JP4312684B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来より、遊技機の各部位を制御する制御基板は、基板ケースに収容されている。基板ケースは制御基板を収容したベース体と制御基板を覆うカバー体とから構成される。そして、ベース体とカバー体は連結ピンによって一体に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−41777号公報([0058]〜[0061]、図12A、図12B)
ところで、上述した従来の遊技機において、連結ピンには、連結ピンをカバー体に仮係止させるためのピン仮係止部材が装着されている。しかしながら、ピン仮係止部材を連結ピンに装着する際には、一方の手で連結ピンを持ち、他方の手でその連結ピンにピン仮係止部材を装着していたので、ピン仮係止部材の装着作業に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ピン仮係止部材の装着作業の手間を軽減することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、配線基板を収容した閉塞空間を有する基板ケースと、配線基盤を内側に配置した状態で合体して基板ケースを構成する1対の基板ケース構成体と、1対の基板ケース構成体に備えられて、互いに対向配置される第1及び第2のケース壁と、第1のケース壁に形成されたピン貫通孔を貫通して、第2のケース壁に向けて挿入される連結ピンと、連結ピンと1対の基板ケース構成体の一方又は双方に設けられ、ピン貫通孔を貫通した連結ピンが、挿入方向に抜け外れるのを防止する抜け外れ防止部と、第2のケース壁に固定されたピン連結部材と、ピン連結部材に形成されて、連結ピンの先端部が貫通し、その連結ピンの周面に凹凸係合することで、連結ピンを抜け止めするピン貫通抜止部とを備え、第1のケース壁のピン貫通孔を貫通した連結ピンが第2のケース壁に固定されたピン連結部材に係合することで、1対の基板ケース構成体が開放困難に係合される遊技機において、第1及び第2のケース壁を接合したとき、それら第1及び第2のケース壁に跨って連通し、連結ピンが内部を移動する空洞部と、第1又は第2のケース壁に予め保持されたピン仮係止部材、或いは、連結ピンから側方に張り出された可撓部材の何れかによって構成されて、空洞部内に配置され、連結ピンを第1のケース壁のピン貫通孔に貫通したときに、連結ピンの先端をピン連結部材から離した仮係止位置に仮係止すると共に、連結ピンが仮係止位置からピン連結部材に向けて押し込まれたときに、連結ピンと共に空洞部内を移動するピン仮係止部と、第1及び/又は第2のケース壁に形成されて、ピン仮係止部の移動前の状態と後の状態とをケース構成体の外部から視認可能とする視認部とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、ピン仮係止部材は、第1のケース壁と共に連結ピンが貫通する板状をなし、その連結ピンが貫通するピン仮係止孔の開口縁が、連結ピンの軸方向の中間部に係止したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、第1又は第2のケース壁には、ピン仮係止部材の外縁部を保持し、連結ピンが仮係止位置からピン連結部材に向けて押し込まれたときに保持を解除可能な係止爪或いは粘着部材が備えられたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の遊技機において、空洞部には、ピン貫通孔と、第1又は第2のケース壁に形成されて、ピン貫通孔よりピン連結部材側に位置しかつピン貫通孔より開口面積が広く、内部にピン仮係止部材を収容した奥部空間とが備えられ、ピン仮係止部材は、連結ピンを第1のケースから抜いたときに、ピン貫通孔の開口端に当接して破損するように構成されたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載の遊技機において、ピン仮係止部材のうちピン仮係止孔の縁部を、ピン連結部材に近づく方向にテーパー状に凹ませて傾斜部を設けたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機において、ピン仮係止部材は、合成樹脂で構成されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機において、ピン仮係止部材は、連結ピン及び第1及び第2のケース壁と異なる色を有しているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1に記載の遊技機において、可撓部材は、連結ピンの周面から斜め後方に向かって起立し、空洞部には、ピン貫通孔と第1又は第2のケース壁に形成されて、ピン貫通孔よりピン連結部材側に位置しかつピン貫通孔より開口面積が広い奥部空間とが備えられ、可撓部材は、ピン貫通孔内に弾性変形して通過し、奥部空間内で復元するように構成され、連結ピンの後端部には、連結ピンに備えられた抜け外れ防止部とピン貫通孔の一方の開口端との間で圧縮変形され、可撓部材をピン貫通孔の他方の開口端に押し付ける圧縮コイルバネが備えられたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載の遊技機において、圧縮コイルバネは、連結ピンとピン連結部材との係合が外れたときに、連結ピンをピン貫通孔から押し出すように復元するところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1に記載の遊技機において、可撓部材は、連結ピンの周面から斜め後方に向かって起立し、空洞部には、ピン貫通孔と第1又は第2のケース壁に形成されて、ピン貫通孔よりピン連結部材側に位置しかつピン貫通孔より開口面積が広い奥部空間とが備えられ、可撓部材は、ピン貫通孔内に弾性変形して通過し、奥部空間内で復元するように構成され、連結ピンの後端部には、連結ピンに備えられた抜け外れ防止部とピン貫通孔の一方の開口端との間で弾性変形され、可撓部材をピン貫通孔の他方の開口端に押し付ける可撓片が備えられたところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項8乃至10の何れかに記載の遊技機において、可撓部材は、連結ピンを第1のケース壁から抜いたときに、ピン貫通孔の開口端に当接して破損するように構成されたところに特徴を有する。
[請求項1及び2の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、配線基板を基板ケースの閉塞空間内に収容する際には、一方の基板ケース構成体に備えた第1のケース壁に連結ピンを貫通させ、連結ピンの先端を他方の基板ケース構成体に備えられたピン連結部材に凹凸係合させる。
ここで、ピン仮係止部は、予め第1又は第2のケース壁に保持されて、連結ピンが第1のケース壁のピン貫通孔を貫通したときに連結ピンに装着されるピン仮係止部材、或いは、予め連結ピンから側方に張り出された可撓部材の何れかにより構成されているので、従来のように一方の手で連結ピンを持ち、他方の手でこの連結ピンにピン仮係止部を装着する場合に比較して、ピン仮係止部を装着する際の手間が軽減される。
