JP4315211B2 - 携帯情報端末及び制御方法、並びにプログラム - Google Patents

携帯情報端末及び制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯情報端末及び制御方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯可能な携帯情報端末において、より容易に案内対象とする案内対象物の位置を把握することができるようにする携帯情報端末及び制御方法、並びにプログラムに関する。
例えば、GPS(Global Positioning System)機能が搭載された携帯電話機やPDA等の携帯情報端末では、現在位置から目的地までの経路が示された地図情報が表示されたり、その経路が音声で案内されたりするナビゲーションが行われている。
また、ナビゲーションと並行して、現在位置と目的地との間の距離に応じて所定のパターンの電子音等を発生する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−118891号公報
ところで、現在普及している携帯電話機においては、目的地までの経路等の情報を案内する場合、経路を説明するテキストや経路が示された地図情報等を携帯電話機に特有の小型の表示画面に表示するだけであり、これらの情報を例えば移動しながら確認するといったことは容易ではなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、携帯可能な携帯情報端末において、より容易に案内対象とする案内対象物の位置を把握することができるようにするものである。
本発明携帯情報端末は、ユーザが携帯可能な携帯情報端末において、前記ユーザにより指定されたコマンドを入力する入力手段と、前記携帯情報端末の位置を検知する位置検知手段と、検知された前記携帯情報端末の位置に基づいて音声案内の対象とする案内対象物を選択する選択手段と、前記ユーザの頭が向いている方向である頭部方向を検知する頭部方向検知手段と、前記選択手段により選択された前記案内対象物の案内音声を、検知された前記頭部方向に対する前記案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成する音声合成手段と、前記音声合成手段により生成された合成音声を出力する音声出力手段とを備え、前記選択手段は、前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、検知された前記頭部方向にある前記案内対象物を強調案内対象物に固定し、前記音声合成手段は、固定された前記強調案内対象物の案内音声の音量を強調するように合成音声を生成する
前記音声合成手段には、前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、前記強調案内対象物の案内音声の音量が維持されるように合成音声を生成させることができる。
前記音声合成手段には、前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、前記強調案内対象物の案内音声で案内した事柄の詳細を説明する詳細情報の案内音声に切り替えるように合成音声を生成させることができる。
前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、前記案内対象物の案内音声で案内した事柄の詳細を説明する詳細情報を表示する表示手段さらに設けることができる。
本発明携帯情報端末の制御方法またはプログラムは、ユーザが携帯可能な携帯情報端末を制御する制御方法において、前記ユーザにより指定されたコマンドを入力する入力ステップと、前記携帯情報端末の位置を検知する位置検知ステップと、検知された前記携帯情報端末の位置に基づいて音声案内の対象とする案内対象物を選択する選択ステップと、前記ユーザの頭が向いている方向である頭部方向を検知する頭部方向検知ステップと、前記選択ステップの処理により選択された前記案内対象物の案内音声を、検知された前記頭部方向に対する前記案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成する音声合成ステップと、前記音声合成ステップの処理により生成された合成音声を出力する音声出力ステップとを含み、前記選択ステップは、前記入力ステップの処理により所定のコマンドが入力されると、検知された前記頭部方向にある前記案内対象物を強調案内対象物に固定し、前記音声合成ステップは、固定された前記強調案内対象物の案内音声の音量を強調するように合成音声を生成する
本発明の一側面においては、ユーザにより指定されたコマンドが入力され、携帯情報端末の位置が検知され、検知された携帯情報端末の位置に基づいて音声案内の対象とする案内対象物が選択され、ユーザの頭が向いている方向である頭部方向が検知され、選択された案内対象物の案内音声を、検知された頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声が生成され、生成された合成音声が出力され、所定のコマンドが入力されると、検知された頭部方向にある案内対象物が強調案内対象物に固定され、固定された強調案内対象物の案内音声の音量を強調するように合成音声が生成される
本発明によれば、例えば、携帯可能な携帯情報端末において、より容易に案内対象とする案内対象物の位置を把握することができる。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した携帯情報端末1の外観構成例を示している。この携帯情報端末1は、着脱可能なケーブルで接続されている携帯電話機11とヘッドフォン12から構成されている。
携帯電話機11には、無線通信用アンテナ21、GPSアンテナ22、表示装置23、及びボタン24が設けられている。
無線通信用アンテナ21は、所定の周波数の信号を送受信することにより、例えば、図2の基地局52等の基地局とパケットを用いた無線通信を行う。
GPSアンテナ22は、例えば、図2のGPS衛星53から送信されてくるGPS信号を受信する。
表示装置23は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置等から構成され、コマンド等を入力するための入力画面等のGUI(Graphical User Interface)や所定の情報を表示する。
ボタン24は、例えば、電話番号等を入力するための数字ボタンや所定のコマンドが割り当てられたボタン等で構成される。
ヘッドフォン12は、2つの耳当てとそれらを繋ぐアームからなる形状をしている。2つの耳当ての内側にはスピーカ31が取り付けられ、アームの中央部分の内部にはセンサモジュール32が取り付けられている。
センサモジュール32は、例えば、加速度センサ、MR(Magneto Resistive)磁気センサ、気圧センサ、角速度(ジャイロ)センサ、温度センサ等で構成される。加速度センサは、鉛直方向を、MR磁気センサは地磁気の方向を、気圧センサは高さを、角速度センサは方向の変化を、そして温度センサは温度を、それぞれ計測する。
この例の場合センサモジュール32はアームの中央部分の内部に取り付けられていることから、ユーザがヘッドフォン12を頭部に装着している場合、センサモジュール32は、ユーザの頭部の上下方向の向き、左右方向の向き、高さ、向きの変化、及び温度を、それぞれ計測することができる。
なお、例えばユーザが頭を急に動かすことで生じる加速度は、加速度センサによる鉛直方向に、すなわち上下方向の計測結果に影響を与えるので、加速度センサは、例えばユーザが頭を左右に振るように動かす場合の回転軸上にあるヘッドフォン12のアームの中央部分に配置されるようにすることが望ましい。また、磁気センサの応答速度は比較的遅いので、磁気センサによって計測される地磁気の方向を、応答速度が速い角速度センサによる方向の変化で補正することにより、より正確な地磁気の方向を、すなわち左右方向の向きを求めることができる。
また、気圧は同じ場所でも徐々に変化するので、気圧センサによって計測される気圧の変化の傾向を予測し、その予測値で計測される気圧を校正することで、より正しい高さを求めることができる。
なお、温度センサの出力は、通常、センサモジュール32内の温度補償回路に入力される。温度センサ以外の各センサの出力はこの温度補償回路で補正され、補正後の出力が計測結果としてセンサモジュール32から出力される。つまり、各センサによる計測値は、温度センサによる温度を用いて適宜補正され、より高い精度の計測結果として出力される。
なお、ここでは、各センサをセンサモジュール32に一体化する構成を採用したが、その他、各センサを個別に配置する構成を採用してもよい。
次に、図2を参照して、携帯情報端末1を利用した音声案内システム50の構成例を説明する。
音声案内システム50は、携帯情報端末1、サーバ51、基地局52、及びGPS衛星53から構成される。
携帯情報端末1は、例えばユーザが携帯電話機11を手で保持し、ヘッドフォン12をユーザの頭部に装着するようにして利用される。
このようにして利用される携帯情報端末1は、例えば、GPS衛星53からのGPS信号に基づいて検知された携帯情報端末1(携帯電話機11)の現在位置の周辺に存在する所定の物体や場所(例えば、駅、バス停等)などの所定の位置に存在するもの(以下、適宜、物体と称する)に関連する所定の音声(以下、案内音声と称する)を、ユーザに対してその物体が存在する方向から聞こえるようにヘッドフォン12のスピーカ31から出力する。
