JP4294668B2 - 点図ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、触知可能に複数のピンをマトリクス状に配置してなる画面を備えた点図ディスプレイ装置に関する。
従来、複数の細いピンをマトリクス上に配置し、圧電素子などを用いて夫々のピンを上下に駆動可能として、任意のピンを突出させることにより、文字や図形,画像などの情報を表示し、かかるピンマトリクスに指先で触れることにより、かかる情報を指先で、即ち、触覚で認識(触知)することができるようにした点図ディスプレイ装置が知られている。
この一例としては、例えば、視覚障害者などのオペレータがパソコンを操作するために用いるマウスにこれを適用するものであって、マウスの操作面にピンマトリクスを設け、これに文字や図形を表示するものである。この文字や図形が表示される領域では、ピンを駆動することにより、表示する文字や図形を変更することができ、変更しない場合には、各ピンの状態は固定されている。また、ピンマトリクスの一部の辺部を、制御情報をオペレータに通知する部分としており、この部分では、ピンを突出させたり,ひっこめたりする振動を行なわせることにより、しかも、制御情報に応じて振動周波数を異ならせることにより、種々の制御情報をオペレータに知らせるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の例としては、グラフィカル・ユーザ・インタフェースの画面をピンをアレイ状に配列してなる触知盤で表示する方法として、この画面の触知盤で表示する表示領域の大きさを変更できるようにしたものであって、キーボードの所定のキーを操作することにより、この表示領域の大きさを変更できるようにしたものである(例えば、特許文献2参照)。
さらに、他の例としては、マトリクス触覚ディスプレイで文書レイアウトを設定し、設定されたレイアウトに文書などのデータを割り当てて表示させるものであって、設定するレイアウトやその位置,データを選択し、この選択に基づいてレイアウトが設定され、そこに選択したデータが表示されるものである(例えば、特許文献3参照)。
特開平10ー187025号公報 特開平11ー161152号公報 特開2000ー206871号公報
ところで、従来のピンマトリクスによって表示される点図は、オペレータに情報を提供するものであって、情報を入力することは考慮されてはなかった。このため、オペレータが、例えば、視覚障害者の場合、提供される情報はピンマトリクスでの点図で認識できるが、この情報を読み取るために触れているピンマトリクスで情報の入力操作をすることができず、このためには、これまで触れていたピンマトリクスとは別の部材に対して操作しなければならない。
例えば、上記特許文献1に記載の技術では、ピンマトリクスで文字や図形などを表示することができ、また、制御情報を表示することができて、オペレータはかかる点図に指先などで触れ、触覚によってかかる情報を認識するものであるが、マウスから制御情報を入力する場合には、ピンマトリクスとは別に設けられた操作部材を操作するものであった。
また、上記特許文献2に記載の発明では、触知盤で表示するグラフィカル・ユーザ・インタフェースの表示領域の大きさを変更するものであるが、この変更には、キーボードの所定のキーの操作を必要とするものである。
さらに、上記文献3に記載の技術は、マトリクス上の触覚ピンディスプレイに文書レイアウトを作成するものであるが、そのための文書レイアウトの選択,位置設定やデータの選択は、キーボードやマウスなどを、音声出力される操作メニューのないように応じて、操作することにより、行なわれるものであって、触覚ピンディスプレイはその結果を表示するものである。
このように、従来のピンマトリクスからなる点図ディスプレイ装置では、オペレータに情報を提供するものであっても、オペレータが情報を入力操作できるものではない。
ところで、視覚障害者に限らず、晴眼者の場合でも、自動車の運転中でのカーナビゲーション装置や満員電車の中での携帯端末などに対しては、その表示画面を眼で確認しながら必要な操作することができない状況もあり、このような状況を解消することができるようにすることが望まれている。
本発明の目的は、かかる点に鑑みてなされたものであって、点図を表示するピンマトリクスで情報の入力も可能とした点図ディスプレイ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、点図ディスプレイ本体の上面に複数のピンがマトリクス状に配列されてなるピンマトリクスに点図を表示し、ピンマトリクスに指先で触れることにより、点図を触知できるようにした点図ディスプレイ装置であって、ピンマトリクスの表面に赤外線を照射する赤外線LEDと、反射される赤外線を受光し、ピンマトリクスを押圧する主指先に取り付けられた再帰反射材からなるマーカからの反射赤外線を検出するビデオカメラと、ピンマトリクスへの押圧力を検出する圧力センサと、ビデオカメラによるマーカからの反射赤外線の検出結果から主指先によるピンマトリクスのタッチ位置を主指先タッチ位置として検出し、かつ圧力センサの検出圧力からピンマトリクスでの押圧力を検出する制御部とを備え、制御部は、検出した押圧力が予め決められた閾値以上のとき、ピンマトリクスに対してタッチ操作がなされたと判定し、タッチ操作に応じてピンマトリクスに表示した点図に対する表示制御を実行し、さらに、押圧力が閾値以上であって、かつ主指先タッチ位置が点図の範囲内にあるとき、主指先以外の指先でピンマトリクスを押圧することにより変化するピンマトリクスでの圧力重心位置に応じて、ピンマトリクスに表示される点図を変化させることを特徴とするものである。
また、本発明は、点図ディスプレイ本体の上面に複数のピンがマトリクス状に配列されてなるピンマトリクスに点図を表示し、ピンマトリクスに指先で触れることにより、点図を触知できるようにした点図ディスプレイ装置であって、ピンマトリクスの表面に赤外線を照射する赤外線LEDと、反射される赤外線を受光し、ピンマトリクスを押圧する主指先に取り付けられた再帰反射材からなるマークからの反射赤外線を検出するビデオカメラと、ピンマトリクスへの押圧力を検出する複数の圧力センサと、ビデオカメラによるマーカからの反射赤外線の検出結果から主指先によるピンマトリクスのタッチ位置を主指先タッチ位置として検出し、かつ複数の圧力センサの検出圧力からピンマトリクスでの押圧による圧力重心位置と押圧力とを検出する制御部とを備え、制御部は、検出した押圧力が予め決められた閾値以上のとき、ピンマトリクスに対してタッチ操作がなされたと判定し、タッチ操作に応じてピンマトリクスに表示した点図に対する表示制御を実行し、さらに、押圧力が閾値以上であって、かつ主指先タッチ位置が点図の範囲内にあるとき、主指先以外の指先でピンマトリクスを押圧することにより変化するピンマトリクスでの圧力重心位置に応じて、ピンマトリクスに表示される点図を変化させることを特徴とするものである。
また、本発明は、ビデオカメラが第1,第2のビデオカメラであって、第1,第2のカメラ毎に赤外線LEDが設けられ、制御部は、第1のビデオカメラによるマーカからの反射赤外線の検出結果から第1のビデオカメラからのマーカの方向を検出するとともに、第2のビデオカメラによるマーカからの反射赤外線の検出結果から第2のビデオカメラからのマーカの方向を検出して、第1のビデオカメラからのマーカの方向と第2のビデオカメラからのマーカの方向とからピンマトリクスの主指先タッチ位置を検出することを特徴とするものである。
また、本発明は、ピンマトリクス全体を覆う投影スクリーンと、投影スクリーンに文字や図形,地図,画像などを投影するプロジェクタとを設けたことを特徴とするものである。
また、本発明は、制御部が、主指先による押圧力が閾値以上であって、かつ主指先タッチ位置と圧力重心位置とが点図の範囲内にあるとき、主指先タッチ位置と圧力重心位置との移動とともに点図を移動もしくは回転させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、本発明は、制御部が、押圧力が閾値以上であって、かつ主指先タッチ位置と圧力重心位置とが点図の範囲内にあるとき、主指先タッチ位置と圧力重心位置との間の距離に応じて、点図の大きさを変化させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、本発明は、制御部が、押圧力が閾値以上であって、かつ主指先タッチ位置と圧力重心位置とが点図の範囲内にあるとき、主指先タッチ位置を中心として圧力重心位置が回転移動するとともに、点図を主指先タッチ位置を中心に回転させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、本発明は、ピンマトリクスに表示される点図が数値を表わす複数の数値表示エリアであって、制御部が、押圧力が閾値以上であって、かつ主指先タッチ位置が数値表示エリアのうちの所定の数値表示エリアの点図の範囲内にあるとき、主指先以外の指先でピンマトリクスを押圧することによる圧力重心位置の所定の数値表示エリアに対する位置に応じて、所定の数値表示エリアで表示される数値を変化させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、本発明は、ピンマトリクスに表示される点図は、複数のフロア選択ボタンを有するエレベータの操作部を表わすものであって、制御部が、主指先タッチ位置が所定のフロア選択ボタンの点図の範囲内にあって、主指先による押圧力が閾値以上であるとき、所定のフロア選択ボタンでフロアが指定されたものと判定し、エレベータを指定されたフロアに移動させるための指令をエレベータ装置に出力することを特徴とするものである。
また、本発明は、フロア操作部には、点図によって各フロアを表わすフロアバーとエレベータの位置を表わす位置バーとを有するエレベータ位置表示部が設けられており、制御部が、エレベータの移動とともに、エレベータ位置表示部での位置バーを移動させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、本発明は、ピンマトリクスに表示される点図が、文字列からなる文章と文章をスクロールさせるためのスクロールボタンとからなり、制御部が、圧力重心位置がスクロールボタンの点図の範囲内にあるとき、文字をスクロールさせる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、本発明は、ピンマトリクスに表示される点図は、音声再生装置の音量調整部や操作ボタンを有する操作部を表わすものであって、制御部が、主指先タッチ位置が音量調整部の音量調整バーの位置にあって、主指先による押圧力が閾値以上であるとき、主指先タッチ位置の移動に応じて、音声再生装置での再生音量を変化させる制御を行なうことを特徴とするものである。
