JP4251140B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP4251140B2
JP4251140B2 JP2005040153A JP2005040153A JP4251140B2 JP 4251140 B2 JP4251140 B2 JP 4251140B2 JP 2005040153 A JP2005040153 A JP 2005040153A JP 2005040153 A JP2005040153 A JP 2005040153A JP 4251140 B2 JP4251140 B2 JP 4251140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power switch
unit
top plate
switch
induction heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005040153A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005268208A (ja
Inventor
和一 岡田
智 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005040153A priority Critical patent/JP4251140B2/ja
Publication of JP2005268208A publication Critical patent/JP2005268208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4251140B2 publication Critical patent/JP4251140B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、電磁誘導によって生じた渦電流によるジュール熱で鍋底を直接加熱する誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱を応用した誘導加熱調理器は、電気ヒータやガスと異なり金属鍋の底部が直接加熱されるために、他に赤熱部や高温部が本質的に存在せず、高効率、安全、清潔など、多くの特長を有し、テーブルやシステムキッチンのキャビネットに埋め込むビルトイン型の誘導加熱調理器として普及している。そして、この組み込み式誘導加熱調理器において、実使用において使用者の命令を受けつけるスイッチ部が設けられる位置としては、本体前面の垂直面部にすべてのスイッチ部を設ける(例えば、特許文献1参照)か、スイッチ部を本体のトッププレート上面に配置する(例えば、特許文献2参照)か、トッププレート上面にスイッチ部の一部を設けるとともに、本体前面の垂直面部に電源スイッチや出力設定などの操作スイッチ部を備えたものとする(例えば、特許文献3参照)といった構成が従来採用されていた。
特開2002−252077号公報 特開平10−214677号公報 特開2003−123953号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の構成では、本体前面の垂直面部に操作スイッチ部が配置されているため、加熱調理を行うインダクションヒータと、それを操作する操作
スイッチ部が離れており、特に、調理器の操作に慣れていないときには、どの操作スイッチ部を使えばよいのか、使用者には分かりづらかった。また、特許文献2に記載の構成では、各インダクションヒータに対応して操作スイッチ部がトッププレート上面に設けられているものの、全体の電源スイッチが設けられていないものであり安全性において課題があった。特許文献3に記載の構成は、電源スイッチは設けられているものの前面部垂直部に設けられているので、電源スイッチがどれか、上面から操作する状態ではわかりにくいものであった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、誰にでも簡単に上面から個別操作スイッチ及び電源スイッチの操作ができる使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、操作キーを指で触れることにより複数のインダクションヒータのうちの対応するインダクションヒータの動作を制御する個別操作スイッチ部をトッププレート上面に設けるとともに、所定以上の力で操作することにより電源スイッチの開閉動作が行われるスイッチであってその開閉動作により個別操作スイッチ部に対する操作が有効化及び無効化される電源スイッチ操作部を、トップユニットの使用者側の左右いずれか一方の角部近傍上面に、個別操作スイッチ部を構成するどの操作キーよりもトップユニット角部に近接させて配置し、個別操作スイッチ部と電源スイッチ操作部との間にトッププレート上面に段差を形成する電源スイッチ識別表示部を設けてなるものである。
この構成により、複数の個別操作スイッチ部がトッププレート上面に形成されているため、各インダクションヒータを動作させる個別操作スイッチ部について各インダクションヒータの近傍に配置することが可能となり、使用者が使用したいインダクションヒータの個別操作スイッチ部の存在がすぐに理解でき、視線を大きく変えることなく簡単に個別操作スイッチ部を構成する操作キーを操作することができる。また、全ての個別操作スイッチ部に対する制御命令を有効化及び無効化させる電源スイッチの開閉動作を行わせるための操作部である電源スイッチ操作部をも、トップユニットの上面に形成しているので、個別操作スイッチ部と同様、トップユニット上面側から操作できるので、使用者にとって操作がさらに簡単になる。
また、電源スイッチ操作部は、トップユニットの使用者側の左右いずれか一方の角部近傍上面に、どの操作キーよりも角部に近接させて配置されていることで、視覚的に各インダクションヒータとの関連性が最も小さく見えるようにすることができるとともに、個別操作スイッチ部と電源スイッチ操作部との間に、トッププレート上面に段差を形成する電源スイッチ識別表示部を設けてなることにより、電源スイッチ操作部と個別操作スイッチ部とを当該段差を境にして視覚的に明確に区分できる。
また、所定以上の力で電源スイッチ操作部を操作することにより電気的な開閉動作が行われる構成とすることにより、電源スイッチ操作部に軽く触れただけでは電源スイッチが開閉動作をすることがなく、不用意に個別操作スイッチ部による操作でインダクションヒータの動作可能状態となるおそれが少なくなり安全性が向上するとともに、調理中に意図せず電源スイッチを開として調理を停止させるおそれを少なくして使い勝手を向上させるとともに、電源スイッチの操作部と個別操作スイッチ部の構成が異なるので、視覚的にも両者を識別する効果を大きくすることができる。
