JP4330715B2 - 表示パネルの駆動方法、表示パネルの駆動回路及び液晶表示装置 - Google Patents

表示パネルの駆動方法、表示パネルの駆動回路及び液晶表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示パネルの個々の画素電極に印加するデータ信号の極性を一定の時間毎に反転させる、すなわち交流駆動を行う表示パネルの駆動方法、表示パネルの駆動回路及び液晶表示装置に関し、特にアクティブマトリクス型液晶表示パネルの駆動方法、液晶表示パネルの駆動回路及び液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アクティブマトリクス型液晶表示パネルは、2枚のガラス基板の間に液晶を封入した構造を有している。一方のガラス基板の上には水平方向及び垂直方向に配列した複数の画素電極と、各画素電極に印加する電圧をオンーオフするための複数のスイッチング素子とが形成されている。スイッチング素子としては、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTという)が使用されることが多い。
【0003】
また、他方のガラス基板の上には、カラーフィルタ及び対向電極が形成されている。これら2枚のガラス基板は、画素電極が形成された面と対向電極が形成された面とを対向させて配置される。カラーフィルタには、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色があり、各画素電極に対応してR・G・Bのカラーフィルタが一定の順番で配置される。以下、TFTを有する基板をTFT基板、対向電極を有する基板を対向基板という。
【0004】
また、液晶を封入したTFT基板及び対向基板を挟むようにして、1対の偏光板が配置されている。この一対の偏光板は、一般的に、偏光軸を直交させて配置される。
アクティブマトリクス型液晶表示パネルは交流電圧で駆動する。例えば、対向電極に印加する電圧を基準電圧(0V)として、画素電極には一定時間毎に正極性(+)及び負極性(−)に変化する電圧を供給する。液晶に印加される電圧は正の電圧波形と負の電圧波形とが対称形であることが好ましい。しかし、画素電極に正の電圧波形と負の電圧波形とが対称の交流電圧を印加しても、実際に液晶に印加される正の電圧波形と負の電圧波形とは対称形とはならない。このため、正の電圧を印加したときの光透過率と負の電圧を印加したときの光透過率が異なる。従って、画素電極に印加する交流電圧の周期で輝度が変動してちらつきが発生する。この現象はフリッカといわれている。
【0005】
従来、フリッカを抑制する方法として、対向電極の電圧を変化させる方法、横方向又は縦方向に隣り合う画素電極に印加する電圧の極性が異なるようにする方法、及び極性反転の周波数を高くする方法が知られている。これらの技術は、例えば、特開昭62−113129号公報、特開平2−34818号公報、特開平6−149174号公報、特開平7−175448号公報、特開平9−204159号公報に開示されている。
【0006】
隣り合う画素電極に極性が異なる電圧を印加する場合、▲1▼垂直方向に並ぶ各画素電極に同一極性の電圧を印加し、水平方向に隣接する画素電極に逆極性の電圧を印加する方法、▲2▼水平方向に並ぶ各画素電極に同一極性の電圧を印加し、垂直方向に隣接する画素電極に逆極性の電圧を印加する方法、▲3▼垂直方向及び水平方向に隣接する画素電極に相互に異なる極性の電圧を印加する方法などがある。液晶表示パネルの各画素電極に印加する電圧の極性を示すパターンを極性パターンという。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した▲1▼の極性パターンでは縦縞の模様(表示パターン)を表示したときに、▲2▼の極性パターンでは横縞の模様を表示したときに、▲3▼の極性パターンではモザイク状の模様(チェッカーパターン)を表示したときにフリッカが目立ってしまう。これらの模様(表示パターン)はコンピュータの表示では比較的よく使われる。
【0008】
また、対向電極の電圧を変化させる方法では、制御が複雑になり、回路規模が増大する。更に、反転周波数を高くする方法では、回路構成が複雑になる。
本発明の目的は、比較的簡単な回路構成でフリッカの発生を低減又は防止できる表示パネルの駆動方法、駆動回路及び液晶表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、請求項1に記載し、図1〜図3,図6に例示するように、画像信号RGB、水平同期信号H-Sync 及び垂直同期信号V-Sync 、又はイネーブル信号を入力して、液晶表示パネル30の各データバスライン13に前記画像信号RGBから生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号O1 〜On を供給する表示パネルの駆動方法において、極性パターンを極性パターン記憶部(ROM32b)に記憶しておき、該極性パターン記憶部(ROM32b)から読み出した極性パターンに従って前記各データバスライン13に供給するデータ信号O1 〜On の極性を決定することを特徴とする表示パネルの駆動方法により解決する。
【0010】
上記のように、極性パターンを極性パターン記憶部(ROM32b)に記憶しておくことにより、ハードウェアの変更を行うことなく、表示パネル30に表示する表示パターンに応じて極性パターンを容易に変更することができる。また、回路構成も比較的簡単である。なお、イネーブル信号は、画像信号が有効(表示)ときに“H”となる信号で、水平同期信号、垂直同期信号の代わりとなる信号である。
【0011】
この場合、請求項2に記載するように、前記極性パターン記憶部に複数の極性パターンを記憶しておき、画像信号RGBに応じていずれか1つの極性パターンのみを前記極性パターン記憶部から出力させて、前記各データバスライン13に供給するデータ信号O1 〜On の極性を決定することが好ましい。
また、請求項3に記載し、図14に例示するように、複数の極性パターンを記憶した極性パターン記憶部(ROM62)からいずれか1つの極性パターンを出力させて、前記極性パターン記憶部(ROM62)から出力された極性パターンと画像信号RGBとの類似を判定し、類似と判定したときは前記極性パターン記憶部(ROM62)から出力する極性パターンを切替えるようにしてもよい。
【0012】
これにより、フリッカの発生するおそれがある画像(表示パターン)を表示するときに、極性パターン記憶部(ROM62)から出力される極性パターンが自動的に切換わり、フリッカの発生を防止することができる。
請求項4に記載するように、極性パターンと画像信号RGBとの類似か否かの判定は、例えば単位時間内又は一定のデータ数毎に画像信号RGBの値と極性パターンの値との一致した数を計数し、その計数値と一定の値とを比較することにより実現することができる。
【0013】
また、上記した課題は、請求項5に記載し、図1〜図3,図6,図7に例示するように、画像信号RGB、水平同期信号H-Sync 及び垂直同期信号V-Sync 、又はイネーブル信号を入力して、表示パネル40の各データバスライン13に前記画像信号RGBから生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号O1 〜On を供給する表示パネルの駆動回路において、極性パターンを記憶した極性パターン記憶部(ROM32b)と、前記極性パターン記憶部(ROM32b)から出力される前記極性パターンを記憶し、極性信号として出力する一時記憶部(シフトレジスタ41)と、前記画像信号RGBを入力し、前記一時記憶部(シフトレジスタ41)から出力される極性信号P1 〜Pn に応じた極性で前記データ信号O1 〜On を出力するデータ信号出力部(シフトレジスタ42、データレジスタ43、ラッチ回路部44、レベルシフト回路部45、D/A変換回路部46及びボルテージホロワ部47)とを有することを特徴とする表示パネルの駆動回路により解決する。
【0014】
本発明においては、上記のように、極性パターン記憶部(ROM32b)に極性パターンを記憶しておくので、ハードウェアを変更することなく、表示パターンに応じて極性パターンを変更することができる。
請求項6に記載するように、前記極性パターン記憶部(ROM32b)は、奇数番目のフレーム用のデータと、該奇数番目のフレーム用データの論理値を反転した偶数番目のフレーム用のデータとの2フレーム分のビット数のデータを1組の極性パターンとして記憶してもよい。液晶表示パネルでは、画素電極に供給するデータ信号の極性を一定の時間毎に反転させる必要がある。上記のように偶数番目のフレームのデータを奇数番目のフレームのデータの論理値を反転したデータとすることにより、1フレーム毎にデータ信号の極性が反転する。
【0015】
なお、請求項5に記載の表示パネルの駆動回路において、前記極性パターン記憶部は、複数組の極性パターンを記憶するものであってもよい。
請求項7に記載し、図14に例示するように、極性パターン記憶部(ROM62)から出力された極性パターンと画像信号RGBとが類似しているか否かを判定して極性パターン記憶部(ROM62)から出力する極性パターンを切換えるパターン切換え部(制御回路61、比較器63、計数回路64、比較器65及びしきい値設定部66)を設けてもよい。これにより、表示パターンに応じて極性パターンを自動的に切換えることができる。
【0016】
請求項8に記載し、図16,17に例示するように、極性パターン記憶部(ROM72)から出力される1水平同期期間分の極性パターンを記憶して極性信号A1 〜An として出力する一時記憶部(シフトレジスタ回路部77)と、前記極性信号A1 〜An の極性を水平同期信号H-Sync に同期して反転させる極性信号反転部(排他的論理和回路部78)とを設けてもよい。
【0017】
この場合は、極性パターン記憶部(ROM72)に1水平同期期間分の極性パターンを記憶すればよく、極性パターン記憶部(ROM72)の記憶容量を削減することができる。
この場合に、請求項9に記載するように、極性パターン記憶部には1水平同期期間分のビット数のデータを1組とし、複数組の極性パターンを記憶していることが好ましい。
【0018】
上記した課題は、請求項10に示し、図21,図22に例示するように、異なる複数の極性パターンを発生可能な極性パターン発生部(論理回路85)と、前記極性パターン発生部から出力する極性パターンを決定するための選択信号SEL を出力する選択信号発生部(極性パターン制御部80)と、前記極性パターン発生部(論理回路85)から出力された極性パターンの各ビットの論理値を1水平同期期間毎及び1垂直同期期間毎に反転させて極性信号P1 〜Pn として出力する極性信号反転部(排他的論理回路部86)とを有する表示パネルの駆動回路により解決する。
【0019】
この表示パネルの駆動回路においても、極性パターン発生部から表示パターンに応じた極性パターンを出力させることにより、フリッカの発生を防止することができる。
上記した課題は、請求項11に記載し、図3,図6,図7に示すように、▲1▼液晶表示パネル40と、▲2▼極性パターンを記憶した極性パターン記憶部(ROM32b)と、前記極性パターン記憶部(ROM32b)から出力される前記極性パターンを記憶して極性信号P1 〜Pn として出力する一時記憶部(シフトレジスタ回路部41)と、画像信号RGBを入力し、前記一時記憶部(シフトレジスタ回路部41)から出力される極性信号P1 〜Pn に応じた極性で前記液晶表示パネル40のデータバスラインにデータ信号を出力するデータ信号出力部(シフトレジスタ42,データレジスタ回路部43,ラッチ回路部44,レベルシフト回路部45,D/A変換回路部46及びボルテージホロワ部47)とにより構成されるデータ駆動回路(極性パターン制御部32及びデータドライバ33)と、▲3▼前記液晶表示パネル40のゲートバスラインに水平同期信号H-Sync 及び垂直同期信号V-Sync に同期したタイミングで走査信号SCANを供給するゲート駆動回路(ゲートドライバ34)とを有することを特徴とする液晶表示装置により解決する。
【0020】
上記のように、極性パターンを極性パターン記憶部(ROM32b)に記憶しているので、ハードウェアを変更することなく、表示パターンに応じた極性パターンに変更することができる。これにより、簡単な構成でフリッカの発生を抑制することができる。
また、請求項12に記載するように、上記のデータ駆動回路に代えて、図21,図22に例示するように、異なる複数の極性パターンを発生可能な極性パターン発生部(論理回路85)と、前記極性パターン発生部(論理回路85)から出力する極性パターンを決定するための選択信号SEL を発生する選択信号発生部(極性パターン制御部80)と、前記極性パターン発生部(論理回路85)から出力された極性パターンの各ビットの論理値を1水平同期期間毎及び1垂直同期期間毎に反転させて極性信号P1 〜Pn として出力する極性信号反転部(排他的論理回路86)と、画像信号を入力して前記極性信号に応じた極性でデータ信号を出力するデータ信号出力部とにより構成されるデータ駆動回路(シフトレジスタ42,データレジスタ回路部43,ラッチ回路部44,レベルシフト回路部45,D/A変換回路部46及びボルテージホロワ部47)とにより構成されるデータ駆動回路を使用することもできる。
【0021】
また、上記した課題は、請求項13に記載し、図1〜図3、図25〜図27に示すように、画像信号RGB、水平同期信号H-sync 及び垂直同期信号V-sync 、又はイネーブル信号を入力して、画像表示パネル40の各データバスライン13に前記画像信号RGBから生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号O1 〜On を供給する表示パネルの駆動方法において、表示画面を複数のブロックに分割し、そのうちの少なくとも1つのブロック内に含まれるフリッカパターンの割合を算出して、一定の値を超えるときに前記データバスライン13に供給するデータ信号O1 〜On の極性を決定する極性パターンを、第1の極性パターンから第2の極性パターンに変化させることを特徴とする表示パネルの駆動方法により解決する。
