JP4312133B2 - 二次空気供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化装置よりも上流側に二次空気を供給する二次空気供給装置に関する。
内燃機関においては、排気通路に酸化機能を有する触媒を配置し、排気ガス中の一酸化炭素(以下、「CO」と称する)、ハイドロカーボン(以下、「HC」と称する)、窒素酸化物(以下、「NOx」と称する)成分を低減して浄化を図るようにした排気浄化装置を設けることが知られている。さらに、排気通路に接続された開閉弁を有する二次空気供給通路にエアポンプから空気を圧送することによって、排気管内に二次空気を供給して酸素濃度を高くし、これにより、排気ガス中のHC、COを酸化させて排気ガスの浄化を促進する技術が知られている。
特許文献1には、二次空気の流れる方向に対して上流側から順番にエアポンプ、開閉弁および逆止弁が設けられている二次空気供給通路を備えた二次空気供給装置が開示されている。特許文献1における二次空気供給装置はエアポンプと開閉弁との間、または開閉弁と逆止弁との間に圧力センサが設けられている。このような二次空気供給装置においてエアポンプまたは開閉弁などの構成部品に異常が生じる場合には、排気ガスの浄化効率が低下してエミッションが悪化するので、圧力センサにより検出される圧力値および/または圧力変化量に応じて構成部品に異常があるか否かを診断している(特許文献1を参照されたい)。
特開2003−83048号公報(第1図)
ところで、内燃機関が搭載される車両は、通常はバッテリを含んでいる。このバッテリは車両の照明装置のために使用されるだけでなく、内燃機関を駆動するためにも使用されている。例えば、バッテリは内燃機関の点火装置に接続され、点火装置を始動するのに使用されている。さらに、バッテリは二次空気供給装置の構成部品、例えばエアポンプおよび/または開閉弁を駆動するためにも使用されている。
このようなバッテリの電圧は、バッテリに接続された上記部品、つまり、照明装置、点火装置、エアポンプおよび開閉弁などの使用時に一時的に低下し、これら部品の使用を停止すると再び上昇する。このようなバッテリ電圧の低下傾向および上昇傾向は一定ではなく、照明装置などの電気負荷量、点火装置の使用頻度に基づく機関回転数変化、内燃機関に搭載された発電機の容量およびバッテリの容量および劣化度合などに応じて変化する。なお、当然のことながら、バッテリの電圧はこれら部品の使用を繰り返すことにより次第に低下する。
バッテリの電圧が或る程度低くなると二次空気供給装置の異常検出が誤検出となる可能性が高まることが知られているので、バッテリ電圧が所定の値よりも小さくなった後は通常は構成部品に関する異常検出は行われていない。
しかしながら、バッテリ電圧が所定の値よりも小さくなったとしても、バッテリはまだ他の用途、例えば点火装置などに利用できるので、当該バッテリは前記所定の値よりもさらに小さい他の所定の値になるまでそのまま使用される。そして、バッテリの電圧が他の所定の値を下回るとバッテリの交換および/または充電が行われ、構成部品の異常検出が再び行われるようになる。つまり、バッテリの電圧が前記所定の値と他の所定の値との間に在る間は構成部品の異常検出は行われないので、バッテリ電圧の値に応じて異常検出が行われるか否かが決定される場合には、構成部品の異常検出の機会が制限される。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、誤検出の発生を抑制しつつ、構成部品の異常検出の機会向上を図ることのできる二次空気供給装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化装置よりも上流側に二次空気を供給する二次空気通路と、前記二次空気通路に設けられていて二次空気を供給するポンプと、該ポンプを駆動するのに用いられるバッテリと、該バッテリの電圧値を検出するバッテリ電圧検出手段と、前記二次空気通路を開閉する少なくとも一つの開閉手段と、前記ポンプと前記開閉手段との間に配置されていて前記二次空気通路の圧力を検出する圧力センサと、前記開閉手段の開放時と閉鎖時とにおいて前記圧力センサにより検出された圧力値と圧力変化量とに基づいて前記ポンプおよび/または前記開閉手段の異常を検出する異常検出手段とを具備し、前記開閉手段の開放時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値と、前記開閉手段の閉鎖時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値との間の電圧変化量が所定の電圧変化量よりも大きい場合には、前記異常検出手段による前記ポンプおよび/または前記開閉手段の異常検出を停止するようにした二次空気供給装置が提供される。
