JP4224432B2 - 空気入りタイヤとリムとの組立体 - Google Patents

空気入りタイヤとリムとの組立体 Download PDF

Info

Publication number
JP4224432B2
JP4224432B2 JP2004175808A JP2004175808A JP4224432B2 JP 4224432 B2 JP4224432 B2 JP 4224432B2 JP 2004175808 A JP2004175808 A JP 2004175808A JP 2004175808 A JP2004175808 A JP 2004175808A JP 4224432 B2 JP4224432 B2 JP 4224432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
belt
rim
pneumatic tire
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004175808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005350027A (ja
Inventor
直樹 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2004175808A priority Critical patent/JP4224432B2/ja
Priority to EP05011125A priority patent/EP1607243B1/en
Priority to US11/136,408 priority patent/US20050275277A1/en
Priority to CNB200510077140XA priority patent/CN100354148C/zh
Publication of JP2005350027A publication Critical patent/JP2005350027A/ja
Priority to US12/340,347 priority patent/US7703858B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4224432B2 publication Critical patent/JP4224432B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/002Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、タイヤ内腔内に配置されたスポンジ材からなる帯状体がタイヤ交換時等に破損するのを防止しうる空気入りタイヤとリムとの組立体に関する。
車両で路面を走行した際に生じるタイヤ騒音の一つとして、ロードノイズが知られている。ロードノイズは、周波数が約50〜400Hzの音であり、乗員には「ゴー」という音として聴取される。ロードノイズの主たる原因の一つは、タイヤ内腔内で生じる空気の共鳴振動(空洞共鳴)である。本件出願人は、このようなロードノイズを低減するために、例えば図17に示されるように、タイヤ内腔a内にタイヤ周方向にのびるスポンジ材からなる帯状体bを配置したタイヤとリムとの組立体cを既に提案している(例えば下記特許文献1参照)。該帯状体bは、タイヤ内腔a内での空気の振動エネルギーを熱エネルギーへと変換し、タイヤ内腔a内での空洞共鳴を効果的に抑制する。
特開2002−164791号公報
空気入りタイヤdをリムeから取り外す場合、先ずタイヤ内腔aの空気を抜き、タイヤdのビード部d1をリムのウエル部e2に落とし込む。しかる後、ビード部d1とリムeのフランジe1との間にタイヤレバーfを差し込み、これをフランジe1の外縁を支点として傾動させることにより、ビード部d1をフランジe1の外側へと引き出すことが行われる。
しかしながら、従来の帯状体bは厚さが比較的大きく、その断面形状は矩形状ないしは縦長の台形状で構成されており、両側面が比較的急な傾斜で立ち上がっている。このため、図17に仮想線で示されるように、帯状体bに前記タイヤレバーfの先端が接触してしまい、帯状体bを破損させたり、又は帯状体をタイヤdから剥離させる等の不具合があった。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、前記帯状体を、最大の厚さが限定された横長偏平形状とするとともに、その両側の側面の少なくともその先端面側に、該先端面の幅を減じる向きに傾く傾斜面を設けることを基本として、タイヤ交換時、とりわけタイヤをリムから取り外す際の帯状体の破損を防止しうる空気入りタイヤとリムとの組立体を提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、リムと、このリムに装着される空気入りタイヤとを含み、かつ前記リムと前記空気入りタイヤとが囲むタイヤ内腔内に、タイヤ周方向にのびかつ体積が前記タイヤ内腔の全体積の0.4〜20%であるスポンジ材からなる帯状体が配置された空気入りタイヤとリムとの組立体であって、前記帯状体は、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、タイヤ内側面又はリム内側面に固定された固定面からの最大の厚さが1.0〜4.5cmかつこの厚さよりも前記固定面の幅が大きい横長偏平形状をなし、かつ前記固定面の両端部から前記最大の厚さをなす先端面にのびる帯状体の両側の側面は、少なくともその前記先端面側に、該先端面の幅を減じる向きに傾きかつ前記固定面に対する鋭角側の角度θが30〜75゜である傾斜面が設けられたことを特徴としている。
ここで、帯状体の体積は、帯状体の外形から定められる見かけの体積であり、内部の気泡が占める体積も含めたものとする。また「タイヤ内腔の全体積」は、組立体に正規内圧を充填した無負荷の状態において下記式(1)で近似的に求めた値Vとして定める。
