JP2002098070A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JP2002098070A
JP2002098070A JP2000292427A JP2000292427A JP2002098070A JP 2002098070 A JP2002098070 A JP 2002098070A JP 2000292427 A JP2000292427 A JP 2000292427A JP 2000292427 A JP2000292427 A JP 2000292427A JP 2002098070 A JP2002098070 A JP 2002098070A
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scroll
casing
axis
auxiliary
auxiliary crank
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Toshikazu Harashima
寿和 原島
Koji Fukui
宏治 福井
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回軸の両端側で補助クランクの重量バラン
スをとり、旋回スクロールの挙動の安定化を図る。 【解決手段】 旋回軸21の両端側には第1,第2の旋
回スクロール24A,24Bをスラスト受板22A,2
2Bと一緒に固定的に設ける。また、ケーシング1の軸
受取付筒部4A,4Bとスラスト受板22A,22Bと
の間には第1,第2の補助クランク29A,29Bを設
け、これら補助クランク29A,29Bにより旋回スク
ロール24A,24Bの自転を防止する。そして、第1
の補助クランク29Aの個数と第2の補助クランク29
Bの個数をそれぞれ同数(例えば2個)に設定し、補助
クランク29Aを含めた旋回スクロール24Aの全体重
量と補助クランク29Bを含めた旋回スクロール24B
の全体重量を、旋回軸21の両端側でバランスさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気圧縮機
等として好適に用いられるスクロール式流体機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール式流体機械は、ケー
シングと、該ケーシングに設けられ鏡板に渦巻状のラッ
プ部が立設された固定スクロールと、前記ケーシングに
回転可能に設けられた駆動軸と、前記ケーシング内で該
駆動軸の先端側に旋回可能に設けられ、鏡板に前記固定
スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画
成するラップ部が立設された旋回スクロールとを備えて
いる。
【0003】この種の従来技術によるスクロール式流体
機械は、外部から駆動軸を回転駆動し、旋回スクロール
を固定スクロールに対して一定の偏心寸法をもって旋回
運動させることにより、固定スクロールの外周側に設け
た吸込口から空気等の流体を吸込みつつ、この流体を固
定スクロールのラップ部と旋回スクロールのラップ部と
の間の各圧縮室内で順次圧縮し、固定スクロールの中心
部に設けた吐出口から圧縮流体を外部に向けて吐出す
る。
【0004】また、他の従来技術によるスクロール式流
体機械として、圧縮空気量を増やすために、下記の如く
構成されたものが知られている(例えば特開2000−
130365号公報等)。
【0005】即ち、この従来技術によるスクロール式流
体機械は、ケーシング内に軸方向に離間して第1,第2
の固定スクロールを設け、これら各固定スクロール間に
は、電動機を配設している。また、ケーシング内には、
両端側が偏心軸受の外側転動体により支持された回転軸
と、該回転軸の内周側に遊嵌され両端側が偏心軸受の内
側転動体により支持された旋回軸とを設け、該旋回軸の
両端側には第1,第2の固定スクロールとそれぞれ対向
して第1,第2の旋回スクロールを固定的に設ける構成
としている。
【0006】そして、この従来技術によるスクロール式
流体機械にあっては、電動機を作動してロータを回転す
ると、この回転によって回転軸は偏心軸受の外側転動体
に支持された状態で回転運動を行うと共に、旋回軸は内
側転動体に支持された状態で旋回運動を行い、これによ
り第1,第2の旋回スクロールを同時に旋回させ、全体
の圧縮空気量を増やすようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるスクロール式流体機械は、ケーシングと第
1,第2の旋回スクロールとの間にそれぞれ自転防止機
構としてのオルダム継手を摺動可能に設けている。そし
て、オルダム継手をケーシングと旋回スクロールとの間
でそれぞれ直交する2軸方向にガイドすることにより、
