JP4244107B2 - ナビゲーション装置の目的地情報検索方法、及びナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置の目的地情報検索方法、及びナビゲーション装置に係わり、特に複数のターミナルを有する乗り物の発着場が目的地の場合、該発着場に乗入れている旅客輸送会社に対応するターミナルを通知するナビゲーション装置の目的地情報検索方法、及びナビゲーション装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両の走行案内を行い、ユーザーが所望の目的地に到達できるようにしたナビゲーション装置は、車両の位置を検出して、ＤＶＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体から車両位置周辺の地図データを読み出し、該地図データに基づき地図画像をディスプレイ画面に描画するとともに該地図画像上の所定箇所に車両位置マーク（自車位置マーク）を重ねて描画する。そして、車両の移動により現在位置が変化するに従い、画面の自車位置マークを移動したり、或いは自車位置マークを画面中央等の所定位置に固定にし地図をスクロールして、常に、車両位置周辺の地図情報が一目で判るようになっている。かかるナビゲーション装置は、出発地から目的地までの誘導経路を探索し、該誘導経路を地図上に表示するとともに交差点案内（交差点拡大図、進行方向の表示）を行う経路誘導機能を備えている。
【０００３】
従来のナビゲーション装置の目的地情報検索方法においては、例えば、空港が目的地として入力された場合、まず、電話番号検索やジャンル別のリストＪＬ（図１１（ａ））をディスプレイＤＰＬに表示する。次に、ユーザーにより空港が選択されると、図１１（ｂ）に示すように、空港リストＡＰＬを表示し、ついで、所望の空港が選択されると、図１１（ｃ）に示すように、該空港の発着ターミナルリストＴＬを表示する。しかる後、所望の発着ターミナルが選択されると、図１１（ｄ）に示すように、目的地である空港ＴＧＴを中心として該空港周辺の地図を表示する。そして、表示した空港周辺の地図を用いて、目的地設定や、地点登録を行うことができるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のナビゲーション装置の目的地情報検索方法では、例えば、目的地として空港を入力した場合でも空港に乗り入れている各航空会社に対応した発着ターミナルを通知させることができないので、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着ターミナルを航空会社に問い合わせしたりしなければならず不便であった。
又、発着便に関する情報を通知させることができないので、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着便に関する情報を航空会社に問い合わせしたりしなければならず不便であった。
【０００５】
以上から、本発明の第１の目的は、旅客輸送会社の発着場が目的地として入力された場合、目的地検索時に旅客輸送会社を選択できるようにし、利用する旅客輸送会社を選択することで、所望の発着場のターミナルを容易に通知できるようにすることである。
本発明の第２の目的は、旅客輸送会社の発着場が目的地として入力された場合、目的地検索時に旅客輸送会社の発着便名を選択できるようにし、利用する旅客輸送会社の発着便名を選択することで、所望の発着便名に関する情報を提供できるようにすることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該会社に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【０００７】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、前記検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを調べ、ターミナルが複数あった場合に、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知することにより達成される。
【０００８】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【０００９】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、前記検索した発着場の情報に基づいて、旅客輸送会社が複数あるか否かを調べ、旅客輸送会社が複数あった場合に、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知することにより達成される。
【００１０】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルを記憶する記憶手段、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記記憶手段を用いて該発着場を検索し、さらに該検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを検索する検索手段、該検索手段により検索した結果、ターミナルが複数あった場合、さらに前記発着場の情報により該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を調べて、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知する制御手段を備えることにより達成される。
【００１１】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルを記憶する記憶手段、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記記憶手段を用いて該発着場を検索し、更に、該検索した発着場の情報に基づいて該発着場に乗り入れている旅客輸送会社が複数あるか否かを検索する検索手段、該検索手段により検索した結果、旅客輸送会社が複数あった場合、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知する制御手段を備えることにより達成される。
【００１２】
上記第２の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを調べ、ターミナルが複数あった場合、さらに前記発着場の情報により該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を調べて、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、外部より入手した該旅客輸送会社に関する発着情報を通知し、該通知された発着情報の中から所望の発着便が選択された場合、該発着便に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【００１３】