以下、このように現在位置の周辺に存在する所定の物体の案内音声を、その所定の物体が存在する方向から聞こえるように出力する処理を、第1の音声案内処理と称する。
サーバ51は、例えば、所定の情報提供事業者により管理される、携帯情報端末1等の携帯情報端末をクライアントとするサーバであり、上述するようにして案内可能な物体(以下、案内候補物体と称する)それぞれの位置を示す情報(以下、位置情報と称する)と案内音声を生成するためのデータ(以下、案内音声データと称する)とを対応付けて記憶しており、必要に応じて、それらを基地局52を介して携帯情報端末1に提供する。
基地局52は、例えば、携帯電話機11の基地局である。基地局52は、サーバ51と無線または有線で接続され、所定の周波数の信号を送受信することにより、携帯電話機11と例えばパケットを用いた無線通信を行う。
GPS衛星53は、携帯情報端末1等のGPS機器に対するGPS信号を送信する。
次に、図2を参照して、携帯電話機11およびヘッドフォン12の内部の構成例を説明する。
携帯電話機11の内部には、例えば図示せぬ回路基板に取り付けられた、通信モジュール61、GPSモジュール62、メモリ63、制御部64、DSP(Digital Signal Processor)65、入力部66、及びプログラムメモリ67や、バッテリ68が収納されている。
通信モジュール61は、無線通信用アンテナ21と制御部64の間の通信インタフェースであり、無線通信用アンテナ21から供給される信号に所定の処理を施すことで得られる情報を制御部64に供給するとともに、制御部64から供給される情報に所定の処理を施すことで得られる信号を無線通信用アンテナ21に供給する。
GPSモジュール62は、GPSアンテナ22から供給されるGPS信号に所定の処理を施すことにより携帯電話機11の緯度及び経度を算出し、制御部64に供給する。
メモリ63は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等から構成され、制御部64から供給される案内候補物体の位置情報とその案内音声データとを対応付けて記憶する。
制御部64は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)で構成され、プログラムメモリ67に記憶されているプログラムを実行することにより、携帯電話機11の各部を制御する。
例えば制御部64は、通信モジュール61から供給される、サーバ51から送信されてきた案内候補物体の位置情報及び案内音声データをメモリ63に供給して記憶させる。
制御部64は、GPSモジュール62から供給された緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知する。
なお携帯情報端末1は、上述したように、ユーザが携帯電話機11を手で保持し、ヘッドフォン12をユーザの頭部に装着するようにして利用されるので、制御部64により検知される携帯電話機11の現在位置は、携帯情報端末1を利用しているユーザの現在位置を示していることになる。
制御部64はまた、案内候補物体から、検知した現在位置の周辺に存在するもの(以下、案内対象物と称する)を選択し、メモリ63から案内対象物の位置情報とその案内音声データを読み出す。そして、制御部64は、センサモジュール32で計測された鉛直方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部の上下方向の向きと左右方向の向き(以下、頭部方向と称する)を検知する。さらに、制御部64は、携帯情報端末1の(現在)位置に対する選択した案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向に基づいて、基準とする頭部方向に対する案内対象物が存在する方向(以下、頭部案内対象方向と称する)を検知して、そのデータを案内音声データとともにDSP65に供給する。
DSP65は、制御部64から供給された頭部案内対象方向のデータと案内音声データとに基づいて、案内音声が頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン12のスピーカ31に供給する。
入力部66は、ボタン24等のキー入力装置に対する操作やマイクロフォン等の音声入力装置により入力された入力音声に対応するキーワードやコマンド等を制御部64に供給する。プログラムメモリ67は、制御部64で実行されるプログラムを記憶する。バッテリ68は、携帯情報端末1の各部に電力を供給する。
ヘッドフォン12のスピーカ31は、携帯電話機11のDSP65からケーブルを介して送信されてきた合成音声を出力する。
センサモジュール32は、上述したように、ユーザの頭部の上下方向の向き、左右方向の向き、高さ、向きの変化を、それぞれ計測し、その計測結果をケーブルを介して携帯電話機11(の制御部64)に供給する。
次に制御部64の機能的構成例を説明する。制御部64は、現在位置検知部71、頭部方向検知部72、及び案内対象物選択部73から構成される。
現在位置検知部71は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯情報端末1(携帯電話機11)の現在位置を検知し、案内対象物選択部73に供給する。
頭部方向検知部72は、センサモジュール32で計測される上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部73に供給する。
案内対象物選択部73は、例えば現在位置検知部71から供給される現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択し、メモリ63から案内対象物の位置情報とその案内音声データを読み出し、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11の現在位置に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部72から供給された頭部方向とに基づいて、基準とする頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知する。案内対象物選択部73は、選択した案内対象物の案内音声データと検知した頭部案内対象方向をDSP65に供給する。
次に、図3のフローチャートを参照して、携帯情報端末1による第1の音声案内処理を説明する。
ステップS1において、携帯電話機11の制御部64(の現在位置検知部71)は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知し、案内対象物選択部73に供給する。
ステップS2において、頭部方向検知部72は、センサモジュール32で計測される上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部73に供給する。
ステップS3において、案内対象物選択部73は、例えば検知された現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択する。
具体的には、案内対象物選択部73は、例えば現在位置から所定の距離内といった一定の範囲を想定し、メモリ63に記憶されている案内候補物体の位置情報の中からその範囲内の位置を示す位置情報を有する案内候補物体を案内対象物として選択し、その案内対象物の位置情報とそれに対応付けられている案内音声データとを読み出す。
そしてこのように案内対象物を選択すると、案内対象物選択部73は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部72で検知された頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知する。
案内対象物選択部73は、選択した案内対象物の案内音声データと検知した頭部案内対象方向を示すデータをDSP65に供給する。
ステップS4において、DSP65は、制御部64から供給された頭部案内対象方向のデータと案内音声データとに基づいて、案内音声が頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン12のスピーカ31に供給する。
具体的にはDSP65は、検知された頭部方向を向いているユーザに対してその頭部方向に対する案内対象物の方向から案内音声が聞こえるように、案内対象物選択部73から供給された案内音声データに対して、音量の大小、位相遅れ、位相回り等を調整して合成音声を生成する。
なお、DSP65で生成された合成音声は通常のスピーカではなくヘッドフォンで出力されるので、本来は外耳を通って鼓膜に届くまでの音声経路で合成音声が変化するが、この合成音声では、その合成音声の変化分が信号処理で補正され、通常のスピーカで聞えるような臨場感のある音がヘッドフォンでも聞えるようにされる。この補正は、例えば通常のスピーカ用の合成音声を生成した後にDSP65で行うこととするが、その他、DSP65とは別に設けられたDSPで行うことも可能である。また、DSP65でヘッドフォン用の合成音声を通常のスピーカ用の合成音声を介さずに合成することももちろん可能である。
ステップS5において、ヘッドフォン12のスピーカ31は、合成された合成音声を出力する。
このようにして第1の音声案内処理が行われる。なおこの第1の音声案内処理は、例えば所定の時間が経過するまでまたは入力部66により所定のコマンドが入力されるまで継続して行われる(すなわち、ステップS1乃至S5の処理が繰り返し行われる)。
