JP4219232B2 - クラッチレス冷媒圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、可変容量型クラッチレス冷媒圧縮機に関し、特に、クラッチレス冷媒圧縮機を用いた冷凍システムの停止の間にクラッチレス冷媒圧縮機の圧縮仕事を減少させるための改良に関するものである。
典型的な可変容量型のクラッチレス冷媒圧縮機は、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されたクラッチレス冷媒圧縮機は、斜板が駆動シャフトに垂直な面に対して予め定められた最大傾角と0度にほぼ等しい最小傾角との間で可変な傾斜角をもって前記駆動シャフトに結合されている回転斜板型である。斜板はシリンダボアに装着されたピストンに連結されており、傾斜角をもった回転によってシリンダボア中の前記ピストンを往復動させる。ピストンのストロークは傾斜角によって決定される。この傾斜角が予め定められた最大傾角の時には、最大となり、予め定められた最小傾角の時には、最小となる。斜板の傾斜角は、前記斜板が配置されたクランク室内のガス圧の変化によって変動する。圧縮機の圧縮容量を制御するために、容量制御弁は、斜板の傾斜角を調整するためのガス圧力を制御するために用いられる。斜板とピストンとを結合させるために、斜板の首振り運動をピストンの往復動へ変換するための変換機構が用いられる。変換機構として、二つのタイプが従来技術において知られている。一つのタイプは、ピストンに連結され、回転不能であるが、斜板上を摺動可能に支持されている揺動板タイプであり、もう一つは、2つの半球形状のシューがピストンに支持され、斜板の両面に摺動接触されているシュータイプである。
可変容量型クラッチレス冷媒圧縮機は、通常は、自動車の空調システムの冷凍回路の冷媒圧縮機に用いられている。駆動シャフトは電磁クラッチを介さずに、ベルトとプーリを介して自動車エンジン出力に接続されている。それゆえ、駆動シャフトは、エンジンが駆動及び停止したときには、夫々回転及び停止を行う。
圧縮機は、駆動シャフトが停止したときに、斜板が予め定められた最小傾角を保つように設計されている。エンジンが駆動シャフトを駆動し始めるときには、傾斜角が、予め定められた最小傾角からなめらかに且つ急激に増加することが要求されている。このような要求に応えるために、特許文献1には、斜板が最小傾角で回転し始めるときに、この傾斜角が増加するように斜板を動かすモーメントを発生させるように、斜板が設計されていることを開示している。こうして、圧縮容量は心地よい空調を与えるための適切なレベルまでなめらかに且つすばやく増加する。
しかしながら、自動車運転中でも、空調システムを切っている場合がしばしばある。このような場合、空調システムの冷凍回路が非動作中であっても、駆動シャフトは回転している。駆動シャフトの回転は、上記特許文献1にもあるように斜板の傾斜角の増加となる。これは、不必要な圧縮仕事が行われ、エンジン出力を浪費することを意味する。
米国特許第5573379号明細書(特開平7−2934295号公報)
本発明の目的は、圧縮機を含む冷凍回路の非動作状態の間に、圧縮機の駆動シャフトが駆動されたときに、圧縮仕事を減少させる可変容量型のクラッチレス冷媒圧縮機を提供することにある。
本発明によれば、
クランク室、ピストンを貫挿されたシリンダボア、吸入室、及び吐出室を有する圧縮機ハウジングと、
外部駆動源によってクラッチを用いないで駆動されるための前記クランク室内に回転可能に延在して設けられた駆動シャフトと、
前記駆動シャフト上に固定設置され、前記駆動シャフトとともに回転するロータと、
前記駆動シャフトの周囲の一角度位置で、ヒンジ機構を介して前記ロータに連結され、前記駆動シャフトと垂直な平面に対して予め定められた最大傾角とほぼ0度に等しい予め定められた最小傾角との間で変化する傾斜角を有する斜板であって、傾斜しながら前記ロータとともに回転することにより首振り運動を行う前記斜板と、
前記ピストンに結合され、吸入室を介して導入された冷媒の圧縮を行い、前記吐出室を介して圧縮された冷媒を冷凍回路に放出するために、前記首振り運動を前記ピストンの往復運動に変換するための変換機構と、
前記圧縮機の圧縮容量を制御するようピストンストロークを調整するために前記斜板の傾斜角を変化させるべく前記クランク室内のガス圧を制御するための制御手段とを備え、更に,
前記駆動シャフトが外部駆動源によって駆動されないで、停止しているときの前記斜板の傾斜角を、予め定められた最小傾角よりも大きな選択された初期傾角に設定する初期傾角設定手段と、
