JP6156088B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の前部車体構造に関し、詳しくは、車体側部の下側を形成するカウルサイドパネルと、車体側部の上側を形成するカウルサイドレインと、前輪の後方においてホイールハウスの一部を形成するホイールエプロンと、を備えたような車両の前部車体構造に関する。
従来の車両の前部車体構造において、車体側部の下側はカウルサイドパネルで形成され、車体側部の上側はカウルサイドレインで形成される一方、ダッシュロアパネルの前部においてその車外側端部が上述のカウルサイドパネルに連結されたダッシュフロントレインを設け、前輪の後方においてホイールハウスの上側はホイールエプロンで形成し、ホイールハウスの下側はダッシュフロントレインで形成する構造が採用されている。
そして、各パネル部材の板取りの関係上、車体側部の上側においてカウルサイドレインとホイールエプロンとがこれらの外向きフランジで互いに溶接固定され、車体側部の下側においてカウルサイドパネルとダッシュフロントレインとがこれらの前向きフランジで互いに溶接固定された場合には、次のような問題点が発生する。
すなわち、外向きフランジで溶接された上側と、前向きフランジで溶接された下側との間において、溶接の向きが約90度変わる境界部においては、溶接ができなくなるため、当該境界部では溶接不可に起因して隙間が形成され、この隙間が脆弱部となる問題点があった。
ところで、特許文献1には、カウルサイドパネルの車幅方向外側にカウルサイドパネルレインを設け、該カウルサイドパネルレインと上述のカウルサイドパネルとの間に閉断面を形成した構造が開示されているが、この特許文献1に開示されたカウルサイドパネルレインは、単にカウルサイドパネルを補強するものに過ぎず、該特許文献1には、外向きフランジと前向きフランジとによる溶接固定構造の開示がない以上、該特許文献1には、本願発明の技術的課題が発生しないものである。
ドイツ公開明細書第DE10018179A1号
そこで、この発明は、サスペンションダンパからの入力によるカウルサイドレインの上方への変形抑制と、サスタワーの倒れ防止との両立を図ることができると共に、ホイールハウス部の溶接方向変化点に生ずる溶接不可部分を補強することができる車両の前部車体構造の提供を目的とする。
この発明による車両の前部車体構造は、車体側部の下側を形成するカウルサイドパネルと、車体側部の上側を形成するカウルサイドレインと、前輪の後方においてホイールハウスの一部を形成するホイールエプロンと、を備えた車両の前部車体構造であって、ダッシュロアパネルの前部においてその車外側端部が上記カウルサイドパネルに連結されたダッシュフロントレインを設け、車体側部の上側においてはカウルサイドレインとホイールエプロンとがこれらの外向きフランジ同士で互いに溶接固定されると共に、車体側部の下側においては上記カウルサイドパネルと上記ダッシュフロントレインとがこれらの前向きフランジ同士で互いに溶接固定されており、上記外向きフランジと上記前向きフランジとの溶接方向が変化して溶接不可部分となる境界部を含んで上記カウルサイドレインおよび上記カウルサイドパネルの車外側面には、これらの間に閉断面を形成するカウルサイドパネルレインを接合固定し、該閉断面構造のカウルサイドパネルレインにて、上記カウルサイドレインと上記カウルサイドパネルとを橋渡ししたものである。
上記構成によれば、外向きフランジと前向きフランジとの溶接方向が変化して溶接不可部分となる境界部を含んでカウルサイドレイン、カウルサイドパネルの車外側面に、閉断面構造を形成するカウルサイドパネルレインを接合固定したので、このカウルサイドパネルレインにより、サスペンションダンパからの入力によるカウルサイドレインの上方への変形抑制と、サスタワーの倒れ防止との両立を図ることができると共に、ホイールハウス部の溶接方向変化点(つまり境界部)に生ずる溶接不可部分の補強を、上記カウルサイドパネルレインにて同時に行うことができる。
この発明の一実施態様においては、上記カウルサイドパネルレインは斜め下方後方に延びてその下端部がサイドシルに連結されたものである。
