JP4274607B2 - カメラボディの露出制御方法、及び交換レンズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
イメージサイズの異なる少なくとも2種類のカメラボディと、これらボディに共用できる交換レンズとを有するカメラシステムにおいて使用される交換レンズ、及びカメラボディの露出制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
同一カメラシステム内に、銀塩フィルムを使用するカメラボディと、CCD等の撮像素子を使用するカメラボディという記録媒体の異なる2種類のカメラボディおよび、これら両ボディに共通に使用できる交換レンズを有するカメラシステムについては、例えば、写真工業1998年4月号(P97 〜P100)などで既に公知な技術である。
このような両カメラボディに対し交換レンズを共用する際に、両カメラボディにおいて著しい画角の差が無く且つ違和感無く使えるようにするためには、両者のイメージサイズ(撮影画面の大きさ)を揃えることが望ましい。
【0003】
ところで、銀塩フィルムのイメージサイズは、135フォーマットのロールフィルムを使用した場合、イメージサイズが36mm×24mmの大きさであり、IX240カートリッジ・フィルムを使用した場合でも、Hタイプの場合では、27.4mm×15.6mmである。従って、デジタルカメラボディでこれと同じ画角を得るためには次の2つの方法が考えられる。例えば、
▲1▼ 同じイメージサイズの撮像素子を使用する方法;
▲2▼ 結像面の後方に縮小光学系を用いてイメージサイズを縮小し、小さな撮像素子を使用する方法;。
【0004】
しかし、方法▲2▼は、小さなCCDを使用できる利点をもつ反面、縮小光学系に空間を必要とする故、カメラは大型化し重量が増加するデメリットをもつ。一方、方法▲1▼は、カメラの大きさや重量の点では有利であるが、大きなサイズの撮像素子を必要とし、コストアップにつながるというデメリットをもつ。
【0005】
また、CCD等の撮像素子を大きくする場合、半導体製造工程により次の条件がある。すなわち、チップサイズが大きくなる程、単純に面積比から考えて半導体ウエハからの取数が減るのでコストアップにつながる。また、チップサイズが大きくなる程、チップの歩留りが悪くなるのでコストアップにつながる。更に、半導体ウエハは通常円形であり、一方、撮像素子は通常四角形であるので、チップサイズが大きくなる程、周辺部での無駄が大きくなりコストアップにつながる。
【0006】
以上により、現状の半導体製造技術を前提とした場合、両者のイメージサイズ(撮影画面の大きさ)を揃えることをあくまでも固執するのではなく、コストとのバランスを考慮し、撮像素子の大きさを銀塩フイルムより若干小さくして、画角の変動を許容する方法が考えられた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如くコストとのバランスを図るため、撮像素子の大きさを銀塩フィルムより若干小さくして、画角の変動を許容するようにした場合にも次なる問題点が存在する。すなわち、
1) 測光補正係数について:
カメラボディにて測光を行う際に測光値は下式によって求めることができる。
【0008】
BV = Log2 (IP/IPS(BV6) +6+(AVO−AVOS)+ΔBV…(式1)
但し、BV:被写体輝度のアペックス値、
IP:測光出力(光電流)、
IPS(BV6) :校正用基準レンズで、BV6の輝度箱(即ち、カメラレンズの前方より所定の輝度の照明を一様に与え、カメラに対して所定の輝度設定を行う装置)を設定した場合の測光出力。尚、BV6という輝度は仮であり、BV7やBV8であっても構わない。
6:BV6に対応した数、
AVO:撮影時に使用する開放Fno. .アペックス値、
但し、撮影時の測光は、開放測光が前提である。
AVOS:校正用基準レンズでの基準Fno. .アペックス値、
ΔBV:測光補正係数。
【0009】
ここで、測光補正係数ΔBVが必要性について説明すると、一般的に一眼レフカメラの測光方式は、交換レンズと透過した光束をスクリーンやペンタプリズムなどの通過した後に、接眼部近傍に設置された測光センサにて測光を行う。ここで、交換レンズの特性(射出瞳の位置、透過率、周辺光量低下=cos4乗測)や、カメラボディ光学系の特性(例えばスクリーンやペンタプリズムの特性)により、測光センサからの測光出力は、交換レンズに固有のAVO値に対して一対一に対応しない。
【0010】
理論的には、測光出力IPは次式に従う。すなわち、
AVO 〓 1/IP …(式2)。
【0011】
しかし前述した理由により完全には成立しない。具体的にこの理由を説明すれば、開放Fno. .が4の撮影レンズを介して得た測光出力が例えば20nAであるとき、この撮影レンズを開放Fno. が5.6の撮影レンズに交換したときに、上記(式2)に従えば10nAになるはずであるが、しかし実際のカメラにおいては、この(式2)からズレが発生する。この理由は、前述した交換レンズの特性(射出瞳の位置、透過率、周辺光量低下=cos4乗測)や、カメラボディ光学系の特性(スクリーンや、ペンタプリズムの特性)によるものであり、この詳細は特公平5−49206号を参照することでもわかる。
【0012】
さて、ここでこの測光補正係数ΔBVは、交換レンズ毎に異なる補正係数であるが、カメラボディ側の条件によっても異なる。例えば、カメラシステムの中に、銀塩フィルムを使用した銀塩カメラボディと、CCD等の撮像素子を使用したデジタルカメラボディという記録媒体の異なる2種類のカメラボディをもち、それらのイメージサイズが異なる場合、それに対応して測光センサの測光領域(視野)も異なる。従って、銀塩カメラボディとデジタルカメラボディにおいて、同じ交換レンズに対して異なる測光補正係数ΔBVをもつ必要がある。
【0013】
2) 露光量補正係数について:
露出のアペックス値EV値は下式で定義される。即ち、
EV=BV+SV+ΔEV …(式3)
但し、SV:フィルム若しくは撮像素子の感度に対応したアペックス値、
ΔEV:露光量補正係数。
ここで、露光量補正係数ΔBVが必要性な理由は、交換レンズの特性(周辺光量低下や透過光量の特性)による。詳細は特公平5−49206号を参照する。
【0014】
例えば、周辺光量の低下は図11(a)に示す如くに発生する。すなわち、
図11(a)における横軸はフィルム面(撮像素子面)の対角線上の変位量であり、縦軸はフィルム面(撮像素子面)の照度を示す。この図11(a)のグラフはイメージサイズが大きい銀塩カメラボディに対応している。グラフ中の特性曲線700,701はそれぞれ交換レンズの絞り値が、F4,F11に相当したフィルム面照度特性である。ここで、上記(式3)で計算されたEV値に従って露出を制御した場合には、画面中央部ではほぼ適正の露出になるが、周辺にいくほど露出が「アンダー傾向]になる。この傾向は、小絞りのF11の場合に比べて、絞り径の大きいF4の方が大きくなる。通常露出を行う際には上記(式3)に対して露光量の補正を行い、中央部と周辺部の露出の程度のバランスをとる。即ち、絞り値F4の特性曲線701に対しては、特性直線702を基準の露出レベルとして、照度(露光量)の補正量ΔEF4分だけ露光量を底上げする。一方、大きな絞り値F11の特性曲線700に対しては、特性直線703を基準の露出レベルとして、照度(露光量)の補正量ΔEF11 分だけその露光量を底上げする。
【0015】
それに対して、図11(b)に示すグラフはイメージサイズが小さいデジタルカメラボディに対応している。ここで特性曲線704,705はそれぞれ交換レンズの絞り値がF4,F11に相当した撮像素子面の照度特性である。イメージサイズの大きさが銀塩カメラボディに比べて小さいため、画面全体として周辺光量低下の傾向が小さくなる。したがって前述した照度(露光量)の補正量ΔEF4、ΔEF11 は、銀塩カメラボディと変えて小さい補正量にしなければならないことがわかる。