前記駆動シャフトが前記外部駆動源によって駆動された後に、前記圧縮機の圧縮仕事が増大したときに、前記初期傾角設定手段を解放するための解放手段とを備え、前記斜板をその傾斜角が予め定められた最小傾角となるように付勢する付勢力(A)を与える付勢部材を備え,前記初期傾角設定手段は、前記駆動シャフトが前記外部駆動源によって駆動されないときに、前記駆動シャフト上で、前記斜板の前記付勢力(A)による傾斜角の変化を停止させるための前記駆動シャフト上の初期位置に搭載され、前記斜板の傾斜角の初期傾角を設定するためのストッパであって、前記駆動シャフト上の位置が可変である前記ストッパを有することを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機
が得られる。
本発明によれば、圧縮機を含む冷凍回路の非動作状態の間に圧縮機の駆動シャフトが駆動されたときでも、圧縮機の圧縮仕事を減少させることができるので、エンジンなどの外部駆動源のエネルギーの浪費を避けることができる。
図1は本発明の第1の実施の形態による圧縮機を示す断面図である。図1を参照して、本発明の第1の実施の形態による可変容量型クラッチレス冷媒圧縮機10について述べる。圧縮機は10は、フロントハウジング11a、シリンダブロック11b、及びシリンダヘッド11cを備えた圧縮機ハウジング11を備えている。圧縮機ハウジング11は、その中にクランク室12、複数のシンリンダボア(一つのみ示す)13と、吸入室14、及び吐出室15を備えている。吸入室14と吐出室15は、圧縮機10を冷凍回路に接続するための流入口16及び流出口17を夫々備えている。
ピストン(一つを示す)18はシンリンダボア13内に収容され、シリンダボア内を往復動する。
駆動シャフト19はクランク室12内にシリンダボア13及びピストン18に平行な方向に延在し、圧縮機ハウジング11内にベアリング19a,19bによって回転可能に支持されている。駆動シャフト19は圧縮機ハウジング11のフロントハウジング11aから外側に突出した軸端部20を有する。軸端部20は駆動シャフト19を回転させるための駆動力を受けるために、外部駆動源(図示せず)にプーリ21とベルト(図示せず)を介して接続するために設けられている。
ロータ22は、駆動シャフト19とともに回転するように、クランク室12内の駆動シャフト19に固定設置されている。
斜板23は、駆動シャフト19の周囲に配置され、ヒンジ結合24によって、駆動シャフト19の周囲のヒンジ角位置としての角位置でロータ22に接続されている。従って、斜板23はロータ22とともに回転し、駆動シャフト19の駆動シャフトに垂直な平面から傾斜されうる。斜板23は、ロータ22と共に回転することによって傾斜角を持って首振り運動を行う。斜板23の傾斜角は、ほぼ0度に等しい予め定められた最小傾角と、予め定められた最大傾角との間で変動可能に構成されている。
付勢部材25は、ロータ22と斜板23との間の駆動シャフト19の周囲に設置され、斜板23の傾斜角が予め定められた最小傾角となるように斜板23を付勢するための付勢力A(図2参照)を与える。
結合機構又は変換機構は、斜板23の首振り運動をピストン18の往復動に変換するために斜板23をピストン18に接続する。結合機構は、斜板23の外周縁部23aと、各ピストンの後端部18aと、斜板23の外周縁部の両側に摺接し、ピストン18の後端部18aに保持される半球状のシュー26で構成される。
制御弁あるいは制御機構27は、クランク室12内の圧力を調整して付勢部材25と協同もしくはこれに抗して斜板23の傾斜角を制御し、それによって圧縮機の容量を制御するために、シリンダヘッド11c内に備えられている。制御弁27はクランク室12に、第1の小通路27aを介して連通しており、また、第2の小通路27bを介して吐出室15に連通している。制御弁27は吐出室15およびクランク室12間の第1及び第2の小通路27a,27bを介した連絡を制御し、それによってクランク室12内の圧力を調整する。
上述した圧縮機10は従来技術と同様である。
本発明によれば、圧縮機10は更に、駆動シャフト19が外部駆動源によって駆動されていなくて停止しているとき斜板23の傾斜角を初期傾角(θ1)に設定するための初期傾角設定手段を備えている。初期傾角は予め定められた最小傾角よりも大きくなるように選択される。圧縮機10は、また、前記駆動シャフトが外部駆動源によって駆動された後、圧縮仕事が増加した時に、初期傾角設定手段を解放するための解放手段を備えている。