したがって、個別操作スイッチ部と電源スイッチ操作部をともに上面から操作することができると同時に、電源スイッチ操作部の押し間違いをする機会が少なくなり使い勝手の
良い誘導加熱調理器を提供することができる。
本発明によれば、各インダクションヒータの入力設定操作等のための個別操作スイッチ部と無効化及び有効化を制御するための電源スイッチ操作部をともに上面から操作することができると同時に、個別操作スイッチ部と電源スイッチ操作部の押し間違いをする機会が少なくなり使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することができる。
第1の発明は、本体と、トッププレート及び前記トッププレートの周縁部を枠状に覆うトップフレームを有し前記本体上部に装着されるトップユニットと、前記トッププレートの下部に配置され前記トッププレート上の被加熱物を誘導加熱する複数のインダクションヒータと、前記トッププレート上面に形成された1つ以上の操作キーを有し前記操作キーを指で触れる操作により制御命令を入力する操作部であって前記制御命令に応じて前記複数のインダクションヒータのうちの対応するインダクションヒータの動作が制御される複数の個別操作スイッチ部と、所定以上の力で電源スイッチ操作部を操作することにより開閉動作が行われるスイッチであってその開閉動作に応じて前記制御命令が有効化及び無効化される電源スイッチとを備え、前記電源スイッチ操作部は、前記トップユニットの使用者側の左右いずれか一方の角部近傍上面に、どの前記操作キーよりも前記角部に近接させて配置されるとともに、前記個別操作スイッチ部と前記電源スイッチ操作部との間に、前記トッププレート上面に段差を形成する電源スイッチ識別表示部を設けてなる構成とすることで、1つ以上の操作キーを有しその操作キーを指で触れることにより制御命令を入力しその制御命令に応じて複数のインダクションヒータのうちの対応するインダクションヒータの動作を制御する複数の個別操作スイッチ部がトッププレート上面に形成されているため、各インダクションヒータを動作させる個別操作スイッチ部について各インダクションヒータの近傍に配置することが可能となり、使用者が使用したいインダクションヒータの個別操作スイッチ部の存在がすぐに理解でき、視線を大きく変えることなく簡単に個別操作スイッチ部を構成する操作キーを操作することができる。また、個別操作スイッチ部に対する制御命令を有効化及び無効化させる電源スイッチの開閉動作を行わせるための操作部である電源スイッチ操作部をも、トップユニットの上面に形成しているので、個別操作スイッチ部と同様、トップユニット上面側から操作できるので、使用者にとって操作がさらに簡単になる。
電源スイッチ操作部は、トップユニットの使用者側の左右いずれか一方の角部近傍上面に、どの操作キーよりも角部に近接させて配置されていることで、視覚的に各インダクションヒータとの関連性が最も小さく見えるようにすることができるとともに、個別操作スイッチ部と電源スイッチ操作部との間に、トッププレート上面に段差を形成する電源スイッチ識別表示部を設けてなることにより、電源スイッチ操作部と個別操作スイッチ部とを段差を境にして視覚的に明確に区分できる。
また、所定以上の力で電源スイッチ操作部を操作することにより電気的な開閉動作が行われる構成とすることにより、電源スイッチ操作部に軽く触れただけでは電源スイッチが開閉動作をすることがなく、不用意に個別操作スイッチ部による操作でインダクションヒータの動作可能状態となるおそれが少なくなり安全性が向上するとともに、調理中に意図せず電源スイッチを動作させ調理を停止させるおそれを少なくして使い勝手を向上させ、さらに電源スイッチ操作部と個別スイッチ操作部の構成が異なるので、視覚的にも両者を識別する効果を大きくすることができる。
したがって、個別操作スイッチ部と電源スイッチ操作部をともに上面から操作することができると同時に、電源スイッチ操作部の押し間違いをする機会が少なくなり使い勝手の
良い誘導加熱調理器を提供することができる。
第2の発明は、特に、電源スイッチ識別表示部は、トップユニットの角部を構成するトップフレームの2辺の内縁を相互に結ぶ段差をトッププレート上面に形成することにより、個別操作スイッチ部が周囲を全て段差で囲まれたトッププレート面内に配置し、電源スイッチ操作部を段差の外側に設けることになるので、さらに明瞭に電源スイッチと個別操作スイッチ部とを、識別することができるとともに、電源スイッチ操作部の位置が角部にあるので、電源スイッチ識別表示部の段差が存在することによりトッププレートの平坦な範囲を狭める程度を極めて小さくすることができ、鍋をトッププレート上に載置する場合に段差により傾くなど、段差が使い勝手に影響を小さくすることができる。
第3の発明は、特に、電源スイッチ識別表示部は、トップフレームと一体形成された金属板でトップユニットの角部を覆うかまたは囲うように形成され、電源スイッチ操作部を前記電源スイッチ識別表示部の範囲内に設けてなることにより、個別操作スイッチ部に対する電源スイッチの識別性を高め、金属板で形成されたトップフレームは、加工が容易であることから電源スイッチ識別表示部をその製造時に同時に金型で成型してトップユニットの上面に容易に構成することができ、さらに段差をトップフレームで一体化して形成するのでデザイン的に優れたものとすることができる。
第4の発明は、特に、電源スイッチ操作部は、樹脂フィルムで構成され、電源スイッチ識別表示部に設けられた孔を覆うとともにその孔の周囲上面に接着され形成されることにより、内部に水が侵入しにくく清掃性に優れ、加工性、デザイン性においても優れたものとすることができる。
第5の発明は、特に、トッププレートは、平面形状が略長方形で使用者側の角部の一方を三角形状に切り欠いた形状に形成されるとともに、前記トッププレートの切り欠いた部分である切り欠き部を電源スイッチ識別表示部で覆う構成としてなることにより、トッププレートの加工が簡単で、三角形状に切り欠いた部分に電源スイッチ操作部及び電源スイッチまたは電源スイッチを動作させる機構部品を配置することができるので電源スイッチ表示部を安価に構成することができる。
