JP4300690B2 - 吸着式冷凍機 - Google Patents

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JP4300690B2 JP2000234548A JP2000234548A JP4300690B2 JP 4300690 B2 JP4300690 B2 JP 4300690B2 JP 2000234548 A JP2000234548 A JP 2000234548A JP 2000234548 A JP2000234548 A JP 2000234548A JP 4300690 B2 JP4300690 B2 JP 4300690B2
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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸発した冷媒を吸着するとともに、加熱されることにより吸着していた冷媒を脱離する吸着剤を用いた吸着式冷凍機に関するもので、車両用空調装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
吸着式冷凍機は、周知のごとく、水等の冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮させるとともに、蒸発した冷媒を吸着剤にて吸着することにより冷媒を連続的に蒸発させている。また、吸着剤の(水分)吸着能力が飽和して蒸気冷媒を吸着することができなくなったときには、吸着剤を加熱して吸着していた冷媒を脱離(再生)した後、再び、蒸気冷媒を吸着させる。
【0003】
なお、本明細書では、吸着剤が冷媒を吸着しているときを「吸着工程にある」と呼び、吸着剤が吸着していた冷媒を脱離しているときを「脱離工程にある」と呼ぶ。
【0004】
ところで、吸着式冷凍機の冷凍能力は、吸着剤が吸着又は脱離する冷媒(水分)量(=蒸発する冷媒(水分)量)に比例する。具体的には、吸着時の水分吸着率と脱離時の水分吸着率との差が大きいほど、冷凍能力(=吸着又は脱離する水分量)が大きくなる。
【0005】
また、一般的に、水分吸着率は、図11に示すように、吸着剤が置かれた環境の関係湿度が大きくなるほど、大きくなる。ここで、関係湿度とは、その時の吸着剤温度における飽和水蒸気圧P1に対する、吸着剤が置かれた雰囲気温度における実際の水蒸気圧P2の比(=P2/P1)で決定される。
【0006】
そこで、例えば特開平4−316965号公報(以下、第1公報と呼ぶ。)に記載の発明では、蒸発器で蒸発した蒸気冷媒を加圧して吸着工程にある吸着剤に供給することにより関係湿度(吸着剤が置かれた雰囲気温度における実際の水蒸気圧P2)を大きくして吸着剤の水分吸着量を増大させている。
【0007】
また、特許3020091号公報(以下、第2公報と呼ぶ。)に記載の発明では、脱離工程にある吸着剤が収納された吸着器内の雰囲気ガス(脱離した蒸気冷媒等を多く含む気体)をポンプにて吸引することにより、関係湿度(吸着剤が置かれた雰囲気温度における実際の水蒸気圧P2)を小さくして脱離する水分量を増大させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1公報では、吸着する水分量を増大させることができるものの、脱離する水分量を増大させることができない。一方、第2公報では、脱離する水分量を増大させることができるものの、吸着する水分量を増大させることができない。
【0009】
また、吸着式冷凍機では、水分を脱離させるために熱量を必要とするが、吸着式冷凍機を車両用空調装置に適用した場合、水分を脱離させるために必要な熱量(以下、この熱を再生用熱量と呼ぶ。)は、一般的に、エンジンの廃熱(エンジン冷却水)が採用される。このため、エンジン始動直後等のエンジン冷却水の温度が低いときには、十分な量の水分を脱離させることができない。
【0010】
また、吸着式冷凍機を停止させたまま放置すると、吸着剤の温度と雰囲気温度が等しくなり、関係湿度が100%となる。このため、停止状態が比較的長時間を経過した後は、吸着剤が飽和しているので、吸着式冷凍機を稼働させるには、先ず、飽和している吸着剤を加熱して水分を脱離させる必要がある。
【0011】
しかし、前述のごとく、エンジン始動直後は、エンジン冷却水の温度が低いため、吸着剤を十分に加熱することができないので、エンジン始動直後は、吸着式冷凍機を稼働させることが難しい。
【0012】
