JP2000196921A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP2000196921A
JP2000196921A JP10367254A JP36725498A JP2000196921A JP 2000196921 A JP2000196921 A JP 2000196921A JP 10367254 A JP10367254 A JP 10367254A JP 36725498 A JP36725498 A JP 36725498A JP 2000196921 A JP2000196921 A JP 2000196921A
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interchangeable lens
camera body
image data
lens
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JP10367254A
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English (en)
Inventor
Yuji Imai
右二 今井
Tetsuo Miyasaka
哲雄 宮坂
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一交換レンズを銀塩フィルム撮影用ボディ
と電子撮像用ボディの何れに装着した場合でも、夫々の
カメラボディに適したプレビュウ表示を行えるカメラシ
ステムを提供すること。 【解決手段】 所定のプレビュウ機能を開始させるプレ
ビュウスイッチ205を有する交換レンズ200と、こ
の交換レンズ200を装着可能な銀塩フィルム専用カメ
ラボディ1と、交換レンズ200を装着可能で所定のプ
レビュウ制御を行なう電子撮像専用デジタルカメラボデ
ィ100とを有するカメラシステムであり、上記プレビ
ュウスイッチ205の操作によって上記プレビュウ制御
が当該プレビュウ機能としての表示動作を行うようなカ
メラシステムに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】レンズ交換式の銀塩フィルム
撮影および電子撮像可能なカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の銀塩フィルム用の一眼レフカメラ
の既存システムを流用したデジタル一眼レフカメラが種
々提供されている。このようなカメラは、銀塩フィルム
の代わりにも内蔵の撮像素子で画像を取り込み、固体メ
モリ素子に記憶する方式であり、その撮影した画像イメ
ージはカメラ裏蓋などに設けられたLCDモニタ上に表
示出力され、撮影者はこのモニタ画面上で被写体に関す
る撮像概要が確認できるようになっている。
【0003】また従来、銀塩フィルムを用いた一眼レフ
カメラには、「プレビュウ機能」を有するものがある。
このプレビュウ機能とは、撮影者が交換レンズ内部の絞
りを実際に撮影する際の絞り値に絞り込み、被写界深度
などを確認するための機能である。通常、一眼レフカメ
ラでは、開放絞りの状態で測光やピント合せを行い、実
際に撮影する瞬間に絞り込むという「実絞り」動作を行
う。従って、撮影前の状態では、実絞りにおける正確な
被写界深度を確認することはできない。よって、上記の
ようなプレビュウ機能を利用して、その実絞りでの被写
界深度の確認を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のカメラシステムにおいては、次の事項が問
題点として列挙できる。すなわち、まず、プレビュウ機
能自体に関しては銀塩フィルム用カメラと変わりがな
く、デジタルカメラの特徴を生かした工夫は皆無であ
る。また、プレビュウ機能を利用して被写界深度の確認
を行う場合には、第1に、プレビュウを行うとファイン
ダスクリーンが暗く翳ってしまい、被写界深度を正しく
確認することが難しい。また第2に、ファインダスクリ
ーンそのものがボケ具合を完全に再現できるほど表示が
精細ではなかった。
【0005】尚、最近の一眼レフカメラにおいてはファ
インダの明るさが重要視されており、明るさを優先した
ファインダスクリーンは、光線の透過率が高い反面、拡
散性が悪く、被写界深度に起因するボケ具合は逆にわか
り難くなっている。
【0006】従来技術には、光学式ファインダ接眼部に
電子カメラを装着している構造のものがあるが、この基
本構造の故、撮影者は電子カメラの装着時には光学式フ
ァインダによる目視確認ができなかった。また、電子画
像をファインダ光学系から取り込んでいる故に、プレビ
ュウ動作にミラーのアップダウンは伴わないが、実際の
撮像時の光路とは異なり正確な画像イメージの確認は原
理的にできなかった。
【0007】そこで本発明の目的は、同一の交換レンズ
を銀塩フィルム撮影用カメラボディと電子撮像用カメラ
ボディの何れに装着した場合でも、それぞれのカメラボ
ディに適したプレビュウ表示を行うことのできるカメラ
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため本発明は次のような手段を講じている。第
1の発明によれば、所定のプレビュウ機能を開始させる
プレビュウスイッチを有する交換レンズと、この交換レ
ンズを装着可能な銀塩フィルム専用カメラボディと、上
記交換レンズを装着可能で所定のプレビュウ制御を行な
う電子撮像専用デジタルカメラボディとを備え、上記プ
レビュウスイッチの操作により、上記プレビュウ制御が
当該プレビュウ機能としての動作を始動することを特徴
とするカメラシステムを提供する。
【0009】第2の発明によれば、上記デジタルカメラ
ボディは、電子的な画像データを得る為の撮像手段と、
