JP4234911B2 - 支持金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば排気系に取り付けられ、車体に固定された支持部材に接続されて排気系を支持する金具などに適用される支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用排気系においては、排気系の消音器、触媒コンバータなどにステーなどの支持金具を取り付け、車体にブラケットなどの支持部材を固定し、支持金具と支持部材との間をボルトナットにより接続することによって、排気系を車体の床下に吊り下げることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の取付構造では、支持金具に溶接でナットまたはボルトを取り付けておくため、組付ばらつき、部品精度誤差などにより位置ずれが起こりやすく、組付不良や組付に手間暇を要するなどの不具合があった。
また、組付不良や位置ずれにより、排気系部品に組付応力を発生させるおそれがある。
【0004】
本発明はかかる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、組付ばらつき、部品精度誤差などを吸収することが可能な支持金具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、四角形状の頭部とこの頭部に連設するネジ部とから成るボルトと、前記ボルトを不回転状態で取り付けるボルト保持具とを備え、前記ボルト保持具は、前記ボルトのネジ部を挿通する孔部を設けるとともに該ボルトの頭部を当接する座面を有する板状のボルト取付部と、前記ボルト取付部に設けられ、該ボルト取付部に配された前記ボルトの頭部を係止する係止片と、前記ボルトの頭部の回転を規制する間隔で前記ボルト取付部の両側に対向して設けられ、被固定部に固定される座部を有する板状のボルト回転規制部とを備え、前記係止片は、前記長孔と同一方向に配設され、前記ボルトは、前記係止片および前記ボルト取付部の座面で規制されて前記長孔に沿って移動するように取り付けられていることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の支持金具において、前記ボルトの頭部は、菱形形状を為していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の支持金具において、前記被固定部が、排気系であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】
図1および図2は、本発明に係る支持金具の一実施形態を示す(請求項1ないし請求項に対応)。
本実施形態に係る支持金具10は、四角形状の頭部21とこの頭部21に連設するネジ部22とから成るボルト20と、このボルト20を不回転状態で取り付けるボルト保持具30とで構成されている。
【0010】
ボルト20は、頭部を四角形状とした点で公知のボルトとは相違する。本発明者の実験によれば、特に、菱形形状とすると、後述するように、使用時に頭部21がナットの取付時に供回りをせず、望ましいことが確認されている。なお、通常の六角ボルトのような頭部では回転を阻止することができず、好ましくない。
次に、ボルト保持具30は、ボルト20のネジ部22を挿通する長孔から成る孔部32を設けるとともにボルト20の頭部21を当接する座面33を有する板状のボルト取付部31と、このボルト取付部31に設けられ、ボルト取付部31に配されたボルト20の頭部21を係止する係止片35と、ボルト20の頭部21の回転を規制する間隔Lでボルト取付部31の両側に対向して設けられ、被固定部に固定される座部40を有する板状のボルト回転規制部39とを備えている。
【0011】
このように構成された本実施形態に係る支持金具10は、例えば、下記のようにして組み立てられる。
先ず、係止片35を起立状態にして、ボルト20のネジ部22をボルト回転規制部39側からボルト取付部31の孔部32に挿通する。
次に、係止片35をボルト20の頭部21に向かって折り曲げる。
【0012】
この際、係止片35とボルト20の頭部21との間隔Mは、ボルト20がボルト取付部31の孔部32に沿って摺動できる程度(例えば、1mm)の隙間とする。
また、ボルト回転規制部39は、組み付けられたボルト20の頭部21が左右の何れかの方向へ回転しようとすると、頭部21の各角部21aの近傍を当接し、頭部21の回転を確実に阻止することができる間隔Lを確保できるように、一対の板材を配することにより構成されている。
【0013】
本実施形態では、一枚の金属製板材を折り曲げることによって、ボルト取付部31の両側にボルト回転規制部39を設けるとともに、ボルト取付部31の一端部に係止片35を連設している。
以上のように構成された本実施形態に係る支持金具10によれば、ボルト20は、頭部21が回転しないようにボルト回転規制部39で規制されるとともに、係止片35で落下しないように保持され、かつネジ部22が孔部32に沿って移動可能に保持されているので、組み付けられる相手部品に対して締結の際の位置ずれを強制的に補正することができる。
