JP4319274B2 - スクロール式流体機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気圧縮機、真空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スクロール式流体機械は、ケーシングと、該ケーシングに設けられた固定スクロールと、前記ケーシングに回転可能に設けられた駆動軸と、前記ケーシング内で該駆動軸の先端側に旋回可能に設けられ、前記固定スクロールと軸方向で摺接する旋回スクロールと、該旋回スクロールと固定スクロールとの間に画成された複数の圧縮室とを備えたものが知られている(特開平6−26484号公報、特開平9−144674号公報等)。
【0003】
この種の従来技術によるスクロール式流体機械は、外部から駆動軸を回転駆動し、旋回スクロールを固定スクロールに対して一定の偏心寸法をもって旋回運動させることにより、固定スクロールの外周側に設けた吸込口から空気等の流体を吸込みつつ、この流体を固定スクロールのラップ部と旋回スクロールのラップ部との間の各圧縮室内で順次圧縮し、固定スクロールの中心部に設けた吐出口から圧縮流体を外部に向けて吐出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術によるスクロール式流体機械では、旋回スクロールを駆動軸の先端側で旋回可能に支持するために、この駆動軸の先端には駆動軸の軸線に対して偏心した位置にクランク軸を一体または別体で設ける構成としている。
【0005】
このため駆動軸全体の長さがクランク軸の分だけ余計に長くなり、装置全体が軸方向に大型化してしまうという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、旋回スクロールを旋回可能に支持するためのクランク軸を不要にでき、装置全体を軸方向に小型化することができるようにしたスクロール式流体機械を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために請求項1の発明によるスクロール式流体機械は、ケーシングと該ケーシングの軸線上に位置して該ケーシングの両端側に設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された2個の固定スクロールとからなる固定側部材と、該各固定スクロール間に位置して前記ケーシング内に設けられ、ロータとステータとが前記ケーシングの軸線と同一方向となるように配置された電動機と、該電動機と前記各固定スクロールとの間に位置して外周側が前記ケーシングに固定的に設けられた外輪、該外輪の内周側に回転可能に設けられ内周側が外輪の軸線に対して径方向に偏心した偏心軸線を有する中輪および該中輪の内周側に回転可能に設けられ前記偏心軸線を中心として回転可能な内輪からなる2個の偏心軸受と、前記電動機のロータを挟んで該各偏心軸受の中輪間に位置して設けられた中空軸体からなり前記ロータによって前記中輪と一体に回転する回転軸と、該回転軸内を前記偏心軸線上に遊嵌して設けられ、前記各偏心軸受の内輪内周側に固定的に支持されて前記各内輪と一体に旋回運動する旋回軸と、前記各固定スクロールと対面して該旋回軸の両端側に固定的に設けられ、鏡板に前記固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成するラップ部が立設された2個の旋回スクロールと、該各旋回スクロールのうち少なくともいずれか一方の旋回スクロールと前記固定側部材との間に設けられ、該旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構とを備え、前記2個の固定スクロールは、鏡板の外周側を前記ケーシングの内周側に気密シールを介して取付ける構成とし、前記2個の固定スクロールの鏡板の背面側と前記ケーシングとの間には、前記圧縮室内から導かれる圧力により前記2個の固定スクロールを前記2個の旋回スクロール側へと軸方向に押圧する2個の圧力室を形成する構成としている。
【0008】
このように構成したことにより、電動機を作動してロータを回転すると、該ロータによって回転軸は回転運動を行い、このときに偏心軸受の中輪は外輪の内周側で回転軸と一体に回転運動を行う。
【0009】