V=A×{(Di−Dr)/2+Dr}×π …(1)
式(1)において、”A”は前記正規状態のタイヤ内腔をCTスキャニングして得られるタイヤ内腔面積、”Di”は図1に示す正規状態でのタイヤ内腔の最大外径、”Dr”はリム径、”π”は円周率とする。また「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用の場合には、現実の使用頻度などを考慮して一律に200kPaとする。
また請求項1記載の発明は、前記傾斜面が、帯状体の外側に中心を有する第1の円弧状曲線及び/又は帯状体の内側に中心を有する第2の円弧状曲線を含むことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記帯状体が、トレッド内側面に固定され、かつ前記傾斜面は、前記空気入りタイヤを前記リムから外すために用いるタイヤレバーとの接触による損傷を防止するとともに、前記側面の全長さが前記傾斜面からなる請求項1記載の空気入りタイヤとリムとの組立体。前記傾斜面は、実質的に直線状であることを特徴とする
また請求項3記載の発明は、前記傾斜面の前記第1の円弧状曲線及び/又は第2の円弧状曲線の曲率半径が、5〜150mmであることを特徴とする。
また請求項4記載の発明は、前記帯状体は、幅方向の中央部に、タイヤ周方向にのびる凹溝が設けられたことを特徴とする。
本発明では、タイヤ内腔に固着された帯状体は、タイヤ内側面又はリム内側面に固定された固定面からの最大の厚さが1.0〜4.5cmに限定された横長偏平形状をなす。このため、帯状体のタイヤ内側面又はリム内側面からの突出高さが低減し、タイヤ交換時においてタイヤ内腔に差し込まれるタイヤレバーとの接触機会が低減する。また帯状体は、その両側の側面の少なくともその先端面側に、該先端面の幅を減じる向きに傾き、かつ固定面に対する鋭角側の角度θが30〜75゜である傾斜面が設けられる。このような傾斜面は、例えば図5に示されるように、タイヤ内腔の中で傾動するタイヤレバーの先端部との接触をさらに減じるのに役立つ。また、仮に接触した場合でも両者の摩擦力を低減して帯状体の剥離や大きな損傷を防止しうる。
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1には本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)とリムとの組立体(以下、単に「組立体」ということがある。)1のタイヤ回転軸を含む子午線断面図、図2にはそのA−A断面図、図3にはタイヤを拡大して示す拡大断面図がそれぞれ示されている。
本実施形態の組立体1は、リム2と、このリム2に装着されるタイヤ3と、前記リム2と前記タイヤ3とが囲むタイヤ内腔i内に配置された帯状体4とを含んで構成される。
前記リム2は、本実施形態ではタイヤ3のビード部3bが装着されるリム本体2aと、このリム本体2aを保持し車軸に固着されるディスク2bとを有するいわゆる金属製の2ピースホイールリムが例示される。ただし、1ピースリム等でも良いのは言うまでもない。
前記タイヤ3は、図1及び図3に示されるように、トレッド部3tと、その両端部からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3s、3sと、さらにその内方端に設けられた一対のビード部3b、3bとを有する。またタイヤ3は、少なくともラジアル構造のカーカス6と、そのタイヤ半径方向外側かつトレッド部3tの内部に配されたベルト層7とで補強されたチューブレスタイプの乗用車用ラジアルタイヤが例示される。また本実施形態のタイヤ3は、偏平率が50%以下の超低偏平ラジアルタイヤでって、タイヤ断面高さが非常に小さく形成される。
前記カーカス6は、例えば有機繊維コードを用いた1ないし複数枚、この例では1枚のカーカスプライ6Aで構成され、その両端部はビードコア8の周りで折り返されている。また前記ベルト層7は、本例ではタイヤ半径方向で重ねられた内、外2枚のベルトプライ7A、7Bにより構成される。各ベルトプライ7A、7Bは、スチールコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜30°程度の角度で傾けて配列され、互いにスチールコードが交差する向きに重ね合わされている。なお必要に応じて、ベルト層7の外側に、公知のバンド層などが設けられる。
前記帯状体4は、スポンジ材により構成される。スポンジ材は、海綿状の多孔構造体であり、例えばゴムや合成樹脂を発泡させた連続気泡を有するいわゆるスポンジそのものの他、動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を絡み合わせて一体に連結したウエブ状のものを含むものとする。また前記「多孔構造体」には、連続気泡のみならず独立気泡を有するものを含む。
上述のようなスポンジ材は、表面乃至内部の多孔部が振動する空気の振動エネルギーを熱エネルギーに変換することにより空洞共鳴を抑制する。したがってロードノイズが低減される。またスポンジ材は、収縮、屈曲等の変形が容易であるため、走行時のタイヤの変形に、実質的な影響を与えない。このため、操縦安定性が悪化するのを防止できる。
スポンジ材は、好ましくはエーテル系ポリウレタンスポンジ、エステル系ポリウレタンスポンジ、ポリエチレンスポンジなどの合成樹脂スポンジ、クロロプレンゴムスポンジ(CRスポンジ)、エチレンプロピレンゴムスポンジ(EDPMスポンジ)、ニトリルゴムスポンジ(NBRスポンジ)などのゴムスポンジを好適に用いることができ、とりわけエーテル系ポリウレタンスポンジを含むポリウレタン系又はポリエチレン系等のスポンジが、制音性、軽量性、発泡の調節可能性、耐久性などの観点から好ましい。
