JP4310620B2 - シリコーンゴム接着剤組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱硬化型シリコーンゴム組成物と金属あるいは表面に金属部分を有する樹脂との一体成形体を得る場合等において簡単かつ短時間で成形可能で、プライマーレス成形に適した接着性が良好なシリコーンゴム接着剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、シリコーンゴムの特性を活かして、電気、電子、自動車、建築分野などでその用途が広がり、組立の作業性、密閉性、絶縁性などが要求されている。また、使用用途により金属や樹脂との接着が必要となり、プライマーを介して接着を行う場合が多いが、作業上プライマー塗布工程が必要となり、手間がかかる。そこで、シリコーンゴム組成物に接着剤を添加した自己接着型シリコーンゴム組成物を用いた場合、前記塗布工程が不要となるため作業時間の短縮ができ、コスト削減ができ、作業性も向上するため、樹脂との一体成形体を製造する上で有効な手段となっている。
【0003】
加熱硬化型シリコーンゴム組成物のプライマーレス成形において、金属や有機樹脂と接着させる方法は数多く報告されている。例えば、樹脂上に自己接着性シリコーンゴム組成物を硬化させる方法があり、この自己接着性シリコーンゴム組成物については、接着成分を特定した技術が多く提案されている。例えば、エポキシ基と芳香族環を有し、かつ分子中に少なくとも1個のSi−H基を含有する有機珪素化合物を接着成分とするもの(特許文献1:特開2002−201454号公報参照)が提案されている。
しかしながら、加熱硬化型シリコーンゴム組成物の場合、特開2002−201454号公報(特許文献1)の組成物は、金型からの剥離性を向上させるため、金属には接着しないようにすることを目的とし、上記のような接着成分では汎用の熱可塑性樹脂、繊維、フィルム、特に各種金属類に対して短時間の成形で十分な接着性を得ることができないものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−201454号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、金属、特に金やニッケル等の難接着性の金属に対して接着性が極めて良好なシリコーンゴム接着剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、シリコーンゴム組成物中にエポキシ当量が100〜5,000g/1molで、かつ分子中にフェニル骨格又はフェニル基を少なくとも1個有した有機化合物又は有機珪素化合物とシランカップリング剤とを配合したシリコーンゴム接着剤組成物を使用することにより、これまで困難であった金属との強固な接着が可能であり、更に従来の樹脂との接着力も向上することを確認し、本発明をなすに至った。
【0006】
即ち、本発明は、
(A)加熱硬化型のオルガノポリシロキサン組成物 100重量部
(B)補強性シリカ微粉末 1〜100重量部
(C)エポキシ当量が100〜5,000g/1molで、分子中に芳香族環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物
0.1〜50重量部
(D)シランカップリング剤 0.1〜50重量部
を含有してなることを特徴とする金属又は表面に金属部分を有する樹脂とシリコーンゴムとの一体成形用シリコーンゴム接着剤組成物を提供する。この場合、該金属が金又はニッケルであることが好ましく、また(A)成分の加熱硬化型オルガノポリシロキサン組成物が、
(1)一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン
100重量部
(2)一分子中に2個以上の珪素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部
(3)付加反応触媒 触媒量
からなる付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物、又は
(i)一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン
100重量部
(ii)有機過酸化物 触媒量
からなる有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物であることが好ましい。更に、(C)成分の有機珪素化合物が珪素原子数1〜500のオルガノシラン又はオルガノシロキサンであることが好ましく、(C)成分が一分子中に少なくとも1個のSi−H基を含有する有機珪素化合物であることが好ましく、また(D)成分が一分子中に少なくとも1個のエポキシ基を含むシランカップリング剤であることが好ましい。
【0007】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のシリコーンゴム接着剤組成物は、
(A)加熱硬化型のオルガノポリシロキサン組成物
(B)補強性シリカ微粉末
(C)エポキシ当量が100〜5,000g/1molで、分子中に芳香族環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物