又、上記第２の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該検索した発着場の情報に基づいて該発着場に乗り入れている旅客輸送会社が複数あるか否かを調べ、旅客輸送会社が複数あった場合、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、外部より入手した該旅客輸送会社に対応する発着情報を通知し、該通知された発着情報の中から所望の発着便が選択された場合、該発着便に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【００１４】
【発明の実施の形態】
（Ａ）本発明の概略説明
（ａ）本発明の第１の概略説明
図１は本発明の第１の概略説明図であり、目的地として空港を入力する場合の説明である。ＤＰＬはディスプレイ、ＪＬは遊園地、駅、空港等のジャンルを有するジャンルリスト、ＡＰＬは山形空港、仙台空港等の空港名を有する空港リスト、ＡＣＬは空港に乗り入れている航空会社名を有する航空会社リスト、ＭＳＧは発着ターミナル名を表示する発着ターミナル名表示ウィンドウ、ＣＳＲはカーソル、ＴＧＴは目的地である空港である。
【００１５】
本発明に係るナビゲーション装置の目的地情報検索方法では、まず、ジャンルリストＪＬ（図１（ａ））を表示する。ついで、ジャンルリストＪＬより、空港が選択されると、空港リストＡＰＬ（図１（ｂ））を表示する。次に表示した空港リストＡＰＬから所望の空港が選択されると、選択された空港に複数の発着ターミナルがあるか調べ、ある場合、該空港に乗り入れている航空会社を調べ、航空会社リストＡＣＬ（図１（ｃ））を表示する。ついで、表示した航空会社リストＡＣＬから、所望の航空会社が選択されると、該航空会社に対応する発着ターミナル名を発着ターミナル名表示ウィンドウＭＳＧ（図１（ｄ））に表示すると共に、目的地である空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示する。尚、目的地として空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示するかわりに、発着ターミナルの入口や、前記ターミナル近傍の駐車場を表示してもよい。
【００１６】
（ｂ）本発明の第２の概略説明
図２は、本発明の第２の概略説明図であり、目的地として空港を入力する場合の説明である。ＤＰＬはディスプレイ、ＪＬは遊園地、駅、空港等のジャンルを有するジャンルリスト、ＡＰＬは山形空港、仙台空港等の空港名を有する空港リスト、ＡＣＬは空港に乗り入れている航空会社名を有する航空会社リスト、ＦＬは航空会社に対応する便名リスト、ＭＳＧは発着ターミナル名やその他の情報を表示する情報表示ウィンドウ、ＣＳＲはカーソル、ＴＧＴは目的地である空港である。
【００１７】
本発明に係るナビゲーション装置の目的地情報検索方法では、まず、ジャンルリストＪＬ（図２（ａ））を表示する。ついで、ジャンルリストＪＬより、空港が選択されると、空港リストＡＰＬ（図２（ｂ））を表示する。次に表示した空港リストＡＰＬから所望の空港が選択されると、選択された空港に複数の発着ターミナルがあるか調べ、ある場合、該空港に乗り入れている航空会社を調べ、航空会社リストＡＣＬ（図２（ｃ））を表示する。ついで、表示した航空会社リストＡＣＬから、所望の航空会社が選択されると、該航空会社に対応する便名や発着ターミナル名、その他の情報を外部より入手し、入手した情報より、便名リストＦＬ（図２（ｄ））を表示する。次に、表示した便名リストＦＬから所望の便名が選択されると情報表示ウィンドウＭＳＧ（図２（ｅ））に発着ターミナル名やその他の情報を表示すると共に、目的地である空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示する。尚、目的地として空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示するかわりに、発着ターミナルの入口や、前記ターミナル近傍の駐車場を表示してもよい。
【００１８】
（Ｂ）本発明の第１実施例
（ａ）本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成
図３は本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成図である。図中、１１は地図情報を記憶する地図記憶媒体で、例えばＤＶＤ−ＲＯＭ、１２はＤＶＤ−ＲＯＭ１１からの地図情報の読み取りを制御するＤＶＤ−ＲＯＭ制御部、１３は車両の現在位置を測定する車両位置測定装置であり、移動距離を検出する車速センサー、移動方位を検出する角速度センサー、ＧＰＳレシーバ、位置計算用ＣＰＵ等で構成されている。１４はＤＶＤ−ＲＯＭ１１から読み出した地図情報を記憶する地図情報メモリ、１５はメニュー選択操作、拡大／縮小操作、手動地図スクロール等の操作を行うリモコン、１６はリモコンインターフェースである。
【００１９】
１７はナビゲーション装置全体を制御するプロセッサ（ＣＰＵ）であり、リモコン１５からの操作指示により各種制御を行う。１８は各種プログラム（誘導経路探索プログラム等）を記憶するＲＯＭ、１９は各種プログラムによる処理結果（経路探索結果等）を記憶するＲＡＭ、２０は各空港の位置や航空会社の情報を記憶する空港・航空会社データベース、２１は地図画像を発生する地図画像発生部、２２は地図画像発生部２１が発生した地図画像を記憶するビデオＲＡＭ、２３は目的地検索等のメニュー画像を発生するメニュー画像発生部、２４は探索された誘導経路を発生する誘導経路発生部、２５は自車位置マーク等を発生するマーク発生部、２６は各種画像を合成して出力する画像合成部、２７は画像合成部２６から出力される画像を表示する表示装置（ディスプレイ）、２８はバスである。
【００２０】
（ｂ）空港・航空会社データベース
空港・航空会社データベース２０はＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶された地図情報中の、空港名に対応させて、空港の位置や航空会社の情報等を記憶する。すなわち、図４に示すように、空港・航空会社データベースは階層構造になっており、空港データベースＡＤＢ１には、航空会社毎に、空港位置、複数ターミナルの有無を示す複数ターミナルフラグ、該空港名に対応する航空会社のデータ位置を示すポインタが格納され、航空会社データベースＡＤＢ２には航空会社名と該航空会社に対応する発着ターミナル名が格納されている。
【００２１】
