JP4333404B2 - 搬送装置、搬送方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法 - Google Patents

搬送装置、搬送方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は搬送装置、搬送方法、露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法に関するものである。
液晶表示デバイスや半導体デバイスをフォトリソグラフィの手法で製造する場合に、マスク(レチクル)を露光光で照明することでパターンを感光基板に露光する露光装置が使用される。通常、マスクはマスクケースに収納されてライブラリと呼ばれる収納装置に複数収納されており、露光処理する際には、ライブラリに収納されている複数のマスクから特定のマスクが選択され、搬送装置(搬送手段)によりマスクケースから取り出されて所定の位置まで搬送される。下記特許文献1には、露光装置外部から搬送されたマスクケースをライブラリに搬送する技術の一例が開示されている。
特開平10−163094号公報
上記特許文献1に開示されている技術は、マスクを収納したマスクケースを無人搬送車によって露光装置のチャンバ近傍まで搬送し、チャンバ内部に配置されたマスクケース搬送用アームによってライブラリに搬送する。そして、露光処理に使用するマスクをマスクケースから取り出す際には、マスクケース搬送用アームとは別のマスク搬送用アームによって取り出す構成である。
ところで、近年におけるマスクの大型化に伴い、そのマスクを収納するマスクケースも大型化している。特に液晶表示デバイス製造用マスクの大型化は顕著であり、そのようなマスクを収納したマスクケースの重量は数十キログラムに及ぶ場合がある。そのため、マスク搬送用アーム及びマスクケース搬送用アームのそれぞれも大型化する必要がある。ところが、上記従来技術のようにマスク搬送用アームとマスクケース搬送用アームとを別々に設けた構成では露光装置全体の大型化を招き、装置を設置するための大きなスペース(設置面積)を確保しなければならない等の不都合が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、マスク及びそのマスクを収納したマスクケースが大型化しても、省スペース化を実現しつつマスクやマスクケースをライブラリなどに円滑に搬送できる搬送手段を備えた露光装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、マスクケースに収納されたマスクを搬送する搬送装置において、前記マスクを保持して前記マスクケースから取り出す第1アームと、前記マスクが収納された前記マスクケースを保持するU字型の第2アームと、前記第1アームと前記第2アームとの間に設けられ、前記第1アームと前記第2アームとを相対移動させて、前記第1アームを前記第2アームのU字型の内側に配置し、または前記第1アームを前記第2アームの先端側に突出するように配置する駆動機構と、を備える搬送装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、マスクケースに収納されたマスクを搬送する搬送方法において、前記マスクを保持する第1アームをU字型の第2アームの内側に配置させ、前記マスクが収納された前記マスクケースを前記第2アームで保持して所定の収納部へ搬送することと、前記第1アームを前記第2アームの先端側に突出するように配置させ、前記収納部に搬送された前記マスクケース内の前記マスクを前記第1アームで保持して該マスクケースから取り出すことと、を含む搬送方法が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、マスクステージに支持されたマスクのパターンを、基板ステージに支持された基板に露光する露光装置において、前記マスクステージに対し、マスクケースに収納された前記マスクの搬送を行う上述の第1の態様の搬送装置を備える露光装置が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、マスクステージが支持するマスクのパターンを基板に露光する露光方法において、前記マスクステージに対し、上述の第2の態様の搬送方法によって、マスクケースに収納された前記マスクの搬送を行うことを含む露光方法が提供される。
本発明の第5の態様に従えば、上述の第3の態様の露光装置によって前記マスクのパターンを前記基板に露光することと、露光された前記基板を加工してデバイスを組み立てることと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明によれば、省スペース化を実現しつつ大型のマスクあるいはマスクケースを円滑に搬送することができ、そのマスクを露光部に搬送して所望のデバイスパターンを基板に露光することができる。
以下、本発明の露光装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の露光装置の第1実施形態を示す概略構成図である。
図1において、露光装置EXは、マスクMのパターンを感光基板Pに露光する露光部Sと、露光部Sで用いるマスクMを収納したマスクケースCを保管する保管装置としてのライブラリLBと、マスクMとマスクケースCとのそれぞれを保持可能であるとともに、ライブラリLBに対して搬送可能な搬送系H1とを備えている。また、搬送系H1は、露光部SとライブラリLBとの間において、マスクケースCから取り出したマスクMを搬送可能となっている。そして、露光部S、ライブラリLB、及び搬送系H1は、所定環境に設定された露光チャンバCH1内部に収容されており、搬送系H1を含む露光装置EX全体の動作は制御装置CONTにより制御される。
ここで、以下の説明において、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と垂直な方向をY軸方向、X軸及びY軸方向に垂直な方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれθX、θY、及びθZ方向とする。
ライブラリLBは、マスクケースCを収納可能な複数の収納部65を有している。ライブラリLBにはマスクケースCがZ軸方向に複数積み重ねられるようにして配置されており、マスクケースCにはマスクMが1枚ずつ個別に収納される。
露光部Sは、パターンが形成されたマスクMを支持するマスクステージMSTと、露光処理対象である感光基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されたマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンを感光基板Pに投影露光する投影光学系PLとを備えている。
搬送系H1は、ライブラリLBに対してマスクケースCを搬送するとともに、ライブラリLBと露光部Sとの間でマスクMを搬送するものであって、マスクMとマスクケースCとのそれぞれを保持可能なアーム部20を備えている。
図2はアーム部20の斜視図である。図2において、アーム部20は、マスクMを保持して搬送可能な第1アーム25と、マスクケースCを保持して搬送可能な第2アーム26とを備えている。第1アーム25と第2アーム26とは一体で設けられている。第1アーム25及び第2アーム26のそれぞれはフォーク型ハンドであって、第2アーム26は第1アーム25より大きく、その第2アーム26の内側に第1アーム25が配置された構成となっている。第2アーム26は、マスクケースCに対して接近及び離間するようにY軸ガイド部20Bに移動可能に支持されているとともに、マスクケース2の配列方向に沿うようにZ軸ガイド部20Cに移動可能に支持されており(図1参照)、複数のマスクケースCのうち指定されたマスクケースCにアクセス可能となっている。そして、第2アーム26の移動に伴って第1アーム25が一体的に移動可能となっている。