ここで、偏心軸受の中輪は、内周側が外輪の軸線に対して径方向に偏心した偏心軸線を有し、この中輪の内周側には前記偏心軸線を中心として回転する内輪を設けているから、上述の如く中輪が回転することにより、旋回軸は内輪と一体に旋回運動を行い、旋回スクロールを自転防止機構によって回転が防止された状態で旋回させることができる。
【0010】
従って、ケーシング内に気密シールを介して取付けられた2個の固定スクロールに対して2個の旋回スクロールが旋回運動すると、複数の圧縮室に吸込まれた流体は徐々に圧縮される。
【0011】
このように、電動機を作動して回転軸を回転することにより、旋回軸を2個の偏心軸受の内輪と一体に旋回運動させて、2個の旋回スクロールを同時に旋回させることができる。
【0012】
そして、各旋回スクロールは固定スクロールと共にケーシングの軸方向で対向して配置されるから、一方の旋回スクロールに作用するスラスト荷重と他方の旋回スクロールに作用するスラスト荷重を、旋回軸に対して互いに逆向きの方向に伝えることができ、両者のスラスト荷重を互いに相殺することができる。
【0013】
また、請求項2の発明によると、前記2個の固定スクロールの鏡板には、前記圧縮室内の中間圧を前記2個の圧力室内に導くための背圧孔をそれぞれ設ける構成としている。これにより、2個の固定スクロールの鏡板の背面側とケーシングとの間に形成した2個の圧力室は背圧孔から導かれる中間圧によってそれぞれの固定スクロールを旋回スクロール側へと軸方向に押圧することができる。
【0014】
また、請求項3の発明では、ケーシングの内周側には、旋回スクロールの背面側にそれぞれ位置して前記旋回スクロールに作用するスラスト荷重を支持する2個のスラスト受けを設け、旋回軸は、前記各旋回スクロールの背面と各スラスト受けの前面とが接するか、または僅かに隙間を有する長さに設定してなる。
【0015】
このように構成したことにより、旋回スクロールの背面とスラスト受けの前面との間は、接するか僅かに隙間が空く長さに設定されるから、圧縮運転時には、一方の旋回スクロールに作用するスラスト荷重と他方の旋回スクロールに作用するスラスト荷重を、旋回軸によって支持することができる。そして、これらのスラスト荷重は、旋回軸に対し互いに逆向きの方向に伝えられるから、両者のスラスト荷重を互いに相殺することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態によるスクロール式流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0024】
まず、図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示し、1はスクロール式空気圧縮機の外枠を形成する筒状のケーシングで、該ケーシング1は、図1に示す如く軸線O1 −O1 を有する筒部2と、該筒部2の両端側を施蓋する左,右の蓋部3A,3Bとによって構成されている。そして、ケーシング1は、後述の固定スクロール4A,4Bと共に固定側部材を構成するものである。
【0025】
4A,4Bはケーシング1の軸方向両側に位置して筒部2の内周側にそれぞれ設けられた左,右の固定スクロールで、一方の固定スクロール4Aは、図1に示す如く略円板状に形成され、中心がケーシング1の軸線O1 −O1 と一致するように配設された鏡板5Aと、該鏡板5Aの表面に立設された渦巻状のラップ部6Aと、鏡板5Aの外周側から該ラップ部6Aとは逆向きに軸方向に突出し、筒部2の内周側に嵌合して後述のOリング29Aを介して設けられた嵌合筒部7Aとによって構成されている。
【0026】
また、他方の固定スクロール4Bについても、鏡板5B、ラップ部6Bおよび嵌合筒部7Bによって構成されている。
【0027】
8は固定スクロール4A,4B間に位置してケーシング1内の中間部に設けれた電動機で、該電動機8は、ケーシング1の内周側に固定的に設けられたステータ9と、該ステータ9の内周側に該ステータ9によって回転するように配設されたロータ10とによって構成され、ステータ9の軸線とロータ10の軸線はケーシング1の軸線O1 −O1 と同一軸線上に配置されている。
【0028】
