JP4292116B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱調理器の冷却構造に関するものである。
誘導加熱は、被調理鍋の下方に設けられた加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイル周りに発生した磁界によって被調理鍋の表面近傍に生じる渦電流に起因して行われる。
また、加熱コイルに供給した電力に対して被調理鍋の加熱に寄与しない熱量が回路基板の電子部品や加熱コイルなどの発熱となる為、ファン装置を内蔵して回路基板や加熱コイルを冷却する構成が一般的である。
キッチン台に設置されるビルトイン式の誘導加熱調理器では、ファン装置の吸気をトッププレートの奥側に設けられた通風口から行う一方、該通風口から異物や液体が浸入した場合でも内部の電子部品が液体に触れないような構成が採られている。
例えば特許文献1では、吸気ダクトの底部に水抜け孔や流れ込みを阻止する突堤部を設けている。
また、側面から吸気する特許文献2では、吸気口とファンの間に遮蔽板を設け、吸気口から浸入した液体等を遮蔽板と吸気口の間で排水させる構成が採られている。
特開平11−339946号公報
特開平9−45471号公報
従来の加熱調理器では、ファン装置が排水口から温度の高い空気を吸い込み易い為、ファン装置から吹き出す冷却空気の温度が上昇し、電子部品や加熱コイル等の冷却性能が良好でない。
また、キッチン台の内部で流れのショートサーキットが生じ、トップフレームから吸い込まれるファン装置の風量が低下する。
そのため、冷却性能の向上にはファン装置の大型化やファン回転数を上げる必要があるが、ファン装置の大型化は規格サイズのキッチン台に収納する誘導加熱調理器では困難であるし、ファン回転数の増加はファン装置のモータ音や部品の風切り音(流体音)等、騒音の増大によりキッチン環境が悪化する。
本願発明は、上記の課題のうち少なくとも1つを解決するために為されたものである。
本発明の請求項1では、システムキッチンのキッチン台に設置されるビルトイン型の誘導加熱調理器の本体と、該本体の上面に配置されたトッププレートと、該トッププレートの下方に配置される加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を供給する電子部品が搭載された回路基板と、前記本体の前面側から見て前記回路基板の後方に配置され前記加熱コイルと前記回路基板を冷却するファン装置と、前記トッププレートを保持するトップフレームの後部に設けられた通風口と、前記本体の底部に設けられ該本体の内部と前記キッチン台と本体底部の空間との間で空気の流通が可能で前記通風口から浸入した液体を本体外に排出する排水部とを備えた誘導加熱調理器において、前記排水部を前記本体の底部前面側に設け、前記ファン装置の吸気部から前記通風口までの流路長さを、前記ファン装置から前記排水部までの流路長さよりも小さくし、前記ファン装置により前記通風口からファン装置の吸気部まで外気を吸い込む流路の通風抵抗を、前記ファン装置の吸気部から液体を排出する前記排水部までの流路の通風抵抗よりも小さくしたものである。
本発明の請求項1によれば、排水部からファン装置への熱気の浸入が少なくなり、ファン装置から吹き出す冷却空気の温度上昇が押えられるので、加熱コイルなどの発熱部品を少ない空気風量で冷却することができ、発熱部品の冷却効果を高めて安定した誘導加熱調理を行うことができる。
また、ファン装置によって排水部から外気を積極的に取り込み易くなり、キッチン台内部のショートサーキットを抑えて低風量、且つ、低騒音で加熱調理を行うことができる。
また、ファン装置と排水部を離して配置するため、排水部から熱気の浸入を抑えることができるとともに、排水した液体がキッチン台から外部に流れ易くなり、キッチン周辺を清潔に保つことができる。
本発明の各実施例を以下に説明する。
図1、図2及び図3は、本発明の誘導加熱調理器の一例を示しており、トッププレート70上に三口の鍋載置部73a、73b、73cを設けたビルトイン型(システムキッチン一体型)の誘導加熱調理器である。
ここで、図1は誘導加熱調理器を鍋載置部73a側から見た側面断面図、図2は同斜視組立図、図3は同正面断面図である。
尚、本実施例は加熱コイル20に高周波電流を供給して被調理鍋(図示せず)を誘導加熱する鍋載置部73a、73bを左右に、電熱ヒータ10の輻射熱で加熱する鍋載置部73cを中央奥に配置した構成であるが、少なくとも加熱コイル20により誘導加熱する鍋載置部を一つ設けた誘導加熱調理器であればよい。
