JP4265964B2 - 放射線画像読取方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録するとともに、読取光の照射を受けて上記放射線画像に応じた電荷信号を出力する放射線画像検出器から出力された上記電荷信号を、積分アンプにより積分して画像信号を取得する放射線画像読取方法および装置に関するものである。
従来より、医療分野などにおいて、被写体を透過した放射線の照射を受けて被写体に関する放射線画像を記録し、その記録された放射線画像に応じた電荷信号を出力する放射線画像検出器が各種提案、実用化されている。
上記放射線画像検出器としては、たとえば、放射線の照射により電荷を発生する半導体材料を利用した放射線画像検出器があり、そのような放射線画像検出器として、いわゆる光読取方式のものが提案されている。
上記光読取方式の放射線画像検出器としては、特許文献1に、放射線を透過する第1の電極層、放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層、潜像電荷に対しては絶縁体として作用し、かつ潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層、および読取光を透過する線状電極が平行に配列された第2の電極層をこの順に積層してなる放射線画像検出器が提案されている。
上記放射線画像検出器においては、第1の電極層側から放射線画像を担持した放射線が照射され、その照射に応じて記録用光導電層において発生した電荷が記録用光導電層と電荷輸送層との界面に蓄積されることにより放射線画像の記録が行われる。そして、線状の読取光の線状電極の長さ方向への走査により、読取用光導電層において電荷が発生し、その電荷が上記蓄積された電荷と結合するとともに線状電極の流れ出し、その線状電極に流れ出した電荷信号が線状電極に接続された積分アンプ(いわゆるチャージアンプ)により積分されることにより画像信号が取得されて放射線画像の読取りが行われる。
ここで、上記のようにして放射線画像の読取りを行う際における、上記読取光の照射時間と積分アンプの積分時間との関係を示すタイミングチャート、上記読取光が照射された場合に放射線画像検出器の線状電極から出力される信号電流、および積分アンプの出力電圧の大きさを図9に示す。なお、放射線画像検出器には、図9に示すような分布で放射線画像が記録されている、つまり、読取光源が延びる方向と同じ方向に延びる線画像が、読取光源の走査方向、つまり図9における矢印X方向に平行に所定の間隔を空けて記録されているものとする。
図9に示すように、従来は、読取光は、連続的に読取光を発する読取光源を線状電極の長さ方向に移動させることにより照射され、その読取光源の移動に応じて積分アンプのリセットスイッチをON・OFFさせることにより積分時間毎の画像信号が取得されていた。
特開2000−284056号公報
しかしながら、上記のように読取光を照射したのでは、放射線画像検出器の読取光に対する応答速度が遅いため、たとえば、図9に示すように、積分時間S1における読取光の照射に応じて放射線画像検出器から出力された信号電流が、次の積分時間S2においても放射線画像検出器から出力されてしまい、本来なら信号電流が0でなければならない積分時間S2においても信号電流が0にならず(図9の斜線部分参照)、その分の出力電圧ΔVが積分アンプから画像信号として出力され、それがノイズとなって読み取られた放射線画像の鮮鋭度などの画質を劣化させていた。
また、上記のように読取光源として連続的に読取光を発するものを使用するのではなく、パルス光源を利用し、読取光をパルス状に照射する、つまり読取光を積分時間毎に非連続的に照射する方法も提案されているが、読取光の照射時間はできるだけ長い方が望ましく、読取光の照射時間を十分に確保するとともに、上記のような放射線画像検出器の応答遅れによるノイズの発生を回避する方法は見出されていなかった。
また、上記のような積分アンプを利用した画像信号の取得方法として、いわゆる相関2重サンプリングがあるが、この相関2重サンプリングは、積分開始直後における積分アンプの出力電圧と積分終了直前における積分アンプの出力電圧の差分をとって画像信号として取得するため、積分開始直後の積分アンプの出力電圧のサンプリング時において読取光が放射線画像検出器に照射されていると、その読取光の照射に応じて放射線画像検出器から出力された信号電流がオフセット電圧となり、読み取られた放射線画像のS/Nを劣化させてしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録する放射線画像検出器から出力された電荷信号を積分アンプにより積分して画像信号を取得する放射線画像読取方法および装置において、読取光の照射時間を十分に確保するとともに、上記のような放射線画像検出器の応答遅れによるノイズの発生を回避することにより読み取られた放射線画像の鮮鋭度などの画質の劣化を防止することができる放射線画像読取方法および装置を提供することを目的とするものである。