【0016】
システム中に銀塩フィルムを用いた銀塩カメラボディと、CCD等の撮像素子を用いたデジタルカメラボディという記録媒体の異なる2種類のカメラボディと、両カメラボディ共通に使用できる交換レンズとを有するカメラシステムにおいては、デジタルカメラボディのイメージサイズを銀塩カメラボディのイメージサイズに対し小さくしても、交換レンズとカメラボディとの組合せによって発生する露出に関する誤差を正しく補正することができるシステムの実現が待望される。
【0017】
そこで本発明の目的は、同一な交換レンズを上記のようなイメージサイズの異なるカメラボディの何れに装着した場合でも、適正な撮影制御を行なうと共に、カメラシステムの充実を容易にするような交換レンズ、及びカメラボディの露出制御方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した状況に鑑みて為されたものであり、上記目的を達成するため次のような手段を講じている。例えば、
第1の発明によれば、 1 のイメージサイズを有する第 1 のカメラボディ、及び前記第 1 のイメージサイズとは異なる第2のイメージサイズを有する第2のカメラボディの各々に装着可能であり、且つ前記第1のカメラボディに適合する第1の露出補正データ及び前記第2のカメラボディに適合する第2の露出補正データを装着されたカメラボディに出力可能な交換レンズ、を装着した前記第1のカメラボディの露出制御方法であって、前記交換レンズから出力された前記第1の露出補正データを受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信した前記第1の露出補正データに応じて露出補正演算を行う露出補正演算ステップと、前記露出補正演算ステップにおける前記露出補正演算結果に応じて露出制御を行う露出制御ステップと、を有することを特徴とするカメラボディの露出制御方法が提供される。
【0019】
また、第2の発明によれば、イメージサイズが互いに異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、前記イメージサイズが互いに異なるカメラボディに応じた複数種類の露出補正データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数種類の前記露出補正データを、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類にかかわらず前記カメラボディに送信する送信手段と、を具備することを特徴とする交換レンズが提供される。
さらに、第3の発明によれば、イメージサイズの異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、上記カメラボディの種類によって異なる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、当該交換レンズが装着された上記カメラボディから、このカメラボディの種類に関連したデータを受信するための受信手段と、上記受信したデータに応じて、上記記憶手段に記憶された上記露出補正データの中から、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類に対応した露出補正データを選択するための選択手段と、上記選択された露出補正データを当該交換レンズが装着された上記カメラボディに送信するための送信手段と、を備えたことを特徴とする交換レンズが提供される。
第4の発明によれば、イメージサイズの異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、上記カメラボディの種類によって異なる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、当該交換レンズが装着された上記カメラボディから、このカメラボディの種類に関連したデータと露出制御パラメータを受信するための受信手段と、上記受信手段により受信された上記カメラボディの種類に関連したデータと上記露出制御パラメータとに応じて、上記記憶手段に記憶された上記露出補正データの中から、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類と上記露出制御パラメータとに対応した露出補正データを選択するための選択手段と、上記選択された露出補正データを当該交換レンズが装着された上記カメラボディに送信するための送信手段と、を備えたことを特徴とする交換レンズが提供される。
第5の発明によれば、イメージサイズの異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、上記カメラボディの種類によって異なる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、当該交換レンズが装着された上記カメラボディから、このカメラボディの種類に関連したデータを受信するための受信手段と、露出に関する状態を変更するためのマニュアル操作部材と、上記受信手段により受信された上記カメラボディの種類に関連したデータと、上記マニュアル操作部材から出力されるマニュアル操作情報とから上記記憶手段に記憶された上記露出補正データの中から、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類と上記マニュアル操作情報とに対応した露出補正データを選択するための選択手段と、上記選択された露出補正データを当該交換レンズが装着された上記カメラボディに送信するための送信手段と、を備えたことを特徴とする交換レンズが提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に基づく複数の実施形態例を挙げて詳しく説明する。
【0021】
(第1実施形態例)
図1には、ロールフィルムを使用した銀塩フィルム用カメラボディ(以下「Fボディ」と称す)に、交換レンズ50が装着されたところのカメラシステムを示している。
【0022】
Fボディ1は、このFボディ1のシーケンス制御を行うための専用マイクロコンピュータ(以下、FCPU2と称す)が備えられている。
【0023】
また、装着された交換レンズ50を通過してきた光束をファインダ光学系(6,7)側に導くため設けられたクイックリターンミラー3と、このクイックリターンミラー3に取着されその光束の一部をセンサ(5)側に導くサブミラー4と、が一体に回動可能に設けられている。このクイックリターンミラー3の中央部はハーフミラーになっており、図示のようにクイックリターンミラー3がダウン時には、撮影レンズ(52,59)からの光束をファインダ光学系(6,7)側に導き、同時に、サブミラー4はその光束の一部をAFセンサ5に導く。
【0024】
また、クイックリターンミラー3が矢印の方向へアップ(UP)時には、撮影レンズ(52,59)からの光束をフィルム15側に導き、一方のサブミラー4は折り畳まれるように作られている。
このようなクイックリターンミラー3のアップ/ダウンの駆動を行うためのミラー駆動回路23が端部に設けられている。
【0025】
上記のファインダ光学系は、フォーカシングスクリーン6と、ペンタプリズム7から構成され、これに隣接して、観察者用の接眼レンズ8と、後ろにある測光センサ10のための集光レンズ9が設けられている(詳細は図4(a)にて説明を行う)。そしてこの測光センサ10からの光電流(即ち、光の強度に比例した出力電流)を対数圧縮するため設けられた測光処理回路11が備えられ、FCPU2に接続されている。
