JP4228614B2 - エステル結合を有するフェニレンジアミン - Google Patents

エステル結合を有するフェニレンジアミン Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術野】
本発明は、液晶セルのプレチルト角がラビング、洗浄等のセル製造工程における条件や液晶セルの周囲温度等環境変化に対し安定であり、液晶表示素子を製造したときに高い電圧保持率を持ち焼き付きが少ない液晶配向膜を製造する原料である、新規なフェニレンジアミン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子はその駆動方式に応じて、液晶が適切なプレチルト角を持つことが必要である。例えば、現在液晶ディスプレイの主流であるTN−TFT(Twisted Nematic-Thin Film Transistor)モードの表示素子においては、基板平面に対し液晶が数度から10度程度のプレチルト角を持つことが要求されている。またVA(vertically aligned)モードにおいては、セルに液晶を注入して配向処理した時に液晶を基板平面に対し垂直に配向させる必要がある。プレチルト角の制御には液晶配向膜の材料設計が重要である。近年では耐熱性や配向安定性に優れたポリイミドが液晶配向膜として主に使用されている。このようなポリイミド系液晶配向膜は、原料であるジアミンに大きな置換基を導入することによって、プレチルト角を大きくできることが知られている。このような目的のために開発されたフェニレンジアミンおよびそれを用いた液晶配向膜は、例えば、国際公開第97/30107号パンフレット等に記載されている。しかしながら、本発明のような長い側鎖を有するジアミンの合成例はこれらの特許には記載されていない。液晶配向膜には特に、液晶セルのプレチルト角がラビング、洗浄等のセル製造工程における条件や液晶セルの周囲温度等環境変化に対し安定であること、液晶表示素子を製造したときに高い電圧保持率を持つこと、焼き付きが少ないこと等が要求されている。この要求を充足するために、液晶配向膜の設計を行うに当たって、さらにさまざまな置換基を有する誘導体が開発されている。
【0003】
本発明の目的は上記の要求を充足する配向膜を製造する原料である、新規なフェニレンジアミンを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
発明者らは鋭意研究開発を進めた結果、前記の式(1)のように、1,4−シクロヘキシレン及び1,4−フェニレンの環構造を、側鎖に3個から4個有するフェニレンジアミン誘導体を原料とした液晶配向膜は、これを用いた液晶表示素子が数度から90度までのプレチルト角を持つこと、またそのプレチルト角がラビング、洗浄等のセル製造工程における条件、さらにセルの周囲温度の変化によって変化しないことを見出した。この配向膜を用いれば、従来の配向膜に比べ、電圧保持率、焼き付き、および液晶の配向安定性等の特性を損なうことなく、プレチルト角の変化に起因するムラ等の表示不良の発生を防ぐことができることを見出した。
上記の目的を達成するための手段は次の項の通りである。
【0005】
(1)下記の式(1)で表されるフェニレンジアミン。
Figure 0004228614
およびA が1,4−シクロヘキシレンであり;A が1,4−フェニレンであり;A が単結合または1,4−フェニレンであり;Rは炭素数が1〜20のアルキルであり、このアルキルにおいて1つの−CH−は−O−で置き換えられてもよい。)
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明は式(1)で表されるフェニレンジアミンである。本発明のフェニレンジアミンを原料の一部として得られるポリマーを含む液晶配向膜を用いれば、前述の要求を充足する液晶表示素子が得られる。以下、式(1)で表されるフェニレンジアミンをジアミン(1)と称することがある。
【0024】