電圧変化量が所定の値よりも大きい場合には二次空気通路を流れる空気についての流量変化量も大きくなり、従って、圧力変化量も大きくなる。前記ポンプおよび/または開閉手段が異常であるか否かの判断は、二次空気通路内の圧力値および/または圧力変化量に基づいて行われるので、電圧変化量が所定の値よりも大きい場合に圧力変化量が、異常検出の結果に影響を与えるのに十分に大きいと判断できる。このため、1番目の発明において、電圧変化量が所定の値よりも大きい場合には、異常検出を停止し、それにより、誤検出が生じるのを抑制することができる。また、1番目の発明においては、バッテリの電圧自体が比較的小さい場合であっても、バッテリの電圧変化量が所定の値よりも小さいのであれば、異常検出を行うことが可能であるので、前記ポンプおよび/または開閉手段に関する異常検出の機会向上を図ることも可能である。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記所定の電圧変化量は、前記二次空気供給装置が設けられた内燃機関の機関回転数と、該内燃機関の機関負荷と、前記バッテリの電圧値とのうちの少なくとも一つに応じて定められる。
すなわち2番目の発明においては、所定の電圧変化量を比較的簡単な構成で定めることができる。
3番目の発明によれば、1番目の発明において、前記開閉手段の開放時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値と、前記開閉手段が開放する直前における前記開閉手段の閉鎖時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値との間の電圧変化量が所定の電圧変化量よりも大きい場合には、前記異常検出手段は前記ポンプおよび前記開閉手段のうちの少なくとも一方の異常検出を停止するようにした。
各発明によれば、誤検出の発生を抑制しつつ、構成部品の異常検出の機会向上を図ることができるという共通の効果を奏しうる。
さらに、2番目の発明によれば、所定の電圧変化量を比較的簡単な構成で定めることができるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に基づく二次空気供給装置を示す概略図である。本発明の二次空気供給装置30は内燃機関1、例えば多気筒V型ガソリンエンジンに取付られている。図1に示されるように内燃機関1の左右両バンクの気筒は相互に独立した排気マニホルド4a、4bを介して排気管7a、7bにそれぞれ連結されている。また、排気管7a、7bには酸化機能を有する触媒を担持した触媒コンバータ5a、5bがそれぞれ設けられている。後述するように、これら触媒コンバータ5a、5bは排気浄化装置としての役目を果たす。さらに、排気管7a、7bの触媒コンバータ5a、5bの上流側には二次空気供給口8a、8bがそれぞれ設けられている。これら二次空気供給口8a、8bは後述する二つの分岐管23a、23bにそれぞれ接続されている。さらに、排気管7a、7bにおいてはOセンサ6a、6bが触媒コンバータ5a、5bの上流にそれぞれ設けられると共に、Oセンサ16a、16bが触媒コンバータ5a、5bの下流にそれぞれ設けられている。従って、触媒コンバータ5a、5bの上流および下流のO濃度を測定することによって、触媒コンバータ5a、5bにおいて消費されたO量を算出することが可能となる。一方、内燃機関の左右両バンクの気筒に吸気ガスを供給する吸気管3にはスロットル弁3aが設けられており、この吸気管3はエアクリーナ2に接続されている。エアクリーナ2とスロットル弁3aとの間には空気量(一次空気量)を測定するためのエアフロメータ3bが設けられている。さらに、吸気温度を測定するための温度センサ3cが吸気管3に設けられている。
二次空気供給装置30はエアクリーナ20から延びる空気取入管21を有している。空気取入管21は電動エアポンプ9に接続されており、二次空気供給管22が電動エアポンプ9から延びている。図示されるように二次空気供給管22は二つの分岐管23a、23bに分岐しており、これら分岐管23a、23bは排気管7a、7bの二次空気供給口8a、8bにそれぞれ接続している。図1に示されるように、二次空気供給管22には制御弁V0が設けられている。さらに、分岐管23aには制御弁V1が設けられており、分岐管23bには制御弁V2が設けられている。図1に示される上流側の制御弁V0は後述するECU50によって二次空気供給管22および分岐管23a、23b内を流れる二次空気量を制御するよう開閉する電磁弁である。また、下流側の制御弁V1、V2は、エアスイッチングバルブ(ASV)またはバキュームスイッチングバルブ(VSV)である。当然のことながら、上流側の制御弁V0がASVまたはVSVであってもよく、下流側の制御弁V1、V2が電磁弁であってもよい。さらに、圧力センサ33が二次空気供給管22において制御弁V0の上流に設けられている。すなわち、図1に示される実施形態においては、圧力センサ33は電動エアポンプ9と制御弁V0との間に配置されている。
