JP4322635B2 - 電気部品用ソケット - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品を着脱自在に保持し、この電気部品の上面に当接して広く押圧する開閉体が設けられた電気部品用ソケットに関するものである。
従来のこの種のものとしては、例えば特許文献1に記載されたようなものがある。すなわち、この特許文献1には、ソケット本体にICパッケージが搭載されるIC搭載スペースが形成されると共に、このIC搭載スペースに搭載されたICパッケージに電気的に接続されるコンタクトが設けられている。
また、ソケット本体には押え部材が回動自在に設けられると共に、この押え部材にICパッケージに接触されて放熱を行うヒートシンクが設けられる一方、この押え部材でICパッケージを押圧した後、この押え部材をラッチで押圧して、間接的にICパッケージを押圧するようにしている。
特開2000ー113954号公報。
しかしながら、このような従来の特許文献1に示すものにあっては、ヒートシンクが設けられた押え部材が閉じられた後、この押え部材をラッチで押圧するようにしているため、この押え部材に設けられたヒートシンクは、ラッチと干渉しないように、複数のラッチの内側に位置するような大きさに形成する必要があることから、ヒートシンクを大きくできず、放熱性をそれ程向上させることができなかった。
そこで、この発明は、ヒートシンクの大型化が可能となり、電気部品の放熱性を向上させることができ、又、電気部品の上面を広く押圧することができる電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、該ソケット本体上に収容された前記電気部品の放熱を行うヒートシンクが設けられた開閉体と、前記ソケット本体上に収容された前記電気部品を押圧するラッチ部材とを有し、前記開閉体は、平板部と、該平板部よりも下方に突設された接触突部とを備え、前記ラッチ部材は、前記電気部品を押圧する押圧部を備え、前記開閉体と前記ラッチ部材との開閉タイミングは、前記ラッチ部材が先に閉じ、前記開閉体が前記ラッチ部材より後に閉じるように設定されて、前記開閉体と前記ラッチ部材とが閉じた状態において、前記開閉体の前記接触突部と前記ラッチ部材の前記押圧部とが前記電気部品を押圧すると共に、前記開閉体の前記平板部が前記押圧部の上面側を覆うようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、該ソケット本体上に収容された前記電気部品の周縁部を押圧するラッチ部材と、前記電気部品の、前記ラッチ部材の押圧部位の内側を押圧する開閉体とを有し、前記開閉体は、平板部と、該平板部よりも下方に突設された接触突部とを備え、前記ラッチ部材は、前記電気部品を押圧する押圧部を備え、前記開閉体と前記ラッチ部材との開閉タイミングは、前記ラッチ部材が先に閉じ、前記開閉体が前記ラッチ部材より後に閉じるように設定されて、前記開閉体と前記ラッチ部材とが閉じた状態において、前記開閉体の前記接触突部と前記ラッチ部材の前記押圧部とが前記電気部品を押圧すると共に、前記開閉体の前記平板部が前記押圧部の上面側を覆うようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記ソケット本体の四角形の前記収容部の周囲4個所に、前記開閉体と前記ラッチ部材とが設けられ、前記開閉体は1個所設けられ、前記ラッチ部材は3個所設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、前記開閉体と前記ラッチ部材とは、それぞれ回動軸により回動自在に設けられると共に、付勢手段により開く方向に付勢される一方、前記ソケット本体には操作部材が上下動自在に設けられ、該操作部材に前記開閉体を押圧する開閉体押圧部及び前記ラッチ部材を押圧するラッチ部材押圧部が形成され、該操作部材が上昇されることにより、前記開閉体押圧部及び前記ラッチ部材押圧部にてそれぞれ前記開閉体及び前記ラッチ部材が押圧されて閉じる方向に回動されるように構成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の構成に加え、前記ラッチ部材は、閉じる方向に回動させられて前記電気部品を押圧した後、更に、下方に平行移動させられて前記電気部品が押し込まれるように構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載された発明によれば、開閉体とラッチ部材との開閉タイミングは、ラッチ部材が先に閉じ、開閉体が後から閉じるように構成されているため、ラッチ部材及び開閉体の開閉動作が誤動作を生じず、確実な開閉動作を行わせることができる。