（ｃ）本発明第１実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図５は本発明第１実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。まず、ユーザーによりリモコン１５のメニュー選択操作において、目的地情報検索キー（図示せず）が押圧されると、プロセッサ１７は図１（ａ）に示すジャンルリストＪＬをＤＶＤ−ＲＯＭ１１から読み出し、表示装置２７に表示する（ステップ１０１）。その後、ユーザーにより該リストＪＬから空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０２）、空港が選択された場合は、図１（ｂ）に示す空港リストＡＰＬを表示する（ステップ１０３）。ついで、ユーザーにより該リストＡＰＬ中から所望の空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０４）、選択されていない場合は、ステップ１０３に戻り、引き続き空港リストＡＰＬの表示を続ける。一方、所望の空港が選択された場合は、選択された該空港に複数の発着ターミナルがあるか否かを空港・航空会社データベース２０より調べる（ステップ１０５）。
【００２２】
複数の発着ターミナルがある場合は、該空港に乗り入れている航空会社を空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｃ）に示すように、航空会社リストＡＣＬとして表示する（ステップ１０６）。次に、表示した航空会社リストＡＣＬより所望の航空会社が選択されたか否かを判定し（ステップ１０７）、選択されていない場合は、ステップ１０６に戻り、引き続き航空会社リストＡＣＬの表示を続ける。
【００２３】
一方、所望の航空会社が選択されたときは、選択された該航空会社に対応する発着ターミナルを、空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｄ）に示すように、該航空会社の発着ターミナル名と共に該ターミナル及びその周辺の地図を表示する（ステップ１０８）。ステップ１０２において、空港でなければ通常の目的地設定処理を引き続き行う（ステップ１０９）。又、ステップ１０５において、選択された空港に複数の発着ターミナルがない場合は、該空港と周辺の地図を表示する（ステップ１１０）。
この後、目的地設定をして経路案内を行うことや、地点登録を行うことができる。
【００２４】
（Ｃ）本発明の第２実施例
（ａ）本発明第２実施例のナビゲーション装置の構成
ナビゲーション装置の構成は図３と同様であり、又、表示例は図１と同様である。
（ｂ）空港・航空会社データベース
図６は空港・航空会社データベース２０であり、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶された地図情報中の、空港名に対応させて、空港の位置や航空会社の情報等を記憶する。すなわち、空港・航空会社データベース２０は階層構造になっており、空港データベースＡＤＢ３には、航空会社毎に、空港位置、複数の乗り入れ航空会社の有無を示す複数乗り入れ航空会社フラグ、該空港名に対応する航空会社のデータ位置を示すポインタが格納され、航空会社データベースＡＤＢ４には航空会社名と該航空会社に対応する発着ターミナル名が格納されている。
【００２５】
（ｃ）本発明第２実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図７は本発明第２実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートであり、図５と同一の処理には、同一のステップ番号を付してある。
まず、ユーザーによりリモコン１５のメニュー選択操作において、目的地情報検索キー（図示せず）が押圧されると、プロセッサ１７は図１（ａ）に示すようにジャンルリストＪＬをＤＶＤ−ＲＯＭ１１から読み出し、表示装置２７に表示する（ステップ１０１）。その後、ユーザーにより該リストＪＬから空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０２）、空港が選択された場合は、図１（ｂ）に示すような空港リストＡＰＬを表示する（ステップ１０３）。ついで、該リストＡＰＬ中から所望の空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０４）、選択されていない場合は、ステップ１０３に戻り、引き続き空港リストＡＰＬの表示を続ける。一方、所望の空港が選択された場合は、選択された該空港に複数の乗り入れ航空会社があるか否かを空港・航空会社データベース２０より調べる（ステップ２０５）。複数の乗り入れ航空会社がある場合は、該空港に乗り入れている航空会社を空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｃ）に示すように、航空会社リストＡＣＬとして表示する（ステップ１０６）。
【００２６】
次に、表示した航空会社リストＡＣＬより所望の航空会社が選択されたか否かを判定し（ステップ１０７）、選択されていない場合は、ステップ１０６に戻り、引き続き航空会社リストＡＣＬの表示を続ける。一方、所望の航空会社が選択された場合は、選択された該航空会社に対応する発着ターミナルを、空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｄ）に示すように、該航空会社の発着ターミナル名と共に該ターミナル、及びその周辺の地図を表示する（ステップ１０８）。
【００２７】
ステップ１０２において、空港でなければ通常の目的地設定処理を引き続き行う（ステップ１０９）。ステップ２０５において、選択された空港に複数の乗り入れ航空会社が存在しない場合は、該空港とその周辺の地図を表示する（ステップ１１０）。
この後、目的地設定をして経路案内を行うことや、地点登録を行うことができる。尚、本発明の実施例１、実施例２において、空港の情報により求めた航空会社や該航空会社に対応した発着ターミナルを表示させるようにしたが、音声等で知らせても良い。
【００２８】
（Ｄ）本発明の第３実施例
（ａ）本発明第３実施例のナビゲーション装置の構成
図８は本発明第３実施例のナビゲーション装置の構成図であり、図３の構成に外部より発着便名等の情報を入手する送受信部２９が追加されている。
【００２９】
（ｂ）本発明第３実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図９は本発明第３実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートであり、図５と同一の処理には、同一のステップ番号を付してある。尚ステップ１０７までの処理は第１実施例と同様であるので説明を省略する。