第6の発明は、特に、切り欠き部に臨むトッププレートの縁部上面を電源スイッチ識別表示部で覆うとともに水の浸入を防止するシール部材を、前記電源スイッチ識別表示部下面と前記トッププレート上面間に設ける構成としたことにより、トッププレート面に水や液体がこぼれてもトップフレーム下面奥方向には流れていかず、電源スイッチあるいは本体内部に水が侵入する恐れがなく安全であり、また、少量の液体がトッププレート上にこぼれても、電源スイッチ識別表示部の段差によりせき止められて電源スイッチ操作部に液体が到達しない。
第7の発明は、特に、電源スイッチ識別表示部上面に電源スイッチ操作部を設けるとともに、前記電源スイッチ識別表示部は、トッププレートと前記電源スイッチ操作部間に、前記電源スイッチ識別表示部を変形させて形成される凸状の壁である凸状壁を設け、前記凸状壁よりも前記トッププレート側の前記電源スイッチ識別表示部の部分が所定の幅で一段低くなっており、その一段低くなった部分で前記トッププレート上面と前記トップフレーム下面との間にシール部材を設ける構成としたことにより、請求項6に記載の発明の効果に加え、電源スイッチ識別表示部に加熱された鍋が乗り上げたときに、熱い鍋底が電源スイッチ操作部に近づく距離をさらに大きくすることができる。したがって、電源スイッチ操作部が樹脂製のメンブレンスイッチなどの熱に弱い部品で構成される場合には、それらが損傷を受けにくくなりさらに有効であり、電源スイッチ操作部に印刷表示がされている場合にも印刷表示を保護することができる。また、凸状壁は、シール部材よりトップ電
源スイッチ識別表示部の奥にあるので、凸状壁の下面(裏側)の溝にトッププレート上にこぼれた液体が溜まらないのでトッププレートの段部の部分の清掃がし易い。
第8の発明は、特に、トッププレートの上面に他機器を動作させる他機器操作スイッチ部を備え、前記他機器操作スイッチ部は、電源スイッチ識別表示部の設けられた角部と反対側の使用者側に位置するトップユニットの角部である他の角部近傍上面に設けられ、かついずれの操作キーよりも前記他の角部に近づけて配置されたことにより、個別操作スイッチ部及び電源スイッチ操作部と他機器操作スイッチ部とを区別し易くすることができ、さらに使い勝手の良い誘導加熱調理器とすることができる。
第9の発明は、特に、電源スイッチによる個別操作スイッチ部の操作の無効化がされていないときに操作することにより、特定の個別操作スイッチ部を無効化できる操作部であるチャイルドロックキーを備え、前記チャイルドロックキーを電源スイッチ識別表示部の範囲内に設けたことにより、電源スイッチ操作部と同様、個別操作スイッチ部とチャイルドロックキーとを区別し易くすることができ不用意に操作するのを避けることができ、さらに、チャイルドロックキーは、電源スイッチ操作部による操作にその機能が制約され、また、電源スイッチ操作部と機能が類似しているので、使用者にとっては操作に習熟しやすく、使い勝手の良い誘導加熱調理器とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図4は本発明の実施の形態1における組み込み式誘導加熱調理器を示すものである。
図1は、システムキッチン等の流し台のキャビネットに設けられた開口部(図示せず)に、調理器ユニット部が収納された本体1をはめ込んだビルトイン型の誘導加熱調理器を示している。
図に示すように、本体1の上面にはトップユニット40が固定されている。トップユニット40は、耐熱性と電気絶縁性に優れた耐熱ガラス又は結晶化セラミックからなる板状のトッププレート2と、枠状に形成されトッププレート2の周囲を覆って保護するトップフレーム8を有している。トッププレート2の下部には、被加熱物を誘導加熱するコイルである2個のインダクションヒータ5a、5bが設けられている。インダクションヒータ5aと対応して(この場合には、インダクションヒータ5aの手前側近傍に)トッププレート2の表面(上面でも下面でも良い)に印刷、貼付等により設けた窓である動作状態を表す動作表示部3aが形成されている。トッププレート2の表面上には、また、触れる操作によりインダクションヒータ5aを動作させる複数の操作キー(タッチパッド)で構成された個別操作スイッチ部4aが設けられている。同様に、トッププレート2上面において、インダクションヒータ5bを動作させる複数の操作キー(タッチパッド)で構成された個別操作スイッチ部4bがその動作を表示する動作表示部3bの近傍に対応させて配置されている。
図2は、本体1をキャビネット7内に落とし込んで設置した状態の詳細を示している。トッププレート2の下には平板状に巻線を巻回した誘導加熱用コイルであるインダクションヒータ5a、5bが配置されている。インバータ電源装置6から高周波交流電流の供給を受けたインダクションヒータ5a、5bから高周波磁界を発生させることにより、被加熱物である鍋9の鍋底に渦電流を発生させ、発熱させて調理することができるようになっている。インバータ電源装置6の出力を制御する制御部10は、個別操作スイッチ部4a
、4bに属する操作キーを指で触れる操作により制御命令(加熱開始、停止、又は出力値の設定若しくは変更等の命令をいう)を入力しその制御命令に応じて複数のインダクションヒータ5a、5bのうちの対応するインダクションヒータの動作を制御し、また、センサー17による部品温度又はその雰囲気温度の情報によってインダクションヒータ5a、5bの加熱出力や加熱動作の起動・停止をコントロールしている。また、制御部10は、電源スイッチ28の開閉動作に応じて、個別操作スイッチ部4a、4bおよび5cを含む全て(又は特定)の入力命令の無効化及び有効化を決定する。また、いずれかのヒータが動作している場合には、電源スイッチ28の動作に応じて加熱動作を禁止する。
本体1の操作キー全て(又は特定のもの)に対する入力操作の有効化、無効化を決定する電源スイッチ28及び、その開閉動作を行わせるための入力操作部である電源スイッチ操作部26が、トップユニット40に組み込まれている。
電源スイッチ操作部26と、個別操作スイッチ部4a、4bおよび5cとを視覚的に区別するための「電源スイッチ識別表示部」として、トップユニット40の使用者側の右側の角部上面に、フレームコーナ部42を形成している。フレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)42は、トップユニット40の角部においてトップフレーム8と一体形成された金属板で電源スイッチ操作部26周囲を覆うように形成されており、トップユニット40の角部につながるトップフレーム8の縦、横2辺の内縁の途中をバイパスするように相互にかつ連続的に結ぶ段差を形成する段部8aをトッププレート2の上面に形成する。
電源スイッチ操作部26は、フレームコーナ部42の内縁で形成された段差により囲まれ、フレームコーナ部42の上面より、電源スイッチ操作部26の上面が下方に位置するように構成されている。また、電源スイッチ操作部26の周囲でシール部材41によりフレームコーナ部42の裏面との間でシールされている。