またスポンジ材の比重は特に限定はされないが、大きすぎるとタイヤ重量の増加を招きやすく、逆に小さすぎても空洞共鳴を抑える効果が低下する傾向がある。このような観点より、スポンジ材の比重は、好ましくは0.005以上、より好ましくは0.010以上が望ましく、上限については好ましくは0.06以下、より好ましくは0.03以下、さらに好ましくは0.02以下が望ましい。
また帯状体4は、タイヤ内腔の全体積Vの0.4〜20%の体積Vsを持っている。図4には、タイヤ内腔i内に帯状体を配置してロードノイズを測定したときの実験結果が示される。縦軸にはロードノイズ低減代が、横軸には体積比(Vs/V)が与えられている。ロードノイズ低減代は、タイヤ内腔i内に帯状体を配置していない組立体と比較したときのロードノイズ低減量である。
図4から明らかなように、タイヤ内腔4の全体積に対して帯状体5の体積を0.4%以上確保することにより、概ね2dB以上のロードノイズ低減効果が期待できる。このノイズ低減レベルは車室内において明りょうに確認できる。特に好ましくは、帯状体10は、タイヤ内腔4の全体積の1%以上、さらに好ましくは2%以上、より好ましくは4%以上の体積Vsを持つことが望ましい。一方、帯状体10の体積がタイヤ内腔4の全体積の20%を超える場合、ロードノイズの低減効果が頭打ちとなるばかりかコストを増加させたり或いは組立体1の重量バランスを悪化させやすい。このような観点より、帯状体10の体積は、タイヤ内腔4の全体積の10%以下が望ましい。なおこの実験結果は1本の帯状体4を用いたものであるが、帯状体4を2本に分けて構成しても、その全体積が前記数値範囲内であれば同様の効果が発揮されることが確認されている。
また帯状体4は、タイヤ内側面3i又はリム内側面2iに固定された固定面4Aを有する。これにより、走行中に帯状体4がタイヤ内腔i内で自由に移動することがない。タイヤ内側面3iはタイヤ内腔iに面したタイヤ3の表面であり、リム内側面2iはタイヤ内腔iに面したリム2の表面である。リム内側面2iは、タイヤ交換時にビード部3bが強く押し付けられる場合があるため、好ましくは帯状体4をタイヤ内側面3iに固着するのが良い。本実施形態では、タイヤ子午線断面において、前記固定面4Aは実質的に平滑な直線状で形成されている。
帯状体4は、タイヤ周方向に長い帯状をなし、本実施形態ではほぼ同一の断面形状でタイヤ周方向にのびているが、図2に示されるように、帯状体4の両端部については、耐久性を向上させる目的で断面形状が徐々に小さくなるよう先細状のテーパーが設けられている。また帯状体4は、例えば棒状に成形された後、タイヤ内腔面3iに沿ってタイヤ周方向に円弧状に湾曲させ、両面粘着テープや接着剤などを用いてタイヤ内側面3iに固定できる。またこの例では、帯状体4の両端部4e、4eは、僅かな隙間で離間しているが、360゜連続するように、両端部4e、4eを継ぎ合わせても良い。また図示していないが、帯状体4をタイヤ内側面3iなどにタイヤ周方向に連続して螺旋状に周回させて固定しても良い。また帯状体4は、2本以上に分けてタイヤ周方向に間欠的に及び/又はタイヤ軸方向に並列して配置されても良い。
また帯状体4は、タイヤ内側面3iのうちトレッド内側面3tiに固定された固定面4Aを有している。トレッド内側面3tiは、タイヤ内側面のうち、路面と接地するトレッド面の内側を意味し、本明細書ではベルト層7が配置された範囲とする。特に好ましい態様としては、帯状体4の固定面4Aの幅W1の中心が、トレッド内側面3tiのタイヤ軸方向の中心(タイヤ赤道面)と実質的に揃えられて固定されるのが望ましい。特に好ましくは、帯状体4の断面形状は、本実施形態のようにタイヤ赤道面で左右対称に形成される。
また帯状体4は、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、前記固定面4Aからの最大の厚さtが1.0〜4.5cmかつこの厚さtよりも前記固定面4Aの幅W1が大きい横長偏平形状をなす。前記各厚さt及び幅W1は、タイヤ3に帯状体4が取り付けられたリム組前の状態(常温、常圧下)で測定されるものとし、厚さtは固定面4Aに対して直角方向に、また幅W1は、固定面4Aに沿って測定されるものとする。また前記厚さtが各部で異なる場合、最大の厚さtが前記数値範囲内にあれば良い。
発明者らは、トレッド内側面3tiに帯状体4が設けられた組立体について、タイヤ取り外しテストを行った。そして、帯状体4の破損状況を調べた。タイヤ取り外しテストは、図17に示したように、図示しないタイヤチェンジャーとタイヤレバーfとを用いて複数の作業者により行われた。作業者には帯状体の存在を予め知らせていない。またサンプルの組立体には、厚さtを違えた種々の帯状体や、タイヤの偏平率を違えたものなど数多くの種類が用いられた。
タイヤ3をリム2から取り外す場合、タイヤレバーfがタイヤ内腔i内に差し込まれるが、その差し込み長さは、タイヤの種類(カテゴリー、偏平率等)、作業者のテクニックや癖などによって適宜異なる。しかし、テストの結果、前記厚さtが1.0〜4.5cmに制限された帯状体4が設けられた組立体では、その破損件数が低減することが判明した。その理由は、タイヤレバーとタイヤ内側面3iとの接触を防ごうとする作業者の一般的な心得により、バラツキはあるもののタイヤレバーfの差し込み長さに関してほぼ一定の上限があり、帯状体4との接触機会も減るためと考えられる。しかし、発明者らは帯状体4の破損に関し、さらなる改良の余地があると考えた。特に、タイヤ断面高さが小さい超低偏平タイヤになると、帯状体の側面にタイヤレバーがより頻繁に接触する傾向が見られた。