【0022】
この場合、例えば、前記複数のブロックのうち前記フリッカパターンの割合が前記一定の値を超えるブロックの数が所定の値以上となったときに、前記第2の極性パターンに変化させる。
また、前記第1の極性パターンから前記第2の極性パターンに変化させた後、所定のフレーム期間にわたって前記ブロック内に含まれるフリッカパターンの割合が前記一定の値以下であるときに、前記第1の極性パターンに戻すことが好ましい。
【0023】
ブロックの境目に存在するフリッカパターンを検出するために、前記ブロックの分割位置をフレーム毎に変化させることが好ましい。
前記フリッカパターンの検出は、例えば横方向に隣り合う一定数のピクセル分の画像信号毎に行う。一例を示せば、横方向に隣り合う2ピクセル分の赤(R)・緑(G)・青(B)の6画素のうちの緑の画素について、一方のピクセルの緑画素が点灯し、他方のピクセルの緑画素が非点灯であるときにフリッカパターンとする。また、横方向に隣り合う2ピクセル分の赤(R)・緑(G)・青(B)の6画素のうちの赤及び青の画素について、一方のピクセルの赤画素及び青画素の少なくとも一方の画素が点灯し、他方のピクセルの赤画素及び青画素がいずれも非点灯であるときにフリッカパターンとする。上記の例は2ピクセルを1つのエリアとしてフリッカパターンを判定する方法であるが、一般的に言えば、隣り合う2ピクセル以上を1エリアとし、1エリア内のR・G・Bの1色の画素について正極と負極がある極性の一方の極性データを書き込む画素が点灯し、他方の極性を書き込む画素の全てが非点灯であるときにフリッカパターンと判定する。
【0024】
なお、請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、前記フリッカパターンの検出は、横方向に隣り合う2ピクセル分の赤(R)・緑(G)・青(B)の6画素のうちの1色の画素について、一方のピクセルの画素が点灯し、他方のピクセルの画素が非点灯であるときにフリッカパターンと判定することとしてもよい。
【0025】
また、請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、前記フリッカパターンの検出は、横方向に隣り合う2ピクセル分の赤(R)・緑(G)・青(B)の6画素のうちの2色の画素について、一方のピクセルでは前記2色の画素の少なくとも一方の画素が点灯し、他方のピクセルでは前記2色の画素がいずれも非点灯であるときにフリッカパターンと判定することとしてもよい。
【0026】
更に、請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、横方向に並ぶ赤(R)・緑(G)・青(B)の画素のうちの1色の画素について点灯画素及び非点灯画素の数をそれぞれ計数し、N(Nは整数)行目の点灯画素及び非点灯画素の数とN+1行目の点灯画素及び非点灯画素の数を比較し、その結果に基づいて前記フリッカパターンから除外するパターンを検出することとしてもよい。
【0027】
更にまた、請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、横方向に並ぶ赤(R)・緑(G)・青(B)の画素のうちの複数色の画素について点灯画素及び非点灯画素の数をそれぞれ計数し、N(Nは整数)行目の点灯画素及び非点灯画素の数とN+1行目の点灯画素及び非点灯画素の数を比較して、その結果に基づいて前記フリッカパターンから除外するパターンを検出することとしてもよい。
【0028】
更にまた、請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、前記画像信号判定手段、前記フリッカ判定手段、前記動作範囲指定手段、前記フリッカ情報量判定手段及び前記駆動モード選択手段がいずれも論理回路により構成されていることが好ましい。
また、上記した課題は、請求項18に記載し、図1〜図3,図27に示すように、画像信号RGB、水平同期信号H-sync 及び垂直同期信号V-sync 、又はイネーブル信号を入力して、表示パネル40の各データバスライン13に前記画像信号RGBから生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号O1 〜On を個別に供給する表示パネルの駆動回路において、前記画像信号RGBを入力して点灯画素及び非点灯画素を判定する画像信号判定手段103と、前記画像信号判定手段103の判定結果を基にフリッカパターンか否かを判定するフリッカ判定手段104と、動作範囲を指定する動作範囲指定手段105と、前記動作範囲指定手段105で指定された動作範囲内に前記フリッカ判定手段104でフリッカパターンと判定されたパターンが含まれる割合を算出するフリッカ情報量判定手段106と、前記フリッカ情報量判定手段106の判定結果に応じて前記データ信号O1 〜On の極性パターンを決定する信号を出力する駆動モード選択手段108と、前記駆動モード選択手段108の出力に応じて前記データバスライン13に供給するデータ信号O1 〜On の極性を決定する極性パターンを、第1の極性パターンから第2の極性パターンに変化させる極性パターン変更手段109とを有することを特徴とする表示パネルの駆動回路により解決する。
【0029】
この場合、図28〜図33,図44〜図49に示すように、前記画像信号判定手段103、前記フリッカ判定手段104、前記動作範囲指定手段105、前記フリッカ情報量判定手段107及び前記駆動モード選択手段108は、いずれも論理回路により構成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
(1)液晶表示パネルの構造
図1は第1の実施の形態の駆動回路で駆動される液晶表示パネルの構造を示す断面図、図2は同じくそのTFT基板の平面図である。
【0031】
液晶表示パネル40は、対向して配置されたTFT基板10及び対向基板20と、これらのTFT基板10と対向基板20との間に封入された液晶30とにより構成されている。
TFT基板10は、ガラス基板11と、ガラス基板11上に形成されたゲートバスライン12、データバスライン13、画素電極14及びTFT15等により構成される。ゲートバスライン12及びデータバスライン13は直角に交差しており、両者の間に形成された絶縁膜(図示せず)により電気的に絶縁されている。これらのゲートバスライン12及びデータバスライン13は、アルミニウム等の金属により形成されている。
【0032】
ゲートバスライン12とデータバスライン13とにより区画された各矩形領域が画素である。各画素にはそれぞれインジウム酸化スズ(indium-tin oxide:以下、ITOという)からなる透明の画素電極14が形成されている。また、TFT15は、ゲートバスライン12から延びるゲート電極12aと、ゲート電極12aの上方にゲート絶縁膜(図示せず)を介して形成されたシリコン膜16と、シリコン膜16の上方に形成されたドレイン電極13a及びソース電極13bとからなる。ドレイン電極13aはデータバスライン13と接続しており、ソース電極13bは画素電極14に接続している。また、画素電極14の一部にオーバーラップして、図示しない蓄積容量電極が形成されている。
【0033】
これらの画素電極14の上には、例えばポリイミドからなる配向膜17が形成されている。この配向膜17の表面には、電圧を印加していないときの液晶分子の配向方向を決定するために、配向処理が施されている。配向処理の代表的な方法としては、布製のローラーにより配向膜の表面を一方向に擦るラビング法が知られている。
【0034】
一方、対向基板20は、ガラス基板21と、ガラス基板21の下面側に形成されたカラーフィルタ22、ブラックマトリクス23、対向電極24及び配向膜25等により構成されている。カラーフィルタ22には、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3種類あり、1つの画素電極14に1つのカラーフィルタ22が対向している。本実施の形態では、カラーフィルタ22は水平方向にR・G・Bの順番で並んでいる。これらのカラーフィルタ22の間にはブラックマトリクス23が形成されている。このブラックマトリクス23は、例えばクロム(Cr)のように光が透過しない金属薄膜からなる。
【0035】
カラーフィルタ22及びブラックマトリクス23の下には、ITOからなる透明の対向電極24が形成されている。この対向電極24の下には配向膜25が形成されている。この配向膜25の表面にも配向処理が施されている。
TFT基板10と対向基板20との間には、球形のスペーサ(図示せず)が配置され、これによりTFT基板10と対向基板20との間隔が一定に維持される。また、TFT基板10の下及び対向基板20の上にはそれぞれ偏光板(図示せず)が配置される。これらの偏光板は、偏光軸が相互に直交するように配置される。
【0036】
データバスライン13にデータ信号を供給し、ゲートバスライン12に走査信号を供給すると、TFT15がオンになって画素電極14にデータ信号が供給される。これにより、画素電極14と対向電極24との間に電界が発生する。この電界によって液晶30中の液晶分子の向きが変化し、画素の光透過率が変化する。各画素毎に画素電極14に印加する電圧を制御することにより、液晶表示パネル40に所望の画像を表示することができる。
【0037】
(2)駆動回路の構成
図3は第1の実施の形態の液晶表示装置を示すブロック図である。この液晶表示装置は、図1,図2に示す構造の液晶表示パネル40と、タイミングコントローラ31、極性パターン制御部32、データドライバ33及びゲートドライバ34と、基準電圧発生回路35とを有している。
【0038】
タイミングコントローラ31はパーソナルコンピュータ又はその他の画像信号RGB を出力する装置(以下、単に、パーソナルコンピュータという)37に接続され、パーソナルコンピュータ37から水平同期信号H-Sync 、垂直同期信号V-Sync 、データクロックDCLK及び画像信号RGB を入力する。
画像信号RGB は、赤色の輝度を示すR信号、緑色の輝度を示すG信号及び青色の輝度を示すB信号の3つのデジタル信号(以下、R・G・B信号という)からなる。通常、R・G・B信号の各ビット数をいずれも8ビットとすることが多いが、ここでは説明を簡単にするために、R・G・B信号はいずれも3ビットの信号であるとする。これらのR・G・B信号はデータクロックDCLKに同期した信号である。
【0039】
タイミングコントローラ31は、水平同期信号H-Sync 、垂直同期信号V-Sync 及びデータクロックDCLKを入力して、これらの信号からシフトクロックSCLK、データスタート信号DSTIN 、ストローブ信号STB 、ゲートスタート信号GSTR及びゲートシフトクロックGCLKを生成する。
図4は垂直同期信号V-Sync 、水平同期信号H-Sync 、画像信号RGB 、ゲートスタート信号GSTR及びゲートクロックGCLKのタイミングを示すタイミングチャート、図5は水平同期信号H-Sync 、データクロックDCLK、R信号、G信号、B信号、データスタート信号DSTIN 、ストローブ信号STB 及びシフトクロックSCLKのタイミングを示すタイミングチャートである。
【0040】
これらの図4,図5に示すように、ゲートスタート信号GSTRは垂直同期信号V-Sync の立ち上がりに同期した信号であり、ゲートクロックGCLKは水平同期信号H-Sync に同期した信号である。また、データスタート信号DSTIN は、画像信号RGB の送信開始のタイミングを示す信号である。画像信号RGB は、垂直同期信号V-Sync が“0”から“1”に変化した後の最初の水平同期信号H-Sync の立ち上がりに同期して送信が開始される。また、画像信号RGB は、1水平同期期間内に液晶表示パネル40の水平方向の画素数(n個)分のデータがデータクロックDCLKに同期して送られる。従って、1水平同期期間分のデータの送信が完了してから次の水平同期期間分のデータの送信を開始するまでの間と、1フレーム分のデータの送信が完了してから次のフレームのデータの送信を開始するまでの間の画像信号RGB の値は無効である。
【0041】
ストローブ信号STB は水平同期信号H-Sync に同期した信号である。シフトクロックSCLKはデータクロックDCLKに同期した信号である。
極性パターン制御部32は、水平同期信号H-Sync 、垂直同期信号V-Sync 及びシフトクロックSCLKを入力して、極性パターン信号POL を出力する。データドライバ33は、タイミングコントローラ31から入力した画像信号RGB 、シフトクロックSCLK、データスタート信号DSTIN 及びストローブ信号STB を入力し、極性パターン制御部32から極性パターン信号POL を入力して、液晶表示パネル40の各データバスライン13にデータ信号O1 〜On を出力する。これらのデータ信号O1 〜On は一定の周期で極性が反転する信号である。
【0042】
また、ゲートドライバ34は、タイミングコントローラ31からゲートスタート信号GSTR及びゲートシフトクロックGCLKを入力し、液晶表示パネル40の各ゲートバスライン11に順番に走査信号SCANを供給する。
TFT型液晶表示パネルの駆動回路の場合、データドライバ33及びゲートドライバ34は液晶表示パネル40のTFT基板上に形成することも可能である。
【0043】
基準電圧発生回路35は、液晶表示パネル40の対向電極24に印加する基準電圧を発生する。この基準電圧は、データ信号O1 〜On の中心電圧と、画素の容量成分による電圧シフト量とに応じて設定する。また、基準電圧発生回路35は、タイミングコントローラ31、極性パターン制御部32、データドライバ33及びゲートドライバ34の動作に必要な所定の電圧を発生し、これらの電圧を図示しない配線を介して各回路に供給する。
【0044】
なお、上記の例では駆動回路をコンピュータ37に接続する場合について説明したが、本発明の液晶表示パネルの駆動回路は、TVチューナ等のようにビデオ信号を出力する装置に接続することも可能である。その場合、ビデオ信号からR・G・B信号、水平同期信号H-Sync 、垂直同期信号V-Sync を生成する回路が必要であるが、これらの回路は公知のものを使用することができる。
