JP4245843B2 - 書式付文書作成システム及び方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents

書式付文書作成システム及び方法並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば病院間の紹介状、保険証明書等の病院別或いは医師別に望ましい又は必須の文書書式が決まっている医療関連文書など、各種の書式付文書を作成するのに好適に用いられる書式付文書作成システム及び方法、並びにコンピュータをそのような書式付文書作成システムとして機能させるコンピュータプログラムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
例えば病院間の紹介状、保険証明書、病状サマリ文書等の自己病院の外部に出す正式書類などの書式付文書は、ワープロ操作による文書作成時に、そのタイトルの位置や大きさ、フォントサイズ等の書式を決めたり、本文中に記載する項目の種類や順番、フォントサイズ等の書式を決めたりしながら、テキスト入力を行って作成するのが基本である。この場合、過去に電子的に作成した同種の書式付文書やひながたをコピーして必要個所だけ書き換えたり新規入力することも一般的である。しかしながら、このような書式付文書の作成方法は、ワープロの使用例の一例に過ぎない。
【0003】
そこで、コンピュータを用いてこのような紹介状等をより効率的に作成する方法として、望ましい文書書式を病院単位で或いは医師単位で予め決めておき、定型の入力フォームであるテンプレート上で予め決められた項目の専用入力欄に夫々テキスト入力し、その後、入力されたテキストデータと定型フォーマットデータとを組み合わせることで書式付文書を表示出力や印刷出力する技術がある。即ち、入力画面上で各入力欄に対するテキスト入力を行えば、対応する項目がテキストデータとされた書式付文書を表示や印刷可能となる。
【0004】
このようなテンプレートを利用した書式付文書を作成するためには、当該書式付文書における書式に対応するコンピュータプログラム、例えば紹介状入力作成用の専用プログラム、保険証明書入力作成用の専用プログラム等がプログラマーにより作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように専用プログラムを利用する場合、紹介状等の書式に変更を加えようとすれば、プログラム自体を変更する必要性が生じ、医師等の使用者にとっては、容易ではない。特に、このような書式を変更する作業等は、ソフトウエア制作会社に所属するプログラマー或いはシステムエンジニアに個別具体的な要望(どういう書式が望ましく、どの項目についてテキスト入力を行う必要が有るのか?)を伝えて、彼らに受注生産してもらわねばならない。更に、最終的に出来上がる書式が如何なる画面を供するかは、プログラマーによりコード入力指定されることにより完成したマスターファイルを紐解いて画面上に展開してみて始めて分かるものである。これらの結果、医師、医事係等の使用者が自ら、新たな書式の文書を迅速に作成することや、既存の文書書式に修正を施すことは事実上不可能であるという問題点がある。
【0006】
更に、専用プログラムを介して入力欄に入力するテキストデータ内容についても、実際にこの専用プログラムを使用する医師等の使用者個人に応じて、殆どいつも同一内容の入力を行なう場合もあるが、このような場合にも、文書作成の都度に同一内容のテキストデータを新規入力等せねばならず不便である。
【0007】
加えて、例えば電子カルテ等の電子的にテキストデータが存在するような場合であっても、必要な項目を参照した後に、これをテキストデータとして専用プログラムにおける入力欄にテキスト入力する等の必要が生じてしまう。
【0008】
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、病院間における紹介状等の書式付文書を、使用者側で書式について高い自由を持って、効率的に作成可能である書式付文書作成システム及び方法、並びにコンピュータをそのような書式付文書作成システムとして機能させるためのコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の書式付文書作成システムは上記課題を解決するために、書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書種類識別データに対応付けて複数格納する基本書式データベースと、一の文書種類識別データが指定されると、前記基本書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書種類識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、編集後における文書書式データに対して文書名称識別データを付与可能である書式編集手段と、該書式編集手段による編集後における文書書式データを、前記書式編集手段により付与された文書名称識別データに対応付けて格納する第1書式データベースと、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、該指定された一の文書名称識別データに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又は編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示手段と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集手段と、該テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、これに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された前記項目書式データ及び前記モジュール書式データにより夫々規定される前記詳細項目における書式及び前記モジュールにおける書式で、前記一の書式付文書として出力する出力手段とを備え、前記一の書式付文書は、文書内容が出力される所定領域を有しており、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、予め設定されたm(但し、mは2以上の自然数)種類のテンプレートのうち、編集に係る前記文書種類識別データ又は前記文書名称識別データに対応付けられるn(但し、nはm以下の自然数)種類のテンプレートの中から一つを選択可能であり、前記所定領域に出力すべきテキストデータを前記選択された一つのテンプレート上で項目毎に入力可能なテンプレート入力手段を更に備える。
【0010】
本発明の第1の書式付文書作成システムによれば、例えば複数の使用者たる医師が複数所属する病院別などの集団別に、基本書式データベースは、モジュール書式データと項目書式データとを含んでなる文書書式データを、例えば「紹介状」を示す文書種類識別データに対応付けて複数格納する。ここに「モジュール」とは、一枚の書式を構成する複数の部分或いは部品を指し、例えば、「紹介状」という書式であれば、「紹介先」を示すモジュール、「紹介元」を示すモジュール、「文書のタイトル」を示すモジュール、「患者属性」を示すモジュールなどがある。そして「詳細項目」とは、各モジュール内で実際にテキスト表示等される具体的な項目を指し、例えば「紹介先」というモジュールであれば、紹介先の病院名、紹介先の医師指名、紹介先の住所、紹介先の電話番号などの複数の詳細項目がある。
【0011】
先ず、医師等の使用者は、例えば「紹介状」を示す、一の文書種類識別データを指定する。すると、基本書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、指定された一の文書種類識別データに対応する一の文書書式データが、書式編集用表示手段によって、モジュール別及び前記詳細項目別にモジュール書式データ及び項目書式データを編集するためのフォーマットで表示される。ここでは、書式編集手段によって、表示された文書書式データに含まれるモジュール書式データをモジュール別に編集するか、或いは表示された文書書式データに含まれる項目書式データを詳細項目別に編集する。そして、書式編集手段によって、編集後における文書書式データに対して、例えば「紹介状1」、「紹介状2」等を示す文書名称識別データを付与する。そして、第1書式データベースには、書式編集手段による編集後における文書書式データが、文書名称識別データに対応付けて格納される。従って、所望の詳細項目の書式及びモジュールの書式を含んでなる文書書式を、例えば医師別で予め第1書式データベースに登録しておくことが可能となる。
【0012】
その後、各医師が実際に書式付文書を作成する際には、この第1書式データベースに格納された書式を用いて、所望の書式付文書を作成できる。より具体的には、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際には、一の文書名称識別データを指定する。すると、この指定された一の文書名称識別データに対応する文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又は編集用のフォーマットで、詳細項目別に専用入力欄がテキスト入力・編集用表示手段によって表示される。続いて、テキスト入力・編集手段によって、専用入力欄において詳細項目別にテキストデータを入力又は編集する。そして、この入力又は編集されたテキストデータを、これに対応する項目書式データ及びモジュール書式データにより夫々規定される詳細項目における書式及びモジュールにおける書式で、作成目標たる一の書式付文書として出力手段により出力する。
【0013】
ここで上述の如きモジュール単位の書式の編集や詳細項目単位の書式の編集は、モジュール単位或いは詳細項目単位で、テキストデータの入力又は編集用のコンピュータプログラムをパッケージ化する、即ち、コンピュータプログラムをモジュール単位或いは詳細項目単位でコンポーネント化・マスター化すればよい。これにより、最終的な書式付文書を作成する際には、これら複数のコンポーネント化されたコンピュータプログラムを組み合わせて使用すればよいことになる。要するに、本発明の如き文書書式を、モジュール化或いは詳細項目化により細分化することで、従来は文書書式全体を対象とするプログラムにより作成や編集していた文書書式を、簡単なプログラムの組み合わせにより編集や作成できるのである。これにより、書式の作成や編集における自由度が格段に増すのである。
また、例えば比較的大規模な文書内容が出力される所定領域に対して、テキストデータを入力する際には、作成対象たる文書或いは文書種類に応じて適切なものとして予め絞込みが掛けられているn種類のテンプレートのみが選択候補とされる。従って、特に限定が付くことなく全種類(即ち、m種類)のテンプレート中から、今回の作成対象たる文書或いは文書種類に適したものを探し出す場合と比較すると、操作者にとっては大変便利である。この結果、例えば比較的大規模の文書内容が出力される所定領域に対し、適切なテンプレートを迅速に選択でき、当該適切なテンプレートを用いて非常に効率的にテキストデータを入力できる。
【0014】
以上の結果本発明によれば、医師等の使用者が自らの自由により、基本書式データベースに格納された文書書式データに対して変更や修正を加えることで所望の書式を持つと共に所望のテキスト内容等を有する書式付文書を効率良く作成できる。
【0015】
尚、基本書式データベースは、当該書式付文書作成システムの使用者が複数属する集団別に設けられ、第1書式データベースは、使用者別に設けられてもよい。更にこの場合、集団は病院であり、使用者は医師であり、書式付文書は、前記病院から他の病院に宛てた紹介状、保険請求書等であってもよい。
【0016】
本発明の第1の書式付文書作成システムの一態様では、前記書式編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記一の文書名称識別データが指定されると、前記第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示し、前記書式編集手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能である。
【0017】
この態様によれば、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定される。すると、基本書式データベースではなく第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、この指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、モジュール別及び詳細項目別にモジュール書式データ及び項目書式データを編集するためのフォーマットで書式編集用表示手段によって表示する。この状態で、書式編集手段によって、表示された文書書式データに含まれるモジュール書式データをモジュール別に編集する。或いは、表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集する。その後、編集された文書書式データは、再び、第1書式データベースに格納すればよい。
【0018】
本発明の第1の書式付文書作成システムの他の態様では、前記テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、前記詳細項目別に前記一の書式付文書に対応付けて格納する項目テキストデータベースを更に備えており、前記出力手段は、前記項目テキストデータベースに格納されたテキストデータを、前記一の書式付文書として出力する。
【0019】
この態様によれば、項目テキストデータベースは、テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを格納する。そして、出力手段は、この項目テキストデータベースに格納されたテキストデータを、文書書式データと組み合わせて、一の書式付文書として出力する。
【0020】
