JP4308005B2 - インクセット、印刷された物品、印刷方法及び着色剤の使用 - Google Patents

インクセット、印刷された物品、印刷方法及び着色剤の使用 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、印を印刷するためのインクセット、印刷された物品、物品の上への前記印の印刷方法、及び前記印を印刷するための前記インクセットのインク中の着色剤または顔料の使用に関する。
スペクトル選択的で不可視の電磁放射吸収インク、特に近赤外(NIR)吸収インクは広く周知であり、従来技術において使用されている。赤外(IR)吸収インクは特に、機械可読表示の例えばテキスト、数字またはバーコードの印刷のために、並びにこのようなインクを帯びた物品を認証するのを助ける偽造防止表示の印刷のために役立つ。特に、ブランド保護用途という成長分野は、従来のオフセットまたは包装印刷によって施用することができる隠れた表示を必要とする。
欧州特許第340898号(B1)は、近赤外に高い吸収を有する無色の材料を含む第1の識別マークを物品に施用し、それに続いて、このマークに、近赤外に吸収を有しない着色剤を含む第2の識別マークをオーバープリントする認証方法を開示している。この方法は、互いの上に2種の異なるインクを印刷する必要がある。
欧州特許第553614号は、印刷インクとして特定のフタロシアニンを含む液体の使用を開示している。前記フタロシアニンは、700〜1200nmの波長範囲内にスペクトルの吸収極大を有する赤外吸収成分として使用される。フタロシアニンは一般に、赤外吸収着色剤として従来技術において周知である。
WO 90/1604は、IR標識剤(IR-taggant)を帯びた物品を認証するための認証システムを開示している。前記IR標識剤は、特徴的な波長選択的な光吸収スペクトルを有するように選択される。狭い吸収特性を示す波長選択吸収IR標識剤の例として、希土類化合物が提案されている。
可視領域で透明な赤外(及びUV)吸収材料は、英国特許第2,168,372号によってさらに周知である。欧州特許第484018号は、吸収波長極大680〜900nmを有する赤外吸収体として有用なフタロシアニン化合物を開示している。このような化合物を特に、光学的データ記憶ディスクのコーティングのための用途に、並びにセキュリティ用途のために、例えば通貨または小切手を印刷するためのインク中の成分として使用する。欧州特許第408191号は、700nm〜1500nm、より詳細には725nm〜1100nmの波長範囲内の近赤外放射を吸収する置換フタロシアニンに関する。欧州特許第134518号は、750nm〜900nmのスペクトル範囲内で優れた近赤外吸収体であり、コーティング組成物中の顔料または染料として使用してよいナフタロオシアニン(naphthaloocyanin)化合物を開示している。欧州特許第282182号は、700nm〜1500nmの近赤外領域に吸収バンドを有し、光学式文字認識(OCR)システムのための表示を印刷するために使用される置換フタロシアニンに関する。米国特許第46068509号は、上述の用途において使用できるさらなる近赤外吸収フタロシアニン化合物を開示している。
欧州特許第552047号は、赤外吸収マークを帯びた印刷物を開示している。該印刷物は、予め定められた形状の赤外吸収マークを有する基材を含む。該マークは、赤外領域の高い光吸収と赤外吸収印を被覆する(隠す)赤外透明な着色された隠蔽層とを有する印を含む。
ドイツ特許第3826734号は、700〜1000nmのスペクトル波長範囲の光を吸収する機械可読インクを開示している。他の可視光吸収顔料を含むインクに、IR吸収顔料を加える。欧州特許第155780号は、近赤外領域の光を吸収する特定のポリ(置換)フタロシアニンを開示している。ドイツ特許第4022822号は、肉眼で見える第1の情報及び目に見えない第2の情報を含む印刷された物品に関する。第1の可視情報を、不可視のスペクトルの光を透過する着色剤を用いて作製する。第2の情報は、不可視のスペクトルを吸収する着色剤を含む。
全ての上記のIR吸収インク(IR吸収着色剤または顔料を含む)は、当該物品の上に赤外吸収表示を印刷するためにのみ使用する別個の印刷工程(追加のパス)において施用されなければならない。その上、前記赤外吸収インクはしばしば、定められた赤外吸収特性に加えて、スペクトルの可視部の範囲内(400nm〜700nm)でそれ自体の物体色を示し、これは、インクを美術的な4色設計へと一体化するのを困難にする。こうした理由で、このようなインクを用いて実現される表示は、通常、IR吸収表示の物体色を被覆するIR透明でかつ強く着色したインクでオーバープリントされる。