この撮像手段から得られた画像データを表示する為のモ
ニタ手段と、被写体を撮像し表示するように指示する為
のプレビュウ操作情報入力手段と、このプレビュウ操作
情報入力手段から入力したプレビュウ操作信号に応じ
て、プレビュウを実行し、更にプレビュウを実行中に上
記撮像手段より画像データを取り込み、上記モニタ手段
に表示を行うような制御を行うプレビュウ制御手段とを
備える第1の発明に記載のカメラシステムを提供する。
また第3の発明によれば、上記交換レンズを着脱可能な
上記デジタルカメラボディは、この交換レンズより所定
のプレビュウ操作信号を受信する通信手段と、電子的な
画像データを得る為の撮像手段と、この撮像手段から得
られた画像データを表示する為のモニタ手段と、上記通
信手段から得られたプレビュウ操作信号に応じてプレビ
ュウ機能を実行し、更にプレビュウ機能実行中に上記撮
像手段より画像データを取り込み、上記モニタ手段に表
示出力を行うような制御を行うプレビュウ制御手段とを
備える第1の発明に記載のカメラシステムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a)〜(d)には、銀塩フ
ィルムを記録媒体として用いるカメラボディ、即ちフィ
ルム撮影用カメラボディ(Fボディと称す)1と、撮像
素子を用いるカメラボディ、即ちデジタル撮像用ボディ
(Dボディと称す)100、および両方のボディに共通
使用できる交換レンズ200により構成されているカメ
ラシステムを示している。
【0011】図1(a)には、両方のボディ1,100
に共通使用できる交換レンズ200を示している。この
交換レンズ200には、所定のカメラボディ1、100
側と通信するためのマウント接点204が、カメラボデ
ィ側のマウント部に電気的に接続可能に設けられてい
る。また、鏡筒の周辺部にはプレビュウの操作を行うた
めの、プレビュウスイッチ(PV−SW)205と、そ
の内部には絞り206が設けられている。尚、当図では
プレビュウ状態(例えば絞込み状態)の絞りを示してい
る。
【0012】また図1(b)には、銀塩フィルムを用い
撮影する為のFボディ1が示され、交換レンズ200を
マウント可能に構成されている。撮影者はファインダ部
の接眼レンズ20を覗いてピントを合わせ、所望の被写
体像を銀塩フィルムに撮影することができる。本実施形
態例において、Fボディ1を使用した場合は、撮影者は
交換レンズ200側に設けられたPV−SW205を操
作することによって、交換レンズ200内の絞り206
の絞込みを行い、ファインダ部の接眼レンズ20よりフ
ァインダスクリーンを観察し、被写界深度などを確認す
る。
【0013】図1(c),(d)には、デジタル撮像用
カメラボディ(Dボディ)100に、交換レンズ200
を取付け可能な構成を示している。図1(c)に示すD
ボディ100は、同じ交換レンズ200にマウント可能
であり、図示しない撮像素子にて撮像できるように構成
されている。このDボディ100においては、ファイン
ダ部の接眼レンズ20と共に、撮像した画像データを表
示するための液晶などから作られたモニタ表示部102
が裏蓋中央に設けられ、撮影者は接眼レンズ20を覗か
なくとも被写体像をモニタして確認することができる構
造であることがわかる。
【0014】図1(d)に示すこのDボディ100を使
用した場合には、撮影者は交換レンズ200側に設けら
れたPV−SW205を操作することで、交換レンズ2
00内の絞り206の絞込みを行い、ファインダの接眼
レンズ20よりファインダスクリーンを観察して、被写
界深度を確認できるようにすると共に、絞込み状態での
画像データを撮像素子で取り込み、図示のような画像を
モニタ表示部102上に表示出力する。
【0015】図2に示す断面図により、Fボディ1に交
換レンズ200を装着した状態でその構造と構成につい
て説明する。交換レンズ200は、この撮影光学系とし
ての撮影レンズ220と、この撮影レンズ220の光路
を段階的に遮光する絞りを含む絞り機構206と、この
絞り機構206の下部近傍に設けられこの絞り機構20
6を駆動するためのステッピングモータ207とを具備
している。尚、この交換レンズ200内には、ほかにも
ズーミング機構等もあるが、ここでは簡単の為に省略し
ている。
【0016】Fボディ1は、ペンタプリズム27の後部
開口に設けられた接眼レンズ20と、交換レンズを通過
してきた撮影光束の進路を切り換えるために設けられた
クイックリターンミラー21と、このクイックリターン
ミラー21に一体に設けられたサブミラー22と、この
サブミラー22で反射された光束を受ける位置に設けら
れたAFモジュール23と、装填された撮影フィルム2
5面の直前で遮光するフォーカルプレーンシャッタ24
と、ペンタプリズム27の底部近傍に設けられたフォー
カシングスクリーン26とをその内部に具備している。
【0017】交換レンズ200の撮影光学系を通過して
Fボディ1内に入射してきた光に対して、ミラーアップ
/ダウン自在な上記クイックリターンミラー21は、図
示する様なダウン状態においては撮影光束の大部分をフ
ァインダ光学系に導く。またこの中央部はハーフミラー
に作られており、一部の光束をサブミラー22に導く。
一方、撮影時のミラーアップ状態では、撮影光束の全て
をフォーカルプレーンシャッタ24の開口を介してフィ
ルム25面に導く。また、上記サブミラー22は、クイ
ックリターンミラー21のダウン状態で、このクイック
リターンミラー21の中央部を透過してきた光束を、測
距するためのAFモジュール23に導く。
【0018】図3には、Dボディ100に交換レンズ2
00を装着したところを断面図で示している。尚、この
Dボディ100には前述したFボディと同じ構成要素が