一方、図1に示される実施例では機関の出力軸に変速機35が連結され、変速機35の出力軸36に電気モータ37が連結されている。この場合、変速機35としては、トルクコンバータを具えた通常の自動変速機、各種の無段変速機、或いはクラッチを具えた手動変速機におけるクラッチ操作および変速操作を自動的に行うようにした形式の自動変速機等を用いることができる。
また、変速機35の出力軸36に連結された電気モータ37は機関の駆動力とは別個に駆動力を発生する駆動力発生装置を構成している。図1に示される実施例ではこの電気モータ37は変速機35の出力軸36上に取付けられかつ外周面に複数個の永久磁石を取付けたロータ38と、回転磁界を形成する励磁コイルを巻設したステータ39とを具備した交流同期電動機からなる。ステータ39の励磁コイルはモータ駆動制御回路40に接続され、このモータ駆動制御回路40は直流高電圧を発生するバッテリ41に接続される。このため、図示される内燃機関をハイブリッドエンジンとして使用することが可能である。なお、図1等には示さないものの、バッテリ41は内燃機関1が搭載された車両の照明装置、内燃機関1の点火装置(図示しない)、スロットル弁3aを制御するためのステップモータ(図示しない)、上流側の制御弁V0、および電磁弁である場合には下流側の制御弁V1、V2に接続されている。
電子制御ユニット50はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス51によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)52、RAM(ランダムアクセスメモリ)53、CPU(マイクロプロセッサ)54、入力ポート55および出力ポート56を具備する。図1に示されるように触媒コンバータ5a、5bの上流に設けられたOセンサ6a、6bおよび触媒コンバータ5a、5bの下流に設けられたOセンサ16a、16bの出力信号は対応するAD変換器57を介して入力ポート55に入力される。また、エアフロメータ3bの出力信号も、対応するAD変換器57を介して入力ポート55に入力される。さらに、二次空気供給管22に設けられた圧力センサ33の出力信号も、対応するAD変換器57を介して入力ポート55に入力される。さらに、吸気通路に設けられた温度センサ3c、および機関冷却水の温度センサ(図示しない)からの出力信号も、対応するAD変換器57を介して入力ポート55に入力される。アクセルペダル44にはアクセルペダル44の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ45が接続され、負荷センサ45の出力電圧は対応するAD変換器57を介して入力ポート55に入力される。また、入力ポート55にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ、いわゆる回転数センサ46が接続される。一方、出力ポート56は対応する駆動回路58を介して内燃機関1の燃料噴射弁(図示しない)、スロットル弁3aを制御するためのステップモータ(図示しない)、二次空気供給管22の制御弁V0、分岐管23a、23bの制御弁V1、V2および電動エアポンプ9に接続される。また、入力ポート55には変速機35の変速比又は変速段、および出力軸36の回転数等を表わす種々の信号が入力される。さらに、バッテリ41の電圧を検出する電圧計42も対応するAD変換器57を介して入力ポート55に接続されている。
電気モータ37のステータ39の励磁コイルへの電力の供給は通常停止せしめられており、このときロータ38は変速機37の出力軸36と共に回転している。一方、電気モータ37を駆動せしめるときにはバッテリ41の直流高電圧がモータ駆動制御回路40において周波数がfmで電流値がImの三相交流に変換され、この三相交流がステータ39の励磁コイルに供給される。この周波数fmは励磁コイルにより発生する回転磁界をロータ38の回転に同期して回転させるのに必要な周波数であり、この周波数fmは出力軸36の回転数に基づいてCPU54で算出される。モータ駆動制御回路40ではこの周波数fmが三相交流の周波数とされる。
一方、電気モータ37の出力トルクは三相交流の電流値Imにほぼ比例する。この電流値Imは電気モータ37の要求出力トルクに基づきCPU54において算出され、モータ駆動制御回路40ではこの電流値Imが三相交流の電流値とされる。また、外力により電気モータ37を駆動する状態にすると電気モータ37は発電機として作動し、このとき発生した電力がバッテリ41に回生される。外力により電気モータ37を駆動すべきか否かはCPU54において判断され、外力により電気モータ37を駆動すべきであると判別されたときにはモータ制御回路40により電気モータ37に発生した電力がバッテリ41に回生されるように制御される。
