JP4288858B2 - カメラ装置及びカメラ・システム、撮影条件取り込み装置及びその方法、見本画像管理方法、並びに記録媒体 - Google Patents

カメラ装置及びカメラ・システム、撮影条件取り込み装置及びその方法、見本画像管理方法、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として見本画像を用いた撮影条件の設定が可能なカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子スチルカメラにおいては、撮影時における撮影条件(装置の動作内容)の設定、例えばシャッタースピードや絞り値の設定を見本画像を選択するだけで可能とする機能を有するものがある。これは、複数の見本画像及び、各見本画像に対応するシャッタースピードや絞り値などの複数の設定パラメータを予め用意しておき、撮影者の要求に応じて複数の見本画像を液晶表示装置に表示し、撮影者に所望の見本画像を選択させた後、選択された見本画像に対応する設定パラメータに従い撮影条件を設定するというものである。
【0003】
かかる機能を有する電子スチルカメラでは、撮影者が、撮影しようとしている被写体と同様のシーン、或いは好みに応じた雰囲気の撮影結果を表す見本画像を選択するだけで、被写体毎の適切な撮影条件や、好みに応じた撮影結果が得られる撮影条件が簡単に設定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子スチルカメラ等において、前述したような撮影条件の設定機能による利点を拡大させるには、その時々の撮影条件、被写体(のシーン)の種類、使用者の好みに応じた多数の見本画像を予め用意しておく必要がある。一方、撮影者が見本画像を選択する(探す)時の作業性を考えると、用意しておく見本画像の数には自ずと限界がある。かかることから、見本画像を選択する際の作業性を低下させることなく、見本画像の多様化を如何にして図るかが問題となっていた。
【0005】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、見本画像の多様化を図ることができるカメラ装置及びカメラ・システム、撮影条件取り込み装置及びその方法、見本画像管理方法、並びに記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項の発明にあっては、撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを選択的に記憶させるための装置であって、前記所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により選択的に読み出された設定パラメータ及び画像データを前記撮影条件記憶手段に書き込む書き込み手段とを備え、前記読み出し手段は、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する複数対の前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すものとした。
【0014】
また、請求項の発明にあっては、撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを選択的に記憶させるための装置であって、前記所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により選択的に読み出された設定パラメータ及び画像データを前記撮影条件記憶手段に書き込む書き込み手段とを備え、前記読み出し手段は、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして複数記録され、各々が前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の異なる観点に基づく種別をそれぞれ示す複数の種別データに基づき、複数の種別に該当する被写体に関する複数対の前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すものとした。
【0016】
また、請求項の発明にあっては、前記請求項1又は2の発明において、使用者に前記種別を指定させる指定手段を備え、前記読み出し手段は、前記指定手段によって使用者に指定された種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すものとした。
【0018】
また、請求項の発明にあっては、前記請求項1の発明において、操作時の日付を取得する取得手段を更に備えるとともに、前記所定の種別が季節に関する種別であって、前記読み出し手段は、前記取得手段により取得された日付から判断される季節と合致する種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すものとした。
【0020】
また、請求項発明にあっては、撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させる方法であって、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する互いに対をなす画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の工程と、読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記撮影条件記憶手段に書き込む第2の工程とからなるものとした。
【0022】
また、請求項の発明にあっては、前記請求項5の発明において、前記第1の工程では、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして複数記録され、各々が前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の異なる観点に基づく種別をそれぞれ示す複数の種別データに基づき、複数の種別に該当する被写体に関する画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出すものとした。
【0024】
また、請求項の発明にあっては、前記請求項5又は6の発明において、前記第1の工程に先立って使用者に前記種別を指定させる事前工程を有し、前記第1の工程では、使用者に指定された種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出すものとした。
【0026】
また、請求項の発明にあっては、前記請求項5,6又は7の発明において、前記所定の種別が季節に関する種別であって、前記第1の工程に先立って操作時の日付を取得する事前工程を有し、前記第1の工程では、他の事前工程で取得した日付から判断される季節と合致する種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出すものとした。
【0028】
また、請求項発明にあっては、撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させるためのプログラムであって、コンピュータに、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する互いに対をなす画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の手順と、読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記撮影条件記憶手段に書き込む第2の手順とを実行させるためのプログラムを記録したものとした。