なお、この構成に代えて、フレームコーナ部42を段押しにより、凹状に変形させ凹部を形成し、その凹部に部分的に孔を設けてその孔の周囲に、裏面に粘着剤を塗布した樹脂フィルムで構成した電源スイッチ操作部26を上面から貼り付け、その孔又はその下方に電源スイッチ28あるいは電源スイッチ28と電源スイッチ操作部26の間に介在して電源スイッチ28を動作させる部材を設けてもよい。いずれにしても、電源スイッチ操作部26は、トップユニット40の上面に設けられており、かつトップユニット40の使用者側(手前側)の右側の角部に、トップフレーム8と一体に形成された電源スイッチ識別表示部であるフレームコーナ部42の範囲内に設けられている。
そして、図1に示すようにシステムキッチンのキャビネット7の開口部には、本体1が、本体1上部に設けられたフランジ部でキャビネット7の開口部の周囲に支持され吊り下げられるようにはめ込まれている。この状態では、トップユニット40が本体1の上部に固定されているので、トッププレート2の周囲に設けたステンレス鋼板やホーロー鋼板のような金属薄板製のトップフレーム8がキャビネット7上に露出している。このため、トップフレーム8は、引っ掻きなどに対して十分な強度を有していることが好ましい。
トッププレート2の上面には、インダクションヒータ5a、5bと対応したヒータ表示部14a、14bと、トッププレート2の下部に設けられた電熱線を用いたラジェントヒータ(図示せず)に対応した位置にヒータ表示部15がそれぞれ設けられている。また、ラジエントヒータの動作を表示する動作表示部3cとラジエントヒータを動作させるための複数の操作キーを有する個別操作スイッチ部4cがトッププレート2上面においてヒータ表示部15の手前にヒータ表示部15に対応して設けてある。
図3は、個別操作スイッチ部4a、4b、電源スイッチ操作部26および電源スイッチ
28近傍の詳細な構成を示している。ただし、図3及び図4には、図1、2に記載されていないリブ8b(凸状壁)が追加されている。個別操作スイッチ部4a、4bは、トッププレート2の上面に設けられた複数の操作キー(電極)と、これらの操作キーにそれぞれ対向してトッププレート2の下面に設けられた複数の電極44と、トッププレート2の下面の電極44に押し付けられる状態で取り付けられている接点端子11で構成されている。接点端子11は、弾力性を持つ導電性を有する材料で、中央にたわむ部分を設けた形状であって、本実施の形態では金属の薄板で構成している。接点端子11の先端部をトッププレート2の下面の電極に常時接触しているようにするとともに、その取り付けの位置が決まるように、接点端子11が樹脂などのホルダー12に固定されている。そして、使用者がこの個別操作スイッチ部4a、4bの操作キーに触れたときの当該操作キーと対向するトッププレート裏面電極44間の静電容量の変化を制御部10で検出してその信号を制御部10のマイコンに送って処理している。また、ホルダー12の接点端子11近傍に設けたLED13は、電源スイッチ操作部26を所定以上の力で押して、電源スイッチ28をオンすると、個別操作スイッチ部4a、4bのキー操作をする操作が必要であることを使用者に知らせるべく点滅又は点灯して、使用者に知らせ誘導する。
トッププレート2は、平面形状が略長方形となっており、使用者から見て右側手前角部が斜めにカットされ角部を含め三角形状に切り欠かれている(以下このカットされた部分を「切り欠き部」という)。トッププレート2の周縁部は、トップフレーム8と同一のステンレスあるいは鉄板等の金属が折り曲げられて形成されたフレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)42により覆われ、割れたり欠けたりしないように保護されている。枠状のトップフレーム8は、全体外形が略長方形となっており、トッププレート2の周縁部を覆うとともに、平面形状が略三角形の面でなるフレームコーナ部42がトッププレート2の外側の切り欠き部を覆い、水の浸入を防止するシール部材43がトップフレーム8及びフレームコーナ部42と、トッププレート2間に設けられている。
このように、トッププレート2は、平面形状が略長方形で使用者側の角部の一方を三角形状に切り欠いた形状に形成され、トッププレート2の切り欠いた部分をフレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)42で覆う構成としたので、トップフレーム8の外形は、極端な切り欠きのない長方形に近い形状となりデザイン的にアンバランスがないようにすることができるとともに、トッププレート2の形状が単に直線的に角部を切り欠く形状であるので加工が簡単で、三角形状に切り欠いた部分に電源スイッチ操作部26及び電源スイッチ28または電源スイッチ28を動作させる機構部品を配置することができるので電源スイッチ識別表示部及び電源スイッチ操作部26を容易に構成することができる。
また、トッププレート2の切り欠き部に臨む部分の縁部上面をフレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)42で覆うとともに水の浸入を防止するシール部材43を、フレームコーナ部42の下面とトッププレート2上面間に設ける構成としたことにより、トッププレート2とトップフレーム8下面との間には、トップフレーム8内縁全体にわたり段差を形成する段部8aが設けられ、トッププレート2の上面にふきこぼれなどで液体がこぼれても、トッププレート2の外側や、電源スイッチ操作部26には流れて行かないようにすることができ、さらには水の浸入を防止するシール部材43がフレームコーナ部42(トップフレーム8)とトッププレート2間に設けられているので本体1内や電源スイッチ28まで水が到達するのを防止することができる。
フレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)42上面に電源スイッチ操作部26を設けるとともに、フレームコーナ部42は、トッププレート2と電源スイッチ操作部26間に、その近傍のフレームコーナ部42上面より高くなるようにフレームコーナ部42を変形させて線状に突出させて形成される凸状壁8bを設け、フレームコーナ部42の凸状壁8bのトッププレート2側の部分が所定の幅(本実施の形態では4mm)で一段低くなっ