図において、誘導加熱調理器の本体7の上面にトッププレート70が配置され、その周囲をトップフレーム72で覆って本体7の上面に載置している。
トップフレーム72の後部には本体7内部の空気を出入りさせる通風口71a、71bが設けられ、前面には被調理鍋の火加減などを操作する上操作パネル6bが設けられている。
また、トッププレート70の下方には鍋載置部73a、73bの略下側に位置するように加熱コイル20が設けられ、鍋載置部73cの略下側位置には電熱ヒータ10がそれぞれ設けられている。鍋載置部73a、73bは誘導加熱できる金属鍋を載置し、鍋載置部73cは誘導加熱できない、例えば土鍋などを載置して加熱調理ができるようになっている。
また、本体7の正面、すなわち前面には前面枠68が取り付けられ、その左側には内部にヒータ11や焼き網12等を備えたロースター8が配置され、正面右側には被調理鍋の火加減やロースター8の加熱具合を操作する操作パネル6aを備えており、その火力調整量をトッププレート70下方の表示パネル65に表示する。
操作パネル6には、主電源66や火力調整用のダイヤル67が設けられており、主電源66は本体7の後部側に設けられたコンセント1に接続されている。
つまり、本体7の左側にはロースター8が配置されるため、加熱コイル20を誘導加熱するために必要な、例えばインバータ等の電子部品が実装された回路基板43の大部分が本体7の右側の基板ケース4に搭載される。
尚、本発明では、ロースター8や操作パネル6等は、図示した位置関係に固定されるものではなく、例えばロースター8が本体7の正面中央又は右側に設けられた構成でもよいし、正面に操作パネル6aや上操作パネル6bのいずれかが配置された構成でもよい。
回路基板43は、電子部品41、42や、高発熱する電子部品41に設置されるヒートシンク40の個数や配線数などによって容積が決められるため、電子部品41、42が多いほどロースター8側方の空間に、その容積形状に合わせて複数枚高密度に配置される。
ここで、基板ケース4は、回路基板43などを本体7の内部に収納する際の作業性を良好にするために箱状にして設けたものであるが、本体7の内部に直に回路基板43などを直接設置した構成でもよい。
また、本実施例では、回路基板43を基板ケース4の高さ方向に三段積層した構成であるが、回路基板43を幅方向に複数並置してもよく、いずれの場合もファン装置5から吹き出る冷却空気の流れ方向と並行に配置される。
ファン装置5は、ファン51とファンモータ(図示せず)、ケーシング52から構成されるシロッコファンで、本体7の前面側から見て基板ケース4内の回路基板43の後方に配置される。
また、ファン装置5と回路基板43の間には、基板ケース4の内部に設けられた仕切板55によってファン装置5の吹出し部5aを除いて両者の空間が分離され、ファン装置5の吹出し部5aから回路基板43側に吹き出た空気86が逆流してファン装置5の吸気部5bに入らないような構成となっている。
つまり、本構成では、ファン装置5によって通風口71aから吸い込まれた空気81がファン装置5の吹出し部5aを通して回路基板43の空間に向かって吹き出されるものである。
ここで、吹出し部5aと仕切板55の接触部は段差や凹凸を設けて隙間を小さくするか、又は耐熱性の弾性部材である、例えばシリコンゴムや樹脂を挟めば空気の漏れが少なくなり、ファン装置5による冷却効果を高めることができる。
また、基板ケース4内のファン装置5は、トップフレーム72上の通風口71aから本体7の背面側の吸気ダクト60を通して外気81が吸い込まれ、ファン51の側面から吸気が行われる。
誘導加熱調理器では、被調理鍋の液体100等がこぼれて通風口71から浸入する場合に備え、複数の排水口を備えており、例えば通風口71aから液体100が入ってもファン装置5を介して回路基板43が濡れないように、吸気部5bの下方に基板ケースの排水孔49が設けられている。
また、吸気ダクト60の下方には整流板48が設けられ、勢い良く浸入した液体100の飛散を抑制し、ファン51に直接入り難いような構成となっている。
整流板48の下方や基板ケース4の排水孔49から排水される液体101は、基板ケース4と本体7の間隙47を通り、本体7の前面側に設けられた排水部78からキッチン台9と本体7の間隙90に排出される。
本実施例では、基板ケース4と本体7の間隙47を小さくすることにより、ファン装置5の吸気部5bから通風口71aまでの流路の通風抵抗を、吸気部5bから排水部78までの流路の通風抵抗に比べて小さくしている。