初期傾角設定手段として、ストッパ28は、駆動シャフト19上の予め定められた初期位置に設置され、駆動シャフト19が外部駆動源によって駆動されない時に、前記斜板23の付勢部材25からの付勢力Aによる傾斜角の変化を停止させ、斜板23を初期傾角として予め定められた傾斜角に保持する。ストッパ28は駆動シャフト上で位置可変である。初期傾角は、斜板23の傾斜角の予め定められた最小傾角よりも大きな角度を選択可能である。
前記解放手段は、圧縮機の圧縮仕事に対応する物理ファクタを検出するための検出器を有し、更に、前記ストッパと前記検出器とに接続され、検出された物理ファクタが圧縮仕事の増加を示すときに、前記ストッパを初期位置から、駆動シャフト方向に駆動し、それによって、斜板23を付勢部材25からの付勢力によって、初期傾角から予め定められた最小傾角まで動作するためのドライバを備えている。
検出器は、圧縮機の圧縮仕事となる駆動シャフトの回転速度を感知するための回転速度センサで、駆動シャフトの回転速度が増大すると、仕事量が増加したと判断する
図2は、斜板の回転していない状態での斜板の初期傾角を決定するための図1に示す圧縮機の主要部分の拡大部分断面図、図3は斜板が増加した回転速度で回転するときの初期傾角を解放した状態を示す図2の主要部の断面図である。
図2及び図3を参照して、固定リング29は、駆動シャフト上においてロータ22の斜板23に関して反対側の位置で駆動シャフト19上に固定設置されている。固定リング29は、斜板23に対面する側面29aを備えている。側面29aは、前記ヒンジ角位置において側面29aからロータ22までの駆動シャフト19に沿った第1の間隔が、前記ヒンジ角位置と反対側の角位置において側面29aからロータ22までの駆動シャフト19に沿った第2の間隔よりも小さい。楔形状を断面を備えた楔状リング31は駆動シャフト19の周囲に配置され、前記ヒンジ角位置に対応する角位置で固定リング29の外側面上に搭載されたバネ30によって弾性支持されている。楔状リング31は、固定リング29の側面29aに対応し、且つそれに接触する傾斜側面31aを有し、さらに、その反対面31bを有している。楔状のリング31の重量は、駆動シャフト19の周囲で不均一である。楔状リング31の前記ヒンジ角位置の側の半分は、他の半分よりも重量が小さい。図3に示すように、楔状リング31は、駆動シャフト19とともに回転することによって生じる遠心力(B)によって、バネ30の支持力に抗して前記ヒンジ角位置とは反対側の角位置方向に向かうように、固定リング29の側面29aに沿って直径方向に移動する。ストッパ28は楔状のリング31の前記反対側面31b上の位置に突出物として形成されている。ストッパ28は、遠心力Bによる楔状のリング31の動作により、駆動シャフトの方向に動かされる。したがって、前記スプリング30及び楔形リング31は、前記解放手段として機能する。
図4及び図5は本発明の第2の実施の形態による圧縮機における主要部分を示す、図2及び図3と同様の状態を示す断面図である。
図4及び図5を参照して、ドライバは、駆動シャフト19上に固定されて搭載された固定磁気コア43、固定磁気コア43に巻回された電線コイル44、及び固定磁気コア43に関して駆動シャフト方向に移動可能である可動磁気コア45を備えた電磁ソレノイド42を有しており、可動磁気コア45はストッパ28を有している。ドライバはさらに、検出器40によって検出された物理ファクタに応答して電線コイル44の励磁及び消磁を行う電線コイル44に接続されたソレノイドドライバ41を備えている。検出器40は吐出室15内の圧力を検出する圧力センサで、吐出室内の圧力が増加した場合には、圧縮仕事量が増加したと判断する
電磁ソレノイド42は更に、ストッパ28を初期位置にあるように可動磁気コア45を付勢するためのコア付勢バネ46を有している。図4に示すように、通常は、ソレノイドドライバ41は電線コイル44を励磁しない。
図5を参照して、ソレノイドドライバ41は、検出された物理ファクタがこのファクタの予め定められたレベルを超えて増加すると判定されたときに、電線コイル44を励磁し、初期位置から駆動シャフト方向にコア付勢バネ46の付勢力に抗して移動させ、それによって、斜板23は、前記初期傾角から予め定められた最小傾角に移動することができる。
図6及び図7は、本発明の第3の実施の形態による圧縮機の主要部分を示す断面図で、図4および図5と同様の図である。
図6及び図7に示す実施の形態においては、図4及び図5と同様な構成部品は同じ参照符号で示され、同様な検出器40及びソレノイドドライバ41は図面を簡略化するために省略されている。この実施の形態においては、コア付勢バネ46は、ストッパ28がロータ22から初期位置よりも離れた位置にあるように可動磁気コア45を付勢する。ソレノイドドライバ41は通常の状態では、図6に示すように、電線コイル44を励磁してコア付勢バネ46に抗してストッパ28を初期位置に保持する。