また、平面視U字型に形成されている第2アーム26の内側面にはY軸方向に延びるガイド機構27が形成されており、第1アーム25と第2アーム26との間には、第1アーム25を第2アーム26のガイド機構27に沿って移動する駆動機構28が設けられている。更に、駆動機構28は第1アーム25を第2アーム26に対してZ軸方向にも移動可能となっている。このように、第1アーム25と第2アーム26との間に設けられた移動機構(駆動手段)28によって、第1アーム25と第2アーム26との相対的な位置関係が変更されるようになっている。つまり、第1アーム25は第2アーム26に対して相対的に移動可能であり、第1アーム25及び第2アーム26は、ライブラリLBの複数の収納部65のそれぞれに対して互いに独立して接近及び離間可能に設けられている。そして、後述するように、アーム部20の第1アーム25は、ライブラリLBに配置されたマスクケースCからマスクMを取り出すようになっている。
図1に戻って、アーム部20の第1アーム25によってマスクケースCから取り出されたマスクMは、位置CA1においてキャリア21に渡される。キャリア21は位置CA1と位置CA2との間を移動可能である。位置CA2に移動したキャリア21は、位置CA2においてマスクMをロードアーム22に渡す。ロードアーム22は、キャリア21から受け取ったマスクMを露光部Sに設けられたマスクステージMSTに搬入(ロード)する。そして、露光処理を終えたマスクMはマスクステージMSTからアンロードアーム23によって搬出(アンロード)される。また、ロードアーム22とマスクステージMSTとの間の搬送経路途中には、マスクステージMSTに対するマスクMの大まかな位置合わせをするプリアライメント部40が設けられている。プリアライメント部40は、XY平面内において互いに独立して移動可能に設けられ、矩形状に形成されたマスクMの各辺に当接可能な複数(図1では5つ)のピン部材41を備えている。プリアライメント部40では、マスクステージMSTにロードされる前のマスクMをピン部材41で挟み込むことにより、マスクステージMSTに対するマスクMの大まかな位置合わせが行われる。
なお、マスクMの搬送経路途中には、プリアライメント部40の他に、例えばマスクMに付着した異物(ゴミ)を光学的に検出する異物検出装置を設置することができる。
図3はマスクMを示す図であって、図3(a)は上から見た平面図、図3(b)は図3(a)のC−C断面矢視図である。マスクMは平面視矩形状のガラス基板によって形成されており、下面(所定面)30の中央部にはクロム等の遮光性材料からなるパターン31が設けられている。更にマスクMは、パターン31と対向する位置においてマスクMの下面30を覆うように設けられたペリクル32と、ペリクル32をマスクMの下面30に対して支持するペリクル枠33とを有している。ペリクル32はパターン31に対する異物の付着防止や保護を目的として設けられ、例えばニトロセルロース等を主成分とする透光性の薄膜により形成されている。
図4はマスクケースCを示す図である。図4において、マスクケースCは、マスクMを通過可能な開口部51と、開口部51を開閉する扉部材52と、扉部材52をマスクケースCに対して回動可能に支持するヒンジ部53とを備えている。ここで、図4(a)には扉部材52によって開口部51が閉じている状態が示されており、図4(b)には開口部51が開いている状態が示されている。扉部材52は不図示のアクチュエータにより駆動されるようになっている。本実施形態において、開口部51はマスクケースCの−Y側の側面に設けられている。そして、扉部材52によって開口部51を閉じることで、マスクケースCは略密閉される。また、マスクケースCのX軸方向に関して両側面のそれぞれには、側方に突出した耳部材54、54が設けられている。
図4(b)に示すように、マスクケースCの内部には、マスクMの下面30のうちパターン31が形成されている以外の所定領域を支持する支持部材55が設けられている。支持部材55はマスクMの下面30のうちペリクル枠33外側のY軸方向両側を支持するように2つ設けられている(図3参照)。ここで、支持部材55のX軸方向における幅がペリクル枠33より小さくなるように設けられている。そして、支持部材55に支持されたマスクMは、マスクケースC内部においてその板面方向とXY平面とを略平行にした状態で配置されている。なお、支持部材55の位置は、ペリクル枠33やアーム部20(第1アーム25)の動作と干渉しないような位置であればよく、例えばペリクル枠33外側のX軸方向両側を支持するようにしてもよい。
図5はライブラリLBを示す概略斜視図である。図5に示すように、ライブラリLBは、基台60から直立する一対の支持カラム61、61を有している。支持カラム61、61の対向する面には、水平方向に並んだ複数のベアリングからなるマスクケース支持部62が設けられている。マスクケース支持部62は鉛直方向に複数段設けられている。また、マスクケース支持部62の先端側(+Y側)には、マスクケース位置規制部63が設けられている。そして、マスクケースCの耳部材54はライブラリLBのマスクケース支持部62に支持されるようになっている。すなわち本実施形態では、鉛直方向(Z軸方向)に複数段設けられたマスクケース支持部62のそれぞれに対応して設けられているマスクケースCを配置可能な空間部が、マスクケースCを収納する収納部65を構成している。
収納部65にマスクケースCを収納する際には、後述するように、マスクケースCの下面を支持したアーム部20の第2アーム26が、−Y側より収納部65に対してマスクケースCを挿入する。ベアリングからなるマスクケース支持部62は、挿入されたマスクケースCの耳部材54を支持しつつ転動する。これにより、マスクケースCの収納部65に対する挿入動作が円滑に行われる。そして、挿入されたマスクケースCの耳部材54の先端部(+Y側端部)がマスクケース位置規制部63に当接することで、マスクケースCがライブラリLB(収納部65)に対して位置決めされる。
ここで、マスクケース位置規制部63のうち−Y側を向く面、すなわちマスクケースCの耳部材54と当接する面には、ライブラリLBの収納部65にマスクケースCが収納されているか否かを検出する有無センサ64が設けられている。有無センサ64は、マスクケースCの耳部材54と当接することにより、検出信号を制御装置CONTに出力するようになっている。制御装置CONTは、有無センサ64の検出結果に基づいて、搬送系H1の動作を制御する。なお、有無センサ64の設置位置としては、マスクケース位置規制部63に限らず、収納部65にマスクケースCが収納されているか否かを検出可能な位置であれば任意の位置に取り付けることができる。一方、有無センサ64をマスクケース位置規制部63に取り付けることにより、収納部65に収納されたマスクケースCが所定の位置に位置決めされているか否かも検出することができる。
そして、図1に示すように、ライブラリLBの収納部65に収納されたマスクケースCの開口部51に対向する位置に、マスクケースCに収容されたマスクMを取り出して搬送する搬送系H1の一部を構成するアーム部20(第1アーム25)が設けられている。アーム部20の第1アーム25は、上述したようにフォーク型ハンドであって2つの保持部25Aを有しており、開口部51よりマスクケースC内部に進入し、マスクMを保持してマスクケースCより取り出すようになっている。
図6はライブラリLB近傍の側断面図である。図6において、露光チャンバCH1内部にはマスクケースCを保管可能なライブラリLBが設けられている。なお図6では、ライブラリLBは簡略化して図示されている。露光チャンバCH1には開口部70が設けられており、開口部70にはその開口部70を開閉するシャッタ部70Aが設けられている。露光処理に用いられるマスクMを収容したマスクケースCは、不図示の無人搬送車により搬送された後、開口部70を介して露光チャンバCH1内部に搬送される。制御装置CONTは、マスクケースCが露光チャンバCH1内部に搬送されるときにはシャッタ部70Aを駆動して開口部70を開け、マスクケースCが搬送されていないときにはシャッタ部70Aを駆動して開口部70を閉じる。
