JP4276391B2 - 高級無方向性電磁鋼板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄リサイクルを可能にする成分系を前提として、鉄損の優れた高級無方向性電磁鋼板を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
地球資源が枯渇するかも知れないとの近未来的な状況の中で、いろいろな分野で資源の再利用の動きが急である。このため、鉄鋼業でも各種の鉄スクラップ−例えば、自動車、洗濯機、エアコンなど−を製鉄原料として利用する必要が生じてきている。このためには、従来、有害とされてきたCu,Ni,Cr,Snなどを積極的に利用する必要性が生じている。
周知の如く、無方向性電磁鋼板には100年の歴史があるが、そこで払われてきた工業的な努力は、SiとAl以外の不純物とされるC,S,N,Ti,Nbなどを如何に低減するかの歴史に尽きると言っても過言ではない。このため、鉄リサイクルで増加するCu,Sn,Ni,Crなども、特に高級品には必要ないものとして長い間考えられてきた。
【0003】
一方で、同じ地球資源問題から、エネルギーの無駄づかいをなくそうとの動きも強まっている。モータの分野でも、例えば、一般家庭用のエアコンに見られるように、消費電力低下による電気代が安いものが求められている。このため、無方向性電磁鋼板には鉄損が少ないものが求められている。
特開平7−268568号公報および特開平11−293338号公報で、我々は、これらCu,Sn,Ni,Crの有効活用技術を提案した。しかしながら、特に製品板厚の薄くて、且つ、SiとAl量とが多い成分系で、高周波鉄損のバラツキが大きい問題があった。その原因は不明であった。
なお、特開平8−97023号公報では、Sbを添加することで、酸化層を少なくして磁気特性を改善することが開示されている。しかし、Sbは高価な上、人体に有害でもあること、また、酸化層を少なくした状態においても磁気特性、特に高周波鉄損特性が改善されない場合があった。
【0004】
【課題を解決するための課題】
本発明は上記の点に鑑み、地球環境問題からの鉄スクラップの積極活用と同時に、課題であった、高級無方向性電磁鋼板の高周波鉄損を改善する無方向性電磁鋼板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成からなる。
(1)質量%で、
C ≦0.004%、 Si:1.6〜3.5%、
Mn≦1%、 P ≦0.05%、
S ≦0.0035%、 Al:0.1〜3%、
N ≦0.004% Cu:0.05〜1%、
Ni:0.005〜0.2%、 Cr:0.01〜0.2%、
Sn:0.003〜0.1%
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、製品厚み0.1〜0.4mm、平均結晶粒径が40〜170μmで、絶縁被膜を除去した表面状態での鋼板表面の内部酸化量と外部酸化量が下式で表されることを特徴とする高級無方向性電磁鋼板。
鋼板表面の内部酸化量×0.20/板厚≦200
20≦鋼板表面の外部酸化量×0.20/板厚≦500
ただし、酸化量はT−Oで表す:ppm 、板厚:mm
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明者らは、いわゆる熱延板焼鈍を有する無方向性電磁鋼板の製造方法において、種々の研究を鋭意重ねた結果、絶縁被膜を除去した表面状態での鋼板表面の内部酸化量と外部酸化量を規定することによって、鉄損特性の優れた高級無方向性電磁鋼板を製造することに成功した。
【0007】
本発明者らは、高周波励磁における鉄損の改善を考える場合、主磁束が鋼板表面近傍を流れることから、鋼板表面をいかに制御するかが重要であると考えた。特に本発明のCu,Sn,Ni,Cr複合含有系では、鋼板表面の酸化が生じ易い。そこで焼鈍条件変更による酸化を抑制することを志向したが、高周波鉄損が大きく改善されない結果となり、詳細な調査をした。その結果、焼鈍雰囲気中の窒素が鋼中に進入して、窒化による鉄損劣化が生じていることが明らかになった。