(D)シランカップリング剤
を必須成分とする。
【0008】
上記(A)成分に係る熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物としては、付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物又は有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物とすることが好ましく、特に付加反応硬化型のオルガノポリシロキサン組成物が好ましい。この場合、付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物は、
(1)一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン100重量部
(2)一分子中に2個以上の珪素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部
(3)付加反応触媒 触媒量
からなるものであることが好ましく、有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物は、
(i)一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン100重量部
(ii)有機過酸化物 触媒量
からなるものであることが好ましい。
【0009】
ここで、付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物の(1)成分の一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(1)で示されるものを用いることができる。
【0010】
1 aSiO(4-a)/2 (1)
(式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1〜12、好ましくは1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数である。)
【0011】
上記R1で示される珪素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、3−クロロプロピル基、ブロモエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられる。
【0012】
この場合、R1のうち少なくとも2個はアルケニル基(特に炭素数2〜8のものが好ましく、更に好ましくは炭素数2〜6のもの、特に好ましくはビニル基)であることが必要である。なお、アルケニル基の含有量は、珪素原子に結合する全有機基中(即ち、前記平均組成式(1)におけるR1としての非置換又は置換の一価炭化水素基中)0.001〜20モル%、より好ましくは0.01〜10モル%、特に好ましくは0.02〜5モル%とすることが好ましい。このアルケニル基は、分子鎖末端の珪素原子に結合していても、分子鎖途中の珪素原子に結合していても、両者に結合していてもよいが、組成物の硬化速度、硬化物の物性等の点から、本発明で用いるオルガノポリシロキサンは、少なくとも分子鎖末端の珪素原子に結合したアルケニル基を含んだものであることが好ましい。なお、アルケニル基以外のR1としては、メチル基、フェニル基、トリフルオロプロピル基が好ましく、特にメチル基が好ましく、R1の50モル%以上、特に80モル%以上がメチル基であることが好ましい。
【0013】
上記オルガノポリシロキサンの構造は、通常は、主鎖がR1 2SiO2/2で示されるジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖両末端がR1 3SiO1/2で示されるトリオルガノシロキシ基で封鎖された基本的には直鎖状構造を有するジオルガノポリシロキサンであるが、部分的にはR1SiO3/2単位やSiO4/2単位を含んだ分岐状構造、環状構造などであってもよい。このアルケニル基含有オルガノポリシロキサンの重合度(あるいは粘度)には特に制限がなく、室温(25℃)で液状の低重合度のものから、生ゴム状(ガム状)の高重合度のものまで使用可能であるが、通常、平均重合度(重量平均重合度)10〜10,000、好ましくは100〜20,000であり、より好ましくは200〜10,000である。この平均重合度が10未満では、硬化物としてのゴム物性が不十分となる場合がある。
【0014】
また、(2)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、付加反応触媒の存在下に前記(1)成分のオルガノポリシロキサンに対する架橋剤として作用するものであり、下記平均組成式(2)
2 bcSiO(4-b-c)/2 (2)
で示され、一分子中に少なくとも2個以上(通常2〜300個)、好ましくは3〜150個程度の珪素原子結合水素原子(即ち、Si−H基)を有することが必要である。
【0015】