本発明の第2の書式付文書作成システムは上記課題を解決するために、書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書名称識別データに対応付けて複数格納する第1書式データベースと、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、前記第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能である書式編集手段と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記書式編集手段による編集後における文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又はテキスト編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示手段と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集手段と、前記書式編集手段による編集後における項目書式データを、前記一の書式付文書に対応付けて格納する項目書式データベースと、前記テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、前記一の書式付文書に対応付けて、格納する項目テキストデータベースと、前記項目書式データベースに格納された項目書式データ及び前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータに基づいて、前記一の書式付文書を出力する出力手段とを備え、前記一の書式付文書は、文書内容が出力される所定領域を有しており、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、予め設定されたm(但し、mは2以上の自然数)種類のテンプレートのうち、編集に係る前記文書種類識別データ又は前記文書名称識別データに対応付けられるn(但し、nはm以下の自然数)種類のテンプレートの中から一つを選択可能であり、前記所定領域に出力すべきテキストデータを前記選択された一つのテンプレート上で項目毎に入力可能なテンプレート入力手段を更に備える。
【0021】
本発明の第2の書式付文書作成システムによれば、例えば複数の使用者たる医師別に、第1書式データベースは、モジュール書式データと項目書式データとを含んでなる文書書式データを、例えば「紹介状1」、「紹介状2」、…を示す文書名称識別データに対応付けて複数格納する。
【0022】
先ず、医師等の使用者は、例えば「紹介状1」を示す、一の文書名称識別データを指定する。すると、第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データが、書式編集用表示手段によって、モジュール別及び前記詳細項目別にモジュール書式データ及び項目書式データを編集するためのフォーマットで表示される。ここでは、書式編集手段によって、表示された文書書式データに含まれるモジュール書式データをモジュール別に編集するか、或いは表示された文書書式データに含まれる項目書式データを詳細項目別に編集する。他方で、テキスト入力・編集用表示手段によって、書式編集手段による編集後における文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又はテキスト編集用のフォーマットで、詳細項目別に専用入力欄が表示される。ここでは、テキスト入力・編集手段により、専用入力欄において、詳細項目別にテキストデータを入力又は編集する。そして、項目書式データベースには、書式編集手段による編集後における項目書式データが、一の書式付文書に対応付けて格納される。他方で、項目テキストデータベースには、テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータが、一の書式付文書に対応付けて格納される。従って、所望の詳細項目の書式及びモジュールの書式を含んでなる文書書式を持つ、作成目標たる一の書式付文書を、項目書式データベースに格納された項目書式データ及び項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータに基づいて、出力手段によって出力できる。
【0023】
ここで上述の如きモジュール単位の書式の編集や詳細項目単位の書式の編集は、前述した第1の書式付文書作成システムの場合と同様に、モジュール単位或いは詳細項目単位で、テキストデータの入力又は編集用のコンピュータプログラムをパッケージ化する、即ち、コンピュータプログラムをモジュール単位或いは詳細項目単位でコンポーネント化・マスター化すればよい。これにより、最終的な書式付文書を作成する際には、これら複数のコンポーネント化されたコンピュータプログラムを組み合わせて使用すればよいことになる。
また、例えば比較的大規模な文書内容が出力される所定領域に対して、テキストデータを入力する際には、作成対象たる文書或いは文書種類に応じて適切なものとして予め絞込みが掛けられているn種類のテンプレートのみが選択候補とされる。従って、特に限定が付くことなく全種類(即ち、m種類)のテンプレート中から、今回の作成対象たる文書或いは文書種類に適したものを探し出す場合と比較すると、操作者にとっては大変便利である。この結果、例えば比較的大規模の文書内容が出力される所定領域に対し、適切なテンプレートを迅速に選択でき、当該適切なテンプレートを用いて非常に効率的にテキストデータを入力できる。
【0024】
以上の結果本発明によれば、医師等の使用者が自らの自由により、第1書式データベースに格納された文書書式データに対して、文書作成時に変更や修正を加えつつ、所望の書式を持つと共に所望のテキスト内容等を有する書式付文書を効率良く作成できる。
【0025】
本発明の第2の書式付文書作成システムの一態様では又は上述した第1の書式付文書作成システムにおける項目書式データベースを備えた態様では、前記書式編集手段は、前記項目書式データベースに格納された項目書式データを前記詳細項目別に再編集可能であり、前記テキスト入力・編集手段は、前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータを再編集可能であり、前記出力手段は、前記書式編集手段及び前記テキスト入力・編集手段による再編集後における前記項目書式データ及び前記項目テキストデータに基づいて、他の書式付文書を出力するように構成してもよい。
【0026】
このように構成すれば、書式編集手段によって、項目書式データを詳細項目別に再編集し、他方で、テキスト入力・編集手段によって、項目テキストデータを再編集することで、再編集後における項目書式データ及び項目テキストデータに基づいて他の書式付文書を出力できる。従って、似たような或いは若干異なる書式付文書を容易に且つ効率良く作成可能となる。
【0027】
この態様では、前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記他の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記項目テキストデータベースに格納されたテキストデータを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示し、前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されてもよい。
【0028】
このように構成すれば、他の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、テキスト入力・編集用表示手段は、項目テキストデータベースに格納されたテキストデータを参照し、これにより、専用入力欄に、一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示する。例えば、専用入力欄に、プルダウンメニュー方式で複数の選択肢をウインドウ表示する。或いは、専用入力欄に、初期値を一つ表示する。そして、テキスト入力・編集手段は、この専用入力欄において、詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更する。従って、似たような或いは若干異なる書式付文書を非常に容易に且つ効率良く作成可能となり、大変便利である。
【0029】
本発明の第1の書式付文書作成システムの他の態様では、前記基本書式データベースは、初期状態が少なくとも部分的に設定可能な文書書式データを格納し、前記書式編集手段は、前記初期状態が設定された文書書式データの少なくとも一部については前記書式編集用表示手段において前記初期状態を基準として前記モジュール書式データ及び前記項目書式データのうち少なくとも一方を編集可能に構成されている。
【0030】
この態様によれば、基本書式データベースは、初期状態が少なくとも部分的に設定可能な文書書式データを格納する。そして、書式編集手段は、初期状態が設定された文書書式データについては、書式編集用表示手段において初期状態を基準としてモジュール書式データ或いは項目書式データを編集する。例えば、初期状態の文書書式データが、デフォールトとして専用入力欄に夫々表示され、これを承認したり、変更したりする。従って、例えば「紹介状」における「紹介元」のモジュールに含まれる詳細項目として、自らの病院名称や、医師としての自分の名称を入力することが多い場合など、同一詳細項目として同一内容のテキストデータを入力することが多い場合などには、これを初期値として利用することで、書式付文書の作成作業が一層容易となる。
【0031】
本発明の第2の書式付文書作成システムの他の態様では、前記第1書式データベースは、初期状態が少なくとも部分的に設定可能な文書書式データを格納し、前記書式編集手段は、前記初期状態が設定された文書書式データの少なくとも一部については前記書式編集用表示手段において前記初期状態を基準として前記モジュール書式データ及び前記項目書式データのうち少なくとも一方を編集可能に構成されている。
【0032】
この態様によれば、第1書式データベースは、初期状態が少なくとも部分的に設定可能な文書書式データを格納する。そして、書式編集手段は、初期状態が設定された文書書式データについては、書式編集用表示手段において初期状態を基準としてモジュール書式データ或いは項目書式データを編集する。例えば、初期状態の文書書式データが、デフォールトとして専用入力欄に夫々表示され、これを承認したり、変更したりする。従って、例えば「紹介状1」における「紹介元」のモジュールに含まれる詳細項目として、自らの病院名称や、医師としての自分の名称を入力することが多い場合など、同一詳細項目として同一内容のテキストデータを入力することが多い場合などには、これを初期値として利用することで、書式付文書の作成作業が一層容易となる。
【0033】
本発明の第1又は第2の書式付文書作成システムの他の態様では、前記モジュール書式データは、モジュール単位の表示位置、表示領域、文字サイズ、文字太さ及び文字フォントの種類のうち少なくとも一つを規定する。
【0034】
この態様によれば、書式編集手段により、モジュール単位で、表示位置、表示領域、文字サイズ、文字太さ、文字フォントの種類等の書式を簡単に編集でき、全体として所望の書式の文書を効率良く作成可能となる。例えば、「紹介状」の文書では、「紹介先」のモジュールを大きく、濃く或いは、フォント自体も大きく目立つように作成できる。
【0035】
本発明の第1又は第2の書式付文書作成システムの他の態様では、前記項目書式データは、前記詳細項目の種類、前記詳細項目の見出し及び前記詳細項目の内容テキストにおける規約のうち少なくとも一つを規定する。
【0036】
この態様によれば、書式編集手段により、詳細項目の種類、前記詳細項目の見出し及び前記詳細項目の内容テキストにおける規約(例えば、漢字で表示、年月日の並び、年齢に才と付けるか数字のみとするかなど)等の書式を簡単に編集でき、全体として所望の書式の文書を効率良く作成可能となる。例えば、「紹介先」のモジュールに、医師名やファックス番号までが必要か不要かなどを詳細項目の設定に反映できる。
【0037】
本発明の第1又は第2の書式付文書作成システムの他の態様では、前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、マスターファイルに格納されたテキストデータを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示し、前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されている。
【0038】
この態様によれば、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、テキスト入力・編集用表示手段は、マスターファイルに格納されたテキストデータを参照し、これにより、専用入力欄に、一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示する。例えば、専用入力欄に、プルダウンメニュー方式で複数の選択肢をウインドウ表示する。或いは、専用入力欄に、初期値を一つ表示する。そして、テキスト入力・編集手段は、この専用入力欄において、詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更する。従って、似たような或いは内容が限定されているような書式付文書を非常に容易に且つ効率良く作成可能となる。例えば「紹介状」における「紹介先」のモジュールに含まれる詳細項目として、提携先の複数の病院名称や、提携先の複数の医師の名称を入力することが多い場合など、同一詳細項目として同一内容のテキストデータを入力することが多い場合などには、書式付文書の作成作業が一層容易となる。
【0039】
本発明の第1又は第2の書式付文書作成システムの他の態様では、前記詳細項目に対応付けられるテキストデータを格納するデータファイルを更に備えており、前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記データファイルに格納されたテキストデータを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示し、前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されている。
【0040】