触媒コンバータ5a、5b内に配置されていて酸化機能を有する触媒としては、酸化触媒、三元触媒、または吸蔵されたNOxを放出し還元浄化する吸蔵還元型NOx触媒を用いることができる。なお、NOx触媒は燃焼室における平均空燃比がリッチになるとNOxを放出する機能を有する。NOx触媒は例えばアルミナを担体とし、この担体上に例えばカリウムK、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つと、白金Ptのような貴金属とが担持されている。
この二次空気供給装置30は、主に冷間始動時等の燃料濃度が高く、空燃比が小さく、かつ排気浄化装置としての触媒コンバータ5a、5bが十分に昇温しておらず、その機能が十分に発揮されにくい状況において使用される。そして、本発明の二次空気供給装置30は二次空気を二次空気供給口8a、8bから排気管7a、7bに供給するように始動するとき、特に二次空気の供給を一旦停止し、再び二次空気供給のために始動するときに使用されるものである。
図2は、本発明に基づく二次空気供給装置の構成部品のタイムチャートなどを示す図である。二次空気供給装置30に備えられた構成部品とは、電動エアポンプ9、上流側の制御弁V0、下流側の第一の制御弁V1および下流側の第二の制御弁V2のことを意味している。以下、図2を参照しつつ、二次空気供給装置30に備えられた構成部品が正常な場合の挙動について簡単に説明する。
図2の左方に示されるように、エアポンプ9が停止していると共に上流側の制御弁V0ならびに下流側の第一および第二の制御弁V1、V2が閉鎖している状態、つまり二次空気が二次空気供給管22に流れていない場合に、二次空気供給装置30の構成部品の異常判別が開始される。そして、図2に示されるように構成部品の異常判別をする際には、はじめに時刻t1においてエアポンプ9を駆動する。上流側の制御弁V0は閉鎖しているので、圧力センサ33により検出される二次空気供給管22内の圧力は圧力P0から圧力P1まで上昇する。次いで、時刻t2において上流側の制御弁V0のみを開放する。これにより、圧力は一旦低下するものの、下流側の制御弁V1、V2が閉鎖されているために、圧力はしばらくした後に再び圧力P1まで上昇する。
そして、時刻t3において分岐管23aに設けられた下流側の第一の制御弁V1を開放する。二次空気は分岐管23aを通って流れるようになるので、二次空気供給管22内の圧力は圧力P1から圧力P2まで低下する。さらに、時刻t4において分岐管23bに設けられた下流側の第二の制御弁V2を開放すると、二次空気供給管22内の圧力は圧力P2から圧力P3まで低下する。制御弁V2開放時には制御弁V1が既に開放されていて二次空気が触媒コンバータ5aまで流れているので、圧力P2と圧力P3との間の圧力変化量ΔP’は、圧力P1と圧力P2との間の圧力変化量ΔPよりも小さい。
さらに、時刻t5において下流側の制御弁V1、V2の両方を閉鎖すると、圧力は圧力P1まで再び上昇する。次いで、時刻t6において上流側の制御弁V0を閉鎖するが、下流側のV1、V2が閉鎖しているために、圧力変化は生じない。その後、エアポンプ9を不作動にすると、二次空気供給管22内の圧力は圧力P0まで低下する。
図2に示されるバッテリ41の電圧に着目すると、バッテリ41の電圧は時刻t1においてエアポンプ9を駆動することにより初期値E0から大幅に低下する。図1に示される実施形態においては、上流側の制御弁V0が電磁弁であるので、時刻t2において制御弁V0を開放することにより電圧は電圧E0’までさらに低下する。その後は、バッテリ41の電圧は時間の経過に伴って徐々に上昇し、時刻t6において制御弁V0を閉鎖すると共に時刻t7においてエアポンプ9を停止することにより電圧E0付近まで戻る。図2においては、時刻t7以降における電圧が電圧E0まで戻っているように示されているが、実際には時刻t7以降における電圧は初期値E0よりもわずかながら低い。
前述したように上記説明は、二次空気供給装置30の構成部品が正常な場合の動作である。従って、実際に検出された圧力P0、P1、P2、P3および圧力変化量ΔP、ΔP’が、実験などにより予め定められた所定の値よりも大きいか否か、または小さいか否かを判定することにより、これら構成部品のそれぞれが異常であるか否かを判断することができる。
ここで、エアポンプ9の異常は、エアポンプ9がON状態のまま不作動にできないON固着と、エアポンプ9がOFF状態のまま起動できないOFF固着とを含んでいる。また、制御弁V0、V1、V2の異常は、制御弁V0、V1、V2のそれぞれが開放状態のまま閉鎖できない開固着と、これら制御弁のそれぞれが閉鎖状態のまま開放できない閉固着とを含んでいる。
