JP4323143B2 - 蓋体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2以上の分割蓋により構成されている蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8の構造(実公平5−20605号)は、蓋体51が第1部材(蓋本体)52及び第2部材(ヒンジ部材)53からなり、第2部材53が収納体50に枢軸54を介し回動可能に取り付けられ、第1部材52が第2部材53に摺動可能となっている。開閉作動は、第1部材52が第2部材53に対し前方へ摺動される全閉位置と、第2部材53に対し後方へ摺動される半開位置と、前記枢軸54を支点として上下に回動される全開位置とに切り換えられる。この作動では、例えば、収納体50の開口に対し常に全開にすることなく半開位置でも物品を出し入れ可能にしたり蓋体51の回動性を改善可能にする。そして、この発展例としては、本発明を適用した図1等の構造のごとく、蓋体2を前蓋(分割蓋)3と後蓋(分割蓋)4に分割して、図8と類似する作動によって同(a)の全閉位置、同(b)の半開位置、同(c)の全開位置とに切り換えることも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記図1等の構造を採用する場合には、蓋体2として、使い勝手上から半開位置から全閉位置方向へ前蓋3を即摺動したり、全開位置へ蓋体2を即回動できることが不可欠となる。このため、前蓋3は、半開位置から全開位置へ回動する過程や、全開位置において後蓋4に対し前方へ摺動することができる。このような摺動は、収納体1に物品を出し入れする上では問題とならないが、例えば、前蓋3と収納体1との間にスライド機構を設けて摺動性を確保したり、蓋体2を全閉位置でロックするロック機構等を付設すると、全開位置から半開位置へ回動したときに前記ロック機構やスライド機構を正常に作動できなくなる要因、更には当該機構部を破損する虞がある。この対策としては、前蓋3と後蓋4の間にロック手段を設けておき、全開位置へ切り換えたり、全開位置から半開位置へ切り換えたときに前記ロック手段をその都度操作して前後蓋3,4同士を着脱することも考えられるが、使い勝手が悪くなったり外観低下要因となる。
【0004】
本発明の目的は、上記した課題を解消して、摺動側となる分割蓋を全開位置へ回動するときにだけ自動的に摺動不能にする係合手段を設けることにより、作動特性を向上し、各種機構部に対する悪影響の虞を解消することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、複数の分割蓋からなり、該分割蓋の一つがヒンジを介し収納体に取り付けられると共に、分割蓋同士が収納体の開口に対し略直線上に配置される全閉位置と、重ねられる半開位置と、前記ヒンジを介し回動される全開位置とに切り換えられる蓋体であって、前記分割蓋が前記収納体の開口長手方向に分割された摺動側の前蓋及びヒンジ側の後蓋で構成されており、前記前蓋を、当該前蓋の前記半開位置から前記全閉位置方向への摺動を許容し、かつ、前記全開位置方向への回動と連動して当該前蓋を摺動不能にする係合手段を有しており、前記係合手段が前記後蓋に設けられた規制ピンを、前記半開位置で前記前蓋の摺動を許容する非係止状態と、前記全開位置方向への回動により前記前蓋に設けられた突起と係合して前記前蓋を摺動不能となる係止状態とに切り換えることを特徴としている。
また、以上の本発明において、前記規制ピンは、前記後蓋に上下動可能に保持されて後蓋下面から出没するよう設けられているとともに、前記後蓋下面から突出する方向へ付勢する付勢部材を有し、前記開口の縁側に当接することで前記後蓋下面から退避して前記非係止状態となり、前記回動により前記後蓋下面から突出して前記係止状態となることが好ましい(請求項)。
【0006】