また、ピン仮係止部は、連結ピンの先端をピン連結部材から離した仮係止位置に仮係止するので、連結ピンがピン連結部材と凹凸係合する前に、第1のケース壁から抜け外れることが防止される。
さらに、連結ピンが仮係止位置からピン連結部材側へ移動する際には、ピン仮係止部が空洞部内において連結ピンと共にピン連結部材側へ移動する。即ち、連結ピンがピン連結部材と凹凸係合する前と凹凸係合した後で、ピン仮係止部の位置が変位する。そして、第1のケース壁及び/又は第2のケース壁には、ピン仮係止部をケース構成体の外部から視認可能とする視認部が設けられたので、ピン仮係止部の位置を外部から目視することで、連結ピンがピン連結部材と係合しているか否か、即ち、1対の基板ケース構成体が連結ピンにより開放困難に係合しているか否かを容易に確認することができる。ここで、ピン仮係止部材は、第1のケース壁と共に連結ピンが貫通する板状をなし、その連結ピンが貫通するピン仮係止孔の開口縁が、連結ピンの軸方向の中間部に係止するようにしてもよい(請求項2の発明)。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、ピン仮係止部材は、係止爪或いは粘着部材により、連結ピンが仮係止位置になるまで第1又は第2のケース壁に保持され、連結ピンが仮係止位置からピン連結部材側に押し込まれた場合に保持が解除される。これにより、連結ピンは確実に仮係止位置で仮係止され、しかも、連結ピンが仮係止位置から押し込まれた場合には、連結ピンの移動に伴ってピン仮係止部材を空洞部内で移動させることができる。
[請求項4及び6の発明]
請求項4の発明によれば、連結ピンを第1のケース壁から抜いたときに、ピン仮係止部材がピン貫通孔の開口端に当接することで破損するので、過去に連結ピンが抜かれたことのある第1のケース壁では、再度、連結ピンを仮係止することができなくなる。また、ピン仮係止部材の破損部分が、空洞部内に残る場合もある。これらにより、連結ピンが抜かれたことを容易に判別することができる。ここで、ピン仮係止部材は、合成樹脂で構成することが好ましい(請求項6の発明)。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、連結ピンがピン仮係止孔に突入する際に、ピン仮係止孔の縁部に形成された傾斜部が連結ピンに押されてピン連結部材側に撓むので、連結ピンの挿入時においてピン仮係止部材が破損し難くなる。また、連結ピンをスムーズにピン仮係止孔に通すことが可能となる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、ピン仮係止部材は、第1及び第2のケース壁とは異なる色を有しているので、ピン仮係止部材の位置が視認部から視認し易くなる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明によれば、可撓部材は、連結ピンの周面から斜め後方に向かって起立しているので、連結ピンをピン貫通孔に通過させる際に、可撓部材は連結ピンの周面に近づくように弾性変形する。これにより、連結ピンをピン貫通孔にスムーズに挿入することができる。また、この可撓部材は、ピン貫通孔を通過した後で、奥部空間内で復元し、圧縮コイルバネは、その可撓部材をピン貫通孔の他方の開口端に押し付けるので、これら可撓部材と圧縮コイルバネとによって、連結ピンを第1のケース壁に仮係止させることができる。
[請求項9の発明]
請求項9の発明によれば、圧縮コイルバネは、連結ピンとピン連結部材との係合が外れたときに、連結ピンをピン貫通孔から押し出すように復元するので、連結ピンとピン連結部材との係合が外れたことが分かり易い。
[請求項10の発明]
請求項10の発明によれば、可撓部材は、連結ピンの周面から斜め後方に向かって起立しているので、連結ピンをピン貫通孔に通過させる際に、可撓部材は連結ピンの周面に近づくように弾性変形する。これにより、連結ピンをピン貫通孔にスムーズに挿入することができる。また、この可撓部材は、ピン貫通孔を通過した後で、奥部空間内で復元し、可撓片は、その可撓部材をピン貫通孔の他方の開口端に押し付けるので、これら可撓部材と可撓片とによって、連結ピンを第1のケース壁に仮係止させることができる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、連結ピンを第1のケース壁から抜いたときに、可撓部材がピン貫通孔の開口端に当接することで破損するので、一度、第1のケース壁から抜かれた連結ピンは、仮係止することができなくなる。また、可撓部材の破損部分が、空洞部内に残る場合もある。これらにより、連結ピンが抜かれたことを容易に判別することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る第1実施形態を、図1〜図13に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、中央部には、表示装置13が備えられている。遊技領域R1のうち表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置13等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19、一般入賞口20,21が設けられ、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。さらに、ガイドレール12に沿った両側端部には、サイドランプ22,22が設けられている。
図1に示すように、パチンコ遊技機のうち、遊技盤11より上方には、遊技盤11の前面側に張り出した装飾ランプ35が設けられている。パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。上皿27Aの両側には、スピーカ56Sが備えられている。また、上皿27Aに備えたボタン29を押せば、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容される。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出されて遊技が開始される。
次に所要の各部位についてさらに詳説する。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵したゲートスイッチによって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、前記ゲートスイッチへの遊技球の通過を起因に遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた始動口センサが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで保留記憶される。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けた駆動装置(例えば、ソレノイド)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイドが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた特定領域センサが遊技球の入賞を検出すると継続権利が発生して、前述した終了条件(可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか)を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けたカウントセンサが遊技球の入賞を検出すると、前記継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
