JP2015173787A - 炊飯器 - Google Patents
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Description
このように炊飯器の操作部は、操作ボタンを押すことで、操作スイッチが機械的に押されてスイッチがONとなり、操作スイッチから制御手段に信号を発信する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図1〜図8を参照して、実施の形態1を説明する。
図1は、実施の形態1に係る炊飯器の斜視図である。図2は、図1に示す炊飯器の上面図である。図3は、図1のX−X断面図である。図4は、図1に示す炊飯器の駆動回路の構成図である。図5は、図3の要部拡大図である。図6は、表示手段と操作手段の関係を示す模式図Aである。図7は、表示手段と操作手段の関係を示す模式図Bである。図8は、炊飯する米の種類を選択する米種選択モードを表示する表示手段を示す図である。
本体3には、内釜2を出し入れする開口部3aが形成され、この開口部3aを開閉するように、蓋体4が回動自在に軸支される。また、本体3の内釜2と対向する位置には、内釜2を電磁誘導加熱するための加熱手段5である誘導加熱コイルが設けられている。
この温度検出手段9は、後述する制御手段6と電気的に接続されており、検出する温度に応じた信号を出力する。
尚、温度検知手段9は、蓋体4の下面に内釜2に対向するように赤外線センサーを設けて、内釜2内の米飯の上面の温度を直接検知するようにしてもよい。
また、この制御手段6には、温度検知手段9が出力する検知信号、タイマーで構成される計時手段10が出力する計時信号、及び、後述する操作手段20が出力する操作信号が入力される。
また制御手段6は、操作手段20や各種検出手段からの入力や所定のシーケンスに基づき所定の信号を出力して、後述する表示手段12や音による音声報知手段7(例えば、ブザー素子やスピーカー)などの各電子部品を制御する。
そして、表示手段12は、制御手段6と電気的に接続されており、この制御手段6から出力される信号に基づき、後述する炊飯器1の炊飯制御に関する設定や動作状況などの各種情報や操作手段20からの入力情報を表示する。
このタッチパネルは、使用者が触れた際に生じる静電容量の変化を検出し、静電容量が変化した位置に対応した操作信号を出力する静電容量方式のスイッチからなる操作手段20である。
尚、この操作手段20は、表示手段12と対向する領域が入力受付部20aとなり、使用者が触れた入力受付部20aの位置に対応した信号を制御手段6に出力する。
図6を参照すると、まず、表示手段12には炊飯器の状態に応じて、操作キーを示すキー表示12aがされる。例えば、キー表示12aとして、炊飯動作開始前であれば、炊飯開始キー、タイマー設定キー、炊き上がりの状態を調整する炊き分け設定キー等が表示される。
例えば、表示手段12の所定領域の表示が「炊飯開始キー」と表示されている場合、この表示に対向した入力受付部位20aの領域は、炊飯開始キーとしての機能となり、当該位置を使用者が触れたことによる操作手段20から制御手段6への入力信号は、炊飯動作の開始を指示する信号となる。
使用者は、これらキーのいずれかを触れることで、ご飯の炊き上がり状態を選択して、炊飯時の加熱手段の動作設定を変更することができる。
例えば、炊飯する米の種類を選択する米種選択モードを示す図8を参照すると、選択肢として表示されている米種「白米 無洗米」((a)の状態)から、他の米種「玄米」((c)の状態)に変更する場合、表示手段12に「白米 無洗米」が表示されている状態のとき、使用者が操作手段20を指で触れた状態で左方向にスライドすることにより、次の選択項目である「玄米」が表示される。
特に、表示手段12は、フルドット液晶を用いているので、選択されている項目が、表示状態から左方向に動いて、表示画面から消えるように詳しく表現することができるので、変更される様を一連の動きとして表示することができる。
つまり、指の動きに合わせて連続的に表示を変更させることができ、設定表示の変化をわかりやすく表現できる。尚、制御手段6は、選択した米種に応じて加熱手段を制御し、米の特性に合った炊飯を行う。
このように構成することで、蓋体4の上面の色と表示手段12の非表示状態の色が近くなり、炊飯器1を使用していない状態又は表示手段12が非表示となった状態において、シンプルな意匠とすることができる。
例えば、蓋体4の上面の色を黒にした場合、表示手段20が非表示の状態の色を黒にすることで、蓋体4の上面の色彩を一体感のある状態にすることができる。
次に、図9を参照して、実施の形態2を説明する。尚、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図9は、実施の形態2に係る炊飯器1を上方からみた平面図である。炊飯器1の蓋体4の上面には、炊飯時に内釜内部から発生する水蒸気を排出するための蒸気口30が開口し、表示手段12が蓋体4に表示面を上方にむけて設けられている。
尚、入力受付部位20aの蒸気口30に近い側から所定の領域は、蒸気口近傍領域201a(図中、斜線部分)として設定されている。
制御手段6は、使用者が蒸気口30の近くに手を近付けるなどして、蒸気口近傍領域201aを触れることで入力があると、報知手段を制御して、使用者が認識できるように、蒸気口30に手などを近付けないように報知する。