上記構成によれば、車両の前突時に、前突荷重を上記カウルサイドパネルレインを介してサイドシルに荷重伝達して、荷重分散を図ることができるので、前突荷重の一部をキャブサイドに伝達し、よって車体前部の変形を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ダッシュフロントレインは、上記カウルサイドパネルとフロントサイドフレームとの間に接続されて車幅方向に延在するものである。
上記構成によれば、車両の前突時に、フロントサイドフレームに入力された前突荷重を、ダッシュフロントレインを介してカウルサイドパネルおよび閉断面構造のカウルサイドパネルレインやサイドシルに伝達して、荷重分散を図ることができる。
これにより、車体前部の変形をより一層確実に抑制することができる。
この発明によれば、サスペンションダンパからの入力によるカウルサイドレインの上方への変形抑制と、サスタワーの倒れ防止との両立を図ることができると共に、ホイールハウス部の溶接方向変化点に生ずる溶接不可部分を補強することができる効果がある。
本発明の車両の前部車体構造を示す側面図 図1の平面図 図1のX−X線に沿う正面図 図3のY−Y線矢視断面図 車両の前部車体構造を分解して示す分解斜視図 図5の部分拡大斜視図 図1のA−A線に沿う要部の矢視断面図 図7の要部斜視図 図1のB−B線に沿う要部の矢視断面図 図9の要部斜視図 図1のC−C線に沿う要部の矢視断面図 図11の要部斜視図
サスペンションダンパからの入力によるカウルサイドレインの上方への変形抑制と、サスタワーの倒れ防止との両立を図ることができると共に、ホイールハウス部の溶接方向変化点に生ずる溶接不可部分を補強するという目的を、車体側部の下側を形成するカウルサイドパネルと、車体側部の上側を形成するカウルサイドレインと、前輪の後方においてホイールハウスの一部を形成するホイールエプロンと、を備えた車両の前部車体構造であって、ダッシュロアパネルの前部においてその車外側端部が上記カウルサイドパネルに連結されたダッシュフロントレインを設け、車体側部の上側においてはカウルサイドレインとホイールエプロンとがこれらの外向きフランジ同士で互いに溶接固定されると共に、車体側部の下側においては上記カウルサイドパネルと上記ダッシュフロントレインとがこれらの前向きフランジ同士で互いに溶接固定されており、上記外向きフランジと上記前向きフランジとの溶接方向が変化して溶接不可部分となる境界部を含んで上記カウルサイドレインおよび上記カウルサイドパネルの車外側面には、これらの間に閉断面を形成するカウルサイドパネルレインを接合固定し、該閉断面構造のカウルサイドパネルレインにて、上記カウルサイドレインと上記カウルサイドパネルとを橋渡しするという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の前部車体構造を示し、図1は当該車体構造を示す側面図、図2はその平面図(但し、図2ではフロアパネルの図示を省略している)、図3は図1のX−X線に沿う正面図、図4は図3のY−Y線矢視断面図、図5は車両の前部車体構造を示す分解斜視図、図6は図5の部分拡大斜視図である。
なお、以下の実施例においては、車両右側の前部車体構造のみを示すが、車両の左側の前部車体構造は、右側のそれと左右略対称に構成されている。
図2,図4において、エンジンルーム1と車室2とを車両前後方向に仕切るダッシュロアパネル3(ダッシュパネル)を設けている。このダッシュロアパネル3は、図4に示すように、車両の略上下方向に延びる縦壁部3aと、該縦壁部3aの下端から前高後低状に後方下方に向けて延びるスラント部3b(傾斜部)と、を備えており、該スラント部3bの後端部には、車両後方に向けて略水平に延びるフロアパネル4を一体的に連設している。
上述のフロアパネル4は車室2の底面を形成するもので、該フロアパネル4の車幅方向中央部には、車室2内に突出して車両の前後方向に延びるトンネル部(図示せず)を、一体または一体的に形成している。トンネル部は車体剛性の中心となるものである。また、上述のフロアパネル4の車幅方向左右両端部には、車両の前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル5を設けている。