本発明は、上記点に鑑み、吸着式冷凍機の運転条件(環境条件)によらず、十分な冷凍能力を発揮させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、液冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する蒸発器(30)と、蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸着するとともに、加熱されることにより吸着していた冷媒を脱離する吸着剤(11、21)と、吸着剤(11、21)を収納する吸着器(10、21)と、蒸気冷媒を冷却して凝縮させる凝縮器(40)と、冷媒を吸引して加圧吐出するポンプ手段(70)とを備え、ポンプ手段(70)により蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を凝縮器(40)に送る強制蒸発モードと、ポンプ手段(70)により蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を吸着工程にある吸着器(10、21)に送る蒸発アシストモードと、ポンプ手段(70)により脱離工程にある吸着器(10、21)内の蒸気冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を凝縮器(40)に向けて吐出する凝縮アシストモードとのうち、少なくとも1つのモードが選択することができるように構成されていることを特徴とする。
【0014】
これにより、吸着する水分量及び脱離する水分量の両者を増大させることができ、吸着式冷凍機の冷凍能力を増大させることができる。
【0015】
ところで、吸着剤(11、21)を加熱する熱源(80)の始動時においては、吸着剤(11、21)が飽和している可能性が高く、かつ、熱源(80)の温度も低いため、吸着剤(11、21)を十分に加熱することができず、吸着式冷凍機を始動(稼働)させることが難しい。
【0016】
これに対して、請求項2に記載の発明では、熱源(80)の始動時においては、強制蒸発モードを実行するので、吸着剤の状態によらず冷媒を蒸発させることができ、確実に冷凍能力を発揮させることができる。
【0017】
なお、請求項3に記載の発明のごとく、吸着剤(11、21)の温度が所定温度を超えるまで強制蒸発モードを実行するようにしても、請求項2に記載の発明と同様に、吸着剤の状態によらず冷媒を蒸発させることができ、確実に冷凍能力を発揮させることができる。
【0018】
また、請求項4に記載の発明のごとく、脱離工程にある吸着器(10、21)内の関係湿度が第1所定湿度より高い場合には、凝縮アシストモードを実行することが望ましい。
【0019】
また、請求項5に記載の発明のごとく、吸着工程にある吸着器(10、21)内の関係湿度が第2所定湿度より低い場合には、蒸発アシストモードを実行することが望ましい。
【0020】
また、請求項6に記載の発明のごとく、脱離工程にある吸着器(10、21)内の関係湿度が第1所定湿度より高い場合には、凝縮アシストモードを実行し、吸着工程にある吸着器(10、21)内の関係湿度が第2所定湿度より低い場合には、蒸発アシストモードを実行し、さらに、脱離工程にある吸着器(10、21)内の関係湿度が第1所定湿度より高く、かつ、吸着工程にある吸着器(10、21)内の関係湿度が第2所定湿度より低い場合には、強制蒸発モードを実行することが望ましい。
【0021】
また、請求項7に記載の発明のごとく、強制蒸発モードにおいては、蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を直接に凝縮器(40)に送ることが望ましい。
【0022】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る吸着式冷凍機を車両用空調装置に適用したものであって、図1は本実施形態に係る吸着式冷凍機の模式図である。
【0024】
図1中、10、20は、表面に吸着剤11、21が接着された熱交換器12、22を収納するとともに、冷媒(本実施形態では、水)が流通する通路を兼ねる第1、2吸着器であり、30は車室内に吹き出す空気と冷媒(水)とを熱交換して冷媒を蒸発させることにより冷凍能力を発揮し、車室内に吹き出す空気を冷却する蒸発器である。
【0025】
なお、吸着剤11、21は、吸着剤が置かれた環境の関係湿度に応じて水分(水蒸気)を吸着・脱離するものであり、本実施形態では、シリカゲルを採用している。
【0026】
40は外気(室外空気)により蒸気冷媒を冷却して凝縮させる凝縮器であり、凝縮器40にて凝縮(液化)された冷媒は、所定の圧量損失を有する冷媒配管41を経由して蒸発器30に戻される。
【0027】
51〜54は第1、2吸着器10、20、蒸発器30及び凝縮器40を結ぶ冷媒配管であり、61、62は冷媒の流通状態を制御する第1、2切換バルブである。55は第1、2切換バルブ61、62間を直接に結ぶバイパス配管であり、このバイパス配管55には、バイパス配管55を開閉する開閉バルブ63、及び蒸気冷媒を吸入して、その吸引した蒸気冷媒を加圧吐出するポンプ(蒸気圧縮機)70が配設されている。
【0028】
また、80は走行用のエンジン(内燃機関)であり、90は熱交換器11、21から流出した熱媒体(本実施形態では、エチレングリコール系の不凍液が混入された水であって、エンジン冷却水と同じ流体)と室外空気とを熱交換し、熱媒体(以下、冷却水と呼ぶ。)を冷却する室外器である。