【0014】
また、本実施形態に係る支持金具10は、ボルト回転規制部39を介して被固定部に対して溶接などで固定することができる。
なお、ボルト回転規制部39の座部40は、被固定部の形状により異なるため、本実施形態に示す構造形状には限定されるものではない。
【0015】
次に、図3ないし図6により、本実施形態に係る支持金具10を自動車の排気系に適用した例を説明する(請求項に対応)。
先ず、排気系に組み込まれる触媒コンバータの外筒50にボルト回転規制部39の座部40を溶接により固着する。
次に、この排気系を自動車の車体側に設けたブラケット60を組み付ける。
【0016】
ここで、ブラケット60は、支持金具10の孔部32と直交する方向に長孔61が設けてある。その結果、排気系および車体側の組付誤差を支持金具10の長孔から成る孔部32とブラケット60の長孔61によって吸収することができる。
図5,図6のように、ブラケット60と支持金具10との組み付け後、ナット70を支持金具10のネジ部22に螺合することによって、排気系を車体に吊り下げることができる。
【0017】
このように構成された排気系の吊り下げは、支持金具10によりブラケット60との組付誤差が吸収され、組付作業が容易となる。
また、位置ずれが補正されるので、排気系部品に対する組付応力が緩和され、排気系部品に対する負担が軽減できる。
なお、上述の説明では、触媒コンバータの外筒50に支持金具10を取り付けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、排気系において支持金具10を取り付ける箇所は、吊り下げできる部位であれば任意である。
【0018】
また、本発明は、排気系に限らず、例えば、各種の配管、配線などを吊り下げに適用することも可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ボルトを不回転状態でかつ可動自在にボルト保持具に組み付けるので、被組付部材への組付作業が容易となり、位置ずれに対する補正が可能となる。
【0020】
本発明を排気系に適用すると、支持金具によりブラケットなどの支持部材との組付誤差が吸収され、組付作業が容易となる。また、位置ずれが補正されるので、排気系部品に対する組付応力が緩和され、排気系部品に対する負担が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持金具の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る支持金具の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す支持金具を触媒コンバータに適用した例を斜視図である。
【図4】図1に示す支持金具を触媒コンバータに適用した例を斜視図である。
【図5】図1に示す触媒コンバータを車体に設けたブラケットに取り付ける例を斜視図である。
【図6】図1に示す触媒コンバータを車体に設けたブラケットに取り付ける例を斜視図である。
【符号の説明】
10 支持金具
20 ボルト
21 頭部
22 ネジ部
30 ボルト保持具
31 ボルト取付部
32 孔部
33 座面
35 係止片
39 回転規制部
40 座部
50 外筒
60 ブラケット
61 長孔
70 ナット

Claims (3)

  1. 四角形状の頭部(21)とこの頭部(21)に連設するネジ部(22)とから成るボルト(20)と、
    前記ボルト(20)を不回転状態で取り付けるボルト保持具(30)
    を備え、
    前記ボルト保持具(30)は、
    前記ボルト(20)のネジ部(22)を挿通する長孔から成る孔部(32)を設けるとともに該ボルト(20)の頭部(21)を当接する座面(33)を有する板状のボルト取付部(31)と、
    前記ボルト取付部(31)に設けられ、該ボルト取付部(31)に配された前記ボルト(20)の頭部(21)を係止する係止片(35)と、
    前記ボルト(20)の頭部(21)の回転を規制する間隔(L)で前記ボルト取付部(31)の両側に対向して設けられ、被固定部に固定される座部(40)を有する板状のボルト回転規制部(39)
    を備え
    前記係止片(35)は、前記長孔と同一方向に配設され、前記ボルト(20)は、前記係止片(35)および前記ボルト取付部(31)の座面(33)で規制されて前記長孔に沿って移動するように取り付けられている
    ことを特徴とする支持金具。
  2. 請求項1記載の支持金具において、
    前記ボルト(20)の頭部(21)は、菱形形状を為している
    ことを特徴とする支持金具。
  3. 請求項1または請求項2記載の支持金具において、
    前記被固定部が、排気系である
    ことを特徴とする支持金具。
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