本発明によると、ピンマトリクスでの主指先による主指先タッチ位置や圧力重心位置,押圧力を認識でき、その認識結果に応じたピンマトリクスでの点図の制御動作や他の機器の制御動作を行なわせることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による点図ディスプレイ装置の第1の実施形態を概略的に示す構成図であって、同図(a)は全体構成を示す外観斜視図、同図(b)は同図(a)の縦断面図であり、1は装置本体、2は表示部、3はピンマトリクス、4は支持体、5は保持部、6は点図ディスプレイ本体、7は筐体、8は圧力センサ、9は赤外線LED(Light-Emitting Diode:発光ダイオード)、10はビデオカメラ、11は主指先、12はマーカである。
図1(a),(b)において、この第1の実施形態は、装置本体1と支持体4によってこの装置本体1に支持された保持部5とで構成されている。装置本体1は、筐体7とこの筐体7内に配置された点図ディスプレイ本体6とからなり、この点図ディスプレイ本体6の上面が表示部2をなして、この表示部2にピンマトリクス3が設けられている。このピンマトリクス3が点図ディスプレイ装置の点図表示画面を形成している。また、点図ディスプレイ本体6は、例えば、その4つの角部が圧力センサ8を介して筐体7に支持されている。ここでは、概略的に2つの角部の圧力センサ8を示している。
支持体4は、ここでは、一方の端部側が筐体7の側面に固定された垂直部4aとこの垂直部4aの他方の端部に一端が取り付けられた水平部4bとからなり、この水平部4bの他端に保持部5が取り付けられている。これにより、保持部5は、表示部2上のピンマトリクス3による点図表示画面のほぼ中央部と対向するように、配置されている。なお、支持体4としては、必ずしもかかる構成とする必要はなく、例えば、L字状に一体のものとし、逆L字状に筐体7の側面に取り付けられたものであってもよい。
保持部5のピンマトリクス3による点図表示画面と対向する下面側には、その下面の中央部分にビデオカメラ10が、このビデオカメラ10の周辺に1または複数の赤外線LED9が夫々設けられている(ここでは、赤外線LEDを2個示しているが、1個でもよいし、また、3個以上であってもよい)。赤外線LED9により、ピンマトリクス3による点図表示画面の全体に赤外線が照射され、また、ビデオカメラ10により、ピンマトリクス3による点図表示画面の全体が撮影される。ここで、ビデオカメラ10には、赤外線のみを通し、可視光などの他の波長領域の光線をカットするフィルタ(赤外線通過フィルタ)が設けられており、ピンマトリクス3の表面などから反射される赤外線を撮影する。
図2は図1におけるピンマトリクスの一具体例を概略的に示すものであって、同図(a)は上側から見た斜視図、同図(b)は上面図、同図(c)は同図(b)の分断線A−Bに沿う断面図であり、13,13a,13bはピンである。
図2(a)〜(c)において、ピンマトリクス3は複数のピン13がマトリクス状に配列されたものであり、これらのピン13は、図示しないピン駆動手段により、突出した状態(突出状態)と突出していない状態(非突出状態)とに状態が設定される。ここでは、便宜上、白丸で示すピン13を非突出ピン13aとし、突出した状態の黒色で示すピン13を突出ピン13bとしている。かかるピンマトリクス3において、適宜のピン13を突出ピン13bとし、これら以外のピン13を非突出ピン13aとすることにより、非突出ピン13aと突出ピン13bとの組み合わせで、ピン13の凹凸による触感的に認識可能な文字や図形,画像などの情報(以下、これらをまとめて触感情報という)が形成されることになり、このことから、ピンマトリクス3による点図表示画面に触感情報が表示されることになる。
図1に戻って、このように触感情報が表示されているピンマトリクス3に指先で触れると、ピン13の凹凸を指先で知覚することにより、ピンマトリクス3に表示された触感情報を認識(触知)することができる。
この第1の実施形態では、ピンマトリクス3による点図表示画面に指先が触れることにより、あるいは指先でピンマトリクス3のピンを押し込むようにすることにより、ピンマトリクス3の四隅に設けられた夫々の圧力センサ8がこれら角部に加えられる圧力を検出する。
また、この第1の実施形態では、ピンマトリクス3による点図表示画面上の所定の位置を指先でタッチして、その位置をタッチ操作することにより、後述する種々の制御が行なわれるが、この操作する指先によるタッチ位置を検出可能とするために、この指先の爪先などの先端部に、例えば、シート状やサック状の再帰反射材からなるマーカ12が取り付けられる。再帰反射材は、周知のように、これに照射される光が常にその照射方向に反射されるものであって、赤外線LED9をビデオカメラ10に近接して配置することにより、これら赤外線LED9から照射された赤外線をビデオカメラ10の方向に反射させることができる。従って、再帰反射材からなるマーカ12がピンマトリクス3による点図表示画面上のどの位置にあっても、マーカ12で反射された赤外線はビデオカメラ10で受光されることになり、また、ピンマトリクス3による点図表示画面上でのマーカ12の位置に応じてビデオカメラ10の撮像面での反射赤外線の受光位置が異なるから、この受光位置を検出することにより、ピンマトリクス3による点図表示画面上でのマーカ12の位置を検出することができる。
かかるマーカ12が取り付けられた指先が主指先11であり、この主指先11によるタッチ位置を検出することができる。かかるタッチ位置を、以下、主指先タッチ位置という。
このように、赤外線LED9とビデオカメラ10とは、ピンマトリクス3による点図表示画面でのマーカ12の位置を検出するものであるが、圧力センサ8はピンマトリクス3による点図表示画面上での押圧点の重心(以下、圧力重心位置という)を検出するためのものである。
図3はピンマトリクス3による点図表示画面での圧力重心位置の検出方法を示す説明図であって、8a〜8dは圧力センサ8、11’は副指先、14は圧力重心位置であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図3(a)は再起反射材12が取り付けられた主指先11でピンマトリクス3の所定の位置に圧力を加えた状態を示すものである。点図ディスプレイ本体6の4つの角部に夫々圧力センサ8が設けられているが、左上角部に設けられている圧力センサ8を圧力センサ8aとし、右上角部に設けられている圧力センサ8を圧力センサ8bとし、左下角部に設けられている圧力センサ8を圧力センサ8cとし、右下角部に設けられている圧力センサ8を圧力センサ8dとする。
ここで、圧力センサ8aの位置を原点とし、この圧力センサ8aから圧力センサ8bの方向(水平方向)をx座標軸の方向、この圧力センサ8aから圧力センサ8cの方向(垂直方向)をy座標軸の方向とするx−y座標系を想定する。
主指先11でピンマトリクス3による点図表示画面を押圧すると、夫々の圧力センサ8a〜8dで圧力が検出されるが、このときの各圧力センサ8a,8b,8c,8dの検出圧力を夫々A,B,C,Dとする。また、圧力センサ8a,8b間及び圧力センサ8c,8d間の距離(表示部2の横幅)をx0、圧力センサ8a,8c間及び圧力センサ8b,8d間の距離(表示部2の縦幅)をy0とし、圧力重心位置14の座標位置を(x,y)とすると、
(A+C):(B+D)=(x0−x):x
(A+B):(C+D)=(x0−x):x
が成立し、これより、
x=x0・(B+D)/(A+B+C+D) ……(1)
y=y0・(C+D)/(A+B+C+D) ……(2)
となる。このことからして、圧力センサ8a,8b,8c,8dの検出圧力から、ピンマトリクス3上での圧力重心位置14の座標位置(x,y)を求めることができる。
ここで、再起反射材12が取り付けられた主指先11でのみピンマトリクス3による点図表示画面に圧力を加えている場合には、この主指先11でのマーカ12の取り付け位置が圧力重心位置14となり、ビデオカメラ10の撮影出力で検出されるこのマーカ12の位置と圧力センサ8a〜8dの検出出力の検出出力で得られる圧力重心位置14とが一致することになる。
これに対し、図3(b)に示すように、マーカ12が取り付けられた主指先11とは別の指先(以下、副指先という)11’で、この主指先11とは別の箇所に圧力を加えた場合には、圧力重心位置14が主指先11から副指先11’の方向にずれるが、かかる圧力重心位置14も、圧力センサ8a〜8dの検出出力により、上記式(1),(2)を用いて求めることができる。この場合には、当然ビデオカメラ10の撮影出力で検出されるマーカ12の位置と圧力重心位置14とは異なることになる。
この第1の実施形態では、上記のように、マーカ12が取り付けられた主指先11のビデオカメラ10によって検出されるピンマトリクス3による点図表示画面上での位置が、この主指先11によるタッチ位置であるが、また、圧力センサ8a〜8dの検出出力から検出される圧力重心位置14も、ピンマトリクス3による点図表示画面上でのタッチ位置である。マーカ12が取り付けられた主指先11のみがピンマトリクス3による点図表示画面に当てられたいるときには、主指先タッチ位置と圧力重心位置14とは一致するが、マーカ12が取り付けられた主指先11とこれとは別の副指先11’とがピンマトリクス3による点図表示画面に当てられているときには、主指先タッチ位置と圧力重心位置14とは異なる位置となる。
図4は図1に示す点図ディスプレイ装置1が有するシステムの具体例を示すブロック図であって、15は制御部、16は記憶部、17は接続部、18は他の機能部であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図4(a)に示す具体例は、この第1の実施形態が他の機器とネットワークで接続されない単独の機器、即ち、スタンドアロン機器である場合の内蔵のシステム構成である。