また、シャッタ部70Aにはインターロック機構が設けられている。インターロック機構は、搬送系H1の駆動中にシャッタ部70Aの動作を規制して開口部70を閉じるようになっている。これにより、搬送系H1が駆動中に、例えば作業者が誤ってシャッタ部70Aを開けようとしても、シャッタ部70Aは開かないようになっている。
露光チャンバCH1内部には、無人搬送車により露光チャンバCH1内部に搬送されたマスクケースCを載置する載置部10が設けられている。載置部10は、開口部70近傍であってライブラリLBの下方に設けられている。無人搬送車は、マスクMを収納したマスクケースCを開口部70を介して載置部10に載置するようになっている。これにより、マスクケースCは露光チャンバCH1内部に設定された所定位置に置かれたことになる。また、載置部10の上面(載置面)10Aには、載置されたマスクケースCを位置決めするための位置決め機構を構成するピン部材11が設けられている。また、載置部10の上面10Aには凹部10Bが形成されている(図1参照)。凹部10Bは第2アーム26より大きく且つマスクケースCより小さく形成されており、第2アーム26は凹部10Bに配置可能となっているとともに、載置部10に載置されたマスクケースCは凹部10Bに配置されないように(はまらないように)なっている。搬送系H1は、載置部10に載置されたマスクケースCを第2アーム26で保持してライブラリLBの収納部65に収納する。
図7は載置部10の平面図である。図7に示すように、ピン部材11は載置部10の上面10Aに複数(ここでは4つ)設けられている。無人搬送車はアーム部材を有しており、アーム部材を駆動してマスクケースCを載置部10に載置するときに、マスクケースCの側面をピン部材11に当てるようにして載置することで、マスクケースCは載置部10の上面10Aにおいて所定の位置に位置決めされる。なお、ここではマスクケースCの位置決め機構はピン部材11により構成されているが、載置部10を例えばリニアモータなどのアクチュエータを使ってXY方向に移動可能に設けておき、マスクケースCを載置部10に載置した後、上記アクチュエータを駆動して載置部10を移動することで、マスクケースCを位置決めするようにしてもよい。
次に、マスクストッカなどの露光装置EX外部からライブラリLBまでマスクケースCを搬送する手順について説明する。
マスクストッカよりマスクMを収容したマスクケースCが無人搬送車により露光チャンバCH1の近傍まで搬送される。制御装置CONTは、無人搬送車に搬送されたマスクケースCの露光チャンバCH1に対する移動に伴って、シャッタ部70Aを駆動して開口部70を開ける。無人搬送車はアーム部材を有しており、そのアーム部材を駆動して開口部70を介してマスクケースCを載置部10に載置する。ここで、マスクケースCが載置部10に載置される前に、アーム部20(第2アーム26)は載置部10の凹部10Bに予め配置されている。載置部10に載置されたマスクケースCはピン部材11に当たることで位置決めされる。
露光チャンバCH1内部に搬送されたマスクケースCは載置部10に一旦保持される。これにより、マスクケースCは露光チャンバCH1内部に設定された所定位置に置かれたことになる。次いで、制御装置CONTは搬送系H1のアーム部20を駆動し、載置部10に載置されているマスクケースCをアーム部20の第2アーム26で保持する。ここで、制御装置CONTは、第2アーム26でマスクケースCを保持する際に、駆動機構28を駆動して第1アーム25と第2アーム26との相対的な位置関係を調整し、第1アーム25がマスクケースCに当たらないようにする。アーム部20(第2アーム26)は載置部10の凹部10Bに予め配置されているため、制御装置CONTはアーム部20を上昇することで、アーム部20の第2アーム26でマスクケースCの下面を支持して上昇させることができる。
なおここでは載置部10の凹部10Bにアーム部20を予め配置しておくことで、載置部10からアーム部20(第2アーム26)にマスクケースCを渡しているが、例えば載置部10の上面10Aに対して出没可能な昇降ピンを設け、昇降ピンでマスクケースCを上昇させ、そのマスクケースCの下側にアーム部20を進入させることでアーム部20にマスクケースCを渡すようにしてもよく、載置部10に一時的に載置されたマスクケースCをアーム部20に渡すことができれば任意の構成を採用することができる。
図8はアーム部20の第2アーム26でマスクケースCの下面を支持している状態を示す斜視図である。図8に示すように、アーム20がマスクケースCを保持する際に、第1アーム25は第2アーム26に対して−Y側に移動して位置関係を変更され、U字型の第2アーム26の内側に配置される。
マスクケースCを支持したアーム部20(第2アーム26)は、そのマスクケースCをライブラリLBの収納部65に搬送する。制御装置CONTは、ライブラリLBの有無センサ64の検出結果に基づいて、アーム部20の動作を制御し、ライブラリLBの複数の収納部65うち、マスクケースCが配置されていない収納部65にマスクケースCを搬送する。
そして、制御装置CONTはアーム部20(第2アーム26)の動作を制御して、マスクケースCの耳部材54が収納部65の有無センサ64に当たるように、つまり有無センサ64が検出信号を出力するように、マスクケースCを収納部65に装填する。第2アーム26は、重量の大きいマスクケースCを搬送(昇降)可能な強度を有しているので、マスクケースCをライブラリLBに円滑に搬送することができる。
そして、搬送系H1は、第1アーム25を使ってマスクケースCからマスクMを取り出し、その取り出したマスクMの搬送をライブラリLBと露光部Sとの間において行う。ライブラリLBの収納部65に収納されたマスクケースCからマスクMを取り出して露光部Sまで搬送するために第1アーム25でマスクMを保持する際に、制御装置CONTは、駆動機構28を駆動し、第1アーム25と第2アーム26との相対的な位置関係を変更する。具体的には、制御装置CONTは駆動機構28を駆動して、アーム部20のうち第1アーム25を第2アーム26に対して+Y方向に移動する。
これにより、図9に示すように、第1アーム25が第2アーム26の先端側に突出するように配置され、第1アーム25がマスクケースC内部に進入可能となる。そして、第1アーム25がマスクケースC内部のマスクMを保持して取り出す。
図10はマスクケースCよりマスクMを取り出す動作を示す図である。
ここで、図1などを参照して説明したように、マスクケースCはライブラリLBにおいてZ軸方向に複数積み重ねられている。アーム部20(第1アーム25)はこれら複数のマスクケースCに収納された複数のマスクMのうちから露光処理に使うべき指定されたマスクMを1つ選択し、このマスクMを収納したマスクケースCにアクセスする。
図10(a)に示すように、マスクMはマスクケースC内部において支持部材55により下面30のY軸方向両側をそれぞれ支持されている。そして、露光処理に使うべき指定されたマスクMを収納したマスクケースCに対してアーム部20の第1アーム25が接近する。第1アーム25のマスクケースCに対する接近に伴って扉部材52が回動し、開口部51が開けられる。第1アーム25は開口部51よりマスクケースC内部に進入し、マスクMの下面30のうちペリクル枠33以外の位置、具体的には、マスクMの下面30のうちペリクル枠33外側のX軸方向両側のそれぞれをその保持部25Aで保持し(図3参照)、このマスクMを搬送する。このとき、第1アーム25の保持部25Aにはチャック機構を構成する真空吸着孔が設けられており、連結された不図示の真空ポンプの駆動によりマスクMの吸着保持及び保持解除が行われる。