この態様によれば、例えば各患者に係る患者医療データ、患者属性データ、患者保険データ等の患者データが格納された患者データファイルなど、データファイルには、詳細項目に対応付けられるテキストデータが格納されている。そして、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、テキスト入力・編集用表示手段は、このデータファイルに格納されたテキストデータを参照し、これにより、専用入力欄に、一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示する。そして、テキスト入力・編集手段は、この専用入力欄において、詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更する。従って、各種のデータファイルを利用して、テキスト入力を一層簡単に行える。
【0041】
本発明の第1又は第2の書式付文書作成システムの他の態様では、双方向通信ネットワークを介して、センター装置と端末装置とが接続されており、前記基本書式データベース及び前記書式データベースのうち少なくとも一方は、前記センター装置に設けられ、前記書式編集用表示手段、前記書式編集手段、前記テキスト入力・編集用表示手段、前記テキスト入力・編集手段及び前記出力手段は、前記端末装置に設けられている。
【0042】
この態様によれば、インターネットなどの双方向ネットワークを利用することで、センター装置側に大規模容量の記憶装置を設けると共に端末装置側にはこれを設けないようにすることも可能となる。或いは、センター装置側からコンピュータプログラムを提供し、端末装置では概ねブラウザを稼動させることで、当該書式付文書作成システムを比較的安価に構築可能となる。
【0043】
本発明の第3の書式付文書作成システムは上記課題を解決するために、医療関連の書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書種類識別データに対応付けて複数格納する病院別の基本書式データベースと、一の文書種類識別データが指定されると、前記基本書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書種類識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、編集後における文書書式データに対して文書名称識別データを付与可能である書式編集手段と、該書式編集手段による編集後における文書書式データを、前記書式編集手段により付与された文書名称識別データに対応付けて格納する医師別の第1書式データベースと、一の患者に関する一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、前記第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能である書式編集手段と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記書式編集手段による編集後における文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又はテキスト編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示手段と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集手段と、前記書式編集手段による編集後における項目書式データを、前記一の書式付文書に対応付けて格納する項目書式データベースと、前記テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、前記一の書式付文書に対応付けて、格納する項目テキストデータベースと、前記項目書式データベースに格納された項目書式データ及び前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータに基づいて、前記一の書式付文書を出力する出力手段と、前記詳細項目に対応付けられるテキストデータを含んでなる各患者に係る患者データを複数格納する患者データベースとを備えており、前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記患者データベースに格納された複数の患者データのうち前記一の患者に係る患者データを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値となるテキストデータを表示し、前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されており、前記一の書式付文書は、文書内容が出力される所定領域を有しており、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、予め設定されたm(但し、mは2以上の自然数)種類のテンプレートのうち、編集に係る前記文書種類識別データ又は前記文書名称識別データに対応付けられるn(但し、nはm以下の自然数)種類のテンプレートの中から一つを選択可能であり、前記所定領域に出力すべきテキストデータを前記選択された一つのテンプレート上で項目毎に入力可能なテンプレート入力手段を更に備える。
【0044】
本発明の第3の書式付文書作成システムによれば、病院別に基本書式データベースが設けられ、医師別に第1書式データベースが設けられるので、各医師は、非常に効率良く、「紹介状」、「保険証明書」、「病状サマリ文書」等の所望の医療関連文書を作成できる。特に、医療関連文書に係る患者が決まっていれば、この患者の患者データの有効利用によって、所望の医療関連文書を非常に効率良く作成できる。
また、例えば比較的大規模な文書内容が出力される所定領域に対して、テキストデータを入力する際には、作成対象たる文書或いは文書種類に応じて適切なものとして予め絞込みが掛けられているn種類のテンプレートのみが選択候補とされる。従って、特に限定が付くことなく全種類(即ち、m種類)のテンプレート中から、今回の作成対象たる文書或いは文書種類に適したものを探し出す場合と比較すると、操作者にとっては大変便利である。この結果、例えば比較的大規模の文書内容が出力される所定領域に対し、適切なテンプレートを迅速に選択でき、当該適切なテンプレートを用いて非常に効率的にテキストデータを入力できる。
【0045】
本発明の第3の書式付文書作成システムの一態様では、前記一の書式付文書は、前記一の患者についての紹介状であり、前記モジュールの一つとして紹介先に係るモジュールと、前記モジュールの他の一つとして、紹介元に係るモジュールとが存在する。
【0046】
この態様によれば、当該書式付文書作成システムが備えられた病院では、各医師が非常に効率良く、特定書式付きの「紹介状」を作成できる。
【0047】
本発明の第1、第2又は第3の書式付文書作成システムの他の態様では、前記文書書式データは、前記出力手段として表示手段により表示出力する場合と、前記出力手段として印刷手段により印刷出力する場合とで、同一テキスト内容の書式付文書に対して相異なる二通りの文書書式を規定する。
【0048】
この態様によれば、表示画面上では、表示画面上で見やすい書式で表示しつつ、同一テキスト内容の書式付文書を、印刷物上では、印刷物として決められた書式の文書として印刷できる。例えば、このような文書書式データは、表示用であるか印刷用であるかの別を示すフラグを立てた上で、二つの文書書式データを持つように構成すればよい。
【0049】
本発明の第1、第2又は第3の書式付文書作成システムの他の態様では、前記文書書式データは、同一テキスト内容の書式付文書に対して相異なる複数通りの文書書式を規定する。
【0050】
この態様によれば、同一テキスト内容の書式付文書を、印刷物上或いは表示上では、異なる印刷物として決められた書式の文書として印刷できる。例えば、このような文書書式データは、用途の別を示すフラグを立てた上で、複数の文書書式データを持つように構成すればよく、紹介状の一部を経過記録の一部や全部にしたり、経過記録の一部を紹介状の一部にしたりが可能となる。
【0051】
本発明の第1の書式付文書作成システムの他の態様では、前記書式付文書は、前記複数のモジュールから構成される代わりに、前記複数の詳細項目から直接構成されており、前記基本書式データベースは、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを含んでなる文書書式データに代えて、前記項目書式データを含んでなる文書書式データを複数格納し、前記書式編集用表示手段は、前記モジュール別及び前記詳細項目別に代えて、前記詳細項目別に、前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示し、前記書式編集手段は、前記モジュール書式データを前記モジュール別に及び前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であることに代えて、前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、前記出力手段は、前記項目書式データ及び前記モジュール書式データにより夫々規定される前記詳細項目における書式及び前記モジュールにおける書式に代えて、前記項目書式データにより規定される前記詳細項目における書式で出力する。
【0052】
この態様によれば、書式付文書は、モジュールという概念無しに、単純に複数の詳細項目から構成されているが、この場合にも、上述した如き本願発明の第1の書式付文書作成システムと同様の作用効果は、多少なりとも得られる。尚、この態様の場合にも、上述した本発明の第1の書式付文書作成システムにおける各種態様と同様の各種態様が可能である。
【0053】
本発明の第2の書式付文書作成システムの他の態様では、前記書式付文書は、前記複数のモジュールから構成される代わりに、前記複数の詳細項目から直接構成されており、前記第1書式データベースは、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを含んでなる文書書式データに代えて、前記項目書式データを含んでなる文書書式データを複数格納し、前記書式編集用表示手段は、前記モジュール別及び前記詳細項目別に代えて、前記詳細項目別に、前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示し、前記書式編集手段は、前記モジュール書式データを前記モジュール別に及び前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であることに代えて、前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、前記出力手段は、前記項目書式データ及び前記モジュール書式データに代えて、前記項目書式データに基づいて、前記一の書式付文書を出力する。
【0054】
この態様によれば、書式付文書は、モジュールという概念無しに、単純に複数の詳細項目から構成されているが、この場合にも、上述した如き本発明の第2の書式付文書作成システムと同様の作用効果は、多少なりとも得られる。尚、この態様の場合にも、上述した本発明の第2の書式付文書作成システムにおける各種態様と同様の各種態様が可能である。
【0057】
本発明の第1、第2又は第3の書式付文書作成システムの他の態様では、前記テンプレート入力手段は、過去に前記テンプレート入力手段により入力されたテキストデータの少なくとも一部を前記テンプレートの項目に対応付けてデフォルト値として提示するように構成してもよい。
【0058】
このように構成すれば、文書作成の際にテンプレートを用いて所定領域に対するテキストデータの入力作業を行うことにより、しかる後にテンプレート自体における各項目について、過去に入力したテキストデータがデフォルト値として提示されるので、一層効率的にテキストデータを入力できる。
【0059】
本発明の第1の書式付文書作成方法は上記課題を解決するために、一の文書種類識別データを指定する指定工程と、書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書種類識別データに対応付けて複数格納する基本書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書種類識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示工程と、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、編集後における文書書式データに対して文書名称識別データを付与可能である書式編集工程と、該書式編集工程による編集後における文書書式データを、前記書式編集工程により付与された文書名称識別データに対応付けて第1書式データベースに格納する格納工程と、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、該指定された一の文書名称識別データに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又は編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示工程と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集工程と、該テキスト入力・編集工程により入力又は編集されたテキストデータを、これに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された前記項目書式データ及び前記モジュール書式データにより夫々規定される前記詳細項目における書式及び前記モジュールにおける書式で、前記一の書式付文書として出力する出力工程とを備える。
【0060】
本発明の第1の書式付文書作成方法によれば、上述した本発明の第1の書式付文書作成システムと同様に、書式についての高い自由度を持って効率的に書式付文書を作成できる。
【0061】
尚、本発明の第1の書式付文書作成方法では、上述した本発明の第1の書式付文書作成システムと同様の各種態様が可能である。
【0062】