11A,11Bは固定スクロール4A,4Bと電動機8との間にそれぞれ位置してケーシング1の内周側に設けられた左,右のスラスト受けで、一方のスラスト受け11Aは、ケーシング1の筒部2内周側に固着して取付けられた取付筒12Aと、後述する旋回スクロール22Aの鏡板23A背面側に位置して該取付筒12Aから径方向内側に突出して設けられた環状突起13Aとによって構成されている。そして、このスラスト受け11Aは、旋回スクロール22Aに作用するスラスト荷重を支持すると共に、後述するオルダムリング31Aのリング溝を形成している。
【0029】
また、他方のスラスト受け11Bについても、取付筒12Bおよび環状突起13Bによって構成されている。
【0030】
14A,14Bは固定スクロール4Aと電動機8との間にそれぞれ位置してスラスト受け11A,11Bの内周側に設けられた左,右の偏心軸受で、一方の偏心軸受14Aは、図2ないし図4に示す如く、外輪15Aと、該外輪15Aの内周側に複数の針状ころ16Aによって回転可能に設けられた中輪17Aと、該中輪17Aの内周側に複数の針状ころ18Aによって回転可能に設けられた内輪19A等とによって構成されている。
【0031】
ここで、外輪15Aは、外周側がスラスト受け11Aの取付筒12A内周側に圧入されて取付けられている。これにより、外輪15Aの内周側の軸線と外周側の軸線とは、共に軸線O1 −O1 と一致して配置される。
【0032】
また、中輪17Aは、針状ころ16Aによって外輪15Aの内周側に位置決めされている。これにより中輪17Aの外周側は外輪15Aの軸線O1 −O1 上に配置され、この軸線O1 −O1 を中心に回転する構成となっている。
【0033】
これに対して中輪17Aの内周側は、内輪19Aが収容される部位が収容穴17A1 となり、該収容穴17A1 は外輪15Aの軸線O1 −O1 に対して径方向に一定寸法δだけ偏心した偏心軸線O2 −O2 を有している。また、この中輪17Aの内周側には後述の回転軸20が取付けられる取付段部17A2 が形成され、該取付段部17A2 は軸線O1 −O1 と同軸線上に配置されている。
【0034】
さらに、内輪19Aは、針状ころ18Aによって中輪17Aの内周側に位置決めされている。これにより内輪19Aは、内周側と外周側とが共に偏心軸線O2−O2 上に配置され、この偏心軸線O2 −O2 を中心に回転する構成となっている。
【0035】
かくして、偏心軸受14Aは、回転軸20によって中輪17Aが外輪15Aに対して回転することにより、内輪19Aが軸線O1 −O1 を中心として寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行う構成となっている。
【0036】
また、他方の偏心軸受14Bについても、外輪15B、針状ころ16B、中輪17B、針状ころ18Bおよび内輪19Bによって構成され、中輪17Bには収容穴17B1 と取付段部17B2 とが設けられている。
【0037】
20は電動機8のロータ10を挟んで偏心軸受14A,14Bの中輪17A,17B間に位置して設けられた回転軸で、該回転軸20は、中空軸体として形成され、電動機8のロータ10内周側に挿嵌されて固定的に設けられている。そして、回転軸20は、両端側がそれぞれ中輪17A,17Bの取付段部17A2 ,17B2 に固着され、ロータ10と一体となって回転することにより中輪17A,17Bを回転させるものである。
【0038】
ここで、回転軸20は、図5に示す如く、外周側が外輪15A,15Bの軸線O1 −O1 上に配置されるのに対し、内周側は中輪17A,17Bの偏心軸線O2 −O2 上に配置されている。このため、回転軸20は、軸線O1 −O1 を挟んで偏心軸線O2 −O2 側とは反対側の部位の肉厚を寸法d1 とし、偏心軸線O2−O2 側の肉厚を寸法d2 とすると、d1 >d2 の関係に設定される。
【0039】
21は回転軸20内を遊嵌して設けられ、偏心軸受14A,14Bの内輪19A,19Bに固定的に支持された旋回軸で、該旋回軸21は、偏心軸線O2 −O2 上に配置され、その両端側はそれぞれ内輪19A,19Bの内周側に挿嵌されて固着されている。そして、旋回軸21は、内輪19A,19Bと一体となって旋回運動することにより、旋回軸21の両端側に設けられた後述の旋回スクロール22A,22Bを旋回させるものである。
【0040】
