JP6494387B2 - 放射線撮像装置及び放射線撮像システム - Google Patents

放射線撮像装置及び放射線撮像システム Download PDF

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Description

本発明は、医療用画像診断装置や非破壊検査装置に適用される放射線撮像装置及びそれを用いた放射線撮像システムに関する。
近年、放射線検出装置は、放射線源の照射情報を把握する機能を有する。照射情報とは、放射線源からの放射線照射開始のタイミングや、放射線の照射量及び積算照射量である。
特許文献1には、放射線を検出する検出領域に、放射線画像撮影用画素及び放射線検出用画素を含む複数の画素を、マトリクス状に設けた放射線検出素子が開示されている。放射線検出用画素に備えられたスイッチング素子に接続する信号配線によって、画素に発生した電荷を検出することで、放射線の照射開始が検知される。
特開2012−015913
放射線の検知用画素の信号配線は、画像撮影用画素の近傍に配置されるため、信号配線と画像撮影用画素との間で無視できない容量が形成される。信号配線は、画素領域外に配置された検出回路まで延在しているので、容量結合を通して、検知用画素の信号以外の信号が、検知用画素の信号に重畳されて検出される(この現象を、クロストークと呼ぶ)。検知用画素の信号配線を、画像撮影用画素の信号配線とは別の専用配線としても、このようなクロストークは避けられない。
クロストークにより、検知用画素の信号に基く放射線源の照射情報は、その精度が必ずしも高くはなかった。
本発明の放射線撮像装置は、マトリクス状に配置された複数の画素からなる放射線撮像装置であって、前記複数の画素は、放射線を電荷に変換する変換素子を有し、放射線画像を取得するための撮像画素と、放射線を電荷に変換する検知素子を有し、放射線の入射を検知するための検知画素とからなり、放射線が照射されない第1の期間に、前記変換素子に蓄積された電荷が線順次に読み出され、前記第1の期間に先だって第2の期間が設定され、前記第2の期間では、放射線が断続的に照射され、放射線が照射される照射期間の間の休止期間に、前記検知素子に蓄積された電荷が読み出されることを特徴とする。
本発明によれば、放射線の照射と検知画素からの信号検出のタイミングを適切に制御する事により、クロストークの影響を抑性し、精度の高い照射情報の取得が可能となる。
第1の実施形態に係る放射線撮像装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る検出部の構成を示す回路図である。 第1の実施形態に係る画素の構成を示す模式図である。 第2の実施形態に係る放射線撮像装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第3の実施形態に係る放射線撮像システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第4の実施形態に係る放射線撮像システムの応用例を説明するための概念図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
(1)放射線撮像システムの全体構成
図2に示されるように、放射線撮像装置200は、支持基板100、画素アレイ228、駆動回路221、読出回路222からなる検出部223と、信号処理部224、制御回路225、電源回路226とからなる。画素アレイ228は、支持基板100上に、複数の画素101がマトリクス状に配置されたものである。駆動回路221は、画素アレイ228を駆動し、読出回路222は、画素アレイ228からの電気信号を画像データとして出力する。信号処理部224は、読出回路222からの信号を処理して、制御回路225に出力する。制御回路225は、各構成要素に夫々制御信号を供給して検出部223の動作を制御する。電源回路226は、各構成要素に夫々バイアス電圧を供給する。
制御ユニット(制御装置)229によって、放射線源としてのX線源227と放射線撮像装置200とが連携制御される。放射線の照射のタイミングは、制御ユニット229付帯の曝射スイッチ或いは、フットペダルにより照射開始のタイミングが決定される。放射線撮像装置200は、X線源227から放出され、被検者を透過した放射線を検出する。X線源227が、断続的なパルス状の放射線照射を実施する場合は、そのパルス周期や照射期間と休止期間のデュティー比を制御ユニット229が制御する。
(2)検出部の構成