ており、その一段低くなった部分でトッププレート2上面とフレームコーナ部42下面との間にシール部材43を設ける構成としているので、加熱された鍋9やフライパンが電源スイッチ操作部26上に置かれても直接電源スイッチ操作部26に触れない若しくは電源スイッチ操作部26に近接し過ぎないような構成となっている。したがって、電源スイッチ操作部26が樹脂製のメンブレンスイッチなど熱に弱い部品で構成される場合には、それらが損傷を受けにくくなりさらに有効であり、電源スイッチ操作部26に印刷表示がされている場合にも印刷表示を保護することができる。また、凸状壁8bは、シール部材43よりトップフレームコーナ部42の奥にあるので、凸状壁の下面(裏側)の溝にトッププレート2上にこぼれた液体が溜まらないのでフレームコーナ部42の段部8a近傍の清掃がし易い。
また、本実施の形態において、フレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)42は、トップフレーム8と一体形成された金属板でトップユニット40の角部を覆うように形成されていたが、トップフレーム8と一体形成された金属板でトップユニット40の角部を囲うように形成し、その囲まれた部分に他の部材を設けて、角部を覆いその上部に電源スイッチ操作部26を配設する構成としても良い。
また、本実施の形態において、トッププレート2の切り欠き部を三角形状にすることでその加工を容易にしたが、加工の手間が許容する範囲であれば他の形状に切り欠いても良い。
電源スイッチ28は、不用意にインダクションヒータ5a、5bを動作させない、あるいは、万が一、異常な動作が起こっても、機器を停止させて安全性を確保するためのものであるが、本実施の形態の構成により、電源スイッチ操作部26をトップユニット40上面に配設することにより生じる課題に対してその機能を安定して保護することができるものである。なお、電源スイッチ28は電源線を直接遮断するものとしても良い。
図4はトッププユニット40の上方からみた平面形状を示すもので、トッププレート2上の個別操作スイッチ部4a、4b、4c、フレームコーナ部42に設けられた電源スイッチ操作部26の詳細配置を示すものである。
トッププレート2の中央前側の左右にインダクションヒータ5a、5bの各々の位置を示すヒータ表示部14a、14bが設けられ、後方中央にはラジェントヒータの位置を示すヒータ表示部15を設けている。ヒータ表示部14a、14bの前方には、その動作状態をそれぞれ表す動作表示部3a、3bが設けられ、ヒータ表示部15の中央前方には、その動作状態を表す動作表示部3cが設けられている。
そして、インダクションヒータ5a、5bに対応させるべく動作表示部3a、3bのさらに前方近傍には、操作を行う個別操作スイッチ部4a、4bが配置されている。また、動作表示部3cに対応させて個別操作スイッチ部4cを配置している。また、インダクションヒータ5aを動作させる個別操作スイッチ部4aには、切/入キー18と火力を増加させるアップキー19、減少させるダウンキー20、タイマーを設定する時間キー21、分キー22、自動湯沸かし機能を働かせるための自動キー23が設けられている。また、インダクションヒータ5bに対応して同様のキーが設けられている。図4では、個別操作スイッチ部4cに、インダクションヒータ5aについて設けられていた時間キー21、分キー22、自動キー23に相当するものが設けられていないが、これらを設けてもよい。
また、トッププレート2の上面に、他機器(本実施の形態では、換気扇)を動作させる他機器操作スイッチ部24を設け、この他機器操作スイッチ部24を、動作表示部3aおよび個別操作スイッチ部4aから最も離れた位置である、電源スイッチ操作部26の設け
られたトップユニットの角部と反対側(図4では左側)の使用者側の角部に、個別操作スイッチ部4aよりも近づけて配置している。このスイッチ部24を操作することにより、トッププレート2内の3箇所に設けられた送信部25から赤外線の信号が発信されて、他機器、すなわち換気扇が動作するようになっている。
また、本体全体のキーをロックするチャイルドロックキー27は、電源スイッチ操作部26と一緒にトップフレーム8の右前方のフレームコーナ部42に配置されており、電源スイッチ操作部26と同様に、各個別操作スイッチ部4a、4b、4cと区分している。
また、電源スイッチ操作部26の操作により、スタンバイ状態(電源ON状態)にあるとき、すなわち個別操作スイッチ部4a、4b、4cの無効化が解除されているときにチャイルドロックキー27を操作することにより、特定の個別操作スイッチ部(この場合には個別操作スイッチ部4c)を無効化する制御モードにはいり、または、無効化する制御モードが解除される。また、電源スイッチ操作部26の操作により、電源OFF状態にあるとき、チャイルドロックキー27を操作しても前記のような制御モードの変更はない。
このようなチャイルドロックキー27をフレームコーナ部42の範囲内に設けたことにより、電源スイッチ操作部26と同様、個別操作スイッチ部4a、4b、4cに対して区別し易くすることができ不用意に操作するのを避けることができ、さらに、チャイルドロックキー27は、電源スイッチ操作部26による操作にその機能が制約され、また、機能が類似しているので、使用者にとっては操作に習熟し易く、使い勝手の良い誘導加熱調理器とすることができる。
図5は、動作表示部3aの表示内容を詳細に説明した図である。動作表示部3b及び3cは、動作表示部3aと同様の動作をするので、以下代表して動作表示部3aについて説明する。動作表示部3aは数字、文字、図形を表示することができるようにしたものであり、液晶表示装置または蛍光表示装置で構成され、数字、文字、図形を点灯して表示できるものである。これにより、順次個別操作スイッチ部4aを操作するたびに、動作表示部3aに調理メニューの設定をしているのか、パワーの設定をしているのか、時間の設定をしているのかなどを表すことができる。
また、電源スイッチ操作部26を押してオン操作することにより、全ての動作表示部3aのバックライトが点灯するとともに、個別操作スイッチ部4aの次に操作できる操作部が点滅表示し、次に操作できるスイッチ部を明確にすることができるようになっている。したがって、順次点滅するスイッチ部の操作部を操作すれば、初めての使用者でも簡単に操作することができるものである。
次に、操作と表示について説明する。まず、全体の電源スイッチ操作部26を押して電源スイッチをONにすると、各インダクションヒータ5a、5bおよびラジェントヒータ5cの動作表示部3a、3b、3cのバックライトが点灯し、それぞれ個々のヒータが使えるように表示する。それと同時に各ヒータの切/入キー18と自動キー23のように次に使えるキーをLEDなどで点滅表示し、使用者に知らせる。
