JP4272318B2 - 建材用化粧シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建材用化粧シートに関するものであり、特に建築物の床材に適したシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の床仕上げには、モルタル塗り仕上げ、人造石とぎ仕上げ、タイル、リノリウム、フローリングブロックなどの貼り付け床仕上げなどがある。そして一般住宅の床の場合には、フローリングやクッションフロアーなどの貼り付け床仕上げが通常広く利用されている。上記フローリング仕上げに用いるフローリングブロックとしては木材が用いられ、またクッションフロアーには塩化ビニルタイルなどが利用されていた。
【0003】
これらの貼り付け床仕上げに用いられる材料として、表面に化粧シートを貼着して仕上げ材を形成したものが、広く用いられている。
【0004】
一般に、化粧シートは熱可塑性樹脂基材シートの表面に絵柄などの印刷が施され、更に最表面側に、耐擦傷性、耐熱性、耐候性、耐汚染性、耐薬品性、耐溶剤性等を向上せしめる目的で、硬化型樹脂からなる表面保護層が設けられて構成されている。
【0005】
床面に使用される化粧シートの場合、特に以下の▲1▼〜▲5▼の特性が要求される。▲1▼表面に傷が付きにくく耐擦傷性が良好であること、▲2▼汚れが付きにくく耐汚染性が良好であること、▲3▼耐薬品性が良好であること。▲4▼物を落下させた場合にへこみなどが生じないように耐衝撃性が良好であること。▲5▼耐候性が良好であること。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
化粧シートの表面保護層を構成する硬化型樹脂層として、2官能のウレタンアクリレートを主成分とする組成物の硬化物を用いることが従来から公知である。このウレタンアクリレートは柔軟性に優れ、耐衝撃性などの点では良好であるが、耐汚染性、耐薬品性、耐擦傷性、耐衝撃性及び耐候性などの特性をバランスよく満足するものはなかった。
【0007】
本発明は上記従来技術の欠点を解決するためになされたものであり、耐汚染性、耐薬品性、耐擦傷性、耐衝撃性及び耐候性に優れ、これらの特性のバランスが取れている建材用化粧シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)熱可塑性樹脂基材シート上に硬化型樹脂層が形成された建材用化粧シートにおいて、該硬化型樹脂層が1分子中に2個のラジカル重合性不飽和基を有する重量平均分子量1000〜4000のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び1分子中に3個〜15個のラジカル重合性不飽和基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)からなる混合物を少なくとも含み、上記混合物を構成する上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の合計重量に対し、上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)が、それぞれ50重量%ずつ配合されてなる硬化物層であることを特徴とする建材用化粧シート、(2)熱可塑性樹脂基材シートが、ポリオレフィン系樹脂シートである上記(1)に記載の建材用化粧シート、(3)硬化型樹脂層が、電離放射線硬化型樹脂層である上記(1)または(2)に記載の建材用化粧シート。(4)ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)が、アルキレングリコールとアジピン酸とから形成される重量平均分子量500〜2000のポリエステルポリオールとイソホロンジイソシアネートとヒドロキシ(メタ)アクリル酸エステルとの重付加反応生成物であり、重量平均分子量が1000〜3000のものである上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の建材用化粧シート、を要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。本発明の建材用化粧シート1は、図1に示すように、ポリオレフィン樹脂などからなる熱可塑性樹脂基材シート2の表面に電離放射線硬化性樹脂などからなる硬化型樹脂層3が形成された化粧シートにおいて、該硬化型樹脂層3が、1分子中に2個のラジカル重合性不飽和基を有する重量平均分子量1000〜4000のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び1分子中に3個〜15個のラジカル重合性不飽和基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)からなる混合物を少なくとも含み、上記混合物を構成する上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の合計重量に対し、上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)が、それぞれ50重量%ずつ配合されてなる硬化物層である。
【0010】
なお上記「ウレタン(メタ)アクリレート」とは、ウレタンアクリレート、またはウレタンメタクリレートのことを云う。
【0011】
図1に示す建材用化粧シート1(以下、単に化粧シートという場合もある)は、プライマー層4を基材シート2の表面に設ける前に、該基材シート2の表面にエンボス加工を施して凹凸模様5を設けその上からワイピング処理を施し、凹凸模様の凹部内にワイピングインキ6を充填した後に、表面にプライマー層4を設け硬化型樹脂層3を積層したものである。また、熱可塑性樹脂基材シート2の裏面側には、裏面側プライマー層7を介して絵柄層8、ベタ層9を印刷して形成したものである。この態様は、いわゆる「バックプリントシート」と称されるタイプの化粧シートである。
【0012】
また図2は本発明化粧シートの他の例を示すものである。図2に示す化粧シートは、第2の熱可塑性樹脂シート22の表面をコロナ放電処理などを施しプライマー層10を設け、ベタ層9及び絵柄層8を印刷形成したシート11を接着剤層12を介して、第1の熱可塑性樹脂シート21に積層し、第1の熱可塑性樹脂シート21の表面にエンボス加工を施して凹凸模様5を設け、その後、図1に示す化粧シートと同様に、凹凸模様の上からワイピング処理を施し、凹凸模様の凹部内にワイピングインキ6を充填した後に、表面にプライマー層4を設け硬化型樹脂層3を形成したものである。この態様は、いわゆる「ダブリングシート」、あるいは「ダブリングエンボスシート」と称されるタイプの化粧シートである。第2の熱可塑性樹脂シート22は、一般に着色樹脂シートが用いられるが、無着色シートを用いても良い。この化粧シートは、熱可塑性樹脂基材シートが第1の熱可塑性樹脂シート21と第2の熱可塑性樹脂シート22との積層体として形成されているものである。