旋回スクロールの自転を防止する構成としている。
【0008】このため、運転時にオルダム継手はケーシ
ングと旋回スクロールに対し面接触した状態で前記2軸
方向に沿って相対的に直線運動を行い、このようにオル
ダム継手が直線運動するときの振動が旋回スクロールに
伝わり、旋回スクロールのラップが固定スクロールのラ
ップ部と干渉して騒音等が発生するという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、運転時に自転防止機構
から旋回スクロールに伝わる振動等を最小限に抑え、旋
回スクロールの挙動を安定化できるようにしたスクロー
ル式流体機械を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明によるスクロール式流体機械はケーシング
と該ケーシングの軸線上に位置して該ケーシングの両端
側にそれぞれ固定的に設けられ鏡板に渦巻状のラップ部
が立設された第1,第2の固定スクロールとからなる固
定側部材と、該第1,第2の固定スクロール間に位置し
て前記ケーシング内に設けられ、ロータとステータとが
前記ケーシングの軸線と同一方向になるように配置され
た電動機と、前記ケーシングの軸線を中心とした外側転
動体を有すると共に該外側転動体の内側に配置されケー
シングの軸線に対し偏心した偏心軸線を中心として転動
する内側転動体を有する偏心軸受と、前記電動機のロー
タを挟んで前記ケーシングの軸線方向に延び両端が前記
偏心軸受の外側転動体に支持された中空軸体からなり前
記ロータによって回転される回転軸と、該回転軸内を前
記偏心軸線上に遊嵌して設けられ、前記偏心軸受の内側
転動体に支持されて旋回運動する旋回軸と、該旋回軸の
両端側にそれぞれ設けられ、第1,第2の固定スクロー
ルと対面して鏡板に第1,第2の固定スクロールのラッ
プ部と重なり合って複数の圧縮室を形成するラップ部が
立設された第1,第2の旋回スクロールと、前記第1,
第2の旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構と
により構成している。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記自転防止機構は、ケーシング側軸部とスク
ロール側軸部とからなり前記ケーシングと第1,第2の
旋回スクロールとの間にそれぞれ配置された第1,第2
の補助クランクにより構成し、該第1の補助クランクの
個数と第2の補助クランクの個数とは互いに同数とした
ことにある。
【0012】このように構成したことにより、運転時に
は第1の補助クランクがケーシングと第1の旋回スクロ
ールに対して相対的に回転すると共に、第2の補助クラ
ンクがケーシングと第2の旋回スクロールに対して相対
的に回転する。これにより旋回軸と一体となった第1,
第2の旋回スクロールに生じる自転トルクを第1,第2
の補助クランクによって受承し、これら各旋回スクロー
ルは自転が防止された状態で旋回運動を行う。また、第
1の補助クランクの個数と第2の補助クランクの個数は
同数であるから、運転時には第1の補助クランクを含め
た第1の旋回スクロールの全体重量と第2の補助クラン
クを含めた第2の旋回スクロールの全体重量を、旋回軸
の両端側でバランスさせることができる。
【0013】また、請求項2の発明は、第1の補助クラ
ンクのスクロール側軸部と第2の補助クランクのスクロ
ール側軸部とは旋回軸を中心として0度よりも大きくか
つ180度よりも小さな中心角をもって配置する構成と
している。
【0014】このように構成したことにより、第1,第
2の旋回スクロールに生じる自転トルクを、第1,第2
の補助クランクのうち少なくともいずれか一方の補助ク
ランクによって常に受承することができる。
【0015】さらに、請求項3の発明は、第1の補助ク
ランクのスクロール側軸部は旋回軸を中心とした同心円
上に径方向で対向して2箇所に配置すると共に、第2の
補助クランクは旋回軸を中心とした同心円上に径方向で
対向して2箇所に配置している。
【0016】このように構成したことにより、第1の補
助クランクを含めた第1の旋回スクロール自体の重心位
置を、旋回軸の偏心軸線と一致させることができる。ま
た、第2の補助クランクを含めた第2の旋回スクロール
自体の重心位置についても、旋回軸の偏心軸線と一致さ
せることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
スクロール式流体機械としてスクロール式空気圧縮機を
例に挙げ、図1ないし図6の添付図面に従って詳細に説
明する。
【0018】1はスクロール式空気圧縮機の外枠を形成
し、後述の固定スクロール6A,6Bと共に固定側部材
を構成する筒状のケーシングを示し、該ケーシング1
は、図1に示すように軸線O1−O1を有するケーシング