以上の蓋体構造は、摺動される前記前蓋が、摺動されないヒンジ側の前記後蓋に対し、前記の係合手段により、全開位置方向への回動と連動して摺動不能にされ、又、全開位置から半開位置に回動されたときに摺動可能となる。従って、本発明では、例えば、全開位置において、摺動側の前記前蓋が走行振動或いは人や物が不用意に当たって摺動方向(前方)の荷重を受けたとしても、前記の前後蓋が重ねられた状態に保たれているため、ガタツキ発生や不用意な摺動がなくなり、しかも操作性を損なわずに収納体や蓋体の性能及び信頼性を向上できる。また、請求項の係合手段では、前記利点を外観を維持して実現でき、例えば、摺動側の前蓋(分割蓋)と収納体の間に設けられるスライド機構、収納体との間に設けられて蓋体を全閉位置でロックするロック機構等を設けても、それら機構部と緩衝するような虞がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態を図1〜図7を参照して詳述する。図1は蓋体の作動図であり、同(a)は蓋体の全閉位置、同(b)は蓋体の半開位置、同(c)は蓋体の全開位置を示している。図2は全体の概略外観図であり、蓋体を全開位置方向へ回動したときの状態で示している。図3は収納体及び蓋体の主部材を示す概略分解図である。図4は細部構成を示し、同(a)は図1のA−A線に沿う模式断面図、同(b)はB−B線に沿う模式断面図、同(c)はC−Cに沿う模式断面図である。図5は発明要部の係合手段を示す構成図、図6は前記係合手段の作動を示し、同(a)は半開位置での作動図、同(b)は蓋体を図2に対応した状態での作動図である。図7は変形例を図1に対応して示した図である。以下の説明では、収納体及び蓋体を基本作動と共に述べた後、発明要部である係合手段の細部及び作動に言及する。
【0008】
(収納体)この収納体1は、運転席と助手席との間に配設される車両用コンソールボックスの例であり、収容部10a,10bの開口を開閉する前蓋3及び後蓋4からなる蓋体2を有している。また、収納体1には、蓋用のヒンジ取付部11と、ガイド機構8Aを構成しているガイト溝12と、ロック機構9を構成している係止手段13等が設けられている。即ち、収納体1の内側は、図3のごとく長手方向に沿う両上縁部が段差面として形成され、その下側に収容部10a及び収容部10bが仕切壁14で区画形成されている。仕切壁14は、本発明の開口の縁側に相当し、上面が収納体1の周囲縁よりも少し低く形成されている。該上面にはマグネット15が付設されている。該マグネット15は、後蓋4のマグネット(省略)と自在に着脱することにより、後蓋4を半開位置及び全開位置でがたつかないようにする。符号16は収容部10bの後側に設けられた張出部である。該張出部16及び仕切壁14上には後蓋4が載せられた状態に保持される。また、前記ヒンジ取付部11は、ヒンジ18を枢支する箇所であり、収容部10bの外側に突設された対の支持部17と、両支持部17の間に設けられて収容部10b内に連通している穴1aとからなる。前記ガイド溝12は、収納体1側に対する前蓋3の前後摺動を案内する箇所であり、図3及び図4(c)のごとく収納体1の対向内上側に断面略コ形として形成されて、収容部10bの前側から収容部10aの最先端側まで延びている。ガイド溝12のうち、収容部10b側に位置した溝端12aは上側を欠如している。前記係止手段13は、収容部10aの最先端側にあって一段低くした箇所に埋め込んだ状態に設けられている。
【0009】