【0013】
本発明化粧シートは、表面の保護層として上記特定の樹脂組成物の硬化物からなる硬化型樹脂層3を設けたことにより、従来のウレタン(メタ)アクリレートを用いたものと同様に耐衝撃性などが良好であるとともに、さらに耐薬品性、耐汚染性、耐擦傷性及び耐候性の点などにおいても良好であり、これらの特性のバランスがとれている。そのため、本発明化粧シートは特に、床材などに利用する場合に、最適に用いることができる。
【0014】
硬化型樹脂層に用いられるウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)は、1分子中に2個のラジカル重合性不飽和基を有する、いわゆる2官能ウレタンアクリレートオリゴマーものであり、ジイソシアネートと、1分子中に水酸基を2個以上有する重量平均分子量が500〜2000の多価アルコールと、末端に水酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレート化合物とが結合してなる、重量平均分子量が1000〜4000のオリゴマーである。
【0015】
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)は分子量が1000未満では、硬化後の樹脂層においてウレタン(メタ)アクリレートの持つ柔軟性を充分発揮できず、Vカット加工やラッピング加工などの曲げ加工、及びエンボスに際しての加工性が低下する。また分子量が4000を越えると、耐汚染性等の特性が低下する。
【0016】
上記ジイソシアネートは、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する脂肪族、脂環式または芳香族のイソシアネートであり、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0017】
重量平均分子量が500〜2000の多価アルコールとしては、両末端に水酸基を有するポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール及びポリカーボネートポリオール、アクリルポリオール等がある。上記ポリエステルポリオールとしては、(イ)芳香族またはスピロ環骨格を有するジオール化合物と、ラクトン化合物またはその誘導体またはエポキシ化合物との付加反応生成物、(ロ)多塩基酸とアルキレングリコールとの縮合生成物、及び(ハ)環状エステル化合物から誘導される開環ポリエステル化合物があり、これらを単独または2種以上を混合して使用することができる。上記ポリエーテルポリオールとしては、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどがある。上記(ロ)の多塩基酸としてアジピン酸を用い、アルキレングリコールと縮合生成物として得られる重量平均分子量500〜2000の、両末端に水酸基を有するポリエステルジオールが、各種物性が良好であることから好ましく用いられる。
【0018】
また、末端に水酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレートは、アクリル酸またはメタクリル酸もしくはこれらの誘導体のエステル化合物であって、末端に水酸基を有するものである。具体的には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシルプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシシクロオクチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピルアクリレートなどの重合性不飽和基を1個有する(メタ)アクリル酸エステル化合物、あるいはその他の1分子中に重合性不飽和基を2個以上有する(メタ)アクリル酸エステル化合物などが例示される。
【0019】
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)は、好ましくは、多価アルコール成分を、アルキレングリコールとアジピン酸から形成される重量平均分子量500〜2000のポリエステルポリオールとし、また、ジイソシアネート成分をイソホロンジイソシアネートとし、アクリレート成分をヒドロキシエチル(メタ)アクリル酸エステルとし、これらを反応させて得られる重量平均分子量が1000〜3000のオリゴマーが望ましい。
【0020】
硬化型樹脂層に用いられる、脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)は、1分子中に3個〜15個の(メタ)アクリロイル基などのラジカル重合性不飽和基を有するものであり、脂肪族ジイソシアネート、多官能ポリオール、末端に水酸基を有するとともにラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレートとを反応させて得られる、多官能(3〜15官能)ウレタンアクリレートである。
【0021】
上記脂肪族ジイソシアネートは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0022】
また、上記の水酸基とラジカル重合性不飽和基を有する(メタ)アクリレートは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシルプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシシクロオクチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピルアクリレートなどの重合性不飽和基を1個有する(メタ)アクリル酸エステル化合物が挙げられる。
【0023】
脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)は、具体的には、市販品としてUA−306H(共栄社化学製の6官能脂肪族ウレタンアクリレート)、U−15HA(新中村化学工業製の15官能ウレタンアクリレートオリゴマー)、紫光7550(日本合成化学製の3官能脂肪族ウレタンアクリレート)などが入手可能である。
【0024】
