JP4281720B2 - データ処理装置、データ処理方法、データ処理システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、データ処理システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生装置に出力して再生させるデータ処理装置、データ処理方法、データ処理システム、プログラム、および記録媒体に関するものである。
例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式で符号化された複数のピクチャデータにより構成される被再生データをデータ処理装置から再生装置に出力して、再生装置に再生させるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般的なシステムにおいて、例えば再生装置が1倍速再生を行う場合に、データ処理装置は1倍速再生に必要な被再生データを出力する。また、例えば再生装置が3倍速再生を行う場合に、再生装置へのデータ転送レートより再生レートが遅い場合であっても、データ処理装置は被再生データのうち3倍速再生に必要なデータのみを再生装置に出力する。
特開2004−215185号公報
しかしながら、例えば3倍速再生から1倍速再生に減速再生する場合に、再生装置は3倍速再生に必要な分のデータを得ているが、1倍速再生に必要なデータを得ていないので、再度データ処理装置から再生装置に1倍速再生に必要なデータの転送を行う必要があり、瞬時に減速再生を行うことが困難である。すなわち、減速再生の応答性が悪いという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために、データ処理装置から被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生装置に出力して再生装置に再生させ、転送レートより再生レートが遅い場合に、減速再生の応答性を向上させることができるデータ処理装置、データ処理方法、データ処理システム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の観点の発明のデータ処理装置は、被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置において、再生レートを変更する変更指示の入力を受ける操作部と、前記操作部に入力された前記変更指示に従って、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する制御部と、を有し、前記制御部は、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送し、前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する。
第2の観点の発明のデータ処理システムは、被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置と、再生レートを変更する変更指示の入力を受ける操作部と、前記操作部に入力された前記変更指示に従って、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する制御部と、を有するデータ処理装置と、を有し、前記データ処理装置の前記制御部は、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送し、前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する。
第3の観点の発明のデータ処理方法として、被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置の処理方法は、前記データ処理装置の制御部が、再生レートを変更する変更指示の入力を受けた場合に、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する第1の工程と、前記制御部が、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送する第2の工程と、前記制御部が、前記第の工程において前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する第の工程と、を有する。
第4の観点の発明のプログラムとして、被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置が実行するプログラムは、再生レートを変更する変更指示の入力を受けた場合に、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する第1の手順と、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送する第2の手順と、前記第の手順において前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する第3の工程と、を前記データ処理装置に実行させる。
第5の観点の発明の記録媒体として、被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置が実行するプログラムを記録した記録媒体は、再生レートを変更する変更指示の入力を受けた場合に、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する第1の手順と、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送する第2の手順と、前記第の手順において前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する第3の工程と、を前記データ処理装置に実行させるプログラムを記録する。
本発明によれば、データ処理装置から被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生装置に出力して再生装置に再生させ、転送レートより再生レートが遅い場合に、減速再生の応答性を向上させることができるデータ処理装置、データ処理方法、データ処理システム、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わるデータ処理システムについて説明する。
先ず、本実施形態の構成要素と、本発明の構成要素との対応関係を説明する。
データ処理システム1が本発明のデータ処理システムおよびデータ処理装置に対応し、コンピュータ2が本発明のデータ処理装置に対応し、再生装置4が本発明の再生装置に対応している。
また、CPU20が第1および第6の観点の発明の処理回路に対応している。
また、デコーダ34_1およびCPU42が本発明の再生手段に対応している。
また、被再生データENCが本発明の被再生データに対応している。
また、本実施形態のピクチャデータが、本発明のピクチャデータに対応している。
また、本実施形態のステップST22が本発明の第1のステップ(手順)に対応し、ステップST23が本発明の第2のステップ(手順)に対応している。
また、HDD12が本発明の記憶手段に対応している。
図1は、本発明の実施形態に係わるデータ処理システム1の全体構成図である。
図1に示すように、データ処理システム1は、例えば、コンピュータ2および再生装置4を有する。
[コンピュータ2]
図1に示すように、コンピュータ2は、HDD(ハードディスクドライブ)12、ブリッジ14、メモリ16、ブリッジ18、操作部19およびCPU(Central processing unit)20を有する。
なお、メモリ16は、所定のプログラム(本発明の第4の観点のプログラム)を記憶し、CPU20は当該プログラムを読み出して実行し、以下に示す処理を行う。
上記所定のプログラムは、半導体メモリなどのメモリ16に記憶されていても良いし、その他、HDDや光ディスクなどのその他の記録媒体に記録されていてもよい。 HDD12は、例えば、MPEGで符号化された被再生データENCを記憶する。
被再生データENCは、図2に示すように、再生装置4において連続して順にデコード処理される複数のGOP(Group Of Picture)で構成されている。
図2に示す例では、GOP(N−1),(N),(N+1),(N+2)の順でデコードされる。
各GOPは、I,P,Bの3種類のピクチャデータ(フレームデータ)で構成される。
また、各GOP内には1つのIピクチャデータが含まれている。
本実施形態では、例えば、GOP内のピクチャデータの数が比較的多い、いわゆるlongGOPが用いられる。
Iピクチャデータは、イントラ(画面内)符号化された画面のピクチャデータであり、他のピクチャデータとは独立してデコードされる。
また、Pピクチャデータは、前方向予測符号化された画面のピクチャデータであり、時間的に過去に位置する(表示順が前の)IまたはPピクチャデータを参照してデコードされる。
なお、I,Pピクチャデータは、アンカーフレームとも呼ばれる。
また、Bピクチャデータは、両方向予測符号化された画面のピクチャデータであり、時間的に前後に位置する(表示順が前および後の)IまたはPピクチャデータを参照してデコードされる。
なお、被再生データを構成する複数のピクチャデータは、再生装置4によるデコードの結果が他のピクチャデータのデコードで参照される第1の種類のピクチャデータと、デコード結果が他のピクチャデータのデコードで参照されない第2の種類のピクチャデータとを含む。この第1の種類のピクチャデータは、上述したようにIピクチャデータ、Pピクチャデータに相当し、第2の種類のピクチャデータは、Bピクチャデータに相当する。
なお、HDD12の読み出しレートは、再生装置4の最大再生レートに比べて遅い。
また、コンピュータ2から再生装置4への最大データ転送レートは、再生装置4の最大再生レートに比べて遅い。
ブリッジ14は、ブリッジ18の拡張機能を備え、PCI拡張スロットやIDE(Integrated Drive Electronics)スロットなどを備えている。
