路327の出力信号FF2(信号OSC1の4分周信号)の波形、(g)は第2のパワーオンリセット信号PWROK2の波形、(h)は制御回路3の内部信号の波形、(i)は入力回路4の内部信号である内部クロックICLKの波形である。この図13では、分周回路321から出力される複数の分周信号の内、信号OSC1の4分周信号である信号FF2を出力回路328でラッチして第2のパワーオンリセット信号PWROK2を生成している。
電源投入されて電源VCCの電圧が立上がると(図13(a)参照)、第1のパワーオンリセット回路11によって電源VCCの立上がりに追従して第1のパワーオンリセット信号PWROK1が“L”から“H”となる(図13(b)参照)。この第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がり変化によって内部電源回路2内の各種直流内部電源のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった上記直流内部電源が確定する(図5(c)参照)。
また、電源VCCの電圧が立上がると(図13(a)参照)、入力回路4のPLL回路では、内部クロックICLKの位相引き込み動作がなされ、やがて不定であった内部クロックICLKが確定する(図13(i)参照)。
また、第2のパワーオンリセット回路32の分周回路321では、電源投入からしばらくすると、OSC回路325が発振動作を開始して発振信号OSC1を出力し(図13(d)参照)、FF回路326は、発振信号OSC1の最初の立下がりタイミングで、この発振信号OSC1を2分周した分周信号FF1を出力し(図13(e)参照)、FF回路327は、分周信号FF1の最初の立下がりタイミングで、この分周信号FF1をさらに2分周した(上記発振信号OSC1を4分周した)分周信号FF2を出力する(図13(f)参照)。
FF回路327から出力された発振信号OSC1の4分周信号FF2は、セレクタ回路324から出力ラッチ回路328に入力され、この分周信号FF2の最初の立上がりで、第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、“L”から“H”となり、その後は出力ラッチ回路328によって“H”に保持される(図13(g)参照)。この第2のパワーオンリセット信号PWROK2の立上がり変化によって制御回路3内の各種内部信号のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった制御回路3内の上記内部信号が確定する(図13(h)参照)。
以上のように実施の形態3によれば、上記実施の形態2と同様に、ヒューズトリミング回路322,323のヒューズを切ることで、PPL回路の安定時間のバラツキ等の調整が可能となる。
さらに、通常の遅延回路では、抵抗素子がレイアウト的に大きくなり、遅延回路を複数要するような数[ms]単位の遅延量を確保することが難しいが、この実施の形態3では、分周回路321においての分周信号から第1のパワーオンりせっと信号PWROK1の遅延信号となる第2のパワーオンりせっと信号PWROK2を生成しているので、抵抗素子がレイアウト的に大きくならずに、数[ms]単位の遅延量を容易に確保することが可能となる。
また、分周回路321については、従来の分周回路(例えばSELF REFRESH回路等)に第2のパワーオンリセット信号PWROK2の生成のための論理回路を追加することで、電源投入時はリセット用の分周回路として流用も可能であり、レイアウトの面積縮小に有効である。
実施の形態4
図14は本発明の実施の形態4の半導体記憶装置の構成図であり、図1と同様のものには同じ符号を付してある。図14において、実施の形態4の半導体記憶装置は、パワーオンリセット回路40と、電源回路2と、制御回路3と、入力回路4とを備えており、上記実施の形態1の半導体記憶装置(図1参照)において、パワーオンリセット回路10をパワーオンリセット回路40としたものである。
[パワーオンリセット回路40]
この実施の形態4のパワーオンリセット回路40は、第1のパワーオンリセット回路11と、第2のパワーオンリセット回路42とを備えており、上記実施の形態1のパワーオンリセット回路10(図1および図2参照)において、第2のパワーオンリセット回路12を第2のパワーオンリセット回路42としたものである。