図7を参照して、検出された物理ファクタがこのファクタの予め定められたレベルを超えて増加すると、ソレノイドドライバ41は電線コイルの励磁を解いてストッパ28を初期位置から駆動シャフト方向にコア付勢バネ46の付勢力によって移動させ、それによって、斜板23が初期傾角から予め定められた最小傾角に、付勢力Aによって移動することができる。
図8及び図9は、本発明の第4の実施の形態による圧縮機の主要部分を示す断面図で、図4及び図5と同様の図である。
図8及び図9に示す実施の形態は、図4及び図5に示すものとは、構造が異なるが動作は同じである。図4及び図5と同様な構成部品は同じ参照符号で示され、同様な検出器40及びソレノイドドライバ41は図面を簡略化するために省略されている。したがって、更なる説明は省略する。
図4乃至図9の実施の形態に関連して、検出器40として種々のセンサが圧縮機10の圧縮仕事に対応する物理ファクタの検出に用いられる。
検出器40は吐出室15と、吸入室14との間の圧力差を検出するための圧力センサを用いることもでき、この場合、圧力差が増加した場合には、圧縮仕事が増加したと判断する
また、検出器40は、圧縮機10の温度を検出するための温度センサを用いることもできる。
圧縮機10は、潤滑油をその中に蓄えている。従って、検出器40は、圧縮機10の温度を検出する温度センサ、あるいは、潤滑油の粘度を検出する粘度センサであっても良い。
検出器40は、また、圧縮機10の周りの周囲温度を検出する温度センサであっても良い。
クラッチレス冷媒圧縮機は自動車の空調システムに用いられる。従って、検出器40は自動車の車内の温度を検出する温度センサであっても良い。
上記の実施例において、空調機の冷凍回路の動作中にストッパ28が、その初期位置から後方に移動して予め定められた最小傾角ヘ移動可能とされる場合が、しばしば、ある。しかしながら、その動作中では、制御バルブ或いは制御機構27が、容量制御のために斜板23の傾斜角度を制御している。ストッパ28はこの容量制御には影響を与えない。
初期傾角は、ストッパ28の初期位置を選ぶことによって、所望の角度に設定可能である。したがって、圧縮機の滑らかで急速な起動特性を実現することは容易である。
本発明の第1の実施の形態による圧縮機を示す断面図である。 斜板の回転していない状態での斜板の初期傾斜角を決定するための図1に示す圧縮機の主要部分の拡大部分断面図である。 斜板が増加した回転速度で回転するときの初期傾角を開放した状態を示す図2の主要部の断面図である。 本発明の第2の実施の形態による圧縮機のおける主要部分の断面図で、図2と同様の状態を示す図である。 図4の主要部分の図3と同様の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による圧縮機の主要部分を示す断面図で、図4と同様の図である。 図6の圧縮機の主要部分を示す断面図で、図5と同様の図である。 本発明の第4の実施の形態による圧縮機の主要部分を示す断面図で、図4と同様の図である。 図8の主要部分を示す図で、図5と同様の図である。
符号の説明
10 可変容量型クラッチレス冷媒圧縮機
11 圧縮機ハウジング
11a フロントハウジング
11b シリンダブロック
11c シリンダヘッド
12 クランク室
13 シンリンダボア
14 吸入室
15 吐出室
16 流入口
17 流出口
18 ピストン
18a 後端部
19 駆動シャフト
19a,19b ベアリング
20 軸端部
21 プーリ
22 ロータ
23 斜板
25 付勢部材
26 シュー
27 制御機構
27a 第1の小通路
27b 第2の小通路
28 ストッパ
29 固定リング
29a 側面
30 バネ
31 楔状のリング
31a 傾斜側面
31b 反対側面
40 検出器
41 ソレノイドドライバ
42 電磁ソレノイド
43 固定磁気コア
44 電線コイル
45 可動磁気コア
46 コア付勢バネ

Claims (18)

  1. クランク室、ピストンを貫挿されたシリンダボア、吸入室、及び吐出室を有する圧縮機ハウジングと、
    外部駆動源によってクラッチを用いないで駆動されるための前記クランク室内に回転可能に延在して設けられた駆動シャフトと、
    前記駆動シャフト上に固定設置され、前記駆動シャフトとともに回転するロータと、