まず、ステップ１０７において、所望の航空会社が選択された場合、送受信部２９は外部に対し選択された航空会社の発着便名等の情報を要求し、入手する（ステップ３０８）。ついで入手した情報より発着便名を表示装置２７へ図２（ｄ）に示すように表示し（ステップ３０９）、表示した発着便名より所望の発着便名が選択されたか、否かを判定する（ステップ３１０）。ステップ３１０において、所望の発着便名が選択されない場合はステップ３０９の処理を行ない、所望の発着便名が選択されたときは選択された発着便名の発着ターミナル名、その他の情報、例えば発着時間、及び該ターミナル及びその周辺の地図を表示する（ステップ３１１）。
【００３０】
この後、目的地設定をして経路案内を行うことや、地点登録を行うことができる。
【００３１】
（Ｅ）本発明の第４実施例
（ａ）本発明第４実施例のナビゲーション装置の構成
ナビゲーション装置の構成は図８と同様であり、又、表示例は図２と同様である。
【００３２】
（ｂ）本発明第４実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図１０は本発明第４実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。又、第３実施例（図９）と同一の処理には、同一のステップ番号を付してあり、第３実施例のステップ１０５においては選択された空港に複数の発着ターミナルがあるか、否かの判定を行なっているが、本実施例では選択された空港に複数の航空会社が乗り入れているか、否かを判定している（ステップ２０５）。
【００３３】
尚、本発明の実施例３、実施例４において、航空会社名や発着便名や発着ターミナル名を表示させるようにしたが、音声等で知らせても良い。
【００３４】
又、本発明では一例として空港が目的地の場合について説明したが、電車の駅、バスの乗り場、港等であっても実現可能である。
その場合、航空会社は、鉄道会社、バス会社、船舶会社に相当する。
【００３５】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着ターミナルを航空会社に問い合わせることなく所望の航空会社に対応する正確な発着ターミナルを容易に知ることができる。
【００３６】
又、本発明によれば、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着便に関する情報を航空会社に問い合わせることなく所望の発着便名に関する情報を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の概略説明図である。
【図２】本発明の第２の概略説明図である。
【図３】本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成である。
【図４】本発明第１実施例の空港・航空会社データベースの説明図である。
【図５】本発明第１実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図６】本発明第２実施例の空港・航空会社データベースの説明図である。
【図７】本発明第２実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図８】本発明第３実施例のナビゲーション装置の構成である。
【図９】本発明第３実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図１０】本発明第４実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図１１】従来のナビゲーション装置の目的地情報検索方法の説明図である。
【符号の説明】
ＤＰＬ・・ディスプレイ
ＪＬ・・ジャンルリスト
ＡＰＬ・・空港リスト
ＡＣＬ・・航空会社リスト
ＴＧＴ・・目的地である空港
ＭＳＧ・・発着ターミナル名表示ウィンドウ
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置の目的地情報検索方法、及びナビゲーション装置に係わり、特に複数のターミナルを有する乗り物の発着場が目的地の場合、該発着場に乗入れている旅客輸送会社に対応するターミナルを通知するナビゲーション装置の目的地情報検索方法、及びナビゲーション装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両の走行案内を行い、ユーザーが所望の目的地に到達できるようにしたナビゲーション装置は、車両の位置を検出して、ＤＶＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体から車両位置周辺の地図データを読み出し、該地図データに基づき地図画像をディスプレイ画面に描画するとともに該地図画像上の所定箇所に車両位置マーク（自車位置マーク）を重ねて描画する。そして、車両の移動により現在位置が変化するに従い、画面の自車位置マークを移動したり、或いは自車位置マークを画面中央等の所定位置に固定にし地図をスクロールして、常に、車両位置周辺の地図情報が一目で判るようになっている。かかるナビゲーション装置は、出発地から目的地までの誘導経路を探索し、該誘導経路を地図上に表示するとともに交差点案内（交差点拡大図、進行方向の表示）を行う経路誘導機能を備えている。
【０００３】
従来のナビゲーション装置の目的地情報検索方法においては、例えば、空港が目的地として入力された場合、まず、電話番号検索やジャンル別のリストＪＬ（図１１（ａ））をディスプレイＤＰＬに表示する。次に、ユーザーにより空港が選択されると、図１１（ｂ）に示すように、空港リストＡＰＬを表示し、ついで、所望の空港が選択されると、図１１（ｃ）に示すように、該空港の発着ターミナルリストＴＬを表示する。しかる後、所望の発着ターミナルが選択されると、図１１（ｄ）に示すように、目的地である空港ＴＧＴを中心として該空港周辺の地図を表示する。そして、表示した空港周辺の地図を用いて、目的地設定や、地点登録を行うことができるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のナビゲーション装置の目的地情報検索方法では、例えば、目的地として空港を入力した場合でも空港に乗り入れている各航空会社に対応した発着ターミナルを通知させることができないので、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着ターミナルを航空会社に問い合わせしたりしなければならず不便であった。
又、発着便に関する情報を通知させることができないので、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着便に関する情報を航空会社に問い合わせしたりしなければならず不便であった。
【０００５】