かかるシステムにおいて、記憶部16には、文字や図形,画像などの情報(これらをまとめて、以下、画像情報という)が記憶されており、制御部15は、かかる情報を処理してかかる情報に対する触感情報を生成し、点図ディスプレイ本体6に供給してピンマトリクス3による点図表示画面にこの触感情報を点図として表示させる。また、制御部15は、ビデオカメラ10の撮影信号を取り込み、ピンマトリクス3による点図表示画面に当てられたマーカ12の位置、従って、このマーカ12が取り付けられた主指先11によって指定された主指先タッチ位置を検出し、また、圧力センサ8(即ち、圧力センサ8a〜8d)の検出出力を取り込み、ピンマトリクス3による点図表示画面での圧力重心位置14による圧力重心位置を周期的に検出する。
さらに、制御部15は、圧力センサ8a〜8dの検出出力からピンマトリクス3に加えられる圧力重心位置14(マーカ12が取り付けられた主指先11のみで押圧される場合には、このマーカ12の位置)での押圧力Psを検出し、検出した押圧力Psから指先11,11’によるピンマトリクス3への押圧状態を求める。求めた圧力状態から、ピンマトリクス3を押圧操作するオペレータの操作の有無や意図(以下、これをオペレータの操作という)を認識するものである。なお、圧力重心位置14での押圧力Psとしては、ここでは、図3(a),(b)での圧力センサ8a〜8dの検出出力A〜Dの合計(即ち、Ps=A+B+C+D)とする。
図5は検出される圧力重心位置14での押圧力Psとオペレータの操作との関係を示す図である。
同図において、設定圧力P1,P2(但し、P1<P2)が決められており、制御部15は、
0≦Ps<P1のときには、指先11,11’のいずれもがピンマトリクス3に触れていない(非押圧状態)
1≦Ps<P2のときには、少なくとも指先11,11’のいずれもがピンマトリクス3に触れているが、ピンマトリクス3を意図的に押していない(弱押圧状態)
2≦Psときには、少なくとも指先11,11’のいずれもがピンマトリクス3を意図的に押している(強押圧状態)
と判定し、その判定結果に応じた制御動作をする。
図4(a)に戻って、制御部15は、かかる主指先タッチ位置や圧力重心位置を検出する毎に、1周期前に検出した主指先タッチ位置や圧力重心位置との差を検出して、主指先タッチ位置や圧力重心位置の変化や圧力センサ8で検出される圧力(指先11,11’の押圧力)の変化を検出し、記憶部16から画像情報に対し、読み出してかかる主指先タッチ位置や圧力重心位置の変化や圧力センサ8で検出される圧力の変化に応じた処理を行なって触感情報を作成し、ピンマトリクス3による点図表示画面に表示させる。これにより、主指先11や副指先11’を、ピンマトリクス3からなる点図表示画面に圧力を加えた状態で、移動させることにより、即ち、主指先11や副指先11’でピンマトリクス3からなる点図表示画面上を操作することにより、点図表示画面上で表示される触感情報を変化させることができる。
図4(b)に示す具体例は、例えば、エレベータ操作部やカーナビゲーション操作部などの他の機器と接続された装置のシステム構成であって、基本構成は図4(a)に示す具体例と同様であるが、さらに、制御部15が接続部17を介して他の機能部18に接続されており、ピンマトリクス3からなる点図表示画面での主指先11や副指先11’による操作に応じた制御信号を接続部17を介して他の機能部18に供給し、これを制御するようにしたものである。ここで、接続部17は、例えば、接続線やネットワークなどであり、他の機能部18としては、エレベータ装置やカーナビゲーションシステムでのセンタなどである。
図6は制御部15(図4)による図5に基づくピンマトリクス3での指先の押圧状態とその認識状態との関連を示す図であって、同図(a)の(イ),(ロ),(ハ)はピンマトリクス3での指先の押圧状態を、同図(b)の(イ),(ロ),(ハ)は制御部15の認識結果(即ち、ピンマトリクス3上での主,圧力重心位置)を夫々示し、○印のマーク19はビデオカメラ10の出力によって検出される主指先タッチ位置を示し、以下、この○印のマークを主指先タッチ位置19という。△印のマーク20は押圧力Psが図5でのP1≦Ps<P2(弱押圧状態)であるときの圧力センサ8a〜8dの検出出力によって検出される圧力重心位置14を示し、以下、この△印のマーク20を弱押圧の圧力重心位置20という。▲印のマーク21は押圧力Psが図5でのP2≦Ps(強押圧状態)であるときの圧力センサ8a〜8dの検出出力によって検出される圧力重心位置14を示し、以下、この▲印のマーク21を強押圧の圧力重心位置21という。
図6(a)の(イ)は主指先11による押圧力Psが0≦Ps<P1であるときの状態(非押圧状態)を示すものであって、この非押圧状態では、主指先11がピンマトリクス3に触っていても、制御部15は触っていないと判定する。そして、この判定のときには、制御部15は、図6(b)の(イ)で○印のマークで表わす主指先11のマーカ12の位置である主指先タッチ位置19のみを認識する。
図6(a)の(ロ)は主指先11による押圧力PsがP1≦Ps<P2であるときの状態(弱押圧状態)を示すものであって、この弱押圧状態では、主指先11がピンマトリクス3に触れているが、制御部15は主指先11がピンマトリクス3を意図的に押圧しているものではないと判定する。そして、この判定のときには、制御部15は、図6(b)の(ロ)で△印のマークで表わす弱押圧の圧力重心位置20を認識する。この場合でも、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19も認識される。
図6(a)の(ハ)は主指先11による押圧力PsがP2≦Psであるときの状態(強押圧状態)を示すものであって、この強押圧状態では、制御部15は主指先11がピンマトリクス3を意図的に押圧しているものと判定する。そして、この判定のときには、制御部15は、図6(b)の(ハ)で▲印のマーク21で表わす強押圧の圧力重心位置21を認識する。この場合でも、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19も認識される。
このようにして、主指先11のピンマトリクス3での押圧位置と押圧状態に応じて、制御部15がこの主指先11の主指先タッチ位置と圧力重心位置14と押圧状態とを認識し、その認識結果に応じた後述する制御動作を行なう。
なお、図6は主指先11のみによるタッチ操作を示すものであるが、副指先11’のタッチ操作もある場合には、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19と△印のマークで表わす弱押圧の圧力重心位置20,▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21とは異なる位置のものとなる。
次に、図4(a)に示すシステムを備えたこの第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクス3での点図の表示について説明する。
図7はオペレータの操作による点図の表示状態の第1の具体例を示す図であって、同図(a)はピンマトリクス3での点図のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)はピンマトリクス3でのビデオカメラ10によって検出されるマーカ12の位置(主指先タッチ位置)と圧力センサ8a〜8dの出力から求められる圧力重心位置14とのオペレータの操作による変化を示す図であり、22は点図、23はスライド方向を示す矢印である。なお、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図7(a)の(イ)はピンマトリクス3に点図22が表示されているが、指先でタッチされていない状態を示すものであって、この場合には、図7(b)の(イ)で示すように、制御部15(図4)は主指先タッチ位置も圧力重心位置14も認識していない。なお、この点図22の輪郭が突出ピン13b(図2)で表わされ、それ以外の部分が非突出ピン13a(図2)で表わされるものである。従って、オペレータは、ピンマトリクス3の表面を指先で触ることにより、この点図22を触知できる。
かかる状態で、図7(a)の(ロ)で示すように、オペレータがこの点図22を認識するために、主指先11で点図22に触れると、この場合、この主指先11による押圧力PsはP1≦Ps<P2であって、制御部15は、ビデオカメラ10の出力により、図7(b)の(ロ)で○印のマークで示すように、ピンマトリクス3での主指先11による主指先タッチ位置19(マーカ12の位置)を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、△印のマークで表わされる弱押圧の圧力重心位置20と弱押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19とこの弱押圧の圧力重心位置20とは一致する。
そして、オペレータが主指先11を押し込み、その押圧力PsがP2≦Psとなると、制御部15は、図7(b)の(ハ)で示すように、▲印のマークで表わされる強押圧の圧力重心位置21と強押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19とこの圧力重心位置21とは一致する。これにより、制御部15は主指先11による操作を待つが、図7(a)の(ハ)に示すように、かかる強圧状態で主指先11を、例えば、矢印23に示す方向にスライドさせると、制御部15は、図7(b)の(ニ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19と▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21との移動(スライド)を認識し、このスライドとともに記憶部16からこの点画22の画像情報を順次読み出してピンマトリクス3上での表示位置をスライドに追従して変更させることにより、図7(a)の(ニ)に示すように、ピンマトリクス3上で点図22を矢印23の方向にスライドさせる。この場合、これら主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置21とは一致する。