ここで、旋回軸21の軸寸法Lは、図2に示すようにスラスト受け11A,11Bの環状突起13A,13B間の離間寸法とほぼ同一かまたは僅かに大きく設定されている。このためスラスト受け11A,11Bの前面と旋回スクロール22A,22Bの鏡板23A,23B背面とは、互いに接する状態か、または両者の間に例えば約10μm程度の僅かな隙間が確保される状態におかれる。
【0041】
かくして、旋回軸21は、その両端部がそれぞれ旋回スクロール22A,22Bの鏡板23A,23Bとそれぞれ当接し、該旋回スクロール22A,22Bを軸方向に対して位置決めするスペーサとして構成される。
【0042】
22A,22Bは固定スクロール4A,4Bと対面して旋回軸21の軸方向両端側にそれぞれ固定的に設けられた左,右の旋回スクロールで、一方の旋回スクロール22Aは、図1、図2に示す如く円板状に形成された鏡板23Aと、該鏡板23Aの表面側から軸方向に立設された渦巻状のラップ部24Aとによって構成されている。
【0043】
また、旋回スクロール22Aの鏡板23Aには、その背面側の中央に筒状突起25Aが突設され、該筒状突起25Aは旋回軸21の内周に嵌合して固着されている。これにより旋回スクロール22Aは旋回軸21と一体となって寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行う。そして、旋回スクロール22Aのラップ部24Aは、固定スクロール4Aのラップ部6Aに対し例えば180度だけずらして重なり合うように配設され、両者のラップ部6A,24A間には複数の圧縮室26A,26A,…が画成される。
【0044】
そして、スクロール式空気圧縮機の運転時には、後述の吸込口32Aから外周側の圧縮室26A内に空気を吸込みつつ、この空気を旋回スクロール22Aが旋回運動する間に各圧縮室26A内で順次圧縮し、最後に中心側の圧縮室26Aから後述の吐出口33Aを介して外部に圧縮空気を吐出する。
【0045】
また、他側の旋回スクロール22Bについても、鏡板23B、ラップ部24Bおよび筒状突起25Bによって構成され、固定スクロール4Bとの間には複数の圧縮室26Bが画成される。
【0046】
27A,27Bは固定スクロール4A,4Bの鏡板5A,5Bにそれぞれ穿設された左,右の背圧孔で、一方の背圧孔27Aは、各圧縮室26Aのうち吸込口32A側となる最外周側の圧縮室26Aと吐出口33A側となる最内周側の圧縮室26Aとの間の中間の圧縮室26A内に連通し、該圧縮室26A内の中間圧を背圧として後述の圧力室28A内に導くものである。また、他方の背圧孔27Bについても背圧孔27Aと同様に構成されている。
【0047】
28A,28Bはケーシング1の蓋部3A,3Bと固定スクロール4A,4Bの鏡板5A,5Bとの間にそれぞれ形成された左,右の圧力室で、一方の圧力室28Aは、圧縮室26A内の中間圧を背圧孔27Aを介して鏡板5Aの背面側に導き、この中間圧によって固定スクロール4Aを旋回スクロール22A側へと軸方向に押圧する構成となっている。また、他方の圧力室28Bについても、圧力室28Aと同様に構成されている。
【0048】
29A,29Bはケーシング1と固定スクロール4A,4Bの鏡板5A,5B外周側との間にそれぞれ設けられた気密シールとしてのOリングで、これらのOリング29A,29Bは、最外周側の圧縮室26A,26Bと圧力室28A,28Bとの間を気密にシールするものである。
【0049】
30A,30Bは固定スクロール4A,4Bの鏡板5A,5B中心側と吐出口33A,33Bとの間にそれぞれ設けられたOリングで、これらのOリング30A,30Bは、最内周側の圧縮室26A,26Bと圧力室28A,28Bとの間を気密にシールするものである。
【0050】
31A,31Bはスラスト受け11A,11Bと旋回スクロール22A,22Bとの間にそれぞれ設けられた自転防止機構としてのオルダムリングで、一方のオルダムリング31Aは、スラスト受け11Aの環状突起13Aと旋回スクロール22Aの鏡板23Aとの間で直交する2軸方向にガイドされることにより、旋回スクロール22Aの自転を防止する構成となっている。また、他方のオルダムリング31Bについても、オルダムリング31Aと同様に構成されている。
【0051】