【0029】
64、65はエンジン80と熱交換器11との間で冷却水を循環させ、かつ、熱交換器21と室外器90との間で冷却水を循環させる場合と、エンジン80と熱交換器21との間で冷却水を循環させ、かつ、熱交換器11と室外器90との間で冷却水を循環させる場合とを切り替える第3、4切換バルブである。
【0030】
101はエンジンから流出する冷却水(吸着器10、20に供給される冷却水)の温度を検出する水温センサであり、102は室外空気の温度を検出する外気温センサである。そして、両センサ101、102の検出温度は、電子制御装置(ECU)100に入力されており、ECU100は、両センサ101、102の検出温度に基づいて予め設定されたプログラムに従ってバルブ61〜65及びポンプ70等を制御する。
【0031】
なお、32は蒸発器30に空気を送風する送風機であり、4は凝縮器40に冷却風を送風する送風機であり、91は室外器90に冷却風を送風する送風機である。
【0032】
次に、本実施形態の作動を述べる。
【0033】
本実施形態は、以下の4種類の運転モードを後述するように条件に応じて切り替えるものであるが、先ず、4種類の運転モードについて述べる。
【0034】
1.ノーマル冷房モード
このモードは、エンジン80から流出する冷却水の温度が十分(例えば70℃以上)に高く、吸着剤11、21を十分に脱離(再生)することができ、かつ、吸着剤11、21にて十分な量の水分を吸着して十分な冷凍能力(冷房能力)を発揮することができる場合に実行されるモードであり、具体的には、以下の2つのモード(第1ノーマルモード及び第2ノーマルモード)を所定時間毎に切換運転するものである。
【0035】
なお、第1ノーマルモードと第2ノーマルモードとを切り替える所定時間は、吸着剤11、21の総水分吸着量(総水分吸着能力)に応じて適宜選定されるものである。
【0036】
1.1 第1ノーマルモード(図1参照)
このモードでは、開閉バルブ63を閉じ、かつ、ポンプ70を停止さるとともに、第1、2切換バルブ61、62を作動させて第1吸着器10と凝縮器40とを連通させ、かつ、第2吸着器20と蒸発器30とを連通させる。
【0037】
さらに、第3、4切換バルブ64、65を作動させてエンジン80と熱交換器11との間で冷却水を循環させ、かつ、熱交換器21と室外器90との間で冷却水を循環させる(以下、このような第3、4切換バルブ64、65の作動を第1バルブ作動モードと呼ぶ。)。
【0038】
これにより、高温の冷却水が熱交換器11に供給されて吸着剤11が加熱されるので、第1吸着器10内の関係湿度が小さくなり、第1吸着器10内の吸着剤11は、この小さくなった関係湿度に呼応するように吸着していた水分を脱離する。
【0039】
そして、その脱離した水分(水蒸気)は、凝縮器40にて冷却されて凝縮(液化)し、その液化した冷媒が蒸発器30に供給される。
【0040】
一方、蒸発器30では、室内に吹き出す空気から熱を奪って液冷媒が蒸発するとともに、その蒸発した冷媒が第2吸着器20内の吸着剤21に吸着されて、冷媒が連続的に蒸発器30内で蒸発する。
【0041】
なお、吸着剤は蒸気冷媒を吸着する際に、凝縮熱に相当する熱量(吸着熱)を発生するが、室外器90と熱交換器21との間で冷却水を循環させることにより、吸着剤21の温度上昇(第2吸着器10内の関係湿度が小さくなること)を抑制して吸着能力が低下することを防止している。
【0042】
1.2 第2ノーマルモード
このモードは、第1ノーマルモードに対して、冷媒及び冷却水流れが逆になったものである。具体的には、図2に示すように、開閉バルブ63を閉じ、かつ、ポンプ70を停止さるとともに、第1、2切換バルブ61、62を作動させて第2吸着器20と凝縮器40とを連通させ、かつ、第1吸着器10と蒸発器30とを連通させる。
【0043】
さらに、第3、4切換バルブ64、65を作動させてエンジン80と熱交換器21との間で冷却水を循環させ、かつ、熱交換器11と室外器90との間で冷却水を循環させる(以下、このような第3、4切換バルブ64、65の作動を第2バルブ作動モードと呼ぶ。)。
【0044】
これにより、高温の冷却水が熱交換器21に供給されて吸着剤21が加熱されるので、第2吸着器20内の吸着剤21は吸着していた水分を脱離する。そして、その脱離した水分(水蒸気)は、凝縮器40にて冷却されて凝縮(液化)し、その液化した冷媒が蒸発器30に供給される。
【0045】
一方、蒸発器30では、室内に吹き出す空気から熱を奪って液冷媒が蒸発するとともに、その蒸発した冷媒が第1吸着器10内の吸着剤11に吸着されて、冷媒が連続的に蒸発器30内で蒸発する。
【0046】
2.強制冷房モード(強制蒸発モード)
このモードは、エンジン始動直後等の冷却水の温度が低いときに実行されるモードであり、具体的には、図3に示すように、開閉バルブ63を開き、かつ、ポンプ70を稼働さるとともに、第1、2切換バルブ61、62を作動させて蒸発器30と凝縮器40とを直接に結ぶ。
【0047】