(蓋体)この蓋体2は、図3及び図4のごとく、収納体1の収容部10a,10bに対応して複数に分割された分割蓋構成であり、収容部10aに対応した前蓋3と、収容部10bに対応した後蓋4とからなる。前蓋3は、後蓋4よりも少し大きく、後蓋4の上側に重ねられると共に、後蓋4との間に設けられたガイド機構8Bを介し摺動される。即ち、前蓋3は、後述する係合手段6に対応して設けられた突起20と、ガイド機構8Bを構成しているリブ21と、前記ガイド機構8Aを構成してガイド溝12に嵌合される摺動脚22と、前記ロック機構9を構成して係止手段13に係脱するラチット23とを有している。突起20は略L形をなし、下面の先端側にあって、係合手段6の規制ピン7と当接する片側ライン上に設けられている。リブ21は、後蓋4に対する前蓋3の前後摺動を案内する箇所であり、図4(b)と(c)に表れるごとく断面略L形として形成され、前蓋下面の両側に位置し、前後に長く延びている。摺動脚22は、両リブ21の前側に下設されており、蓋体2が半閉位置の状態で前記した溝端12a内に配置され、前蓋3が全閉位置方向へ押されるとガイド溝12と嵌合される。ラチット23は、突出方向に付勢された突出爪23a(図1参照)及び突出爪23aを操作するレバー23bを有し、前蓋3の先端側の中間に組み付けられている。そして、この構造では、例えば、前蓋3がガイド機構8A,8Bを介し半開位置から全閉位置近くまで摺動されると、突出爪23aが一旦内側に退避されながら、前記係止手段13上に位置したときに再び突出して係止手段13に係止され、又、レバー23bを押すと係止解除されて前蓋3を半開位置方向へ摺動可能にする。
【0010】
後蓋4は、ガイド機構8Bを構成してリブ21に嵌合する案内部24と、ヒンジ用固定部25と、先端側に位置し固定部25と反対側の箇所に設けられた係合手段用の配置部26とを形成し、又、下面側を覆っているカバー5を有している。即ち、カバー5は、上面に突設された複数の係止爪5aを介し後蓋4の下内側に取り付けられる。カバー5には、図3のごとく配置部26に対応して孔27a付きのボス部27などが設けられている。前記案内部24は、後蓋4の下両側に設けられて、断面略コ形で前後方向に延び、後側が縦壁24aで閉じられている。このため、前蓋3は、後蓋4に対し案内部24にリブ21を嵌合した状態で摺動自在に組み込まれ、後方つまり半開位置方向への摺動はリブ21が縦壁24aに当たることにより規制される。固定部25は、後蓋4の下面片側、2箇所に段差として設けられている。そして、この構造では、2個のヒンジ18が各固定部25に対しその先端18aを止めねじ等で取り付けることにより連結される。ヒンジ18は、基端18b側がカバー5の穴28、収納体1の穴1aを通って両支持部17の間に配置され、両支持部17に軸ピン19を介し支持されることにより、収納体1に対し後蓋4を回動可能に取り付け、後蓋4に重ねられて半開位置にある前蓋3と共に全開位置へ回動切り換えることを可能にする。また、前記の配置部26は、図5及び図6のごとく後蓋4の先端側上面に設けられた窪み部であり、ボス部29を有している。該ボス部29は、後蓋4を上下に貫通する孔30を形成している。この孔30は、上から下側に向かって、上小孔径30a、それよりも大きな中間孔径30b、それよりも大きな下大孔径30cとなっている。
【0011】
(係合手段)係合手段6は、後蓋4に対して摺動される前蓋3に作動して、前蓋3の半開位置から全閉位置方向への摺動(及び前蓋3の全閉位置から半開位置方向の摺動)を許容し、かつ、全開位置方向への回動と連動して前蓋3の摺動を不能にするものである。この例では、図5のごとく前記孔30に落下不能に挿入される規制ピン7と、規制ピン7の先端側に装着されるブッシュ31と、規制ピン7を孔30の下方向へ付勢している付勢部材32とから構成されている。規制ピン7は、径大頭部7aの下面に軸7bを下設している。頭部7aは、孔30よりも大きく、孔30に軸7bを挿通した状態でボス部29の上面に当接する。軸7bは、上側周囲に4本の回り止め用の縦リブ7c(小孔径30aに対し回り止めされる縦リブ)を有し、下端が先細となっている。付勢部材32は、コイルばねが用いられ、該コイルばねの内側に軸7bを挿通する。ブッシュ31は、軸7b回りに装着可能な孔を形成し、外径が下大孔径30cより小さく、中間孔径30bより大きい。
【0012】