設計者及び印刷者の観点から、同じ定められた赤外吸収特徴を示す印刷インクの完全な4色セット(前記赤外吸収特徴を有しない従来の印刷インクの4色セットと一緒に使用できる)を利用できることは非常に望ましいと思われる。
従って、特定の赤外吸収成分(IR標識剤)と組み合わせて、特定の色を有する染料または顔料を含む印刷インクを製造しようと試みた。4色印刷プロセスのためのインクセットは通常、黒色、黄色、マゼンタ及びシアンの色調を含む。本願発明者らは、約780nmのスペクトル領域の放射を吸収する特定の赤外吸収化合物を、IR透明な黒色、黄色及びマゼンタインクに加えることができ、前記インクの可視特性を実質的に変化させることなく、同時に近赤外スペクトル領域で明確に検出可能な吸収ピークを生じることを見い出した。しかしながら、緑色または青色インクの場合に、近赤外吸収ピークの視感度に問題が生じた。緑色及び青色インクは一般に、フタロシアニン着色剤の例えばC.I.ピグメントグリーン7、またはC.I.ピグメントブルー15:3に基づいている。
フタロシアニン(phtalocyanines)は注目すべきことに、波長750nmまで及びこれ以上の可視光を吸収する。700nm〜900nmの範囲内のIRマーカーの吸収ピークは、このような顔料の存在下ではもはや明確に検出できない。得られた認証マークの信頼性は従って低下する。
本発明の目的は、従来技術の欠点を解決することにあり、特に、IR吸収4色インクセット、印刷された物品、印刷方法、及び、印の色とは無関係に信頼性の高い認証を可能にする多色印刷でセキュリティ印を印刷することを可能にする着色剤を提供することにある。
上述した目的は、独立特許クレームの特徴に従うインクセット、インク、印刷された物品及び印刷方法を用いて解決される。
光吸収印を印刷するための本発明によるインクセットは、異なる色を有する少なくとも2種のインクを含む。本インクセットは従って、多色印を印刷することを可能にする。前記インクセットのインクの各々は、少なくとも1種の可視着色剤または顔料を含む。本インクセットは、インクの第1の群及びインクの第2の群を含む。第1の群のインクは、可視着色剤(顔料または染料)と、予め定められた検出可能なスペクトル特性、好ましくは吸収特性、例えば、近赤外(NIR)スペクトル範囲内の予め定められた波長での吸収ピークを有する追加の標識剤の例えばIR吸収化合物(IR標識剤)とを含む。スペクトル特性は、吸収のような標識剤の波長依存光学特性を意味するが、これに限定されるものではない。第2の群のインクは、スペクトルの可視部の範囲内の光を吸収し(従って可視色を与える)、同時に、少なくとも部分的に、インクの第1の群において使用される前記標識剤と実質的に同じ予め定められたスペクトル特性を示す着色剤(顔料または染料)を含む。これに関連して、少なくとも部分的には、少なくとも予め定められた波長範囲内を意味する。同じスペクトル特性は、NIR範囲内(700nmを超える)で特に定性的に同じスペクトル吸収曲線である。本発明に関連して、定性的に同じスペクトル吸収曲線は、波長の予め定められた範囲内で、比較されるスペクトル吸収曲線は、実質的に同じ波長で吸収極大(ピーク)及び/または吸収極小及び/または吸収端を示すことを意味する。本発明による実質的に同じ波長は典型的には、互いから10nm以下の位置にある波長である。
他の予め定められたスペクトル特性は、例えば、スペクトルの湾曲の変化は検出可能な特性であると考えられる場合の吸収ピークの幅、ピークの高さ対幅の関係である。本発明に関連して、着色剤及び標識剤の両方の存在/欠如を同じ検出手段またはシステムを用いて検出することができる場合に、着色剤のスペクトル特性はいずれにせよ標識剤のスペクトル特性と同様である。
特に、定められた赤外吸収特性を有するインクの4色セットを、IR吸収標識剤を混合してIR透明な黒色、黄色及びマゼンタインクにして前記第1の群のインクを与えることによって、及び前記第2の群のインクとしてシアンインクのための適切な着色剤(顔料または染料)を選択することによって提供することができ、これによって、前記着色剤は可視スペクトルの必要な青色色調及びIR標識剤の必要なIR吸収特性を同時に示すはずである。
IR透明な黒色インクは、注目すべきことに、スペクトルの全可視部分(400〜700nmの波長)を吸収する顔料に基づき、700〜2500nmの範囲内の波長では大きな吸収を示さない。IR透明な黒色インクを、例えばC.I.ピグメントブラック31またはC.I.ピグメントブラック32に基づいて実現することができる。
以下において、吸収特性は、波長の関数としての相対的スペクトル特性を意味するものとする。本発明は、しかしながら、吸収、拡散スペクトル反射またはスペクトル透過が、顔料またはインクのスペクトル特性を評価するのに等しく十分に適しているという概念に限定されるものではない。