なおこのとき、第1アーム25の先端部に、扉部材52が回動しているかどうか(開口部51が開いているかどうか)を光学的に検出するセンサを取り付け、このセンサの検出結果に基づいて、第1アーム25(アーム部20)の動作を制御してもよい。これにより、例えばアーム部20がマスクケースCに接近しているにもかかわらず、開口部51が開いていない場合には前記センサにより扉部材52が検出されるので、この検出結果に基づいて、アーム部20の動作を制御してアーム部20のマスクケースCに対する接近を停止することで、マスクケースC(扉部材52)にアーム部20が当たるといった不都合を回避できる。
アーム部20の第1アーム25はマスクMを保持した後、図10(b)に示すように所定量上昇し、マスクMと支持部材55とを離す。このとき、少なくともペリクル枠33が支持部材55より高くなるように、アーム部20(第1アーム25)は上昇する。アーム部20の第1アーム25はマスクMを上昇した後、図10(c)に示すように、−Y方向に移動し、マスクMをマスクケースCより取り出す。そして、マスクMを保持した第1アーム部25がマスクケースCより退避した後、扉部材52が開口部51を閉じる。
次に、ライブラリLBのマスクケースCから取り出したマスクMを露光部Sまで搬送する手順について図1を参照しながら説明する。
マスクMをマスクケースCから取り出したアーム部20(第1アーム25)は、−Y方向に移動した後、そのままZ軸方向の最上位置である位置CA1まで搬送し、この位置CA1においてマスクMをキャリア21に渡す。キャリア21は、位置CA1と位置CA2との間をキャリアガイド部21Aに支持されつつ移動可能であるとともに、キャリアガイド部21AとともにZ軸方向に移動可能である。つまり、キャリア21は図1中、X軸及びZ軸方向に移動可能に設けられている。キャリア21は下面に真空吸着孔を有しており、連結された不図示の真空ポンプのON・OFFによってマスクMを吸着保持及び保持解除可能となっている。キャリア21は、位置CA1においてアーム部20からマスクMを受け取った後、位置CA2まで搬送する。
ロードアーム22及びアンロードアーム23は、図1中、Y軸及びZ軸方向に移動可能である。ロードアーム22とアンロードアーム23とは、位置CA2とマスクステージMSTとの間をY軸方向に個別に移動可能であるとともに、Z軸方向についてはZ軸ガイド部22Aに支持されつつ一体で移動可能となっている。これらロードアーム22及びアンロードアーム23は、アーム部20同様、マスクMを保持する真空吸着孔を有しており、連結された真空ポンプのON・OFFによってマスクMの吸着保持及び保持解除を行う。ロードアーム22は、位置CA2において露光処理に使用するマスクMをキャリア21から受け取る。
ロードアーム22と露光部SのマスクステージMSTとの間のマスクMの搬送経路途中には、マスクステージMSTに対するマスクMの大まかな位置合わせをするプリアライメント部40が設けられており、マスクMはプリアライメント部40においてプリアライメントされた後、ロードアーム22により露光部SのマスクステージMSTにロードされる。そして、マスクステージMSTに支持されたマスクMを照明光学系ILにより露光光ELで照明することで、基板ステージPSTに支持されている感光基板PにマスクMのパタターンが投影光学系PLを介して露光される。
露光部Sにおいて露光処理を終えたマスクMはアンロードアーム23によりマスクステージMSTからアンロードされ、位置CA2まで搬送される。位置CA2に搬送されたマスクMは、この位置CA2に待機しているキャリア21に渡され、このキャリア21によって位置CA1に搬送される。そして、位置CA1に搬送されたマスクMは、位置CA1に待機していたアーム部20の第1アーム25に渡され、この第1アーム25によって指定されたマスクケースCに収納される。第1アーム25がマスクMをマスクケースCに戻す際には、図9に示す状態となるように、第1アーム25が第2アーム26に対して+Y方向に移動する。また、アーム部20がマスクMをマスクケースCに戻すときにおいて、制御装置CONTは、有無センサの検出結果に基づいて、収納部65にマスクケースCがあるかどうかを判別し、収納部65にマスクケースCがあると判断したとき、そのマスクケースCにアーム部20を使ってマスクMを戻すといった制御を行うことが可能である。
なお、露光処理を終えたマスクMをライブラリLBのマスクケースCに戻す場合、搬送系H1を使わずに別系統の搬送機構を使って搬送するようにしてもよい。また、このマスクMをライブラリLBのマスクケースCに戻さずに別の収納装置に収納してもよい。
露光処理を終えたマスクMが収納されたマスクケースCは、搬送系H1を構成するアーム部20の第2アーム26によって載置部10に搬送される。アーム部20がマスクケースCをライブラリLBの収納部65から載置部10まで戻す際には、図8に示す状態となるように、第1アーム25が−Y方向に移動する。アーム部20(第2アーム26)がマスクケースCを載置部10に載置した後、無人搬送車のアーム部材が、開口部70を介して載置部10に載置されているマスクケースCを保持し、露光チャンバCH1より搬出する。
以上説明したように、マスクMを保持して搬送可能な第1アーム25と、マスクケースCを保持して搬送可能な第2アーム26とを一体化したアーム部20を設けたので、マスク搬送用アーム及びマスクケース搬送用アームを別々に設ける必要が無くなる。したがって、搬送系の小型化、ひいては露光装置EX全体の省スペース化を実現することができる。そして、第1アーム25と第2アーム26とは相対的な位置関係を変更可能であるため、無人搬送車によって露光装置EXまで搬送された大型のマスクケースCを第2アーム26を使ってライブラリLBまで円滑に搬送することができるとともに、第1アーム25を使ってマスクMをライブラリLBに配置されているマスクケースCに対して円滑に出し入れすることができる。そして、マスクケースCを所定位置(載置部10)にセットして自動的に露光チャンバCH1内部のライブラリLBに搬送することができ、搬送動作を円滑に行うことができる。
なお本実施形態において、第1アーム25及び第2アーム26のそれぞれに、保持したマスクMあるいはマスクケースCを位置決めする位置決め部材(位置決めピン)を設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、マスクケースCは載置部10とライブラリLBとの間をアーム部20(第2アーム26)によって搬送されるように説明したが、露光チャンバCH1外部から無人搬送車などによって搬送されたマスクケースCは、例えばライブラリLBの複数の収納部65のうちの所定の収納部65(例えば最下段の収納部65)に一時的に配置されるようにしてもよい。そして、アーム部20(第2アーム26)は、その所定の収納部65と、複数の収納部65のうちマスクケースCが収納されるべき他の収納部65との間を搬送する。
以下、本発明の第2実施形態について図11及び図12を参照しながら説明する。ここで、以下に説明の説明において、上述した第1実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
本実施形態の特徴的な部分は、ライブラリLBにマスクケースCを搬送して設置する搬送系(搬送アーム)H2と、ライブラリLBのマスクケースCから露光部SにマスクMを搬送する搬送系(搬送アーム)H1とが別々に設けられている点にある。そして、ライブラリLBにマスクケースCを搬送して設置するマスクケース搬送系H2は、露光部Sを収納する露光チャンバCH1外部に設けられており、露光チャンバCH1とは別の搬送チャンバCH2に収容されている。マスクケース搬送系H2は搬送チャンバCH2内部に収容されてユニット化されており、マスクケース搬送系H2及び搬送チャンバCH2を含んで搬送ユニットUが構成されている。搬送ユニットUは、露光チャンバCH1の外部に配置されてその露光チャンバCH1に接続されており、マスクケース搬送系H2は、露光チャンバCH1に収納されたライブラリLBに対向するように設けられている。