以上の組立では、例えば、規制ピン7を孔30に挿通し、孔30から突出している軸7bに付勢部材32であるコイルばねを巻き付けるよう配置する。その後、付勢部材32を中間孔径30b側へ押し付勢圧を発現しつつ、ブッシュ31を軸7bの下端側から(縦リブ7cの下端に当たるまで)押し込めて装着する。この状態では、図6(b)のごとく規制ピン7が付勢部材32の付勢力をブッシュ31を介し受けて下移動されるため、軸7bが前記孔30から最大まで突出している。そして、カバー5は、後蓋4に対し軸7bの下端をボス部27の孔27aに挿通して位置決め配置され、上記した係止爪5aを介し後蓋4の下内側に装着される。この状態において、規制ピン7は、付勢部材32及びブッシュ32を介し下方向へ付勢されて、下端を孔27aから少し突出している(以下、係止状態と略称)。また、この規制ピン7は、図6(a)のごとく後蓋4がヒンジ18を介し回動されて収容部10bを閉じると、孔27aから突出していたピン下端が仕切壁14の上面に当接され、付勢部材32の付勢力に抗して上方へ退避されるよう切り換えられる(以下、非係止状態と略称)。
【0013】
(作動)次に、係合手段6の作動を蓋体2の切り換え操作と共に説明する。以上の蓋体構造において、蓋体2の全閉位置では、前蓋3が収納体1の最先端側まで摺動されてロック機構9で自動的にロックされている。全閉位置及び半開位置では、係合手段6が動かない後蓋4に組み込まれているため、規制ピン7が非係止状態となっている。そして、半開位置に切り換える場合は、レバー23を押してロック機構9のロックを解除しながら前蓋3を後方へ摺動する。この摺動過程では、前蓋3がガイド機構8A,8Bを介しスムースに摺動され、又、後方最終に達する(リブ21が縦壁24aに当接する)少し手前で、図6(a)の如く前蓋3の突起20が非係止状態になっている規制ピン7の頭部7aの下側を通過する。即ち、突起20は、係合手段6が非係止状態にある限り、規制ピン7(の頭部7a)に当たらず、逆に、係合手段6が係止状態になると規制ピン7(の頭部7a)に当たるようになっている。蓋体2の半開位置では、前蓋3がガイド機構8Bの嵌合を維持して後蓋4上に重ねられており、収容部10aに物品を出し入れすることができる。なお、収容部10bを使用しない場合は、前蓋3がガイド機構8A,8Bを介し前方へ摺動操作されて、半開位置から全閉位置に切り換えられる。収容部10bに物品を出し入れする場合は、前後蓋3,4が上下に重ねられた半開位置から回動操作されると、ヒンジ18を支点として略起立した全開位置まで回動されて起立状態に保持される。規制ピン7は、全開位置方向への回動と連動して、非係止状態から係止状態へ自動的に切り換えられる。
【0014】
以上の切換作動は、非係止状態において、規制ピン7が仕切壁14に当接して付勢部材32の付勢力に抗して孔27a側へ強制退避されており、蓋体2(後蓋4)が全開位置方向へ少しだけ(孔27aから突出しているピン先端の寸法分だけ)回動されると、付勢部材32の付勢力により下方へ移動され、頭部7aも下に動くよう工夫したものである。そして、この構造では、蓋体2(後蓋4)が全開位置方向へ少しだけ回動されるだけで、規制ピン7の下移動を伴って前蓋3の突起20と前記下移動した頭部7aとが当たる関係となり、前蓋3が摺動不能となる。この摺動規制は、蓋体2(後蓋4)が全開位置から半開位置へ回動されない限り(つまり、規制ピン7が仕切壁14に当たって付勢部材32の付勢に抗して上方へ動かない限り)維持される。このため、この構造では、蓋体2(後蓋4)が半開位置から全開位置までの回動途中、全開位置、全開位置から半開位置への回動途中において、人や物が前蓋3に当たって前方荷重をかけたとしても、前蓋3が摺動されることなく、後蓋4に対する重なり状態を設計通り維持できる。これにより、課題に挙げたようなロック機構9やスライド機構8Aと緩衝する虞を解消できること、係合手段6を簡易に実現できること、操作が不要なことから使い勝手を維持できること、規制ピン7が全開位置でピン先端をごく僅かに突出しているだけであるため外観を維持できること、等の利点を具備できる。
