JP4272247B2 - 車両用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は車両用タイヤに関する。詳しくは、車両用ホイールのリムベースと接地部との間に開放された間隙を有する車両用タイヤに係るものである。
空気入りタイヤは、パンクによりタイヤの内圧が低下して車両の走行に支障を来たす恐れがあることから、パンクしない中実のソリッドタイヤが開発されている。このソリッドタイヤは中実であるためにパンク発生を解消することはできるものの、負荷荷重に伴う衝撃を専らゴムの弾性力により吸収する構成とされているが故に、乗り心地が悪く、長時間にわたる運転により運転者に大きな疲労感を与えていた。
そこで、トレッド部の内側に左右一対の環状のビートコアを配設し、これらのビートコア間に補強層を配置し、この補強層をビートコア間のタイヤの軸方向に対して斜めに架け渡すと共に、補強層の内側にタイヤ周方向に連続する空隙部を設けたソリッドタイヤが提案されており(例えば、特許文献1参照。)、こうしたソリッドタイヤによって、トレッド部が受けた負荷を補強層が空隙部側にたわみながら、コード張力により負担して負荷を効率良く吸収し、車両の乗り心地を高めている。
しかし、特許文献1に記載のソリッドタイヤの場合には、地面と接触するタイヤ外周側に形成されたトレッドパターンが擦り減った状態で使用を続けると走行中にスリップを起こす恐れが高まるために、トレッドパターンが擦り減った場合にはタイヤ全体を交換する必要がある。
また、特許文献1に記載のソリッドタイヤの場合には、走行中にトレッド部が小石やキャッツアイ等の異物を踏んだ際にソリッドタイヤが中実であるが故に、トレッド部の変形領域が大きくなってしまう。
なお、地面との接触する部分のみを交換するといった観点では、ホイールのリム部の外周を覆う様に配置されると共にホイールに固定的に支持され、接地面を構成する金属製の接地部材を有する車両用タイヤが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−175983号公報 特開平9−20751号公報
しかしながら、特許文献2に記載の車両用タイヤの場合には、車両用ホイールに固定された支持体のみによって、更には、支持体は車両用ホイールのリム部に固着されているために、車両が急発進や急停止を行った場合には、車両用ホイールと接地部とを一体化せしめている箇所(具体的には、ウエルドボルトとナットとの螺着箇所)に大きな負荷が加えられることとなる。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、車両用ホイールと接地部とを一体化せしめている箇所への負担を軽減することができる車両用タイヤを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る車両用タイヤは、車両用ホイールと、該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成された接地部と、該接地部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記接地部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、前記車両用ホイール若しくは前記車両用ホイールに連設された第1の部材に設けられた第1の係合部と、前記接地部若しくは前記接地部と一体的に変位する第2の部材に設けられた第2の係合部とを備える車両用タイヤであって、前記第1の係合部と前記第2の係合部が係合状態をなすことで少なくとも前記接地部の前記車両用ホイールの周回方向への移動を抑制可能に構成されている。
ここで、第1の係合部と第2の係合部が係合状態をなすことで少なくとも接地部の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制可能に構成されていることによって、車両用ホイールと接地部との強固な一体性を確保することができる。
即ち、接地部を所定の位置に配置せしめるために、従前の車両用タイヤにおいても接地部を何らかの手段(例えば、特許文献2の場合にはウエルドボルト)で支持する必要が当然に生じるのであるが、単に接地部を所定の位置に配置せしめるという目的ではなく、車両用ホイールの周回方向への移動を抑制可能とすべく第1の係合部と第2の係合部を別途形成することによって、車両用ホイールと接地部との強固な一体性を確保することができるのである。
特に、接地部を部分的に傾斜可能に構成し、車両走行中に異物を踏んだ時の接地部の傾斜(変形)をスムースにし、接地部の接地面積を拡大することで車両の走行の安全性を高めた車両用タイヤにおいては、そもそも接地部が移動可能(部分的に傾斜可能)に構成されているために、より車両用ホイールと接地部との強固な一体性が求められることとなる。同様に、接地部を全体的に傾斜可能に構成し、道路勾配に柔軟に対応できる様にすることで乗り心地の向上を図る車両用タイヤにおいては、そもそも接地部が移動可能(全体的に傾斜可能)に構成されているために、より車両用ホイールと接地部との強固な一体性が求められることとなる。
即ち、接地部が移動可能(接地部が部分的若しくは全体的に傾斜可能)に構成された車両用タイヤでは、接地部の移動を前提としていない車両用タイヤと比べると、車両用ホイールと接地部との強固な一体性が求められることとなるが、上記の第1の係合部と第2の係合部が係合状態をなすことで、求められる強固な一体性を満足することができるのである。
また、接地部が車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側に離間して配置されているために、換言すると、接地部とリムとが別体として構成されているために、使用により接地部に設けられたトレッドパターンが擦り減った場合に、接地部のみを交換することができる。なお、接地部のみを交換することができることに起因して、省資源化が実現すると共に、製造工程が大幅に削減すること、省エネが実現すること、CO削減に貢献できること等が期待できるのは勿論である。
更に、接地部と車両用ホイールのリムベースとの間に開放された間隙が形成されることによって、トレッド部がショルダ部及びサイドウォール部と一体化したソリッドタイヤ(例えば特許文献1に記載のソリッドタイヤ)と比べて、タイヤ材料(例えばゴム材料)の使用量を削減することができる。
また、接地部と車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置された弾性支持体によって接地部を車両用ホイールの半径方向外側に押圧していることによって、接地部が外部から(車両用ホイールの半径方向内側に向けて)荷重などが印加された場合に、弾性支持体の押圧力に抗して接地部が車両用ホイールの半径方向内側に移動することとなり、車両の乗り心地の快適さを高めることができる。