図3に示されるように、画素アレイ228の各画素101は、放射線応じた電気信号を出力する。画素101は、放射線画像を取得するための撮像画素であり、放射線を電荷に変換する変換素子102と、発生した電荷に応じた電気信号を信号線へ出力するスイッチ素子(第1のスイッチ素子)103とを含む。変換素子102は、放射線を光に変換するシンチレータと、その光を電荷に変換する光電変換素子とを含む。変換素子102としては、放射線を直接電荷に変換する直接型変換素子を用いてもよい。スイッチ素子103は、非晶質シリコン又は多結晶シリコンを用いた薄膜トランジスタ(TFT)からなる。半導体層としては、シリコンゲルマニウム等の他の半導体材料を用いてもよい。
変換素子102の第1電極には、スイッチ素子103の第1主電極が電気的に接続され、変換素子102の第2電極には、バイアス線108が電気的に接続される。バイアス線108は、列方向に配列された複数の変換素子102の第2電極に共通に接続される。各列のバイアス線108は、画素アレイ228の領域の端部で共通に接続される。バイアス線108は、図2で示した電源回路226よりバイアス電圧の供給を受ける。
スイッチ素子103の第2主電極には、信号線106が電気的に接続される。信号線106は、列方向に配置された画素のスイッチ素子103の第2主電極が共通に接続される。信号線106は画素の列毎に配置される。各信号線106は、読出回路222に電気的に接続される。スイッチ素子103の制御電極には、駆動線104が電気的に接続される。駆動線104には、行方向に配置された複数の画素101のスイッチ素子103の制御電極に共通に接続され、駆動回路221よりゲート電圧Vg1〜Vgnが印加される。
画素121は、放射線の入射を検知するための検知画素であり、画素アレイ内に複数配置される。画素121は、変換素子102、スイッチ素子103、検知素子122、検知素子用のスイッチ素子(第2のスイッチ素子)123を含む。検知素子122は、放射線を光に変換するシンチレータと、その光を電荷に変換する光電変換素子とを含む。検知素子122の第1電極には、スイッチ素子123の第1主電極が接続される。検知素子122の第2電極は、列毎に配置されたバイアス線108に接続される。検知線110には、列方向に配置されたスイッチ素子123の第2主電極が接続される。各検知線110は、外部の読出回路222に電気的に接続される。
スイッチ素子123の制御電極には、行毎に配置された駆動線124が接続される。各駆動線124には、駆動回路221よりゲート電圧Vd1〜Vdnが印加される。
読出回路222内では、信号線106及び検知線110が、各々オペアンプ150の反転入力端子に接続される。また、オペアンプ150の反転入力端子は、帰還容量を介し出力端子に接続され、非反転入力端子は、任意の固定電位に接続されている。オペアンプ150は、電荷電圧変換回路として機能する。更に、オペアンプ150の後段には、サンプルホールド回路151、マルチプレクサ152を介して、ADコンバータ153が接続されている。読出回路222は、信号線106及び検知線110を通して、変換素子102及び検知素子122に蓄積された電荷を、信号電荷として読み出す。読み出された信号電荷は、デジタル信号に変換される。読出回路222は、全ての回路を集積化してもよいし、各回路を個別に分散して配置してもよい。
(3)検知画素の構成
図4は、画素101、121の構成を示し、図4(a)は画素101(検知素子122を含まない)の平面図であり、図4(b)は画素121の平面図である。図4(c)は、図4(b)のA−A’での断面図である。変換素子102は、PIN型のフォトダイオード134を用いている。変換素子102は、ガラス基板等の絶縁性の支持基板100の上に設けられたスイッチ素子103の上に層間絶縁層130を挟んで積層されている。画素121は、検知信号を出力する部位として、放射線又は光を電荷に変換する検知素子122と、検知素子122の電荷に応じた電気信号を出力するTFT(薄膜トランジスタ)からなるスイッチ素子123とを含む。検知素子122は、PIN型のフォトダイオード135を用いている。検知素子122は、ガラス基板等の絶縁性の支持基板100の上に設けられた検知素子用のスイッチ素子123の上に層間絶縁層130を挟んで積層されている。
変換素子102、検知素子122は、お互いの第1電極131、132が通電しないように、アイソレーションされており、第1電極131、132の双方の間に設置された素子間絶縁膜133により絶縁性を高めている。第1電極131、132及び素子間絶縁膜133上には、それぞれ前述のPIN型のフォトダイオード134、135がn層−i層−p層の順で積層されている。PIN型のフォトダイオード134、135上には、其々第2電極136、137、保護膜138、第2層間絶縁層139、バイアス線108、保護膜140が順に配置されている。保護膜140上には、不図示の平坦化膜及び蛍光体が配置されている。第2電極136、137は、図4(c)中では不図示であるコンタクトホールに形成されたコンタクトを介して、共にバイアス線108に接続されている。第2電極136、137には、光透過性を有するITO(酸化インジウムスズ)が用いられ、不図示の蛍光体で放射線から変換された光が透過可能な構成となっている。