以上から、本発明の第１の目的は、旅客輸送会社の発着場が目的地として入力された場合、目的地検索時に旅客輸送会社を選択できるようにし、利用する旅客輸送会社を選択することで、所望の発着場のターミナルを容易に通知できるようにすることである。
本発明の第２の目的は、旅客輸送会社の発着場が目的地として入力された場合、目的地検索時に旅客輸送会社の発着便名を選択できるようにし、利用する旅客輸送会社の発着便名を選択することで、所望の発着便名に関する情報を提供できるようにすることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該会社に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【０００７】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、前記検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを調べ、ターミナルが複数あった場合に、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知することにより達成される。
【０００８】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【０００９】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、前記検索した発着場の情報に基づいて、旅客輸送会社が複数あるか否かを調べ、旅客輸送会社が複数あった場合に、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知することにより達成される。
【００１０】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルを記憶する記憶手段、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記記憶手段を用いて該発着場を検索し、さらに該検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを検索する検索手段、該検索手段により検索した結果、ターミナルが複数あった場合、さらに前記発着場の情報により該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を調べて、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知する制御手段を備えることにより達成される。
【００１１】
又、上記第１の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルを記憶する記憶手段、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記記憶手段を用いて該発着場を検索し、更に、該検索した発着場の情報に基づいて該発着場に乗り入れている旅客輸送会社が複数あるか否かを検索する検索手段、該検索手段により検索した結果、旅客輸送会社が複数あった場合、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知する制御手段を備えることにより達成される。
【００１２】
上記第２の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを調べ、ターミナルが複数あった場合、さらに前記発着場の情報により該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を調べて、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、外部より入手した該旅客輸送会社に関する発着情報を通知し、該通知された発着情報の中から所望の発着便が選択された場合、該発着便に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【００１３】
又、上記第２の課題は、本発明によれば、予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、該検索した発着場の情報に基づいて該発着場に乗り入れている旅客輸送会社が複数あるか否かを調べ、旅客輸送会社が複数あった場合、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、外部より入手した該旅客輸送会社に対応する発着情報を通知し、該通知された発着情報の中から所望の発着便が選択された場合、該発着便に対応するターミナルを通知することにより達成される。
【００１４】
【発明の実施の形態】
（Ａ）本発明の概略説明
（ａ）本発明の第１の概略説明
図１は本発明の第１の概略説明図であり、目的地として空港を入力する場合の説明である。ＤＰＬはディスプレイ、ＪＬは遊園地、駅、空港等のジャンルを有するジャンルリスト、ＡＰＬは山形空港、仙台空港等の空港名を有する空港リスト、ＡＣＬは空港に乗り入れている航空会社名を有する航空会社リスト、ＭＳＧは発着ターミナル名を表示する発着ターミナル名表示ウィンドウ、ＣＳＲはカーソル、ＴＧＴは目的地である空港である。
【００１５】
本発明に係るナビゲーション装置の目的地情報検索方法では、まず、ジャンルリストＪＬ（図１（ａ））を表示する。ついで、ジャンルリストＪＬより、空港が選択されると、空港リストＡＰＬ（図１（ｂ））を表示する。次に表示した空港リストＡＰＬから所望の空港が選択されると、選択された空港に複数の発着ターミナルがあるか調べ、ある場合、該空港に乗り入れている航空会社を調べ、航空会社リストＡＣＬ（図１（ｃ））を表示する。ついで、表示した航空会社リストＡＣＬから、所望の航空会社が選択されると、該航空会社に対応する発着ターミナル名を発着ターミナル名表示ウィンドウＭＳＧ（図１（ｄ））に表示すると共に、目的地である空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示する。尚、目的地として空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示するかわりに、発着ターミナルの入口や、前記ターミナル近傍の駐車場を表示してもよい。
【００１６】
（ｂ）本発明の第２の概略説明
図２は、本発明の第２の概略説明図であり、目的地として空港を入力する場合の説明である。ＤＰＬはディスプレイ、ＪＬは遊園地、駅、空港等のジャンルを有するジャンルリスト、ＡＰＬは山形空港、仙台空港等の空港名を有する空港リスト、ＡＣＬは空港に乗り入れている航空会社名を有する航空会社リスト、ＦＬは航空会社に対応する便名リスト、ＭＳＧは発着ターミナル名やその他の情報を表示する情報表示ウィンドウ、ＣＳＲはカーソル、ＴＧＴは目的地である空港である。