硬化型樹脂層を形成するための組成物において、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)と、脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の配合量は、組成物の樹脂成分中のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)の含有量が50重量%であり、脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の含有量が50重量%である。尚、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)が30重量%未満になると、硬化型樹脂層の可とう性、展性が不十分であり、耐衝撃性が低下してしまい、一方、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)が70重量%を越えると、耐擦傷性および耐汚染性が低下してしまう。尚、上記のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)と脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の配合量は、硬化型樹脂層を形成する塗工組成物における、上記オリゴマー(A)とオリゴマー(B)の合計重量に対する、各成分の重量%を表すものである。
【0025】
硬化型樹脂層3には、艶消し(マット化)や、耐擦傷性を更に高めることを目的として、α−アルミナ、シリカ、酸化クロム、酸化鉄、ダイヤモンド等の無機粒子、及び架橋アクリルなどの合成樹脂ビーズなどの有機樹脂粒子などの平均粒径5μm〜30μm程度の粉末を添加してもよい。これら粉末の粒子形状としては、各種形状のものが用いられるが、特に球形状ないしはこれに類似した球類似形状のものを用いると、耐擦傷性が良好であり、塗工適性も良く、手触り感も粗くなく好ましい。上記粉末の添加量は、硬化型樹脂層中に5重量%〜30重量%が好ましい。
【0026】
硬化型樹脂層3には、表面の滑りを良くするために滑剤を添加することができる。滑剤としては、ポリエチレンワックス、4フッ化エチレン樹脂粉末、金属石鹸類、プラスチックビーズ、シリコーンオイルなどが挙げられる。滑剤の添加量は、硬化型樹脂に対し、0.5重量%〜5重量%が好ましい。
【0027】
また硬化型樹脂層3には、耐候性を向上させるために、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリシレート系などの紫外線吸収剤を添加するのが好ましい。紫外線吸収剤を添加する場合は電子線を照射して樹脂層を硬化させる。また、紫外線を照射して樹脂層を硬化させる場合には、光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミノキシムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサントン類、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン、又、光重合促進剤(増感剤)としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等を用いる。
【0028】
硬化型樹脂層3は、上記の各成分を含む塗工組成物を適宜手段で塗工し、電子線などの電離放射線を照射して硬化させる。この塗工組成物には、必要に応じて、溶剤、染料、顔料等の着色剤、艶調製剤、増量剤等の充填剤、消泡剤、レベリング剤、チクソトロピー性付与剤等の各種添加剤を加えることができる。硬化型樹脂層3は、乾燥後膜厚10〜50μm程度に形成するのが好ましい。また、硬化型樹脂層は、加熱により硬化させることができる。加熱による硬化は、硬化型樹脂層中にベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイドなどの有機過酸化物を1重量%〜5重量%添加し、塗膜形成後、不活性雰囲気中で100℃〜150℃にして2分〜5分加熱する。
【0029】
電子線の照射量は、通常100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーを持つ電子を0.1〜30Mrad程度の照射量で照射する。照射量が0.1Mrad未満の場合、硬化が不十分となる虞れがあり、又、照射量が30Mradを超えると、硬化した塗膜或いは基材が損傷を受ける虞れが出てくる。又、紫外線により硬化させる場合の照射量は、好ましくは50〜1000mJ/cm2である。紫外線の照射量が50mJ/cm2未満では硬化が不十分となる虞れがあり、又、照射量が1000mJ/cm2を超えると、硬化した塗膜が黄変化する虞れがある。
【0030】
電離放射線硬化型樹脂の硬化に用いられる電離放射線照射装置は、紫外線を照射する場合、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、ブラックライトランプ、メタルハライドランプ等の光源が用いられ、又、電子線を照射する場合には、コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器等を用いる。
【0031】
上記の溶剤としては、塗料、インキ等に通常使用されるものが使用でき、具体例としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸アミルなどの酢酸エステル類、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0032】
硬化型樹脂層3を形成する方法は、▲1▼塗工組成物を直接塗工する直接コーティング法、又は、▲2▼剥離性の基材表面に樹脂層を予め形成した後、該層を転写する、転写コーティング法等が用いられる。
上記▲1▼の直接コーティング法は、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコート、スピンナーコート、ロールコート、リバースロールコート、キスコート、ホイラーコート、ディップコート、シルクスクリーンによるベタコート、ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコート、かけ流しコート、刷毛塗り、スプレーコート等を用いることができるが、好ましいのはグラビアコートである。
【0033】
▲2▼転写コーティング法は、一旦、下記の(a)〜(d)に示す薄いシート(フィルム)基材に塗膜を形成し架橋硬化せしめ、しかる後基材表面に被覆する方法であり、塗工組成物の塗膜を基材と共に立体物に接着するラミネート法(a、b)、一旦離型性支持体シート上に塗膜と必要に応じて接着剤層を形成し塗膜を架橋硬化させてなる転写シートを、その塗膜側を立体物に接着後、支持体シートのみ剥離する転写法(c)等の手段を利用することができる。尚、薄いシート基材に硬化型樹脂層を形成する手段は、上記の直接コーティング法と同じ各種のコーティング手段を用いることができる。(a)特公平2−42080号公報、特公平4−19924号公報等に開示されるような射出成形同時転写法。或いは特公昭50−19132号公報に開示されるような射出成形同時ラミネート法。(b)特開平4−288214号公報、特開平5−57786号公報に開示されるような真空成形同時転写法。或いは特公昭56−45768号公報に開示されるような真空成形同時ラミネート法。(c)特公昭59−51900号公報、特公昭61−5895号公報、特公平3−2666号公報等に開示されるように、ラッピング同時転写法、又はラッピング同時ラミネート法。(d)実公大15−31122号公報等に開示されているVカット加工同時ラミネート法、或いは特公昭56−7866号公報等に開示されているVカット加工同時転写法。