ジアミン(1)のRは炭素数が1〜20のアルキルから任意に選ばれ、直鎖でも分岐でもよい。また1つの−CH−が−O−で置き換えられてもよい。具体例は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、イソヘキシル、1−エチルペンチル、2−エチルペンチル、3−エチルペンチル、4−エチルペンチル、2,4−ジメチルヘキシル、2,3,5−トリエチルヘプチルメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブチルオキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、メトキシブチル、メトキシペンチル、メトキシヘキシル、エトキシメチル、エトキシエチル、エトキシプロピル、エトキシブチル、エトキシペンチル、エトキシヘキシル、ヘキシルオキシメチル、ヘキシルオキシエチル、ヘキシルオキシプロピル、ヘキシルオキシブチル、ヘキシルオキシペンチル、ヘキシルオキシヘキシル等である。これらの中で好ましい例は、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル等である。
【0026】
ジアミン(1)は、前記の課題を解決するのに効果的であるが、その中でも特に好適な化合物として、以下の表1〜3に例示するRを有する化合物を挙げることができる1,4−シクロヘキシレンのシス/トランス異性体は混在してもよいが、トランス異性体が好ましい。
【0027】
表1
Figure 0004228614
【0028】
表2
Figure 0004228614
【0030】
アミン(1)を溶媒中でテトラカルボン酸二無水物と共重合させるとポリアミド酸、ポリイミドまたはそれらの混合物を含有する溶液(ワニス)が得られる。ワニスの溶媒を留去することによって、ポリアミド酸、ポリイミドまたはそれらの混合物が得られる。このときジアミン(1)は単独で使用してもよいが、ジアミン(1)の2つ以上を組み合わせてもよい。ジアミン(1)と他のジアミンとを組み合わせて使用してもよい。
【0031】
また、ジアミン(1)と、テトラカルボン酸二無水物とジカルボン酸誘導体との混合物を反応させるとポリアミドイミド、またはジアミン(1)とジカルボン酸誘導体を反応させるとポリアミドが得られる。ポリアミドイミドまたはポリアミドは配向膜を製造する際に単独で使用してもよく、さらに前記のポリアミド酸、ポリイミドまたはそれらの混合物と併用してもよい。なお、ジカルボン酸誘導体とは、ジカルボン酸またはジカルボン酸のジメチルエステル、ジエチルエステル等、ジアミン(1)と反応してポリアミドイミドまたはポリアミドになる化合物の総称である。
【0032】
ジアミン(1)をすべてのジアミンに対し1〜50モル%の比率で共重合して得たポリイミド、ポリアミドまたはポリアミドイミドは5〜10度程度のプレチルト角が必要とされる通常のTNモード用の液晶配向膜として特に好適である。またジアミン(1)をすべてのジアミンに対し50〜100モル%の比率で共重合して得たポリイミド、ポリアミドまたはポリアミドイミドは、VAモード用の液晶配向膜として特に好適である。
ジアミン(1)と共重合させることができる酸無水物の例は以下に示す化合物である。
【0033】
Figure 0004228614
【0034】
Figure 0004228614
【0035】
Figure 0004228614
【0036】
またジアミン(1)と併用することができるジアミンは、脂肪族ジアミン、脂環式ジアミンおよび芳香族ジアミンである。これらジアミンの例を以下に示す。
【0037】
Figure 0004228614
【0038】
Figure 0004228614
【0039】
Figure 0004228614
【0040】
Figure 0004228614
【0041】
Figure 0004228614
【0042】
これらのジアミンは単独でジアミン(1)と併用してもよく、2つ以上併用してもよい。本発明に使用するジアミンは上記の化合物以外でもよい。
【0043】
本発明のジアミンは下記の式(2)で表されるシロキサン系のジアミンとも併用して用いることができる。
Figure 0004228614
(式中、RおよびRは独立して炭素数1〜3のアルキルまたはフェニルであり;Rはメチレン、フェニレンまたはアルキルで置換されたフェニレンであり;vは1〜6の整数であり;wは1〜10の整数である。)
【0044】
ワニスは、ジアミン(1)とテトラカルボン酸二無水物または/およびジカルボン酸誘導体を溶媒中で重合させて得られた反応生成物で、ポリアミド酸、ポリイミド、ポリアミドイミドまたはポリアミドの少なくとも1つを含有する。反応生成物の溶媒を留去した後、異なる溶媒に溶解させてワニスを調整してもよい。
【0045】
特性を更に改善するために、ジアミン(1)とジカルボン酸誘導体とを反応させたポリアミドを前記のポリアミド酸またはポリイミドに添加してもよい。このポリアミドの成分としてジアミン(1)を単独で使用してもよいが、ジアミン(1)の2つ以上を、またはジアミン(1)と他のジアミンとを組み合わせて使用してもよい。このポリアミドの代わりにジアミン(1)と他のテトラカルボン酸二無水物およびジカルボン酸誘導体との混合物とを反応させたポリアミドイミドを用いてもよい。