【００１７】
本発明に係るナビゲーション装置の目的地情報検索方法では、まず、ジャンルリストＪＬ（図２（ａ））を表示する。ついで、ジャンルリストＪＬより、空港が選択されると、空港リストＡＰＬ（図２（ｂ））を表示する。次に表示した空港リストＡＰＬから所望の空港が選択されると、選択された空港に複数の発着ターミナルがあるか調べ、ある場合、該空港に乗り入れている航空会社を調べ、航空会社リストＡＣＬ（図２（ｃ））を表示する。ついで、表示した航空会社リストＡＣＬから、所望の航空会社が選択されると、該航空会社に対応する便名や発着ターミナル名、その他の情報を外部より入手し、入手した情報より、便名リストＦＬ（図２（ｄ））を表示する。次に、表示した便名リストＦＬから所望の便名が選択されると情報表示ウィンドウＭＳＧ（図２（ｅ））に発着ターミナル名やその他の情報を表示すると共に、目的地である空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示する。尚、目的地として空港ＴＧＴと周辺の地図をカーソルＣＳＲを中心にして表示するかわりに、発着ターミナルの入口や、前記ターミナル近傍の駐車場を表示してもよい。
【００１８】
（Ｂ）本発明の第１実施例
（ａ）本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成
図３は本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成図である。図中、１１は地図情報を記憶する地図記憶媒体で、例えばＤＶＤ−ＲＯＭ、１２はＤＶＤ−ＲＯＭ１１からの地図情報の読み取りを制御するＤＶＤ−ＲＯＭ制御部、１３は車両の現在位置を測定する車両位置測定装置であり、移動距離を検出する車速センサー、移動方位を検出する角速度センサー、ＧＰＳレシーバ、位置計算用ＣＰＵ等で構成されている。１４はＤＶＤ−ＲＯＭ１１から読み出した地図情報を記憶する地図情報メモリ、１５はメニュー選択操作、拡大／縮小操作、手動地図スクロール等の操作を行うリモコン、１６はリモコンインターフェースである。
【００１９】
１７はナビゲーション装置全体を制御するプロセッサ（ＣＰＵ）であり、リモコン１５からの操作指示により各種制御を行う。１８は各種プログラム（誘導経路探索プログラム等）を記憶するＲＯＭ、１９は各種プログラムによる処理結果（経路探索結果等）を記憶するＲＡＭ、２０は各空港の位置や航空会社の情報を記憶する空港・航空会社データベース、２１は地図画像を発生する地図画像発生部、２２は地図画像発生部２１が発生した地図画像を記憶するビデオＲＡＭ、２３は目的地検索等のメニュー画像を発生するメニュー画像発生部、２４は探索された誘導経路を発生する誘導経路発生部、２５は自車位置マーク等を発生するマーク発生部、２６は各種画像を合成して出力する画像合成部、２７は画像合成部２６から出力される画像を表示する表示装置（ディスプレイ）、２８はバスである。
【００２０】
（ｂ）空港・航空会社データベース
空港・航空会社データベース２０はＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶された地図情報中の、空港名に対応させて、空港の位置や航空会社の情報等を記憶する。すなわち、図４に示すように、空港・航空会社データベースは階層構造になっており、空港データベースＡＤＢ１には、航空会社毎に、空港位置、複数ターミナルの有無を示す複数ターミナルフラグ、該空港名に対応する航空会社のデータ位置を示すポインタが格納され、航空会社データベースＡＤＢ２には航空会社名と該航空会社に対応する発着ターミナル名が格納されている。
【００２１】
（ｃ）本発明第１実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図５は本発明第１実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。まず、ユーザーによりリモコン１５のメニュー選択操作において、目的地情報検索キー（図示せず）が押圧されると、プロセッサ１７は図１（ａ）に示すジャンルリストＪＬをＤＶＤ−ＲＯＭ１１から読み出し、表示装置２７に表示する（ステップ１０１）。その後、ユーザーにより該リストＪＬから空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０２）、空港が選択された場合は、図１（ｂ）に示す空港リストＡＰＬを表示する（ステップ１０３）。ついで、ユーザーにより該リストＡＰＬ中から所望の空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０４）、選択されていない場合は、ステップ１０３に戻り、引き続き空港リストＡＰＬの表示を続ける。一方、所望の空港が選択された場合は、選択された該空港に複数の発着ターミナルがあるか否かを空港・航空会社データベース２０より調べる（ステップ１０５）。
【００２２】
複数の発着ターミナルがある場合は、該空港に乗り入れている航空会社を空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｃ）に示すように、航空会社リストＡＣＬとして表示する（ステップ１０６）。次に、表示した航空会社リストＡＣＬより所望の航空会社が選択されたか否かを判定し（ステップ１０７）、選択されていない場合は、ステップ１０６に戻り、引き続き航空会社リストＡＣＬの表示を続ける。
【００２３】
一方、所望の航空会社が選択されたときは、選択された該航空会社に対応する発着ターミナルを、空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｄ）に示すように、該航空会社の発着ターミナル名と共に該ターミナル及びその周辺の地図を表示する（ステップ１０８）。ステップ１０２において、空港でなければ通常の目的地設定処理を引き続き行う（ステップ１０９）。又、ステップ１０５において、選択された空港に複数の発着ターミナルがない場合は、該空港と周辺の地図を表示する（ステップ１１０）。
この後、目的地設定をして経路案内を行うことや、地点登録を行うことができる。
【００２４】
（Ｃ）本発明の第２実施例
（ａ）本発明第２実施例のナビゲーション装置の構成
ナビゲーション装置の構成は図３と同様であり、又、表示例は図１と同様である。
（ｂ）空港・航空会社データベース
図６は空港・航空会社データベース２０であり、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶された地図情報中の、空港名に対応させて、空港の位置や航空会社の情報等を記憶する。すなわち、空港・航空会社データベース２０は階層構造になっており、空港データベースＡＤＢ３には、航空会社毎に、空港位置、複数の乗り入れ航空会社の有無を示す複数乗り入れ航空会社フラグ、該空港名に対応する航空会社のデータ位置を示すポインタが格納され、航空会社データベースＡＤＢ４には航空会社名と該航空会社に対応する発着ターミナル名が格納されている。