32A,32Bは固定スクロール4A,4Bのラップ部6A,6B外周側にそれぞれ位置してケーシング1の筒部2に設けられた吸込口で、該吸込口32Aは、最外周側の圧縮室26A内に開口し、外部の空気をこの圧縮室26A内に導くものである。また、他方の吸込口32Bについても、吸込口32Aと同様に構成されている。
【0052】
33A,33Bは固定スクロール4A,4Bのラップ部6A,6B中心側にそれぞれ位置してケーシング1の蓋部3A,3Bに設けられた吐出口で、一方の吐出口33Aは、最内周側の圧縮室26A内に開口し、圧縮室26Aで圧縮された圧縮空気を外部に吐出させるものである。また、他方の吐出口33Bについても、吐出口33Aと同様に構成されている。
【0053】
本実施の形態によるスクロール式空気圧縮機は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0054】
まず、電動機8のロータ10を回転すると、該ロータ10と一体となった回転軸20は回転運動を行い、このときに回転軸20の両端側に設けた2個の偏心軸受14A,14Bの中輪17A,17Bは、それぞれ外輪15A,15Bの内周側で回転軸20と一体に回転運動を行う。
【0055】
ここで、偏心軸受14A,14Bの中輪17A,17Bは、外輪15A,15Bの軸線O1 −O1 に対して径方向に寸法δだけ偏心した偏心軸線O2 −O2 を有するから、中輪17A,17Bが上述の如く外輪15A,15Bに対して軸線O1 −O1 を中心に回転することにより、中輪17A,17Bの内周側に設けた内輪19A,19Bは、軸線O1 −O1 を中心として寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行い、この内輪19A,19Bと一体となった旋回軸21によって旋回スクロール22A,22Bをそれぞれ旋回させる。
【0056】
そして、このように旋回スクロール22A,22Bが旋回するときには、旋回スクロール22A,22Bはオルダムリング31A,31Bによって自転が防止され、公転のみを行う。
【0057】
この結果、固定スクロール4Aと旋回スクロール22Aとの間に画成された各圧縮室26Aはそれぞれ連続的に縮小し、これにより固定スクロール4Aの吸込口32Aから吸込んだ外気を各圧縮室26Aで順次圧縮しつつ、この圧縮空気を固定スクロール4Aの吐出口33Aから外部の空気タンク(図示せず)等に貯留させる。
【0058】
また、固定スクロール4Bと旋回スクロール22Bとの間に画成された各圧縮室26Bについても、それぞれが連続的に縮小することにより、固定スクロール4Bの吸込口32Bから吸込んだ外気を各圧縮室26Bで順次圧縮しつつ、この圧縮空気を固定スクロール4Bの吐出口33Bから前記空気タンク等に貯留させる。
【0059】
かくして、本実施の形態では、偏心軸受14A,14Bによって旋回軸21の両端側を軸支することにより、この旋回軸21の両端側に一体に設けた旋回スクロール22A,22Bを旋回させることができるから、旋回軸21の両端側には、旋回スクロール22A,22Bを旋回運動させるために、従来技術で述べたようなクランク軸を追加して設ける必要をなくすことができ、これによって装置全体を軸方向に小型化して形成することができる。
【0060】
また、当該スクロール式空気圧縮器は、固定スクロール4A,4Bと旋回スクロール22A,22Bとからなる2組の圧縮機構によって構成したから、当該圧縮器と同容量の圧縮器を従来技術のような1組の圧縮機構によって構成した場合と比較して、ラップ部6A,6B,24A,24Bの巻き数等を減らすことができ、装置全体を径方向に小型化することができる。
【0061】
また、旋回軸21の軸寸法Lは、旋回スクロール22A,22Bとスラスト受け11A,11Bの前面とが接するかまたは僅かな隙間を有する長さに設定したから、圧縮運転時にはスラスト受け11A,11Bと旋回スクロール22A,22Bとの間の摺動抵抗を低減でき、両者の摺動面が早期に摩耗するのを防止できる。
【0062】
そして、旋回スクロール22A,22Bに作用するスラスト荷重を、旋回軸21に対して互いに逆向きの方向に伝えることができ、これらのスラスト荷重を軸方向で相殺させることができる。これにより旋回軸21は、前記スラスト荷重を旋回スクロール22A,22Bとの間で支持することができ、これらの旋回スクロール22A,22Bを軸方向に対して位置決めでき、旋回スクロール22A,22Bの挙動の安定化を図ることができる。