多く、図2と同じ符号で示してあるが、次の異なる構成
となっている。すなわち、Dボディ100内には、図2
のFボディ1に備わっていたフォーカルプレーンシャッ
タ24と、撮影フィルム25とに代わって、ほぼそれら
と同位置に、所定の光学フィルタ120および、この光
学フィルタの後にCCD撮像素子121が設けられてい
ることがわかる。上記光学フィルタ120は、画像出力
にモワレ縞が現れることを防止するためのフィルタで、
例えばローパスフィルタと赤外カットフィルタで構成さ
れている。
【0019】交換レンズ200の撮影光学系を通過し
て、ボディ内に入射してきた光に対し、上記クイックリ
ターンミラー21は、図示する様なダウン状態で撮影光
束の大部分をファインダ光学系に導く。またこの中央部
はハーフミラーであるので、その一部の光束をサブミラ
ー22に導く。一方撮像時のミラーアップ状態では、撮
像光束の全てを光学フィルタ120を介してCCD撮像
素子121面に導く。また、上記サブミラー22は、ク
イックリターンミラー21のダウン状態で、このクイッ
クリターンミラー21の中央部を透過してきた光束をA
Fモジュール23側に導く。
【0020】図4(a)には、Fボディ1の構成をブロ
ック図で示している。Fボディ1は次の構成要素で構成
されている。すなわち、このFボディ1を統括制御する
マイクロコンピュータ(FCPU)2と、ファインダ光
学系に設置された測光センサ3と、測光センサの出力を
処理するための測光処理回路4と、レリーズの第1スト
ロークによってON状態になる1RSW5と、レリーズ
の第2ストロークによってON状態になる2RSW6
と、フォーカルプレーンシャッタの先幕を制御するため
の先幕制御マグネット7と、フォーカルプレーンシャッ
タの後幕を制御するための後幕制御マグネット8と、こ
れらマグネット7,8を駆動制御するためのシャッタ制
御回路9と、フィルムの巻上げ巻戻し制御を行うための
モータ10と、このモータ10を駆動制御するための巻
上げ巻戻し制御回路11と、上記クイックリターンミラ
ー21の制御および、後述するシャッタチャージ機構の
制御を行うためのミラーSチャージモータ12と、この
ミラーSチャージモータ12を駆動制御するためのミラ
ーSチャージ制御回路13と、レンズ光学系のピント状
態を検出するためのAFセンサ14と、センサ14を制
御するためのAFセンサインタフェース回路15と、こ
のFボディ1側に設けられ、前述した交換レンズ200
が着脱可能なマウント接点16とを具備している。
【0021】このFボディ1の制御手段としてのFCP
U2は上記の各構成要素のほとんどに直接的に接続され
ており、所定の制御プログラム(詳細後述)に基づいて
それぞれをシーケンス制御する。上記測光センサ3は、
被写体の輝度を測定し、露出時間を決定するために使用
されるセンサである。上記シャッタチャージ機構におい
ては、シャッタの先幕、後幕は、駆動源がバネになって
おり、シャッタの開閉動作後に次の露出の準備として、
バネのチャージが必要に際して行われる。
【0022】また図4(b)には、交換レンズ200の
構成がブロック図で示され、この交換レンズ200は次
の構成要素で構成されている。すなわち、この交換レン
ズ200を統括制御するマイクロコンピュータ(LCP
U)201と、望遠側へズーミングを行うためのTEL
E−SW202と、広角側へズーミングを行うためのW
IDE−SW203と、複数種類のカメラボディに共通
に着脱できるようこの交換レンズ200側に設けられた
マウント接点204と、プレビュウの操作を行うため
の、PV−SW205と、光束を絞るための絞り機構2
06と、この絞り機構206を駆動するためのステッピ
ングモータ207と、このステッピングモータ207を
駆動制御するためのステッピングモータ制御回路20
8、ズーミングのためレンズ群を駆動するためのZ(ズ
ーミング)モータ209と、このZモータ209を駆動
制御するためのZモータ制御回路210と、上記Zモー
タの駆動量(即ちズーミングのためのレンズ群の移動
量)を検出するためのズームエンコーダ211と、ピン
ト合わせのためにフォーカシングレンズ群を光軸方向に
進退駆動するためのLD(レンズ・ドライブ)モータ2
12と、このLDモータ212を駆動制御するためのL
Dモータ制御回路213と、上記LDモータ212の駆
動量(即ちフォーカシングレンズ群の移動量)を検出す
るためのLDエンコーダ214とを具備している。
【0023】この交換レンズ200の制御手段としての
LCPU201は上記構成要素の一部と直接的に接続さ
れており、所定の制御プログラム(詳細後述)に基づい
てそれぞれをシーケンス制御している。撮影者によるプ
レビュウ操作情報入力手段としてのPV−SW205
は、この交換レンズ200の鏡筒面の例えば左手親指に
対応する位置に突出して設けられるプッシュスイッチで
あり、このスイッチの押圧によるON操作時には、所定
のプレビュウ操作信号がLCPU201に送られる。こ
のプレビュウ操作信号を認識したLCPU201は、後
述する所定のプレビュウ機能を開始させるようにカメラ
ボディ側にプレビュウ開始コマンドを送信して、ボディ
側のDCPU101にプレビュウ機能の開始を促す。
【0024】図5には、Dボディ100の構造をブロッ
ク図で示している。Dボディ100は図示のような構成
要素で構成されているが、このDボディ100には前述
したFボディ内部と同じ構成要素が多いので、図4
(a)と同じ符号以外の次なる異なる構成要素について
説明する。すなわちDボディ100は、このDボディ1
00を統括制御するマイクロコンピュータ(DCPU)
101と、撮影した画像データを目視確認するための画
像モニタ102と、この画像モニタ102を駆動制御す
るための画像モニタ制御回路103と、撮影画像のデー