また、上記のように相関2重サンプリングにより画像信号を取得する場合において、上記のようなオフセット電圧の発生を防止し、読み取られた放射線画像のS/Nの劣化を防止することができる放射線画像読取方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明の放射線画像読取方法は、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録するとともに、平行に配列された多数の線状電極を有し、その線状電極の長さ方向に直交する方向に延びる線状の読取光で上記長さ方向に走査されることより放射線画像に応じた電荷信号を出力する放射線画像検出器に、線状の読取光を上記長さ方向に走査し、その読取光の走査に応じて各線状電極から出力された電荷信号を所定の積分時間毎に積分して画像信号を取得する放射線画像読取方法において、読取光として上記積分時間毎にその積分時間内において所定の発光時間照射されるパルス光を使用し、パルス光の照射を積分時間の中心時刻よりもその積分時間における発光時間の中心時刻の方が早いタイミングとなるように制御することを特徴とする。
本発明の放射線画像読取装置は、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録するとともに、平行に配列された多数の線状電極を有し、その線状電極の長さ方向に直交する方向に延びる線状の読取光で上記長さ方向に走査されることにより放射線画像に応じた電荷信号を出力する放射線画像検出器に、線状の読取光を上記長さ方向に走査する読取光源部と、読取光源部の線状の読取光の走査に応じて各線状電極から出力された電荷信号を所定の積分時間毎に積分し、その積分された画像信号を出力する多数の積分アンプを有する画像信号検出部とを備えた放射線画像読取装置において、読取光源部が、読取光として上記積分時間毎にその積分時間内において所定の発光時間照射されるパルス光を発するパルス光源と、積分時間の中心時刻よりもその積分時間におけるパルス光の発光時間の中心時刻の方が早いタイミングとなるようにパルス光源によるパルス光の照射を制御する発光制御手段とを有するものであることを特徴とする。
また、上記本発明の放射線画像読取装置においては、発光制御手段を、積分期間内において発光時間の前に読取光を発光させない不点灯時間が存在するようにパルス光源の発光開始時刻を制御するものとすることができる。
本発明の放射線画像読取方法および装置によれば、読取光としてパルス光を使用し、パルス光の照射を積分時間の中心時刻よりもその積分時間における発光時間の中心時刻の方が早いタイミングとなるように制御するようにしたので、所定の積分時間において照射されたパルス光に応じて放射線画像検出器で発生した信号電流をその積分時間内で全て放射線画像検出器から出力させてしまうことができ、次の積分時間にまで放射線画像検出器から出力させないようにすることができるので、上記のような放射線画像検出器の応答遅れによるノイズの発生を防止することができ、読み取られた放射線画像の鮮鋭度などの画質が低下してしまうのを防止することができる。
また、上記放射線画像読取装置において、積分時間内において発光時間の前に読取光を発光させない不点灯時間が存在するようにパルス光源の発光開始時刻を制御するようにした場合には、たとえば、上記のように相関2重サンプリングにより画像信号を取得する場合において、積分開始直後の読取光の照射によるオフセット電圧の発生を防止することができ、読み取られた放射線画像のS/Nの劣化を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の放射線画像読取方法を実施する放射線画像読取装置の一実施形態を利用した放射線画像記録読取装置について説明する。図1に上記放射線画像記録読取装置の概略構成図を示す。
本放射線画像記録読取装置は、図示省略した放射線源と、放射線源から射出され、被写体を通過した放射線の照射を受けて放射線画像を記録し、その放射線画像に応じた電荷信号を出力する放射線画像検出器10と、放射線画像検出器10を線状の読取光で走査する読取光源部20と、読取光源部20による読取光の走査により放射線画像検出器10から出力された電荷信号を後述する積分アンプ31により所定の積分時間毎に積分し、その積分された画像信号を出力する画像信号検出部30とを備えている。