表示装置13は、全体として枠形構造をなした表示枠体23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち表示枠体23によって取り囲まれた前面部分は、液晶表示部34となっており、遊技者は、表示枠体23を通して液晶表示部34に表示された画像を見ることができる。
液晶表示部34には、図1に示すように、通常は、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが、液晶表示部34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに当否判定し、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、当否判定の結果が当たりで全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
液晶表示部34のうち、特別図柄13A,13B,13Cの表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けたゲートスイッチが遊技球の通過を検出したときに当否判定して、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、始動入賞口14に設けた可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。なお、普通図柄表示領域24で表示する図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。
図2に示すように、パチンコ遊技機の後面には、各種制御基板が設けられている。具体的には、パチンコ遊技機の後面中央には、メイン制御基板50が設けられている。メイン制御基板50の上方には、表示制御基板57が設けられている。また、これらメイン制御基板50、表示制御基板57に重なるようにして、図示しないランプ制御基板、音声制御基板が設けられている。
メイン制御基板50の下方には、電源基板58、払出制御基板59が備えられ、電源基板58の下方には、遊技球を発射させるための発射装置55及び発射制御基板56が備えられている。
ところで、これら各制御基板50,56〜59は、個々に透明な基板ケースに収容されている。そして、メイン制御基板50(本発明の「配線基板」に相当する)を収容した基板ケース60に本発明が適用されている。
基板ケース60は、図3に示すように、メイン制御基板50の形状に対応して、横長扁平の箱形状をなし、その箱の扁平方向(図3における上下方向)の途中部分で、ベース体61とカバー体62(本発明の「1対の基板ケース構成体」に相当する)とに分解可能となっている。即ち、基板ケース60は、ベース体61の内側にメイン制御基板50を配置、固定してから、次述する連結ピン100によりカバー体62とベース体61とを合体(開放困難に係合)させてある。つまり、メイン制御基板50は、カバー体62とベース体61とにより形成される閉塞空間内に収容されている。
まず、図4に基づいて、連結ピン100について説明する。連結ピン100は全体が、例えば、金属で構成され、円板状のヘッド部101と、このヘッド部101の中心から延びた円柱状のピン本体102とから構成される。
ピン本体102のうち、最も基端側(ヘッド部101側)の部分は、大径部102aとなっている。大径部102aは、ヘッド部101からピン本体102の軸方向のほぼ中間部分まで延びており、その外径は、ピン本体102のうちで最大となっている。
ピン本体102のうち、大径部102aよりも先端側には、大径部102aから段付き状に縮径した第1小径部102bが形成されている。第1小径部102bの外径は、ピン本体102のうちで最小となっている。
第1小径部102bよりも先端側には、第1小径部102bから段付き状に拡径した拡径部102cが形成されている。拡径部102cの外径は、第1小径部102bよりも大きくかつ大径部102aよりも若干小さくなっている。換言すれば、ピン本体102のうち、大径部102aと拡径部102cとの間の周面には、陥没凹所が形成されていることになる。
拡径部102cよりも先端側には、拡径部102cから段付き状に縮径した第2小径部102dが形成されている。第2小径部102dの外径は、前記第1小径部102bの外径とほぼ同一となっている。
さらに、第2小径部102dよりも先端側には、先端突部102eが形成されている。先端突部102eは、基端側(ヘッド部101側)部分が扁平円柱状をなし、先端側部分が円錐台形状をなして先細りとなっている。また、先端突部102eの基端側部分は、第2小径部102dから段付き状に拡径している。つまり、ピン本体102のうち、拡径部102cと先端突部102eとの間の周面にも、陥没凹所が形成されている。また、先端突部102eの基端側部分における外径は、拡径部102cの外径よりも小さくなっている。以上が連結ピン100の説明である。
次に、基板ケース60について説明する。基板ケース60のうち、ベース体61は、全体が例えば、透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)で形成されている。ベース体61は、図3に示すように扁平な箱形状をなしており、扁平方向の一端(図3における上端)が開放している。図5に示すように、ベース体61のうち、基板ケース60の底部を構成する底板61Sの四隅には、ベース体61の開放端(図5における紙面手前側)に向かって起立した円筒状の支持柱65が形成されている。また、ベース体61のうち、基板ケース60の側部を構成する囲壁61Tに沿った複数箇所には、支持柱65と同様に底板61Sからベース体61の開放端に向かって起立したリブ69が形成されている。
メイン制御基板50は、ベース体61の開放端から囲壁61Tの内側に嵌め込まれ、支持柱65及びリブ69によって底板61Sから浮いた状態に配置される(図6を参照)。この状態で、メイン制御基板50を貫通した螺子を支持柱65に螺合することで、メイン制御基板50がベース体61に固定される。
ところで、ベース体61に備えた囲壁61Tのうち、ベース体61の長手方向(図5における左右方向)で対向した側壁61R,61Rには、それぞれ複数(例えば、4つ)のベース側連結部63(本発明の「第2のケース壁」に相当する)が備えられている。図3及び図5に示すように、これらベース側連結部63は、側壁61Rからベース体61の側方に突出している。
詳細には、ベース側連結部63は、ベース体61と同様に、全体が透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)で構成されている。ベース側連結部63は、図3に示すように、全体としてブロック状をなす。また、図6に示すように、ベース体61の底板61S寄り位置に偏在して、底板61Sの裏面側に膨出している。