本発明の組立体1では、帯状体4において、前記厚さを1.0〜4.5mmに限定することを前提とし、さらに固定面4Aの両端部から前記最大の厚さtをなす先端面4Bにのびる帯状体4の両側の側面4C、4Cの形状に着目した。そして、前記側面4Cの少なくともその前記先端面4B側に、該先端面4Bの幅W2を減じる向きに傾き、かつ、前記固定面4Aに対する鋭角側の角度θが30〜75゜である傾斜面10を設ければ良いことを知見した。このような傾斜面10は、タイヤ3のビード部3bをリム2から外す際、図5に示されるように、タイヤ内腔i内で傾動するタイヤレバーfの先端部と干渉しやす部分を取り除く。従って、タイヤレバー3との接触による帯状体4の損傷を効果的に防止できる。また仮に接触した場合でも、前記傾斜面10は、タイヤレバーfの先端部が描く円弧状の軌跡の接線方向に近似しているため、タイヤレバーfの先端部が帯状体4に食い込み難く、かつ、該タイヤレバーと傾斜面10との間の摩擦力が軽減される。従って、帯状体4がタイヤ3から剥離したり、帯状体自身の損傷が効果的に防止される。
上述の効果を期待するためには、傾斜面10の先端面4B側の端部は、帯状体4の先端面4Bに連なることが必要である。本実施形態では、帯状体4の側面4Cは、その全長さが前記傾斜面10から構成されており、しかもこの傾斜面10が実質的に直線状で形成されたものが例示される。また帯状体4は、固定面4Aから先端面4Bに向かって、その幅寸法が増加する部分を持たないことが必要である。言い換えれば、図6に示されるように、帯状体4の側面4Cは、前記傾斜面10と、この傾斜面10の前記固定面4A側に設けられかつ該固定面4Aからほぼ垂直に立ち上がる小高さの直角面11とを含んで構成されたものでも良い。
また、傾斜面10の固定面4Aに対する鋭角側の角度θは、30〜75゜であることが必要である。前記角度θが30゜未満の場合、帯状体4の厚さtや体積を十分に確保するためには底面4Aの幅W1が著しく大きくなる傾向がある。その結果、タイヤ内側面3iへの帯状体4の固着作業に多くの手間とコストを必要とし生産性が悪化しやすい他、帯状体4の両端部が走行時に屈曲の激しいサイドウォール部に接近しやすくなり、耐久性をも悪化させる傾向がある。逆に前記角度θが75゜を超えると、側面4Cが急な勾配で立ち上がるため、タイヤレバーfとの衝突を回避する性能が十分に得られなかったり、接触が生じた場合にはタイヤレバーの先端部が側面4Cに食い込みやすく大きな損傷が生じやすくなる。このような観点より、前記角度θは、好ましくは30〜70゜、より好ましくは40〜60゜が望ましい。
なお帯状体4は、その体積がタイヤ内腔iの全体積に対して一定の割合に制限される。このため、帯状体4の長さが決まれば、単位長さ当たりの断面積が決定され、さらに厚さtの制約を加え、また側面の形状などを決定することで、固定面4Aの幅W1や先端面4Bの幅W2などは自ずと決定できる。しかし、固定面4Aの幅W1が大きすぎると、前述のようにタイヤ内側面3iへの貼り付け作業性が悪化しやすい。このような観点より、タイヤ3が乗用車ラジアルタイヤの場合、帯状体4の固定面4Bの幅W1は好ましくは30〜250mm、より好ましくは60〜140mm程度が望ましい。これは、概ねトレッド幅TWの5〜100%、より好ましくは20〜60%が望ましい。
また本発明においては、帯状体4の前記傾斜面10は、図7に示されるように、帯状体4の外側に中心Caを有する第1の円弧状曲線L1及び/又は帯状体4の内側に中心を有する第2の円弧状曲線L2を含んで構成している。この実施形態では、前記第1の円弧状曲線L1が固定面4A側に位置し、他方、第2の円弧状曲線L2が先端面4B側に設けられている。第1の円弧状曲線L1と第2の円弧状曲線L2との間には、小長さの直線部分L3が設けられている。
帯状体4の先端面4B側を第2の円弧状曲線L2で構成することにより、タイヤレバーと帯状体4との接触がより効果的に防止できる。また、特に傾斜面10の先端面4B側が丸められることにより、仮にタイヤレバーが該第2の円弧状曲線L2と接触した場合でも、両者の間の摩擦力がさらに低減され、ひいては帯状体4への大きなダメージが防止される。また帯状体4の側面4Cにおいて、固定面4A側に該固定面4Aの端部に連なる第1の円弧状曲線L1を設けることにより、帯状体4は、その幅方向の両端部において厚さが滑らかに漸減する。このため、タイヤ内側面3iとの固着面において著しい剛性段差が生じない。従って、固着面での過度の応力集中を防止し、固着強度を向上するのに役立つ。また、このような第1の円弧状曲線L1は、帯状体4とタイヤ3との一体感を醸しだし、外観上の見映えを向上させるのにも役立つ。
前記第1ないし第2の円弧状曲線L1、L2の各曲率半径R1、R2は、特に制限はされないが、好ましくは5mm以上、より好ましくは7mm以上、さらに好ましくは15mm以上が望ましい。前記曲率半径が5mm未満の場合、接触時の摩擦力をより一層軽減させる効果が十分に期待できない。逆に前記曲率半径の上限は、特に制限はないが、大きすぎると円弧としての意味合いが薄れる。円弧を設けた特有の効果を期待する場合には、帯状体4の厚さtと、傾斜面10の角度θとの兼ね合いなどから、その上限は例えば150mm程度が望ましい。
前記傾斜面10は、第1の円弧状曲線L1又は第2の円弧状曲線L2の一方のみを含むものでも良く、また直線部分L3を含まずに第1ないし第2の円弧状曲線L1、L2だけで構成することもできる。この場合、傾斜面10の固定面4Aに対する鋭角側の前記角度θは、近似的に前記固定面4Aの端部と先端面4Bの端部とを結ぶ直線と、固定面4Aとのなす鋭角側の角度をもって定める。