また、ラッチ部材が先に閉じ、開閉体が後から閉じるようにしているため、開閉体に設けられたヒートシンクはラッチ部材を覆うような大きさに形成することができることから、ヒートシンクを大きくすることができ、放熱性を向上させることができる。
ちなみに、従来のようにラッチ部材を開閉体より後から閉じるように構成されているものは、ヒートシンクでラッチ部材を覆うような形状には形成できないため、ヒートシンクをこの発明のように大きくすることはできない。
請求項2に記載された発明によれば、電気部品の周縁部をラッチ部材で押さえた後に、開閉体により、電気部品の、ラッチ部材の押圧部位の内側を広く均一に押圧することができるため、ソケット本体の収容部に収容される電気部品が極薄いものであった場合でも、コンタクトピンに押し付けられた時に、コンタクトピンからの反力で、反ってしまうことがなく、極めて安定した押圧を行うことができる。
請求項3に記載された発明によれば、ソケット本体の四角形の収容部の周囲4個所に、開閉体とラッチ部材とが設けられ、開閉体は1個所設けられ、ラッチ部材は3個所設けられたため、開閉体に設けられるヒートシンクは、分割されておらず、一体型であることから、電気部品に接触する接触突部の面積を大きくすることができ、放熱性を向上させることができる。すなわち、例えば、ヒートシンクを中央部分で分割して2分割とすると、閉じたときにその中央部分には不可避的に隙間が生じてしまうため、放熱性が低下するものである。また、接触突部の面積を大きくすることができるため、電気部品の上面に広く均一に接触させることができ、安定した接触を行うことができる。
請求項4に記載された発明によれば、開閉体とラッチ部材とは、それぞれ回動軸により回動自在に設けられると共に、付勢手段により開く方向に付勢される一方、ソケット本体には操作部材が上下動自在に設けられ、操作部材に開閉体を押圧する開閉体押圧部及びラッチ部材を押圧するラッチ部材押圧部が形成され、操作部材が上昇されることにより、開閉体押圧部及びラッチ部材押圧部にてそれぞれ開閉体及びラッチ部材が押圧されて閉じる方向に回動されるように構成されたため、リンク機構等を使わない簡単な構成で、開閉体とラッチ部材とをタイミングをずらした状態で開閉動作を行わせることができる。
請求項5に記載された発明によれば、ラッチ部材は、閉じる方向に回動して電気部品を押圧した後、下方に平行移動させられて電気部品を押し込むようにしたため、ラッチ部材の回動軸を電気部品用ソケット中央寄りに設定することができ、ICソケットを小型化することができる。つまり、ラッチ部材は、外側に開く回動動作により、ICパッケージの挿入・取出範囲から退避させ、又、略上下方向に平行移動させることで、ICパッケージの押し込み量を確保するようにしている。これに対して、ラッチ部材を全て回動動作させることにより、ICパッケージの挿入・取出範囲から退避させると共に、ICパッケージの押し込み量を確保するようにすると、回動軸をなるべくICパッケージから離す(ICソケットの外側寄りに配置する)必要があり、その結果、ICソケットが大型化してしまう虞がある。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図20には、この発明の実施の形態を示す。
まず構成を説明すると、図中符号11は、「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、このICソケット11は、「電気部品」であるICパッケージ12の性能試験を行うために、このICパッケージ12の端子12bと、測定器(テスター)の配線基板(図示省略)との電気的接続を図るものである。
このICパッケージ12は、図19及び図20に示すように、略正方形のパッケージ本体12aの底面に多数の端子12bが設けられている。
一方、ICソケット11は、大略すると、配線基板上に装着されるソケット本体13を有し、このソケット本体13にICパッケージ12が載置されると共に、このソケット本体13に操作部材14が上下動自在に配設されている。そして、この操作部材14を上下動させることにより、ヒートシンク15を有する開閉体16及びラッチ部材17が開閉されるように構成されている。この開閉体16は1個所、ラッチ部材17は3個所形成されている。