放射線画像検出器10は、詳細には、図2に示すように、放射線画像を担持した放射線を透過する第1の電極層11、第1の電極層11を透過した放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層12、記録用光導電層12において発生した電荷に対しては絶縁体として作用し、且つその電荷と逆極性の輸送電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層13、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層14、および読取光を透過する線状に延びる線状電極15aが平行に配列された第2の電極層15をこの順に積層してなるものである。そして、記録用光導電層12と電荷輸送層13との界面には放射線の照射量に応じて発生した電荷が蓄積される蓄電部16が形成される。
読取光源部20は、読取光として積分アンプ31の積分時間毎にその積分時間内において所定の発光時間照射されるパルス光を発するパルス光源21と、そのパルス光源21の発光を制御する発光制御手段22とを備えている。なお、放射線画像検出器10および読取光源部20は、上記読取光源部20の読取光源の長さ方向と放射線画像検出器10の線状電極15aの長さ方向とが略直交するように設置されている。また、読取光源部20は、線状電極15aの長さ方向にパルス光源21を移動させて読取光を走査するものであるが、パルス光源21を移動させる移動機構などについては図示省略してある。
発光制御手段22は、積分アンプ31の積分時間の中心時刻よりもその積分時間におけるパルス光の発光時間の中心時刻の方が早いタイミングとなるようにパルス光の照射を制御するものである。上記発光制御の詳細については後述する。
画像信号検出部30は、放射線画像検出器10から出力された電荷信号を積分する積分アンプ31、積分アンプから出力された出力電圧を保持する第1および第2のサンプルホールド回路32,33、第1および第2のサンプルホールド回路32,33に保持された出力電圧の差分を画像信号として出力する差分アンプ34、および差分アンプから出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器35を備えている。なお、ノイズを低減するために積分アンプ31とサンプルホールド回路32,33との間にローパスフィルタ(LPF)を設けることが好ましい。
積分アンプ31は、放射線画像検出器10から出力された電荷信号を蓄積するコンデンサ31aとコンデンサ31aに蓄積された電荷信号を放電させるためのリセットスイッチ31bとを備えている。
第1および第2のサンプルホールド回路32,33は、それぞれスイッチ32a,33aと、積分アンプ31から出力された出力電圧を保持するコンデンサ32b,33bと、コンデンサ32bに保持された出力電圧を出力するバッファアンプ32c,33cとを備えている。
また、積分アンプ31のリセットスイッチ31b、第1および第2のサンプルホールド回路32,33のスイッチ32a,33a、およびA/D変換器35などの動作タイミングについては、図示省略した制御回路により制御される。
また、図1においては、放射線画像検出器10の1本の線状電極15aに接続される画像信号検出部30のみを示しており、その他の線状電極15aに接続される画像信号検出部30は図示省略してある。
また、A/D変換器35は、各線状電極15aについてそれぞれ設けるようにしてもよいし、マルチプレクサを設けて差分アンプ34から出力されたアナログ信号を各線状電極毎に切り替えて1つのA/D変換器35に入力するようにしてもよい。
次に、本放射線画像記録読取装置の作用について説明する。
まず、放射線画像検出器10の第1の電極層11が負に帯電し、第2の電極層15が正に帯電するように電圧印加された状態において、放射線源から被写体40に向けて放射線L1が照射される。読取光源から射出された放射線L1は、図3(A)に示すように、被写体40全体に照射され、被写体40において放射線を透過する透過部40aを透過した放射線が放射線画像検出器10の第1の電極層11側から照射される。なお、被写体40において放射線を透過しない遮断部40bに照射された放射線は放射線画像検出器10には照射されない。