このサイドシル5は、サイドシルインナ5A(図4参照)とサイドシルアウタ5B(図1参照)とを接合固定して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面をもった車体強度部材である。なお、サイドシルインナ5Aとサイドシルアウタ5Bとの間には、必要に応じてサイドシルレインフォースメントが介設される。
図2に示すように、車幅方向中央に位置するトンネル部(図示せず)と、車幅方向外端部に位置するサイドシル5との車幅方向の中間部において、フロアパネル4の下面には、断面逆ハット形状で車両の前後方向に延びるフロアフレーム6を接合固定して、このフロアフレーム6と上述のフロアパネル4との間には、車両の前後方向に延びる閉断面を形成し、車体底部剛性の向上を図っている。
図4に示すように、上述のダッシュロアパネル3の上端部には、車両前後方向の断面が凹形状のカウルアッパパネル7を接合固定すると共に、該ダッシュロアパネル3における縦壁部3aの下部車室側には、ハット断面形状のダッシュクロスメンバ8を接合固定しており、このダッシュクロスメンバ8とダッシュロアパネル3との間には、車幅方向に延びる閉断面9を形成し、ダッシュロアパネル3の剛性向上を図っている。
図4,図1に示すように、フロアパネル4の前部と略対応する位置において、サイドシル5の上部には、車両の上下方向に延びる閉断面構造のヒンジピラー10を取付けている。このヒンジピラー10は、ヒンジピラーインナ10Aとヒンジピラーアウタ10Bとを接合固定して、車両の上下方向に延びるピラー閉断面10Cを有する車体強度部材である(図11参照)。
ここで、上述のヒンジピラーインナ10Aとヒンジピラーアウタ10Bとの間には、必要に応じてヒンジピラーレインフォースメントが介設される。また、上述のヒンジピラーアウタ10Bの下部に一体形成された接合フランジ部10Fはサイドシル5におけるサイドシルアウタ5Bに溶接固定されている(図1,図5参照)。
そして、このヒンジピラー10の上端後部には、図1に示すように、上方かつ後方に向けて斜め方向に延びる閉断面構造のフロントピラー11を連設している。このフロントピラー11は、フロントピラーアウタとフロントピラーインナとを接合固定して、斜め方向に延びるフロントピラー閉断面を有する車体強度部材である。
図1に示すように、上述のフロントピラー11、ヒンジピラー10、サイドシル5および図示しないルーフサイドレール、センタピラーで囲繞されたフロントドア開口12を形成し、該フロントドア開口12を図示しないフロントドアで開閉すべく構成している。
図2に示すように、トンネル部の上部には、該トンネル部に沿ってバックボーンフレーム13(いわゆるトンネルメンバ)を接合固定して、該バックボーンフレーム13とトンネル部との間には、車両の前後方向に延びるトンネル部閉断面を形成すると共に、上述のバックボーンフレーム13の前部延長部13aを、ダッシュロアパネル3の縦壁部3aに接合固定して、当該前部延長部13aとダッシュロアパネル3との間には、トンネル部に向けて車幅方向内側かつ車両後方に斜め方向に延びる閉断面14(図7参照)を形成して、この閉断面14を上述のトンネル部閉断面に連続させている。
ところで、図2,図3に示すように、ダッシュロアパネル3の前面には、前片部15a、内片部15b、後片部15c(図9参照)を備えたジャンクションフレーム15を介して当該ダッシュロアパネル3からエンジンルーム1の側方を車両前後方向に延びる閉断面構造のフロントサイドフレーム16が設けられている。
図3に示すように、上述のフロントサイドフレーム16は、フロントサイドフレームインナ17とフロントサイドフレームアウタ18とを接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面19を有する車体強度部材である。
