JP4286959B2 - 天文時計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地球及び黄道帯に対する現在日付での太陽系の天体の位置を表すことができる天文時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人の知る限りでは、この定義を満たす現時点で知られている唯一の時計はユリセ・ナルジン(Ulysse Nardin)S.A.社による「プラネタリウム・コペルニクス(Planetarium Copernicus)と呼ばれる機械式腕時計である。
この時計は部分的に米国特許第4,825,426号に記載されており、地球及び黄道帯に対する太陽、月及び地球以外の5つの惑星の位置と共に、月相及び現在日付を永久的に表示するプラネタリウムを含む。
これを行い、もちろん現在時間、言い換えるとリーガル時間(legal time)も表示するために、ユリセ・ナルジンの時計は、非常に複雑で、非常に小型で非常に正確な機構を備えており、このためにそれは実際に法外に高価な時計である。
他方、表示されるデータの数を考えれば、そのようなデータの読取りは必ずしも容易ではなく、時計の寸法をできる限り小さくしようとしているが、一般的な腕時計よりも明らかにかさ高である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ユーザが望む時にはいつでも、以上に述べた欠点を伴わないで黄道帯内の太陽系の天体の位置を知ることができる時計、特に腕時計を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、標準周波数信号を発生するタイムベースと、この標準周波数信号から現在時間及び日付を決定する回路とを備えた時計である。現在日付は日、月及び年を含む。さらに、天体の各々を選択できるようにする手動制御装置と、表示装置と、地球及び黄道帯に対する選択天体の位置を決定すると共に、その位置を表示装置で表示させる手段とを備えている。
【0005】
本発明の特別な態様では、位置を表示できる天体は、太陽と、地球以外の8個の太陽系惑星を含む。
また、本発明時計は月相も表示することができることが望ましい。
さらに、本発明の別の態様では現在日付から多かれ少なかれ離れた他の日付における太陽系の1つまたは複数の天体の位置を迅速に知ることができるようになっている。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に従った時計の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照した以下の説明を読めば明らかになるであろう。
【0007】
図1に概略的に示されている本発明に従った時計は、タイムベース1と、現在時間及び日付決定回路2と、データメモリ4と組み合わせた処理及び制御ユニット3と、表示制御回路5と、表示装置6と、手動制御装置7と、図示されていない直流電源、例えばバッテリとを含む。
標準周波数信号を時間及び日付決定回路2へ送るタイムベース1は好ましくは、水晶振動子と、この振動子を32768Hzの周波数で振動させることができる維持電子回路とで形成された、電子時計に従来より使用されている形式の水晶発振器で形成することができる。
【0008】
現在時間及び日付決定回路2は、周波数分周器と、必要な場合は秒カウンタと、分、時、日、月及び年、おそらくは百年及び千年用のカウンタとを備えている。この回路2は、曜日も時計で表示される場合、曜日用のカウンタも備えることができる。
さらに、回路2は、一方では28日、29日、30日及び31日の月を考慮に入れる、言い換えると、時計が万年歴を備えるために、他方ではこの回路を接続した処理及び制御ユニット3を介して時間及び日付を補正できるようにするために必要な手段も備えている。
最後になるが、回路2はまた、その周波数分周器で発生し、ユニット3及び表示制御回路5がそれぞれの機能を果たすために必要であるすべての周期信号をユニット3に、それによって表示制御装置5に与えるように構成されている。
【0009】
ユニット3の機能として、ユーザの要求時に、最も簡単な場合には現在日付であるが、ユーザが選択した別の過去または未来の日付にすることができる所定日付における太陽系の地球以外の様々な天体の地球及び黄道帯に対する位置の決定がある。
その目的のため、ユニット3は、時計メーカーがプログラムした不揮発性メモリであるメモリ4を使用したプロセッサ(図示せず)を含む。メモリ4には黄道帯と、このプロセッサが必要とする地球に対する太陽系の天体の相対移動とに関するすべてのパラメータ(惑星の会合回転周期、朔望月等)が記憶されている。
【0010】