【0026】
また、クイックリターンミラー3の後には、先幕及び後幕を有して撮影レンズ(52,59)からの光束を透過、遮断を制御するためのフォーカルプレーンシャッタ12が光軸に垂直に設けられ、このフォーカルプレーンシャッタ12の先幕、後幕の走行を制御するためのシャッタ制御回路13に接続されている。さらに、このフォーカルプレーンシャッタ12の先幕、後幕の駆動源としてシャッタ走行後の動作のためにバネチャージするシャッタチャージ機構14が接続されている。
【0027】
Fボディ内部に装填され、イメージサイズ、即ち画面サイズが36mm×24mmであるような例えば135型フォーマットのロールフィルム15と、このロールフィルム15の巻上げ/巻戻し等のフィルム給送を行うためのフィルム給送手段16とが設けられている。
【0028】
カメラの動作状態や撮影モード等を表示するための動作状態表示手段17と、露出モードを変更するための露出モードSW18と、この露出モードSW18をON操作する毎に露出モードが、プログラムAEモード、絞り優先AEモード(AV優先モード)、シャッタ秒時優先AEモード(TV優先モード)の順番にスクロールするように構成されている。
【0029】
図示しないレリーズボタンの第1ストロークによってON状態になる1RSW19と、更なる第2ストロークによってON状態になる2RSW20とから構成されている。また、このカメラの電源スイッチとしてのPWSW21が設けられ、この電源スイッチの状態は、FCPU2のI/Oポートに入力されている。
取り付け可能な交換レンズ50との通信を行うため、交換レンズ50と接するマウント部に設けられた電気接点22を有している。
【0030】
(Fボディの動作)
AFセンサ5は、クイックリターンミラー3がダウン時にサブミラー4からの反射光を受け、ここで検知し光電変換した信号がFCPU2に伝えられて自動測距(AF)処理が行われる。
測光センサ10は、検知し光電変換して生じた光電流(即ち、光の強度に比例した出力電流)を測光処理回路11に伝えると、対数圧縮処理が施されてFCPU2に伝えられ、自動測光(AE)処理が行われる。
また、FCPU2は、交換レンズ50と電気接点22を介してその交換レンズ50と必要に際して通信することで適宜な制御動作がなされる。
【0031】
本発明の交換レンズ50は、この例の場合、焦点距離を可変できるズームレンズである。この交換レンズ50内のシーケンス制御をおこなうための専用マイクロコンピュータ(以下、LCPU51と称す)が備えられている。
【0032】
交換レンズ50側の撮影光学系としては、撮影レンズ内でズーム動作を行うためのレンズ群52と、このレンズ群52を駆動するためのズーム駆動手段53と、このズーム駆動手段53の駆動量をモニタするためのズームエンコーダ54とが設けられている。そして、このズームレンズをTELE側に駆動するためのTELE−SW55と、このズームレンズをWIDE側に駆動するためのWIDE−SW56とが設けられている。
【0033】
絞り系としては、光量を可変するように動く絞り機構57と、この絞り機構57を駆動するための絞り駆動手段58とが設けられている。
また、ピント合わせ光学系としては、撮影レンズ内でピント合せを行うためのレンズ群59と、このレンズ群59を駆動するためのLD(レンズドライブ)駆動手段60と、このLD駆動手段60の駆動量をモニタするためのLDエンコーダ61とが設けられている。
カメラボディ1との通信を行うため、そのカメラボディ1(,100)のマウント部に取付可能な電気接点62を有している。
LCPU51は、これらに間接、直接的に接続して、適宜な動作を行うように制御している。
【0034】
このLCPU51内部のROMの一部には、測光補正係数記憶部70と、露光量補正係数記憶部73とが別個に設けられている。そして、測光補正係数記憶部70の内部には、Fボディ1に対応した測光補正係数記憶部71と、Dボディ(後述詳細)に対応した測光補正係数記憶部72とで構成されている。
また、露光量補正係数記憶部73の内部には、Fボディ1に対応した露光量補正係数記憶部74と、Dボディに対応した露光量補正係数記憶部75とで構成されている。
【0035】
交換レンズ側の動作としては、LCPU51がズームエンコーダ54からの信号に従ってズーム駆動手段53の駆動量を求め、この駆動量からズームレンズの焦点距離を求める。またLCPU51は、このLCPU51内に保持するROMに記憶された情報を参照し、そして、後述する測光補正係数および露光量補正係数のテーブルに基づいて、測光補正および露光補正を行い、その値に従って各部位の適宜な制御を行う。
【0036】
ここで、図9中の(表1)を参照して、LCPU51内のROMに記憶された測光補正係数および露光量補正係数のテーブルについて説明する。これらの補正係数は、レンズの焦点距離によって異なる次に示す補正係数から成っている。
1) Fボディ・測光補正係数(左から2番目の列)は、図1中の測光補正係数70に相当する補正係数であり、(式1)のΔBVに相当する補正係数である。最上段のΔBVF28テーブルは、さらに図9中の(表2)に示すデータ構成になっており、測光センサ10のA,B,Cパターンに対して異なる補正係数となっており、ΔBVF28−A,ΔBVF28−B,ΔBVF28−Cより構成されている。
【0037】
2) Fボディ・露光量補正係数(左から3番目の列)は、図1の符号74に相当する補正係数であり、(式3)のΔEVに相当する補正係数である。最上段のΔEVF28テーブルは、さらに図9中の(表3)に示すデータ構成になっており、AV値(Fno. )に対して異なる補正係数になっていて、ΔEVF28−4〜ΔEVF28−8より構成されている。
【0038】
3) Dボディ・測光補正係数(左から4番目の列)は、図1の符号72に相当する補正係数であり、(式1)のΔBVに相当する補正係数である。最上段のΔBVD28テーブルは、さらに(表4)に示すデータ構成になっており、測光センサ107のA,B,C,D,E,Fパターンに対して異なる補正係数となっており、ΔBVD28−A〜ΔBVD28−Fより構成されている。
【0039】
4) Fボディ・露光量補正係数(左から5番目の列)は、図1の符号75に相当する補正係数であり、(式3)のΔEVに相当する補正係数である。最上段のΔEVD28テーブルは、さらに(表5)に示すデータ構成になっており、AV値(Fno. )に対して異なる補正係数になっていて、ΔEVD28−4〜ΔEVD28−8より構成されている。
【0040】
図2には、デジタルカメラボディ(以下、Dボディと称す)のシステムを示している。尚、前述の図1と同一符号の構成部材は、同一機能を有する構成部材であるのでその説明は省略する。
Dボディ内のシーケンス制御を行うための専用マイクロコンピュータ(以下、DCPU101と称す)が設けられている。
【0041】
フォーカルプレーンシャッタ12の後ろには画像データを電子的に得るためのCCD撮像素子102が設けられている。尚、このCCD撮像素子102のイメージサイズは、20mm×15mmであり、前述したFボディ1のイメージサイズに比較して小さいサイズに作られている。
そして、このCCD撮像素子102を駆動制御するためのCCDドライバ103と、CCD撮像素子102から出力される画像データに対してA/D変換、色変換およびデータ圧縮などの各処理を行うための画像処理回路104とが設けられ、さらに、このDボディ内部の装填された画像データを記録するための画像記録媒体106と、この画像記録媒体106に画像データを書き込むための画像記録回路105とが設けられている。
【0042】
一方、測光系には、集光レンズ9の後ろに測光を行うための測光センサ107(図3(b)にて詳細説明)が設けられ、測光処理回路11を介してDCPU101に測光情報を伝えている。