【0029】
また、請求項1発明にあっては、複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置において、使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域を有し、この特定記憶領域に、外部の記録媒体から使用者の要求に応じ選択的に取り込まれた、異なる撮影モードにそれぞれ対応する複数対の画像データ及び設定パラメータが記憶される撮影条件記憶手段を備えたものとした。
【0031】
また、請求項1の発明にあっては、前記請求項10の発明において、前記撮影条件記憶手段には、前記特定記憶領域が要求に応じて複数確保可能であるとともに、使用者が前記撮影条件記憶手段に確保されている複数の特定記憶領域を選択するための選択手段と、この選択手段により選択された複数の特定記憶領域にそれぞれ記憶されている複数の画像データに基づく複数の見本画像を、選択対象として使用者に対して表示する表示手段とを備えたものとした。
【0033】
また、請求項1発明にあっては、使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域を有し、この特定記憶領域に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置と、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により読み出された設定パラメータ及び画像データを、前記特定記憶領域に書き込む書き込み手段とを備えた撮影条件取り込み装置とからなるものとした。
【0035】
また、請求項1発明にあっては、複数対の画像データ及び設定パラメータを使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域に記憶する撮影条件記憶手段を備え、前記特定記憶領域に記憶されている複数の前記画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす前記設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段の前記特定記憶領域に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させるための装置であって、前記所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により選択的に読み出された設定パラメータ及び画像データを、前記撮影条件記憶手段の前記特定記憶領域に書き込む書き込み手段とを備えたものとした。
【0037】
また、請求項1発明にあっては、撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させる方法であって、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する互いに対をなす画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の工程と、読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを、要求に応じて前記撮影条件記憶手段に確保された、使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域に書き込む第2の工程とからなるものとした。
【0039】
また、請求項1発明にあっては、複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置における見本画像の管理方法において、複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを記憶する撮影条件記憶手段に予め所定の特定記憶領域を確保し、この特定記憶領域に、外部の記録媒体に記録されている、異なる撮影モードにそれぞれ対応する複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させ、撮影モードの設定時に、使用者に前記特定記憶領域の使用の可否を選択させ、その使用が選択された場合には、前記特定記憶領域に記憶されている複数の画像データに基づく複数の見本画像を、選択対象として使用者に対して表示するようにした。
【0041】
また、請求項1発明にあっては、撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させるためのプログラムであって、コンピュータに、要求された複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の手順と、読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを、要求に応じて前記撮影条件記憶手段に確保された、使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域に書き込む第2の手順とを実行させるためのプログラムを記録したものとした。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
【0043】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態におけるカメラ・システムについて説明する。
(電子スチルカメラ)
図1は、本発明のカメラ装置である電子スチルカメラ1の外観を示す図であって、同図(a)は背面図、同図(b)は平面図、同図(c)は正面図である。
【0044】
この電子スチルカメラ1は、従来技術で説明した見本画像の選択による撮影条件の設定を可能とする動作モード(シーンセレクトモード)を有するものであって、本体の正面側には固定レンズ4、背面側にはTFT液晶モニター15が配置されるとともに、光学ファインダ51とストロボ16とを有している。また、本体の背面部及び上面部には、電源スイッチ52、シャッターキー53、ズーム操作スイッチ54、録画モード(RECモード)と再生モード(PLAYモード)の切り替え行う動作モード切り替えスイッチ55、液晶モニタ・スイッチ56、フラッシュ・キー57、セルフタイマ・キー58、メニュー・キー59の各種スイッチが設けられている。
【0045】
図2は、前記電子スチルカメラ1の電気的構成の概略を示すブロック構成図であり、電子スチルカメラ1は、撮像手段であるCCD2により撮像した画像を圧縮・伸張し、所定フォーマット、例えば統一規格DCF(Design rule for Camera File system)やJPEG(Joint Photographic Expert Group)に合致するフォーマットの画像ファイルを生成・再生する画像処理機能を備えたMPU3を中心に構成されている。CCD2の受光面には、固定レンズ4、フォーカスレンズ5、絞り6を通過して被写体の光学像が結像される。フォーカスレンズ5はAFモータ等からなる駆動機構7に保持されており、MPU3からの制御信号によりAFドライバー8が出力する駆動信号が駆動機構7に供給されることにより光軸上を前後に移動する合焦動作を行う。絞り6は、MPU3からの制御信号に基づき絞り駆動部9が発生する駆動信号により駆動しCCD2に入射する被写体像の光量を調整する。