[第2のパワーオンリセット回路42]
第2のパワーオンリセット回路42は、NANDゲートNA41と、インバータIV41とによって構成されている。
NANDゲートNA41には第1のパワーオンリセット回路11からの第1のパワーオンリセット信号PWROK1および入力回路4のPPL回路(図3(a)参照)からの内部クロック確定信号LCKOK(図3(b)参照)が入力され、NANDゲートNA41の出力信号はインバータIV41に入力される。そして、インバータIV41の出力端子から第2のパワーオンリセット信号PWROK2が出力される。上記の内部クロック確定信号LCKOKは、内部クロックICLKが確定(ロック)したことを通知する信号であって、内部クロックICLKが確定すると“L”から“H”になる。
このように構成された実施の形態4の第2のパワーオンリセット回路42は、第1のパワーオンリセット信号PWROK1よりも遅いタイミングであって、入力回路4のPPL回路から内部クロック確定信号LCKOKが入力されたタイミングで立上がる第2のパワーオンリセット信号PWROK2を生成する論理積回路である。この第2のパワーオンリセット信号PWROK2は、制御回路3等の内部回路ブロックに供給される。制御回路3等の内部回路ブロックは、第1のパワーオンリセット信号PWROK2の立上がりでパワーオンリセットされる。
図15は本発明の実施の形態4の半導体記憶装置のパワーオンリセット動作を説明するタイミングチャートであり、(a)は電源VCCの電圧波形、(b)は第1のパワーオンリセット信号PWROK1の波形、(c)は内部電源回路2の内部信号である直流内部電源の電圧波形、(d)は入力回路4のPLL回路からの内部クロック確定信号LCKOKの波形、(e)は第2のパワーオンリセット信号PWROK2の波形、(f)は制御回路3の内部信号の波形、(g)は入力回路4の内部信号である内部クロックICLKの波形である。
電源投入されて電源VCCの電圧が立上がると(図15(a)参照)、第1のパワーオンリセット回路11によって電源VCCの立上がりに追従して第1のパワーオンリセット信号PWROK1が“L”から“H”となる(図15(b)参照)。この第1のパワーオンリセット信号PWROK1の立上がり変化によって内部電源回路2内の各種直流内部電源のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった上記直流内部電源が確定する(図15(c)参照)。
また、電源VCCの電圧が立上がると(図15(a)参照)、入力回路4のPLL回路では、内部クロックICLKの位相引き込み動作がなされ、やがて不定であった内部クロックICLKが確定する(図15(g)参照)。
内部クロックICLKが確定(ロック)すると、入力回路4のPLL回路から出力される内部クロック確定信号LCKOKが“L”から“H”となる(図15(d)参照)。このとき、第1のパワーオンリセット信号PWROK1はすでに立上がって“H”になっているので、内部クロック確定信号LCKOKが“H”になると、NANDゲートNA41の出力信号が“H”から“L”となり、これによってインバータIV41の出力信号である第2のパワーオンリセット信号PWROK2が“L”から“H”となる(図15(e)参照)。この第2のパワーオンリセット信号PWROK2の立上がり変化によって制御回路3内の各種内部信号のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった制御回路3内の上記内部信号が確定する(図15(f)参照)。
以上のように実施の形態4によれば、第2のパワーオンリセット回路42において、第1のパワーオンリセット回路11から出力された第1のパワーオンリセット信号PWROK1と、入力回路4内のPLL回路から出力された内部クロック確定信号LCKOKとの論理積をとって第2のパワーオンリセット信号PWROK2を出力することにより、より確実に制御回路3のリセットをすることができ、より少ない素子数で2つのパワーオンリセット信号の生成を実現可能である。
実施の形態5
図16は本発明の実施の形態5の半導体記憶装置の構成図であり、図1と同様のものには同じ符号を付してある。図16において、実施の形態5の半導体記憶装置は、パワーオンリセット回路50と、電源回路2と、制御回路3と、入力回路4とを備えている。