本体2と、蓋部3A,3Bおよび後述の軸受取付筒部4
A,4Bとにより構成されている。
【0019】また、ケーシング1の蓋部3A,3Bは、
後述のボルト5A,5Bを用いて軸受取付筒部4A,4
Bと一緒にケーシング本体2の両端側に固定されてい
る。また、これら蓋部3A,3Bには後述の吸込口32
A,32Bと連通する位置に開口部3A1,3B1が穿設
されている。
【0020】4A,4Bはケーシング本体2の両端側に
設けられた第1,第2の軸受取付筒部で、該第1の軸受
取付筒部4Aの内周側には、後述する偏心軸受13A,
13Bの外輪14A,14Bが取付けられている。ま
た、軸受取付筒部4Aの外周側は、図1、図6に示すよ
うに環状のフランジ部4A1となり、このフランジ部4
A1は複数のボルト5Aによりケーシング本体2と蓋部
3Aとの間で挟持されている。
【0021】さらに、ケーシング1の軸受取付筒部4A
には2個の補助クランク収容穴4A2,4A2が設けられ
ている。そして、この補助クランク収容穴4A2は有底
の円形穴として形成され、その内部には後述する補助ク
ランク29Aのケーシング側軸部29A1が軸受30A
と一緒に収容されている。
【0022】また、第2の軸受取付筒部4Bについて
も、図1、図3に示すようにフランジ部4B1および2
個の補助クランク収容穴4B2,4B2を有し、フランジ
部4B1は複数のボルト5Bによりケーシング本体2と
蓋部3Bとの間で挟持されている。
【0023】ここで、第1の軸受取付筒部4Aの各補助
クランク収容穴4A2は、図2に示すようにケーシング
1の径方向で対向して配置されている。また、第2の軸
受取付筒部4Bの各補助クランク収容穴4B2について
も、図3に示すようにケーシング1の径方向で対向して
配置されている。さらに、これら補助クランク収容穴4
A2と補助クランク収容穴4B2とは、ケーシング1の軸
線O1−O1を中心に例えば85〜95度程度、好ましく
は約90度の中心角αをもって周方向に交互に配置され
ている。
【0024】6A,6Bはケーシング1の軸方向両側に
位置して蓋部3A,3Bの内周側にそれぞれ固定的に設
けられた第1,第2の固定スクロールで、該第1の固定
スクロール6Aは、略円板状に形成され、中心がケーシ
ング1の軸線O1−O1と一致するように配設され鏡板7
Aと、該鏡板7Aの表面に立設された渦巻状のラップ部
8Aと、鏡板7Aの外周側から該ラップ部8Aを取囲む
ように軸方向に突出し、ケーシング本体2の内周側に嵌
合して設けられた嵌合筒部9Aとによって構成されてい
る。また、第2の固定スクロール6Bについても、鏡板
7B、ラップ部8Bおよび嵌合筒部9Bによって構成さ
れている。
【0025】10は固定スクロール6A,6B間に位置
してケーシング1内の中間部に設けれた電動機で、該電
動機10は、ケーシング本体2の内周側に固定的に設け
られたステータ11と、該ステータ11の内周側に該ス
テータ11によって回転するように配設されたロータ1
2とによって構成され、ステータ11の軸線とロータ1
2の軸線はケーシング1の軸線O1−O1と同一軸線上に
配置されている。そして、電動機10は、ロータ12を
回転することにより後述の回転軸20を駆動するもので
ある。
【0026】13A,13Bは固定スクロール6A,6
Bと電動機10との間に位置して、軸受取付筒部4A,
4Bの内周側に設けられた第1,第2の偏心軸受で、該
第1の偏心軸受13Aは、外輪14Aと、該外輪14A
の内周側に外側転動体となる複数の球体15Aによって
回転可能に設けられ、回転軸20の外周側に固着された
外側中輪16Aと、回転軸20の内周側に固着された内
側中輪17Aと、該内側中輪17Aの内周側に内側転動
体となる複数の球体18Aによって回転可能に設けられ
た内輪19Aとによって構成されている。
【0027】ここで、外輪14Aは、軸受取付筒部4A
の内周側に圧入されて取付けられ、軸線O1−O1上に配
置される。また、外側中輪16Aは、球体15Aによっ
て外輪14Aの内周側に位置決めされ、軸線O1−O1上
に配置されている。そして、この状態で球体15Aは外
輪14Aと外側中輪16Aとの間を軸線O1−O1を中心
として転動する。
【0028】これに対して内側中輪17Aは、外輪14
Aの軸線O1−O1に対して径方向に一定寸法δだけ偏心
した偏心軸線O2−O2上に配置されている。また、内輪
19Aは、球体18Aによって内側中輪17Aの内周側
に位置決めされ、偏心軸線O2−O2上に配置されてい
る。そして、この状態で球体18Aは偏心軸線O2−O2
を中心に転動する。
【0029】かくして、偏心軸受13Aは、外側中輪1
6Aと内側中輪17Aとが回転軸20と一体に回転する
ことにより、旋回軸21と一体となった内輪19Aが軸
線O1−O1を中心として寸法δの旋回半径をもった旋回
運動を行うものである。また、第2の偏心軸受13Bに