【0045】
(3)極性パターン制御回路
図6は極性パターン制御部32の構成を示すブロック図である。
極性パターン制御部32は、制御回路32aと、極性パターンを記憶したROM32bとにより構成されている。
ROM32bに記憶されている極性パターンは、“0”と“1”との組み合わせにより構成され、例えば“0”のときは画素電極14に正極性(+)の電圧を印加し、“1”のときは画素電極14に負極性(−)の電圧を印加することを示す。本実施の形態においては、1フレーム毎に液晶表示パネル40に供給するデータ信号O1 〜On の極性を反転させる。このため、奇数番目のフレームに出力される極性パターンと、偶数番目のフレームに出力される極性パターンとは、“0”と“1”とがちょうど逆であることが必要である。ROM32bは、2フレーム分の極性パターン、すなわち液晶表示パネル40の画素数の2倍のビット数の極性パターンを1組のデータとして記憶している。
【0046】
制御回路32aは、水平同期信号H-Sync 、垂直同期信号V-Sync 及びシフトクロックSCLKを入力し、ROM32bのアドレスを設定する。すなわち、制御回路32aは、奇数番目の垂直同期信号V-Sync の立ち上がりに同期してROM32bのアドレスの初期値を設定し、その後、シフトクロックSCLKに同期してアドレスをインクリメントする。これにより、ROM32bからは、シフトクロックSCLKに同期して極性パターン信号POL が1ビットづつ出力される。但し、制御回路32aは、水平同期信号H-Sync の1周期間に表示パネル40の水平方向の画素数(n個)と同じ数だけROM32bのアドレスをインクリメントすると動作を一旦停止して、次の水平同期信号H-Sync の立ち上がりでインクリメントを再開する。
【0047】
(4)データドライバの構成
図7はデータドライバ33の構成を示すブロック図である。
データドライバ33は、シフトレジスタ回路部41,42と、データレジスタ回路部43と、ラッチ回路部44と、レベルシフト回路部45と、D/A変換回路部46と、ボルテージホロワ部47とにより構成されている。
【0048】
シフトレジスタ回路部41は極性パターン制御部32から入力した極性パターン信号POL を水平同期信号H-Sync に同期して読み込み開始する。そして、反転パターン信号POL をシフトクロックSCLKに同期してシフトし、nビット分の極性パターン信号POL をパラレルに出力する。以下、シフトレジスタ回路41からパラレルに出力される信号を極性信号P1 〜Pn という。
【0049】
データレジスタ回路部43はn個のレジスタ43aにより構成されている。シフトレジスタ回路部42は、データスタート信号DSTIN 、データクロックDCLK及びストローブ信号STB を入力して、データレジスタ回路43のレジスタ43aのアドレスを設定する。すなわち、データレジスタ回路43はデータスタート信号DATIN を入力するとレジスタ43aの先頭アドレスを設定し、データクロックDCLKに同期してアドレスをインクリメントする。データレジスタ回路43は画像信号RGB を入力し、シフトレジスタ回路部42により指定されたアドレスのレジスタ43aにR信号、G信号又はB信号を記憶する。
【0050】
ラッチ回路部44はn個のラッチ回路44aにより構成されている。各ラッチ回路44aはストローブ信号STB に同期してデータレジスタ回路部43の出力及びシフトレジスタ回路部41の出力をラッチする。このとき、各ラッチ回路44aは、3ビットのR信号、G信号又はB信号の最上位ビットに極性信号P1 〜Pn を加えて、4ビットの信号とする。
【0051】
レベルシフト回路部45は、ラッチ回路部44から出力される信号のレベルを変換する。本実施の形態において、レベルシフト回路部45はラッチ回路部44から出力される波高値が3.3Vの信号を、波高値が12Vの信号に変換してD/A変換回路部46に出力する。
D/A変換回路部46はn個のD/A変換器46aにより構成されている。これらのD/A変換器46aは、極性信号P1 〜Pn が付加された4ビットのR信号、G信号及びB信号を入力して、正極性(+)又は負極性(−)のアナログのデータ信号O1 〜On を出力する。ボルテージホロワ部47はn個のボルテージホロワ47aにより構成されている。これらのボルテージホロワ47aは、D/A変換回路部46から出力されたデータ信号O1 〜On を、ストローブ信号STB に同期して液晶表示パネル40の各データバスライン13に供給する。
【0052】
図8はD/A変換回路部46内のD/A変換器46aの構成を示す回路図である。
D/A変換器46aは、デコーダ51と、17個の抵抗素子52と、16個のボルテージホロワ53と、16個のスイッチ素子54とにより構成されている。抵抗素子52は、高電位側電源線(+12V)と低電位側電源線(0V)との間に直列接続されている。各抵抗素子52の接続点(ノード)にはそれぞれボルテージホロワ53の入力が接続されている。これらのボルテージホロワ53の出力は各スイッチ54の一端側にそれぞれ接続されている。各スイッチ54の他端側はいずれも出力端子55に接続されている。
【0053】
各スイッチ54は、デコーダ51から“1”が与えられるとオンになり、“0”が与えられるとオフになる。デコーダ51は、3ビットのR信号、G信号又はB信号に1ビットの極性信号Pを加えた4ビットの信号を入力し、16ビットの信号を出力する。
図9は、デコーダ51の入力と出力との関係を示す図である。この図9に示すように、デコーダ51から出力される16ビットの信号は、いずれか1ビットが“1”で他のビットが“0”である。また、入力信号が“0000”のときの電圧が中心電圧(V0 )であり、この中心電圧(V0 )に応じた電圧を基準電圧として対向電極24に印加する。
【0054】
出力端子55から出力される信号(データ信号O1 〜On )の電圧が基準電圧よりも高い場合(V1 〜V7 )はデータ信号は正極性(+)であり、基準電圧よりも低い場合(−V1 〜−V7 )は負極性(−)である。すなわち、デコーダ51に入力される最上位ビット(極性信号)が“0”のときは、ボルテージホロワ部47から出力されるデータ信号O1 〜On は正極性となり、最上位ビットが“1”のときは負極性となる。
【0055】
(5)印加電圧と透過率との関係及び極性パターン
図10は、横軸に画素電極14と対向電極24との間に印加する電圧をとり、縦軸に光の透過率をとって両者の関係(電圧−透過率特性)を示す図である。この図10に示すように、印加電圧が低い場合及び印加電圧が高い場合は、電圧が若干変化しても透過率の変動は小さい。しかし、印加電圧が中程度の場合は、印加電圧のわずかな変動により透過率が大きく変化する。前述の如く、画素電極には交流電圧を印加する。従って、中間階調(ハーフトーン)の表示のときに、正極性のときの印加電圧と負極性のときの印加電圧とが対称でないと、交流電圧の周期で輝度が変動して、フリッカが発生する。
【0056】
図11(A)では、液晶表示パネル40の全ての画素電極14の極性を同一とし、1フレーム毎に極性を反転させる極性パターンとしている。この場合、例えば灰色を表示したときにフリッカが顕著になる。
また、図11(B)では、奇数行目の各画素電極14の極性を同一とし、偶数行目の各画素電極14の極性を逆極性として、1フレーム毎に極性を反転させる極性パターンとしている。この場合、例えば灰色と黒の横縞を表示したときにフリッカが顕著になる。
【0057】
図11(C)では、奇数列目の各画素電極14の極性を同一とし、偶数列目の各画素電極14の極性を逆極性として、1フレーム毎に極性を反転させる極性パターンとしている。この場合、例えば中間階調(暗め)の緑と黒の縦縞を表示したときにフリッカが顕著になる。
図11(D)では、水平方向及び垂直方向に隣り合う画素電極14の極性を異ならせ、1フレーム毎に極性を反転させる極性パターンとしている。この場合は、中間階調(暗め)の緑と黒のドット毎のモザイク表示でフリッカが顕著になる。
【0058】
従来、一般的に行われている上述の3種類の極性パターン(図11(B)〜(D))では、極性パターンをどのように変えても、フリッカが顕著になる表示パターンが必ず存在する。上述の表示パターン、すなわち横縞、縦縞又はモザイク表示は、通常のパーソナルコンピュータの表示では頻繁に使用される。このように頻繁に使用される表示パターンでフリッカが顕著になることは好ましくない。
【0059】
本実施の形態においては、極性パターンを、通常よく使用される表示パターンに対してフリッカの発生が極めて少ない極性パターンとする。例えば、図12に示すように、水平方向に並んだ画素電極14の極性を2ビット毎に反転させ、垂直方向に並んだ画素電極14の極性を1ビット毎に反転させる。また、これらの画素電極14の極性を1フレーム毎に反転させる。この場合、フリッカが顕著に表れるのは、図13(A)のように、中間輝度表示の画素と、低輝度表示の画素とが2ビットづつ交互に並んだときであり、例えば、図13(B)に示すような暗い黄色、暗い水色、暗い青、暗い赤により構成されるモザイクパターンを表示するときである。パーソナルコンピュータでは、このようなモザイクパターンを表示する確率は少ないので、図12に示すように極性パターンを設定することにより、通常の使用でフリッカが顕著に現われることはない。
【0060】
(6)動作
以下、本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の動作について説明する。
図3に示すように、タイミングコントローラ31は、パーソナルコンピュータ37から水平同期信号H-Sync 、垂直同期信号V-Sync 、データクロックDCLK、画像信号RGB を入力し、これらの信号からシフトクロックSCLK、データスタート信号GCLK、ストローブ信号STB 、ゲートスタート信号GSTR及びゲートシフトクロックGCLKを生成する。
【0061】
図6に示す極性パターン制御部32の制御回路32aは、垂直同期信号V-Sync 及び水平同期信号H-Sync に同期してROM32bから極性パターンの読み出しを開始する。すなわち、制御回路32aは、垂直同期信号V-Sync が“0”から“1”に変化した後、水平同期信号H-Sync の最初の立ち上がりでROM32bの先頭アドレスを指定し、その後、シフトクロックSCLKに同期してアドレスをインクリメントする。これにより、ROM32bからシフトクロックSCLKに同期して極性パターン信号POL が1ビットづつ出力される。制御回路32aは、ROM32bから水平方向の画素数(n個)分だけの極性パターン信号POL が出力されると、次の水平同期信号H-Sync の立ち上がりまで極性パターン信号POL の読み出しを一旦停止する。
【0062】
本実施の形態では、1フレーム毎に画素電極の極性を反転させる。このため、ROM32bは2フレーム分のビット数の極性パターンを記憶しており、奇数番目のフレーム用の極性パターンと偶数番目のフレーム用極性パターンとは、“1”と“0”とがちょうど逆になっている。そして、制御回路32aは2垂直同期期間毎にROM32bの読み出し先を先頭アドレスに戻す。また、ROM32bに1フレーム分の極性パターン信号POL を記憶しておき、1フレーム毎にROM32bの出力を反転させてもよい。この場合は、ROM32bの出力先を1垂直同期期間毎に切換える切換えスイッチと、ROM32bから出力された信号を反転させるためのインバータとが必要になる。
【0063】
図7に示すデータドライバ33のシフトレジスタ回路部41は、水平同期信号H-Sync に同期して極性パターン信号POL の読み込みを開始し、シフトクロックSCLKに同期して極性パターン信号POL を1ビットづつシフトする。そして、水平方向の画素数(n個)分だけ極性パターン信号POL をシフトすると、シフト動作を停止し、極性信号P1 〜Pn を出力する。
【0064】
一方、シフトレジスタ回路部42は、タイミングコントローラ31からデータスタート信号DSTIN 、データクロックDCLK及びストローブ信号STB を入力し、データレジスタ回路部43のアドレス設定を開始する。すなわち、シフトレジスタ回路部42は、データスタート信号DSTIN が“0”から“1”に変化すると、データレジスタ回路部43の初期アドレスを設定する。そして、データクロックDCLKに同期してアドレスをインクリメントする。これにより、データレジスタ回路部43の各レジスタ43aにR信号、G信号又はB信号が順に書き込まれる。すなわち、1番目のデータクロックDCLKで1番目のR信号(D1 )、G信号(D2 )及びB信号(D3 )がデータレジスタ回路43の1〜3番目のレジスタ43aに書き込まれ、また2番目のデータクロックDCLKで2番目のR信号(D4 )、G信号(D5 )及びB信号(D6 )が4〜6番目のレジスタに書き込まれる。このようにして、1水平同期期間分のR信号、G信号及びB信号がデータレジスタ回路部43に書き込まれる。
【0065】
ラッチ回路部44の各ラッチ回路44aは、データレジスタ回路部43から出力される各3ビットのR・G・B信号に、シフトレジスタ回路部41から出力される各1ビットの極性信号P1 〜Pn を加えて各4ビットのデータとし、ストローブ信号STB に同期してレベルシフト回路部45に出力する。レベルシフト回路部45は、これらの各4ビットの信号の電圧レベルを変換して出力する。
【0066】
D/A変換回路部46は、レベルシフト回路部45から出力された各4ビットの信号をD/A変換して、アナログのデータ信号O1 〜On を出力する。この場合、図9に従って、デコーダ入力の最上位ビットが“0”のときは正極性の信号、“1”のときは負極性の信号を出力する。ボルテージホロワ部47はストローブ信号STB に同期したタイミングでデータ信号O1 〜On を液晶表示パネル40の各データバスライン13に出力する。
【0067】