同様のスペクトル特性は、実際に例えば、得られたインクは、IR標識剤のピークまたは特徴と実質的に同じ波長で識別可能な近赤外吸収ピークまたは他のスペクトル的な特徴を示し、これによって同じ赤外吸収検出装置を使用して前記第1及び前記第2の群のインクを検出する(認証する)ことができることを意味する。典型的には、このような検出装置は、NIRスペクトル範囲内の3つ以上の異なる波長で相対的拡散反射強度を評価し、これを用いて赤外吸収ピークの位置を評価する。
特に重要なのは、本発明に関連して使用される染料または顔料の化学的耐性及び光堅牢性である。セキュリティ文書または通貨の印刷のために使用する顔料は、IWS(国際ウールスケール)に基づいて光堅牢性3以上を有するべきである。前記顔料はその上、インク配合物中及び印刷時の厳しい環境に対して、特にインクを乾燥させるために使用する様々なタイプの化学、例えばヒートセット、接触オキシ重合(catalytic oxypolymerization,)、UV開始陽イオンまたはラジカル架橋等に対して耐性があるべきである。前記顔料は最終的に様々な有機溶媒に対して、酸及びアルカリに対して、並びに工業的な洗濯に対しても耐性があるべきである。
本発明によるインクセットは従って、セキュリティ文書(紙幣、識別用文書または価値のある文書等)の上にまたは物品の上に隠れたIR吸収特性を有する多色印を印刷することを可能にする。本インクセットを注目すべきことに、同じ色を有するが前記IR吸収特性を示さない第2のインクセットと組み合わせることができる。これは、多色画像またはテキスト部分の内部に隠れたIR吸収情報を印刷することに対処する。これに関連して特に興味深いのは、2種の4色刷り印刷インクセット(黄色、マゼンタ、シアン及び黒色)の共役ハイパーセットであり、すなわちIR吸収特徴を含む第1のセット、及びこれを含まない第2のセットである。注目すべきことに、ベースインクとして黄色、マゼンタ、シアン及び黒色を使用した4色刷り印刷を使用して、ヒトの目で知覚できる色調の大部分を表すことができる。
本発明の好適な具体例によれば、インクセットは従来の4色刷り印刷にとって必要な色調、すなわち黒色、黄色、マゼンタ及びシアンを有する4種のインクを含む。インクの前記第1の群は好ましくは、黒色、黄色及びマゼンタインクを含む。前記第2の群は、シアンインクを含む。同時に適切な近赤外吸収ピークを有する適切なシアン色調顔料が存在することが見い出された。好ましくは、インクの第2の群の顔料を、結晶学的X形を有する無金属未置換または置換フタロシアニンの中から選択する。
無金属フタロシアニンのX形は最初に米国特許第3,357,989号及びLondon, J. Phys. Chem, 1968,72 (9), pages 3230-3235において開示された。これは特定のX線回折パターン図形を示し、電子写真のために有用な光伝導特性を有する。X形を、酸または有機溶媒中での再結晶によって、または高温での熱処理によって、より安定ではないがより一般的なアルファ−またはベータ−変態から得ることができ、これは、例えば米国特許第3,594,163号;米国特許第3,657,272号;米国特許第3,932,180号;米国特許第4,098,795号;米国特許第4,814,441号;日本国特許第7,301,932号(A2);欧州特許第269,079号(B1)において説明されている。
“X形”という用語を使用して、式:
Figure 0004308005
の未置換無金属フタロシアニンの前記特定の最も安定な結晶変態がキャラクタリゼーションされてきた。
本発明に関連して、“X形”という用語は、より大きな意味でも理解されるものとし、周辺置換置換無金属フタロシアニンの対応する結晶変態も同様に含む。フタロシアニン分子の4つのベンゼン環中の1〜16個の周囲水素原子を、注目すべきことに、ハロゲン原子並びに多数の有機及び無機基で置き換えてよい。
また、近赤外スペクトル範囲内の第2の吸収ピークを示す金属含有フタロシアニン顔料が存在し、例えば銅−フタロシアニン(730nmに吸収ピーク)及びチタン−フタロシアニン(850nmに吸収ピーク)の特定の変態である。適切なIR標識剤を利用して、近赤外に同じスペクトル吸収特性を有する残存インクを提供するならば、前記金属含有フタロシアニン化合物を結果として本発明に関連して同様に使用できる。
IR標識剤は好ましくは、インクの可視色を妨害するのを避けるために可視部の範囲(400〜700nm)全体にわたって実質的な吸収を示さない700〜900nmの波長範囲の光を吸収する化合物である。これは好ましくは約780nmに吸収ピークを示す。IR標識剤は好ましくはベンゼンチオール−置換銅−フタロシアニンの群から選択される。前記置換フタロシアニンは、銅−フタロシアニンの塩素化、続いて塩素化生成物と未置換または置換ベンゼンチオールとを反応させるという一般的な様式で得られる。フタロシアニン分子中の12〜16の利用可能な位置を、このようにして置換する。本発明に関連して、好ましいIR標識剤は、式:
Figure 0004308005
のパラ−トルエンチオール−過置換銅−フタロシアニンである。
本発明の別の態様によれば、予め定められた波長で近赤外の光を吸収する印を含む印刷された物品が提案される。上記に定義した通りにインクセットを用いて印を印刷する。
本発明のさらに別の態様によれば、予め定められた波長でスペクトルの近赤外範囲の光を吸収する印の印刷方法が提案される。前記方法は、上記に定義した通り、前記第1の群の少なくとも1種のインクを施用し、インクセットのインクの前記第2の群の少なくとも1種のインクを施用する工程を含む。
本発明はさらに、多色印刷のためのインクセットの一部分であるインク中のIR着色剤(顔料または染料)の使用を提案する。前記IR着色剤は、特定の吸収特性に従ってスペクトルの近赤外部分の光を吸収し、同時に特定の可視吸収(色)を着色剤として有する。本インクセットは、前記IR着色剤または顔料を含む少なくとも1種のインクを含む。本インクセットはさらに、様々な色を有する可視着色剤及びスペクトルの近赤外の部分の光を吸収する追加のIR標識剤を含み、IR着色剤のものと同様の赤外吸収特性を示す少なくとも1種のインクを含む。好ましくは、本発明は、可視色調付与顔料及び700〜900nmの波長範囲内の光を吸収するIR標識剤を含み、好ましくは780nmに前記IR着色剤または顔料の吸収ピークと実質的に一致する吸収ピークを有する他のインクと組み合わせて、780nmに赤外吸収ピークを示す結晶学的X形を有する無金属フタロシアニンを、インクセットのインクのIR着色剤または顔料として使用することに関する。本発明においては、実質的に一致は、吸収曲線を互いに比較した場合、スペクトル吸収曲線は、互いから10nm以下にある波長で吸収極大(ピーク)及び/または吸収極小及び/または吸収端を示すことを意味する。
本発明に関連して、様々な他の具体例が得られる。
注目すべきことに、4色未満または4色を超える色を含むインクセットを提供し、使用することが可能である。IR標識剤のIR吸収特性と同様の固有のIR吸収特性を有する青色または緑色インクを選択することが好ましいが、このような特性を有する他の着色剤を見い出し、使用することができる。また希土類元素を赤外吸収標識剤として含む顔料を使用することが可能であり、このような顔料は当業者には周知である。前記顔料は、注目すべきことに、追加の特性の例えば補足的なセキュリティ特徴として有用なアップまたはダウンコンバーティングルミネセンスを有してよい。スペクトルの近赤外範囲の光を吸収するIR標識剤及びIR着色剤は本発明の好適な具体例であるが、後者は近赤外吸収体に限定されるものではない。また可視スペクトルの外の他の波長範囲、例えば遠赤外または紫外範囲を吸収する標識剤及び着色剤を使用することが可能である。
印刷された物品は、例えば偽造されやすい貴重な製品のため包装、例えば香水、たばこ、コンピュータソフトウェアまたはその他同様なもののための包装としてよい。印刷された物品はまた、任意の種類の包装または物品に取り付けることができるラベルとしてよい。印刷された物品はさらに、有価文書の例えば通貨、株券、チケット若しくはその他同様なもの、または識別用若しくは権利付与文書の例えば旅券、ID−カード、運転免許証等としてよい。
本発明によるインクを、任意のタイプの周知の印刷プロセスの例えば凹版、凸版、スクリーン、及びオフセット印刷、並びにグラビア及びフレキソ印刷、インクジェット印刷並びに静電または電気泳動トナーを使用する印刷方法を使用して、基材に施用してよい。
本発明をここから、示す図に関連して1例としてのみより詳細に説明する。
図1は、近赤外吸収標識剤を有する場合および有しない場合の黄色インク吸収スペクトルである。
図2は、近赤外吸収標識剤を有する場合および有しない場合のマゼンタインクの吸収スペクトルである。
図3は、標識剤を有しない可視&赤外吸収インクの吸収スペクトルである。
図4は、近赤外吸収標識剤を有する場合および有しない場合の黒色インクの吸収スペクトルである。
図5は、標識剤を有しない緑色インク及びシアンインク、並びに標識剤を有するシアンインクのスペクトルの比較である。