そこで、本発明者らは、鋼板の窒化を防ぐとともに、鉄損に影響をおよぼしにくいような酸化の形態制御を検討した。その結果、適度な外部酸化層は、窒化を防止するとともに、地鉄界面の凹凸が内部酸化層と比べて、極めて少ないため、主磁束が鋼板表面近傍を流れる高周波励磁における鉄損の改善を図ることに成功した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
C量を0.004%以下に規定したのは、これを超える量では磁気時効が生じるからである。
【0009】
Si量を1.6〜3.5%に規定したが、Siは鉄損を小さくするのに有効で、1.6%未満では高周波鉄損が不満である。また,3.5%超では、冷間脆化で打ち抜きの鋼板割れが生じるので、避ける。
【0010】
Mn量は、1%以下とする。Mnは熱間割れを防止する作用があるが、多すぎると添加コストの問題もあるので、1%以下とする。
【0011】
P量は、0.05%以下に制限する。Pも結晶粒成長を阻害して、製品結晶粒径を細粒化するため少ない方が好ましいが、この限界が0.05%である。
【0012】
S量は、0.0035%以下とする。Sは、硫化物を形成して高周波鉄損を劣化させる。この限界が0.0035%である。
【0013】
Al量は、0.1〜3%とする。Alは鉄損を小さくするが、0.1%未満では鉄損が不満で、また、3%超では、冷間脆化で打ち抜きの鋼板割れが生じるので、避ける。
【0014】
N量は、0.004%以下とする。Nは、窒化物を形成して鉄損を劣化させる。この限界が、0.004%である。
【0015】
Cu量は、0.05〜1%とする。鉄スクラップの有効活用の意味は、0.05%以上のCuであり、また、1%を越えるとCuへげと称される熱延での鋼板表面割れが発生するので避ける。特にこのCuへげは、Snが0.003%以上含有される系で発生しやすいので注意を要する。
【0016】
Ni量は、0.005〜0.2%とする。鉄スクラップの有効活用の意味は、0.005%以上のNiであり、また、0.2%を越えると結晶粒成長が阻害されるため不可とする。
【0017】
Cr量は、0.01〜0.2%とする。鉄スクラップの有効活用の意味は、0.01%以上のCrであり、また、実用上、鉄スクラップから0.2%を越えることはないので、0.01〜0.2%とする。
【0018】
Sn量は、0.003〜0.1%とする。鉄スクラップの有効活用の意味は、0.003%以上のSnであり、また、実用上、鉄スクラップから0.1%を越えることはないので、上限を0.1%とする。
【0019】
その他の元素として、集合組織を改善するための公知のB,Moなどを添加しても本発明として有害なものではない。但し、添加コストの問題があるので、それぞれ0.1%以下が好ましい。また、公知の有害元素、Ti,Nbは0.01%以下が好ましい。また、本発明は高価なSbを添加しないので、製鋼作業の不可避的不純物としてのSb量は、0.01%未満である。
【0020】
製鋼で上記の成分に調整された連続鋳造スラブは、通常の熱間圧延を行われて熱延板とされる。
【0021】
熱延板は、次いで、焼鈍されても良いし焼鈍されなくても良い。熱延板焼鈍を実施したほうが、磁束密度が改善されるが本発明の目的は鉄損改善なので、熱延板焼鈍を省略することも可能である。熱延板焼鈍は、通常の800〜1200℃が好ましい。
【0022】
次いで、冷延を行ってから、焼鈍を実施する。焼鈍後の鋼板の平均結晶粒径は、40μm以上、170μm以下とする。40μm未満でも、170μm超でも高周波鉄損が悪くなる。結晶粒径を制御するためには、通常の温度×時間制御をすればよい。
【0023】
本発明のポイントである鋼板表面の内部酸化量は、下式の範囲に制御する必要がある。
鋼板表面の内部酸化量×0.20/板厚≦200
ただし、鋼板表面の内部酸化量はT−Oで表す:ppm 、板厚:mm
鋼板表面の内部酸化量が上記範囲を越えると、鉄損の劣化が大きいためである。ここでいう鋼板表面の内部酸化量とは、図1(a)に示すような、地鉄合金内に拡散し、固溶した酸素が、主として溶媒金属より酸化されやすい溶質金属と反応した量のことで、Si,Al,Mnなどがリッチの酸化層のことである。
【0024】
鋼板表面の内部酸化量に関係する酸化層は、地鉄と境界面の凹凸が一般的に大きいので、基本的に磁束の流れを阻害して、鉄損を著しく劣化させると考えられる。したがって、その量は少なければ少ないほどよいと考えられる。即ち、鋼板表面の内部酸化量×0.20/板厚≦200を逸脱すると、ヒステリシス損失が著しく増大して、鉄損を著しく劣化すると考えられる。なお、内部酸化量の下限についてはゼロも含み、内部酸化がゼロで外部酸化のみの状態でも本発明は含まれる。