画素101と画素121では、変換素子102のサイズが異なる為、放射線入射量が同一であっても、画素101と画素121とに対応して、それぞれ読出回路222から出力される画像信号の量が異なる。従って、撮影画像を診断に利用する場合は、白補正(ゲイン補正)等の補正を適宜行ない、画像信号のバラつきを補正する。
(4)各部位の動作タイミング
図1は、駆動回路221より出力されるゲート電圧Vg1〜Vgn、Vd1〜Vdnの出力タイミングを示し、図1(a)と図1(b)とは異なる例を示す。
期間T1(第3の期間)は、リセット期間で、画素アレイ228はリセット動作を繰り返す。リセット動作は、検出部223に電源投入後、撮影動作が開始されるまで行われる。この時、変換素子102から発生するダーク電流を定期的に除去する為に、Vg1〜Vgnが順次HI(スイッチ素子がオンとなる電圧)となり、スイッチ素子103が順次オンとなる。即ち、画素101は、線順次走査される。同様に、検知素子122から発生するダーク電流を除去する為に、Vd1〜Vdnは常にHIとなり、スイッチ素子123がオンした状態となる。曝射スイッチ或いは、X線管球のリセットを開始させるスイッチが押されると期間T2に移行する。期間T1は、下記期間T2に先だって設定される。
期間T2(第2の期間)において、事前に設定された周期及びデュティーで放射線が照射される。放射線の照射が休止している期間に、Vd1〜Vdnが所定期間HIになり、検知素子122で検出された検出信号が、読み出し回路222に送られる。図1(a)では、Vd1〜Vdnが同じタイミングでHIとなっているが、図1(b)のように、同じ検知線110に接続された検知素子用のスイッチ素子123に対応するゲート電圧Vd1〜VdnのHIのタイミングをずらしても良い。この場合、一度に読み出し可能な信号量が減るものの、検出領域の空間解像度が上がる。
放射線の周期的な照射は、照射期間と休止期間とからなる。通常の連続的な放射線の照射時間と比較して、休止期間を設ける分、撮影の時間が長くなる為、休止期間は照射期間より短いことが好ましい。休止期間の効果を考慮すると、1周期の期間に対する照射期間の比(デューティー)Rは、1/2<R<99/100が好ましい。例えば、10msの放射線照射後、1msの休止期間を設ける。放射線発生装置の性能によっては、X線源227への出力停止命令後の休止期間中であっても、放射線の照射が弱く続く場合もあるが、照射時の出力に比べ抑えられていれば良く、クロストーク抑性の効果は得られる。休止期間に照射される放射線の単位時間当たりの強度は、照射期間に照射される放射線の単位時間当たりの強度の半分以下であることが好ましい。
また、放射線の照射中は、信号線106、検知線110、駆動線124、バイアス線108の各配線にクロストークによる電流が流れる。この為、電源回路226からの各配線への電流の供給が間に合わない場合、休止期間後も部分的に電位が変動する。従って、照射後の休止期間中に、Vd1〜Vdnの走査を開始するまでの間、一定の電位安定化時間を設けると良い。例えば、電源回路226に電流の監視回路を設け、電流が安定した事を確認後、Vd1〜Vdnの走査を開始しても良い。或いは、各配線容量やインピーダンスを考慮し、事前に設定された休止間隔の後に、Vd1〜Vdnの走査を開始しても良い。
読み出し回路222に送られた検出信号は、オペアンプ150で電圧信号に変換された後、サンプルホールド回路151によって、所定のサンプリング周期でサンプリングされ、マルチプレクサ152を介して、ADコンバータ153でデジタルデータへと変換される。この間、Vg1〜Vgnは、LO(スイッチ素子がオフとなる電圧)となり、撮影画像に関わる画素信号は、画素101内に保持される。期間T2は、撮影モードとして、又は指定された照射時間として、予め決められており、所定時間経過後、期間T3に移行する。期間T3へ移行するタイミングは、サンプルホールド回路151によって、検知素子からの電圧信号が全て確定していれば、図1(a)、図1(b)で示されるタイミングより前でも良い。
期間T3(第1の期間)においては、撮影画像を取得する為に、Vg1〜Vgnを順次HIにし、スイッチ素子103を順次走査することにより、変換素子102に蓄積された電荷が線順次に読み出される。画素信号は、オペアンプ150で電圧信号に変換された後、サンプルホールド回路151によってサンプリングされ、マルチプレクサ152を介して、ADコンバータ153でデジタルデータへと変換され、画像信号となる。