本発明の第2の書式付文書作成方法は上記課題を解決するために、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に一の文書名称識別データを指定する指定工程と、書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書名称識別データに対応付けて複数格納する第1書式データベースのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示工程と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能である書式編集工程と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記書式編集工程による編集後における文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又はテキスト編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示工程と、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集工程と、前記書式編集工程による編集後における項目書式データを、前記一の書式付文書に対応付けて項目書式データベースに格納する格納工程と、前記テキスト入力・編集工程により入力又は編集されたテキストデータを、前記一の書式付文書に対応付けて、項目テキストデータベースに格納する格納工程と、前記項目書式データベースに格納された項目書式データ及び前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータに基づいて、前記一の書式付文書を出力する出力工程とを備える。
【0063】
本発明の第2の書式付文書作成方法によれば、上述した本発明の第2の書式付文書作成システムと同様に、書式についての高い自由度を持って効率的に書式付文書を作成できる。
【0064】
尚、本発明の第2の書式付文書作成方法では、上述した本発明の第2の書式付文書作成システムと同様の各種態様が可能である。
【0065】
本発明のコンピュータプログラムは上記課題を解決するために、コンピュータを、上述した本発明の書式付文書作成システム(但し、その各種態様も含む)として機能させるものである。より具体的には、コンピュータを、書式編集手段、テキスト入力・編集手段、書式編集用表示手段、テキスト入力・編集用表示手段、出力手段等として機能させるものである。
【0066】
本発明のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(DVD Read Only Memory)、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明に係る書式付文書作成システムを比較的簡単に実現できる。
【0067】
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされよう。
【0068】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に説明する実施形態は、本発明の書式付文書作成システムを、病院に設けられ且つ医師別に医療関連文書を作成する用途に応用したものであり、テキスト入力又は編集用に、電子カルテから得られた患者データが蓄積された患者データベースを利用する実施形態である。
【0069】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態としての書式付文書作成システムのブロック図である。
【0070】
図1において、書式付文書作成システム1は、ハードウエア資源としては、公知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、中型コンピュータ、大型コンピュータ、モバイルコンピュータ(携帯型情報端末)、電子手帳等のコンピュータからなり、記憶装置2、入力装置3、処理部4、表示装置5、印刷装置6、通信部7及び読取装置8を備えて構成されている。
【0071】
記憶装置2は、ハードディスク装置、IC(Integrated Circuit)メモリ、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置等のランダムアクセス可能な周知の記憶装置から構成されている。記憶装置2には、基本書式データベース210、編集済み書式データベース(本発明にいう「第1書式データベース」に該当する。)220、項目テキストデータベース230、及び患者データベース240が備えられている。以下、これら各データベース210、220、230及び240を順に説明していく。
【0072】
まず、基本書式データベース210は、図2に観念的に示すように、書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式をそれぞれ規定する複数のモジュール書式データJ1(1)、…、J1(m)、あるいは一般にJd(m)(ただし、d=1,2,…,lで、mは任意の正の整数)を一単位とし、その複数のセットを格納している。
【0073】
これら各セットについては、図2に示されるように、文書種類識別データJ(1)、…、J(l)が与えられている。ここに、文書種類識別データJ(1)、…、J(l)とは、具体的には例えば、J(1)として「紹介状」としたり、J(2)として「保険請求書」としたりする等、より具体的な文書種類名をつけることが可能である。なお、後述するように、書式付文書を実際に作成しようとする者は、この文書種類識別データJ(1)、…、J(l)のいずれか一つ(すなわち、J(d))を指定することによって、それに対応する一連のモジュール書式データJd(1)、…、Jd(m)を呼び出すことが可能である。
【0074】
ちなみに、上述及び図2において、符号m、m、…、m、…、mは、各一連のモジュール書式データの有するモジュール数が、それぞれ別個でありうること(すなわち、m≠m≠…≠m≠…≠m)を意味しているが、もちろんその一部又は全部について同一数からなるモジュールが存在している(すなわち、例えばm=m=…=m=…=m)と見てもよい。
【0075】
ここで、「モジュール」とは、一枚の書式を構成する複数の部分或いは部品を指し、例えば、「紹介状」という書式(つまり、文書種類識別データ)であれば、「紹介先」を示すモジュール、「紹介元」を示すモジュール、「文書のタイトル」を示すモジュール、「患者属性」を示すモジュールなどがある。そして、モジュール書式データJd(1)、…、Jd(m)のそれぞれは、最終的な書式付文書において、例えば、当該モジュールを表示するか否か、あるいは当該モジュールを表現する文字を該文書中どの位置に配置すべきか、更には、それを表現する文字を大きくするか小さくするか(フォント数をどうするか)、太字とするか細字とするか、フォントそれ自体はどうするか(例えば、明朝体にするかゴシック体にするか)等を表現する情報からなるデータである。なお、いずれの情報についても、予めデフォルト値が定められており、基本書式データベース210は、初期状態において、当該デフォルト値を格納している。
【0076】
他方、基本書式データベース210は、例えば図2に示すモジュール書式データJ1(1)、…、J1(m)群に対応するように、各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データJ11(1)、…J11(n)、…、J1m(1)、…(nm1)を格納している。ここに、図2中最左方に示されている項目書式データJ11(1)、…J11(n)とは、モジュール書式データJ1(1)に対応する、複数の詳細項目に関する書式データである。また、図2中示されていないが前記項目書式データJ11(1)、…J11(n)の右に図示されるべきところの項目書式データJ12(1)、…J12(n)とは、モジュール書式データJ1(2)に対応する、複数の詳細項目に関する書式データである。そして、図2中最右方に示されている項目書式データJ1m(1)、…J1m(nm1)とは、モジュール書式データJ1(m)に対応する、複数の詳細項目に関する書式データである。
【0077】
ちなみに、上述及び図2において、例えばJ1群を構成する、一つのモジュール書式データJ1(p)(p=1,2,…,m)について、幾つの項目書式データJ1pが連なることとなるか(すなわち、J1p(1)、…、J1p(n)のnが幾つになるか)は、当該モジュール書式データJ1(p)ごとに異なり、図2においては、そのことを表現するため、符号n、…、nm1等を使用している(すなわち、一般にn≠n≠…≠n≠…≠nm1である。)。ただし、n=n=…=n=…=nm1等であってよいことはもちろんである。
【0078】
そして、このような項目書式データは、図2には示されていないものの、上述のJ1群以外のモジュール書式データJ2群、J3群、…、Jl群のセットそれぞれについても、これらに対応して上述と同様に付随している。これを一般的に言えば、基本書式データベース210には、モジュール書式データJd群に対応して、項目書式データJd1、…、Jdmが格納されている、といえることになる。ただし、Jd1、…、Jdmのそれぞれには、上述のJ1群と同様にして、複数の詳細項目それぞれに関する書式データが複数存在している(すなわち例えば、Jd1(1)、Jd1(2)、…、Jd1(n)等のように)ことは言うまでもない。
【0079】
ここで、「詳細項目」とは、各モジュール内で実際にテキスト表示等される具体的な項目を指し、例えば「紹介先」というモジュールであれば、紹介先の病院名、紹介先の医師指名、紹介先の住所、紹介先の電話番号などの複数の詳細項目がある。そして、項目書式データJd1、…、Jdmとは、これらの詳細項目についての書式を規定するデータであり、例えば、詳細項目の種類、詳細項目の見出し及び詳細項目の内容テキストにおける規約等の情報からなる。なお、いずれの情報についても、予めデフォルト値が定められており、基本書式データベース210は、初期状態において、当該デフォルト値を格納している。
【0080】
以上述べたように、モジュール書式データJd、及び、そのそれぞれに対応する項目書式データJd1、…、Jdmは、上に述べたような構成ないし構造を有するが、第1実施形態においては、これら各データの全体により、本発明にいう「文書書式データ」を構成することになる。
【0081】
なお、モジュール書式データJdのそれぞれには、既に説明したように、文書種類識別データJ(1)、…、J(l)が付されており、そのうちの一つ、例えばJ(1)を選択すると、対応するモジュール書式データJ1が呼び出されるが、この際、モジュール書式データJ1(1)、…、J1(m)のそれぞれには、上述したように、複数の項目書式データJ11(1)、…J11(n)、…、J1m(1)、…、J1m(nm1)が対応していたから、上述のように文書識別データJ(1)の指定によると、モジュール書式データJ1の呼び出しと同時に、当該項目書式データJ11(1)、…J11(n)、…、J1m(1)、…、J1m(nm1)もまた、呼び出されることになる(図2参照)。
【0082】
一方、図1に示す編集済み書式データベース220は、図3に示すように、前記文書書式データに対し、後述する書式編集手段の一例たる、図1の入力装置3及び編集処理部42によって、適当な編集を施す結果得られるデータ、すなわち編集済みの文書書式データを格納するデータベースである。したがって、この編集済み書式データベース220には、図3に示すように、前述の基本書式データベース210が格納するモジュール書式データJd及び項目書式データJd1、…、Jdmのそれぞれに対する編集結果たる編集済みモジュール書式データJd(ただし、xは任意の正の整数)及び編集済み項目書式データJd1、…、Jdm (ただし、yは任意の正の整数)のそれぞれが格納されるようになっている。
【0083】
ここで、編集済み書式データベース220、あるいは図3については、次の点に注意する必要がある。すなわち、図3においては、図2におけるモジュール書式データJ1に対応する編集済みデータが、編集済みモジュール書式データJ1として存在しているが、同じモジュール書式データJ1に対して、異なる編集済みモジュール書式データが存在してもよいということである。すなわち、基本となるモジュール書式データJ1について、相異なる複数の編集J1、J1、…を行うことが可能ということである。このようなことは、他のモジュール書式データJdにおいても当然に当てはまり、図3に示す編集済み書式データベース220には、一般に、基本となるモジュール書式データJdのそれぞれについて、複数の編集済みモジュール書式データJdが格納されうることになる。上述で用いた符号xには、そのような意味が込められている。
【0084】
また、編集済み書式データベース220には、基本となるモジュール書式データJdに対して、編集が施されたデータのみが格納されていくこととなる。図3においては、編集済みであるモジュール書式データは、モジュール書式データJ1についての1種類(すなわち、J1)のみであることが示されている。
【0085】
なお、編集済み項目書式データJd1、…、Jdm についても、上述したような事柄、すなわち一つの項目書式データに対し複数の編集が可能であるということ、及び、編集済みの項目書式データのみが格納されていくということ、は同様にあてはまる。ただし、この場合、符号yの意味するところは、上述の符号xの意味するところと若干異なり、編集済み項目書式データに関しては、一つの編集済みモジュール書式データに対応して、異なるものが複数存在しうるという意味が込められている。すなわち、編集済みモジュール書式データは、「基本となるモジュール書式データ」一つに対して、複数存在しうるというのに対し、編集済み項目書式データは、それに対応する「編集済みモジュール書式データ」一つに対しても、複数存在しうるのである。
【0086】
なお、図3において、編集済みである項目書式データは、モジュール書式データJ1に対応するところの編集済み項目書式データの1種類(すなわち、J11、…、J1m )のみであることが示されている。
【0087】
そして、第1実施形態においては、このように編集済みの1セットとなった「文書書式データ」に対して、後述するように、書式編集手段の一例たる、図1の入力装置3及び編集処理部42によって、図3に示すような文書名称識別データK(1)、…、K(a)(aは、任意の正の整数)を付与することが可能である。ここに、文書名称識別データK(1)、…、K(a)とは、具体的には例えば、K(1)として「紹介状1」、K(2)として「紹介状2」等とすることが可能であり、また、K(3)として「甲野太郎充て紹介状」としたり、K(4)として「平成13年8月分保険請求書」としたりする等、より具体的な文書名称をつけることが可能である。第1実施形態では実際に、このような具体的な名前をもって、文書名称識別データK(1)、…、K(a)としている。