図1,図3に示すように、上述のフロントサイドフレーム16は該フロントサイドフレーム16と一体または別体のキックアップフレーム20(この実施例では、別体のキックアップフレーム)を備えており、このキックアップフレーム20をダッシュロアパネル3の前面に接合固定して、キックアップフレーム20とダッシュロアパネル3との間には閉断面を形成している。
また、図2に平面図で示すように、上述のフロントサイドフレーム16とキックアップフレーム20とフロアフレーム6とが平面視で車両の前後方向に略一直線状に連続するように形成されており、これら各要素16,20,6の閉断面が、平面視において車両前後方向に連続すべく構成している。
図1,図3に示すように、上述のキックアップフレーム20の所定位置(サブフレーム取付け位置)には、台座インナ21Aと台座アウタ21Bと台座ロアとの3部材から成るサブフレーム取付け台座21を接合固定して、このサブフレーム取付け台座21とキックアップフレーム20との間には、閉断面を形成すると共に、当該サブフレーム取付け台座21には、前輪サスペンションのアッパアームおよびロアアーム(図示せず)を支持するサブフレーム(図示せず)を取付けるように構成している。
図1,図2に示すように、上述のフロントサイドフレーム16の前端部には、セットプレート22およびブラケット23を介してクラッシュカン24(衝撃エネルギ吸収部材)を取付けており、左右一対のクラッシュカン24,24の前端部相互間には、車幅方向に延びるバンパレイン25を横架している。このバンパレイン25はバンパレイン本体と、当該バンパレイン本体の開口部を閉塞するクロージングプレートとの2部材で閉断面構造に構成されている。
また、図1,図2に示すように、左右一対のフロントサイドフレーム16の前後方向中間部の下面部相互間には、車幅方向に延びるフロントクロスメンバ(いわゆるNo.1クロスメンバ)26を横架している。
ところで、図4,図5,図11に示すように、ヒンジピラー10の前部からダッシュロアパネル3よりも更に前方(詳しくは、後述するダッシュフロントレインアッパ37およびダッシュフロントレインロア39の前端位置まで前方)に延びる車体側部のカウルサイドパネル27を設けている。このカウルサイドパネル27は車体側部の下側を形成するパネル部材であり、図5に示すように、該カウルサイドパネル27はその前端部に車両前方に延びる前向きフランジ27bを備えている。
また、図5,図6に示すように、車体側部の上側はカウルサイドレイン(詳しくはカウルサイドレインフォースメント)28で形成されている。このカウルサイドレイン28は、図1,図2,図5に示すように、ヒンジピラー10の上部前側から後述するエプロンレインフォースメント32の後端部と車両前後方向にオーバラップする位置まで前方に延びている。
このカウルサイドレイン28は、上面部28aと、該上面部28aの車幅方向外端部から下方に延びる車外側の縦面部28bと、上記上面部28aの車幅方向内端部から下方に延びる車内側の縦面部28d(図6参照)と、上記縦面部28bの前端下部から車幅方向外方に延びる外向きフランジ28cとを備えている。なお、上述のカウルサイドレイン28は、縦面部28bおよび外向きフランジ28cから成る部材と、各要素28a,28dからなる部材との2部材で構成してもよい。
図7は図1のA−A線に沿う要部の矢視断面図、図8はその要部斜視図であって、図7,図8に示すように、上述のカウルサイドレイン28の外向きフランジ28cには、ホイールエプロン29の外向きフランジ29cが溶接固定されており、さらに、同図に示すように、ホイールエプロン29とカウルサイドレイン28との間は、斜交状に延びるカウルサイドレインインナ30で連結されていて、これら各要素28,29,30で囲繞された閉断面31が形成されている。
図1〜図5に示すように、カウルサイドレイン28と車両前後方向に略一直線状になるように該カウルサイドレイン28の前部には、車両の前後方向に延びるエプロンレインフォースメント32を設けている。すなわち、図3に示すように、フロントサイドフレーム16より車外側で、かつ上方側には、後部に位置するカウルサイドレイン28と、前部に位置するエプロンレインフォースメント32とが車両前後方向に略一直線状に接続されて車両の前後方向に延在するように構成されている。