このようなエアポンプ9および制御弁V0、V1、V2の前述した異常のそれぞれを診断するために、これら異常のそれぞれに関する診断プログラムが電子制御ユニット50のROM52またはRAM53に予め格納されている。これら診断プログラムの詳細については説明を省略するが、いずれの場合も前述した圧力P0、P1、P2、P3および圧力変化量ΔP、ΔP’に基づいて二次空気供給装置30の構成部品の異常を判定しているものとする。
図3および図4は、本発明に基づく二次空気供給装置の動作ルーチンを示すフローチャートである。この動作ルーチン100は、下流側の第一の制御弁V1についての異常、この場合は開固着検出を行うことを望む際に、その異常検出を実際に行うか否かを判定するプログラムである。
図3における動作ルーチン100のステップ101においては、下流側の第一の制御弁V1が開固着であるかを検出する診断プログラムによる異常の検出が終了していないか否かが判定される。異常の検出が終了していない場合にはステップ102に進む。つまり、図3および図4に示される動作ルーチン100は下流側の第一の制御弁V1に関する診断プログラムと並行して実行されるものとする。
ステップ102においては、二次空気供給制御(添付図面および以下の説明では、単に「AI」と省略する)が現在実行されているか否かが判別される。二次空気供給制御に関するプログラムも別途、電子制御ユニット50のROM52またはRAM53に格納されているものとする。ここで、AIが実行されている場合とは、下流側の制御弁V1、V2の両方が開放していると共に上流側の制御弁V0も開放しており、さらにエアポンプ9が駆動しているために、二次空気が触媒コンバータ5a、5bに供給されている状態を意味している。そして、ステップ102においてAI実行中であると判定された場合にはステップ103に進む。なお、ステップ101において異常検出が終了していると判定された場合、およびステップ102において、AI実行中でないと判定された場合には処理を終了する(図4を参照されたい)。
次いで、ステップ103においては、上流側の第一の制御弁V1が閉鎖しているか否かが判定される。ステップ103を行うのは、動作ルーチン100は制御弁V1に関する診断プログラムの異常検出を実際に行うか否かを判断するプログラムであるので、制御弁V1の開放状態および閉鎖状態の両方におけるバッテリ41の電圧および二次空気供給管22内の圧力が必要なためである。下流側の第一の制御弁V1が閉鎖している場合には、制御弁V2も閉鎖しているものとする(図2を参照されたい)。ステップ103においては、制御弁V1が閉鎖している場合にはステップ104に進み、制御弁V1が開放している場合には処理を終了する。
ステップ104においては、電圧計42により検出されるバッテリ41の現在の電圧Eを閉鎖時電圧E1として取得する。次いで、ステップ105に進み、圧力センサ33により検出される二次空気供給管22内の現在の圧力Pを閉鎖時圧力P1として同様に取得する。閉鎖時電圧E1および閉鎖時圧力P1の取得は下流側の第一の制御弁V1が閉鎖しているときに行うのであるから、図2における時刻t2と時刻t3との間のいずれかの時刻において行われる。ただし、上流側の制御弁V0の開放直後においては空気取入管21内の圧力Pは完全に安定していないので、これら閉鎖時電圧E1および閉鎖時圧力P1の取得は時刻t3の直前に行うのが好ましい。これにより、動作ルーチン100に基づく正確な判断を行うことができる。また、より正確な判断を行うためにこれら閉鎖時電圧E1および閉鎖時圧力P1の取得は同時に行うことが望まれる。
次いで、ステップ106において下流側の第一の制御弁V1を開放する。このことは、図2に示される時刻t3に対応する。次いで、ステップ107においてタイマ(図示しない)を用いて制御弁V1開放後の時間T1を算出する。そして、ステップ108に進んで、制御弁V1開放後の時間T1が所定の時間T0よりも大きいか否かが判定される。
所定の時間T0は制御弁V1の診断プログラムに応じて予め実験等により定められる値であり、制御弁V1が開放してから圧力Pが安定するのに十分な時間であるものとする。図5(a)は、所定の時間T0のマップを示す図である。図5(a)に示されるように、この所定の時間T0は機関負荷Lおよび機関回転数Nの関数として電子制御ユニット50のROM52またはRAM52に格納されている。
ステップ108において、制御弁V1開放後の時間T1が所定の時間T0よりも大きい場合にはステップ109(図4)に進み、また、時間T1が時間T0よりも大きくない場合には処理を終了する。なお、ステップ108において時間T1が時間T0よりも大きくない場合には、ステップ107に戻り、時間T1が時間T0よりも大きくなるまで処理を繰り返すようにしてもよい。