【0088】
なお、この文書名称識別データK(1)、…、K(a)が付与されるのは、基本となるモジュール書式データJdのいずれかが編集された後、この編集後のモジュール書式データJdに対応する項目書式データJd1、…、Jdmのいずれかが編集され、結果として、編集済みモジュール書式データJd及び編集済み項目書式データJd1、…、Jdm の1セットが組まれた段階、すなわち編集済みの文書書式データが1セット組まれた段階において、該1セットに対して行われることになる。
【0089】
なお、このような文書名称識別データの付与K(1)、…、K(a)、あるいはより広く、上述した文書書式データに対する前記編集作業等については、後においても説明することとする。
【0090】
次に、記憶装置2においては、図4に示すような項目テキストデータベース230が格納されている。この項目テキストデータベース230は、本システムの使用者が、後述する入力装置3及び編集処理部42により入力又は編集したテキストデータを、前記詳細項目別に書式付文書に対応付けて格納するデータベースである。ここで、「書式付文書に対応付けて」というのは、前述の文書名称識別データK(1)、…、K(a)のうちのいずれか一つ、例えば、K(s)(ただし、sは、1≦s≦aを満たす整数)を選択して、上述のテキスト入力・編集を実施した場合における、当該選択に係る文書名称識別データK(s)に対応付けてということを意味し、より言えば、当該K(s)に対応する編集済み項目書式データに対応付けて、ということを意味する。
【0091】
すなわち、図4に示すように、項目書式データベース230は、テキストデータT(Z)を、まず、ある文書名称識別データK(s)(図においては、その一例としてのK(1))に対応付けて格納している。そして、このテキストデータT(Z)の一つ一つは、当該文書名称識別データK(1)に対応する編集済みの項目書式データJ11(1)、…、J11(n)、…、J1m (1)、…、J1m (nm1)と一対一の関係にある(すなわち、テキストデータT(Z)という場合の引数Zは、Z=J11(1)、…、J11(n)、…、J1m (1)、…、J1m (nm1)等を意味している。)。なお、編集済み項目書式データJ11(1)、…、J11(n)、…、J1m (1)、…、J1m (nm1)の一部については、後述の書式編集操作の説明で触れるように、場合により「表示させない」という書式が設定されることがあるが、そのような場合においては、当該一部の項目書式データに対応付けられるテキストデータは存在しないことになる。
【0092】
最後に、記憶装置2には、図5に示すような患者データベース240が格納されている。これは、本発明にいう「データファイル」の一例を構成するものであって、ただ単に、複数の患者氏名N(1)、N(2)、…のみを、例えば、五十音順等の適当な構造でもって格納するデータベースである。そして、この患者データベース240は、後述のテキスト入力・編集操作の説明時においても触れるように、ある編集済み文書書式データを反映したフォーマットで、詳細項目別に専用入力欄が表示される画面を通じたテキスト入力・編集の際に、上述の詳細項目の一例たる患者氏名を入力する場合が生じたとき、文書作成者によって、参照可能に構成されている。
【0093】
なお、第1実施形態における書式付文書作成システム1は、本発明にいう「データファイル」の一例として、この患者データベース240のみを有する構成となっているが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。すなわち、原理的には、上述の詳細項目のすべてについて、適当な構造となるデータベースをそれぞれ備えることが可能である。例えば、上述の詳細項目として、「紹介先の病院名」という例を挙げていたが、これに関する「データイファイル」の実施形態としては、複数の病院名のみを適当な構造で格納した「紹介先病院名データベース」というものを想定することが容易にできる。本発明は、このような各種のデータからなるデータベースをも、「データファイル」の概念内に当然に含む。
【0094】
さて、再び図1に戻り、処理部4は、CPU(Central Processing Unit)から構成されており、表示処理部41及び編集処理部42とを含む。
【0095】
表示処理部41は、本発明にいう「編集用表示手段」の一例を構成しており、入力装置3を介して、上述した一の文書種類識別データJ(d)(1≦d≦l)が指定されると、基本書式データベース210に格納された複数の文書書式データのうち、指定された一の文書種類識別データJ(d)に対応する一の文書書式データ(すなわち、モジュール書式データJd及び項目書式データJd1、…、Jdm)を、モジュール別及び詳細項目別に、該モジュール書式データJd(p)及び項目書式データJdp(ただし、ここにいうpは、1,2,…, m)を編集フォーマットで表示するための表示データを生成する。
【0096】
更に、表示処理部41は、本発明にいう「テキスト入力・編集用表示手段」の一例を構成しており、一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データK(s)が指定されると、該指定された一の文書名称識別データK(s)に対応するとともに、編集済み書式データベース220に格納された編集済みの文書書式データ(すなわち、編集済みモジュール書式データJd及びこれに対応する編集済み項目書式データJd1、…、Jdm )によって規定される書式を反映したテキスト入力又は編集用フォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するための表示データを生成する。
【0097】
表示装置5は、CRT(Cathode Ray Tube)装置、LCD(液晶表示装置)等の周知の表示装置であり、表示処理部41により生成された表示データを表示する。なお、この表示装置5は、本発明にいう「出力手段」の一例を構成している。
【0098】
印刷装置6は、レーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ等の周知の印刷装置であり、表示装置5に表示された表示データを印刷命令に応じて印刷出力する。印刷装置6は、カラー又はモノクロタイプでよい。なお、この印刷装置6は、本発明にいう「出力手段」の一例を構成している。
【0099】
通信部7は、モジュール書式データJd及び項目書式データJd1、…、Jdm等を含む各種のファイルやデータを他のコンピュータ等とやり取りするためのモデム等を含む。通信部7は、例えば、有線、無線、専用回線、一般回線、電話回線等の通信回線を介して他の大型コンピュータ、パーソナルコンピュータ、モバイルコンピュータ(携帯型情報端末)、電子手帳等と結ばれている。
【0100】
読取装置8は、例えば、CDドライブ、DVDドライブ、FD(フレキシブルディスク)ドライブ等からなり、CD−ROM、DVD−ROM、FD等の記録媒体8aに記録されているコンピュータプログラムを読み取る。このように機械読み取りされたコンピュータプログラムは、書式付文書作成システム1のハードウエア資源たるコンピュータを、当該書式付文書作成システムとして機能させる。尚、記憶装置2内に構築される基本書式データベース210と編集済み書式データベース220等の一部又は全部を記録媒体8aに記録しておき、必要に応じて読み出すようにしてもよい。特に、一般的なテンプレート用に用いられる基本書式データベース210については、汎用性も高いので、コンピュータプログラムと共に記録媒体8aに予め格納しておくと後々便利である。
【0101】
第1実施形態では特に、編集処理部42及び入力装置3は、書式編集手段の一例、あるいはテキスト入力・編集手段の一例を構成する。
【0102】
入力装置3は、キーボード、テンキースイッチ、マウス、トラックボール、入力ペン、入力タブレット等からなる。
【0103】
入力装置3及び編集処理部42は、表示装置5に表示された画像の任意の位置を指定可能に構成されており、特に上述の文書書式データを構成するモジュール書式データJd、あるいは項目書式データJd1、…、Jdmに対する編集情報の入力、又は、編集済みの文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力若しくは編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に表示された専用入力欄に対するテキストデータの入力若しくは該テキストデータに対する編集情報の入力を行うことができる。
【0104】
以下では、図6に示す、書式編集操作及びそれに応じた書式付文書作成システム1の動作の流れを示すフローチャート、及び、図7に示す、テキスト入力又は編集に係る操作及びそれに応じた書式付文書作成システム1の動作の流れを示すフローチャートに沿って、第1実施形態に係る書式付文書作成システム1の動作例ないし作用効果について説明する。なお、以下の説明にあたっては、上述の図6及び図7に加えて、その操作ないし動作に応じて、図1の表示装置5上で表示される各種のフォーマットないし表示例(図8及び図9)を適宜参照しながら、説明を行うこととする。
【0105】
まず、書式付文書作成システム1を利用して何らかの文書を作成しようとする者は、図6のステップS11にあるように、複数の文書種類識別データJ(1)、…、J(l)のうちの一つを指定する。ここで、文書種類識別データJ(1)、…、J(l)とは、上述したように、例えば「紹介状」、「保険請求書」等といった文書種類に応じた名称等が付されているから、文書作成者が、紹介状を作成しようとする場合には「紹介状」という文書種類を、保険請求書を作成しようとする場合には「保険請求書」という文書種類を指定することになる。ここでは、以下の説明を見通しのよいものとするため、文書種類「紹介状」としての、文書種類識別データJ(1)が選択されると考える(図6中、〔 〕内に記載されている事項は、このことを意味する。)。
【0106】
この文書種類識別データJ(1)の指定により、書式付文書作成システム1は、図6のステップS12にあるように、これに対応する文書書式データを、基本書式データベース210より呼び出す。ここにいう「文書書式データ」とは、すなわち、文書種類識別データJ(1)に対応する、モジュール書式データJ1及びこれに対応する項目書式データJ11、…、J1mである。
【0107】
すると、表示装置5上には、図8に示すような画面が表示されることとなる(ステップS13)。この図8において、図中左欄に示されているのは、モジュール書式編集領域51であり、この領域51においては、各モジュールJ1(1)、…、J1(m)の書式について、これを編集することが可能である。
【0108】
例えば、図8においては、「紹介状」という文書種類J(1)が指定されたことに応じて、文書の「タイトル」を示すモジュール(すなわち、J1(1)。以下同様)、「紹介先」を示すモジュール(J1(2))、「紹介元」を示すモジュール(J1(3))、「患者属性」を示すモジュール(J1(4))、「日付」を示すモジュール(J1(5))について、その書式を編集することが可能である。なお、図8においては、いま述べたことからもわかるとおり、m=5である。
【0109】
このモジュール書式編集領域51において、文書作成者は、これら複数のモジュールに関して、当該モジュールを表現する文字を文書中どの位置に配置すべきか(図8中、各モジュールの真中のボックス、符号51C参照)、それを表現する文字を大きくするか小さくするか(フォント数をどうするか)(図8中、各モジュールの右方のボックス、符号51R参照)、太字とするか細字とするか(図8中、各モジュールの左方のボックス、符号51L参照)等を、当該モジュールごとに設定することが可能である。また、第1実施形態においては、図8中、各モジュールの最右方のボックス51Dにある「詳細」ボタンを押下することにより、新たなウインドウ(不図示)が開かれるようになっており、該ウインドウ中において、フォントそれ自体はどうするか(例えば、明朝体にするかゴシック体にするか)、あるいはそもそも当該モジュールを表示するか否か等の設定を行うことも可能となっている。
【0110】
なお、図8に当初示される各モジュールJ1(1)、…、J1(5)に関する設定は、いずれについても、予め設定されたデフォルト値に基づいている。文書作成者は、書式の編集を不要だと考える箇所があるのであれば、当該箇所について、特段の操作をする必要はない。
【0111】
また、図8においては、文書のヘッダに関するヘッダモジュールのみが示されているが、本発明は、これに限定されることなく、例えば、文書内容に関するモジュール、あるいは文書のフッタに関するフッタモジュール等を併せて表示し、これらの書式を編集可能なように構成してよいことはいうまでもない。
【0112】
他方、図8中右欄に示されているのは、項目書式編集領域52であり、この領域52においては、各詳細項目J11(1)、…、J11(n)、…、J1m(1)、…、J1m(nm1)の書式について、これを編集することが可能である。
【0113】
例えば、図8においては、「患者属性」というモジュールJ1(4)に対応して、患者氏名(すなわち、J14(1)。以下同様)、性別(J14(2))、患者名+性別(J14(3))、生年月日(J14(4))、年齢(J14(5))、生年月日+年齢(J14(6))、職業(J14(7))、住所(J14(8))、電話番号(J14(9))という複数の詳細項目について、その書式を編集することが可能である。なお、図8においては、いま述べたことからもわかるとおり、項目書式データJ14(1)、…、J14(n)にかかるデータ数nは、n=9である。
【0114】
この項目書式編集領域52において、文書作成者は、これら複数の詳細項目に関して、詳細項目の種類、すなわち当該詳細項目を表示するか否か(図8中、各詳細項目の左方のボックス、符号52L参照)、詳細項目の見出しを表示するか否か、表示するとしてどのような見出しとするか(図8中、各詳細項目の真中のボックス、符号52C参照)及び詳細項目の内容テキストにおける規約(図8中、各詳細項目の右方のボックス、符号52R参照)等を設定することが可能である。なお、ボックス52Rで設定することの可能な、上述の「規約」とは、図8に示されるように、例えば、項目書式データJ14(1)たる「患者氏名」に関していえば、これを漢字で表示するか、ローマ字で表示するか又はカタカナで表示するか等といった意味での「規約」のことをいい、項目書式データJ14(4)たる「生年月日」に関していえば、これを西暦で表示するか、和暦で表示するか等といった意味での「規約」のことをいう。