図5は、本発明に関連して使用できないかもしれない従来のシアン及び緑色インクの吸収スペクトルを示す。IR標識剤を有しないC.I.ピグメントブルー15:3に基づくシアンインク(シアンIRT)は、550nm〜750nmの範囲内に実質的な吸収を有する。IR吸収標識剤を同じシアンインクに混和した場合、500〜750nmの範囲内で吸収挙動はほとんど変化しない。750〜900nmの範囲内に吸収の小さな差が存在するが、この範囲内に容易に検出できる可能性がある吸収ピークは存在しない。実質的に同じ観察が、C.I.ピグメントグリーン7に基づく緑色インクにも当てはまる。図5に示すように、緑色の場合にもシアンインクの場合にも検出可能な近赤外吸収ピークが存在しないので、こうしたインクを、同じセキュリティシステム内部に、赤外標識黄色、マゼンタ及び黒色インク(全てはこの波長領域で識別可能な吸収ピークを示す)と組み合わせて使用することは可能ではない。
図1、2及び4は、1つは近赤外吸収標識剤を有し、1つは有しない黄色、マゼンタ及び黒色インクの吸収スペクトルを示す。図3は、本発明による赤外吸収シアンインク、すなわち、近赤外吸収標識剤のものと同様の近赤外吸収を示すIR着色剤(IR顔料)に基づくものの吸収スペクトルを示す。吸収スペクトルが図1〜4に示されるインクは、4色印刷のためのインクセットを一緒に形成する。こうした4種のベースインクを標準的な4色刷り印刷において使用して、ヒトの目で知覚できる多数の色調を表すことができる。このような様式で得られる全ての色は隠れたセキュリティ特徴として780nmに近赤外吸収ピークを示そう。このように得られたインクセットを通常の4色刷りインク、すなわち前記隠れたNIR吸収を示さないインクと並置して組み合わせて、印刷された領域内部に隠れたNIR表示を実現することができる。
以下において、様々な印刷用途のための多数の模範的なインク配合物を開示する。このようにして得られたインクは、下記の実施例において略述するようにインクセットと組み合わせることができる。
以下の凹版、平版または凸版インクを得るために、示される成分を、30barで2つの通路を使用してロールミル上で一緒に混合し、均一化する。
凹版印刷インクシアン:
−高沸点鉱油(PKWF 28/31)中の桐油及びマレイン酸変性フェノール樹脂の付加生成物 35.0%
−長油アルキド樹脂 7.5%
−インク溶媒27/29(シェルInd.ケミカルズ(Shell Ind. Chemicals))中の生桐油で変性したアルキルフェノール樹脂 16.0%
−ポリエチレンワックス 1.5%
−炭酸カルシウム 32.8%
−結晶学的X形のX形フタロシアニン顔料、例えば未置換無金属ジヒドロゲノ−フタロシアニン(Pc−H2) 2.0%
−インク溶媒27/29(シェルInd.ケミカルズ) 5.0%
−コバルトオクトアート(10%金属) 0.1%
−マンガンオクトアート(10%金属) 0.1%
平版印刷インクシアン:
−ラインシード油で煮込んだフェノール樹脂変性樹脂 33.0%
−長油アルキド樹脂 42.2%
−ポリエチレンワックス 2.0%
−インク溶媒27/29(シェルInd.ケミカルズ) 2.0%
−煮込ラインシード油 5.0%
−結晶学的X形のX形フタロシアニン顔料、例えば未置換無金属ジヒドロゲノ−フタロシアニン(Pc−H2) 10.0%
−二酸化チタン 5.0%
−コバルトオクトアート(10%金属) 0.8%
平版印刷インク黄色:
−ラインシード油で煮込んだフェノール樹脂変性樹脂 31.5%
−長油アルキド樹脂 38.7%
−ポリエチレンワックス 2.0%
−インク溶媒27/29(シェルInd.ケミカルズ) 2.0%
−煮込ラインシード油 5.0%
−C.I.ピグメントイエロー13 15.0%
−IR標識剤 3.0%
−二酸化チタン 2.0%
−コバルトオクトアート(10%金属) 0.8%
平版印刷インクマゼンタ:
−ラインシード油で煮込んだフェノール樹脂変性樹脂 31.5%
−長油アルキド樹脂 38.7%
−ポリエチレンワックス 2.0%
−インク溶媒27/29(シェルInd.ケミカルズ) 2.0%
−煮込ラインシード油 5.0%
−C.I.ピグメントレッド122 15.0%
−IR標識剤 3.0%
−二酸化チタン 2.0%
−コバルトオクトアート(10%金属) 0.8%
平版印刷インク黒色:
−ラインシード油で煮込んだフェノール樹脂変性樹脂 30.0%
−長油アルキド樹脂 36.0%
−ポリエチレンワックス 2.0%
−インク溶媒27/29(シェルInd.ケミカルズ) 2.0%
−煮込ラインシード油 5.0%
−C.I.ピグメントブラック31 18.0%
−C.I.ピグメントバイオレット23 1.2%
−IR標識剤 3.0%
−二酸化チタン 2.0%
−コバルトオクトアート(10%金属) 0.8%
凸版印刷インク:
−ラインシード油で煮込んだフェノール樹脂変性樹脂 29.5%
−長油アルキド樹脂 38.7%
−ポリエチレンワックス 2.0%
−インク溶媒27/29(シェルInd.ケミカルズ) 2.0%
−煮込ラインシード油 5.0%
−顔料の含量 10.0%
−二酸化チタン 6.0%