図3,図5に示すように、上述のエプロンレインフォースメント32は、上面部32aと、該上面部32aの車幅方向外端部から下方に延びる外側の縦面部32bと、上面部32aの車幅方向内端部から下方に延びる内側の縦面部32cとを備えて、車両正面視で略門形状に形成されている。
また、図3,図5に示すように、エプロンレインフォースメント32の後部において、その下部には上述のホイールエプロン29が接合固定されていて、図3に示すように、エプロンレインフォースメント32とホイールエプロン29とで閉断面33が形成されている。
図1,図2に示すように、エプロンレインフォースメント32の車幅方向内側の縦面部32cと、フロントサイドフレーム16のフロントサイドフレームアウタ18との間には、前輪サスペンションのダンパを支持するサスタワー34(詳しくは、サスペンションタワー)が取付けられている。このサスタワー34は高剛性に形成されている。
図1,図2,図4に示すように、左右一対のエプロンレインフォースメント32,32の前部相互間は、上側部材と下側部材とで閉断面35(図4参照)を形成してなる閉断面構造のシュラウドメンバ36で車幅方向に連結されている。このシュラウドメンバ36は図示しないラジエータやインタクーラ等の熱交換器を支持するメンバである。
図9は図1のB−B線に沿う要部の矢視断面図、図10は図9の要部斜視図、図11は図1のC−C線に沿う要部の矢視断面図、図12は図11の要部斜視図である。
図3,図4,図9〜図12に示すように、上述のダッシュロアパネル3の前部においてフロントサイドフレーム16と車体側部のカウルサイドパネル27との間に車幅方向に延びて、これら両者16,27間に接続されたダッシュフロントレインアッパ37を設けている。
図9,図11に示すように、このダッシュフロントレインアッパ37はフロントサイドフレームアウタ18に接合されるフランジ37aと、車外側端部においてカウルサイドパネル27前端部の前向きフランジ27bに溶接固定される前向きフランジ37bとを備えており、車体側部の下側において上述のカウルサイドパネル27とダッシュフロントレインアッパ37とが、これらの各前向きフランジ27b,37bで互いに溶接固定されている。
そして、図4,図11,図12に示すように、当該ダッシュフロントレインアッパ37と、キックアップフレーム20と、ダッシュロアパネル3と、カウルサイドパネル27とで囲繞された比較的大きい閉断面38が形成されている。
さらに、図9に示すように、上述のダッシュフロントレインアッパ37は、その車幅方向内側のフランジ37aに対して、車幅方向外側の前向きフランジ37bが車両後方に位置するように形成されており、この閉断面38構造のダッシュフロントレインアッパ37により、フロントサイドフレーム16に入力された前突荷重を、車幅方向外方かつ後方へ斜め方向に伝達すべく構成している。
また、図3,図4に示すように、ダッシュロアパネル3の前部で、かつダッシュフロントレインアッパ37の下部には、キックアップフレーム20と車体側部のカウルサイドパネル27との間に車幅方向に延びるダッシュフロントレインロア39を設けている。
このダッシュフロントレインロア39は、その上端部39aをダッシュフロントレインアッパ37の下端部前面に溶接固定している。また、該ダッシュフロントレインロア39は、図5に示すように、その車幅方向内側にキックアップフレーム20に溶接されるフランジ39bを有すると共に車幅方向外側には、カウルサイドパネル27の前向きフランジ27bに溶接されるフランジ39cを有している。
図3,図4に示すように、上述のホイールエプロン29と、ダッシュフロントレインアッパ37と、ダッシュフロントレインロア39と、の3者により前輪の後方におけるホイールハウスWHを形成している。
さらに、図3,図4に示すように、ダッシュロアパネル3のスラント部3bの前下部において、キックアップフレーム20とサイドシル5とを車幅方向に連結するトルクボックス40を設け、このトルクボックス40とダッシュロアパネル3との間には閉断面41を形成している。
