JP2006331356A - 業務処理プログラム、それを記録した記録媒体及び業務処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】業務データのデータベース(30)を構成する各テーブルのテーブル定義(76)を設定し、テーブルを生成する。所定のテンプレート(82〜87)のうち所望のフォームに適したテンプレートのフォーム定義(74)を設定する。フォーム定義(74)には、フォーム生成に使用するテンプレートのテンプレート名が含まれ、フォームを複数の言語に対応させる場合、フォーム内の各表示フィールドに複数の言語表現を設定できるようにする。設定されたフォーム定義をデータベース(70)に格納する。フォームの生成(55)は、対応するフォーム定義(74)の使用テンプレートに指定されているテンプレートをフォーム定義の定義内容で書き換えることにより行う。フォーム指定時に言語も指定された場合、表示フィールドに指定言語を使用する。
【選択図】図2
Description
即ち、
(1)各画面毎にフォームを構成するデータフィールドのサイズや配置、およびレイアウトなどを変えて個別にフォームを設計する必要がある。
(2)複数の言語に対応する場合、言語によってコントロール(即ち、フォームの幅および高さ、各データフィールドの明細表示段数および表示幅)のサイズが変わるため、言語ごとに別の画面を設計する必要がある。
(3)画面定義をプログラムの一部として保持するので、画面の内容を変更する場合、実行ファイルの再コンパイルが必要であり、さらにネットワーク構成の場合は、実行ファイルを再配布する必要がある。
(4)実行ファイルのサイズが大きく、起動に時間がかかる。
(5)画面表示のたびに個別のフォーム定義を呼び出すため、画面表示、画面遷移に時間がかかる。
また、本発明は、所定のテンプレートを用いて画面定義を行うことによりシステムの設定および保守を容易に行うことを可能とした業務処理パッケージプログラムおよびこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
好ましい実施例または実施形態では、前記テンプレートは、新規用テンプレートおよび編集用テンプレートを含む。
前記テンプレートには、マルチ編集用テンプレート、実績入力用テンプレートおよび選択用テンプレートの任意の組み合わせをさらに含めてもよい。
好ましい実施例では、前記フォーム定義機能は、前記の表示したテンプレートのプロパティを表示フィールドおよびフィールドスタイルにより書き換える書換機能を含む。
好ましい実施例では、前記書換機能は、前記表示フィールドとして複数言語の表現を入力することを可能とする多言語機能を含む。この構成により、言語ごとに別の画面を設計する必要がない。
好ましい実施例では、前記業務処理プログラムは、所望の処理を行うアドオンプログラムを利用者が追加することを可能とする機能を前記制御手段にさらに実現させる。この構成により、利用者独自のアドオンプログラムを追加できるので、利用者の要望に応じた複雑な制御が可能となる。
本発明は、別の面では、コンピュータに所望の業務処理を実行させるための業務処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を与える。業務処理プログラムは、上述の機能を前記制御手段に実現させる。
本発明は、さらに別の面では、データ入力を可能とする入力装置と、処理結果を表示する表示手段と、プログラムおよびデータを保存するための二次記憶装置と、前記プログラムの制御下で動作する制御手段と、前記二次記憶装置に格納され、前記制御手段に所望の業務処理を実行させる業務処理プログラムとを備えた業務処理システムを与える。業務処理プログラムは、上述の各機能を前記制御手段に実現させる。
(1)所定のテンプレートのフォーム定義を行い、フォーム定義データはデータベースに格納されるので、各画面毎にフォームのレイアウトを設計する必要がない。
(2)フォームの各表示フィールドには複数の言語表現を入力することができるので、言語ごとに別の画面を設計する必要がない。
(3)各フォームを定義するフォーム定義データはデータベースの一部として保存されるので、フォームの変更は、データベースの対応するフォーム定義データの変更のみで済み、業務処理プログラム自体は変更する必要がない。したがって、フォームを変更しても、実行ファイルを再コンパイルしたり、実行ファイルを再配布したりする必要はない。
(4)実行ファイルのサイズが小さく、起動に時間が掛からない。
(5)起動時に定義データベースの内容を全てメモリ上に読み込むため、画面の表示、画面遷移が高速である。