そして、加熱する鍋9に調理物を入れ、インダクションヒータ5のヒータ表示部14a、14bあるいは15内に設置する。その後、切/入キー18をONさせると動作表示部3a、3bあるいは3cには火力の設定バー33が所定レベルまで点灯し、加熱中であることを表示する。
その後、加熱の設定を強くする場合にはアップキー19を押し、弱くしたいときにはダウンキー20を押す。そのときに火力の設定バー33とレベルの数字も大きくなったり、
小さくなったりして火力の設定を知らせる。また、時間キー21、分キー22は残りの時間を設定すれば、設定した火力で調理し、自動的に終了させることができる。
また、自動キー23は、自動メニューを設定するもので湯沸かしの自動と炊飯の自動が設定できるようになっている。そのとき自動キー23を押すと、例えば、動作表示部3aに湯沸かしマーク31と炊飯マーク32が表示され、使用者にどちらのメニューが設定されたか分かるようになっている。自動メニューは、設定した後に切/入キー18を押せば、自動的に調理がスタートし、調理終了するようにプログラムで設定されている。
このように、本実施の形態においては、動作表示部3a、3b、3cで、数字、文字、図形を表示することができるようにしたことにより、動作表示部3a、3b、3cに調理メニューの設定をしているのか、パワーの設定をしているのか、時間の設定をしているのかなどを表すことができ、使用者が操作している内容が一目でわかるため、設定の間違いもなく、非常に使い勝手の良い組み込み式誘導加熱調理器を提供することができる。
また、電源スイッチ操作部26を操作することにより、全ての動作表示部3a、3b、3cのバックライトが点灯するとともに、個別操作スイッチ部4a、4b、4cの次に操作できる操作部を点滅表示することにより、次に操作できるスイッチ部を明確にすることができ、順次点滅するスイッチ部の操作部を操作すれば、初めての使用者でも簡単に操作することができるものである。
以上のように、本実施の形態においては、操作キーを指で触れることにより制御命令を入力しその制御命令に応じてインダクションヒータ5a、5bのうちの対応するものの動作を制御する個別操作スイッチ部4a、4bがトッププレート2上面に形成されているため、各インダクションヒータを動作させる個別操作スイッチ部4a、4bについて各インダクションヒータの近傍に配置することが可能となり、使用者が使用したいインダクションヒータの個別操作スイッチ部4a、4bの存在がすぐに理解でき、視線を大きく変えることなく簡単に個別操作スイッチ部4a、4bを構成する操作キーを操作することができる。また、全ての個別操作スイッチ部4a、4bに対する制御命令を有効化及び無効化させる電源スイッチ28の開閉動作を行わせるための操作部である電源スイッチ操作部26をも、トップユニット40の上面に形成しているので、個別操作スイッチ部4a、4bと同様、トップユニット40上面側から操作できるので、使用者にとって操作がさらに簡単になる。
電源スイッチ操作部26は、トップユニット40の使用者側の右側の角部近傍上面に、どの操作キーよりも角部に近接させて配置されていることで、視覚的に各インダクションヒータとの関連性が最も小さく見えるようにすることができるとともに、個別操作スイッチ部4a、4bと電源スイッチ操作部26との間に、トッププレート2上面に段差を形成するフレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)42を設けてなることにより、電源スイッチ操作部26を電源スイッチ28と個別操作スイッチ部4a、4bとを段差を形成する段部8aを境にして視覚的に明確に区分できる。
また、所定以上の力で電源スイッチ操作部26を操作することにより電気的な開閉動作が行われる構成とすることにより、電源スイッチ操作部26に軽く触れただけでは電源スイッチ28が開閉動作をすることがなく、不用意に個別操作スイッチ部4a、4bによる操作でインダクションヒータ5a、5cの動作可能状態となるおそれが少なくなり安全性が向上するとともに、調理中に意図せず電源スイッチ28を動作させ調理を停止させるおそれを少なくして使い勝手を向上させ、さらに電源スイッチ操作部26と個別スイッチ操作部4a、4bの構成が異なるので、視覚的にも両者を識別する効果を大きくすることができる。
したがって、個別操作スイッチ部4a、4bと電源スイッチ操作部26をともに上から操作することができると同時に、電源スイッチ操作部26の押し間違いをする機会が少なくなり使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における組み込み式誘導加熱調理器の要部を示すものである。実施の形態1と同一要素については、同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においては、電源スイッチ操作部26は、トップユニット40の使用者側の右側の角部近傍上面に設けられ、どの操作キーよりも前記角部に近接させて配置される点、及び、個別操作スイッチ部4a、4cと電源スイッチ操作部26との間に、トッププレート2の上面に段差を形成する段部35aを設け、個別操作スイッチ部4a、4cと電源スイッチ操作部26とを視覚的に区別する電源スイッチ識別表示部(本実施の形態では補強金具35に相当する)を設けてなる点及び電源スイッチ28の機能及び構成については、実施の形態1と同様である。
しかしながら、本実施の形態のものは、トッププレート2の外形形状が略長方形で、実施の形態1におけるトッププレート2のような切り欠き部が存在せず、また、電源スイッチ識別表示部(補強金具35)の構成において実施の形態1と相違するので以下具体的に説明をする。
電源スイッチ操作部26は、実施の形態1に記載の構成のようにトップフレーム8に一体に形成されたフレームコーナ部42に設けられておらず、トップフレーム8とは分離してトッププレート2の上面に設けられている。すなわち、トッププレート2に孔36を設け、その孔36の上に電源スイッチ操作部26を設け、電源スイッチ操作部26の下に電源スイッチ28を設けている。
トッププレート2に孔36を設けることにより、トッププレート2の強度が低下するが、これを防止するために孔36の周囲に補強金具35を取り付けて、落下などの衝撃によりトッププレート2が割れるのを防止することができる。この補強金具35とトッププレート2の上面の境界には、段差を形成する段部35aが設けられ、また、電源スイッチ28は防水のために電源スイッチ操作部26が設けられているメンブレンシート37で上部をシールし、ゴムパッキンなどで補強金具35下面とトッププレート2の上面との間で、孔36の周囲をシールすることで、本体1内部や電源スイッチ28まで液体が侵入するのを防止している。