このように、オペレータが主指先11でのみピンマトリクス3に触れて、主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置21が一致し、かつ強押圧状態にして主指先11をスライドさせる操作を行なうと、ピンマトリクス3上で表示されている点図22がスライドする。従って、ピンマトリクス3でスライド操作が可能となる。この第1の実施形態が、図4(a)に示すシステムを備えた装置、即ち、スタンドアロン機器である場合には、このスライド操作により、ピンマトリクス3で表示される点図をオペレータの好みの位置に表示させることができるし、また、制御部15がこの装置の図示しない各部をこのスライド操作に応じた動作をさせることが可能となる。また、この第1の実施形態が図4(b)に示すシステムを備えている場合には、他の機能部18をこのスライド操作に応じた動作を行なわせることができる。
なお、ピンマトリクス3でのピンは、ビデオカメラ10の撮像面での1画素もしくは複数画素に対応する太さを有しており、ピンマトリクス3での各ピンの位置とビデオカメラ10の撮像面での画素位置とは対応している。従って、ビデオカメラ10で撮影されるマーカ12の位置(主指先タッチ位置19)は、その画素位置により、ピンマトリクス3での位置と対応付けられる。そこで、一方、ピンマトリクス3で表示される点図22の範囲は、この範囲に含まれるピンの位置により、ビデオカメラ10の撮像面での範囲と対応付けられるものであり、このことから、制御部15は、例えば、ピンマトリクス3で表示される点図22の範囲を表わすテーブルを作成しておくことにより、ビデオカメラ10で撮像されたマーカ12のこの撮像面での位置をピンマトリクス3上での位置に変換して点図22の範囲内にあるか否か、あるいはこの範囲に触れているか否かを判定することができる。勿論、図7(a)の(ハ)から図7(a)の(ニ)のように、ピンマトリクス3に表示される点図22が移動したり、後述の具体例のように、変化したりした場合には、かかる対応付けのテーブルを変更することになる。また、逆に、ピンマトリクス3で表示される点図22の範囲をビデオカメラ10の撮像面での範囲に対応付けたテーブルを作成し、ビデオカメラ10で撮像されたマーカ12のこの撮像面での位置が点図22の範囲内にあるか否か、あるいはこの範囲に触れているか否かを判定するようにしてもよい。
圧力重心位置20,21についても、上記式(1),(2)で表わされる座標位置(x,y)がピンマトリクス3上での位置を表わすものであるから、制御部15図、例えば、ピンマトリクス3上での位置とビデオカメラ10の撮像面での位置の対応をもとに、ビデオカメラ10の撮像面での位置に変換し、上記の対応付けのテーブルを用いて圧力重心位置20,21が点図22の範囲内にあるか否か、あるいはこの範囲に触れているか否かを判定することができる。このことは、後述する具体例についても、同様である。
また、ビデオカメラ10は、マーカ12から反射される赤外線ばかりでなく、ピンマトリクス3のピンの表面などから反射される赤外線も受光する。しかし、マーカ12からビデオカメラ10への赤外線の反射量は、それ以外の部分からビデオカメラ10への赤外線の反射量に比べ、非常に多いものであるから、ビデオカメラ10の検出出力のレベルを閾値で検出することにより、マーカ12から反射された赤外線に応じた信号を抽出することができる。このことは、後述する具体例についても、同様である。
図8はオペレータの操作による点図の表示状態の第2の具体例を示す図であって、同図(a)はピンマトリクス3での点図のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)は主指先タッチ位置と圧力重心位置14とのオペレータの操作による変化を示す図であり、24は点図である。なお、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図8(a)の(イ)はピンマトリクス3に点図(ここでは、一例として、ダイヤルとする)22が表示されているが、主指先11でこのダイヤル24の縁部を強くタッチしてその押圧力PsがP2≦Psとなっている状態を示している。この場合には、制御部15は、図8(b)の(イ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19と▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21と強押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置と圧力重心位置とは一致する。
かかる状態で、オペレータが主指先11を矢印25で示す方向にこのダイヤル24の縁部に沿って移動させると(即ち、このダイヤル24を廻すように回転操作すると)、制御部15は、図8(b)の(ロ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19と▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21との変化(移動)を認識し、この移動とともに記憶部16からこのダイヤル24の画像情報を順次読み出してピンマトリクス3上での表示位置を変更させることにより、図8(a)の(ロ)に示すように、ピンマトリクス3上でダイヤル24が回転することになる。この場合、これら主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置21とは一致する。
このように、この第2の具体例では、オペレータが主指先11でのみピンマトリクス3に触れて、主指先タッチ位置と圧力重心位置が一致し、かつ強押圧状態にして主指先11を円周に沿って移動させる操作を行なうと、ピンマトリクス3上で表示されているダイヤル24が回転する。従って、ピンマトリクス3でダイヤル操作が可能となり、この第1の実施形態が図4(a)に示すスタンドアロン機器のような装置である場合、制御部15が図示しない各部をダイヤル操作に応じた動作をさせるようにすることができる。また、この第1の実施形態が図4(b)に示すシステムを備えた第1の実施形態では、このダイヤル操作を行なうことにより、他の機能部18をこのダイヤル操作に応じて動作させることができる。なお、このような回転操作は、ダイヤル24の点図にのみに限定されるものではない。
図9はオペレータの操作による点図の表示状態の第3の具体例を示す図であって、同図(a)はピンマトリクス3での点図のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)はピンマトリクス3での主指先タッチ位置と圧力重心位置とのオペレータの操作による変化を示す図であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図9(a)の(イ)はピンマトリクス3に点図22が表示されているが、指先でタッチされていない状態を示すものであって、この場合には、図9(b)の(イ)で示すように、制御部15(図4)は主指先タッチ位置も圧力重心位置14も認識していない。
かかる状態で、図9(a)の(ロ)で示すように、オペレータがこの点図22を操作するために、主指先11で点図22を強く押圧すると、この主指先11による押圧力PsはP2≦Psとなり、制御部15は、ビデオカメラ10の出力により、図9(b)の(ロ)で示すように、ピンマトリクス3での主指先11による○印のマークで表わす主指先タッチ位置19(マーカ12の位置)を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21と強押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置21とは一致する。
そして、かかる状態で、図9(a)の(ハ)に示すように、点図22の部分を他の指先、即ち、副指先11’で強く押圧すると、圧力センサ8a〜8dで検出される圧力重心位置は指先11,11’の間であって、これら指先11,11’による押圧力PsがP2≦Psとなると、制御部15は、図9(b)の(ハ)に示すように、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21が○印のマークで表わす主指先タッチ位置19とは離れたことを認識するとともに、強押圧状態にあることも認識する。
しかる後、押圧状態を緩めることなく、主指先11を静止させたまま副指先11’を矢印26で示す主指先11から離れる方向に移動させると、制御部15は、図9(b)の(ニ)に示すように、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21が主指先タッチ位置19から離れるように移動していくことを認識し、この移動とともに順次記憶部16から点図22の画像情報をその移動方向に応じた処理を行なってピンマトリクス3に表示させる。これにより、図9(a)の(ニ)に示すように、点図22は、順次拡大されるように、表示状態が変化する。
なお、副指先11’を静止させ、主指先11を副指先11’から離れるように移動させても、点図22の表示位置が異なるだけで、同様に点図22は順次拡大表示されていく。
また、逆に、主指先11と副指先11’とが互いに近づくように、主指先11と副指先11’との少なくともいずれかを移動させると、表示される点図22は順次縮小されていく。
このように、オペレータが主指先11と副指先11’で点図に強くタッチし、これら主指先11と副指先11’との少なくともいずれかを移動させてこれら指先11,11’間の距離を変化させることにより、表示される点図の大きさを変化させることができる。
図10はオペレータの操作による点図の表示状態の第4の具体例を示す図であって、同図(a)はピンマトリクス3での点図のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)はピンマトリクス3での主指先タッチ位置と圧力重心位置14とのオペレータの操作による変化を示す図であり、27は矢印である。また、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図10(a)の(イ)はピンマトリクス3に点図22が表示されているが、指先でタッチされていない状態を示すものであって、この場合には、図10(b)の(イ)で示すように、制御部15(図4)は主指先タッチ位置も圧力重心位置も認識していない。
かかる状態で、図10(a)の(ロ)で示すように、オペレータがこの点図22を操作するために、主指先11で点図22を強く押圧すると、この主指先11による押圧力PsはP2≦Psとなり、制御部15は、ビデオカメラ10の出力により、図10(b)の(ロ)に示すように、ピンマトリクス3での主指先11による○印のマークで表わす主指先タッチ位置19(マーカ12の位置)を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21と強押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置21とは一致する。