そして、放射線画像検出器10に照射された放射線L1は、第1の電極層11を透過し、記録用光導電層12に照射される。そして、記録用光導電層12において放射線の照射により電荷対が発生し、そのうち正の電荷は第1の電極層11に帯電した負の電荷と結合して消滅し、負の電荷は潜像電荷として記録用光導電層12と電荷輸送層13との界面に形成される蓄電部16に蓄積されて放射線画像が記録される。
そして、次に、図3(B)に示すように、第1の電極層11が接地された状態において、第2の電極層15側から読取光L2が照射される。
ここで、上記読取光L2の照射時における読取光L2の発光タイミングと積分アンプ31のリセットスイッチ31bのON・OFFのタイミングとを示すタイミングチャート、および読取光が照射された場合における放射線画像検出器10の線状電極15aから出力される信号電流の大きさ、積分アンプ31の出力電圧の大きさを図4に示す。なお、放射線画像検出器10には、図4に示すような分布で放射線画像が記録されている、つまり、パルス光源21が延びる方向と同じ方向に延びる線画像が、パルス光源21の走査方向、つまり図4における矢印Y方向に平行に所定の間隔を空けて記録されているものとする。
図4に示すように、まず、読取光L2の照射前に画像信号検出部30における積分アンプ31のリセットスイッチ31bが開放(OFF)され、積分アンプ31が積分開始状態となる。そして、積分アンプ31の積分の開始後不点灯時間T0経過した時に、発光制御手段22からの制御信号に基づいてパルス光源21が駆動され、パルス光源21から読取光L2が発せられる。そして、読取光L2は、図4に示すように、積分アンプ31による積分時間S0毎にその積分時間S0内において発光時間T1だけパルス光源21から発せられ、放射線画像検出器10に照射される。上記のようにして照射された読取光L2は、図3(B)に示すように、線状電極15aを透過して読取用光導電層14に照射される。そして、読取光L2の照射により読取用光導電層14において発生した正の電荷が蓄電部16における潜像電荷と結合するとともに、負の電荷が第2の電極層15の線状電極15aに帯電した正の電荷と結合し、その結合した電荷量に応じた大きさの電荷信号が積分アンプ31のコンデンサ31aに蓄積される。そして、積分時間S0が経過したとき積分アンプ31のリセットスイッチ31bがONされ、コンデンサ31aに蓄積された電荷が放電されてリセットされるが、上記読取光L2は積分アンプがリセット状態になる前にその照射が停止されるようパルス光源21が発光制御手段22により制御される。具体的には、図4に示すように、発光制御手段22は、読取光L2の発光時間T1の中心時刻t1〜t4が、それぞれの積分時間S0における中心時刻s1〜s4よりも早いタイミングとなるようにパルス光源21の発光開始時刻および発光時間T1を制御する。つまり、積分開始後から読取光の発光開始までの不点灯時間T0よりも読取光の発光終了後から積分終了までの時間の方が長いことになる。
上記のように読取光の照射を制御するようにしたので、図4に示すように、放射線画像検出器10からの信号電流の出力を上記積分期間内に納めることができ、線画像が記録されていない部分についての積分アンプ31の出力電圧を0にすることができる。
なお、本実施形態では、上記のようにして積分アンプ31から出力された出力電圧を相関2重サンプリングすることにより画像信号を取得する。具体的には、積分アンプ31のリセットスイッチ31bが開放される前に2つのサンプルホールド回路32,33のスイッチ32a,33aを短絡しておく(サンプルモード)。そして、積分アンプ31のリセットスイッチ31bが開放(OFF)された直後に、第1のサンプルホールド回路32のスイッチ32aが開放され、サンプルホールド回路32のコンデンサ32bによりそのときの積分アンプ31の出力電圧が保持される(ホールドモード)。そして、その後、積分時間S0経過前直前に、第2のサンプルホールド回路33のスイッチ33aが開放され、上記サンプルホールド回路33のコンデンサ33bにそのときの積分アンプ31の出力電圧が保持される(ホールドモード)。その後、積分アンプ31のリセットスイッチ31bが短絡され、コンデンサ31aに蓄積された電荷が放電される。
上記のようにして第1および第2のサンプルホールド回路32,33により保持された出力電圧は、それぞれバッファアンプ32C,33Cを通って差動アンプ34に出力される。そして、差動アンプ34において上記2つの出力電圧の差分が算出され、A/D変換器35に出力される。A/D変換器35は、入力されたアナログ画像信号である差分信号をデジタル変換してデジタル画像信号として出力する。