タを得るためのCCD撮像素子104と、このCCD撮
像素子104を駆動制御するためのCCD制御回路10
5と、上記CCD撮像素子104からの出力信号を処理
する画像処理回路106と、この画像処理回路106か
ら出力される画像データをこのDボディ内部に装填され
た所定の画像データ記録媒体108に記録するための画
像記録回路107とを具備している。
【0025】このDボディ100の制御手段としてのD
CPU101は、上記構成要素の一部と直接的に接続さ
れ、所定の制御プログラム(詳細後述)に基づいて接続
されている機能ブロックのそれぞれを適宜のシーケンス
制御する。
【0026】上記画像モニタ102は、画像モニタ制御
回路103の制御に従って撮像データを表示する。これ
はプレビュウ時の絞り込まれた状態での被写界深度に起
因するぼけ具合など画像確認用としても使用される。ま
た上記画像処理回路106は、出力信号に対してA/D
変換、色変換およびデータ圧縮等の処理を行う。上記画
像データ記録媒体108は、例えば、表示データのバッ
ファメモリでもよいし、外部記憶媒体としてのメモリカ
ード等でもよい。
【0027】以上のように構成された各カメラボディお
よび交換レンズは、次のような各フローチャートで表わ
された制御プログラムに基づいて稼動される。すなわ
ち、図6のフローチャートには、交換レンズ200内の
LCPUの制御シーケンスが示されている。このカメラ
システムでは、交換レンズ200内に電源電池が装填さ
れたときに、LCPUが電源ON状態になる。
【0028】ステップS1でまず内部メモリの初期化を
行う(S1)。ステップS2においては、カメラボディ
より通信要求信号が有るかどうかの判定を行う(S
2)。尚、この通信要求信号の有無は、通信信号ライン
からの信号により判断する。
【0029】つづいてカメラボディと通信を行い、カメ
ラボディよりコマンド・データ、制御データを入力する
(S3)。そして、ステップS4でカメラボディからの
コマンド・データを判定し(S4)、もし「マニュアル
操作イネーブル」である場合はステップS5に進み、そ
れ以外では、ステップS6に進む。
【0030】上記ステップS5では、「マニュアル操作
イネーブル」のシーケンスを行う(S5)。尚、この詳
細は後述する。ステップS5の終了後は、上記ステップ
S2に戻る。
【0031】ステップS6においては、カメラボディか
らのコマンド・データを判定し(S6)、そのデータが
「AV絞込み」である場合はステップS7に進み、それ
以外の場合には、ステップS9に進む。ステップS7に
おいては、カメラボディからのコマンド・データに引き
続いて制御データとして、「絞り込み段数データ」が送
信されてくるので、そのデータに従って、ステッピング
モータ制御回路208を介しステッピングモータ207
を用いて絞り機構206の絞込みを行う(S7)。そし
て、カメラボディとの通信を行い、「AV絞込み終了」
を示すコマンド・データをボディに送る(S8)。
【0032】また、ステップS9において、カメラボデ
ィからのコマンド・データを判定し(S9)、そのデー
タが「AV開放」である場合は、ステップS10に進
み、そうで無い場合には、ステップS12に進む。ステ
ップS10では、再びステッピングモータ制御回路20
8を介しステッピングモータ207を用いて絞り機構2
06を駆動し、絞りを開放にする(S10)。そして、
カメラボディと通信を行い、「AV開放終了」を示すコ
マンド・データをボディに送る(S11)。
【0033】ステップS12においては、カメラボディ
からのコマンド・データを判定し(S12)、そのデー
タが「LD駆動」である場合は、ステップS13に進
み、それ以外には、ステップS15に進む。ステップS
13において、カメラボディからのコマンド・データに
引続いて制御データとして、「LD駆動量」および「L
D駆動方向」が送信されてくるので、そのデータに従っ
て、LDモータ制御回路213を介してLDモータ21
2の駆動を行う(S13)。ステップS14…カメラボ
ディと通信を行い、「LD駆動終了」を示すコマンド・
データをボディに送る(S14)。
【0034】ステップS15においては、カメラボディ
からのコマンド・データを判定し(S15)、そのデー
タが「焦点距離読込み」である場合は、ステップS16
に進み、それ以外の場合にはステップS19に進む。ス
テップS16では、ズームエンコーダ209よりズーム
エンコーダの値を読み込み(S16)、このズームエン
コーダの値に基づき焦点距離を演算で求める(S1
7)。また、ステップS18では、カメラボディとの通
信を行い、「焦点距離データ」をカメラボディに送る
(S18)。
【0035】ステップS19においては、カメラボディ
からのコマンド・データを判定し(S19)、そのデー
タが「レンズパラメータ読込み」である場合は、ステッ
プS20に進み、それ以外には、上記ステップS2に戻
る。ステップS20では、LCPU201内部に記憶さ
れている交換レンズのID番号(識別番号)をカメラボ
ディに送信する(S20)。また、LCPU201内部
に記憶されている交換レンズのパラメータをカメラボデ
ィに送信する(S21)。尚、交換レンズのパラメータ
としては、開放絞り値、絞り込み段数および焦点距離可
変範囲等である。
【0036】図7のフローチャートには、サブルーチン
「マニュアル操作イネーブル」(図6のステップS5に
相当)の詳細を示す。ステップS50においてTELE
−SW202の状態をモニタし、もしONでない場合は
ステップS59に移行する。一方ONならばステップS
51において、Zモータ制御回路210を介してZモー
タ209を動作させ、TELE側へズーミング)を開始
する「TELE駆動」を行う。
【0037】次にステップS52において、ズームエン
