JPH10244844A - 車両用排気管の固定構造 - Google Patents
車両用排気管の固定構造Info
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- JPH10244844A JPH10244844A JP5210597A JP5210597A JPH10244844A JP H10244844 A JPH10244844 A JP H10244844A JP 5210597 A JP5210597 A JP 5210597A JP 5210597 A JP5210597 A JP 5210597A JP H10244844 A JPH10244844 A JP H10244844A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- exhaust pipe
- bracket
- fixing structure
- fixed
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造でクランプの周方向及び軸方向移
動を規制できる車両用排気管の固定構造を提供する。 【解決手段】 エンジンユニットの排気ポートに接続さ
れた排気管10に締結部33b,33bを有する環状の
クランプ33を装着し、上記エンジンユニットに固定さ
れたブラケット30の先端部30bを上記排気管10と
クランプ33との間に挿入し、該クランプ33の締結部
33bを締め付けることにより上記排気管10を固定す
るようにした車両用排気管の固定構造において、上記ク
ランプ33に上記ブラケット30の先端面30cに当接
して該クランプ33の軸方向移動を規制するストッパ部
35,35を折り曲げ形成し、上記ブラケット30の先
端部30bに上記ストッパ部35の内端面35aに当接
して該クランプ33の周方向移動を規制する突起部36
を形成する。
動を規制できる車両用排気管の固定構造を提供する。 【解決手段】 エンジンユニットの排気ポートに接続さ
れた排気管10に締結部33b,33bを有する環状の
クランプ33を装着し、上記エンジンユニットに固定さ
れたブラケット30の先端部30bを上記排気管10と
クランプ33との間に挿入し、該クランプ33の締結部
33bを締め付けることにより上記排気管10を固定す
るようにした車両用排気管の固定構造において、上記ク
ランプ33に上記ブラケット30の先端面30cに当接
して該クランプ33の軸方向移動を規制するストッパ部
35,35を折り曲げ形成し、上記ブラケット30の先
端部30bに上記ストッパ部35の内端面35aに当接
して該クランプ33の周方向移動を規制する突起部36
を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気管をエンジン
ユニット,又は車体フレームに固定するようにした車両
用排気管の固定構造に関する。
ユニット,又は車体フレームに固定するようにした車両
用排気管の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車では、例えば排気管の前半部をエ
ンジンユニットに固定し、後半部をフロアパネルに懸架
支持するのが一般的である。このように排気管の前半部
を固定する場合、従来、エンジンの排気ポートに接続さ
れた排気管に環状のクランプを装着し、該クランプと排
気管との間にエンジンユニットに固定されたブラケット
の先端部を挿入し、この状態で上記クランプをボルトに
より締め付けるのが一般的である(例えば、実開昭61
−88022号公報参照)。
ンジンユニットに固定し、後半部をフロアパネルに懸架
支持するのが一般的である。このように排気管の前半部
を固定する場合、従来、エンジンの排気ポートに接続さ
れた排気管に環状のクランプを装着し、該クランプと排
気管との間にエンジンユニットに固定されたブラケット
の先端部を挿入し、この状態で上記クランプをボルトに
より締め付けるのが一般的である(例えば、実開昭61
−88022号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造では、上記クランプをボルト締めする際に該クランプ
が周方向に回動したり,あるいは軸方向に移動したりし
てクランプの固定位置がずれる場合がある。その結果、
排気管に周方向締結力により歪が生じ、場合によっては
排気管に亀裂が生じたり,クランプが損傷したりすると
いう問題がある。
造では、上記クランプをボルト締めする際に該クランプ
が周方向に回動したり,あるいは軸方向に移動したりし
てクランプの固定位置がずれる場合がある。その結果、
排気管に周方向締結力により歪が生じ、場合によっては
排気管に亀裂が生じたり,クランプが損傷したりすると
いう問題がある。
【0004】ここで、実開平1−96504号公報に
は、クランプの環状部に位置決め穴を形成し、被クラン
プ部材に上記位置決め穴に係合する突起を形成し、これ
によりクランプの周方向及び軸方向移動を規制するよう
にした構造が開示されている。この位置決め構造を上記
固定構造に採用することが考えられるが、上記排気管に
突起を形成するのは困難である。