    前記駆動シャフトの周囲の一角度位置で、ヒンジ機構を介して前記ロータに連結され、前記駆動シャフトと垂直な平面に対して予め定められた最大傾角とほぼ0度に等しい予め定められた最小傾角との間で変化する傾斜角を有する斜板であって、傾斜しながら前記ロータとともに回転することにより首振り運動を行う前記斜板と、
    前記ピストンに結合され、吸入室を介して導入された冷媒の圧縮を行い、前記吐出室を介して圧縮された冷媒を冷凍回路に放出するために、前記首振り運動を前記ピストンの往復運動に変換するための変換機構と、
    前記圧縮機の圧縮容量を制御するようピストンストロークを調整するために前記斜板の傾斜角を変化させるべく前記クランク室内のガス圧を制御するための制御手段とを備え、更に,
    前記駆動シャフトが外部駆動源によって駆動されないで、停止しているときの前記斜板の傾斜角を、予め定められた最小傾角よりも大きな選択された初期傾角に設定する初期傾角設定手段と、
    前記駆動シャフトが前記外部駆動源によって駆動された後に、前記圧縮機の圧縮仕事が増大したときに、前記初期傾角設定手段を解放するための解放手段とを備え、前記斜板をその傾斜角が予め定められた最小傾角となるように付勢する付勢力(A)を与える付勢部材を備え,前記初期傾角設定手段は、前記駆動シャフトが前記外部駆動源によって駆動されないときに、前記駆動シャフト上で、前記斜板の前記付勢力(A)による傾斜角の変化を停止させるための前記駆動シャフト上の初期位置に搭載され、前記斜板の傾斜角の初期傾角を設定するためのストッパであって、前記駆動シャフト上の位置が可変である前記ストッパを有することを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  2. 請求項1に記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記解放手段は、前記圧縮機の圧縮仕事に対応する物理ファクタを検出するための検出器と、
    前記検出器と前記初期傾角設定手段に接続され、検出された前記物理ファクタが圧縮仕事の増加を示すときに、前記初期傾角設定手段を解放するためのドライバとを備えていることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  3. クランク室、ピストンを貫挿されたシリンダボア、吸入室、及び吐出室を有する圧縮機ハウジングと、
    外部駆動源によってクラッチを用いないで駆動されるための前記クランク室内に回転可能に延在して設けられた駆動シャフトと、
    前記駆動シャフト上に固定設置され、前記駆動シャフトとともに回転するロータと、
    前記駆動シャフトの周囲の一角度位置で、ヒンジ機構を介して前記ロータに連結され、前記駆動シャフトと垂直な平面に対して予め定められた最大傾角とほぼ0度に等しい予め定められた最小傾角との間で変化する傾斜角を有する斜板であって、傾斜しながら前記ロータとともに回転することにより首振り運動を行う前記斜板と、
    前記ピストンに結合され、吸入室を介して導入された冷媒の圧縮を行い、前記吐出室を介して圧縮された冷媒を冷凍回路に放出するために、前記首振り運動を前記ピストンの往復運動に変換するための変換機構と、
    前記圧縮機の圧縮容量を制御するようピストンストロークを調整するために前記斜板の傾斜角を変化させるべく前記クランク室内のガス圧を制御するための制御手段とを備え、更に,
    前記駆動シャフトが外部駆動源によって駆動されないで、停止しているときの前記斜板の傾斜角を、予め定められた最小傾角よりも大きな選択された初期傾角に設定する初期傾角設定手段と、
    前記駆動シャフトが前記外部駆動源によって駆動された後に、前記圧縮機の圧縮仕事が増大したときに、前記初期傾角設定手段を解放するための解放手段とを備え、前記解放手段は、前記圧縮機の圧縮仕事に対応する物理ファクタを検出するための検出器と、
    前記検出器と前記初期傾角設定手段に接続され、検出された前記物理ファクタが圧縮仕事の増加を示すときに、前記初期傾角設定手段を解放するためのドライバとを備えていることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  4. 請求項2又は3に記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、検出された前記物理ファクタが前記圧縮仕事の増加を示すときに、前記ドライバは、前記斜板が前記付勢力(A)によって前記初期傾角から予め定められた最小傾角に移動可能とするために、前記ストッパを前記初期位置から前記駆動シャフトの方向に駆動することを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  5. 請求項1乃至4の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記圧縮機の前記圧縮仕事のファクタは前記駆動シャフトの回転速度であることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  6. クランク室、ピストンを貫挿されたシリンダボア、吸入室、及び吐出室を有する圧縮機ハウジングと、