報知手段として表示手段12を用いた場合、表示領域に「蒸気口に手を近付けないでください」等の警告表示を行う。また、報知手段としてスピーカーなどの音声報知手段7を用いた場合、警告音や音声により「蒸気口に手を近付けないでください」等の警告音を発生する。
次に、図10を参照して、実施の形態3を説明する。図10は、実施の形態3に係る炊飯器の前面図である。尚、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
炊飯器1の蓋体4は、上面4aが内側より外側が低くなるよう曲面形状に構成されている。また、操作手段20の入力受付部20aの上面も、蓋体4の上面形状に沿って、内側より外側が低くなるように曲面に構成されている。
また、以上の構成に加え、入力受付部20aの上面に、撥水加工を施すとよい。これにより、より入力受付部20aの内側から外側に水滴が流れやすくすることができる。
また、本実施の形態では、蓋体4にタッチパネルからなる操作手段20が取り付けられた形態で説明したが、本体3側に操作手段20が設けられた構成でも同様である。
次に、図11を参照して、実施の形態4を説明する。図11は、実施の形態4に係る炊飯器の斜視図である。尚、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
炊飯器1の蓋体4の上面側には、制御手段6と接続する非接触通信手段40が設けられている。この非接触通信手段40とは、例えば、情報を記憶するICチップ(半導体集積回路)と送受信部となるアンテナ又はコイルを有し、内蔵するアンテナやコイルを介して電波や電磁誘導、磁気結合により非接触で外部の読取り端末Aと情報を交換する、いわゆるICタグと呼ばれるものである。
特に本実施の形態の場合、消費電力を抑えるために表示手段12を非表示で炊飯動作をする場合、非接触通信手段40から炊飯器の情報を読み取ることで、容易に炊飯器1の状況を把握することが可能となる。
また、端末Aが情報伝送モードの際には、インターネットから配信される情報等を、炊飯器1に対して伝送して、最新のメニュー機能等を追加することも可能となる。
次に、図12を参照して、実施の形態5を説明する。図12は、実施の形態5に係る炊飯器の駆動回路の構成図である。尚、実施の形態4と同様な構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図12を参照すると、炊飯器1には、人が炊飯器1に近づいたことを検知する人感センサー50が設けられている。この人感センサー50は、制御手段6に接続しており、人の接近を検知すると信号を出力する。
また、炊飯器1のように、表示手段12を非表示とした場合、使用者が操作するキーが表示されたいため、人感センサー50によりこれらのキーを表示することで、使用者が操作に迷わないように構成することができる。
Claims (12)
- 本体と、前記本体の上部を開閉する蓋体と、前記本体に備えられる内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、フルドット液晶表示器からなる表示手段と、タッチパネルからなる操作手段と、前記加熱手段を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、前記操作手段からの入力に応じて、前記加熱手段を制御することを特徴とする炊飯器。 - 前記操作手段は、光透過性を有する部材により構成され、前記表示手段と重なる位置に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
- 前記操作手段の入力受付部位は、前記表示手段の表示により範囲を指示されることを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
- 前記表示手段の表示の変更に連動して、前記入力受付部位を変更することを特徴とする請求項3に記載の炊飯器。
- 前記操作手段を使用者が指で触れた状態で、指をスライドすることにより、前記表示手段の表示内容を変更することを特徴とする請求項1から請求項4に記載の炊飯器。
- 前記本体又は前記蓋体には、前記内鍋から外部へ蒸気を排出する蒸気口が形成され、
前記蒸気口から所定の範囲内に位置する前記操作手段から入力信号がある場合、前記表示手段に報知表示を行うことを特徴とする請求項1から請求項4に記載の炊飯器。 - 前記本体又は前記蓋体には、前記内鍋から外部へ蒸気を排出する蒸気口が形成され、内部に音声報知手段が設けられており、
前記蒸気口から所定の範囲内に位置する前記操作手段から入力信号がある場合、前記音声報知手段から音声による警告を行うことを特徴とする請求項1から請求項4に記載の炊飯器。 - 前記操作手段の表面は、曲面で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項7に記載の炊飯器。
- 前記操作手段の表面には、撥水加工が施されたことを特徴とする請求項1から請求項8に記載の炊飯器。
- 前記本体又は蓋体には、非接触通信手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項10に記載の炊飯器。
- 前記表示手段は、非表示の状態の色彩を前記蓋体の上面の色彩と同系色としたことを特徴とする請求項1から請求項10に記載の炊飯器。
- 前記本体又は蓋体には、人感センサーが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項11に記載の炊飯器。
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