は、クランプの環状部に位置決め穴を形成し、被クラン
プ部材に上記位置決め穴に係合する突起を形成し、これ
によりクランプの周方向及び軸方向移動を規制するよう
にした構造が開示されている。この位置決め構造を上記
固定構造に採用することが考えられるが、上記排気管に
突起を形成するのは困難である。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、簡単な構造でクランプの周方向及び軸方向移
動を規制できる車両用排気管の固定構造を提供すること
を目的としている。
たもので、簡単な構造でクランプの周方向及び軸方向移
動を規制できる車両用排気管の固定構造を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンに接
続された排気管に締結部を有する環状のクランプを装着
し、エンジンユニット又は車体フレームに固定されたブ
ラケットの先端部を上記排気管とクランプとの間に挿入
し、該クランプの締結部を締め付けることにより上記排
気管を固定するようにした車両用排気管の固定構造にお
いて、上記クランプに上記ブラケットの先端面に当接し
て該クランプの軸方向移動を規制するストッパ部を形成
し、上記ブラケットの先端部に上記クランプに当接して
該クランプの周方向移動を規制する突起部を形成したこ
とを特徴としている。
続された排気管に締結部を有する環状のクランプを装着
し、エンジンユニット又は車体フレームに固定されたブ
ラケットの先端部を上記排気管とクランプとの間に挿入
し、該クランプの締結部を締め付けることにより上記排
気管を固定するようにした車両用排気管の固定構造にお
いて、上記クランプに上記ブラケットの先端面に当接し
て該クランプの軸方向移動を規制するストッパ部を形成
し、上記ブラケットの先端部に上記クランプに当接して
該クランプの周方向移動を規制する突起部を形成したこ
とを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、本発明の
一実施形態による車両用排気管の固定構造を説明するた
めの図であり、図1,図2は排気管の固定構造を示す断
面背面図,斜視図,図3はクランプの背面図、図4,図
5はブラケットの背面図,断面図、図6,図7は排気管
の前半部,後半部の側面図である。
図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、本発明の
一実施形態による車両用排気管の固定構造を説明するた
めの図であり、図1,図2は排気管の固定構造を示す断
面背面図,斜視図,図3はクランプの背面図、図4,図
5はブラケットの背面図,断面図、図6,図7は排気管
の前半部,後半部の側面図である。
【0008】図において、1は自動車用排気管であり、
これはエンジンユニット2に固定された前半部3と、フ
ロアパネル(不図示)の下面に懸架支持された後半部4
とから構成されている。上記エンジンユニット2はクラ
ンク軸(不図示)を車体前方向に向けて配置した縦置き
エンジン5にクラッチ6,トランスミッション7を結合
し、該トランスミッション7にエンジン動力を前輪,後
輪に分配するトランスファ8を結合した構造のものであ
る。
これはエンジンユニット2に固定された前半部3と、フ
ロアパネル(不図示)の下面に懸架支持された後半部4
とから構成されている。上記エンジンユニット2はクラ
ンク軸(不図示)を車体前方向に向けて配置した縦置き
エンジン5にクラッチ6,トランスミッション7を結合
し、該トランスミッション7にエンジン動力を前輪,後
輪に分配するトランスファ8を結合した構造のものであ
る。
【0009】上記前半部3は前部排気管10の下流端に
触媒コンバータ11を接続した構造のもので、該前部排
気管10の上流端はエンジン5に接続された排気マニホ
ールドの合流部にフランジ12により接続されている。
また上記後半部4は、後部排気管13の途中にフレキシ
ブルパイプ14を介設し、該後部排気管13の下流端に
マフラ15を接続し、該マフラ15にテールパイプ16
を接続した構造のものである。上記後部排気管13の上
流端は上記前部排気管10の下流端に楕円状のフランジ
17,17を介して結合されている。なお、上記触媒コ
ンバータ11には排気温度を検出するセンサ18が装着
されている。
触媒コンバータ11を接続した構造のもので、該前部排
気管10の上流端はエンジン5に接続された排気マニホ
ールドの合流部にフランジ12により接続されている。
また上記後半部4は、後部排気管13の途中にフレキシ
ブルパイプ14を介設し、該後部排気管13の下流端に
マフラ15を接続し、該マフラ15にテールパイプ16
を接続した構造のものである。上記後部排気管13の上
流端は上記前部排気管10の下流端に楕円状のフランジ
17,17を介して結合されている。なお、上記触媒コ
ンバータ11には排気温度を検出するセンサ18が装着
されている。
【0010】上記後半部4のマフラ15の前面,及び後
面にはそれぞれブラケット20,21が溶接されてお
り、該ブラケット20,21はフロアパネルの下面に固
定されたハンガ22,23にゴム部材24,24を介し
て懸架支持されている。また上記テールパイプ16の下
流端部も上記同様の構造にてフロアパネルの下面に懸架