【0046】
また、MPU3には、タイミング信号を発生するTG(Timing Generator)10が接続されており、TG10が発生したタイミング信号に基づきVドライバー11(垂直方向ドライバー)がCCD2を駆動し、それに伴いCCD2により被写体像の輝度に応じたアナログの撮像信号が出力されユニット回路12へ送られる。ユニット回路12は、CCD2から出力された撮像信号を保持するCDSと、CDSから撮像信号を供給されるアナログアンプであるゲイン調整アンプ(AGC)と、ゲイン調整アンプに増幅され調整されたアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(AD)とからなり、CCD2の出力信号は、ここで黒レベルを合わせてサンプリングされデジタル信号としてMPU3に送られる。
【0047】
また、MPU3には電源回路13と、図1に示した各種のスイッチ群を含む操作キー部14、前記TFT液晶モニター15、前記ストロボ16、DRAM17、MROM18、カードドライブ19が接続されており、カードドライブ19にはCF(コンパクトフラッシュ)カード20が装着されている。CFカード20は、本発明の撮影条件記憶手段である着脱自在な記録媒体、DRAM17は作業用のメモリであって、CCD2からMPU3に送られたデジタル信号(撮像信号)はDRAM17に一時保存されるとともに、MPU3によって各種の画像処理が施された後、最終的には圧縮された映像信号としてCFカード20に記録される。記録された映像信号は、必要に応じてMPU3に読み出され、伸長処理、輝度信号及び色信号の付加等の処理を経てデジタルビデオ信号やアナログビデオ信号に生成され、TFT液晶モニター15に表示される。すなわちTFT液晶モニター15には、録画モードにおいては逐次撮像された画像がスルー画像として表示され、再生モードにおいてはCFカード20に記録された画像データに基づく画像が表示される。
【0048】
MROM18は、MPU3における各部の制御及びデータ処理に必要な各種の動作プログラムが記録されたプログラムROMである。MROM18には撮影時の適正な露出値(EV)に対応する絞り値(F)とシャッタースピードとの組み合わせを示すプログラム線図を構成するプログラムAEデータ等の各種データが格納されている。そしてMPU3は、前記プログラム線図に従い、シャッター速度である前記CCD2の電荷蓄積時間や、前記絞り6の開放度、前記ユニット回路12のゲイン調整アンプ(AGC)のゲイン設定等のAE制御を行うとともに、所定のプログラムに従い前記フォーカスレンズ5を駆動するAF(オートフォーカス)制御を行う。さらに、シャッターキー53が操作された時(撮影時)には、必要に応じてストロボ16による撮影補助光の発光、及びその発光量の制御、及び前記シーンセレクトモードによる撮影条件の設定に関する制御を行う。
【0049】
図3は、前記CFカード20におけるデータ格納構造を示す図である。同図(a)に示すように、CFカード20には、カードドライブ19に最初に装着された時点で、その内部に初期見本画像領域20aと、カスタム見本画像領域20b、撮影画像データ領域20cとが確保されている。撮影画像データ領域20cには、前述したように撮像され圧縮された撮影画像データ101が複数記憶されている。また、初期見本画像領域20aには、カードドライブ19に最初に装着された時点で、前記MROM18からコピーされた見本画像データ102が記憶されている。
【0050】
前記初期見本画像領域20aに記憶されている見本画像データ102は、JPEG形式の画像データであって、図3(b)に示したように、画像本体データ102aと、その付加データであるシーン番号データ102b、複数の撮影条件データ102cとから構成されている。画像本体データ102aは、前記シーンセレクトモードの設定時にTFT液晶モニター15に表示される見本画像のデータであって、撮影頻度が多いことが予想される種類の被写体(撮影シーン)、例えば各種のポートレート、二人の人物が並ぶツーショット、人と風景、夕日を浴びた山、遊園地、都市の夜景などの画像データである。シーン番号データ102bは、各見本画像データ102に付されたシリアルナンバーである。撮影条件データ102cは、シャッターキー53が押された撮影時に制御可能な複数の制御項目(フォーカス、シャッター速度、絞り、EVシフト量、感度、・・・、フラッシュ)の設定内容をそれぞれ示すパラメータであり、より具体的には数値データや、スイッチ用のフラグ・データであって、画像本体データ102aによる見本画像と同様の撮影結果を得るための撮影条件を電子スチルカメラ1に確保するためのデータが予めセットされている。また、図示しないが、各見本画像データ102には、前記画像本体データ102aのTFT液晶モニター15への表示に際して、見本画像とともにTFT液晶モニター15に表示される文字などの他の付加データも含まれている。
【0051】
また、前記カスタム見本画像領域20bは、前述した初期見本画像領域20aに記憶されている見本画像データ102と同様のデータ構成を有するとともに、それとは異なる見本画像(画像本体)が含まれる他の見本画像データ102を必要に応じて記憶するための領域である。なお、かかるカスタム見本画像領域20bには、例えばパーソナルコンピュータを用いて所定のCD−ROMからコピーされた見本画像データ102が複数記憶されている。
【0052】
そして、以上の構成からなる電子スチルカメラ1においては、撮影者の所定のキー操作によってシーンセレクトモードが選択されると、以下のように動作する。
【0053】
図4は、その際の電子スチルカメラ1の動作を示すフローチャートであり、電子スチルカメラ1は、シーンセレクトモードが選択されると、CFカード20の前述した初期見本画像領域20a及びカスタム見本画像領域20bの双方に記憶されている見本画像データ102に基づき、図5に示したように、異なる見本画像201等からなる選択画面202をTFT液晶モニター15に表示する(ステップSA1)。また、かかる状態では、使用者が所定の選択ボタン(本実施の形態では、ズームボタン54の[+]と[−])が操作されたら、表示する見本画像201等を他の見本画像201に順次切り替える。そして、いずれかの見本画像201が表示された状態でシャッターキー53(決定キー)が押下されたら(ステップSA2でYES)、つまりいずれかの見本画像201が選択されたら、表示中の見本画像201(画像本体102a)と共に見本画像データ102を構成する前記撮影条件データ102cに基づき、電子スチルカメラ1における撮影時の撮影条件を設定し、撮影待機状態となる(ステップSA3)。しかる後、シャッターキー53が押下されたら(ステップSA4でYES)、画像データを取り込み(ステップSA5)、取り込んだ画像データをCFカード20の撮影画像データ領域20cに記録する(ステップSA6)。
【0054】
これにより、撮影者においては、これから撮影しようとする被写体と同様の見本画像201を選択すれば、その被写体の撮影に適した撮影条件が自動的に設定でき、その撮影条件での撮影が可能となっている。
【0055】