【0043】
図3(a)には、測光センサ10の領域を詳細に示すため、測光センサ10の受光面を正面から見た図が示されている。
この測光センサ10は、3分割の測光センサであり、それぞれ中央部のAパターン201、中間部のBパターン202、周辺部のCパターン203より成りたっている。尚、符号200はFボディの全画面範囲を表わしている。
【0044】
一方、図3(b)には、測光センサ107の詳細を示す。測光センサ10の受光面を正面から見た図である。
この測光センサ10は、6分割の測光センサであり、それぞれ中央部のAパターン211、中間部Bパターン212、周辺部のCパターン213、Dパターン214、Eパターン215、Fパターン216より成り立っている。Dボディの全画面範囲を示す210は、Fボディの全画面範囲であり、Dボディの全画面範囲は、Fボディの全画面範囲よりも小さい。
【0045】
次に、このように構成された第1実施形態例のカメラシステムにおける制御について説明する。
まず図4には、交換レンズ50内のLCPU51が行う制御シーケンスのフローチャートを示す。
交換レンズ内に電源電池が装填された時点で、このLCPU51は電源ON状態になると、まずステップS1において、内部メモリの初期化を行う(S1)。
【0046】
ステップS2においては、カメラボディより通信要求信号が有るかどうかの判定を行い(S2)、通信要求信号があるまで待機する。尚、通信要求信号の有無は、通信信号ラインからの信号に基づいて判断する。そして通信要求信号があると、カメラボディとの通信(ボディ通信)を行い、そのカメラボディからのコマンド・データ、制御データを入力する(S3)。
入力されたカメラボディからのコマンド・データの種別を判定し(S4)、もしこれが「ズーム操作イネーブル」コマンドである場合にはステップS5に進み、それ例外の場合はステップS6に進む。
【0047】
ステップS5では、「ズーム操作イネーブル」の処理シーケンスを行う(詳細後述)。そしてこのステップS5の終了後は、上記ステップS2に戻って同様な処理ステップを繰り返す。
ステップS6においては、カメラボディからのコマンド・データが「ボディID番号書込み」コマンドであるか否かを判定し(S6)、その場合はステップS7に進み、それ以外の場合にはステップS8に進む。
【0048】
ステップS7には、このコマンド・データに引き続いて「ボディID番号データ」がカメラボディより送信されてくる。その「ボディID番号データ」を受信して、LCPU51内部のRAMに書き込む(S7)。
ステップS8には、カメラボディからのコマンド・データが「AV絞込み」である場合はステップS9に進み、それ以外の場合にはステップS11に進む。
【0049】
ステップS9では、カメラボディからのコマンド・データに引き続いて制御データとして「絞り込み段数データ」が送信されてくるので、そのデータに従って、絞り駆動手段58を使用して絞り機構57の絞込みを行う(S9)。
ステップS10では、カメラボディと通信を行い、「AV絞込み終了」を示すコマンドデータをカメラボディに送る(S10)。
ステップS11においては、カメラボディからのコマンド・データが「AV開放」である場合はステップS12に進み、それ以外の場合にはステップS14に進む。
【0050】
ステップS12では、絞り駆動手段58を使用して絞り機構57を駆動して絞りを開放にする。
ステップS13では、カメラボディと通信を行い、「AV開放終了」を表わすコマンドデータをカメラボディに送る(S13)。
ステップS14において、カメラボディからのコマンド・データが「LD駆動」であるか否かを判定し、「LD駆動」である場合は、ステップS15に進み、それ以外の場合にはステップS17に進む。
【0051】
ステップS15で、カメラボディからのコマンド・データに引き続いて制御データとして、「LD駆動量」および「LD駆動方向」が送信されてくるのでそのデータに従って、LD駆動手段60を使用してピント合せ用レンズ59の駆動を行う。
ステップS16では、カメラボディと通信を行い、「LD駆動終了」を示すコマンドデータをボディに送る。
ステップS17においては、カメラボディからのコマンド・データが「レンズパラメータ読込み」であるか否かを判定し、その場合はステップS18に進み、それ以外の場合にはステップS22に進む。
【0052】
ステップS18では、ズームエンコーダ54より、そのズームエンコーダの値を読み込む(S18)。
ステップS19では、ズームエンコーダの値より焦点距離を演算で求める(S19)。
【0053】
ステップS20では、ステップS7でRAMに書き込んだボディID番号から、Fボディであるか又はDボディであるかを判断し(S20)、さらにステップS19で求めた焦点距離情報により、図10中の(表1)から測光補正係数を決定する。なお、この測光補正係数は、カメラボディがFボディの場合には、図10中の(表2)に一例を示すとおり測光パターンA,B,Cに対応した3種類の測光補正係数で構成されている。またカメラボディがDボディの場合には、図10中の(表4)に一例を示す通り6種類の測光補正係数で構成されている(詳細図10参照)。
【0054】
ステップS21では、カメラボディと通信を行い、レンズパラメータをボディに送る(S21)。尚、このときのレンズパラメータは、 ▲1▼:レンズID番号、 ▲2▼:焦点距離データ、 ▲3▼:AVO値、 ▲4▼:絞込み段数データ、 ▲5▼:測光補正値(テーブル参照)である。
【0055】
ステップS22において、カメラボディからのコマンド・データが「露光量補正値読込み」であるか否かを判定し(S22)、もしそうである場合はステップS23に進み、それ以外の場合は上記ステップS2に戻って同様な処理ステップを繰り返す。
ステップS23では、ステップS7でRAMに書き込んだボディID番号より、FボディであるかDボディであるかを判断し(S23)、さらにステップS19で求めた焦点距離情報と、コマンド・データ「露光量補正値読込み」に引き続いてカメラボディから送られてくる露出制御絞り値(AV値)により、カメラボディがFボディの場合には、図9中の(表1)と(表3)から露出制御絞り値に対応した露光量補正係数を決定する。またカメラボディがDボディの場合には、図9中の(表1)と(表5)から露出制御絞り値に対応した露光量補正係数を決定する。
【0056】
ステップS24では、カメラボディと通信を行い、上記ステップS23で求めた露光量補正値を送信する(S24)。この後は、ステップS2に戻って同様な処理ステップを繰り返す。
【0057】
図5には、「ズーム操作イネーブル」のシーケンスのフローチャートを示す。
まずステップS50においては、TELE−SW55の状態をモニタし(S50)、もしTELE−SW55がOFFの場合は、ステップS59に進む。
【0058】
一方、ONならばズーム駆動手段53を動作させて、TELE駆動(即ちTELE側へズーミング)を開始する(S51)。
【0059】
そしてステップS52において、ズームエンコーダ54の値をモニタしてそのズームエンコーダ値に基づき、ズーミング機構がTELE端に当て付いているか否かを判定し(S52)、もしズーミング機構がTELE端にまだ当て付いていない場合は、ステップS56に進む。
一方、TELE端の場合は、続くステップS53において、ズーム駆動手段53に対しブレーキをかけ(S53)、ズーム駆動手段53をOFF(不動作)状態にする(S54)。
【0060】
次にステップS55において、TELE−SW55の状態をモニタし、TELE−SWがOFF状態になるまで待ち(S55)、OFF状態になったならば、ステップS68に進む。