コーダ211の値をモニタし(S52)、そのズームエ
ンコーダ値に基づいて、もしズーミング機構がTELE
端に当て付いていると判断したときは、次のステップS
53において、Zモータ209に対しショートブレーキ
(Zモータ短絡)をかけ(S53)、次にステップS5
4で、Zモータ209をOFF(不動作)状態にする
(S54)。次にステップS55において、TELE−
SW202の状態をモニタし、このTELE−SWがO
FF状態になるまで待ち(S55)、OFF状態になっ
たならば、後述べるステップS68に進む。
【0038】また、上記ステップS52における判断
で、ズーミング機構がTELE端に当て付いていない場
合は、ステップS56に進んでTELE−SWの状態を
モニタし(S56)、もしTELE−SWがONならば
ステップS52に戻り、一方、TELE−SWがOFF
ならばステップS57でZモータ209に対してショー
トブレーキ(Zモータ短絡)をかけ(S57)、続いて
ステップS58において、Zモータ209をOFF(不
動作)状態にする(S58)。その後、ステップS68
に進む。
【0039】ステップS50において、TELE−SW
202がOFFの場合、次にステップS59において、
WIDE−SW203のモニタを行い(S59)、もし
ONならばZモータ制御回路210を介してZモータ2
09を動作させ、ステップS60においてWIDE駆動
(WIDE側へズーミング)を開始する(S60)。次
にステップS61において、ズームエンコーダ211の
値をモニタし(S61)、そのズームエンコーダ値に基
づいてズーミング機構がWIDE端に当て付いているか
否かを判断する(S61)。もしWIDE端に当て付い
ているときは、Zモータ209に対してショートブレー
キ(Zモータ短絡)をかけ(S62)、つづいてステッ
プS63で、Zモータ209をOFF(不動作)状態に
する(S63)。
【0040】次にステップS64において、WIDE−
SW203の状態をモニタして、WIDE−SWがOF
F状態になるまで待ち(S64)、OFF状態になった
ならば、後述するステップS68に進む。また上記ステ
ップS61において、ズーミング機構がWIDE端に当
て付いていない場合は、ステップS65において、WI
DE−SWがONならばステップS61に戻り(S6
5)、WIDE−SWがOFFならば、ステップS66
でZモータ209に対してショートブレーキ(Zモータ
短絡)をかけ(S66)、次にステップS67におい
て、Zモータ209をOFF(不動作)状態にし(S6
7)、ステップS68に進む。
【0041】次にステップS59においてWIDE−S
W203がOFFの場合ステップS68に進み、PV−
SWの状態をモニタし(S68)、もしONならばステ
ップS69に進み、一方OFFならばステップS72に
進む。ステップS69では、カメラボディと通信を行
い、「PV開始コマンド」をカメラボディに対して送信
する(S69)。尚、このカメラボディでは「PV開始
コマンド」を受信してプレビュウの処理を行うが、この
詳細は後述する。
【0042】さらにステップS70において、PV−S
Wの状態をモニタし(S70)、OFFになるまで待
ち、OFFになったならばステップS71に進んで、カ
メラボディとの通信を行い、「PV終了コマンド」をカ
メラボディに対して送信する(S71)。これによりカ
メラボディでは「PV終了コマンド」を受信してプレビ
ュウの処理を終了させる。ステップS72においては、
カメラボディより通信要求信号が有るかどうかの判定を
行う(S72)。そして、通信要求信号が無ければ上記
ステップS50に戻るが、もし有ればメインルーチンに
リターンする。
【0043】図8のフローチャートには、Fボディの動
作シーケンスを示す。ステップS100においてまず内
部メモリの初期化を行う(S100)。ステップS10
1においては、交換レンズとの通信を行い、交換レンズ
内部のLCPU201内部に記憶されている交換レンズ
のID番号(識別番号)を受信する(S101)。ま
た、交換レンズとの通信を行い、LCPU201内部に
記憶されている交換レンズのパラメータを受信する(S
102)。尚、このときの交換レンズのパラメータとし
ては、開放絞り値、絞り込み段数および焦点距離可変範
囲等である。
【0044】上記ステップS102の受信の結果に基づ
き判定し(S103)、通信が成功した場合には、交換
レンズが正しく装着されていると判断し、ステップS1
04に進む。一方、通信が失敗した場合は、交換レンズ
が装着されていないと判断して上記ステップS101に
戻る。
【0045】ステップS104において、1R−SW5
の状態をモニタし、もしONならば後述するステップS
113に移行し、OFFならばステップS105に進
み、交換レンズと通信を行って「マニュアル操作イネー
ブル」コマンドを通信する(S105)。この結果、交
換レンズ側ではズーミングなどのマニュアル操作が可能
になる。
【0046】そして上記ステップS105の通信が成功
したか否かを判定し(S106)、通信が失敗した場合
は、交換レンズが装着されていないと判断してステップ
S101に戻る。一方、成功した場合は受信状態になり
(S107)、交換レンズから「PV開始コマンド」が
送信されてきた場合は、これを受信してステップS10
8に進み、それ以外の場合はステップS104に戻る。
【0047】ステップS108においては、交換レンズ
と通信を行い、「レンズ焦点距離読込み」を行う(S1
08)。そして測光処理回路4を介して測光センサ3を
用い測光を行い、この測光結果とそれ以外の情報(IS
O感度、レンズ焦点距離情報、撮影モード情報等)に基
づいて露出演算を行う(S109)。この露出演算の結
果として制御すべき絞り値(AV値)、制御すべきシャ