【0015】
本発明は以上の形態に何ら制約されるものではない。図7はその一例を示したもので、上記形態に対し蓋体2の形状が収納体1に応じて変更され、蓋体2が収納体1の後端側へ回動切り換えられて全開位置となるよう変更した例である。この変形例では、上記形態と同じか類似する部材及び部位に同じ符号を付し、細部の説明を省略するが、ヒンジ18の位置等が変更されている。本発明は、このような分割蓋であっても、上記した係合手段6を採用することにより、全開位置等において、前蓋3の不用意な摺動を規制でき、上記した利点を付与できる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明の蓋体では、ヒンジ側の分割蓋(後蓋)に対して摺動される側となる分割蓋(前蓋)が、例えば、全開位置において、人や物が当たって摺動方向への荷重を受けたとしても、半開位置から全閉位置方向への摺動を許容しかつ全開位置方向への回動と連動して摺動不能にする係合手段により、常に重ねられた状態に保たれる。これにより、本発明は、使い勝手を向上でき、不用意な摺動を防いで蓋体の性能及び信頼性を向上できる。また、請求項2や3の係合手段では、外観を良好に維持しながら、摺動側の前蓋(分割蓋)と収納体との間に設けられるスライド機構や蓋体を全閉位置でロックするロック機構等と緩衝して該機構部を破損するような虞も解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した蓋体構造を示す模式作動図である。
【図2】 図1の蓋体を全開方向へ回動している状態を示す概略図である。
【図3】 図1の収納体及び蓋体の主要部を示す概略分解構成図である。
【図4】 図1の収納体及び蓋体の主要部を示す模式断面図である。
【図5】 図3の係合手段を拡大した要部模式構成図である。
【図6】 図3の係合手段の作動を示す要部作動図である。
【図7】 上記蓋体の変形例を示す模式作動図である。
【図8】 蓋体の従来例を示す参考図である。
【符号の説明】
1…収納体(10a,10bは収容部、11はヒンジ取付部)
2…蓋体
3…前蓋(摺動する側の分割蓋)
4…後蓋(ヒンジ側の分割蓋)
6…係合手段
7…規制ピン(7aは頭部、7bは軸部、7cは縦リブ)
31…ブッシュ
32…付勢部材
8A,8B…ガイド機構
9…ロック機構
18…ヒンジ
20…突起

Claims (3)

  1. 複数の分割蓋からなり、該分割蓋の一つがヒンジを介し収納体に取り付けられると共に、分割蓋同士が収納体の開口に対し略直線上に配置される全閉位置と、重ねられる半開位置と、前記ヒンジを介し回動される全開位置とに切り換えられる蓋体であって、
    前記分割蓋が前記収納体の開口長手方向に分割された摺動側の前蓋及びヒンジ側の後蓋で構成されており、
    前記前蓋を、当該前蓋の前記半開位置から前記全閉位置方向への摺動を許容し、かつ、前記全開位置方向への回動と連動して当該前蓋を摺動不能にする係合手段を有しており、
    前記係合手段が前記後蓋に設けられた規制ピンを、前記半開位置で前記前蓋の摺動を許容する非係止状態と、前記全開位置方向への回動により前記前蓋に設けられた突起と係合して前記前蓋を摺動不能となる係止状態とに切り換えることを特徴とする蓋体。
  2. 前記規制ピンは、前記後蓋に上下動可能に保持されて後蓋下面から出没するよう設けられているとともに、前記後蓋下面から突出する方向へ付勢する付勢部材を有し、前記開口の縁側に当接することで前記後蓋下面から退避して前記非係止状態となり、前記回動により前記後蓋下面から突出して前記係止状態となる請求項に記載の蓋体
  3. 前記収納体が、前記分割蓋に対応して収容空間を区画している車両用コンソールボックスである請求項1又は2に記載の蓋体。
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