一方、ゲートドライバ34は、タイミングコントローラ31からゲートスタート信号GSTRが入力されると、ゲートクロックGCLKに同期して最上位のゲートバスライン12から最下位のゲートバスライン12まで1本づつ順番に走査信号SCANを供給する。これにより、走査信号SCANが与えられているゲートバスライン12に接続したTFT15がオンになり、データドライバ33から出力されたデータ信号O1 〜On が画素電極14に供給される。そして、画素電極14と対向電極24との間に電界が発生し、液晶分子が電界によってその配列が変わるため、各画素の光の透過率が印加電圧に応じて変化する。この場合、各画素電極14に印加される信号の極性はROM32bに記憶されている極性パターンにより決まり、1フレーム毎に極性が反転する。
【0068】
(7)第1の実施の形態の効果
第1の実施の形態においては、ROM32bに記憶した極性パターンにより各画素電極に供給する信号の極性を決定するので、画像信号の複雑な処理等を行うことなく簡単な回路構成でフリッカの発生しずらい極性パターンとすることができる。例えば、コンピュータ用の液晶表示パネルの駆動回路に適用する場合、図12に示すように極性パターンを設定することにより、通常の使用ではフリッカを大幅に低減できる。また、本実施の形態においては、ドライバ回路(データドライバ33及びゲートドライバ34)を液晶表示パネル40の一方の側のみに配置するいわゆる片側駆動の液晶表示装置に適用することが可能である。
【0069】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路について説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、極性パターン制御部の構成が異なる点にあり、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、重複する部分の説明は省略する。
【0070】
図14は本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の極性パターン制御部60の構成を示すブロック図である。極性パターン制御部60は、制御回路61と、ROM62と、比較器63,65と、計数回路64と、しきい値設定部66とにより構成されている。
ROM62には2組分の極性パターンが記憶されている。各極性パターンは、いずれも2フレーム分のビット数を有し、1フレーム毎に極性が反転するように設定されている。制御回路63は、いずれか一方の組の極性パターンを選択し、ROM62の初期アドレスを設定して、シフトクロックSCLKに同期してアドレスをインクリメントする。これにより、ROM32から一方の組の極性パターンが1ビットづつ読み出されて、極性パターン信号POL として出力される。
【0071】
比較器63は、ROM62から読み出された極性パターン信号POL とタイミングコントローラ31から出力される画像信号RGB とを比較する。そして、例えば画像信号RGB の最上位ビットと極性パターン信号POL とが一致している場合は“1”、異なる場合は“0”をシフトクロックSCLKに同期して出力する。計数回路64は、比較器63の出力を監視して、単位時間内に又は一定のデータ数毎(単位データ数毎)に、比較器63の出力が“1”となる回数を計数する。比較器65は、計数回路64から出力される計数値がしきい値設定部66に設定された値を超える場合は、選択信号SEL を“1”とし、超えない場合は“0”とする。
【0072】
制御回路61は、選択信号SEL が“0”のときは現在読み出している極性パターンの読み出しを継続し、選択信号SEL が“1”のときは、ROM62のアドレスにオフセットを加えて、他の極性パターンの読み出しを開始する。
第1の極性パターンとして、例えば図12に示すように2ビットづつ極性が異なるパターンを記憶し、第2の極性パターンとして、連続する3ビットのデータのうち連続する2ビットを同一の論理値、他の1ビットを逆の論理値となる極性パターン、例えば図15(A)に示すように、水平方向に連続する6個の画素電極14を1組とし、各組の画素電極14が++−+−−となる極性パターンをROM62に記憶しておく。この場合、ROM62からシフトクロックSCLKに同期して図15(B)に示す極性パターン信号POL が出力される。
【0073】
本実施の形態においては、上述の如く、ROM62に2組分の極性パターンを記憶しておき、比較器63、計数回路64、比較器65及びしきい値設定部66により、ROM62から出力された極性パターン信号POL と画像信号RGB とが類似しているか否かを判定している。そして、両者が類似していると判定したときは、フリッカが発生するおそれがあるので、ROM62から読み出す極性パターンを切換える。これにより、表示する画像に応じて極性パターンが自動的に切換わり、フリッカの発生をより確実に防止することができる。また、本実施の形態においては、簡単な回路構成で画像信号に応じて極性パターンを切換える液晶表示装置が実現する。
【0074】
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路について説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、極性パターン制御部及びデータドライバの構成が異なる点にあり、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、重複する部分の図示は省略する。
【0075】
(1)極性パターン制御部の構成
図16は本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の極性パターン制御部70の構成を示すブロック図である。
極性パターン制御部70は、制御回路71、ROM72、D−フリップフロップ回路73,74及び排他的論理和回路(XOR)75により構成されている。ROM72には液晶表示パネル40の水平方向の画素数(n個)分のデータを1組とした極性パターンが記憶されている。
【0076】
制御回路71は、水平同期信号H-Sync 、垂直同期信号V-Sync 及びシフトクロックSCLKを入力し、ROM72のアドレスを設定するとともに、電源をオンにした後の最初の水平同期期間だけ“1”となり、その後“0”となる書き込み信号LOADを発生する。ROM72からは、シフトクロックSCLKに同期して極性パターン信号POL1が1ビットづつ出力される。
【0077】
D−フリップフロップ73は、水平同期信号H-Sync をクロック端子CLK に入力し、反転出力端子*Q(*は反転信号を示す。以下、同じ)の出力は入力端子Dに帰還する。また、D−フリップフロップ回路74のクロック端子CLK には、垂直同期信号V-Sync が入力される。このD−フリップフロップ回路74の反転出力端子*Qの出力は入力端子Dに帰還する。D−フリップフロップ回路73,74の各反転出力端子*Qから出力された信号は、排他的論理和回路75に入力され、この排他的論理和回路75は2つの入力信号の排他的論理和を反転信号POL2として出力する。
【0078】
排他的論理和回路75から出力される反転信号POL2は、水平同期信号H-Sync の1周期毎に反転し、且つ垂直同期信号V-Sync の1周期毎に反転する。
(2)データドライバの構成
図17は本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路のデータドライバの構成を示すブロック図である。但し、本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路のデータドライバ79が図7に示すデータドライバと異なる点は、極性信号P1 〜Pn を出力する回路が異なることにあり、シフトレジスタ回路部42からボルテージホロワ部47までの構成は同じであるので、図17において図7と重複する部分の図示を省略する。
【0079】
AND回路76は、書き込み信号LOADが“1”の期間だけ、シフトクロックSCLKをシフトレジスタ回路部77に伝達する。
シフトレジスタ回路部77は、極性パターン制御部70から入力した極性パターン信号POL1をシフトクロックSCLKに同期してシフトし、1水平同期期間分の極性パターン信号POL1をパラレルに出力する。以下、シフトレジスタ回路部77からパラレルに出力される信号を極性信号A1 〜An という。
【0080】
排他的論理和回路部78は、n個の排他的論理和回路78aにより構成されている。そして、各排他的論理和回路78aは、極性信号A1 〜An と反転信号POL2との排他的論理和を極性信号P1 〜Pn として出力する。すなわち、排他的論理和回路78aは、反転信号POL2が“1”のときはシフトレジスタ回路部77から出力された極性信号A1 〜An を極性信号P1 〜Pn として出力し、反転信号POL2が“0”のときは極性信号A1 〜An を反転した信号を極性信号P1 〜Pn として出力する。
【0081】
(3)動作
以下、本実施の形態の液晶表示パネル駆動回路の動作について説明する。
図16に示す極性パターン制御部70の制御回路71は、電源をオンにした後の最初の水平同期信号H-Sync の立ち上がりに同期して書き込み信号LOADを“1”にする。また、制御回路71は、水平同期信号H-Sync に同期してROM72の初期アドレスを設定し、シフトクロックSCLKに同期してアドレスをインクリメントする。これにより、ROM72から極性パターン信号POL1がシフトクロックSCLKに同期して1ビットづつ出力される。
【0082】
一方、排他的論理和回路75は、1水平同期期間毎及び1垂直同期期間毎に論理値が反転する反転信号POL2を出力する。
図17に示すデータドライバ79のAND回路76は、書き込み信号LOADが“1”の期間はシフトクロックSCLKをシフトレジスタ回路部77に伝達する。シフトレジスタ回路部77は、水平同期信号H-Sync が“0”から“1”に変化した後、AND回路75から入力されるシフトクロックSCLKに同期して極性パターン信号POL1をシフトし、nビット分の極性パターン信号POL1をシフトすると、これらのnビット分の信号を極性信号A1 〜An としてパラレルに出力する。排他的論理和回路部77の各排他的論理和回路77aは、反転信号POL2が“1”の期間は極性信号A1 〜An を極性信号P1 〜Pn として出力し、反転信号POL2が“0”の期間は極性信号A1 〜An を反転した信号を極性信号P1 〜Pn として出力する。
【0083】
図18は書き込み信号LOAD、シフトクロックSCLK及び極性パターン信号POL1のタイミングを示すタイミングチャートを示す図、図19は反転信号POL2と極性パターンとの関係を示す図、図20は液晶表示パネルの各画素電極に印加される電圧(極性)を示す図である。
これらの図18〜図20に示すように、書き込み信号LOADが“1”の期間は、シフトクロックSCLKに同期して極性パターン信号POL1がシフトレジスタ回路部77に入力される。これにより、シフトレジスタ回路部77にはnビット分の極性パターン信号POL1が記憶される。その後、最初の1水平同期期間が終了すると書き込み信号LOADが“0”になり、シフトクロックSCLKがシフトレジスタ回路部77に入力されなくなる。このため、シフトレジスタ回路部77は、最初の1水平同期期間に入力された極性パターン信号POL1をその後も保持する。
【0084】
一方、排他的論理和回路75から出力される反転信号POL2は1水平同期期間毎に反転する。このため、図19に示すように、排他的論理和回路部78から出力される極性信号P1 〜Pn (図19ではP01からP12までを示す)は1水平同期期間毎に反転する。従って、図20に示すように、垂直方向に隣接する各画素電極の極性は相互に異なる。
【0085】
更に、排他的論理和回路75から出力される反転信号POL2は、1垂直同期期間毎に反転する。これにより、各画素電極の極性は1フレーム毎に反転する。
(4)第3の実施の形態の効果
本実施の形態においては、1水平同期期間分だけの極性パターンをROM72に記憶しておけばよいので、ROM72の記憶容量が少なくてすむ。
【0086】
なお、本実施の形態においても、第2の実施の形態のように、ROM72に複数組の極性パターンを記憶しておき、データ信号TADAと極性パターン信号POL1とを比較器で比較して両者の類似を評価し、フリッカが発生するおそれがあるときにはROM72から読み出す極性パターン信号を切換えるようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路について説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、極性パターン制御部及びデータドライバの構成が異なる点にあり、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、重複する部分の図示は省略する。
【0087】
(1)極性パターン制御部の構成
図21は本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の極性パターン制御部の構成を示すブロック図である。
極性パターン制御部80は、D−フリップフロップ回路81,82、排他的論理和回路83及び切換えスイッチ84とにより構成されている。D−フリップフロップ81は、水平同期信号H-Sync をクロック端子CLK に入力し、反転出力端子*Qの出力は入力端子Dに帰還する。また、D−フリップフロップ回路82のクロック端子CLK には、垂直同期信号V-Sync が入力される。このD−フリップフロップ回路82の反転出力端子*Qの出力は入力端子Dに帰還する。D−フリップフロップ回路81,82の各反転出力端子*Qから出力された信号は、排他的論理回路83に入力される。この排他的論理和回路83は2つの入力信号の排他的論理和を反転信号POL2として出力する。この排他的論理和回路83から出力される反転信号POL2は、水平同期信号H-Sync の1周期毎に反転し、且つ垂直同期信号V-Sync の1周期毎に反転する。切換えスイッチ84は、高電位側配線又は低電位側配線のいずれか一方に接続され、“1”又は“0”を出力する。
【0088】
(2)データドライバの構成