そして、かかる状態で、図10(a)の(ハ)に示すように、点図22の部分を他の指先、即ち、副指先11’で強く押圧すると、圧力センサ8a〜8dで検出される圧力重心位置は指先11,11’の間であって、これら指先11,11’による押圧力PsがP2≦Psとなると、制御部15は、図10(b)の(ハ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19から離れた▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21を認識するとともに、強押圧状態にあることとも認識する。
しかる後、押圧状態を緩めることなく、主指先11を静止させたまま副指先11’を矢印26で示す方向に主指先11の廻りを回転移動させると、制御部15は、図10(b)の(ニ)に示すように、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21が主指先タッチ位置19の廻りを回転移動していくことを認識し、この回転移動とともに順次記憶部16から点図22の画像情報をその回転移動方向に応じた処理を行なってピンマトリクス3に表示させる。これにより、図10(a)の(ニ)に示すように、点図22は、主指先11を押し付けている位置(主指先タッチ位置)を中心として回転し、表示状態が変化する。
なお、副指先11’を静止させ、主指先11を副指先11’を中心に回転移動させても、同様に点図22が回転する。
このように、オペレータが主指先11と副指先11’で点図に強くタッチし、これら主指先11と副指先11’との少なくともいずれかを移動移動させることにより、表示される点図を回転させることができる。
図11はオペレータの操作による点図の表示状態の第5の具体例を示す図であって、同図(a)はピンマトリクス3での点図のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)はピンマトリクス3での主指先タッチ位置と圧力重心位置14とのオペレータの操作による変化を示す図であり、28は数値表示エリア、29は上下境界線である。また、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図11(a)の(イ)はピンマトリクス3にA,B,C,……欄の複数の数値表示エリアからなる点図22が表示され、夫々の数値表示エリアに数値が表示されているが、ここでは、一例として、B欄の数値表示エリア28を操作対象とし、これに、例えば、数値「3000」が表示されているものとするとして説明する。また、ここでは、ピンマトリクス3に指先がタッチされていない状態としており、この場合には、図11(b)の(イ)で示すように、制御部15(図4)は主指先タッチ位置も圧力重心位置も認識していない。
かかる状態で、例えば、主指先11でこの数値表示エリア28に触ってそこに表示される数値を確認した後、図11(a)の(ロ)で示すように、オペレータがこの数値表示エリア28の数値を変更操作するために、主指先11でこの数値表示エリア28を強く押圧すると、この主指先11による押圧力PsはP2≦Psとなり、制御部15は、ビデオカメラ10の出力により、図11(b)の(ロ)に示すように、ピンマトリクス3での主指先11による○印のマークで表わす主指先タッチ位置19(マーカ12の位置)を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21と強押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置とは一致する。
そして、かかる状態で、図11(a)の(ハ)に示すように、さらに、ピンマトリクス3でのこの数値表示エリア28よりも上側の部分を他の指先、即ち、副指先11’で強く押圧する操作をすると、圧力センサ8a〜8dの検出出力で検出される圧力重心位置は指先11,11’の間に移り、これら指先11,11’による押圧力PsがP2≦Psであると、制御部15は、図11(b)の(ハ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19とは離れた▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21を認識するとともに、強押圧状態にあることとも認識する。
ここで、この具体例では、図11(b)の(ハ)に示すように、主指先タッチ位置を示す○印マーク19の中心を通るピンマトリクス3の横軸に平行な上下境界線29が設定されており、制御部15は、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21がこの上下境界線29の上側にあるのか、下側にあるのかを判定する。この場合、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21は上下境界線29の上側にあるから、制御部15はこれを判定し、図11(a)の(ハ)に示すように、数値表示エリア28に表示される数値を所定値だけ増加させる。かかる数値の増加は、副指先11’で、押圧力PsがP2≦Psとなるように、強く押し込まれる毎に行なわれるものであり、ここでは、一例として、かかる押し込みが行なわれる毎に、「1000」ずつ数値が増加していくものとしている。
また、図11(a)の(ロ)に示す状態で、図11(a)の(ニ)に示すように、さらに、ピンマトリクス3でのこの数値表示エリア28よりも下側の部分を副指先11’で強く押圧する操作をすると、圧力センサ8a〜8dの検出出力で検出される圧力重心位置は指先11,11’の間に移り、これら指先11,11’による押圧力PsがP2≦Psであると、制御部15は、図11(b)の(ニ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19とは離れた▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21を認識するとともに、強押圧状態にあることとも認識する。
そして、この場合には、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21は上下境界線29の下側にあるから、制御部15はこれを判定し、図11(a)の(ニ)に示すように、数値表示エリア28に表示される数値を所定値だけ減少させる。かかる数値の減少も、副指先11’で、押圧力PsがP2≦Psとなるように、強く押し込まれる毎に行なわれるものであり、ここでも、一例として、かかる押し込みが行なわれる毎に、「1000」ずつ数値が減少していくものとしている。
かかる表示状態の第5の具体例を用いる第1の実施形態としては、例えば、ATM(現金自動預け払い機)などの金額の入金や出金などを取り扱う機器に適用できるものである。
図12はオペレータの操作による点図の表示状態の第6の具体例を示す図であって、エレベータの操作部を例とするものであり、同図(a)はピンマトリクス3での点図かるなるフロア選択部のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)はエレベータのフロア選択部での操作に応じた音声出力を示す図、同図(c)はピンマトリクス3での主指先タッチ位置と圧力重心位置とのオペレータの操作による変化を示す図である。また、同図において、30はエレベータ操作部、31はフロア選択部、32はフロア選択ボタン、33はエレベータ位置表示部、33aは垂直バー、33bはフロアバー、33cは位置バー、34はスピーカ、35は音声メッセージであり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
また、図13は図12におけるエレベータ操作部30の要部を拡大して示す図であり、図12及び図2に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図12(a)の(イ)はピンマトリクス3に点図でエレベータ操作部30が表示された状態を示すものであって、エレベータ操作部30は、各フロア(ここでは、一例として、1〜6階とする)を選択するための複数のフロア選択ボタン32からなるフロア選択部31とエレベータの現在位置を表わすエレベータ位置表示部33とが設けられた構成が点図によって表わされ、また、エレベータ位置表示部33は、高さ方向の垂直バー33aと、この垂直バー33aに各フロアを表わす水平方向の1〜複数の突出ピン13b(図2)からなるフロアバー33bが設けられ、さらに、エレベータの現在位置を表わし、エレベータの上昇,下降移動とともに垂直バー33aに沿って移動可能な水平方向の1〜複数の突出ピン13b(図2)からなる位置バー33cが設けられた構成が点図によって表わされている。
図13(a)は操作されない状態でのフロア選択ボタン32を拡大して示す図であって、フロアを表わす数値(ここでは、「3」としている)とこのフロア選択ボタン32の枠部が突出ピン13bで形成され、それら以外の部分が非突出ピンで形成されている。
図12(a)の(イ)で示す状態は、ピンマトリクス3に指先がタッチされていない状態としており、この場合には、図12(c)の(イ)で示すように、制御部15(図4)は主指先タッチ位置も圧力重心位置も認識していない。
かかる状態で、図12(a)の(ロ)で示すように、主指先11によりエレベータ操作部30でのフロア選択部31に触って各フロアのフロア選択ボタン32を確認していくと、このときの押圧力PsがP1≦Ps<P2である場合(即ち、弱押圧状態で押圧している場合)、制御部15は、図12(c)の(ロ)で示すように、ピンマトリクス3での主指先11による○印のマークで表わす主指先タッチ位置19(マーカ12の位置)を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、△印のマークで表わす弱押圧の圧力重心位置20と弱押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19と弱押圧の圧力重心位置20とは一致する。また、この場合、この第1の実施形態では、音声処理部やその出力部であるスピーカ34も内蔵しており、制御部15は、弱押圧状態で主指先11がフロア選択ボタン32を押圧したときには、その押圧期間、例えば、「三階を選択できます」といったような音声メッセージ35をスピーカ34から出力させる。