なお、本実施形態において、露光チャンバCH1内部に設けられている搬送系H1を構成するアーム部20はマスクMのみを保持可能に設けられており、マスクケースCを保持しない。つまり、本実施形態に係るアーム部20は、マスクケースCからマスクMを取り出すとともにマスクケースCにマスクMを入れることに使用される。
図12は本実施形態に係るライブラリLB近傍の側断面図である。図12に示すように、露光チャンバCH1内部にはライブラリLB及び搬送系H1のアーム部20が収容され、露光チャンバCH1にはマスクケース搬送系H2を有する搬送ユニットUが接続されている。露光チャンバCH1の側面には開口部70が形成され、その開口部70に接続するように、搬送チャンバCH2の側面には開口部71が形成されている。そして、開口部70と開口部71とが接続されており、露光チャンバCH1の内部空間と搬送チャンバCH2の内部空間とが連通している。また、搬送チャンバCH2のうち開口部71が形成されている以外の側面には開口部72が形成されており、その開口部72には開口部72を開閉するシャッタ部72Aが設けられている。露光処理に用いられるマスクMを収容したマスクケースCは、不図示の無人搬送車により搬送された後、開口部72を介して搬送ユニットUの搬送チャンバCH2内部に搬送される。制御装置CONTは、マスクケースCが搬送チャンバCH2内部に搬送されるときにはシャッタ部72Aを駆動して開口部72を開け、マスクケースCが搬送されていないときにはシャッタ部72Aを駆動して開口部72を閉じる。
また、シャッタ部72Aにはインターロック機構が設けられている。インターロック機構は、マスクケース搬送系H2の駆動中にシャッタ部72Aの動作を規制して開口部72を閉じるようになっている。これにより、マスクケース搬送系H2が駆動中に、例えば作業者が誤ってシャッタ部72Aを開けようとしても、シャッタ部72Aは開かないようになっている。
搬送チャンバCH2内部には、無人搬送車により搬送チャンバCH2内部に搬送されたマスクケースCが載置される載置部10が設けられている。載置部10は搬送チャンバCH2の底部に設けられており、無人搬送車はマスクケースCを開口部72を介して載置部10に載置するようになっている。また、載置部10の上面(載置面)10Aには、載置されたマスクケースCを位置決めするための位置決め機構を構成するピン部材11が設けられている。また、載置部10の上面10Aには凹部10Bが形成されている。凹部10Bは、マスクケース搬送系H2のアーム部1より大きく且つマスクケースCより小さく形成されており、アーム部1は凹部10Bに配置可能となっているとともに、載置部10に載置されたマスクケースCは凹部10Bに配置されないように(はまらないように)なっている。
なお、図12においては便宜上、開口部72及びシャッタ部72Aは搬送チャンバCH2の+Y側の側面に設けられているように図示されているが、無人搬送車が載置部10にマスクケースCを搬送するときにマスクケース搬送系H2と干渉しないように、実際には、図11に示すように、開口部72及びシャッタ部72Aは搬送チャンバCH2の例えば−X側の側面に設けられていることが好ましい。
マスクケース搬送系H2は、マスクケースCを支持可能なアーム部1と、アーム部1をZ軸方向に移動するZ移動機構2と、アーム部1をY軸方向に移動するY移動機構3とを備えている。なおアーム部1は移動機構によりX軸方向及びθZ方向にも移動可能となっている。アーム部1はフォーク型ハンド(図11参照)であって、マスクケースCの下面を支持して移動する。アーム部1は、例えば数十キログラムの重量を有する大型のマスクケースCを支持可能な程度の強度を有している。Z移動機構2は、例えばボールねじとガイド部とを組み合わせた機構を有し、アーム部1を少なくとも2箇所で支持する。そのため、大型のマスクケースCを支持したアーム部1を円滑に上下動することができる。
搬送チャンバCH2の下部には移動機構4が設けられている。搬送チャンバCH2に収容されているマスクケース搬送系H2及び載置部10を含んで構成されている搬送ユニットUは、移動機構4により移動可能に支持されている。
次に、マスクストッカなどの露光装置EX外部からライブラリLBまでマスクケースCを搬送する手順について説明する。
マスクストッカよりマスクMを収容したマスクケースCが無人搬送車により搬送ユニットUの近傍まで搬送される。制御装置CONTは、無人搬送車に搬送されたマスクケースCの搬送ユニットUに対する移動に伴って、シャッタ部72Aを駆動して開口部72を開ける。無人搬送車はアーム部材を有しており、そのアーム部材を駆動して開口部72を介してマスクケースCを載置部10に載置する。ここで、マスクケースCが載置部10に載置される前に、アーム部1は載置部10の凹部10Bに予め配置されている。載置部10に載置されたマスクケースCはピン部材11に当たることで位置決めされる。
搬送ユニットUの搬送チャンバCH2内部に搬送されたマスクケースCは載置部10に一旦保持される。これにより、マスクケースCは搬送チャンバCH2内部に設定された所定位置に置かれたことになる。次いで、制御装置CONTはマスクケース搬送系H2のアーム部1を駆動し、載置部10に載置されているマスクケースCをアーム部1で支持する。アーム部1は載置部10の凹部10Bに予め配置されているため、制御装置CONTはアーム部1を上昇することで、アーム部1でマスクケースCの下面を支持して上昇させることができる。
載置部10よりマスクケースCを渡されたアーム部1は、開口部71、70を介してそのマスクケースCをライブラリLBの収納部65に搬送する。制御装置CONTは、ライブラリLBの有無センサ64の検出結果に基づいて、アーム部1の動作を制御し、ライブラリLBの複数の収納部65うち、マスクケースCが配置されていない収納部65にマスクケースCを搬送する。そして、制御装置CONTはアーム部1の動作を制御して、マスクケースCの耳部材54が収納部65の有無センサ64に当たるように、つまり有無センサ64が検出信号を出力するように、マスクケースCを収納部65に装填する。マスクケース搬送系H2は、重量の大きいマスクケースCを搬送(昇降)可能な強度及び駆動力を有しているので、マスクケースCをライブラリLBに円滑に搬送することができる。
なお本実施形態では、マスクケースCはライブラリLBの収納部65に対して+Y側より装填される構成であるため、ライブラリLBの配置も、図5に示した状態に対してY軸方向に関して反転している。つまり、マスクケース位置規制部63及び有無センサ64は支持カラム61、61の−Y側に設けられている。
なお、開口部70や開口部71にシャッタ部を設け、マスクケースCを露光チャンバCH1と搬送チャンバCH2との間で搬送している状態のときには開口部70、71を開けておき、マスクケースCを搬送していない状態のときには前記シャッタ部を使って開口部70、71を閉じるようにしてもよい。こうすることにより、搬送チャンバCH2内部の気体が露光チャンバCH1に流入するのを抑えることができるため、仮に搬送チャンバCH2内部の気体が汚染されている場合であっても、その汚染された気体が露光部S側に流入する不都合を防止できる。
そして、ライブラリLBのマスクケースCからマスクMを取り出す際には、露光チャンバCH1内部に設けられているアーム部20が、図10を参照して説明した手順と同様の手順でマスクMをマスクケースCから取り出す。マスクMをマスクケースCから取り出したアーム部20は、−Y方向に移動した後、そのままZ軸方向の最上位置である位置CA1まで搬送し、この位置CA1においてマスクMをキャリア21に渡す。キャリア21は、位置CA1においてアーム部20からマスクMを受け取った後、位置CA2まで搬送する。ロードアーム22は、位置CA2において露光処理に使用するマスクMをキャリア21から受け取る。マスクMはプリアライメント部40においてプリアライメントされた後、ロードアーム22により露光部SのマスクステージMSTにロードされる。そして、マスクステージMSTに支持されたマスクMを照明光学系ILにより露光光ELで照明することで、基板ステージPSTに支持されている感光基板PにマスクMのパタターンが投影光学系PLを介して露光される。