また、補強金具35の内側(孔36側)周囲に補強金具35と一体にリブ38(凸状壁)を設けることにより、トッププレート2の上面との段差をさらに大きくして、加熱された鍋9やフライパンが置かれても直接メンブレンシート37には、触れない構成となっている。
このように、本実施の形態においては、トップユニット40の角部近傍において、トッププレート2内に孔36を設け、その周囲に補強金具35を形成してトッププレート2の上面に段差を形成する段部35a及びリブ38(凸状壁)を設け、その段差(段部35a)で囲まれるように電源スイッチ操作部26を設置することにより、実施の形態1と同様、電源スイッチ操作部26と個別スイッチ操作部4a、4bとの識別を容易にし、かつ、電源スイッチ操作部26は機械的接点を有し前記機械的接点の開閉動作により前記制御命令を有効化及び無効化させるので、不用意に触れただけでは開閉動作に至らない様にすることで、個別操作スイッチ部4a、4bと電源スイッチ28の押し間違いをする機会が少
なくなり使い勝手の良いものとなる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、使用者が使用したいインダクションヒータの操作スイッチ部がすぐに理解でき、簡単に操作することができる、非常に使い勝手の良いものとなるので、ビルトイン型の組み込み式誘導加熱調理器はもちろんのこと、据え置き型や卓上型の誘導加熱調理器としても有用なものである。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の斜視図 同誘導加熱調理器の要部断面図 同誘導加熱調理器の詳細要部断面図 同誘導加熱調理器の平面図 同誘導加熱調理器の要部平面図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の要部断面図
符号の説明
1 本体
2 トッププレート
3a、3b、3c 動作表示部
4a、4b、4c 個別操作スイッチ部
5a、5b インダクションヒータ
8 トップフレーム
8a 段部(段差)
8b リブ(凸状壁)
9 鍋(被加熱物)
11 接点端子
14a、14b、15 ヒータ表示部
26 電源スイッチ操作部
28 電源スイッチ
35 補強金具(電源スイッチ識別表示部)
35a 段部(段差)
36 孔
37 メンブレンシート
38 リブ(凸状壁)
40 トップユニット
42 フレームコーナ部(電源スイッチ識別表示部)

Claims (9)

  1. 本体と、トッププレート及び前記トッププレートの周縁部を枠状に覆うトップフレームを有し前記本体上部に装着されるトップユニットと、前記トッププレートの下部に配置され前記トッププレート上の被加熱物を誘導加熱する複数のインダクションヒータと、前記トッププレート上面に形成された1つ以上の操作キーを有し前記操作キーを指で触れる操作により制御命令を入力する操作部であって前記制御命令に応じて前記複数のインダクションヒータのうちの対応するインダクションヒータの動作が制御される複数の個別操作スイッチ部と、所定以上の力で電源スイッチ操作部を操作することにより開閉動作が行われるスイッチであってその開閉動作に応じて前記制御命令が有効化及び無効化される電源スイッチとを備え、前記電源スイッチ操作部は、前記トップユニットの使用者側の左右いずれか一方の角部近傍上面に、どの前記操作キーよりも前記角部に近接させて配置されるとともに、前記個別操作スイッチ部と前記電源スイッチ操作部との間に、前記トッププレート上面に段差を形成する電源スイッチ識別表示部を設けてなる誘導加熱調理器。
  2. 電源スイッチ識別表示部は、トップユニットの角部を構成するトップフレームの2辺の内縁を相互に結ぶ段差をトッププレート上面に形成する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 電源スイッチ識別表示部は、トップフレームと一体形成された金属板でトップユニットの角部を覆うかまたは囲うように形成され、電源スイッチ操作部を前記電源スイッチ識別表示部の範囲内に設けてなる請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 電源スイッチ操作部は、樹脂フィルムで構成され、電源スイッチ識別表示部に設けられた孔を覆うとともにその孔の周囲上面に接着された請求項3に記載の誘導加熱調理器。
  5. トッププレートは、平面形状が略長方形で使用者側の角部の一方を三角形状に切り欠いた形状に形成されるとともに、前記トッププレートの切り欠いた部分である切り欠き部を電源スイッチ識別表示部で覆う構成とした請求項3または4に記載の誘導加熱調理器。
  6. 切り欠き部に臨むトッププレートの縁部上面を電源スイッチ識別表示部で覆うとともに水の浸入を防止するシール部材を、前記電源スイッチ識別表示部下面と前記トッププレート
    上面間に設ける構成とした請求項5に記載の誘導加熱調理器。
  7. 電源スイッチ識別表示部上面に電源スイッチ操作部を設けるとともに、前記電源スイッチ識別表示部は、トッププレートと前記電源スイッチ操作部間に、前記電源スイッチ識別表示部を変形させて形成される凸状の壁である凸状壁を設け、前記凸状壁よりも前記トッププレート側の前記電源スイッチ識別表示部の部分が所定の幅で一段低くなっており、その一段低くなった部分で前記トッププレート上面と前記トップフレーム下面との間にシール部材を設ける構成とした請求項6に記載の誘導加熱調理器。
  8. トッププレートの上面に他機器を動作させる他機器操作スイッチ部を備え、前記他機器操作スイッチ部は、電源スイッチ識別表示部の設けられた角部と反対側の使用者側に位置するトップユニットの角部である他の角部の近傍上面に設けられ、かついずれの操作キーよりも前記他の角部に近づけて配置された請求項1〜7のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  9. 電源スイッチによる個別操作スイッチ部の操作の無効化がされていないときに操作することにより、特定の個別操作スイッチ部を無効化できる操作部であるチャイルドロックキーを備え、前記チャイルドロックキーを電源スイッチ識別表示部の範囲内に設けた請求項1〜8のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