上記式(2)中、R2は炭素数1〜12の非置換又は置換の一価炭化水素基であり、このR2としては、上記式(1)中のR1と同様の基を挙げることができるが、脂肪族不飽和基を有さないものが好ましく、特にメチル基等のアルキル基が好ましい。また、bは0≦b<3、好ましくは0.7≦b≦2.1、特に好ましくは1.0≦b≦2.0、cは0<c≦3、好ましくは0.001≦c≦1、特に好ましくは0.1≦c≦1で、かつb+cは0<b+c≦3、好ましくは0.8≦b+c≦2.8、特に好ましくは1.5≦b+c≦2.8を満足する。
【0016】
一分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上含有されるSi−H基は、分子鎖末端、分子鎖途中のいずれに位置していてもよく、またこの両方に位置するものであってもよい。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子構造は、直鎖状、環状、分岐状、三次元網状構造のいずれであってもよいが、一分子中の珪素原子の数(又は重合度)は通常2〜300個、好ましくは3〜150個程度の室温(25℃)で液状のものが望ましく、その粘度は25℃において0.1〜10,000cps、特に0.5〜5,000cpsであることが望ましい。
【0017】
式(2)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとして具体的には、例えば、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位と(CH33SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C653SiO1/2単位とからなる共重合体などが挙げられる。
【0018】
このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、(1)成分のオルガノポリシロキサン100部(重量部、以下同じ)に対して0.1〜300部、好ましくは0.3〜200部、特に好ましくは0.5〜100部である。また、(2)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(1)成分中の珪素原子に結合したアルケニル基1モルに対して、(2)成分中の珪素原子に結合した水素原子(Si−H基)の量が0.3〜20モル、好ましくは0.5〜5モル、より好ましくは0.8〜3モル、特に0.8〜2.5モル程度となる量で配合することもできる。
【0019】
(3)成分の付加反応触媒としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と一価アルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒、パラジウム系触媒、ロジウム系触媒などの白金族金属触媒が挙げられる。なお、この付加反応触媒の配合量は触媒量とすることができ、通常、白金族金属として0.1〜2,000ppm、好ましくは0.5〜1,000ppm、特に1〜500ppm程度とすればよい。
【0020】
付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物は、上記(1),(2),(3)成分にて構成される。
【0021】
一方、有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物の(i)成分の一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンとしては、上記(1)成分と同様のものを使用することができる。
【0022】
また、(ii)成分の有機過酸化物としては、従来公知のものを使用することができ、例えばベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、o−メチルベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−ビス(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘキサン等が挙げられる。
【0023】
有機過酸化物の配合量は触媒量であり、通常、(i)成分のオルガノポリシロキサン100部に対して0.01〜10部、好ましくは0.1〜10部とすることができる。
【0024】
有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物は、上記(i),(ii)成分にて構成される。
【0025】
次に、(B)成分の補強性シリカ微粉末は、シリカの種類に特に限定はなく、通常使用されるものであればよく、ゴムの補強材として使用されるものである。
【0026】
その補強性シリカ微粉末としては、従来のシリコーンゴム組成物に使用されているものを使用できるが、好ましくは比表面積が50m2/g以上である補強性シリカ微粉末を用いる。特に50〜400m2/gの沈澱シリカ、ヒュームドシリカなどが好適に使用される。ゴム強度を向上させるにはヒュームドシリカが好適である。また、上記補強性シリカ微粉末は有機珪素化合物等で表面が疎水化処理されたシリカ微粉末であってもよい。
【0027】
その場合、これらのシリカ微粉末は、予め粉体の状態で直接処理されたものであってもよいし、配合時に疎水化処理したものでもよい。