ブリッジ14は、基本的にブリッジ18と同じ機能を有しているが、ブリッジ18に比べてハンド幅が狭く、ブリッジ18に接続されるデバイスに比べて低アクセスのデバイスが接続される。
メモリ16は、例えば、半導体メモリであり、CPU20の処理に用いられるプログラムおよびデータを記憶する。
操作部19は、キーボードやマウスなどの操作手段であり、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU20に出力する。
操作部19は、例えば図示しない操作画面に基づいたユーザの操作に応じて被再生データENCの再生ポイントの指定操作、当該指定した再生ポイントの再生開始指示操作、本発明に係る再生レートの指示操作、再生レートを変更させる指示操作を受け、それを示す操作信号をCPU20に出力する。
ブリッジ18は、ブリッジ14、メモリ16、PCIバス6およびCPU20と接続され、CPU20のアドレスバスおよびデータバスを介した伝送に伴うデータ変換を行う。
CPU20は、例えば、メモリ16から読み出したプログラムを実行してコンピュータ2の動作を統括的に制御する。
CPU20は、操作部19から再生ポイントの指定操作を示す操作信号を入力すると、当該指定された再生ポイントのピクチャデータを含むGOPをHDD12から読み出して、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力(転送)する。
また、CPU20は、再生装置4の再生進行状況に応じて、GOPをHDD12から順に読み出して再生装置4に出力する。
また、CPU20は、再生装置4へのGOPの出力に対応付けて、GOPの転送完了通知TCNを再生装置4のCPU42に出力する。
当該転送完了通知TCNは、図3に示すように、コンピュータ2から再生装置4に出力(転送)したGOPの識別データ、当該GOPを書き込む入力用メモリ32内のアドレス、並びに当該GOPのデータサイズを示している。
また、当該転送完了通知TCNは、上記出力したGOP内の各ピクチャデータの識別データ、当該ピクチャデータを書き込む入力用メモリ32内のアドレス、並びに当該ピクチャデータのデータサイズを示している。
また、CPU20は、操作部19から再生開始指示操作を示す操作信号を入力すると、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に再生ポイントを指定した再生開始指示を出力する。
また、CPU20は、操作部19から再生レートの指示操作を示す操作信号を入力すると、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に再生レートを設定させる再生指レート指示を出力する。
また、CPU20は、操作部19から再生レートの変更指示操作を示す操作信号を入力すると、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に再生レートの変更を示す指示を出力する。
また、CPU20は、再生装置4にピクチャデータを転送する転送レートより再生装置4によるピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、転送レートより再生レートが遅いと判断した場合に、被再生データを構成する全てのピクチャデータを再生装置4に出力する。
また、CPU20は、転送レートより再生レートが速いと判断した場合に、被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータのうち、再生レートに応じて転送レートで転送可能な一部のピクチャデータを再生装置4に出力する。
また、CPU20は、転送レートより再生レートが速いと判断した場合に、被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータのうち、再生レートに応じて、BピクチャデータよりもI,Pピクチャデータを優先的に再生装置4に出力する。
また、CPU20は、転送レートより再生レートが速いと判断した場合に、被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータのうち、再生レートに応じて、Iピクチャデータ、Pピクチャデータ、Bピクチャデータの優先順位で再生装置4に出力する。
また、CPU20は、ピクチャデータを再生装置4の入力用メモリ32に書き込ませ、当該入力用メモリ32に書き込まれたピクチャデータを、指定した再生レートでデコードして再生させる。
CPU20は、ピクチャデータを再生装置4の入力用メモリ32に書き込ませる場合に、再生装置4が入力用メモリ32からピクチャデータを読み出して再生する際に参照する管理情報を生成し、当該生成した管理情報を再生装置4に出力する。
この管理情報は、図3に示した転送完了通知TCNに相当する。
また、CPU20は、転送レートより速い再生レートから、転送レートより遅い再生レートに変更させる指示を受けて、再生装置4による再生を一時停止させ、当該再生中のフレームに相当する被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータを再生装置4に出力して、再生装置4に一時停止した再生ポイントから指定した再生レートで被再生データに応じた再生を行わせる。
CPU20は、転送レートより速い再生レートから、その転送レートより遅い再生レートに変更させる指示を受けて、再生装置4による再生中のフレームの次のフレームに相当する被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータを再生装置4に出力し、再生装置4に再生レートで被再生データに応じた再生を行わせる。
また、CPU20は、操作部19からトランジェント指示操作を示す操作信号を入力すると、トランジェント指示を、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
また、CPU20は、トランジェント指示操作を示す操作信号を入力すると、トランジェント後の再生方向の再生で次に用いられるピクチャデータを含むGOPが入力用メモリ32に記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断したことを条件に、当該GOPを再生装置4に出力する。
一方、CPU20は、上記GOPが入力用メモリ32に記憶されていると判断すると、当該GOPを再生装置4に出力せずに、当該GOPの上記転送完了通知TCNを再生装置4のCPU42に出力する。
CPU20は、再生装置4に対して出力した上記転送完了通知TCNと、トランジェント指示、並びに再生速度指示などを基に、再生装置4の入力用メモリ32に記憶されているGOPおよびピクチャデータを管理する。
これにより、CPU20は、トランジェント後の再生方向の再生で次に用いられるピクチャデータを含むGOPが入力用メモリ32に記憶されているか否かを判断できる。
また、CPU20は、入力用メモリ32に記憶されているピクチャデータのうち、再生装置4において既に再生されたピクチャデータのうち一部のピクチャデータに対して順次上書きするように、次に書き込むGOPのアドレスを決定する。
また、CPU20は、上述した転送レートと再生レートとを比較する判断を、最大転送レートを基準として比較して判断を行っても良い。
例えば、CPU20は、再生装置4にピクチャデータを転送する最大転送レートより再生装置4によるピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、最大転送レートより再生レートが遅いと判断した場合に、被再生データを構成する全てのピクチャデータを再生装置4に出力してもよい。
[再生装置4]
図1に示すように、再生装置4は、例えば、PCIブリッジ30、入力用メモリ32、デコーダ34_1、再生用メモリ36_1、制御用メモリ40、CPU42、および制御バス46を有する。
なお、制御用メモリ40は、所定のプログラムを記憶し、CPU42は、当該プログラムを読み出して実行し、以下に示す処理を行う。
上記所定のプログラムは、半導体メモリなどの制御用メモリ40に記憶されていても良いし、その他、HDDや光ディスクなどのその他の記録媒体に記録されていてもよい。
PCIブリッジ30は、PCIバス6を介してコンピュータ2から入力するGOPおよび指示(コマンド)をバッファリングするメモリを備えている。また、PCIブリッジ18は、DMA(Dynamic Memory Access)転送機能を備えている。
入力用メモリ32は、SDRAM等の半導体メモリであり、PCIブリッジ30を介して入力されたGOPを一時的に記憶する。
デコーダ34_1は、CPU42の制御に従って、PCIブリッジ30を介して入力用メモリ32から読み出したピクチャデータをMPEG方式でデコードして再生用メモリ36_1に書き込む。
具体的には、デコーダ34_1は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたIピクチャデータを、他のピクチャデータのデコード結果を参照しないでデコードする。
また、デコーダ34_1は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたPピクチャデータを、時間的に過去に位置し且つ既にデコード結果が再生用メモリ36_1に記憶されたIまたはPピクチャデータのデコード結果を参照してデコードする。
また、デコーダ34_1は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたBピクチャデータを、時間的に前後に位置し且つ既にデコード結果がそれぞれ再生用メモリ36_1に記憶されたIまたはPピクチャデータのデコード結果を参照してデコードする。
また、CPU42からの制御に従って、再生用メモリ36_1から読み出されたデコード後の画像データを画像データS38として再生出力する。
CPU42は、コンピュータ2から入力したGOP(被再生データENC)を入力用メモリ32に書き込む。
また、CPU42は、入力用メモリ32に記憶された被再生データENCを、GOP単位で、当該GOP内のピクチャデータをデコードする順序を決定するスケジューリング処理を行う。