【0034】
又、上記▲2▼の転写コーティング法の一つとして下記の(A)〜(D)の工程を順次行う方法を用いることもできる(特開平2−26673号公報等記載)。
(A)非吸収性且つ離型性の合成樹脂シートに、未硬化液状の電離放射線硬化型樹脂組成物を塗工する工程。(B)前記電離放射線硬化型樹脂組成物の塗布面が基材と接するようにラミネートする工程。(C)前記電離放射線硬化性型樹脂組成物の塗膜に電離放射線を照射して架橋、硬化させる工程。(D)合成樹脂シートを剥離除去する工程。上記の工程において、電離放射線硬化型性樹脂として溶剤で希釈されたものを使用する場合には、工程(A)と(B)との間に溶剤を乾燥する工程を行う。
【0035】
熱可塑性樹脂基材シート2、第1の熱可塑性樹脂シート、第2の熱可塑性樹脂シートなどは、ポリオレフィン系樹脂シートが好ましく用いられる。ポリオレフィン系樹脂シートに用いられるポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン(低密度、又は高密度)、ポリプロピレン(アイソタクチック型、シンジオタクチック型、又はこれらの混合型)、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体等の高結晶質の非エラストマーポリオレフィン樹脂、或いは下記に記載した各種のオレフィン系熱可塑性エラストマーのシートが用いられる。ポリオレフィン系樹脂シートは、延伸シート、未延伸シートのいずれも使用可能であるが、このシートには、必要に応じ、充填剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の各種の添加剤を添加する。また、ポリオレフィン系樹脂シートの厚みは、用途等によるが、20〜300μm程度が好ましい。
【0036】
上記オレフィン系熱可塑性エラストマーは、▲1▼主原料がハードセグメントである高密度ポリエチレン又はポリプロピレンのいずれかからなり、これにソフトセグメントとしてのエラストマー及び無機充填剤を添加してなるもの、▲2▼特公平6−23278号公報記載の、ハードセグメントであるアイソタクチックポリプロピレンとソフトゼグメントとしてのアタクチックポリプロピレンとの混合物からなるもの、▲3▼特開平9−111055号公報、特開平5−77371号公報、特開平7−316358号公報等に記載のエチレン−プロピレン−ブテン共重合体からなるもの、が代表的なものである。必要に応じて着色剤等の添加剤をこれに添加して用いる。以下これらの詳細を述べる。
【0037】
▲1▼高密度ポリエチレンとしては、好ましくは、比重が0.94〜0.96のポリエチレンであって、低圧法で得られる結晶化度が高く分子に枝分かれ構造の少ない高分子である高密度ポリエチレンが用いられる。また、ポリプロピレンとしては、好ましくは、アイソタクチックポリプロピレンが用いられる。
【0038】
上記エラストマーとしては、ジエン系ゴム、水素添加ジエン系ゴム、オレフィンエラストマー等が用いられる。水素添加ジエン系ゴムは、ジエン系ゴム分子の二重結合の少なくとも一部分に水素原子を付加させてなるもので、ポリオレフィン系樹脂(本発明においては、高密度ポリエチレン又はポリプロピレン)の結晶化を抑え、柔軟性をアップさせる。ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、プロピレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム等がある。オレフィンエラストマーとしては、2種類又は3種類以上のオレフィンと共重合しうるポリエンを少なくとも1種加えた弾性共重合体であり、オレフィンはエチレン、プロピレン、α−オレフィン等が使用され、ポリエンとしては、1,4ヘキサジエン、環状ジエン、ノルボルネン等が使用される。好ましいオレフィン系共重合体ゴムとしては、例えばエチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエンゴム、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム等のオレフィンを主成分とする弾性共重合体が挙げられる。なお、これらのエラストマーは、必要に応じて有機過酸化物、硫黄等の架橋剤を用いて、適量架橋させてもよい。
【0039】
上記エラストマーの添加量としては、10〜60重量%、好ましくは30重量%程度である。10重量%より低いと一定荷重伸度の温度に対する変化が急峻になり過ぎ、また、破断時伸度、耐衝撃性、易接着性の低下が生じ、60重量%より高いと透明性、耐候性及び耐クリープ性の低下が生じる。
【0040】
上記無機充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク等の平均粒径0.1〜10μm程度の粉末が用いられる。添加量としては、1〜60重量%程度、好ましくは5〜30重量%程度である。1重量%より低いと耐クリープ変形性及び易接着性の低下が生じ、60重量%より高いと破断時伸度及び耐衝撃性の低下が生じると共に製膜が難しくなる。
【0041】
▲2▼特公平6−23278号公報記載の、(A)ソフトセグメントとして、数平均分子量Mnが25000以上、且つ、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mn≦7の沸騰ヘプタンに可溶なアタクチックポリプロピレン10〜90重量%と、(B)ハードセグメントとして、メルトインデックスが0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性のアイソタクチックポリプロピレン90〜10重量%、との混合物からなる軟質ポリプロピレン。この種のオレフィン系熱可塑性エラストマーの中でも、所謂『ネッキング』を生じ難く、加熱、加圧を用いて各種形状に成形したりエンボス加工する際に適性良好なものとしては、アイソタクチックポリプロピレンとアタクチックポリプロピレンとの混合物からなり、且つアタクチックポリプロピレンの重量比が5重量%以上50重量%以下であるものである。
【0042】