処理剤は、ヘキサメチルジシラザン、ジビニルテトラメチルジシラザン等のオルガノシラザン類、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリエチルメトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエトキシ)シラン、トリメチルクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ジビニルジメトキシシラン及びクロロプロピルトリメトキシシラン等のオルガノアルコキシシランやオルガノハロシラン、ポリジメチルシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシロキサン等のオルガノポリシロキサンなどの有機珪素化合物が挙げられ、これらの処理剤で表面処理し、疎水性シリカ微粉末として用いる。処理剤としては、オルガノアルコキシシラン、オルガノハロシラン又はシラザン類が好ましい。
【0028】
予め粉体の状態で処理する場合、その処理法としては一般的周知の技術により処理でき、例えば、常圧で密閉された機械混練装置あるいは流動槽に上記未処理のシリカ微粉末と処理剤を入れ、必要に応じて不活性ガス存在下において室温あるいは熱処理にて混合処理し、場合により触媒を使用して処理を促進してもよいが、混練後乾燥することにより調製することができる。処理剤の配合量は、その処理剤の被覆面積から計算される量以上であればよいが、通常シリカに対する処理剤に起因する炭素付着量が0.5〜10重量%、特に1〜5重量%であることが好ましい。
【0029】
配合時に処理する場合、処理剤の配合量は、その処理剤の被覆面積から計算される量以上であればよいが、特に問題がなければそれより少ない配合量で行ってもよい。特には、上記シリカ微粉末100部に対して0.1部未満では、処理剤としての効果がなく、20部より多いと、工程上無駄となり、コスト的にも不利であることから、0.1〜20部となるような量であり、好ましくは0.5〜10部となる量である。
【0030】
処理法は、例えば、常圧で機械混練装置に他の配合物と処理剤を入れ、必要に応じて不活性ガス存在下において室温あるいは熱処理にて混合処理し、場合により触媒を使用して処理を促進してもよいが、混練することにより調製することができる。
【0031】
(B)成分の配合量は、(A)成分100部に対して1〜100部とすることがよく、1部未満では機械的強度が弱くなり、100部を超えると(B)成分の充填が困難となり、作業性、加工性が悪くなる。好ましくは2〜80部、特に好ましくは3〜50部である。
【0032】
本発明に使用される(C)成分は、接着性を付与させるために必須なものであり、エポキシ当量が100〜5,000g/1molで、分子中に芳香族環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物である。
【0033】
本発明の(C)成分は、分子中に芳香族環(ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環等)を少なくとも1個、好ましくは1〜20個含有するものである。分子中に芳香族環を有することで(A)成分との相溶性が低下し、それによりゴムと樹脂界面での接着性が向上する。(A)成分と(C)成分とに相溶性があると接着性付与成分がゴム成分中に存在しやすくなり、樹脂との接着性が悪くなるため、(C)成分は(A)成分に半相溶又は非相溶であることがよい。
【0034】
また、(C)成分は、グリシドキシ基等のエポキシ基を分子中に少なくとも1個有するものである。このグリシドキシ基等のエポキシ基は、接着性を発現するために必要なものであり、そのエポキシ当量は100〜5,000g/1mol、好ましくは120〜4,000g/1molの範囲である。エポキシ当量が100g/1mol未満では合成が困難であり、またシリコーンゴム組成物との相溶性が悪くなりすぎ、またゴム物性にも影響を与えてしまう。5,000g/1molを超えると求める接着性が不十分となる。
【0035】
本発明の(C)成分としては、分子中に少なくとも1個のSi−H基(即ち、珪素原子に結合した水素原子)を含有するものが好ましく、一分子中に少なくとも1個、通常1〜100個、好ましくは1〜50個、特には2〜20個程度のSi−H基を有する、珪素原子数1〜500、好ましくは1〜200のオルガノシラン、オルガノシロキサン等の有機珪素化合物であるものが好適に使用できる。
【0036】
上述したように、本発明は、(C)成分として、エポキシ当量が100〜5,000g/1molのエポキシ基を有し、分子中に芳香族環としてフェニル骨格又はフェニル基に代表されるベンゼン環や、ナフタレン環、アントラセン環等を少なくとも1個有する有機化合物又はオルガノシラン、オルガノシロキサンなどの有機珪素化合物、更に好ましくはエポキシ当量が100〜5,000g/1molのエポキシ基を有し、分子中にフェニル骨格又はフェニル基等のベンゼン環を少なくとも1個有し、少なくとも1個のSi−H基を含有する有機珪素化合物を使用する。本出願人が先願した接着性シリコーンゴム組成物(特開平6−172738号公報)、シリコーン接着組成物(特開平8−53661号公報)に使用される接着性付与成分は、分子中にフェニル骨格又はフェニル基等のベンゼン環を有しているが、エポキシ基を有していないものであり、これら接着性シリコーンゴム組成物のポリメチルメタクリレート、ポリフェニレンスルフィド、ポリアミド、ポリフタルアミド等の熱可塑性樹脂に対する接着性は不十分であった。また、一方で接着性付与成分としてSi−H基とエポキシ基を含有した組成物の例が以前から提案されているが、この接着性付与成分は分子中にフェニル骨格又はフェニル基等のベンゼン環構造を含有していないものであり、これもまた上記熱可塑性樹脂に対して十分な接着性が得られないものであった。