支持されている。
面にはそれぞれブラケット20,21が溶接されてお
り、該ブラケット20,21はフロアパネルの下面に固
定されたハンガ22,23にゴム部材24,24を介し
て懸架支持されている。また上記テールパイプ16の下
流端部も上記同様の構造にてフロアパネルの下面に懸架
支持されている。
【0011】上記トランスミッション7にはブラケット
30がボルト締め固定されている。このブラケット30
は板状の支持部30aの下縁に舌片状の固定部30bを
折り曲げ形成してなる大略L字状のものである。上記支
持部30aには固定用ボルト穴31,31が形成されて
おり、また上記固定部30bは上記前部排気管10の上
面に沿うように円弧状に形成されている。
30がボルト締め固定されている。このブラケット30
は板状の支持部30aの下縁に舌片状の固定部30bを
折り曲げ形成してなる大略L字状のものである。上記支
持部30aには固定用ボルト穴31,31が形成されて
おり、また上記固定部30bは上記前部排気管10の上
面に沿うように円弧状に形成されている。
【0012】また上記前部排気管10にはクランプ33
が装着されている。このクランプ33は、帯板を大略C
字状に成形してなる環状保持部33aと、該環状保持部
33aの両端縁から外方に延長形成された一対の締結部
33b,33bとを備えたものであり、該両締結部33
b,33bを貫通するようにボルト34が挿通されてお
り、該ボルト34にはナット34aが螺着されている。
なお、該ナット34aは締結部33bに固着されてい
る。また上記環状保持部33aは、前部排気管10の外
周下半部に当接する当接部33cと、外周上半部に対し
て隙間を有する膨出部33d,33dとからなり、該膨
出部33c,33cと前部排気管10の外周面との間に
上記ブラケット30の固定部30bが挿入されている。
が装着されている。このクランプ33は、帯板を大略C
字状に成形してなる環状保持部33aと、該環状保持部
33aの両端縁から外方に延長形成された一対の締結部
33b,33bとを備えたものであり、該両締結部33
b,33bを貫通するようにボルト34が挿通されてお
り、該ボルト34にはナット34aが螺着されている。
なお、該ナット34aは締結部33bに固着されてい
る。また上記環状保持部33aは、前部排気管10の外
周下半部に当接する当接部33cと、外周上半部に対し
て隙間を有する膨出部33d,33dとからなり、該膨
出部33c,33cと前部排気管10の外周面との間に
上記ブラケット30の固定部30bが挿入されている。
【0013】そして上記クランプ33の両膨出部33d
には該膨出部33dの後端面から鉤状に延びるストッパ
部35,35が折り曲げ形成されており、該各ストッパ
部35は上記固定部30bの先端面30cに当接してお
り、これにより上記クランプ33の前方への移動が規制
されている。
には該膨出部33dの後端面から鉤状に延びるストッパ
部35,35が折り曲げ形成されており、該各ストッパ
部35は上記固定部30bの先端面30cに当接してお
り、これにより上記クランプ33の前方への移動が規制
されている。
【0014】また上記固定部30bの先端縁には突起部
36が上方に突出形成されており、該突起部36は上記
ストッパ部35の内側端面35aが当接するようになっ
ており、これによりクランプ33の周方向移動が規制さ
れている。
36が上方に突出形成されており、該突起部36は上記
ストッパ部35の内側端面35aが当接するようになっ
ており、これによりクランプ33の周方向移動が規制さ
れている。
【0015】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。上記前部排気管10のエンジンユニット2への組付
け作業においては、ブラケット30をトランスミッショ
ン7に固定し、前部排気管10に予めクランプ33を装
着しておき、該クランプ33と前部排気管10との間に
ブラケット30の固定部30bが挿入されるようにクラ
ンプ33を前方に移動させ、該前部排気管10を仮保持
し、この状態で前部排気管10を排気マニホールドに接
続する。
る。上記前部排気管10のエンジンユニット2への組付
け作業においては、ブラケット30をトランスミッショ
ン7に固定し、前部排気管10に予めクランプ33を装
着しておき、該クランプ33と前部排気管10との間に
ブラケット30の固定部30bが挿入されるようにクラ
ンプ33を前方に移動させ、該前部排気管10を仮保持
し、この状態で前部排気管10を排気マニホールドに接
続する。
【0016】次に上記クランプ33を前進させてこれの
ストッパ部35,35を固定部30bの先端面30cに
当接させる。またこの時ブラケット30の突起部36を
両ストッパ部35間に位置させる。これによりクランプ
33の前方への位置が決められる。
ストッパ部35,35を固定部30bの先端面30cに
当接させる。またこの時ブラケット30の突起部36を
両ストッパ部35間に位置させる。これによりクランプ
33の前方への位置が決められる。
【0017】この状態で図2に示すようにインパクトレ
ンチ40によりクランプ33のボルト34を締め付け
る。この場合、作業者がインパクトレンチ40を押す力