    外部駆動源によってクラッチを用いないで駆動されるための前記クランク室内に回転可能に延在して設けられた駆動シャフトと、
    前記駆動シャフト上に固定設置され、前記駆動シャフトとともに回転するロータと、
    前記駆動シャフトの周囲の一角度位置で、ヒンジ機構を介して前記ロータに連結され、前記駆動シャフトと垂直な平面に対して予め定められた最大傾角とほぼ0度に等しい予め定められた最小傾角との間で変化する傾斜角を有する斜板であって、傾斜しながら前記ロータとともに回転することにより首振り運動を行う前記斜板と、
    前記ピストンに結合され、吸入室を介して導入された冷媒の圧縮を行い、前記吐出室を介して圧縮された冷媒を冷凍回路に放出するために、前記首振り運動を前記ピストンの往復運動に変換するための変換機構と、
    前記圧縮機の圧縮容量を制御するようピストンストロークを調整するために前記斜板の傾斜角を変化させるべく前記クランク室内のガス圧を制御するための制御手段とを備え、更に,
    前記駆動シャフトが外部駆動源によって駆動されないで、停止しているときの前記斜板の傾斜角を、予め定められた最小傾角よりも大きな選択された初期傾角に設定する初期傾角設定手段と、
    前記駆動シャフトが前記外部駆動源によって駆動された後に、前記圧縮機の圧縮仕事が増大したときに、前記初期初期傾角設定手段を解放するための解放手段とを備え、前記圧縮機の前記圧縮仕事のファクタは前記駆動シャフトの回転速度であることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  7. 請求項2又は3に記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記検出器は、前記圧縮機の圧縮仕事に結果する前記駆動シャフトの回転速度を感知するための回転速度センサーであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  8. 請求項記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記駆動シャフト上で前記斜板に関して前記ロータと反対側の位置に固定設置された固定リングを備えており、前記固定リングは前記斜板に対向する一側面を備え、該一側面は、前記ヒンジの角位置において前記一側面から前記ロータまでの前記駆動シャフトに沿った第1の間隔が、前記ヒンジ角位置と反対側の角位置において前記一側面から前記ロータまでの前記駆動シャフトに沿った第2の間隔よりも小さくなるように、傾斜しており、
    前記解放手段は、
    前記ヒンジ角位置に対応する角位置において前記固定リングの外表面に搭載されたバネと、
    断面楔形状を有し、前記駆動シャフトの周囲に配置され、前記バネによって弾性的に支持されており、前記固定リングの一側面に対応するとともにこれと接触する傾斜面を備えるとともに、その反対側の面を備えた楔状リングとを有し、
    前記楔状リングは、その重量が前記駆動シャフト周りで不均一であり、前記楔状リングの前記ヒンジ角位置の側の半分の方が、他方の半分よりも小さく設定され、前記楔状のリングは、前記駆動シャフトとともに回転することによって生じる遠心力(B)によって前記バネの支持力に対抗して、前記固定リングの前記一側面に沿って径方向に移動し、
    前記ストッパーは、前記楔状リングの前記反対側の面上の位置に突出部として形成され、前記ストッパは、前記遠心力(B)による前記楔状リングの動作によって、前記駆動シャフト方向に移動することを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  9. 請求項2又は3記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記ドライバは、前記駆動シャフトに固定設置された固定磁気コア、前記固定磁気コアに巻回された電線コイル、及び前記ストッパを備え前記固定磁気コアに対して前記駆動シャフトの方向に可動である可動磁気コアとを備えた電磁ソレノイド、および前記電線コイルに結合され、前記検出器によって検出された前記物理ファクタに応答して前記電線コイルを励磁もしくは消磁するためのソレノイドドライバを備えていることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  10. 