さらに、これらのパラメータを使用して天体の位置を決定するためにユニット3のプロセッサが実施しなければならない計算は当該分野の専門家には周知であり、これらのプロセッサを適当にプログラムする際に必要に応じて参考にすることができる多くの研究がある。これらの研究の中で、1991年にバージニア州23235、リッチモンドのウイルマン−ベル社から出版されたジーン・ミューズ(Jean Meeus)の「天文アルゴリズム」と、1965年にベルリンのスプリンガーベルラグのランドルト−ブルンスタイン(Landolt-Bornstein)の「科学及び工業技術における数値データ及び機能的関係」グループIV、第1巻を引用することができる。
当然ながら、時計が月相や月と太陽の食の両方またはいずれか一方等の他の天文データを提供するように構成されている場合、メモリ4も、それに応じてプログラムされたプロセッサに必要なすべてをデータを備えている。
【0011】
手動制御装置7は1つまたは複数の制御部材を備えており、これらは押しボタン、幾つかの軸方向位置を備えた回転ステムや回転ベゼル等の回転部材か、容量または抵抗センサ等の固定部材にすることができる。
必要ならば、制御装置7はさらに、制御部材がある状態、及びこの部材が受けている操作の両方またはいずれか一方を表す電気制御信号を発生することができる変換器を含む。例えば制御ステムの場合、このステムが軸方向移動及びいずれかの方向の回転を行う時にこのステムが作動させる回路ブレーカまたはスイッチが、制御装置の一部を形成している。
いずれの場合も、この装置で発生する信号を処理及び制御ユニット3に伝達することによって、時間及び日付データの選択、補正またはさらに一般的には変更、時計の作動モードの切り換え、天体の選択、それの位置の表示等を行うことができる。
【0012】
表示装置6に関して言えば、それはアナログ式だけでも、デジタル式だけでも、その両方でもよい。
以下の説明からわかるように、それが純粋にアナログ式である時、装置6は必要ならば、現在時間や、現在日付または別の日付や、地球及び黄道帯に対する太陽系の天体の位置や、おそらくは月相等の他のデータを選択的に表示するために2本の針だけを含むことができる。
反対に、秒を含む時間を表するための3本の針と、日付(日、月及び年)を表すための少なくとも3本の針と、天体の位置及び他の天文データ用の少なくとも1本の針を設けることができる。
当然ながら、これらの両極端の間の中間の方法、例えば、時間及び天体の位置を選択的に表す2本の針と、日付用の別の3本の針とで構成して、現在日付を永久的に読み取ることができるようにしたものもある。
このように、表示装置6はアナログ式だけであるが、針以外の部材、例えば指標付きのディスクまたはリングを備えることもできることは明らかである。
他方、表示部材がどのようなものであっても、装置6はステップモータと、それを駆動する歯車装置とを備えている。
【0013】
装置6が全くのデジタル式、またはデジタル式でもある時、それは少なくとも1つの光電表示セル、好ましくは液晶セルを含む。
時計がアナログ式及びデジタル式の両表示を有する場合、このセルはデジタル形式のデータ、例えば日付情報を表示するだけでよいようにすることができる。反対に、時計が全くのデジタル式である時、その表示装置6のセルは、時計が与えなければならない時間及び天文データのすべてを英数字と、おそらくは記号を使用して表示できなければならない。当然ながら、このデータの表示に関して多くの可能な方法が存在する。
【0014】
処理及び制御ユニット3から受け取った論理信号を表示装置6用の駆動信号に変換するために表示制御回路5が使用されている。
この装置がアナログ式である時、それは復号回路と、表示制御パルスを発生する1つまたは複数のパルス整形回路と、そのパルスを駆動パルスに変換して表示部材駆動用のモータに選択的に加える1つまたは複数の回路とによって行うことができる。
装置6が完全にデジタル式である場合、回路5は復号回路と、光電セルの異なった電極間に必要な電位差を加える1つまたは複数の駆動回路とで形成することができる。
最後になるが、表示装置6が混合式である場合、制御回路5はこれらの異なった形式の回路の組み合わせで形成することができる。
【0015】
いずれの場合も、タイムベース1に含まれる振動子維持回路、回路2、ユニット3、メモリ4及び回路5を集積マイクロコントローラの形で好都合に形成することができる。
図1の時計の作動については概略的にも説明しないが、それは、それの表示装置6の形式及び形に大きく依存するため、多くの可能性を考えなければならず、長く複雑な説明を必要とするが、それは当該技術の専門家による本発明の理解には有用ではないと思われるからである。
このため、この説明は、図2及び図3に示されている実施形態の範囲内だけで行う。
【0016】
図2は、図1を参照しながら以上に説明した時計の第1の特別な実施形態を示している。
図2の時計はアナログ表示腕時計であって、従来通りに、時計バンド12の2つの端部または2本のバンド部分を取り付けた中間部分11で形成されたケース10と、この中間部分の前部に固定された時計ガラス13と、図面では見えない裏蓋とを備えており、裏蓋は取り外し可能であるか、ハッチを備えて、時計の電源として使用されるバッテリの導入及び交換を行うことができるようにしている。