以上のように、携帯情報端末1は、携帯電話機11の現在位置とユーザの頭部方向を検知し、検知した現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択し、その案内対象物に関する案内音声を、頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように出力するようにしたので、周辺に疎いユーザでも、携帯情報端末1を利用することで、その周辺にある物体の情報を容易に入手することができるとともに、その物体の位置を把握することができる。
なお案内音声は、例えば案内対象物に関する内容を示すものであるが、具体的には、例えば、案内対象物がバス停である場合、そのバス停における次のバスの発車時刻を案内音声として用いることができる。また、例えば、案内対象物が駅である場合、その駅における次の電車の発車時刻を案内音声として用い、案内対象物が路上の信号機である場合、その信号の待ち時間を案内音声として用い、案内対象物が工事現場である場合、その工事現場の工事期間等に関する情報等を案内音声として用い、案内対象物が役所等の施設である場合、例えばその施設の利用案内を案内音声として用いることができる。
また、案内音声としては、現在位置から案内対象物までの具体的な経路を説明するものを用いることも可能である。
次に、図4を参照して、携帯情報端末1を利用した音声案内システム50の他の構成例を説明する。
なお、図4では、図2の音声案内システム50に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明は適宜省略する。すなわち図4の音声案内システム50には、図2の基地局52に代えてホットスポット91乃至93が設けられ、GPS衛星53が削除されている。またこの携帯電話機11には、図2の携帯電話機11の無線通信用アンテナ21及びGPSアンテナ22に代えて、無線LAN用アンテナ101が設けられ、この携帯電話機11の制御部64には、図2の制御部64の現在位置検知部71乃至案内対象物選択部73に代えて、キーワード指定部111乃至案内対象物選択部114が設けられている。
サーバ51は、必要に応じて、案内可能な物体(すなわち、案内候補物体)それぞれの位置情報と案内音声データとを例えばホットスポット91を介して携帯情報端末1に提供する。
ホットスポット91乃至93は、例えば、無線LAN(Local Area Network)の基地局で構成され、所定の周波数の信号を送受信することによりその基地局から半径約100mの範囲内にある携帯電話機11等の機器と無線通信する。
携帯情報端末1は、携帯電話機11の現在位置の周辺に存在する所定の物体(例えば、店舗、トイレ、公共機関乗り場等)のうち、ユーザにより入力されたキーワード(例えば、乗り物)に関連する物体(例えば、公共機関乗り場)を案内対象物として選択し、その案内対象物の案内音声を、ユーザに対してその案内対象物が存在する方向から聞こえるようにヘッドフォン12のスピーカ31から出力する。
以下、このように現在位置の周辺に存在する所定の物体のうち、ユーザにより指定されたキーワードに関連する案内対象物の案内音声を、その案内対象物が存在する方向から聞こえるように出力する処理を、第2の音声案内処理と称する。
携帯電話機11の無線LAN用アンテナ101は、所定の周波数の信号を送受信することにより、例えばホットスポット91乃至93等のホットスポットと無線通信する。
無線LAN用通信モジュール102は、無線LAN用アンテナ101と制御部64の間の通信インタフェースであり、無線LAN用アンテナ101から供給される信号に所定の処理を施すことで得られる情報を制御部64に供給するとともに、制御部64から供給される情報に所定の処理を施すことで得られる信号を無線LAN用アンテナ101に供給する。
携帯電話機11の制御部64のキーワード指定部111は、ユーザによる例えば入力部66を介する指示に基づいて、所定のキーワードを指定し、案内対象物選択部114に供給する。
現在位置検知部112は、無線LAN用通信モジュール102との通信を行ったホットスポット91乃至93の位置情報とそれぞれからの信号の遅延等から携帯電話機11の緯度と経度を算出するとともに、算出した緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知し、案内対象物選択部114に供給する。
頭部方向検知部113は、センサモジュール32で計測される上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部114に供給する。
案内対象物選択部114は、現在位置検知部112で検知された現在位置の周辺に存在する案内候補物体のうち、キーワード指定部111で指定されたキーワードに関連するものを案内対象物として選択し、メモリ63から、選択した案内対象物の位置情報と、現在位置からその案内対象物までの経路を説明する案内音声データとを読み出す。そして、案内対象物選択部114は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部113から供給される頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知して、そのデータを案内音声データとともにDSP65に供給する。
次に、図5のフローチャートを参照して、携帯情報端末1による第2の音声案内処理を説明する。
ステップS21において、携帯電話機11の制御部64(のキーワード指定部111)は、ユーザによる入力部66を介する指示に基づいて、所定のキーワードを指定し、案内対象物選択部114に供給する。
ステップS22において、現在位置検知部112は、無線LAN用通信モジュール102との通信を行ったホットスポット91乃至93の位置情報とそれぞれからの信号の遅延等から、携帯電話機11の緯度と経度を算出するとともに、算出した緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知し、案内対象物選択部114に供給する。
ステップS23において、頭部方向検知部113は、センサモジュール32で計測される上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部114に供給する。
ステップS24において、案内対象物選択部114は、メモリ63を参照して、指定されたキーワードに関連する所定の物体のうち、検知された現在位置の周辺に存在する物体を案内対象物として選択し、メモリ63から、選択した案内対象物の位置情報と、現在位置からその案内対象物までの経路を説明する案内音声データとを読み出す。
具体的には、案内対象物選択部114は、メモリ63に記憶されている案内候補物体の中から指定されたキーワード(例えば、トイレ)を属性(例えば、名称やジャンル等)に含む案内候補物体を選択し、さらに、メモリ63に記憶されている選択された案内候補物体の位置情報の中から現在位置から近い順の例えば上位3個の位置を示す位置情報を有する案内候補物体を案内対象物として選択し、その案内対象物の位置情報とそれに対応付けられている案内音声データとを読み出す。
そしてこのように案内対象物を選択すると、案内対象物選択部114は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部113で検知された頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知して、そのデータを案内音声データとともにDSP65に供給する。
ステップS25において、DSP65は、図3のステップS4の処理と同様にして、制御部64から供給された頭部案内対象方向のデータと案内音声データとに基づいて、案内音声が頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン12のスピーカ31に供給する。
ステップS26において、ヘッドフォン12のスピーカ31は、生成された合成音声を出力する。
このようにして第2の音声案内処理が行われる。なおこの第2の音声案内処理は、例えば所定の時間経過するまでまたは入力部66により所定のコマンドが入力されるまで継続して行われる(すなわち、ステップS21乃至S26の処理が繰り返し行われる)。
以上のように、携帯情報端末1は、携帯電話機11の現在位置とユーザの頭部方向を検知し、検知した現在位置の周辺に存在する案内候補物体のうち指定されたキーワードに関連するものを案内対象物として選択し、その案内対象物に関する案内音声を、頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように出力するようにしたので、ユーザは、関心を持っている物体の情報を容易に入手することができ、さらに、その物体の位置を容易に把握することができる。
なお、上述した音声案内システム50では、携帯電話機11が近くのホットスポットを介して周辺の物体の位置や案内音声データを取得するようにしたが、その他、例えば、各物体に無線タグ等の通信手段を付与するとともに各物体の位置と案内音声データとを保持させておき、携帯電話機11とその近くの物体とが基地局等を介さずに直接に無線通信することで、携帯電話機11が各物体の位置と案内音声データを取得するようにしてもよい。
次に、図6を参照して、携帯情報端末1を利用した音声案内システム50の他の構成例を説明する。