図22は本実施の形態の液晶表示パネルのデータドライバの構成を示すブロック図である。但し、本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路のデータドライバ89が図7に示すデータドライバと異なる点は、極性信号P1 〜Pn を出力する回路が異なる点にあり、シフトレジスタ回路部42からボルテージホロワ部47までの構成は同じであるので、図22において図7と重複する部分の図示を省略する。
【0089】
データドライバ89は、n個の論理回路85と、排他的論理回路部86とを有している。各論理回路85は、図23に示すように、入力端子Cに入力される選択信号SEL が“0”のときは入力端子Aの入力が出力端子Qに出力され、選択信号SEL が“1”のときは入力端子Bの入力が出力端子Qに出力される。
本実施の形態においては、図22に示すように、4m−3(但し、m=1,2,…)番目の論理回路85は、入力端子A,Bがいずれも“1”のラインに接続されている。また、4m−2番目の論理回路85は、端子Aが“0”のライン、端子Bが“1”のラインに接続されている。4m−1番目の論理回路85は、端子Aが“1”のラインに接続され、端子Bが“0”のラインに接続されている。4m番目の論理回路85は、端子A,Bがいずれも“0”のラインに接続されている。
【0090】
また、排他的論理和回路部86は、n個の排他的論理回路86aにより構成されている。各排他的論理回路86aの一方の入力端子には反転信号POL2が入力され、他方の入力端子は論理回路85の出力端子Qに接続されている。
図24(A)は選択信号SEL が“0”のときの極性パターンを示す図、24(B)は選択信号SEL が“1”のときの極性パターンの極性を示す図である。選択信号SEL が“0”のときは、水平方向及び垂直方向に隣り合う画素電極14の極性はいずれも逆となる。また、選択信号SEL が“1”のときは、水平方向に並ぶ画素電極14は2画素づつ極性が反転し、垂直方向に並ぶ画素電極は1画素毎に極性が反転する。
【0091】
(3)動作
例えば、切換えスイッチ84を切換えて選択信号SEL を“0”とする。そうすると、論理回路85から排他的論理和回路部86に、図24(A)に示す反転信号がパラレルに入力される。排他的論理和回路部86は、論理回路85から入力された信号と反転信号POL2との論理和を、極性信号P1 〜Pn として出力する。反転信号POL2は1水平同期期間毎に反転するので、液晶表示パネル40の各画素電極の極性は図24(A)に示すようになる。また、反転信号POL2は1水平同期期間毎に反転するので、各画素電極の極性は1フレーム毎に反転する。
【0092】
切換えスイッチ84を切換えて選択信号SEL を“1”とすることにより、排他的論理和回路86に入力される極性パターンが変化し、液晶表示パネル40の各画素電極の極性は図24(B)に示すようになる。
(4)第4の実施の形態の効果
本実施の形態においては、選択信号SEL により、極性パターンを変化させることができる。また、本実施の形態においては、第1乃至第3の実施の形態と異なり、極性パターンを記憶しておくためのROMが不要となる。
【0093】
(第5の実施の形態)
図25は、第5の実施の形態の概要を示す図である。本実施の形態では、表示範囲を横64×3(R・G・B)画素、縦128画素の矩形のブロックに分割し、1つのブロック内にフリッカが発生するパターン(以下、フリッカパターンという)がどの程度含まれるかを最小転送単位毎に判定し、1ブロック内にフリッカパターンが一定数(この例では1ブロック内の25%)以上含まれるときに、極性パターンを切り替えるものである。なお、以下の例では、水平方向に並ぶR・G・Bの3つの画素を1つの表示単位としており、この表示単位をピクセルと表記する。また、前記最小転送単位は2ピクセル分(6画素分)のデータとする。
【0094】
本実施の形態では、初期状態において図26(A)に示すように、縦方向及び横方向に正極性と負極性が交互に交代する極性パターン(第1の極性パターンという)で表示し、第1の極性パターンでフリッカが発生すると判定したときに図26(B)で示すように、横方向に1画素毎、縦方向に2画素毎に極性が交代する極性パターン(第2の極性パターンという)に変化させる動作を実現するものである。
【0095】
(1)駆動回路の構成
図27は本発明の第5の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路は、タイミングコントローラ101、駆動モード決定部102、データドライバ109、ゲートドライバ(図示せず)及び基準電圧発生回路(図示せず)により構成されている。また、駆動モード決定部102は、表示データ変換部103、フリッカ判定部104、動作範囲指定部105、フリッカ情報格納部106、フリッカ情報量判定部107及び駆動モード選択部108により構成されている。タイミングコントローラ101、ゲートドライバ及び基準電圧発生回路の構成は基本的に第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。また、以下の説明では、タイミングコントローラ101から出力されるR・G・B信号はいずれも6ビットの信号であるとする。
【0096】
(2)駆動モード決定部の回路
図28〜図33は駆動モード決定部102を構成する表示データ変換部103、フリッカ判定部104、動作範囲指定部105、フリッカ情報格納部106、フリッカ情報量判定部107及び駆動モード選択部108の回路図である。
表示データ変換部103は、図28に示すように、6個の4入力ORゲート111a〜111fにより構成されている。ORゲート111a〜111cはそれぞれ奇数番目のピクセルのR・G・B信号を入力し、ORゲート111d〜111fは偶数番目のピクセルのR・G・B信号を入力して、入力信号を2値化した信号を出力する。
【0097】
すなわち、ORゲート111aには奇数番目のピクセルのR信号の上位4ビット(RO2 〜RO5 )が入力され、これらのビットRO2 〜RO5 のうちの少なくとも1つのビットが“1”であれば出力信号DRO を“1”とし、ビットRO2 〜RO5 がいずれも“0”のときは出力信号DRO を“0”とする。信号DRO が“1”のときは画素が点灯していることを示し、“0”のときは画素が非点灯であることを示している。ORゲート111b,111cの動作もこれに準じており、奇数番目のピクセルのG信号又はB信号の上位4ビットGO2 〜GO5 ,BO2 〜BO5 が入力され、これらの4ビットの少なくとも1つのビットが“1”であれば出力信号DGO ,DBO を“1”とし、入力された4ビットがいずれも“0”であれば出力信号DGO ,DBO を“0”とする。
【0098】
これと同様に、ORゲート111d,111e,111fは偶数番目のピクセルのR・G・Bデータの上位4ビットをそれぞれ入力し、入力された4ビット(RE2 〜RE5 ,GE2 〜GE5 ,BE2 〜BE5 )のうちの少なくとも1つのビットが“1”であれば出力信号DRE ,DGE ,DBE を“1”とし、入力された4ビットがいずれも“0”であれば出力信号DRE ,DGE ,DBE を“0”とする。
【0099】
フリッカ判定部104は、図29に示すように、4つの加算器(アダー)112a〜112dと、2つのNORゲート113a,113dと、2つのORゲート113b,113cと、2つのANDゲート114a,114bとにより構成されている。このフリッカ判定部104は、水平方向に隣り合う2ピクセル(6画素)分のデータについて、フリッカパターンであるか否かを判定する。
【0100】
すなわち、加算器112aは、表示データ変換部103から出力される信号DRO ,DBO ,DGE を入力し、これらを加算した信号(2ビットの信号)を出力する。また、加算器112bは、表示データ変換部113から出力される信号DGO ,DRE ,DBE を入力し、これらを加算した信号(2ビットの信号)を出力する。NORゲート113aは加算器112aから出力される2ビットの信号の少なくとも一方のビットが“1”のときに“0”を出力し、いずれも“0”のときに“1”を出力する。ORゲート113bは、加算器112bから出力される2ビットの信号の少なくとも一方が“1”のときに“1”を出力し、いずれも“0”のときには“0”を出力する。ANDゲート114aは、NORゲート113a及びORゲート113bの出力がいずれも“1”のときに出力信号FLDEL を“1”とし、少なくとも一方が“0”のときに出力信号FLDEL を“0”とする。このANDゲート114aの出力信号FLDEL が“1”のときは、図34(A)に示すようなデータ配列となり、偶数番目の画素にフリッカが発生する偶数フリッカパターンであることを示している。なお、図34において、図中X印で示す画素のうち少なくとも1つの画素は“1”である。
【0101】
加算器112cは、表示データ変換部103から出力される信号DRO ,DBO ,DGE を入力し、これらを加算した信号(2ビットの信号)を出力する。また、加算器112dは、表示データ変換部103から出力される信号DGO ,DRE ,DBE を入力し、これらを加算した信号(2ビットの信号)を出力する。ORゲート113cは加算器112cから出力される2ビットの信号の少なくとも一方が“1”のときに“1”を出力し、いずれも“0”のときに“0”を出力する。また、NORゲート113dは、加算器112dから出力される2ビットの信号の少なくとも一方のビットが“1”のときに“0”を出力し、いずれも“0”のときには“1”を出力する。ANDゲート114bは、ORゲート113c及びNORゲート113dの出力がいずれも“1”のときに出力信号FLDOL を“1”とし、少なくとも一方が“0”のときに出力信号FLDOL を“0”とする。ANDゲート114bの出力信号FLDOL が“1”のときは、図34(B)に示すようなデータ配列となり、奇数番目の画素にフリッカが発生する奇数フリッカパターンであることを示している。
【0102】
動作範囲指定部105は、図30に示すように、カウンタ115と、ORゲート116と、カウンタ117と、RSラッチ回路118a〜118h(但し、RSラッチ回路118c〜118gの図示は省略している)と、セレクタ119とにより構成されている。この動作範囲指定部105は、フリッカパターンの発生割合を調べるブロック(動作範囲ともいう)を規定する部分である(図25参照)。
【0103】
カウンタ115は水平同期信号H-sync のパルスをカウントし、垂直同期信号V-sync によりクリアされる。そして、カウント値が128,256,384,512,640又は768になると、それに応じた出力信号128L,256L,…,768Lのいずれか1つを“H”にする。ORゲート116は、カウンタ115の出力信号128L,256L,…,768Lのうちのいずれか1つが“H”になると、出力信号CONTCLR を“H”とする。これにより、128ライン毎に“H”となる信号CONTCLR が得られる。
【0104】
また、カウンタ117は水平同期信号H-sync によりクリアされ、その後データクロックDCLKをカウントする。そして、カウント値が0のとき(カウンタ117がクリアされたとき)、又は64,128,192,320,384,448,512番目のデータクロックDCLKがカウントされると、それに応じた出力信号0D,64D ,…,512Dが“H”になる。
【0105】
ラッチ回路118aはカウンタ117の出力信号0Dによりセットされ、信号64D によりリセットされる。ラッチ回路118aがセットされている間は、出力信号1/8Hが“H”となる。ラッチ回路118bはカウンタ117の出力信号64D によりセットされ、信号128Dによりリセットされる。ラッチ回路118bがセットされている間は、出力信号2/8Hが“H”となる。その他のラッチ回路118c〜118hの動作も、これに準じる。
【0106】
セレクタ119は垂直同期信号V-sync が入力される毎に、ラッチ回路118a〜118hから出力された信号のいずれか1つを順番に選択し、動作範囲を規定する信号DEを出力する。このようにして、セレクタ119からは所定のブロックが選択されている間だけ“H”となる信号DEが出力される。
フリッカ情報格納部106は、図31に示すように、ANDゲート120と、2つの64段シフトレジスタ121a,121bと、ANDゲート122a,122bと、ORゲート123により構成されている。このフリッカ情報格納部106は、縦方向に存在するフリッカパターンを検出する。
【0107】
すなわち、ANDゲート120はデータクロックDCLKを入力し、動作範囲を規定する信号DEが“H”の期間だけクロックPCLKとして出力する。64段シフトレジスタ121aは、フリッカ判定部104から出力される偶数フリッカパターン信号FLDEL をクロックPCLKに同期したタイミングで入力して順次シフトする。そして、最終段のレジスタの値が信号FLDEF として出力される。また、64段シフトレジスタ121bは、フリッカ判定部104から出力される奇数フリッカパターン信号FLDOL をクロックPCLKに同期したタイミングで入力して順次シフトする。そして、最終段のレジスタの値が信号FLDOF として出力される。
【0108】
ANDゲート122aは偶数フリッカパターンFLDEF 及びシフトレジスタ121aの出力信号FLDEL がいずれも“H”のときに“H”を出力する。また、ANDゲート122bは奇数フリッカパターン信号FLDOF 及びシフトレジスタ121bの出力信号FLDOF がいずれも“H”のときに“H”を出力する。ORゲート123は、ANDゲート122a及びANDゲート122bの少なくとも一方の出力が“H”のときに出力信号FLSED を“H”とする。すなわち、フリッカ情報格納部106は、縦方向に並ぶ画素がフリッカパターンであるときに出力信号FLSED を“H”にする。
【0109】
フリッカ情報量判定部107は、図32に示すように、カウンタ124とRSラッチ回路125とにより構成されている。そして、動作範囲指定部105により規定された範囲内にフリッカパターンがどのくらいの割合で存在するのかを判定する。