そして、オペレータが、所望のフロア(例えば、三階)のフロア選択ボタン32が確認できて、この三階のフロア選択ボタン32を指先11で強く押し込むように選択操作すると、押圧力PsがP2≦Psとなり、制御部15は、ビデオカメラ10の出力により、図12(c)の(ハ)に示すように、ピンマトリクス3での主指先11による○印のマークで表わす主指先タッチ位置19(マーカ12の位置)を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21と強押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置21とは一致する。
これにより、制御部15は、選択操作された三階のフロア選択ボタン32の表示形態を、図12(a)の(ハ)に示すように、ピンの凹凸反転状態にする。図13(b)はかかる凹凸反転状態を示すものであり、図12(a)の(ロ)でのフロア選択ボタン32を拡大して示す図13(a)における突出ピン13bが非突出ピン13aに変換され、非突出ピン13aが突出ピン13bに変換されるものである。従って、図12(a)の(ロ)及び図13(a)で突出ピン13bで表わされていた三階を示す数値「3」が、図12(a)の(ロ)及び図13(a)では、凹凸反転により、非突出ピン13aで表わされるものである。但し、フロア選択ボタン32の枠部は、常に突出ピン13bで表わされている。
このように、フロア選択ボタン32が選択操作されると、エレベータがこの選択された三階に到達するまで、このフロア選択ボタン32は選択された凹凸反転状態で表示され続ける。エレベータがこの三階に到達すると、選択されたこのフロア選択ボタン32は選択が解除され、もとの図12(a)の(ロ)及び図13(a)に示す表示状態に戻る。
また、フロア選択ボタン32が選択操作されると、制御部15は、スピーカ34から、例えば、「三階を選択しました」といったような音声メッセージ35を出力させる。
このようにして、オペレータは、視覚によらずに、所望とするフロアを容易に選択操作することができるようになるし、一度選択されたフロアのフロア選択ボタンは、それが解除されるまで、触知が容易な選択された状態に保持されるものであるから、選択されたことが容易に確認できることになる。
さらに、上記のように、三階のフロア選択ボタン32が選択され、エレベータが上昇または下降すると、図12(a)の(ニ)に示すように、これとともに、エレベータ位置表示部33で位置バー33cが垂直バー33aに沿って上昇または下降する。図13(c)はエレベータ位置表示部33の一部を拡大して示すものであって、ここでは、これら垂直バー33a,フロアバー33b及び位置バー33cが突出ピン13bで表わされ、それ以外の部分が非突出ピン13aで表わされる。また、位置バー33cの垂直バー33aに沿う移動は、制御部15が、エレベータの駆動装置(例えば、図4(b)での他の機能部18)からのエレベータの移動情報に基づいて、位置バー33cとなる1〜複数のピンの組を順番に突出ピン13bの組としていくものである。これにより、オペレータがエレベータ位置表示部33をいずれかの指先で触ることにより、エレベータが現在どこにあるかを触知することができる。
図14はオペレータの操作によって文章のスクロールを可能とした点図の表示状態の第7の具体例を示す図であって、同図(a)はピンマトリクス3での点図のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)はピンマトリクス3での主指先タッチ位置と圧力重心位置とのオペレータの操作による変化を示す図であり、36は文章、37Lは左スクロールボタン、37Rは右スクロールボタンである。また、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図14(a)の(イ)は、制御部15が記憶部16から文書情報を読み出してピンマトリクス3に文章36を点図で表示させているが、指先でタッチされていない状態を示すものであって、この場合には、図14(b)の(イ)で示すように、制御部15(図4)は主指先タッチ位置も圧力重心位置も認識していない。また、このピンマトリクス3には、この文章36を左方向,右方向にスクロールさせるための左スクロールボタン37Lと右スクロールボタン37Rとが突出ピン13b(図2)からなる点図で表示されている。これらは、その形状と向きにより、触ることによって識別できるようにしている。
かかる状態で、図14(a)の(ロ)で示すように、オペレータが主指先11で文章36の部分に触れることにより、この文章36の文字を触知することができる。従って、主指先11をこの文章36に沿って移動させることにより、ピンマトリクス3に表示されている文章36を読み取ることができる。
また、このときには、文章36を読み取るだけのものであるから、主指先11は文章36の点図を弱く押圧して、主指先11による押圧力PsはP1≦Ps<P2であり、制御部15は、図14(b)の(ロ)に示すように、ビデオカメラ10の出力により、ピンマトリクス3での主指先11による○印のマークで表わす主指先タッチ位置19(マーカ12の位置)を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、△印のマークで表わす弱押圧の圧力重心位置20と弱押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19と弱押圧の圧力重心位置20とは一致する。
かかる状態で、図14(a)の(ハ)に示すように、例えば、副指先11’で右スクロールボタン37Rを強く押圧し、これら指先11,11’による押圧力PsがP2≦Psとなると、制御部15は、図14(b)の(ハ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19から離れた▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21を認識するとともに、強押圧状態にあることとも認識する。
このように、副指先11’が右スクロールボタン37Rをかかる強押圧状態で押し込んでいるときには、制御部15は、図14(b)の(ハ)に示す▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21が右スクリーンボタン37Rの位置に対応する位置にあると判定し、従って、右スクリーンボタン37Rが操作されているものと判定する。これにより、制御部15は、この右スクリーンボタン37Rが操作されている限り、記憶部16から順次文書情報を読み取り、ピンマトリクス3に表示させる。これにより、ピンマトリクス3では、その右側から順次新たな文字が現れてくるように、文章36が左方向にスクロールされる。従って、主指先11でこの文章36に触れているだけで、順次この文章36を触知し、読み取ることができる。
なお、副指先11’で左スクロールボタン37Lを、上記のように、強押圧状態で押し込んだ場合には、文章36は左方向にスクロールする。これにより、文章36を前の方に戻すようにすることができる。
また、押圧力Ps(但し、P2≦Ps)の大きさに応じてスクロールの速度を可変とするようにしてもよい。
さらに、文章36を読み取るのは、副指先11’とし、主指先11で右スクリーンボタン37R,左スクロールボタン37Lを操作するようにしてもよい。この場合には、制御部15は、主指先11のマーカ12の位置、即ち、主指先タッチ位置19によって右スクリーンボタン37R,左スクロールボタン37Lが操作されているか否かを判定する。
図15はこの第1の実施形態を音声再生装置の操作部に適用した場合のオペレータの操作による点図の表示状態の第8の具体例を示す図であって、同図(a)はピンマトリクス3での点図のオペレータの操作による表示状態の変化を示す図、同図(b)はピンマトリクス3での主指先タッチ位置と圧力重心位置とのオペレータの操作による変化を示す図であり、38は音量調整部、39は音量調整バー、40は進行状況表示部、41は進行状況表示バー、42はタイトル、43は停止ボタン、44は再生ボタン、45は巻き戻しボタン、46は早送りボタン、47は一時停止ボタンである。また、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
また、図16は図15における音量調整部38の要部を拡大して示す図であって、前出図面に対応する部分には同一符号をつれて重複する説明を省略する。
図15(a)の(イ)は、制御部15が記憶部16から操作部の画面を読み取り、ピンマトリクス3に点図として表示した状態を示すものであって、この操作部には、再生中の、例えば、音楽のタイトル42や停止ボタン43,再生ボタン44,巻き戻しボタン45,早送りボタン46,一時停止ボタン47が点図で表示され、また、音量調整部38や進行状況表示部40も点図で表示されいる。これらの操作ボタン43〜47は、その形状,向きなどにより、触ることによって認識できる。
音量調整部38では、音量調整バー39が設けられており、この音量調整バー39を移動操作することにより、再生されている音楽などの音声の音量を調整することができる。また、進行状況表示部40にも、進行状況表示バー41が設けられているが、この進行状況表示バー41は、音声の再生の進行とともに移動するものであって、音声の再生の進行状況が表示される。
図15(a)の(イ)に示す状態では、図15(b)の(イ)で示すように、制御部15(図4)は主指先タッチ位置も圧力重心位置も認識していない。
いま、再生状態にあって、図15(a)の(ロ)に示すように、主指先11で音量調整部38の音量調整バー39の部分を、押圧力PsがP2≦Psとなるように、強く押圧操作すると、制御部15が、図15(b)の(ロ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19を認識するとともに、圧力センサ8a〜8dの出力により、▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21と強押圧状態にあることとを認識する。この場合、これら主指先タッチ位置19と強押圧の圧力重心位置21とは一致する。