なお、接地部を車両用ホイールの半径方向外側に均一に押圧するためには弾性支持体は環状体(例えば中空状のチューブ等)である方が好ましく、こうした環状体の弾性支持体を接地部と車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙内に配置するためには、車両用ホイールのリムベース部に環状をなす開口部(具体的には車両用ホイールの円周方向に連続することで環状をなす開口部)が形成された方が好ましい。なお、弾性支持体を配置した後に開口部を閉塞する必要があるために、開口部は閉塞自在であることが求められる。
また、第1の係合部と第2の係合部が、弾性支持体よりも車両用ホイールの半径方向外側で係合状態をなすことで接地部の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制可能に構成された場合には、車両が急発進や急停止をした場合であっても車両用ホイールと接地部との一体性をより充分に確保することができ、大きな負荷が一点に集中するといった現象をより一層充分に抑制することができる。
以下、この点について説明を行なう。
先ず、車両用タイヤが回転(或いは回転している車両用タイヤを停止)するためには、車両用ホイールに回転力が付与され(或いは車両用ホイールに付与されている回転力が停止され)、車両用ホイールに取り付けられた接地部に車両用ホイールの回転力(或いは回転力の停止)が伝達されることとなる。
ここで、車両用ホイールに回転力が付与される際(或いは車両用ホイールに付与されている回転力が停止される際)には、接地部が外部から荷重を受けることとなるために、車両用ホイールと接地部とを固定している箇所が車両用ホイールの半径方向内側に行くに従ってその影響が大きくなる。即ち、車両用ホイールと接地部とを固定している箇所をできるだけ車両用ホイールの外側方向に位置せしめることによって車両用ホイールに回転力が付与される際(或いは車両用ホイールに付与されている回転力が停止される際)に受ける影響力が小さくなる。
従って、第1の係合部と第2の係合部が、弾性支持体よりも車両用ホイールの半径方向外側で係合状態をなし、こうした箇所で係合状態をなして接地部の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制可能に構成されていることによって、上記の通り、車両が急発進や急停止をした場合であっても車両用ホイールと接地部との一体性を充分に確保することができるのである。
なお、第2の部材は接地部と一体的に変位するものであれば良く、換言すると、第2の部材は車両用ホイールの半径方向の移動が接地部と一体的であれば良く、接地部に連設されていても良いし、接地部と連設されていなくても良い。
また、第1の係合部と第2の係合部が係合状態をなすことで少なくとも接地部の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制可能に構成されていれば充分であって、即ち、車両が急発進や急停止をした場合に、印加される大きな負荷は主として車両用ホイールの周回方向であるために、かかる方向への移動を抑制可能に構成されていれば充分であって、必ずしもあらゆる方向への移動を抑制する必要はない。
なお、第1の係合部の具体的な形成方法としては、車両用ホイールのリムベースの両端(両縁)に所定ピッチで突設された支柱側壁若しくは車両用ホイールのリムベースの両端(両縁)に設けられた環状のフランジ側壁に設けられる場合(車両用ホイールに第1の係合部が設けられる場合の具体例)や、車両用ホイールのリムベースの両端(両縁)に所定ピッチで突設された支柱側壁若しくは車両用ホイールのリムベースの両端(両縁)に設けられた環状のフランジ側壁に連設された第1の部材に設けられる場合(車両用ホイールに連設された第1の部材に第1の係合部が設けられる場合の具体例)が挙げられる。
また、第1の係合部と第2の係合部が係合状態をなすことで接地部の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制するのは、少なくとも車両が急発進や急停止を行なう際になされていれば充分であり、常に接地部の移動を抑制する必要は無い。
なお、「車両」としては、例えば自動車(二輪車、四輪車、各種のホイール式トラック等)、航空機、モノレールなどが考えられ、いわゆる自動車に限定されるものでは無い。また、「車両用タイヤ」としては、空気入りタイヤ(空気室付きを含む)を除くエアレス式のタイヤを意味しており、具体的には、例えばタイヤの構成体としてビート部及びサイドウォール部が存在しないものが挙げられる。また、「接地部」を車両用ホイールの幅方向若しくは周回方向に分割した複数の部分接地部から構成することとして、直径や幅が異なる各種の車両用ホイールに対応可能に構成しても良い。更に、「係合」とは係り合うことを意味し、「嵌合」とは形状があったものを合わせることを意味し、係合は嵌合をも含む概念として用いている。
本発明を適用した車両用タイヤでは、車両用ホイールと接地部との一体性を十分に確保することができ、車両が急発進や急停止を行なう際においても、車両用ホイールと接地部とを一体化せしめている箇所に過度の負担が生じることが無い。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は本発明を適用した車両用タイヤの一例を説明するための模式的な斜視図、図2は本発明を適用した車両用タイヤの一例を説明するための模式的な断面図(図2(a)は車両用ホイールの幅方向の模式的な断面図、図2(b)は車両用ホイールの周回方向の模式的な断面図)であり、ここで示す車両用タイヤ10は、自動車である車両の車軸に固定される車両用ホイール11と、車両用ホイール11より車両用ホイールの半径方向外側に離間して配置され、車両用タイヤの接地部分を構成するトレッド部(接地部の一例)12と、トレッド部12の内周側に配置されトレッド部12と分離可能に固着されたトレッド内側補強体50と、トレッド内側補強体50と車両用ホイールのリムベース13との間隙に配置され、トレッド部12から伝わる車両の荷重を支持するゴム部材から成るタイヤ弾性支持体14とを備えている。なお、ここではゴム部材から成るタイヤ弾性支持体14を例に挙げているが、ばね(例えばコイルばね)、空気等の気体を詰めたチューブなどを採用しても良い。
ここで、車両用ホイール11のリム15は、円板状のディスク部17と、ディスク部17の外周縁に連結された環状のリムベース13と、リムベース13の幅方向の両端部の外周側に周設された一対のフランジ18とを有している。
また、トレッド部12はゴム製の肉厚な環状体であり、トレッド部12の内部には周方向の全域にわたってトレッド部12を補強する弾性を有する埋め込み補強部材19が埋設されている。
また、埋め込み補強部材19は、図3で示す様に、トレッド部の全周にわたる直径を有する3本の環状板ばね20をトレッド部の幅方向の両端部と中央部とに離間して配置し、これらの環状板ばね20をトレッド部の周方向に一定ピッチで配置された多数本の横板ばね21により連結した構造を有している。