【0115】
なお、図8に当初示される各詳細項目J14(1)、…、J14(9)に関する設定は、いずれについても、予め設定されたデフォルト値に基づいている。文書作成者は、書式の編集を不要だと考える箇所があるのであれば、当該箇所について、特段の操作をする必要はない。
【0116】
文書作成者は、以上説明したような画面を利用して、図6のステップS14にあるように、基本となるモジュール書式データJ1及び項目書式データJ11、…、J15に対し、所望の態様となるような編集を施すことによって、編集済みモジュール書式データJ1を作成し、また、編集済み項目書式データJ11、…、J15を作成する。この編集作業は、図8に示すところからも明らかなとおり、画面の指示に従って、例えば公知のプルダウンメニューが付されている箇所については、それを入力装置3の一例たるマウスを利用することによって押下することにより、該メニューを表示させ、その中から所望の設定を選択するとか(図8における詳細項目「職業」を参照。)、また、入力装置3の一例たるキーボードを用いて直接入力すること等によって、進行させることが可能である。
【0117】
このように編集済みのデータJ1及びJ11、…、J15の作成が完了したら次に、文書作成者は、図6のステップS15にあるように、図8中左上に示されている文書名称識別データK(1)、…、K(a)の入力欄53を利用して、当該編集済みのモジュール書式データJ1及び編集済みの項目書式データJ11、…、J15に対して、適当な文書名称識別データK(1)、…、K(a)を付与する。ここで、文書名称識別データK(1)、…、K(a)としては、既に述べたように、具体的には例えば、K(s)として「甲野太郎充て紹介状」とすること等が可能である。以下では、文書名称識別データ「K(1)」として「紹介状1」(すなわち、K(1)=「紹介状1」)が入力されたものとして、説明を続ける。
【0118】
そして、書式付文書作成システム1は、図6のステップS16にあるように、この文書名称識別データK(1)の入力をまって、当該データK(1)とともに、前述の編集済みのモジュール書式データJ1及び編集済みの項目書式データJ11、…、J15を、編集済み書式データベース220に格納する(図3参照)。
【0119】
以上により、モジュール書式データ及び項目書式データの書式編集操作及びこれに伴う書式付文書作成システム1の動作は完了する(ステップEND)。
【0120】
次に、文書作成者は、上述のように編集された編集済みモジュール書式データJ1及び編集済み項目書式データJ11、…、J15を利用して、実際に書式付文書を作成すること、すなわちテキスト入力・編集作業を実施することになる。この場合において、当該作業は、例えば図7に示すフローチャートに則って、かつ、図9に示す表示画面例に基づいて行われることになる。
【0121】
すなわちまず、図7のステップS21にあるように、文書作成者は、文書名称識別データK(1)、…、K(a)の中から所望の一つを指定する。図9においては、この文書名称識別データK(1)、…、K(a)の選択が、図中、右寄り上方に示された入力欄PKにおいて行われるようになっている。なお、ここでは、上の説明と連続性を保つため、指定される文書名称識別データは、K(1)、すなわち「紹介状1」であるとする(図7中、〔〕内に記載されている事項は、このことを意味する。)。
【0122】
この文書名称識別データK(1)の指定に基づいて、書式付文書作成システム1は、図7のステップS22にあるように、該K(1)が付された編集済みの文書書式データ、すなわち編集済みモジュール書式データJ1及び編集済み項目書式データJ11、…、J15を、編集済みデータベース220から呼び出す。
【0123】
すると、表示装置5上には、図9に示すように、詳細項目別に、専用入力欄P(Z)(Zは、各詳細項目J11(1)、…、J15を表す。ただし、図9においては、簡単のため、Z´=1,2,…として表した。)が表示された画面が現れることとなる(ステップS23)。この図9において、表示装置5上に表示されているフォーマットは、編集済みモジュール書式データJ1及び編集済み項目書式データJ11、…、J15を反映したものとなっている。すなわち、まず、図8の項目書式編集領域52における左方のボックス52Lにおいて、ある詳細項目については、表示が「無用」であると設定ないし編集した場合(すなわち、図8において、各詳細項目のチェックボックスに、チェックを入れない場合)には、そもそも当該詳細項目の専用入力欄は表示されない。また、図9に示す専用入力欄P(Z)に対して、何らかのテキストデータT(Z)が入力され、それが書式付文書として出力される場合においては、図8で設定したモジュール書式及び項目書式が適用されることになるのである。このこと自体は、図9のみからは明らかでなく、後の図10を参照して説明することとする。
【0124】
そして、文書作成者は、図7のステップS24にあるように、このような編集済みモジュール書式データJ1及び編集済み項目書式データJ11、…、J15を反映したフォーマットで、詳細項目別に専用入力欄P(Z)が表示された画面を通じて、テキストデータT(Z)を入力、又は編集する。
【0125】
この際、第1実施形態では、患者氏名のテキストデータT(8)の入力に関して、次のような操作を行うことが可能である。すなわち、文書作成者は、図9の患者氏名専用入力欄P(8)に隣接して表示される「DB(データベース)参照」ボタンBを、マウス等の入力装置3によって押下する。すると、これにより、患者データベース240の内容が、図示しない別に開くウインドウ等によって表示され、文書作成者は、このウインドウに表示された多数の患者氏名N(1)、N(2)、…の中から、所望の患者を選択することが可能となる。そして、患者氏名専用入力欄P(8)には、その選択された患者氏名が、自動的に入力されることになるのである。つまり、第1実施形態では、患者データベース240からの患者氏名の選択操作をもって、患者氏名専用入力P(8)に対する直接入力に代えることが可能なのである。
【0126】
このように、第1実施形態における書式付文書作成システム1では、記憶装置2において、患者データベース240を備えていることにより、一般に多数の患者を診察する病院において、その取り扱いの簡易化を実現することが可能である。また、このような形態であれば、直接入力による間違いの可能性を減少することも可能となる。
【0127】
なお、第1実施形態では、患者氏名のテキストデータの直接入力操作を、患者データベース240からの選択操作に代えることのみが可能とされていたが、本発明は、このような形態に限定されるものではない。すなわち、既に述べたように、本発明にいう「データファイル」としては、上述したような詳細項目のすべてについて、適当な構造となるデータベースをそれぞれ備えることが可能であるから、例えば、詳細項目の一例たる「紹介先の病院名」に関し、上記「紹介先病院名データベース」が別途備えられるのであれば、図9における紹介先病院名専用入力欄P(2)においても、上述の患者氏名専用入力欄P(8)と同様な操作を行うことが可能である。
【0128】
このようなテキスト入力・編集操作の後、テキストデータT(Z)は、図7のステップS25にあるように、項目テキストデータベース230に格納されることになる(図4参照)。
【0129】
以上のように、テキストデータT(Z)の入力を終えた文書作成者は、これを表示装置5又は印刷装置6を用いて出力することが可能となる。この際、このテキストデータT(Z)を伴う文書出力は、編集済みモジュール書式データJ1及び編集済み項目書式データJ11、…、J15で規定される書式で行われることとなるのは言うまでもない。
【0130】
例えば、図8に示したような設定ないし編集が実施された編集済み文書書式データに基づく文書出力は、図10に示すようなものとなる。この図10において、例えば、モジュールJ1(1)たる「タイトル」モジュールの書式は、図8のモジュール書式編集領域51に示すように、「太字+線」付きで、文書の「中央」に、かつ、「大」きなフォントを使用して出力する、という書式に基づいていることがわかる。また、モジュールJ1(4)たる「患者属性」モジュールの書式も、図8に示すように、文書の「左」側に出力するということ以外は「標準」であるという書式に基づいていることがわかる。
【0131】
さらに、この「患者属性」モジュールJ1(4)を構成する各詳細項目については、図8の項目書式編集領域52に示されるような画面を利用して、その書式を設定ないし編集することが可能であったが、図10においては、当該設定ないし編集に基づく形で、文書出力が実現されていることもわかる。すなわち、図10では、詳細項目「患者名+性別」については、「見出しなし」で表示するという書式や、詳細項目「生年月日」及び「年齢」を、それぞれ「生年月日」及び「年齢」という見出し付きで出力するとともに、生年月日については和暦で、年齢については「数字のみ」で出力するという書式に基づいていることがわかる。
【0132】
なお、図10の下方においては、以降、文書内容が出力される領域Cが続き、最後に、図示されないフッタ等が出力される領域が接続されて、最終的に書式付文書として出力されることになる。ちなみに、本発明においては、これらの領域における書式についてもまた、上述のヘッダに関するモジュールないし詳細項目についてと同様に、あるいは図8に示すと略同様な画面を利用して、設定ないし編集が可能であることは既に述べた。
【0133】
以上述べたように、第1実施形態に係る書式付文書作成システム1によれば、病院間における紹介状等の書式付文書を、使用者側で書式について高い自由を持って、効率的に作成することが可能となる。
【0134】
なお、上の説明では、書式編集操作及びテキスト入力・編集操作が連続して行われていたが、本発明においては、必ずしもこのような操作方法に則る必要はない。すなわち、書式編集操作のみ(すなわち、図6のみ)を行ったり、又はテキスト入力・編集操作のみ(すなわち、図7のみ)を行ったりしてよいことは勿論である。また、これに関連して、ある文書作成者が通常利用する文書に関する文書書式データについてのみ(例えば、J(1)、…、J(l)のうち、J(1)乃至J(10)を選択して、これらに対応するモジュール書式データ及び項目書式データについてのみ)、書式編集操作を予め行っておき、テキスト入力・編集操作は、随時、必要となったときに行うような方法であってもよい。むしろ、このような操作方法が、通常であるとも考えられよう。
【0135】
また、上述では、書式編集操作は、文書種類識別データJ(1)を指定することにより、基本書式データベース210に格納されているモジュール書式データJ1及び項目書式データJ11、…、J1mを呼び出すことによって行われる形態となっていたが、本発明においては、これに代えて又は加えて、文書書類識別データJ(1)、…、J(l)を指定するのではなく、文書名称識別データK(1)、…、K(a)のいずれか一つを指定することにより、既に編集済みとされたモジュール書式データJd及び項目書式データJd1、…、Jdm を、編集するような形態としてもよい。すなわち、この場合においては、文書書式データの「再編集」が行われることになる。
【0136】
次に図11を参照して、本実施形態において、図10に示した文書内容が出力される領域Cに対し、テンプレートを用いてテキストデータ等を入力する処理の具体例について更に説明を加える。
【0137】
図11(a)において、画面5aは、図8に示した表示装置5の画面又は図9に示した表示装置5の画面に等しいものであるが、この画面5a内には、図8又は図9に示されていないテンプレート呼び出し用のボタン310が適当な位置(例えば、他のテキストや各欄等と重ならない位置)に表示されている。
【0138】
この状態で次に、操作者がボタン310をマウス等で操作すると、図11(b)に示すように、テンプレート選択用のウインドウ画面320が、表示装置の画面5b内に表示される。ここでは、予め用意されており、「重症急性初診その1」、「重症急性初診その2」、「重症急性初診その3」…等のテンプレート名が付された複数のテンプレートの中から所望の一つを選択するためのウインドウ画面320が表示される。
【0139】
そして、ウインドウ画面320中のテンプレート名称の中から、所望の一つに対応するものを操作者がマウス等で選択すると(ここでは、「重症急性初診その2」が選択されたものとすると)、図11(c)に示すように、この選択されたテンプレートが表示装置の画面5c内に表示される。この具体例では、「性別」、「利き手」等の項目別にチェックボックス311が表示され、更に血液型、職業等の項目別にテキスト入力欄332が設けられている。これら複数の項目は、テンプレートの種類別に予め設定されている。
【0140】
そして、本実施形態では好ましくは、図8又は図9に示したような作成対象たる文書或いは文書種類に対して、図11(b)で選択候補として表示されるテンプレートの種類が対応付けられている。この対応付けを規定する対応付けデータは、例えば基本書式データベース210、編集済み書式データベース220等と共に、記憶装置2内に格納されている。そして、図11(b)で作成対象たる文書或いは文書種類に応じて適切なものとして予め絞込みが掛けられているテンプレートのみが(即ち、少なくとも全種類よりも少ない数だけ)、選択候補とされる。従って、操作者にとっては大変便利である。
【0141】
更に好ましくは、このようにテンプレートの各項目(チェックボックス311やテキスト入力欄332)に入力されたテキストデータについても、当該テンプレートの各項目に対応付けて格納しておく。より具体的には、これらの対応付けを示す対応付けデータを、例えば図1に示した記憶装置2内に格納しておく。そして、その後に当該テンプレートが選択候補として表示され且つ実際に選択された際に、このテキストデータを、対応する項目のテキスト入力欄内にデフォルト値として表示するとよい。
【0142】
このように本実施形態によれば、図10に示した文書内容が出力される領域Cに対し、適切なテンプレートを迅速に選択でき、当該適切なテンプレートを用いて非常に効率的にテキストデータを入力できる。加えて、文書作成の際に、図11に示した如くテンプレートを用いるようにして毎回の作業を行えば、しかる後に図11に示した如きテンプレート自体における各項目に対して、入力したテキストデータがデフォルト値として表示されることになるので、領域Cに対し、一層効率的にテキストデータを入力できる。