上記のポリアミドまたはポリアミドイミドの添加量は、ポリマー全体に対し0.01〜30重量%が好ましく、0.01〜10重量%がより好ましく、0.1〜5重量%が更に好ましい。
【0046】
さらに液晶配向膜のガラス基板への密着性の改善を行うために、アミノシリコン化合物等の第3成分をこれらに添加してもよい。アミノシリコン化合物の具体例は、下記の4−トリメトキシシリルアニリンなど、分子内にアミノ基とケイ素を含む置換基を有する化合物である。
Figure 0004228614
【0047】
ポリアミドイミドのアミド基の比率を、
r=(アミド基の数/(アミド基の数+イミド基の数))×100
で表すとき、rは0.1〜99%の範囲で任意に選択できる。ここにおいてrが50%以上の場合は既述の添加剤としての用途に好ましい。またrが20%以下の場合はポリアミドイミド単独でも配向膜とすることができる。
【0048】
リイミド、ポリアミドまたはポリアミドイミドの溶解に使用される溶媒の例はN−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、エチレングリコールモノブチルエーテル(BC)、エチレングリコールモノエチルエーテル、γ−ブチロラクトンである。これらの溶媒の2種以上を混合して用いてもよい。また、上記溶媒以外であっても反応生成物が可溶であればこれらに限定されるものではない。
【0049】
ワニスから配向膜が製造される。ワニスは前記の有機溶媒に0.1〜30重量%、好ましくは1〜10重量%の濃度で本発明のポリアミド酸、ポリイミド、ポリアミド、およびポリアミドイミドの少なくとも1つ、および必要に応じてその他の成分を溶解させた溶液である。このワニスを刷毛塗り法、浸漬法、スピンナー法、スプレー法、印刷法等により基板上に塗布する。その後50〜150℃、好ましくは80〜120℃で溶媒を蒸発させた後、150〜400℃好ましくは180〜280℃で加熱し、成膜する。塗布前に基盤表面上をシランカップリング剤で処理し、その上に成膜すれば膜と基板との接着性を改善できる。その後、必要であればこの膜表面を布等で一方向にラビングすることにより、配向膜が得られる。
【0050】
配向膜は液晶表示素子に用いられる。本発明のジアミン(1)を用いた配向膜を使用すれば、公知のすべての液晶表示素子に関し、その特性を改善できるが、特に高い電圧保持率が要求される分野において好適であり、しかも焼き付き改善の効果が大きい。このようなTFT型液晶表示素子用(TNモード用、IPSモード用、VAモード用、またはOCBモード用)に使用される液晶組成物の例としては、特許第3086228号、特許第2635435号、特表平5−501735号公報、特開平8−199168号公報、特開平9−235552号公報、特開平9−241643号公報、特開平9−255956号公報、特開平10−176167号公報、特開平10−204016号公報、特開平10−204436号公報、特開平10−231482号公報、特開平11−228966号公報、特開2000−087040公報、特開2001−48822公報、および特開2001−192657公報等に記載されたそれらが挙げられる。したがって液晶配向膜はこれらに記載された、末端に−OCF基を有する化合物やフッ素原子を1〜3個あるいはそれ以上有する化合物などを含有する高い電圧保持率を有するフッ素系液晶組成物と組み合わせて用いるのが特に好ましい。また、前記液晶組成物に1種以上の光学活性化合物を含有して使用することも何ら差し支えない。
【0051】
本発明のジアミン(1)は以下のような方法で容易に合成できる。
EP19921318等に従って合成した式(1−1)で表される化合物を市販の3,5−ジニトロ安息香酸クロリドと反応させることにより式(1−2)で表される化合物が得られる。この化合物を水素添加反応することにより一般式(1)で表される化合物が得られる。
【0052】
Figure 0004228614
【0053】
本発明のフェニレンジアミン化合物は、液晶配向膜用ポリイミド樹脂以外にも、各種ポリイミドコーティング剤、ポリイミド樹脂成型品、フィルム、または繊維等に利用することができる。さらにはポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリウレア樹脂の原料、あるいはエポキシ樹脂の硬化剤等として用いることもできる。
【0054】