ここで、本実施例では、環状板ばね20と横板ばね21によって構成される埋め込み補強部材19を例に挙げて説明を行っているが、埋め込み補強部材としては、網部材、板部材、ブロック材、布(シート)材などを採用することができ、剛体でも弾性体でも良い。また、埋め込み補強部材の形状は任意であり、例えば、トレッド部の全周にわたる直径を有する環状体、矩形板形状などが考えられる。なお、複数の埋め込み補強部材を使用する場合には、隣接する埋め込み補強部材の付き合わせ端部同士を例えばフックなどの連結部材により順次連結し、トレッド部の全周にわたる直径を有する単一の環状体の埋め込み補強部材としても良い。更には、埋め込み補強部材は、トレッド部の全周にわたって不断的に埋め込まれても良いし、トレッド部の周方向に所定間隔を空けて埋め込まれても良い。
また、肉厚な環状のゴム板からなるトレッド内側補強体(第2の部材の一例)50には、トレッド部の幅方向と並行して貫通孔101(図1では図示を省略)が設けられている。更に、貫通孔101の車両用ホイールの半径方向内側には先細状に構成された第1の係合凹部(第2の係合部の一例)102が形成されており、車両用ホイールの半径方向外側には先細状に構成された第2の係合凹部(第4の係合部の一例)103が形成されている。
なお、本実施例ではゴム板からなるトレッド内側補強体50を例に挙げて説明を行っているが、トレッド内側補強体50の素材は任意であり、各種のゴム、各種の金属、各種の合成樹脂、各種のセラミックスなどを採用することができる。但し、トレッド部12の変形に柔軟に追従できる様に、剛体よりも弾性体の方が好ましいと考えられる。
また、トレッド内側補強体50は、その周方向へ所定角度ずつ縦割りした多数枚の部分トレッド内側補強体から構成しても良く、その場合の部分トレッド内側補強体の大きさは任意である。なお、ここでの「縦割り」とは、短幅な筒体であるタイヤ(トレッド部)を、その一端面から他端面へ向かってタイヤの軸線を通過する仮想面に沿ってカットすることを意味する。
なお、トレッド部12とトレッド内側補強体50との固着方法であるが、分離可能な状態であればいかなる方法で固着しても良く、例えば、トレッド部12の内周面側(具体的にはトレッド部の車両用ホイールの半径方向内側)に嵌合部を形成すると共に、トレッド内側補強体の外周面側(具体的にはトレッド内側補強体の車両用ホイールの半径方向外側)に嵌合部を形成し、タイヤ弾性支持体の押圧力を利用して両嵌合部を嵌合させることでトレッド部12とトレッド内側補強体50とを一体化(固着)させる方法が考えられる。
また、一方のフランジ18aから他方のフランジ18bに向けて横ピン(第1の部材の一例)104が固着されており、この横ピン104は上述した貫通孔に挿通されている。更に、横ピン104には車両用ホイールの半径方向内側に突出した先細状に構成された第1の係合凸部(第1の係合部の一例)105が形成されており、車両用ホイールの半径方向外側には先細状に構成された第2の係合凸部(第3の係合部の一例)106が形成されている。
ここで、第1の係合凹部102と第1の係合凸部105は係合可能に構成されており、第1の係合凹部102と第1の係合凸部105が係合状態をなすことで、トレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動が抑制可能に構成されている。
更に詳しくは、車両用ホイールの周回方向では第1の係合凹部102の幅(図2(b)中符合Aで示す距離)と第1の係合凸部105の幅(図2(b)中符合Aで示す距離)が略等しく(厳密には係合状態を実現するために第1の係合凸部105の幅の方が若干小さく形成する必要がある。以下、同じ。)構成されており、第1の係合凹部102と第1の係合凸部105が係合状態をなすことで車両用ホイールの周回方向へのトレッド部12の移動が抑制されることとなる。一方、車両用ホイールの幅方向では第1の係合凹部102の幅(図2(a)中符合Bで示す距離)は第1の係合凸部105の幅(図2(a)中符合Cで示す距離)よりも大きく構成されており、第1の係合凹部102と第1の係合凸部105が係合状態をなしたとしても第1の係合凸部105は第1の係合凹部102内で車両用ホイールの幅方向に移動可能であると共に、第1の係合凸部105の先端部(車両用ホイールの半径方向内側の端部)を支点とした揺動が可能に構成されている(図4参照。)。
なお、本実施例では、第1の係合凹部102と第1の係合凸部105が係合状態をなすことで車両用ホイールの周回方向にのみトレッド部12の移動を抑制する場合を例に挙げて説明を行っているが、車両用ホイールの周回方向のみならず幅方向においても第1の係合凹部102の幅と第1の係合凸部105の幅を略等しく構成し(例えば、第1の係合凹部が先細状の円柱形状であり、第1の係合凸部が先細状の円柱形状である場合において、第1の係合凹部の径と第1の係合凸部の径を略等しく構成し)、車両用ホイールの周回方向のみならず車両用ホイールの幅方向についてもトレッド部12の移動を抑制することで、車両が急発進や急停止をしたとしてもより強固にトレッド部12の移動を抑制することができる。
なお、車両が急発進や急停止をして車両用タイヤが横滑りした場合には例外的に車両用ホイールの幅方向にも負荷が加わることがあるかもしれないが、原則的には車両が急発進や急停止を行った場合には車両用ホイールの周回方向に負荷が加わると考えられることから、車両用ホイールの周回方向のみトレッド部12の移動を抑制すれば充分であるとも考えられる。また、車両が傾斜した道路を走行する際を考慮すると、第1の係合凸部105の先端部を支点とした揺動を許容することで車両の走行の安定性を高めることができる。
また、第1の係合凹部102と第1の係合凸部105は初期状態(トレッド部12が外部からそれほど大きな力を受けていないためにタイヤ弾性支持体14の車両用ホイールの半径方向内側への変位量がそれほど大きくない状態であり、通常走行を行っている状態。第1の状態の一例。)においては係合状態をなしているものの、第1の係合凹部102と第1の係合凸部105は衝撃状態(トレッド部12が外部から大きな力を受けることでタイヤ弾性支持体14の車両用ホイールの半径方向内側への変位量が大きくなった状態であり、例えばトレッド部12が小石やキャッツアイを踏んだ状態。第2の状態の一例。)においては係合状態が解ける様に構成されている。
ここで、本実施例では、衝撃状態においてはトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動の抑制が緩和される場合を例に挙げて説明を行っているが、衝撃状態においてもトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動が抑制された状態であっても構わない。具体的には、(1)初期状態においてトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動が抑制され、衝撃状態においても初期状態と同様にトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動が抑制されていても良いし、(2)初期状態においてはトレッド部12は車両用ホイールの周回方向及び幅方向の移動が抑制されており、衝撃状態においてはトレッド部12の車両用ホイールの幅方向への移動の抑制が緩和されて車両用ホイールの周回方向への移動のみが抑制されても良い。