ポリプロピレン系のオレフィン系熱可塑性エラストマー自体はすでに公知のものであるが、包装容器等従来公知の用途に用いられる場合は、強度を重視する為に、ソフトセグメントとなるアタクチックポリプロピレンの重量比が5重量%未満のものが専ら使用されていた。しかしながら三次元形状乃至凹凸形状に成形したり、エンボス加工する場合、前記の如くネッキングを生じて良好な加工が不可能である。これに対し、従来の組成設計とは逆に、ポリプロピレン系のオレフィン系熱可塑性エラストマーに於いて、アタクチックポリプロピレンの重量比が5重量%以上とする事によって、エンボス加工したり、三次元形状乃至凹凸形状の物品に成形する際のネッキングによる不均一なシートの変形、及びその結果としての皺、絵柄の歪み等の欠点が解消できる。特にアタクチックポリプロピレンの重量比が20重量%以上の場合が良好である。一方、アタクチックポリプロピレンの重量比が増加し過ぎると、シート自体が変形し、絵柄が歪んだり、多色刷りの場合に見当(Resister)が合わなくなる等の不良が発生し易くなる。又、成形時にも破れ易くなる為、好ましくない。アタクチックポリプロピレンの重量比の上限としては、輪転グラビア印刷等の通常の輪転印刷機を用いて絵柄層を印刷し、又、シートのエンボス加工、真空成形、Vカット加工、射出成形同時ラミネート等を採用する場合は50重量%以下、より好ましくは40重量%以下である。
【0043】
▲3▼エチレン・プロピレン・ブテン共重合体樹脂からなる熱可塑性エラストマー。ここで、そのブテンとして、1ブテン、2ブテン、イソブチレンの3種の構造異性体のいずれも用いることができる。共重合体としては、ランダム共重合体で、非晶質の部分を一部含む。上記エチレン・プロピレン・ブテン共重合体の好ましい具体例としては次の(i)〜(iii)が挙げられる。(i)特開平9−111055号公報記載のもの。これはエチレン・プロピレン及びブテンの3元共重合体によるランダム共重合体である。単量体成分の重量比はプロピレンが90重量%以上とする。メルトフローレートは、230℃、2.16Kgで1〜50g/10分のものが好適である。そして、このような3元ランダム共重合体100重量部に対して、燐酸アリールエステル化合物を主成分とする透明造核剤を0.01〜50重量部、炭素数12〜22の脂肪酸アミド0.003〜0.3重量部を熔融混練してなるものである。(ii)特開平5−77371号公報記載のもの。これは、エチレン、プロピレン、1ブテンの3元共重合体であって、プロピレン成分含有率が50重量%以上の非晶質重合体20〜100重量%に、非晶質ポリプロピレンを80〜0重量%添加してなるものである。(iii)特開平7−316358号公報記載のもの。これは、エチレン・プロピレン・1ブテン3元共重合体であって、プロピレン及び/又は1ブテン含有率が50重量%以上の低結晶質重合体20〜100重量%に対して、アイソタクチックポリプロピレン等の結晶性ポリオレフィン80〜0重量%に混合した組成物100重量部に対してNアシルアミン酸アミン塩、Nアシルアミン酸エステル等の油ゲル化剤を5重量%添加してなるものである。
【0044】
エチレン・プロピレン・ブテン共重合体樹脂は、単独で用いてもよいし、上記(i)〜(iii)に必要に応じ他のポリオレフィン樹脂を混合して用いてもよい。ポリオレフィン系樹脂には着色剤を添加してもよい。着色剤は、化粧シートとして必要な色彩を持たせるためのものであり、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー等の有機顔料或いは染料、アルミニウム、真鍮等の箔粉からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸亜鉛等の箔粉からなる真珠光沢顔料等が用いられる。着色は透明着色、不透明(隠蔽)着色いずれでも可であるが、図1の化粧シートの熱可塑性樹脂基材シート2及び図2の化粧シートの第1の熱可塑性樹脂シート21の場合には、絵柄層8ベタ層9などの意匠が見える程度の透明着色に形成するのが好ましい。また、図2の化粧シートの第1の熱可塑性樹脂シート22は、下層が見えない不透明着色に形成することができる。
【0045】
さらに、ポリオレフィン系樹脂には、必要に応じて、熱安定剤、難燃剤、ラジカル捕捉剤等を添加する。熱安定剤は、フェノール系、サルファイト系、フェニルアルカン系、フォスファイト系、アミン系等公知のものであり、熱加工時の熱変色等の劣化の防止性をより向上させる場合に用いられる。難燃剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の粉末が用いられ、これらは難燃性を付与する必要がある場合に添加する。
【0046】
上記材料をブレンドしたものをカレンダー製法等の常用の方法により製膜してポリオレフィン系樹脂シートを得ることができる。尚、ポリオレフィン系樹脂として着色剤、無機充填剤、又はその両方を添加した組成物を用い、熔融押出法で製膜する場合、薄膜に製膜すると製膜適性が低下し、表面が平滑に仕上がらない。一般的には着色剤等を計10重量部程度以上添加し、80μm以下に製膜する場合、此の傾向が目立つ。そこで此の様な場合、3層共押出とし中心の層のみに着色剤を添加し、表裏の最外層には顔料等は無添加にすると良い。
【0047】
図2に示す態様の化粧シートの場合、第2の熱可塑性樹脂シートを用いたシート11に第1の熱可塑性樹脂シートを積層するには、すでに製膜された熱可塑性樹脂シート21を接着剤層12を介して積層することができる。接着剤層12は2液硬化型のポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂などのドライラミネート接着剤が用いられる。また上記方法以外にも、第2の熱可塑性樹脂シートを用いたシート11にポリオレフィン系樹脂からなる第1の熱可塑性樹脂基材シート21を熔融押出塗工(エクストルージョンコート)して、シート製膜と同時に積層する方法を用いても良い。
【0048】
プライマー層4は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(イソシアネート硬化剤と各種ポリオールからなる2液硬化型)、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレンなどの溶液を塗工して形成される。熱可塑性樹脂基材シートとしてポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを使用する場合は、2液硬化型ポリウレタン樹脂を用いイソシアネート硬化剤を添加して形成するのが好ましい。
【0049】
プライマー層4には上記樹脂以外に、シリカ微粉末などの充填剤、光安定剤、等の添加剤を添加しても良い。プライマー層は、これらの組成物を、塗工して、必要に応じ乾燥、硬化させることで形成される。具体的にはプライマー組成物をグラビアロールコート、ロールコート等の方法で塗工して乾燥(硬化)させて形成される。プライマー層4の塗布量は1〜20g/m2(乾燥時)が好ましく、更に好ましくは1〜5g/m2(乾燥時)である。
【0050】