ッタ秒時(TV値)が決定する。つぎに交換レンズと通
信を行い、上記で求めた絞り値に従って「AV絞込み」
を行う(S110)。
【0048】ステップS111においてコマンドの受信
状態となり(S111)、交換レンズから「PV終了コ
マンド」が送信されてきた場合はステップS112に進
み、それ以外はこのステップS111を繰り返す。ステ
ップS112では交換レンズと通信を行い、「AV開
放」を行う(S112)。
【0049】上記ステップS104において1R−SW
5の状態がONであるとき、上記ステップS108と同
じレンズ通信処理を行う(S113)。ステップS11
4では、AFセンサインタフェース回路15を介してA
Fセンサ14を用い測距を行い、その測距結果に基づき
レンズ駆動量の演算を行う(S114)。そして交換レ
ンズと通信を行い、このステップS114で求めたレン
ズ駆動量に従って「LD駆動」を行う(S115)。つ
づくステップS116では、上記ステップS109と同
じ測光・露出演算処理を行う(S116)。
【0050】ステップS117においては、2R−SW
6の状態をモニタし(S117)、もしこの2R−SW
6がON状態ならばステップS119へ進み、OFF状
態ならばステップS118に進み、1R−SW5の状態
をモニタし(S118)、もしこの1R−SW5がON
状態ならばステップS117に戻り、OFF状態ならば
ステップS104に戻る。
【0051】ステップS119で再び交換レンズとの通
信を行い、求めた絞り値に従って「AV絞込み」を行い
(S119)、ミラーSチャージ制御回路13を介して
クイックリターンミラー12のミラーアップを行う(S
120)。そして、シャッタ制御回路9を使用して、ス
テップS116で求めたシャッタ秒時に従って露出動作
を行う(S121)。
【0052】交換レンズと通信を行って「AV開放」を
行い(S122)、ミラーSチャージ制御回路13を使
用して、クイックリターンミラー21のダウンを行う
(S123)。また、ミラーSチャージ制御回路13を
使用して、シャッタチャージを行う(S124)。そし
て、フィルム巻上げ巻戻し回路11を介して巻上げ巻戻
しモータ10を用いて、フィルムを1コマ分を巻き上げ
る(S125)。そして前述したステップS104に戻
り同様な処理ステップを繰り返す。
【0053】図9のフローチャートには、Dボディの動
作シーケンスを示す。尚、図8と同一符号の処理ステッ
プは同一処理であるので説明を省略する。ステップS2
00においては、「プレビュウ」の処理を行う。尚、こ
の詳細は図10にて詳しく説明する。また、ステップS
201においては、画像記録を行う。
【0054】図10のフローチャートには、上記の「プ
レビュウ」処理の詳細な手順を示している。ステップS
300〜S301においては、図8のステップS108
〜S109と同じく、レンズ通信および測光・露出演算
処理を行う。続いてステップS302〜S304におい
ては、図8のステップS109〜S121と同じく、レ
ンズ通信、ミラーアップおよび露出(撮像)処理を行
う。
【0055】ステップS305においては、上記ステッ
プS304で求めた画像データを、画像モニタ制御回路
103を介して画像モニタ102に表示出力する(S3
05)。また、ステップS306〜S307において
は、図9のステップS123と同じく、ミラーダウン、
シャッタチャージ処理を行う。
【0056】ステップS308では、受信状態となり、
交換レンズから「PV終了コマンド」が送信されてきた
場合は、これを受信してステップS309に進み、それ
以外はこのステップS308を繰り返す。ステップS3
09では画像モニタ102上に表示された画像をOFF
した後、メインルーチンにリターンする。
【0057】(作用効果)本実施形態例の複数種類のカ
メラボディのうち銀塩フィルムを装填する撮影用カメラ
ボディは絞込みのみを行うように構成されている。一
方、電子撮像用カメラボディは絞込みのみならず、撮像
及びその撮像イメージの表示を行うように構成される。
そしてプレビュウ動作においてはミラーアップ状態で電
子画像を撮像素子に取り込む方式であり、撮像する光路
は構造的にも銀塩フィルム用カメラのものと等価であ
る。
【0058】つまり、本発明のレンズ交換式のデジタル
カメラにプレビュウ機能を設けた場合においては、プレ
ビュウスイッチの操作によって絞込みをまず行い、その
結果をファインダスクリーンで確認できるだけではな
く、実際に撮像素子を用いて、この絞込み状態での画像
データを取り込みモニタ画面上に表示出力を行う。この
モニタ表示によって被写界深度等の確認ができるように
構成されている。
【0059】このような構成において、交換レンズで
は、鏡筒に設けたプレビュウSWをONすることで絞込
みを行い、プレビュウSW信号(即ち、絞込み中信号)
をカメラボディ側に送る。尚、銀塩フィルム用カメラボ
ディは、プレビュウSW信号に対しては絞込み以外は何
も行なわないが、一方の電子撮像カメラボディは、この
プレビュウSW信号に対して以下の動作を行う。すなわ
ち、プレビュウSWがONされて撮像動作を行い、ボデ
ィ内のバッファメモリ中にこの撮像された画像データを
記憶する。プレビュウSWがON中はこのバッファメモ
リ中の画像データをLCDに表示出力する。プレビュウ
SWがOFFの状態では、LCDを消すか又は、所定の
表示状態(「プレビュウ表示保持」と称す)を保持す
る。よって、本発明のデジタルカメラでは、プレビュウ
動作に伴って、光学式ファインダによる目視確認と、モ
ニタ表示による電子画像の確認の両方が所望により可能
となる。
【0060】(その他の変形例)このほかにも、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