下流側の第一の制御弁V1が開放した後のステップ109においては、電圧計42により検出されるバッテリ41の現在の電圧Eを開放時電圧E2として取得する。開放時電圧E2を取得するときの時刻は、図2における時刻t3よりも後の時刻であり、好ましくは時刻t3と時刻t4との間である。次いで、ステップ110において、閉鎖時電圧E1(ステップ104)から開放時電圧E2を減じることによりバッテリの電圧変化量ΔEを算出する。
ここで、図6を参照すると、図6は、内燃機関に搭載されるバッテリの電圧と二次空気供給通路の流量との関係を示す図である。図6における横軸はバッテリの電圧を示しており、縦軸は二次空気供給通路を通る空気の流量を示している。空気の流量は、二次空気供給通路に設けられた圧力センサからの圧力値と、二次空気供給通路の断面積などを用いることにより算出されるものとする。
図6に示されるように、例えばバッテリの電圧が、図6において比較的大きな電圧EAから電圧EBまで低下した場合には、空気流量は流量QAから流量QBまでわずかながら低下する。一方、バッテリの電圧が比較的小さい電圧ECから電圧EDまで低下した場合には、空気の流量は流量QCから流量QDまで大幅に低下する。図6から分かるように、電圧ECと電圧EDとの間の電圧変化量EC−EDと電圧EAと電圧EBとの間の電圧変化量EA−EBとは等しいものの、電圧変化量EC−EDに対応する流量変化量QC−QDは、電圧変化量EA−EBに対応する流量変化量QA−QBよりもかなり大きくなっている。
また、図7は、二次空気供給通路における二次空気の流量と二次空気の圧力との関係を示す図である。図7においては、横軸は二次空気の圧力を示しており、縦軸は二次空気の流量を示している。図7から分かるように、二次空気の流量は圧力が大きくなるほど指数関数的に増加している。そして、二次空気の流量が流量QAから流量QBまで変化したときには、二次空気の圧力は圧力PAから圧力PBまで低下するものの、その圧力変化量PA−PBは比較的小さいので、圧力変化量に基づく異常検出の結果に影響を与えない。一方、バッテリ電圧が比較的低い場合において、二次空気の流量が流量QCから流量QDまで変化したときにの二次空気の圧力変化量PC−PDは、圧力変化量PA−PBよりもかなり大きく、異常検出の結果に影響を与え、誤検出となる可能性がある。
ところが、バッテリ電圧が比較的低い場合に相当する流量QDから流量QEまで流量がわずかながら低下したとすると、圧力は圧力PDから圧力PEまで低下する。図示されるように、圧力PDと圧力PEとの間の圧力変化量PD−PEは比較的小さいので、このような場合には、バッテリ電圧が比較的低い状態であっても、圧力値および圧力変化量に基づいて行われる構成部品の異常判定に影響を与えることはない。つまり、バッテリ電圧が比較的低い状態であっても、電圧変化量が異常判定に影響を与えない程度に小さいのであれば、構成部品の異常判定を行うようにしてもよい。
再び図4を参照すると、ステップ111において、電圧変化量ΔE(=E1−E2)が所定の電圧変化量ΔE0よりも小さいか否かが判定される。所定の電圧変化量ΔE0は実験などにより予め求められている。図5(b)は所定の電圧変化量ΔE0のマップを示す図であり、図5(b)に示されるように、所定の電圧変化量ΔE0は、機関負荷Lおよび電圧E(特に閉鎖時電圧E1)との関数として、電子制御ユニット50のRAM52またはRAM53にマップの形で記憶されている。なお、機関負荷Lおよび電圧E以外のパラメータ、例えば機関回転数Nを用いた関数から所定の電圧変化量ΔE0を求めても良く、また機関負荷L、電圧Eおよび機関回転数Nの三つのパラメータについてのマップから所定の電圧変化量ΔE0を求めても良い。
そして、ステップ111において電圧変化量ΔEが所定の電圧変化量ΔE0よりも小さくない、つまりΔE≧ΔE0と判定された場合には、ステップ117に進む。この場合には、電圧変化量ΔEに対応する圧力変化量が異常判定に影響を与えるのに十分に大きいと考えられるので、異常検出自体を停止する。つまり、ステップ117においては、二次空気供給装置30の下流側の第一の制御弁V1に関する異常判定を行わないようにする。電圧変化量ΔEが所定の電圧変化量ΔE0よりも小さくない場合には電圧変化量ΔEに対応する圧力変化量が異常判定に影響を与え、それにより、誤検出が生じるの可能性があるが、本発明においてはこのような場合に異常判定を行わないようにすることにより、誤検出の発生を抑制している。