ステップS56においては、TELE−SWがONならば上記ステップS52に戻り、一方、TELE−SWがOFFならば、続くステップS57でズーム駆動手段53に対してブレーキをかけ(S57)、次にズーム駆動手段53をOFF(不動作)状態にする(S58)。そしてステップS68に進む。
【0061】
ステップS59においては、WIDE−SW56のモニタを行い(S59)、もし、WIDE−SW56がOFFの場合にはステップS68に進む。
一方、ONならばズーム駆動手段53を動作させ、ステップS60においてWIDE駆動(WIDE側へズーミング)を開始する(S60)。
【0062】
ステップS61において、ズームエンコーダ54の値をモニタし、そのズームエンコーダ値によって判定する(S61)。もしズーミング機構がWIDE端にまだ当て付いていない場合は、ステップS65に進む。
【0063】
一方、ズーミング機構がWIDE端に当て付いている場合は、次にズーム駆動手段53に対してブレーキをかけ(S62)、ズーム駆動手段53をOFF(不動作)状態にする(S63)。続いてステップS64において、WIDE−SW56の状態をモニタし、WIDE−SWがOFF状態になるまで待ち(S64)、OFF状態になったならば、ステップS68に進む。
【0064】
また、ステップS65において、WIDE−SWがON状態ならば、ステップS61に戻り、WIDE−SWがOFFになったならば、ズーム駆動手段53に対してブレーキをかけ(S66)、続いてズーム駆動手段53をOFF(不動作)状態にして(S67)、次のステップS68に進む。
ステップS68においては、カメラボディより通信要求がある場合に、コールされたメインルーチンにリターンし、それ以外の場合には前述したステップS50に戻って同様な処理ステップを繰り返す。
【0065】
また図6には、カメラボディの制御シーケンスのフローチャートを示す。
まずステップS100にて、リセット・スタート後の初期設定として、内部メモリ等の初期化を行う(S100)。
ステップS101においては、PW−SW21のモニタを行い(S101)、もしONならばステップS103に進む。
【0066】
一方、OFFならば、動作状態表示手段17の表示をOFFにして(S102)、ステップS101に戻る。なお、動作状態表示手段が元々OFFの場合はその状態を保持してステップS101に戻る。
【0067】
ステップS103において、動作状態表示手段17の表示をON又は、表示内容を更新する(S103)。
次に、交換レンズとの通信を行い、「ボディID番号書込み」を行う(S104)。また、同様に交換レンズとの通信を行い、「レンズ・パラメータ読込み」を行う(S105)。
【0068】
ステップS106において、上記ステップS104及びS105での通信が成功したか否かを判定し(S106)、通信が失敗した場合は、「交換レンズが装着されていない」と判断し、上記ステップS101に戻る。
【0069】
一方、成功した場合は、S107に進み、1RSW19の状態をモニタする(S107)、もしONならばステップS111に進む。
一方、OFFならばステップS108に進み、交換レンズとの通信を行い、「ズーム操作イネーブル」を行う。そして、露出モードSW18の状態をモニタし(S109)、もしOFFならばステップS101に戻る。一方、ONならばステップS110に進んで露出モードの変更処理を行う(S110)。なお、露出モードは、露出モードSW18をONする都度に露出モードが、「プログラムAEモード」、「絞り優先AEモード(AV優先モード)」、「シャッタ秒時優先AEモード(TV優先モード)」の順番にスクロールするが、この露出モードの変更処理では、この露出モードを記憶するためのRAMデータを変更する。
【0070】
ステップS111では、AFセンサ5を使用して測距を行い、さらにその測距結果よりピント合せのためのレンズ駆動量の演算を行う(S111)。そして、交換レンズとの通信を行い、レンズを駆動する「LD駆動」を行う(S112)。すなわち、LCPUのシーケンスの中でステップS15を行う。
【0071】
ステップS113では、測光演算を行う(S113)。Fボディの場合には、3分割の測光センサ10からの光電流を測光処理回路11を使用して対数圧縮を行い、FCPU2に取り込み、A/D変換を行い、さらに下式に従って順次に測光演算を行う。即ち、
BVA=Log2(IPA/IPSA(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVA
BVB=Log2(IPB/IPSB(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVB
BVC=Log2(IPC/IPSC(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVC
但し、BVA〜BVC:各測光パターンからの測光値、
IPA〜IPC:各測光パターンからの測光光電流、
AVO :交換レンズの開放絞り値のアペックス値、
AVOS :校正用基準レンズでの、基準Fno. アペックス値、
IPSA(BV6) 〜IPSC(BV6) :校正用基準レンズで、BV6の輝度箱(カメラレンズの前方より所定の輝度の照明を一様に与え、カメラに対して所定の輝度設定を行う装置)を設定した場合の各測光パターンからの測光出力。
ΔBVA〜ΔBVC:各測光パターンに対応した測光補正係数。
【0072】
ステップS105にて交換レンズから読み込んだ測光補正値を使用する。
上記の測光結果より、所定の評価演算式に従って、露出制御のための測光値BVを求める。すなわち、
BV=f(BVA、BVB、BVC)
但し、Dボディの場合の各値は次式で求められる。すなわち、
BVA=Log2(IPA/IPSA(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVA
BVB=Log2(IPB/IPSB(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVB
BVC=Log2(IPC/IPSC(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVC
BVD=Log2(IPD/IPSD(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVD
BVE=Log2(IPE/IPSE(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVE
BVF=Log2(IPF/IPSF(BV6) )+6+(AVO−AVOS)+ΔBVF。
【0073】
よって、上記の測光結果によれば、下式のように定められた評価演算式に従っても、露出制御のための測光値BVを求めることができる。例えば、
BV=f(BVA、BVB、BVC、BVD、BVE、BVF)。
そして次のステップS114において、露出演算を行う(S114)。この露出演算は次式に従って行なわれる。 EV=BV+SV
但し、SV:フィルム若しくは撮像素子の感度に対応したアペックス値。
ここでEV値から露出制御値であるAV,TVを求めるが、その求める方法は、設定された露出モードによって異なる。なお、各露出モードによってAV,TVを求める方法は、図10の(表6)に示す如くである。
【0074】
ステップS115では、交換レンズとの通信を行い、「露光量補正値読込み」を行う(S115)。すなわち、LCPUのシーケンスの中でステップS23〜S24を実行する。そして、交換レンズから受信した露光量補正値ΔEVを読み込む。
【0075】
ステップS116では、ステップS115にて交換レンズから読み取ったΔEV値に従って、露光量の補正を、AV値又はTV値のどちらかに行う(S116)、その詳細は(表6)の最右段に従う。ただしその(表6)において、TV′および、AV′は、露光量補正後のTV,AV値であるものとする。