−二酸化ケイ素(エアロシル 200、デガッサ−フエルス AG(Aerosil 200, Degussa-Huels AG)) 6.0%
−コバルトオクトアート(10%金属) 0.8%
以下のグラビア印刷インクを得るために、成分をまずビードミリングによって一緒に均一化し、得られたインク濃縮物を、示した量の溶媒を用いて希釈する。最後に、2:1酢酸エチル/エタノール混合物を用いて、好ましくは印刷直前に粘度を18”DIN4に調節する。
グラビア印刷インクシアン:
−エタノール 20.0%
−酢酸エチル 19.5%
−ジシクロシクロヘキシルフタレート(ユニモル 66、バイエル(Unimoll 66, Bayer)) 4.0%
−フマル酸変性ロジン(ロクラマ 7200(Rokramar 7200)、ロバート・クレーマーGmbH&Co(Robert Kraemer GmbH & Co)が供給) 4.0%
−ポリビニルブチラール樹脂(ピオロフォーム BN18(Pioloform BN18)、ワッカー−ケミー(Wacker-Chemie)が供給) 9.5%
−結晶学的X形のX形フタロシアニン顔料、例えば未置換無金属ジヒドロゲノ−フタロシアニン(Pc−H2) 5.0%
−***ビードミリング
−エタノール 12.0%
−酢酸エチル 26.0%
−***2:1EtAc/EtOHを用いて粘度を18”DIN4に調節する
グラビア印刷インク黄色:
−エタノール 20.0%
−酢酸エチル 19.0%
−ジシクロシクロヘキシルフタレート(ユニモル 66、バイエル) 4.0%
−フマル酸変性ロジン(ロクラマ 7200、ロバート・クレーマーGmbH&Coが供給) 4.0%
−ポリビニルブチラール樹脂(ピオロフォーム BN18、ワッカー−ケミーが供給) 9.0%
−C.I.ピグメントイエロー13 7.0%
−IR標識剤 1.0%
−***ビードミリング
−エタノール 12.0%
−酢酸エチル 26.0%
−***2:1EtAc/EtOHを用いて粘度を18”DIN4に調節する
グラビア印刷インク黒色:
−エタノール 19.5%
−酢酸エチル 19.0%
−ジシクロシクロヘキシルフタレート(ユニモル 66、バイエル) 4.0%
−フマル酸変性ロジン(ロクラマ 7200、ロバート・クレーマーGmbH&Coが供給) 4.0%
−ポリビニルブチラール樹脂(ピオロフォーム BN18、ワッカー−ケミーが供給) 9.0%
−C.I.ピグメントブラック31 8.0%
−C.I.ピグメントバイオレット23 0.5%
−IR標識剤 1.0%
−***ビードミリング
−エタノール 12.0%
−酢酸エチル 26.0%
−***2:1EtAc/EtOHを用いて粘度を18”DIN4に調節する
全ての適切な場合に、IR標識剤は、上述のベンゼンチオール−置換銅−フタロシアニンのクラスから選択される顔料である。
吸収スペクトルが図1〜4に示されるインクは、本発明によるインクセットの第1の実施例を形成する。
実施例1
インクセットの第1の実施例は、4種の平版印刷インク(黒色、マゼンタ、黄色及びシアン)で構成され、上記に与えた式に従って製造される。
黄色インク:
黄色インクの吸収スペクトルを図1に示す。IR標識剤を有しない黄色インク(実線)は約500nmに吸収端を有し、520〜1100nmに無視できる吸収を有する(実線)。IR標識剤を混和した黄色インクは、IR標識剤が原因で780nmに追加の吸収ピークを有する(破線)。780nmのピークを、適切な検出システムを用いて容易に検出することができる。
マゼンタインク:
図2は、IR標識剤を有しないマゼンタインクの及び本発明によるインクセットのマゼンタインクの吸収スペクトルを示す。IR標識剤を有しないマゼンタインク(実線)は、約530nmでC.I.ピグメントレッド122の吸収ピークを示す。インクは650〜1100nmに無視できる吸収を有する。IR標識剤を混和したマゼンタインクは(破線)は、IR標識剤が原因で780nmに追加の吸収ピークを有する。
シアンインク:
図3はシアンインクの吸収スペクトルを示す。シアンインクは約600nmに吸収ピークを有し、インクの可視のシアン色を生じる。シアンインクの顔料を、780nmに追加の吸収ピークを有するような様式で選択する。780nmの吸収ピークは、黄色若しくはマゼンタインク(図1及び2を参照されたい)または黒色インク(図4を参照されたい)中に含まれるIR標識剤の吸収ピークの形態と同様の形態を有する。シアンインクの顔料は、可視吸収(色)及び近赤外吸収(IR標識剤)の両方の機能を帯びるので、シアンインク中にIR標識剤を使用する必要はない。
黒色インク:
インクセットの第1の実施例のNIR透明な黒色インクの吸収スペクトルを図4に示す。実線は、IR標識剤を加えないインクのスペクトルを示す。インクは、400〜670nmに実質的に連続的で強い吸収を及び700〜1100nmに無視できる吸収を有する。IR標識剤を混和した場合、黒色インクは780nmに追加の吸収ピークを示す(破線)。