請求項に記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記電磁ソレノイドはさらに、前記ストッパが初期位置にあるように前記可動磁気コアを付勢する付勢バネを備え、前記ソレノイドドライバは前記電線コイルを通常の状態では励磁しないが、検出された前記物理ファクタが前記ファクタの予め定められたレベルを超えて増加することが検出されたときに、前記電線コイルを励磁して前記ストッパを初期位置から前記駆動シャフト方向に前記コア付勢バネの付勢力に抗して移動させ、それによって、前記斜板が前記付勢力(A)によって前記初期傾角から予め定められた最小傾角に移動可能とすることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  11. 請求項8記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記電磁ソレノイドは、さらに、前記ストッパが前記初期位置よりも前記ロータから離れた遠隔位置にあるように、可動磁気コアを付勢するコア付勢バネを備え、前記ソレノイドドライバは、通常の状態においては、前記電線コイルを励磁して前記コア付勢力に抗して前記ストッパを前記初期位置に保持するが、検出された前記物理ファクタが前記ファクタの予め定められたレベルを超えて増加することが検出されたときに、前記電線コイルの励磁を解除して前記ストッパを初期位置から前記駆動シャフト方向へ前記コア付勢バネの付勢力によって、移動し、それによって、前記斜板が前記初期角から予め定められた最小角へ、前記付勢力(A)によって移動可能とすることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  12. 請求項9乃至11の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記検出器は前記吐出室内の圧力を検出するための圧力センサであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  13. 請求項9乃至11の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記検出器は前記吐出室と前記吸入室との圧力差を検出する圧力センサであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  14. 請求項9乃至11の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記検出器は前記圧縮機の温度を検出する温度センサであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  15. 請求項9乃至11の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記圧縮機には潤滑油が充填されており、前記検出器は前記潤滑油の温度を検出する温度センサであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  16. 請求項9乃至11の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記圧縮機には潤滑油が充填されており、前記検出器は前記潤滑油の粘度を検出する粘度センサであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  17. 請求項9乃至11の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記検出器は前記圧縮機の周囲温度を検出する温度センサであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
  18. 請求項9乃至11の内のいずれか一つに記載のクラッチレス冷媒圧縮機において、前記圧縮機は自動車の空調システムに用いられ、前記検出器は前記自動車の車内の温度を検出する温度センサであることを特徴とするクラッチレス冷媒圧縮機。
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