一方、ステップ111において、電圧変化量ΔEが所定の電圧変化量ΔE0よりも小さいと判定された場合にはステップ112に進む。ステップ112においては、制御弁V1が開放した後における二次空気供給管22内の圧力、すなわち開放時圧力P2を圧力センサ33により検出する。つまり、本発明においては、電圧変化量ΔEが所定の電圧変化量ΔE0よりも小さく、従って、対応する圧力変化量が異常判定に影響を与えないことを確認した後で、開放時圧力P2を検出している。これにより、制御弁V1に関する異常判定を行わないことが確定した場合(ステップ117)にまで、開放時圧力P2を検出することを避けられる。
次いで、ステップ113に進み、制御弁V1の閉鎖時と開放時とにおける圧力変化量ΔP(=P1−P2)を算出する。次いで、ステップ114において、圧力変化量ΔPが所定の圧力変化量ΔP0よりも大きいか否かが判定される。所定の圧力変化量ΔP0は実験などにより予め求められている。図5(c)は所定の圧力変化量ΔP0のマップを示す図であり、図5(c)に示されるように、所定の圧力変化量ΔP0は、機関負荷Lおよび電圧E(特に閉鎖時電圧E1)との関数として、電子制御ユニット50のRAM52またはRAM53にマップの形で記憶されている。なお、機関負荷Lおよび電圧E以外のパラメータ、例えば機関回転数Nを用いた関数から所定の圧力変化量ΔP0を求めても良く、また機関負荷L、電圧Eおよび機関回転数Nの三つのパラメータについてのマップから所定の圧力変化量ΔP0を求めても良い。
前述したように下流側の第一の制御弁V1が正常である場合には、図2に示される圧力変化量ΔP(=P1−P2)は下流側の第二の制御弁V2の開閉時における圧力変化量ΔP’(=P2−P3)よりも大きい。従って、圧力変化量ΔPが所定の圧力変化量ΔP0よりも大きくないのであれば、ステップ116において下流側の第一の制御弁V1に異常、例えば開固着が生じているものと判定することができる。一方、圧力変化量ΔPが所定の圧力変化量ΔPよりも大きい場合には、ステップ115において制御弁V1を正常判定する。
次いで、ステップ118に進み、異常検出を終了する。その後は、ステップ101に再び戻り、図3および図4に示される動作ルーチン100を繰り返し処理するようにしてもよい。
動作ルーチン100においては、下流側の第一の制御弁V1が開固着であるか否かの異常判定のみが行われる。他の異常判定、つまり第一の制御弁V1についての閉固着、上流側の制御弁V0および下流側の第二の制御弁V2についての開固着および閉固着、ならびにエアポンプ9のON固着およびOFF固着については、動作ルーチン100と同様な別のプログラムによって異常検出されるものとする。
これらのプログラムについては詳述しないが、制御弁V0、V1、V2の異常を検出するときにはこれら各制御弁の開放時および閉鎖時の圧力ならびに開放時と閉鎖時との間の圧力変化量を算出し、これらをそれぞれの所定の値と比較することにより、異常検出をそれぞれ行うものとする。同様に、エアポンプ9の異常を検出する際には、いずれかの制御弁の開放時および閉鎖時における圧力ならびに開放時と閉鎖時との間の圧力変化量を算出し、これらをそれぞれの所定の値と比較することにより、異常検出を行うものとする。
このように本発明の動作ルーチン100におけるステップ111においては電圧変化量ΔEが所定の値ΔE0よりも小さいか否かのみを検出しており、閉鎖時電圧E1および/または開放時電圧E2自体が所定の値よりも大きいか否かまでは判別していない。つまり、閉鎖時電圧E1および/または開放時電圧E2が比較的小さい場合であっても、電圧変化量ΔEが対応する所定の電圧変化量ΔE0よりも小さければ、制御弁V1に関する異常判定は行われる。前述したように従来技術においては電圧Eが所定の値よりも小さい場合には異常判定を行わないようにしていたので、二次空気供給装置30の構成部品に異常があるか否かを検出すること自体ができなかった。ところが、本発明においては、電圧変化量ΔEが所定の範囲内に在れば電圧Eが比較的小さい場合であっても異常判定が行われ、それにより、異常検出の機会を向上させることが可能となる。
また、本発明の動作ルーチン100におけるステップ111においては閉鎖時電圧E1および/または開放時電圧E2が比較的大きい場合であっても、電圧変化量ΔEが対応する所定の電圧変化量ΔE0よりも小さくないときには、異常検出を停止するようにしている。電圧変化量ΔEが対応する所定の電圧変化量ΔE0以上である場合には圧力変化量ΔPが大きくなって異常検出が誤検出となる可能性があるものの、本発明においては閉鎖時電圧E1および/または開放時電圧E2が比較的大きい場合に生じうる誤検出も同時に抑制することが可能である。
図1を参照して本発明の二次空気供給装置30について説明したが、二次空気供給装置30を搭載できる内燃機関は図1に示されるような左右両バンクに分けられる多気筒V型ガソリンエンジンに限定されない。図8は、本発明の二次空気供給装置を搭載可能な他の内燃機関を示す図である。図8に示されるように、この場合の内燃機関1は単一のバンクとなる構成であり、吸気管3から延びる吸気マニホルド3dが内燃機関1の一側に接続されていると共に排気マニホルド4が内燃機関1の他側に接続されている。