内部電源回路2は、第1電源VCC1および第2のVCC2を入力とし、内部電源回路2内および制御回路3内等で使用される内部電源を生成し、制御回路3等に供給する内部回路ブロックであり、電源VCC1,VCC2の投入時(パワーオン時)に、パワーオンリセット回路50からの第1のパワーオンリセット信号PWROK3によってリセットされる。この内部電源回路2は、他の内部回路ブロックの出力信号を使用せず、かつパワーオンリセットを必要とする内部回路ブロックである。
制御回路3は、第1電源VCC1および第2電源VCC2と、内部電源回路2からの内部電源と、入力回路4からの内部クロックICLKとを入力として、記憶回路ブロックを制御する内部回路ブロックであり、パワーオン時に、パワーオンリセット回路50からの第2のパワーオンリセット信号PWROK4によってリセットされる。この制御回路3は、他の内部回路ブロックの出力信号である内部クロックICLKを使用して動作し、かつパワーオンリセットを必要とする内部回路ブロックであって、内部クロックICLKが確定した後にパワーオンリセットされる必要がある。
入力回路4は、第1電源VCC1と、外部入力クロックECLKとを入力として、制御回路3内等で使用される内部クロックICLKを生成し、制御回路3等に供給するPLL回路等を含む内部回路ブロックであり、パワーオン時にはリセットされない。この入力回路4は、パワーオンリセットが不要な内部回路ブロックである。入力回路4内のPLL回路は、外部入力クロックECLKと内部クロックICLKとを位相合せして、内部クロックICLKを確定させる。
[パワーオンリセット回路50]
パワーオンリセット回路50は、第1電源VCC1のパワーオンリセット回路(VCC1パワーオンリセット回路)51と、第2電源VCC2のパワーオンリセット回路(VCC2パワーオンリセット回路)52と、論理積回路53と、遅延回路54とを備えている。
[VCC1パワーオンリセット回路51,VCC2パワーオンリセット回路52]
図17(a)はVCC1パワーオンリセット回路51(VCC2パワーオンリセット回路52)の回路図であり、図2と同様のものには同じ符号を付してある。VCC1パワーオンリセット回路51およびVCC2パワーオンリセット回路52は、上記実施の形態1の第1のパワーオンリセット回路11と同様の構成である。
図17(a)において、VCC1パワーオンリセット回路51は、上記実施の形態1の第1のパワーオンリセット回路11(図2参照)において、電源VCCを第1電源VCC1とし、この第1電源VCC1の立上がりに追従して立上がる第1電源VCC1のパワーオンリセット信号(VCC1パワーオンリセット信号)PWROK21を出力する回路である。
同様に、VCC2パワーオンリセット回路52は、上記実施の形態1の第1のパワーオンリセット回路11(図2参照)において、電源VCCを第2電源VCC2とし、この第2電源VCC2の立上がりに追従して立上がる第2電源VCC2のパワーオンリセット信号(VCC2パワーオンリセット信号)PWROK22を出力する回路である。
[論理積回路53]
論理積回路53は、NANDゲート51と、インバータIV51とによって構成されている。NANDゲートNA51にはVCC1パワーオンリセット回路51からのVCC1パワーオンリセット信号PWROK21およびVCC2パワーオンリセット回路52からのVCC2パワーオンリセット信号PWROK22が入力され、NANDゲートNA51の出力信号はインバータIV51に入力される。そして、インバータIV51の出力端子から第1のパワーオンリセット信号PWROK3が出力される。この第1のパワーオンリセット信号PWROK3は、内部回路2および遅延回路54に入力される。
[遅延回路54]
図17(b)は遅延回路54の回路図であり、図2と同様のものには同じ符号を付してある。遅延回路54は、上記実施の形態1の第2のパワーオンリセット回路12と同様の構成である。この遅延回路54は、上記実施の形態1の第2のパワーオンリセット回路12(図2参照)において、論理積回路53からの第1のパワーオンリセット信号PWROK3を入力として、この第1のパワーオンリセット信号PWROK3を遅延して第2のパワーオンリセット信号PWROK4を生成し、この第2のパワーオンリセット信号PWROK4を制御回路3に出力する回路である。なお、図17(b)において、電源VCCは、第1電源VCCまたは第2電源VCC2である。