図5に示すように、ベース側連結部63のうち、ベース体61の側壁61Rから若干離れた部分には、矩形凹所64が陥没形成されている。矩形凹所64は、ベース体61と同方向(図3における上方向)に開放しており、その内部空間には、ピン連結部材66が備えられている。なお、矩形凹所64の内部空間は直方体形状をなしている。
ピン連結部材66は、例えば、金属(より具体的には、ステンレス)製の矩形板状部材から構成される。ピン連結部材66は、底面64Sに対して平行に対面しかつ、若干底面64寄り位置に配置されている。また、ピン連結部材66のうち、ベース体61の長手方向(図6における左右方向)における両端部分66R,66Rは、直角に折れ曲がっており、この両端部分66R,66Rを、例えば、螺子等で矩形凹所64の内壁に固定してある。これにより、ピン連結部材66は、矩形凹所64の内部空間に固定され、外れないようになっている。
図5及び図6に示すように、ピン連結部材66のうち、連結壁66Sの中心部分には、前記連結ピン100が貫通する係合孔67が貫通形成されている。係合孔67の内径は、前記連結ピン100の先端突部102eの外径よりも小さくかつ第2小径部102dの外径よりも大きくなっている。また、連結壁66Sのうち、係合孔67の周縁部分には、係合孔67の中心部に向かって張り出した複数の突片68が備えられている。
図6に示すように、突片68は、係合孔67の中心に近づくに従って矩形凹所64の底面64Sに向かうように傾斜している。また、図5に示すように、隣接した2つの突片68同士の間には、切り欠きが形成されている。なお、これら係合孔67及び突片68によって、本発明の「ピン貫通抜止部」が構成されている。
ここで、上記したように、ベース側連結部63は、全体が透明な部材で構成されているから、ベース側連結部63の外部から、ベース側連結部63の側壁91(より詳細には、ピン連結部材66の両端部分66R,66Rが敷設されていない部分。図3及び図5を参照)を通して、矩形凹所64の内部空間が視認可能となっている。なお、ベース側連結部63の側壁91は、本発明の「視認部」に相当する。
次に、基板ケース60を構成するカバー体62について説明する。カバー体62は、ベース体61と同様に、全体が透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)で構成されている。カバー体62は、図3に示すように、ベース体61の形状に対応した扁平の箱形状をなし、扁平方向における一端(図3における下端)が開放している。
図7に示すように、カバー体62のうち、基板ケース60の底部(ベース体61の底板61S)に対面配置される天板62Sは、横長矩形状をなす。天板62Sのうち、長手方向に延びた一側辺は、図3に示すように段付き状に陥没しており、この陥没部分には、複数のコネクタ用開口部70が横並びに形成されている。メイン制御基板50が固定されたベース体61に、このカバー体62を取り付けると、メイン制御基板50備えられたコネクタのみが、コネクタ用開口部70から基板ケース60の外部に露出するようになっている。
ところで、カバー体62の囲壁62Tのうち、カバー体62の長手方向で対向した側壁62R,62Rには、それぞれ複数(例えば、4つずつ)のカバー側連結部71(本発明の「第1のケース壁」に相当する)が備えられている。これらカバー側連結部71は、側壁62R,62Rから張り出して備えられており、ベース体61とカバー体62とを接合(嵌合)させた場合に、それぞれ対応するベース側連結部63に対向配置されて当接するようになっている(図3を参照)。
カバー側連結部71は、カバー体62と同様に、全体が透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)で構成されている。図8に示すように、カバー側連結部71は、カバー体62の開口端寄り位置において、リブ72によってカバー体62の側壁62Rに繋がれている。これにより、カバー側連結部71は、カバー体62の側壁62Rから側方に若干離れた位置に配置される(図7,8を参照)。なお、これらカバー側連結部71は、リブ72を切断することによって、個別にカバー体62から切り離すことが可能となっている。
図3に示すように、カバー側連結部71は、矩形筒状の外筒体71Gの内部にピン貫通壁71Sを一体形成してなる。ピン貫通壁71Sは、外筒体71Gの下端寄り位置に設けられており、その中心部には、円形のピン貫通孔74が形成されている。さらに、ピン貫通壁71Sには、ピン貫通孔74の開口縁から外筒体71Gの下端に向かって(図3及び図8における下方に向かって)延びた円筒壁75が形成されている。
図8に示すように、円筒壁75の下端部75Kからは1対の係止爪77,77が延設されている。係止爪77,77は、例えば、円筒壁75の周方向において互いに180°離れた位置に設けられている。係止爪77は、円筒壁75の外周寄り部分から下方に延び、先端部がピン貫通孔74の中心に向かって直角に折れ曲がっている。そして、この係止爪77,77により、次述するピン仮係止部材80の外縁部が円筒壁75の下端部75K側に保持されている。即ち、ピン仮係止部材80は、予めカバー側連結部71(カバー体62)に保持されている。
なお、図8に示すように、係止爪77,77の先端面77T,77Tは、円筒壁75から離れるに従って互いに離れるようにテーパ形状をなし、その距離は、ピン貫通孔74の内径よりも大きくなっている。
以上が、基板ケース60を構成するベース体61及びカバー体62の説明であって、次にピン仮係止部材80について説明する。ピン仮係止部材80は、有色(例えば、青色)の合成樹脂で構成されており、全体として扁平なリング形状をなしている。即ち、図9の(A)に示すように、ピン仮係止部材80は、円板部材81の中心部に円形のピン仮係止孔82を貫通形成してなる。ピン仮係止孔82の内径は、連結ピン100の先端突部102e、拡径部102c及び大径部102aよりも小さく、第1小径部102b及び第2小径部102dよりも大きくなっている(図9の(B)を参照)。
また、図9の(B)に示すように、ピン仮係止孔82の周縁部は、すり鉢状に凹んでいる。即ち、ピン仮係止部材80の径方向において、最外部を構成する平坦部83と中心部に形成されたピン仮係止孔82との中間部分には、テーパ状に傾斜した傾斜部84が形成されている。そして、ピン仮係止部材80は、傾斜部84が、ピン連結部材66に近づく方向に凹むようにカバー側連結部71(カバー体62)に保持されている(図10を参照)。換言すれば、図9(B)に示すように、傾斜部84は、連結ピン100の挿入方向(図9(B)における下方)側に凹むように傾斜している。なお、図9の(B)に示すように、ピン仮係止部材80の肉厚は、第1小径部102bの軸方向における長さよりも小さくなっている。
以上が本発明のパチンコ遊技機の構成の説明であって、次に作用・効果について説明する。基板ケース60を構成するベース体61とカバー体62は、以下のようにして組み付けられる。即ち、メイン制御基板50をベース体61の囲壁61T内に固定し、ベース体61の開放端とカバー体62の開放端とを接合(嵌合)させる。これにより、ベース体61の内側に配置されたメイン制御基板50は、カバー体62によって覆われる。