これにより、蒸発器30にて蒸発した蒸気冷媒は、ポンプ70に吸引されて第1、2吸着器10、20を経由することなく、直接に凝縮器40に送られる。したがって、第1、2吸着器10、20内の吸着剤11、21が飽和して蒸気冷媒を吸引(吸着)することができない場合であっても、蒸発器30内の冷媒を連続的に蒸発させることができる。
【0048】
なお、強制冷房モードにおいては、第3、4切換バルブ64、65の作動モードは第1バルブ作動モード及び第2バルブ作動モードのいずれであってもよいが、強制冷房モードの終了後は、脱離(再生)を行った吸着剤(吸着器)を先に吸着工程とする必要がある。
【0049】
3.蒸発アシストモード
このモードは、外気温度が高く、吸着工程にある吸着器(吸着剤)を十分に冷却することができず、吸着剤の水分吸着能力が低下したときに実行するモードである。具体的には、図4、5に示すように、開閉バルブ63を開き、かつ、ポンプ70を稼働さるとともに、ポンプ70により蒸発器30にて蒸発した冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を吸着工程にある吸着器10、20に送るものである。
【0050】
これにより、吸着器10、20内の関係湿度(吸着剤が置かれた雰囲気温度における実際の水蒸気圧P2)を大きくすることができるので、吸着剤11、21の水分吸着量を増大させることができる。
【0051】
なお、図4は第2吸着器20が吸着工程にある例であり、図5は第1吸着器10が吸着工程にある例である。
【0052】
4.凝縮アシストモード
このモードは、冷却水の温度が低く、吸着剤11、21を十分に加熱することができないときに実行するモードであり、具体的には、図6、7に示すように、開閉バルブ63を開き、かつ、ポンプ70を稼働さるとともに、ポンプ70により脱離工程にある吸着器10、20内の蒸気冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を凝縮器40に向けて吐出するものである。
【0053】
これにより、吸着器10、20内の関係湿度(吸着剤が置かれた雰囲気温度における実際の水蒸気圧P2)を小さくすることができるので、脱離する水分量を増大させることができる。
【0054】
次に、図8に示すフローチャートに基づいて各モードの切り替え作動について述べる。
【0055】
吸着式冷凍機(車両用空調装置)の始動スイッチ(図示せず。)が投入されると、エンジン80の始動直後であるか否かを判定する(S100)。なお、本実施形態では、エンジン80が起動した時から所定時間(例えば5分)以内のときには「始動直後」と見なし、一方、エンジン80が起動した時から所定時間を超えたときには「始動直後ではない」と見なしている。
【0056】
そして、エンジン80の始動直後であると判定されたときには、水温センサ101の検出温度(エンジン水温)が所定温度T1(本実施形態では、70℃)以下であるか否かを判定し(S110)、水温センサ101の検出温度が所定温度T1以下であるときには、強制冷房モードを実行する(S120)。
【0057】
一方、S110にて水温センサ101の検出温度が所定温度T1より高いと判定されたときには、外気温センサ102の検出温度(外気温)が所定温度T2(本実施形態では、30℃)以下であるか否かを判定し(S130)、外気温センサ102の検出温度が所定温度T2以下であるときは、ノーマル冷房モードを実行し(S140)、外気温センサ102の検出温度が所定温度T2より高いときは、蒸発アシストモードを実行する(S150)。
【0058】
また、S100にてエンジン80の始動直後でないと判定されたときには、水温センサ101の検出温度が所定温度T1以下であるか否かを判定し(S160)、水温センサ101の検出温度が所定温度T1より高いときには、S130に進む。
【0059】
一方、水温センサ101の検出温度が所定温度T1以下であるときには、外気温センサ102の検出温度が所定温度T2以下であるか否かを判定し(S170)、外気温センサ102の検出温度が所定温度T2以下であるときは、凝縮アシストモードを実行し(S180)、外気温センサ102の検出温度が所定温度T2より高いときは、強制冷房モードを実行する(S190)。
【0060】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0061】
本実施形態によれば、蒸発アシストモード及び凝縮アシストモードを有して、それらのモードを冷却水温度及び外気温度に基づいて切り替えるので、吸着する水分量及び脱離する水分量の両者を増大させることができ、吸着式冷凍機の冷凍能力を増大させることができる。
【0062】
ところで、エンジン始動直後であって冷却水温度が低いときには、「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、両吸着器10、20内の吸着剤11、21が両方とも飽和している可能性が高く、かつ、冷却水温度の温度が低いため、吸着剤11、21を十分に加熱することができないので、吸着式冷凍機を始動(稼働)させることが難しい。