このように構成された実施の形態5のパワーオンリセット回路50において、VCC1パワーオンリセット回路51と、VCC2パワーオンリセット回路52と、論理積回路53とは、第1電源VCC1と第2電源VCC2の内で立上がりの遅い方の電源の立上がりに追従して立上がる第1のパワーオンリセット信号PWROK3を生成する第1のパワーオンリセット回路を構成している。また、遅延回路54は、第1のパワーオンリセット信号PWROK3を遅延して第2のパワーオンリセットPWROK2を生成する第2のパワーオンリセット回路に相当している。
図18は本発明の実施の形態5の半導体記憶装置のパワーオンリセット動作を説明するタイミングチャートであり、(a)は第1電源VCC1の電圧波形、(b)はVCC1パワーオンリセット信号PWROK21の波形、(c)は第2電源VCC2の電圧波形、(d)はVCC2パワーオンリセット信号PWROK22の波形、(e)は第1のパワーオンリセット信号PWROK3の波形、(f)は第2のパワーオンリセット信号PWROK4の波形、(g)は制御回路3の内部信号の波形、(h)は入力回路4の内部信号である内部クロックICLKの波形である。この図18は第1電源VCC1よりも第2電源VCC2の立上がりが遅い場合の例であるが、第1電源VCC1と第2電源VCC2の内で早く立上がる方の電源は、両電源の電源電圧等による。
電源投入されて第1電源VCC1の電圧が立上がると(図18(a)参照)、VCC1パワーオンリセット回路51によってVCC1パワーオンリセット信号PWROK21が“L”から“H”となる(図18(b)参照)。しかし、このときには、VCC2パワーオンリセット信号PWROK22は“L”のままなので(図18(d)参照)、第1のパワーオンリセット信号PWROK3は“L”のままである(図18(e)参照)。
また、第1電源VCC1の電圧が立上がると(図18(a)参照)、入力回路4のPLL回路では、内部クロックICLKの位相引き込み動作がなされ、やがて不定であった内部クロックICLKが確定する(図18(h)参照)。
第1電源VCC1の電圧の立上がりよりも遅れて、第2電源VCC2の電圧が立上がると(図18(c)参照)、VCC2パワーオンリセット回路52によってVCC2パワーオンリセット信号PWROK22が“L”から“H”となる(図18(d)参照)。このとき、VCC1パワーオンリセット信号PWROK21はすでに立上がって“H”になっているので(図18(b)参照)、VCC2パワーオンリセット信号PWROK22が“H”になると、NANDゲートNA51の出力信号が“H”から“L”となり、これによってインバータIV51の出力信号である第1のパワーオンリセット信号PWROK3が“L”から“H”となる(図18(e)参照)。
この第1のパワーオンリセット信号PWROK3の立上がり変化によって内部電源回路2内の各種直流内部電源のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった内部電源回路2内の上記直流内部電源が確定する。
上記第1のパワーオンリセット信号PWROK3を遅延回路54で遅延させた第2のパワーオンリセット信号PWROK4は、上記第1のパワーオンリセット信号PWROK3よりも遅れたタイミングで“L”から“H”となる(図18(f)参照)。この第2のパワーオンリセット信号PWROK4の立上がり変化によって制御回路3内の各種内部信号のパワーオンリセットがなされ、このパワーオンリセットによって、不定であった制御回路3内の上記内部信号が確定する(図18(g)参照)。
以上のように実施の形態5によれば、内部電源回路2や制御回路3が立上がりタイミングが異なる複数の電源を入力とする場合に、立上がりの早い方の電源に追従して立上がるパワーオンリセット信号では、立上がりの遅い方の電源が立上っていないため、遅い方の電源を使用している回路のリセットがなされないが、それぞれの電源ごとにパワーオンリセット回路を設け、それぞれのパワーオンリセット回路から出力されたパワーオンリセット信号の論理積をとることにより、最も遅いパワーオンリセット信号を用いて、電源回路2および制御回路3を確実にパワーオンリセットすることが可能となる。