上記のようにしてA/D変換器35からデジタル画像信号が出力された後は、2つのサンプルホールド回路32,33のスイッチ32a,33aが短絡され、コンデンサ32bに蓄積された電荷が放電される。そして、再び、積分アンプ31におけるリセットスイッチ31bが開放されて積分が開始される。
そして、図1の矢印Y方向にパルス光源21が移動するのと同期して上記のようなパルス光の照射および積分アンプ31による積分が行われ、最終的には放射線画像検出器10の全面分のデジタル画像信号が検出される。
上記実施形態の放射線画像記録読取装置によれば、読取光としてパルス光を使用し、パルス光の照射を積分時間の中心時刻よりもその積分時間における発光時間の中心時刻の方が早いタイミングとなるように制御するようにしたので、所定の積分時間において照射されたパルス光に応じて放射線画像検出器10で発生した信号電流をその積分時間内で全て放射線画像検出器10から出力させてしまうことができ、次の積分時間にまで放射線画像検出器10から出力させないようにすることができるので、上記のような放射線画像検出器10の応答遅れによるノイズの発生を防止することができ、読み取られた放射線画像の鮮鋭度などの画質が低下してしまうのを防止することができる。
また、上記実施放射線画像読取装置においては、積分時間内において発光時間の前に読取光を発光させない不点灯時間T0が存在するようにパルス光源の発光開始時刻を制御するようにしたので、上記のように相関2重サンプリングにより画像信号を取得する場合において、積分開始直後の読取光の照射によるオフセットの発生を防止し、読み取られた放射線画像のS/Nの劣化を防止することができる。
また、上記実施形態の画像信号検出部30においては、第1および第2のサンプルホールド回路32,33を設け、いわゆる相関2重サンプリング処理を行うようにしたが、必ずしもその形態に限らず、サンプルホールド回路33を1つだけ設け、そのサンプルホールド回路33で積分時間の経過前直前に保持した積分アンプの出力電圧を画像信号として取得するようにしてもよい。上記のような構成とした場合においも、読取光の発光の制御については、上記と同様に行うようにすればよい。
また、上記実施形態においては、放射線源、放射線画像検出器10、読取光源部20および画像信号検出部30から放射線画像記録読取装置を構成するようにしたが、放射線源を設けずに放射線画像検出器10、読取光源部20および画像信号検出部30から放射線画像読取装置を構成するようにしてもよいし、放射線源および放射線画像検出器10を設けずに読取光源部20および画像信号検出部30から放射線画像読取装置を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、各線状電極15aに接続された積分アンプ31の出力をマルチプレクサにより切り替えてA/D変換器35に入力するような場合には、たとえば、積分アンプ31が集積化された積分アンプIC61をフィルムのようなフレッキシブルな基板62に実装した、いわゆるTAB(Tape Automated Banding)IC60を利用し、図5に示すように、放射線画像検出器10の複数の線状電極15aを上記TABIC60に接続し、そのTABIC60の出力をマルチプレクサ50に接続するようにしてもよい。
また、図5に示すようなTABIC60を利用する場合には、たとえば、図6に示すように、TABIC60の入力線を80μmピッチで配線し、その出力線を後段の回路にあわせて500μmピッチで配線するようにすることが望ましい。上記のようにTABIC60を配線することにより、たとえば、胸部の放射線画像記録用の放射線画像検出器10に上記TABIC60を配置する場合には、図6に示すように、放射線画像検出器10に100μmピッチで設けられた線状電極15aの先端をテーパー状にまとめるようにしてTABIC60に接続するようにすればよいし、たとえば、マンモの放射線画像記録用の放射線画像検出器10に、上記TABIC60を配置する場合には、図7に示すように、放射線画像検出器10に50μmピッチで設けられた線状電極15aの先端をTABIC60に向けて広がるようにしてTABIC60に接続するようにすればよく、胸部用の放射線画像検出器に用いるTABICとマンモ用の放射線画像検出器に用いるTABICとを共用することができ、部品コストを削減することができる。