詳しくは、そのソケット本体13は、図2に示すように、ベース部材18上にフローティングプレート19がスプリング20により上方に付勢された状態で、上下動自在に配設され、このベース部材18とフローティングプレート19とに上下方向に沿うコンタクトピン21が複数狭ピッチで配設されている。
そのフローティングプレート19は、図1に示すように、正方形状を呈し、各角部にICパッケージ12の各角部を案内するガイド部19aが上方に向けて突設されると共に、前記コンタクトピン21が挿通される多数の貫通孔19bが形成されている。
また、コンタクトピン21は、図2に示すように、上端部21aがその貫通孔19bに挿入される一方、下部21bがベース部材18の挿通孔18aに挿通されてリード部21cが下方に突出し、更に、湾曲形状の中間部21dが弾性変形されるように構成されている。
このコンタクトピン21は、導電性に優れた材質で形成され、リード部21cが配線基板に電気的に接続され、上端部21aにICパッケージ12の端子12bが当接して電気的に接続されるように構成されている。
また、操作部材14は、四角形の枠形状を呈し、図4に示すように、ICパッケージ12が挿入可能な大きさの開口14dを有し、この開口14dを介してICパッケージ12が挿入されて、ソケット本体13のフローティングプレート19上に収容されるように構成されている。
そして、この操作部材14は、図1及び図5に示すように、ソケット本体13のベース部材18のガイドポスト18bに案内されて上下動自在に配設され、図2及び図3に示すスプリング25により上方に付勢されている。
さらに、この操作部材14には、図13及び図16に示すように、開閉体16を押圧する開閉体押圧部14a及びラッチ部材17を押圧するラッチ部材押圧部14bが形成され、操作部材14が上昇されることにより、その開閉体押圧部14a及びラッチ部材押圧部14bにてそれぞれ開閉体16及びラッチ部材17が押圧されて閉じる方向に回動されるように構成されている。なお、詳細については後述する。
開閉体16は、図2,図7及び図8に示すように、ヒートシンク15が搭載される平板部16aと、回動軸24によりレバー部材23に回動自在に設けられた基端部16bと、ICパッケージ12の周縁部を押圧するパッケージ押圧部16cとが一体成形されている。
レバー部材23は、図14等に示すように、回動軸22によりソケット本体13に回動自在に設けられると共に、図6に示すように、コイルスプリング29により回動軸24が上方に付勢されることにより、レバー部材23が回動軸22を中心に開く方向に回動されるように構成されている。
また、この開閉体16は、図12に示すように、トーションスプリング30により、レバー部材23に対して矢印方向に接近する方向に付勢され、操作部材14が上昇させられることにより、この操作部材14の開閉体押圧部14aにより、図14及び図15に示すように、開閉体16の背面部16dが押圧されて閉じられるように構成されている。
さらに、この開閉体16の平板部16aには、図2及び図9に示すように、ヒートシンク15が複数のリベット26を介して、その平板部16aの垂直方向に平行移動自在に設けられ、スプリング27により、ヒートシンク15が平板部16aに圧接される方向に付勢されている。
このヒートシンク15には、ICパッケージ12に接触される接触突部15aが突設され、この接触突部15aが開閉体16の平板部16aの図8に示す開口16fから下方に突出していると共に、図9に示すように、上部側に多数の放熱フィン15bが形成されている。このヒートシンク15は、ICパッケージ12の略全体を覆う大きさに形成されている。
一方、ラッチ部材17は、図10,図11及び図16に示すように、アーム部17aの先端部にICパッケージ12の周縁部の上面部を押圧する押圧部17bが形成される一方、基端部17c側が回動軸24によりレバー部材23に回動自在に設けられている。
このレバー部材23は、上記と同様、回動軸22によりソケット本体13に回動自在に設けられると共に、コイルスプリング29により回動軸24が上方に付勢されることにより、レバー部材23が回動軸22を中心に開く方向に回動されるように構成されている。