露光部Sにおいて露光処理を終えたマスクMはアンロードアーム23によりマスクステージMSTからアンロードされ、位置CA2まで搬送される。位置CA2に搬送されたマスクMは、この位置CA2に待機しているキャリア21に渡され、このキャリア21によって位置CA1に搬送される。そして、位置CA1に搬送されたマスクMは、位置CA1に待機していたアーム部20に渡され、このアーム部20によって指定されたマスクケースCに収納される。アーム部20がマスクMをマスクケースCに戻すときにおいて、制御装置CONTは、有無センサの検出結果に基づいて、収納部65にマスクケースCがあるかどうかを判別し、収納部65にマスクケースCがあると判断したとき、そのマスクケースCにアーム部20を使ってマスクMを戻すといった制御を行うことが可能である。
露光処理を終えたマスクMが収納されたマスクケースCは、マスクケース搬送系H2のアーム部1によって載置部10に搬送される。アーム部1がマスクケースCを載置部10に載置した後、無人搬送車のアーム部材が、開口部72を介して載置部10に載置されているマスクケースCを保持し、搬送ユニットUの搬送チャンバCH2より搬出する。
以上説明したように、露光チャンバCH1内部に設けられた搬送系H1に加えて、露光チャンバCH1外部に、大型のマスクケースCを搬送可能な専用のマスクケース搬送系H2を備えた搬送ユニットUを設けることにより、無人搬送車によって載置部10に置かれたマスクケースCが大型である場合であっても、そのマスクケースCをマスクケース搬送系H2によってライブラリLBまで円滑に搬送することができる。そして、マスクケースCを所定位置(載置部10)にセットして自動的にマスクケース搬送系H2で露光チャンバCH1内部のライブラリLBに搬送することができ、搬送動作を円滑に行うことができる。
また、マスクケースCをライブラリLBに搬送する搬送系をユニット化したことにより、従来の露光装置EXにその搬送ユニットUを接続するだけで、大型のマスクケースCの搬送に対応することができる。また、搬送系をユニット化することで、例えば露光装置製造工場からデバイス製造工場まで露光装置を搬送する際にもユニット毎に搬送することができ、搬送系を含む露光装置全体が大型化したとしても、輸送を容易に行うことができる。また、搬送ユニットUに移動機構40を設けたので、輸送を更に容易に行うことができる。また、メンテナンスを行う場合にも、例えば搬送ユニットのみを分割してメンテナンス場所(場合によっては露光装置製造工場)まで容易に搬送(輸送)することができる。
なお本実施形態においては、露光チャンバCH1内部の搬送系H1のアーム部20は、マスクMを保持して搬送可能であって、マスクケースCを保持しない(保持不能である)構成であるが、アーム部20を、上記第1実施形態のような第1アームと第2アームとを一体化したもので構成してもよい。更には、搬送チャンバCH2内部のマスクケース搬送系H2のアーム部1を、第1アーム及び第2アームで構成してもよい。
次に、図13を参照しながら本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の特徴的な部分は、露光チャンバCH1の開口部70に対して無人搬送車AGVが接続され、搬送系H1のアーム部20が、無人搬送車AGV内のマスクケースCからマスクMのみを取り出す点にある。
図13において、無人搬送車AGVはチャンバ部80を有しており、移動機構81によって移動可能である。無人搬送車AGVはそのチャンバ部80の内部空間にマスクケースCを収容した状態で搬送可能である。チャンバ部80には、露光チャンバCH1の開口部70に接続可能な開口部82が形成されている。なお図13には不図示であるが、開口部70、82のそれぞれには、その開口部70、82を開閉するシャッタ部が設けられている。
本実施形態において、露光チャンバCH1内部にはマスクケースCを収容するライブラリLBは設けられておらず、マスクMを直接収納して保管可能な複数の棚(収納部)91を有するマスクライブラリとしての棚部材90が設けられている。棚91の内部のそれぞれには、マスクMの下面30のうちパターン31が形成されている以外の所定領域を支持する支持部材が設けられている。この支持部材は、マスクケースC内部に設けられている支持部材55と同等の構成を有し、マスクMの下面30のうちペリクル枠33外側のY軸方向両側を支持するように2つ設けられている。
次に、無人搬送車AGV及び搬送系H1のアーム部20の動作について説明する。
マスクストッカよりマスクMを収容したマスクケースCが無人搬送車AGVにより露光チャンバCH1の近傍まで搬送される。無人搬送車AGVが露光チャンバCH1の開口部70近傍まで移動した後、開口部82及び開口部70のそれぞれに設けられている不図示のシャッタ部が駆動し、開口部70、82が開けられるとともに、それら開口部70、82どうしが接続され、図13に示す状態となる。
次いで、制御装置CONTはアーム部20を駆動して、開口部70、82を介して無人搬送車AGVのチャンバ部80内部に収容されているマスクケースCにアクセスさせる。アーム部20のマスクケースCに対する接近に伴ってマスクケースCの扉部52が開けられ、マスクケース20はマスクケースC内部に進入し、マスクMを保持する。マスクMを保持したアーム部20はマスクMをマスクケースCから取り出し、開口部82、70を介してそのマスクMを露光チャンバCH1内部に搬送する(図13中、矢印y1参照)。更にアーム部20は、保持したマスクMを棚部材90の複数の棚91のうち所定の棚91に搬送する(図13中、矢印y2、y3参照)。そして、この動作を繰り返すことにより、露光処理に使用される複数のマスクMが棚部材90の複数の棚91のそれぞれに収納される。
複数の棚91のそれぞれにマスクMが収納された後、制御装置CONTは、棚91に収納されている複数のマスクMのうち露光処理に使用すべきマスクMを選択し、アーム部20を使って棚91から取り出す。アーム部20によって棚91から取り出されたマスクMはキャリア21及びロードアーム22を介してマスクステージMSTにロードされる。また、露光処理を終えたマスクMは、アンロードアーム23及びキャリア21を介してアーム部20に渡された後、そのアーム部20によって空いている棚91に収納される。そして、露光処理を終え、棚91に所定期間保管されたマスクMはアーム部20によって棚91より取り出された後、露光チャンバCH1に接続された無人搬送車AGVに開口部70、82を介して搬送される。無人搬送車AGVのチャンバ部80内部には空のマスクケースCが収容されており、アーム部20は露光処理を終えたマスクMをその空のマスクケースCに収容する。
この場合において、棚91のそれぞれに、マスクMが収納されているか否かを検出する有無センサを設け、有無センサの検出結果に基づいて、アーム部20の駆動が制御される構成であってもよい。
なお本実施形態においては、アーム部20はマスクMを無人搬送車AGVと棚部材90との間で搬送するが、棚部材90とは別に、マスクMを載置可能な載置部を露光チャンバCH1内部に設け、その載置部にマスクMを一時的に載置した後、その載置部と棚部材90との間で搬送するようにしてもよい。
第3実施形態に係る構成においては、搬送系H1のアーム部20が、マスクMを無人搬送車AGVより棚91まで搬送するので、マスクケースCを搬送する場合に比べてアーム部20の強度を比較的小さくした構成でもよいため、装置(アーム部)のコスト上昇を抑えることができる。また、上記第1、第2実施形態では、露光チャンバCH1内部に大型のマスクケースCを収容する構成であるが、本実施形態においては、棚部材90にマスクMを直接収納する構成であるので、棚部材90全体の大きさをコンパクト化できる。
図14は本発明の第4実施形態を示す図である。本実施形態の特徴的な部分は、露光チャンバCH1に接続された搬送ユニットUの内部に、マスクケースCを一時的に保管するバッファ部BFを設けた点にある。