ここで、本実施例では、第1の係合凸部105の先端が先細形状に構成されており、外部から大きな力を受けて初期状態から衝撃状態へと変化し、その後外部からの力が弱まって衝撃状態から初期状態へと変化した場合に、第1の係合凸部105は第1の係合凹部102と係合状態をなすこととなり、衝撃状態を経て初期状態となった場合にトレッド部12は所定の位置に配置されることとなる。なお、トレッド部12を所定の位置に配置させることで、トレッド部12に無理な荷重が加わることを避けることができる。
また、第2の係合凹部103と第2の係合凸部106は係合可能に構成されており、第2の係合凹部103と第2の係合凸部106が係合状態をなすことで、トレッド部12を所定位置に配置可能に構成されている。
更に詳しくは、本実施例では、衝撃状態においては第1の係合凹部102と第1の係合凸部105の係合状態が解かれる様に構成されているために、トレッド部12は外力に応じて揺動を行なうと考えられるが、限界衝撃状態(トレッド部12が外部から極めて大きな力を受けることでタイヤ弾性支持体14の車両用ホイールの半径方向内側への変位量が極めて大きくなった状態であり、揺動を行なう限界点に達した状態。第4の状態の一例。)においては、第2の係合凹部103と第2の係合凸部106が係合状態をなし、トレッド部12を所定位置に配置することで、トレッド部12が過度の揺動を行なうことによる不具合を抑制可能に構成されている。なお、限界衝撃状態に達する前の状態、具体的には初期状態及び衝撃状態が第3の状態の一例である。
上記の様に構成された車両用タイヤでは、第1の係合凹部102及び第1の係合凸部105が係合状態をなしてトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制しているために、車両が急発進や急停止を行った場合であっても大きな負荷が特定の箇所に集中し難く、大きな負荷が特定の箇所に集中し難いが故に車両用タイヤの損傷を抑制することができる。
また、第1の係合凹部102及び第1の係合凸部105が比較的外側(具体的には車両用ホイールの半径方向外側)で係合状態をなしているために、より確実にトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制することが期待できる。
更に、本発明の車両用タイヤでは、衝撃状態においては第1の係合凹部102と第1の係合凸部105の係合状態が解けるために、衝撃状態においては第1の係合凹部102及び第1の係合凸部105によってトレッド部12の移動が抑制されることがなく、車両走行中におけるトレッド部12の変形に柔軟に対応することができる。
なお、衝撃状態においては第1の係合凹部102と第1の係合凸部と105の係合状態が解けることで、車両が急発進や急停止をした場合における車両用ホイールとトレッド部12との一体性が衝撃を受けたトレッド部12の部分でのみ弱くなるものの、その他の部分(衝撃を受けていないトレッド部12の部分)においては係合状態を維持しているために、衝撃状態において第1の係合凹部102と第1の係合凸部105の係合状態が解けたとしても問題にはならない。
また、限界衝撃状態においては第2の係合凹部103と第2の係合凸部106とが係合状態をなすことで、トレッド部12の過度の揺動を抑制することができるために、トレッド部12の行き過ぎた揺動によって車両用タイヤに無理な荷重が加えられることを抑制することができる。
図5は本発明を適用した車両用タイヤの他の一例を説明するための模式的な斜視図、図6は本発明を適用した車両用タイヤの他の一例を説明するための模式的な断面図であり、ここで示す車両用タイヤ10は、自動車である車両の車軸に固定される車両用ホイール11と、車両用ホイール11より車両用ホイールの半径方向外側に離間して配置され、車両用タイヤの接地部分を構成するトレッド部12と、トレッド部12の内周側に配置されトレッド部12と分離可能に固着されたトレッド内側補強体50と、トレッド内側補強体50と車両用ホイールのリムベース13との間隙に配置され、トレッド部12から伝わる車両の荷重を支持するタイヤ弾性支持体14と、トレッド部12と車両用ホイール11のリム15とに介在して設けられ、トレッド部12を車両用ホイールの半径方向にスライド自在とするスライド手段16とを備えている。
ここで、車両用ホイール11のリム15は、上記した本発明を適用した車両用タイヤの一例と同様に、円板状のディスク部17と、ディスク部17の外周縁に連結された環状のリムベース13と、リムベース13の幅方向の両端部の外周側に周設された一対のフランジ18とを有している。また、トレッド部12はゴム製の肉厚な環状体であり、トレッド部12の内部には周方向の全周にわたってトレッド部12を補強する弾性を有する埋め込み補強部材19が埋設されている。
また、スライド手段16は、車両用タイヤ周方向へ所定ピッチでトレッド部12に突設された多数のスライド体(第2の係合部の一例)22と、車両用タイヤ周方向へ所定ピッチでリム15のフランジ18に配設されると共に対応するスライド体22が車両用ホイールの半径方向へスライド自在に挿入される多数のスライドガイド(第1の係合部の一例)30によって構成されている。
ここで、スライド体22は、トレッド部12のタイヤ幅方向の両端部の内周側に取り付けられており、軸線が車両用ホイールの半径方向に向かって構成された突起である。一方、スライドガイド30は、車両用ホイール11のリム15の両フランジ18に内設され、かつ両フランジ18の外周縁に形成された開口部30aを通して、スライド体22を車両用ホイールの半径方向へ突没自在に収納する孔部である。なお、各スライドガイド30の開口部30aは後述する傾斜許容領域部31より小径で構成されている。
また、各スライドガイド30の長さ方向の中央部一体には、各スライド体22をその内部で車両用ホイールの幅方向にのみ揺動可能とする傾斜許容領域部31が形成されている。
更に詳しくは、車両用ホイールの周回方向では傾斜許容領域部31の幅とスライド体22の幅が略等しく構成されており(図6(b)参照。)、スライド体22がスライドガイド30に収納されることで車両用ホイールの周回方向へのトレッド部12の移動が抑制されることとなる。一方、車両用ホイールの幅方向では傾斜許容領域部31の幅がスライド体22の幅よりも大きく構成されており(図6(a)参照。)、スライド体22がスライドガイド30に収納された状態であってもスライドガイド30の開口部30aの近傍部を支点とした揺動が可能に構成されている(図7参照。)。
