JP4312040B2 - 陳列時の視認性を改善した包装箱 - Google Patents
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Description
また、自立できない商品の輸送包装に使用できると共に、店頭で箱を開封し商品を露出させて陳列が出来るようにしたものも提案されている(特許文献2)。
またこの包装箱は、店頭で開梱して中を開いて製品を見せるとき、対向する両側壁を全部切り上げて開口する使用方しかできず、例えば、一側壁の片側だけを開封してみせる工夫はなかった。特許文献2の箱もその点は同じであった。
このように従来の包装箱は同じデザインのものを、販売者の陳列意図に合わせて側壁開口部の位置や大きさを調節したり、商品の一部または全部を必要に応じて見せるなど、店状況に合わせて商品を視認性よく陳列することが難しかった。
包装箱の切取手段として各一対の長側板と短側板を巡るカットテープと、このカットテープを起点とし対向する一対の長側板の両側部を上方に延び、かつ該側板と蓋部外フラップとの罫線の両端近傍に至る一対の切目線と、該長側板の中央部を上方に延びて蓋部外フラップの両端縁に至る中央切目線とを設け、
さら対向する長側板間にZ形仕切を配置して該Z形仕切の左右の端板をそれぞれ対応した長側板上部に固定したことを特徴とする陳列時の視認性を改善した包装箱である。
なおZ形仕切はその中央仕切と端板との間に断続する切目を設け、前記カットテープが接する位置に摘み部を設けてもよい。
また、包装箱の切取手段として各一対の長側板と短側板を巡るカットテープと、このカットテープを起点とし対向する一対の長側板の両側部を上方に延び、かつ該側板と蓋部外フラップとの罫線の両端近傍に至る一対の切目線と、該長側板の中央部を上方に延びて蓋部外フラップの両端縁に至る中央切目線とを設けたものであるから、図4に示すように、店頭で開梱して商品を店頭で陳列する際には、側壁の開口部の位置や大きさを調節することが可能な商品の視認性の高い包装箱が提供される。
また、箱を積み上げて陳列した際にも、本発明の箱によれば、横から商品を取出すことが可能であり、図5に示すように仕切や蓋部を全部取り除いてトレー状態にして商品を全部見せることも可能となった。このために、販売者側の事情や要求に合わせて、消費者に対する訴求力のある包装箱を提供できる効果を有する。
図1〜図3は、本発明の一実施例を示すものであって、この包装箱1は段ボールブランク10から組立てられ、図1に示すように、長側板と短側板の各一対の側板11a,11b、12a,12bを交互に横方向に連設し、それら各一対の側板の上下縁にそれぞれ蓋部または底部の外フラップ14a,14bまたは16a、16bと内フラップ15a、15bまたは17a、17bを連設し、内貼りする繋ぎ代13により前記の各側板を角筒状に接合されるように構成されている。
なおカットテープ19と各切目線との交点にはH型、逆コの字形、I型形状等の摘み部19a〜19cがそれぞれ形成されている。この摘み部は左右逆配置することも可能である。
図2において、31は中央の仕切板であり、32a、32bは左右一対の端板であり、いずれも長側板に対応した高さを有している。
Z形仕切18は、組立てに際し箱本体の対向する長側板間にほぼZ形状に貼着して、箱内を縦方向に2分する。なお、端板32a、32bは図3からわかるように長側板の約半分の大きさになっていて、この端板を対応した長側板の上部に固定して使用する。なお、この中央の仕切板31と、左右の端板32a、32bとの間に境界線は断続する切目とし、この切目と、カットテープとが接する位置に摘み部を設けることがよい。
さらにまた図6のように、店頭に山積みされることがあっても、上段の段ボール箱は、その下面が下方の箱の蓋部外フラップに当接し、箱内に設けたZ形仕切18により支持される結果、箱の積み上げ状態における下段積みの箱に大きな荷重が加わったとしても、側板の胴膨れやそれに伴う箱の潰れを防ぐことができ、箱の位置が少々ずれても崩れることがない。
14a,14b、16a、16b 外フラップ
15a、15b、17a、17b 内フラップ
18 Z仕切
19 カットテープ
20a,20b、21a,21b 一対の切目線
22a,22b 中央の切目線
31 中仕切
32a、32b 端版
Claims (1)
- 一対の長側板と一対の短側板を交互に横方向に連設し、前記各側板の上縁に蓋部外フラップまたは蓋部内フラップを連設し、また、前記各側板の下縁に底部外フラップまたは底部内フラップを連設し、前記各側板を繋ぎ代により接合して角筒状に形成する包装箱と、該包装箱内を2分するZ形仕切とからなり、
包装箱の切取手段として、各一対の長側板と短側板を巡るカットテープと、このカットテープを起点とし対向する一対の長側板の両側部を上方に延び、かつ該側板と蓋部外フラップとの罫線の両端近傍に至る一対の切目線と、該長側板の中央部を上方に延びて蓋部外フラップの両端縁に至る中央切目線とを設け、
さら対向する長側板間にZ形仕切を配置して該Z形仕切の左右の端板をそれぞれ対応した長側板上部に固定したことを特徴とする陳列時の視認性を改善した包装箱。
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