図1〜4に示すように、インクを含むインクセットは、標準的な4色刷りによって任意の色の印を印刷することを可能にする。全てのこのように得られた色は、780nmに明確に検出可能な吸収ピークを示す。
IR標識剤は、黄色、マゼンタ及び黒色インクの色調にマイナスの影響を与えないような様式で選択される。すなわちIR標識剤は、スペクトルの可視部の範囲内に実質的な吸収を有してはならない。
実施例2
本発明によるインクセットの第2の実施例は、3種のグラビアインク(黒色、黄色及びシアン)で構成され、上記に与えた処方に従って製造される。このように得られたインクセットを使用して、ブランド保護のために有用な隠れたIR吸収表示を示す包装を印刷してよい。
本発明は従って、赤外透明な顔料及び別個に混合した近赤外吸収標識剤に基づく第1の群のインクと実質的に同じ近赤外吸収特性を有するような様式で選択された可視−及び−赤外吸収顔料に基づく、第2の群のインクを含むインクセットを開示する。
本発明によるインクのIR吸収特徴を多数の様々な様式で検出することができ、従って検証することができる。第1の検出方法は、印刷された試料の拡散反射スペクトルの測定を含む。このように得られたスペクトルの反射率曲線を、予め定義されたそれぞれの波長(上記に説明した好ましい選択では780nm)で中央に置かれたIR吸収ピークに関して分析する。この分析の結果(すなわち前記ピークの存在または欠如)を、印刷された試料のための信用性の判定基準として使用する。この方法は、試験を実行するための分光計に基づくハードウェア及び対応する処理手段を必要とする。
第2の簡略化された方法は、手持形装置中に含まれる小さな白熱光源及び4つの光検出器チャネルに基づく。前記光検出器チャネルの各々は、光学バンドパスフィルター、シリコンホトダイオード及びトランスインピーダンス増幅器を含む。4つの増幅器の出力を、光源も制御するプログラム可能なマイクロコントローラ回路に接続する。光学バンドパスフィルターは730±10nm、780±10nm、830±10nm、及び980±10nmで窓を有し、この第1の数字は中心波長を、第2の数字はバンドパスの幅の半分を示す。マイクロコントローラ回路をプログラムして、4つの光検出器鎖によって与えられる4つの強度値を読み、3つの強度比R1=I(730)/I(980);R2=I(780)/I(980);及びR3=I(830)/I(980)を計算する。980nmでの反射強度、I(980)、を本明細書により基準信号として使用して、照度とは無関係に測定値R1、R2、及びR3を与える。780nmでIR吸収ピークを検出するために、R2は、R1及びR3の値未満の定められたレベルの値を有しなければならない。マイクロコントローラをさらにプログラムして、このような試験を実行し、試験作業の結果としてはい/いいえの認証信号を与える。
第3のなおさらに簡略化された方法は、光学フィルターの無い単一の光検出器鎖を、4つの異なる波長で発光する4つの発光ダイオードと一緒に利用する。光検出器鎖はシリコンホトダイオード及びトランスインピーダンス増幅器を含み、この出力を、プログラム可能なマイクロコントローラ回路に接続する。マイクロコントローラ回路は、中心波長740nm、770nm、810nm、及び950nmで発光するように選択された4つの発光ダイオードも制御する。発光ダイオードの発光はスペクトル半値幅約40nmを有し、これによってダイオードを使用して、試料の吸収特性の連続的な部分に照射することができる。印刷された試料を試験するために、マイクロコントローラ回路をプログラムして、4つの光源を用い4つの波長で試料に逐次照射し、光検出器鎖が供給する対応する拡散反射信号の強度を記録する。再度、比R1=I(740)/I(950)、R2=I(770)/I(950)、及びR3=I(810)/I(950)を計算し(950nmでの反射強度は基準として役立つ)、780nmでの吸収ピークの存在を、R2をR1及びR3の両方と比較することで検出する。
近赤外吸収標識剤を有する場合および有しない場合の黄色インク吸収スペクトルである。 近赤外吸収標識剤を有する場合および有しない場合のマゼンタインクの吸収スペクトルである。 標識剤を有しない可視&赤外吸収インクの吸収スペクトルである。 近赤外吸収標識剤を有する場合および有しない場合の黒色インクの吸収スペクトルである。 標識剤を有しない緑色インク及びシアンインク、並びに標識剤を有するシアンインクのスペクトルの比較である。

Claims (13)

  1. 少なくとも2種のインクを含む光吸収印を印刷するためのインクセットであって、