CPU42は、上記スケジューリング処理の結果に基づいてデコード処理をデコーダ34_1に実行させる。
CPU42は、例えば、GOP(N−1)内のI,Pピクチャデータと、当該I,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるGOP(N)内のBピクチャデータとを、PCIブリッジ30を介して入力用メモリ32から読み出してデコーダ34_1に出力する。
ここで、本実施形態では、Bピクチャデータが異なるGOPのI,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるオープンGOPを参照している。
CPU42は、例えば、コンピュータ2のCPU20から再生開始指示を入力すると、再生ポイントを含む複数GOPのデコード処理をデコーダ34_1に行わせる。
このとき、CPU42は、当該再生ポイントから指定された再生レートで再生出力が行われるように、デコーダ34_1によるBピクチャデータのデコード処理、再生用メモリ36_1からの読み出し動作を制御する。
また、CPU42は、CPU20から入力した転送完了通知TCNを基に、入力用メモリ32に記憶されているGOPおよびピクチャデータのアドレスを管理する。
以下、図1に示すデータ処理システム1の動作例を説明する。
<第1の動作例>
以下、データ処理システム1の全体動作例を説明する。
図4および図5は、図1に示すデータ処理システム1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
コンピュータ2のCPU20は、操作部19から被再生データENC内の再生ポイントの指定操作を示す操作信号を入力したか否かを判断し、指定したと判断するとステップST2に進み、そうでない場合にはステップST1の処理を繰り返す。
ステップST2:
コンピュータ2のCPU20は、例えば、ステップST1で指定された再生ポイントのピクチャデータを含むGOPと、その前後のGOPとの合計3個(複数)のGOPをHDD12から読み出す。
ステップST3:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST2で読み出した複数のGOPを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
再生装置4のCPU42は、コンピュータ2からPCIブリッジ30を介して入力したGOPを入力用メモリ32に書き込む。
ステップST4:
コンピュータ2のCPU20が、転送完了通知TCNを再生装置4のCPU42に出力する。
当該転送完了通知TCNは、ステップST3でコンピュータ2から再生装置4に出力(転送)したGOPの識別データ、当該GOPを書き込む入力用メモリ32内のアドレス、並びに当該GOPのデータサイズを示している。
CPU42は、当該転送完了通知TCNを制御用メモリ40に書き込む。
本実施形態において、CPU20およびCPU42は、上記転送完了通知TCNを保持し、当該転送完了通知TCNを基に、入力用メモリ32に記憶されているGOPを管理する。
ステップST5:
再生装置4のCPU42は、ステップST4の処理終了後に、準備完了通知をコンピュータ2のCPU20に出力する。
ステップST6:
コンピュータ2のCPU20は、操作部19から再生ポイントを指定した再生開始指示操作を示す操作信号を入力したか否かを判断してステップST7に進み、そうでない場合にはステップST6の処理を繰り返す。
ステップST7:
コンピュータ2のCPU20は、入力したと判断すると再生ポイントを指定した再生開始コマンドを再生装置4のCPU42に出力する。
ステップST8:
再生装置4のCPU42は、ステップST7で入力した再生開始コマンドが示す再生ポイントのピクチャデータを含む入力用メモリ32に記憶された1GOP内のピクチャデータをデコードする順序をピクチャデータ間の参照関係や再生レートおよび再生方向等に応じて決定するスケジューリング処理を行う。
ステップST9:
再生装置4のCPU42は、例えばステップST8等のスケジューリング処理の結果に基づいて、次にデコードするピクチャデータを示すデコードコマンドをデコーダ34_1に出力する。
ステップST10:
デコーダ34_1は、ステップST9で入力したデコードコマンドが示すピクチャデータを入力用メモリ32から読み出してデコードし、そのデコード結果を再生用メモリ36_1に書き込む。
ステップST11:
再生装置4のCPU42は、指定された再生方向や再生レートと上記スケジューリング結果とに基づいて次に再生出力するデコード結果を特定し、当該デコーダ結果を示す表示コマンドを生成し、これを制御用メモリ40に書き込む。
ステップST12:
再生装置4のCPU42は、ステップST11で生成した表示コマンドをデコーダ34_1に出力する。
ステップST13:
デコーダ34_1は、ステップST12で入力した表示コマンドが示すデコード結果を再生用メモリ36_1から読み出して再生出力する。
ステップST14:
CPU20およびCPU42は、上記ステップST9〜ST13の処理を行ったピクチャデータが、GOP内の最後のピクチャデータであるか否かを判断し、最後のピクチャデータであると判断するとステップST15に進み、そうでない場合にはステップST9に戻って次のピクチャデータについての処理を行う。
ステップST15:
CPU20およびCPU42は、上記処理を行ったピクチャデータが属するGOPが被再生データENC内の最後のGOPであるか否かを判断し、最後のGOPであると判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST16に進む。
ステップST16:
コンピュータ2のCPU20は、再生方向や再生レートに応じて次の1GOPをHDD12から読み出す。
ステップST17:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST16で読み出したGOPを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
再生装置4のCPU42は、コンピュータ2からPCIブリッジ30を介して入力したGOPを入力用メモリ32に書き込む。
ステップST18:
コンピュータ2のCPU20が、ステップST20で出力したGOPの転送完了通知TCNを再生装置4のCPU42に出力する。
CPU42は、当該転送完了通知TCNを制御用メモリ40に書き込む。
ステップST19:
再生装置4のCPU42は、ステップST18の処理終了後に、準備完了通知をコンピュータ2のCPU20に出力する。
ステップST20:
再生装置4のCPU42は、例えば、再生方向に応じて次に再生ポイントのピクチャデータを含むGOPのスケジューリング処理が完了したか否か(すなわち、スケジューリング処理を要するか否か)を判断し、スケジューリング処理を完了していないと判断するとステップST8に進み、そうでない場合にはステップST9に進む。
<第2の動作例>
以下、再生レートを指定する場合の動作について説明する。
図6は、図1に示すデータ処理システムの再生レートを指定時の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
コンピュータ2の操作部19は、再生レートを指定させる指定操作を示す操作信号をCPU20に入力する。
ステップST22:
コンピュータ2のCPU20は、再生装置4にピクチャデータを転送する転送レート、例えば最大転送レートより、操作部19から入力された再生レートが遅いか否かを判断し、遅いと判断するとステップSTST23に進み、そうでない場合にはステップST24の処理に進む。
例えば本実施形態では最大転送レートは、5倍速再生レートに相当するデータ転送レートである。
ステップST23:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST22による判断の結果、その転送レートより再生レートが遅いと判断した場合に、被再生データを構成する全てのピクチャデータ、詳細にはI,P,Bピクチャデータを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力して、ステップST26に進む。
ステップST24:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST22の判断において、その転送レートより再生レートが速いと判断した場合に、被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータのうち、再生レートに応じてその転送レートで転送可能な一部のピクチャデータを選択する。
図7は、図1に示すデータ処理システム1のコンピュータ2が再生装置4にデータ転送する際のデータの優先順位を説明するための図である。図7(a)はI,P,Bピクチャデータの優先度の一具体例を説明するための図である。図7(b)は、I,P,Bピクチャデータの優先度に応じた出力形態の一具体例を説明するための図である。
詳細には、コンピュータ2のCPU20は、例えば図7(a)に示すように、被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータのうち再生レートに応じてI,P,Bピクチャデータの順に優先的に選択する。
CPU20は、具体的には、例えば図7(b)に示すように、最大転送レートより再生レートが遅いと判断した場合に、I,P,BピクチャデータをCPU20に出力する。
CPU20は、最大転送レートより再生レートが速いと判断した場合に、再生レートが速くなるに従って例えば図7(b)に示すように、I,PピクチャデータおよびBピクチャデータの一部、I,Pピクチャデータ、IピクチャデータおよびPピクチャデータの一部、Iピクチャデータ、Iピクチャデータの一部の順に、ピクチャデータを選択する。
ステップST25:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST24で選択したデータを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