つまり、吸気部5bから通風口71aまでの流路長さをよりも、吸気部5bから排水部78までの流路長さを長くして、排水部78から入る空気の流れ抵抗を大きくした。
また、吸気部5bから排水部78までの流路の通風抵抗は、基板ケース4と本体7の間隙47の風路断面積で調整できる。又、図3に示すように、基板ケース4の下方に別途流路46を設けた構成であれば液体の排水方向も調整できる。
ここで、流路46は、基板ケース4の底面に設けたリブ46aと本体7底面で構成されており、流れ抵抗は両端のリブ46aの間隙やリブ46aの高さで変化する。
例えば、流れ抵抗をより小さくするには流路46の断面積を小さくするようにリブ46aの高さを低くしたり、リブ46aの間隔を狭めたり、流路に突起を設けたりすれば良い。
本排水構成であれば、キッチン台9と本体7の間の空間90で温度上昇した空気が排水部78を通してファン装置5に流れ込む空気量が少なくなり、回路基板43に吹き出す空気の温度が上昇しにくくなり、回路基板43などを効率よく冷却できる。
ここで、本実施例ではファン装置5の回転軸が水平方向のファン構造となっているが、回転軸を鉛直方向にしてファン51の吸気部5bをファン装置5の上面か下面のいずれか一方、又はその両方にした構成でもよく、この構造によっても整流板48で飛散した液体がより吸気部5bに入り難くなることは言うまでもない。
また、ファン51の内部を分割したリブに回転軸を設け、ファン装置5の両面に吸気部5bを設けた構造にすれば、ファン51に効率よく空気を吸い込み、ファン装置5の吹き出し性能を良好にして回路基板43や加熱コイル20を冷却することができる。
また、図示したファン装置5はシロッコファンであるが、ターボファンや軸流ファンなどでも同様な排水構成により冷却できることは言うまでもない。
回路基板43を冷却する空気86は、基板ケース4の上部、つまり加熱コイル20の下側に設けられたダクト3に入り、表示パネル65と左右の加熱コイル20に向かって空気を吹き出す。
加熱コイル20が載置されたコイルベース21は、少なくとも3ヶ所設けられた、例えばバネなどを用いた弾力性のある支持部27で支えられており、該支持部27によりトッププレート70に押しつけられてコイルベース21のセンサ部29に設けられた、例えば接触式温度センサであるサーミスタがトッププレート70と良好に接触するようにしている。
基板ケース4からダクト3の下側開口3bを介してダクト3に入った空気は、左右の加熱コイル20を冷却させるために分流され、一部の空気はダクト3の開口3aから右側のコイルベース21の下面に向かって吹き出され、それ以外の空気はダクト3を通って左側のコイルベース21と表示パネル65に向かってそれぞれ吹き付けられる。
また、左右の加熱コイル20の熱を奪って温度上昇した空気は、トッププレート70下方の空間を本体7の左側面方向と背面方向に向かって流れ、トップフレーム72上の通風口71bと左側面の排気孔63から外部に排気される。
ここで、表示パネル65の冷却は、回路基板43を通った空気量で不充分であれば表示パネル65の近傍に別の冷却ファンを設けてもよく、さらに冷却性能を高めるために本体7の側面又は前面から吸気した低温の空気を利用して冷却する構成にしてもよい。
また、本実施例ではファン装置5の吸気81をトップフレーム72上に配置された通風口71aを介して行う構成であるが、ファン装置5の吹き出し風量を増加させるために本体7の側面に別途吸気口を設けてもよい。
また、排気83、84もその他の本体7の側面に排気口を設け、本体7の外部に吹き出す空気の通風抵抗を小さくさせた構成でもよい。
以上の構成よりなる誘導加熱調理器の動作について、図1から3を用いて被調理鍋がトッププレート70上の右側の鍋載置部73aに配置された場合を例に説明する。
例えば、水等の液体の入った被調理鍋の加熱は、被調理鍋をトッププレート70上の鍋載置部73aに載置した後、本体7の前方に備えた操作パネル6aの主電源66を入れ、例えば火力調整用のダイヤル67を回転させることにより、トッププレート70前方に配置された表示パネル65に表示される火力調整量に応じた加熱制御が行われる。
また、本実施例の誘導加熱調理器では、トップフレーム72上に操作パネル6bが設けられており、操作パネル6aと同様な操作を操作パネル6bで行うことができる。
被調理鍋の下方に位置する加熱コイル20には、操作パネル6aまたは6bで調整された火力に応じた高周波電流の供給量が制御され、火力調整しながら被調理鍋の誘導加熱を行うことができる。