図10に示すように、ベース体61とカバー体62が接合(嵌合)すると、ベース体61に備えられたベース側連結部63と、カバー体62に備えられたカバー側連結部71とが、基板ケース60の扁平方向(図10における上下方向)に重なって当接する。これにより、ベース側連結部63に備えられた矩形凹所64と、カバー側連結部71を構成する外筒体71Gの内部空間とが、ピン貫通孔74を介して連通する。また、カバー側連結部71に保持されたピン仮係止部材80は、ベース側連結部63の矩形凹所64内に収容される。なお、矩形凹所64の内部空間、外筒体71Gの内部空間及びこれらを連通したピン貫通孔74により、本発明の「空洞部」が構成されている。
次いで、ベース体61とカバー体62とを連結ピン100によって一体に固定する。即ち、ベース側連結部63とカバー側連結部71とが当接した状態(図10の状態)で、カバー側連結部71(外筒体71G)の上方より連結ピン100を挿入し、カバー側連結部71に形成されたピン貫通孔74を貫通させる。
連結ピン100をピン貫通孔74に挿入すると、途中で、連結ピン100がカバー側連結部71に保持されたピン仮係止部材80に突き当たる。即ち、連結ピン100の先端突部102eが、ピン仮係止孔82の周縁部に形成された傾斜部84に当接する。傾斜部84は、上述したように、連結ピン100の挿入方向(図10における下方)、即ち、ピン連結部材66に近づく方向にテーパ状に凹んでいるので、連結ピン100をピン連結部材66側(図10における下方)に押し込むことで、この傾斜部84がピン連結部材66側に曲がって、ピン仮係止孔82が一時的に拡径する。すると、連結ピン100の先端突部102eがピン仮係止孔82を通過して、ピン仮係止部材80が連結ピン100の第2小径部102dの周面に一旦係止される(図11の(A)の状態)。ここで、連結ピン100の先端突部102eがピン仮係止孔82を通過する間、ピン仮係止部材80は、係止爪77,77によってカバー側連結部71に保持されたままである。
連結ピン100をさらに押し込むと、連結ピン100の第2小径部102dと拡径部102cとの間の段差部103によって、ピン仮係止部材80の傾斜部84が押圧される。すると、上記したように傾斜部84がピン連結部材66側に曲がって、再び、ピン仮係止孔82が拡径される。そして、連結ピン100の拡径部102cがピン仮係止孔82を通過して、ピン仮係止部材80に形成されたピン仮係止孔82の開口縁が、連結ピン100の第1小径部102bの周面に係止される(図11の(B)の状態)。ここで、連結ピン100の拡径部102cがピン仮係止孔82を通過する間も、ピン仮係止部材80は、係止爪77,77によってカバー側連結部71に保持されたままである。
このように、ピン仮係止部材80が、連結ピン100の第1小径部102bに係止されることで、連結ピン100は、ピン仮係止部材80を介してカバー体62(詳細には、カバー側連結部71)に仮係止された状態となる。そして、連結ピン10が仮係止されることで、例えば、カバー体62とベース体61との連結作業の途中で、連結ピン100がカバー体62のピン貫通孔74から抜け外れることが防止される。なお、この状態(図11の(B)の状態)における連結ピン100の位置が、本発明における「仮係止位置」である。
さて、カバー体62に仮係止された連結ピン100を、さらにピン連結部材66(詳細には、連結壁66S)側に押し込むと、連結ピン100の大径部102aと第1小径部102bとの間に形成された段差部104が、ピン仮係止部材80の傾斜部84に当接して、ピン仮係止部材80がピン連結部材66の連結壁66S側に押しつけられる。すると、ピン仮係止部材80は、連結ピン100に係合したまま係止爪77,77から離脱する。即ち、係止爪77,77によるピン仮係止部材80の保持状態が解除されて、ピン仮係止部材80が連結ピン100と共に、矩形凹所64の内部空間を移動可能な状態となる(図12の(A)の状態)。
ピン仮係止部材80が係止爪77,77が離脱した(ピン仮係止部材80の保持状態が解除された)後で、連結ピン100をピン連結部材66側に向けてさらに押し込むと、連結ピン100の先端突部102eが、連結壁66Sに形成された係合孔67の周縁部に当接する。係合孔67の周縁部には、矩形凹所64の底面64S側に傾斜した突片68が形成されており、この突片68が、連結ピン100からの押圧力によって矩形凹所64の底面64S側に押し曲げられて、係合孔67の径が一時的に拡径する。係合孔67の内径が拡径することで、連結ピン100の先端突部102eが係合孔67を通過すると、突片68は元の形状に復元する。即ち、係合孔67の内径が元の大きさに縮径し、ピン連結部材66の連結壁66Sが連結ピン100の第2小径部102dの周面に凹凸係合する。
また、連結ピン100とピン連結部材66とが係合するのとほぼ同時に、連結ピン100のヘッド部101が、カバー側連結部71のピン貫通孔74の周縁部に当接する。これにより、連結ピン100のピン貫通孔74に対する挿入方向への抜け外れが防止されると共に、ベース側連結部63とカバー側連結部71とが連結ピン100によって連結され、ベース体61とカバー体62とが合体(開放困難に係合)される(図12の(B)の状態)。なお、連結ピン100のヘッド部101とピン貫通孔74の周縁部は、本発明の「抜け外れ防止部」に相当する。
ここで、図12の(A)及び(B)に示すように、ピン仮係止部材80がカバー側連結部71から離脱した(係止爪77,77によるピン仮係止部材80の保持状態が解除された)後で、連結ピン100がピン連結部材66側へ押し込まれると、この連結ピン100の移動に伴って、ピン仮係止部材80もピン連結部材66側へと移動する。つまり、矩形凹所64の内部空間におけるピン仮係止部材80の位置は、連結ピン100がピン連結部材66と係合する前(図11及び図12の(A)の状態)と係合した後(図12の(B)の状態)とで変位する。
そして、ベース側連結部63は、透明な合成樹脂で構成されているので、ベース側連結部63に形成された矩形凹所64の内部空間は、ベース側連結部63の外部から視認することができる。即ち、連結ピン100がピン連結部材66と係合する前の状態(図11及び図12の(A)の状態)と係合した後の状態(図12の(B)の状態)における連結ピン100の位置を、ベース側連結部63の側壁91を通して外部から視認することができる。
ところで、本実施形態では、ピン連結部材66に係合した連結ピン100を、ピン貫通孔74から引き抜くと以下のようになる。即ち、連結ピン100がカバー側連結部71側に引かれることで、ピン仮係止部材80が連結ピン100と共にカバー側連結部71側に移動する。そして、ピン仮係止部材80の周縁部が、係止爪77,77の先端部を乗り越えて円筒壁75の下端部75Kに当接する。この状態から、さらに連結ピン100が引っ張られると、連結ピン100の第1小径部102bと拡径部102cとの間の段差部105(図4を参照)によってピン仮係止部材80の傾斜部84が押し上げられ、円筒壁75の内側に***するように変形する(図13の(A)の状態)。