【0076】
ステップS117においては、2RSW20の状態をモニタし(S117)、もし、2RSW20がONならばステップS119に進み、一方、2RSW20がOFFの場合にはステップS118に進む。
このステップS118では、1RSW19の状態をモニタし(S118)、もしRSW19がONならば再び上記ステップS117に戻り、一方、1RSW19がOFFならば前述のステップS101に戻る。
【0077】
ステップS119においては、ミラー駆動回路23を使用してクイックリターンミラー3のアップ動作を行い(S119)、次に、交換レンズとの通信を行って(S120)、「AV絞込み」を行う。すなわち、LCPUのシーケンスの中でステップS9を実行する。
続いて、ステップS121では、シャッタ制御回路13を使用して露出を行い(S121)、ステップS122では、ミラー駆動回路23を使用してクイックリターンミラー3のダウンを行う(S122)。
そして、ステップS123では、交換レンズとの通信を行って(S123)、「AV開放」を行う。すなわち、LCPUのシーケンスの中でステップS12を実行する。
【0078】
また、ステップS124では、シャッタチャージ機構14を使用してシャッタのチャージを行う(S124)。
ここで、ステップS125において、カメラボディの種類を判別し(S125)、そのカメラボディの種類がもしFボディの場合は、ステップS126にて、フィルム給送手段16を使用して巻上げを行い(S126)、その後は前述のステップS101に戻る。
一方、Dボディの場合においては、ステップS127に進み、画像記録回路105を用いてその画像記録媒体106に画像データを記録する(S127)。その後は同様に前述のステップS101に戻る。
【0079】
(作用効果1)
このように第1実施形態例によれば、1つのカメラシステムの中に、銀塩フィルムを使用する銀塩カメラボディと、CCD等の撮像素子を使用するデジタルカメラボディという記録媒体の異なる2種類のカメラボディと、これら両カメラボディに共用する交換レンズとを有して成るシステムにおいて、上記デジタルカメラボディのイメージサイズを上記銀塩カメラボディのイメージサイズに対して小さくしても、交換レンズとカメラボディとの組合せにより発生する露出に関する誤差を正しく補正することができるカメラシステムを実現するため、この交換レンズには銀塩フィルム用のレンズ特性データと電子撮像用のレンズ特性データとが記憶されており、銀塩フィルム用カメラボディが装着されると、該当する銀塩用データがそのカメラボディに送信され、一方、電子撮像用カメラボディが装着されると、該当する電子撮像用データがそのカメラボディに送信される。そして、それぞれのカメラボディは、その交換レンズから送信されてきた特性データに基づいて、最適な測光、露出、AF等のための演算を行うことができる。
【0080】
よって、カメラシステムとして、銀塩フィルム用カメラボディに専用の交換レンズや、電子撮像用カメラボディに専用の交換レンズをも「ラインナップ」することができ、その結果としてカメラシステム自体を広く展開することが可能となる。
【0081】
(第2実施形態例)
本発明に係わる第2実施形態例の基本システム構造は、前述した第1実施形態例(図2)と同じものであるのでその説明は省略し、特徴的な制御手順について以下に詳しく説明する。
図7のフローチャートには、交換レンズ50内のLCPUの制御シーケンスを示す。尚、前述の第1実施形態例(図4のフローチャート)と同じ符号の処理ステップは、その第1実施形態例と同じであるので説明を省略する。
本第2実施形態例では、図4中のステップS6,S7に対応する処理ステップが無い。すなわち第2実施形態例では、カメラボディのID番号(カメラボディの種類)に応じて処理が変わることがない。
【0082】
図7中のステップS100においては、決定された焦点距離を補正するための補正演算を行う(S100)。
ステップS200においては、カメラボディに送信するレンズパラメータの内で、第5のパラメータである▲5▼測光補正値は、焦点距離データに応じて、Fボディ,Dボディ両方のデータをカメラボディに対して送る。すなわち図9中の(表1)において、焦点距離が28mmの場合には、ΔBVF28テーブル(即ち図9中の(表2)に相当)と、ΔBVD28テーブル(即ち図9中(表4)に相当)の両方をカメラボディ側に送る(S200)。
【0083】
ステップS201においては、カメラボディに対して、焦点距離データに応じて、Fボディ,Dボディ両方のデータをカメラボディ側に送る。すなわち(表1)において、焦点距離が28mmの場合には、ΔEVF28テーブル(即ち(表3)に相当)と、ΔEVD28テーブル(即ち(表5)に相当)の両方をカメラボディ側に送る(S201)。
【0084】
また、図8のフローチャートには、交換レンズ50内のLCPUの制御シーケンスを示す。尚、前述の第1実施形態例(図6のフローチャート)と同じ符号の処理ステップは、第1実施形態例と同じであるので説明を省略する。
ステップS300においては、図7中のステップS200で説明した通り、第1実施形態例と異なる点は、第5パラメータである▲5▼測光補正値は、Fボディ,Dボディ両方のデータを受信する(S300)。
【0085】
ステップS301においては、図7中のステップS200で説明した通り、第1実施形態例と異なる点は、Fボディ,Dボディ両方のデータを受信する。さらに制御絞り値,AV値に関わりなく全てのAV値に対応した露光量補正係数をテーブル毎と受信する(S301)。
ステップS302においては、測光演算の中で、上記ステップS300において交換レンズから受信したFボディ,Dボディ両方の測光補正値の中から、カメラボディの種類に応じた測光補正量ΔBVA〜ΔBVC(又はΔBVA〜ΔBVF)を選択して測光演算を行う(S302)。
【0086】
ステップS303においては、露出補正演算の中で、上記ステップS301において交換レンズから受信したFボディ、Dボディ両方の露光量補正値の中から、カメラボディの種類と制御絞り値,AV値に対応した露光量補正値ΔEV値を選択して露出補正演算を行う(S303)。
【0087】
(作用効果2)
このように第2実施形態例によれば、基本システム構造は前述した第1実施形態例と実質的に同じであるが、交換レンズ側の制御手順においては、第1実施形態例に対応する処理ステップ(図4中のS6,S7)が無く、カメラボディの種類を示すカメラボディのID番号に応じた処理は変わらない。また、焦点距離を補正するための補正演算をS100で行っている。
【0088】
一方、カメラボディ側の制御手順においても、カメラボディのID番号に応じた処理ステップは無い。
よって、前述の第1実施形態例の処理手順に比べてより簡単に制御可能となり、同等な作用効果が得られることがわかる。
【0089】
(その他の変形例)
なお、このほかにも本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0090】
以上、本発明について実施形態例に沿って説明してきたが、本明細書中には次の本発明が含まれている。例えば、
(1) 少なくとも2種類のカメラボディに共通して使用可能な交換レンズであって、
上記カメラボディの露出制御に必要で、このカメラボディの種類に対応した別個の露出補正データを記憶しているデジタルメモリと、
上記デジタルメモリ内部に記憶された露出補正データをカメラボディに送信するための送信手段とを更に有する交換レンズ。
【0091】
(2) 少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズにおいて、