図1は、本発明の業務処理プログラムをインストールしたコンピュータである業務処理システムのハードウェア構成を概念的に示す略ブロック図である。図1において、業務処理システム1は、CPU(中央情報処理装置)10、ROM(read only memory)11、RAM(random access memory)12、二次記憶装置としてのハードディスク(HD)13、入出力インタフェース(I/O IF)14、キーボードやマウスなどの入力装置15、CRT(陰極線管)やLCD(液晶表示器)などの表示装置およびスピーカなどからなる出力装置16、およびネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース(通信IF)17から構成される通常のコンピュータである。図1の業務処理システム1は、本発明の業務処理プログラムを実行可能なコンピュータであれば如何なる形式のコンピュータでもよい。
なお、本発明の業務処理プログラムは、単一のコンピュータにインストールして使用することも可能であるが、ネットワークで接続された複数のコンピュータにインストールし、一元的に管理されたデータベースを共有した形で使用することも可能である。
マルチ編集用テンプレート83は、複数のテーブルの共通のキーで関係付けられたレコードのデータを編集するフォームの生成に用いるテンプレートである。
選択用テンプレート87は、あるテーブルのレコードのデータを新規入力する際に、他のテーブルを表示して、その一部のデータを新規入力画面に取り込むフォームの生成に用いるテンプレートである。
実績入力用テンプレート85は、例えば、受注番号をキーとして入力すると、その受注に関する明細情報を表示するとともに出荷実績の入力を可能とするフォームなどの生成に用いるテンプレートである。
図5は、各テーブル定義76−i(i=1,2,...,N)の構成を示す図である。図5に示すように、各テーブル定義76−iは、定義するテーブルTiのテーブル名、テーブルの各レコードを構成するフィールドのフィールド名およびフィールドの型から構成される。フィールドの型としては、例えば、文字列、数値、日付型、チェックボックス、ラジオボタンなどがある。
同様に、データベース30の各テーブルTiごとに、新規用テンプレート81を用いてTi新規(入力)用フォームを定義し、編集用テンプレート82を用いてテーブルTi編集用フォームを定義することができる。
このようにして定義されたフォーム90のフォーム定義データ74は、定義データベース70に格納される。
本発明によれば、複数言語に対応するために、各表示フィールドに異なる言語で複数の表示を設定することができる。例えば、図4の例では、各表示フィールドおよび各メッセージにおいて、日本語(1j、2j)、英語(1e、2e)、中国語(1c、2c)などの言語で設定されている。このようにすることにより、フォームの使用段階で言語を指定することによりフィールドの表示の言語を容易に切り換えることが可能となり、言語ごとにフォームを定義する必要はない。
これから分かるように、図2において、フォーム定義74からメニュー定義72に向かう矢印は、メニュー定義72の各項目に各フォーム定義74の識別情報であるフォーム名が登録されることを示す。
まず、利用者は、例えばデータベース管理システム40のテーブル定義機能を用いて、上述の要領で所望のテーブルのテーブル定義を行う。これに応じて、データベース管理システム40は、テーブル定義76を定義データベース70に格納し、データベース30にテーブルを生成する(テーブル生成機能)。
次に、業務処理システム1または業務処理プログラム20の運用の概要を説明する。利用者がメニューから項目名を選択する(請求項の「メニュー選択機能」に相当する)と、フォーム生成部55の制御下で、CPU10は、項目名に関係付けられたフォーム名のフォーム定義74と、フォーム定義74の「使用するテンプレート」に指定されているテンプレートとを用いてフォームを生成する。このフォームの生成は、選択されたテンプレートのプロパティをフォーム定義のフォーム名、表示フィールド、フィールドスタイル(テキスト、チェックボックス、ドロップダウンなど)により書き換えることにより行う。
なお、表示したフォーム中に言語選択手段を含めることにより、フォーム表示後に使用言語を変更できるようにすることが好ましい。フォームが入力または編集を目的としたものである場合、引き続き、フォーム処理部60は、利用者にデータフィールドへの入力を可能とし、さらに入力終了を示す入力を受信した場合、入力データをデータベース30のしかるべき格納場所に格納する。上述のフォーム生成部55およびフォーム処理部60を合わせた機能を、請求項において「処理実行機能」と称する。
さらに、業務処理プログラム20は、複雑なコントロール、たとえば削除時に細かいチェックをして削除するとか、データを読込んだあと集計を行うなどユーザ独自のアドオンプログラムを追加するツールを備えることが好ましい。これにより、テンプレートやフォームに追加プログラムを加えることができる。
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 HD
14 I/Oインタフェース
15 入力装置
16 出力装置
17 通信インタフェース
20 業務処理プログラム
30 対象業務のデータベース
40 データベース管理システム
50 フォームジェネレータ
55 フォーム生成部
60 フォーム処理部