本実施形態では、期間T2の休止期間に、Vd1〜VdnをHIにし、検知素子122で検出された検出信号が、読み出し回路222に送られる。読み出し期間中は、放射線は入射していない為、検知素子122、変換素子102における電位変動が起きていない。この為、たとえ検知線110が、検知素子122や変換素子102との寄生容量を持っていても、この容量を介して、クロストークを受ける事はない。また、画素信号については、放射線が複数回に分けて照射された場合においても、画素101内で蓄積され続ける為、連続的な放射線の照射が行われた場合と比べ、ノイズは増えず、撮影画像の画質が劣化することはない。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る放射線撮像装置200は、制御ユニット229との通信方式が、有線か無線かを選択可能である点が、第1の実施形態と異なる。また、本実施形態の特徴は、有線による通信時と無線による通信時で、放射線の照射期間と休止期間とを変える点にある。具体的には、無線による通信時においては、通信中には、放射線を照射しない。
図5(a)は、放射線撮像装置200と制御ユニット229との通信が有線で行われた際の、各信号のタイミングチャートである。期間T2の動作は、第一の実施形態と同様であるが、放射線撮像装置200は、検知素子122で検出された検出信号に関わる情報を制御ユニット229との有線の通信により伝送する。通信は、放射線の照射中の有無に関わらず行われる。
図5(b)は、放射線撮像装置200と制御ユニット229との通信が無線で行われた際の、各信号のタイミングチャートである。制御ユニット229は、選択された通信方式により、放射線の照射のタイミング及び、放射線撮像装置200における放射線の線量検出のサンプリング周期を変更する。無線通信(図5(b))の場合は、有線通信(図5(a))の場合と比較して、放射線の照射時間に対し、放射線の休止期間が長く設定される。また、放射線休止中に、無線による通信を実施する。
本実施形態では、制御ユニット229が、通信方式に応じて放射線の照射タイミングを変更したが、事前に制御ユニット229が得た撮影に関わる情報、例えばX線の管電流、被写体情報等に基いて、変更しても良い。例えば、放射線撮像装置200に単位時間当たりに強い入射があると予想される情報がある場合は、1パルスの放射線の照射期間が短くなるように、放射線の照射タイミングを変更してもよい。
本実施形態によれば、検出信号に関わる情報を無線によって通信する期間に、放射線の照射を行わない事で、放射線の照射に伴うX線源227からの電磁ノイズが無線へ混入する事を防止する事ができる。この為、無線通信の信頼性が向上し、通信情報の劣化やタイムアウト等の通信エラーの発生を防止する事が可能である。
(第3の実施形態)
本実施形態に係る放射線撮像システムの動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
第1の実施形態では、予め決められた周期に基づき、期間T2において、X線源227による放射線の照射と休止期間が設けられた。それに対して、本実施形態においては、図6(a)に示されるように、期間T2の初めに放射線を所定期間照射する。その照射終了後、検出信号と設定された入射線量の情報とを比較し、放射線撮像装置200又は制御ユニット229が、比較結果に基いて、放射線の再照射の要否を判定する。再照射が必要と判定された場合は、X線源227に再び所定期間放射線を照射させる。放射線の照射と再照射要否の判定を繰り返し、累計の放射線の照射量が十分と判定された場合、X線源227は放射線の照射を停止し、画素信号の取得が可能な状態となる。また、放射線の再照射要否の判定は、図6(b)のように、まず、2回所定期間放射線を照射し、検出した放射線の照射の2回先の放射線の再照射要否を判断しても良い。放射線の検出動作と放射線の再照射要否の判定動作がパイプライン的に処理できる為、放射線の照射間隔が短くなり、全体の撮影時間の短縮につながる。なお、放射線の再照射の判定動作は、放射線の照射中に行われてもよい。
また本実施形態の変形例として、図6(c)のフローチャートで示すように、再照射要否の判定時に、残り必要な照射量を予測しても良い。2回目の放射線の照射後に得た検出信号に基いて、残り必要な放射線の照射回数又は、時間を算出し、必要な照射量となるように、断続的、又は連続的に、放射線を照射する。
(第4の実施形態)