また、スライド体22は先端部(車両用ホイールの半径方向外側の端部)に短尺なねじ部29を固定し、埋め込み補強部材19を構成する環状板ばね20に設けられたねじ孔20aと螺合されている(図8参照。)。なお、トレッド部12の幅方向の両端部の内側には、各ねじ孔20aに連通する挿通孔12aを形成する。これは、対応する挿通孔12aを介して各ねじ部29を各ねじ孔20aに螺合することで埋め込み補強部材19を利用して各スライド体22をトレッド部12に着脱自在に連結するためである。
また、各スライドガイド30の奥部30bは、スライド体22の基端部が隙間なく挿入されるまで細くなった位置決め部を構成している。これにより、スライド体22のスライドガイド30内での不必要な揺動を防ぐことができる。加えて、スライドガイド30内で最終的に、即ち、限界衝撃状態においてスライド体22を位置決めすることができる。
上記の様に構成された車両用タイヤでは、スライド手段16(スライド体22及びスライドガイド30)によって、トレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制しているために、車両が急発進や急停止をした場合であっても大きな負荷が特定の箇所に集中し難く、大きな負荷が特定の箇所に集中し難いが故に車両用タイヤの損傷を抑制することができる。
また、スライド手段16が比較的外側(具体的には車両用ホイールの半径方向外側)に設けられているために、より確実にトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制することが期待できる。
更に、本発明の車両用タイヤでは、外部からトレッド部12に車両の荷重等が伝わると、タイヤ弾性支持体14の弾性力に抗してトレッド部12の接地部分がスライド体22及びスライドガイド30によりガイドされながら車両用ホイールの半径方向内側へ移動することとなるために、トレッド部12が車両用ホイールの半径方向内側へ正確かつ安定した移動が実現する(図6参照。)。
また、本発明の車両用タイヤでは、車両走行中にトレッド部12が小石やキャッツアイ等の異物aを踏むと、トレッド部12の一部のみに過剰な外力が作用し、この作用部分が大きく圧縮され、トレッド部12の一部が過剰に変形して傾斜することとなるのであるが、スライド体22が揺動することによって、トレッド部12が部分的な傾斜が可能となる(図7参照。)。そして、トレッド部12が部分的に傾斜することでトレッド部12の接地面積が拡大して車両の走行の安全性の向上が実現する。なお、トレッド部12の部分的な傾斜の許容が可能であることから、これをトレッド部12の接地部分の全体に適用することで、トレッド部12の全体的な傾斜(車両の道路勾配の走行状態)も許容可能となる(図9参照。)。
図10は本発明を適用した車両用タイヤの更に他の一例を説明するための模式図(図10(a)は車両用ホイールの幅方向の模式的な断面図、図10(b)は車両用ホイールの周回方向の模式的な断面図)であり、ここで示す車両用タイヤ10は、上記した本発明を適用した車両用タイヤの一例と同様に、車両用ホイール11、トレッド部12、トレッド内側補強体50、タイヤ弾性支持体14を備えている。なお、トレッド部12はトレッド内側補強体50と分離可能に固着されている。
ここで、本発明を適用した車両用タイヤの更に他の一例においては、一方のフランジ18aから他方のフランジ18bに向けて横ピン104が固着されており、具体的には、一端が一方のフランジ18aに固着されると共に他端が他方のフランジ18bに固着された状態で横ピン104が設けられており、この横ピン104は後述する貫通孔101に挿通されている。
また、トレッド内側補強体50にはトレッド部12の幅方向と並列して貫通孔101が設けられている。なお、貫通孔101は車両用ホイールの半径方向内側領域から外側領域に向けて広がりをもって形成されており、半径方向内側領域は横ピン104の外径と略同一の大きさに形成されることで、横ピン104がトレッド内側補強体50の貫通孔101の車両用ホイールの半径方向内側領域と係合可能に構成されている。本実施例においては横ピン104が第1の係合部の一例であり、貫通孔101の車両用ホイールの半径方向内側領域が第2の係合部の一例である。
ここで、本実施例では、一端が一方のフランジ18aに固着されると共に他端が他方のフランジ18bに固着された横ピン104が設けられ、こうした横ピン104を挿通する貫通孔101がトレッド内側補強体50に設けられた車両用タイヤを例に挙げて説明を行っているが、所定の係合状態を構成することでトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制することができれば充分であり、必ずしも一端が一方のフランジ18aに固着されると共に他端が他方のフランジ18bに固着された横ピン104が設けられ、こうした横ピン104を挿通する貫通孔101がトレッド内側補強体50に設けられた車両用タイヤである必要は無い。
例えば、図11で示す様に、一端が一方のフランジ18aに固着され、他端が一方のフランジ18aと対向するトレッド内側補強体50の面に設けられた第1の凹部101a内に挿入された第1の横ピン104aと、一端が他方のフランジ18bに固着され、他端が他方のフランジ18bと対向するトレッド内側補強体50の面に設けられた第2の凹部101b内に挿入された第2の横ピン104bが設けられ、第1の凹部101a及び第2の凹部101bが上述の貫通孔101と同様に、車両用ホイールの半径方向内側領域から外側領域に向けて広がりをもって形成されると共に、半径方向内側領域が第1の横ピン若しくは第2の横ピンの外径と略同一の大きさに形成されることで、第1の横ピン104aと第1の凹部101aの車両用ホイールの半径方向内側領域とを係合可能に、第2の横ピン104bと第2の凹部101bの車両用ホイールの半径方向内側領域とを係合可能に構成しても良い。
また、例えば、図10で示す様な貫通孔101と、この貫通孔101内に挿入される図11で示す様な第1の横ピン104a及び第2の横ピン104bが設けられることで、第1の横ピン104a及び第2の横ピン104bと貫通孔101の半径方向内側領域とを係合可能に構成しても良い。
更に、本実施例では、貫通孔101と係合する係合部として棒状体(横ピン)を例に挙げて説明を行っているが、貫通孔101と係合する係合部は必ずしも棒状体である必要は無く、凸状体や板状体等であっても良い。
上記の様に構成された車両用タイヤでは、横ピン104と貫通孔101が係合状態をなしてトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制しているために、車両が急発進や急停止を行った場合であっても大きな負荷が特定の箇所に集中し難く、大きな負荷が特定の箇所に集中し難いが故に車両用タイヤの損傷を抑制することができる。
また、横ピン104と貫通孔101が比較的外側(具体的には車両用ホイールの半径方向外側)で係合状態をなしているために、より確実にトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制することが期待できる。