上記カメラボディの種類によって異なる露出制御に用いる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、
上記カメラボディの種類に関連したカメラボディデータを上記カメラボディ側から受信するための受信手段と、
上記カメラボディデータに基づいて、上記記憶手段に記憶されている露出補正データを選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された露出補正データを上記カメラボディ側に送信するための送信手段と、を具備することを特徴とする交換レンズ。
【0092】
尚、ここで言う「記憶手段」は、LCPU51内の記憶部70,73である。また、「送信手段」「受信手段」及び「選択手段」は、LCPU51が有している(図1参照)。
【0093】
(3) 少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズにおいて、
上記カメラボディの種類によって異なる露出制御に用いる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、
上記カメラボディの種類に関連したカメラボディデータと露出制御に用いる露出制御パラメータとを上記カメラボディ側から受信するための受信手段と、
上記カメラボディデータと上記露出制御パラメータとに基づいて、上記記憶手段に記憶されている露出補正データを選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された露出補正データを上記カメラボディ側に送信するための送信手段と、
を具備することを特徴とする交換レンズ。
【0094】
(4) 少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズにおいて、
上記カメラボディの種類によって異なる露出制御に用いる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、
上記カメラボディの種類に関連したカメラボディデータを上記カメラボディ側から受信するための受信手段と、
上記露出に関する状態を変更するためのマニュアル操作部材と、
上記操作部材の操作に応じて出力されるマニュアル操作情報と上記カメラボディデータに基づいて、上記記憶手段に記憶されている露出補正データを選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された露出補正データを上記カメラボディ側に送信するための送信手段と、
を具備することを特徴とする交換レンズ。
【0095】
(5) 少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズにおいて、
上記カメラボディの種類によって異なる露出制御に用いる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、
上記カメラボディの種類に関連したカメラボディデータと露出制御に用いる露出制御パラメータとを上記カメラボディ側から受信するための受信手段と、
上記露出に関する状態を変更するためのマニュアル操作部材と、
上記操作部材の操作に応じて出力されるマニュアル操作情報、上記カメラボディデータおよび上記露出制御パラメータに基づいて、上記記憶手段に記憶されている露出補正データを選択する選択手段と、
上記選択手段で選択された露出補正データを上記カメラボディ側に送信するための送信手段と、
を具備することを特徴とする交換レンズ。
尚、ここで言う「マニュアル操作部材」は、TELE−SW55とWIDE−SW56(図1参照)が対応し、露出制御パラメータは、絞り値(図9中の(表3),(表5)参照)である。
【0096】
(6) 上記露出補正データは、上記カメラボディ側で測定した測光出力の補正を行うための測光補正データであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の交換レンズ。
(7) 上記露出補正データは、上記カメラボディ側で露出を行う際に発生する周辺光量の低下を補正するための露光量補正データであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の交換レンズ。
(8) 上記少なくとも2種類のカメラボディは、撮影画面の大きさが異なっていることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の交換レンズ。
【0097】
(9) 少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズを含むカメラシステムにおいて、
上記交換レンズは、上記カメラボディの種類によって異なる露出制御に用いる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された露出補正データを上記カメラボディ側に送信するための送信手段と、を具備し、
上記カメラボディは、上記送信手段から送信された露出補正データの中からカメラボディの種類に対応する露出補正データを選択することを特徴とするカメラシステム。
【0098】
(10) 複数形式のカメラボディ、少なくとも例えば銀塩フィルムを用いた銀塩カメラボディと、CCD等の撮像素子を用いたデジタルカメラボディと、これらボディに共通な交換レンズを有するカメラシステムに使用できる露出制御機能をもった交換レンズであって、この交換レンズには、撮影媒体(フィルム又は撮像素子)毎に個別に分けた複数の特性データ(特に周辺光量データ)が記憶され、その撮影媒体(カメラボディの種類)に応じた特性データをそのカメラボディ側に送信する機能を有する。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、同一な交換レンズをイメージサイズの異なるカメラボディの何れに装着した場合でも適正な撮影制御を行なうと共に、カメラシステムの充実を容易にするような交換レンズ、及びカメラボディの露出制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ロールフィルムを用いた銀塩フィルム用カメラボディ(Fボディ)に交換レンズが装着されたカメラシステムを示す構成図。
【図2】図2は、デジタルカメラボディ(Dボディ)のシステムを示す構成図。
【図3】 図3(a),(b)は、測光センサの領域を示し、
(a)は、測光センサの受光面を正面から見て詳細に示す説明図、
(b)は、測光センサの受光面を正面から見て詳細に示すもう1つの説明図。
【図4】図4は、交換レンズ内のLCPUが行う制御シーケンスを示すフローチャート。
【図5】図5は、「ズーム操作イネーブル」のシーケンスを示すフローチャート。
【図6】図6は、カメラボディの制御シーケンスを示すフローチャート。
【図7】図7は、交換レンズ内のLCPUの制御シーケンスを示すフローチャート。
【図8】図8は、交換レンズ内のLCPUの制御シーケンスを示すフローチャート。
【図9】図9は、LCPU内のROMに記憶された測光補正係数および露光量補正係数のテーブル(表1)〜(表5)を示す説明図。
【図10】図10は、各露出モードによって、EV値から露出制御値(AV,TV)を求める方法としてのテーブル(表6)を示す説明図。
【図11】 図11(a),(b)はフィルム面(撮像素子面)上の変位量とそのフィルム面上の照度との関係を示し、
(a)は、イメージサイズが大きい銀塩カメラボディに対応する周辺光量の低下を示すグラフ、
(b)は、イメージサイズが小さいデジタルカメラボディに対応する周辺光量の低下を示すグラフ。
【符号の説明】
1…Fボディ(銀塩フィルム使用カメラボディ)、