他方、図2の時計は、現在日付か、百年間の、例えば1951年から2050年までにすることができる期間内の過去または未来の日付にすることができる所定の日付における太陽及び地球以外の惑星の黄道帯での位置を月相と共に表すことができるように構成されている。
変更例では、時計は、黄道帯での月の位置を表すように構成することもできる。
【0017】
図2の時計の表示装置6は、それぞれ適当な歯車装置で2方向に回転するようにステップモータで駆動される時針14と分針15とを備えている。
これらの2本の針14及び15は、リング形の文字盤16の上方を移動し、このリングの外周には時及び分目盛り17が付けられており、その目盛りの内側に黄道帯の十二宮の記号18が、月の4つの主要な位相、すなわちそれぞれ12時、9時、6時及び3時に位置する満月、上弦、新月及び下弦の表示19と共に付けられている。
当然ながら、黄道帯の十二宮の記号18の代わりに、やはり使用されることが多い、それらの名前をもっとはっきり表す絵文字か、それらの名前自体か、それらの省略形を用いることもできる。
【0018】
さらに、図示のように、文字盤16は、極の一方、この場合は北極から見た世界地図を24時間帯に対応する24区分に分割して示した、一方の極から見た地球を表している球体平面図20を取り囲んでいる。
この球体平面図は、針14及び15と同じ軸線の回りに回転するディスクに描かれている。このディスクは時針14を駆動する歯車装置に機械的に連結されているが、反時計回り方向に24時間で1回転するように取り付けられている。
【0019】
この特別な第1実施形態では、時計の手動制御装置7は、竜頭を設けた制御ステム21と回転ベゼル23とを含む。
制御ステム21は、時計の通常作動に対応する安定した中立位置と、やはり安定した引き出し位置と、戻しばねがステムを中立位置へ常に戻そうとする不安定な押し込み位置との3位置間で軸方向に移動可能である回転ステムである。
このステムの軸方向及び回転移動は、スイッチで特徴電気信号に変換されて、時計の処理及び制御ユニット3へ送られる。
回転移動について言うと、これらの電気信号は、ステムが回転している方向と、回転速度が一定値より小さいか、大きいか、言い換えると、ステムの回転が低速か、高速かを処理及び制御ユニットが決定できるようにするパルス列である。
【0020】
回転ベゼル23には、太陽、月及び惑星の大きい記号24と、これらの大きい記号24のある2つの間に配置された小さい記号25とが付けられており、大きい記号と同じ記号で表示されている小さい記号25は、太陽、月及び地球の3つだけが表示されている。
ベゼル23の位置は、時計の処理及び制御ユニット3に連結された既知の装置、例えばヨーロッパ特許第A−0,738,944号に開示された、ベゼルに包含された磁石と時計内部に配置されたリード接点とを含むユニバーサル時計の装置で検出することができる。
回転ベゼル上の天体の記号24及び25の代わりに、文字盤上の黄道帯の十二宮の記号18のように、これらの天体の名前か、それらを識別できるようにする他の表示を用いてもよい。
【0021】
図2の実施形態では、針14及び15は現在時間を表すだけでなく、時計が与えることができる他のすべてのデータを表示するためにも使用される。このため、処理及び制御ユニット3は、現在時間の表示から1つまたは複数の他のデータの表示に、またはその逆に切り換えるためにこれらの針をどれだけ移動させなければならないかを知るために、これらの針の各々の位置を常に掌握している必要がある。
この目的のために、ユニット3は、現在時間及び日付決定回路2のカウンタと同一の分カウンタ及び時カウンタを含み、それらの状態がそれぞれ分針及び時針の位置を決定して表示する。さらに、これらの針位置カウンタの内容を表す2進論理信号が表示制御回路5へ永久的に送られる。
【0022】
同じ理由から、ユニット3はまた、時計が現在時間を表示する時や、現在時間を変更する時に、一方では分カウンタと分針位置カウンタとが、他方では時カウンタと時針位置カウンタとが同じ内容を有することができるようにし、反対に、針が他のデータを表示しなければならない時、分及び時針位置カウンタが分及び時カウンタと異なった内容を有することができるようにする手段、特に2つの比較器を備えている。
そのような手段は、時針、分針、さらに適当な場合には秒針を使用して一時的に現在時間以外の他のデータを、例えば事前プログラムされたアラーム時間、現在日付、または時限時間を選択的に与えることができる多機能アナログ時計に関する多くの書類にすでに記載されている。
【0023】
最後になるが、図2の実施形態では、以上に記載したすべてのカウンタは可逆カウンタであり、現在時間及び日付決定回路の年カウンタが1の位のカウンタ及び10の位のカウンタに分割されていることにも注意されたい。このように分離する理由は後に明らかになるであろう。
【0024】
従って、図2の時計は以下のように作動する。
制御ステム21が中立位置にあり、ベゼル上の大きい記号24の地球が12時の位置にある時、時計は通常に作動し、針14及び15は現在時間を表示する。さらに正確に言うと、回路2の分カウンタとユニット3の分針位置カウンタは、この時には内容が同じであって、やはり回路2内に設けられている周波数分周器から1/60Hzのパルスを受け取り、これによってそれらは毎回1単位ずつ増分される。