図1に示す化粧シートの裏面側プライマー層7は、ポリオレフィン系樹脂シートなどの熱可塑性樹脂基材シート2と絵柄層8あるいはベタ層9等の印刷層との接着性を向上させるものであり、前記した表面側のプライマー層4と同様の樹脂を用いるのが好ましい。また裏面側プライマー層7は、表面側のプライマー層4と同様の手段で形成できる。また、図2に示す化粧シートのプライマー層10は、第2の熱可塑性樹脂シート22とベタ層9などの印刷層との接着性を向上させるものであり、第2の熱可塑性樹脂シートにポリオレフィン系樹脂シートを用いた場合には、前記したプライマー層4と同様の材質を用いるのが好ましい。また形成手段なども同様に行なうことができる。
【0051】
ポリオレフィン系樹脂シートの表面には、プライマー層4を形成する以前に、好ましくはコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の易接着処理を施す。この易接着処理は、この種のシートに於いて通常使用される方法を用いることができる。此の様な易接着処理を行うことによって、ポリオレフィン系樹脂シートの表面に、水酸基、カルボキシル基等の活性水素原子含有官能基を生成出来る。尚、ポリオレフィン系樹脂シートを熔融押出法で製膜する場合には、製膜時に表面に或る程度これら極性官能基が生成される。よって製膜時に生成される極性官能基が十分であれば、易接着処理は省いても良い。
【0052】
熱可塑性樹脂基材シート2(あるいは第1の熱可塑性樹脂シート21)の表面には、加熱プレスやヘアライン加工などにより、図1に示すように凹凸模様5を付与したり、該凹凸模様にワイピング加工を施して凹部にワイピングインキ6を充填しても良い。凹凸模様5は例えば、導管溝、石板表面凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等である。凹凸模様5を形成するには、例えば、加熱・加圧によるエンボス加工法、ヘアライン加工法、賦形フィルム法等がある。エンボス加工法は硬化型樹脂層を加熱して軟化させ、表面をエンボス版で加圧してエンボス版の凹凸模様を賦形し、冷却して固定化するもので、公知の枚葉式、或いは輪転式のエンボス機等が用いられる。例えばエンボス加工は、シート温度℃120℃〜160℃にて凸版を硬化型樹脂層面に10〜40kg/cm2の圧力で加圧し、凸版パターンを転写する。またワイピング加工は、特公昭58−14312号公報などに記載されているように、凹凸模様上に着色インキを塗布した後、ワイピング処理し、凹凸模様の凹部内に着色インキを充填することにより行う。
【0053】
また他のエンボス加工およびワイピング加工方法として、硬化型樹脂の液状物をロール凹版の少なくとも凹部に充填させると共にロール凹版に基材シートを重ね、電離放射線を照射して硬化型樹脂を半硬化させた後、基材シートをロール凹版から剥離して基材シート上に凹凸模様の硬化型樹脂層を転写し、さらに半硬化状態の凹凸模様上に着色インキを塗布した後、ワイピング処理し、凹凸模様の凹部内に着色インキを充填し、半硬化状態の凹凸模様に電離放射線を再度照射して硬化型樹脂層を硬化させる方法を用いても良い。
【0054】
絵柄層8は、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学図形、文字、記号、線画、各種抽象模様の柄を印刷形成したものである。ベタ層9は、隠蔽性を有する着色インキにて、ベタ印刷して形成したものである。これらの印刷層は、絵柄層8のみから構成しても、あるいはベタ層9のみから構成しても、或いは絵柄層及びベタ層の両者から構成してもいずれでもよい。
【0055】
絵柄層8及びベタ層9は、一般的な絵柄印刷用のインキを用いて印刷或いは塗工することで形成できる。上記インキとしては、バインダーと着色剤とからなり、例えばバインダーとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(2液硬化型ウレタン樹脂、又は熱可塑性ウレタン樹脂)、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂等を、1種または2種以上混合したものが用いられる。上記着色剤としては、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群青、フタロシアニンブルー、キナクリドン、イソインドリノン等の顔料又は染料、アルミニウム、真鍮等の金属箔粉、二酸化チタン被覆雲母等の箔粉からなる光輝性顔料を1種又は2種以上混合したものが挙げられる。絵柄層は、上記凹凸模様や凹部内の着色インキによる模様と位置を合わせて、重ね合わせることで、深みのある模様とすることができる。
【0056】
絵柄層のインキは、ポリオレフィン系樹脂シートを基材シートとして用いる場合は、ポリウレタン樹脂系インキや塩素化ポリオレフィン樹脂系インキを用いるのが好ましい。また絵柄層やベタ層として、印刷形成する以外に、金属薄膜より形成しても良い。例えば、アルミニウム、クロム、金、銀、銅などの金属を用い、真空蒸着、スパッタリングなどの方法で金属薄膜を製膜する。この金属薄膜は、全面ベタ、部分ベタ、絵柄のようなパターン状に形成したり、上記絵柄層およびベタ層と組み合わても良い。
【0057】
このようにして形成された化粧シートは、例えば図1に示す化粧シートでは、裏面側(図1に示す化粧シートではベタ層側、図2に示す化粧シートでは第2の可塑性樹脂シート側)を他の基材13に接着剤層14などを介して貼着して化粧板15などを形成し、各種建材に利用することができる。また化粧シート1には、抗菌性を付与する為に、基材シート、あるいは他の樹脂層に、銀イオン担持ゼオライト等の抗菌剤や10,10′−オキシビスフェノキシアルシン等の防黴剤等を添加してもよい。
【0058】
接着剤層の材質としては、化粧シートを貼る他の基材13(以下、被着体という)により適宜選択する。例えば、被着体が木質材料の場合には、水酸基を有する塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系、ウレタン系接着剤が好ましい。また被着体がプラスチック材料の場合には、ホットメルト接着剤、ドライラミネート用接着剤などが利用できる。ホットメルト接着剤は、被着体を成形する際の予熱あるいは後加熱を利用できる。なお、被着体に化粧シート自体が熱融着などの手段で接着可能な場合には、接着剤層14を省略しても良い。
【0059】
化粧シートの被着体13としては、各種の木質材料、金属材料、プラスチック材料、セラミック材料、等が用いられる。化粧シートを上記材料に貼着し、所定の成形加工などを施すことで、各種用途に利用できる。例えば、壁、天井、床などの建築物の内装、窓枠、扉枠、扉、手すりなどの建具の表面化粧、箪笥などの家具、テレビジョン受像機などの弱電、OA機器などのキャビネットの表面化粧、自動車、電車などの車両の内装、航空機の内装、窓ガラスの化粧などに利用できる。
【0060】
【実施例】
実施例1
下記の工程を行い建材用化粧シートを作成した。
[印刷工程]
(1)熱可塑性樹脂基材シート
厚さ120μmのポリプロピレン樹脂シート(三菱化学MKV製:150AG3 120μ)を熱可塑性樹脂基材シートとして使用した。
(2)裏面側プライマー層