【0037】
本発明で使用される(C)成分として、具体的には下記のものが例示される。
【化1】
Figure 0004310620
から選ばれる基であり、Rw,Rxは置換又は非置換の一価炭化水素基である。q=1〜50、h=0〜50、好ましくはq=1〜20、h=1〜100である。)で示される基、R''は
【化2】
Figure 0004310620
(Rw,Rxは上記と同様であり、y=0〜100である。)から選ばれる基であり、Y’は
【化3】
Figure 0004310620
(Rw,Rx,q,hは上記と同様である。)である。z=1〜10である。〕
【0038】
更に、上記化合物にトリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、メチルジメトキシシリル基などのアルコキシシリル基、アクリル基、メタクリル基、エステル基、無水カルボキシ基、アミノ基、アミド基等を含有させた有機化合物や有機珪素化合物も使用することができる。
【0039】
上記Rw,Rxの置換又は非置換の一価炭化水素基としては、炭素数1〜12、特に1〜8のものが好ましく、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基等、R1で例示したと同様のものが挙げられるほか、置換一価炭化水素基としてアルコキシ基、アクリル基、メタクリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、アミノ基、アルキルアミノ基等で置換したものが挙げられる。
【0040】
なお、上記接着性付与成分は上記成分を単独で用いても併用してもよい。あるいは、上記成分の反応物でもよい。
【0041】
接着性付与成分の配合量は、(A)成分のオルガノポリシロキサン組成物100部に対して0.1〜50部であり、配合量が0.1部未満では十分な接着性が得られず、50部を超えると物性低下を引き起こす可能性がある。好ましくは0.2〜30部、特に好ましくは0.5〜10部である。
【0042】
また、(C)成分の接着性付与成分を効果的に補助する目的で、分子中に1個のアルケニル基と少なくとも1個のエステル基を有する有機化合物あるいは有機珪素化合物、例えばアクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸等の不飽和カルボン酸類、安息香酸アリルエステル、フタル酸ジアリルエステル、ピロメリット酸テトラアリルエステル、アルキル酸アリルエステル等のアリルエステル類などを含有した有機化合物あるいは有機珪素化合物を配合してもよい。また、有機金属キレート、アミン系、アミド系、イミダゾール系、酸無水物系などのエポキシ基開環触媒を添加してもよい。これらは本発明の効果を妨げない範囲で添加することができる。
【0043】
(D)成分のシランカップリング剤は、(C)成分と併用することで金やニッケル等の難接着性の金属との接着性を向上させるもので、エポキシ基含有シランカップリング剤、メルカプト基含有シランカップリング剤、(メタ)アクリル基含有シランカップリング剤、アミノ基含有シランカップリング剤やこれらの反応生成物等が例示され、好ましくは一分子中に少なくとも1個のエポキシ基を含有するものがよい。具体的には、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどが挙げられる。
【0044】
(D)成分の配合量は、(A)成分100部に対し0.1〜50部であり、好ましくは0.2〜10部である。(D)成分が少なすぎると金属に対する接着性が劣り、多すぎると耐熱性等のゴム物性が低下することがある。
【0045】
上記の成分以外に接着性向上の目的で(A)成分と非相溶なシロキサン骨格を有する有機珪素化合物を添加してもよい。例えば、フェニル基含有シリコーンオイル、フロロシリコーンオイル、シリコーン変性パーフルオロアルキルエーテル化合物、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、アミド変性シリコーンオイル、イミド変性シリコーンオイル、ウレタン変性シリコーンオイルなどが挙げられる。
【0046】
本発明のシリコーンゴム接着剤組成物には、上記した成分以外に、目的に応じて各種の添加剤、例えば酸化チタン、酸化鉄、酸化セリウム、酸化バナジウム、酸化コバルト、酸化クロム、酸化マンガン等の金属酸化物及びその複合物、石英粉末、珪藻土、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、カーボン等の無機充填剤を添加することができ、また目的とする特性を損なわない限り、顔料、耐熱剤、難燃剤、可塑剤、反応制御剤等を添加してもよい。なお、これら任意成分の添加量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