更に、本発明の車両用タイヤでは、貫通孔101が車両用ホイールの半径方向内側領域から外側領域に向けて広がりをもって形成されていることから、衝撃状態においては横ピン104と貫通孔101の係合状態が解かれることとなり、衝撃状態においては横ピン104及び貫通孔101によってトレッド部12の移動が抑制されることはなく、車両走行中におけるトレッド部の変形に柔軟に対応することができる。即ち、衝撃状態においてトレッド部の移動がスムースになるために、トレッド部に無理が生じることがなく、トレッド部に加わる抵抗が小さく、また、トレッド部の摩耗を抑制することができることとなる。
図12は本発明を適用した車両用タイヤのまた更に他の一例を説明するための模式図であり、ここで示す車両用タイヤ10は、上記した本発明を適用した車両用タイヤの一例と同様に、車両用ホイール11、トレッド部12、トレッド内側補強体50、タイヤ弾性支持体14を備えている。なお、トレッド部12はトレッド内側補強体50と分離可能に固着されている。
ここで、本発明を適用した車両用タイヤのまた更に他の一例においては、一端が一方のフランジ18aと対面するトレッド内側補強体50の面に固着され、他端が一方のフランジ18aに設けられた第1の貫通孔101cに挿通された第3の横ピン104cと、一端が他方のフランジ18bと対面するトレッド内側補強体50の面に固着され、他端が他方のフランジ18bに設けられた第2の貫通孔101dに挿通された第4の横ピン104dが設けられている。
また、第1の貫通孔101c及び第2の貫通孔101dは車両用ホイールの半径方向外側領域から内側領域に向かって広がりをもって形成されており、第1の貫通孔101cの車両用ホイールの半径方向外側領域は第3の横ピン104cの外径と略同一の大きさに形成されることで、第3の横ピン104cがフランジに設けられた第1の貫通孔101cの車両用ホイールの半径方向外側領域と係合可能に構成されると共に、第2の貫通孔101dの車両用ホイールの半径方向外側領域は第4の横ピン104dの外径と略同一の大きさに形成されることで、第4の横ピン104dがフランジに設けられた第2の貫通孔101dの車両用ホイールの半径方向外側領域と係合可能に構成されている。本実施例においては、第1の貫通孔101cの車両用ホイールの半径方向外側領域が第1の係合部の一例であり、第2の貫通孔101dの車両用ホイールの半径方向外側領域が第1の係合部の他の一例である。また、第3の横ピン104cが第2の係合部の一例であり、第4の横ピン104dが第2の係合部の他の一例である。
ここで、本実施例では、第3の横ピン104cと第4の横ピン104dが別体である車両用タイヤを例に挙げて説明を行っているが、単一の横ピンがトレッド内側補強体50に埋設され、一端が第1の貫通孔101cに挿通されると共に他端が第2の貫通孔101dに挿通される様に構成され、横ピンの一端が第1の貫通孔101cの車両用ホイールの半径方向外側領域と係合し、横ピンの他端が第2の貫通孔101dの車両用ホイールの半径方向外側領域と係合する様に構成しても良い。
更に、本実施例ではフランジに貫通孔(第1の貫通孔及び第2の貫通孔)が設けられた車両用タイヤを例に挙げて説明を行っているが、第3の横ピン104c及び第4の横ピン104dと係合可能に構成されていれば必ずしも貫通孔である必要は無く有底の凹部であっても構わない。
即ち、第1の貫通孔の代わりに第3の凹部を形成して第3の横ピン104cの他端を挿入し、第2の貫通孔の代わりに第4の凹部を形成して第4の横ピン104dの他端を挿入し、第3の凹部及び第4の凹部が第1の貫通孔及び第2の貫通孔と同様に、車両用ホイールの半径方向外側領域から内側領域に向けて広がりをもって形成されると共に、第3の凹部の車両用ホイールの半径方向外側領域が第3の横ピンの外径と略同一の大きさに形成されることで第3の横ピンと第3の凹部の車両用ホイールの半径方向外側領域とを係合可能に構成し、第4の凹部の車両用ホイールの半径方向外側領域が第4の横ピンの外径と略同一の大きさに形成されることで第4の横ピンと第4の凹部の車両用ホイールの半径方向外側領域とを係合可能に構成しても良い。
なお、本実施例では、貫通孔(第1の貫通孔及び第2の貫通孔)と係合する係合部として棒状体(横ピン)を例に挙げているが、係合部は必ずしも棒状体である必要がない点は上述の本発明を適用した車両用タイヤの更に他の一例と同様である。
上記の様に構成された車両用タイヤでは、第3の横ピン104cと第1の貫通孔101cの車両用ホイールの半径方向外側領域が係合状態をなすと共に、第4の横ピン104dと第2の貫通孔101dの車両用ホイールの半径方向外側領域が係合状態をなすことでトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制しているために、車両が急発進や急停止を行った場合であっても大きな負荷が特定の箇所に集中し難く、大きな負荷が特定の箇所に集中し難いが故に車両用タイヤの損傷を抑制することができる。
また、第3の横ピン104cと第1の貫通孔101cの車両用ホイールの半径方向外側領域及び第4の横ピン104dと第2の貫通孔101dの車両用ホイールの半径方向外側領域が比較的外側(具体的には車両用ホイールの半径方向外側)で係合状態をなしているために、より確実にトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制することが期待できる。
更に、本発明の車両用タイヤでは、第1の貫通孔101c及び第2の貫通孔101dが車両用ホイールの半径方向外側領域から内側領域に向けて広がりをもって形成されていることから、衝撃状態においては第3の横ピン104cと第1貫通孔101cの車両用ホイールの半径方向外側領域の係合状態や第4の横ピン104dと第2の貫通孔101dの車両用ホイールの半径方向外側領域の係合状態が解かれることとなり、衝撃状態においては第3の横ピン104cと第1の貫通孔101c、第4の横ピン104dと第2の貫通孔101dによってトレッド部12の移動が抑制されることはなく、車両走行中におけるトレッド部12の変形に柔軟に対応することができる。即ち、衝撃状態においてトレッド部の移動がスムースになるために、トレッド部に無理が生じることがなく、トレッド部に加わる抵抗が小さく、また、トレッド部の摩耗を抑制することができることとなる。
図13は本発明を適用した車両用タイヤの別の一例を説明するための模式図(図13(a)は車両用ホイールの幅方向の模式的な断面図、図13(b)は図13(a)中のDで示す領域の車両用ホイールの周回方向の模式的な断面図)であり、ここで示す車両用タイヤ10は、上記した本発明を適用した車両用タイヤの一例と同様に、車両用ホイール11、トレッド部12、トレッド内側補強体50、タイヤ弾性支持体14を備えている。なお、トレッド部12はトレッド内側補強体50と分離可能に固着されている。
ここで、トレッド内側補強体50の基端側(車両用ホイールの半径方向内側)には車両用ホイールの幅方向に突出部51(第1の突出部51a及び第2の突出部51b)が設けられており、また、フランジ18の車両用ホイールの半径方向外側端部と連設してフランジ突出部(第1のフランジ突出部52a及び第2のフランジ突出部52b)が設けられている。