2…FCPU(Fボディ専用マイクロコンピュータ)、
3…クイックリターンミラー、
4…サブミラー、
5…AFセンサ、
6…フォーカシング・スクリーン、
7…ペンタプリズム、
8…接眼レンズ、
9…集光レンズ(測光センサ用)、
10…測光センサ、
11…測光処理回路、
12…フォーカルプレーンシャッタ、
13…シャッタ制御回路、
14…シャッタチャージ機構、
15…フィルム(ロールフィルム)、
16…フィルム給送手段、
17…動作状態表示手段、
18…露出モードSW、
19…レリーズボタン(1RSW)、
20…レリーズボタン(2RSW)、
21…カメラの電源SW、
22…電気接点、
23…ミラー駆動回路、
50…交換レンズ、
51…LCPU(交換レンズ専用マイクロコンピュータ)、
52…レンズ群(ズーム用)、
53…ズーム駆動手段、
54…ズームエンコーダ、
55…TELE−SW(望遠側用SW)、
56…WIDE−SW(広角側用SW)、
57…絞り機構、
58…絞り駆動手段、
59…レンズ群(ピント合せ用)、
60…LD(レンズ駆動)手段、
61…LDエンコーダ、
62…電気接点、
70…測光補正係数記憶部(LCPU内、ROMの一部)、
71…測光補正係数記憶部(70内、Fボディに対応)、
72…測光補正係数記憶部(70内、Dボディに対応)、
73…露光量補正係数記憶部(LCPU内のROMの一部)、
74…露光量補正係数記憶部(73内、Fボディに対応)、
75…露光量補正係数記憶部(73内、Dボディに対応)、
100…Dボディ(電子撮像用カメラボディ)、
101…DCPU(Dボディ専用マイクロコンピュータ)、
102…CCD撮像素子、
103…CCDドライバ、
104…画像処理回路、
106…画像記録媒体、
105…画像記録回路、
107…測光センサ。

Claims (10)

  1. 1 のイメージサイズを有する第 1 のカメラボディ、及び前記第 1 のイメージサイズとは異なる第2のイメージサイズを有する第2のカメラボディの各々に装着可能であり、且つ前記第1のカメラボディに適合する第1の露出補正データ及び前記第2のカメラボディに適合する第2の露出補正データを装着されたカメラボディに出力可能な交換レンズ、を装着した前記第1のカメラボディの露出制御方法であって、
    前記交換レンズから出力された前記第1の露出補正データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信した前記第1の露出補正データに応じて露出補正演算を行う露出補正演算ステップと、
    前記露出補正演算ステップにおける前記露出補正演算結果に応じて露出制御を行う露出制御ステップと、
    を有することを特徴とするカメラボディの露出制御方法。
  2. 当該第1のカメラボディを識別する為の識別情報を前記交換レンズに送信する識別情報送信ステップを含み、
    前記識別情報送信ステップにおける処理を終えた後に、前記受信ステップに移行することを特徴とする請求項1に記載のカメラボディの露出制御方法。
  3. 前記受信ステップにおいては、第1の露出補正データ及び第2の露出補正データを受信し、
    前記露出補正演算ステップにおいては、前記第1の露出補正データを選択的に使用して露出補正演算を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラボディの露出制御方法。
  4. 前記第1の露出補正データは、露出演算により算出された露出アペックス値に対して補正を行う為の露出補正データであることを特徴とする請求項1に記載のカメラボディの露出制御方法。
  5. イメージサイズが互いに異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、
    前記イメージサイズが互いに異なるカメラボディに応じた複数種類の露出補正データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数種類の前記露出補正データを、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類にかかわらず前記カメラボディに送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする交換レンズ。
  6. イメージサイズの異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、
    上記カメラボディの種類によって異なる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、
    当該交換レンズが装着された上記カメラボディから、このカメラボディの種類に関連したデータを受信するための受信手段と、
    上記受信したデータに応じて、上記記憶手段に記憶された上記露出補正データの中から、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類に対応した露出補正データを選択するための選択手段と、
    上記選択された露出補正データを当該交換レンズが装着された上記カメラボディに送信するための送信手段と、
    を備えたことを特徴とする交換レンズ。
  7. イメージサイズの異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、
    上記カメラボディの種類によって異なる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、
    当該交換レンズが装着された上記カメラボディから、このカメラボディの種類に関連したデータと露出制御パラメータを受信するための受信手段と、
    上記受信手段により受信された上記カメラボディの種類に関連したデータと上記露出制御パラメータとに応じて、上記記憶手段に記憶された上記露出補正データの中から、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類と上記露出制御パラメータとに対応した露出補正データを選択するための選択手段と、
    上記選択された露出補正データを当該交換レンズが装着された上記カメラボディに送信するための送信手段と、
    を備えたことを特徴とする交換レンズ。
  8. 上記露出制御パラメータは、絞りの設定値であることを特徴とする請求項7に記載の交換レンズ。
  9. イメージサイズの異なる少なくとも2種類のカメラボディに装着可能な交換レンズであって、
    上記カメラボディの種類によって異なる露出補正データを別個に記憶する記憶手段と、
    当該交換レンズが装着された上記カメラボディから、このカメラボディの種類に関連したデータを受信するための受信手段と、
    露出に関する状態を変更するためのマニュアル操作部材と、
    上記受信手段により受信された上記カメラボディの種類に関連したデータと、上記マニュアル操作部材から出力されるマニュアル操作情報とから上記記憶手段に記憶された上記露出補正データの中から、当該交換レンズが装着されたカメラボディの種類と上記マニュアル操作情報とに対応した露出補正データを選択するための選択手段と、
    上記選択された露出補正データを当該交換レンズが装着された上記カメラボディに送信するための送信手段と、
    を備えたことを特徴とする交換レンズ。
  10. 上記マニュアル操作部材は、当該交換レンズの焦点距離を可変する操作部材であり、上記マニュアル操作情報は、焦点距離に関する情報であることを特徴とする請求項9に記載の交換レンズ。
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