なお、図6では、図2の音声案内システム50に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明は適宜省略する。すなわち図6の音声案内システム50では、図2の音声案内システム50のサーバ51及び基地局52が削除されている。また図6の携帯電話機11では、図2の携帯電話機11の無線通信用アンテナ21及び通信モジュール61が削除され、図6の携帯電話機11の制御部64には、図2の制御部64の現在位置検知部71乃至案内対象物選択部73に代えて、行き先指定部131乃至頭部方向検知部133が設けられている。
図6の例では、携帯情報端末1は、ユーザが所定の行き先を指定することができ、携帯情報端末1は、現在位置から、その指定された行き先までの経路上に移動しているユーザの位置に応じた仮想的な案内対象物を順次配置し、その案内対象物の案内音声を、ユーザに対してその案内対象物が存在する方向から聞こえるようにヘッドフォン12のスピーカ31から出力する。
以下、このようにユーザにより指定された案内対象物の案内音声を、その案内対象物がある方向から聞こえるように出力する処理を、第3の音声案内処理と称する。
なおこの例の場合、携帯情報端末1のメモリ63は、所定の案内音声データと地図情報とをあらかじめ記憶している。
行き先指定部131は、ユーザによる例えば入力部66を介する指示に基づいて、行き先を指定し、案内対象物選択部134に供給する。
現在位置検知部132は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知し、案内対象物選択部134に供給する。
頭部方向検知部133は、センサモジュール32で計測された上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部134に供給する。
案内対象物選択部134は、例えばメモリ63により記憶されている地図情報を参照して、現在位置検知部132で検知された現在位置から行き先指定部131で指定された行き先までの経路を求め、その経路上の現在位置から所定の距離に仮想的な案内対象物を配置する。そして、案内対象物選択部134は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部133から供給される頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知して、そのデータを所定の案内音声の案内音声データとともにDSP65に供給する。
次に、図7のフローチャートを参照して、携帯情報端末1による第3の音声案内処理を説明する。
ステップS41において、行き先指定部131は、ユーザによる入力部66を介する指示に基づいて、所定の行き先を指定し、案内対象物選択部134に供給する
ステップS42において、現在位置検知部132は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知し、案内対象物選択部134に供給する。
ステップS43において、頭部方向検知部133は、センサモジュール32で計測される上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部134に供給する。
ステップS44において、案内対象物選択部134は、例えばメモリ63により記憶されている地図情報を参照して、検知された現在位置から指定された行き先までの経路を求め、その経路上の現在位置から所定の距離に仮想的な案内対象物を配置する。そして、案内対象物選択部134は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部133で検知された頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知して、そのデータを所定の案内音声の案内音声データとともにDSP65に供給する。
なお、案内対象物選択部134は、メモリ63から所定の案内音声データをあらかじめ読み出しているものとする。
また、所定の案内音声としては、例えば「こちらです」といったユーザをその方向に誘導する音声や単なるビープ音の音声等を用いることができる。
ステップS45において、DSP65は、図3のステップS4の処理と同様にして、制御部64から供給された頭部案内対象方向のデータと案内音声データとに基づいて、案内音声が頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン12のスピーカ31に供給する。
ステップS46において、ヘッドフォン12のスピーカ31は、生成された合成音声を出力する。
このようにして第3の音声案内処理が行われる。なおこの第3の音声案内処理は、例えば所定の時間経過するまでまたは入力部66により所定のコマンドが入力されるまで継続して行われる(すなわち、ステップS41乃至S46の処理が繰り返し行われる)。
以上のように、携帯情報端末1は、所定の行き先を指定し、現在位置とユーザの頭部方向を検知し、検知した現在位置から指定された行き先までの経路上の現在位置から所定の距離の位置に仮想的な案内対象物を順次配置し、所定の案内音声を、頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように出力するようにしたので、その案内対象物がある方向、つまり行くべき方向を容易に把握することができる。
なおユーザは案内音声が聞えてくる方向の微妙な差を感じにくいが、ここでは、案内音声が行き先ではなく行くべき方向から聞えるようにしたので、行き先が現在位置から遠いような場合でも例えば曲がり角でどちらに曲がるべきかといったことを容易に把握することができる。
また上述した第3の音声案内処理では、案内音声として位置に無関係な所定のものを採用したが、その他、例えば、「ガソリンスタンドのある交差点を左に曲がってください」といった現在位置やその近くにある物体等に応じた案内音声を採用するようにしてもよい。
また上述の例では仮想的な案内対象物を想定し、順次配置するようにしたが、現在位置から近い位置にある経路周辺の実際の物体を案内対象物として順次選択し、案内音声がその選択された案内対象物から聞えてくるようにすることも可能である。
次に、図8を参照して、携帯情報端末1を利用した音声案内システム50の他の構成例を説明する。
なお、図8では、図2の音声案内システム50に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明は適宜省略する。このサーバ51には、課金処理部151が設けられている。またこの携帯電話機11の制御部64には、図2の制御部64の現在位置検知部71乃至案内対象物選択部73に代えて、キーワード指定部161乃至購入通知部166が設けられている。
サーバ51の課金処理部151は、例えば、携帯情報端末1等の携帯情報端末から所定の物体(例えば、この音声案内で音声広告を、サーバ51を管理する情報提供事業者に依頼した広告主の店舗等)(以下、広告対象物と称する)の音声案内がなされた旨の通知が受信された場合、その広告主に対して所定の広告料を課金する
携帯情報端末1は、携帯電話機11の現在位置から所定の範囲内に存在する広告対象物のうち、ユーザにより入力されたキーワード(例えば「ブティック」等)に関連する物体(例えば、ブティックの広告を依頼した広告主の広告対象物)を案内対象物として選択し、その案内対象物の案内音声(例えば、選択したブティックの広告の案内音声)を、ユーザに対してその案内対象物が存在する方向から聞えるようにヘッドフォン12のスピーカ31から出力する。
携帯情報端末1はまた、選択した案内対象物のうち、頭部方向検知部163で検知された頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に指定し、強調案内対象物に指定された案内対象物の案内音声が他の案内対象物の案内音声に対して強調して聞こえるように、強調案内対象物の案内音声の音量を大きくしたり、案内対象物以外の他の案内対象物の音量をミュート(消音)したりあるいは無視できる程度に小さくしてヘッドフォン12のスピーカ31から出力する。
携帯情報端末1は、案内対象物に対する音声案内(特に、強調した音声案内を行った場合)、その旨を、サーバ51に通知する。
以下、このように現在位置から所定の範囲内に存在する所定の物体のうち、ユーザにより指定されたキーワードに関連する案内対象物の案内音声を、その案内対象物が存在する方向から聞こえるように出力するとともに、その結果を通知する処理を、第4の音声案内処理と称する。
携帯電話機11の制御部64のキーワード指定部161は、ユーザによる例えば入力部66を介する指示に基づいて、所定のキーワードを指定し、案内対象物選択部164に供給する。
現在位置検知部162は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知し、案内対象物選択部164に供給する。
頭部方向検知部163は、センサモジュール32で計測された上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部164に供給する。
案内対象物選択部164は、現在位置検知部162で検知された現在位置から所定の範囲内に存在する広告対象物のうち、キーワード指定部161で指定されたキーワードに関連するものを案内対象物として選択し、メモリ63から、選択した案内対象物の位置情報とその案内対象物の広告の案内音声データを読み出す。
なお、案内対象物の位置情報と案内音声データには、情報提供される時点ですでに広告対象物または広告主を特定するための特定情報が付されているものとする。