【0063】
これに対して、本実施形態では、エンジン始動直後であって冷却水温度が低いときには、強制冷房モードを実行するので、吸着剤の状態によらず冷媒を蒸発させることができ、確実に冷凍能力を発揮させることができる。
【0064】
また、冷却水温度及び外気温度が高いときには、冷房負荷が大きくなるに連れて吸着剤11、21の温度が上昇して関係湿度が小さくなるので、水分吸着率が低下するが、本実施形態では、冷却水温度及び外気温度が高いときには、蒸発アシストモードを実行するので、水分吸着率が低下することを防止して吸着する水分量が減少することを抑制できる。
【0065】
また、冷却水温度及び外気温度が低いときには、吸着剤11、21の温度が低下して関係湿度が大きくなるので、水分吸着率が増大するが、本実施形態では、冷却水温度及び外気温度が低いときには、凝縮アシストモードを実行するので、水分吸着率が上昇することを防止して脱離する水分量が減少することを抑制できる。
【0066】
ところで、水分吸着率は、前述のごとく、関係湿度によって決定されるので、図9に示すように、脱離工程には関係湿度を第1所定値以下とする必要があり、吸着工程では関係湿度を脱離工程時の所定値より大きい第2所定値以上とする必要がある。
【0067】
ここで、関係湿度は、吸着剤11、21の温度と雰囲気温度とを検出する必要があるが、吸着工程においては外気で吸着剤11、21を冷却し、脱離工程においては冷却水で吸着剤11、21を加熱するので、本実施形態では、吸着工程にあっては、冷却水温度が所定温度T1より高く、かつ、外気温度が所定温度T2より高いときには、関係湿度が第2所定値未満であるものと見なして蒸発アシストモードを実行し、脱離工程にあっては冷却水温度が所定温度T1以下であり、かつ、外気温度が所定温度T2以下であるときには、関係湿度が第1所定値より高いものと見なして凝縮アシストモードを実行している。
【0068】
(第2実施形態)
第1実施形態では、第1、2切換バルブ61、62に6方弁を用い、かつ、強制冷房モードにおいては、ポンプ70にて蒸発器30から吸引した蒸気冷媒を直接に凝縮器40に送ったが、本実施形態は、図10に示すように、第1〜3切換バルブ61、62、64に3方弁を用い、かつ、強制冷房モードにおいては、ポンプ70にて蒸発器30から吸引した蒸気冷媒を第1吸着器10又は第2吸着器20内を流通させて間接的に凝縮器40に送るようにしたものである。因みに、その他の作動及び制御は、第1実施形態と同様である。
【0069】
なお、強制冷房モードにおいては、ポンプ70にて蒸発器30にて吸引された蒸気冷媒は、第1吸着器10又は第2吸着器20内を流通して凝縮器40に流れ込むが、このモードにおいては、前述のごとく、吸着剤11、21は飽和しているので、蒸気冷媒は第1吸着器10又は第2吸着器20内を蒸気冷媒が通過する際に吸着剤11、21に吸着さることなく、凝縮器40に流れ込む。
【0070】
したがって、6方弁を用いることなく簡便な構造にて、本実施形態に係る強制冷房モードにおいても、第1実施形態と同様な効果を得ることがでできる。
【0071】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、吸着工程であるか又は脱離工程であるか、並びに冷却水温度及び外気温度から関係湿度を推測したが、関係湿度の定義に従って、その時の吸着剤温度における飽和水蒸気圧P1、及び吸着剤が置かれた雰囲気温度における実際の水蒸気圧P2を検出して関係湿度を算出してもよい。また、その他の手段により間接的に関係湿度も算出してもよい。
【0072】
また、上述の実施形態では、蒸発器30での水分蒸発量(冷凍能力)は、特に制御しなかったが、例えば車室内に吹き出す空気の目標温度(TAO)を演算しこのTAOと実際に吹き出している空気の温度(TA)との温度差に基づいてポンプ70の加圧度合い及び吐出量を制御して、強制冷房モード時、蒸発アシストモード時又は凝縮アシストモード時における蒸発器30での水分蒸発量、及び凝縮器40での凝縮量を制御してもよい。
【0073】
これにより、必要とする冷房能力(冷凍能力)に応じてポンプ70で必要とする動力を増減することができるので、吸着式冷凍機の省動力を図ることができる。
【0074】