ここで、本実施の形態の電子スチルカメラ1においては、CFカード20に、CD−ROM等の外部における見本画像データ102を記憶するカスタム見本画像領域20bが確保されており、カスタム見本画像領域20bには、使用者が必要に応じて所望とする見本画像データ102の変更や追加が可能となっている。したがって、電子スチルカメラ1においては、使用者に必要な見本画像データ102だけをカスタム見本画像領域20bに記憶させることにより、初期見本画像領域20aに多数の見本画像データ102を記憶しておかなくとも、シーンセレクトモードでの撮影条件の設定に使用する見本画像の種類を増やすことができる。また、不要になった見本画像データ102については、カスタム見本画像領域20bから削除することも可能である。よって、シーンセレクトモードにおける見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、見本画像の多様化を図ることが可能となる。
【0056】
(パーソナルコンピュータ)
図6は、前述した前記電子スチルカメラ1とともに本発明のカメラ・システムを構成するパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)60を示すブロック図である。
【0057】
このパソコン60はCPU61と、CPU61に接続されたROM62、RAM63、内蔵時計64、CRT65を駆動するCRT駆動回路66を有している。CPU61には、インターフェース67を介して入力手段であるキーボード68及びマウス69と、ハードディスク70、フロッピディスクドライブ71、CD−ROMドライブ72、前述した電子スチルカメラ1が使用するCFカード20が着脱自在に装着可能なスロットを有する内蔵又は外付けのカードドライブ73が接続されている。ハードディスク70は、本発明の記録媒体であって、基本動作プログラム、及びCD−ROMドライブ72に装着された所定のCD−ROM74に記録されている所定のコピー用プログラムがインストールされている。前記CD−ROM74は本発明における外部の記録媒体であって、CD−ROM74には、図7(a)に示すように、前記コピー用プログラムが圧縮されているプログラムデータ110と共に、複数の見本画像データ112・・・が記録されている。前記コピー用プログラムは、CD−ROM74内の見本画像データ112を前記CFカード20にコピーするためのプログラムである。
【0058】
また、複数の見本画像データ112・・・は、それぞれが図7(b)に示したように、画像本体データ102aと、シーン番号データ102b、複数の撮影条件データ102c、種別データ103aとから構成されている。種別データ103a以外のデータは、前述したCFカード20の初期見本画像領域20aに記憶されている見本画像データ102と同様のデータである。また、種別データ103aは、画像本体データ102aに基づく見本画像の種別を示す種別データ、具体的には、その見本画像の内容(シーン)が予め決められている種別に該当するか否かを示す複数のフラグ・データ103b・・・によって構成されている。本実施の形態で用意されている各フラグ・データ103bすなわち種別は、図7(c)に示したように、「春、夏、秋、冬、朝、昼、夕、夜、スポーツ、自然、人物、記念撮影」といったものであり、例えば見本画像データ112の見本画像が「春の自然」をテーマとした被写体に関するものであった場合には、「春」と「自然」にフラグがセットされている。
【0059】
次に、パソコン60において、カードドライブ73に前記CFカード20が装着された状態で、使用者が前述したコピー用プログラムを起動して、CD−ROM74内の見本画像データ112を前記CFカード20にコピーする際の動作を図8のフローチャートに従って説明する。
【0060】
パソコン60は、コピー用プログラムが起動されると、所定の画面をCRT65に表示し、使用者にコピー対象となる見本画像の特定方法の選択を指示する(ステップSB1)。なお、本実施の形態においては、見本画像の特定方法として「個別」と「種別一括」の2種類が用意されている。ここで、「個別」が選択されたときには(ステップSB2でYES)、CD−ROM74に記録されている複数見本画像データ112に基づく見本画像を全てCRT65に表示して、使用者に、所望の見本画像を個別に選択させる(ステップSB3)。しかる後、選択された1又は複数の見本画像のデータ(見本画像データ112)をCD−ROM74から読み出し、CFカード20に書き込み(ステップSB4)、動作を終了する。これにより、使用者は、CD−ROM74に記憶されている所望する見本画像の見本画像データ112だけをCFカード20にコピーすることができる。
【0061】
また、特定方法として「種別一括」が選択されたときには(ステップSB2でNO、ステップSB5でYES)、図9のフローチャートに示した分類指定コピー処理を行う(ステップSB6)。かかる処理では、選択可能な複数の種別をCRT65に表示し、使用者に所望の種別の選択を指示する(ステップSC1)。なお、本実施の形態において、種別の選択に際しては、複数の種別を同時に選択可能であり、かつその場合には、全ての種別に該当する見本画像データ112を検索するAND検索を行うか否かが指定可能となっている。
【0062】
そして、使用者により、いずれか1つの種別だけが選択されたときには(ステップSC2でNO)、見本画像データ112を構成する複数のフラグ・データ103bに基づき、選択された分類に該当する見本画像に関する見本画像データ112を検索した後(ステップSC8)、検索したデータをCD−ROM74から読み出すとともに、CFカード20に書き込む(ステップSC6)。また、使用者により、複数の種別が選択されたときには(ステップSC2でYES)、AND検索が指定されているか否かを判断する(ステップSC3)。
【0063】
ここで、AND検索が指定されていないときには(ステップSC3でNO)、選択された各種別に該当する全ての見本画像の見本画像データ112を検索した後(ステップSC7)、検索したデータをCD−ROM74から読み出し、CFカード20に書き込む(ステップSC6)。また、AND検索が指定されていたときには(ステップSC3でYES)、選択された全ての種別に該当する見本画像の見本画像データ112を検索し、該当するデータが存在するか否かを判別する(ステップSC5)。ここで、該当するデータが存在すれば、検索したデータをCD−ROM74から読み出し、CFカード20に書き込む(ステップSC6)。なお、該当するデータが存在しないときには(ステップSC5でNO)、ステップSC1へ戻り、使用者に種別を再指定させた後、ステップSC2の処理を繰り返す。そして、ステップSC6で検索したデータをCFカード20に書き込んだ後、図8のフローチャートに戻り動作を終了する。
【0064】
これにより、使用者は、見本画像の特定方法として「種別一括」を選択選択することにより、CD−ROM74に記憶されている見本画像(見本画像データ112)を全て確認することなく、必要に応じて特定の種別の見本画像だけを効率よくCFカード20にコピーすることができる。そして、かかる処理を経たCFカード20を前述した電子スチルカメラ1に装着することにより、CD−ROM74からコピーした見本画像を用いて撮影条件の設定を行うことができる。
【0065】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態におけるカメラ・システムについて説明する。本実施の形態は、前記パソコン60に、前述とは異なるコピー用プログラムがインストールされたものである。図10は、前記パソコン60において、前述とは異なるコピー用プログラムが起動された場合の動作を示すフローチャートである。
【0066】