また、案内対象物選択部164は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部163で検知された頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知する。さらに、案内対象物選択部164は、案内対象物のうち、頭部方向検知部163で検知された頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に指定する。
なお、案内対象物選択部164は、入力部66から所定のコマンド(後述する詳細コマンド)が入力された場合、そのときの頭部方向にある案内対象物(強調案内対象物に指定されている案内対象物)を強調案内対象物に固定し(常に指定し)、固定した案内対象物の案内音声をその案内対象物の広告の詳細を説明する詳細情報の案内音声に切り替えることもできる。
また、案内対象物選択部164は、入力部66から所定のコマンド(後述するロックコマンド)が入力された場合、そのときの頭部方向にある案内対象物(強調案内対象物に指定されている案内対象物)を強調案内対象物に固定する(常に指定する)こともできる。
案内対象物選択部164は、このようにして検知した頭部案内対象方向のデータと案内対象物の広告の案内音声データをDSP65に供給する。なお、強調案内対象物に指定された案内対象物の頭部案内対象方向と案内音声データには、それが強調案内対象物のものであることを示す情報が付されているものとする。
通知部165は、例えば案内対象物選択部164で案内対象物が強調案内対象物に例えば所定の時間以上指定されてその広告の案内音声が出力されたとみなされると、その広告対象物の音声案内が強調された旨の通知を、例えば基地局52を介してサーバ51に送信する。なお、強調案内対象物の指定が開始された時間を示す情報がさらに通知されるようにすることができる。
購入通知部166は、例えば携帯情報端末1のユーザが携帯情報端末1の電子決済機能を用いて、利用された広告対象物に対応する広告主から購入を行ったときに、その旨の購入通知を、基地局52を介してサーバ51に送信する。
図9は、携帯情報端末1による第4の音声案内処理を示すフローチャートである。
ステップS61において、携帯電話機11の制御部64(のキーワード指定部161)は、ユーザによる例えば入力部66を介する指示に基づいて、所定のキーワードを指定し、案内対象物選択部164に供給する
ユーザは、例えば、周辺の安い婦人服の店舗を探したい場合、例えば「安い婦人服」等といった簡単な言葉をキーワードとして指定することができる。
ステップS62において、現在位置検知部162は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知する。
ステップS63において、頭部方向検知部163は、センサモジュール32で計測された上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知する。
ステップS64において、案内対象物選択部164は、検知された現在位置から所定の範囲内に存在する広告対象物のうち、指定されたキーワードに関連するものを案内対象物として選択し、メモリ63から、選択した案内対象物の位置情報と、その案内対象物の広告の案内音声データを取得する
具体的には、案内対象物選択部164は、例えば現在位置から所定の距離内といった一定の範囲を想定し、メモリ63に記憶されている案内候補物体の位置情報の中からその範囲内の位置を示す位置情報を有する案内候補物体を案内対象物として選択し、さらに、メモリ63に記憶されている案内候補物体の案内音声の内容(広告内容)の中から指定されたキーワード(例えば、安い、婦人服)を含む広告内容を有する案内候補物体を選択し、その案内対象物の位置情報とそれに対応付けられている案内音声データとを読み出す。
このように案内対象物を選択すると、案内対象物選択部164は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部163で検知された頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知する。
ステップS65において、案内対象物選択部164は、選択した案内対象物のうち、検知された頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に指定する。
ステップS66において、案内対象物選択部164は、詳細コマンドが入力されたかを判定する。ステップS66において、詳細コマンドが入力されたと判定された場合、ステップS67において、案内対象物選択部164は、そのときの頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に固定し、固定した案内対象物の案内音声をその案内対象物の広告の詳細を説明する詳細情報の案内音声に切り替える。
一方、ステップS66において、詳細コマンドが入力されていないと判定された場合、ステップS67はスキップされる。
なお、詳細コマンドは、例えば、ユーザが「詳細」と発声し、それに応じて入力部66の図示せぬ音声入力装置により入力され認識されたコマンドとして入力される。
ステップ68において、案内対象物選択部164は、ロックコマンドが入力されたかを判定する。ステップ68において、ロックコマンドが入力されたと判定された場合、ステップS69において、案内対象物選択部164は、そのときの頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に固定する。
なお、ロックコマンドは、例えば、ユーザがボタン24のうちの所定のボタンを操作し、その操作に対応するコマンドとして入力される。
一方、ステップ68において、ロックコマンドが入力されていないと判定された場合、ステップS69はスキップされる。
そして、案内対象物選択部164は、案内音声データに対して、強調案内対象物に指定された案内対象物の案内音声が他の案内対象物の案内音声に対して強調されて聞こえるように、強調案内対象物の案内音声の音量を大きくしたり、案内対象物以外の他の案内対象物の音量をミュート(消音)したりあるいは無視できる程度に小さくする。そして、案内対象物選択部164から、検知された頭部案内対象方向のデータがその案内対象物の広告の適宜強調された案内音声データとともにDSP65に供給されるのを待って、ステップS70において、DSP65は、図3のステップS4の処理と同様にして、制御部64から供給された頭部案内対象方向のデータと案内音声データとに基づいて、案内音声が頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン12のスピーカ31に供給する。
ステップS71において、ヘッドフォン12のスピーカ31は、合成された合成音声を出力する。
このようにして第4の音声案内処理が行われる。なおこの第4の音声案内処理は、例えば所定の時間経過するまでまたは入力部66により所定のコマンドが入力されるまで継続して行われる(すなわち、ステップS61乃至S71の処理が繰り返し行われる)。
以上のように、携帯情報端末1は、所定のキーワードを指定し、携帯電話機11の現在位置とユーザの頭部方向を検知し、検知した現在位置から所定の範囲内に存在する広告対象物のうち、指定されたキーワードに関連するものを案内対象物として選択し、その案内対象物(広告対象物)の広告の案内音声を、頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように出力するようにしたので、ユーザは現在位置の周辺の所望の広告の情報を容易に入手することができ、さらに、その広告の広告対象物の位置を容易に把握することができる。
また、携帯情報端末1は、選択した案内対象物のうち、検知した頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に指定し、強調案内対象物に指定された案内対象物の案内音声を他の案内対象物の案内音声に対して強調して聞こえるように出力するようにしたので、ユーザは周辺の広告物の広告のうち、所望の広告の案内音声が聞える方向を向くだけで、その広告の情報を主に聞くことができ、所望の広告の情報を容易に入手することができる。さらに、頭を向けている方向から案内音声が聞えるので、容易に広告対象物の方向を把握することができる。
なお上述した第4の音声案内処理では、ユーザが向いている方向にある案内対象物の案内音声が強調されるようにしたが、その他、例えばユーザが向いている方向にある案内対象物をさらに選択し、その案内対象物の案内音声だけについて音声案内がなされるようにすることももちろん可能である。
また音声案内を行った広告対象物の広告主に、音声案内を行った旨が通知され、課金されるようにしたので、広告事業に本発明を適用することができる。
また、詳細コマンドが入力されると、そのときの頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に固定し、強調案内対象物に固定した案内対象物の案内音声をその広告の詳細を説明する詳細情報の案内音声に切り替え、その案内対象物がある方向からその案内対象物の詳細情報の案内音声が強調されて聞えるようにしたので、ユーザは詳細を知りたい広告の案内音声が聞えてくる方向を向いて、所定のコマンドを入力するだけでその広告の詳細情報を容易に入手することができる。また、詳細情報の案内音声は、頭部方向が変化しても強調されたまま聞えてくるので、ユーザが不用意に向きを変えたとしても必要な詳細情報の案内音声が小さくなることを防ぐことができる。