また図8に示されるように、帯状体4は、その幅方向の中央部に、タイヤ周方向にのびる1ないし複数本の凹溝12を設けることができる。図5に示したように、タイヤの取り外し時において、タイヤレバーは、図に矢印Xで示される向きに傾動されるが、タイヤ3をリム2に組み入れる際には、それとは逆方向の矢印Yの向きに傾動される。この際、タイヤレバーの先端が帯状体4の一方の側面4Cに接触すると、帯状体4はその幅方向の中央部側へと押圧される圧縮変形をなす。このとき、帯状体4の幅方向の中央部に、タイヤ周方向にのびる凹溝12を予め設けておくことにより、帯状体4の前記変形を促進させ、帯状体4をタイヤレバーから逃がすことによって、帯状体4へのタイヤレバーfの食い込みが防止できる。従って、帯状体4の大きな損傷を防止できる。また前記凹溝12は、帯状体4の表面積を増加させ、タイヤ内腔i内の空気とより多くの接触する機会を持ち、空洞共鳴を効率良く低下させるとともに、放熱効果を高め、帯状体4の熱破壊などを防止するのに役立つ。このような観点より、前記凹溝12の深さdは、好ましくは帯状体4の最大の厚さtの20%以上、より好ましくは30%以上かつ100%未満、さらに好ましくは30〜70%以上が望ましい。
また帯状体4とタイヤ内側面3i又はリム内側面2iとは、種々の方法で固定できる。接着コスト及び作業性に観点より、特に好ましくは接着剤ないし粘着テープを用いるのが望ましい。またこれら以外にも、例えばネジや取付金具などを用いる方法や、加硫段階で一体化させる方法なども採用できる。
空気入りタイヤとリムとの組立体を試作し、ノイズ性能とタイヤ取り外し時の帯状体の耐久性とについてテストを行った。いずれの組立体においても、空気入りタイヤには215/45ZR17の乗用車用低偏平ラジアルタイヤ、リムには17×7JJで同じものが使用された。
帯状体は、比重0.016のエーテル系ポリウレタンスポンジ(丸鈴株式会社 製品番号E16)を使用し、長さはいずれも190cm、最大厚さは2cmとし、そのタイヤ周方向の両端部は図2に示したように45゜の角度でテーパーカットを施した。帯状体の円周角δは実質的に350゜とした。また各例において、タイヤ内腔の全体積はいずれも28980cm3 である。各例の帯状体の体積、断面形状などは表1及び図9以降に示す通りでほぼ同じ値となるように調節した。なお、図9〜16において、長さの単位はミリメートルである。
また帯状体とタイヤ内側面(トレッド内側面)とは、両面粘着テープ(日東電工社製、型式5000NS)を用いて接着した。なおタイヤについては、いずれもトレッド内側面には、ブラダーによる凸部が形成されていないものを使用した。テスト方法は、次の通りである。
<ノイズ性能>
内圧200kPaでリム組みして車両(排気量3000cm3 の国産FR車)の全輪に装着し、1名乗車にてロードノイズ計測路(アスファルト粗面路)を速度60km/Hで走行したときの車内騒音を運転席窓側耳許位置にて測定し、230Hz付近の気柱共鳴音のピーク値の音圧レベルを、比較例1(帯状体が設けられていない組立体)の車内騒音を基準とした増減値で示した。
<タイヤ取り外し時の帯状体の耐久性>
タイヤチェンジャー(メーカ名:EIWA社、型式:WING320)とタイヤレバーとを用いて組立体のタイヤをリムから取り外す作業を行った。それぞれの組立体について、20名の作業者で取り外しを行った。評価は、帯状体に切り傷や裂け等の損傷が生じた回数αと、帯状体がタイヤ内側面から剥がれた回数βとを測定した。α及びβとも小さいほど良好である。
テストの結果などを表1に示す。
Figure 0004224432
Figure 0004224432
以下テスト結果について簡単に述べる。
<比較例>
比較例2は、断面形状が横長矩形状、即ち、側面が固定面に対して90゜の角度をなす帯状体が設けられている。比較例2は、帯状体が設けられていない比較例1に比べて8.4dBのノイズ低減効果を発揮している。しかし、タイヤ取り外し時、帯状体の裂傷が6回、剥離が2回それぞれ発生している。また傾斜面の角度θが小さい比較例3も、帯状体の損傷については比較例2とほぼ同様の結果であり、破損防止については改善が見られない。
参考例1〜4
傾斜面の角度θを小さくすることで、帯状体の損傷ないし剥離の改善が確認できる。特に前記角度θを55度以下とした参考例2ないし3では、その効果が高い。またノイズ性能についても、比較例2と同様、8dB強を維持していることが分かる。参考例4のように、傾斜面を、前記角度θが異なる2種以上の斜面で構成することも好ましいことが確認できる。この場合、2種の角度θは、いずれも30〜75゜の範囲で選択されるのが良い。
実施例1〜6
帯状体の前記傾斜面に円弧状曲線を含ませることも有効である。これは、タイヤレバーとの接触機会をさらに減じ、かつ接触時の摩擦を低減する。傾斜面の先端面側に5mm以上の曲率半径を有する第2の円弧状曲線を設けた実施例1,2では、帯状体の損傷に関してより良い結果が得られた。ただし、曲率半径が5mm未満の実施例3では、その効果は得られていない。同様に、固定面側に5mm以上の曲率半径を有する第1の円弧状曲線を設けた実施例4,5でも、帯状体の損傷に関してより良い結果が得られた。しかし、曲率半径が5mm未満の実施例6では、円弧状曲線を設けたことによる効果は得られなかった。このように、第1ないし第2の円弧状曲線を設ける場合には、その曲率半径は5mm以上が望ましい。
実施例7〜10
第1及び第2の円弧状曲線を用いた実施例7〜9では、実施例1〜6とほぼ同様、良い結果が得られた。先端面を円弧で形成した実施例14については、意匠面においてタイヤとの一体感を醸しだし、商品価値の向上に役立つことが期待される。
実施例11,12
実施例11,12では、一つのタイヤ内腔に2つの帯状体を含ませており、1本の場合とほぼ同等の効果が得られることが確認できた。
本発明の空気入りタイヤとリムとの組立体の断面図(但し傾斜面を直線状として図示している)。 そのA−A断面図である。 タイヤの拡大断面図である。 帯状体の体積とロードノイズ低減代との関係を示すグラフである。 タイヤ内腔内におけるタイヤレバーの傾動状態を示す要部拡大断面図である。 帯状体の他の実施形態を示す断面図である。 帯状体の他の実施形態を示す断面図である。 帯状体の先端面に凹部を設けたことを例示する断面図である。 (A)〜(E)は比較例及び参考例の帯状体を示す断面図である。 他の参考例の帯状体を示す断面図である。 (A)〜(C)は本発明の実施例の帯状体を示す断面図である。 (A)〜(C)はさらに他の実施例の帯状体を示す断面図である。 (A)〜(C)はさらに他の実施例の帯状体を示す断面図である。 さらに他の実施例の帯状体を示す断面図である。 さらに他の実施例の帯状体を示す断面図である。 (A)は、一つのタイヤ内腔に配される2つの帯状体を示す参考例の断面図、(B)は、一つのタイヤ内腔に配される2つの帯状体を示す実施例の断面図である。 タイヤレバーを用いてリムからタイヤの取り外しを説明する断面略図である。