すなわち、カウンタ124は、動作範囲指定部105のORゲート116の出力信号CONTCLR が“H”になるとクリアされ、フリッカ情報格納部106のANDゲート120から出力されるクロックPCLKに同期したタイミングで、フリッカ情報格納部106のORゲート123の出力信号FLSED の値を取り込み、カウント数を増していく。そして、カウント数が6144以上になると、カウンタ124の出力が“H”になる。カウンタ124は、垂直方向の動作範囲を超えると、動作範囲指定部105のORゲート116の出力CNTCLRによりクリアされる。RSラッチ回路125は、カウンタ124の出力によりセットされ、垂直同期信号V-sync によりリセットされる。RSラッチ回路125の出力信号FLJDが“H”のときは動作範囲(64×3×128画素)に6144個のフリッカパターンがあることを示す。
【0110】
駆動モード選択部108は、図33に示すように、ANDゲート126と、カウンタ127と、RSラッチ回路128とにより構成される。この駆動モード選択部106は、フリッカ情報量判定部107が一定数を超えるフリッカパターンを検出したときに出力信号FLPTを“H”とする。そして、フリッカパターンが前記一定数以下のフレームが一定期間にわたって続いたときに、出力信号FLPTを“L”に戻すという機能を有する。
【0111】
すなわち、ANDゲート126はフリッカ情報量判定部105のラッチ回路125の出力FLJDの反転信号と信号FRM とを入力する。信号FRM は垂直同期信号V-sync に同期した信号であり、V-sync のパルスよりも前でかつ画像データが空白となる期間に“H”となるパルスを有する信号である。ANDゲート126は、RSラッチ回路125の出力信号FLJDが“L”であり、かつ信号FRM が“H”のときに“H”となる信号GCLKを出力する。
【0112】
カウンタ127はANDゲート126の出力信号GCLKをカウントし、カウント値が一定の値になると出力信号FLRST を“H”にしてカウンタの値をクリアする。すなわち、カウンタ127はフリッカのないフレームをカウントしており、フリッカのないフレームが一定の期間(例えば15〜30フレーム期間)続くと、出力信号FLRST を“H”とする。
【0113】
RSラッチ回路128は、図32のRSラッチ回路125の出力信号FLJDが“H”になるとリセットされ、カウンタ127の出力信号FLRDT でリセットされる。RSラッチ回路128の出力信号FMODE が“L”のときは第1の極性パターンが選択され、“H”のときは第2の極性パターンが選択されることを示す。
(3)データドライバの構成
図35はデータドライバ109を示すブロック図である。但し、このデータドライバ109が図7に示すデータドライバと異なる点はシフトレジスタ回路部41に替えて極性パターン決定部191を有することにあり、その他の構成は基本的に同一であるので、重複する部分の図示及び説明を省略する。
【0114】
極性パターン決定部191は、ラッチ回路128の出力信号FMODE が“L”の期間は1水平同期期間毎に極性信号P1 ,P2 ,…,Pn の極性を変化させ、ラッチ回路128の出力信号FLPTが“H”の期間は2水平同期期間毎に極性信号P1 ,P2 ,…,Pn の極性を変化させる。この極性信号P1 ,P2 ,…,Pn により、データドライバから出力されるデータ信号O1 〜On の極性が決定される(図26参照)。
【0115】
(4)第5の実施の形態の効果
本実施の形態では、論理回路で形成された回路によりフリッカパターンの有無を検出して、フリッカが顕著となるときは極性パターンを第1の極性パターンから第2の極性パターンに自動的に変化させるので、フリッカにより画面が見にくくなることを防止できる。また、本実施の形態では、駆動モード決定部102を論理回路のみで形成し、ROMを使用しないので、製造コストが削減されるという利点もある。
【0116】
(5)変形例
上記の第5の実施の形態では、画面を複数のブロックに分割し、少なくとも1つのブロックに一定数以上のフリッカパターンが検出されたときに極性パターンを変化させる場合について説明したが、全ブロック数に対しフリッカパターンが一定数(例えば25%)以上検出されたブロックの割合を求めて、その割合が予め設定された値(例えば、全ブロック数の20%)を超えた場合に、極性パターンを変化させるようにしてもよい。
【0117】
また、分割したブロックの境目におけるフリッカの発生を検出するために、例えば1フレーム毎にブロック範囲を半分だけ上下方向又は左右方向にシフトさせてもよい。この場合、1フレーム毎に動作範囲指定部105内のカウンタ115,117にオフセット値を設定するようにすればよい。
(第6の実施の形態)
以下、本発明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態では、第5の実施の形態に比べてフリッカパターンを更に詳細に設定する。
【0118】
図36〜図42は本実施の形態の概要を説明する図である。本実施の形態においては、図36に示すようなパターンが検出された場合をフリッカパターンとする。以下、これらをフリッカパターンとする理由を説明する。
R・G・B別に点灯画素の極性に偏りがあった場合にフリッカが発生する。このため、水平方向に隣り合う2つのピクセルのR・G・Bの1色について、一方の画素が点灯し、他方の画素が非点灯であるパターンを数え、一定量であればフリッカパターンとする。図36のB,C,Dがこれに該当する。
【0119】
ところで、液晶表示パネルの画素を透過する光の量は、透過量とカラーフィルタの補正値との積に関係する。R・G・Bの各カラーフィルタの補正値は均一ではなく、Gが70%、Rが20%、Bが10%程度である。従って、水平方向に並んだ2つのピクセルのG画素の一方のみが点灯し他方が非点灯の場合は、フリッカが顕著となる。そこで、本実施の形態においては、水平方向に隣り合う2つのピクセルのうち一方のピクセルのG画素が点灯、他方のピクセルのG画素が非点灯の場合、R画素及びB画素が点灯しているか否かに拘わらず、フリッカパターンとする。図36のA,F〜Lがこれに該当する。また、本実施の形態では水平方向に隣り合う2つのピクセルのG画素がいずれも非点灯であり、且つ、一方のピクセルのR画素又はB画素のいずれか一方若しくは両方が点灯し、他方のピクセルのR画素及びB画素が非点灯である場合もフリッカパターンとする。図36のB,D,Eがこれに該当する。
【0120】
上記の方法では、水平方向のみでフリッカパターンを検出するため、図37(B)に示すような縦縞パターンなどのフリッカが発生しないパターンもフリッカパターンとして判定する。そこで、水平方向に並ぶ画素のうちR・G・Bのうちの1色について注目し、点灯している画素の数を奇数列の画素と偶数列の画素とに分けてカウントする回路を設け、カウント数が所定の値以上であればフラグを立てる。そして、奇数番目又は偶数番目の画素について、N(Nは整数)行目とN+1行目とでフラグを比較し、一方の行のみにフラグが立っている場合は図37(A)のような状態であると判断する。また、N行目及びN+1行目にいずれもフラグが立っていれば、図37(B)に示すような状態になっており、このような状態が一定行あれば画面に縦縞を表示していると判断する。図38を参照して更に詳細に説明する。図38において、水平方向の奇数番目又は偶数番目の画素の総数をXとし、そのうち点灯している画素の数をYとする。ここで、N行目及びN+1行目で前記一定のカウント数以上点灯していれば、必ず3Y−2Y以上の画素が縦に連続して点灯していることになる。このような原理で縦縞を検出することができる。
【0121】
また、上記の原理を応用して図39に示すような縦方向に2画素連続する市松模様(チェッカーパターン:以下、2ドット市松パターンという))等の特殊パターンを検出することができる。例えば、ある色の奇数番目の画素について、N行目、N+1行目は点灯画素の数が所定の数以上であることを示すフラグが立っており、N+2行目、N+3行目は点灯画素の数が所定の数以下であることを示すフラグが立っているとする。また、同時に、同一色の偶数番目の画素について、N行目、N+1行目は点灯画素の数が所定の数以下であることを示すフラグが立っており、N+2行目、N+3行目は点灯画素の数が所定の数以上であることを示すフラグが立っているとする。このようなパターンを抽出することにより、2ドット市松パターンを検出することができる。
【0122】
なお、フリッカは正極性のときの輝度と負極性のときの輝度との差により発生するので、輝度が低い部分ではフリッカが認識しにくくなる。また、輝度が高い部分でも、印加電圧に対する透過率の変化が小さいため、フリッカが認識しにくくなる。更に、バックライトの輝度によってもフリッカの見え方は変わってくる。このため、画素の点灯又は非点灯は、上記の条件に合わせて適宜設定すればよい。
【0123】
図40のようなパターンをフリッカパターンから除外するために、ある一定の条件では非点灯の画素を点灯画素と判定するようにしてもよい。図40に示すパターンの場合、全体的には正極性と負極性が混在するためフリッカは発生しないが、N+1行目のRO画素とN+2行目のRO画素がいずれも非点灯であるため、縦縞又は2ドット市松パターンの検出も行われない。従って、N行目及びN+2行目の奇数番目又は偶数番目の画素が点灯し、かつ、N+1行目及びN+2行目の奇数番目又は偶数番目の画素が非点灯のときは、N+1行目及びN+2行目の画素も点灯しているとする。これにより、図40のようなパターンをフリッカパターンから除外することができる。
【0124】
上述したフリッカパターンの判定方法、及び除外パターンの判定方法を適宜組み合わせることにより、極性パターンに合わせた最適なフリッカパターン検出を実現することができる。例えば、極性パターンが図26(A)に示すようなドット反転パターンの場合、水平方向に隣り合う2つのピクセルの点灯画素を調べることによりフリッカパターンを抽出する。その後、縦縞パターンか否かの判定及び縦2ドット市松パターンか否かの判定を行い、縦縞パターン又は縦2ドット市松パターンの場合はフリッカパターンから除外する。そして、最終的にフリッカパターンを表示していると判定したときは極性パターンを例えば図26(B)に示すような横2ライン縦1ライン反転パターンに切換える。
【0125】
また、極性パターンが図41に示すような縦ライン反転極性パターンの場合、ある色の偶数番目の列が縦縞であり、奇数番目の列が縦縞でないときにフリッカパターンとして極性パターンを切換える。
更に、極性パターンが図42に示すような横ライン反転極性パターンの場合、水平方向に並ぶ画素のうち点灯している画素の数をカウントし、所定数以上であることを示すフラグ又は所定数以下であることを示すフラグを立てて、NラインとN+1ラインとで比較を行う。例えばNラインの点灯画素の数が所定数以上であり、N+1ラインの非点灯画素の数が所定数以上のパターンがフリッカパターンとなるため、このようなパターンが一定数以上であれば極性パターンを切換る。
【0126】
(1)第6の実施の形態の構成
図43は本実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の構成を示すブロック図である。但し、図43において、第5の実施の形態の図27と同一物には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
本実施の形態の液晶表示パネルの駆動方法は、タイミングコントローラ101と、駆動モード決定部102aと、データドライバ109とにより構成される。また、駆動モード決定部102aは、表示データ変換部103と、動作範囲指定部105と、フリッカ判定/駆動モード選択部140とにより構成される。
【0127】
(2)フリッカ判定/駆動モード選択部の回路
図44〜図49はフリッカ判定/駆動モード選択部の回路図である。図44に示す回路において、表示データ変換部103で2値化されたR・G・B信号(DR,DRE ,DGO ,DGE ,DBO ,DBE )のうち、信号DGO ,DGE はXORゲート141に入力される。XORゲート141は、信号DGO 又はDGE のいずれか一方のみが“H”のときに出力信号GFP を“H”とし、その他のときは出力信号GFP を“L”とする。一方、D−フリップフロップ142は、動作範囲指定部105から出力される信号CNTCLRとデータクロックDCLKとを入力し、信号CNTCLRから1クロック分遅延した信号DCNTCLR を出力する。
【0128】
ANDゲート143は、動作範囲指定部105から出力される動作範囲を規定する信号DEと、XORゲート141から出力される信号GFP とがいずれも“H”のときに“H”となり、それ以外のときは“L”となる信号を出力する。カウンタ144は、ANDゲート143の出力をクロックDCLKに同期したタイミングでカウントする。そして、カウント値が2048(ブロック内のG画素の1/4)になると、出力を“H”とする。また、カウンタ144は、D−フリップフロップ142から出力される信号DCNTCLR によりクリアされる。RSラッチ回路143は、カウンタ144の出力によりセットされ、信号DCNTCLR によりリセットされる。
【0129】
この図44に示す回路は、G画素についてフリッカパターンか否かを判定するものである。すなわち、水平方向に並んだ2ピクセル(6画素)うち、一方のG画素が点灯し、他方のG画素が非点灯の場合をフリッカパターンとしている。そして、RSラッチ回路145は、動作範囲指定部105で規定された動作範囲にG画素によるフリッカパターンが2048以上あるときに、出力信号GFを“H”とする。
【0130】
図45に示す回路において、ANDゲート146は表示データ変換部103から出力される信号DGO と動作範囲指定部105から出力される動作範囲を規定する信号GEとを入力し、これらの信号がいずれも“H”のときのみ“H”を出力する。カウンタ147は、ANDゲート146の出力をデータクロックDCLKに同期したタイミングでカウントし、カウント値が112になると“H”を出力する。このカウンタ147は、水平同期信号H-sync によりクリアされる。RSラッチ回路148は、カウンタ147の出力が“H”になるとセットされて出力信号GOCNT を“H”とし、水平同期信号H-sync によりリセットされる。
【0131】