しかも、図1,図7〜図12に示すように、外向きフランジ28c,29c(図7,図8参照)と前向きフランジ27b,37b(図9〜図12参照)との溶接方向が変化する境界部α(図3,図5参照)を含んで上述のカウルサイドレイン28およびカウルサイドパネル27の車外側面には、これらの間に閉断面51を形成するカウルサイドパネルレイン50が橋渡しするように接合固定されている。
換言すれば、ダッシュフロントレインアッパ37と車幅方向で対向すべく上述のカウルサイドレイン28の縦面部28b、カウルサイドパネル27の車外側面には、当該カウルサイドレイン28およびカウルサイドパネル27との間に閉断面51を形成するようにカウルサイドパネルレイン50を溶接固定したものである。
図5,図7〜図12に示すように、上述のカウルサイドパネルレイン50はホイールアーチ形状に沿って斜め方向に延びるように形成されており、当該カウルサイドパネルレイン50は、車外側に位置する外面部50aと、この外面部50aの前端から車幅方向内側に延びる前面部50bと、外面部50aの後端から車幅方向内側に延びる後面部50cと、外面部50aの上端から車幅方向内側に延びる上面部50dと、前面部50bの車幅方向内側の端部から車両前方に延びる前部フランジ50eと、上面部50dの車幅方向内側の端部から上方に延びる上部フランジ50fと、後面部50cの車幅方向内側の端部から車両後方に延びる後部フランジ50gとを一体形成したものである。つまり、該カウルサイドパネルレイン50は、その水平方向の断面形状がハット状に形成されたものである。
図1に示すように、上述のカウルサイドパネルレイン50は斜め下方後方に延びてその下端部がサイドシル5の前部に連結されており、車両の前突時に、フロントサイドフレーム16からダッシュフロントレインアッパ37に入力された荷重を当該カウルサイドパネルレイン50を介して閉断面構造のサイドシル5の前部に伝達し、荷重の一部をキャブサイドに伝達し、以て、車体前部の変形を抑制すべく構成している。
また、図1に示すように、上述のカウルサイドパネルレイン50は斜め上方前方に延びて、その上端部がサスタワー34の後部近傍に位置しており、当該上端部がカウルサイドレイン28前端部とエプロンレインフォースメント32後端部のオーバラップ部分β(図4参照)に接続固定されており、エプロンレインフォースメント32またはカウルサイドレイン28に伝達される荷重の一部を、閉断面構造のカウルサイドパネルレイン50を介してサイドシル5に伝達して、荷重分散を図ると共に、当該カウルサイドパネルレイン50の閉断面構造により、サスペンションダンパからの入力によるカウルサイドレイン28の上方への変形を抑制すると共に、サスタワー34の倒れを防止すべく構成したものである。
さらに、図1に示すように、カウルサイドパネルレイン50の上部フランジ50fはカウルサイドレイン28に接合固定されている。
また、図7,図8に示すように、カウルサイドパネルレイン50の上部において前部フランジ50e、および後部フランジ50gはカウルサイドレイン28に接合固定されている。
図9〜図12に示すように、カウルサイドパネルレイン50の上下方向中間部乃至下部において、前部フランジ50eは、前向きフランジ27b,37bと3枚合せ構造にて溶接固定されると共に、後部フランジ50gはカウルサイドパネル27に溶接固定されている。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。
この実施例では車両衝突時に入力された前突荷重を車体全体で受けることができるので、その荷重伝達経路について説明する。
[荷重伝達経路1]
図1,図2に示すように、車両の前突時に、バンパレイン25およびクラッシュカン24を介して閉断面構造のフロントサイドフレーム16に入力された前突荷重は、当該フロントサイドフレーム16から高剛性のサスタワー34を介してエプロンレインフォースメント32に伝達されると共に、フロントサイドフレーム16からダッシュロアパネル3とバックボーンフレーム13の前部延長部13aとの間の閉断面14(図7参照)を介して、図2に点線矢印aで示すように当該バックボーンフレーム13およびトンネル部(図示せず)に荷重伝達されて、荷重分散を図ることができる。