70 定義データベース
72 メニュー定義
74 フォーム定義
76 テーブル定義
81〜87 テンプレート
90 種々のフォーム
Claims (8)
- コンピュータに所望の業務処理を実行させるための業務処理プログラムであって、
当該業務処理プログラムは、
業務に必要なデータ管理データベースを管理するデータベース管理機能、
前記データベースを構成する各テーブルのテーブル定義を利用者が設定することを可能とするテーブル定義機能、
前記テーブル定義に基づきテーブルを生成するテーブル生成機能、
所定のテンプレートのうち所望のフォームに適したテンプレートのフォーム定義を設定することを利用者に可能とするフォーム定義機能、
前記フォーム定義をデータベース化して格納するフォーム定義格納機能、
前記フォーム定義が設定されたフォームのフォーム名または該フォームが使用される処理の処理名を利用者がメニュー定義に加えることを可能とするメニュー定義機能、
利用者がメニューからフォーム名または処理名を選択することを可能とするメニュー選択機能、
および、
前記の選択されたフォーム名または処理名に関係付けられていた処理を実行する処理実行機能を前記制御手段に実現させることを特徴とする業務処理プログラム。 - 前記テンプレートは、新規用テンプレートおよび編集用テンプレートを含むことを特徴とする請求項1記載の業務処理プログラム。
- 前記テンプレートは、マルチ編集用テンプレート、実績入力用テンプレートおよび選択用テンプレートの任意の組み合わせをさらに含むことを特徴とする請求項2記載の業務処理プログラム。
- 前記フォーム定義機能は、前記の表示したテンプレートのプロパティを表示フィールドおよびフィールドスタイルにより書き換える書換機能を含むことを特徴とする請求項1記載の業務処理プログラム。
- 前記書換機能は、前記表示フィールドとして複数言語の表現を入力することを可能とする多言語機能を含むことを特徴とする請求項4記載の業務処理プログラム。
- 前記業務処理プログラムは、所望の処理を行うアドオンプログラムを利用者が追加することを可能とする機能を前記制御手段にさらに実現させることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の業務処理プログラム。
- コンピュータに所望の業務処理を実行させるための業務処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
当該業務処理プログラムは、
業務に必要なデータ管理データベースを管理するデータベース管理機能と、
前記データベースを構成する各テーブルのテーブル定義を利用者が設定することを可能とするテーブル定義機能と、
前記テーブル定義に基づきテーブルを生成するテーブル生成機能と、
所定のテンプレートのうち所望のフォームに適したテンプレートのフォーム定義を設定することを利用者に可能とするフォーム定義機能と、
前記フォーム定義をデータベース化して格納するフォーム定義格納機能と、
前記フォーム定義が設定されたフォームのフォーム名または該フォームが使用される処理の処理名を利用者がメニュー定義に加えることを可能とするメニュー定義機能と、
利用者がメニューからフォーム名または処理名を選択することを可能とするメニュー選択機能と、
利用者がメニューからフォーム名または処理名を選択することを可能とするメニュー選択機能と、および、
前記の選択されたフォーム名または処理名に関係付けられていた処理を実行する処理実行機能を前記制御手段に実現させることを特徴とする業務処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - データ入力を可能とする入力装置と、
処理結果を表示する表示手段と、
プログラムおよびデータを保存するための二次記憶装置と、
前記プログラムの制御下で動作する制御手段と、
前記二次記憶装置に格納され、前記制御手段に所望の業務処理を実行させる業務処理プログラムとを備え、
業務処理プログラムは、
業務に必要なデータ管理データベースを管理するデータベース管理機能、
前記データベースを構成する各テーブルのテーブル定義を利用者が設定することを可能とするテーブル定義機能、
前記テーブル定義に基づきテーブルを生成するテーブル生成機能、
所定のテンプレートのうち所望のフォームに適したテンプレートのフォーム定義を設定することを利用者に可能とするフォーム定義機能、
前記フォーム定義をデータベース化して格納するフォーム定義格納機能、
前記フォーム定義が設定されたフォームのフォーム名または該フォームが使用される処理の処理名を利用者がメニュー定義に加えることを可能とするメニュー定義機能、
利用者がメニューからフォーム名または処理名を選択することを可能とするメニュー選択機能、および、
前記の選択されたフォーム名または処理名に関係付けられてた処理を実行する処理実行機能を前記制御手段に実現させることを特徴とする業務処理システム。
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