また、第1の突出部51aの外周面側(具体的には第1の突出部の車両用ホイールの半径方向外側)には第1の凹凸部(第2の係合部の一例)53aが形成され、第2の突出部51bの外周面側(具体的には第2の突出部の車両用ホイールの半径方向外側)には第2の凹凸部(第2の係合部の他の一例)53bが形成されており、第1のフランジ突出部52aの内周面側(具体的には第1のフランジ突出部の車両用ホイールの半径方向内側)には第1のフランジ凹凸部(第1の係合部の一例)54aが形成され、第2のフランジ突出部52bの内周面側(具体的には第2のフランジ突出部の車両用ホイールの半径方向内側)には第2のフランジ凹凸部(第1の係合部の他の一例)54bが形成されている。
ここで、第1の凹凸部53aと第1のフランジ凹凸部54aが係合可能に構成されると共に、第2の凹凸部53bと第2のフランジ凹凸部54bについても係合可能に構成されており、第1の凹凸部53aと第1のフランジ凹凸部54aが係合状態をなすと共に第2の凹凸部53bと第2のフランジ凹凸部54bが係合状態をなすことで、トレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動が抑制可能に構成されている。
また、第1の凹凸部53aと第1のフランジ凹凸部54a及び第2の凹凸部53bと第2のフランジ凹凸部54bは初期状態においては係合状態をなしているものの、第1の凹凸部53aと第1のフランジ凹凸部54a及び第2の凹凸部53bと第2のフランジ凹凸部54bは衝撃状態においては係合状態が解ける様に構成されている。
上記の様に構成された車両用タイヤでは、第1の凹凸部53aと第1のフランジ凹凸部54a及び第2の凹凸部53bと第2のフランジ凹凸部54bが係合状態をなしてトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制しているために、車両が急発進や急停止を行った場合であっても大きな負荷が特定の箇所に集中し難く、大きな負荷が特定の箇所に集中し難いが故に車両用タイヤの損傷を抑制することができる。
また、第1の凹凸部53aと第1のフランジ凹凸部54a及び第2の凹凸部53bと第2のフランジ凹凸部54bが比較的外側(具体的には車両用ホイールの半径方向外側)で係合状態をなしているために、より確実にトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制することが期待できる。
更に、本発明の車両用タイヤでは、衝撃状態においては第1の凹凸部53aと第1のフランジ凹凸部54a及び第2の凹凸部53bと第2のフランジ凹凸部54bの係合状態が解けるために、衝撃状態においては第1の凹凸部53a、第1のフランジ凹凸部54a、第2の凹凸部53b及び第2のフランジ凹凸部54bによってトレッド部12の移動が抑制されることがなく、車両走行中におけるトレッド部12の変形に柔軟に対応することができる。
図14は本発明を適用した車両用タイヤのまた更に別の一例を説明するための模式図(図14(a)は後述する区分壁の配置を説明するための模式的な斜視図、図14(b)は通常状態を説明するための車両用ホイールの周回方向の模式的な断面図、図14(c)は衝撃状態を説明するための車両用ホイールの周回方向の模式的な断面図)であり、ここで示す車両用タイヤ10は、上記した本発明を適用した車両用タイヤの一例と同様に、車両用ホイール11、トレッド部12、トレッド内側補強体50、タイヤ弾性支持体14(図示は省略)を備えている。なお、トレッド部12はトレッド内側補強体50と分離可能に固着されている。
ここで、車両用ホイールの一方のフランジ18aから他方のフランジ18bに向けて断面四角形状の区分壁55が一定ピッチで設けられており、具体的には、一端が一方のフランジ18aに固着されると共に他端が他方のフランジ18bに固着された状態で区分壁55が一定ピッチで設けられている。更に、区分壁55の両側面(具体的には車両用ホイールの半径方向と略平行な面)には有底の凹部(第3の凹部56a及び第4の凹部56b)が形成されている。
また、一の区分壁55と他の区分壁55の間にはトレッド内側補強体50が配置されると共に、区分壁55の一方の側面(第3の凹部56aが形成された面)と対面するトレッド内側補強体の側面には第3の凸部57aが形成され、区分壁55の他方の側面(第4の凹部56bが形成された面)と対面するトレッド内側補強体の側面には第4の凸部57bが形成されている。
ここで、第3の凹部56aと第3の凸部57aは係合可能に構成され、また、第4の凹部56bと第4の凸部57bは係合可能に構成され、第3の凹部56aと第3の凸部57a及び第4の凹部56bと第4の凸部57bが係合状態をなすことでトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動が抑制可能に構成されている。
更に詳しくは、一の区分壁55の第3の凹部56aから隣接する他の区分壁55の第4の凹部56bまでの距離が一の区分壁55と他の区分壁55の間隙に配置されるトレッド内側補強体50の第3の凸部57aから第4の凸部57bまでの距離と略等しく構成されており、第3の凹部56aと第3の凸部57aが係合状態をなすと共に第4の凹部56bと第4の凸部57bが係合状態をなすことで車両用ホイールの周回方向へのトレッド部12の移動が抑制されることとなる。一方、第3の凹部56aと第3の凸部57aが係合した状態であっても第3の凸部57aは第3の凹部56a内で車両用ホイールの半径方向には移動することが可能に構成され、同様に、第4の凹部56bと第4の凸部57bが係合した状態であっても第4の凸部57bは第4の凹部56b内で車両用ホイールの半径方向には移動することが可能に構成されているために、即ち、各トレッド内側補強体50が揺動可能に構成されているために、トレッド部12の部分的な傾斜が可能となる(図14(c)参照。)。
上記の様に構成された車両用タイヤでは、第3の凹部56aと第3の凸部57aが係合状態をなすと共に第4の凹部56bと第4の凸部57bが係合状態をなすことでトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制しているために、車両が急発進や急停止を行った場合であっても大きな負荷が特定の箇所に集中し難く、大きな負荷が特定の箇所に集中し難いが故に車両用タイヤの損傷を抑制することができる。
また、第3の凹部56aと第3の凸部57a及び第4の凹部56bと第4の凸部57bが比較的外側(具体的には車両用ホイールの半径方向外側)で係合状態をなしているために、より確実にトレッド部12の車両用ホイールの周回方向への移動を抑制することが期待できる。
更に、本発明の車両用タイヤでは、車両走行中にトレッド部12が小石やキャッツアイ等の異物aを踏むと、トレッド部12の一部のみに過剰な外力が作用し、この作用部分が大きく圧縮され、トレッド部12の一部が過剰に変形して傾斜することとなるのであるが、各トレッド内側補強体が揺動することでトレッド部12の部分的な傾斜が可能となる。そして、トレッド部12が部分的に傾斜することでトレッド部12の接地面積が拡大して車両の走行の安全性の向上が実現する。