そして、強押圧状態を保ったまま、図15(a)の(ハ)に示すように、主指先11を音量調整部38に沿って移動させると、制御部15は、図15(b)の(ハ)に示すように、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19と▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21とが移動したことを認識し、これにより、音量調整バー39が主指先11とともに移動し、音量が変化する。
ここで、音量調整部38は、図16に示すように、図13(c)に示すエレベータ位置表示部33と同様、突出ピン13bで表わされているものであり、音量調整バー39は1〜複数のピンの組からなるものである。そして、音量調整バー39の移動は、制御部15が、○印のマークで表わす主指先タッチ位置19と▲印のマークで表わす強押圧の圧力重心位置21との移動に基づいて、音量調整バー39となる1〜複数のピンの組を順番に突出ピン13bの組としていくものである。これにより、オペレータが主指先11を音量調整バー39を強く押圧して移動させることにより、音量調整バー39が移動して音量が調整できることになる。
このように、音量調整バー39の位置を触知することができ、これにより、現在の音量を認識できて調整することができる。
以上のように、この第1の実施形態では、ピンマトリクス3上での再帰反射材からなるマーカ12の位置(主指先タッチ位置)と押圧重心位置と押圧状態とを検出する検出手段(ビデオカメラ10と圧力センサ8a〜8d)とを備え、このピンマトリクス3で表示される点図に応じた操作状態を、検出されるかかる主指先タッチ位置と押圧重心位置と押圧状態により、制御部が判定し、ピンマトリクス3に表示される点図を制御するものであるから、視覚に依らなくとも、指先の触知だけでもって、ピンマトリクス3での所望の操作を容易に、かつ確実に行なうことが可能となる。
視覚によらずに操作を行なう場合には、主指先のみでなく、副指先や、さらに、他の指先を用いて操作面(点図表示画面)を確認することが多くある。この実施形態によれば、通常のタッチパネルのように、最初に触れた位置に応じて操作が実行されてしまうのではなく、主指先の位置や押圧箇所の重心位置により対応する操作が実行されるため、オペレータは安心して操作面に自由に触れて表示内容を確認することができる。
図17は本発明による点図ディスプレイ装置の第2の実施形態を概略的に示す構成図であって、同図(a)はその全体構成を概略的に示す斜視図、同図(b)はその縦断面図であり、5a,5bは保持部、10aはビデオカメラである。また、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図17(a),(b)において、装置本体1の上面の一辺側に間隔を置いて2つの保持部5a,5bが設けられており、夫々の保持部5a,5bにビデオカメラと1または複数の赤外線LEDとが内蔵されている。図17(b)は保持部5a側の断面を示すものであって、この保持部5aにビデオカメラ10aと赤外線LED9とが保持されていることを示している。
保持部5a,5bの赤外線LED9夫々はピンマトリクス3の全領域に赤外線を斜め下向きに照射し、また、保持部5aのビデオカメラ10aと保持部5bのビデオカメラとは夫々、ピンマトリクス3上に主指先11に取り付けられた再帰反射材からなるマーカ12が存在するとき、このマーカ12で反射された赤外線を受光して撮影する。これら2つのビデオカメラの撮影結果から、ピンマトリクス3上でのマーカ12の位置を検出するものである。
図18は図17に示す第2の実施形態でのマーカ12の位置(即ち、主指先タッチ位置)の検出方法を示す図であって、10bは保持部5bに保持されるビデオカメラ、48は基線であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、いま、再帰反射材によるマーカ12がピンマトリクス3上のS1点に位置しているものとすると、ビデオカメラ10aが、このビデオカメラ10aに近接した赤外線LED9から照射され、このマーカ12で反射された赤外線を受光することにより、この赤外線の受光方向、即ち、S1点でのマーカ12の方向を検出する。この方向としては、例えば、2つのビデオカメラ10a,10bの撮像面の中心を結ぶ直線を基線40として、この基線40からビデオカメラ10aで受光する赤外線の光軸までの角度θ1で表わされるものとする。同様にして、ビデオカメラ10bが、このビデオカメラ10bに近接した赤外線LED9から照射され、このマーカ12で反射された赤外線を受光することにより、この赤外線の受光方向、即ち、S1点でのマーカ12の方向を検出する。この方向は、この基線40からビデオカメラ10bで受光する赤外線の光軸までの角度θ2で表わされるものとする。これにより、このときのマーカ12の位置、即ち、S1点は角度座標(θ1,θ2)で表わされる。
同様にして、マーカ12がピンマトリクス3上のS2点に位置しているときには、ビデオカメラ10aによってこのマーカ12の方向が角度θ1’として検出され、ビデオカメラ10aによってこのマーカ12の方向が角度θ1’として検出されるものとすると、このマーカ12の位置は、角度座標(θ1’,θ2’)で表わされる。
このように、マーカ12のピンマトリクス3上での位置に応じて、検出されるマーカ12の角度座標が異なるものであり、この角度座標とピンマトリクス3上の位置とは一対一に対応する。そこで、制御部15が、この角度座標とピンマトリクス3条の位置との対応テーブルを備え、このテーブルをもとにビデオカメラ10a,10bの検出出力によって検出される角度座標をピンマトリクス3上の位置に変換することにより、先の対応付けのテーブルをもとに、マーカ12がピンマトリクス3に表示される点図の範囲内にあるか否かを判定することができる。
以上の構成以外の構成については、先の図1〜図16で説明した第1の実施形態と同様であり、先の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図19は本発明による点図ディスプレイ装置の第2の実施形態を概略的に示す構成図であって、同図(a)はその縦断面図、同図(b)は画面の表示状態を示す斜視図、同図(c)はそのピンマトリクスでの表示状態を示す図であり、49はプロジェクタ、50は投影スクリーンである。また、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図19(a)において、支持部4で支持される保持部5には、ビデオカメラ10と1または複数の赤外線LED9に加え、プロジェクタ49が保持されており、また、点図ディスプレイ本体6の表示部6には、少なくともピンマトリクス3の全体を覆うように、投影スクリーン50が設けられている。この投影スクリーン50は、布地やストッキング地などの伸縮性に富んだカバーであって、この投影スクリーン50の直下のピンマトリクス3に、図19(c)に示すように、表示された点図をこの投影スクリーン50の上から指先で触っても、この点図を触知できるようにするものである。
保持部5に設けられたプロジェクタ49は、図19(b)に示すように、この投影スクリーン50に文字や図形,地図,画像などを表示するものである。ピンマトリクス3の点図が、先に説明した図11〜図16に示す具体例でのタッチボタンを表わしている場合には、タッチボタンの点図毎に、その表示位置に、タッチボタンの種類を表わす文字列を投影するようにすることもできる。この場合には、タッチボタンの種類を、視覚によっても、認識することができる。かかる文字とともに、図形(例えば、上記のエレベータの操作部など)や地図(特に、カーナビゲーション装置の場合),画像などを同時に投影スクリーン50に投影するようにしてもよいし、ピンマトリクス3に表示される点画に依存しない文字列を表示するようにすることもできる。また、図形としても、ピンマトリクス3に表示される図形的な点図の輪郭を表わすものであってもよい。
これ以外の構成は、図1〜図16で説明した第1の実施形態と同様である。
このように、この第3の実施形態では、先の第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、触知によって点図からなる操作部の操作を行なうことが可能となるとともに、視覚的によって認識可能な文字,図形,地図,画像などを表示させることができ、画面を見ながらの操作も可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態にのみ限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、ピンマトリクス3での主指先タッチ位置を主指先に取り付けたマーカによって検出するものであったが、上記のビデオカメラによって検出する反射赤外線の画像の画像認識処理により、主指先を認識してそのタッチ位置を特定することにより、再帰反射材からなるマーカを用いることなく、主指先タッチ位置を検出するようにすることが可能である。
また、主指先の位置の特定と圧力センサによる押圧力の検知によっても、上記各実施形態を実現可能であり、圧力センサは1個でもよい。例えば、図7及び図8に示すように、主指先11でのみ操作を行なう場合には、主指先の位置が押圧力の重心位置となるので、圧力センサによる押圧力の重心位置の検出は必要でなくなり、圧力センサとしては、押圧力を検出するだけの1つの圧力センサを用いればよい。
本発明による点図ディスプレイ装置の第1の実施形態を概略的に示す構成図である。 図1におけるピンマトリクスの一具体例を概略的に示す図である。 図1におけるピンマトリクスでの圧力重心位置の検出方法を示す説明図である。 図1に示す点図ディスプレイ装置1が有するシステムの具体例を示すブロック図である。 図4における制御部で検出される押圧重心位置での押圧力Psとオペレータの操作との関係を示す図である。 図4に示す制御部による図5に基づくピンマトリクスでの指先の押圧状態とその認識状態との関連を示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第1の具体例を示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第2の具体例を示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第3の具体例を示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第4の具体例を示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第5の具体例を示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第6の具体例を示す図である。 図12におけるフロア選択部の要部を拡大して示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第7の具体例を示す図である。 図4に示すシステムを備えた図1に示す第1の実施形態でのオペレータの操作によるピンマトリクスでの点図の表示状態の第8の具体例を示す図である。 図15における音量調整部の要部を拡大して示す概略斜視図である。 本発明による点図ディスプレイ装置の第2の実施形態を概略的に示す構成図である。 図17に示す第2の実施形態でのマーカの位置(即ち、主指先タッチ位置)の検出方法を示す図である。 本発明による点図ディスプレイ装置の第3の実施形態を概略的に示す外観斜視図である。