また、上述の実施形態では、吸着剤としてシリカゲルを用いていたが、他にも、活性アルミナ、活性炭、ゼオライト、モレキュラーシービングカーボン等を用いてもよい。なお、冷媒として水を使用するときは、水の吸着、脱着量が大きいシリカゲルを用いることが好ましく、冷媒としてアルコールを使用するときは、アルコールの吸着、脱着量が大きい活性炭を用いることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機におけるノーマル冷房モード状態を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機における強制冷房モードを示す模式図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機における蒸発アシストを示す模式図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機における蒸発アシストを示す模式図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機における凝縮アシストモードを示す模式図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機における凝縮アシストモードを示す模式図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機の制御作動を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機の制御作動の変形例を示す図表である。
【図10】本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機の模式図である。
【図11】水分吸着率と関係湿度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…第1吸着器、11…吸着剤、20…第2吸着器、21…吸着剤、
30…蒸発器、40…凝縮器、61…第1切換バルブ、
62…第2切換バルブ、63…開閉バルブ、70…ポンプ、
80…エンジン、90…室外器。

Claims (7)

  1. 液冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する蒸発器(30)と、
    前記蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸着するとともに、加熱されることにより吸着していた冷媒を脱離する吸着剤(11、21)と、
    前記吸着剤(11、21)を収納する吸着器(10、21)と、
    蒸気冷媒を冷却して凝縮させる凝縮器(40)と、
    冷媒を吸引して加圧吐出するポンプ手段(70)とを備え、
    前記ポンプ手段(70)により前記蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を前記凝縮器(40)に送る強制蒸発モードと、前記ポンプ手段(70)により前記蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を吸着工程にある前記吸着器(10、21)に送る蒸発アシストモードと、前記ポンプ手段(70)により脱離工程にある前記吸着器(10、21)内の蒸気冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を前記凝縮器(40)に向けて吐出する凝縮アシストモードとのうち、少なくとも1つのモードが選択することができるように構成されていることを特徴とする吸着式冷凍機。
  2. 前記吸着剤(11、21)を加熱する熱源(80)の始動時においては、前記強制蒸発モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の吸着式冷凍機。
  3. 前記吸着剤(11、21)の温度が所定温度を超えるまでは、前記強制蒸発モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の吸着式冷凍機。
  4. 脱離工程にある前記吸着器(10、21)内の関係湿度が第1所定湿度より高い場合には、前記凝縮アシストモードを実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
  5. 吸着工程にある前記吸着器(10、21)内の関係湿度が第2所定湿度より低い場合には、前記蒸発アシストモードを実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
  6. 脱離工程にある前記吸着器(10、21)内の関係湿度が第1所定湿度より高い場合には、前記凝縮アシストモードを実行し、
    吸着工程にある前記吸着器(10、21)内の関係湿度が第2所定湿度より低い場合には、前記蒸発アシストモードを実行し、
    さらに、脱離工程にある前記吸着器(10、21)内の関係湿度が前記第1所定湿度より高く、かつ、吸着工程にある前記吸着器(10、21)内の関係湿度が前記第2所定湿度より低い場合には、前記強制蒸発モードを実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
  7. 前記強制蒸発モードにおいては、前記蒸発器(30)にて蒸発した冷媒を吸引し、その吸引した蒸気冷媒を直接に前記凝縮器(40)に送ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
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