【実施例】
以下実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されることはない。
実施例中、NMRはすべて重クロロホルム中で測定した。また融点(相転移点)は示差走査カロリメータ(DSC)を用い測定した。C、S、N、Iの記号はそれぞれ結晶、スメクチック、ネマチック、等方相を示す。分子量の測定はGPCを用い、ポリスチレンを標準溶液とし、溶出液はDMFを用いた。
【0055】
液晶表示素子の評価法
実施例で用いた液晶表示素子の評価法を記載する。
1.プレチルト角
クリスタルローテーション法により行った。測定に用いた光の波長は589nmである。
2.焼き付き(残留電荷)
三宅他、信学技報、EID91−111,p19に記載の方法により、残留電荷を測定した。この残留電荷を焼き付きの指標にした。つまり残留電荷が多いほど焼き付きやすいとした。測定時液晶セルに印加した電圧は、50mV、1kHzの交流と、周波数0.0036Hzの三角波を重畳させた交流電圧である。
3.電圧保持率
「水嶋他、第14回液晶討論会予稿集 p78」に記載の方法により行った。測定に用いた交流パルス電圧は、ゲート幅69μs、周波数60Hz、波高±4.5Vであった。
実施例中に記載された諸物性の測定値は、特に断りのない限り25℃の値である。
【0056】
実施例1;化合物No.1(表1)の合成
EP19921318に従って合成した4−(4−(4−メチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェノール4.0g(15mmol)およびピリジン1.7g(21mmol)の塩化メチレン(30ml)溶液に0℃で3,5−ジニトロ安息香酸クロリド4.1g(18mmol)を加えた。室温で一晩反応させた後、塩化メチレン−純水系で抽出操作を行った。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過し、溶媒を減圧留去した。残さをトルエンを溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、次いでトルエンから再結晶して目的とするジニトロ体6.3g(90%)を得た。
このジニトロ体を、5%−Pd/Cを触媒に用いて40℃で5時間水素添加反応させた。得られた粗生成物を塩化メチレン/メタノール(1:1)を溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、次いでトルエンから再結晶して目的とする化合物4.3g(82%)を得た。
H NMR; δ 7.21−7.27, 7.03−7.08(AA’BB’, 4H), 6.91(s, 2H), 6.24(s, 1H), 3.70(br s, 4H), 0.8−2.6(m, 23H).
融点; 217℃
【0057】
実施例2;化合物No.2(表1)の合成
EP19921318に従って合成した4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェノールを原料とし、実施例1の方法に準じて合成した。
H NMR; δ 7.22−7.28, 7.04−7.09(AA’BB’, 4H), 6.92(s, 2H), 6.25(s, 1H), 3.72(br s, 4H), 0.8−2.6(m, 27H).
相転移点;C・200.4℃・S・231℃・N・268.0℃・I
【0058】
実施例3;化合物No.4(表1)の合成
EP19921318に従って合成した4−(4−(4−ヘプチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェノールを原料とし、実施例1の方法に準じて合成した。
H NMR; δ 7.22−7.28, 7.04−7.09(AA’BB’, 4H), 6.92(s, 2H), 6.25(s, 1H), 3.72(br s, 4H), 0.8−2.6(m, 35H).
相転移点;C154.5℃・S・232.3℃・N・267.2℃・I
【0059】
実施例4;化合物No.11(表)の合成
EP19921318に従って合成した4−ヒドロキシ−4’−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ビフェニルを原料とし、実施例1の方法に準じて合成した。
H NMR; δ 7.04−7.49(m, 8H), 6.90(s, 2H), 6.23(s, 1H), 3.71(br s, 4H), 0.8−2.7(m, 31H).