【0025】
さらに鋼板表面の外部酸化量は、下式の範囲に制御する必要がある。
20≦鋼板表面の外部酸化量×0.20/板厚≦500
ただし、鋼板表面の外部酸化量はT−Oで表す:ppm 、板厚:mm
鋼板表面の外部酸化量が上記範囲を越えると、鉄損の劣化が大きいためである。ここでいう鋼板表面の外部酸化量とは、図1(b)に示すような、地鉄合金内の溶質元素の外方拡散によって生じる酸化層の量のことである。
【0026】
鋼板表面の外部酸化量は上述したように、ある適正範囲があるが、20≦鋼板表面の外部酸化量×0.20/板厚を逸脱した場合は、鋼板に焼鈍雰囲気からの窒化が生じ、これが磁束の流れを阻害して、鉄損を著しく劣化させていると考えられる。
一方、鋼板表面の外部酸化量×0.20/板厚≦500を逸脱した場合は、鋼板断面に占める非磁性物としての割合が多くなるため、鉄損特性に影響を及ぼすと考えられる。
【0027】
これらの鋼板表面の内部酸化量、外部酸化量は、鋼板断面の研磨面をSEM−EDAXで、5000倍以上の倍率で、まず、それぞれの酸化層として同定して、その後、その部分を化学分析することによって得ることができる。具体的には、製品板全体のT−O量を分析して、その後SEM−EDAXで、鋼板表面の酸化層が外部酸化層か内部酸化層かを観察する。SEM−EDAXの観察結果、内部酸化層と外部酸化層が共存している場合は、酸洗で外部酸化層を除去した後のT−O量を分析して、内部酸化量とし、前記製品板全体のT−O量との差を外部酸化量とした。なお、鋼板表面の内部酸化量、外部酸化量を制御する方法としては、例えば、PH2 O/PH2 制御がある。
【0028】
鋼板表面の内部酸化量、外部酸化量が、鉄損特性に影響を及ぼす理由を、本発明者らは以下のように考えている。
【0029】
鋼板表面の内部酸化量に関係する酸化層は、地鉄と境界面の凹凸が一般的に大きいので、基本的に磁束の流れを阻害して、鉄損を著しく劣化させると考えられる。したがって、その量は少なければ少ないほどよいと考えられる。即ち、上述した範囲を逸脱すると、ヒステリシス損失が著しく増大して、鉄損を著しく劣化すると考えられる。
【0030】
一方、鋼板表面の外部酸化量は上述したように、ある適正範囲があるが、適正酸化量未満の場合は、鋼板に焼鈍雰囲気からの窒化が生じ、これが磁束の流れを阻害して、鉄損を著しく劣化させていると考えられる。
【0031】
しかし、適正量以上では、鋼板断面に占める非磁性物としての割合が多くなるため、鉄損特性に影響を及ぼすと考えられる。
【0032】
再結晶焼鈍後は、通常の絶縁皮膜が塗布乾燥されて出荷される。出荷された後は、打ち抜き、積層固定され、そのまま、または焼鈍されて(特に固定子が、磁性改善のために焼鈍される場合がある)モータコアや小型トランスコアとなる。
以下、実施例で説明する。
【0033】
【実施例】
(実施例1)
30kg真空溶解を実施して、表1に示す各種成分のインゴットを作成した。これを1050℃に加熱してから、10mm厚の鋼片に分塊した。次いで、更に、1050℃に加熱してから、1.8mmの熱延板を作成した。次いで、1100℃で30秒均熱の窒素中焼鈍を行ってから大気中放冷した。酸洗後、冷延して0.35mm厚とした。次いで、脱脂して、1000℃で30秒の焼鈍を、PH2 0/PH2 を0.01〜0.50に変化させて実施した。100mm角試料を切り出してから、圧延方向とそれと直角の方向の400Hz 鉄損を測定し、平均して表1に示した。また、鋼板断面の平均結晶粒径を圧延方向の直線をよこぎる結晶粒径の粒界個数をカウントして求めた。さらにSEM−EDAXで、鋼板表面の酸化層が内部酸化層か外部酸化層であるかを同定して、化学分析によって、その量を調べた。定量化は、次の通りに行った。まず、製品板全体のT−O量(total酸素量) を分析して、その後SEM−EDAXで、鋼板表面の酸化層が外部酸化層か内部酸化層かを観察する。SEM−EDAXの観察結果、内部酸化層と外部酸化層が共存している場合は、酸洗で外部酸化層を除去した後のT−O量を分析して、内部酸化量とし、前記製品板全体のT−O量との差を外部酸化量とした。
【0034】
【表1】
Figure 0004276391
【0035】