ロックコマンドが入力されると、そのときの頭部方向にある案内対象物を強調案内対象物に固定し、強調案内対象物に固定した案内対象物がある方向からその案内対象物(広告対象物)の広告の案内音声が強調されて聞えるようにしたので、すなわちその案内対象物の案内音声の音量は維持されるので、ユーザが不用意に向きを変えたとしても必要な案内音声が小さくなることを防ぐことができる。
なお、案内対象物選択部164は、詳細コマンドが入力されると、そのときの頭部方向にある案内対象物の案内音声をその広告の詳細を説明する詳細情報の案内音声に切り替えて強調するようにしたが、その他、例えば、その案内対象物に関連する情報、例えば詳細情報等に付随するテキストや画像データ等を、例えば基地局52を介してサーバ51から取得して例えば表示装置23の表示画面に表示するようにしてもよい。
また上述したように、現在位置の周辺にある広告対象物の広告の案内音声を出力するようにしたので、広告物から近距離にいる潜在顧客を広告対象物に誘導することができ、したがって、広告主に対して効果的な広告を提供することが可能である。
サーバ51を管理する情報提供事業者は、広告主と契約を結び、サーバ51で契約された広告主だけの情報を携帯情報端末1等の携帯情報端末に提供するようにしてもよい。また、広告主に対する広告料は、例えば、広告主が希望する広告エリアの大きさに応じて決まるようにしてもよい。
携帯情報端末1では、上述した広告エリアをサーバ51から取得してあらかじめ記憶しておき、案内対象物選択部164で、現在位置検知部162により検知される現在位置がその広告エリアに入ったときに、その広告主の広告対象物が選択されるようにすることもできる。そして、通知部165で、その広告主または広告対象物の広告の案内音声が出力されたとみなされると、その旨の通知がサーバ51に送信される。サーバ51の課金処理部151は、この通知に基づいて、その広告主に課金することが可能である。
また、GPSを利用した位置検知の精度が不十分な場合には、例えば、無線LAN等の送受信機を広告主の店舗等(広告対象物)に設置するようにしてもよい。そして、携帯情報端末1等の携帯情報端末とその送受信機の間の通信可能な距離が比較的短距離であれば、携帯情報端末がその送受信機と通信したことをもって、その送受信機が設置された店舗(広告対象物)に入店したとみなし、サーバ51にその旨の通知を送るようにする。そして、サーバ51の課金処理部151は、この通知に基づいて、その広告主に課金することが可能である。
サーバ51は、携帯情報端末1のユーザが広告を利用し、その旨の通知が送信されてきた後に、例えばユーザが広告主の店舗から品物を購入した場合、その購入(決済)が電子的に行われた場合には、その電子的な決済の結果をサーバに通知する仕組みを作ることで広告主に課金することが可能である。
そこで、例えば、携帯情報端末1にお財布ケータイ(商標)のような電子的な決済の機能を付加し、携帯情報端末1に電子的な決済の結果を通知させるようにすることができる。なお、電子的な決済には、その他、Edy(商標)等の電子マネーやクレジットカード等の決済が含まれ、それらを用いる場合には、それらの決済を行う装置から上述した通知がサーバ51に送信されるようにする。あるいは、店舗のキャッシャ付近に無線LAN等の送受信機を配置し、その送受信機が携帯情報端末1等の携帯情報端末と通信することで、その携帯情報端末のユーザが決済したとみなせれば、その旨の通知がその送受信機またはその携帯情報端末からサーバ51に送信されるようにすることも可能である。
また、携帯情報端末1に決済機能を付加した場合、携帯情報端末1のユーザがその決済機能を利用して品物を購入するように促す必要があるが、その決済機能を用いると例えば品物の購入価格が例えば数%値引きされるようにすることもできる。
次に、図10を参照して、携帯情報端末1を利用した音声案内システム50の他の構成例を説明する。
なお、図10では、図2の音声案内システム50に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明は適宜省略する。すなわち図10の音声案内システム50には、携帯電話機171と基地局172が設けられ、図2のサーバ51が削除されている。またこの携帯電話機11の制御部64には、図2の制御部64の現在位置検知部71乃至案内対象物選択部73に代えて、現在位置検知部181乃至案内対象物選択部183が設けられている。
基地局172は、携帯電話機171等の基地局であり、携帯電話機171と無線通信する。また、基地局172は、基地局52と有線または無線で接続されている。
携帯電話機11は、基地局52及び基地局172を介して、同規格(例えば通話音声をその位置情報とともに送信する規格)の携帯電話機171と通話状態にある。
携帯情報端末1は、携帯電話機11と通話状態にある携帯電話機(例えば携帯電話機171)を案内対象物として選択し、その案内対象物の案内音声(例えば、携帯電話機171からの通話音声)を、ユーザに対してその案内対象物がある方向から聞こえるようにヘッドフォン12のスピーカ31から出力する。
以下、案内対象物としての携帯電話機11と通話状態にある携帯電話機の案内音声(例えば通話音声)を、その案内対象物がある方向から聞こえるように出力する処理を、第5の音声案内処理と称する。
携帯電話機11の制御部64の現在位置検知部181は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知し、案内対象物選択部183に供給する。
頭部方向検知部182は、センサモジュール32で計測された上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知し、案内対象物選択部183に供給する。
案内対象物選択部183は、携帯電話機11と通話状態にある例えば携帯電話機171を案内対象物として選択し、通信モジュール61から供給される、携帯電話機171からの案内音声データとしての通話音声の音声データと携帯電話機171の位置情報とを取得する。なお携帯電話機171からの通話音声の音声データ及び携帯電話機171の位置情報には、携帯電話機171を特定するための例えば電話番号が付与されている。
また、案内対象物選択部183は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と頭部方向検知部182で検知された頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知する。そして、案内対象物選択部183は、検知した頭部案内対象方向のデータをその案内対象物の案内音声データ(通話音声の音声データ)とともにDSP65に供給する。
図11は、携帯情報端末1による第5の音声案内処理を示すフローチャートである。
ステップS91において、現在位置検知部181は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機11の現在位置を検知する。
ステップS92において、頭部方向検知部182は、センサモジュール32で計測された上下方向と地磁気の方向に基づいて、ユーザの頭部方向を検知する。
ステップS93において、案内対象物選択部183は、携帯電話機11と通話状態にある例えば携帯電話機171を案内対象物として選択し、通信モジュール61から供給される、携帯電話機171からの案内音声データとしての通話音声の音声データと携帯電話機171の位置情報とを取得する。また、案内対象物選択部183は、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機11に対する案内対象物(携帯電話機171)が存在する方向を検知し、その方向と検知された頭部方向とに基づいて、頭部方向に対する案内対象物の方向である頭部案内対象方向を検知する。
ステップS94において、DSP65は、制御部64から供給された頭部案内対象方向のデータと案内音声データとに基づいて、案内音声が頭部方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン12のスピーカ31に供給する。
ステップS95において、ヘッドフォン12のスピーカ31は、合成された合成音声を出力する。
このようにして第5の音声案内処理が行われる。なおこの第5の音声案内処理は、例えば所定の時間経過するまでまたは入力部66により所定のコマンドが入力されるまで継続して行われる(すなわち、ステップS91乃至S95の処理が繰り返し行われる)。
以上のように、携帯情報端末1は、携帯電話機11の現在位置とユーザの頭部方向を検知し、携帯電話機11と通話状態にある携帯電話機を選択し、その携帯電話機からの通話音声を、頭部方向に対するその携帯電話機が存在する方向から聞えるように出力するようにしたので、例えば、待ち合わせ場所の付近で友人と携帯電話機で通話しながらその友人を探しているような場合に、ユーザは通話しながらその友人がどこにいるのかを容易に把握することができる。
なお、第5の音声案内処理は、例えば、ユーザにより入力部66を介する指示に基づいて、通話中の任意なタイミングで開始することができる。
なお以上においては案内音声として通話音声を用いたが、その他、例えば単純なチャイム音等を用いてもよい。あるいは、通常の通話のときの通話音声は、方向感のない通話音声が聞えてくるようにし、第5の音声案内処理が行われているときの通話音声は、通話状態にある携帯情報端末の方向から方向感のある通話音声が聞えてくるようにしてもよい。
また、案内対象物としては、通話状態にある携帯情報端末としたが、その他、例えば、無線タグのような通信手段が付与されているリモコンや財布等の紛失し易い物体としてもよい。そして、紛失した物体を汚れた部屋等の中から探す場合に、紛失した物体の位置から例えば「ここにあります」といった紛失した物体から送信されてくる案内音声が聞えてくるようにしてもよい。