熱可塑性樹脂基材シートの表面をコロナ放電処理(6KW、処理速度40m/min)し、その処理面にアクリルウレタン系プライマー(ザ・インクテック製:FMS)100重量部に、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を5重量部添加したプライマー層形成用インキを、グラアビアコーターを用いて塗工(塗布量:乾燥後2g/m2)し裏面側プライマー層を形成した。
(3)絵柄インキ層
上記プライマー層の表面に、アクリル・ウレタン樹脂系インキ(昭和インク工業所製:AU)を使用し、グラビア印刷により木目模様を印刷した。
(4)ベタインキ
更に、上記木目模様の上から、アクリルウレタン樹脂系インキ(昭和インク工業所製:AU)100重量部に、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を5重量部及び顔料を添加したベタインキ層形成用インキを用い、グラビアコーターにより全面に塗工(塗布量:乾燥後12g/m2)してベタインキ層を設けた。
[エンボス工程]
(5)エンボス処理
この木目模様を設けたシートの前記印刷面と反対の面に、エンボス加工機を用いてエンボスを施した。エンボス条件は、温度120℃〜170℃にて凸版を10〜40kg/cm2の圧力で加圧し、凸版パターンを転写し、化粧シート表面に凹凸模様を形成した。
[ワイピング・プライマー工程]
(6)ワイピング
アクリルウレタン樹脂系インキ(ザ・インクテック製:EBW−3)100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を5重量部及び顔料を添加したワイピングインキを用い、上記凹凸模様の上からワイピング処理を施し、凹部にワイピングインキを充填した。
(7)プライマー
ワイピング処理を施した上から、アクリルウレタン樹脂系インキ(ザ・インクテック製:EBP−3)100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を5重量部添加してプライマー層形成用インキとし、グラビアコータを用いて塗工して(塗布量:乾燥後2g/m2)プライマー層を形成した。
[電離放射線硬化型樹脂の調製と塗工]
(8)ウレタンアクリレートオリゴマー(A)の合成
攪拌機、温度調節装置、凝縮装置を備えた反応容器に、ポリエステルジオール(エチレングリコールとアジピン酸からなるポリエステルジオール、旭電化工業製:アデカニューエースF15−20、重量平均分子量1000)1000重量部、イソホロンジイソシアネート444重量部を仕込み、75℃にて10時間反応させ、次いで、反応液を35℃に冷却し、2−ヒドロキシエチルアクリレート400重量部、メトキノン0.5重量部、ジラウリン酸ジブチル錫0.2重量部を仕込み75℃〜85℃で反応を行った。遊離イソシアネート基が0.1%以下になるまで反応させ、重量平均分子量1700のウレタンアクリレートオリゴマー(A)を得た。
(9)電離放射線硬化型樹脂の塗工
上記(7)の工程で得られたシートのエンボス面のプライマー層の上から、下記の塗工液組成(a)の電離放射線硬化型樹脂層の形成用塗工液をバーコーターを使用して塗布し、温風ドライヤーで約20秒間乾燥処理し、膜厚15μmの塗布膜を形成した。この塗布膜に電子線照射装置(岩崎電機製:エレクトロカーテンCB250/15/180L)を使用して、180kV、5Mrad、酸素濃度300ppm以下の条件で電子線を照射し、塗布膜を硬化させ電離放射線硬化型樹脂層を形成し建材用化粧シートを作製した。
【0061】
[電離放射線硬化型樹脂層の塗工液組成(b)
・ウレタンアクリレートオリゴマー(A) 50重量部
・UA306H(共栄社化学製6官能脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー)
50重量部
・シリカ(富士シリシア製:サイリシア450) 10重量部
・酢酸エチル 100重量部
【0062】
実施例2
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を下記の塗工液組成(d)に代えた以外は実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
[電離放射線硬化型樹脂層の塗工液組成(d)
・ウレタンアクリレートオリゴマー(A) 50重量部
U−15HA(新中村化学工業製:15官能脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー)
50重量部
・シリカ(富士シリシア製:サイリシア450) 10重量部
・酢酸エチル 100重量部
【0063】
参考例1
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を下記の塗工液組成(a)に代えた以外は実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
[電離放射線硬化型樹脂層の塗工液組成(a)
・ウレタンアクリレートオリゴマー(A) 70重量部
UA306H(共栄社化学製6官能脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー)
30重量部
・シリカ(富士シリシア製:サイリシア450) 10重量部
・酢酸エチル 100重量部
【0064】
参考例2
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を下記の塗工液組成(c)に代えた以外は実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
[電離放射線硬化型樹脂層の塗工液組成(c)
・ウレタンアクリレートオリゴマー(A) 70重量部
・U−15HA(新中村化学工業製:15官能脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー)
30重量部
・シリカ(富士シリシア製:サイリシア450) 10重量部
・酢酸エチル 100重量部
【0065】
参考例3
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を下記の塗工液組成(e)に代えた以外は、実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
[電離放射線硬化型樹脂層の塗工液組成(e)]
・ウレタンアクリレートオリゴマー(A) 30重量部
・紫光UV7550(日本合成化学製:3官能脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー)
70重量部
・シリカ(富士シリシア製:サイリシア450) 10重量部
・酢酸エチル 100重量部
【0066】
比較例1
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を、下記の塗工液組成(f)に代えた以外は、実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