符号の説明
1 装置本体
2 表示部
3 ピンマトリクス
4 支持体
5,5a,5b 保持部
6 点図ディスプレイ本体
7 筐体
8,8a〜8d 圧力センサ
9 赤外線LED
10,10a,10b ビデオカメラ
11,11’ 指先
12 再帰反射材
13,13a,13b ピン
14 圧力重心位置
15 制御部
16 記憶部
17 接続部
18 他の機能部
19 主指先タッチ位置
20 弱押圧状態の圧力重心位置
21 強押圧状態の圧力重心位置
22 点図
24 点図(ダイヤル)
27 回転方向を示す矢印
数値表示エリア
29 上下境界線
30 エレベータ操作部
31 フロア選択部
32 フロア選択ボタン
33 エレベータ位置表示部
33a 垂直バー
33b フロアバー
33c 位置バー
34 スピーカ
35 音声メッセージ
36 文章
37L 左スクロールボタン
37R 右スクロールボタン
38 音量調整部
39 音量調整バー
40 進行状況表示部
41 進行状況表示バー
42 タイトル
43 停止ボタン
44 再生ボタン
45 巻き戻しボタン
46 早送りボタン
47 一時停止ボタン
48 基線
49 プロジェクタ
50 投影スクリーン

Claims (12)

  1. 点図ディスプレイ本体の上面に複数のピンがマトリクス状に配列されてなるピンマトリクスに点図を表示し、該ピンマトリクスに指先で触れることにより、該点図を触知できるようにした点図ディスプレイ装置において、
    該ピンマトリクスの表面に赤外線を照射する赤外線LEDと、
    反射される該赤外線を受光し、該ピンマトリクスを押圧する主指先に取り付けられた再帰反射材からなるマーカからの反射赤外線を検出するビデオカメラと、
    該ピンマトリクスへの押圧力を検出する圧力センサと、
    該ビデオカメラによる該マーカからの反射赤外線の検出結果から該主指先による該ピンマトリクスのタッチ位置を主指先タッチ位置として検出し、かつ該圧力センサの検出圧力から該ピンマトリクスでの押圧力を検出する制御部と
    を備え、
    該制御部は、
    検出した該押圧力が予め決められた閾値以上のとき、該ピンマトリクスに対してタッチ操作がなされたと判定し、該タッチ操作に応じて該ピンマトリクスに表示した該点図に対する表示制御を実行し、
    さらに、該押圧力が該閾値以上であって、かつ該主指先タッチ位置が該点図の範囲内にあるとき、該主指先以外の指先で該ピンマトリクスを押圧することにより変化する該ピンマトリクスでの圧力重心位置に応じて、該ピンマトリクスに表示される該点図を変化させる
    ことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  2. 点図ディスプレイ本体の上面に複数のピンがマトリクス状に配列されてなるピンマトリクスに点図を表示し、該ピンマトリクスに指先で触れることにより、該点図を触知できるようにした点図ディスプレイ装置において、
    該ピンマトリクスの表面に赤外線を照射する赤外線LEDと、
    反射される該赤外線を受光し、該ピンマトリクスを押圧する主指先に取り付けられた再帰反射材からなるマーカからの反射赤外線を検出するビデオカメラと、
    該ピンマトリクスへの押圧力を検出する複数の圧力センサと、
    該ビデオカメラによる該マーカからの反射赤外線の検出結果から該主指先による該ピンマトリクスのタッチ位置を主指先タッチ位置として検出し、かつ該複数の圧力センサの検出圧力から該ピンマトリクスでの押圧による圧力重心位置と押圧力を検出する制御部と
    を備え、
    該制御部は、
    検出した該押圧力が予め決められた閾値以上のとき、該ピンマトリクスに対してタッチ操作がなされたと判定し、該タッチ操作に応じて該ピンマトリクスに表示した該点図に対する表示制御を実行し、
    さらに、該押圧力が該閾値以上であって、かつ該主指先タッチ位置が該点図の範囲内にあるとき、該主指先以外の指先で該ピンマトリクスを押圧することにより変化する該ピンマトリクスでの圧力重心位置に応じて、該ピンマトリクスに表示される該点図を変化させる
    ことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  3. 請求項2において、
    前記ビデオカメラは第1,第2のビデオカメラであって、該第1,第2のカメラ毎に前記赤外線LEDが設けられ、
    前記制御部は、該第1のビデオカメラによる前記マーカからの反射赤外線の検出結果から該第1のビデオカメラからの前記マーカの方向を検出するとともに、該第2のビデオカメラによる前記マーカからの反射赤外線の検出結果から該第2のビデオカメラからの前記マーカの方向を検出して、該第1のビデオカメラからの前記マーカの方向と該第2のビデオカメラからの前記マーカの方向とから前記ピンマトリクスの主指先タッチ位置を検出することを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    前記ピンマトリクス全体を覆う投影スクリーンと、
    該投影スクリーンに文字や図形,地図,画像などを投影するプロジェクタと
    を設けたことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  5. 請求項1または2において、
    前記制御部は、前記主指先による前記押圧力が前記閾値以上であって、かつ前記主指先タッチ位置と前記圧力重心位置とが前記点図の範囲内にあるとき、前記主指先タッチ位置と圧力重心位置との移動とともに前記点図を移動もしくは回転させる制御を行なうことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  6. 請求項1または2において、
    前記制御部は、前記押圧力が前記閾値以上であって、かつ前記主指先タッチ位置と前記圧力重心位置とが前記点図の範囲内にあるとき、前記主指先タッチ位置と前記圧力重心位置との間の距離に応じて、前記点図の大きさを変化させる制御を行なうことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  7. 請求項1または2において、
    前記制御部は、前記押圧力が前記閾値以上であって、かつ前記主指先タッチ位置と前記圧力重心位置とが前記点図の範囲内にあるとき、前記主指先タッチ位置を中心として前記圧力重心位置が回転移動するとともに、前記点図を前記主指先タッチ位置を中心に回転させる制御を行なうことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  8. 請求項1または2において、
    前記ピンマトリクスに表示される点図が数値を表わす複数の数値表示エリアであって、
    前記制御部は、前記押圧力が前記閾値以上であって、かつ前記主指先タッチ位置が該数値表示エリアのうちの所定の数値表示エリアの点図の範囲内にあるとき、前記主指先以外の指先で前記ピンマトリクスを押圧することによる前記圧力重心位置の該所定の数値表示エリアに対する位置に応じて、該所定の数値表示エリアで表示される数値を変化させる制御を行なうことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  9. 請求項1または2において、
    前記ピンマトリクスに表示される点図は、複数のフロア選択ボタンを有するエレベータの操作部を表わすものであって、
    前記制御部は、前記主指先タッチ位置が所定の該フロア選択ボタンの点図の範囲内にあって、前記主指先による前記押圧力が前記閾値以上であるとき、所定の該フロア選択ボタンでフロアが指定されたものと判定し、エレベータを該指定されたフロアに移動させるための指令をエレベータ装置に出力することを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  10. 請求項において、
    前記フロア操作部には、前記点図によって各フロアを表わすフロアバーとエレベータの位置を表わす位置バーとを有するエレベータ位置表示部が設けられており、
    前記制御部は、エレベータの移動とともに、該エレベータ位置表示部での該位置バーを移動させる制御を行なうことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  11. 請求項1または2において、
    前記ピンマトリクスに表示される点図は、文字列からなる文章と該文章をスクロールさせるためのスクロールボタンとからなり、
    前記制御部は、前記圧力重心位置が該スクロールボタンの点図の範囲内にあるとき、該文字をスクロールさせる制御を行なうことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
  12. 請求項1または2において、
    前記ピンマトリクスに表示される点図は、音声再生装置の音量調整部や操作ボタンを有する操作部を表わすものであって、
    制御部は、前記主指先タッチ位置が該音量調整部の音量調整バーの位置にあって、前記主指先による前記押圧力が前記閾値以上であるとき、該主指先タッチ位置の移動に応じて、該音声再生装置での再生音量を変化させる制御を行なうことを特徴とする点図ディスプレイ装置。
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