以上においては、携帯情報端末1では、ユーザの頭部方向を検知する頭部方向検知手段を有する構成としたが、頭部方向検知手段を有しない構成を採用することもできる。また、その携帯情報端末1では、DSP65により案内音声が3次元空間における任意の方向から聞えてくるように合成音声が生成されたようにしたが(このような合成音声を擬似3次元音声と称する)、DSP65を用いないより簡便な構成にし、制御部64により案内音声が例えば水平面内の任意の方向から聞えてくるように合成音声が生成されるようにすることができる。
図12は、このように構成をより簡便にした携帯情報端末200の外観構成例を示している。この携帯情報端末200は、着脱可能なケーブルで接続されている携帯電話機201とヘッドフォン202から構成されている。
なお、図12では、図1の携帯情報端末1に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明は適宜省略する。
ヘッドフォン202は、例えば、2つのイアホンからなる形状をしている。2つのイアホンの内側にはスピーカ211が取り付けられている。ヘッドフォン12には取り付けられていたセンサモジュール32が存在しない。
次に、図13を参照して、携帯情報端末200を利用した音声案内システム250の構成例を説明する。
なお、図13では、図2の音声案内システム50に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明は適宜省略する。すなわち図13の携帯情報端末200の携帯電話機201では、図2の携帯電話機11のDSP65が削除されている。この携帯電話機201の制御部64には、図2の制御部64の現在位置検知部71乃至案内対象物選択部73に代えて、現在位置検知部241乃至音声合成部243が設けられている。
図13の例では、例えば、GPS衛星53からのGPS信号に基づいて検知された携帯電話機201の現在位置の周辺に存在する所定の物体や場所(例えば、駅、バス停等)に関連する案内音声が、ユーザに対してその所定の物体がある方向から聞こえるようにヘッドフォン202のスピーカ211から出力する。
以下、このように現在位置の周辺に存在する所定の物体の案内音声を、その所定の物体が存在する水平面内の方向から聞こえるように出力する処理を、第6の音声案内処理と称する。
現在位置検知部241は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機201の現在位置を検知し、案内対象物選択部242に供給する。
案内対象物選択部242は、例えば現在位置検知部241から供給される現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択し、メモリ63から案内対象物の位置とその案内音声データを読み出し、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機201に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と進行方向とに基づいて、(基準とする)進行方向に対する案内対象物の方向である進行案内対象方向を検知して、そのデータをその案内対象物の案内音声データとともに音声合成部243に供給する。
ここで、進行方向は、例えば、GPSモジュール62または現在位置検知部241で検知される緯度及び経度と、例えばGPSモジュール62または現在位置検知部241で所定時間だけ過去に遡った時刻に検知された緯度及び経度とに基づいて、その所定時間での水平面内における移動方向として検知される。
音声合成部243は、案内対象物選択部242から供給された進行案内対象方向と案内音声データに基づいて、案内音声が進行方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン202のスピーカ211に供給する。
次に、図14のフローチャートを参照して、携帯情報端末200による第6の音声案内処理を説明する。
ステップS111において、現在位置検知部241は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機201の現在位置を検知する。
ステップS112において、案内対象物選択部242は、検知された現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択し、メモリ63から案内対象物の位置とその案内音声データを読み出し、検知された現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機201に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と進行方向とに基づいて、進行方向に対する案内対象物の方向である進行案内対象方向を検知して、そのデータをその案内対象物の案内音声データとともに音声合成部243に供給する。
ステップS113において、音声合成部243は、案内対象物選択部242から供給された進行案内対象方向と案内音声データに基づいて、案内音声が進行方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成し、ヘッドフォン202のスピーカ211に供給する。
具体的には、音声合成部243は、進行方向を向いているユーザに対してその進行方向に対する案内対象物の方向から案内音声が聞こえるように、案内対象物選択部242から供給された案内音声データに、例えば音量の大小を付加して合成音声を生成する。
ステップS114において、ヘッドフォン202のスピーカ211は、合成された合成音声を出力する。このように合成音声が出力されると、第6の音声案内処理は終了する。
以上のように、携帯情報端末200は、携帯電話機201の現在位置を検知し、検知された現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択し、その案内対象物の案内音声を、進行方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように出力するようにしたので、例えば、周辺に疎いユーザでも周辺の情報を容易に入手することができ、さらに案内対象物の実際の方向から案内音声が聞えるのでより容易に物体の位置を把握することができる。
このように擬似3次元音声の合成を行うDSPと各種のセンサを内蔵するヘッドフォンを用いずに、一般的なGPS機能を有する携帯情報端末とヘッドフォンを使用しても、案内音声を案内対象物の例えば3次元空間における水平面内での任意の方向から聞こえるように出力することができる。
なお、擬似3次元音声の合成技術の例としては、VPT(Virtual Phones Technology)(商標)がある。
以上においては、携帯電話機201で案内対象物の選択と合成音声の合成の処理を行うようにしたが、図15に示すように、それらの処理をサーバ51で行うようにしてもよい。
次に、図15を参照して、そのような音声案内システム250の構成例を説明する。
なお、図15では、図13における対応する部分には同じ符号を付しており、その説明は適宜省略する。
図15では、図13における携帯情報端末200の案内対象物選択部242及び音声合成部243がサーバ51に設けられており、したがって、図15のサーバ51及び携帯情報端末200は、図13の携帯情報端末200と同様に音声案内を行うことができる。以下、サーバ51及び携帯情報端末200で行われる、現在位置の周辺に存在する所定の物体の案内音声を、その所定の物体がある方向から聞こえるように出力する処理を、第7の音声案内処理と称する。
図16のフローチャートを参照して、第7の音声案内処理におけるサーバ51及び携帯情報端末200の動作を説明する
はじめに、携帯情報端末200の動作を説明する。
なお、案内対象物の位置情報と案内音声データとは、メモリ63に代えて、サーバ51の図示せぬ記憶部に対応付けて記憶されている。
ステップS131において、現在位置検知部241は、GPSモジュール62から供給される緯度と経度、及び、センサモジュール32で計測される高さに基づいて、携帯電話機201の現在位置を検知し、案内対象物選択部242に供給する。
ステップS132において、制御部64は、検知された現在位置を基地局52を介してサーバ51に送信する。
ステップS133において、制御部64は、サーバ51から送信されてくる合成音声を基地局52を介して受信して、ヘッドフォン202に供給する。
ステップS134において、ヘッドフォン202のスピーカ211は、制御部64から供給される合成音声を出力する。このように合成音声が出力されると、携帯情報端末200による第7の音声案内処理は終了する。
次に、サーバ51の動作を説明する。
ステップS151において、サーバ51は、携帯情報端末200から基地局52を介して送信されてくる、携帯電話機201の現在位置を受信する。
ステップS152において、案内対象物選択部242は、受信された携帯電話機201の現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択し、図示せぬ記憶部から案内対象物の位置とその案内音声データを読み出し、受信された携帯電話機201の現在位置と案内対象物の位置とに基づいて、携帯電話機201に対する案内対象物が存在する方向を検知し、その方向と進行方向とに基づいて、進行方向に対する案内対象物の方向である進行案内対象方向を検知して、そのデータをその案内対象物の案内音声データとともに音声合成部243に供給する。