【0063】
また、圧縮運転時に旋回スクロール22A,22Bに面振れが生じた場合には、旋回スクロール22A,22Bの鏡板23A,23Bをスラスト受け11A,11Bに摺接させ、旋回スクロール22A,22Bに作用するスラスト荷重の一部をスラスト受け11A,11Bによって支持することができ、これによって旋回スクロール22A,22Bの挙動を一層安定させることができる。
【0064】
さらに、中空軸体からなる回転軸20は、旋回スクロール22A,22Bの偏心方向とは反対側の部位を肉厚に形成したから、旋回スクロール22A,22Bの旋回運動に対するバランスをこの回転軸20によってとることができる。これにより回転軸20にはバランスウエイト等の機構を特別に設ける必要がなくなり、全体の部品点数を削減でき、装置全体の構造を簡略化することができる。
【0065】
さらに、固定スクロール4A,4Bの背面側に圧力室28A,28Bを設け、この圧力室28A,28Bには圧縮室26A,26B内の中間圧を導く構成としたから、固定スクロール4A,4Bを旋回スクロール22A,22Bの鏡板23A,23B側に向けて押圧し続けることができ、ラップ部6A,6Bの先端と相手方の鏡板23A,23Bの表面との間でスラスト方向のギャップが変化するのを抑えることができ、圧縮効率を高めることができる。
【0066】
次に、図7は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。然るに、本実施の形態の特徴は、ケーシング1外には、固定スクロール4A側の吐出口33Aと固定スクロール4B側の吸込口32Bとの間に位置して中間冷却器41を設け、吐出口33Aと中間冷却器41との間を一方側の接続配管42Aによって接続すると共に、吸込口32Bと中間冷却器41との間を他方側の接続配管42Bによって接続する構成としたことにある。
【0067】
ここで、中間冷却器41は、例えば熱交換器43、ファン44等を備えた冷却装置によって構成され、吐出口33Aから吐出された高温の圧縮空気を冷却して吸込口32Bに導くものである。
【0068】
かくして、このように構成される本実施の形態では、外部の空気を固定スクロール4A,4Bと旋回スクロール22A,22Bとからなる2組の圧縮機構によって順次圧縮することができ、ラップ部6A,6B,24A,24Bの巻き数等を増やすことなく、圧縮性能を高めることができ、径の小さい圧縮器を提供することができる。
【0069】
しかも、本実施の形態では、固定スクロール4A側の吐出口33Aから吐出した高温の圧縮空気を、中間冷却器41によって予め冷却した状態で固定スクロール4B側の吸込口32Bに導くことができ、装置全体の圧縮効率を高めることができる。
【0070】
次に、図8は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、各固定スクロールのうち一方の固定スクロール側の吐出口を廃止すると共に、各旋回スクロールの鏡板中心部には旋回軸の内部と連通する連通孔をそれぞれ形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0071】
51A,51Bはケーシング1内に設けられた本実施の形態で用いる左,右の固定スクロールで、一方の固定スクロール51Aは、第1の実施の形態による固定スクロール4Aとほぼ同様に、略円板状の鏡板52Aと、該鏡板52Aの表面に立設された渦巻状のラップ部53Aと、鏡板52Aの外周側に設けられた嵌合筒部54Aとによって構成されている。しかし、固定スクロール51Aには、第1の実施の形態による吐出口33Aが廃止されている点で異なる。
【0072】
また、他方の固定スクロール51Bは、鏡板52B、ラップ部53Bおよび嵌合筒部54Bによって構成されているものの、一方の固定スクロール51Aと異なり、該固定スクロール51Bには吐出口33Bが設けられている点で異なる。
【0073】
55A,55Bは固定スクロール51A,51Bの鏡板52A,52B中心部に設けられた連通孔で、これらの連通孔55A,55Bは、固定スクロール51A側の圧縮室26Aと固定スクロール51B側の圧縮室26Bとを旋回軸21の内部を通じて互いに連通させるものである。
【0074】