符号の説明
1 組立体
2 リム
3 空気入りタイヤ
4 帯状体
4A 固定面
4B 先端面
4C 側面
10 傾斜面
L1 第1の円弧状曲線
L2 第2の円弧状曲線

Claims (4)

  1. リムと、このリムに装着される空気入りタイヤとを含み、かつ前記リムと前記空気入りタイヤとが囲むタイヤ内腔内に、タイヤ周方向にのびかつ体積が前記タイヤ内腔の全体積の0.4〜20%であるスポンジ材からなる帯状体が配置された空気入りタイヤとリムとの組立体であって、
    前記帯状体は、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、タイヤ内側面又はリム内側面に固定された固定面からの最大の厚さが1.0〜4.5cmかつこの厚さよりも前記固定面の幅が大きい横長偏平形状をなし、
    かつ前記固定面の両端部から前記最大の厚さをなす先端面にのびる帯状体の両側の側面は、少なくともその前記先端面側に、該先端面の幅を減じる向きに傾きかつ前記固定面に対する鋭角側の角度θが30〜75゜である傾斜面が設けられ、
    しかも前記傾斜面は、帯状体の外側に中心を有する第1の円弧状曲線及び/又は帯状体の内側に中心を有する第2の円弧状曲線を含むことを特徴とする空気入りタイヤとリムとの組立体。
  2. 前記帯状体は、トレッド内側面に固定され、かつ前記傾斜面は、前記空気入りタイヤを前記リムから外すために用いるタイヤレバーとの接触による損傷を防止するとともに、前記側面の全長さが前記傾斜面からなる請求項1記載の空気入りタイヤとリムとの組立体。
  3. 前記帯状体は、前記傾斜面の前記第1の円弧状曲線及び/又は第2の円弧状曲線の曲率半径が、5〜150mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤとリムとの組立体。
  4. 前記帯状体は、幅方向の中央部に、タイヤ周方向にのびる凹溝が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤとリムとの組立体。
JP2004175808A 2004-06-14 2004-06-14 空気入りタイヤとリムとの組立体 Expired - Lifetime JP4224432B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175808A JP4224432B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 空気入りタイヤとリムとの組立体
EP05011125A EP1607243B1 (en) 2004-06-14 2005-05-23 Tire noise reducing system
US11/136,408 US20050275277A1 (en) 2004-06-14 2005-05-25 Tire noise reducing system
CNB200510077140XA CN100354148C (zh) 2004-06-14 2005-06-14 轮胎降噪***
US12/340,347 US7703858B2 (en) 2004-06-14 2008-12-19 Tire noise reducing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175808A JP4224432B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 空気入りタイヤとリムとの組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005350027A JP2005350027A (ja) 2005-12-22
JP4224432B2 true JP4224432B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=34936837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004175808A Expired - Lifetime JP4224432B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 空気入りタイヤとリムとの組立体

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20050275277A1 (ja)
EP (1) EP1607243B1 (ja)
JP (1) JP4224432B2 (ja)
CN (1) CN100354148C (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602004009533T2 (de) * 2004-03-16 2008-07-24 Sumitomo Rubber Industries Ltd., Kobe Reifen mit Schalldämpfer
EP1659004B1 (en) * 2004-11-19 2012-02-01 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Assembly of pneumatic tire and rim and a noise damper used therein