【0061】以上、一実施形態例に基づいて説明した
が、本明細書中には以下の発明が含まれる。例えば、 (1) デジタル撮像用カメラボディと、銀塩フィルム
用カメラボディと、これらデジタルカメラボディおよび
銀塩フィルム用カメラボディの両方に使用可能であっ
て、撮影の為の撮影レンズと、この撮影レンズの光路を
絞る絞り機構と、被写体を撮像し表示するように指示す
る為のプレビュウ操作情報入力手段(プレビュウSW)
とを有する交換レンズと、から構成されるカメラシステ
ムであって、上記プレビュウ操作情報入力手段からの所
定信号に基づき、上記デジタルカメラボディの表面に設
けられた表示手段に電子撮像された被写体像を表示する
ことを特徴とするカメラシステムを提供できる。
【0062】(2) 上記銀塩フィルム用カメラボディ
は、装填されたこの銀塩フィルムに対して露出するため
の露出手段と、上記撮影レンズより形成される被写体像
を目視確認するための光学的ファインダ手段と、上記撮
影レンズからの光線を上記光学的ファインダ手段又は、
上記露出手段に選択的に導くための光路切換手段(クイ
ックリターンミラー)と、を有し、上記プレビュウ操作
情報入力手段から入力したプレビュウ操作信号に応じて
絞込みのみを行うように構成されて成り、上記デジタル
カメラボディは、電子的な画像データを得る為の撮像手
段と上記撮像手段から得られた画像データを表示する為
のモニタ手段と、上記撮像手段が撮像を開始し上記モニ
タ手段に表示するように撮影者が操作するためのプレビ
ュウ操作情報入力手段と、上記プレビュウ操作情報入力
手段から入力したプレビュウ操作信号に応じて、プレビ
ュウを実行し、更にプレビュウを実行中に上記撮像手段
より画像データを取り込み、上記モニタ手段に表示を行
わせるプレビュウ制御手段と、を有して成るカメラシス
テムを提供できる。
【0063】(3) 撮像動作を開始し表示するように
操作する為のプレビュウ操作手段を有する交換レンズを
着脱可能なデジタルカメラボディにおいて、上記交換レ
ンズよりプレビュウ操作信号を入力する通信手段と、電
子的な画像データを得る為の撮像手段、上記撮像手段か
ら得られた画像データを表示する為のモニタ手段、上記
通信手段から得られたプレビュウ操作信号に応じて、プ
レビュウを実行し、更にプレビュウ実行中に上記撮像手
段より画像データを取り込み、上記モニタ手段に表示を
行うように制御するプレビュウ制御手段と、を更に有す
るカメラシステムを提供できる。
【0064】(4) 撮影レンズと、この撮影レンズの
光路を絞る絞り手段と、被写体を撮像し表示するように
指示する為のプレビュウ操作情報入力手段とから成る交
換レンズと、電子的な画像データを得る為の撮像手段
と、上記撮像手段から得られた画像データを表示する為
のモニタ手段と、上記撮像レンズより形成される物体像
を目視確認する為の光学的なファインダ手段と、上記撮
影レンズからの光線を上記光学的ファインダ手段又は上
記撮像手段に選択的に導く為の光路切換手段と、上記プ
レビュウ操作情報入力手段から入力したプレビュウ操作
信号に応じて、プレビュウを実行し、上記光路切換手段
を上記撮像手段側に切り換え、更に上記撮像手段より画
像データを取り込み、更に上記光路切換手段を上記光学
的ファインダ手段側に切り換える制御を行うプレビュウ
制御手段と、を有することを特徴とするデジタルカメラ
を提供できる。
【0065】(5) 被写体を撮像し表示するように指
示する為のプレビュウ操作手段を有する交換レンズを着
脱可能なデジタルカメラボディであって、上記交換レン
ズから所定のプレビュウ操作信号を入力する通信手段
と、被写体の電子的な画像データを生成する撮像手段
と、上記撮像手段から得られた画像データを表示するモ
ニタ手段と、上記交換レンズにより形成される被写体像
を目視確認する為の光学的ファインダ手段と、上記交換
レンズからの通過光線を上記光学的ファインダ手段又
は、上記撮像手段に選択的に導くための光路切換手段
と、上記プレビュウ操作情報入力手段から入力したプレ
ビュウ操作信号に応じてプレビュウを実行し、更に上記
光路切換手段を上記撮像手段側に切り換え、また更に上
記撮像手段より画像データを取り込み、更に上記光路切
換手段を上記光学的ファインダ手段側に切り換えるよう
に制御するプレビュウ制御手段と、を更に有するデジタ
ルカメラを提供できる。
【0066】(6) デジタルカメラボディと、銀塩フ
ィルム用カメラボディと、両ボディに共通して使用でき
る交換レンズから成るカメラシステムにおいて、上記の
デジタルカメラボディは、電子的な画像データを得るた
めの撮像手段と、上記撮像手段から得られた画像データ
を表示するためのモニタ手段と、上記交換レンズにより
形成される被写体像を目視確認するための光学的ファイ
ンダ手段と、上記交換レンズからの光線を上記光学的フ
ァインダ手段又は、上記撮像手段に選択的に導くための
光路切換手段と、上記交換レンズに設けられて被写体を
撮像し表示するように指示するためのプレビュウ操作情
報入力手段から、所定のプレビュウ操作信号の入力に応
じて、プレビュウ動作を実行させ、上記光路切換手段を
上記撮像手段側に切り換え、更に上記撮像手段より画像
データを取り込み、更に上記光路切換手段を上記光学的
ファインダ手段側に切り換えるように制御するプレビュ
ウ制御手段と、を有する。
【0067】
【発明の効果】このように、本発明のカメラシステムの
うち特にデジタルカメラボディにプレビュウ機能を設け
たことで、プレビュウ操作情報入力手段の操作によって
絞込みを行いその結果をファインダスクリーンで目視確
認できるのみならず、実際に撮像素子を用いて絞込み状
態での画像イメージをモニタ手段上に表示を行えるの
で、従来ファインダスクリーンで確認した場合に生じた
そのスクリーンが暗く翳る現象を回避しながら、このモ