また、本発明の車両用タイヤでは、区分壁55が車両用ホイールの補強の役割をも担うために、より一層車両用タイヤの損傷を抑制することが期待できる。
本発明を適用した車両用タイヤの一例を説明するための模式的な斜視図である。 本発明を適用した車両用タイヤの一例を説明するための模式的な断面図である。 埋め込み補強部材を説明するための模式図である。 トレッド部の全体的な傾斜を説明するための模式図(1)である。 本発明を適用した車両用タイヤの他の一例を説明するための模式的な斜視図である。 本発明を適用した車両用タイヤの他の一例を説明するための模式的な断面図である。 トレッド部の部分的な傾斜を説明するための模式図である。 埋め込み補強部材とスライド体の結合方法を説明するための模式図である。 トレッド部の全体的な傾斜を説明するための模式図(2)である。 本発明を適用した車両用タイヤの更に他の一例を説明するための模式図である。 図10で示す車両用タイヤの変形例を説明するための模式図である。 本発明を適用した車両用タイヤのまた更に他の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した車両用タイヤの別の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した車両用タイヤのまた更に別の一例を説明するための模式図である。
符号の説明
10 車両用タイヤ
11 車両用ホイール
12 トレッド部
13 リムベース
14 タイヤ弾性支持体
15 リム
16 スライド手段
17 ディスク部
18 フランジ
19 埋め込み補強部材
20 環状板ばね
20a ねじ孔
21 横板ばね
29 ねじ部
30 スライドガイド
30a 開口部
30b 奥部
31 傾斜許容領域部
50 トレッド内側補強体
51 突出部
52 フランジ突出部
53a 第1の凹凸部
53b 第2の凹凸部
54a 第1のフランジ凹凸部
54b 第2のフランジ凹凸部
55 区分壁
56 凹部
57a 第3の凸部
57b 第4の凸部
101 貫通孔
101a 第1の凹部
101b 第2の凹部
101c 第1の貫通孔
101d 第2の貫通孔
102 第1の係合凹部
103 第2の係合凹部
104 横ピン
104a 第1の横ピン
104b 第2の横ピン
104c 第3の横ピン
104d 第4の横ピン
105 第1の係合凸部
106 第2の係合凸部

Claims (3)

  1. 車両用ホイールと、
    該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成されたトレッド部と、
    該トレッド部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記トレッド部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、
    前記トレッド部若しくは前記トレッド部より前記車両用ホイールの半径方向内側かつ前記弾性支持体より前記車両用ホイールの半径方向外側に配置されたトレッド内側補強体に設けられ、前記車両用ホイールの幅方向に沿って配置された横ピンとを備え、
    前記車両用ホイールのフランジ部に前記車両用ホイールの幅方向に沿って貫通孔若しくは凹部が設けられると共に、
    前記横ピンが前記貫通孔に挿通され、若しくは、前記横ピンが前記凹部に挿入された車両用タイヤであって、
    前記車両用ホイールの周回方向に沿った断面で見た場合に、前記貫通孔若しくは前記凹部は、前記車両用ホイールの半径方向外側から内側に向けて略扇形状に拡がって構成されると共に、
    車両が通常走行を行っている初期状態では、前記横ピンが前記貫通孔若しくは前記凹部の前記車両用ホイールの半径方向外側の端部と係合状態をなす
    車両用タイヤ。
  2. 車両用ホイールと、
    該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成されたトレッド部と、
    該トレッド部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記トレッド部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、
    前記車両用ホイールのフランジ部に設けられ、同車両用ホイールの幅方向に沿って前記車両用ホイールのフランジ部間に配置された横ピンとを備え、
    前記トレッド部若しくは前記トレッド部より前記車両用ホイールの半径方向内側かつ前記弾性支持体より前記車両用ホイールの半径方向外側に配置されたトレッド内側補強体に前記車両用ホイールの幅方向に沿って貫通孔若しくは凹部が設けられると共に、
    前記横ピンが前記貫通孔に挿通され、若しくは、前記横ピンが前記凹部に挿入された車両用タイヤであって、
    前記車両用ホイールの周回方向に沿った断面で見た場合に、前記貫通孔若しくは前記凹部は、前記車両用ホイールの半径方向内側から外側に向けて略扇形状に拡がって構成されると共に、
    車両が通常走行を行っている初期状態では、前記横ピンが前記貫通孔若しくは前記凹部の前記車両用ホイールの半径方向内側の端部と係合状態をなす
    車両用タイヤ。
  3. 車両用ホイールと、
    該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成されたトレッド部と、
    該トレッド部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記トレッド部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、
    前記車両用ホイールのフランジ部に設けられ、同車両用ホイールの幅方向に沿って前記車両用ホイールのフランジ部間に配置された横ピンと、
    該横ピンより前記車両用ホイールの半径方向内側に向かって設けられた凸状部とを備え、
    前記トレッド部若しくは前記トレッド部より前記車両用ホイールの半径方向内側かつ前記弾性支持体より前記車両用ホイールの半径方向外側に配置されたトレッド内側補強体に車両用ホイールの幅方向に沿って貫通孔が設けられ、更に、該貫通孔より前記車両用ホイールの半径方向内側に向かって凹状部が設けられると共に、
    前記横ピンが前記貫通孔に挿通された車両用タイヤであって、
    前記凹状部における前記車両用ホイールの周回方向の開口幅は、前記凸状部における前記車両用ホイールの周回方向の幅と略等しく構成されると共に、
    車両が通常走行を行っている初期状態では、前記凸状部が前記凹状部と係合状態をなす
    車両用タイヤ。
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