【0060】
実施例5(ポリアミド酸の合成)
50mlの3つ口フラスコに、実施例1で合成したジアミン(化合物No.1(表1))1.0g(2.5mmol)を入れ、NMP10gに溶解した。ここにピロメリット酸無水物(PMDA)0.54g(2.5mmol)を加え、1時間攪拌した。その後この溶液をNMP21gで希釈することにより、ポリアミド酸約5重量%の透明溶液が得られた。この溶液中のポリマーの重量平均分子量は4.9万であり、25℃での粘度は43mPa・sであった。以下この溶液をワニスAとする。
【0061】
実施例6(ポリアミドの合成)
100mlの3つ口フラスコに実施例1で合成したジアミン(化合物No.1(表1))1.0g(2.5mmol)および4,4’−ジアミノジフェニルメタン(以下DDMと略記する)700mg(3.5mmol)、テレフタル酸(TPA)1.0g(6.0mmol)、塩化リチウム1.3g(31mmol)を入れ、NMP(20ml)に溶解させた。ここに亜リン酸トリフェニル4.0g(13mmol)を滴下し、窒素気流中、100℃で4時間反応させた。冷却後反応物をメタノール300mlに加え、ポリマーを再沈澱させた。この粗生成物を、純水150mlで2回、メタノール150mlで1回、各30分程度煮沸洗浄した。120℃で8時間真空乾燥させポリアミド2.7gを得た。このときのポリアミドの重量平均分子量は12万であった。
【0062】
3つ口フラスコに上記ポリアミド2.5gを入れ、NMP(50ml)に溶解させた。ここに60重量%水素化ナトリウム290mg(7.2mmol) を加え、室温で3時間攪拌させた。この溶液にヨウ化メチル1.3g(9.2mmol)を添加し、さらに室温で2時間反応させた。反応物を純水700mlに再沈させ、ろ過した後、純水350mlで2回各30分間煮沸洗浄した後、純水/IPA(1/1:w/w)混合溶媒100mlで1回洗浄した。120℃で8時間真空乾燥させポリN−メチルアミド2.1gを得た。このポリマーをポリアミドAとする。このときの重量平均分子量は5.4万であり、アミド水素のメチル基への置換率は、NMRの測定から100%であった。
【0063】
実施例7(ポリアミドイミドの合成)
50mlの3つ口フラスコに、実施例1で合成したジアミン(化合物No.1(表1))1.0g(2.5mmol)を入れ、NMP20gに溶解した。ここにPMDA270mg(1.2mmol)を加え、窒素気流中、1時間攪拌した。次いでテレフタル酸クロリド(TPACl) 250mg(1.2mmol)およびピリジン1mlを加え、さらに2時間攪拌した。反応終了後、無水酢酸20mlを加え100℃で1時間反応させた。冷却後反応物をメタノール300mlに加え、ポリマーを再沈澱させた。この粗生成物を、純水150mlで2回、メタノール150mlで1回、各30分程度煮沸洗浄した。120℃で8時間真空乾燥させポリアミドイミドA1.2gを得た。このときの重量平均分子量は5.4万であった。
【0064】
実施例8〜12 ジアミンの一部を変えた他は上記実施例5〜7の方法に準じて、表4に示すポリアミド酸、ポリアミド、およびポリアミドイミドを調製した(実施例5〜7も再掲する)。
【0065】

Figure 0004228614
【0066】

Figure 0004228614
(表中、カッコ内の数値はモル%を示し、CBTDAは1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸無水物を表す。)
【0067】
応用例1
3つ口フラスコにワニスA、およびワニスGをそれぞれ0.18mlおよび18.2ml入れ、さらにポリアミドAの5重量%NMP溶液0.02mlを加え、室温で1時間攪拌した。その後BC12mlを加え、約3重量%の樹脂組成物を得た。片面にITO電極を設けた透明ガラス基板上に、この組成物を滴下し、スピンナー法により塗布した(2500rpm、20秒)。塗布後80℃で5分間溶媒を蒸発させた後、オーブン中で250℃30分間加熱処理を行い、膜厚約65nmの樹脂膜を得た。この樹脂膜を形成したガラス基板をラビング処理した(毛先押しこみ量;0.4mm、ローラー回転数;300rpm、ローラー送り速度;30mm/sec、回数;3回)。ラビング方向が逆平行になるようにこれらの2枚を合わせ、セル厚20μmの液晶セルを組み立てた。特開平10−176167号公報に記載の下記の液晶組成物1をこのセルに注入し、110℃で30分間アイソトロピック処理を行い、室温まで冷却し液晶表示素子を得た。この液晶表示素子の残留電荷は25℃で0.14ボルト(V)であり、20、60および90℃における電圧保持率はそれぞれ98.9%、95.3%、および94.5%であった。またこの表示素子のプレチルト角を、クリスタルローテーション法を用いて室温で測定した。プレチルト角算出に用いた液晶組成物1のΔnとnoの数値はそれぞれ0.0759と1.4747である。結果は89度であった(この値を初期値とする)。このセルを110℃で20時間静置し、室温まで冷却した後、これらの値を再測定した(この値を高温後値とする)。その結果25℃での残留電荷は0.17ボルト(V)、電圧保持率は98.2%(20℃)、97.0%(60℃)、93.5%(90℃)、プレチルト角は90度であった。