そして、連結ピン100がさらに引っ張られることで、ピン仮係止部材80の変形量は次第に大きくなり、ついには破損する(割れる)。これにより、ピン仮係止部材80が連結ピン100から離脱して、連結ピン100がピン貫通孔74から抜かれる(図13の(B)の状態)。
さて、ピン仮係止部材80が破損すると、連結ピン100をカバー側連結部71に仮係止することが不可能となる。つまり、過去に連結ピン100が引き抜かれたことがあるカバー側連結部71では、連結ピン100を仮係止することができなくなる。また、図13の(B)に示すように、ピン仮係止部材80の破損部分が矩形凹所64の内部空間に残る場合もあり、この場合には、ベース側連結部63の側壁91から破損部分を視認することができる。これらにより、過去に連結ピン100が引き抜かれたことがあるか否かを容易に判別することができる。なお、連結ピン100が引き抜かれたことがあるか否かに基づいて、例えば、過去に基板ケース60が不正に開放されたことがあるか否かを見分けることが可能となる。
このように本実施形態によれば、ピン仮係止部材80が、カバー側連結部71に予め保持されており、連結ピン100がピン貫通孔74を貫通するときに、連結ピン100に装着されるので、従来のように、一方の手で連結ピンを持ち、他方の手でピン仮係止部材を装着する場合に比較して、ピン仮係止部材80の装着作業の手間が軽減される。
また、ピン仮係止部材80が連結ピン100に装着されると、ピン仮係止部材80は連結ピン100と共に移動し、連結ピン100がピン連結部材66と係合する前と係合した後とで、ピン仮係止部材80の位置が変位する。そして、ピン仮係止部材80の位置は、ベース側連結部63の外部から視認可能となっているので、連結ピン100がピン連結部材66と係合しているか否か、即ち、ベース体61とカバー体62とが連結ピン100によって合体(開放困難に係合)されているか否かが確認し易くなる。さらに、ピン仮係止部材80は、ベース側連結部63とは異なり有色(例えば、青色)の樹脂で構成されているので、ベース側連結部63の矩形凹所64におけるピン仮係止部材80の位置がより視認し易くなる。
[第2実施形態]
図14〜図16は本発明の第2実施形態を示す。
この第2実施形態は、連結ピンの形状を上記第1実施形態とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図14に示すように、本実施形態の連結ピン200は、全体が、例えば、金属で構成され、ヘッド部101から延びたピン本体202の周面に、1対の可撓部材203,203を一体に備えてなる。
具体的には、可撓部材203,203は、ピン本体202のうち、第1小径部102bと拡径部102cとの間の境界部分204に形成され、ヘッド部101側に向かって斜めに起立している。即ち、可撓部材203は、基端部203Kから先端部203Sに向かうに従って第1小径部102bの周面から離れるように斜めに張り出している。そして、可撓部材203,203の先端部203S,203S同士の間の距離は、ピン貫通孔74の内径よりも大きくなっている。なお、可撓部材203は先細り形状をなしている。
さらに、本実施形態の連結ピン200には、圧縮コイルバネ205が取り付けられている。圧縮コイルバネ205は大径部102aの外側に巻回され、一端がヘッド部101に固定されている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
連結ピン200をカバー側連結部71のピン貫通孔74に挿入すると、途中で可撓部材203が、ピン貫通孔74の周縁部に接触する。この状態から連結ピン200をベース側連結部63側へ押し込むと、可撓部材203がピン貫通孔74の周縁部によって内側に押され、連結ピン200の移動に伴って、徐々に第1小径部102bの周面に近づくように弾性変形する。換言すれば、可撓部材203が弾性変形して、ピン本体202の周面のうち、大径部102aと拡径部102cとの間に形成された凹所206内に徐々に収納される(図15の(A)の状態)。
可撓部材203は、前記凹所206に収納された状態(図15の(A)の状態)でピン貫通孔74を通り、先端部203Sがピン貫通孔74を通過した時点で、元の形状に復元する。即ち、可撓部材203は、ピン貫通壁71Sよりもピン連結部材66側の空間(本発明における「奥部空間」に相当する)内で、第1小径部102bから離れるように側方に張り出し、先端部203S同士の間の距離が、ピン貫通孔74の内径よりも大きくなる。また、このとき、圧縮コイルバネ205がヘッド部101とピン貫通壁71Sとの間で圧縮されるので、圧縮コイルバネ205の弾発力によって可撓部材203の先端部203Sが、ピン貫通孔74のベース側連結部63側の周縁部に押し付けられる(図15の(B)の状態)。つまり、圧縮コイルバネ205と可撓部材203によって、ピン貫通壁71Sを挟むことで、連結ピン200がカバー側連結部71に仮係止され、連結ピン200のピン貫通孔74からの抜け止めが図られる。
カバー側連結部71に仮係止された連結ピン200をさらに押し込むと、連結ピン200の先端突部102eがピン連結部材66に形成された係合孔67を貫通し、連結ピン200とピン連結部材66が凹凸係合する。また、このとき、大径部102aに巻回された圧縮コイルバネ205が連結ピン200のヘッド部101とピン貫通壁71Sとの間でさらに圧縮される(図16の(A)の状態)。
さて、ピン連結部材66に係合した連結ピン200を引き抜くと以下のようになる。まず、連結ピン200とピン連結部材66との係合が解除され、圧縮変形されていた圧縮コイルバネ205が元の形状に復元する。すると、連結ピン200は、圧縮コイルバネ205の弾発力によって、ピン貫通孔74から押し出されるようにカバー側連結部71側に直動する。そして、連結ピン200に備えた可撓部材203が、ピン貫通孔74のベース側連結部63側の周縁部に当接する(図15の(B)の状態)。
連結ピン200がさらに引っ張られると、可撓部材203は、ピン貫通孔74のベース側連結部63側の周縁部に押しつけられて、第1小径部102bの周面から離れるように外側へ曲げられる。そして、連結ピン200がカバー側連結部71側に移動するに従って、可撓部材203の変形量は大きくなり、ついには基端部203Kから折れて、連結ピン200から離脱する。そして、可撓部材203,203が連結ピン200から離脱することで、連結ピン200がピン貫通孔74から引き抜かれる(図16の(B)の状態)。
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様な効果を奏することができる。また、連結ピン200をピン貫通孔74から引き抜くと、連結ピン200に一体に備えられた可撓部材203,203が破損して離脱する。これにより、一度、ピン貫通孔74から引き抜かれた連結ピン200は、再度、カバー側連結部71に仮係止させることが不可能となる。また、可撓部材203の破損部分が矩形凹所64の内部空間に残る場合があり、この場合には、ベース側連結部63の側壁91からその破損部分を視認することができる。これらにより、連結ピン200が引き抜かれたか否かを容易に判別することができる。
[第3実施形態]
図17〜図19は本発明の第3実施形態を示す。