ついても、外輪14B、球体15B、外側中輪16B、
内側中輪17B、球体18Bおよび内輪19Bによって
構成されている。
【0030】20は電動機10のロータ12を挟んで両
端側が偏心軸受13A,13Bに設けられた回転軸で、
該回転軸20は、中空軸体として形成され、電動機10
のロータ12内周側に挿嵌されて固定的に設けられてい
る。そして、回転軸20は、両端側がそれぞれ外側中輪
16Aの内周側と内側中輪17Aの外周側にそれぞれ固
着して取付けられ、ロータ12と一体となって回転する
ことにより外側中輪16Aと内側中輪17Aを回転させ
るものである。
【0031】ここで、回転軸20は、図1に示すよう
に、外周側が外輪14A,14Bの軸線O1−O1上に配
置されるのに対し、内周側は軸線O1−O1に対して径方
向に一定寸法δだけ偏心した偏心軸線O2−O2上に配置
される。
【0032】21は回転軸20内を遊嵌して設けられ、
偏心軸受13A,13Bの内輪19A,19Bに固定的
に支持された旋回軸で、該旋回軸21は、中実な円柱体
として形成され、偏心軸線O2−O2上に配置されてい
る。また、旋回軸21の両端側は内輪19A,19Bの
内周側に挿嵌して固着されている。そして、この旋回軸
21は偏心軸受13A,13Bにより軸線O1−O1を中
心として寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行うもの
である。
【0033】22A,22Bは旋回軸21の両端側に固
定的に設けられた第1,第2のスラスト受板で、該第1
のスラスト受板22Aは段付の円板状に形成されてい
る。また、このスラスト受板22Aの中央には、軸線O
1−O1と対応した位置に固定ボルト23Aが取付けら
れ、これによりスラスト受板22Aは旋回軸21の端部
側に廻止め状態で固定して取付けられている。そして、
スラスト受板22Aはその表面側が旋回スクロール24
Aの背面側に当接することにより、旋回スクロール24
Aに作用するスラスト荷重を支持するものである。
【0034】また、スラスト受板22Aの裏面側には図
4、図6に示すように2個の他の補助クランク収容穴2
2A1,22A1が設けられている。そして、この補助
クランク収容穴22A1は有底の円形穴として形成さ
れ、その内部には後述する補助クランク29Aのスクロ
ール側軸部29A2が軸受31Aと一緒に収容されてい
る。また、スラスト受板22Bについても固定ボルト2
3Bにより旋回軸21の端部側に固定され、その裏面側
には図5に示すように2個の他の補助クランク収容穴2
2B1,22B1が設けられている。
【0035】ここで、第1のスラスト受板22Aの各補
助クランク収容穴22A1は、図4に示すように旋回軸
21の径方向で対向して2箇所に配置されている。ま
た、第2のスラスト受板22Bの各補助クランク収容穴
22B1についても、図5に示すように旋回軸21の径
方向で対向して2箇所に配置されている。さらに、これ
ら補助クランク収容穴22A1と補助クランク収容穴2
2B1とは、旋回軸21の偏心軸線O2−O2を中心に約
90度の中心角αをもって周方向に交互に配置されてい
る。
【0036】24A,24Bは固定スクロール6A,6
Bと対面して旋回軸21の軸方向両端側にそれぞれ固定
的に設けられた第1,第2の旋回スクロールで、該第1
の旋回スクロール24Aは、円板状に形成された鏡板2
5Aと、該鏡板25Aの表面側から軸方向に立設された
渦巻状のラップ部26Aとによって構成されている。ま
た、鏡板25Aには、その内部を径方向に貫通して延び
る複数の冷却風通路27A(1個のみ図示)が形成され
ている。
【0037】また、旋回スクロール24Aは、鏡板25
Aの背面側をスラスト受板22Aの表面側に嵌合させ、
この状態でボルト(図示せず)等を用いてスラスト受板
22Aに一体に取付けられている。そして、旋回スクロ
ール24Aのラップ部26Aは、固定スクロール6Aの
ラップ部8Aに対し例えば180度だけずらして重なり
合うように配設され、両者のラップ部8A,26A間に
は複数の圧縮室28A,28A,…が画成される。
【0038】そして、スクロール式空気圧縮機の運転時
には、後述の吸込口32Aから外周側の圧縮室28A内
に空気を吸込みつつ、この空気を旋回スクロール24A
が旋回運動する間に各圧縮室28A内で順次圧縮し、最
後に中心側の圧縮室28Aから後述の吐出口33Aを介
して外部に圧縮空気を吐出する。
【0039】また、第2の旋回スクロール24Bについ
ても、鏡板25B、ラップ部26B、および冷却風通路
27B等によって構成され、固定スクロール6Bとの間
に複数の圧縮室28Bを画成している。
【0040】29A,29Aはケーシング1の軸受取付
筒部4Aと旋回スクロール24A側のスラスト受板22
Aとの間に配設された2個の第1の補助クランクで、該
補助クランク29Aは図6に示す如く段付円柱状に形成