【0143】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図12を参照して説明する。
【0144】
図12において、第2実施形態の書式付文書作成システムは、通信回線を介して結ばれた複数のユニットを含み、図2でいう「基本書式データベース210」のみを格納する記憶装置2aは、一方のユニットの一例であるセンター装置1a側に備えられており、入力装置3、処理部4及び表示装置5は、他方のユニットの一例である端末装置1b側に夫々備えられている。
【0145】
センター装置1aは、大型コンピュータ、ホストコンピュータ、サーバ等からなり、基本書式データベース210を格納する大規模の記憶装置2aを有する。端末装置1bは、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、モバイルコンピュータ(携帯型情報端末)、電子手帳等からなる。
【0146】
そして、例えば、センター装置1aの記憶装置2aに格納された複数の基本書式データベース210と、端末装置1bに備えられた入力装置3、処理部4及び表示装置5とは、通信部7a(センター装置1a側)及び通信部7b(端末装置1b側)により有線、無線、専用回線、一般回線、電話回線等の通信回線を介して結ばれている。
【0147】
従って、センター装置1aに設けられた大規模な記憶装置2aに基本書式データベース210、すなわち基本となるモジュール書式データJd及び項目書式データJd1、…、Jdmを備えておき、端末装置1bを複数配備する構成を採ることにより、複数の端末装置1bで同じデータを共用することも可能となる。そして、このような場合においては、複数の端末装置1bのそれぞれを、例えば、複数の医師に各別に占有させることが可能となるから、編集済みモジュール書式データ及び編集済み項目書式データについては、当該複数の医師それぞれが占有する端末装置1bに固有に記憶させておく、等の形態をとることが可能となる。すなわち、基本書式データベース210はセンター装置1aに備えられるが、編集済み書式データベース220は、端末装置1bにいわば分散されて記憶されることになる。
【0148】
このような形態であれば、センター装置1aの記憶装置2aに格納された、一般に大容量となる基本書式データベース210やデータセットを複数の端末装置1bで共有できるので実践上有利となる。また、この場合においては、各端末装置1bには一般に大容量となる基本書式データベース210を格納するだけの大規模の記憶装置が不要となることもまた、前述の有利さをより助長する。
【0149】
さらに、このような利点は、基本書式データベース210に加えて、又は代えて、上述した患者データベース240もまた、センター装置1aに備えておけば更に助長されることになろう。というのも、患者データベース240もまた、比較的大きな容量を備える場合が一般的だからである。
【0150】
なお、図12における処理部4a及び4bについては、センター装置1a及び端末装置1bのどちらに備えて構成してもよい。
【0151】
本発明は、上述した各実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう書式付文書作成システム及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0152】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の書式付文書作成システムによれば、病院間における紹介状等の書式付文書を、使用者側で書式について高い自由を持って、効率的に作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の書式付文書作成システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における記憶装置内に構築される基本書式データベースの構成を示す概念図である。
【図3】第1実施形態における記憶装置内に構築される編集済み書式データベースの構成を示す概念図である。
【図4】第1実施形態における記憶装置内に構築される項目書式テキストデータベースの構成を示す概念図である。
【図5】第1実施形態における記憶装置内に構築される患者データベースの構成を示す概念図である。
【図6】書式編集操作及びそれに応じた書式付文書作成システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】テキスト入力又は編集に係る操作及びそれに応じた書式付文書作成システムの流れを示すフローチャートである。
【図8】図6に示す書式編集操作に伴って、表示装置に表示される書式編集画面の表示例である。
【図9】図7に示すテキスト入力又は編集に係る操作に伴って、表示装置に表示されるテキスト入力・編集画面の表示例である。
【図10】編集済み文書書式データに基づいた書式付文書の出力例である。
【図11】本実施形態において、図10に示した領域Cに対し、テキストデータ等を入力するためのテンプレートを示す図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係る書式文書作成システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…書式付文書作成システム
2…記憶装置
3…入力装置
4…処理部
5…表示装置
6…印刷装置
7…通信部
8…読取装置
210…基本書式データベース
220…編集済み書式データベース
230…項目書式データベース
240…患者データベース
J(1)、…、J(l)…文書種類識別データ
Jd…モジュール書式データ
Jd1、…、Jdm…項目書式データ
K(1)、…、K(a)…文書名称識別データ
Jd…編集済みモジュール書式データ
Jd1、…、Jdm …編集済み項目書式データ
T(Z)…テキストデータ
N(1)、N(2)、… … 患者氏名

Claims (23)

  1. 書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書種類識別データに対応付けて複数格納する基本書式データベースと、
    一の文書種類識別データが指定されると、前記基本書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書種類識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、
    前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、編集後における文書書式データに対して文書名称識別データを付与可能である書式編集手段と、
    該書式編集手段による編集後における文書書式データを、前記書式編集手段により付与された文書名称識別データに対応付けて格納する第1書式データベースと、
    一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、該指定された一の文書名称識別データに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又は編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示手段と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集手段と、
    該テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、これに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された前記項目書式データ及び前記モジュール書式データにより夫々規定される前記詳細項目における書式及び前記モジュールにおける書式で、前記一の書式付文書として出力する出力手段と、
    を備え、
    前記一の書式付文書は、文書内容が出力される所定領域を有しており、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、予め設定されたm(但し、mは2以上の自然数)種類のテンプレートのうち、編集に係る前記文書種類識別データ又は前記文書名称識別データに対応付けられるn(但し、nはm以下の自然数)種類のテンプレートの中から一つを選択可能であり、前記所定領域に出力すべきテキストデータを前記選択された一つのテンプレート上で項目毎に入力可能なテンプレート入力手段を更に備えたことを特徴とする書式付文書作成システム。
  2. 前記書式編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記一の文書名称識別データが指定されると、前記第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示し、
    前記書式編集手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であることを特徴とする請求項1に記載の書式付文書作成システム。
  3. 前記テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、前記詳細項目別に前記一の書式付文書に対応付けて格納する項目テキストデータベースを更に備えており、
    前記出力手段は、前記項目テキストデータベースに格納されたテキストデータを、前記一の書式付文書として出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の書式付文書作成システム。
  4. 書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書名称識別データに対応付けて複数格納する第1書式データベースと、
    一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、前記第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能である書式編集手段と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記書式編集手段による編集後における文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又はテキスト編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示手段と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集手段と、
    前記書式編集手段による編集後における項目書式データを、前記一の書式付文書に対応付けて格納する項目書式データベースと、
    前記テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、前記一の書式付文書に対応付けて、格納する項目テキストデータベースと、
    前記項目書式データベースに格納された項目書式データ及び前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータに基づいて、前記一の書式付文書を出力する出力手段と
    を備え、
    前記一の書式付文書は、文書内容が出力される所定領域を有しており、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、予め設定されたm(但し、mは2以上の自然数)種類のテンプレートのうち、編集に係る前記文書種類識別データ又は前記文書名称識別データに対応付けられるn(但し、nはm以下の自然数)種類のテンプレートの中から一つを選択可能であり、前記所定領域に出力すべきテキストデータを前記選択された一つのテンプレート上で項目毎に入力可能なテンプレート入力手段を更に備えたことを特徴とする書式付文書作成システム。
  5. 前記書式編集手段は、前記項目書式データベースに格納された項目書式データを前記詳細項目別に再編集可能であり、
    前記テキスト入力・編集手段は、前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータを再編集可能であり、
    前記出力手段は、前記書式編集手段及び前記テキスト入力・編集手段による再編集後における前記項目書式データ及び前記項目テキストデータに基づいて、他の書式付文書を出力することを特徴とする請求項3又は4に記載の書式付文書作成システム。
  6. 前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記他の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記項目テキストデータベースに格納されたテキストデータを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示し、
    前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の書式付文書作成システム。
  7. 前記基本書式データベースは、初期状態が少なくとも部分的に設定可能な文書書式データを格納し、
    前記書式編集手段は、前記初期状態が設定された文書書式データの少なくとも一部については前記書式編集用表示手段において前記初期状態を基準として前記モジュール書式データ及び前記項目書式データのうち少なくとも一方を編集可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の書式付文書作成システム。
  8. 前記第1書式データベースは、初期状態が少なくとも部分的に設定可能な文書書式データを格納し、
    前記書式編集手段は、前記初期状態が設定された文書書式データの少なくとも一部については前記書式編集用表示手段において前記初期状態を基準として前記モジュール書式データ及び前記項目書式データのうち少なくとも一方を編集可能に構成されていることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の書式付文書作成システム。