このため、圧縮室26Aからの圧縮空気は、旋回軸21を介して圧縮室26B側に導かれ、この圧縮室26Bによって圧縮された圧縮空気と一緒に吐出口33Bから外部に向けて吐出される。
【0075】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に本実施の形態では、固定スクロール51A側には第1の実施の形態で述べた吐出口33A、該吐出口33Aと空気タンクとの間を接続する接続配管等を不要にでき、装置全体の構造を簡略化することができる。
【0076】
なお、各実施の形態では、2個の旋回スクロールの自転を防止するために2個のオルダムリングを用いる構成として述べたが、本発明はこれに限らず、例えば2個のオルダムリングのうち一方のオルダムリングを廃止する構成としてもよい。そして、この場合でも、各旋回スクロールはそれぞれ旋回軸と一体に回転するから、一方のオルダムリングによって両方の旋回スクロールの自転を同時に防止することができる。
【0077】
また、各実施の形態では、当該スクロール式空気圧縮器を、固定スクロールと旋回スクロールとからなる2組の圧縮機構によって構成したが、本発明はこれに限らず、例えば2組の圧縮機構のうち一方を廃止し、1組の圧縮機構のみによってスクロール式空気圧縮器を構成してもよい。
【0078】
さらに、各実施の形態では、スクロール式流体機械としてスクロール空気圧縮機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば真空ポンプ、冷媒圧縮機等にも広く適用できる。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1に記載の発明では、ケーシングの軸線上には電動機を挟んで2個の固定スクロールを離間して設け、電動機と各固定スクロールとの間には、外輪、中輪および内輪からなる2個の偏心軸受を設け、電動機と一体となった回転軸を回転させることにより中輪を回転させ、この回転によって内輪と一体となった旋回軸を旋回運動させて2個の旋回スクロールをそれぞれ旋回させる構成とし、前記2個の固定スクロールは、鏡板の外周側を前記ケーシングの内周側に気密シールを介して取付ける構成とし、前記2個の固定スクロールの鏡板の背面側と前記ケーシングとの間には、前記圧縮室内から導かれる圧力により2個の固定スクロールを前記2個の旋回スクロール側へと軸方向に押圧する2個の圧力室を形成する構成としたから、旋回軸の両端側には、各旋回スクロールを旋回させるために従来技術で述べたようなクランク軸を追加して設ける必要をなくすことができ、これによって装置全体を軸方向に小型化して形成することができる。
【0080】
しかも、圧縮運転時には一方の旋回スクロールに作用するスラスト荷重と他方の旋回スクロールに作用するスラスト荷重とを、旋回軸に対して互いに逆向きの方向に伝えることができ、両者のスラスト荷重を軸方向で互いに相殺することができる。これによって前記スラスト荷重を旋回軸と各旋回スクロールとの間で支持することができ、2個の旋回スクロールの挙動を安定させることができる。
【0081】
また、請求項2の発明によると、前記2個の固定スクロールの鏡板には、前記圧縮室内の中間圧を前記2個の圧力室内に導くための背圧孔をそれぞれ設ける構成としている。これにより、2個の固定スクロールの鏡板の背面側とケーシングとの間に形成した2個の圧力室は背圧孔から導かれる中間圧によってそれぞれの固定スクロールを旋回スクロール側へと軸方向に押圧することができる。
【0082】
また、請求項3の発明では、ケーシングの内周側には旋回スクロールに作用するスラスト荷重を支持する2個のスラスト受けを設け、旋回軸は旋回スクロールの背面と該スラスト受けの前面とが接するか、または僅かに隙間を有する長さに設定したから、旋回スクロールに作用するスラスト荷重を軸方向で相殺できると共に、両者のスラスト荷重を旋回軸によって支持することができ、旋回スクロールの挙動の安定化を図ることができる。
【0083】
また、圧縮運転時に旋回スクロールに面振れが生じた場合でも、旋回スクロールの鏡板をスラスト受けに摺接させ、旋回スクロールに作用するスラスト荷重の一部をスラスト受けによって支持することができ、旋回スクロールの挙動を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスクロール式空気圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図1中の固定スクロール、偏心軸受、回転軸および旋回スクロール等を拡大して示す要部断面図である。