JP4567424B2 (ja) * 2004-11-19 2010-10-20 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤとリムとの組立体及びそれに用いられる帯状体の製造方法
JP4507970B2 (ja) * 2005-04-25 2010-07-21 横浜ゴム株式会社 低騒音空気入りタイヤ
JP4175478B2 (ja) 2005-04-28 2008-11-05 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP4330550B2 (ja) 2005-04-28 2009-09-16 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤとリムとの組立体
JP4175480B2 (ja) * 2005-04-28 2008-11-05 横浜ゴム株式会社 騒音低減装置及びその製造方法、並びに、騒音低減装置を備えた空気入りタイヤ
JP4175479B2 (ja) * 2005-04-28 2008-11-05 横浜ゴム株式会社 騒音低減装置及びその製造方法、並びに、騒音低減装置を備えた空気入りタイヤ
JP4960626B2 (ja) * 2005-12-13 2012-06-27 住友ゴム工業株式会社 制音具付空気入りタイヤ
US7694707B2 (en) * 2005-12-20 2010-04-13 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire with integral foamed noise damper
JP4787784B2 (ja) * 2006-05-09 2011-10-05 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤセット
JP4891727B2 (ja) * 2006-10-11 2012-03-07 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤの製造方法
JP4796641B2 (ja) * 2008-01-29 2011-10-19 住友ゴム工業株式会社 制音具付き空気入りタイヤ
JP2009234391A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Bridgestone Corp 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ
US20090272471A1 (en) * 2008-04-30 2009-11-05 Rene Louis Bormann System for balancing a tire
JP4636126B2 (ja) * 2008-06-17 2011-02-23 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの製造方法
JP4525801B2 (ja) * 2008-06-20 2010-08-18 横浜ゴム株式会社 タイヤ騒音低減装置
JP4525800B2 (ja) * 2008-06-20 2010-08-18 横浜ゴム株式会社 タイヤ騒音低減装置及びこれを装着した空気入りタイヤ
US20100071820A1 (en) * 2008-09-24 2010-03-25 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Tire and noise reducer
US8726955B2 (en) 2010-11-09 2014-05-20 The Goodyear Tire & Rubber Company Self-balancing pneumatic tire and method of making the same
JP6255840B2 (ja) * 2013-09-24 2018-01-10 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
KR101767077B1 (ko) * 2016-03-29 2017-08-11 넥센타이어 주식회사 공기입 타이어
US10919245B1 (en) * 2016-10-01 2021-02-16 Thomas Eugene FERG Internal tire balancing of rubber tires on rims
KR20180048315A (ko) * 2016-11-02 2018-05-10 기아자동차주식회사 공명음 저감용 타이어
KR101861476B1 (ko) * 2017-03-23 2018-07-05 한국타이어 주식회사 공명음 저감 공기압 타이어
EP3663102B1 (en) * 2017-08-22 2024-06-19 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire
JP7173474B2 (ja) 2018-05-15 2022-11-16 ブリヂストン アメリカズ タイヤ オペレーションズ、 エルエルシー 多層インサートを有するタイヤ
JP2020093680A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 乗用車用空気入りラジアルタイヤ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63291708A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Honda Motor Co Ltd 空気入りタイヤ