【0047】
また、付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物を用いる場合、ビニルシクロテトラシロキサン等のビニル基含有オルガノポリシロキサン、トリアリルイソシアネート、アルキルマレエート、エチニルシクロヘキサノール等のアセチレンアルコール類、シラン、シロキサン変性物、ハイドロパーオキサイド、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾール及びそれらの混合物からなる群から選ばれる化合物などの付加反応制御剤等を本発明の効果を妨げない範囲で添加することができる。
【0048】
本発明のシリコーンゴム接着剤組成物は、上記した(A)〜(D)成分、任意成分を常温で均一に混合するだけでも得ることが可能であるが、好ましくは(B)成分は、(A)成分のうち(2),(3)成分、あるいは(ii)成分を除いた成分とプラネタリーミキサーやニーダー等で100〜200℃の範囲で1〜4時間熱処理し、その時点で上記処理剤を添加してもよい。その後、室温で(2),(3)成分、あるいは(ii)成分、(C)成分、(D)成分を混合して組成物を得ることができる。成形方法は、混合物の粘度により自由に選択することができ、注入成形、圧縮成形、射出成形、押出成形、トランスファー成形等いずれの方法を採用してもよい。その硬化条件は、通常60〜200℃で10秒〜24時間の範囲内で加熱成形することができる。
【0049】
本発明のシリコーンゴム接着剤組成物は、好ましくは金属接着用として用いられ、金属部品のほか、金属部分を表面に有する樹脂などと接着する目的で使用される。この場合、金属としては、金、銀、ニッケル、アルミニウム、銅、鉄などが挙げられ、これら金属はめっきされたものでもよく、本発明の組成物が接触して硬化できる形状であれば特に制限されない。
【0050】
本発明のシリコーンゴム接着剤組成物は熱可塑性樹脂等の樹脂に対しても良好な接着性を有し、このため金属と樹脂との複合成型物に対する接着目的にも有効である。なお、熱可塑性樹脂としては、通常のオレフィン重合系あるいは縮重合系等の熱可塑性樹脂が挙げられ、具体的にはアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、スチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネイト(PC)樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリスルフォン樹脂、ナイロン樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、液晶樹脂等あるいはこれらの混合物であってもよく、また繊維状、フィルム状のものでもよい。
【0051】
上記の金属表面の一部又は表面前面に金属部分を有する樹脂等の被接着物に本発明のシリコーンゴム接着剤組成物の硬化物を接着、一体化する方法としては、未硬化のシリコーンゴム接着剤組成物を被接着物上に乗せ、加熱してHAV成形、加圧成形等する方法が挙げられ、あるいは未硬化のシリコーンゴム接着剤組成物を被接着物上に射出成形する方法を採用することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、金属に対する接着性が良好で、簡単かつ短時間で成形可能で、プライマーレス成形に適した接着性良好なシリコーンゴム接着剤組成物を与え、電気、電子、自動車、精密機械、建築関係等に有用なものである。
【0053】
【実施例】
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、各例中の部はいずれも重量部である。
【0054】
[実施例1,2]
表1に示すように、(A)成分中の(1)成分として、(CH32SiO単位99.85モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.15モル%からなり、分子鎖末端が(CH2=CH)(CH32SiO1/2単位で封鎖された重合度が約7,000のメチルビニルポリシロキサン生ゴムを使用し、(B)成分のシリカ微粉末として、比表面積200m2/gのヒュームドシリカを使用し、ヘキサメチルジシラザンを(1)成分100重量部に対して8重量部加え、ニーダミキサーに配合し、均一に混合した後、更に150℃で1時間加熱混合してシリコーンゴムベースを得た。このシリコーンゴムベースに、残りの(A)成分中の(2)成分として下記式(4)で示されるジメチルハイドロジェンポリシロキサン、(3)成分として塩化白金酸の1%の2−エチルヘキサノール溶液、更に反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノールの50%エタノール溶液を加え、更に(C)成分として、下記I、IIの接着付与成分、(D)成分のシランカップリング剤として、下記式(5)で示されるγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM403(信越化学工業(株)製))を均一に混合し、シリコーンゴム接着剤組成物を得た[実施例1,2]。