【図3】図2中の偏心軸受を単体で示す断面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。
【図5】図1中の回転軸を単体で示す拡大断面図である。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるスクロール式空気圧縮機を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態によるスクロール式空気圧縮機を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
4A,4B,51A,51B 固定スクロール
5A,5B,23A,23B,52A,52B 鏡板
6A,6B,24A,24B,53A,53B ラップ部
8 電動機
9 ステータ
10 ロータ
11A,11B スラスト受け
14A,14B 偏心軸受
15A,15B 外輪
17A,17B 中輪
19A,19B 内輪
20 回転軸
21 旋回軸
22A,22B 旋回スクロール
26A,26B 圧縮室
31A,31B オルダムリング(自転防止機構)
32A,32B 吸込口
33A,33B 吐出口
41 中間冷却器
55A,55B 連通孔

Claims (3)

  1. ケーシングと該ケーシングの軸線上に位置して該ケーシングの両端側に設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された2個の固定スクロールとからなる固定側部材と、
    該各固定スクロール間に位置して前記ケーシング内に設けられ、ロータとステータとが前記ケーシングの軸線と同一方向となるように配置された電動機と、
    該電動機と前記各固定スクロールとの間に位置して外周側が前記ケーシングに固定的に設けられた外輪、該外輪の内周側に回転可能に設けられ内周側が外輪の軸線に対して径方向に偏心した偏心軸線を有する中輪および該中輪の内周側に回転可能に設けられ前記偏心軸線を中心として回転可能な内輪からなる2個の偏心軸受と、
    前記電動機のロータを挟んで該各偏心軸受の中輪間に位置して設けられた中空軸体からなり前記ロータによって前記中輪と一体に回転する回転軸と、
    該回転軸内を前記偏心軸線上に遊嵌して設けられ、前記各偏心軸受の内輪内周側に固定的に支持されて前記各内輪と一体に旋回運動する旋回軸と、
    前記各固定スクロールと対面して該旋回軸の両端側に固定的に設けられ、鏡板に前記固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成するラップ部が立設された2個の旋回スクロールと、
    該各旋回スクロールのうち少なくともいずれか一方の旋回スクロールと前記固定側部材との間に設けられ、該旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構とを備え、
    前記2個の固定スクロールは、鏡板の外周側を前記ケーシングの内周側に気密シールを介して取付ける構成とし、
    前記2個の固定スクロールの鏡板の背面側と前記ケーシングとの間には、前記圧縮室内から導かれる圧力により前記2個の固定スクロールを前記2個の旋回スクロール側へと軸方向に押圧する2個の圧力室を形成する構成としてなるスクロール式流体機械。
  2. 前記2個の固定スクロールの鏡板には、前記圧縮室内の中間圧を前記2個の圧力室内に導くための背圧孔をそれぞれ設けてなる請求項1に記載のスクロール式流体機械。
  3. 前記ケーシングの内周側には、前記旋回スクロールの背面側にそれぞれ位置して前記旋回スクロールに作用するスラスト荷重を支持する2個のスラスト受けを設け、前記旋回軸は、前記各旋回スクロールの背面と各スラスト受けの前面とが接するか、または僅かに隙間を有する長さに設定してなる請求項1または2に記載のスクロール式流体機械。
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