【0068】
液晶組成物1
Figure 0004228614
【0069】
応用例2〜5
ワニスAの代わりに下記のワニスB〜Fを用い、ポリアミドAを除いた他は応用例1に準じた方法で液晶表示素子を得た。これらの特性を以下の表6に示す。
【0070】

Figure 0004228614
【0071】
応用例6
ワニスAおよび液晶組成物1の代わりにそれぞれワニスBおよび下記の液晶組成物2を用いた他は応用例1に準じた方法で液晶表示素子を得た。これらの特性を以下に示す。プレチルト角算出に用いた液晶組成物2のΔnとnoの数値はそれぞれ0.0930と1.4890である。
Figure 0004228614
【0072】
液晶組成物2
Figure 0004228614
【0073】
比較例1
国際公開第97/30107号パンフレットに記載の方法に従って、以下の式(3)の化合物を合成した。また実施例1のジアミンとこの(3)とを置き換えた以外は実施例5の方法に準じた方法でワニスHを調製した。このワニスH中のポリマーの重量平均分子量は4.2万であった。これらを用い応用例2に準じた方法で液晶表示素子を製作し、特性を測定した。以下の物性測定結果に示すように、この液晶表示素子は特にプレチルト角が高温後値で低下する傾向が見られた。
Figure 0004228614
【0074】
Figure 0004228614
【0075】
ラビング条件によるプレチルト変化の比較
実験Aでは、応用例1におけるワニスAの代わりにワニスEを用いた以外は応用例1に準じた方法でガラス基板上にポリイミド薄膜を形成した。実験Bでは、応用例1におけるワニスAの代わりにワニスHを用いた以外は応用例1に準じた方法でガラス基板上にポリイミド薄膜を形成した。これらの基板に対し条件を以下のように変えてラビングを施し、応用例1に準じた方法で液晶表示素子を作製した。これらの表示素子のプレチルト角を測定した結果を図1に示す(初期値のみ)。
毛先押しこみ量(mm):0.2、0.4、0.6、0.8、
ローラー回転数(rpm):300、
ローラー送り速度(mm/sec):30、
回数;3回
本発明のジアミンを原料とした配向膜を用いた実験Aでは、ラビング条件が変化しても表示素子のプレチルト角の変化はほとんどない。それに対して、式(3)のジアミンを原料とした配向膜を用いた実験Bでは、ラビング条件の変化に伴って表示素子のプレチルト角は大きく変化した。
【0076】
【発明の効果】
本発明の式(1)で表されるフェニレンジアミンを用いたポリアミド酸、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミドを液晶配向膜として用いると、ラビング条件によるプレチルト角の変化の小さい液晶配向膜が得られる。またこの配向膜は環境変化によるプレチルトの変化も少ない。したがってこの液晶配向膜を用いて作成した液晶表示素子は従来の液晶配向膜を用いた素子に比べ、電圧保持率および焼き付き性能を維持したまま環境負荷による性能劣化を防ぐことができる。また、式(1)で表されるフェニレンジアミン、これを用いたポリアミド酸、ポリイミド、ポリアミド、およびポリアミドイミドは、選択透過膜等の他の高分子原料としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラビング条件によるプレチルト角の変化

Claims (1)

  1. 下記の式(1)で表されるフェニレンジアミン。
    Figure 0004228614
    およびA が1,4−シクロヘキシレンであり;A が1,4−フェニレンであり;A が単結合または1,4−フェニレンであり;Rは炭素数が1〜20のアルキルであり、このアルキルにおいて1つの−CH−は−O−で置き換えられてもよい。)
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