され、ケーシング側軸部29A1とスクロール側軸部2
9A2とを有している。
【0041】そして、補助クランク29Aは、ケーシン
グ側軸部29A1がケーシング1側となる軸受取付筒部
4Aの補助クランク収容穴4A2内に軸受30Aを介し
て回転可能に支持されている。また、スクロール側軸部
29A2はケーシング側軸部29A1から寸法δだけ偏心
して配置され、旋回スクロール24A側となるスラスト
受板22Aの補助クランク収容穴22A1内に軸受31
Aを介して回転可能に設けられている。
【0042】そして、運転時には補助クランク29Aは
ケーシング側軸部29A1、スクロール側軸部29A2が
軸受取付筒部4A、スラスト受板22Aに対して相対回
転することにより、旋回スクロール24A,24Bに生
じる自転トルクを補助クランク29Bと一緒に受承し、
旋回スクロール24A,24Bの自転を防止するもので
ある。
【0043】ここで、補助クランク29Aのケーシング
側軸部29A1は、図2に示すように、ケーシング1の
軸線O1−O1を中心とした同心円となる仮想円R1上に
径方向で対向して2箇所に配置されている。また、補助
クランク29Aのスクロール側軸部29A2は、図4に
示すように旋回軸21の偏心軸線O2−O2を中心とした
同心円となる仮想円R2上に径方向で対向して2箇所に
配置されるものである。
【0044】29B,29Bはケーシング1の軸受取付
筒部4Bと旋回スクロール24B側のスラスト受板22
Bとの間に配設された2個の第2の補助クランクで、該
補助クランク29Bについても、補助クランク29Aと
ほぼ同様に構成され、補助クランク29Aと共に旋回ス
クロール24A,24Bの自転を防止する自転防止機構
を構成している。そして、補助クランク29Bは、図
3、図5に示すようにケーシング側軸部29B1とスク
ロール側軸部29B2とを有している。
【0045】また、補助クランク29Bは、ケーシング
側軸部29B1がケーシング1側となる軸受取付筒部4
Bの補助クランク収容穴4B2内に軸受30Bを介して
回転可能に支持されている。また、スクロール側軸部2
9B2は、旋回スクロール24B側となるスラスト受板
22Bの補助クランク収容穴22B1内に軸受31Bを
介して回転可能に設けられている。
【0046】ここで、補助クランク29Bのケーシング
側軸部29B1は、補助クランク29Aと同様に図3に
示す如く、軸線O1−O1を中心とした仮想円R1上に径
方向で対向して2箇所に配置されている。そして、これ
ら各ケーシング側軸部29B1は仮想円R1上に約90度
の中心角αをもって補助クランク29Aのケーシング側
軸部29A1と交互に配置されている。
【0047】また、補助クランク29Bのスクロール側
軸部29B2についても、補助クランク29Aと同様
に、偏心軸線O2−O2を中心とした仮想円R2上に径方
向で対向して2箇所に配置されている。そして、これら
各スクロール側軸部29B2は、図5に示すように仮想
円R2上に約90度の中心角αをもって補助クランク2
9Aのスクロール側軸部29A2と交互に配置されてい
る。
【0048】なお、32A,32Bは固定スクロール6
A,6Bのラップ部8A,8B外周側に位置してケーシ
ング本体2に設けられた吸込口、33A,33Bは固定
スクロール6A,6Bのラップ部8A,8B中心側に位
置してケーシング1の蓋部3A,3Bに設けられた吐出
口を示している。
【0049】また、34A,34A,…は蓋部3Aの外
周側に穿設された通気孔、34B,34B,…は蓋部3
Bの外周側に穿設された他の通気孔(いずれも2個のみ
図示)で、該通気孔34A,34Bは、外部からの冷却
風を冷却風通路27A,27B内に向けて流通させ、旋
回スクロール24A,24B等を冷却するものである。
【0050】本実施の形態によるスクロール式空気圧縮
機は上述の如き構成を有するもので、次にその作動につ
いて説明する。
【0051】まず、電動機10のロータ12を回転する
と、該ロータ12と一体となった回転軸20は、偏心軸
受13A,13Bの球体15A,15Bによって回転運
動を行い、このときに旋回軸21は球体18A,18B
によって回転軸20の内周側で回転する。
【0052】ここで、前記球体15A,15Bは、ケー
シング1(外輪14A,14B)の軸線O1−O1を中心
として回転するのに対し、球体18A,18Bは軸線O
1-O1に対して径方向に寸法δだけ偏心した偏心軸線O2
−O2を中心として回転するから、内輪19A,19B
と一体となった旋回軸21は、球体18A,18Bによ
り軸線O1−O1を中心として寸法δの旋回半径をもった
旋回運動を行い、旋回スクロール24A,24Bを旋回
させる。
【0053】また、このように旋回スクロール24A,
24Bが旋回するときには、補助クランク29A,29
Bがケーシング1側の軸受取付筒部4A,4Bと旋回ス