【0055】
(2)成分
【化4】
Figure 0004310620
【0056】
(C)成分
I:エポキシ当量451g/1mol
【化5】
Figure 0004310620
【0057】
II:エポキシ当量447g/1mol
【化6】
Figure 0004310620
【0058】
(D)成分
【化7】
Figure 0004310620
【0059】
次に、図1に示したように幅25mm、長さ50mm、厚さ0.1mmのニッケルコート箔1aを用意し、その先端部5mmに上記シリコーンゴム接着剤組成物を厚さ0.5mmに分出しし、更にその上から同じニッケルコート箔1bで挟み込むようにして貼り付けた。これを200℃/1時間の条件で乾燥機に入れ、常圧熱気加硫(HAV加硫)し、1時間風乾した後、この箔を引っ張り試験機で左右に引っ張り、その破断面を観察した。評価方法としては、ゴムが破壊したものは接着力が強いとして○、ゴムが完全にどちらかの箔から取れたものは接着力が弱いとして×、一部ゴム破壊するものを△とした。結果を表1に示す。
【0060】
[比較例1〜3]
実施例1の(C)成分として次の式IIIで示される接着助剤を使用した[比較例1]。また、(C)成分はIを使うが、シランカップリング剤を使用しないもの[比較例2]、あるいは(C)成分を使わないでシランカップリング剤(D)成分のみのものを作成した[比較例3]。これらのものについて、実施例と同じ試験を行った。その結果を表1に示す。
【0061】
(C)成分
III:エポキシ当量603g/1mol
【化8】
Figure 0004310620
【0062】
【表1】
Figure 0004310620
【0063】
表1に示した本発明のシリコーンゴム接着剤組成物は、自己接着性であり、ニッケルメッキされた金属箔と強固に接着した。
【図面の簡単な説明】
【図1】接着性を調べた試験片と接着試験の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1a、1b ニッケルコート箔
2 シリコーンゴム接着剤組成物

Claims (7)

  1. (A)加熱硬化型のオルガノポリシロキサン組成物
    100重量部
    (B)補強性シリカ微粉末 1〜100重量部
    (C)エポキシ当量が100〜5,000g/1molで、分子中に芳香族環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物
    0.1〜50重量部
    (D)シランカップリング剤 0.1〜50重量部
    を含有してなることを特徴とする金属又は表面に金属部分を有する樹脂とシリコーンゴムとの一体成形用シリコーンゴム接着剤組成物。
  2. 該金属が金又はニッケルである請求項1記載のシリコーンゴム接着剤組成物。
  3. (A)成分の加熱硬化型オルガノポリシロキサン組成物が、
    (1)一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン
    100重量部
    (2)一分子中に2個以上の珪素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部
    (3)付加反応触媒 触媒量
    からなる付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物、又は
    (i)一分子中に2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン
    100重量部
    (ii)有機過酸化物 触媒量
    からなる有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物である請求項1又は2記載のシリコーンゴム接着剤組成物。
  4. (C)成分の有機珪素化合物が珪素原子数1〜500のオルガノシラン又はオルガノシロキサンである請求項1,2又は3記載のシリコーンゴム接着剤組成物。
  5. (C)成分が一分子中に少なくとも1個のSi−H基を含有する有機珪素化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のシリコーンゴム接着剤組成物。
  6. (D)成分が一分子中に少なくとも1個のエポキシ基を含むシランカップリング剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のシリコーンゴム接着剤組成物。
  7. シランカップリング剤が、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン又はβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランである請求項6記載のシリコーンゴム接着剤組成物。
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