次に、これらの分カウンタ及び分針位置カウンタは、やはり同じである時カウンタ及び時針位置カウンタの内容を増分するパルスを12分毎に発生し、針位置カウンタの内容を表す2進信号は表示制御回路5によって駆動パルスに変換されることによって、表示装置6のモータは分針15を毎分1段階だけ前進させ、時針14を12分毎に1段階だけ前進させる。
【0025】
反対に、同じ回路の時カウンタによって1時間毎に発生するパルスで順次増分される回路2の日、月及び年のカウンタの内容は通常は表示されていない。
ユーザが日を知りたい場合、制御ステム21に短時間の押圧を加えて、制御ステム7のスイッチを作動させ、それによって短いパルスをユニット3に送らなければならない。
このパルスに応答して、ユニット3は回路2の周波数分周器からの分針位置カウンタへの1/60Hzのパルスの送信を中断して、この回路の日カウンタの内容をそれの分針位置カウンタ15に送る。
表示制御回路5は分針位置カウンタ15の内容のこの変化に反応して、常時よりはるかに高い周波数の駆動パルスをその針の駆動モータに送ることによって、針がいずれかの方向に高速回転し、最短ルートで時計の文字盤16の目盛り17の、現在の日付の日に対応するマークに向き合うようになる。例えば、その日が27日である場合、針15は通常は27分を表す位置へ移動する。
【0026】
次に、数秒後に針15を現在時間の分を表す位置へ自動的に戻すために、分カウンタ及び分針位置カウンタの内容をユニット3が比較して、分カウンタの内容と一致するまで、分位置カウンタを増分または減分する。同時に、回路2の周波数分周器の出力部と分針位置カウンタとを再接続する。
さらに、このモードの変更中に時針位置カウンタの内容が狂った時、この内容も時カウンタの内容と比較してそれら2つを等しくする。
【0027】
時計が通常の作動モードにある時、ユーザがステム21に短時間の押圧を加えるのではなく、それを引き出し位置に移動させた場合、時計は現在時間補正モードに入る。ユーザがステム21を回転させると、ユニット3は制御装置7が発生する第1パルスを使用して、一方ではステムの回転速度が所定値より低いか、高いかを、他方ではステムがいずれの方向に回転しているかを決定する。
ステムが低速で回転している場合、ユニット3はまず、回路2の周波数分周器から同じ回路の分カウンタ及びユニット3の分針位置カウンタ15への出力パルスの送信を中断する。次に、ユニット3は、ステムの回転移動に対応した数及び周波数の補正パルスをこれらの2つのカウンタに送ってそれらの内容を増分または減分して、ステムの回転方向に従って表示制御回路5を介して分針を前進または後退させることができ、その後、ステムがそれの通常位置に戻った時、周波数分周器と分カウンタ及び分針位置カウンタとが再接続される。
【0028】
反対に、ステムが高速回転していることをユニットが検出した場合、周波数分周器と分カウンタ及び分針位置カウンタとの接続が遮断されないで、ユニット3は、常に制御ステムの回転方向に従ってこの制御ステムが高速回転を受ける毎に、時針を1時間だけ前進または後退させることができる高周波数の多数のパルスを発生して時カウンタ及び時針位置カウンタ14の入力部に加える。
さらに、12分を超える変更は、時表示の変更も自動的に伴うことは明らかである。
【0029】
ユーザが現在日付での黄道帯における太陽または地球以外の惑星の位置を知りたい時、知りたい天体の記号24が12時に位置するまで、ベゼル23を回転させてから、ステム21の竜頭22を押す。
すると、ベゼル23の位置を永久的に掌握している処理及び制御ユニット3は、周波数分周器からのパルスをそれの分針位置カウンタの入力部で遮断して、黄道帯における選択天体の位置を決定するために必要な演算を実施した後、このカウンタの内容を変更することによって、分針はいずれかの方向へ移動して、文字盤16の記号18と時及び分目盛り17とをそれぞれ使用することによって、この天体が位置する黄道帯の十二宮と、その十二宮内におけるそれのおよその位置とを同時に表示する位置に配置される。
【0030】
ユーザが望めば、他の1つまたは複数の天体について同じ操作を繰り返すことができる。望まない場合、地球の記号24が12時に位置するようにベゼル23を戻すだけで、針位置カウンタの内容を回路2の分及び時カウンタの内容と比較して一致させ、分針15を、おそらくは時針も現在時間を表示する位置に戻すことができる。
【0031】
月の場合、時計は分針15によって位相を表示する。この位相が文字盤上の記号19で表された4つの主要位相の1つでない場合、分針は中間位置に移動し、それによって現在日付の位相が先または次の主要位相から離れている日数がわかる。
他方、先に考えられている変更例では、時計は月の黄道帯での位置とその位相を同時に表示することができる。この場合、合理性の問題から、黄道帯での位置は分針で、位相は時針で表示することができる。
【0032】