すなわち本実施の形態において、パソコン60は、コピー用プログラムが起動されると、まず、内蔵時計64(本発明の取得手段)が示す現在の年月日データを取得する(ステップSD1)。次に、取得した年月日データに基づき所定の判断基準に従って現在の季節(春夏秋冬)を判断した後(ステップSD2)、CD−ROM74に記憶されている、判定した季節に関する見本画像データ112を全て検索する(ステップSD3)。そして、ここで、検索した見本画像データ112のみをコピー対象として予め設定した後(ステップSD4)、続くステップSD5〜SD9では、図8(及び図9)で説明した処理と同様の処理を行う。
【0067】
そして、特定方法として「個別」が選択された場合におけるステップSD7においては、その時々の季節に対応する被写体の見本画像だけが表示される。したがって、その場合には、使用者が必要な見本画像を容易に探すことができる。また、特定方法として「種別一括」が選択された場合におけるステップSD9の処理においては、その時々の季節に対応する被写体の見本画像だけが自動的に選択され、CFカード20にコピーされる。したがって、その場合には、使用者がその時点における季節に関する種別を選択する手間が省け、作業性がより一層向上する。
【0068】
なお、図10に示した処理では、CFカード20にコピーする見本画像を使用者に特定させるようにしたが、これとは別に、前述したステップSD4の直後に、使用者に、その後の見本画像の特定を省略するか否かを選択させ、それが省略されたときには、ステップSD3で設定した全ての見本画像データ112をCFカード20にコピーする処理を行わせるようにしてもよい。その場合、使用者は季節に関する種別を選択することなく、その時点の季節に該当する見本画像の見本画像データ112だけを自動的にCFカード20にコピーすることができ、コピー作業の簡略化を図ることができる。
【0069】
また、以上の説明においては、撮影条件データ102cや種別データ103aが、画像本体データ102aの付加データとして見本画像データ102,112を構成している場合について説明したが、それらは見本画像データ102,112とは別のデータとしてCD−ROM74に記録されていたり、CFカード20に記憶したりする構成であっても構わない。
【0070】
また、前述した電子スチルカメラ1においては、見本画像データ102を記録する記録媒体として、本体に着脱自在なCFカード20を有する構成としたが、記憶データの書き換えが可能であれば、他の記録媒体を電子スチルカメラ1に設け、それに見本画像データ102を記録させる構成としてもよい。更に、それが電子スチルカメラ1の本体に固定されたものである場合には、電子スチルカメラ1に、パソコン60等と赤外線やケーブルを用いた通信を可能とするデータ通信手段を別途設け、通信によって見本画像データ102をコピーする構成とすればよい。その場合であっても、前述した電子スチルカメラ1と同様に、シーンセレクトモードにおける見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、見本画像の多様化を図ることが可能となる。
【0071】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態におけるカメラ・システムについて説明する。本実施の形態は、前記電子スチルカメラ1のMROM18に、前述とは異なる動作を行わせるための動作プログラムが記憶され、かつパソコン60のハードディスク70に、前述したものとは異なるコピー用プログラムがインストールされたものである。本実施の形態においても、電子スチルカメラ1が使用するCFカード20には、パソコン60を用いることによりCD−ROM74に記憶されている複数の見本画像(見本画像データ112)が取り込まれる。なお、CD−ROM74に記憶されている複数の見本画像は、前述した図7に示した構造を有するものに限らず、図3に示した構造、すなわち類別データ103aが付加されていない見本画像データ102であっても構わない。
【0072】
以下、本実施の形態において、使用者が、CD−ROM74に記憶されている複数の見本画像を、CFカード20を介して電子スチルカメラ1に取り込み、取り込んだ見本画像をシーンセレクトモードで利用するときの電子スチルカメラ1及びパソコン60の動作を説明する。
【0073】
図11は、その際における手順を示す図であって、まず使用者がCFカード20を電子スチルカメラ1に装着すると(イ)、電子スチルカメラ1は、図12に示した準備処理を実行する。かかる準備処理において、電子スチルカメラ1は、CFカード20がカードドライブ19に装着されることに伴い(ステップSE1でYES)、CFカード20内に所定のシーン・フォルダが存在するか否かを確認する(ステップSE2)。なお、所定のシーン・フォルダは、第1の実施の形態で説明したカスタム見本画像領域20b(図3参照)、すなわち本発明における特定記憶領域を示すものであって、カスタム見本画像領域20bと実質的に同一である。
【0074】
そして、電子スチルカメラ1は、所定のシーン・フォルダーが存在していれば(ステップSE2でYES)、そのまま処理を終了し、存在していなければ、図14(a)に示したように、CFカード20内に所定のシーン・フォルダ「SCENE01」を作成し、処理を終了する。なお、図14(a)においてフォルダ名「SCENE00」を有する他のフォルダは、CFカード20がカードドライブ19に最初に装着された時点で作成されていた初期見本画像領域20a(図3参照)を示すフォルダである。
【0075】
次に、使用者は、CFカード20を電子スチルカメラ1から取り外すとともに(ロ)、パソコン60側のカードドライブ73に装着し(ハ)、それにCD−ROM74に記憶されている1又は複数の見本画像をコピーする。図13は、背前述したコピー用プログラムが起動された状態における、使用者の操作に伴うパソコン60のコピー動作を示すフローチャートであって、パソコン60は、まずCFカード20を自機のストレージとして認識する(ステップSF1)。その後、CFカード20へのシーン・フォルダの作成要求があれば(ステップSF2でYES)、所定の規則に従ったフォルダ名を有する新規のシーン・フォルダをCFカード20内に作成する(ステップSF3)。なお、本実施の形態において新規に付与するフォルダ名は、「SCENE02」、「SCENE03」、「SCENE04」、・・・といった様に、「SCENE」の末尾に「02」以後のシリアル番号を付加したフォルダ名である。
【0076】
また、CD−ROM74に記録されている見本画像のライブラリー、より具体的には、複数の見本画像が格納されている所定のフォルダを開く操作があれば(ステップSF4でYES)、それを行いCD−ROM74内の全ての見本画像を表示する(ステップSF5)。そして、見本画像を表示した状態で、使用者によるコピー操作があれば(ステップSF6YES)、それに応じて、使用者により選択された見本画像を、使用者によって指定されたCFカード20内のいずれかのシーン・フォルダ、すなわち電子スチルカメラ1によって事前に作成されたシーン・フォルダ「SCENE01」や、前述したステップSF3で作成した「SCENE02」等のシーン・フォルダにコピーする(ステップSF7)。そして、使用者が見本画像のコピー操作を終了するまでステップSF2以降の動作を繰り返し行う。これにより、CFカード20内には、図14(b)に示したように、複数のシーン・フォルダが確保されるとともに、シーン・フォルダ「SCENE00」を除く他のシーン・フォルダには、使用者によって選択された複数の見本画像、すなわち「A0012.jpg」、「A0013.jpg」、・・・の画像ファイルが保存される。しかる後、使用者が、CFカード20をパソコン60側のカードドライブ73から取り外して(ニ)、電子スチルカメラ1に装着する(ホ)。これにより、電子スチルカメラ1に新たな見本画像が取り込まれる。