【００２５】
（ｃ）本発明第２実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図７は本発明第２実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートであり、図５と同一の処理には、同一のステップ番号を付してある。
まず、ユーザーによりリモコン１５のメニュー選択操作において、目的地情報検索キー（図示せず）が押圧されると、プロセッサ１７は図１（ａ）に示すようにジャンルリストＪＬをＤＶＤ−ＲＯＭ１１から読み出し、表示装置２７に表示する（ステップ１０１）。その後、ユーザーにより該リストＪＬから空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０２）、空港が選択された場合は、図１（ｂ）に示すような空港リストＡＰＬを表示する（ステップ１０３）。ついで、該リストＡＰＬ中から所望の空港が選択されたか否かを判定し（ステップ１０４）、選択されていない場合は、ステップ１０３に戻り、引き続き空港リストＡＰＬの表示を続ける。一方、所望の空港が選択された場合は、選択された該空港に複数の乗り入れ航空会社があるか否かを空港・航空会社データベース２０より調べる（ステップ２０５）。複数の乗り入れ航空会社がある場合は、該空港に乗り入れている航空会社を空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｃ）に示すように、航空会社リストＡＣＬとして表示する（ステップ１０６）。
【００２６】
次に、表示した航空会社リストＡＣＬより所望の航空会社が選択されたか否かを判定し（ステップ１０７）、選択されていない場合は、ステップ１０６に戻り、引き続き航空会社リストＡＣＬの表示を続ける。一方、所望の航空会社が選択された場合は、選択された該航空会社に対応する発着ターミナルを、空港・航空会社データベース２０より調べ、図１（ｄ）に示すように、該航空会社の発着ターミナル名と共に該ターミナル、及びその周辺の地図を表示する（ステップ１０８）。
【００２７】
ステップ１０２において、空港でなければ通常の目的地設定処理を引き続き行う（ステップ１０９）。ステップ２０５において、選択された空港に複数の乗り入れ航空会社が存在しない場合は、該空港とその周辺の地図を表示する（ステップ１１０）。
この後、目的地設定をして経路案内を行うことや、地点登録を行うことができる。尚、本発明の実施例１、実施例２において、空港の情報により求めた航空会社や該航空会社に対応した発着ターミナルを表示させるようにしたが、音声等で知らせても良い。
【００２８】
（Ｄ）本発明の第３実施例
（ａ）本発明第３実施例のナビゲーション装置の構成
図８は本発明第３実施例のナビゲーション装置の構成図であり、図３の構成に外部より発着便名等の情報を入手する送受信部２９が追加されている。
【００２９】
（ｂ）本発明第３実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図９は本発明第３実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートであり、図５と同一の処理には、同一のステップ番号を付してある。尚ステップ１０７までの処理は第１実施例と同様であるので説明を省略する。
まず、ステップ１０７において、所望の航空会社が選択された場合、送受信部２９は外部に対し選択された航空会社の発着便名等の情報を要求し、入手する（ステップ３０８）。ついで入手した情報より発着便名を表示装置２７へ図２（ｄ）に示すように表示し（ステップ３０９）、表示した発着便名より所望の発着便名が選択されたか、否かを判定する（ステップ３１０）。ステップ３１０において、所望の発着便名が選択されない場合はステップ３０９の処理を行ない、所望の発着便名が選択されたときは選択された発着便名の発着ターミナル名、その他の情報、例えば発着時間、及び該ターミナル及びその周辺の地図を表示する（ステップ３１１）。
【００３０】
この後、目的地設定をして経路案内を行うことや、地点登録を行うことができる。
【００３１】
（Ｅ）本発明の第４実施例
（ａ）本発明第４実施例のナビゲーション装置の構成
ナビゲーション装置の構成は図８と同様であり、又、表示例は図２と同様である。
【００３２】
（ｂ）本発明第４実施例のナビゲーション装置の動作フローチャート
図１０は本発明第４実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。又、第３実施例（図９）と同一の処理には、同一のステップ番号を付してあり、第３実施例のステップ１０５においては選択された空港に複数の発着ターミナルがあるか、否かの判定を行なっているが、本実施例では選択された空港に複数の航空会社が乗り入れているか、否かを判定している（ステップ２０５）。
【００３３】
尚、本発明の実施例３、実施例４において、航空会社名や発着便名や発着ターミナル名を表示させるようにしたが、音声等で知らせても良い。
【００３４】
又、本発明では一例として空港が目的地の場合について説明したが、電車の駅、バスの乗り場、港等であっても実現可能である。
その場合、航空会社は、鉄道会社、バス会社、船舶会社に相当する。
【００３５】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着ターミナルを航空会社に問い合わせることなく所望の航空会社に対応する正確な発着ターミナルを容易に知ることができる。
【００３６】
又、本発明によれば、ユーザーは、予め利用する航空会社の発着便に関する情報を航空会社に問い合わせることなく所望の発着便名に関する情報を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の概略説明図である。
【図２】本発明の第２の概略説明図である。
【図３】本発明第１実施例のナビゲーション装置の構成である。
【図４】本発明第１実施例の空港・航空会社データベースの説明図である。
【図５】本発明第１実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図６】本発明第２実施例の空港・航空会社データベースの説明図である。
【図７】本発明第２実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図８】本発明第３実施例のナビゲーション装置の構成である。
【図９】本発明第３実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図１０】本発明第４実施例のナビゲーション装置の動作フローチャートである。