この第3実施形態は、連結ピンの形状のみが上記第2実施形態とは異なるので、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図17に示すように、本実施形態の連結ピン210は、ヘッド部211から延びたピン本体212の周面に、1対の可撓部材203,203を備えると共に、ピン本体212のうち、可撓部材203,203よりもヘッド部211側の周面に、1対の可撓片214,214を備えてなる。
ヘッド部211は、扁平円板形状をなすと共に、ピン本体212が延設された側の面には、1対の脚部215,215が形成されている。脚部215は、例えば、ヘッド部211の周方向において互いに180°離れた位置に設けられ、ヘッド部211の外縁部分からピン本体212の先端に向かって突出している。
可撓片214は、ピン本体212の周方向において互いに180°離れた位置に設けられている。可撓片214は、連結ピン210の先端に向かって斜めに起立している。即ち、可撓片214は、基端部214Kから先端部214Sに向かって、徐々に第1小径部102bの周面から離れるように延びており、先端部214Sは、ヘッド部211に形成された脚部215よりも先端側に位置している。そして、可撓片214の先端部214S同士の間の距離は、ピン貫通孔74の内径よりも大きくなっている。なお、また、可撓片214は、先細り形状をなしている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
連結ピン210をピン貫通孔74に挿入すると、途中で可撓部材203が、ピン貫通孔74の周縁部に接触する。この状態から連結ピン210を押し込むと、可撓部材203がピン貫通孔74の周縁部によって内側に押され、連結ピン210の移動に伴って、徐々に第1小径部102bの周面に近づくように弾性変形する(図18の(A)を参照)。
可撓部材203は、ピン貫通孔74を通過すると元の形状に復元し、第1小径部102bの周面から離れるように側方に張り出す。また、このとき、可撓片214がピン貫通孔74の周縁部に突き当たり、可撓片214,214が互いに離れるように外側に向かって僅かに弾性変形するので、この可撓片214の復元力によって可撓部材203の先端部203Sが、ピン貫通孔74のベース側連結部63側の周縁部に押し付けられる(図18の(B)の状態)。つまり、可撓片214と可撓部材203によって、ピン貫通壁71Sを挟むことで、連結ピン210がカバー側連結部71に仮係止され、連結ピン210のピン貫通孔74からの抜け止めが図られる。
仮係止された連結ピン210をさらに押し込むと、連結ピン210の先端突部102eがピン連結部材66に形成された係合孔67を貫通し、連結ピン210とピン連結部材66とが凹凸係合する。このとき、ピン本体212から張り出した可撓片214は、ピン貫通壁71Sに押しつけられることで外側に大きく変形し、ついには折れて連結ピン210から離脱する。ここで、ヘッド部211に形成された脚部215がピン貫通壁71Sに突き当たることで、ヘッド部211とピン貫通壁71Sとの間に隙間が形成され、連結ピン210から離脱した(折れた)可撓片214,214は、この隙間に収容される。(図19の(A)を参照)
ピン連結部材66に係合した連結ピン210を引き抜くと以下のようになる。即ち、連結ピン210に備えた可撓部材203がピン貫通孔74のベース側連結部63側の周縁部に当接して、ピン本体212の周面から離れるように外側へ曲げられる。さらに連結ピン210が引っ張られることで、可撓部材203の変形量はさらに大きくなり、ついには基端部203Kから折れて連結ピン210から離脱する(図19の(B)を参照)。本実施形態によっても、上記第2実施形態と同様な効果を奏することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態パチンコ遊技機に本発明を適用していたが、配線基板を収納する基板カバーを備えた遊技機であれば、アレンジボールやコイン遊技機、スロットマシン等に備えてもよい。
(2)上記第1実施形態では、ピン仮係止部材80を係止爪77,77によってピン貫通孔74の周縁部に保持していたが、図20に示すように、粘着部材90(例えば、両面テープや接着剤等)によって、ピン仮係止部材80をピン貫通孔74の周縁部に貼り付けておいてもよい。このようにすれば、係止爪77,77で保持した場合よりも、ピン仮係止部材80の保持部分の構造を簡素化することができる。また、円筒壁75の内周面に環状の溝を形成し、その溝にピン仮係止部材80の外周縁を係止させてもよい。
(3)上記第1実施形態において、ピン仮係止部材80に形成された傾斜部84に、例えば、図21に示すように、ピン仮係止孔82の中心から放射状に延びた切り欠き85を形成してもよい。このようにすれば、傾斜部84がピン連結部材66側へ曲がり易くなり、よりスムーズに連結ピン100を挿通させることができる。
(4)上記第1実施形態において、ピン仮係止部材80は、青色の合成樹脂で構成されていたが、カバー側連結部71及びベース側連結部63と異なる色であれば、他の色でもよい。
(5)上記第1実施形態では、ピン仮係止孔82をピン仮係止部材80の中心部に形成していたが、ピン仮係止部材80の中心からずれた位置に形成してもよい。
(6)上記第1実施形態では、ピン仮係止部材80は、偏平な円板状をなしていたが、連結ピン100を引き抜いたときに破損する形状であればよく、矩形板状でもよいし、塊状(例えば、球形状、直方体形状等)でもよい。
(7)上記第1〜第3実施形態では、メイン制御基板50を収容した基板ケース60に本発明が適用されていたが、他の配線基板を収容した基板ケースに適用してもよい。
(8)上記第2及び3実施形態において、連結ピン200,210に備えられた可撓部材203は、2つであったが、1つ若しくは3つ以上備えていてもよい。
(9)上記第1〜第3実施形態では、連結ピン100,200,210がピン貫通孔74から引き抜かれた場合に、ピン仮係止部材80及び可撓部材203が割れて、連結ピン100,200,210から離脱するように構成されていたが、ピン仮係止部材80及び可撓部材203が、連結ピン100,200,210を仮係止不可能な形状に変形すればよい。
(10)上記第1〜第3実施形態では、連結ピン100,200,210を金属製としていたが、他の材質(例えば合成樹脂)でもよい。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の背面図 基板ケースの斜視図 連結ピンの正面図 ベース体及びベース側連結部の平面図 ベース体及びベース側連結部の側断面図 カバー体及びカバー側連結部の平面図 カバー体及びカバー側連結部の側断面図 (A)ピン仮係止部材の平面図(B)ピン仮係止部材の側断面図 ベース体とカバー体とが合体した状態における側断面図 (A)連結ピンの先端突部がピン仮係止部材を貫通した状態の側断面図(B)連結ピンが仮係止された状態の側断面図 (A)ピン仮係止部材の係止爪による保持状態が解除されたときの側断面図(B)連結ピンがピン連結部材と凹凸係合した状態の側断面図 (A)連結ピンをピン貫通孔から引き抜く方向へ引っ張ったときの側断面図(B)連結ピンがピン貫通孔から引き抜かれたときの側断面図 第2実施形態に係る連結ピンの正面図 (A)可撓部材がピン貫通孔を通過しているときの側断面図(B)連結ピンが仮係止された状態の側断面図 (A)連結ピンがピン連結部材と凹凸係合した状態の側断面図(B)連結ピンがピン貫通孔から引き抜かれたときの側断面図 第3実施形態に係る連結ピンの正面図 (A)可撓部材がピン貫通孔を通過しているときの側断面図(B)連結ピンが仮係止された状態の側断面図 (A)連結ピンがピン連結部材と凹凸係合した状態の側断面図(B)連結ピンがピン貫通孔から引き抜かれたときの側断面図 他の実施形態(2)に係るベース側連結部及びカバー側連結部の側断面図 他の実施形態(3)に係るピン仮係止部材の平面図