シフトレジスタ149〜152は、初段のシフトレジスタ149にRSラッチ回路148の出力信号GOCNT が入力され、信号LPによりデータをシフトする。なお、信号LPは、水平同期信号H-sync の有効データ範囲後に“H”となる信号である。ANDゲート152はシフトレジスタ149,150の出力と、シフトレジスタ151,152の反転出力とを入力し、これらがいずれも“H”のときに“H”となる信号GE2DOTを出力する。また、ANDゲート154は、シフトレジスタ149,150の出力を入力し、これらがいずれも“H”のときに“H”となる信号GET を出力する。
【0132】
図46に示す回路においても、図45の回路と同様に、ANDゲート155は表示データ変換部103から出力される信号DGE と動作範囲指定部105から出力される動作範囲を規定する信号DEとがいずれも“H”のときに“H”となる信号を出力する。カウンタ157は、ANDゲート156の出力をデータクロックDCLKに同期したタイミングでカウントする。そして、カウント値が112になると出力を“H”とする。このカウンタ157は水平同期信号H-sync によりクリアされる。RSラッチ回路158は、カウンタ157の出力によりセットされて信号GECNT を出力し、水平同期信号H-sync によりリセットされる。
【0133】
シフトレジスタ159〜162は、初段のシフトレジスタ159にRSラッチ回路158の出力信号GECNT が入力され、信号LPによりデータをシフトする。ANDゲート161はシフトレジスタ159,160の出力と、シフトレジスタ161,162の反転出力とを入力し、これらがいずれも“H”のときに“H”となる信号GE2DOTを出力する。また、ANDゲート164は、シフトレジスタ159,160の出力を入力し、これらがいずれも“H”のときに“H”となる信号GET を出力する。
【0134】
上記の図45,46に示す回路は、フリッカパターンから除外するパターンを検出する回路である。例えば、水平方向に隣り合う2つのピクセルのうちの一方のG画素が点灯し、他方のG画素が非点灯の場合、XORゲート141ではフリッカパターンと判定する。しかし、図37(A)に示すような場合はフリッカが顕著に現れるが、図37(B)に示すように縦方向に点灯画素が並ぶ場合はフリッカが目立たなくなる。そこで、本実施の形態においては、縦方向にみて奇数及び偶数ライン別に点灯している画素の数をカウンタ147,157でカウントし、カウンタ値が112以上であれば、RSラッチ回路148,158の出力信号GOCNT ,GECNT を“H”とする。N行目の信号GOCNT ,GECNT とN+1行目のカウント値をANDゲート154,164で比較し、いずれも“H”のときは図37(B)に示すように縦方向に点灯画素が並んでいると判断する。このとき、ANDゲート154,164の出力信号GOT ,GET が“H”になる。また、ANDゲート152,162の出力が“H”のときは、図39に示すように、2ドット市松パターンであると判断する。このとき、ANDゲート152,162の出力信号GO2DOT,GE2DOTが“H”になる。
【0135】
図47に示す回路において、D−フリップフロップ171は、信号LPを1クロック分遅延した信号DLP を出力する。ORゲート172は図45,図46に示すANDゲート154,164から出力される信号GOT, GETを入力し、少なくとも一方が“H”のときに“H”となる信号を出力する。カウンタ173は、ORゲート172の出力を、D−フリップフロップ171の出力信号DLP に同期したタイミングでカウントする。そして、カウント値が108になると“H”になる信号を出力する。このカウンタ173は図44に示すD−フリップフロップ142の出力信号DCNTCLR によりクリアされる。RSラッチ回路174は、カウンタ173の出力が“H”になるとセットされ、図44のD−フリップフロップ142から出力される信号DCNTCLR が“H”になるとリセットされる。
【0136】
この図47に示す回路は、選択されたブロック内の奇数番目のピクセルの緑画素又は偶数番目のピクセルの緑画素が縦方向に並んでいる数をカウントし、カウント値が108になると、RSラッチ回路174の出力信号GTATE を“H”とする。
図48に示す回路において、ORゲート175は表示データ変換部103から出力される信号DRO ,DBO を入力し、これらの信号DRO ,DBO の少なくとも一方が“H”のときに“H”となる信号を出力する。また、ORゲート176は表示データ変換部103から出力される信号DRE ,DBE を入力し、これらの信号DRE ,DBE の少なくとも一方が“H”のときに“H”となる信号を出力する。そして、図44〜図47に示す回路と同様の回路177により、信号RBF ,RBTATE,RBO2DOT ,RBE2DOT を生成して出力する。なお、信号RBF は1ブロック内にR画素又はB画素のフリッカパターンが2048以上存在するか否かを示す信号、信号RBTATEは赤(R)又は青(B)の縦縞パターンか否かを示す信号、信号RBO2DOT はR画素又はB画素について奇数列縦2ドットパターンか否かを示す信号、信号RBE2DOT はR画素又はB画素について偶数列縦2ドットパターンか否かを示す信号である。
【0137】
図49に示す回路において、ORゲート181はG画素の奇数列の縦2ドット市松パターンを示す信号GO2DOTとR画素及びB画素の奇数列の2ドット市松パターンを示す信号RBO2DOT とを入力し、少なくとも一方が“H”のときは“H”を出力する。また、OR回路182は、G画素の偶数列の2ドット市松パターンを示す信号GE2DOTとR画素及びB画素の偶数列の2ドット市松パターンを示す信号RBE2DOT とを入力し、少なくとも一方が“H”のときは“H”を出力する。ANDゲート183は、ANDゲート181,182の出力と、動作範囲を規定する信号DEとを入力し、これらがいずれも“H”のときのみに“H”を出力する。
【0138】
カウンタ184は、ANDゲート183の出力を図47に示すD−フリップフロップ171から出力される信号DLP のタイミングでカウントし、カウント値が8になると“H”を出力する。このカウンタ184は、動作範囲指定部105から出力される信号CNTCLRによりクリアされる。RSラッチ回路185は、カウンタ187の出力によりセットされ、動作範囲指定部105から出力される信号CNTCLRによりリセットされる。これにより、RSラッチ回路185の出力信号2DOTは、縦縞パターンを8以上検出したときに“H”となる。
【0139】
ANDゲート186の出力は、図48に示す回路から出力される信号RBF と信号RBTATEの反転信号とがいずれも“H”のときのみ“H”となる。ANDゲート187は、ANDゲート186の出力信号、図44に示すRSラッチ回路145の出力信号GF、図47に示すRSラッチ回路174の出力信号GTATE の反転信号、図49のRSラッチ回路185の出力信号2DOTの反転信号、動作範囲指定部105から出力される信号CNTCLRがいずれも“H”のときのみ“H”を出力する。RSラッチ回路188は、ANDゲート181の出力によりセットされ、動作モード選択部のカウンタ127(図33参照)から出力される信号FLRST によりリセットされる。このRDラッチ回路188から出力される信号FMODE により、第5の実施の形態と同様に、極性パターンを切り替える。
【0140】
(3)第6の実施の形態の効果
本実施の形態においては、第5の実施の形態と同様の効果が得られるのに加えて、フリッカパターンやフリッカ除外パターンを適切に設定することにより、より細かい調整が可能であるという利点がある。
なお、上記した第1〜第6の実施の形態においては、いずれもタイミングコントローラ31はパーソナルコンピュータに接続されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。タイミングコントローラに接続される機器としては、TVチューナーやその他の映像機器がある。
【0141】
また、上述した第1〜第6の実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は上述した実施の形態の範囲に限定されるものではない。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、極性パターンをROM等の極性パターン記憶部に記憶しているので、回路構成が簡単であり、ハードウェアの変更を行うことなく極性パターンを変更することができる。これにより、表示パネルの表示パターンに応じた極性パターンに設定することができて、例えば2ドット毎に極性が反転する極性パターンや、連続する3ドットのうち連続する2ドットが同じ極性、他の1ビットが逆の極性となる極性パターンとすることにより、フリッカの発生を低減することができる。
【0143】
また、本発明によれば、複数種類の極性パターンを極性パターン記憶部に記憶しておき、該極性パターン記憶部から出力された極性パターンと画像信号とを比較して、その結果に応じて極性パターン記憶部から出力する極性パターンを切換えるので、表示する画像に応じて極性パターンが自動的に切換わる。これにより、フリッカの発生をより確実に防止することができる。
【0144】
更に、本発明によれば、複数の極性パターンを発生可能な極性パターン発生部を例えば論理回路により構成し、選択信号発生部から出力される選択信号に応じていずれか1つの極性パターンを極性パターン発生部から出力させる。これにより、ハードウェアを変更することなく極性パターンを変更することができる。
更にまた、本発明によれば、表示画面を複数のブロックに分割し、少なくとも1つのブロックに含まれるフリッカパターンの割合を算出して、その結果に応じて極性パターンを変化させるので、フリッカの発生を低減することができる。この場合、フリッカパターンを検出する回路を論理回路のみで形成することが可能であり、ROMなどのメモリ等を使用する場合に比べて製品コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は液晶表示パネルの構造を示す断面図である。
【図2】図2は同じくその液晶表示パネルのTFT基板の平面図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路を示すブロック図である。
【図4】図4は垂直同期信号V-Sync 、水平同期信号H-Sync 、画像信号RGB 、ゲートスタート信号GSTR及びゲートクロックGCLKのタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】図5は水平同期信号H-Sync 、データクロックDCLK、R信号、G信号、B信号、データスタート信号DSTIN 、ストローブ信号STB 及びシフトクロックSCLKのタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】図6は極性パターン制御部の構成を示すブロック図である。
【図7】図7はデータドライバの構成を示すブロック図である。
【図8】図8はD/A変換器の構成を示す回路図である。
【図9】図9は同じくそのD/A変換器のデコーダの入力と出力との関係を示す図である。
【図10】図10は画素電極に印加する電圧と光の透過率との関係を示す図である。
【図11】図11(A)〜(D)はいずれも極性パターンの例を示す模式図である。
【図12】図12は極性パターンの他の例を示す模式図である。
【図13】図13(A)は、図12の極性パターンを使用したときにフリッカが顕著になる表示パターンを示す模式図、図13(B)は同じくその表示パターンで表示される色を示した図である。
【図14】図14は第2の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の極性パターン制御部の構成を示すブロック図である。
【図15】図15(A)は極性パターンの例を示す図、図15(B)はシフトクロック及び極性パターン信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図16】図16は第3の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の極性パターン制御部の構成を示すブロック図である。
【図17】図17は第3の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路のデータドライバの構成を示すブロック図である。
【図18】図18は書き込み信号LOAD、シフトクロックSCLK及び極性パターン信号POL1のタイミングを示すタイミングチャートを示す図である。
【図19】図19は反転信号POL2と極性パターンとの関係を示す図である。
【図20】図20は液晶表示パネルの各画素電極の極性を示す図である。
【図21】図21は第4の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の極性パターン制御部の構成を示すブロック図である。
【図22】図22は第4の実施の形態の液晶表示パネルのデータドライバの構成を示すブロック図である。
【図23】図23はデータドライバ内の論理回路の入力と出力との関係を示す図である。
【図24】図24(A)は選択信号SEL が“0”のときの極性パターンを示す図、24(B)は選択信号SEL が“1”のときの極性パターンを示す図である。
【図25】図25は第5の実施の形態の概要を示す図である。
【図26】図26(A)は第5の実施の形態の第1の極性パターンを示す図、図26(B)は第2の極性パターンを示す図である。
【図27】図27は本発明の第5の実施の形態の液晶表示パネルの駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図28】図28は第5の実施の形態の駆動回路の表示データ変換部の回路図である。
【図29】図29は第5の実施の形態の駆動回路のフリッカ判定部の回路図である。
【図30】図30は第5の実施の形態の駆動回路の動作範囲指定部の回路図である。
【図31】図31は第5の実施の形態の駆動回路のフリッカ情報格納部の回路図である。
【図32】図32は第5の実施の形態の駆動回路のフリッカ情報量判定部の回路図である。