再生装置4のCPU42は、コンピュータ2からPCIブリッジ30を介して入力したデータを入力用メモリ32に書き込む。
コンピュータ2のCPU20が、転送完了通知TCNを再生装置4のCPU42に出力する。
CPU42は、当該転送完了通知TCNを制御用メモリ40に書き込む。
再生装置4のCPU42は、準備完了通知をコンピュータ2のCPU20に出力する。
ステップST26:
再生装置4のCPU42は、例えば、再生レートや再生方向に応じて次の再生ポイントのピクチャデータを含むGOPのスケジューリング処理を行い、スケジュール処理の結果に基づいて、ピクチャデータを示すデコードコマンドをデコーダ34_1に出力する。
デコーダ34_1は、デコードコマンドが示すピクチャデータを入力用メモリ32から読み出してデコードし、そのデコード結果を再生用メモリ36_1に書き込む。
再生装置4のCPU42は、指定された再生レートとスケジューリング結果とに基づいて次に再生出力するデコード結果を特定し、当該デコーダ結果を示す表示コマンドを制御用メモリ40に書き込む。
再生装置4のCPU42は、表示コマンドをデコーダ34_1に出力し、デコーダ34_1は表示コマンドが示すデコード結果を再生用メモリ36_1から読み出して再生出力する。
以下、データ処理システム1の再生レートの変更時の動作の一具体例を説明する。
図8は、図1に示すデータ処理システムの再生レート変更時の動作の一具体例を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
コンピュータ2のCPU20は、操作部19から再生レートを変更させる指示操作を示す操作信号が入力された場合に、現在再生装置4による再生レートを調べて、現在の再生レートを示すデータを得る。
ステップST32:
コンピュータ2のCPU20は、変更後の再生レートと、ステップST31で得られた現在の再生レートで最大転送レートをまたぐか否かを判断する。詳細には、CPU20は、例えば最大転送レートが5倍速再生に相当するデータ転送レートの場合に、1倍速再生から6倍速再生、または6倍速再生から1倍速再生に、最大転送レートをまたいで変更するか否かを判断し、最大転送レートをまたいで変更しないと判断した場合にステップST33に進み、またいで変更すると判断した場合にステップST34に進む。
ステップST33:
コンピュータ2のCPU20は、再生レート変更指示を、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4のCPU42に出力してステップST37に進む。
ステップST34:
コンピュータ2のCPU20は、現在の再生レートから変更後の再生レートへの変化は増加であるか否かを判断し、判断の結果、増加であると判断した場合にステップST35の処理に進み、増加でないと判断した場合にステップST36の処理に進む。
ステップST35:
コンピュータ2のCPU20は、最大転送レートよりも再生レートが速い場合には、再生に必要なデータのみを再生装置4に出力して、ステップST37に進む。
例えばコンピュータ2のCPU20は、最大転送レートが5倍速再生に相当する転送レートの場合に、例えば6倍速再生や15倍速再生程度への変更では、再生レートに応じてI,Pピクチャデータ等を選択し、選択したI,Pピクチャデータを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力し、再生装置4の入力用メモリ32に書き込む。
図9は、図8に示したステップST35において最大転送レートよりも低速再生レートから高速再生レートへ変更時のデータ処理システムの動作の一具体例を説明するための図である。
図9に示すように、例えば1倍速再生時には、コンピュータ2から再生装置4に、入力用メモリ32にI,P,Bピクチャデータが書き込まれ、CPU42の制御によりデコードスケジュールに応じて、入力用メモリ32から読み出されたデータが、デコーダ34_1にてデコードされて、再生スケジュールに応じて再生出力信号S38が出力される。
図9において、*がついたピクチャデータと、+がついたピクチャデータと、++がついたピクチャデータと、何もついていないピクチャデータは、それぞれ別のGOPに含まれるピクチャデータであることを示している。
変更ポイントCP1において、例えば1倍速再生から6倍速再生に変更させる指示を示す指示信号が入力されると、6倍速再生に必要なデータのみを間引いて転送し、再生スケジュールに応じて再生出力信号S38が出力される。
ステップST36:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST34の判断において、現在の再生レートから変更後の再生レートへの変化は増加でないと判断した場合、つまりCPU20は、現在の再生レートから変更後の再生レートへの変化は減少であると判断した場合に、後述する低速変更処理を行い、再生に必要なデータを再生装置4に出力して、ステップST37の処理に進む。
ステップST37:
再生装置4のCPU42は、コンピュータ2のCPU20から、指定した再生レートで再生を開始させる指示を示す信号が入力された場合に、上述したように入力用メモリ32からピクチャデータを読み出してデコーダ34_1にデコードさせ、そのデコード結果を再生用メモリ36_1に書き込ませ、指定された再生レートで再生用メモリ36_1から読み出して再生出力する。
以上説明したように、データ処理システム1では、コンピュータ2のCPU20が、再生装置4にピクチャデータを転送する最大転送レートより再生装置4によるピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、最大転送レートより再生レートが遅いと判断した場合に、被再生データを構成する全てのピクチャデータを再生装置4に出力して、再生装置4の入力用メモリ32に書き込ませ、再生装置4のCPU42が、コンピュータ2から入力したピクチャデータを入力用メモリ32に書き込み、入力用メモリ32から読み出したピクチャデータをデコーダ34_1にデコードさせて、コンピュータ2のCPU20により指定された再生レートで再生するので、最大転送レートより再生レートが遅い場合に、減速再生の応答性を向上させることができる。
つまり、最大転送レートより再生レートが遅い場合に、コンピュータ2から再生装置4に被再生データを構成するI,P,Bピクチャデータの全てを含むGOPを再生装置4に転送することで、再生装置4のCPU42は、例えば最大転送レートに相当する5倍速再生(レート)から1倍速再生に減速変更する場合であっても、1倍速再生に必要なデータが入力用メモリ32に記憶されているので、入力用メモリ32からデータを読み出して短時間に1倍速再生を行うことができる。
また、コンピュータ2のCPU20は、最大転送レートより再生レートが速いと判断した場合に、被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータのうち、再生レートに応じて最大転送レートで転送可能な一部のピクチャデータを再生装置4に出力するので、最大転送レートより再生レートが速い場合であっても、再生レートに応じた高画質な再生を行うことができる。
また、この際CPU20は、Iピクチャデータ、Pピクチャデータ、Bピクチャデータの順に優先的に再生装置4に出力するので、再生レートに応じた高画質な再生を行うことができる。
また、CPU20は、ピクチャデータを再生装置4の入力用メモリ32に書き込ませ、入力用メモリ32に書き込まれたピクチャデータを、指定した再生レートでデコードして再生させるので、CPU20は再生レートを指定する指示を行う簡単な処理により再生装置4が、指示された再生レートで再生するので、CPU20の処理負荷が小さい。
詳細には、CPU20は、再生装置4が入力用メモリ32からピクチャデータを読み出して再生する際に参照する管理情報(転送完了通知TCN)を生成し、当該生成した管理情報を再生装置4に出力するので、CPU20の処理負荷が小さい。
また、ストレージデバイスと、デコーダの間にデコーダと高速転送可能なデバイスを設け、そのデバイスに数GOP分の圧縮画像データを保持し、必要に応じてそのデバイスから読み出した画像データをデコードすることで、例えばIDEで接続されたHDDのような短期的に不安定なデバイスでも安定した再生を行うことができる。
また、MPEG等の圧縮方式で双方向フレーム間予測によりIピクチャデータ,Pピクチャデータ,Bピクチャデータ等のピクチャデータにより構成される圧縮画像データ、例えばLong GOP方式の圧縮画像データを再生する場合に、再生レートとストレージデバイスの転送レートに応じて、転送するデータを選択し、その選択したデータを出力することで、HDD等のストレージデバイスの転送処理の負荷を軽減することができる。
つまり、本発明では、圧縮画像データの表示の処理は、再生を行う圧縮画像データが入力用メモリ32にあればどの再生ポイントからでも、0倍速再生から最大転送レートに相当する再生レート、例えば5倍速再生までシームレスに可変速再生を行うことができる。
また、5倍速再生〜15倍速再生に関してはIピクチャデータとPピクチャデータを用いて、再生を行うことができる。
また、再生レートの変更は、例えばCPU20が、CPU42に、再生レートを変更させる指示(コマンド)を送信し、CPU42はその指示を受けて、再生レート変更を行うので、CPU20の処理負荷が小さい。
また、初期時に複数個のGOPのデータを入力用メモリ32に転送することにより、HDD12からの転送に多少の不安定があった場合であっても、その入力用メモリ32に記憶されているデータを読み出して安定したデコード処理および再生処理を行うことができる。
また、この複数個のGOPのデータは、入力用メモリに転送する時間だけ遅延するが、例えば圧縮画像データを再生装置4にセットして再生ボタンが操作されるまでの間に、この複数個のGOPのデータを入力用メモリに転送することで、操作指示に対する応答性が向上する。
[低速変更処理の第1具体例]
図8に示すステップST36において、CPU20は、最大転送レートより高速な再生レートから低速な再生レートに変更する場合に低速変更処理を行う。