[電離放射線硬化型樹脂層の塗工液組成(f)]
・ウレタンアクリレートオリゴマー(A) 60重量部
・トリメチロールプロパントリアクリレート 40重量部
・シリカ(富士シリシア製:サイリシア450) 10重量部
・酢酸エチル 100重量部
【0067】
比較例2
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を、下記の塗工液組成(g)に代えた以外は、実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
Figure 0004272318
【0068】
比較例3
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を、下記の塗工液組成(h)に代えた以外は、実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
Figure 0004272318
【0069】
比較例4
実施例1における電離放射線硬化型樹脂層の塗工液を、下記の塗工液組成(i)に代えた以外は、実施例1と同様にして建材用化粧シートを作製した。
Figure 0004272318
【0070】
上記で得た実施例1及び2、参考例1〜3、比較例1〜4の建材用化粧シートについて以下の評価試験を実施した。結果を表1に示す。
[耐スクラッチ性]実施例、参考例及び比較例で得た化粧シートを、4mm厚MDF(ホクシン製)に、主剤BA−10A(中央理化工業製)100重量部に対して硬化剤BA−10B(リカボンド製)を5重量部添加してなる接着剤をウエットにて6〜8g/0.09m2塗布し、ロールプレス機にて貼り加工を行い評価試験用試料を作製した。この試料をホフマンスクラッチ試験機にて、電離放射線硬化型樹脂層表面にスジ、傷跡等が発生しない最大荷重をもって評価し、1000g以上を合格として○とし、1000g未満を×とした。
【0071】
[耐汚染性]
黒色靴墨(コロンブス社製:スーパーコロンブス)を、電離放射線硬化型樹脂層面に2mm膜厚になるように塗布し、24時間放置後、水または中性洗剤により拭き取り、塗布跡を目視評価し、跡が残っていないものを○、跡がわずかに残るものを△、跡が残ったものを×とした。
【0072】
[耐薬品性]
電離放射線硬化型樹脂層面に、5%石炭酸水溶液を滴下した後、24時間後に滴下部分の塗膜の状況(剥離、ふくれ、艶ひけ等)を目視評価した。
【0073】
[耐候性]
耐スクラッチ性評価と同様にして作成した評価用試料を使用し、アイスーパーUVテスター(岩崎電気製)にて、強度60mW/cm2、機内温度63℃、機内湿度60%RHの条件で200時間暴露を行い、光沢保持率で評価した。光沢保持率が80パーセント以上を合格とした。
【0074】
【表1】
Figure 0004272318
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の建材用化粧シートは、熱可塑性樹脂基材シート上に硬化型樹脂層が形成された建材用化粧シートにおいて、該硬化型樹脂層が1分子中に2個のラジカル重合性不飽和基を有する重量平均分子量1000〜4000のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び1分子中に3個〜15個のラジカル重合性不飽和基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)からなる混合物を少なくとも含み、上記混合物を構成する上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の合計重量に対し、上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)が、それぞれ50重量%ずつ配合されてなる硬化物層である構成を採用したことにより、耐汚染性、耐薬品性、耐擦傷性、耐衝撃性及び耐候性に優れ、これらの特性のバランスが取れている建材用化粧シートが得られた。このような特性を持つ本発明化粧シートは、床材などの用途に最適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建材用化粧シートの1例を示す断面図である。
【図2】本発明の建材用化粧シートの他の例を示す断面図である。
【図3】本発明の建材用化粧シートのその他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 建材用化粧シート
2 熱可塑性樹脂基材シート
3 硬化型樹脂層
4 プライマー層
5 凹凸模様
6 ワイピングインキ
7 裏面側プライマー層
8 絵柄層
9 ベタ層
10 プライマー層
11 第2の熱可塑性樹脂シートを用いたシート
12 接着剤層
21 第1の熱可塑性樹脂シート
22 第2の熱可塑性樹脂シート

Claims (4)

  1. 熱可塑性樹脂基材シート上に硬化型樹脂層が形成された建材用化粧シートにおいて、該硬化型樹脂層が1分子中に2個のラジカル重合性不飽和基を有する重量平均分子量1000〜4000のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び1分子中に3個〜15個のラジカル重合性不飽和基を有する脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)からなる混合物を少なくとも含み、上記混合物を構成する上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の合計重量に対し、上記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、及び上記脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(B)が、それぞれ50重量%ずつ配合されてなる硬化物層であることを特徴とする建材用化粧シート。
  2. 熱可塑性樹脂基材シートが、ポリオレフィン系樹脂シートである請求項1に記載の建材用化粧シート。
  3. 硬化型樹脂層が、電離放射線硬化型樹脂層である請求項1又は2に記載の建材用化粧シート。
  4. ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)が、アルキレングリコールとアジピン酸とから形成される重量平均分子量500〜2000のポリエステルポリオールとイソホロンジイソシアネートとヒドロキシ(メタ)アクリル酸エステルとの重付加反応生成物であり、重量平均分子量が1000〜3000のものである請求項1〜3のいずれか1に記載の建材用化粧シート。
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