【図１１】従来のナビゲーション装置の目的地情報検索方法の説明図である。
【符号の説明】
ＤＰＬ・・ディスプレイ
ＪＬ・・ジャンルリスト
ＡＰＬ・・空港リスト
ＡＣＬ・・航空会社リスト
ＴＧＴ・・目的地である空港
ＭＳＧ・・発着ターミナル名表示ウィンドウ
Claims (10)
- 所望の目的地を入力し、該入力された目的地の情報を検索するナビゲーション装置の目的地情報検索方法において、
予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、
所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、
該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知し、
該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該会社に対応するターミナルを通知することを特徴とするナビゲーション装置の目的地情報検索方法。 - 前記検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを調べ、
ターミナルが複数あった場合に、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知することを特徴とする請求項１記載のナビゲーション装置の目的地情報検索方法。 - 所望の目的地を入力し、該入力された目的地の情報を検索するナビゲーション装置の目的地情報検索方法において、
予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、
所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、
該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知し、
該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知することを特徴とするナビゲーション装置の目的地情報検索方法。 - 前記検索した発着場の情報に基づいて、旅客輸送会社が複数あるか否かを調べ、
旅客輸送会社が複数あった場合に、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を通知することを特徴とする請求項３記載のナビゲーション装置の目的地情報検索方法。 - 所望の目的地を入力し、該入力された目的地の情報を検索するナビゲーション装置において、
予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルを記憶する記憶手段、
所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記記憶手段を用いて該発着場を検索し、さらに該検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを検索する検索手段、
該検索手段により検索した結果、ターミナルが複数あった場合、さらに前記発着場の情報により該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を調べて、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知する制御手段、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 所望の目的地を入力し、該入力された目的地の情報を検索するナビゲーション装置において、
予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルを記憶する記憶手段、
所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記記憶手段を用いて該発着場を検索し、更に、該検索した発着場の情報に基づいて該発着場に乗り入れている旅客輸送会社が複数あるか否かを検索する検索手段、
該検索手段により検索した結果、旅客輸送会社が複数あった場合、該旅客輸送会社を通知し、該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、該旅客輸送会社に対応するターミナルを通知する制御手段、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 所望の目的地を入力し、該入力された目的地の情報を検索するナビゲーション装置の目的地情報検索方法において、
予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、
所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、
該検索した発着場の情報に基づいて、ターミナルが複数あるか否かを調べ、
ターミナルが複数あった場合、さらに前記発着場の情報により該発着場に乗り入れている旅客輸送会社を調べて、該旅客輸送会社を通知し、
該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、外部より入手した該旅客輸送会社に関する発着情報を通知し、
該通知された発着情報の中から所望の発着便が選択された場合、該発着便に対応するターミナルを通知することを特徴とするナビゲーション装置の目的地情報検索方法。 - 所望の目的地を入力し、該入力された目的地の情報を検索するナビゲーション装置の目的地情報検索方法において、
予め、乗り物の発着場、該発着場に乗り入れている旅客輸送会社、及び旅客輸送会社に対応するターミナルをデータベースに記憶させておき、
所望の発着場が目的地として入力されたとき、前記データベースを用いて該発着場を検索し、
該検索した発着場の情報に基づいて該発着場に乗り入れている旅客輸送会社が複数あるか否かを調べ、
旅客輸送会社が複数あった場合、該旅客輸送会社を通知し、
該通知された旅客輸送会社の中から所望の旅客輸送会社が選択された場合、外部より入手した該旅客輸送会社に対応する発着情報を通知し、
該通知された発着情報の中から所望の発着便が選択された場合、該発着便に対応するターミナルを通知することを特徴とするナビゲーション装置の目的地情報検索方法。 - 前記乗り物の発着場は、空港で、前記旅客輸送会社は航空会社であることを特徴とする請求項１、２、３、４、７、８記載のナビゲーション装置の目的地情報検索方法。
- 前記乗り物の発着場は、空港で、前記旅客輸送会社は航空会社であることを特徴とする請求項５、６記載のナビゲーション装置。
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