第1具体例では、CPU20は、例えば再生レートの変更が行われた場合に、再生しているGOPを再生するのに必要なデータ分を有するGOPを再送する。
例えば、コンピュータ2から再生装置4への最大転送レートが5倍速再生に相当し、6倍速再生から4倍速再生に変更する場合に、CPU20は、例えば6倍速再生に必要な間引いたI,P,P,P、Pそれぞれのピクチャデータの転送を、例えば4倍速再生時に間引きなしのI,B,P,B,B,P,B,B,P,B,Bそれぞれのピクチャデータの転送に変更する。
ただし、安定した再生を行うために、入力用メモリ32に数GOP分のI,P,P,P,P,P,Pそれぞれのピクチャデータが保持されている。その入力用メモリ32に記憶されているデータに関しては、I,P,P,P,P,P,Pそれぞれのピクチャデータに応じた画面表示しかできない。
このためCPU20は、最大転送レートより速い再生レートから、最大転送レートより遅い再生レートに変更させる指示を受けて、再生装置4による再生を一時停止させ、当該再生中のフレームに相当する被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータを再生装置4に出力して、再生装置4に一時停止した再生ポイントから、指定された再生レートで被再生データに応じた再生を行わせる。
以下、図10,図11を参照しながら詳細に説明する。
図10は、図8に示したステップST34における最大転送レートよりも高速再生レートから低速再生レートへ変更時の低速変更処理の第1具体例を説明するためのフローチャートである。図11は、図10に示した低速変更処理の第1具体例を説明するための図である。
例えば図11に示すように、6倍速再生時に必要なデータが入力用メモリ32に入力され、CPU42の制御により再生スケジュールに応じて再生出力信号S38が出力される。
図11において、*がついたピクチャデータと、+がついたピクチャデータと、何もついていないピクチャデータは、それぞれ別のGOPに含まれるピクチャデータであることを示している。
以下図10に示すフローチャートについて各ステップを説明する。
ステップST51:
コンピュータ2のCPU20は、現在の再生フレームを調べて、現在の再生フレームに関するデータを得る。
ステップST52:
コンピュータ2のCPU20は、例えば変更ポイントCP2において、最大転送レートより速い再生レートから最大転送レートより遅い再生レートに変更させる指示を操作部19から入力されると、再生装置4による再生を一時停止させるコマンド(指示)を再生装置4に出力する。
再生装置4のCPU42は、そのコマンド(指示)を受けて、図11に示すように、再生を一時停止(フリーズ)させる。この際その変更ポイントCP2でのフレームが静止画として表示されている。
ステップST53:
コンピュータ2のCPU20は、再生中のフレームに相当する被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータ(GOP)を再生装置4に出力する。再生装置4の入力用メモリ32に、図11に示すように、コンピュータ2から入力されたデータが書き込まれる。
ステップST54:
コンピュータ2のCPU20は、再生装置4に一時停止した再生ポイントから、指定された再生レートで被再生データに応じた再生を行わせるコマンド(指示)を、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
第1具体例では上述したように、変更ポイントCP2におけるフレームを再生するまでに、そのフレームを含むGOPを再度転送し直すので、再生していたフレームの次のフレームを再生させるためには時間がかかり、その間表示画面を一時停止するが、転送が終わってしまえば、変更ポイントCP2から確実に変更後の再生レートで再生することができる。
[低速変更処理の第2具体例]
図8に示すステップST36における低速変更処理の第2具体例は、例えば再生レートの変更が行われた場合に、CPU20は、再生しているGOPの次のGOPから再生するために必要なデータを、再生装置4に出力する。
図12は、図8に示したステップST36における最大転送レートよりも高速再生レートから低速再生レートへ変更時の低速変更処理の第2具体例を説明するためのフローチャートである。図13は、図11に示した低速変更処理の第2具体例を説明するための図である。
図13において、*がついたピクチャデータと、+がついたピクチャデータと、何もついていないピクチャデータは、それぞれ別のGOPに含まれるピクチャデータであることを示している。
以下図12に示すフローチャートについて各ステップを説明する。
例えば図13に示すように、6倍速再生時に必要なデータが入力用メモリ32に入力されている。
ステップST61:
コンピュータ2のCPU20は、現在の再生フレームを調べて、現在の再生フレームに関するデータを得る。
ステップST62:
コンピュータ2のCPU20は、変更ポイントCP3において、最大転送レートより速い再生レートから、最大転送レートより遅い再生レートに変更させる指示を操作部19から入力されると、入力用メモリ32のバッファを消去(クリア)させる指示を再生装置4に出力する。
再生装置4の入力用メモリ32内のデータは、その指示に応じて消去される。
ステップST63:
コンピュータ2のCPU20は、変更ポイントCP3における再生中のフレームの次のフレームに相当する被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータ(GOP)を再生装置4に出力する。そして再生装置4に、指定再生レートで被再生データに応じた再生を行わせる。
第2具体例では上述したように、変更ポイントCP3にて再生レートの変更が行われた場合に、CPU20は、再生しているGOPの次のGOPから再生するために必要なデータを再生装置4に出力するので、現在再生中のGOPは6倍速のまま表示され、再生速度変更のレスポンスが遅くなってしまい、さらに現在再生中のGOPの再生中に次のGOPの転送が終わらない場合表示画面が一時停止してしまうが、転送が終わってしまえば、変更ポイントCP3の次のGOPから確実に指定された再生レートで再生することができる。
[低速変更処理の第3具体例]
図8に示すステップST36における低速変更処理の第3具体例は、例えば再生レートの変更が行われた場合に、CPU20は、再生している場所から足りないデータだけを、再生装置4に出力する。
図14は、図8に示したステップST36における最大転送レートよりも高速再生レートから低速再生レートへ変更時の低速変更処理の第3具体例を説明するためのフローチャートである。図15は、低速変更処理の第3具体例を説明するための図である。
図15において、*がついたピクチャデータと、+がついたピクチャデータと、何もついていないピクチャデータは、それぞれ別のGOPに含まれるピクチャデータであることを示している。
例えば、図15に示すように、6倍再生時に必要なデータが入力用メモリ32に入力されている。
以下図14に示すフローチャートについて各ステップを説明する。
ステップT71:
コンピュータ2のCPU20は、現在の再生フレームを調べて、現在の再生フレームに関するデータを得る。
ステップST72:
コンピュータ2のCPU20は、例えば変更ポイントCP4において、最大転送レートより速い再生レートから最大転送レートより遅い再生レートに変更させる指示が操作部19から入力されると、コンピュータ2のCPU20は、変更ポイントCP4における再生しているフレームを含む複数のピクチャデータ(GOP)の足りないフレームだけを再生装置4に出力する。すなわち、アンカーフレーム(I及びPピクチャデータ)は既に入力用メモリ32に記憶されているので、残りのBピクチャデータを再生装置4に出力する。
ステップST73:
ステップST72における足りないフレームの転送が、次のフレームの再生に間に合えばステップST74に、間に合わなければステップST75に進む。
ステップST74:
コンピュータ2のCPU20は、再生装置4の再生を一時停止させるコマンドを再生装置4に出力する。
ステップST75:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST72において転送されたフレームを再生装置4に出力する。
第3具体例では上述したように、変更ポイントCP4におけるフレームが再生されるまでにそのフレームを含むGOPの足りないフレームを転送するので、変更ポイントCP4におけるフレームの次のフレームを再生するまでに足りないフレームの転送が間に合えば、表示画面を一時停止させずに、変更ポイントCP4から変更後の再生レートで再生することができる。足りないフレームの転送が間に合わなかった場合は、変更ポイントCP4のフレームで表示画面が一時停止するが、その後は確実に変更後の再生レートで再生することができる。
更に、上述した第1〜第3具体例においては、再生を一時停止させているが、図16から図18に示すように、既に入力用メモリ32に転送されており、再生装置4においてデコードが済んでいるアンカーフレームを表示することで、一時停止させずに再生を行うことができる。
図16は、第1具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合を例示するための図である。
図16は一例であり、現在再生中のフレーム(P8)を含むGOPを転送しなおしているため、1倍速へ変更する指示がなされてから転送しなおしが終わるまで、メモリ32に記憶されたアンカーフレーム(P11,P14,*I2,*P5,*P8,*P11)を3倍速再生し、ここで転送しなおしが終わっているため、*P11の次の*B12から1倍速再生が始まっている。
なお、3倍速再生になる理由は、アンカーフレームはGOPを構成するすべてのフレームの3分の1だからである。
図17は、第2具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合を例示するための図である。
図17は一例であり、現在再生中のフレーム(P8)を含むGOPの次のGOPを転送しなおしているため、現在メモリに残っている現在再生中のフレームを含むGOPのフレーム(P11,P14)の再生が終わったら、速やかに次のGOPの各フレーム(*B0,*B1,*I2,*B3)の各フレームを1倍速再生することができる。