DE19819128C2 (de) * 1998-04-29 2000-06-21 Continental Ag Kraftfahrzeugrad mit einem auf eine Felge aufgebrachten Ring aus schallabsorbierendem Material
DE19820590A1 (de) * 1998-05-08 1999-11-11 Continental Ag Kraftfahrzeugrad
JP3322667B2 (ja) * 1999-07-28 2002-09-09 住友ゴム工業株式会社 タイヤの高速rfv一次修正方法、およびそれによって修正されたタイヤ
JP3695255B2 (ja) * 1999-10-15 2005-09-14 三菱自動車工業株式会社 車両の車輪構造
JP2001239804A (ja) * 1999-12-24 2001-09-04 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤとリムとの組立体
DE60134447D1 (de) * 2000-08-31 2008-07-31 Sumitomo Rubber Ind Reifengeräuschreduzierungsvorrichtung
JP3400787B2 (ja) * 2000-12-26 2003-04-28 住友ゴム工業株式会社 タイヤのアンバランス修正方法
DE60209053T2 (de) * 2001-04-16 2006-09-28 Sumitomo Rubber Industries Ltd., Kobe Reifengeräusch reduzierende Vorrichtung
WO2002085648A1 (en) * 2001-04-19 2002-10-31 Societe De Technologie Michelin Device for attenuating cavity noise in a tire and wheel
US7013940B2 (en) * 2001-04-19 2006-03-21 Michelin Recherche Et Technique S.A. Device for attenuating cavity noise in a tire and wheel
US20050155686A1 (en) * 2002-06-05 2005-07-21 Naoki Yukawa Assembly of pneumatic tire and rim, sound suppressing body used for the assembly and pneumatic tire storage method

Also Published As

Publication number Publication date
EP1607243B1 (en) 2011-07-27
CN1715085A (zh) 2006-01-04
US7703858B2 (en) 2010-04-27
EP1607243A1 (en) 2005-12-21
US20090134694A1 (en) 2009-05-28
US20050275277A1 (en) 2005-12-15
JP2005350027A (ja) 2005-12-22
CN100354148C (zh) 2007-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4224432B2 (ja) 空気入りタイヤとリムとの組立体
EP1574360B1 (en) Noise damper
JP4330550B2 (ja) 空気入りタイヤとリムとの組立体
JP4787784B2 (ja) 空気入りタイヤセット
RU2401213C2 (ru) Узел, включающий пневматическую шину и обод
US8544510B2 (en) Pneumatic tire with noise reducer
JP3787343B2 (ja) 空気入りタイヤとリムとの組立体
JP4281874B2 (ja) 低騒音空気入りタイヤ
JP4783135B2 (ja) 制音具付空気入りタイヤ
JP4427007B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7003627B2 (ja) 空気入りタイヤ及びタイヤ・リム組立体
EP3722113A1 (en) Pneumatic tire comprising resonance noise reduction structure
JP3839581B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4533130B2 (ja) 空気入りタイヤとリムとの組立体
JP4567424B2 (ja) 空気入りタイヤとリムとの組立体及びそれに用いられる帯状体の製造方法
JP4728790B2 (ja) 空気入りタイヤとリムとの組立体
JP4567425B2 (ja) 空気入りタイヤとリムとの組立体及びそれに用いられる帯状体の製造方法
JP4769078B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4138711B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2010247710A (ja) 空気入りタイヤ
JP2024031060A (ja) タイヤ・リム組立体
JP2007022412A (ja) 安全タイヤ用空気のう及び安全タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4224432

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250