[荷重伝達経路2]
フロントサイドフレーム16に入力された前突荷重は、図1,図2に点線矢印bで示すように、キックアップフレーム20を介してフロアパネル4下部における閉断面構造のフロアフレーム6に荷重伝達されて、荷重分散を図ることができる。
[荷重伝達経路3]
フロントサイドフレーム16に入力された前突荷重は、図1,図2に点線矢印cで示すように、ダッシュロアパネル3との間で閉断面38(図4,図11,図12参照)を形成するダッシュフロントレインアッパ37およびダッシュフロントレインロア39を介して、閉断面51構造のカウルサイドパネルレイン50に伝達された後に、当該カウルサイドパネルレイン50から図1に点線矢印dで示すように、閉断面構造のサイドシル5に荷重伝達されて、荷重分散を図ることができる。
[荷重伝達経路4]
一方で、シュラウドメンバ36からエプロンレインフォースメント32に入力された前突荷重は、その一部が図1に矢印eで示すように、閉断面51構造のカウルサイドパネルレイン50に伝達された後に、当該カウルサイドパネルレイン50から閉断面構造のサイドシル5に荷重伝達されて、荷重分散を図ると共に、エプロンレインフォースメント32に入力された前突荷重の他部は図1に矢印fで示すようにカウルサイドレイン28に伝達された後に、該カウルサイドレイン28からフロントピラー11(図1の矢印g参照)とヒンジピラー10(図1の矢印h参照)とに分散され、ヒンジピラー10に伝達された荷重は、さらにサイドシル5にも荷重伝達されて、荷重分散を図ることができる。
このように、車両衝突時に入力された前突荷重を車体全体で受けて、車体前部の変形を抑制することができる。このため、車両のさらなる小型コンパクト化が可能となる。
また、サスタワー34には前輪からの突き上げ荷重がサスペンションダンパを介して入力され、この入力荷重はエプロンレインフォースメント32に伝達されるが、上述のカウルサイドパネルレイン50をサスタワー34の後部近傍に位置するように、カウルサイドレイン28前部とエプロンレインフォースメント32後部とのオーバラップ部分β(図4参照)に接合固定しているので、このカウルサイドパネルレイン50により、サスタワー34の荷重入力による倒れを防止することができると共に、サスペンションダンパからの入力によるカウルサイドレイン28の上方への変形を抑制することができる。
このように、上記実施例の車両の前部車体構造は、車体側部の下側を形成するカウルサイドパネル27と、車体側部の上側を形成するカウルサイドレイン28と、前輪の後方においてホイールハウスWHの一部を形成するホイールエプロン29と、を備えた車両の前部車体構造であって、ダッシュロアパネル3の前部においてその車外側端部が上記カウルサイドパネル27に連結されたダッシュフロントレイン(ダッシュフロントレインアッパ37参照)を設け、車体側部の上側においてはカウルサイドレイン28とホイールエプロン29とがこれらの外向きフランジ28c,29cで互いに溶接固定されており、車体側部の下側においては上記カウルサイドパネル27と上記ダッシュフロントレイン(ダッシュフロントレインアッパ37参照)とがこれらの前向きフランジ27b,37bで互いに溶接固定されており、上記外向きフランジ28c,29cと上記前向きフランジ27b,37bとの溶接方向が変化する境界部αを含んで上記カウルサイドレイン28および上記カウルサイドパネル27の車外側面には、これらの間に閉断面51を形成するカウルサイドパネルレイン50を接合固定したものである(図1,図4,図5,図7,図9参照)。