により、クランプ33が時計回りに回動することがある
が、ストッパ部35の内端面35aに突起部36が当た
ったところでクランプ33の周方向移動が規制され、該
ランプ33の周方向位置が決められる。これにより前部
排気管10はこれの前部がエンジン5に後部がトランス
ミッションケース7に固定されることとなる。
ンチ40によりクランプ33のボルト34を締め付け
る。この場合、作業者がインパクトレンチ40を押す力
により、クランプ33が時計回りに回動することがある
が、ストッパ部35の内端面35aに突起部36が当た
ったところでクランプ33の周方向移動が規制され、該
ランプ33の周方向位置が決められる。これにより前部
排気管10はこれの前部がエンジン5に後部がトランス
ミッションケース7に固定されることとなる。
【0018】このように本実施形態によれば、上記クラ
ンプ33にブラケット30の先端面30cに当接するス
トッパ部35を折り曲げ形成し、上記ブラケット30の
先端縁に上記ストッパ部35の内端面35aに当接する
突起部36を形成したので、上記クランプ33の周方向
及び前方への移動を規制でき、締め付け作業時のクラン
プ33の位置決めを確実に行うことができる。その結
果、前部排気管10に無理な力が作用して亀裂が生じた
り、ブラケット等に損傷が生じたりするのを回避でき
る。
ンプ33にブラケット30の先端面30cに当接するス
トッパ部35を折り曲げ形成し、上記ブラケット30の
先端縁に上記ストッパ部35の内端面35aに当接する
突起部36を形成したので、上記クランプ33の周方向
及び前方への移動を規制でき、締め付け作業時のクラン
プ33の位置決めを確実に行うことができる。その結
果、前部排気管10に無理な力が作用して亀裂が生じた
り、ブラケット等に損傷が生じたりするのを回避でき
る。
【0019】また上記クランプ33の前後方向移動を規
制するストッパ部35の内端面35aを突起部36に当
接させて周方向移動を規制したので、該ストッパ部35
により前方向,周方向の両方の位置決めができ、簡単な
構造で済むとともに位置決め作業を簡単に行うことがで
きる。さらに上記ストッパ部35,突起部36は、クラ
ンプ33,ブラケット30をプレス成形する際にを同時
に形成することができるので、ストッパ部35等を形成
したことによりコストが上昇することはほとんどない。
制するストッパ部35の内端面35aを突起部36に当
接させて周方向移動を規制したので、該ストッパ部35
により前方向,周方向の両方の位置決めができ、簡単な
構造で済むとともに位置決め作業を簡単に行うことがで
きる。さらに上記ストッパ部35,突起部36は、クラ
ンプ33,ブラケット30をプレス成形する際にを同時
に形成することができるので、ストッパ部35等を形成
したことによりコストが上昇することはほとんどない。
【0020】また上記クランプ33の前方向及び周方向
の両方が位置決めされているので、作業者が片手でクラ
ンプ33を締め付けることができ、作業時間の短縮が可
能である。排気管の固定作業は車体下面で困難な姿勢で
行われるのが一般的であるから、この点で本実施形態は
特に有効である。
の両方が位置決めされているので、作業者が片手でクラ
ンプ33を締め付けることができ、作業時間の短縮が可
能である。排気管の固定作業は車体下面で困難な姿勢で
行われるのが一般的であるから、この点で本実施形態は
特に有効である。
【0021】なお、上記実施形態では、クランプ33の
締結部33bをブラケット30の固定部30bを覆う位
置に設けたが、該締結部33bの配置位置は任意であ
る。またストッパ部35を2つ設けたがこのストッパ部
は何れか一方にのみ形成しても良いる。なおストッパ部
35を一方のみに設ける場合は、インパクト40で締め
付けられる側(図2の手前側)に設けることとなる。
締結部33bをブラケット30の固定部30bを覆う位
置に設けたが、該締結部33bの配置位置は任意であ
る。またストッパ部35を2つ設けたがこのストッパ部
は何れか一方にのみ形成しても良いる。なおストッパ部
35を一方のみに設ける場合は、インパクト40で締め
付けられる側(図2の手前側)に設けることとなる。
【0022】また上記実施形態では、本発明の固定構造
を前部排気管10をエンジンユニット2に固定するため
の構造として採用した場合を説明したが、本発明構造
は、後部の排気管をフロアパネルに固定されたブラケッ
トに固定する場合にも採用可能である。
を前部排気管10をエンジンユニット2に固定するため
の構造として採用した場合を説明したが、本発明構造
は、後部の排気管をフロアパネルに固定されたブラケッ
トに固定する場合にも採用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明に係る車両用排気管
の固定構造によれば、排気管に装着されたクランプにブ
ラケットの先端面に当接して該クランプの軸方向移動を
規制するストッパ部を形成し、上記ブラケットの先端部
に上記クランプに当接して該クランプの周方向移動を規
制する突起部を形成したので、締め付け作業時のクラン
プの位置決めを簡単確実に行うことができ、無理な力の
作用による排気管,ブラケット等の損傷を回避できる効