図14において、搬送ユニットUの搬送チャンバCH2内部には、マスクケースCを一時保管するバッファ部BFが設けられている。バッファ部BFはライブラリLBと同等の構成を有し、マスクケースCを収納可能な複数の収納部を有している。
マスクストッカよりマスクMを収容したマスクケースCが無人搬送車により搬送チャンバCH2の近傍まで搬送される。無人搬送車が搬送チャンバCH2の開口部(図14では不図示)を介して載置部10にマスクケースCを載置する。制御装置CONTは、載置部10に載置されたマスクケースCに収容されているマスクMに関する情報に基づいて、そのマスクケースCを露光チャンバCH1内部のライブラリLB及び搬送チャンバCH2内部のバッファ部BFのいずれか一方に搬送する。例えば、量産される大ロットのデバイスを製造するためのマスクMを収納したマスクケースCであれば、そのマスクケースCはライブラリLBに搬送され、小ロットのデバイスを製造するためのマスクMや直ぐには使用しないマスクMを収納したマスクケースCであれば、そのマスクケースCはバッファ部BFに搬送される。
あるいは、先のロットのデバイスを製造するためのマスクMを収納したマスクケースCであれば、そのマスクケースCはライブラリLBに搬送され、次のロットのデバイスを製造するためのマスクMを収納したマスクケースCであれば、そのマスクケースCはバッファ部BFに搬送される。以下の説明では、ライブラリLBには先のロット用のマスクMを収納したマスクケースCが収納され、バッファ部BFには次のロット用のマスクMを収納したマスクケースCが収納されるものとする。
そして、ライブラリLB及びバッファ部BFのそれぞれに複数のマスクケースCが収納された後、制御装置CONTは、露光処理に使用すべきマスクMをライブラリLBに収納されているマスクケースCから搬送系H1(アーム部20)を使って取り出し、露光部SのマスクステージMSTに搬送する。そして、露光処理を終えたマスクMは搬送系H1によってマスクケースCに戻される。露光処理を終えたマスクMを搬送系H1を使ってマスクケースCに戻した後、制御装置CONTは、搬送系H1を使って、別のマスクケースCに収納されている別のマスクMをマスクステージMSTまで搬送し、露光処理する。
露光部Sにおいて別のマスクMを使って露光処理が行われている間、マスクケース搬送系H2は、露光処理を終えたマスクMを収納しているマスクケースCをライブラリLBより搬出し、例えば載置部10に載置する。次いで、マスクケース搬送系H2は、次のロット用のマスクMを収納したマスクケースCをバッファ部BFより搬出し、ライブラリLBの空いている収納部65に収納する。そして、制御装置CONTは、載置部10に載置されているマスクケースCを、例えばバッファ部BFのうち空いている収納部にマスクケース搬送系H2を使って収納したり、搬送ユニットUの外部に搬出して無人搬送車に渡したりする。
第4実施形態においては、搬送ユニットUにマスクケースCを一時的に保管するバッファ部BFを設けたので、露光部Sで露光処理中においても、マスクM(マスクケースC)をライブラリLBに対して円滑に交換することができ、マスクケースCの搬送形態に自由度を持たせることができる。
なお本実施形態において、バッファ部BFに収納されているマスクケースCからマスクMのみを取り出し、そのマスクMを露光チャンバCH1内部のライブラリ(棚部材)に搬送するようにしてもよい。
なお、バッファ部BFの各収納部にも、マスクケースCが収納されているか否かを検出する有無センサを設け、有無センサの検出結果に基づいて、マスクケース搬送系H2の動作が制御されるようにしてもよい。
図15に示すように、バッファ部BFを搬送ユニットU(搬送チャンバCH2)に対して分離可能に設けてもよい。図15において、バッファ部BFは、移動機構91を有するチャンバ部90内部に設けられている。移動機構91によりバッファ部BFを収容したチャンバ部90は搬送ユニットUより分離して移動可能である。チャンバ部90には、搬送チャンバCH2の開口部75と接続される開口部92が設けられている。なお、開口部92、75には、これら開口部92、75を開閉するシャッタ部が設けられている。そして、マスクケース搬送系H2は開口部75、92を介して搬送チャンバCH2とチャンバ部90との間でマスクケースCを搬送可能である。
バッファ部BFを搬送ユニットUに対して分離可能としたことにより、無人搬送車を用いることなく、例えば1つのロット分の複数のマスクM(マスクケースC)を一括して搬送することができる。
上記各実施形態において、露光処理対象である感光基板Pとしては、液晶表示デバイス用のガラス基板、半導体デバイス用の半導体ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハが適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと感光基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置や、マスクMと感光基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを露光し、感光基板Pを順次ステップ移動するステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)に適用することができる。
露光装置EXの種類としては、感光基板Pに液晶表示デバイスパターンを露光する液晶表示デバイス製造用の露光装置に限られず、ウエハに半導体デバイスパターンを露光する半導体デバイス製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチクルなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
露光光ELの光源として、超高圧水銀ランプから発生する輝線(g線(436nm)、h線(404.7nm)、i線(365nm))、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、Fレーザ(157nm)を使うことができる。
投影光学系PLの倍率は、等倍系のみならず縮小系および拡大系のいずれでもよい。また、投影光学系PLとしては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、FレーザやX線を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系にする。また、投影光学系PLを用いることなく、マスクMと感光基板Pとを密接させてマスクMのパターンを露光するプロキシミティ露光装置にも適用可能である。
マスクステージMSTや基板ステージPSTにリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、プレートホルダやマスクステージは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
マスクステージMSTや基板ステージPSTの駆動機構としては、二次元に磁石を配置した磁石ユニット(永久磁石)と、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力により駆動する平面モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットとのいずれか一方をマスクステージMSTや基板ステージPSTに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方をマスクステージMSTや基板ステージPSTの移動面側(ベース)に設ければよい。