図8における二次空気供給装置30’は空気取入管21と電動エアポンプ9と二次空気供給管22とを備えており、二次空気供給管22には圧力センサ33と制御弁V0とが上流側から順番に設けられている。さらに、二次空気供給管22には制御弁V3が制御弁V0の下流に設けられており、二次空気供給管22は内燃機関1の排気管7に接続している。図示されるように排気管7には酸化機能を有する触媒を担持した触媒コンバータ5が設けられており、Oセンサ6、16が触媒コンバータ5の上流および下流に設けられている。
図8においては理解を容易にするためにECU50’を省略しているが、ECU50’は図1に示されるECU50と同様の構成であるものとする。また、圧力センサ33の位置および制御弁V0、V3の数については問わず、例えば制御弁V3が存在しない場合であっても、圧力センサ33により検出される二次空気供給管22内の圧力値および圧力変化量に基づいて、二次空気供給装置30’の構成部品、つまりエアポンプ9、制御弁V0の異常検出を行うことのできる構成であれば、本発明を適用できるものとする。
そして、このような構成の二次空気供給装置30’においても、バッテリ41(図8には示さない)の電圧を電圧計42(図8には示さない)により検出し、電圧変化量が所定の電圧変化量よりも大きい場合に異常検出を停止することは、本発明の範囲に含まれる。
本発明に基づく二次空気供給装置を示す概略図である。 本発明に基づく二次空気供給装置の構成部品のタイムチャートなどを示す図である。 本発明に基づく二次空気供給装置の動作ルーチンを示すフローチャートである。 本発明に基づく二次空気供給装置の動作ルーチンを示すフローチャートである。 (a)所定の時間T0のマップを示す図である。(b)所定の電圧変化量ΔE0のマップを示す図である。(c)所定の圧力変化量ΔP0のマップを示す図である。 内燃機関に搭載されるバッテリの電圧と二次空気供給通路の流量との関係を示す図である。 二次空気供給通路における二次空気の流量と二次空気の圧力との関係を示す図である。 本発明の二次空気供給装置を搭載可能な他の内燃機関を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
5a、5b 触媒コンバータ
7a、7b 排気管
21 空気取入管
22 二次空気供給管
23a、23b 分岐管
30、30’ 二次空気供給装置
E1 開放時電圧
E2 閉鎖時電圧
ΔE 電圧変化量
ΔE0 所定の電圧変化量

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化装置よりも上流側に二次空気を供給する二次空気通路と、
    前記二次空気通路に設けられていて二次空気を供給するポンプと、
    該ポンプを駆動するのに用いられるバッテリと、
    該バッテリの電圧値を検出するバッテリ電圧検出手段と、
    前記二次空気通路を開閉する少なくとも一つの開閉手段と、
    前記ポンプと前記開閉手段との間に配置されていて前記二次空気通路の圧力を検出する圧力センサと、
    前記開閉手段の開放時と閉鎖時とにおいて前記圧力センサにより検出された圧力値と圧力変化量とに基づいて前記ポンプおよび前記開閉手段のうちの少なくとも一方の異常を検出する異常検出手段とを具備し、
    前記開閉手段の開放時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値と、前記開閉手段の閉鎖時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値との間の電圧変化量が所定の電圧変化量よりも大きい場合には、前記異常検出手段は前記ポンプおよび前記開閉手段のうちの少なくとも一方の異常検出を停止するようにした二次空気供給装置。
  2. 前記所定の電圧変化量は、前記二次空気供給装置が設けられた内燃機関の機関回転数と、該内燃機関の機関負荷と、前記バッテリの電圧値とのうちの少なくとも一つに応じて定められる請求項1に記載の二次空気供給装置。
  3. 前記開閉手段の開放時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値と、前記開閉手段が開放する直前における前記開閉手段の閉鎖時において前記バッテリ電圧検出手段により検出される前記バッテリの電圧値との間の電圧変化量が所定の電圧変化量よりも大きい場合には、前記異常検出手段は前記ポンプおよび前記開閉手段のうちの少なくとも一方の異常検出を停止するようにした請求項1に記載の二次空気供給装置。
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