以下の説明では重複を避けるため、時間以外のさらに1つのデータ項目を与えるために分針及び必要に応じて時針を使用する毎に、回路2の周波数分周期の出力部と分針位置カウンタとの間の接続を遮断して、針がこのデータを表示した後、自動的またはコマンド時に針位置カウンタの内容を回路2の分及び時カウンタと比較して等しくすることによって、現在時間を表示する位置に針を戻すものとする。
【0033】
ここで、現在日付以外の日付での地球以外の太陽系の天体の黄道帯での位置を知るためには、ユーザはこの日付を時計に入れることによって開始しなければならない。
これを行うために、ベゼル23上の地球の小さい記号25を12時に移動させた時、回路2の日カウンタの内容が分針位置カウンタに転送され、分針は文字盤の目盛り17の初めの31個の分指標を用いることによって現在の日を表す。次に、ステム21を引き出し位置へ移動させ、それを低速でいずれかの方向に回転させることによって、日を変更することができる。
同様に、月の小さい記号を12時に位置決めすると、月カウンタの内容が分針位置カウンタに転送され、目盛りの初めの12個の分指標を使用して分針が現在の月を表示し、ステム21を引き出してから低速度回転させることによって、別の月を選択することができる。
【0034】
最後になるが、太陽の小さい記号25を12時に移動させると、2本の針は目盛り17の時指数を使用して現在の年の下2桁を表す。さらに正確に言うと、回路2の年カウンタの1の位及び10の位の内容は、変更されることによってユニット3の分及び時針位置カウンタに転送されるため、分針は1の位を表し、時針は10の位を表す。針がこの位置にある時、ステム21を引き出し位置に置き、それを低速で回転させて分針を移動させ、高速で回転させて時針を移動させることによって、別の年を選択することができる。
【0035】
いずれの場合も、ステムをそれの中立位置に戻した時、選択した日、月及び年の数字が時計のユニット3で記憶され、またステムをこの位置に戻すことによって、針14及び15が現在時間を表す位置に戻る。
【0036】
日付のプログラミングを完了した時、ユーザは、現在日付の場合と全く同じように操作することによって、知りたい天文データを時計から得ることができる。終了して地球の記号24を12時に戻すと、針は再び通常位置に戻り、ユニット3に記憶されていた日付が消去される。
【0037】
時計が万年歴を備えている場合、バッテリを交換する時に現在日付だけを補正しなければならない。日付を設定するために、ユーザまたはバッテリを交換する人は、現在日付以外の日付を選択するために以上に説明した手順と同じようにして進めるが、時計が選択日付を現在日付として記憶するために、最後にステム21に長時間の押圧を加えなければならない。
【0038】
ここで図2の時計の説明の最後に、球体平面図20の機能を説明しなければならない。
この球体平面図は、太陽が12時の位置にあると仮定して、針で表された時間での地球の暗闇の半分と、太陽で照らされた半分を示すために使用される。
先に説明したように、この球体平面図を支持しているディスクは、時針14の駆動歯車列に機械的に連結されているため、24時間毎に反時計回り方向に1回転する。従って、球体平面図20は、時針が現在時間を表す時及びユーザが時間表示を変更した時に時針と同時に移動し、これはまったく正常であるが、それだけでなく、この針を使用して現在年以外の年を選択する時にも時針と同時に移動する。これはさほど不都合ではない。しかし、このわずかな不都合も、球体平面図を設けたディスクを時針及び分針を駆動するモータから独立した第3モータで駆動することによって解消することができる。これを回避する別の可能性として、年を2本の針で同時に表示しないで、分針で連続的に表示する方法もある。
【0039】
他方、地球の太陽で照らされた半分を暗闇の半分から明瞭に区別するために、時計ガラス13の、暗闇部分の上方に位置する部分に例えば多少陰影を付けるか、わずかに半透明にする。
最後になるが、すでに具体的に示したように、図2の時計の実施形態では、説明したように、地球から見た天体の黄道帯における位置と月相とを表示できる期間は百年間である。これは主に、時計の時及び分針だけによって同時に表示するために年の下2桁だけを考慮に入れているためである。
この方法によって、制御ステムの軸方向位置の数を制限しながら、ユーザは間違える危険性を伴わないで年の読取り及び選択を迅速に行うことができる。
【0040】
分針だけを使用して年の数字を連続的に表示するようにした上記の可能な方法は、問題の期間の長さを1千年から数千年までに延ばすこともできるであろう。当然ながら、この場合には時計に少なくとも百年カウンタ及びおそらくは千年カウンタを設けなければならないであろう。
ユーザに関して言えば、4数字での年の選択及びそれの補正は決して困難ではないであろう。これらの作業はとりわけ長くなるであろう。反対に、年の読取りは相当に複雑かつ不確かになるであろう。
やはり独立のモータで駆動される秒針を含む時計の場合、多かれ少なかれ同じ結果に達することができるであろう。この場合、年は3本の針で同時に表示できるであろうが、その場合には時計はさらに複雑になり、さらにかさ高になると共に、さらに高価になるであろう。さらに、ステムで時計を制御する方法も、おそらくは第2引き出し位置を設ける変更を加える必要があるであろう。
【0041】
図3の時計は、アナログ式及びデジタル式表示の両方を備えた腕時計であり、図2の時計と同じ時間及び天文データを与えるように構成されており、図2の時計と共通の機構が多い。
図2の時計と同様に、図3の時計は、時計バンド12を取り付ける中間部分11を有するケース10と、時計ガラス13と、図面では見えない裏蓋を備えている。
図3の時計の表示装置も、それぞれ2方向ステップモータで駆動される時針14及び分針15と共に、外周の時及び分目盛り17及びその内側の黄道帯の十二宮の記号18及び月の4つの主要な位相の表示19を付けた環状の文字盤16を備えている。
【0042】
反対に、図3のこの時計では、現在日付及び百年の期間内に含まれる他の日付を表示するために使用されるのは針ではなく、不作動時には完全に透明である液晶セル27であり、これは時計ガラス13内に組み込まれているか、その裏側に配置されている。
図面からわかるように、このセルはそれぞれ日、月及び年の下2桁を表すために3対の数字28、29及び30を含む。
時計がアナログ式時計の外観をできる限り維持できるようにするために、日付は永久表示されないで、コマンド時だけ乳白色の数字で表示される。さらに、このように日付を表示することによって、中央の球体平面図20の、セルの表示領域の一部の背後に位置する部分の被覆をできる限り少なくすることができる。反対に、日付を読み取りやすくするために、本実施形態では、球体平面図20に24区分に分割するリンクが付けられていない。
【0043】
他方、セル27を制御するために、表示制御回路5は、図2のまったくのアナログ式時計の回路5のものと同じ手段に加えて、針14及び15用の駆動モータを制御するために使用される処理及び制御ユニット3から加えられる2進論理信号を受け取る復号回路と、セル制御電極間に必要な電位差を選択的に加える駆動回路とを備えている。
【0044】
ユニット3が回路5に加えることができる2進論理信号は、そのユニットに含まれる3つのデジタル表示状態カウンタから発生する。日、月及び年用のカウンタであるこれらのカウンタは、図2の実施形態の分針及び時針位置カウンタと同じ役割を持ち、これらの針位置カウンタは図3のこの実施形態にも見られる。
さらに正確に言うと、時計の作動モードに従って、現在日付を表示または補正するのか、別の日付を選択して一時的に記憶するのかに応じて、これらのカウンタは現在時間及び日付決定回路2の時カウンタの出力部に接続される場合も、接続されない場合もある。さらに、これらの状態カウンタの内容は、現在日付を永久的に表示する回路2の対応カウンタの内容との比較及び補正によって等しくすることができる。
【0045】
手動制御装置について言うと、図3の時計は、図2の時計と同じ3位置制御ステム21と共に、太陽、月及び惑星の同じ記号24とそれらが表す同じ角度位置を設けた回転ベゼル23を備えている。唯一の違いは、図3の時計では、地球、月及び太陽の小さい記号25に対応するベゼルの3位置の代わりに、対向方向の2つの平行な矢印から成る記号26で表示された単一位置が用いられていることである。
【0046】
現在時間の表示、その時間表示の変更、及び球体平面図20による地球の太陽で照らされた半分及び暗闇の半分の表示を望む時、図3の時計の操作は図2の時計の場合と同じである。
【0047】
他方、地球の記号24が12時の位置に来るように回転ベゼル23を位置決めして、制御ステムが中立位置にある場合、言い換えると時計が通常に作動している時、ユニット3のデジタル表示状態カウンタは、回路2の日付カウンタのように、この同じ回路2の時カウンタの出力パルスによって通常に増分される。しかし、状態カウンタの2進論理信号は表示制御回路5に送られない、すなわち、液晶セル27は日付を表示しない。しかしならが、ユーザが現在日付における地球以外の1つまたは複数の天体の黄道帯での位置を知りたい場合、図2の時計の場合と同様にベゼル23及び制御ステム21を操作するだけで、ユーザが望むデータを分針14及び必要に応じて時針15がやはり同様に与えることができる。
【0048】
時計が通常に作動している時にユーザがステム21をすばやく押すと、ユニット3がその表示状態カウンタの出力部と回路5の復号器とを接続するので、セル27は現在日付を表示する。
所定時間、例えば数秒後、ユーザがさらに何もしなければ、接続は遮断され、日付は自動的に消去される。
反対に、この期間中にユーザがベゼル23を回転させて2つの矢印26を12時へ移動させると、日付は表示されたままとなり、それを変更することができる。
【0049】
これを行うために、制御ステム21に第1の短時間押圧を加えることによって、一方では回路2の時カウンタの出力部とユニット3の表示状態カウンタの間の接続が遮断され、他方では日を表すセル27の2つの第1数字28が選択されて点滅する。ステム21を引き出していずれかの方向に低速で回転させることによって、ユーザはユニット3で日状態カウンタの内容の変更と、そのような内容のブロック化及び記憶を行うことができる。
同様に、ユーザは、制御ステムを再度短く押すことによって、月を表すセルの2つの数字29を選択して点滅させ、次にステムを引き出し位置へ引き出して、それを回転させて望む月を選択し、ステムを中立位置に戻すことによってその月を記憶することができる。
最後に、年を選択するには、ユーザは再びステムに短時間押圧を加えて対応の数字30を選択し、ステムを引き出した後に回転させて、ステムを中立位置に戻すことによってその年を記憶することができる。
【0050】
しかし、年の場合、選択を月日の場合よりも相当に長くすることができるとすれば、時計の針によって表示される分及び時を補正する場合に行うことができるように、ユーザはステムを低速で回転させることによって1の位を変更し、それを高速で回転させることによって10の位を変更することができる。
日付を選択した後、ユーザは、図2の時計の場合と同様に回転ベゼル23に作用することによって、時計の針で1つまたは複数の天体の黄道帯での位置及びおそらくは月相を表示することができる。
【0051】
この後、ユーザは地球の記号が12時に来る位置に回転ベゼルを戻して、ユニット3の針位置カウンタ及び表示状態カウンタの内容を対応の現在時及び日付カウンタと比較して等しくすることによって、ユニット3の表示状態カウンタの2進出力部と表示制御回路5の接続が遮断され、時計は再び通常に作動し始める。
【0052】
最後になるが、図2の時計の特別な実施形態の場合と同様に、ベゼル23を二重矢印26が12時に来る位置へ移動させることによって、バッテリ交換後の日付を補正することもできる。これを行うために、現在日付の変更の場合と同様に進めて、地球の記号が12時に来る位置にベゼルを戻す前に、ステム21に長時間の押圧を加えるだけでよい。この場合、ステムの回転に応じて発生した補正パルスが、回路2の日付カウンタとユニット3の表示状態カウンタの両方に加えられる。
【0053】
当然ながら、図3の実施形態では、太陽系の惑星の黄道帯での位置及び月相を表示できる期間を大幅に延ばすこともできる。
これを行うために、時計は、対応カウンタの内容を表示する百年及び千年用の2つの追加数字を年及び十年用の数字の前方位置で表示セルに設けることができる。これらの数字で表示された数字は、他の数字対の場合と同様に制御ステムを用いて、または図2のようなまったくのアナログ時計で行うことができるものとは異なった方法で変更することができ、4数字で表示された年の読取りは2数字だけで表示された年と同様にユーザにとって困難でないと共に、不確かでもないことは明らかであろう。
【0054】
これとは関係なく、時計ガラスに組み込まれるか、その背後に配置される代わりに、セルを時計の裏側に配置し、ケースの裏蓋に形成された窓から見えるようにすることもできる。その場合、好ましくは明るい背景に暗い色で表示されて非常に良好なコントラストを与えるセルによって現在日付を永久的に表示することができる。選択中にセルで表示されたこの現在日付または他の日付を読むことは、ユーザには容易であろう。さらに、時計の主表面は常にまったくのアナログ式時計の美しい外観を有するであろう。しかし、ユーザが時計を腕から外すか、時計バンドによっては裏返すという手間を避けるために、この場合はケース及びケース−時計バンド連結部を、例えば一方側でアナログ式に、他方側でデジタル式に時間を表示するような両面時計に用いられるようにすることが好ましいであろう。両面時計は周知である。
【0055】
ここで、本発明は以上に記載した一般的かつ特定の実施形態にも、考えられるそれの変更例にも限定されないことは明らかである。
例えば、図2及び図3の時計の変更例として、球体平面図を省略することができ、図3の時計の場合、表示セルを文字盤の背後に配置して、その文字盤の窓から見えるようにすることもできる。その場合、時計が通常に作動している時、現在日付を永久的に表示でき、そのような日付の読取り及び変更は、先に考慮したようにセルを時計の裏側に配置した場合よりもユーザにとって容易であろう。もちろん、これは、時計の実用面の方をわずかに重要視し、その美的外観をわずかに軽視することになる。
【0056】
他方、簡単にした形式では、時計は天体が所定日付に位置する黄道帯の十二宮を表示するだけとし、その十二宮内でのその天体の位置を概略的にも特定化しないこともできる。
【0057】
さらに、アナログ式または混合式表示時計の場合、ユーザが位置している時間帯か、おそらくは別の時間帯での現在時間以外の表示に分針及び時針を使用しない時、分及び時カウンタを現在時間及び日付決定回路に設けることも、それらの針用の位置カウンタを処理及び制御ユニットに設けることも必要ないであろう。その場合、表示制御回路は直接的に現在時間及び日付決定回路の周波数分周器から1/60または1/30Hzの標準周波数信号を受け取って、表示回路は単一のモータ、好ましくは時間補正を迅速化できるように2方向モータを使用して針を駆動することができる。
【0058】