【0077】
ここで、本実施の形態においては、電子スチルカメラ1への新たな見本画像の取り込みに際して、CFカード20を電子スチルカメラ1とパソコン60とに挿抜する場合を示したが、先にも述べたが、電子スチルカメラ1に、パソコン60等と赤外線やケーブルを用いた通信を可能とするデータ通信手段を別途設け、電子スチルカメラ1にCFカード20を装着した状態のままで、通信制御によって、使用者に上記と同様の操作を行わせる構成としてもよい。また、その場合には、見本画像を電子スチルカメラ1に固定的な他の記憶手段に記憶させることもできる。
【0078】
また、本実施の形態においては、パソコン60に所定のコピー用プログラムがインストールされており、それを用いて見本画像のコピー作業を行う場合を説明したが、使用者が、前記コピー用プログラムを用いることなく、パソコン60に設けられているGUI(graphical user interface)機能を有する任意のファイル操作用のプログラムを使用して、見本画像のコピー作業を行うようにしてもよい。ただし、その場合にはCFカード20に新たなシーン・フォルダを作成するときには、そのシーン・フォルダに、前述したような所定の規則に従ったフォルダ名を手動操作で行う必要がある。
【0079】
一方、図15は、電子スチルカメラ1において、撮影者の所定のキー操作により、シーンセレクトモードの中に用意されているフォルダ選択モードが更に選択されたときの動作を示すフローチャートである。
【0080】
電子スチルカメラ1は、フォルダ選択モードが選択されると、まず見本画像があるシーン・フォルダ、すなわち当初の段階で前記MROM18からコピーされた見本画像データ102が記憶されている初期見本画像領域20aを示すフォルダ「SCENE00」以外のフォルダの有無を確認する(ステップSG1)。かかるシーン・フォルダが存在していないときには(ステップSG2でNO)、直ちにステップSG6へ進みシーンセレクトモードによる動作に移行する。この場合は、当初から用意されている見本画像であって、CFカード20の初期見本画像領域20a(フォルダ「SCENE00」)に記憶された見本画像を表示する選択画面202(図5参照)をTFT液晶モニター15に表示した後、第1の実施の形態で図4をもって説明したと同様に、使用者に所望の見本画像を選択させ、選択された見本画像に対応する撮影条件による撮影動作を行う(ステップSG7〜SG10)。
【0081】
他方、ステップSG2の判別結果がYESであって、前述した手順により新たな見本画像が取り込まれた後においては、図16に示したような、見本画像があるシーン・フォルダを示すフォルダ選択画面301をTFT液晶モニター15に表示するとともに(ステップSG3)、使用者に所望のシーン・フォルダを選択させる。なお、図16においては、例えば「デフォルト」がフォルダ「SCENE00」、「カスタム1」がフォルダ「SCENE01」、「カスタム2」がフォルダ「SCENE02」をそれぞれ示している。また、ここでのシーン・フォルダの選択操作は、前述した見本画像の選択と同様に、ズームボタン54の[+]と[−]やシャッターキー53(決定キー)の操作によって行い、かつ所定の操作で複数のシーン・フォルダを同時に選択可能となっている。
【0082】
そして、かかるフォルダ選択画面301から1又は複数のシーン・フォルダが選択されると(ステップSG4でYES)、選択された1又は複数のシーン・フォルダ内に保存されている全ての見本画像のデータを選択対象として設定する。すなわちそれらを示すインデックス・データを前記DRAM17等に記憶する(ステップSG5)。しかる後、シーンセレクトモードによる動作に移行し、続くステップSG6では、上記の複数の見本画像を表示する選択画面202(図5参照)をTFT液晶モニター15に表示した後、使用者に所望の見本画像を選択させ、選択された見本画像に対応する撮影条件による撮影動作を行う(ステップSG7〜SG10)。
【0083】
したがって、本実施の形態においては、使用者は、CD−ROM74に記憶されている見本画像の中から予め自分が必要とする見本画像のみを、電子スチルカメラ1に取り込んでおき、それらを撮影条件の設定時に使用することができる。よって、他の実施の形態と同様に、見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、一層見本画像の多様化を図ることが可能である。また、前述した第1及び第2に実施の形態と比べると、使用者が自分の好みに応じた見本画像だけを電子スチルカメラ1に取り込んでおき、それらを撮影条件の設定時に使用することができる。よって、使用者の好みに応じた見本画像の多様化を図ることができる点において顕著な効果が得られる。
【0084】
さらには、自分が必要とする複数の見本画像を複数のシーン・フォルダに分けて記憶させておくことにより、撮影条件の設定に際しては、使用する見本画像をシーン・フォルダ毎に選択することができる。これにより、使用者はより多くの見本画像の中から所望とする見本画像を容易に探すことができる。よって、見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、より一層見本画像の多様化を図ることが可能である。
【0085】
なお、上記第3の実施の形態においては、CD−ROM74内の見本画像を使用者に個別に選択させるとともに、それを使用者が希望したCFカード20のいずれかのシーン・フォルダにコピーする(電子スチルカメラ1に取り込む)ようにしたが以下のような構成としてもよい。例えば、CD−ROM74内のコピー対象となる見本画像を使用者に個別に選択させることなく、第1の実施の形態で説明したものと同様に、コピー対象となる見本画像の種別のみを選択させ、それに該当する見本画像だけを一括して、指定されたシーン・フォルダにコピーさせる構成としたり、さらには、コピー先のシーン・フォルダを種別毎に自動的に作成させる構成としてもよい。
【0086】
また、同様にCD−ROM74内のコピー対象となる見本画像を使用者に個別に選択させることなく、第2の実施の形態で説明したものと同様に、その時点の季節に該当する見本画像だけを自動的に選択し、それに該当する見本画像だけを一括して、指定されたシーン・フォルダにコピーさせる構成としたり、さらには、コピー先のシーン・フォルダを季節毎に自動的に作成させる構成としてもよい。
【0087】
また、そうした構成を再使用する場合、コピー先のシーン・フォルダをCFカード20等に、種別毎や季節毎に自動的に作成する動作は、電子スチルカメラ1側とパソコン60側のいずれに行わせるようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、使用者が、カメラ装置の撮影条件記憶手段が記憶する互いに対をなす画像データ及び設定パラメータ、つまり撮影モードの設定に使用する見本画像の変更や追加を必要に応じて行うことができるようにした。よって、見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、見本画像の多様化を図ることが可能となる。
【0089】