  9. 前記モジュール書式データは、モジュール単位の表示位置、表示領域、文字サイズ、文字太さ及び文字フォントの種類のうち少なくとも一つを規定することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の書式付文書作成システム。
  10. 前記項目書式データは、前記詳細項目の種類、前記詳細項目の見出し及び前記詳細項目の内容テキストにおける規約のうち少なくとも一つを規定することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の書式付文書成システム。
  11. 前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、マスターファイルに格納されたテキストデータを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示し、
    前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の書式付文書作成シスステム。
  12. 前記詳細項目に対応付けられるテキストデータを格納するデータファイルを更に備えており、
    前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記データファイルに格納されたテキストデータを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値を表示し、
    前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の書式付文書作成ステム。
  13. 双方向通信ネットワークを介して、センター装置と端末装置とが接続されており、
    前記基本書式データベース及び前記書式データベースのうち少なくとも一方は、前記センター装置に設けられ、
    前記書式編集用表示手段、前記書式編集手段、前記テキスト入力・編集用表示手段、前記テキスト入力・編集手段及び前記出力手段は、前記端末装置に設けられたことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の書式付文書作成システム。
  14. 医療関連の書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書種類識別データに対応付けて複数格納する病院別の基本書式データベースと、
    一の文書種類識別データが指定されると、前記基本書式データベースに格納さた複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書種類識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、
    前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、編集後における文書書式データに対して文書名称識別データを付与可能である書式編集手段と、
    該書式編集手段による編集後における文書書式データを、前記書式編集手段により付与された文書名称識別データに対応付けて格納する医師別の第1書式データベースと、
    一の患者に関する一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、前記第1書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示手段と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能である書式編集手段と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記書式編集手段による編集後における文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又はテキスト編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示手段と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集手段と、
    前記書式編集手段による編集後における項目書式データを、前記一の書式付文書に対応付けて格納する項目書式データベースと、
    前記テキスト入力・編集手段により入力又は編集されたテキストデータを、前記一の書式付文書に対応付けて、格納する項目テキストデータベースと、
    前記項目書式データベースに格納された項目書式データ及び前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータに基づいて、前記一の書式付文書を出力する出力手段と、
    前記詳細項目に対応付けられるテキストデータを含んでなる各患者に係る患者データを複数格納する患者データベースと
    を備えており、
    前記テキスト入力・編集用表示手段は、前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記患者データベースに格納された複数の患者データのうち前記一の患者に係る患者データを参照することで、前記専用入力欄に一又は複数の選択候補若しくは初期値となるテキストデータを表示し、
    前記テキスト入力・編集手段は、前記専用入力欄において、前記詳細項目別に選択候補のうちの一つ若しくは初期値を選択、承認又は変更可能に構成されており、
    前記一の書式付文書は、文書内容が出力される所定領域を有しており、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、予め設定されたm(但し、mは2以上の自然数)種類のテンプレートのうち、編集に係る前記文書種類識別データ又は前記文書名称識別データに対応付けられるn(但し、nはm以下の自然数)種類のテンプレートの中から一つを選択可能であり、前記所定領域に出力すべきテキストデータを前記選択された一つのテンプレート上で項目毎に入力可能なテンプレート入力手段を更に備えたことを特徴とする書式付文書作成システム。
  15. 前記一の書式付文書は、前記一の患者についての紹介状であり、前記モジュールの一つとして紹介先に係るモジュールと、前記モジュールの他の一つとして、紹介元に係るモジュールとが存在することを特徴とする請求項14に記載の書式付文書作成システム。
  16. 前記文書書式データは、前記出力手段として表示手段により表示出力する場合と、前記出力手段として印刷手段により印刷出力する場合とで、同一テキスト内容の書式付文書に対して相異なる二通りの文書書式を規定することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の書式付文書作成システム。
  17. 前記文書書式データは、同一テキスト内容の書式付文書に対して相異なる複数通りの文書書式を規定することを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の書式付文書作成システム。
  18. 前記書式付文書は、前記複数のモジュールから構成される代わりに、前記複数の詳細項目から直接構成されており、
    前記基本書式データベースは、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを含んでなる文書書式データに代えて、前記項目書式データを含んでなる文書書式データを複数格納し、
    前記書式編集用表示手段は、前記モジュール別及び前記詳細項目別に代えて、前記詳細項目別に、前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示し、
    前記書式編集手段は、前記モジュール書式データを前記モジュール別に及び前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であることに代えて、前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、
    前記出力手段は、前記項目書式データ及び前記モジュール書式データにより夫々規定される前記詳細項目における書式及び前記モジュールにおける書式に代えて、前記項目書式データにより規定される前記詳細項目における書式で出力することを特徴とする請求項1に記載の書式付文書作成システム。
  19. 前記書式付文書は、前記複数のモジュールから構成される代わりに、前記複数の詳細項目から直接構成されており、
    前記第1書式データベースは、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを含んでなる文書書式データに代えて、前記項目書式データを含んでなる文書書式データを複数格納し、
    前記書式編集用表示手段は、前記モジュール別及び前記詳細項目別に代えて、前記詳細項目別に、前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示し、
    前記書式編集手段は、前記モジュール書式データを前記モジュール別に及び前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であることに代えて、前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、
    前記出力手段は、前記項目書式データ及び前記モジュール書式データに代えて、前記項目書式データに基づいて、前記一の書式付文書を出力することを特徴とする請求項4に記載の書式付文書作成システム。
  20. 前記テンプレート入力手段は、過去に前記テンプレート入力手段により入力されたテキストデータの少なくとも一部を前記テンプレートの項目に対応付けてデフォルト値として提示することを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の書式付文書作成システム。
  21. 一の文書種類識別データを指定する指定工程と、
    書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書種類識別データに対応付けて複数格納する基本書式データベースに格納された複数の文書書式データのうち、前記指定された一の文書種類識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示工程と、
    前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能であり、編集後における文書書式データに対して文書名称識別データを付与可能である書式編集工程と、
    該書式編集工程による編集後における文書書式データを、前記書式編集工程により付与された文書名称識別データに対応付けて第1書式データベースに格納する格納工程と、
    一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、一の文書名称識別データが指定されると、該指定された一の文書名称識別データに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又は編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示工程と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集工程と、
    該テキスト入力・編集工程により入力又は編集されたテキストデータを、これに対応すると共に前記第1書式データベースに格納された前記項目書式データ及び前記モジュール書式データにより夫々規定される前記詳細項目における書式及び前記モジュールにおける書式で、前記一の書式付文書として出力する出力工程と
    を備えたことを特徴とする書式付文書作成方法。
  22. 一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に一の文書名称識別データを指定する指定工程と、
    書式付文書を構成する複数のモジュールにおける書式を規定する複数のモジュール書式データと各モジュールを構成する複数の詳細項目における書式を規定する複数の項目書式データとを含んでなる文書書式データを、文書名称識別データに対応付けて複数格納する第1書式データベースのうち、前記指定された一の文書名称識別データに対応する一の文書書式データを、前記モジュール別及び前記詳細項目別に、前記モジュール書式データ及び前記項目書式データを編集するためのフォーマットで表示する書式編集用表示工程と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記表示された文書書式データに含まれる前記モジュール書式データを前記モジュール別に編集可能であると共に、前記表示された文書書式データに含まれる前記項目書式データを前記詳細項目別に編集可能である書式編集工程と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記書式編集工程による編集後における文書書式データによって規定される書式を反映したテキスト入力又はテキスト編集用のフォーマットで、前記詳細項目別に専用入力欄を表示するテキスト入力・編集用表示工程と、
    前記一の書式付文書に係るテキスト入力又は編集の際に、前記専用入力欄において、前記詳細項目別にテキストデータを入力又は編集可能なテキスト入力・編集工程と、
    前記書式編集工程による編集後における項目書式データを、前記一の書式付文書に対応付けて項目書式データベースに格納する格納工程と、
    前記テキスト入力・編集工程により入力又は編集されたテキストデータを、前記一の書式付文書に対応付けて、項目テキストデータベースに格納する格納工程と、
    前記項目書式データベースに格納された項目書式データ及び前記項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータベースに格納された項目テキストデータに基づいて、前記一の書式付文書を出力する出力工程と
    を備えたことを特徴とする書式付文書作成方法。
  23. コンピュータを請求項1から20のいずれか一項に記載の書式付文書作成システムとして機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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