表1に示すように、本発明の成分範囲を外れるもの、内部および外部酸化量をはずれるものは、鉄損特性が不良となった。なお、製品での成分分析も実施したが、インゴットでの分析結果と同じであった。
【0036】
(実施例2)
質量%で、0.0035%C、2.2%Si、0.18%Mn、0.01%P、0.0035%S、2.1%Al、0.0015%N、0.001%Nb、0.5%Cu、0.08%Sn、0.08%Ni、0.11%Cr、0.001%Ti、0.002%Mo、0.001%V、0.0001%B、0.0002%Sbを含むスラブを1050℃で加熱してから、2.5mm厚の熱延コイルを製造した。次いで、850℃×10秒の窒素中焼鈍をして、酸洗した。酸化層を調査したが、認められなかった。次いで、0.2mmまで冷延し、脱脂後、均熱温度を表2のように変更して10秒均熱の焼鈍を、PHO/PHを0.01〜0.50に変化させて実施した。次いで、有機、無機混合の絶縁皮膜を1μm厚で焼き付けした。次いで、エプスタイン試料に切断してから、磁気特性を測定した。 また、鋼板表面の内部酸化量、外部酸化量、結晶粒径を実施例1に示した方法で測定して、表2に示した。
【0037】
【表2】
Figure 0004276391
【0038】
表2に示すように、本発明範囲の結晶粒径、鋼板表面の内部酸化量、外部酸化量で優れた磁気特性が得られた。
【0039】
(実施例3)
表3に示すように、SiとAl量とを調整した連続鋳造スラブを供試材として用いた。その他の成分としては、実験No.1〜9については、0.002%C、0.2%Mn、0.03%P、0.0002%S、0.0009%N、0.25%Cu、0.04%Sn、0.05%Ni、0.05%Crに固定した。また、実験No.10と11のみ、0.001%C、0.2%Mn、0.03%P、0.0002%S、0.0009%Nで、Cu、Sn、Ni、Crについてはそれぞれ0.0002%以下とした。
このスラブを1100℃で加熱してから、1.6mm厚の熱延コイルを製造した。次いで、900℃で60秒の焼鈍をN 中で実施した。酸洗してから、0.25mmまで冷延した。この冷延板で表層酸化層を観察調査したが、酸化層は存在しなかった。脱脂後、1100℃×20秒の均熱焼鈍を、PHO/PHを0.01〜0.50に変化させて実施した。
その後、絶縁皮膜(クロム酸、マグネシュウム、アクリル系の半有機皮膜)を約1.5μm厚焼き付けた。また、エプスタイン試験片で磁気特性を測定した。鋼板表面の内部酸化量、外部酸化量は実施例1で示した方法で調べた。なお製品の平均結晶粒径は、いずれも150〜155μmであった。
【0040】
【表3】
Figure 0004276391
【0041】
表3に示すように、成分、鋼板表面の内部酸化量、外部酸化量を本発明範囲に制御したものは、優れた鉄損特性を示した。なお、最終の鋼板の成分をチェックしたが、スラブ成分と同一であった。
【0042】
【発明の効果】
地球環境問題からの鉄スクラップを積極活用し、同時に、高周波鉄損特性を改善した無方向性電磁鋼板およびその製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化層の形態を模式的に示し、(a)は内部酸化、(b)は外部酸化を示す。

Claims (1)

  1. 質量%で、
    C ≦0.004%、
    Si:1.6〜3.5%、
    Mn≦1%、
    P ≦0.05%、
    S ≦0.0035%、
    Al:0.1〜3%、
    N ≦0.004%
    Cu:0.05〜1%、
    Ni:0.005〜0.2%、
    Cr:0.01〜0.2%、
    Sn:0.003〜0.1%
    を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、製品厚み0.1〜0.4mm、平均結晶粒径が40〜170μmで、絶縁被膜を除去した表面状態での鋼板表面の内部酸化量と外部酸化量が下式で表されることを特徴とする高級無方向性電磁鋼板。
    鋼板表面の内部酸化量×0.20/板厚≦200
    20≦鋼板表面の外部酸化量×0.20/板厚≦500
    ただし、酸化量はT−Oで表す:ppm 、板厚:mm
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