また、加熱コイル20に電流が流れると同時にファン装置5が稼動してトップフレーム72上の通風口71aの下方に位置する吸気ダクト60から冷却空気81を吸い込み、基板ケース4内部に配置されたファン装置5にその空気が供給される。
加熱コイル20で被調理鍋を誘導加熱する場合、加熱効率が被調理鍋の材質によって左右され、熱損失分が加熱コイル20と回路基板43上の電子部品41、42の発熱となってそれぞれの部品温度が上昇することになる。
ここで、高発熱する電子部品41には、例えばアルミ製のヒートシンクを配置して効率よく冷却する。
吸気ダクト60から流入した空気81はファン装置5の側面の吸気部5bからファン51に流入し、回路基板43側と仕切られた仕切板55に設けられたファン装置5の吹出し部5aから回路基板43に向かって冷却空気86を吹き出す流れ構成となる。
また、本実施例では、排水部78がファン装置5の吸気部5bから通風口71aまでの流路の通風抵抗に対して通風抵抗が大きくなる位置に配置されており、ファン稼動時に通風口71aから大部分の空気がファン装置5に供給される。
このため、長い時間の加熱調理において、キッチン台9や本体7が温度上昇しても、キッチン台9と本体7の間隙90の温かい空気をファン装置5が吸い込むことが少なく、ファン装置5からの吹き出し空気温度の上昇を抑制することができる。
本実施例では、基板ケース4に回路基板43が高さ方向に3段配置されており、ファン装置5から吹き出す冷却空気86が回路基板43のそれぞれの間隙を本体7の背面側から正面側に向かって流れる。
回路基板43を冷却した空気は、基板ケース4の天井面に設けられたダクト3を介して流れ、左右の加熱コイル20や表示パネル65を冷却する。
ここで、本実施例では回路基板43を冷却した全ての空気がダクト3を介して左右の加熱コイル20や表示パネル65を冷却する構成であるが、基板ケース4から別途風路を構成しても良いし、小型のファンを配置して冷却させてもよい。
加熱コイル20や表示パネル65を冷却した空気は、コイルベース21の周りを流れ、一部が本体7後方の排気口62からトップフレーム72の通風口71bを介して外部に排気され、その他の空気は本体7の左側面の排気孔63から本体7とキッチン台9の間隙を介して外部に排気される。
ここで、ファン装置5は、予め操作パネル6aによる加熱調整量によって段階的に制御してもよいし、無段階で風量制御してもよい。また、加熱コイル20及び電子部品43の温度を計測してON/OFF制御や間欠運転による風量調整を行う構成にしてもよい。
また、万一、被調理鍋が転倒した場合でも、キッチン台9とトップフレーム72は、間に例えばシリコンゴムなどの弾性部材で密着して配置されており、液体が本体7の内部に浸入することはない。
ただし、通風口71aからは、本体7の内部に液体が浸入する場合がある。通風口71aは、通風口71bよりも基板回路43が近い位置にあるため、ファン性能を維持しつつ、効率よく排水して基板回路43に液体が触れないようにする構造が必要である。
通風口71aから入る液体は、吸気ダクト60の下方に配置された整流板48に衝突して勢いが抑えられ、液体の飛散が抑えられる。
また、減速した液体が整流板48の下方に流れ、排水されるとともに、一部ファン装置5側に飛散した液体は吸気部5bに入る前にファン装置5下方の基板ケース4底面の排水孔49から流れ落ちる。
整流板48及び排水孔49から出た液体は、基板ケース4と本体7底面の間隙47を本体7正面側に設けられた排水部78に向かって流れ、本体7とキッチン台9の間隙90に排出される。
尚、基板ケース4の下方に流路46を設けた際も同様に排水される。
このように、本実施例の排水構成であれば、通風口71aからの液体の浸入に対処しつつ、加熱コイル20や基板回路43の冷却性能を維持して安定した加熱調理行うことができる。
また、キッチン台9が温度上昇しても、ファン装置5の吸気部5bに高温空気が流れにくく、少ない風量でも高い冷却効果が得られるため、ファン騒音や流体音を抑えた誘導加熱調理器が実現でき、静かなキッチン環境を提供することができる。
図4に第二の実施例におけるコイルユニット2の側面断面図を示す。
本実施例では、基板ケース4に配置されたファン装置5のファン回転が水平で上下に吸気部5bを設けたものであり、また、基板ケース4の排水孔49と本体7の排水部78との間の間隙47に液貯め部44を設けたものである。
ここで、本実施例の回路基板43や加熱コイル20を冷却する空気の流れ構成や調理時の操作方法は実施例1と同様であり、説明を省略する。