果がある。
の固定構造によれば、排気管に装着されたクランプにブ
ラケットの先端面に当接して該クランプの軸方向移動を
規制するストッパ部を形成し、上記ブラケットの先端部
に上記クランプに当接して該クランプの周方向移動を規
制する突起部を形成したので、締め付け作業時のクラン
プの位置決めを簡単確実に行うことができ、無理な力の
作用による排気管,ブラケット等の損傷を回避できる効
果がある。
【0024】またクランプを軸方向及び周方向の両方の
位置決めができるので、排気管取付け作業においてクラ
ンプを保持する必要がなく片手で締め付けることがで
き、作業性を向上できる効果がある。
位置決めができるので、排気管取付け作業においてクラ
ンプを保持する必要がなく片手で締め付けることがで
き、作業性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両用排気管の固定
構造を説明するための断面背面図である。
構造を説明するための断面背面図である。
【図2】上記固定構造のクランプ及びブラケット部分の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】上記クランプの背面図である。
【図4】上記ブラケットの背面図である。
【図5】上記ブラケットの断面図である(図4のV−V
線断面図)
線断面図)
【図6】上記排気管の前半部を示す側面図である。
【図7】上記排気管の後半部を示す側面図である。
【符号の説明】 1 排気管 2 エンジンユニット 10 前部排気管 30 ブラケット 30b 固定部(先端部) 30c 先端面 33 クランプ 33b 締結部 35 ストッパ部 35a 内端面 36 突起部
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンに接続された排気管に締結部を
有する環状のクランプを装着し、エンジンユニット又は
車体フレームに固定されたブラケットの先端部を上記排
気管とクランプとの間に挿入し、該クランプの締結部を
締め付けることにより上記排気管を固定するようにした
車両用排気管の固定構造において、上記クランプに上記
ブラケットの先端面に当接して該クランプの軸方向移動
を規制するストッパ部を形成し、上記ブラケットの先端
部に上記クランプに当接して該クランプの周方向移動を
規制する突起部を形成したことを特徴とする車両用排気
管の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210597A JPH10244844A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 車両用排気管の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210597A JPH10244844A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 車両用排気管の固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244844A true JPH10244844A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12905585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5210597A Withdrawn JPH10244844A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 車両用排気管の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10244844A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006273014A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | ドアメタル構造 |
JP2009228645A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Kubota Corp | エンジン |
KR200457066Y1 (ko) | 2011-04-29 | 2011-12-05 | 대동이엔지 주식회사 | 자동 선별기의 스크린 지지구조 |
JP2013534995A (ja) * | 2010-06-23 | 2013-09-09 | エタブリスマン カジョー | 締付固定具 |
JP2020112067A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-27 | マツダ株式会社 | エンジンの排気装置 |
-
1997
- 1997-03-06 JP JP5210597A patent/JPH10244844A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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