さらに、使用者が、撮影モードの設定に使用する見本画像の追加を、見本画像により表される被写体の種別毎に一括して行うことができるようにしたことから、見本画像の追加作業を容易に行うことが可能となる。また、使用者が、撮影モードの設定に使用する見本画像の追加を、効率よく一括して行うことができるようにしたことから、見本画像の追加作業をより一層容易に行うことが可能となる。また、使用者が、所望する種別の見本画像や、その時々の季節に対応する被写体の見本画像を必要に応じて追加することができるようにしたことから、使い勝手がより一層向上する。
【0090】
また、前記撮影条件記憶手段が使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域を有し、この特定記憶領域に撮影モードの設定に使用する見本画像を記憶させ、それらの見本画像を必要なときにだけ使用することができるようにした。これによっても、見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、一層見本画像の多様化を図ることが可能となる。
【0091】
さらに、複数の見本画像を使用者に選択された特定記憶領域を単位として表示させることにより、使用者に、より多くの見本画像の中から所望の見本画像を効率的に選択させることができるようにした。よって、見本画像の選択時の作業性を低下させることなく、より一層見本画像の多様化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子スチルカメラの外観を示す図である。
【図2】同電子スチルカメラのブロック構成図である。
【図3】CFカードにおけるデータ格納構造を示す概念図である。
【図4】電子スチルカメラにおけるシーンセレクトモードの選択時の動作を示すフローチャートである。
【図5】電子スチルカメラがシーンセレクトモードの選択時にTFT液晶モニターに表示する選択画面、及びその変化を示す図である。
【図6】本実施の形態に係るパーソナルコンピュータの概略を示すブロック図である。
【図7】CD−ROMにおけるデータ格納構造を示す概念図である。
【図8】パーソナルコンピュータにおける見本画像データのコピー作業動作を示すフローチャートである。
【図9】同コピー作業時の動作時における種別一括処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、パーソナルコンピュータにおける見本画像データの他のコピー作業動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態における、使用者の見本画像の取り込み作業にかかる手順を示す説明図である。
【図12】電子スチルカメラが実行する準備処理に係る動作を示すフローチャートである。
【図13】使用者による見本画像のコピー操作に伴うパーソナルコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図14】使用者による見本画像のコピー操作に伴うパーソナルコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図15】電子スチルカメラにおけるフォルダ選択モードでの動作を示すフローチャートである。
【図16】フォルダ選択モードでTFT液晶モニターに表示されるフォルダ選択画面を示す図である。
【符号の説明】
1 電子スチルカメラ
3 MPU
17 DRAM
18 MROM
19 カードドライブ
20 CFカード
60 パソコン
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 内蔵時計
70 ハードディスク
74 CD−ROM

Claims (16)

  1. 撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを選択的に記憶させるための装置であって、
    前記所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、
    この読み出し手段により選択的に読み出された設定パラメータ及び画像データを前記撮影条件記憶手段に書き込む書き込み手段と
    を備え、
    前記読み出し手段は、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する複数対の前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すことを特徴とする撮影条件取り込み装置。
  2. 撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを選択的に記憶させるための装置であって、
    前記所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、
    この読み出し手段により選択的に読み出された設定パラメータ及び画像データを前記撮影条件記憶手段に書き込む書き込み手段と
    を備え、
    前記読み出し手段は、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして複数記録され、各々が前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の異なる観点に基づく種別をそれぞれ示す複数の種別データに基づき、複数の種別に該当する被写体に関する複数対の前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すことを特徴とする撮影条件取り込み装置
  3. 使用者に前記種別を指定させる指定手段を備え、前記読み出し手段は、前記指定手段によって使用者に指定された種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すことを特徴とする請求項1又は2記載の撮影条件取り込み装置。
  4. 操作時の日付を取得する取得手段を更に備えるとともに、前記所定の種別が季節に関する種別であって、前記読み出し手段は、前記取得手段により取得された日付から判断される季節と合致する種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを、前記所定の記録手段から選択的に読み出すことを特徴とする請求項1記載の撮影条件取り込み装置。
  5. 撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させる方法であって、
    前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する互いに対をなす画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の工程と、
    読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記撮影条件記憶手段に書き込む第2の工程と
    からなることを特徴とする撮影条件取り込み方法
  6. 前記第1の工程では、前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして複数記録され、各々が前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の異なる観点に基づく種別をそれぞれ示す複数の種別データに基づき、複数の種別に該当する被写体に関する画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出すことを特徴とする請求項5記載の撮影条件取り込み方法