本発明の実施の形態1の半導体記憶装置の構成図である。 本発明の実施の形態1においてのパワーオンリセット回路の回路図である。 本発明の実施の形態1においての入力回路内のPLL回路を説明する図である。 本発明の実施の形態1においての制御回路の入力セット回路の回路構成図である。 本発明の実施の形態1の半導体記憶装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2の半導体記憶装置の構成図である。 本発明の実施の形態2においてのパワーオンリセット回路の回路図である。 本発明の実施の形態2のパワーオンリセット回路においてのヒューズトリミング回路の回路図である。 本発明の実施の形態3の半導体記憶装置の構成図である。 本発明の実施の形態3においてのパワーオンリセット回路の回路図である。 本発明の実施の形態3のパワーオンリセット回路においてのOSC回路の回路図である。 本発明の実施の形態3においてのFF回路の回路図である。 本発明の実施の形態3の半導体記憶装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4の半導体記憶装置の構成図である。 本発明の実施の形態4の半導体記憶装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態5の半導体記憶装置の構成図である。 本発明の実施の形態5においてのパワーオンリセット回路の回路図である。 本発明の実施の形態5の半導体記憶装置の動作を説明するタイミングチャートである。 従来の半導体記憶装置の構成図である。 従来の半導体記憶装置の動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
2 電源回路
3 制御回路
4 入力回路
10 パワーオンリセット回路
11 第1のパワーオンリセット回路
12 第2のパワーオンリセット回路
20 パワーオンリセット回路
22 第2のパワーオンリセット回路
221,222 遅延回路
223 ヒューズトリミング回路
224 セレクト回路
30 パワーオンリセット回路
32 第2のパワーオンリセット回路
321 分周回路
322,323 ヒューズトリミング回路
324 セレクタ回路
325 OSC回路
326,327 FF回路
328 出力ラッチ回路
40 パワーオンリセット回路
42 第2のパワーオンリセット回路
50 パワーオンリセット回路
51 VCC1パワーオンリセット回路
52 VCC2パワーオンリセット回路
53 論理積回路
54 遅延回路
70 PLL回路
71 位相比較器
72 電荷ポンプ
73 ループフィルタ
74 電圧制御発振器
75 分周器

Claims (2)

  1. 半導体集積回路の内部回路ブロックを電源投入時にリセットするためのパワーオンリセット信号を、電源の立上がりに応じて生成して上記内部回路ブロックに出力するパワーオンリセット回路において、
    上記内部回路ブロックが、上記リセットが不要な第1の内部回路ブロックと、
    上記第1の内部回路ブロックの出力信号を使用して動作し、かつ上記リセットが必要な第2の内部回路ブロックとを含み、
    上記電源の立上がりに追従するタイミングで立上がる第1のパワーオンリセット信号を生成する第1のパワーオンリセット回路と、
    上記第2の内部回路ブロックに、上記第1のパワーオンリセット信号よりも遅れたタイミングで立上がる第2のパワーオンリセット信号を出力する第2のパワーオンリセット回路とを備え、
    上記第2のパワーオンリセット回路は、上記第1のパワーオンリセット信号が立上がり、かつ上記第1の内部回路ブロックの出力信号が確定したことを通知する信号が入力されたら、上記第2のパワーオンリセット信号を出力し、
    上記内部回路ブロックが、他の内部回路ブロックの出力信号を使用せず、かつ上記リセットが必要な第3の内部回路ブロックをさらに含み、
    上記第3の内部回路ブロックは、上記第1のパワーオンリセット信号でリセットされる
    ことを特徴とするパワーオンリセット回路。
  2. 請求項1に記載のパワーオンリセット回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
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