また、マンモ用の放射線画像検出器10にTABIC60を配置する場合には、線状電極15aの間隔が狭いため、全ての線状電極15aが接続されるTABIC60を放射線画像検出器10における片側の端部に全て設置することが困難である。したがって、図7および図8に示すように、TABIC60を放射線画像検出器10の両端部に1つ置きに交互に設置するようにしてもよい。上記のように設置すれば、TABIC60の入力線のピッチよりも短いピッチで線状電極15aが放射線画像検出器10に設けられているような場合においても、全ての線状電極15aをTABIC60に接続することができる。
本発明の放射線画像読取装置の一実施形態を用いた放射線画像記録読取装置の概略構成図 図1に示す放射線画像記録読取装置における放射線画像検出器の概略構成図 図1に示す放射線画像記録読取装置における放射線画像検出器の作用を説明するための図 図1に示す放射線画像記録読取装置における読取光の発光タイミングと積分アンプの積分タイミングとを示すタイミングチャート、および読取光が照射された場合における放射線画像検出器から出力される信号電流の大きさ、積分アンプの出力電圧の大きさを示す図 本発明の放射線画像記録読取装置のその他の実施形態を示す図 放射線画像検出器と積分アンプICとの一接続形態を示す図 放射線画像検出器と積分アンプICとのその他の接続形態を示す図 放射線画像検出器と積分アンプICとのその他の接続形態を示す図 従来技術における読取光の照射時間と積分アンプの積分時間との関係を示すタイミングチャート、および読取光が照射された場合における放射線画像検出器から出力される信号電流の大きさ、積分アンプの出力電圧の大きさを示す図
符号の説明
10 放射線画像検出器
11 第1の電極層
12 記録用光導電層
13 電荷輸送層
14 読取用光導電層
15 第2の電極層
16 蓄電部
20 読取光源部
21 パルス光源
22 発光制御手段
30 画像信号検出部
31 積分アンプ
32 第1のサンプルホールド回路
33 第2のサンプルホールド回路
34 差分アンプ
35 A/D変換器
40 被写体
50 マルチプレクサ
60 TABIC
61 積分アンプIC
62 基板

Claims (3)

  1. 放射線画像を担持する放射線の照射を受けて電荷を発生する記録用光導電層と、該記録用光導電層において発生した電荷を蓄積する蓄電部と、読取光の照射を受けて電荷を発生する読取用光導電層と、平行に配列された多数の線状電極からなる電極層とを有し、前記線状電極の長さ方向に直交する方向に延びる線状の読取光で前記読取用光導電層が前記長さ方向に走査されることより前記放射線画像に応じた電荷信号を出力する放射線画像検出器に、前記線状の読取光を前記長さ方向に走査し、該読取光の走査に応じて前記各線状電極から出力された前記電荷信号を所定の積分時間毎に積分して画像信号を取得する放射線画像読取方法において、
    前記読取光として前記積分時間毎に該積分時間内において所定の発光時間照射されるパルス光を使用し、
    前記パルス光の照射を前記積分時間の中心時刻よりも該積分時間における前記発光時間の中心時刻の方が早いタイミングとなるように制御することを特徴とする放射線画像読取方法。
  2. 放射線画像を担持する放射線の照射を受けて電荷を発生する記録用光導電層と、該記録用光導電層において発生した電荷を蓄積する蓄電部と、読取光の照射を受けて電荷を発生する読取用光導電層と、平行に配列された多数の線状電極からなる電極層とを有し、前記線状電極の長さ方向に直交する方向に延びる線状の読取光で前記読取用光導電層が前記長さ方向に走査されることにより前記放射線画像に応じた電荷信号を出力する放射線画像検出器に、前記線状の読取光を前記長さ方向に走査する読取光源部と、前記読取光源部の線状の読取光の走査に応じて前記各線状電極から出力された前記電荷信号を所定の積分時間毎に積分し、該積分された画像信号を出力する多数の積分アンプを有する画像信号検出部とを備えた放射線画像読取装置において、
    前記読取光源部が、前記読取光として前記積分時間毎に該積分時間内において所定の発光時間照射されるパルス光を発するパルス光源と、
    前記積分時間の中心時刻よりも該積分時間における前記パルス光の発光時間の中心時刻の方が早いタイミングとなるように前記パルス光源によるパルス光の照射を制御する発光制御手段とを有するものであることを特徴とする放射線画像読取装置。
  3. 前記発光制御手段が、前記積分時間内において前記発光時間の前に前記読取光を発光させない不点灯時間が存在するように前記パルス光源の発光開始時刻を制御するものであることを特徴とする請求項2記載の放射線画像読取装置。
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