  7. 前記第1の工程に先立って使用者に前記種別を指定させる事前工程を有し、前記第1の工程では、使用者に指定された種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出すことを特徴とする請求項5又は6記載の撮影条件取り込み方法
  8. 前記所定の種別が季節に関する種別であって、前記第1の工程に先立って操作時の日付を取得する事前工程を有し、前記第1の工程では、他の事前工程で取得した日付から判断される季節と合致する種別の種別データに対応する前記画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出すことを特徴とする請求項5,6又は7記載の撮影条件取り込み方法。
  9. 撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させるためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する互いに対をなす画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の手順と、
    読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記撮影条件記憶手段に書き込む第2の手順と
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  10. 複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置において、
    使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域を有し、この特定記憶領域に、外部の記録媒体から使用者の要求に応じ選択的に取り込まれた、異なる撮影モードにそれぞれ対応する複数対の画像データ及び設定パラメータが記憶される撮影条件記憶手段を備えたことを特徴とするカメラ装置
  11. 前記撮影条件記憶手段には、前記特定記憶領域が要求に応じて複数確保可能であるとともに、使用者が前記撮影条件記憶手段に確保されている複数の特定記憶領域を選択するための選択手段と、この選択手段により選択された複数の特定記憶領域にそれぞれ記憶されている複数の画像データに基づく複数の見本画像を、選択対象として使用者に対して表示する表示手段とを備えたことを特徴とする請求項10記載のカメラ装置
  12. 使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域を有し、この特定記憶領域に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置と、
    所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により読み出された設定パラメータ及び画像データを、前記特定記憶領域に書き込む書き込み手段とを備えた撮影条件取り込み装置と
    からなることを特徴とするカメラ・システム
  13. 複数対の画像データ及び設定パラメータを使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域に記憶する撮影条件記憶手段を備え、前記特定記憶領域に記憶されている複数の前記画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす前記設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段の前記特定記憶領域に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させるための装置であって、
    前記所定の記録手段に記録されている複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを使用者の要求に応じ選択的に読み出す読み出し手段と、
    この読み出し手段により選択的に読み出された設定パラメータ及び画像データを、前記撮影条件記憶手段の前記特定記憶領域に書き込む書き込み手段と
    を備えたことを特徴とする撮影条件取り込み装置。
  14. 撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させる方法であって、
    前記所定の記録手段に前記画像データ及び設定パラメータと対をなして記録されている、前記画像データに基づく見本画像により表される被写体の種別を示す種別データに基づき、所定の種別の被写体に関する互いに対をなす画像データ及び設定パラメータを検索し、検索した複数対の画像データ及び設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の工程と、
    読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを、要求に応じて前記撮影条件記憶手段に確保された、使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域に書き込む第2の工程と
    からなることを特徴とする撮影条件取り込み方法
  15. 複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなす設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置における見本画像の管理方法において、
    複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを記憶する撮影条件記憶手段に予め所定の特定記憶領域を確保し、この特定記憶領域に、外部の記録媒体に記録されている、異なる撮影モードにそれぞれ対応する複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させ、撮影モードの設定時に、使用者に前記特定記憶領域の使用の可否を選択させ、その使用が選択された場合には、前記特定記憶領域に記憶されている複数の画像データに基づく複数の見本画像を、選択対象として使用者に対して表示することを特徴とする見本画像管理方法
  16. 撮影条件記憶手段に記憶されている複数の画像データに基づき表示した複数の見本画像の中から所望する見本画像を使用者に選択させ、選択された見本画像の画像データと対をなして前記撮影条件記憶手段に記憶されている設定パラメータにより示される動作内容の撮影モードを設定するカメラ装置が使用する前記撮影条件記憶手段に、所定の記録手段に記録されている複数対の画像データ及び設定パラメータを選択的に記憶させるためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    要求された複数対の前記画像データ及び前記設定パラメータを前記所定の記録手段から読み出す第1の手順と、
    読み出した複数対の画像データ及び設定パラメータを、要求に応じて前記撮影条件記憶手段に確保された、使用者が使用の可否を選択可能な特定記憶領域に書き込む第2の手順と
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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