また、このラッチ部材17も、開閉体16と同様、トーションスプリング30により、所定方向に付勢され、操作部材14が上昇させられることにより、この操作部材14のラッチ部材押圧部14bにより、ラッチ部材17の背面部17dが押圧されて閉じられるように構成されている。
さらに、ラッチ部材押圧部14bは、その開閉体押圧部14aより高い位置に形成され、操作部材14の上昇時に、このラッチ部材押圧部14bが、開閉体押圧部14aより早い時期にラッチ部材17の背面部17dを押圧することにより、開閉体16とラッチ部材17との開閉タイミングは、ラッチ部材17が先に閉じ、開閉体16がラッチ部材17より後に閉じるように設定されている。
さらにまた、その操作部材14には、図5,図17及び図18に示すように、そのラッチ部材押圧部14bの近傍に、レバー用カム部14cが形成され、このレバー用カム部14cが操作部材14の上昇時にレバー部材23を閉じる方向に押圧するように構成されている。これにより、図18に示すように、ラッチ部材押圧部14bにてラッチ部材17の押圧を終了した後、更に、操作部材14が上昇させられることにより、そのレバー用カム部14cにてレバー部材23が押圧されて、このレバー部材23が回動軸22を中心に回動させられることにより、ラッチ部材17が回動軸24を介して下方に向けて平行移動させられて、ICパッケージ12がより押し込まれるように構成されている。
次に、作用について説明する。
まず、予め、ICソケット11のコンタクトピン21のリード部21cを、図示省略の配線基板の挿通孔に挿入して半田付けすることにより、配線基板上に複数のICソケット11を配置しておく。
そして、かかるICソケット11にICパッケージ12を例えば自動機により以下のようにセットして電気的に接続する。
すなわち、自動機により、ICパッケージ12を保持した状態で、操作部材14を下方に押圧してスプリング25の付勢力に抗して下降させる。これにより、操作部材14の開閉体押圧部14a及びラッチ部材押圧部14bの位置が下がるため、開閉体16及びラッチ部材17への押圧が解除されることから、レバー部材23と共に、開閉体16及びラッチ部材17がスプリング29の付勢力により開く方向に回動させられる(図13及び図16参照)。
この状態で、自動機からICパッケージ12を開放し、ソケット本体13のフローティングプレート19の収容部19c上に収容する。かかる場合には、フローティングプレート19のガイド部19aにより、ICパッケージ12が所定の位置に位置決めされ、ICパッケージ12の端子12bが、コンタクトピン21の上端部21aに的確に当接される。
その後、自動機による操作部材14への押圧力を解除すると、この操作部材14が図13及び図16に示す状態から、スプリング25の付勢力等により上昇して行く。そして、まず、ラッチ部材押圧部41bの先端部が、ラッチ部材17の傾斜部17eに当接し、この傾斜部17eから背面部17dまで摺動し、このラッチ部材17が押圧されることにより、スプリング29の付勢力に抗して回動軸22を中心として閉じる方向に回動させられ、このラッチ部材17が起立した状態となり、このラッチ部材17の押圧部17bにより、ICパッケージ12の周縁部が押圧されることとなる(図17参照)。
この図17と対応する図18では、開閉体押圧部14aは、開閉体16の傾斜部16eに摺接して押圧されて開閉体16がスプリング29の付勢力に抗して閉じる方向に僅かに回動させられているが、完全に閉じられた状態ではない。
その後、操作部材14が更に上昇させられ、図18に示すように、最も上昇させられると、操作部材14のラッチ部材押圧部14bは、ラッチ部材17より上方に離間した位置まで移動し、操作部材14のレバー用カム部14cにより、レバー部材23が閉じる方向に押圧される。
これにより、レバー部材24が回動軸22を中心に回動され、回動軸24が下降されることから、ラッチ部材17は起立した姿勢で略平行に下降され、ICパッケージ12が下方により押し込まれるため、ICパッケージ12の端子12bに対するコンタクトピン21の接圧が確保されることとなる。
一方、開閉体押圧部14aは、図14及び図15に示すように、開閉体16の傾斜部16eから背面部16d側に向けて摺動することにより、開閉体16が回動軸22を中心に閉じる方向に回動される。この開閉体16は、ラッチ部材17より遅いタイミングで閉じられ、この開閉体16が閉じられることにより、ヒートシンク15の接触突部15aがICパッケージ12に当接して接触される。
このようにして、ICパッケージ12がICソケット11に収容され、バーンインテスト等が行われる。かかるテスト時には、ICパッケージ12の温度が上昇するが、ICパッケージ12には、ヒートシンク15の接触突部15aが当接するため、このICパッケージ12の熱がヒートシンク15の放熱フィン15bを介して放熱されることから、ICパッケージ12の温度上昇を抑制することができる。
このようなものにあっては、ラッチ部材17が先に閉じ、開閉体16が後から閉じるようにしているため、ラッチ部材17及び開閉体16の開閉動作が誤動作を生じず、確実な開閉動作を行わせることができる。
また、ラッチ部材17が先に閉じ、開閉体16が後から閉じるようにしているため、開閉体16に設けられたヒートシンク15は、ラッチ部材17を覆うような大きさに形成することができることから、ヒートシンク15を大きくすることができ、放熱性を向上させることができる。
ちなみに、従来のようにラッチ部材を開閉体より後から閉じるように構成されたものは、ヒートシンクでラッチ部材を覆うような形状には形成できないため、ヒートシンクをこの発明のように大きくすることはできない。
また、このヒートシンク15は、分割されておらず、一体型であるため、接触突部15aの面積を大きくすることができ、放熱性を向上させることができる。すなわち、例えば、ヒートシンクを中央部分で分割して2分割とすると、閉じたときにその中央部分には不可避的に隙間が生じてしまうため、放熱性が低下するものである。
さらに、開閉体16とラッチ部材17とを、操作部材14に形成された開閉体押圧部14aとラッチ部材押圧部14bとで押圧して閉じるようにしていると共に、スプリング29により開く方向に付勢するようにしているため、リンク機構等を使わない簡単な構成で、開閉体16とラッチ部材17とをタイミングをずらした状態で開閉動作を行わせることができる。
さらにまた、ラッチ部材17は、閉じる方向に回動してICパッケージ12を押圧した後、更に、下方に平行移動させられてICパッケージ12を押し込むようにしたため、ICソケット11を小型化することができる。つまり、ラッチ部材17は、外側に開く回動動作により、ICパッケージ12の挿入・取出範囲から退避させ、又、略上下方向に平行移動させることで、ICパッケージ12の押し込み量を確保するようにしている。これに対して、ラッチ部材を全て回動動作させることにより、ICパッケージの挿入・取出範囲から退避させると共に、ICパッケージの押し込み量を確保するようにすると、回動軸をなるべくICパッケージから離す必要があり、その結果、ICソケットが大型化してしまう虞がある。
なお、上記実施の形態では、「電気部品用ソケット」としてICソケット11に、この発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは勿論である。
また、上記実施の形態では、ラッチ部材17が3個所、開閉体16が1個所設けられているが、これに限らず、ラッチ部材及び開閉体はそれらの数に限定されるものではなく、開閉体が1個所で、ラッチ部材が2個所でも良いし、又、開閉体が2個所で、ラッチ部材が2個所でも良い。
さらに、上記実施の形態では、開閉体16にヒートシンク15が設けられたものについて説明したが、これに限らず、ヒートシンクを設けることなく、開閉体のみでも良い。この場合には、開閉体により、ラッチ部材の押圧部位より内側を広く均一に押圧することができるため、ソケット本体の収容部に収容される電気部品が極薄いものであった場合でも、コンタクトピンに押し付けられた時に、コンタクトピンからの反力で、反ってしまうことがなく、極めて安定した押圧を行うことができる。
この発明の実施の形態に係るICソケットの平面図である。 同実施の形態に係るICソケットの断面図である。 同実施の形態に係る図1の右側面図である。 同実施の形態に係る開閉体を開いた状態を示す断面図である。 同実施の形態に係るICソケットの開閉体の開閉途中を示す斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットのレバー部材等を示す斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットの開閉体を示す正面図である。 同実施の形態に係るICソケットの開閉体を示す平面図である。 同実施の形態に係るヒートシンクを示す正面図である。 