ニタ手段によって被写界深度などを正確に確認できるよ
うになる。よって、同一の交換レンズを銀塩フィルム撮
影用カメラボディと電子撮像用カメラボディの何れに装
着した場合でも、それぞれのカメラボディに適したプレ
ビュウ表示ができるカメラシステムを提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、フィルム撮影用のFボディと、デジタ
ル撮像用のDボディ及び両カメラボディに共通の交換レ
ンズで成るカメラシステムを示す斜視図。
【図2】図2は、Fボディに交換レンズを装着したカメ
ラの断面図。
【図3】図3は、Dボディに交換レンズを装着したカメ
ラの断面図。
【図4】 図4(a),(b)はFボディと交換レンズ
の接続を示し、図4(a)は、Fボディの構成図、図4
(b)は、交換レンズの構成図。
【図5】図5は、Dボディの構成図。
【図6】図6は、交換レンズのLCPUによる制御シー
ケンスを示すフローチャート。
【図7】図7は、図6中のサブルーチン「マニュアル操
作イネーブル」の詳細フローチャート。
【図8】図8は、Fボディの動作シーケンスを示すフロ
ーチャート。
【図9】図9は、Dボディ動作シーケンスを示すフロー
チャート。
【図10】図10は、図9中のサブルーチン「プレビュ
ウ」処理についての詳細フローチャート。
【符号の説明】
1…Fボディ、 2…Fボディ内のマイコン(FCPU)、 3…測光センサ、 4…測光処理回路、 5…1stレリーズSW(1R−SW)、 6…2ndレリーズSW(2R−SW)、 7…先幕制御マグネット、 8…後幕制御マグネット、 9…シャッタ制御回路、 10…フィルムの巻上げ巻戻しモータ、 11…巻上げ巻戻し制御回路、 12…ミラーSチャージモータ(シャッタチャージ機
構)、 13…ミラーSチャージ制御回路、 14…AFセンサ、 15…AFセンサインタフェース回路、 16…Fボディ側のマウント接点、 20…接眼レンズ、 21…クイックリターンミラー、 22…サブミラー、 23…AFモジュール、 25…装填された撮影フィルム、 26…フォーカシングスクリーン、 27…ペンタプリズム、 100…電子撮像カメラボディ(Dボディ)、 101…Dボディ内のマイクロコンピュータ(DCP
U)、 102…画像モニタ(モニタ表示部)、 103…画像モニタ制御回路、 104…CCD撮像素子、 105…CCD制御回路、 106…画像処理回路。 107…画像記録回路、 108…画像データ記録媒体、 120…光学フィルタ(ローパス/赤外カットフィル
タ)、 121…CCD撮像素子、 200…交換レンズ、 201…交換レンズ内のマイクロコンピュータ(LCP
U)、 202…望遠ズーミング用TELE−SW、 203…広角ズーミング用WIDE−SW、 204…交換レンズ側のマウント接点、 205…プレビュウSW(PV−SW)、 206…交換レンズ内絞り機構、 207…ステッピングモータ、 208…ステッピングモータ制御回路、 209…ズーミング用駆動モータ、 210…Zモータ制御回路、 211…ズームエンコーダ(移動量検出手段)、 212…レンズ・ドライブ(LD)モータ、 213…LDモータ制御回路、 214…LDエンコーダ、 220…撮影レンズ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のプレビュウ機能を開始させるプレ
    ビュウスイッチを有する交換レンズと、 上記交換レンズを装着可能な銀塩フィルム専用カメラボ
    ディと、 上記交換レンズを装着可能で所定のプレビュウ制御を行
    なう電子撮像専用デジタルカメラボディと、を具備して
    成り、上記プレビュウスイッチの操作により、上記プレ
    ビュウ制御が当該プレビュウ機能としての表示動作を始
    動することを特徴とするカメラシステム。
  2. 【請求項2】 上記デジタルカメラボディは、 電子的な画像データを得る為の撮像手段と、 上記撮像手段から得られた画像データを表示する為のモ
    ニタ手段と、 被写体を撮像し表示するように指示する為のプレビュウ
    操作情報入力手段と、 上記プレビュウ操作情報入力手段から入力したプレビュ
    ウ操作信号に応じて、プレビュウを実行し、更にプレビ
    ュウを実行中に上記撮像手段より画像データを取り込
    み、上記モニタ手段に表示を行うような制御を行うプレ
    ビュウ制御手段と、を具備することを特徴とする、請求
    項1に記載のカメラシステム。
  3. 【請求項3】 上記交換レンズを着脱可能な上記デジタ
    ルカメラボディは、 上記交換レンズより所定のプレビュウ操作信号を受信す
    る通信手段と、 電子的な画像データを得る為の撮像手段と、 上記撮像手段から得られた画像データを表示する為のモ
    ニタ手段と、 上記通信手段から得られたプレビュウ操作信号に応じ
    て、プレビュウ機能を実行し、更にプレビュウ機能実行
    中に上記撮像手段より画像データを取り込み、上記モニ
    タ手段に表示出力を行うような制御を行うプレビュウ制
    御手段と、を具備することを特徴とする、請求項1に記
    載のカメラシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001222059A (ja) * 2000-02-08 2001-08-17 Nidec Copal Corp 電子カメラ
JP2007006357A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Olympus Imaging Corp デジタルカメラ及びデジタル一眼レフカメラ

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