液貯め部44は、通風口71aから浸入した液体100が多い場合でも、一時的にその液体100を貯水し、本体7の排水部78からキッチン台9に流れる排水101の水量を少なくして、調理途中でキッチン台9の正面から液体が流れ出るのを抑える構成となっている。この場合、間隙47を図1の実施例より狭くすることが可能となり、排水部78からの温かい空気が流入するのを一層抑制することができる。
ここで、液貯め部44は、キッチン台9の正面から取り外して洗える構成であれば、より清掃性が良好となり清潔なキッチン環境を提供できる。
ここで、液貯め部44は、図3に示すように基板ケース4の下方に流路46を設けた構造でも容易に搭載できることは言うまでもない。
また、本実施例では、吸気ダクト60の下方に位置した整流板48の下側の本体7にも排水部79を設けており、浸入水量が多く場合でも安定して排水できる構成となっている。この排水部79を設けても、整流板48の流れ抵抗によりキッチン台9と本体7の間隙の空気が吸い込み難い構成となっており、図1と同様な効果が実現できる。
図5に第三の実施例における誘導加熱調理器の側面断面図を示す。
本実施例では、通風口71aから浸入する液体100の排水孔49に開閉手段45を設けた構成である。
また、ファン装置5を軸流ファンで構成させた場合であるが、排水構成はファン種類に関係なく適用できる。
ここで、本実施例の基板回路43や加熱コイル20を冷却する空気の流れ構成や調理時の操作方法は実施例1と同様であり、説明を省略する。
開閉手段45は、排水孔49に設けられた、例えば樹脂性フィルムやゴム板等の弾性体で構成されており、通常の加熱調理時には排水孔49を閉じた状態で設置される。
本実施例では、排水孔49に上部から液体が流れ、液体の重さで開閉手段が下に開き、液体を基板ケース4から本体7との間隙47に誘導する。
従って、開閉手段45は図示したように排水部78から遠い位置となる排水孔49の一端のみを固定した片持ち梁で構成すれば、構造が簡単で効率の良い排水を行うができる。
又、開閉手段45が薄く軽いものであれば、ファン装置5の稼動により基板ケース4側が負圧になり、開閉手段45が上方向に吸い寄せられて排水孔49と開閉手段45が密着し、より密閉効果を高めることができる。
さらに、開閉手段45を本体7の排水部78や他の排水口(図示せず)に設ければ、本体7の気密性を高めるとともに、万一の液体浸入時のみ開くことができる排水構成が実現できる。
以上のように、本発明の排水構成によれば、通風口71aから本体7への液体浸入に対処することができるとともに、キッチン台9が温度上昇しても安定した冷却性能の確保が実現でき、低風量化による静音と高い安全性を兼ね備えた誘導加熱調理器を得ることができ、快適なキッチン環境を提供することができる。
本発明の第一の実施例における誘導加熱調理器の側面断面図である。 本発明の第一の実施例における誘導加熱調理器の斜視分解図である。 本発明の第一の実施例における誘導加熱調理器の正面断面図である。 本発明の第二の実施例における誘導加熱調理器の側面断面図である。 本発明の第三の実施例における誘導加熱調理器の側面断面図である。
符号の説明
3 ダクト
4 基板ケース
5 ファン装置
6 操作パネル
7 本体
8 ロースター
9 キッチン台
10 電熱ヒータ
20 加熱コイル
40 ヒートシンク
43 回路基板
45 開閉手段
70 トッププレート
71a 通風口

Claims (1)

  1. システムキッチンのキッチン台に設置されるビルトイン型の誘導加熱調理器の本体と、該本体の上面に配置されたトッププレートと、該トッププレートの下方に配置される加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を供給する電子部品が搭載された回路基板と、前記本体の前面側から見て前記回路基板の後方に配置され前記加熱コイルと前記回路基板を冷却するファン装置と、前記トッププレートを保持するトップフレームの後部に設けられた通風口と、前記本体の底部に設けられ該本体の内部と前記キッチン台と本体底部の空間との間で空気の流通が可能で前記通風口から浸入した液体を本体外に排出する排水部とを備えた誘導加熱調理器において、前記排水部を前記本体の底部前面側に設け、前記ファン装置の吸気部から前記通風口までの流路長さを、前記ファン装置から前記排水部までの流路長さよりも小さくし、前記ファン装置により前記通風口からファン装置の吸気部まで外気を吸い込む流路の通風抵抗を、前記ファン装置の吸気部から液体を排出する前記排水部までの流路の通風抵抗よりも小さくしたことを特徴とする誘導加熱調理器。
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