クロール24A,24B側のスラスト受板22A,22
Bに対して相対回転し、旋回スクロール24A,24B
に生じる自転トルクを補助クランク29A,29Bで受
承する。このため、旋回スクロール24A,24Bは自
転が防止され、公転のみを行う。
【0054】この結果、固定スクロール6Aと旋回スク
ロール24Aとの間に画成された各圧縮室28Aはそれ
ぞれ連続的に縮小し、固定スクロール6Aの吸込口32
Aから吸込んだ外気を各圧縮室28Aで順次圧縮しつ
つ、この圧縮空気を固定スクロール6Aの吐出口33A
から外部の空気タンク(図示せず)等に貯留させる。
【0055】また、固定スクロール6Bと旋回スクロー
ル24Bとの間に画成された各圧縮室28Bについて
も、それぞれが連続的に縮小することにより、圧縮空気
を前記空気タンク等に貯留させる。
【0056】ここで、本実施の形態では、旋回スクロー
ル24A,24Bの自転を防止する自転防止機構とし
て、前述の如く補助クランク29A,29Bを用いる構
成としたので、運転時には軸受30A,31Aにより補
助クランク29Aをケーシング1の補助クランク収容穴
4A2内、スラスト受板22Aの補助クランク収容穴2
2A1内でそれぞれ円滑に相対回転させることができ
る。また、軸受30B,31Bにより補助クランク29
Bをケーシング1の補助クランク収容穴4B2内、スラ
スト受板22Bの補助クランク収容穴22B1内でそれ
ぞれ円滑に相対回転することができる。
【0057】これにより、従来技術で述べたようなオル
ダム継手の直線運動による振動等をなくし、補助クラン
ク29A,29Bは回転運動のみを行うことができ、補
助クランク29A,29Bから発生する振動を最小限に
抑えることができる。そして、固定スクロール6A,6
Bと旋回スクロール24A,24Bとのラップ部8A,
8B,26A,26B同士の干渉を防止し、低騒音化を
図ることができる。
【0058】ところで、旋回スクロール24A,24B
の旋回時に例えば図2中に点線で示すように、第1の補
助クランク29Aのスクロール側軸部29A2が、ケー
シング側軸部29A1と軸線O1−O1とを結んだ基準線
L1上におかれたときには、旋回スクロール24A,2
4Bに生じる自転トルクを補助クランク29Aでは受承
できず、旋回スクロール24A,24Bの自転を防止す
ることができない。
【0059】そこで、本実施の形態では、第1の補助ク
ランク29Aのスクロール側軸部29A2と第2の補助
クランク29Bのスクロール側軸部29B2とを、旋回
軸21を中心に約90度の中心角αをもって交互にずら
して配置している。
【0060】このため、前述の如く第1の補助クランク
29Aのスクロール側軸部29A2が基準線L1上におか
れたときには、図3中に点線で示すように第2の補助ク
ランク29Bのスクロール側軸部29B2が、軸線O1−
O1とケーシング側軸部29B1とを結んだ基準線L2か
ら外れた位置におかれるようになり、この状態で旋回ス
クロール24A,24Bに生じる自転トルクをこの補助
クランク29Bにより受承することができる。
【0061】また、第2の補助クランク29Bのスクロ
ール側軸部29B2がケーシング側軸部29B1と一緒に
基準線L2上におかれたときには(図示せず)、旋回ス
クロール24A,24Bに生じる自転トルクを補助クラ
ンク29Bによっては受承することができない。
【0062】しかし、このときには第1の補助クランク
29Aのスクロール側軸部29A2が、基準線L1から外
れた位置におかれるようになり(図示せず)、この状態
で旋回スクロール24A,24Bに生じる自転トルクを
この補助クランク29Aにより受承することができる。
【0063】かくして、本実施の形態では、旋回スクロ
ール24A,24Bに生じる自転トルクを、補助クラン
ク29A,29Bのうち少なくもといずれか一方の補助
クランク29A(29B)により常に安定して受承する
ことができ、旋回スクロール24A,24Bを円滑に旋
回運動させることができる。
【0064】また、本実施の形態では、第1の補助クラ
ンク29Aの個数(2個)と第2の補助クランク29B
の個数(2個)とを同数としたので、各補助クランク2
9Aとスラスト受板22Aを含めた旋回スクロール24
Aの全体重量と各補助クランク29Bとスラスト受板2
2Bを含めた旋回スクロール24Bの全体重量とを、旋
回軸21の両端側でバランスさせることができ、重量の
アンバランスによる旋回軸21の振動を抑え、旋回スク
ロール24A,24Bの挙動を一層安定化することがで
きる。
【0065】さらに、2個の補助クランク29Aは、旋
回軸21の偏心軸線O2−O2を中心とした同一の仮想円
R1上に径方向で対向して配置する構成としたので、こ
れら補助クランク29Aを含めた旋回スクロール24A
自体の重心位置を偏心軸線O2−O2と一致させることが