ステップS153において、音声合成部243は、案内対象物選択部242から供給された進行案内対象方向と案内音声データに基づいて、案内音声が進行方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成する。
ステップS154において、サーバ51は、基地局52を介して携帯情報端末200に合成された合成音声を送信する。
以上のように、サーバ51及び携帯情報端末200は、携帯電話機201の現在位置を検知し、検知された現在位置の周辺に存在する案内対象物を選択し、その案内対象物の案内音声を、進行方向に対する案内対象物が存在する方向から聞えるように出力するようにしたので、例えば、周辺に疎いユーザでも周辺の情報を容易に入手することができ、さらに案内対象物の実際の方向から案内音声が聞えるのでより容易に物体の位置を把握することができる。
このように、音声の合成と案内対象物の選択という通常の携帯情報端末にない機能を情報提供事業者で行うようにしたので、ユーザは最低限の投資で音声案内のサービスを受けることができる。
また、指定されたキーワードに関連する物体、検知した現在位置の周辺の物体、あるいは、ユーザの頭部方向にある物体等に案内対象物を自動的に絞り込むことができるので、従来のように例えば表示画面に表示されるリンクを選択する操作を何度も繰り返すといった手間をかけることなく、ユーザは簡単な検索を行うだけで容易に所望の情報を入手することができる。
物体に関する情報が音声で案内されるため、ユーザは表示画面に表示された画像やテキスト等を見なくとも情報を入手することができ、例えばユーザが移動中であっても安全に情報を入手できる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
携帯情報端末1の外観構成例を示す図である。 音声案内システム50の構成例を示す図である。 携帯情報端末1による第1の音声案内処理を示すフローチャートである。 音声案内システム50の構成例を示す図である。 携帯情報端末1による第2の音声案内処理を示すフローチャートである。 音声案内システム50の構成例を示す図である。 携帯情報端末1による第3の音声案内処理を示すフローチャートである。 音声案内システム50の構成例を示す図である。 携帯情報端末1による第4の音声案内処理を示すフローチャートである。 音声案内システム50の構成例を示す図である。 携帯情報端末1による第5の音声案内処理を示すフローチャートである。 携帯情報端末1の外観構成例を示す図である。 音声案内システム250の構成例を示す図である。 携帯情報端末200による第6の音声案内処理を示すフローチャートである。 音声案内システム250の構成例を示す図である。 サーバ51及び携帯情報端末200による第7の音声案内処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯情報端末, 11 携帯電話機, 12 ヘッドフォン, 21 無線通信用アンテナ, 22 GPSアンテナ, 23 表示装置, 24 ボタン, 31 スピーカ, 32 センサモジュール, 50 音声案内システム, 51 サーバ, 52 基地局, 53 GPS衛星, 61 通信モジュール, 62 GPSモジュール, 63 メモリ, 64 制御部, 65 DSP, 66 入力部, 67 プログラムメモリ, 68 バッテリ, 71 現在位置検知部, 72 頭部方向検知部, 73 案内対象物選択部, 91乃至93 ホットスポット, 101 無線LAN用アンテナ, 102 無線LAN用通信モジュール, 111 キーワード指定部, 112 現在位置検知部, 113 頭部方向検知部, 114 案内対象物選択部, 131 行き先指定部, 132 現在位置検知部, 133 頭部方向検知部, 134 案内対象物選択部, 151 課金処理部, 161 キーワード指定部, 162 現在位置検知部, 163 頭部方向検知部, 164 案内対象物選択部, 165 通知部, 166 購入通知部, 171 携帯電話機, 172 基地局, 181 現在位置検知部, 182 頭部方向検知部, 183 案内対象物選択部, 200 携帯情報端末, 201 携帯電話機, 202 ヘッドフォン, 211 スピーカ, 241 現在位置検知部, 242 案内対象物選択部, 243 音声合成部, 250 音声案内システム

Claims (7)

  1. ユーザが携帯可能な携帯情報端末において、
    前記ユーザにより指定されたコマンドを入力する入力手段と、
    前記携帯情報端末の位置を検知する位置検知手段と、
    検知された前記携帯情報端末の位置に基づいて音声案内の対象とする案内対象物を選択する選択手段と、
    前記ユーザの頭が向いている方向である頭部方向を検知する頭部方向検知手段と、
    前記選択手段により選択された前記案内対象物の案内音声を、検知された前記頭部方向に対する前記案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成する音声合成手段と、
    前記音声合成手段により生成された合成音声を出力する音声出力手段と
    を備え
    前記選択手段は、前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、検知された前記頭部方向にある前記案内対象物を強調案内対象物に固定し、
    前記音声合成手段は、固定された前記強調案内対象物の案内音声の音量を強調するように合成音声を生成する
    携帯情報端末。
  2. 前記音声合成手段は、前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、前記強調案内対象物の案内音声の音量が維持されるように合成音声を生成する
    請求項に記載の携帯情報端末。
  3. 前記音声合成手段は、前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、前記強調案内対象物の案内音声で案内した事柄の詳細を説明する詳細情報の案内音声に切り替えるように合成音声を生成する
    請求項に記載の携帯情報端末。
  4. 前記音声合成手段は、前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、前記詳細情報の案内音声の音量が維持されるように合成音声を生成する
    請求項に記載の携帯情報端末。
  5. 前記入力手段により所定のコマンドが入力されると、前記強調案内対象物の案内音声で案内した事柄の詳細を説明する詳細情報を表示する表示手段
    をさらに備える請求項に記載の携帯情報端末。
  6. ユーザが携帯可能な携帯情報端末を制御する制御方法において、
    前記ユーザにより指定されたコマンドを入力する入力ステップと、
    前記携帯情報端末の位置を検知する位置検知ステップと、
    検知された前記携帯情報端末の位置に基づいて音声案内の対象とする案内対象物を選択する選択ステップと、
    前記ユーザの頭が向いている方向である頭部方向を検知する頭部方向検知ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択された前記案内対象物の案内音声を、検知された前記頭部方向に対する前記案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成する音声合成ステップと、
    前記音声合成ステップの処理により生成された合成音声を出力する音声出力ステップと
    を含み、
    前記選択ステップは、前記入力ステップの処理により所定のコマンドが入力されると、検知された前記頭部方向にある前記案内対象物を強調案内対象物に固定し、
    前記音声合成ステップは、固定された前記強調案内対象物の案内音声の音量を強調するように合成音声を生成する
    制御方法。
  7. ユーザが携帯可能な携帯情報端末を制御する制御処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記ユーザにより指定されたコマンドを入力する入力ステップと、
    前記携帯情報端末の位置を検知する位置検知ステップと、
    検知された前記携帯情報端末の位置に基づいて音声案内の対象とする案内対象物を選択する選択ステップと、
    前記ユーザの頭が向いている方向である頭部方向を検知する頭部方向検知ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択された前記案内対象物の案内音声を、検知された前記頭部方向に対する前記案内対象物が存在する方向から聞えるように合成音声を生成する音声合成ステップと、
    前記音声合成ステップの処理により生成された合成音声を出力する音声出力ステップと
    を含み、
    前記選択ステップは、前記入力ステップの処理により所定のコマンドが入力されると、検知された前記頭部方向にある前記案内対象物を強調案内対象物に固定し、
    前記音声合成ステップは、固定された前記強調案内対象物の案内音声の音量を強調するように合成音声を生成する
    制御処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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