JP2005040153A 2004-02-18 2005-02-17 誘導加熱調理器 Expired - Fee Related JP4251140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040153A JP4251140B2 (ja) 2004-02-18 2005-02-17 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004041092 2004-02-18
JP2005040153A JP4251140B2 (ja) 2004-02-18 2005-02-17 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005268208A JP2005268208A (ja) 2005-09-29
JP4251140B2 true JP4251140B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=35092509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005040153A Expired - Fee Related JP4251140B2 (ja) 2004-02-18 2005-02-17 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4251140B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4665701B2 (ja) 2005-10-13 2011-04-06 パナソニック株式会社 加熱調理器
JP4911537B2 (ja) * 2005-10-20 2012-04-04 アスラブ エス.エー. 車両の機能又はデータを制御する携帯電子機器
JP4654878B2 (ja) * 2005-10-31 2011-03-23 パナソニック株式会社 ガス調理器
JP4692242B2 (ja) * 2005-11-18 2011-06-01 パナソニック株式会社 ガス調理器
JP4646841B2 (ja) * 2006-03-23 2011-03-09 三洋電機株式会社 加熱調理器
JP4796908B2 (ja) * 2006-07-12 2011-10-19 日立アプライアンス株式会社 誘導加熱調理器
US8164030B2 (en) * 2006-07-27 2012-04-24 Panasonic Corporation Heating cooker with touch panel having user guiding illumination function
JP4735511B2 (ja) * 2006-10-25 2011-07-27 パナソニック株式会社 加熱調理器
JP5151178B2 (ja) * 2007-02-23 2013-02-27 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2009001543A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 Panasonic Corporation 加熱調理器
WO2009072587A1 (en) * 2007-12-03 2009-06-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Carbazole derivative, and light-emitting element, light-emitting device, and electronic device using carbazole derivative
JP5425171B2 (ja) * 2011-12-12 2014-02-26 三菱電機株式会社 加熱調理器
KR102407943B1 (ko) 2017-12-22 2022-06-13 삼성전자 주식회사 유도 가열 조리기 및 그 표시 제어방법
KR102452574B1 (ko) * 2021-03-29 2022-10-11 (주)신화셀렉스 전기 레인지의 상판 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005268208A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4251140B2 (ja) 誘導加熱調理器
CN101690393B (zh) 感应加热烹调器
JP6227162B2 (ja) 誘導加熱調理器
EP3128240B1 (en) Household appliance system and household appliance
CN110691943B (zh) 灶具的用户界面
JP2008071550A (ja) 加熱調理器
JP2015173787A (ja) 炊飯器
KR100955274B1 (ko) 전기레인지 및 그 제어방법
JP2016025031A (ja) 誘導加熱調理器
JP4243207B2 (ja) 加熱調理器
JP3966299B2 (ja) 加熱調理器
JP3412468B2 (ja) 炊飯器
JP4169715B2 (ja) 加熱調理器
JP2010000379A (ja) 加熱調理システム
JP6230712B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP6303831B2 (ja) 電気炊飯器
JP2008267642A (ja) 加熱調理器
JP2003303674A (ja) 加熱調理器
JP4135718B2 (ja) 組み込み式誘導加熱調理器
JP2010277881A (ja) 誘導加熱調理器
JP2018038909A (ja) 電気炊飯器
JP3625190B2 (ja) 加熱調理器
JP4989165B2 (ja) 加熱調理器
JP5425171B2 (ja) 加熱調理器
JP5381443B2 (ja) 誘導加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061019

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20061114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090106

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4251140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees