JP2003168534A - 電気部品用ソケット - Google Patents

電気部品用ソケット

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JP2003168534A JP2001366131A JP2001366131A JP2003168534A JP 2003168534 A JP2003168534 A JP 2003168534A JP 2001366131 A JP2001366131 A JP 2001366131A JP 2001366131 A JP2001366131 A JP 2001366131A JP 2003168534 A JP2003168534 A JP 2003168534A
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    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
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    • H05K7/10Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets
    • H05K7/1053Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having interior leads
    • H05K7/1076Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having interior leads co-operating by sliding
    • H05K7/1084Plug-in assemblages of components, e.g. IC sockets having interior leads co-operating by sliding pin grid array package carriers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動部材の被押圧部の摩耗を抑制し、移動部
材の下降量(移動量)不足を防止する電気部品用ソケッ
トを提供する。 【解決手段】 ICパッケージを収容するソケット本体
13に、ICパッケージの半田ボールに離接可能な複数
のコンタクトピンが配設されると共に、ソケット本体1
3に上下動自在に移動部材17が設けられ、又、ソケッ
ト本体13にレバー部材23,24が回動自在に設けら
れ、これらレバー部材23,24を回動させることによ
り、これらレバー部材23,24を介して移動部材17
が移動(上下動)され、この移動部材17にてコンタク
トピンが変位されてICパッケージ半田ボールに離接さ
れるようにしたICソケットにおいて、レバー部材2
3,24には、レバー部材23,24の回動に伴って移
動部材17の被押圧部17cを押圧する押圧部23b,
24bが形成され、レバー部材23,24を回動させて
移動部材17を最下降位置付近とした時に、押圧部23
b,24bと被押圧部17cとが面接触されるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置(以
下「ICパッケージ」という)等の電気部品を着脱自在
に保持する電気部品用ソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば
「電気部品」であるICパッケージを収容する「電気部
品用ソケット」としてのICソケットがある。
【0003】ここでのICパッケージは、「端子」とし
ての半田ボールが下面から多数突設され、これら半田ボ
ールが縦列と横列とに格子状に配列されている。
【0004】一方、ICソケットは、ICパッケージが
収容されるソケット本体に、そのICパッケージの端子
と接触されるコンタクトピンが配設されると共に、その
ソケット本体には、そのコンタクトピンを弾性変形させ
てICパッケージ端子に離接させる移動部材がコイルス
プリングによって上方に付勢されて上下動自在に配設さ
れている。
【0005】また、ソケット本体には、その移動部材を
上下動させるレバー部材が、回動軸を介して回動自在に
設けられると共に、このレバー部材を回動させる操作部
材が上下動自在に配設されている。
【0006】この操作部材を上下動させることにより、
レバー部材が回動され、このレバー部材にて移動部材が
上下動されて、コンタクトピンが弾性変形されることに
より、このコンタクトピンの接触部が、ICパッケージ
端子に離接されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、レバー部材が金属製であ
り、又、移動部材が合成樹脂製であると共に、移動部材
を押圧するレバー部材の押圧部がR形状を呈しているの
に対し、レバー部材の押圧部に押圧される移動部材の被
押圧部は平坦な面に形成されているので、常に、レバー
部材の押圧部が移動部材に対して線接触するようになっ
ている。
【0008】そのため、レバー部材を回動させ、移動部
材を下方に移動させるに従い、移動部材を上方に付勢す
るコイルスプリングの反力によって、移動部材に作用す
る上向きの応力が増大し、その応力は、移動部材が最も
下方に押圧されたときに(移動部材の最下降位置で)最
大となる。このようなICソケットを繰り返し使用して
いると、上述のようにレバー部材は金属製であるのに対
し、移動部材は合成樹脂により形成されているので、合
成樹脂製の被押圧部材が、摩耗してしまう、又は潰れて
しまうといったことがあった。この被押圧部の摩耗や潰
れによって移動部材の下降量が減少し、コンタクトピン
の接触部の開き量を確保することができず、半田ボール
を離接可能なほどコンタクトピンの接触部が開かなくな
ってしまう虞があった。
【0009】そこで、この発明は、移動部材の被押圧部
の潰れや摩耗を抑制し、移動部材の移動量不足を防止す
る電気部品用ソケットを提供することを課題としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、電気部品を収容するソ
ケット本体に、前記電気部品の端子に離接可能な複数の
コンタクトピンが配設されると共に、前記ソケット本体
に対して移動自在に移動部材が設けられ、又、前記ソケ
ット本体にレバー部材が回動自在に設けられ、該レバー
部材を回動させることにより、該レバー部材を介して移
動部材が移動され、該移動部材にて前記コンタクトピン
が変位されて前記電気部品端子に離接されるようにした
電気部品用ソケットにおいて、前記レバー部材には、前
記レバー部材の回動に伴って前記移動部材の被押圧部を
押圧する押圧部が形成され、前記レバー部材を回動させ
て前記移動部材を最下降位置付近とした時に、前記押圧
部と前記被押圧部とが面接触されるように構成した電気
部品用ソケットとしたことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、前記ソケット本体に上下動自在に操作部
材が設けられ、該操作部材を下降させることにより、前
記レバー部材が回動されて前記移動部材が移動され、該
移動部材にて前記コンタクトピンが変位されて前記電気
部品端子に離接されるようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加え、前記レバー部材は金属板により、
前記移動部材は合成樹脂によりそれぞれ形成され、前記
移動部材の被押圧部は平面部を有し、前記レバー部材の
押圧部には、該レバー部材を回動させて前記移動部材を
最下降位置付近とした時に、前記被押圧部に面接触する
ように、平面部を形成したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0014】図1乃至図14には、この発明の実施の形
態を示す。
【0015】まず構成を説明すると、図中符号11は、
「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、この
ICソケット11は、「電気部品」であるICパッケー
ジ12の性能試験を行うために、このICパッケージ1
2の「端子」としての半田ボール12bと、測定器(テ
スター)のプリント配線板(図示省略)との電気的接続
を図るものである。
【0016】このICパッケージ12は、図10に示す
ように、いわゆるBGA(Ball Grid Array)タイプと
称されるもので、方形状のパッケージ本体12aの下面
に多数の略球状の半田ボール12bが縦列と横列とにマ
トリックス状に配列されている。
【0017】一方、ICソケット11は、図2に示すよ
うに、大略すると、プリント配線板上に装着される合成
樹脂製のソケット本体13を有し、このソケット本体1
3には、ICパッケージ12の各半田ボール12bに離
接されるコンタクトピン15が配設されると共に、この
コンタクトピン15を変位させる移動部材17が配設さ
れ、更に、この移動部材17の上側に、トッププレート
19がそのソケット本体13に固定されて配設されてい
る。さらにまた、その移動部材17を上下動させる操作
部材21が配設されている。
【0018】そのコンタクトピン15は、バネ性を有
し、導電性に優れた板材がプレス加工により図11に示
すような形状に形成されている。
【0019】詳しくは、コンタクトピン15は、上部
に、一対の弾性片15a,15bが形成され、下部に、
1本のソルダーテール部15cが形成されている。それ
ら一対の弾性片15a,15bは、下端部側の基部15
dが図11の(d)に示すように略U字状に折曲される
ことにより、互いに対向するように形成されている。ま
た、それら弾性片15a,15bの上端部(先端部)に
は、ICパッケージ12の半田ボール12bの側部に離
接する接触部15e,15fが形成され、この両接触部
15e,15fで半田ボール12bが挟持されて電気的
に接続されるようになっている。
【0020】また、このコンタクトピン15の一対の弾
性片15a,15bには、略くの字状に折曲された折曲
部15gが形成されており、これら折曲部15gが移動
部材17の後述するカム部17aにて押圧されて両接触
部15e,15fが開くように構成されている。
【0021】そして、かかるコンタクトピン15のソル
ダーテール部15c及び基部15dが、図12及び図1
3に示すように、ソケット本体13に形成された圧入孔
13aに挿入されて、この基部15dに形成された抜止
め部15mがソケット本体13に食い込むことにより、
コンタクトピン15の上方への抜けを防止するようにし
ている。そして、ソケット本体13から下方に突出した
ソルダーテール部15cは、図2及び図3に示すよう
に、ロケートボード26を介して更に下方に突出され、
図示省略のプリント配線板の各貫通孔に挿通されて半田
付けされることにより接続されるようになっている。
【0022】このようなコンタクトピン15は、図1に
示すように、ICパッケージ12の半田ボール12bの
配列に合わせて、縦列と横列とにマトリックス状に配列
されている。
【0023】一方、移動部材17は、合成樹脂製で、図
3に示すように、ソケット本体13に上下動可能、すな
わち、後述するトッププレート19の載置面部19aに
対して垂直方向に移動可能に配設され、スプリング22
により上方に付勢されている。そして、移動部材17を
上下動させる第1,第2レバー部材23,24が、これ
ら両レバー部材23,24を一組として、ソケット本体
13の一対の両側部に二組配設されている(図5参
照)。なお、図5中他方の一組のレバー部材23,24
は省略されている。
【0024】これら第1,第2レバー部材23,24
は、金属板により形成され、基端部に設けられた嵌合孔
23a,24aに、合成樹脂製のソケット本体13に一
体成形された突出軸部13bが嵌合されることにより、
回動自在に配設され、両レバー部材23,24は図5に
示すように略X字状に配置されている。
【0025】また、これら第1,第2レバー部材23,
24の基端部側には、図5,図8及び図9に示すよう
に、移動部材17の平面形状の被押圧部17cの上面に
当接して下方に押圧する押圧部23b,24bが形成さ
れている。
【0026】その押圧部23b,24bには、レバー部
材23,24を回動させて移動部材17を最下降位置付
近とした時に、図9に示すように、押圧部23b,24
bと被押圧部17cとが面接触するように、平面部23
d,24dが形成されている。
【0027】そして、図5に示すように、これらレバー
部材23,24の基端部側の側方をガイドするガイド壁
13cがソケット本体13に形成され、このガイド壁1
3cにより、両レバー部材23,24の突出軸部13b
からの外れが防止されるように構成されている。
【0028】さらに、これらレバー部材23,24の先
端部23c,24cが、図4に示すように、操作部材2
1の裏面側に形成されたガイド溝21aに挿入されて側
方へ倒れないようにガイドされていると共に、これら一
組のレバー部材23,24が接触しないように、一対の
ガイド溝21aには、図6に示すように、間隔Lが設定
されている。
【0029】これにより、操作部材21を下降させる
と、両レバー部材23,24が回動されることにより、
これら両レバー部材23,24を介して移動部材17が
下降されるようになっている。
【0030】そして、図12及び図13に示すように、
この移動部材17には、各コンタクトピン15間に位置
するカム部17aが形成され、このカム部17aの両側
に形成された摺動面17bが、両側に隣接するコンタク
トピン15の弾性片15a,15bの折曲部15gを押
圧するようになっている。すなわち、この一つのカム部
17aで、両側のコンタクトピン15の弾性片15a,
15bの両折曲部15gを押圧することができるように
なっており、コンタクトピン15の一対の弾性片15
a,15bの両折曲部15gは、このコンタクトピン1
5の両側に配置された一対のカム部17aにより互いに
接近する方向に押圧されることにより、両接触部15
e,15fが互いに開くように構成されている。
【0031】また、トッププレート19は、図1及び図
3に示すように、ICパッケージ12が上側に収容され
る収容面部19aを有すると共に、ICパッケージ12
を所定の位置に位置決めするガイド部19bがパッケー
ジ本体12aの周縁部に対応して設けられている。さら
に、このトッププレート19には、図12に示すよう
に、各コンタクトピン15の一対の接触部15e,15
fの間に挿入される位置決めリブ19cが形成され、コ
ンタクトピン15の両弾性片15a,15bに外力が作
用していない状態(両接触部15e,15fが閉じた状
態)では、その位置決めリブ19cは、両弾性片15
a,15bにて挟持された状態となっている。
【0032】さらに、操作部材21は、図1に示すよう
に、ICパッケージ12が挿入可能な大きさの開口21
bを有し、この開口21bを介してICパッケージ12
が挿入されて、トッププレート19の収容面部19a上
の所定位置に収容されるようになっている。また、この
操作部材21は、図2に示すように、ソケット本体13
に対して上下動自在に配設され、スプリング27により
上方に付勢されると共に、図3及び図7等に示すよう
に、最上昇位置で、係止爪21dがソケット本体13の
被係止部に係止され、操作部材21の外れが防止される
ようになっている。
【0033】さらに、この操作部材21には、図2及び
図3に示すように、図2に示すラッチ28を回動させる
作動部21eが形成されている。
【0034】このラッチ28は、詳細は省略するが、ソ
ケット本体13に軸を中心に回動自在に取り付けられる
と共に、図2に示すように、スプリング30により閉じ
る方向に付勢され、先端部に設けられた押え部28bに
よりICパッケージ12の周縁部を押さえるように構成
されている。
【0035】また、このラッチ28には、操作部材21
の作動部21eが摺動する摺動部28aが形成され、操
作部材21が下降されると、作動部21eが摺動部28
aを摺動して、ラッチ28が図2中二点鎖線に示すよう
に時計回りに回動されて、押え部28bがICパッケー
ジ12の配設位置より退避されるように構成されてい
る。
【0036】次いで、かかるICソケット11の使用方
法について説明する。
【0037】ICパッケージ12をICソケット11に
セットするには、まず、操作部材21を下方に押し下げ
る。すると、この操作部材21により、各レバー部材2
3,24の先端部23c,24cが下方に押されて、ソ
ケット本体13の突出軸部13bを中心に下方に向けて
図8に示す状態から図9に示す状態まで回動される。こ
れにより、これらレバー部材23,24の押圧部23
b,24bにて、移動部材17の被押圧部17cが押さ
れて、スプリング22の付勢力に抗して移動部材17が
下降される。
【0038】この際には、図9に示すように、レバー部
材23,24を回動させて移動部材17を最下降位置付
近(最大押込み位置)とした時に、押圧部23b,24
bの平面部23d,24dが移動部材17の被押圧部1
7cに当接して面接触する。この最大押込み位置におい
て、従来のようにレバー部材の押圧部が移動部材に線接
触するものであれば、移動部材17の反力が最大となる
が、そのように面接触することにより、従来の線接触の
場合より力を分散することができて、被押圧部17cに
作用する圧力を小さくできるため、合成樹脂製の移動部
材17の被押圧部17cの潰れや摩耗を抑制できる。従
って、移動部材17の最大下降量が従来のように減少す
ることなく、所定の下降量を確保することができる。
【0039】また、ここでは、レバー部材23,24の
押圧部23b,24bにプレス加工により平面部23
d,24dを形成するだけで良いため、従来と比較して
成形が複雑になることがないと共に、レバー部材23,
24を厚くする必要もないので、狭いスペースでも配設
できる。
【0040】そして、上記のように移動部材17が下降
されると、図12から図13に示すように、カム部17
aも下降し、このカム部17aの摺動面17bにより、
コンタクトピン15の両折曲部15gが押されて、一対
の接触部15e,15fが図13に示すように開かれ
る。
【0041】また、これと同時に、操作部材21の作動
部21eにより、ラッチ28の被押圧部28aが押され
て、図2中実線に示す位置から二点鎖線に示す位置ま
で、スプリングの付勢力に抗して開く方向に回動され、
押え部28bが退避位置まで変位する。
【0042】この状態で、ICパッケージ12がガイド
部19bにガイドされて、トッププレート19の収容面
部19a上の所定位置に収容され、ICパッケージ12
の各半田ボール12bが、各コンタクトピン15の開か
れた一対の接触部15e,15fの間に、非接触状態で
挿入される(図13の(b)参照)。
【0043】その後、操作部材21の下方への押圧力を
解除すると、この操作部材21がスプリング27等の付
勢力で上昇されることにより、移動部材17もスプリン
グ22により上昇されると共に、ラッチ28がスプリン
グ30の付勢力により閉じる方向に回動される。
【0044】移動部材17が上昇されると、カム部17
aによるコンタクトピン15の折曲部15gへの押圧力
が解除され、図13に示す状態から、一対の接触部15
e,15fが互いに閉じる(狭まる)方向に移動し、両
接触部15e,15fにて半田ボール12bが挟持され
る。
【0045】これにより、ICパッケージ12の各半田
ボール12bとプリント配線板とがコンタクトピン15
を介して電気的に接続されることとなる。
【0046】一方、ICパッケージ12を装着状態から
取り外すには、同様に操作部材21を下降させることに
より、コンタクトピン15の一対の接触部15e,15
fが半田ボール12bから離間されることから、半田ボ
ール12bが一対の接触部15e,15fにて挟まれた
状態から引き抜く場合よりも弱い力で簡単にICパッケ
ージ12を外すことが出来る。
【0047】なお、上記実施の形態では、「電気部品用
ソケット」としてICソケット11に、この発明を適用
したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは
勿論である。また、BGAタイプのICパッケージ12
用のICソケット11に、この発明を適用したが、これ
に限らず、PGA(Pin Grid Array)タイプのICパッ
ケージ用のICソケットに、この発明を適用することも
できる。さらに、上記実施の形態では、押圧部23b,
24bに平面部23d,24dを形成して、被押圧部1
7cと面接触するようにしているが、この発明はかかる
構造に限定されるものでなく、押圧部と被押圧部との両
者に略同一形状のR形状部分を形成して面接触させるこ
ともできる。
【0048】また、上記実施の形態では、移動部材17
はソケット本体13に対して上下動するようになってい
るが、本発明はこれに限定されるものでなく、レバー部
材の回動により水平動又は斜動するものでも良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載の発明によれば、押圧部と被押圧部とは、レバー部材
を回動させて移動部材を最下降位置付近とした時に、押
圧部と被押圧部とが面接触するように構成したため、従
来の線接触の場合より力を分散することができて、被押
圧部に作用する圧力を小さくできるため、合成樹脂製の
移動部材の被押圧部の潰れや摩耗を抑制できる。従っ
て、繰り返し作動させた場合であっても、移動部材の最
大下降量が従来のように減少することなく所定量確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るICソケットの平
面図である。
【図2】同実施の形態に係るICソケットの半分を断面
にした正面図である。
【図3】同実施の形態に係るICソケットの半分を断面
にした側面図である。
【図4】同実施の形態に係るICソケットの一部を断面
にした斜視図である。
【図5】同実施の形態に係るICソケットの操作部材を
取り外した状態の斜視図である。
【図6】同実施の形態に係るICソケットの操作部材の
裏面図である。
【図7】同実施の形態に係るICソケットの組立状態を
示す分解正面図である。
【図8】同実施の形態に係るICソケットの操作部材が
最上昇位置にある状態を示す正面図である。
【図9】同実施の形態に係るICソケットの操作部材が
最下降位置にある状態を示す正面図である。
【図10】同実施の形態に係るICソケットに取り付け
るICパッケージを示す図で、(a)は底面図、(b)
は(a)の左側面図である。
【図11】同実施の形態に係るICソケットのコンタク
トピンを示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の
左側面図、(c)は(a)の平面図、(d)は(a)の
A−A線に沿う断面図である。
【図12】同実施の形態に係るICソケットのコンタク
トピンの接触部が閉じた状態を示す断面図である。
【図13】同実施の形態に係るICソケットのコンタク
トピンの接触部が開いた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ICソケット(電気部品用ソケット) 12 ICパッケージ(電気部品) 12a パッケージ本体 12b 半田ボール(端子) 13 ソケット本体 15 コンタクトピン 17 移動部材 17c 被押圧部 21 操作部材 23 第1レバー部材(レバー部材) 24 第2レバー部材(レバー部材) 23b,24b 押圧部 23d,24d 平面部
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月17日(2003.1.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、電気部品を収容するソ
ケット本体に、前記電気部品の端子に離接可能な複数の
コンタクトピンが配設されると共に、前記ソケット本体
に対して移動自在に移動部材が設けられ、又、前記ソケ
ット本体にレバー部材が回動自在に設けられ、該レバー
部材を回動させることにより、該レバー部材を介して移
動部材が原位置から移動され、該移動部材にて前記コン
タクトピンが変位されて前記電気部品端子に離接される
ようにした電気部品用ソケットにおいて、前記レバー部
材には、前記レバー部材の回動に伴って前記移動部材の
被押圧部を押圧する押圧部が形成され、前記レバー部材
を回動させて前記移動部材を原位置から所定の間隔だけ
移動させた時に、前記押圧部と前記被押圧部とが面接触
されるように構成した電気部品用ソケットとしたことを
特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加え、前記レバー部材は金属板により、
前記移動部材は合成樹脂によりそれぞれ形成され、前記
移動部材の被押圧部は平面部を有し、前記レバー部材の
押圧部には、該レバー部材を回動させて前記移動部材を
原位置から所定の間隔だけ移動させた時に、前記被押圧
部に面接触するように、平面部を形成したことを特徴と
する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】この際には、図9に示すように、レバー部
材23,24を回動させて移動部材17を最下降位置付
近(最大押込み位置)とした時(原位置から所定の間隔
だけ移動させた時)に、押圧部23b,24bの平面部
23d,24dが移動部材17の被押圧部17cに当接
して面接触する。この最大押込み位置において、従来の
ようにレバー部材の押圧部が移動部材に線接触するもの
であれば、移動部材17の反力が最大となるが、そのよ
うに面接触することにより、従来の線接触の場合より力
を分散することができて、被押圧部17cに作用する圧
力を小さくできるため、合成樹脂製の移動部材17の被
押圧部17cの潰れや摩耗を抑制できる。従って、移動
部材17の最大下降量が従来のように減少することな
く、所定の下降量を確保することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載の発明によれば、押圧部と被押圧部とは、レバー部材
を回動させて移動部材を原位置から所定の間隔だけ移動
させた時に、押圧部と被押圧部とが面接触するように構
成したため、従来の線接触の場合より力を分散すること
ができて、被押圧部に作用する圧力を小さくできるた
め、合成樹脂製の移動部材の被押圧部の潰れや摩耗を抑
制できる。従って、繰り返し作動させた場合であって
も、移動部材の最大下降量が従来のように減少すること
なく所定量確保することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品を収容するソケット本体に、前
    記電気部品の端子に離接可能な複数のコンタクトピンが
    配設されると共に、前記ソケット本体に対して移動自在
    に移動部材が設けられ、又、前記ソケット本体にレバー
    部材が回動自在に設けられ、該レバー部材を回動させる
    ことにより、該レバー部材を介して移動部材が移動さ
    れ、該移動部材にて前記コンタクトピンが変位されて前
    記電気部品端子に離接されるようにした電気部品用ソケ
    ットにおいて、 前記レバー部材には、前記レバー部材の回動に伴って前
    記移動部材の被押圧部を押圧する押圧部が形成され、 前記レバー部材を回動させて前記移動部材を最下降位置
    付近とした時に、前記押圧部と前記被押圧部とが面接触
    されるように構成したことを特徴とする電気部品用ソケ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記ソケット本体に上下動自在に操作部
    材が設けられ、該操作部材を下降させることにより、前
    記レバー部材が回動されて前記移動部材が移動され、該
    移動部材にて前記コンタクトピンが変位されて前記電気
    部品端子に離接されるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の電気部品用ソケット。
  3. 【請求項3】 前記レバー部材は金属板により、前記移
    動部材は合成樹脂によりそれぞれ形成され、前記移動部
    材の被押圧部は平面部を有し、前記レバー部材の押圧部
    には、該レバー部材を回動させて前記移動部材を最下降
    位置付近とした時に、前記被押圧部に面接触するよう
    に、平面部を形成したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の電気部品用ソケット。
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