この説明は、秒を表示するためだけに使用される秒針を備えた時計にも当てはまるが、その場合には、現在時間及び日付決定回路の周波数分周器によって送られる標準周波数は1Hzになることに注意されたい。
最後になるが、本発明は、時間及び日付を表示するだけでなく、アラーム、クロノブラフ、タイマー機能等の他の機能を果たすことができる時計にも適用できることは明らかである。
例えば、アナログ表示式クロノグラフ時計の場合、クロノグラフ機能が使用されていない時、その機能用の針を使用して、日付及び黄道帯に対する天体の位置の両方またはいずれか一方を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った時計の一般的に可能な実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示されている時計の実施形態の前面図である。
【図3】図1に示されている時計の他の実施形態の前面図である。
【符号の説明】
1 タイムベース
2 現在時間及び日付決定回路
3 処理及び制御ユニット
4 データメモリ
5 表示制御回路
6 表示装置
7 手動制御装置
14 時針
15 分針
16 文字盤
20 球体平面図
21 ステム
22 竜頭
23 ベゼル
Claims (12)
- 地球及び黄道帯に対する現在日付での太陽系の天体の位置を表すことができる天文時計であって、
標準周波数信号を発生するタイムベース(1)と、
標準周波数信号から現在時間及び日、月、年を含む現在日付を決定する回路(2)と、
天体の各々を選択する手動制御装置(7;21、22、23)と、
表示装置(6;14、15、16、20)と、
地球及び黄道帯の十二宮に対する選択天体の位置を決定すると共に、その位置を表示装置で表示させる手段(3、4、5)とを備え、
現在日付以外の他の日付を選択して、過去または未来の日付における選択された天体の位置を表示装置(6;14、15、16、20)で表示すように構成され、
前記表示装置(6)は、文字盤(16)に対応して動作し、通常作動モードにある時に現在時間を表示する時針(14)及び分針(15)を含み、
その針の一方が、コマンド時に現在日付か、現在日付以外の他の日付における選択天体の位置を表示するためにも使用され、
前記選択天体の位置を表す針は、文字盤(16)に付けられた黄道帯の十二宮の表示(18)及び文字盤の時及び分目盛りに対応して動く分針(15)であることを特徴とする天文時計。 - 太陽系の天体は、太陽と、地球以外の8個の惑星とを含むことを特徴とする請求項1記載の天文時計。
- 月相も決定して表示するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の天文時計。
- 天体は月も含むことを特徴とする請求項3記載の天文時計。
- 分針(15)及び時針(14)は、コマンド時に現在日付及び他の日付の日、月及び年を順番に表示するためにも使用されることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項記載の天文時計。
- 表示装置(6)は、現在日付及び他の日付の日、月及び年を同時に表示する光電表示セル(27)も備えていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項記載の天文時計。
- 時計ガラス(13)を備えたケース(10)を備え、光電表示セル(27)は時計ガラスに組み込まれているか、それの裏側に固定されており、時計が通常に作動している時、光電表示セルは透明であり、現在日付の読取りか、他の日付の選択の際にだけ、コマンドに応じて現在日付を表示することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項記載の天文時計。
- 表示装置(6)には、一方の極から見た地球を表して、24時間で反時計回り方向に1回転することによって、針(14、15)によって表示された時間における地球の暗闇の半分と太陽に照らされた半分とを表示する球体平面図(20)も設けられていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項記載の天文時計。
- 天体の選択は、手動制御装置(7)の一部を形成している回転ベゼル(23)によって行われることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項記載の天文時計。
- 回転ベゼル(23)が時計を、手動制御装置(7)の一部を形成している、幾つかの軸方向位置を有する回転制御ステム(21)によって他の日付を選択することができる作動モードにすることができることを特徴とする請求項9記載の天文時計。
- 制御ステム(21)はさらに、時計の時間設定を実施することができることを特徴とする請求項10記載の天文時計。
- 時計は腕時計であることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項記載の天文時計。
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