基板ステージPSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−166475号公報(USP5,528,118)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明はこのような構造を備えた露光装置においても適用可能である。マスクステージMSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−330224号公報(US S/N 08/416,558)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明はこのような構造を備えた露光装置においても適用可能である。
本願実施形態の露光装置EXは、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
液晶表示デバイスや半導体デバイス等のデバイスは、図16に示すように、デバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスクM(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板(ウエハ、ガラスプレート)を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクMのパターンを基板Pに露光する基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
本発明の露光装置の第1実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係るアーム部の一実施形態を示す斜視図である。 マスクの一実施形態を示す図である。 マスクケースの一実施形態を示す斜視図である。 ライブラリの一実施形態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る要部を示す断面図である。 載置部の平面図である。 本発明に係るアーム部の動作を示す図である。 本発明に係るアーム部の動作を示す図である。 マスクケースからマスクを取り出すときの動作を示す図である。 本発明の露光装置の第2実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る要部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る要部を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る要部を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る要部を示す断面図である。 半導体デバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
20…アーム部(搬送手段)、25…第1アーム、26…第2アーム、
28…駆動機構(駆動手段)、90…棚部材(ライブラリ)、BF…バッファ部、
C…マスクケース、CH1…露光チャンバ、CH2…搬送チャンバ、
CONT…制御装置、EX…露光装置、H1…搬送系、H2…マスクケース搬送系、
LB…ライブラリ、M…マスク、P…感光基板(基板)、S…露光部

Claims (17)

  1. マスクケースに収納されたマスクを搬送する搬送装置において、
    前記マスクを保持して前記マスクケースから取り出す第1アームと、
    前記マスクが収納された前記マスクケースを保持するU字型の第2アームと、
    前記第1アームと前記第2アームとの間に設けられ、前記第1アームと前記第2アームとを相対移動させて、前記第1アームを前記第2アームのU字型の内側に配置し、または前記第1アームを前記第2アームの先端側に突出するように配置する駆動機構と、
    を備える搬送装置。
  2. 前記第2アームは、該第2アームのU字型の内側面に形成されたガイド機構を有し、
    前記駆動機構は、前記ガイド機構に沿って移動して前記第1アームを前記第2アームに対して相対移動させる請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記駆動機構を駆動して前記第1アームを前記第2アームのU字型の内側に配置させ、前記マスクが収納された前記マスクケースを前記第2アームで保持する制御を行う制御装置を備える請求項1又は2記載の搬送装置。
  4. 前記制御装置は、前記駆動機構を駆動して前記第1アームを前記第2アームの先端側に突出するように配置させ、前記第1アームで前記マスクを保持する制御を行う請求項3記載の搬送装置。
  5. 前記駆動機構を駆動して前記第1アームを前記第2アームの先端側に突出するように配置させ、前記第1アームで前記マスクを保持する制御を行う制御装置を備える請求項1又は2記載の搬送装置。
  6. 前記第1アームの先端部に設けられ、前記マスクケースに設けられた扉部材によって開閉される開口部が開いているか否かを光学的に検出するセンサを備え、
    前記制御装置は、前記センサの検出結果に基づいて前記第1アームの動作を制御する請求項4又は5記載の搬送装置。
  7. 前記第1アームは、前記マスクを保持して前記マスクケースに収納する請求項1〜6のいずれか一項記載の搬送装置。
  8. マスクケースに収納されたマスクを搬送する搬送方法において、
    前記マスクを保持する第1アームをU字型の第2アームの内側に配置させ、前記マスクが収納された前記マスクケースを前記第2アームで保持して所定の収納部へ搬送することと、
    前記第1アームを前記第2アームの先端側に突出するように配置させ、前記収納部に搬送された前記マスクケース内の前記マスクを前記第1アームで保持して該マスクケースから取り出すことと、
    を含む搬送方法。
  9. 前記マスクケース内の前記マスクを前記第1アームで保持する際に、前記第1アーム及び前記第2アームのうち前記第1アームのみ前記マスクケース内部に進入させる請求項8記載の搬送方法。
  10. 前記第1アームを前記第2アームの先端側に突出するように配置させ、前記第1アームで前記マスクを保持し、前記収納部に搬送された前記マスクケースに該マスクを収納することを含む請求項8又は9記載の搬送方法。
  11. 前記マスクケースに設けられた扉部材によって開閉される開口部が開いているか否かの検出を行い、該検出の結果に基づいて前記第1アームの動作を制御することを含む請求項8〜10のいずれか一項記載の搬送方法。
  12. マスクステージに支持されたマスクのパターンを、基板ステージに支持された基板に露光する露光装置において、
    前記マスクステージに対し、マスクケースに収納された前記マスクの搬送を行う請求項1〜7のいずれか一項記載の搬送装置を備える露光装置。
  13. 前記マスクが収納された前記マスクケースを保管する保管装置を備え、
    前記搬送装置は、前記保管装置に対して前記マスクケースの搬送を行い、前記保管装置に保管された前記マスクケースと前記マスクステージとの間で前記マスクの搬送を行う請求項12記載の露光装置。
  14. 前記パターンは、液晶表示デバイスパターンであり、前記基板は、液晶表示デバイス用のガラス基板である請求項12又は13記載の露光装置。
  15. マスクステージが支持するマスクのパターンを基板に露光する露光方法において、
    前記マスクステージに対し、請求項8〜11のいずれか一項記載の搬送方法によって、マスクケースに収納された前記マスクの搬送を行うことを含む露光方法。
  16. 前記マスクが収納された前記マスクケースを保管する保管装置に対して前記マスクケースの搬送を行うことと、
    前記保管装置に保管された前記マスクケースと前記マスクステージとの間で前記マスクの搬送を行うこととを含む請求項15記載の露光方法。
  17. 請求項12〜14のいずれか一項記載の露光装置によって前記マスクのパターンを前記基板に露光することと、
    露光された前記基板を加工してデバイスを組み立てることと、
    を含むデバイス製造方法。
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