できる。また、2個の補助クランク29Bについても、
旋回軸21の偏心軸線O2−O2を中心とした同一の仮想
円R1上に径方向で対向して配置する構成としたので、
これら補助クランク29Bを含めた旋回スクロール24
B自体の重心位置を偏心軸線O2−O2と一致させること
ができ、旋回軸21と一体となった旋回スクロール24
A,24Bの挙動の安定化をより一層図ることができ
る。
【0066】なお、実施の形態では、偏心軸受13Aに
用いる中輪を、外側中輪16Aと内側中輪17Aの2部
材で構成する場合を例に挙げて説明したが、これに替え
て、例えば図7に示す変形例のように、偏心軸受41A
の中輪44Aを1部材で構成してもよい。
【0067】ここで、偏心軸受41Aは、外輪42A
と、該外輪42Aの内周側に外側転動体となる球体43
Aによって回転可能に設けられ回転軸20の端部に嵌合
して固着された中輪44Aと、該中輪44Aの内周側に
内側転動体となる球体45Aによって回転可能に設けら
れ旋回軸21の外周側に固着された内輪46Aとによっ
て構成されている。
【0068】また、実施の形態では、第1の補助クラン
ク29Aと第2の補助クランク29Bとをそれぞれ2個
設ける場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、例えば第1の補助クランクと第2の補助クランク
とはそれぞれ3個以上設けてもよいし、1個ずつにして
もよい。
【0069】また、実施の形態では、第1の補助クラン
ク29Aのスクロール側軸部29A2と第2の補助クラ
ンク29Bのスクロール側軸部29B2との間の中心角
αを、約90度程度に設定する場合を例に挙げて説明し
たが、中心角αは、補助クランクの個数等に応じて、0
度よりも大きくかつ180度よりも小さい範囲内で適宜
に変更してもよい。
【0070】また、実施の形態では、スラスト受板22
A(22B)と旋回スクロール24A(24B)とを別体
に形成する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限ることなく、例えばスラスト受板と旋回スクロール
とを一体物として形成してもよい。
【0071】さらに、実施の形態では、スクロール式流
体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限らず、例えば冷媒圧縮機等に
も広く適用できるものである。
【0072】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、第1,第2の旋回スクロールの自転を防止
する自転防止機構を、ケーシング側に回転可能に支持さ
れる共に前記第1,第2の旋回スクロール側に回転可能
に支持される第1,第2の補助クランクにより構成し、
これら第1の補助クランクの個数と第2の補助クランク
の個数とは互いに同数にしたので、運転時には補助クラ
ンクをケーシングと旋回スクロールに対して円滑に相対
回転させることができ、補助クランクからの振動を最小
限に抑え、固定スクロールと旋回スクロールとのラップ
同士の干渉を防止し、低騒音化を図ることができる。
【0073】また、第1の補助クランクを含めた第1の
旋回スクロールの全体重量と第2の補助クランクを含め
た第2の旋回スクロールの全体重量とを、旋回軸の両端
側でバランスさせることができ、重量のアンバランスに
よる旋回軸の振動を抑え、旋回スクロールの挙動を一層
安定化させることができる。
【0074】また、請求項2の発明は、第1の補助クラ
ンクのスクロール側軸部と第2の補助クランクのスクロ
ール側軸部とを旋回軸の偏心軸線を中心として0度より
も大きく180度よりも小さな中心角をもって配置する
構成としたので、運転時には第1,第2の旋回スクロー
ルに生じる自転トルクを、第1,第2の補助クランクの
うち少なくともいずれか一方の補助クランクによって常
に受承することができ、旋回スクロールを円滑に旋回運
動させることができる。
【0075】さらに、請求項3の発明は、第1の補助ク
ランクのスクロール側軸部を旋回軸を中心した同心円上
に径方向で対向して2箇所に配置すると共に、第2の補
助クランクを旋回軸を中心した同心円上に径方向で対向
して2箇所に配置する構成としたので、第1の補助クラ
ンクを含めた第1の旋回スクロール自体の重心位置と第
2の補助クランクを含めた第2の旋回スクロール自体の
重心位置とを、補助クランクの偏心軸線と一致させるこ
とができ、旋回スクロールの挙動の安定化を一層図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるスクロール式空気圧
縮機を示す縦断面図である。
【図2】ケーシング、第1の偏心軸受および第1の補助
クランク等を図1中の矢示II−II方向からみた横断面図
である。
【図3】第1の偏心軸受、第1のスラスト受板および第