【図33】図33は第5の実施の形態の駆動回路の動作モード選択部の回路図である。
【図34】図34(A),(B)はいずれもフリッカパターンの例を示す模式図である。
【図35】図35は第5の実施の形態のデータドライバの構成を示す図である。
【図36】図36(A)〜(L)は第6の実施の形態におけるフリッカパターンの例を示す模式図である。
【図37】図37(A)はフリッカパターンの例を示す模式図、図37(B)フリッカパターンから除外するパターンの例を示す模式図である。
【図38】図38は縦縞パターンの判定方法を説明する図である。
【図39】図39は2ドット市松パターンを示す図である。
【図40】図40は特殊パターンの例を示す図である。
【図41】図41は縦ライン反転極性パターンを示す図である。
【図42】図42は横ライン反転極性パターンを示す図である。
【図43】図43は第6の実施の形態の液晶表示パネル駆動回路を示すブロック図である。
【図44】図44は第6の実施の形態のフリッカ判定/動作モード選択部の回路図(その1)である。
【図45】図45は第6の実施の形態のフリッカ判定/動作モード選択部の回路図(その2)である。
【図46】図46は第6の実施の形態のフリッカ判定/動作モード選択部の回路図(その3)である。
【図47】図47は第6の実施の形態のフリッカ判定/動作モード選択部の回路図(その4)である。
【図48】図48は第6の実施の形態のフリッカ判定/動作モード選択部の回路図(その5)である。
【図49】図49は第6の実施の形態のフリッカ判定/動作モード選択部の回路図(その6)である。
【符号の説明】
10 TFT基板、
11,21 ガラス基板、
12 ゲートバスライン、
13 データバスライン、
14 画素電極、
15 TFT、
20 対向基板、
22 カラーフィルタ、
24 対向電極、
31,101 タイミングコントローラ、
32,60,70,80 極性パターン制御部、
32a,61,71 制御回路、
32b,62,72 ROM、
33,79,109 データドライバ、
34 ゲートドライバ、
35 基準電圧発生回路、
37 パーソナルコンピュータ、
40 液晶表示パネル、
41,42,77 シフトレジスタ回路部、
43 データレジスタ部、
44 ラッチ回路部、
45 レベルシフト回路部、
46 D/A変換回路部、
47 ボルテージホロワ部、
79,86 排他的論理和回路部、
102,102a 動作モード決定部
103 表示データ変換部、
104 フリッカ判定部、
105 動作範囲指定部、
106 フリッカ情報格納部、
107 フリッカ情報判定部、
108 駆動モード選択部、
140 フリッカ判定/駆動モード選択部。

Claims (20)

  1. 画像信号、水平同期信号及び垂直同期信号、又はイネーブル信号を入力して、表示パネルの各データバスラインに前記画像信号から生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号を供給する表示パネルの駆動方法において、
    極性パターンを極性パターン記憶部に記憶しておき、該極性パターン記憶部から読み出した極性パターンに従って前記各データバスラインに供給するデータ信号の極性を決定することを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  2. 請求項1に記載の表示パネルの駆動方法において、
    前記極性パターン記憶部に複数の極性パターンを記憶しておき、画像信号に応じたいずれか1つの極性パターンのみを前記極性パターン記憶部から出力させて、前記各データバスラインに供給するデータ信号の極性を決定することを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  3. 請求項2に記載の表示パネルの駆動方法において、
    前記極性パターン記憶部から前記複数の極性パターンのうちいずれか1つの極性パターンを出力させて、該極性パターンに応じた極性で前記データ信号を各データバスラインに供給し、
    前記極性パターン記憶部から出力された極性パターンと前記画像信号とが類似しているか否かを判定し、その判定結果により前記極性パターン記憶部から出力する極性パターンを切換えることを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  4. 請求項3に記載の表示パネルの駆動方法において、
    前記極性パターン記憶部から出力された極性パターンと前記画像信号とが類似しているか否かの判定は、単位時間内又は一定のデータ数毎に両者の値が一致した数を計数し、その計数値と一定の値とを比較することにより行うことを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  5. 画像信号、水平同期信号及び垂直同期信号、又はイネーブル信号を入力して、表示パネルの各データバスラインに前記画像信号から生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号を供給する表示パネルの駆動回路において、
    極性パターンを記憶した極性パターン記憶部と、
    前記極性パターン記憶部から出力される前記極性パターンを記憶し、極性信号として出力する一時記憶部と、
    前記画像信号を入力し、前記一時記憶部から出力される極性信号に応じた極性で前記データ信号を出力するデータ信号出力部と
    を有することを特徴とする表示パネルの駆動回路。
  6. 請求項5に記載の表示パネルの駆動回路において、
    前記極性パターン記憶部は、奇数番目のフレーム用のデータと、該奇数番目のフレーム用データの論理値を反転した偶数番目のフレーム用のデータとの2フレーム分のビット数のデータを1組の極性パターンとして記憶することを特徴とする表示パネルの駆動回路。
  7. 請求項6に記載の表示パネルの駆動回路において、
    前記極性パターン記憶部から出力された極性パターンと前記画像信号とが類似しているか否かを判定し、その判定結果により前記極性パターン記憶部から出力する極性パターンを切換える極性パターン切換え部を有することを特徴とする表示パネルの駆動回路。
  8. 請求項5に記載の表示パネルの駆動回路において、
    前記極性パターン記憶部から出力される1水平同期期間分の前記極性パターンを記憶し、極性信号として出力する一時記憶部と、
    前記極性信号の極性を前記水平同期信号に同期して反転させる極性信号反転部と、
    前記画像信号を入力して、前記極性信号反転部から出力される極性信号に応じた極性でデータ信号を出力するデータ信号出力部と
    を有することを特徴とする表示パネルの駆動回路。
  9. 請求項8に記載の表示パネルの駆動回路において、
    前記極性パターン記憶部は1水平同期期間分のビット数のデータを1組とし、複数組の極性パターンを記憶していることを特徴とする表示パネルの駆動回路。
  10. 画像信号、水平同期信号及び垂直同期信号、又はイネーブル信号を入力して、表示パネルの各データバスラインに前記画像信号から生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号を供給する表示パネルの駆動回路において、
    異なる複数の極性パターンを発生可能な極性パターン発生部と、
    前記極性パターン発生部から出力する極性パターンを決定するための選択信号を発生する選択信号発生部と、
    前記極性パターン発生部から出力された極性パターンの各ビットの論理値を1水平同期期間毎及び1垂直同期期間毎に反転させて極性信号として出力する極性信号反転部と、
    前記画像信号を入力して、前記極性信号に応じた極性でデータ信号を出力するデータ信号出力部と
    を有することを特徴とする表示パネルの駆動回路。
  11. ▲1▼液晶表示パネルと、
    ▲2▼極性パターンを記憶した極性パターン記憶部と、前記極性パターン記憶部から出力される前記極性パターンを記憶して極性信号として出力する一時記憶部と、画像信号を入力し、前記一時記憶部から出力される極性信号に応じた極性で前記液晶表示パネルにデータ信号を出力するデータ信号出力部とにより構成されるデータ駆動回路と、
    ▲3▼前記液晶表示パネルに水平同期信号及び垂直同期信号に同期したタイミングで走査信号を供給するゲート駆動回路と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  12. ▲1▼液晶表示パネルと、
    ▲2▼異なる複数の極性パターンを発生可能な極性パターン発生部と、前記極性パターン発生部から出力する極性パターンを決定するための選択信号を発生する選択信号発生部と、前記極性パターン発生部から出力された極性パターンの各ビットの論理値を1水平同期期間毎及び1垂直同期期間毎に反転させて極性信号として出力する極性信号反転部と、画像信号を入力して前記極性信号に応じた極性で前記液晶表示パネルにデータ信号を出力するデータ信号出力部とにより構成されるデータ駆動回路と、
    ▲3▼前記液晶表示パネルのゲートバスラインに水平同期信号及び垂直同期信号に同期したタイミングで走査信号を供給するゲート駆動回路と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  13. 画像信号、水平同期信号及び垂直同期信号、又はイネーブル信号を入力して、表示パネルの各データバスラインに前記画像信号から生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号を供給する表示パネルの駆動方法において、
    表示画面を複数のブロックに分割し、そのうちの少なくとも1つのブロック内に含まれるフリッカパターンの割合を算出して、一定の値を超えるときに前記データバスラインに供給するデータ信号の極性を決定する極性パターンを、第1の極性パターンから第2の極性パターンに変化させることを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  14. 請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、
    前記複数のブロックのうち前記フリッカパターンの割合が前記一定の値を超えるブロックの数が所定の値以上となったときに、前記第2の極性パターンに変化させることを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  15. 請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、
    前記第1の極性パターンから前記第2の極性パターンに変化させた後、所定のフレーム期間にわたって前記ブロック内に含まれるフリッカパターンの割合が前記一定の値以下であるときに、前記第1の極性パターンに戻すことを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  16. 請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、
    前記ブロックの分割位置をフレーム毎に変化させることを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  17. 請求項13に記載の表示パネルの駆動方法において、
    前記フリッカパターンの検出は、横方向に隣り合う少なくとも2ピクセル分の画像信号毎に行うことを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  18. 画像信号、水平同期信号及び垂直同期信号、又はイネーブル信号を入力して、表示パネルの各データバスラインに前記画像信号から生成した正極性及び負極性に変化するデータ信号を供給する表示パネルの駆動回路において、
    前記画像信号を入力して点灯画素及び非点灯画素を判定する画像信号判定手段と、
    前記画像信号判定手段の判定結果を基にフリッカパターンか否かを判定するフリッカ判定手段と、
    動作範囲を指定する動作範囲指定手段と、
    前記動作範囲指定手段で指定された動作範囲内に前記フリッカ判定手段でフリッカパターンと判定されたパターンが含まれる割合を算出するフリッカ情報量判定手段と、
    前記フリッカ情報量判定手段の判定結果に応じて前記データ信号の極性パターンを決定する信号を出力する駆動モード選択手段と、
    前記駆動モード選択手段の出力に応じて前記データバスラインに供給するデータ信号の極性を決定する極性パターンを、第1の極性パターンから第2の極性パターンに変化させる極性パターン変更手段と
    を有することを特徴とする表示パネルの駆動回路。
  19. ▲1▼液晶表示パネルと、
    ▲2▼画像信号を入力して点灯画素及び非点灯画素を判定する画像信号判定手段と、
    ▲3▼前記画像信号判定手段の判定結果を基にフリッカパターンか否かを判定するフリッカ判定手段と、
    ▲4▼動作範囲を指定する動作範囲指定手段と、
    ▲5▼前記動作範囲指定手段で指定された動作範囲内に前記フリッカ判定手段でフリッカパターンと判定されたパターンが含まれる割合を算出するフリッカ情報量判定手段と、
    ▲6▼前記フリッカ情報量判定手段の判定結果に応じて前記データ信号の極性パターンを決定する信号を出力する駆動モード選択手段と、
    ▲7▼前記駆動モード選択手段の出力に応じて前記データバスラインに供給するデータ信号の極性を決定する極性パターンを、第1の極性パターンから第2の極性パターンに変化させる極性パターン変更手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  20. 請求項19に記載の液晶表示装置において、
    前記フリッカ判定手段によりフリッカパターンと判定されたパターンのうち、フリッカパターンから除外するパターンを検出する除外パターン検出手段を有することを特徴とする液晶表示装置。
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