同実施の形態に係るラッチ部材の正面図である。 同実施の形態に係るラッチ部材の平面図である。 同実施の形態に係るラッチ部材及びレバー部材等を示す図である。 同実施の形態に係る開閉体を開いた状態を示す図である。 同実施の形態に係る開閉体を閉じる途中の状態を示す図である。 同実施の形態に係る開閉体を閉じた状態を示す図である。 同実施の形態に係るラッチ部材を開いた状態を示す図である。 同実施の形態に係るラッチ部材を閉じる途中の状態を示す図である。 同実施の形態に係るラッチ部材を閉じた状態を示す図である。 同実施の形態に係るICパッケージの底面図である。 同実施の形態に係るICパッケージの正面図である。
符号の説明
11 ICソケット(電気部品用ソケット)
12 ICパッケージ(電気部品)
13 ソケット本体
14 操作部材
14a 開閉体押圧部
14b ラッチ部材押圧部
14c レバー用カム部
15 ヒートシンク
16 開閉体
16c パッケージ押圧部
16d 背面部
16e 傾斜部
17 ラッチ部材
17d 背面部
17e 傾斜部
18 ベース部材
19 フローティングプレート
21 コンタクトピン
22,24 回動軸
23 レバー部材
29 コイルスプリング(付勢手段)

Claims (5)

  1. 電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、該ソケット本体上に収容された前記電気部品の放熱を行うヒートシンクが設けられた開閉体と、前記ソケット本体上に収容された前記電気部品を押圧するラッチ部材とを有し、
    前記開閉体は、平板部と、該平板部よりも下方に突設された接触突部とを備え、
    前記ラッチ部材は、前記電気部品を押圧する押圧部を備え、
    前記開閉体と前記ラッチ部材との開閉タイミングは、前記ラッチ部材が先に閉じ、前記開閉体が前記ラッチ部材より後に閉じるように設定されて、前記開閉体と前記ラッチ部材とが閉じた状態において、前記開閉体の前記接触突部と前記ラッチ部材の前記押圧部とが前記電気部品を押圧すると共に、前記開閉体の前記平板部が前記押圧部の上面側を覆うようにしたことを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、該ソケット本体上に収容された前記電気部品の周縁部を押圧するラッチ部材と、前記電気部品の、前記ラッチ部材の押圧部位の内側を押圧する開閉体とを有し、
    前記開閉体は、平板部と、該平板部よりも下方に突設された接触突部とを備え、
    前記ラッチ部材は、前記電気部品を押圧する押圧部を備え、
    前記開閉体と前記ラッチ部材との開閉タイミングは、前記ラッチ部材が先に閉じ、前記開閉体が前記ラッチ部材より後に閉じるように設定されて、前記開閉体と前記ラッチ部材とが閉じた状態において、前記開閉体の前記接触突部と前記ラッチ部材の前記押圧部とが前記電気部品を押圧すると共に、前記開閉体の前記平板部が前記押圧部の上面側を覆うようにしたことを特徴とする電気部品用ソケット。
  3. 前記ソケット本体の四角形の前記収容部の周囲4個所に、前記開閉体と前記ラッチ部材とが設けられ、前記開閉体は1個所設けられ、前記ラッチ部材は3個所設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気部品用ソケット。
  4. 前記開閉体と前記ラッチ部材とは、それぞれ回動軸により回動自在に設けられると共に、付勢手段により開く方向に付勢される一方、前記ソケット本体には操作部材が上下動自在に設けられ、該操作部材に前記開閉体を押圧する開閉体押圧部及び前記ラッチ部材を押圧するラッチ部材押圧部が形成され、該操作部材が上昇されることにより、前記開閉体押圧部及び前記ラッチ部材押圧部にてそれぞれ前記開閉体及び前記ラッチ部材が押圧されて閉じる方向に回動されるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の電気部品用ソケット。
  5. 前記ラッチ部材は、閉じる方向に回動させられて前記電気部品を押圧した後、更に、下方に平行移動させられて前記電気部品が押し込まれるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の電気部品用ソケット。
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