この構成によれば、外向きフランジ28c,29cと前向きフランジ27b,37bとの溶接方向が変化する境界部αを含んでカウルサイドレイン28およびカウルサイドパネル27の車外側面に、これら両者27,28を橋渡しすべく閉断面51構造を形成するカウルサイドパネルレイン50を接合固定したので、このカウルサイドパネルレイン50により、サスペンションダンパからの入力によるカウルサイドレイン28の上方への変形抑制と、サスタワー34の倒れ防止との両立を図ることができると共に、ホイールハウスWHの溶接方向変化点(つまり境界部α)に生ずる溶接不可部分の補強を、上記カウルサイドパネルレイン50にて同時に行うことができる。
この発明の一実施形態においては、上記カウルサイドパネルレイン50は斜め下方後方に延びてその下端部がサイドシル5に連結されたものである(図1参照)。
この構成によれば、車両の前突時に、前突荷重を上記閉断面構造のカウルサイドパネルレイン50を介してサイドシル5に荷重伝達して、荷重分散を図ることができるので、前突荷重の一部をキャブサイドに伝達し、よって車体前部の変形を抑制することができる。
この発明の一実施形態においては、上記ダッシュフロントレイン(ダッシュフロントレインアッパ37参照)は、上記カウルサイドパネル27とフロントサイドフレーム16との間に接続されて車幅方向に延在するものである(図9参照)。
この構成によれば、車両の前突時に、フロントサイドフレーム16に入力された前突荷重を、ダッシュフロントレイン(ダッシュフロントレインアッパ37参照)を介してカウルサイドパネル27および閉断面構造のカウルサイドパネルレイン50やサイドシル5に伝達して、荷重分散を図ることができる。
これにより、車体前部の変形をより一層確実に抑制することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のダッシュフロントレインは、実施例のダッシュフロントレインアッパに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、車体側部の下側を形成するカウルサイドパネルと、車体側部の上側を形成するカウルサイドレインと、前輪の後方においてホイールハウスの一部を形成するホイールエプロンと、を備えた車両の前部車体構造について有用である。
3…ダッシュロアパネル
5…サイドシル
16…フロントサイドフレーム
27…カウルサイドパネル
27b,37b…前向きフランジ
28…カウルサイドレイン
28c,29c…外向きフランジ
29…ホイールエプロン
37…ダッシュフロントレインアッパ(ダッシュフロントレイン)
50…カウルサイドパネルレイン
51…閉断面
WH…ホイールハウス
α…境界部

Claims (3)

  1. 車体側部の下側を形成するカウルサイドパネルと、
    車体側部の上側を形成するカウルサイドレインと、
    前輪の後方においてホイールハウスの一部を形成するホイールエプロンと、を備えた
    車両の前部車体構造であって、
    ダッシュロアパネルの前部においてその車外側端部が上記カウルサイドパネルに連結されたダッシュフロントレインを設け、
    車体側部の上側においてはカウルサイドレインとホイールエプロンとがこれらの外向きフランジ同士で互いに溶接固定されると共に
    車体側部の下側においては上記カウルサイドパネルと上記ダッシュフロントレインとがこれらの前向きフランジ同士で互いに溶接固定されており、
    上記外向きフランジと上記前向きフランジとの溶接方向が変化して溶接不可部分となる境界部を含んで上記カウルサイドレインおよび上記カウルサイドパネルの車外側面には、これらの間に閉断面を形成するカウルサイドパネルレインを接合固定し
    該閉断面構造のカウルサイドパネルレインにて、上記カウルサイドレインと上記カウルサイドパネルとを橋渡しした
    車両の前部車体構造。
  2. 上記カウルサイドパネルレインは斜め下方後方に延びてその下端部がサイドシルに連結された
    請求項1記載の車両の前部車体構造。
  3. 上記ダッシュフロントレインは、上記カウルサイドパネルとフロントサイドフレームとの間に接続されて車幅方向に延在する
    請求項1または2記載の車両の前部車体構造。
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