図7は、本実施形態に係る放射線検出システムの応用例を示したものである。放射線源であるX線チューブ6050から発生したX線6060は、被検者6061の胸部6062を透過し、放射線検出装置6040に入射する。入射したX線には、被検者6061の体内の画像情報が含まれている。放射線検出装置6040から出力される、画像情報に係る画像信号は、イメージプロセッサ6070により画像処理され、制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
また、画像情報は、電話回線6090等の伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなどに設置されたディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録手段に保存でき、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録手段となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
101、121 画素
102 変換素子
122 検知素子
103 123 スイッチ素子

Claims (10)

  1. マトリクス状に配置された複数の画素からなる放射線撮像装置であって、
    前記複数の画素は、放射線を電荷に変換する変換素子を有し、放射線画像を取得するための撮像画素と、放射線を電荷に変換する検知素子を有し、放射線の入射を検知するための検知画素とからなり、
    放射線が照射されない第1の期間に、前記変換素子に蓄積された電荷が線順次に読み出され、
    前記第1の期間に先だって第2の期間が設定され、
    前記第2の期間では、放射線が断続的に照射され、放射線が照射される照射期間の間の休止期間に、前記検知素子に蓄積された電荷が読み出されることを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記検知画素は、複数配置されており、
    各々の検知画素に対応した複数の検知素子から、同じタイミングで、各々の検知素子に蓄積された電荷が読み出されることを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  3. 前記第2の期間に先だって、前記撮像画素を線順次走査することにより、ダーク電流を除去する第3の期間を有することを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  4. 前記変換素子は、第1のスイッチ素子を介し、信号線に接続され、
    前記検知素子は、第2のスイッチ素子を介し、検知線に接続され、
    前記第2の期間では、前記第1のスイッチ素子をオフにし、前記休止期間に前記第2のスイッチ素子をオンにすることにより、前記検知線を介して前記検知素子に蓄積された電荷が読み出されることを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  5. 前記休止期間に照射される放射線の単位時間当たりの強度は、前記照射期間に照射される放射線の単位時間当たりの強度の半分以下であることを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  6. 前記照射期間の繰り返しの1周期の期間に対する前記照射期間の比は、1/2より大きく、99/100より小さいことを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  7. 放射線源と、
    前記放射線源から放出され、被検者を透過した放射線を検出する、請求項1〜6の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線源と前記放射線撮像装置とを連携制御する制御装置とを備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  8. 前記制御装置は、撮影に関わる情報に基いて、前記照射期間と前記休止期間との長さを設定することを特徴とする請求項7記載の放射線撮像システム。
  9. 前記制御装置と前記放射線撮像装置とは、有線と無線との少なくとも何れかの方式で、互いに通信し、
    無線通信の場合は、有線通信の場合より、前記休止期間が長く設定されることを特徴とする請求項7記載の放射線撮像システム。
  10. 前記制御装置は、前記第2の期間において、所定期間照射された放射線に対する検出信号と、予め設定された入射線量に係る情報とを比較し、比較結果に基いて、放射線の再照射の要否を判定することを特徴とする請求項7記載の放射線撮像システム。
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