符号の説明
60 基板ケース
61 ベース体(基板ケース構成体)
62 カバー体(基板ケース構成体)
63 ベース側連結部(第2のケース壁)
64 矩形凹所(奥部空間)
66 ピン連結部材
67 係合孔(ピン貫通抜止部)
68 突片(ピン貫通抜止部)
71 カバー側連結部(第1のケース壁)
74 ピン貫通孔
77 係止爪
80 ピン仮係止部材(ピン仮係止部)
82 ピン仮係止孔
84 傾斜部
90 粘着部材
91 側壁(視認部)
100,200,210 連結ピン
101,211 ヘッド部(抜け外れ防止部)
203 可撓部材
205 圧縮コイルバネ
214 可撓片

Claims (11)

  1. 配線基板を収容した閉塞空間を有する基板ケースと、
    前記配線基盤を内側に配置した状態で合体して前記基板ケースを構成する1対の基板ケース構成体と、
    前記1対の基板ケース構成体に備えられて、互いに対向配置される第1及び第2のケース壁と、
    前記第1のケース壁に形成されたピン貫通孔を貫通して、前記第2のケース壁に向けて挿入される連結ピンと、
    前記連結ピンと前記1対の基板ケース構成体の一方又は双方に設けられ、前記ピン貫通孔を貫通した前記連結ピンが、前記挿入方向に抜け外れるのを防止する抜け外れ防止部と、
    前記第2のケース壁に固定されたピン連結部材と、
    前記ピン連結部材に形成されて、前記連結ピンの先端部が貫通し、その連結ピンの周面に凹凸係合することで、前記連結ピンを抜け止めするピン貫通抜止部とを備え、
    前記第1のケース壁の前記ピン貫通孔を貫通した前記連結ピンが前記第2のケース壁に固定された前記ピン連結部材に係合することで、前記1対の基板ケース構成体が開放困難に係合される遊技機において、
    前記第1及び第2のケース壁を接合したとき、それら第1及び第2のケース壁に跨って連通し、前記連結ピンが内部を移動する空洞部と、
    前記第1又は第2のケース壁に予め保持されたピン仮係止部材、或いは、前記連結ピンから側方に張り出された可撓部材の何れかによって構成されて、前記空洞部内に配置され、前記連結ピンを前記第1のケース壁の前記ピン貫通孔に貫通したときに、前記連結ピンの先端を前記ピン連結部材から離した仮係止位置に仮係止すると共に、前記連結ピンが前記仮係止位置から前記ピン連結部材に向けて押し込まれたときに、前記連結ピンと共に前記空洞部内を移動するピン仮係止部と、
    前記第1及び/又は第2のケース壁に形成されて、前記ピン仮係止部の前記移動前の状態と後の状態とを前記ケース構成体の外部から視認可能とする視認部とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ピン仮係止部材は、前記第1のケース壁と共に前記連結ピンが貫通する板状をなし、その連結ピンが貫通するピン仮係止孔の開口縁が、前記連結ピンの軸方向の中間部に係止したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1又は第2のケース壁には、前記ピン仮係止部材の外縁部を保持し、前記連結ピンが前記仮係止位置から前記ピン連結部材に向けて押し込まれたときに前記保持を解除可能な係止爪或いは粘着部材が備えられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記空洞部には、前記ピン貫通孔と、
    前記第1又は第2のケース壁に形成されて、前記ピン貫通孔より前記ピン連結部材側に位置しかつ前記ピン貫通孔より開口面積が広く、内部に前記ピン仮係止部材を収容した奥部空間とが備えられ、
    前記ピン仮係止部材は、前記連結ピンを前記第1のケースから抜いたときに、前記ピン貫通孔の開口端に当接して破損するように構成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記ピン仮係止部材のうち前記ピン仮係止孔の縁部を、前記ピン連結部材に近づく方向にテーパー状に凹ませて傾斜部を設けたことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記ピン仮係止部材は、合成樹脂で構成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記ピン仮係止部材は、前記連結ピン及び前記第1及び第2のケース壁と異なる色を有していることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記可撓部材は、前記連結ピンの周面から斜め後方に向かって起立し、
    前記空洞部には、前記ピン貫通孔と、前記第1又は第2のケース壁に形成されて、前記ピン貫通孔より前記ピン連結部材側に位置しかつ前記ピン貫通孔より開口面積が広い奥部空間とが備えられ、
    前記可撓部材は、前記ピン貫通孔内に弾性変形して通過し、前記奥部空間内で復元するように構成され、
    前記連結ピンの後端部には、前記連結ピンに備えられた前記抜け外れ防止部と前記ピン貫通孔の一方の開口端との間で圧縮変形され、前記可撓部材を前記ピン貫通孔の他方の開口端に押し付ける圧縮コイルバネが備えられたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  9. 前記圧縮コイルバネは、前記連結ピンと前記ピン連結部材との係合が外れたときに、前記連結ピンを前記ピン貫通孔から押し出すように復元することを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 前記可撓部材は、前記連結ピンの周面から斜め後方に向かって起立し、
    前記空洞部には、前記ピン貫通孔と、前記第1又は第2のケース壁に形成されて、前記ピン貫通孔より前記ピン連結部材側に位置しかつ前記ピン貫通孔より開口面積が広い奥部空間とが備えられ、
    前記可撓部材は、前記ピン貫通孔内に弾性変形して通過し、前記奥部空間内で復元するように構成され、
    前記連結ピンの後端部には、前記連結ピンに備えられた前記抜け外れ防止部と前記ピン貫通孔の一方の開口端との間で弾性変形され、前記可撓部材を前記ピン貫通孔の他方の開口端に押し付ける可撓片が備えられたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  11. 前記可撓部材は、前記連結ピンを前記第1のケース壁から抜いたときに、前記ピン貫通孔の開口端に当接して破損するように構成されたことを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の遊技機。


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