1の補助クランク等を図1中の矢示III−III方向からみ
た横断面図である。
【図4】ケーシング、第2の偏心軸受および第2の補助
クランク等を図1中の矢示IV−IV方向からみた横断面図
である。
【図5】第2の偏心軸受、第2のスラスト受板および第
2の補助クランク等を図1中の矢示V−V方向からみた
横断面図である。
【図6】図1中の第1の補助クランク等を拡大して示す
部分拡大断面図である。
【図7】本発明の変形例によるスクロール式空気圧縮機
の偏心軸受等を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング(固定側部材) 6A,6B 固定スクロール 7A,7B,25A,25B 鏡板 8A,8B,26A,26B ラップ部 10 電動機 11 ステータ 12 ロータ 13A,13B,41A 偏心軸受 15A,15B,43A 球体(外側転動体) 18A,18B,45A 球体(内側転動体) 20 回転軸 21 旋回軸 24A,24B 旋回スクロール 28A,28B 圧縮室 29A,29B 補助クランク(自転防止機構) 29A1,29B1 ケーシング側軸部 29A1,29B2 スクロール側軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H029 AA02 AA12 AB02 BB21 BB44 CC08 CC16 CC17 3H039 AA05 AA14 BB01 BB08 CC11 CC15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと該ケーシングの軸線上に位
    置して該ケーシングの両端側にそれぞれ固定的に設けら
    れ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された第1,第2の固
    定スクロールとからなる固定側部材と、 該第1,第2の固定スクロール間に位置して前記ケーシ
    ング内に設けられ、ロータとステータとが前記ケーシン
    グの軸線と同一方向になるように配置された電動機と、 前記ケーシングの軸線を中心とした外側転動体を有する
    と共に該外側転動体の内側に配置されケーシングの軸線
    に対し偏心した偏心軸線を中心として転動する内側転動
    体を有する偏心軸受と、 前記電動機のロータを挟んで前記ケーシングの軸線方向
    に延び両端が前記偏心軸受の外側転動体に支持された中
    空軸体からなり前記ロータによって回転される回転軸
    と、 該回転軸内を前記偏心軸線上に遊嵌して設けられ、前記
    偏心軸受の内側転動体に支持されて旋回運動する旋回軸
    と、 該旋回軸の両端側にそれぞれ設けられ、第1,第2の固
    定スクロールと対面して鏡板に第1,第2の固定スクロ
    ールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を形成する
    ラップ部が立設された第1,第2の旋回スクロールと、 前記第1,第2の旋回スクロールの自転を防止する自転
    防止機構とからなるスクロール式流体機械において、 前記自転防止機構は、ケーシング側軸部とスクロール側
    軸部とからなり前記ケーシングと第1,第2の旋回スク
    ロールとの間にそれぞれ配置された第1,第2の補助ク
    ランクにより構成し、該第1の補助クランクの個数と第
    2の補助クランクの個数とは互いに同数としたことを特
    徴とするスクロール式流体機械。
  2. 【請求項2】 前記第1の補助クランクのスクロール側
    軸部と第2の補助クランクのスクロール側軸部とは前記
    旋回軸を中心として0度よりも大きくかつ180度より
    も小さな中心角をもって配置してなる請求項1に記載の
    スクロール式流体機械。
  3. 【請求項3】 前記第1の補助クランクのスクロール側
    軸部は旋回軸を中心とした同心円上に径方向で対向して
    2箇所に配置すると共に、前記第2の補助クランクは旋
    回軸を中心とした同心円上に径方向で対向して2箇所に
    配置してなる請求項1または2に記載のスクロール式流
    体機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006219992A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 A & A Kenkyusho:Kk 偏心旋回駆動装置
WO2009060398A1 (en) * 2007-11-08 2009-05-14 Enjiu Ke Scroll type fluid machinery

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