図18は、第3具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合を例示するための図である。
図18は一例であり、メモリ32にあらかじめ転送したアンカーフレーム以外のみ転送するので、結果的に3倍速再生をする時間が3つの具体例の中でもっとも短くてすむ。
次に、図16に示す第1具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合の動作の一例を、図19のフローチャートを用いて説明する。
ステップST81:
コンピュータ2のCPU20は、現在の再生フレームを調べて、現在の再生フレームに関するデータを得る。
ステップST82:
コンピュータ2のCPU20は、最大転送レートより速い再生レートから最大転送レートより遅い再生レートに(図16においては6倍速から1倍速へ)変更させる指示を操作部19から入力されると、入力用メモリ32内のアンカーフレームを順番に再生するコマンドを再生装置4に出力する。
再生装置4のCPU42は、そのコマンドを受けて、図16に示すように、アンカーフレームを順番に再生する。図16においては、アンカーフレームのみ、すなわち全てのGOPのピクチャデータの内3分の1のみ再生しているので、3倍速で再生していることになる。
ステップST83:
コンピュータ2のCPU20は、再生中のフレームに相当する被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータ(GOP)を再生装置4に出力する。再生装置4の入力用メモリ32に、図16に示すように、コンピュータ2から入力されたデータが書き込まれる。
ステップST84:
コンピュータ2のCPU20は、再生装置4が再生中のフレームの次のフレームが再生装置4に転送されたか否かの判断をステップST82において再生される各アンカーフレームごとに行い、されたと判断した場合はステップST85に進み、されなかったと判断した場合にはステップST82に戻る。
ステップST85:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST84において再生中のフレームの次のフレームが再生装置4に転送された場合に、再生中のフレームの次のフレームから指定された再生レート(図16においては1倍)で再生を行わせるコマンドを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
同様に、第2具体例においては、図12のステップST62において、入力用メモリ32のバッファをクリアする代わりに、入力用メモリ32に記憶されたアンカーフレームをステップST63において再生フレームの次のGOPの転送が終わるまで3倍速再生し、転送が終わった時点で1倍速再生を開始する。
同様に、第3具体例においても、図14のステップST74において、再生を一時停止させる代わりに、入力用メモリ32に記憶されたアンカーフレームを規定の順序に従って再生するコマンドを再生装置4に出力する。そしてステップST75において、転送が終わった時点で1倍速再生を開始する。
図16〜図18に示すように、第1具体例より第2具体例の方が、第2具体例より第3具体例の方が、3倍速再生のフレームが少なくて済む。
図20は、本発明の実施形態に係わるデータ処理システムの変形例を説明するための図である。
本実施形態に係るデータ処理システム1aは、再生装置4aのデコーダとして、複数のデコーダ、例えば図20に示すように、デコーダ34_1〜34_3を用いる場合にも適用できる。
相違点のみ簡単に説明する。
再生装置4aは、例えば、PCIブリッジ30、入力用メモリ32、デコーダ34_1〜34_3、再生用メモリ36_1〜36_3、セレクタ38、制御用メモリ40、CPU42および制御バス46を有する。
デコーダ34_1,34_2,34_3は、CPU42の制御に従って、PCIブリッジ30を介して入力用メモリ32から読み出したピクチャデータをMPEG方式でデコードしてそれぞれ再生用メモリ36_1〜36_3に書き込む。
具体的には、デコーダ34_1,34_2,34_3は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたIピクチャデータを、他のピクチャデータのデコード結果を参照しないでデコードする。
また、デコーダ34_1,34_2,34_3は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたPピクチャデータを、時間的に過去に位置し且つ既にデコード結果がそれぞれ再生用メモリ36_1〜36_3に記憶されたIまたはPピクチャデータのデコード結果を参照してデコードする。
また、デコーダ34_1,34_2,34_3は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたBピクチャデータを、時間的に前後に位置し且つ既にデコード結果がそれぞれ再生用メモリ36_1〜36_3に記憶されたIまたはPピクチャデータのデコード結果を参照してデコードする。
デコーダ34_2,34_3は、デコーダ34_1と同じ構成を有し、PCIブリッジ30を介して入力した画像データをMPEG方式でデコードしてそれぞれ再生用メモリ36_2,36_3に書き込む。
つまり、デコーダ34_1,34_2,34_3は、デコード処理を必要に応じて分散処理を行うことにより、高速にデコード処理を行う。
セレクタ38は、CPU42からの制御に従って、再生用メモリ36_1,36_2,36_3から読み出されたデコード後の画像データを切り換えて選択して画像データS38として再生出力する。
その他の動作は、上述した実施形態と略同じであるので説明を省略する。
上述したように、データ処理システム1によれば、高速から低速への再生速度変更指示が出された場合に、予めコンピュータ2から再生装置4に出力しておいたピクチャデータを用いて、中間の再生速度で再生を開始し、その間に不足分のみをコンピュータ2から再生装置4に出力する。そのため、高速から低速への再生速度変更指示が出されてから、短時間でスムーズに変更後の低速再生を行うことができる。
上述した効果は、ピクチャデータがHD(High Definition)画像などデータ量が大きい場合や、通常のGOPに比べて1GOP内のピクチャデータ数が多いlongGOPを採用する場合に特に顕著である。
すなわち、ピクチャデータがHD画像である場合に、高速から低速への速度変更の発生により、コンピュータ2から再生装置4にピクチャデータを再伝送するペナルティは大きい。データ処理システム1によれば、上述したように、高速から低速への速度変更指示が発生した場合に、その中間の速度の再生を即座に行うことができる。
また、I,P,Bなどの参照構造を用いたピクチャデータでは、高速から低速への速度変更によって次にデコードに必要なピクチャデータが全て揃うまでに時間を要する。この傾向は、longGOPを採用した場合には特に強くなる。本実施形態では、上述したように速度変更直後に必要となる複数のピクチャデータを、一定の条件で再生装置4に保持させることができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
また、上述した実施形態では、符号化方式としてMPEGを例示したが、H.264/AVC(Advanced Video Coding)などにも同様に適用可能である。
上述の実施形態においては、圧縮映像のデータがHDD12に記憶されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、入出力インタフェース等を介して、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気ディスク等の種々の記録媒体に適用することもできる。さらに、その接続形態は、ケーブル等を介して接続するに限らず、例えば外部から有線または無線で接続されるように、その他種々の接続形態で接続するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、一連の処理をそれぞれの機能を有するハードウェアにより実行させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ソフトウェアにより実行させるようにしても良い。このとき、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータに対して、各種プログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能となり、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに例えば記録媒体からインストールされる。そしてこの記録媒体は、例えば光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気ディスク等の種々の記録媒体を含むことは言うまでもない。また例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに例えばインターネット等のネットワークを介してダウンロードすることによって、各種プログラムをインストールするようにしても良い。
また、上述の実施形態においては、再生速度は特に限定されず、任意の可変速再生動作時における再生速度の具体的処理について広く適用することができる。
なお、上述の実施形態において、コンピュータ2のCPU20は、最大転送レートより再生装置4による再生レートが遅いか否かを判断して、判断結果に応じた処理を行ったが、この形態に限られるものではない。例えば、CPU20は、デバイスに依存する転送レート(転送速度)や、予め設定した転送レートを基準として、上述した判断を行っても良い。
また、本実施形態のブロック構成は一例であり、図示したものには限定されない。
さらに、HDD12に記録されている圧縮符号化データに対して、HDD12から読み出すデータとして有効であるか否かを示す読み出し用のフラグ群、デコードのスケジューリングにおいて有効であるか否かを示すデコード用のフラグ群、デコードされたデータを表示するスケジューリングにおいて有効であるか否かを示す表示用のフラグ群等をメタデータとして適宜設け、一連のフラグ群を再生速度・方向に応じて自動的に更新することによりスケジューリングを管理することも可能である。
このとき、過去の可変速再生処理に用いた一連のスケジューリング、フラグ群の更新情報を、別途スケジューリングのメタデータ(履歴情報)として管理することも可能であり、必要に応じて、圧縮符号化データ中にシンタックスとして記述したり、記録媒体であるHDD12等に別途記録したりしても良い。
また、デコーダ数、バンク数、デコーダID等をメタデータ(構成履歴情報)として管理することも可能である。さらに、再生速度、再生方向等をメタデータ(再生履歴情報)として管理することも可能である。このとき、これらメタデータを、必要に応じて圧縮符号化データ中にシンタックスとして記述したり、記録媒体であるHDD12等に別途記録したりしても良い。
このようなメタデータ(履歴情報)を参照することにより、過去の行われたスケジューリング処理を・再利用することができ、更に正確に高速に実行することが可能となる。
なお、このようなメタデータは、例えばデータベースのとして外部装置で管理するような構成にしてもよい。
なお、上述の実施の形態においては、デコーダ34_1(34_2,34_3)が、HDD12に記録されている圧縮符号化データを、完全にデコードしない(中途段階までデコードする)場合においても、本発明は適用可能である。
具体的には、例えば、デコーダ34_1(34_2,34_3)が、可変長符号に対する復号および逆量子化のみを行い、逆DCT変換を実行しない場合や、逆量子化を行うが可変長符号に対する復号を行わない場合などにおいても、本発明を適用することができる。このような場合、例えば、デコーダ(34_2,34_3)は、例えば符号化処理および復号処理においてどの段階(例えば逆量子化の段階)まで処理が行われたかを示す履歴情報を必要に応じて生成し、不完全に復号されたデータに対応付けて出力することができるようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態においては、HDD12に、不完全に符号化されたデータ(例えば、DCT変換および量子化が行われているが、可変長符号化処理が行われていないデータなど)と、必要に応じて、符号化処理および復号処理の履歴情報が記憶されており、デコーダ(34_2,34_3)が、CPU20の制御に基づいて、供給された不完全に符号化されたデータをデコードし、ベースバンド信号に変換することができるような場合においても、本発明は適用可能である。
具体的には、デコーダ34_1(34_2,34_3)が、例えば、DCT変換および量子化が行われているが、可変長符号化処理が行われていない不完全に符号化されたデータに対して、逆DCT変換および逆量子化のみを行い、可変長符号に対する復号は実行しない場合などにおいても、本発明を適用することができる。
また、このような場合、例えば、CPU20は、不完全に符号化されたデータに対応付けられてHDD12に記憶されている符号化処理および復号処理の履歴情報を取得し、これらの情報に基づいて、デコーダ34_1(34_2,34_3)によるデコードのスケジューリングを行うことができるようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態においては、HDD12に、不完全に符号化されたデータと、必要に応じて、符号化処理および復号処理の履歴情報が記憶されており、デコーダ34_1(34_2,34_3)が、CPU20の制御に基づいて、供給された不完全に符号化されたデータを完全にデコードしない(中途段階までデコードする)場合においても、本発明は適用可能である。
また、このような場合も、例えば、CPU20は、不完全に符号化されたデータに対応付けられてHDD12に記憶されている符号化処理および復号処理の履歴情報を取得し、これらの情報に基づいて、デコーダ34_1(34_2,34_3)によるデコードのスケジューリングを行うことができるようにしても良い。更に、この場合においても、デコーダ34_1〜34_3は、符号化処理および復号処理の履歴情報を必要に応じて生成し、不完全に復号されたデータに対応付けて出力することができるようにしても良い。
換言すれば、デコーダ34_1(34_2,34_3)が、CPU20の制御に基づいて、部分的な復号を行う(復号処理の工程のうちの一部を実行する)場合においても、本発明は適用可能であり、CPU20は、不完全に符号化されたデータに対応付けてHDD12に記憶されている符号化処理および復号処理の履歴情報を取得し、これらの情報に基づいて、デコーダ34_1(34_2,34_3)によるデコードのスケジューリングを行うことができ、デコーダ34_1(34_2,34_3)は、符号化および復号の履歴情報を必要に応じて生成し、不完全に復号されたデータに対応付けて出力することができるようにしても良い。
更に、HDD12には、圧縮符号化されたストリームデータに対応付けて、更に、符号化お処理よび復号処理の履歴情報を記録するようにしても良く、CPU20は、圧縮符号化されたストリームデータのデコードのスケジューリングを、符号化処理および復号処理の履歴情報に基づいて行うようにしても良い。さらに、デコーダ34_1(34_2,34_3)が、CPU20の制御に基づいて、圧縮符号化されたストリームデータをデコードして、ベースバンド信号に変換することができるような場合においても、符号化および復号の履歴情報を必要に応じて生成し、ベースバンド信号に対応付けて出力することができるようにしても良い。
なお、上述の実施の形態においては、再生装置4が、それぞれ、複数のデコーダを有しているものとして説明したが、デコーダが、それぞれ、独立した装置として構成されている場合においても、本発明は適用可能である。
このとき、独立した装置として構成されているデコーダは、圧縮符号化データの供給を受けてこれを復号し、表示または出力するのみならず、上述した場合と同様にして、圧縮符号化データの供給を受け、中途段階まで部分的に復号して、符号化および復号の履歴情報とともに外部に出力したり、部分的に符号化されたデータの供給を受け、復号処理を行い、ベースバンド信号に変換して外部に出力したり、部分的に符号化されたデータの供給を受け、中途段階まで部分的に復号して、符号化および復号の履歴情報とともに外部に出力するようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態においては、CPU20およびCPU42がそれぞれ別の形態で構成されているが、CPUの構成は、これに限らず、例えば、CPU20およびCPU42を、再生装置4全体を制御する1つのCPUとして構成する形態も考えられる。また、CPU20およびCPU42がそれぞれ独立して構成されている場合であっても、CPU20およびCPU42を1つのチップとして構成するようにしてもよい。
更に、CPU20およびCPU42がそれぞれ独立して構成されている場合、上述の実施の形態においてCPU20が実行した処理の少なくとも一部を、例えば、時分割で、CPU42が実行することができるようにしたり、CPU42が実行した処理の少なくとも一部を、例えば、時分割で、CPU20が実行することができるようにしてもよい。すなわち、CPU20およびCPU42には、分散処理が可能なプロセッサを用いるようにしても良い。
また、例えば、再生装置4をネットワークに接続可能な構成とし、上述の実施の形態において、CPU20またはCPU42が実行した処理の少なくとも一部を、ネットワークを介して接続されている他の装置のCPUにおいて実行させることができるようにしても良い。
同様に、上述の実施の形態においては、メモリ32,40等がそれぞれ別の形態で構成されているが、これに限らず、これらのメモリを再生装置4において1つのメモリとして構成する形態も考えられる。
さらに、上述の実施の形態においては、HDD12、デコーダ34_1〜34_3、および、セレクタ38を、それぞれ、ブリッジおよびバスを介して接続し、再生装置として一体化されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、これらの構成要素のうちの一部が、外部から有線または無線で接続される場合や、これらの構成要素が、この他、種々の接続形態で相互に接続される場合にも適用することができる。
さらに、上述の実施の形態においては、圧縮されたストリームデータがHDDに記憶されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気ディスク等の種々の記録媒体に記録されたストリームデータに対して再生処理を行う場合にも適用することができる。
さらに、上述の実施の形態においては、CPU42、メモリ32、メモリ40、デコーダ34_1(34_2,34_3)、および、セレクタ38を、同一の拡張カード(例えば、PCIカード、PCI−Expressカード)に搭載する形態に限らず、例えばPCI−Expressなどの技術によりカード間の転送速度が高い場合には、これらの構成要素を、それぞれ別の拡張カードに搭載するようにしてもよい。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かを問わない。
本発明は、被再生データを再生するシステムに適用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係わるデータ処理システムの全体構成図である。 図2は、図1に示すデータ処理システムでデコード対象となる被再生データENCを説明するための図である。 図3は、図1に示すコンピュータから再生装置に出力される転送完了通知を説明するための図である。 図4は、図1に示すデータ処理システムの全体動作例を説明するためのフローチャートである。 図5は、図1に示すデータ処理システムの全体動作例を説明するための図4の続きのフローチャートである。 図6は、図1に示すデータ処理システムの再生レートを指定時の動作を説明するためのフローチャートである。 図7は、図1に示すデータ処理システムのコンピュータが再生装置にデータ転送する際のデータの優先順位を説明するための図である。図7(a)はI,P,Bピクチャデータの優先度の一具体例を説明するための図である。図7(b)は、I,P,Bピクチャデータの優先度に応じた出力形態の一具体例を説明するための図である。 図8は、図1に示すデータ処理システムの再生レート変更時の動作の一具体例を説明するためのフローチャートである。 図9は、図8に示したステップST35において最大転送レートよりも低速再生レートから高速再生レートへ変更時のデータ処理システムの動作の一具体例を説明するための図である。 図10は、図8に示したステップST36における最大転送レートよりも高速再生レートから低速再生レートへ変更時の低速変更処理の第1具体例を説明するためのフローチャートである。 図11は、図10に示した低速変更処理の第1具体例を説明するための図である。 図12は、図8に示したステップST36における最大転送レートよりも高速再生レートから低速再生レートへ変更時の低速変更処理の第2具体例を説明するためのフローチャートである。 図13は、図11に示した低速変更処理の第2具体例を説明するための図である。 図14は、図8に示したステップST36における最大転送レートよりも高速再生レートから低速再生レートへ変更時の低速変更処理の第3具体例を説明するためのフローチャートである。 図15は、低速変更処理の第3具体例を説明するための図である。 図16は、第1具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合を例示するための図である。 図17は、第2具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合を例示するための図である。 図18は、第3具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合を例示するための図である。 図19は、第1具体例においてデコード済みアンカーフレームを再生する場合のフローチャートである。 図20は、本発明の実施形態に係わるデータ処理システムの変形例を説明するための図である。
符号の説明
1…データ処理システム、2…コンピュータ、4…再生装置、12…HDD、14…ブリッジ、16…メモリ、18…ブリッジ、19…操作部、20…CPU、30…PCIブリッジ、32…入力用メモリ、34_1,34_2,34_3…デコーダ、36_1,36_2,36_3…再生用メモリ、38…セレクタ、40…制御用メモリ、42…CPU

Claims (12)

  1. 被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置において、
    再生レートを変更する変更指示の入力を受ける操作部と、
    前記操作部に入力された前記変更指示に従って、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送し、前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する
    データ処理装置。
  2. 前記制御部は、前記変更指示を受けて、再生中のピクチャデータを含む前記被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置の入力用メモリに既に書き込まれたピクチャデータを除くデータを前記再生装置に出力し、前記入力用メモリに既に書き込まれたピクチャデータを除く前記データの出力が再生中のピクチャデータの次のピクチャデータの再生に間に合わなかった場合に、前記当該再生中のピクチャデータに相当する前記被再生データを構成するすべての複数のピクチャデータを前記再生装置に出力しながら、前記再生装置に前記入力用メモリに書き込まれた前記ピクチャデータを前記再生装置に再生レートの指定なしに全て再生させ、前記再生装置によって再生中である前記ピクチャデータの次のピクチャデータに対応するピクチャデータが前記再生装置に出力されたことを条件に、前記再生装置によって再生中である前記ピクチャデータの次のピクチャデータに対応する前記ピクチャデータから前記被再生データに応じた再生を、前記再生装置に前記再生レートで行わせる
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記制御部は、前記入力用メモリに既に書き込まれたピクチャデータを除く前記データの出力が再生中のピクチャデータの再生に間に合わなかった場合に、前記再生装置による再生を一時停止させ、前記出力が完了した時点で前記再生装置に前記再生レートで前記被再生データに応じた再生を行わせる
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記制御部は、前記変更指示を受けて、前記再生装置による再生中のピクチャデータの次のピクチャデータに相当する前記被再生データを構成する全ての複数のピクチャデータを前記再生装置に出力し、前記再生装置に前記再生レートで前記被再生データに応じた再生を行わせる
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記制御部は、前記ピクチャデータを前記再生装置の入力用メモリに書き込ませ、当該入力用メモリに書き込まれたピクチャデータを、指定した再生レートでデコードして再生させる
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記制御部は、前記ピクチャデータを前記再生装置の入力用メモリに書き込ませる場合に、前記再生装置が前記入力用メモリから前記ピクチャデータを読み出して再生する際に参照する管理情報を生成し、当該生成した管理情報を前記再生装置に出力する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 前記再生装置に格納されているピクチャデータは、アンカーフレームであり、前記制御装置は、前記再生フレームに応じてアンカーフレームのみを再生する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置と、
    再生レートを変更する変更指示の入力を受ける操作部と、前記操作部に入力された前記変更指示に従って、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する制御部と、を有するデータ処理装置と、
    を有し、
    前記データ処理装置の前記制御部は、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送し、前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する
    データ処理システム。
  9. 前記再生装置は、前記データ処理装置の前記制御部により出力された前記ピクチャデータを格納する入力用メモリと、
    前記入力用メモリにより格納された前記ピクチャデータをデコードして、前記再生レートに応じて再生出力するデコーダと、
    を有する請求項に記載のデータ処理システム。
  10. 被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置の処理方法は、
    前記データ処理装置の制御部が、再生レートを変更する変更指示の入力を受けた場合に、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する第1の工程と、
    前記制御部が、前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送する第2の工程と、
    前記制御部が、前記第の工程において前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する第の工程と、
    を有するデータ処理方法。
  11. 被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置が実行するプログラムは、
    再生レートを変更する変更指示の入力を受けた場合に、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する第1の手順と、
    前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送する第2の手順と、
    前記第の手順において前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する第3の工程と、
    を前記データ処理装置に実行させるプログラム。
  12. 被再生データを構成する複数のピクチャデータを再生レートに応じて再生する再生装置に、前記ピクチャデータを所定の転送レートで転送するデータ処理装置が実行するプログラムを記録した記録媒体は、
    再生レートを変更する変更指示の入力を受けた場合に、前記再生装置に前記ピクチャデータを転送する転送レートより前記再生装置による前記ピクチャデータの再生レートが遅いか否かを判断し、当該判断の結果、前記転送レートより前記再生レートが遅いと判断した場合に、前記被再生データを構成する全てのピクチャデータを前記再生装置に出力する第1の手順と、
    前記操作部が転送レートより早い再生レートから転送レートより遅い再生レートに変更する変更指示を受けた場合に、前記再生装置により再生されているピクチャデータを含む被再生データを構成するピクチャデータの内、前記再生装置に格納されているピクチャデータを除くピクチャデータを、前記再生装置に転送する第2の手順と、
    前記第の手順において前記再生装置に転送されるピクチャデータの転送タイミングが、前記再生装置により再生されるピクチャデータの次のピクチャデータの再生するタイミングに間に合う場合に、前記被再生データを前記再生レートで再生するように、前記再生装置を制御する第3の工程と、
    を前記データ処理装置に実行させるプログラムを記録する記録媒体。
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