    前記インクの各々は可視光を吸収する少なくとも1種の着色剤、顔料または染料を有し、
    前記インクセットはインクの第1の群及びインクの第2の群を有し、
    前記第1の群のインクは、予め定められたスペクトル吸収特性を有する追加の標識剤を含み、前記標識剤は700〜900nmの波長範囲内に吸収ピークを有し、前記標識剤は可視スペクトルに実質的に吸収を有しない、
    前記第2の群のインクは、スペクトルの可視部の範囲内の光を吸収し、前記標識剤とNIR範囲内(700nmを超える)で定性的に同じスペクトル吸収曲線を示す着色剤、染料または顔料を有する、
    インクセット。
  2. 前記第2の群のインクの前記着色剤、染料または顔料は、前記第1の群のインクの前記標識剤のNIR吸収ピークの波長から10nm以下の波長でNIR吸収ピークを有する、請求項1に記載のインクセット。
  3. 前記インクセットは、黒色、黄色、マゼンタ及びシアンインクからなる、請求項1または2に記載のインクセット。
  4. 前記インクの第1の群は、黒色、黄色及びマゼンタインクを含み、前記インクの第2の群は、シアンまたは緑色インクを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクセット。
  5. 前記第2の群のインクの前記着色剤は、フタロシアニン類である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクセット。
  6. 前記インクの第2の群の前記着色剤は700〜900nmの波長範囲内に吸収ピークを有する、請求項に記載のインクセット。
  7. 前記標識剤はベンゼンチオール−置換銅フタロシアニンである、請求項1〜のいずれか1項に記載のインクセット。
  8. 前記標識剤は、国際ウールスケールに基づいて光堅牢性少なくとも3を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載のインクセット。
  9. 前記着色剤、染料または顔料は、国際ウールスケールに基づいて光堅牢性少なくとも3を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載のインクセット。
  10. 光吸収印を帯びた印刷された物品であって、
    前記印は請求項1〜のいずれか1項に記載のインクセットを用いて印刷され、
    前記インクの各々は少なくとも1種の着色剤、染料または顔料を有し、
    前記インクセットは可視光を吸収するインクの第1の群及びインクの第2の群を有し、
    前記第1の群のインクは、予め定められたスペクトル吸収特性を有する追加の標識剤を含み、前記標識剤は700〜900nmの波長範囲内に吸収ピークを有し、前記標識剤は可視スペクトルに実質的に吸収を有しない、
    前記第2の群のインクは、スペクトルの可視部の範囲内の光を吸収し、前記標識剤とNIR範囲内(700nmを超える)で定性的に同じスペクトル吸収曲線を示す着色剤、染料または顔料を有する、物品。
  11. 予め定められたスペクトル特性を有する印を請求項1〜のいずれか1項に記載のインクセットを用いて物品の上に印刷する方法であって、
    インクの第1の群の予め定められた着色剤を有する少なくとも1種のインクを施用する工程と、
    前記第1の群のインクとは異なる色を有するインクの第2の群の少なくとも1種のインクを施用する工程と、
    を含む方法において、
    前記第1の群のインクは、予め定められたスペクトル吸収特性を有する追加の標識剤を含み、前記標識剤は700〜900nmの波長範囲内に吸収ピークを有し、前記標識剤は可視スペクトルに実質的に吸収を有しない、
    前記第2の群のインクは、スペクトルの可視部の範囲内の光を吸収し、前記標識剤とNIR範囲内(700nmを超える)で定性的に同じスペクトル吸収曲線を示す着色剤を有する、方法。
  12. インクセットのインクにおける着色剤の使用であって、
    前記インクセットは、異なる色を有するさらなる着色剤及び追加の標識剤を有する少なくとも1つの追加のインクを含み、
    前記標識剤は、700〜900nmの波長範囲内に吸収ピークを有し、前記標識剤は、可視スペクトルに実質的に吸収を有しない、
    前記着色剤は、スペクトルの可視部の範囲内の光を吸収し、前記標識剤とNIR範囲内(700nmを超える)で定性的に同じスペクトル吸収曲線を示す、
    前記着色剤の使用。
  13. 求項1〜のいずれか1項に記載のインクセット及び同じ色を有するが前記スペクトル吸収特性を示さない第2のインクセットを含むデュアルインクセット。
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